JP2021018287A - 画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】シートの幅の誤設定をユーザーに報知できる画像形成装置及び画像形成方法を提供する。【解決手段】画像形成装置1は、画像形成部40と、定着部50と、第1温度検出部65と、判定部82と、報知部90とを備える。定着部50は、シートSに画像を形成する。定着部50は、ヒーター60を有し、シートSに画像を定着する。第1温度検出部65は、ヒーター60の所定方向D2の端部の温度Teを検出する。判定部82は、温度の変化ΔTeに基づいて画像が定着されたシートSの所定方向D2に沿った第1幅W1を決定し、第1幅W1とシートSに対して設定された所定方向D2に沿った第2幅W2が異なるか否かを判定する。報知部90は、第1幅W1と第2幅W2とが異なることを報知する。【選択図】図4

Description

本発明は、画像形成装置及び画像形成方法に関する。
特許文献1に記載された画像形成装置は、定着装置を備える。定着装置は、加熱ヒーターと、温度センサーと、送風ダクト及び送風ファンとを備える。加熱ヒーターは、最大用紙サイズに対応する定着ローラーの全幅を同時に加熱する。温度センサーは、定着ローラーの中央部及び端部の温度を検出する。送風ファンは、送風ダクトの両端部から中央部に向かって送風する。定着ローラーの温度は、温度センサーによって検出される定着ローラーの中央部の温度が所定の定着温度に維持されるように制御されている。
最大用紙サイズと、最大用紙サイズより小さいサイズの用紙を給紙した場合では、定着ローラーの中央部及び端部の温度の間に温度差が生じ、画像形成装置は、定着ローラーの中央部及び端部の温度差と、送風ファンの送風量との対応関係を示す温度差対応情報に基づいて、送風ファンの送風量を設定することが記載されている。
特開2010−243852号公報
しかしながら、特許文献1に記載された画像形成装置は、定着ローラーの中央部及び端部の温度の間に温度差に応じて送風ファンの送風量を設定するものであり、定着ローラー又は加熱ヒーターの端部のみの温度に基づいて、送風ファンの送風量を設定するものではない。
また特許文献1には、カセットに収容されてユーザーにより設定された用紙の幅と、定着ローラーに給送されて画像が定着される用紙の幅とが一致するか否かを判定する点については何ら言及されておらず、カーソル対の位置の誤設定に起因して、意図しない画像形成処理が行われ、無駄な用紙及びトナーが消費される場合がある。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、用紙の幅の誤設定をユーザーに報知して、不必要な用紙及びトナーの消費を削減する画像形成装置及び画像形成方法を提供することにある。
本発明の一局面に係る画像形成装置は、画像形成部と、定着部と、温度検出部と、判定部と、報知部とを備える。前記定着部は、シートに画像を形成する。前記定着部は、ヒーターを有し、前記シートに前記画像を定着する。前記温度検出部は、前記ヒーターの所定方向の端部の温度を検出する。前記判定部は、前記温度の変化に基づいて前記画像が定着された前記シートの前記所定方向に沿った第1幅を決定し、前記第1幅と前記シートに対して設定された前記所定方向に沿った第2幅とが異なるか否かを判定する。前記報知部は、前記第1幅と前記第2幅とが異なることを報知する。
本発明の別の局面に係る画像形成方法は、シートに画像を形成する工程と、ヒーターを有する定着部を用いて、前記シートに前記画像を定着する工程と、前記ヒーターの所定方向の端部の温度を検出する工程と、前記温度の変化に基づいて、前記画像が定着された前記シートの前記所定方向に沿った第1幅を決定する工程と、前記第1幅と前記シートに対して設定された前記所定方向に沿った第2幅とが異なるか否かを判定する工程と、前記第1幅と第2幅とが異なることを報知する工程とを備える。
本発明に係る画像形成装置及び画像形成方法によれば、シートの幅の誤設定をユーザーに報知して、不必要な用紙及びトナーの消費を削減する画像形成装置及び画像形成方法を提供することにある。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の構成を示す図である。 本実施形態に係る画像形成装置の定着部を示す断面図である。 本実施形態に係る定着部の定着ベルトの内側を示す平面図である。 本実施形態に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。 本実施形態に係る画像形成装置による事前判定処理を示すフローチャートである。 本実施形態に係る画像形成方法の一部を示すフローチャートである。 本実施形態に係る画像形成方法の他の一部を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図中、同一又は相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。また、本実施形態において、三次元直交座標系のX軸及びY軸は水平方向に平行であり、Z軸は鉛直方向に平行である。
図1を参照して、本発明の実施形態に係る画像形成装置1を説明する。図1は、画像形成装置1を示す図である。画像形成装置1は、例えば、複写機、プリンター、ファクシミリ、又はこれらの機能を兼ね備えた複合機である。以下では、画像形成装置1がモノクロ複合機である実施形態について説明する。
図1に示すように、画像形成装置1は、本体1Aの内部に、読取部10と、給送部20と、搬送部30と、画像形成部40と、定着部50と、排出部35とを備える。
読取部10は、原稿Gの画像を読み取る。読取部10は、読み取った画像から画像データを生成する。給送部20は、複数のシートSを収容し、搬送部30へ給送する。シートSは、例えば、紙製又は合成樹脂製のシートである。
具体的には、給送部20は複数の給送ユニット22を含む。複数の給送ユニット22の各々は、カセット21と、一対のカーソル23とを含む。カセット21は、複数のシートSを収容する。カセット21は、画像形成装置1の本体1Aに対して引き出し自在である。
一対のカーソル23は、カセット21に収容されたシートSを所定方向(以下、「所定方向D2」と記載する。)において位置決めする。所定方向D2は、シートSの搬送方向(以下、「搬送方向D1」と記載する。)に交差する。本実施形態では、所定方向D2は、シートSの搬送方向に略直交する。カセット21は、「収容部」の一例に相当する。カーソル23は、「位置決め部材」の一例に相当する。搬送部30は、複数の搬送ローラー対を含み、画像形成部40にシートSを搬送する。
画像形成部40は、電子写真方式によってシートSにトナー画像を形成する。トナー画像は、「画像」の一例に相当する。具体的には、画像形成部40は、感光体ドラムと、帯電装置と、露光装置と、現像装置と、補給装置と、転写装置と、クリーニング装置と、除電装置とを含む。帯電装置は、感光体ドラムを所定の電位に帯電させる。露光装置は、画像データに基づきレーザー光を出力して感光体ドラムを露光することで、画像データに応じた静電潜像を感光体ドラム上に形成する。現像装置は、感光体ドラム上の静電潜像にトナーを供給して静電潜像を現像し、感光体ドラム上にトナー画像を形成する。補給装置は、現像装置にトナーを補給する。転写装置は、感光体ドラム上のトナー画像をシートSに転写する。クリーニング装置は、転写後に感光体ドラムに残留する残留トナーを除去する。除電装置は、感光体ドラムに残留する電荷を除電する。
定着部50は、トナー画像を加熱及び加圧して、シートSにトナー画像を定着させる。搬送部30は、トナー画像の定着されたシートSを排出部35に搬送する。排出部35は、画像形成装置1の外部にシートSを排出する。
次に、図2及び図3を参照して、定着部50を説明する。図2は、定着部50を示す断面図である。図2に示すように、定着部50は、定着ベルト51と、加熱部53と、加圧部材70とを備える。
加熱部53は、定着ベルト51の内周面と対向する。加熱部53は、ヒーター60と、ヒーター保持部材61と、補強部材57とを含む。ヒーター保持部材61はヒーター60を保持する。補強部材57はヒーター保持部材61を補強する。
ヒーター60は、定着ベルト51を加熱する。本実施形態では、ヒーター60は、略長尺状である。ヒーター60は、加圧部材70の回転軸線Lに沿って延びる。ヒーター60は、例えば、セラミックヒーターであり、セラミック基板と、抵抗発熱体とを含む。ヒーター60の厚さは、例えば、1mmである。なお、ヒーター60は、IH(Induction Heating)ヒーターであってもよい。この場合、ヒーター60は、金属基板と、誘導加熱コイルとを含む。
定着ベルト51は、無端状である。定着ベルト51は、略円筒形状を有するとともに、可撓性を有する。定着ベルト51は、複数の層を有する。定着ベルト51は、例えば、ポリイミド層を形成し、更にポリイミド層上に離型層を形成することによって構成される。離型層は、例えば、フッ素樹脂製の耐熱性フィルムである。
加圧部材70は、定着ベルト51の外周面と当接して定着ベルト51を加圧するとともに、回転軸線Lの周りに回転する。加圧部材70は、例えば、加圧ローラーである。
加圧部材70は略円柱状である。加圧部材70は、略円柱状の芯金71と、円筒状の弾性層73と、離型層75とを有する。芯金71上に弾性層73が形成され、弾性層73の表面を覆うように離型層75が形成される。芯金71は、例えば、ステンレス又はアルミニウムにより形成される。弾性層73は、弾性を有し、例えば、シリコーンゴムにより形成される。離型層75は、例えば、フッ素樹脂により形成される。
加圧部材70は、定着ベルト51を介してヒーター60に押圧され、定着ベルト51に圧接される。加圧部材70が定着ベルト51に圧接される箇所にニップ部(以下、「ニップ部N」と記載する。)が形成される。加圧部材70が駆動及び回転されると、定着ベルト51が加圧部材70に従動して回転する。シートSが搬送方向D1に搬送され、ニップ部Nを通過することにより、トナー画像TNは、シートS上に溶融定着される。
図3は、定着ベルト51の内側を示す平面図である。図3では、図面の簡略化のため、定着ベルト51及び加圧部材70を二点鎖線で示し、補強部材57及びヒーター保持部材61を省略して示している。図3に示すように、ヒーター60は所定方向D2に沿って延びている。所定方向D2は、加圧部材70の回転軸線Lに略平行である。
ヒーター60は、第1領域A3Wと、第2領域A4Wと、第3領域A5Wとを有する。第1領域A3Wは、第1サイズのシートSの長手方向を搬送方向D1に一致させてシートSにトナー画像TNを定着させる場合、又は第2サイズのシートSの長手方向を所定方向D2に一致させてトナー画像TNを定着させる場合に、ヒーター60のうち、シートSが定着部50を通過するときにシートSと対向する領域を示す。第1サイズは第2サイズよりも大きい。第1サイズは、例えば、第2サイズの2倍である。本実施形態では、第1サイズはA3サイズを示し、第2サイズはA4サイズを示す。
第2領域A4Wは、第2サイズのシートSの長手方向を搬送方向D1に一致させてトナー画像TNを定着させる場合、又は、第3サイズのシートSの長手方向を所定方向D2に一致させてトナー画像TNを定着させる場合に、ヒーター60のうち、シートSが定着部50を通過するときにシートSと対向する領域を示す。第2サイズは第3サイズよりも大きい。第2サイズは、例えば、第3サイズの2倍である。本実施形態では、第3サイズはA5サイズを示す。
第3領域A5Wは、第3サイズのシートSの長手方向を搬送方向D1に一致させてトナー画像TNを定着させる場合に、ヒーター60のうち、シートSが定着部50を通過するときにシートSと対向する領域を示す。
加熱部53は、第1温度検出部65と、第2温度検出部67とを更に含む。第1温度検出部65は、ヒーター60の所定方向D2の端部EGの温度Teを検出する。従って、第1温度検出部65は、ヒーター60の端部EGに配置される。具体的には、第1温度検出部65は、第1領域A3Wの内側かつ第2領域A4Wの外側においてヒーター60に対向する。ただし、第1温度検出部65は、第1領域A3Wよりも所定方向D2の外側においてヒーター60に対向するように配置されていてもよい。第1温度検出部65は、「温度検出部」の一例に相当する。
第2温度検出部67は、ヒーター60の所定方向D2の中央部CTの温度Tcを検出する。従って、第2温度検出部67は、ヒーター60の中央部CTに配置される。具体的には、第2温度検出部67は、第3領域A5Wの内側においてヒーター60に対向する。
次に、図3及び図4を参照して、画像形成装置1の詳細を説明する。図4は、画像形成装置1の構成を示すブロック図である。図4に示すように、画像形成装置1は、図1に示す画像形成部40及び定着部50に加えて、制御部80と、記憶部83と、報知部90と、残量検出部84と、引出検出部85と、位置検出部86とを更に備える。
制御部80は、画像形成部40、定着部50、記憶部83、及び、報知部90を制御する。制御部80は、CPU(Central Processing Unit)のようなプロセッサーを含む。
記憶部83は、記憶装置を含み、データ及びコンピュータープログラムを記憶する。具体的には、記憶部83は、半導体メモリーのような主記憶装置と、半導体メモリー、ソリッドステートドライブ、及び/又は、ハードディスクドライブのような補助記憶装置とを含む。記憶部83は、リムーバブルメディアを含んでいてもよい。
制御部80は、温度算出部81及び判定部82を含む。具体的には、制御部80のプロセッサーが、記憶部83の記憶装置に記憶されたコンピュータープログラムを実行して、温度算出部81及び判定部82として機能する。
温度算出部81は、第1温度検出部65で検出されたヒーター60の端部EGの温度と、第2温度検出部67で検出されたヒーター60の中央部CTの温度とに基づいて、ヒーター60の所定方向D2に沿った平均温度Taを算出する。
制御部80は、シートS上にトナー画像を定着させるとき、ヒーター60の平均温度Taが一定に維持されるように加熱部53を制御する。
判定部82は、第1温度検出部65で検出されたヒーター60の所定方向D2の端部EGの温度Teの変化ΔTeに基づいて、トナー画像TNが定着されたシートSの所定方向D2の第1幅W1を決定する。シートSの第1幅W1は、本実施形態では、ヒーター60の第1領域A3W、第2領域A4W、及び第3領域A5Wのいずれか1つの領域の幅に対応する。
判定部82がシートSを所定方向D2に沿った第1幅W1を決定する手法について詳細に説明する。
定着部50がシートSにトナー画像TNを定着させる際に、シートSがヒーター60の第1領域A3Wを通過する場合(つまり、シートSの所定方向D2の幅が第1領域A3Wに一致する場合)と、シートSがヒーター60の第2領域A4Wだけを通過する場合(つまり、シートSの所定方向D2の幅が第2領域A4Wに一致する場合)とで、単一のシートSが定着部50を通過した前後でのヒーター60の端部EGの温度Teの変化ΔTeを比較する。
シートSが第1領域A3Wを通過する場合の端部EGの温度Teの変化ΔTeは、シートSが第2領域A4Wだけを通過する場合の端部EGの温度Teの変化ΔTeよりも大きい。なぜなら、シートSが第1領域A3Wを通過する場合では、シートSが第2領域A4Wだけを通過する場合よりも、シートSがヒーター60から吸収する熱が多いからである。
定着部50がシートSにトナー画像TNを定着させる際に、シートSがヒーター60の第2領域A4Wだけを通過する場合(つまり、シートSの所定方向D2の幅が第2領域A4Wに一致する場合)と、シートSがヒーター60の第3領域A5Wだけを通過する場合(つまり、シートSの所定方向D2の幅が第3領域A5Wに一致する場合)とで、単一のシートSが定着部50を通過した前後でのヒーター60の端部EGの温度Teの変化ΔTeを比較する。
シートSが第2領域A4Wだけを通過する場合の端部EGの温度Teの変化ΔTeは、シートSが第3領域A5Wだけを通過する場合の端部EGの温度Teの変化ΔTeよりも大きい。なぜなら、シートSが第2領域A4Wだけを通過する場合では、シートSが第3領域A5Wだけを通過する場合よりも、シートSがヒーター60から吸収する熱が多いからである。
ここで、単一のシートSが定着部50を通過した前後でのヒーター60の端部EGの温度Teの変化ΔTeは、単一のシートSの先端が定着部50に到達した時の端部EGの温度と、単一のシートSの後端が定着部50から離れるときの端部EGの温度との差を示す。
以上のように、単一のシートSが定着部50を通過した前後でのヒーター60の端部EGの温度Teの変化ΔTeは、シートSの所定方向D2に沿った幅に依存して異なる。従って、単一のシートSが定着部50を通過した前後でのヒーター60の端部EGの温度Teの変化ΔTeを観測することで、定着部50を通過するシートSの所定方向D2の幅を決定(推測)できる。
具体的には、記憶部83は、温度テーブルTBを予め記憶する。温度テーブルTBは、定着部50がシートSにトナー画像TNを定着させた前後で生じたヒーター60の端部EGの温度Teの変化ΔTeと、シートSの所定方向D2の幅とを関連付けている。
判定部82は、第1温度検出部65で検出されたヒーター60の端部EGの温度Teの変化ΔTeに基づき、記憶部83に記憶された温度テーブルTBを参照して、定着部50を通過しているシートSの所定方向D2の幅(つまり、第1幅W1)を決定する。
なお、記憶部83は、定着部50が単一のシートSにトナー画像TNを定着させているときのヒーター60の端部EGの温度Teの単位時間当たりの温度低下率を示す温度変化ΔTeと、シートSの所定方向D2の幅とを関連付けた温度テーブルを予め記憶してもよい。つまり、この例では、ヒーター60の端部EGの温度Teの変化ΔTeは、単位時間当たりの端部EGの温度の変化を示す。また、この例では、判定部82は、第1温度検出部65で検出されたヒーター60の端部EGの温度Teの単位時間当たりの温度低下率を示す温度変化ΔTeに基づき、記憶部83に記憶された温度テーブルを参照して、定着部50を通過しているシートSの所定方向D2の幅(つまり、第1幅W1)を決定する。
単一のシートSにトナー画像TNを定着させているときのヒーター60の端部の温度Teの単位時間当たりの温度低下率を示す温度変化ΔTeは、単一のシートSにトナー画像TNを定着させる前後で生じたヒーター60の端部の温度Teの変化ΔTeより小さいが、前者に基づいた場合、判定部82は、より迅速に(リアルタイムで)シートSがヒーター60の第1領域A3Wを通過したか否かを判定することができる。
なお、シートSがヒーター60の第1領域A3Wを通過している時間に関し、A3サイズのシートSの長手方向を搬送方向D1に一致させてシートSを搬送させた場合の時間は、A4サイズのシートSの長手方向を所定方向D2に一致させてシートSを搬送させた場合の時間より長い。すなわち、第1温度検出部65で検出されたヒーター60の端部の温度Teの変化ΔTeは、A4サイズのシートSを搬送させた場合に比して、A3サイズのシートSを搬送させた場合の方がより大きい。
そこで、記憶部83は、定着部50がシートSにトナー画像TNを定着させた前後で生じたヒーター60の端部EGの温度Teの変化ΔTeと、ヒーター60の第1領域A3Wを通過するシートSのA4サイズ及びA3サイズとを関連付けた温度テーブルを予め記憶してもよい。そして、判定部82は、ヒーター60の端部EGの温度Teの変化ΔTeに基づいて、トナー画像TNを定着させるシートSのサイズがA3及びA4のいずれか一方であることを特定してもよい。
以上、図3及び図4を参照して説明したように、判定部82は、第1温度検出部65で検出されたヒーター60の所定方向D2の端部EGの温度Teの変化ΔTeに基づいて、トナー画像TNが定着されたシートSの所定方向D2の第1幅W1を決定する。すなわち本実施形態に係る判定部82は、シートSの所定方向D2の第1幅W1を検出するための専用のセンサーを別途設けることなく、ヒーター60の平均温度Taを算出する際にヒーター60の端部の温度を検出する第1温度検出部65を用いて、シートSの所定方向D2の第1幅W1を決定することができる。
なお、図3及び図4を参照して説明したように、判定部82は、第1温度検出部65で検出されたヒーター60の端部EGの温度Teの変化ΔTeに基づき、シートSの所定方向D2の第1幅Wを決定したが、本発明はこれに限定するものではない。例えば、不図示の第3温度検出部が、ヒーター60の端部EGと中央部CTとの間であって、第2領域A4Wの内側で第3領域A5Wの外側においてヒーター60に対向するように配置されてもよい。この場合は、判定部82は、第3温度検出部で検出されたヒーター60の温度Teの変化ΔTeに基づき、シートSの所定方向D2の第1幅W1を決定することができる。
図4に示す判定部82は、更にシートSの第1幅W1と、シートSに対して設定された所定方向D2に沿った第2幅W2とが異なるか否かを判定する。第1幅Wは、ヒーター60の端部EGの温度Teの変化ΔTeに基づいて決定されたシートSの所定方向D2の幅である。判定部82で決定されたシートSの第1幅W1と、ユーザーにより設定されたシートSの所定方向D2に沿った第2幅W2とが異なるとき、シートSの第2幅W2に対するユーザーによる設定が適当でない。すなわち判定部82は、シートSの第1幅W1と第2幅W2とが異なるか否かを判定することにより、シートSの第2幅W2に対するユーザーによる誤設定の有無を判定することができる。
報知部90は、第1温度検出部65で検出されたヒーター60の所定方向D2の端部EGの温度Teの変化ΔTeに基づいて判定部82が決定したシートSの所定方向D2の第1幅W1と、シートSに対して設定された所定方向D2に沿った第2幅W2とが異なるとき、シートSの第2幅W2に対するユーザーによる誤設定をユーザーに報知する。これにより、不必要な用紙及びトナーの消費を削減することができる。
具体的には、報知部90は表示部91を含む。表示部91は、ユーザーに対して、第1幅W1と第2幅W2とが異なることを示す情報を表示する。例えば、表示部91は、カセット21の一対のカーソル23の誤設定の可能性を示すメッセージを表示する。なお、表示部91は、ユーザーにメッセージを表示するとともに、ユーザーが選択した画像形成装置1の動作を示す情報を制御部80に入力するタッチパネル式のインターフェイスであってもよい。なお、報知部90は、表示部91の代わりに又は表示部91に追加して、第1幅W1と第2幅W2とが異なることを音声又は警告音で通知するスピーカーのような音声出力部(不図示)を含んでもよい。
給送部20は、カセット21及び一対のカーソル23に加え、図4に示すように、位置検出部86と、残量検出部84と、引出検出部85とを含む。位置検出部86は、一対のカーソル23の位置を検出する。残量検出部84は、カセット21に収容されたシートSの残量が所定枚数より少ないか否かを検出する。引出検出部85は、カセット21が画像形成装置1の本体1Aに対して引き出されたか否かを検出する。
一対のカーソル23の位置を検出する位置検出部86について以下説明する。一対のカーソル23は、所定方向D2に沿って移動自在である。従って、ユーザーは、一対のカーソル23の間隔、すなわち所定方向D2のシートSの幅Wを手動で任意に設定することができる。一対のカーソル23で設定された所定方向D2のシートSの幅Wは、シートSに対して設定された所定方向D2に沿った第2幅W2に相当する。
例えば、位置検出部86は、一対のカーソル23のそれぞれに取り付けられたラック部材と、各ラック部材と噛合するギア部材と、ギア部材の回転に伴って回転する導電ブラシと、導電ブラシの一端部が当接する基板とを含む。一対のラック部材及びギア部材は、ラックアンドピニオン構造を形成する。一対のカーソル23は、ギア部材に対して連動して所定方向D2に互いに逆方向に移動する。例えば、ユーザーが一対のカーソル23の一方を他方に向かって所定方向D2に移動させることにより、一対のカーソル23の間隔、すなわち所定方向D2のシートSの幅Wを手動で設定することができる。
導電ブラシは、基板の所定の領域に当接する。ギア部材が回転すると、導電ブラシはギア部材の回転に伴って回転する。このため、基板の上の導電ブラシの位置は、ギア部材の回転位置に応じて変動する。基板は、導電ブラシの位置に応じて抵抗が変動する可変抵抗器を含む。可変抵抗器の抵抗は、例えば一対のカーソル23の間隔が短いほど小さくなり、間隔が長いほど大きくなる。
例えば、ユーザーが一対のカーソル23の間隔を大きくすると、シートSの所定方向D2に沿った第2幅W2を例えばA3Wに設定し、これより間隔を小さくすると第2幅W2をA4W又はA5Wに設定することができる。
位置検出部86は、ユーザーが一対のカーソル23の間隔を変更するとき、導電ブラシの位置に応じて変動する可変抵抗器の抵抗を測定することにより、シートSに対して設定された所定方向D2に沿った第2幅W2を検出する。
カセット21に収容されたシートSの残量が所定枚数Nxより少ないか否かを検出する残量検出部84について以下説明する。所定枚数Nxは「第2所定枚数」の一例に相当する。残量検出部84は、例えば、カセット21の底板に設けられた貫通孔を介してカセット21に収容されたシートSにレーザービームを照射し、カセット21に収容されたシートSで反射したレーザービームを検出するフォトインタラプターを含む。残量検出部84は、シートSで反射したレーザービームのビーム強度によって、カセット21に収容されているシートSの残量が所定枚数Nxより少ないか否かを検出する。
残量検出部84は、カセット21に収容されているシートSの残量が所定枚数Nxより少ないか否かを検出するものであれば任意の構成を有してもよい。シートSの残量の閾値は、任意に設定され、例えば1枚であってもよい。
引出検出部85は、例えばカセット21が画像形成装置1の本体1Aに格納されているときに接触式又は非接触式に感応するセンサーである。引出検出部85は、例えばカセット21と画像形成装置1の本体1Aとに設けられ、カセット21が画像形成装置1の本体1Aに格納されているとき導通する一対の電気的接点を含む。引出検出部85は、一対の電気的接点が導通しなくなったことを検出したとき、カセット21が画像形成装置1の本体1Aに対して引き出されたことを検出する。
また引出検出部85は、残量検出部84と同様、フォトインタラプターを含んでもよい。フォトインタラプターは、画像形成装置1の本体1Aにレーザービームを照射し、カセット21で反射したレーザービームを検出する。引出検出部85は、カセット21で反射したレーザービームのビーム強度が低減したとき、カセット21が画像形成装置1の本体1Aに対して引き出されたことを検出する。
このように本実施形態によれば、シートSの第1幅W1を検出するための専用のセンサーを別途設けることなく、判定部82は、ヒーター60の平均温度Taを算出する際にヒーター60の端部の温度を検出する第1温度検出部65を用いてシートSの第1幅W1を決定し、第1幅W1と第2幅W2とが異なるか否かを判定する。報知部90は、カーソル対23の誤設定をユーザーに報知することができる。また報知部90が表示部91を備える場合、カーソル対23の誤設定をユーザーに視覚的に通知することができる。
次に、図5〜図7のフローチャートを参照しながら、本実施形態に係る画像形成方法について以下説明する。本実施形態に係る画像形成方法は、画像形成部40を用いてシートSに画像を形成する工程と、ヒーター60を有する定着部50を用いてシートSに画像を定着する工程と、第1温度検出部65を用いてヒーター60の所定方向D2の端部の温度Teを検出する工程とを備える。また画像形成方法は、判定部82を用いてヒーター60の端部の温度の変化ΔTeに基づいてシートSの第1幅W1を決定し、シートSの第1幅W1と設定された第2幅W2とが異なるか否かを判定する工程に加えて、報知部90を用いて、第1幅W1と第2幅W2とが異なることを報知する工程とを備える。
図5は、第1幅W1と第2幅W2とが異なる可能性が高いか否か、すなわちカセット21の一対のカーソル23の誤設定の可能性が高く、本実施形態に係る画像形成方法を実行する必要性が高いか否かを判定する事前判定を示すフローチャートである。カーソル23の誤設定が発生する可能性が高い場合に、判定部82は、第1幅W1と第2幅W2とが異なるか否か、すなわちカーソル23の誤設定を判定する。
ステップS101において、判定部82は、残量検出部84を用いて、カセット21に収容されたシートSの残量が所定枚数Nxより少ないか否かを判定する。シートSの残量が所定枚数Nxより少ないと判定部82が判定したとき(ステップS101のYes)、ステップS103に進む。一方、所定枚数Nx以上のシートSがカセット21内に収容されていると判定されたとき(ステップS101のNo)、ステップS107において、一対のカーソル23の誤設定の可能性は低いと判定され、制御部80は通常の画像処理を行う。
また判定部82は、カセット21に収容されたシートSの残量が所定枚数Nxより少ないと判定されたとき(ステップS101のYes)、ステップS103において、引出検出部85を用いて、ユーザーによりカセット21が画像形成装置1の本体に対して引き出されたか否かを判定する。ユーザーによりカセット21が画像形成装置1の本体に対して引き出されたと判定部82が判定したとき(ステップS103のYes)、ステップS105の処理に進む。一方、カセット21が画像形成装置1の本体に対して引き出されなかったと判定されたとき(ステップS103のNo)、ステップS107において、判定部82は、一対のカーソル23の誤設定の可能性は低いと判定し、制御部80は通常の画像処理を行う。
次に判定部82は、ユーザーによりカセット21が画像形成装置1の本体に対して引き出されたと判定したとき(ステップS103のYes)、ステップS105において、位置検出部86を用いて、ユーザーによりカセット21の一対のカーソル23が移動されたか否かを判定する。ユーザーによりカセット21の一対のカーソル23が移動されたと判定部82が判定したとき(ステップS105のYes)、一対のカーソル23は適当に移動され、一対のカーソル23の誤設定の可能性は低いと判定され、ステップS107において、制御部80は通常の画像処理を行う。
判定部82は、ユーザーによりカセット21の一対のカーソル23が移動されなかったと判定したとき(ステップS105のNo)、一対のカーソル23が正しく設定されず、一対のカーソル23の誤設定の可能性が高いと判定して、制御部80は本実施形態に係る画像形成方法を実行する。
図5のフローチャートを参照して説明したように、カセット21内のシートSの残量が所定枚数Nxより少なくなり、ユーザーがカセット21を画像形成装置1の本体から引き出し、更にカセット21の一対のカーソル23の位置が移動されなかった場合に、判定部82は、第1幅W1と第2幅W2とが異なる可能性、すなわちカセット21の一対のカーソル23の誤設定の可能性が高いと判定する。
なお、本実施形態に係る画像形成方法を実行する必要性が高いか否かを判定する事前判定は、図5のフローチャートで示すもの以外の判定であってもよく、本発明はこれに限定されない。例えばステップS101及びS103の一方又は両方を省略してもよいし、別の判定条件を追加してもよい。
図6及び図7は、本実施形態に係る画像形成方法を示すフローチャートである。ユーザーが原稿Gを読取部10に載置した後、読取部10は、原稿Gの画像を読み取り、読み取った画像から画像データを生成する。給送部20は、複数のシートSを収容し、搬送部30は、画像形成部40にシートSを搬送する。
ステップS109において、画像形成部40は、画像データに基づいて電子写真方式によってシートSにトナー画像TNを形成し、ステップS111において、定着部50はシートSへのトナー画像TNの定着を開始する。そして搬送部30は、トナー画像TNの定着されたシートSを排出部35に搬送する。
ステップS113において、判定部82は、すべてのシートSに対する画像形成が完了したか否かを判定し、すべてのシートSに対する画像形成が完了したと判定したとき(ステップS113のYes)、一連の画像形成処理を終了する。
すべてのシートSに対する画像形成が完了していないと判定されたとき(ステップS113のNo)、次のステップS115の処理に進む。
ステップS115において、判定部82は、第1温度検出部65で検出されたヒーター60の所定方向D2の端部の温度Teの変化ΔTeに基づき、記憶部83に記憶された温度テーブルを参照して、トナー画像TNが定着されたシートSの所定方向D2の第1幅W1を決定する。
ヒーター60の端部の温度Teの変化ΔTeは、定着部50が単一のシートSにトナー画像TNを定着させた前後で生じた端部の温度Teの変化ΔTeであってもよいし、定着部50が単一のシートSにトナー画像TNを定着させているときのヒーター60の端部の温度Teの単位時間当たりの温度低下率を示す温度変化ΔTeであってもよい。
ステップS117において、判定部82は、カセット21に収容されたシートSの所定方向D2に沿った第2幅W2を示す情報を位置検出部86から取得する。
ステップS119において、判定部82は、単一のシートSに対して、ヒーター60の所定方向D2の端部の温度Teの変化ΔTeに基づいて決定したシートSの所定方向D2の第1幅W1と、位置検出部86から取得したカセット21に収容されたシートSの所定方向D2に沿った第2幅W2とが異なるか否かを判定する。
単一のシートSの所定方向D2に沿った第1幅W1と第2幅W2とが同一であると判定されたとき(ステップS119のNo)、トナー画像TNが定着されたシートSを排出部35に搬送して、ステップS109の処理に戻り、次のシートSにトナー画像TNを形成する。
単一のシートSの所定方向D2に沿った第1幅W1と第2幅W2とが異なると判定されたとき(ステップS119のYes)、図7のフローチャートのステップS121の処理に進み、例えば報知部90の表示部91に注意画面を表示する。
第1幅W1と第2幅W2とが異なる例として、第1幅W1がA4サイズのシートSの長手方向の長さ(A3W)に相当し、第2幅W2がA4サイズのシートSの短手方向の長さ(A4W)に相当する場合、表示部91は、注意画面に「カセットのカーソルの設定を確認してください」等のメッセージをユーザーに表示する。表示部91は報知部90の一例であって、報知部90は、第1幅W1と第2幅W2とが異なるとき、音声又は警告音を発してもよい。
ステップS123において、表示部91が注意画面を表示した後、画像形成部40が、2以上の所定枚数NyのシートSに連続して画像を形成するとき、判定部82は、第1幅W1と第2幅W2とが異なるか否かを判定する。すなわち判定部82は、連続する2以上の所定枚数NyのシートSに対して所定方向D2に沿った第1幅W1と第2幅W2とが異なると判定する。所定枚数Nyは、「第1所定枚数」の一例に相当する。
画像形成部40が、2以上の所定枚数NyのシートSに連続して画像を形成するとき、第1温度検出部65で検出されたヒーター60の端部の温度Teの変化ΔTeはシートSの枚数に応じて大きくなる。すなわち2以上の所定枚数NyのシートSに連続して画像を形成するとき、ヒーター60の端部の温度Teの変化ΔTeがより大きくなるので、判定部82は、シートSの所定方向D2の第1幅W1をより高い精度で決定することができる。ステップS123に示すシートSの所定枚数Nyは、ユーザーにより任意に設定できるが、例えば10枚であってもよい。
連続する2以上の所定枚数NyのシートSに対して所定方向D2に沿った第1幅W1と第2幅W2とが異なると判定されたとき(ステップS123のYes)、ステップS125において、表示部91は、以降の画像形成装置1の選択可能な動作を表示する。例えば、表示部91は、ユーザーに対して「このまま画像を形成する動作を続行しますか?」、「縮小された画像を形成して動作を続行しますか?」、又は「画像形成処理を中止しますか?」等の問い合わせを示す情報を表示部91に表示する(ステップS125)。
第1幅W1と第2幅W2とが異なることが判定された後、すなわちカーソル対の誤設定が判定された後の画像形成装置の動作の選択肢を、問い合わせを示す情報として表示部91に表示して、ユーザーにより画像形成装置の以降の動作を選択させることができる。
ステップS127において、制御部80は、ユーザーにより選択された動作を実行する。
連続する2以上の所定枚数NyのシートSに対して所定方向D2に沿った第1幅W1と第2幅W2とが異ならないと判定されたとき(ステップS123のNo)、トナー画像TNが定着されたシートSを排出部35に搬送して、ステップS109の処理に戻り、次のシートSにトナー画像TNを形成する。
以上、図面を参照しながら本発明の実施形態を説明した。但し、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である。また、上記の各実施形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることによって、種々の発明の形成が可能である。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。図面は、理解しやすくするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示しており、図示された各構成要素の厚み、長さ、個数、間隔等は、図面作成の都合上から実際とは異なる。また、上記の実施形態で示す各構成要素の材質、形状、寸法等は一例であって、特に限定されるものではなく、本発明の構成から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
図1を参照して説明したように、画像形成装置1は、モノクロ複合機であったが、本発明はこれに限定されない。画像形成装置1は、電子写真方式でありさえすればよい。例えば、画像形成装置1は、カラー複合機であってもよい。
本発明は、画像形成装置及び画像形成方法に関するものであり、産業上の利用可能性を有する。
1 画像形成装置
10 読取部
20 給送部
30 搬送部
35 排出部
40 画像形成部
50 定着部
60 ヒーター
65 第1温度検出部
82 判定部
90 報知部

Claims (7)

  1. シートに画像を形成する画像形成部と、
    ヒーターを有し、前記シートに前記画像を定着する定着部と、
    前記ヒーターの所定方向の端部の温度を検出する温度検出部と、
    前記温度の変化に基づいて前記画像が定着された前記シートの前記所定方向に沿った第1幅を決定し、前記第1幅と、前記シートに対して設定された前記所定方向に沿った第2幅とが異なるか否かを判定する判定部と、
    前記第1幅と前記第2幅とが異なることを報知する報知部と
    を備えた、画像形成装置。
  2. 前記報知部は、前記第1幅と前記第2幅とが異なることを示す情報を表示する、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記報知部は、前記第1幅と前記第2幅とが異なると判定されたとき、前記画像を形成する動作を続行するか否か、縮小された前記画像を形成するか否か、又は前記画像を形成する動作を中止するか否かについての問い合わせを示す情報を表示する、請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記画像形成部が、2以上の第1所定枚数の前記シートに連続して前記画像を形成するとき、前記判定部は、前記第1幅と前記第2幅とが異なるか否かを判定する、請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 前記画像形成装置の本体に対して引き出し自在であり、複数の前記シートを収容する収容部と、
    前記収容部に収容された前記シートを前記所定方向において位置決めする位置決め部材と、
    前記収容部に収容された前記シートの残量を検出する残量検出部と、
    前記収容部が前記画像形成装置の前記本体に対して引き出されたことを検出する引出検出部と、
    前記位置決め部材の位置を検出する位置検出部と
    を更に備え、
    前記シートの前記残量が第2所定枚数より少なくなり、かつ、前記収容部が前記本体に対して引き出され、かつ、前記位置決め部材の位置が変更されなかったとき、前記判定部は、前記第1幅と前記第2幅とが異なるか否かを判定する、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記ヒーターの前記端部の温度の変化は、単位時間当たりの前記端部の温度の変化を示す、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. シートに画像を形成する工程と、
    ヒーターを有する定着部を用いて、前記シートに前記画像を定着する工程と、
    前記ヒーターの所定方向の端部の温度を検出する工程と、
    前記温度の変化に基づいて、前記画像が定着された前記シートの前記所定方向に沿った第1幅を決定する工程と、
    前記第1幅と、前記シートに対して設定された前記所定方向に沿った第2幅とが異なるか否かを判定する工程と、
    前記第1幅と第2幅とが異なることを報知する工程と
    を備えた、画像形成方法。
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