JP2021018005A - ガスコンロ - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の電気負荷が同時に駆動されることを回避しながら、燃焼が不安定になり易い調理用バーナが生じる虞も無いガスコンロを提供する。【解決手段】調理用バーナ毎に設けた燃料ガスのガス流量調節弁や点火プラグなどの電気負荷を、調理用バーナ毎に設けた電気負荷駆動制御部で制御する。電気負荷駆動制御部は電池の電圧値を監視しておき、電池が電気負荷の駆動中か否かを電圧値に基づいて判断する。そして、電池が他の電気負荷を駆動中であった場合は、その駆動が終了した後に電気負荷を駆動する。こうすれば、調理用バーナの近くに電気負荷駆動制御部を搭載することで、何れの調理用バーナの電気負荷も同じような条件で制御することが可能となり、燃焼が不安定になり易い調理用バーナが生じることを回避できる。また、複数の電気負荷が同時に駆動される事態も回避すること可能となる。【選択図】図3

Description

本発明は、燃料ガスを燃焼させて調理物を加熱調理する複数の調理用バーナや、電池で駆動されるガス流量調節弁などの電気負荷を搭載したガスコンロに関する。
複数のコンロバーナを備え、外部から供給された燃料ガスをコンロバーナで燃焼させることによって、調理物を加熱調理するガスコンロは広く使用されている。また、コンロバーナに加えて、グリルバーナを備えたガスコンロも広く使用されている。尚、以下では、コンロバーナとグリルバーナとを区別する必要が無い場合は、これらをまとめて「調理用バーナ」と称することがある。外部からガスコンロに供給された燃料ガスは、ガスコンロの内部で分配されて、複数の調理用バーナに供給される。また、それぞれの調理用バーナにはガス流量調節弁や点火プラグが設けられており、ガス流量調節弁の弁開度を調節することによって燃料ガスの流量を調節したり、点火プラグから火花を飛ばして燃料ガスに着火したりすることが可能となっている。これらのガス流量調節弁や点火プラグは、ガスコンロに搭載された燃焼制御基板によって制御されている。尚、以下では、ガス流量調節弁や点火プラグを、単に「電気負荷」と称することがある。
また、調理用バーナには、炎の有無を検知する炎センサなどの各種のセンサが搭載されている。更に、コンロバーナには、ガスコンロの五徳上に置かれた調理容器の有無を検知する調理容器検知センサや、調理容器の底部の温度を検知する温度センサなども搭載されている。これら各種のセンサは、ガスコンロに搭載された燃焼制御基板に接続されている。そして、燃焼制御基板は、これらのセンサの出力も考慮しながら、ガス流量調節弁や点火プラグの動作を制御することによって、調理用バーナの燃焼を制御している。
ここで、ガスコンロのユーザが、調理用バーナに点火したり、調理用バーナの火力を調節したりする操作は、調理用バーナ毎に行われる。また、燃焼制御基板が調理用バーナの燃焼を制御する処理も、調理用バーナ毎に実行されている。このように、調理用バーナに対するユーザの操作も、操作に応じて実行される制御も、調理用バーナ毎に個別に行われるにも拘わらず、従来のガスコンロでは、複数の調理用バーナの燃焼の制御を1つの燃焼制御基板で実行されている。例えば、特許文献1に記載のガスコンロでは、ユーザの操作を受け付けるための操作基板が、燃焼制御基板とは別の基板として搭載されているが、複数の調理用バーナの燃焼の制御は1つの燃焼制御基板によって実行されている。あるいは、特許文献2に記載のガスコンロでは、コンロバーナ用の操作基板とグリルバーナ用の操作基板とが別々の基板となっているが、コンロバーナおよびグリルバーナの燃焼の制御は1つの燃焼制御基板によって行われている。このように、複数の調理用バーナの燃焼の制御は、調理用バーナ毎に行われるにも拘わらず、それらの制御が1つの燃焼制御基板で実行されている理由は、ガスコンロの電源として電池が用いられているためである。すなわち、電池は、適正な電流値を超える電流を発生させようとすると、急激に消耗が進んだり、一時的に電圧値が低下したりする性質を有している。このため、例えば、ある調理用バーナで電気負荷(例えば、ガス流量調節弁や点火プラグなど)を駆動している時に、別の調理用バーナでも電気負荷を駆動しようとすると、電池の負荷が大きくなって、電池が急激に消耗したり、電圧値が不足してガス流量を調節できなくなったりする虞がある。こうしたことを回避するためには、複数の調理用バーナが同時に電気負荷を駆動した状態となることが無いように、複数の調理用バーナの間で電気負荷の駆動するタイミングを調整する必要がある。そのためには、調理用バーナ毎に設けた燃焼制御基板で燃焼を制御するのではなく、1つの燃焼制御基板で複数の調理用バーナの燃焼を制御した方が好都合なためである。
特開2018−197612号公報 特開2015−209981号公報
しかし、上述した従来の技術では、複数の調理用バーナの燃焼の制御を1つの燃焼制御基板で実行することになるため、複数の調理用バーナの中に、燃焼が不安定になり易い調理用バーナが生じる虞があるという問題があった。この理由は、次のようなものである。先ず、燃焼制御基板を1つにするとガスコンロ内の一箇所に搭載することになるため、燃焼制御基板までの距離が短い調理用バーナと、距離が長い調理用バーナとが生じる。すると、それらの調理用バーナを同じような条件で制御することが困難になる場合が生じ得る。例えば、燃焼制御基板から遠くの調理用バーナについては、各種のセンサの出力を燃焼制御基板に入力するための信号線が長くなって、センサの出力にノイズが乗り易くなるため、燃焼が不安定になってしまう虞があるためである。
この発明は、従来の技術が有する上述した課題を解決するために成されたものであり、複数の調理用バーナの電気負荷が同時に駆動されてしまう事態を簡単に回避することが可能でありながら、燃焼が不安定になり易い調理用バーナが生じる虞のないガスコンロを提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明のガスコンロは次の構成を採用した。すなわち、
燃料ガスを燃焼させて調理物を加熱調理する複数の調理用バーナと、電池と、前記電池で駆動されて前記調理用バーナ毎に設けられた電気負荷とを搭載したガスコンロにおいて、
複数の前記調理用バーナ毎に設けられて、前記電池による前記電気負荷の駆動を制御する電気負荷駆動制御部と、
前記電池の電圧値を監視することにより、前記電池が前記電気負荷を駆動中か否かを判断する駆動判断手段と
を備え、
各々の前記電気負荷駆動制御部は、
前記電池に一の前記電気負荷の駆動を開始させるに先立って、前記電池が前記一の前記電気負荷とは異なる他の前記電気負荷を駆動中か否かの判断結果を、前記駆動判断手段から取得して、
前記他の電気負荷を駆動中でなかった場合には、前記一の電気負荷の駆動を開始させ、
前記他の電気負荷を駆動中であった場合には、該駆動の終了を待って、前記一の電気負荷の駆動を開始させる
ことを特徴とする。
かかる本発明のガスコンロにおいては、燃料ガスを燃焼させる複数の調理用バーナが搭載されており、調理用バーナに供給される燃料ガスのガス流量を調節するガス流量調節弁や、燃料ガスに点火する点火プラグなどの電気負荷が、調理用バーナ毎に搭載されている。これらの電気負荷は電池の電力で駆動されており、電池による電気負荷の駆動を制御する電気負荷駆動制御部も、調理用バーナ毎に搭載されている。更に、本発明のガスコンロには、電池の電圧値を監視することによって、電池が電気負荷を駆動中であるか否かを判断する駆動判断手段も搭載されている。そして、電気負荷駆動制御部が、電気負荷の駆動を開始しようとする際には、他の電気負荷が駆動中か否かの判断結果を取得して、他の電気負荷が駆動中でなかった場合は、電気負荷の駆動を開始する。これに対して、他の電気負荷が駆動中であった場合は、その駆動が終了するのを待って、電気負荷の駆動を開始するようになっている。
こうすれば、調理用バーナの近くに電気負荷駆動制御部を搭載することができるので、何れの調理用バーナの電気負荷も同じような条件で制御することができる。その結果、燃焼が不安定になり易い調理用バーナが生じることを回避できる。また、複数の電気負荷が同時に駆動されて、電池の消耗が急激に進んだり、電池の電圧が不足して電気負荷を適切に駆動できなくなったりする事態を回避することも可能となる。
また、上述した本発明のガスコンロにおいては、電池の電圧値の変化量を監視しておき、所定の監視時間内での電圧値の変化量が、所定の電圧変化値よりも大きくなった場合には、電池が電気負荷を駆動中であると判断するようにしてもよい。
電池には、大きな電流を供給している間は電圧値が低下するという性質があるため、電気負荷の駆動中は電池の電圧値が低下する。従って、予め適切な監視時間および電圧変化値を設定しておき、この監視時間内での電池の電圧値の変化量が、その電圧変化値よりも大きい場合に電池が電気負荷を駆動中と判断してやれば、電気負荷の駆動中であるか否かを、簡単に且つ正確に判断することが可能となる。
また、上述した本発明のガスコンロにおいては、電気負荷が、調理用バーナに供給される燃料ガスのガス流量を調節するガス流量調節弁であってもよい。
調理用バーナの火力を調節するためには、ガス流量調節弁を駆動することによって燃料ガスのガス流量を調節する必要があるため、ガス流量調節弁は比較的に高い頻度で駆動される傾向にある。加えて、ガス流量調節弁の駆動にはある程度の時間が掛かるため、複数の調理用バーナを搭載したガスコンロでは、ガス流量調節弁を同時に駆動しようとする事態が生じやすい。従って、ガス流量調節弁を本発明の電気負荷としておけば、ガス流量調節弁が他の電気負荷と同時に駆動されて、電池が急に消耗したり、ガス流量調節弁を含めた電気負荷の駆動に支障を来したりする事態を回避することが可能となる。
また、上述した本発明のガスコンロにおいては、電気負荷が、調理用バーナに点火する点火装置であってもよい。
調理用バーナで燃焼を開始するためには、点火装置で燃料ガスに点火する必要があるため、点火装置は比較的に高い頻度で駆動される傾向にある。従って、点火装置を本発明の電気負荷としておけば、点火装置が他の電気負荷と同時に駆動されて、電池が急に消耗したり、点火装置を含めた電気負荷の駆動に支障を来したりする事態を回避することが可能となる。
また、上述した本発明のガスコンロにおいては、複数の電気負荷駆動制御部毎に搭載した駆動判断手段で電池の電圧値を監視することによって、電気負荷が駆動中であるか否かを判断するようにしても良い。
こうすれば、電気負荷駆動制御部とは別体に駆動判断手段を設けて、その判断結果を電気負荷駆動制御部が取得する場合に比べて、駆動判断手段と電気負荷駆動制御部とを接続する配線が不要となるので、ガスコンロ内の配線が複雑になってしまうことを防止することが可能となる。
コンロバーナ10L、10Rや、グリルバーナ10Gを搭載した本実施例のガスコンロ1の外観形状を示した説明図である。 図2は、本実施例のガスコンロ1が、コンロバーナ10L、10Rやグリルバーナ10Gでの燃焼を制御するための内部構造を概念的に示したブロック図である。 燃焼制御基板20L、20R、20Gが実行する電気負荷駆動処理のフローチャートである。 ガス流量調節弁11L、11R、11Gや点火プラグ14L、14R、14Gが駆動されることによって電池40の電圧値が低下する様子を例示した説明図である。 燃焼制御基板20Lが、ガス流量調節弁11Lを駆動する様子を例示した説明図である。
図1は、本実施例のガスコンロ1の外観形状を示した説明図である。本実施例のガスコンロ1は、いわゆるビルトインタイプとなっており、図示しないシステムキッチンのカウンタートップに開口する収容空間に嵌め込んで設置される。このガスコンロ1は、システムキッチンの収容空間に収容されるコンロ本体2と、コンロ本体2の上面を覆う天板3とを備えている。コンロ本体2の内部には、2つのコンロバーナ10L、10Rが、天板3から上部を突出させた状態で設けられており、天板3上には、向かって左側のコンロバーナ10Lを囲むようにして五徳4Lが載置され、向かって右側のコンロバーナ10Rを囲むようにして五徳4Rが載置されている。そして、五徳4L、4Rの上に鍋などの調理容器を載置した状態で、調理容器を下方からコンロバーナ10L、10Rで加熱することによって、調理容器内の調理物を加熱調理することが可能となる。
ガスコンロ1の前面側の中央の位置にはグリル扉5が設けられており、グリル扉5の奥には、グリルバーナ10Gが内蔵されている。また、ガスコンロ1の前面側でグリル扉5の右方の位置には、コンロバーナ10L、10Rの点火や消火のために、あるいは火力調節などのためにユーザによって操作させる操作ボタン6L、6Rが搭載されている。更に、ガスコンロ1の前面側でグリル扉5の左方の位置には、グリルバーナ10Gの点火や消火、あるいは火力調節などのためにユーザによって操作させる操作ボタン6Gが設けられている。また、天板3上でコンロバーナ10L、10Rが突出している位置よりも手前側には、ユーザが各種の調理モードを設定するための操作パネル7も搭載されている。尚、本実施例のコンロバーナ10L、10Rや、グリルバーナ10Gが、本発明における「調理用バーナ」に対応する。
図2は、本実施例のガスコンロ1が、コンロバーナ10L、10Rやグリルバーナ10Gでの燃焼を制御するための内部構造を概念的に示したブロック図である。図示されるように、本実施例のガスコンロ1に対して燃料ガスを供給するガス配管は、ガスコンロ1に設けられた継手9aを介して、ガスコンロ1の内部のガス通路9に接続されている。ガス通路9は、ガスコンロ1の内部に搭載された電磁式の開閉弁31に接続された後、開閉弁31の下流側で3つに分岐して、それぞれのガス通路9が左側のコンロバーナ10L、右側のコンロバーナ10R、およびグリルバーナ10Gに接続されている。
また、コンロバーナ10Lに向けて分岐したガス通路9には、コンロバーナ10Lの上流側の位置にガス流量調節弁11Lが介設されている。同様に、コンロバーナ10Rに向けて分岐したガス通路9には、コンロバーナ10Rの上流側の位置にガス流量調節弁11Rが介設されており、グリルバーナ10Gに向けて分岐したガス通路9には、グリルバーナ10Gの上流側の位置にガス流量調節弁11Gが介設されている。ガス流量調節弁11L、11R、11Gは、ステッピングモータなどによって弁開度を調節可能な電磁式の流量調節弁となっている。尚、ガス流量調節弁11L、11R、11Gは、サーボモータなどによって弁開度を調節可能な電磁式の流量調節弁とすることもできる。ガス流量調節弁11Lの弁開度を調節すれば、コンロバーナ10Lに供給される燃料ガスのガス流量を調節して、コンロバーナ10Lの火力を調節することができる。同様に、ガス流量調節弁11Rの弁開度を調節すれば、コンロバーナ10Rに供給される燃料ガスのガス流量を調節して火力を調節することができ、ガス流量調節弁11Gの弁開度を調節すれば、グリルバーナ10Gに供給される燃料ガスのガス流量を調節して火力を調節することができる。また、開閉弁31を閉弁させれば、コンロバーナ10L、10Rや、グリルバーナ10Gの何れにも燃料ガスが供給されなくなるので、コンロバーナ10L、10Rや、グリルバーナ10Gでの燃焼を一斉に終了させることができる。
また、本実施例のガスコンロ1では、ガス流量調節弁11L、11R、11Gのそれぞれに対して、弁開度を制御する燃焼制御基板20L、20R、20Gが設けられている。また、燃焼制御基板20Lには、コンロバーナ10Lの炎センサ12Lや、温度センサ13L、点火プラグ14Lも接続されている。このため燃焼制御基板20Lは、ガス流量調節弁11Lを開弁させてコンロバーナ10Lへの燃料ガスの供給を開始すると共に、点火プラグ14Lを用いてコンロバーナ10Lの燃焼を開始させ、炎センサ12Lによってコンロバーナ10Lの着火や消火を監視することによって、コンロバーナ10Lの燃焼を制御し、更に、温度センサ13Lに基づいてガス流量調節弁11Lの弁開度を制御することによってガス流量を調節することが可能となっている。同様に、燃焼制御基板20Rには、コンロバーナ10Rの炎センサ12Rや、温度センサ13R、点火プラグ14Rが接続されており、燃焼制御基板20Gには、グリルバーナ10Gの炎センサ12Gや、点火プラグ14Gが接続されている。このため、燃焼制御基板20Rはコンロバーナ10Rの燃焼を制御することが可能となっており、燃焼制御基板20Gはグリルバーナ10Gの燃焼を制御することが可能となっている。尚、本実施例では、点火プラグ14L、14R、14Gや、点火プラグ14L、14R、14Gを駆動するためのイグナイタ(図示は省略)が、本発明における「点火装置」に該当する。また、点火プラグ14L、14R、14Gはイグナイタと一緒に用いられるものであり、点火プラグ14L、14R、14Gが単独で用いられることはない。しかし、点火プラグ14L、14R、14Gに言及する度に、「点火プラグ14L、14R、14G、およびそれらを駆動するためのイグナイタ」と表記するのは煩雑なので、以下では、単に「点火プラグ14L、14R、14G」と表記する。
更に、本実施例のガスコンロ1には、燃焼制御基板20L、20R、20Gとは別に、主制御基板30も搭載されている。主制御基板30には、操作ボタン6L、6R、6Gや、操作パネル7や、開閉弁31が接続されている。また、主制御基板30は、燃焼制御基板20L、20R、20Gとの間で互いに通信可能となっている。図2中に示した破線の矢印は、主制御基板30と、燃焼制御基板20L、20R、20Gとが通信によって情報を送受信可能なことを表している。
ユーザが操作ボタン6L、6R、6Gや、操作パネル7を操作すると、主制御基板30は、その操作の内容を、対応する燃焼制御基板20L、20R、20Gに送信し、燃焼制御基板20L、20R、20Gは、主制御基板30から受け取った内容に従って、コンロバーナ10L、10R、グリルバーナ10Gの燃焼を制御する。また逆に、燃焼制御基板20L、20R、20Gは、コンロバーナ10L、10Rやグリルバーナ10Gの燃焼に関する情報(例えば、各種のセンサの出力や、ガス流量調節弁11L、11R、11Gの弁開度の情報など)を、主制御基板30に送信することも可能である。また、主制御基板30は、開閉弁31の開閉動作も制御している。尚、本実施例のガスコンロ1では、コンロバーナ10L、10R、グリルバーナ10Gの何れに関して操作する場合も、天板3上に搭載された1つの操作パネル7を用いて操作している(図1参照)。しかし、操作ボタン6L、6Rの下方の位置に、手前側に可倒可能な操作部(いわゆるカンガルー式操作部)を内蔵して、コンロバーナ10L、10R用の操作パネルを搭載してもよい。同様に、操作ボタン6Gの下方の位置に、手前側に可倒可能な操作部(いわゆるカンガルー式操作部)を内蔵して、グリルバーナ10G用の操作パネルを搭載してもよい。
以上のように、ガスコンロ1には、燃焼制御基板20L、20R、20Gや、主制御基板30を初めとして、ガス流量調節弁11L、11R、11Gや、開閉弁31、点火プラグ14L、14R、14Gなど、電力の供給を受けて動作する様々な機器が搭載されているが、これらの機器には、電池40から電力が供給されている。ここで、これらの機器の中には、燃焼制御基板20L、20R、20Gや、主制御基板30などのように、定常的に動作し、且つ、動作に大きな電力を必要としない機器も存在するが、ガス流量調節弁11L、11R、11Gや、開閉弁31、点火プラグ14L、14R、14Gなどのように、通常時は動作していないが、動作させようとすると比較的大きな電力を必要とする機器も存在する。
更に、動作のために大きな電力を必要とする機器の中には、ガス流量調節弁11L、11R、11Gや、点火プラグ14L、14R、14Gなどのように、同時に動作する可能性のある機器も存在する。例えば、コンロバーナ10Lの火力を調節するためにガス流量調節弁11Lを動作させている時に、コンロバーナ10Rでも火力を調節するためにガス流量調節弁11Rを動作させようとしたり、点火プラグ14Rで火花を飛ばそうとしたりする可能性がある。尚、ガス流量調節弁11L、11R、11Gや、点火プラグ14L、14R、14Gなどのように、通常時は動作していないが、動作させようとすると比較的大きな電力を必要とし、且つ、同時に動作する可能性のある機器を、以下では「電気負荷」と称することがある。また、燃焼制御基板20L、20R、20Gは、ガス流量調節弁11L、11R、11Gや、点火プラグ14L、14R、14Gなどを制御していることから、本発明の「電気負荷駆動制御部」に該当する。
尚、本実施例では、電気負荷が、ガス流量調節弁11L、11R、11Gや、点火プラグ14L、14R、14Gであるものとして説明するが、電気負荷は他の機器であっても構わない。例えば、ガスコンロ1が、ユーザに対して音声や効果音を出力するスピーカや、外部の機器(例えば、スマートフォンや、無線ルータ、レンジフード)と電波や赤外線などで通信するための通信機器などを搭載している場合は、これらの機器も電気負荷に該当し、これらの機器を制御する制御基板も、本発明の「電気負荷駆動制御部」に該当し得る。また、本実施例では、本発明の「電気負荷駆動制御部」が、いわゆる「基板」の形態で実現されているものとしているが、必ずしも「基板」の形態である必要は無く、例えば、ガス流量調節弁11L、11R、11Gに組み込まれた制御ユニットの形態で実現することも可能である。
上述したように、ガスコンロ1で消費される電力は電池40から供給されているので、ガス流量調節弁11L、11R、11Gや、点火プラグ14L、14R、14Gなどの電気負荷を同時に動作させようとすると、電池40から供給するべき電流値が大きくなって、電池40の消耗を速める可能性がある。あるいは、電池40が規定の電圧を発生させることができなくなって、電気負荷を正常に動作させることができなくなる可能性もある。そこで、こうした事態の発生を回避するために、本実施例の燃焼制御基板20L、20R、20GにはAD変換器21L、21R、21Gが搭載されており、AD変換器21L、21R、21Gを用いて電池40の電圧値を監視している。こうすれば、以下に説明するように、複数の電気負荷を同時に動作させてしまうことを防止することが可能となる。尚、図2中に太い一点鎖線で示した矢印は、電池40から、電気負荷であるガス流量調節弁11L、11R、11Gに電力が供給される様子を表している。また、点火プラグ14L、14R、14Gも電気負荷であるため、電池40から電力が供給されるが、図示が煩雑となってしまうことを避けるため、点火プラグ14L、14R、14Gについては矢印の表示が省略されている。
図3は、本実施例のガスコンロ1に搭載された燃焼制御基板20L、20R、20Gが、電気負荷であるガス流量調節弁11L、11R、11Gや、点火プラグ14L、14R、14Gを駆動するために実行する電気負荷駆動処理のフローチャートである。この処理は、燃焼制御基板20L、20R、20Gのそれぞれで、並行して実行されている。図示されるように、電気負荷駆動処理では、先ず初めに、電池40の電圧値を検出する(STEP10)。図2に示したように、燃焼制御基板20L、20R、20Gには、それぞれAD変換器21L、21R、21Gが搭載されており、AD変換器21L、21R、21Gを用いて電池40の電圧値を検出する。
続いて、燃焼制御基板20L、20R、20Gは、点火プラグ14L、14R、14Gを駆動するか否かを判断する(STEP11)。例えば、ユーザが、コンロバーナ10L、10R、10Gを点火するために操作ボタン6L、6R、6Gを操作すると、その操作の内容が主制御基板30を介して燃焼制御基板20L、20R、20Gに伝わるので、点火プラグ14L、14R、14Gを駆動するか否かを判断することができる。
その結果、点火プラグ14L、14R、14Gを駆動しないと判断した場合は(STEP11:no)、今度は、燃焼制御基板20L、20R、20Gを駆動するか否かを判断する(STEP14)。例えば、ユーザが、コンロバーナ10L、10R、10Gの火力を調節するために操作ボタン6L、6R、6Gを操作すると、その操作の内容が主制御基板30を介して燃焼制御基板20L、20R、20Gに伝わる。このため、燃焼制御基板20L、20R、20Gは、ガス流量調節弁11L、11R、11Gを駆動するか否かを判断することができる。また、図2を用いて前述したように、コンロバーナ10L、10Rには、鍋などの調理容器の温度を検出する温度センサ13L、13Rが搭載されており、温度センサ13L、13Rの出力は燃焼制御基板20L、20Rに入力されている。このため、燃焼制御基板20L、20Rは、調理容器の温度が低すぎる場合は、ガス流量調節弁11L、11Rの弁開度を大きくする必要があると判断することができ、調理容器の温度が高すぎる場合は、ガス流量調節弁11L、11Rの弁開度を小さくする必要があると判断することができる。
その結果、ガス流量調節弁11L、11R、11Gを駆動しないと判断した場合は(STEP14:no)、処理の先頭に戻って、再び、電池40の電圧値を検出する(STEP10)。このように、図3に示した本実施例の電気負荷駆動処理では、点火プラグ14L、14R、14Gや、ガス流量調節弁11L、11R、11Gなどの電気負荷を駆動しない間は、電池40の電圧値を絶えず監視している。
そして、点火プラグ14L、14R、14Gを駆動すると判断した場合は(STEP11:yes)、以下のような動作を実行する。先ず、他の電気負荷が駆動中か否かを判断する(STEP12)。例えば、燃焼制御基板20Lが点火プラグ14Lを駆動すると判断したものとすると、ガス流量調節弁11L、11R、11Gや、点火プラグ14R、14Gが駆動中であるか否かを判断することになる。電気負荷が駆動されている間は電池40の電圧値が低下するので、電池40の電圧値の変化量に基づいて、他の電気負荷が駆動中か否かを判断することができる。
図4は、電気負荷を駆動することによって電池40の電圧値が低下する様子を例示した説明図である。例えば、ガス流量調節弁11L、11R、11Gがステッピングモータによって駆動されている場合は、ガス流量調節弁11L、11R、11Gにはパルス状の電流が繰り返して供給される。パルス状の電流が供給される度に電池40の電圧値が低下するので、ガス流量調節弁11L、11R、11Gを駆動している間は、電池40の電圧値は、図4(a)に例示したように、電圧値の低下と回復とを繰り返すノコギリ刃状の電圧波形となる。あるいは、ガス流量調節弁11L、11R、11Gがサーボモータによって駆動されている場合は、ガス流量調節弁11L、11R、11Gには連続した電流が供給されるので、電池40の電圧値は、図4(b)に提示したような電圧波形となる。また、スピーカなどの電気負荷を駆動する場合も、図4(b)のような電圧波形となる。更には、点火プラグ14L、14R、14Gを駆動する場合も、(図示はしないが)電圧値が低下する電圧波形が発生する。
このように、電気負荷を駆動すると電池40の電圧値が低下する。そこで、図3の電気負荷駆動処理では、電池40の電圧値を監視しておき(STEP10)、現在から所定の監視時間(例えば3秒)だけ遡った時点までの間で、所定の電圧変化値Vth以上の電圧値の低下が発生していた場合には、他の電気負荷が駆動中であると判断する(STEP12:yes)。これに対して、監視時間の間では電池40の電圧値の低下が発生していない場合や、電圧値の低下が発生していても、低下量が電圧変化値Vthよりも小さい場合は、他の電気負荷が駆動中ではないと判断する(STEP12:no)。
その結果、他の電気負荷が駆動中ではないと判断した場合は(STEP12:no)、点火プラグ14L、14R、14Gを駆動する(STEP13)。この時、コンロバーナ10L、10R、10Gに確実に点火するために、所定の複数回、駆動しても良いし、あるいは、炎センサ12L、12R、12Gで炎が検知されたか否かを判断して、炎が検知されなかった場合は、再度、点火プラグ14L、14R、14Gを駆動するようにしても良い。以上のようにして、点火プラグ14L、14R、14Gを駆動したら(STEP13)、処理の先頭に戻って、再び、電池40の電圧値を検出する(STEP10)。
これに対して、他の電気負荷が駆動中と判断した場合は(STEP12:yes)、点火プラグ14L、14R、14Gを駆動することなく、処理の先頭に戻って電池40の電圧値を検出した後(STEP10)、点火プラグ14L、14R、14Gを駆動するか否かを判断する(STEP11)。ここでは、先に、点火プラグ14L、14R、14Gを駆動すると判断したものの、他の電気負荷が駆動中であったため、点火プラグ14L、14R、14Gを駆動できなかった場合を想定しているから、当然、STEP11では「yes」と判断されて、再び、他の電気負荷が駆動中か否かを判断する(STEP12)。その結果、未だ、他の電気負荷が駆動中であった場合は(STEP12:yes)、再び、処理の先頭に戻って、上述した動作を繰り返すことによって、他の電気負荷の駆動が終了するまで待機状態となる。そして、他の電気負荷の駆動が終了したら、STEP12で「no」と判断されるので、点火プラグ14L、14R、14Gを駆動した後(STEP13)、処理の先頭に戻って、上述した動作を実行する。
以上では、点火プラグ14L、14R、14Gを駆動すると判断した場合(STEP11:yes)に実行される動作について説明した。これに対して、点火プラグ14L、14R、14Gを駆動しないと判断した場合(STEP11:no)、今度は、ガス流量調節弁11L、11R、11Gを駆動するか否かを判断する(STEP14)。その結果、ガス流量調節弁11L、11R、11Gを駆動しないと判断した場合は(STEP14:no)、処理の先頭に戻って、再び、電池40の電圧値を検出した後(STEP10)、上述した動作を繰り返す。
これに対して、ガス流量調節弁11L、11R、11Gを駆動すると判断した場合は(STEP14:yes)、他の電気負荷が駆動中か否かを判断する(STEP15)。この判断は、STEP12の判断と同様にして実行することができる。以下、概要を説明すると、現在から所定の監視時間だけ遡った時点までの間に、電池40の電圧値に所定の電圧変化値Vth以上の大きな電圧低下が生じた場合は、他の電気負荷が駆動中であると判断する(STEP15:yes)。これに対して、電圧値が低下していない場合や、低下していても低下量が所定の電圧変化値Vthよりも小さい場合は、他の電気負荷が駆動中でないと判断する(STEP15:no)。そして、他の電気負荷が駆動中で無いと判断した場合は(STEP15:no)、ガス流量調節弁11L、11R、11Gを駆動した後(STEP16)、処理の先頭に戻って、上述した動作を実行する。
これに対して、他の電気負荷が駆動中と判断した場合は(STEP15:yes)、ガス流量調節弁11L、11R、11Gを駆動することなく、処理の先頭に戻って電池40の電圧値を検出した後(STEP10)、点火プラグ14L、14R、14Gを駆動するか否かを判断する(STEP11)。ここでは、先に、点火プラグ14L、14R、14Gは駆動しないが、ガス流量調節弁11L、11R、11Gは駆動すると判断したものの、他の電気負荷が駆動中であったため、ガス流量調節弁11L、11R、11Gを駆動できなかった場合を想定しているから、STEP11では「no」と判断され、続いて、ガス流量調節弁11L、11R、11Gを駆動するか否かを判断する(STEP14)。そして、STEP14では「yes」と判断される結果、再び、他の電気負荷が駆動中か否かを判断する(STEP15)。その結果、未だ、他の電気負荷が駆動中であった場合は(STEP15:yes)、再び、処理の先頭に戻って、上述した動作を繰り返すことによって、他の電気負荷の駆動が終了するまで待機状態となる。そして、他の電気負荷の駆動が終了したら、STEP15で「no」と判断されるので、ガス流量調節弁11L、11R、11Gを駆動した後(STEP16)、処理の先頭に戻って、上述した動作を実行する。
図5は、一例として、燃焼制御基板20Lが上述した電気負荷駆動処理を実行することによって、電気負荷を駆動する様子を示した説明図である。図5(a)には、主制御基板30の動作が示されており、図5(b)には、燃焼制御基板20Lの動作が示されている。また、図5(c)には、電池40の電圧値の変化が示されており、図5(d)には、燃焼制御基板20Rの動作が、図5(e)には、燃焼制御基板20Gの動作が示されている。図示した例では、時刻Taの時点でユーザが火力を調節する操作を行った旨の情報が、主制御基板30から燃焼制御基板20Lに送信されている。すると、燃焼制御基板20Lは、ガス流量調節弁11Lを駆動すると判断して(図3のSTEP14:yesに相当)、電池40の電圧値が監視時間Twの間に、所定の電圧変化値Vth(図4参照)以上、低下しているか否かを判断する(図3のSTEP15に相当)。図5に示した例では、時刻Taから監視時間Twだけ遡った時点までの間では電池40の電圧値は低下していないので、燃焼制御基板20Lは、他の電気負荷が駆動中ではないと判断して(図3のSTEP15:noに相当)、ガス流量調節弁11Lの駆動を開始する(図3のSTEP16に相当)。尚、図5に示した例では、ガス流量調節弁11L、11R、11Gがステッピングモータによって駆動されているものとしている。このため、燃焼制御基板20Lがガス流量調節弁11Lを駆動している間は、図5(c)に示されるように、電池40の電圧値は低下と回復とを繰り返すノコギリ刃状の電圧波形となっている。
また、図5に示した例では、燃焼制御基板20Lがガス流量調節弁11Lの駆動を終了すると、燃焼制御基板20Gがガス流量調節弁11Gの駆動を開始し、ガス流量調節弁11Gの駆動が終了すると、今度は、燃焼制御基板20Rがガス流量調節弁11Rの駆動を開始している。そして、時刻Tbで、再び、ユーザによって火力の調節された旨の情報を、燃焼制御基板20Lが主制御基板30から受信した時点では、燃焼制御基板20Rがガス流量調節弁11Rを駆動中であるため、電池40の電圧値が変動している。このため、燃焼制御基板20Lは、他の電気負荷が駆動中であると判断して(図3のSTEP15:yesに相当)、ガス流量調節弁11Lを駆動することなく待機状態となる。そして、ガス流量調節弁11Rの駆動が終了して、電池40の電圧値の変動が収まってからから監視時間Twが経過すると、他の電気負荷が駆動中でないと判断して(図3のSTEP15:noに相当)、ガス流量調節弁11Lの駆動を開始する(図3のSTEP16に相当)。
こうすれば、電気負荷(図5に示した例では、ガス流量調節弁11L、11R、11G)を別々の制御基板(すなわち、燃焼制御基板20L、20R、20G)で制御した場合でも、複数の電気負荷が同時に駆動された状態となることがない。このため、電池40が供給するべき電流量が過大となって、電池40の消耗が速まったり、あるいは、電池40が規定の電圧値を発生させることができずに、ガス流量調節弁11L、11R、11Gや点火プラグ14L、14R、14Gなどの電気負荷を正常に駆動できなくなったりする事態を回避することができる。また、電気負荷を制御する制御基板(本実施例では、燃焼制御基板20L、20R、20G)は、電池40の電圧値を監視していれば十分であり、燃焼制御基板20L、20R、20Gが互いに通信可能とする場合に比べて、簡単に実現することができる。
加えて、燃焼制御基板20L、20R、20Gを、別々の基板とすることができるので、燃焼制御基板20Lをコンロバーナ10Lの近くに搭載し、燃焼制御基板20Rをコンロバーナ10Rの近くに搭載し、燃焼制御基板20Gをグリルバーナ10Gの近くに搭載することができる。このため、燃焼制御基板20L、20R、20Gは、コンロバーナ10L、10Rやグリルバーナ10Gを同じような条件で制御することが可能となる。すなわち、例えば、コンロバーナ10L、10Rに搭載された各種のセンサ(炎センサ12L、12Rや、温度センサ13L、13Rなど)から燃焼制御基板20L、20Rまでの信号線の長さや、グリルバーナ10Gに搭載された各種のセンサ(炎センサ12Gなど)から燃焼制御基板20Gまでの信号線の長さを短くすることができる。このため、燃焼制御基板20L、20R、20Gの何れについても、センサの出力にノイズが乗り難くすることができる。このため、ノイズの影響などで、燃焼制御基板20L、20R、20Gの何れかの制御が不適切になってしまい、コンロバーナ10L、10Rや、グリルバーナ10Gの何れかの燃焼が不安定となってしまう事態を回避することが可能となる。
以上、本実施例のガスコンロ1について説明したが、本発明は上記の実施例に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様で実施することが可能である。
1…ガスコンロ、 2…コンロ本体、 3…天板、 4L…五徳、
4R…五徳、 5…グリル扉、 6G…操作ボタン、 6L…操作ボタン、
7…操作パネル、 9…ガス通路、 10G…グリルバーナ、
10L…コンロバーナ、 10R…コンロバーナ、 11G…ガス流量調節弁、
11L…ガス流量調節弁、 11R…ガス流量調節弁、 12G…炎センサ、
12L…炎センサ、 12R…炎センサ、 13L…温度センサ、
13R…温度センサ、 14G…点火プラグ、 14L…点火プラグ、
14R…点火プラグ、 20G…燃焼制御基板、 20L…燃焼制御基板、
20R…燃焼制御基板、 21G…AD変換器、 21L…AD変換器、
21R…AD変換器、 30…主制御基板、 31…開閉弁、 40…電池、
Vth…電圧変化値。

Claims (5)

  1. 燃料ガスを燃焼させて調理物を加熱調理する複数の調理用バーナと、電池と、前記電池で駆動されて前記調理用バーナ毎に設けられた電気負荷とを搭載したガスコンロにおいて、
    複数の前記調理用バーナ毎に設けられて、前記電池による前記電気負荷の駆動を制御する電気負荷駆動制御部と、
    前記電池の電圧値を監視することにより、前記電池が前記電気負荷を駆動中か否かを判断する駆動判断手段と
    を備え、
    各々の前記電気負荷駆動制御部は、
    前記電池に一の前記電気負荷の駆動を開始させるに先立って、前記電池が前記一の前記電気負荷とは異なる他の前記電気負荷を駆動中か否かの判断結果を、前記駆動判断手段から取得して、
    前記他の電気負荷を駆動中でなかった場合には、前記一の電気負荷の駆動を開始させ、
    前記他の電気負荷を駆動中であった場合には、該駆動の終了を待って、前記一の電気負荷の駆動を開始させる
    ことを特徴とするガスコンロ。
  2. 請求項1に記載のガスコンロにおいて、
    前記駆動判断手段は、所定の監視時間内に前記電池の電圧値の変化量が所定の電圧変化値よりも大きい場合には、前記電池が前記電気負荷を駆動中と判断する
    ことを特徴とするガスコンロ。
  3. 請求項1または請求項2に記載のガスコンロにおいて、
    前記電気負荷は、前記調理用バーナに供給される前記燃料ガスのガス流量を調節するガス流量調節弁である
    ことを特徴とするガスコンロ。
  4. 請求項1ないし請求項3の何れか一項に記載のガスコンロにおいて、
    前記電気負荷は、前記調理用バーナに点火する点火装置である
    ことを特徴とするガスコンロ。
  5. 請求項1ないし請求項4の何れか一項に記載のガスコンロにおいて、
    前記駆動判断手段が、複数の前記電気負荷駆動制御部毎に搭載されている
    ことを特徴とするガスコンロ。
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