JP2021017842A - 圧縮機の防音カバー、およびそれを備えた冷凍装置 - Google Patents

圧縮機の防音カバー、およびそれを備えた冷凍装置 Download PDF

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悠太 井吉
弘毅 安藤
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Abstract

【課題】従来の防音材は、圧縮機の修理、交換時の防音材の扱いについて、何ら検討されていないため、メンテナンス性に配慮した防音材の開発という課題が存在する。【解決手段】防音カバー50は、圧縮機12を側面から覆う第1部材51と第2部材52とを備えており、第1部材51が圧縮機12を第1方向から覆い、第2部材52が圧縮機12を第1方向と異なる方向から覆う。その結果、第1部材51と第2部材52とが前後または左右に分離されることによって圧縮機12を露出させることができ、メンテナンス性が良い。【選択図】図4

Description

圧縮機の防音カバーに関する。
従来、空調機の室外ユニットから発せられる騒音を低減するために、圧縮機の運転音を抑制する手段が採られている。例えば、特許文献1(特開2004−143975号公報)に記載の空調機では、圧縮機の周囲を防音材で覆うことによって運転音を抑制している。
しかしながら、特許文献1に記載の防音材は、圧縮機の修理または交換時に防音材の着脱を容易にするためのメンテナンス性について、何ら検討されていない。それゆえ、当該メンテナンス性に配慮した防音材の開発という課題が存在する。
第1観点に係る圧縮機の防音カバーは、圧縮機の上面および側面との間に空間ができるように圧縮機を覆う、圧縮機の防音カバーであって、第1部材と、第2部材とを備えている。第1部材は、圧縮機を第1方向から覆う。第2部材は、圧縮機を第1方向と異なる方向から覆う。第1部材と第2部材とが圧縮機を側面から覆う。
この圧縮機の防音カバーでは、第1部材と第2部材とを前後または左右に分離することができ、圧縮機の修理または交換時に各部材の着脱が容易になるので、メンテナンス性が良い。
第2観点に係る圧縮機の防音カバーは、第1観点に係る圧縮機の防音カバーであって、圧縮機が、電気配線が接続される端子を有している。当該端子は、第1部材または第2部材に覆われている。
この圧縮機の防音カバーでは、端子が第1部材または第2部材に覆われていることによって、サービスパーソンは第1部材または第2部材のどちらか一方を取り外すだけで、端子への電気配線の接続または取り外しを行うことができる。
第3観点に係る圧縮機の防音カバーは、第1観点または第2観点に係る圧縮機の防音カバーであって、圧縮機が、圧縮機を固定するための脚部を有している。第1部材および第2部材の少なくとも1つの取り付け位置が脚部によって制限される。
第4観点に係る圧縮機の防音カバーは、第1観点から第3観点のいずれか1つに係る圧縮機の防音カバーであって、第2部材が、さらに第3部材と第4部材とに分割されている。
この圧縮機の防音カバーでは、例えば、背面側の第2部材をさらに分割して第3部材および第4部材とすれば、第1部材、第3部材および第4部材の中でロウ付け部分に近い部材を分離することができる。これによって、当該部材とロウ付け作業時の工具との干渉、および当該部材への火炎の伝搬が回避される。その結果、サービスパーソンは、ロウ付け部分からの配管の取り外し、または配管を接続するためのロウ付け作業を容易に行うことができる。
第5観点に係る圧縮機の防音カバーは、第4観点に係る圧縮機の防音カバーであって、圧縮機が、冷媒を吸入する吸入管を有している。吸入管には、冷媒配管に接続する第1接続部が設けられている。第3部材は、第4部材よりも第1接続部に近い。
第6観点に係る圧縮機の防音カバーは、第4観点に係る圧縮機の防音カバーであって、圧縮機が、冷媒を排出する吐出管を有している。吐出管には、冷媒配管に接続する第2接続部が設けられている。第4部材は、第3部材よりも第2接続部に近い。
第7観点に係る圧縮機の防音カバーは、第4観点に係る圧縮機の防音カバーであって、圧縮機が、冷媒を吸入する吸入管と、冷媒を排出する吐出管とを有している。吸入管には、冷媒配管に接続する第1接続部が設けられている。吐出管には、冷媒配管に接続する第2接続部が設けられている。第3部材は、第4部材よりも第1接続部および第2接続部に近い。
この圧縮機の防音カバーでは、ロウ付けにより接続された配管の取り外し、およびロウ付けにより配管を接続する際に、第1部材、第3部材および第4部材の全ての部材を取り外す必要はなく、ロウ付け部分に近い部材を取り外すだけで、ロウ付け時における火炎が部材へ伝搬する可能性が低くなり、ロウ付け作業を容易にする。
第8観点に係る冷凍装置の室外ユニットは、第1観点から第7観点のいずれか1つに係る圧縮機の防音カバーを備える冷凍装置の室外ユニットである。
本開示の第1実施形態に係る空気調和装置の構成の概要を示す回路図。 天板を外した室外ユニットの平面図。 室外ユニットの正面図。 ケーシングから右前板および右側板が取り外された状態の室外ユニットの斜視図。 図3Aの室外ユニットを背面から視たときの当該室外ユニットの斜視図。 図3Aから圧縮機を覆った状態の防音カバーを取り出したときの当該防音カバーの斜視図。 図3Aの防音カバーを鉛直高さ方向の中央で切断したときの断面図。 防音カバーに覆われた圧縮機およびアキュムレータを、第1部材を取り外して視たときの正面図。 防音カバーを第1部材側から視たときの当該防音カバーの斜視図。 防音カバーを第2部材側から視たときの当該防音カバーの斜視図。 本開示の第2実施形態に係る防音カバーを第1部材側から視たときの当該防音カバーの斜視図。 本開示の第2実施形態に係る防音カバーを第3部材側から視たときの当該防音カバーの斜視図。 第1変形例に係る防音カバーと、それに覆われた圧縮機とを示した概略斜視図。 第2変形例に係る防音カバーと、それに覆われた圧縮機とを示した概略斜視図。 第3変形例に係る防音カバーと、それに覆われた圧縮機とを示した概略斜視図。
<第1実施形態>
(1)空気調和装置10の全体構成
図1は、本開示の第1実施形態に係る空気調和装置10の構成の概要を示す回路図である。空気調和装置10は、蒸気圧縮式の冷凍サイクル運転を行うことによって建物内の冷暖房を行なう装置である。空気調和装置10は、熱源側ユニットとしての室外ユニット11と、利用側ユニットとしての室内ユニット20とが、液冷媒連絡配管2とガス冷媒連絡配管3とを介して接続されている。
冷媒回路Cは、圧縮機12、四路切換弁15、室外熱交換器13、室外膨張弁14、室内膨張弁39、室内熱交換器32を含み、それらが冷媒配管で接続されている。
この冷媒回路C内には冷媒が封入されており、冷媒が圧縮され、冷却され、減圧され、加熱・蒸発された後に、再び圧縮されるという冷凍サイクル運転が行われる。冷媒としては、例えば、R410A、R32、R407C、R22、R134a、二酸化炭素などから選択されたものが用いられる。
(2)空気調和装置10の詳細構成
(2−1)室内ユニット20
室内ユニット20は、室内の壁面に壁掛けにより設置され、又は、ビル等の室内の天井に埋め込みや吊り下げにより設置される。室内ユニット20は、室内膨張弁39と、室内熱交換器32と、室内ファン30とを有している。
(2−1−1)室内熱交換器32
室内熱交換器32は、例えば伝熱管と多数のフィンとにより構成されたクロスフィン式のフィン・アンド・チューブ型熱交換器である。室内熱交換器32は、冷房運転時には冷媒の蒸発器として機能して室内空気を冷却する。また、室内熱交換器32は、暖房運転時には冷媒の放熱器として機能して室内空気を加熱する。
(2−1−2)室内ファン30
室内ファン30は、駆動源である室内ファンモータ30aを有している。空気調和装置10が、室内ファンモータ30aの回転数を変更することによって、室内熱交換器32に供給する空気の風量を変更することができる。
(2−1−3)室内膨張弁39
室内膨張弁39は、冷房運転時の冷媒回路において冷媒を減圧するための機構であり、開度調整が可能な電動弁であり、冷媒圧力や冷媒流量の調節を行う。
(2−2)室外ユニット11
室外ユニット11は、ビル等の室外に設置されており、液冷媒連絡配管2とガス冷媒連絡配管3とを介して室内ユニット20に接続されている。
(2−2−1)ケーシング70
図2Aは、天板を外した室外ユニット11の平面図である。図2Bは、室外ユニット11の正面図である。また、図3Aは、ケーシング70から天板71、右前板76および右側板74が取り外された状態の室外ユニット11の斜視図である。図3Bは、図3Aの室外ユニットを背面から視たときの当該室外ユニットの斜視図である。
図2A、図2B、図3Aおよび図3Bにおいて、室外ユニット11は、略直方体状のケーシング70を有している。
ケーシング70の内部空間は、鉛直方向に延びる仕切り板78によって送風機室R1と機械室R2とに分けられている。送風機室R1には、室外熱交換器13および室外ファン16が設置されている。機械室R2内には、圧縮機12、四路切換弁15、室外膨張弁14が設置されている。
ケーシング70は、天板と、底板72と、送風機室R1の側板である左側板73と、機械室R2の側板である右側板74と、送風機室R1の前板である左前板75と、機械室R2の前板である右前板76とを有している。機械室R2の右前板76は、ケーシング70の前面と右前角部76aを含んでいる。
右側板74は、機械室R2の右前角部76aの終端から後方に延び、背面側の右後角部74aに至る。右側板74は、背面側の右後角部74aも含んでいる。
図3Bに示すように、吸入口70aは、左側板73の背面側の端部から右側板74の送風機室R1側の端部にわたって形成されている。吸込口70bは、送風機室R1の左側板73に形成されている。また、図2Bに示すように、吹出口70cは、送風機室R1の左前板75に設けられている。吹出口70cの前側は、グリル75aによって覆われている。
図3Aに示すように、ケーシング70の右側板74の下方に、ガス閉鎖弁5および液閉鎖弁4が位置している。ガス閉鎖弁5には、ガス冷媒連絡配管3の端部が接続される。液閉鎖弁4には、液冷媒連絡配管2の端部が接続される。
(2−2−2)圧縮機12
圧縮機12は、圧縮機用モータ12aによって駆動される密閉式圧縮機であり、インバータ制御によって運転容量を変化させることができる。圧縮機12には、ロータリー圧縮機、スクロール圧縮機等が採用される。
圧縮機12の吸入側にはアキュムレータ17が接続されている。圧縮機12に向かう冷媒はアキュムレータ17で気液分離され、ガス冷媒だけが圧縮機12に吸入される。
圧縮機12とアキュムレータ17とは、防音カバー50に覆われている。防音カバー50については、後半で詳細を説明する。
(2−2−3)室外熱交換器13
室外熱交換器13は、例えば伝熱管と多数のフィンとにより構成されたクロスフィン式のフィン・アンド・チューブ型熱交換器である。室外熱交換器13は、冷房運転時には冷媒の放熱器として機能する。また、室外熱交換器13は、暖房運転時には冷媒の蒸発器として機能する。
室外熱交換器13の一端は、四路切換弁15と接続されている。また、室外熱交換器13の他端は、室外膨張弁14と接続されている。
(2−2−4)室外膨張弁14
室外膨張弁14は、暖房運転時の冷媒回路において冷媒を減圧するための機構であり、開度調整が可能な電動弁であり、冷媒圧力や冷媒流量の調節を行う。
(2−2−5)四路切換弁15
四路切換弁15は、第1から第4までのポートを有している。四路切換弁15では、第1ポートP1が圧縮機12の吐出側に接続され、第2ポートP2が圧縮機12の吸入側に接続され、第3ポートP3が室外熱交換器のガス側端部に接続され、第4ポートP4がガス閉鎖弁5に接続されている。
四路切換弁15は、第1状態(図1の実線で示す状態)と第2状態(図1の破線で示す状態)とに切り換わる。第1状態の四路切換弁15では、第1ポートP1と第3ポートP3が連通し且つ第2ポートP2と第4ポートP4が連通する。第2状態の四路切換弁15では、第1ポートP1と第4ポートP4が連通し且つ第2ポートP2と第3ポートP3が連通する。
(2−2−6)室外ファン16
室外ファン16は、送風機室R1に室外熱交換器13に対向して配置され、室外熱交換器13を流れる冷媒との間で熱交換をさせる室外空気を、室外熱交換器13に対して供給する。
室外ファン16は、駆動源である室外ファンモータ16aを有している。空気調和装置10が室外ファンモータ16aの回転数を変更することによって、室外熱交換器13に供給する空気の風量を変更することができる。
(3)空気調和装置10の動作
(3−1)冷房運転
冷房運転では、図1に示す四路切換弁15が実線で示す状態となり、圧縮機12、室内ファン30、室外ファン16が運転状態となる。これにより、冷媒回路Cでは、室外熱交換器13が凝縮器となり、室内熱交換器32が蒸発器となる冷凍サイクルが行われる。
具体的には、圧縮機12で圧縮された高圧冷媒は、室外熱交換器13を流れ、室外空気と熱交換する。室外熱交換器13では、高圧冷媒が室外空気へ放熱する。室外熱交換器13で放熱した冷媒は、室内ユニット20へ送られる。室内ユニット20では、冷媒が室内膨張弁39で減圧された後、室内熱交換器32を流れる。
室内ユニット20では、室内ファン30から吹き出された室内空気が、室内熱交換器32を通過し、冷媒と熱交換する。室内熱交換器32では、冷媒が室内空気から吸熱して蒸発し、室内空気が冷媒によって冷却される。
室内熱交換器32で冷却された空気は、室内空間へ供給される。また、室内熱交換器32で蒸発した冷媒は、圧縮機12に吸入され再び圧縮される。
(3−2)暖房運転
暖房運転では、図1に示す四路切換弁15が破線で示す状態となり、圧縮機12、室内ファン30、室外ファン16が運転状態となる。これにより、冷媒回路Cでは、室内熱交換器32が凝縮器となり、室外熱交換器13が蒸発器となる冷凍サイクルが行われる。
具体的には、圧縮機12で圧縮された高圧冷媒は、室内ユニット20の室内熱交換器32を流れる。室内ユニット20では、室内ファン30から吹き出された室内空気が、室内熱交換器32を通過し、冷媒と熱交換する。室内熱交換器32では、冷媒が室内空気へ放熱し、室内空気が冷媒によって加熱される。
室内熱交換器32で加熱された空気は、室内空間へ供給される。また、室内熱交換器32で放熱した冷媒は、室外膨張弁14で減圧された後、室外熱交換器13を流れる。室外熱交換器13では、冷媒が室外空気から吸熱して蒸発する。室外熱交換器13で蒸発した冷媒は、圧縮機12に吸入され再び圧縮される。
(4)防音カバー50の説明
図3Aにおいて、液閉鎖弁4およびガス閉鎖弁5が取り付けられている閉鎖弁取り付け板90の背面側に、圧縮機を覆う防音カバー50が配置されている。図3Cは、図3Aから圧縮機を覆った状態の防音カバー50を取り出したときの当該防音カバー50の斜視図である。図3Cにおいて、防音カバー50の上部から2本の配管が突き出ており、図3C正面視右側の配管が吸入管12bであり、図3C正面視左側の配管が吐出管12cである。
(4−1)第1部材51、および第2部材52の概要
図4は、図3Aの防音カバー50を鉛直高さ方向の中央で切断したときの断面図である。図4において、圧縮機12の吸入側にはアキュムレータ17が接続されており、防音カバー50は圧縮機12だけでなくアキュムレータ17も覆うことができる。
また、図4に示すように、防音カバー50は、前後または左右方向に第1部材51と第2部材52とに分割されている。したがって、圧縮機12から視て、第1部材51が圧縮機12を覆う方向を第1方向とすると、第2部材52は圧縮機12を第1方向と異なる方向から覆っている。
第1部材51、および第2部材52は、所定の厚みを有するガラスウールGUを樹脂製の薄板PBで挟んだシート状の部材を、金型内の高温下で圧力を加えて所定の形状に成形したものである。
圧縮機12およびアキュムレータ17の側面と、第1部材51および第2部材52との間には空気層が生じるように空間が設けられている。
図5は、防音カバー50に覆われた圧縮機12およびアキュムレータ17を、第1部材51を取り外して視たときの正面図である。図5において、圧縮機12およびアキュムレータ17の上面と、第1部材51および第2部材52との間にも空気層が生じるように空間が設けられている。
このように、防音カバー50は、圧縮機12を上から被せるように覆うのではなく、第1部材51と第2部材52とが、圧縮機12およびアキュムレータ17の上面および側面との間に空気層ができるように圧縮機12を側面から覆っている。
したがって、防音カバー50が圧縮機12の天面、側面に接触しないので、天面および側面からの振動が防音カバー50に伝わることがなく、騒音を抑制することができる。
(4−2)第1部材51、および第2部材52の細部構成
図6Aは、防音カバー50を第1部材51側から視たときの当該防音カバー50の斜視図である。また、図6Bは、防音カバー50を第2部材52側から視たときの当該防音カバー50の斜視図である。図6Aおよび図6Bにおいて、第1部材51と第2部材52とは、共に断面形状が凹状の胴部を成している。そして、第1部材51と第2部材52とが、互いに凹状の胴部の凹面が対向するように重なることによって、上端が閉じた筒状の容器が形成される。
ここで、第1部材51の頭部を第1頭部511、第1部材51の胴部を第1胴部513という。同様に、第2部材52の頭部を第2頭部521、第2部材52の胴部を第2胴部523という。
(4−2−1)第1頭部511、および第2頭部521
第1頭部511は、圧縮機12およびアキュムレータ17の上面の約半分を覆う。第1胴部513は、圧縮機12およびアキュムレータ17の側面の約半分を覆う。第1頭部511と第1胴部513とは滑から曲面で繋がっている。
第2頭部521も、圧縮機12およびアキュムレータ17の上面の約半分を覆う。第2胴部523も、圧縮機12およびアキュムレータ17の側面の約半分を覆う。第2頭部521と第2胴部523とは滑から曲面で繋がっている。
(4−2−2)第1フランジ515と第2フランジ525
また、第1部材51は、その端面と平行にフランジが形成されている。第1部材51のフランジを第1フランジ515という。第2部材52も、その端面と平行にフランジが形成されており、第2部材52のフランジを第2フランジ525という。
第1部材51と第2部材52とが、圧縮機12およびアキュムレータ17を覆ったとき、第1フランジ515と第2フランジ525とが重なり合う。
第1フランジ515および第2フランジ525は、圧縮機12から上方に向かって延びる吐出管12cと、アキュムレータ17から上に延びる吸入管12bとを挟んで支持する。
そのため、第1フランジ515には、吐出管12cの外周の半分が嵌まる円弧溝516aと、吸入管12bの外周の半分が嵌まる円弧溝516bとが形成されている。
同様に、第2フランジ525には、吐出管12cの外周の半分が嵌まる円弧溝526aと、吸入管12bの外周の半分が嵌まる円弧溝526bとが形成されている。
第1フランジ515には、一部が他の部分よりも横方向に張り出している突出片517aが設けられている。
一方、第2フランジ525には、第1フランジ515の突出片517aに対応する受け片527aが設けられている。受け片527aは他の部分よりも横方向に張り出し、かつ、厚み方向に突出するように切り起こされて、その断面がL字型となるように形成されている。
第1フランジ515の突出片517aが第2フランジ525の受け片527aに上から挿入されることによって、突出片517aが受け片527aに保持され、第1部材51と第2部材52とが連結される。
突出片517aは第1胴部513から視て左右両側のフランジ部分に設けられ、受け片527aも突出片517aに対応するように第2胴部523から視て左右両側のフランジ部分に設けられている。
なお、突出片517aは第1胴部513から視て左右いずれか一方のフランジ部分にのみ設けられ、受け片527aも突出片517aに対応するように第2胴部523から視て左右いずれか一方のフランジ部分にのみ設けられている、構成であってもよい。
突出片517aが設けられていないフランジ部分、および受け片527aが設けられていないフランジ部分には、同心、同径の貫通孔が設けられ、共通のボルトが挿入されナットで締結される、構成であってもよい。
(4−3)第1移動制限部518、および第2移動制限部528
第1胴部513の下方には、第1部材51を所定の位置に固定する第1移動制限部518が設けられている。圧縮機12は、ケーシング70の底板72に、複数の脚部121(図5参照)を介して固定されている。その複数の脚部121の少なくとも1つの脚部121を、第1移動制限部518で覆うことによって、脚部121が、第1部材51が自由に移動することを制限している。
圧縮機12の脚部121は、平面視で圧縮機12の外周よりも外側に位置するので、その脚部121を覆う第1移動制限部518も第1胴部513の外面よりも外側に張り出す。但し、第1部材51の第1胴部513は、圧縮機12の外周との間に空間をできるように寸法設定されているので、圧縮機12に対する脚部121の張り出しの程度に比べて、第1胴部513に対する第1移動制限部518の張り出しの程度は小さい。
同様に、第2胴部523の下方にも、第2部材52を所定の位置に固定する第2移動制限部528が設けられており、少なくとも1つの脚部121を第2移動制限部528で覆うことによって、脚部121が、第2部材52が自由に移動することを制限している。
第2部材52の第2胴部523は、圧縮機12の外周との間に空間をできるように寸法設定されているので、圧縮機12に対する脚部121の張り出しの程度に比べて、第2胴部523に対する第2移動制限部528の張り出しの程度は小さい。
圧縮機12を覆う際の第1部材51の取り付け位置は、脚部121と第1移動制限部518とによって決まる。同様に、圧縮機12を覆う際の第2部材52の取り付け位置は、脚部121と第2移動制限部528とによって決まる。
(5)メンテナンス性
ケーシング70から右前板76および右側板74が取り外され、グリル75aを正面にして防音カバー50を視たとき、第1部材51が第2部材52よりも前方となる。
サービスパーソンは、圧縮機12のメンテナンス、たとえば、圧縮機12の交換を行う場合、防音カバー50を圧縮機12から取り外す必要がある。仮に、防音カバー50が一部品で形成されている場合、図3Aに示すように、圧縮機12の周辺には冷媒配管が存在するため、防音カバー50の取り外しは容易ではない。
しかし、防音カバー50が複数の部材に分かれていれば、サービスパーソンは、第1部材51の突出片517aを第2部材52の受け片527aから抜けるように第1部材51を持ち上げることができる。それによって、第1部材51と第2部材52との連結が解消されるので、サービスパーソンは前方に位置する第1部材51のみをケーシング70から取り出せばよい。
図5に示すように、圧縮機12は、天面に電気配線が接続される端子123、およびその端子123を覆う端子カバー125を有している。但し、端子カバー125を廃止して、端子123を第1部材51または第2部材52で直接覆うようにしてもよい。
図5では、端子123は端子カバー125に覆われ、その端子カバー125は、第2部材52に覆われている。
サービスパーソンは防音カバー50をケーシング70から取り出すことによって、端子カバー125に触れることができる。しかし、防音カバー50が一部品の場合は、端子カバー125に触れるために、防音カバー50をすべて取り外さなければならない。上述の通り、防音カバー50の取り外しが容易でないので、端子カバー125への接触も容易でない。
しかし、防音カバー50が複数の部材に分かれていれば、サービスパーソンは、第1部材51と第2部材52とを分離することができる。それによって、第1部材51および第2部材52を圧縮機12周辺の配管との干渉を避けながら、別々にケーシング70から取り出すことができる。その結果、サービスパーソンは端子カバー125に容易に触れることができる。
また、圧縮機12周囲の配管と第1部材51との間、および圧縮機12周辺の配管と第2部材52との間に隙間があれば、分離された第1部材51および第2部材52をその隙間距離だけ離れるように傾けることができる。それによって、サービスパーソンは、ケーシング70から各部材を取り出すことなく、端子カバー125を露出させることができる。その結果、サービスパーソンは第1部材51および第2部材52をケーシング70から取り出すことなく、端子カバー125に触れることができる。
なお、端子123および端子カバー125が圧縮機12の胴部に設けられている場合もあるので、かかる場合、第1部材51および第2部材52のうち、端子123および端子カバー125を覆う部材をケーシング70から取り出せばよい。
また、圧縮機12をケーシング70から取り出すためには、[吸入管12bと配管とのロウ付け部分である第1接続部]を高温に加熱してロウを溶融して配管を取り外す作業、および[吐出管12cと配管とのロウ付け部分である第2接続部]を高温に加熱してロウを溶融して配管を取り外す作業を行うので、圧縮機12の上方が高温にさらされる。
それゆえ、圧縮機12を覆う防音カバー50にロウ溶融時の火炎が移らないように防音カバー50を取り外す必要がある。仮に、防音カバー50が一部品で成形されているならば、防音カバー50を取り外す際に、圧縮機12周辺の配管と干渉して、防音カバー50の取り外しが難航する。
しかしながら、第1部材51と第2部材52とが分離可能であるため、分離された第1部材51および第2部材52を、圧縮機12周辺の配管との干渉を避けながら別々に取り外すことができる。
複数の部品で構成された防音カバー50は、一部品で構成された防音カバーに比べて、圧縮機12の周囲を容易に開放することができ、圧縮機12のほぼ全体を露出させることができる。その結果、第1部材51および第2部材52に熱損傷を与えることなく、吸入管12bおよび吐出管12cから配管を取り外すことができる。
次に、圧縮機12の修理または交換が終了し、ケーシング70の元の位置への据え付けが完了した後は、吸入管12bおよび吐出管12cそれぞれに配管が接続される。この際、[吸入管12bと配管との接続予定部分である第1接続部]を高温に加熱してロウを溶融して配管を取り付ける作業、および[吐出管12cと配管との接続予定部分である第2接続部]を高温に加熱してロウを溶融して配管を取り付ける作業を行うので、圧縮機12の上方が高温にさらされる。
しかし、第1部材51および第2部材52が取り外され、圧縮機12のほぼ全体を露出させているので、第1部材51および第2部材52に熱損傷を与えることなく、吸入管12bおよび吐出管12cに配管をロウ付けすることができる。
さらに、ロウ付け作業の完了後に、再び圧縮機12に防音カバー50を取り付ける際にも、第1部材51および第2部材52を別々に取り付けることができる。その結果、圧縮機12周辺の配管との干渉を避けながら、第1部材51おとび第2部材52を圧縮機12の周囲に配置して圧縮機12を覆うことができる。
吸入管12bおよび吐出管12cとの配管の取り付け・取り外し時に、必ずしも、第1部材51および第2部材52の両方を取り外す必要はなく、熱損傷の懸念がない部材については取り外すことなく、作業を進めてもよい。
上記のように、本実施形態に係る圧縮機12の防音カバー50では、第1部材51と第2部材52とを分離することによって圧縮機12を露出させることができるので、メンテナンス性が良い。
(6)特徴
(6−1)
防音カバー50は、圧縮機12を側面から覆う第1部材51と第2部材52とを備えており、第1部材51が圧縮機12を第1方向から覆い、第2部材52が圧縮機12を第1方向と異なる方向から覆う。その結果、第1部材51と第2部材52とが前後または左右に分離されることによって圧縮機12を露出させることができ、メンテナンス性が良い。
(6−2)
圧縮機12は電気配線が接続される端子123を有しており、端子123は、第1部材51または第2部材52に覆われている。
(6−3)
圧縮機12を覆う際の第1部材51の取り付け位置が、脚部121と第1移動制限部518とによって決まる。また、圧縮機12を覆う際の第2部材52の取り付け位置が、脚部121と第2移動制限部528とによって決まる。
<第2実施形態>
第1実施形態では、圧縮機12の防音カバー50を、第1部材51と第2部材52とで前後または左右に分離する構成について説明したが、2つの部材に分離することに限定するものではない。
図7Aは、本開示の第2実施形態に係る防音カバー50を第1部材51側から視たときの当該防音カバーの斜視図である。図7Bは、本開示の第2実施形態に係る防音カバー50を第3部材53側から視たときの当該防音カバーの斜視図である。図7Aおよび図7Bにおいて、第1実施形態において第2部材52であった部分(以下、第2部材相当部分という)が、第2実施形態では、上下に分割されて、第3部材53と第4部材54とに分かれている。
第2部材相当部分が第3部材53と第4部材54とに分割されていること以外では、第1実施形態と第2実施形態とは同じである、ここでは、第3部材53、第4部材54についてのみ説明する。
(1)第3部材53
ケーシング70のグリル75aを正面にして防音カバー50を視たとき、第3部材53は、第1部材51の後方に位置し、圧縮機12の天面および上部側面の後方半分を覆っている。したがって、圧縮機12から視て、第1部材51が圧縮機12を覆う方向を第1方向とすると、第3部材53は圧縮機12を第1方向とは異なる方向から覆っている。
第3部材53は、第1部材51と同様に、所定の厚みを有するガラスウールGUを樹脂製の薄板PBで挟んだシート状の部材を、金型内の高温下で圧力を加えて所定の形状に成形したものである。
第3部材53は、第1部材51と連結されたとき、圧縮機12およびアキュムレータ17の天面と第3部材53との間に空気層が生じるように、窪んだ形状に成形されている。
第1実施形態と同様に、第1部材51の第1フランジ515に対応するように第3フランジ535が形成されており、それらが連結されることによって第1部材51と第3部材53とが連結される。
連結の具体的手段としては、第1部材51の第1フランジ515および第3部材53の第3フランジ535のいずれか一方に第1実施形態と同じ突出片、他方に第1実施形態と同じ受け片を設けて連結してもよい。
また、第1フランジ515および第3フランジ535の双方に同じ位置で、且つ同径の孔を設けておき、ボルトとナットで締結してもよい。
第1フランジ515および第3フランジ535は、圧縮機12から上方に向かって延びる吐出管12cと、アキュムレータ17から上に延びる吸入管12bとを挟んで支持する。そのため、第3フランジ535には、吐出管12cの外周の半分が嵌まる円弧溝536aと、吸入管12bの外周の半分が嵌まる円弧溝536bとが形成されている。
(2)第4部材54
ケーシング70のグリル75aを正面にして防音カバー50を視たとき、第4部材54は、第1部材51の後方に位置し、圧縮機12の側面の後方半分を覆っている。したがって、圧縮機12から視て、第1部材51が圧縮機12を覆う方向を第1方向とすると、第4部材54は圧縮機12を第1方向とは異なる方向から覆っている。
第4部材54は、第1部材51と同様に、所定の厚みを有するガラスウールGUを樹脂製の薄板PBで挟んだシート状の部材を、金型内の高温下で圧力を加えて所定の形状に成形したものである。
第4部材54は、第3部材53の直下に位置し、第1部材51と連結されたとき、圧縮機12およびアキュムレータ17の側面と第4部材54との間に空気層が生じるように、窪んだ形状に成形されている。
第1実施形態と同様に、第1部材51の第1フランジ515に対応するように第4フランジ545が形成されており、それらが連結されることによって第1部材51と第4部材54とが連結される。
連結の具体的手段としては、第1実施形態と同様に、第1部材51の突出片が挿入される受け片を第4フランジ545に設けて連結してもよい。
また、第1フランジ515および第4フランジ545の双方に同じ位置で、且つ同径の孔を設けておき、ボルトとナットで締結してもよい。
第4部材54の第4胴部543の下方にも、第4部材54を所定の位置に固定する第4移動制限部548が設けられており、少なくとも1つの脚部121を第4移動制限部548で覆うことによって、脚部121が、第4部材54が自由に移動することを制限している。圧縮機12を覆う際の第4部材54の取り付け位置は、脚部121と第4移動制限部548とによって決まる。
(3)メンテナンス性
ケーシング70から右前板76および右側板74が取り外され、グリル75aを正面にして防音カバー50を視たとき、第1部材51が第3部材53、第4部材54よりも前方となる。
サービスパーソンは、圧縮機12のメンテナンス、たとえば、圧縮機12の交換を行う場合、第1部材51と第3部材53をケーシング70から取り出す。
これによって、圧縮機12の前方、および端子123、およびその端子123を覆う端子カバー125が露出するので、サービスパーソンは第4部材54をケーシング70から取り出すことなく、端子123および端子カバー125に触れることができる。
また、圧縮機12をケーシング70から取り出すためには、[吸入管12bと配管とのロウ付け部分である第1接続部]を高温に加熱してロウを溶融して配管を取り外す作業、および[吐出管12cと配管とのロウ付け部分である第2接続部]を高温に加熱してロウを溶融して配管を取り外す作業を行うので、圧縮機12の上方が高温にさらされる。
しかし、第1部材51および第3部材53がケーシング70から取り出されたことによって、圧縮機12の天面全体を露出させることができるので、第1部材51および第3部材53に熱損傷を与えることなく、吸入管12bおよび吐出管12cから配管を取り外すことができる。
(4)第2実施形態の特徴
防音カバー50は、ケーシング70のグリル75aを正面に視て、前面の第1部材51と、背面上部の第3部材53と、第3部材53の直下に位置する第4部材54とで構成されている。第3部材53は、第4部材54よりも、吸入管12bと配管とのロウ付け部分(第1接続部)および吐出管12cと配管とのロウ付け部分(第2接続部)に近い。
したがって、第1部材51、第3部材53をケーシング70から取り出せば、第1部材51および第3部材53に熱損傷を与えることなく、吸入管12bおよび吐出管12cから配管を取り外すことができる。
(5)変形例
第2実施形態の防音カバー50では、第1部材51と連結される部材を、上下に分割して、上方の第3部材53と、下方の第4部材54とに分ける構成とした。
しかし、圧縮機12の構成、吸入管12bと配管とのロウ付け部分(第1接続部)および吐出管12cと配管とのロウ付け部分(第2接続部)の位置によっては、第1実施形態において第2部材52であった部分(以下、第2部材相当部分)の分割方法を合理的に変更すべきである。以下、概略図を用いて説明する。
(5−1)第1変形例
図8は、第1変形例に係る防音カバー50Bと、それに覆われた圧縮機12とを示した概略斜視図である。図8において、防音カバー50は、第1部材51Bと、第3部材53Bと、第4部材54Bとで構成されている。第2部材相当部分は、横方向に分割されて、第3部材53Bと第4部材54Bとに分かれている。
圧縮機12の天面から、吸入管12bと吐出管12cが上方に延びて、防音カバー50の上部から突出している。吸入管12bは、第1部材51と第4部材54Bとによって挟まれ保持されている。また、吐出管12cは、第1部材51と第3部材53Bとによって挟まれ保持されている。
したがって、吸入管12bと配管とのロウ付け部分である第1接続部C1を高温に加熱してロウを溶融して配管を取り外す場合には、第1部材51Bと第4部材54Bをケーシング70から取り出すだけで良い。なぜなら、第4部材54Bは、第3部材53Bよりも第1接続部C1に近いからである。
一方、吐出管12cと配管とのロウ付け部分である第2接続部C2を高温に加熱してロウを溶融して配管を取り外す場合には、第1部材51Bと第3部材53Bをケーシング70から取り出すだけで良い。なぜなら、第3部材53Bは、第4部材54Bよりも第2接続部C2に近いからである。
(5−2)第2変形例
図9は、第2変形例に係る防音カバー50Cと、それに覆われた圧縮機12とを示した概略斜視図である。図9において、防音カバー50Cは、第1部材51Cと、第3部材53Cと、第4部材54Cとで構成されている。第2部材相当部分は、横方向に分割されて、第3部材53Cと第4部材54Cとに分かれている。
圧縮機12の天面から、吸入管12bが上方に延びて、防音カバー50の上部から突出している。吸入管12bは、第1部材51Cと第4部材54Cとによって挟まれ保持されている。また、圧縮機12の側面から、吐出管12cが水平に延びて、防音カバー50の側面から突出している。吐出管12cは、第1部材51Cと第3部材53Cとによって挟まれ保持されている。
したがって、吸入管12bと配管とのロウ付け部分である第1接続部C1を高温に加熱してロウを溶融して配管を取り外す場合には、第1部材51Cと第4部材54Cをケーシング70から取り出すだけで良い。なぜなら、第4部材54Bは、第3部材53Bよりも第1接続部C1に近いからである。
一方、吐出管12cと配管とのロウ付け部分である第2接続部C2を高温に加熱してロウを溶融して配管を取り外す場合には、第1部材51Cと第3部材53Cをケーシング70から取り出すだけで良い。なぜなら、第3部材53Cは、第4部材54Cよりも第2接続部C2に近いからである。
(5−3)第3変形例
図10は、第3変形例に係る防音カバー50Dと、それに覆われた圧縮機12とを示した概略斜視図である。図10において、防音カバー50Dは、第1部材51Dと、第3部材53Dと、第4部材54Dとで構成されている。第2部材相当部分は、横方向に分割されて、第3部材53Dと第4部材54Dとに分かれている。
圧縮機12の天面から、吸入管12bと吐出管12cが上方に延びて、防音カバー50Dの上部から突出している。
吸入管12bは、第1部材51Dと第4部材54Dとによって挟まれ保持されている。したがって、吸入管12bと配管とのロウ付け部分である第1接続部C1を高温に加熱してロウを溶融して配管を取り外す場合には、第1部材51と第4部材54Bをケーシング70から取り出すだけで良い。なぜなら、第4部材54Bは、第3部材53Bよりも第1接続部C1に近いからである。
また、吐出管12cは、第1部材51Dと第3部材53Dとによって挟まれ保持されている。したがって、吐出管12cと配管とのロウ付け部分である第2接続部C2を高温に加熱してロウを溶融して配管を取り外す場合には、第1部材51Dと第4部材54Dをケーシング70から取り出すだけで良い。なぜなら、吐出管12cが途中で第4部材54Dに近づく方向に曲げられているおり、第4部材54Dが第3部材53Dよりも第2接続部C2に近いからである。
以上、本開示の実施形態を説明したが、特許請求の範囲に記載された本開示の趣旨および範囲から逸脱することなく、形態や詳細の多様な変更が可能なことが理解されるであろう。
10 空気調和装置(冷凍装置)
12 圧縮機
12b 吸入管
12c 吐出管
50 防音カバー
51 第1部材
51B 第1部材
51C 第1部材
51D 第1部材
52 第2部材
53 第3部材
53B 第3部材
53C 第3部材
53D 第3部材
54 第4部材
54B 第4部材
54C 第4部材
54D 第4部材
121 脚部
特開2004−143975号公報

Claims (8)

  1. 圧縮機(12)の上面および側面との間に空間ができるように、前記圧縮機(12)を覆う、圧縮機の防音カバーであって、
    前記圧縮機(12)を第1方向から覆う第1部材(51)と、
    前記圧縮機(12)を前記第1方向と異なる方向から覆う第2部材(52)と、
    を備え、
    前記第1部材(51)と前記第2部材(52)とが前記圧縮機(12)を側面から覆う、
    圧縮機の防音カバー(50)。
  2. 前記圧縮機(12)は、電気配線が接続される端子を有し、
    前記端子は、前記第1部材(51)または前記第2部材(52)に覆われている、
    請求項1に記載の圧縮機の防音カバー(50)。
  3. 前記圧縮機(12)は、前記圧縮機(12)を固定するための脚部(121)を有し、
    前記第1部材(51)および前記第2部材(52)の少なくとも1つの取り付け位置が前記脚部(121)によって制限される、
    請求項1又は請求項2に記載の圧縮機の防音カバー(50)。
  4. 前記第2部材(52)は、さらに第3部材(53)と第4部材(54)とに分割されている、
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の圧縮機の防音カバー(50)。
  5. 前記圧縮機(12)は、冷媒を吸入する吸入管(12b)を有し、
    前記吸入管(12b)には、冷媒配管に接続する第1接続部(C1)が設けられており、
    前記第3部材(53)は、前記第4部材(54)よりも前記第1接続部(C1)に近い、
    請求項4に記載の圧縮機の防音カバー(50)。
  6. 前記圧縮機(12)は、冷媒を排出する吐出管(12c)を有し、
    前記吐出管(12c)には、冷媒配管に接続する第2接続部(C2)が設けられており、
    前記第4部材(54)は、前記第3部材(53)よりも前記第2接続部(C2)に近い、
    請求項4に記載の圧縮機の防音カバー(50)。
  7. 前記圧縮機(12)は、冷媒を吸入する吸入管(12b)と、冷媒を排出する吐出管(12c)とを有し、
    前記吸入管(12b)には、冷媒配管に接続する第1接続部(C1)が設けられ、
    前記吐出管(12c)には、冷媒配管に接続する第2接続部(C2)が設けられ、
    前記第3部材(53)は、前記第4部材(54)よりも前記第1接続部(C1)および前記第2接続部(C2)に近い、
    請求項4に記載の圧縮機の防音カバー(50)。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の圧縮機の防音カバー(50)を備える、
    冷凍装置の室外ユニット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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