JP2021016917A - 動力工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】先端工具の着脱が容易な動力工具を提供する。【解決手段】動力工具1は、先端工具18を下方から挟持するツールシャフト30と、ピン27を中心に揺動してツールシャフト30の上下方向の移動を規制可能な一対のクランプ材26と、クランプ材26の状態を作業者が移行可能なクランプレバー40と、を有する。クランプレバー40により、クランプ材26がツールシャフト30の上下方向の移動を規制し且つクランプ材26の揺動が規制された固定状態と、クランプ材26の揺動が規制されない仮固定状態と、クランプ材26がツールシャフト30の上下方向の移動を規制せず且つクランプ材26の揺動が規制された非保持状態と、の間で移行できる。【選択図】図2

Description

本発明は、マルチツール等の動力工具に関する。
下記特許文献1は、先端工具を往復動させる動力工具を開示する。先端工具は、バネによる挟み込みの力で工具本体に固定される。先端工具の装着のためには、バネによる挟み込みを行う前段階で、先端工具を工具本体に保持させる作業が必要である。また、先端工具の取外しのためには、バネによる挟み込みを解除した後、工具本体による先端工具の保持を解除する作業が必要である。
特開2015−127075号公報
特許文献1の動力工具における先端工具の着脱作業は、レバーの回動操作と、ガイド部材を移動し回転させる作業と、工具保持部材を着脱する作業とを要し、作業手順が多かった。
本発明はこうした状況を認識してなされたものであり、その目的は、先端工具の着脱が容易な動力工具を提供することにある。
本発明のある態様は、動力工具である。この動力工具は、
先端工具を挟持するツールシャフトと、
前記ツールシャフトによる挟持方向と交差する規制方向へ移動して前記ツールシャフトの前記挟持方向の移動を抑制可能なクランプ材と、
前記クランプ材の状態を作業者が変更可能なクランプレバーと、を有し、
前記クランプレバーにより、前記クランプ材が前記ツールシャフトに接触して前記ツールシャフトの前記挟持方向の移動を抑制する保持状態から、前記クランプ材が前記ツールシャフトの前記挟持方向の移動を抑制せず且つ前記クランプ材の前記規制方向への移動が規制された非保持状態に、変更できる。
前記保持状態は、前記クランプ材が前記ツールシャフトの前記挟持方向の移動を規制し且つ前記クランプ材の前記規制方向への移動が規制された固定状態、又は前記クランプ材の前記規制方向への移動が許容される仮固定状態の少なくとも一方を含んでもよい。
前記保持状態は、前記固定状態と前記仮固定状態を含み、
前記クランプレバーへの操作によって、前記固定状態と前記仮固定状態と前記非保持状態とを選択的に変更可能であってもよい。
前記ツールシャフトは、凹凸状の被係合部を有し、
前記クランプ材は前記被係合部と係合して前記ツールシャフトの前記挟持方向の移動を規制できてもよい。
前記ツールシャフトは、前記先端工具を押圧する基部と、前記基部から延在し、前記被係合部が形成された軸部と、を有してもよい。
前記クランプレバーの操作によって前記クランプ材が前記挟持方向に移動し、
前記仮固定状態と前記非保持状態との間では、前記クランプ材が前記規制方向にも移動してもよい。
前記クランプ材の前記規制方向への移動をガイドする、前記挟持方向に対して傾斜した傾斜部を有してもよい。
前記クランプ材を揺動可能に支持するクランプシャフトを有し、前記クランプ材の前記規制方向への移動は、前記クランプシャフトに対する揺動であってもよい。
前記クランプ材を前記規制方向に付勢する規制方向付勢手段を有し、
前記仮固定状態では、前記規制方向付勢手段の付勢力により、前記クランプ材が前記ツールシャフトを仮保持してもよい。
前記非保持状態から前記仮固定状態となるように前記クランプレバーを付勢するレバー付勢手段を有してもよい。
前記クランプレバーは、自身の回動により前記クランプ材を前記規制方向に移動させる押圧部を有し、
前記非保持状態では、前記押圧部による押圧の反力が前記クランプレバーを前記仮固定状態となるように回動させるモーメントを持ってもよい。
前記クランプ材を前記挟持方向に付勢する挟持方向付勢手段を有し、
前記クランプレバーの操作により、前記挟持方向付勢手段の付勢に抗して前記クランプ材を前記挟持方向に移動できてもよい。
前記保持状態は前記仮固定状態であり、
前記非保持状態から前記仮固定状態となるように前記クランプレバーを付勢するレバー付勢手段を有してもよい。
本発明の別の態様は、動力工具である。この動力工具は、
先端工具を挟持するツールシャフトと、
前記ツールシャフトによる挟持方向と交差する規制方向へ移動して前記ツールシャフトの前記挟持方向の移動を抑制可能なクランプ材と、
前記クランプ材の状態を作業者が変更可能なクランプレバーと、を有し、
前記クランプレバーにより、前記ツールシャフトが自身の自重によって前記挟持方向に移動してしまうことを抑制する保持状態から、前記ツールシャフトが自身の自重によって前記挟持方向に移動することを許容する非保持状態に、前記クランプ材の状態を変更できる。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法やシステムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、先端工具の着脱が容易な動力工具を提供することができる。
本発明の実施の形態1に係る動力工具1の側断面図。 動力工具1の固定状態における要部拡大断面図。 図2のA矢視図であって、先端工具18、ツールシャフト30、アタッチメントリング29、及びコイルバネ28を省略した図。 動力工具1の仮固定状態における要部拡大断面図。 動力工具1の非保持状態における要部拡大断面図。 図5のクランプ材26の周囲の拡大図。 クランプシャフト24の正断面図。 クランプ材26の斜視図。 本発明の実施の形態2に係る動力工具の固定状態における要部拡大断面図。 前記動力工具の仮固定状態における要部拡大断面図。 前記動力工具の非保持状態における要部拡大断面図。
以下において、各図面に示される同一または同等の構成要素、部材等には同一の符号を付し、適宜重複した説明は省略する。実施の形態は、発明を限定するものではなく例示である。実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
(実施の形態1)
図1〜図8を参照し、本発明の実施の形態1を説明する。本実施の形態は、動力工具1に関する。図1、図2、図4及び図5により、動力工具1における互いに直交する前後、上下の各方向を定義する。前後方向は、動力工具1のモータ9の軸方向と平行である。上下方向は、動力工具1の出力軸部20の軸方向と平行である。また、上下及び前後方向と垂直な方向を左右方向と定義する。
動力工具1は、着脱可能に装着した電池パック4の電力で動作するコードレスタイプのマルチツールである。動力工具1の外殻は、モータハウジング2及びフロントカバー3により形成される。モータハウジング2及びフロントカバー3は、共に例えば樹脂成形体である。モータハウジング2は、筒形状であり、前端部にフロントカバー3が固定される。モータハウジング2の後端部に、電源となる電池パック4が着脱可能に装着される。モータハウジング2の上部には、作業者がモータ9の駆動、停止を切り替えるためのトリガ(操作部)7、及び作業者がモータ9の回転速度を設定するための速度(振動数)設定ダイヤル6が設けられる。トリガ7の操作に連動して、モータハウジング2内のスイッチ8のオンオフが切り替わる。
モータハウジング2内には、制御基板5、スイッチ8及びモータ9が収容保持される。制御基板5は、モータ9の後方下部に位置する。制御基板5は、モータ9の駆動制御を行うコントローラやスイッチング素子等を搭載する。スイッチ8は、制御基板5の上方に位置する。モータ9は、ブラシレスモータである。ボールベアリング(軸受)10は、モータ9の回転軸の後部を回転自在に支持する。モータ9の回転軸の前部には、スピンドル11が一体回転可能に設けられる。スピンドル11は、モータ9と同軸である。ボールベアリング(軸受)12は、スピンドル11を回転自在に支持する。スピンドル11の前端には、偏心軸部13が設けられる。偏心軸部13の中心軸は、スピンドル11の中心軸と平行であるが、スピンドル11の中心軸に対して所定距離だけずれている。偏心軸部13の外周面に、ボールベアリング(軸受)14の内輪が取り付けられる。
ボールベアリング14の外輪と出力軸部20のユニットケース22の外周面とが、スイングアーム15によって連結される。スイングアーム15は、後方に延びるU字形状の一対のアーム部を有し、この一対のアーム部がボールベアリング14の外輪を挟む。スイングアーム15の前部は、ユニットケース22の外周面を囲み、ユニットケース22に固定される。偏心軸部13の回転により、スイングアーム15が出力軸部20の軸を中心に揺動する。これにより出力軸部20が自身の軸を中心とする回転方向に振動する。フロントカバー3内には例えばアルミ等からなる金属製のホルダ16が設けられ、ホルダ16にボールベアリング(軸受)17を介して出力軸部20のガイド21が回転自在に支持される。出力軸部20は、先端工具18を保持して振動する部分である。
出力軸部20において、ガイド21とユニットケース22は、互いに固定、一体化される。ユニットケース22の下端部には、アタッチメントリング29が取り付けられる。ガイド21は、シャフトホルダ23を上下方向に摺動自在に支持する。シャフトホルダ23の下部には、フランジ部23aが設けられる。フランジ部23aの下面は、クランプスプリング25の上端部と係合する。クランプスプリング25の付勢により、シャフトホルダ23の上部は、ガイド21から上方に突出する。
シャフトホルダ23は、下方に開口したネジ穴23bを有する。ネジ穴23bには、クランプシャフト24の上端部のネジ軸部24bが螺着する。これにより、シャフトホルダ23とクランプシャフト24とが互いに固定、一体化される。クランプシャフト24は、上下方向に延びる。クランプシャフト24の外周面とユニットケース22の内周面との間に、クランプスプリング25が設けられる。クランプスプリング25は、ユニットケース22とシャフトホルダ23とを互いに離間する方向に付勢する。クランプシャフト24は、シャフトホルダ23と一体に上下動する。また、クランプ材26は、クランプシャフト24と共に上下動する。クランプスプリング25は、シャフトホルダ23を上方に付勢することで、クランプ材26も上方に付勢しており、挟持方向付勢手段として機能する。
クランプシャフト24は、左右方向と平行なピン27を通す貫通穴24aを下端部に有する。一対のクランプ材(クランプピース)26は、ピン27により、クランプシャフト24に揺動(回動)可能に支持される。図8に示すように、クランプ材26は、ピン27を通す貫通穴26cを有する。クランプ材26は、ツールシャフト30の軸部32を規制方向としての前後方向から挟持して、ツールシャフト30の上下方向の移動を規制可能な部材である。クランプ材26は、軸部32と係合する凹凸部26aを有する。図6に示すように、クランプ材26の外面(凹凸部26aとは反対側の面)には、バネ保持穴26dが設けられる。バネ保持穴26dには、規制方向付勢手段としてのコイルバネ28の一端を含む一部が収容保持される。コイルバネ28の他端は、ユニットケース22の内周面と係合する。コイルバネ28は、クランプ材26をツールシャフト30の軸部32側に向けて付勢する。クランプ材26は、下端部に傾斜部26bを有する。傾斜部26bは、下に行くほど軸部32から離れるように上下方向に対して傾斜する。
アタッチメントリング29は、出力軸部20に対する先端工具18の角度(出力軸部20の軸周り方向の角度)を定めるための部材であって、ユニットケース22の下端部に固定される。アタッチメントリング29の下部に、先端工具18の基部が嵌入される。アタッチメントリング29の上面には、ツールシャフト30の軸部32の径方向外側となる位置に傾斜部29aが設けられる。傾斜部29aは部分的に円錐形状を成しており、下に行くほど軸部32から離れるように上下方向に対して傾斜する。なお、傾斜部29aはクランプ材26の可動範囲に対応する位置にあれば十分であり、本実施の形態におけるクランプ材の位置の場合には、傾斜部29aは軸部32の前後となる位置にあればよい。しかし本実施の形態においては、傾斜部29aを円錐状とし、周方向に一様な傾斜面を成すようにしたので、周方向(回転方向)におけるアタッチメントリング29の位置合わせが不要となり、組み立て性を向上させることができる。ツールシャフト30は、基部31及び軸部32を有する。基部31は、円状であって、アタッチメントリング29の下面との間に先端工具18の基部を挟持するための部分である。軸部32は、基部31の中心部から上方に延出し、先端工具18の貫通穴及びアタッチメントリング29の貫通穴を貫通し、ユニットケース22の内側に至る。軸部32の上端部外周面には被係合部としての凹凸部32aが設けられる。
クランプレバー40は、ピン42によってホルダ16に回動可能に連結される。クランプレバー40は、作業者の操作により、クランプ材26の状態を、図2に示す固定状態、図4に示す仮固定状態、及び図5に示す非保持状態の間で切替え(移行)可能な部材である。クランプレバー40の基端部には、押圧部としてのプッシュピース41が設けられる。プッシュピース41は、シャフトホルダ23の上端面と係合する。クランプレバー40の操作によって変化するプッシュピース41の回動位置により、図2に示す固定状態、図4に示す仮固定状態、及び図5に示す非保持状態が切り替わる。プッシュピース41は、ピン42の軸周りに、第1平面部43、偏心面部44、第2平面部45、及び角部46を有する。
図2に示す固定状態は、実作業を行うことが可能な状態である。図2に示す固定状態では、プッシュピース41の第1平面部43がシャフトホルダ23の上端面と非接触で近接対向し、プッシュピース41からシャフトホルダ23への押圧力は無い。このため、シャフトホルダ23は、クランプスプリング25の付勢力により、上限位置にある。このとき、クランプ材26は、ツールシャフト30の軸部32を前後方向から挟持し(クランプ材26の凹凸部26aと軸部32の凹凸部32aとが噛み合い)、ツールシャフト30の上下方向の移動を規制するように保持する(保持状態)。このとき、クランプ材26の外面(凹凸部26aとは反対側の面)の上部がユニットケース22の小径内面部22aと接触(係合)して、クランプ材26の軸部32から離れる方向(凹凸部26a、32aの噛み合いが外れる方向)への揺動(移動)が規制される。保持状態である固定状態では、ツールシャフト30は自重で出力軸部20から脱落しないようになっている。
図2に示す固定状態からクランプレバー40を図中時計回り方向に回動させると、プッシュピース41の偏心面部44がシャフトホルダ23の上端面と接触(係合)し、シャフトホルダ23をクランプスプリング25の付勢力に抗して押し下げていく。そしてプッシュピース41の第2平面部45がシャフトホルダ23の上端面と面接触(係合)するところまでクランプレバー40を時計回り方向に回動させると、図4に示す仮固定状態に移行する。
図4に示す仮固定状態では、クランプ材26の外面の大部分がユニットケース22の大径内面部22bと対向しており、クランプ材26の軸部32から離れる方向への揺動に対する規制の程度が緩和される。すなわち、仮固定状態では、クランプ材26は出力軸部20の内部における所定の範囲で移動(揺動)可能となる。換言すれば、仮固定状態では、クランプ材26のツールシャフト30を挟持する方向への移動が許容される。但し、クランプ材26は、コイルバネ28によりツールシャフト30の軸部32側に向けて付勢され、その付勢力により軸部32を挟持する(凹凸部26a、32aの噛み合いが維持される)。図4に示す仮固定状態では、作業者がクランプレバー40から手を離しても、クランプレバー40の回動位置は維持される。これは、シャフトホルダ23の上端面からプッシュピース41の第2平面部45に印加される反力(クランプスプリング25の弾性力)が、前後方向においてピン42と同じ位置に作用して、クランプレバー40に対する力のモーメントを持たないためである。従って、図4に示す仮固定状態では、クランプ材26の揺動は許容されながらも、ツールシャフト30の上下方向の移動が抑制された保持状態となっている。保持状態である仮固定状態では、ツールシャフト30は自重で出力軸部20から脱落しないようになっている。なお、本実施の形態の場合には、装着可能な先端工具の重さがツールシャフト30に加わっても、仮固定状態ではツールシャフト30が脱落しないように構成されている。
図4に示す仮固定状態からクランプレバー40を図中時計回り方向に回動させると、まずプッシュピース41の第2平面部45が傾きながらシャフトホルダ23をクランプスプリング25の付勢力に抗して押し下げ、次にプッシュピース41の角部46がシャフトホルダ23の上端面と接触(係合)してシャフトホルダ23をクランプスプリング25の付勢力に抗して押し下げ、図5に示す非保持状態に移行する。
図4に示す仮固定状態から図5に示す非保持状態に移行する過程で、クランプ材26の傾斜部26bとアタッチメントリング29の傾斜部29aとが係合(接触)し、クランプ材26がアタッチメントリング29の傾斜部29aに乗り上げる形で、クランプ材26がコイルバネ28の付勢力に抗して軸部32から離れる方向に揺動する(一対のクランプ材26が互いから離れる方向に移動する)。すなわち、傾斜部26b、29aは、クランプ材26の揺動(径方向への移動)をガイドする。クランプ材26が軸部32から一定以上離間すると、図6に示すように、凹凸部26a、32aの噛み合い(係合)が外れる。すなわち、一対のクランプ材26がツールシャフト30の軸部32を離す(挟持を解除する)。そうすると、ツールシャフト30及び先端工具18は、自重によりユニットケース22及びアタッチメントリング29から脱落が可能な状態となる。従って、非保持状態で図5のようにツールシャフト30の基部31が下方向を向くようにすれば、ツールシャフト30は自重によって脱落し、先端工具18を簡単に取り外すことができる。このとき、クランプ材26は、傾斜部26bがアタッチメントリング29の傾斜部29aと接触しており、軸部32に近づく方向への揺動が規制される。すなわち、一対のクランプ材26は互いに近づく方向への揺動が規制される。
以上の説明から明らかなように、作業者は、クランプレバー40を時計回りに回動させて図2に示す固定状態から図5に示す非保持状態に移行するというワンアクションの操作で、先端工具18を取り外すことができる。次に、先端工具18の取付けについて説明する。
先端工具の取り付け作業は、図4からツールシャフト30及び先端工具18が無くなった状態からスタートする。ここで、図5に示す非保持状態では、作業者がクランプレバー40から手を離すと、クランプレバー40が反時計回り方向に回動し、図4に示す仮固定状態に戻る。これは、シャフトホルダ23の上端面からプッシュピース41の角部46及び傾いた第2平面部45に印加される反力(クランプスプリング25の弾性力)が、ピン42よりも前方の位置に作用し、クランプレバー40を反時計回り方向に回動させる力のモーメントを持つためである。すなわち、クランプスプリング25は、図5に示す非保持状態から図4に示す仮固定状態に戻るに戻るようにクランプレバー40を付勢するレバー付勢手段としても機能する。
仮固定状態においてツールシャフト30が無い場合、クランプ材26の当接面26d(図8記載)が、クランプシャフト24の下端に形成された規制面24cと接触することで、クランプ材26の内方への移動が規制される。これによって、一対のクランプ材26の間に適度な間隔ができ、ツールシャフト30を2つのクランプ材26の間に挿入することが容易となる。図4では、一対のクランプ材26は、コイルバネ28により互いに近づく方向に付勢されているが、互いに離間方向に揺動することが規制されているわけではない。このため、作業者が先端工具18と組み合わせたツールシャフト30の軸部32をアタッチメントリング29の貫通穴に通し、ツールシャフト30を一定以上の力で押し上げることで、軸部32により一対のクランプ材26を押し広げながら、軸部32を一対のクランプ材26の間に入れ込むことができる。これにより、図4に示す仮固定状態となる。図4に示す仮固定状態になれば、作業者は、ツールシャフト30から手を離しても、コイルバネ28の付勢力により一対のクランプ材26がツールシャフト30の軸部32を挟持するため(凹凸部26a、32aの噛み合いが維持されるため)、ツールシャフト30及び先端工具18は落下しない。
図4に示す仮固定状態からクランプレバー40を反時計回り方向に回動させると、シャフトホルダ23は、上端面がプッシュピース41の偏心面部44と係合しながら、クランプスプリング25の付勢力により上方に押し上げられる。プッシュピース41の第1平面部43とシャフトホルダ23の上端面とが正対するまでクランプレバー40が反時計回り方向に回動すると、図2に示す固定状態となる。固定状態では、クランプ材26の外面がユニットケース22の小径内面部22aと接触して軸部32から離れる方向への揺動が規制され(一対のクランプ材26の互いから離れる方向への揺動が規制され)、ツールシャフト30はクランプ材26により強固に前後方向から挟持される。また、クランプスプリング25の付勢力によりツールシャフト30は上限位置まで弾性的に押し上げられており、先端工具18の基部は、ツールシャフト30の基部31とアタッチメントリング29とに上下方向から強固に挟持される。
本実施の形態によれば、下記の効果を奏することができる。
(1) クランプレバー40への操作によってクランプ材26を非保持状態とし、ツールシャフト30が自身の自重で取り外されることが可能となるので、取り外しの手間を省くことができる。また、ツールシャフト30の脱落を抑制する保持状態(固定状態又は仮固定状態)から、非保持状態への移行(変更)をクランプレバー40によって行うことができるので、先端工具の取り外しが容易となる。特に、クランプレバー40を図2から図5の状態まで回動させてクランプ材26を押し下げる過程で、一対のクランプ材26が開いてツールシャフト30の保持を解除する構成としているため、先端工具18を取り外す際に作業者は、クランプレバー40を図2の状態から図5の状態まで回動させるというワンアクションで先端工具18を取り外すことができ、実際に作業している状態(固定状態)から迅速に先端工具18を取外すことが容易となる。また、単一の操作部材による操作によってクランプ材26の状態を、固定状態と仮固定状態と非保持状態のそれぞれに変更可能となっているため、より一層先端工具の着脱作業が容易となる。
(2) 図4の状態では、一対のクランプ材26は、コイルバネ28により互いに近づく方向に付勢されているものの互いに離間方向に揺動することが可能な構成のため、先端工具18を取り付ける際に作業者は、クランプレバー40を図4の状態にして、先端工具18と組み合わせたツールシャフト30の軸部32を一対のクランプ材26の間に入れ込んだ後、クランプレバー40を図2の状態まで回動させることで先端工具18を取り付けることができ、先端工具18の取付け作業が容易である。ここで、クランプレバー40は、図5の状態から図4の状態に自動的に戻るため、実質的にツーアクションで先端工具18を取り付けることができる。また、図4の状態にあるクランプレバー40は、手を放しても同状態を維持するため、先端工具18と組み合わせたツールシャフト30の軸部32を一対のクランプ材26の間に入れ込む際にクランプレバー40を支えておく必要がなく、作業性が良い。また、ツールシャフト30の軸部32を一対のクランプ材26の間に入れ込むと、ツールシャフト30から手を放しても軸部32が一対のクランプ材26にコイルバネ28の付勢力で仮保持されてツールシャフト30が落下しないため、クランプレバー40を図2の状態まで回動させる際にツールシャフト30を支えておく必要がなく、作業性が良い。
(実施の形態2)
図9〜図11を参照し、本発明の実施の形態2を説明する。本実施の形態の動力工具もマルチツールである。本実施の形態は、実施の形態1と比較して、クランプレバー40及びプッシュピース41がクランプレバー70及びプッシュピース71に替わった点と、図11に示す非保持状態から図10に示す仮固定状態となるようにクランプレバー70を付勢するコイルバネ(レバー付勢手段)77が追加された点で相違し、その他の点で一致する。以下、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
クランプレバー70及びプッシュピース71は、先端工具18の取付け時及び取外し時の回動方向が実施の形態1のクランプレバー40及びプッシュピース41と反対になっていることを除けば、実施の形態1のクランプレバー40及びプッシュピース41と同等の構成、作用を有する。クランプレバー70は、ピン72によってホルダ16に回動可能に連結される。クランプレバー70の基端部に、プッシュピース71が設けられる。プッシュピース71は、シャフトホルダ23の上端面と係合する。プッシュピース71は、ピン72の軸周りに、第1平面部73、偏心面部74、第2平面部75、及び角部76を有する。コイルバネ77は、ホルダ16に保持される。
本実施の形態では、作業者はクランプレバー70を図9に示す固定状態から図中反時計回り方向に回動させることで、図10に示す仮固定状態を経由して図11に示す非保持状態に移行することができる。図11に示す非保持状態で作業者がクランプレバー70から手を離すと、シャフトホルダ23の上端面からプッシュピース71の角部76及び傾いた第2平面部75に印加される反力(クランプスプリング25の弾性力)のモーメントに加え、コイルバネ77の付勢力によるモーメントにより、クランプレバー70が時計回り方向に回動し、図10に示す仮固定状態に戻る。
本実施の形態も、実施の形態1と同様の作用効果を奏することができる。また、本実施の形態によれば、コイルバネ77の付勢力により、図11に示す非保持状態から図10に示す仮固定状態までより確実に自動的に戻すことができる。
以上、実施の形態を例に本発明を説明したが、実施の形態の各構成要素や各処理プロセスには請求項に記載の範囲で種々の変形が可能であることは当業者に理解されるところである。以下、変形例について触れる。
本発明の動力工具は、着脱可能に装着した電池パックの電力で動作するコードレスタイプに限定されず、外部の交流電源からの供給電力で動作するコード付きタイプであってもよい。本発明の動力工具において、モータは、ブラシレスモータに限定されず、ブラシ付きモータであってもよい。
1 動力工具(マルチツール)、2 モータハウジング、3 フロントカバー、4 電池パック、5 制御基板、6 速度(振動数)設定ダイヤル、7 トリガ(操作部)、8 スイッチ、9 モータ(ブラシレスモータ)、10 ボールベアリング(軸受)、11 スピンドル、12 ボールベアリング(軸受)、13 偏心軸部、14 ボールベアリング(軸受)、15 スイングアーム、16 ホルダ、17 ボールベアリング(軸受)、18 先端工具、20 出力軸部、21 ガイド、22 ユニットケース、22a 小径内面部、22b 大径内面部、23 シャフトホルダ、23a フランジ部、23b ネジ穴、24 クランプシャフト、24a 貫通穴、24b ネジ軸部、25 クランプスプリング、26 クランプ材(クランプピース)、26a 凹凸部、26b 傾斜部、26c 貫通穴、26d バネ保持穴、27 ピン、28 コイルバネ、29 アタッチメントリング、29a 傾斜部、30 ツールシャフト、31 基部、32 軸部、40 クランプレバー、41 プッシュピース、42 ピン、43 第1平面部、44 偏心面部、45 第2平面部、46 角部、70 クランプレバー、71 プッシュピース、72 ピン、73 第1平面部、74 偏心面部、75 第2平面部、76 角部、77 コイルバネ。

Claims (14)

  1. 先端工具を挟持するツールシャフトと、
    前記ツールシャフトによる挟持方向と交差する規制方向へ移動して前記ツールシャフトの前記挟持方向の移動を抑制可能なクランプ材と、
    前記クランプ材の状態を作業者が変更可能なクランプレバーと、を有し、
    前記クランプレバーにより、前記クランプ材が前記ツールシャフトに接触して前記ツールシャフトの前記挟持方向の移動を抑制する保持状態から、前記クランプ材が前記ツールシャフトの前記挟持方向の移動を抑制せず且つ前記クランプ材の前記規制方向への移動が規制された非保持状態に、変更できる、動力工具。
  2. 前記保持状態は、前記クランプ材が前記ツールシャフトの前記挟持方向の移動を規制し且つ前記クランプ材の前記規制方向への移動が規制された固定状態、又は前記クランプ材の前記規制方向への移動が許容される仮固定状態の少なくとも一方を含む、請求項1に記載の動力工具。
  3. 前記保持状態は、前記固定状態と前記仮固定状態を含み、
    前記クランプレバーへの操作によって、前記固定状態と前記仮固定状態と前記非保持状態とを選択的に変更可能である、請求項2に記載の動力工具。
  4. 前記ツールシャフトは、凹凸状の被係合部を有し、
    前記クランプ材は前記被係合部と係合して前記ツールシャフトの前記挟持方向の移動を規制できる、請求項3に記載の動力工具。
  5. 前記ツールシャフトは、前記先端工具を押圧する基部と、前記基部から延在し、前記被係合部が形成された軸部と、を有する、請求項3又は4に記載の動力工具。
  6. 前記クランプレバーの操作によって前記クランプ材が前記挟持方向に移動し、
    前記仮固定状態と前記非保持状態との間では、前記クランプ材が前記規制方向にも移動する、請求項1から5のいずれか一項に記載の動力工具。
  7. 前記クランプ材の前記規制方向への移動をガイドする、前記挟持方向に対して傾斜した傾斜部を有する、請求項6に記載の動力工具。
  8. 前記クランプ材を揺動可能に支持するクランプシャフトを有し、前記クランプ材の前記規制方向への移動は、前記クランプシャフトに対する揺動である、請求項6又は7に記載の動力工具。
  9. 前記クランプ材を前記規制方向に付勢する規制方向付勢手段を有し、
    前記仮固定状態では、前記規制方向付勢手段の付勢力により、前記クランプ材が前記ツールシャフトを仮保持する、請求項3から8のいずれか一項に記載の動力工具。
  10. 前記非保持状態から前記仮固定状態となるように前記クランプレバーを付勢するレバー付勢手段を有する、請求項3から9のいずれか一項に記載の動力工具。
  11. 前記クランプレバーは、自身の回動により前記クランプ材を前記規制方向に移動させる押圧部を有し、
    前記非保持状態では、前記押圧部による押圧の反力が前記クランプレバーを前記仮固定状態となるように回動させるモーメントを持つ、請求項10に記載の動力工具。
  12. 前記クランプ材を前記挟持方向に付勢する挟持方向付勢手段を有し、
    前記クランプレバーの操作により、前記挟持方向付勢手段の付勢に抗して前記クランプ材を前記挟持方向に移動できる、請求項3から11のいずれか一項に記載の動力工具。
  13. 前記保持状態は前記仮固定状態であり、
    前記非保持状態から前記仮固定状態となるように前記クランプレバーを付勢するレバー付勢手段を有する、請求項2に記載の動力工具。
  14. 先端工具を挟持するツールシャフトと、
    前記ツールシャフトによる挟持方向と交差する規制方向へ移動して前記ツールシャフトの前記挟持方向の移動を抑制可能なクランプ材と、
    前記クランプ材の状態を作業者が変更可能なクランプレバーと、を有し、
    前記クランプレバーにより、前記ツールシャフトが自身の自重によって前記挟持方向に移動してしまうことを抑制する保持状態から、前記ツールシャフトが自身の自重によって前記挟持方向に移動することを許容する非保持状態に、前記クランプ材の状態を変更できる、動力工具。
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