JP2019141960A - 電動工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】カバーをハウジングに取り付ける際の作業性を向上することが可能な技術を提供する。【解決手段】本明細書は電動工具を開示する。電動工具は、モータと、モータに接続される減速機構と、モータおよび減速機構を収容するハウジングと、減速機構に接続される先端工具保持部と、先端工具保持部の少なくとも一部を覆うカバーと、ユーザからの操作に応じて、カバーをハウジングに対して固定する状態と固定しない状態の間で切り換わるロック機構を備えている。カバーはハウジングに対して、ユーザがロック機構への操作を行うことなく、取り付け可能である。【選択図】図7

Description

本明細書で開示する技術は、電動工具に関する。
特許文献1には、モータと、前記モータに接続される減速機構と、前記モータおよび前記減速機構を収容するハウジングと、前記減速機構に接続される先端工具保持部と、前記先端工具保持部の少なくとも一部を覆うカバーと、ユーザからの操作に応じて、前記カバーを前記ハウジングに対して固定する状態と固定しない状態の間で切り換わるロック機構を備える電動工具が開示されている。
特開2014−133295号公報
特許文献1の電動工具では、カバーをハウジングに取り付ける際に、ロック機構を操作しながら、カバーをハウジングに取り付ける作業が必要となる。カバーをハウジングに取り付ける際の作業性を向上することが可能な技術が期待されている。
本明細書は電動工具を開示する。その電動工具は、モータと、前記モータに接続される減速機構と、前記モータおよび前記減速機構を収容するハウジングと、前記減速機構に接続される先端工具保持部と、前記先端工具保持部の少なくとも一部を覆うカバーと、ユーザからの操作に応じて、前記カバーを前記ハウジングに対して固定する状態と固定しない状態の間で切り換わるロック機構を備えている。前記カバーは前記ハウジングに対して、前記ユーザが前記ロック機構への操作を行うことなく、取り付け可能である。
上記の電動工具によれば、カバーをハウジングに取り付ける際の作業性を向上することができる。
本明細書は別の電動工具も開示する。その電動工具は、モータと、前記モータを収容するハウジングと、前記ハウジングより突出し、前記モータにより回転される出力部と、前記出力部の少なくとも一部を覆い、前記ハウジングに対して回転可能なカバーと、前記カバーの回転を止めるためのロック機構と、を備えている。前記カバーには、複数の孔が設けられている。前記ロック機構には、前記孔と係合可能な突起が設けられている。前記突起は、前記ハウジングに対してスライド可能に構成されている。
上記の電動工具によれば、前記突起が前記孔に係合した状態と係合しない状態の間で切り換える操作を容易に行うことができる。カバーをハウジングに取り付ける際の作業性を向上することができる。
実施例1のグラインダ2の縦断面図である。 実施例1のグラインダ2の前方の部分を前方左方上方から見た斜視図である。 実施例1のグラインダ2のホイールカバー12の斜視図である。 実施例1のグラインダ2のホイールカバー12の上面図である。 実施例1のグラインダ2のベアリングボックス10およびロック機構55の構造を、後方左方下方から見た斜視図である。 実施例1のグラインダ2の横断面図である。 実施例1のグラインダ2の前方の部分について、ホイールカバー12を取り付ける前の状態を、後方右方下方から見た斜視図である。 実施例1のグラインダ2の前方の部分について、ホイールカバー12を取り付けた後、ホイールカバー12が着脱位置にある状態を、前方右方下方から見た斜視図である。 実施例2のグラインダ102の前方の部分を前方右方上方から見た斜視図である。 実施例2のグラインダ102のベアリングボックス10およびロック機構104の構造を、後方左方下方から見た斜視断面図である。 実施例2のグラインダ102のロックプレート106の斜視図である。 実施例2のグラインダ102の前方の部分について、ホイールカバー12を取り付ける前の状態を、後方右方下方から見た斜視図である。 実施例2のグラインダ102の前方の部分について、ホイールカバー12を取り付けた後、ホイールカバー12が着脱位置にある状態を、前方右方下方から見た斜視図である。 実施例3のグラインダ202の前方の部分を右方上方から見た斜視図である。 実施例3のグラインダ202のベアリングボックス10およびロック機構204の構造を、後方左方下方から見た斜視図である。 実施例3のグラインダ202のロックレバー206の斜視図である。 実施例3のグラインダ202の前方の部分について、ホイールカバー12を取り付ける前の状態を、後方右方下方から見た斜視図である。 実施例3のグラインダ202の前方の部分について、ホイールカバー12を取り付けた後、ホイールカバー12が着脱位置にある状態を、前方右方下方から見た斜視図である。
1つまたはそれ以上の実施形態において、電動工具は、モータと、前記モータに接続される減速機構と、前記モータおよび前記減速機構を収容するハウジングと、前記減速機構に接続される先端工具保持部と、前記先端工具保持部の少なくとも一部を覆うカバーと、ユーザからの操作に応じて、前記カバーを前記ハウジングに対して固定する状態と固定しない状態の間で切り換わるロック機構を備えていてもよい。前記カバーは前記ハウジングに対して、前記ユーザが前記ロック機構への操作を行うことなく、取り付け可能であってもよい。
上記の電動工具によれば、カバーをハウジングに取り付ける際の作業性を向上することができる。
1つまたはそれ以上の実施形態において、前記ロック機構は、前記ハウジングに設けられていてもよい。
ロック機構によってハウジングに対してカバーを固定した後に、カバーの位置を変更したい場合がある。この場合、ロック機構を操作しながら、ハウジングに対してカバーを移動させる作業が必要になる。ロック機構がカバーに設けられていると、ハウジングに対するカバーの位置を変更する際に、カバーのロック機構を操作しながら、ハウジングに対してカバーを移動させる必要があり、作業が複雑なものとなる。上記の電動工具のように、ロック機構がハウジングに設けられている場合、ハウジングに対するカバーの位置を変更する際に、ハウジングのロック機構を操作しながら、ハウジングに対してカバーを移動させればよいので、作業をより容易に行うことができる。
1つまたはそれ以上の実施形態において、前記カバーは、前記電動工具の使用時に、前記ロック機構と前記先端工具保持部との間を遮るように、前記ハウジングに対して固定されていてもよい。
上記の構成によれば、電動工具の使用時に、先端工具がワークを加工することによって生じる粉塵がロック機構に到達することを抑制することができる。ワークからの粉塵によってロック機構の動作が影響を受けることを防止することができる。
1つまたはそれ以上の実施形態において、前記ロック機構は、前記カバーと係合する係合位置と前記カバーと係合しない解放位置の間で移動可能な係合部材と、前記係合部材を、前記解放位置から前記係合位置に向けて付勢する弾性部材を備えていてもよい。前記係合部材は、前記カバーを前記ハウジングに取り付ける際に、前記カバーからの押圧によって、前記弾性部材の付勢力に抗して前記係合位置から前記解放位置に向けて移動してもよい。
上記の電動工具によれば、簡素な構成によって、ロック機構への操作を行うことなく、カバーをハウジングに取り付け可能な構成を実現することができる。
1つまたはそれ以上の実施形態において、電動工具は、モータと、前記モータを収容するハウジングと、前記ハウジングより突出し、前記モータにより回転される出力部と、前記出力部の少なくとも一部を覆い、前記ハウジングに対して回転可能なカバーと、前記カバーの回転を止めるためのロック機構と、を備えていてもよい。前記カバーには、複数の孔が設けられていてもよい。前記ロック機構には、前記孔と係合可能な突起が設けられていてもよい。前記突起は、前記ハウジングに対してスライド可能に構成されていてもよい。
上記の電動工具によれば、前記突起が前記孔に係合した状態と係合しない状態の間で切り換える操作を容易に行うことができる。カバーをハウジングに取り付ける際の作業性を向上することができる。
1つまたはそれ以上の実施形態において、前記突起は、前記ハウジングに対して、前記ハウジングの長手方向および前記出力部の回転軸方向を含む面に対して交差する方向に、スライド可能に構成されていてもよい。
上記の電動工具によれば、前記突起が前記孔に係合した状態と係合しない状態の間で切り換える操作をより容易に行うことができる。カバーをハウジングに取り付ける際の作業性をさらに向上することができる。
(実施例1)
図1に示すように、実施例1のグラインダ2は、モータハウジング4と、リヤハウジング6と、ギヤハウジング8と、ベアリングボックス10と、ホイールカバー12を備えている。
モータハウジング4の内部には、モータ14が収容されている。モータ14は、前後方向に伸びる出力軸16を有している。出力軸16は、ベアリング18,20を介して、モータハウジング4に回転可能に支持されている。
リヤハウジング6は、モータハウジング4の後方に取り付けられている。リヤハウジング6の内部には、電源回路22が収容されている。電源回路22には、外部の電源から電源コード24を介して電力が供給される。電源回路22は、ユーザがスイッチ26(図2等参照)をオンに操作すると、モータ14に電力を供給し、ユーザがスイッチ26をオフに操作すると、モータ14への電力の供給を停止する。モータ14は、電源回路22から供給される電力によって、出力軸16を回転させる。
ギヤハウジング8は、モータハウジング4の前方に取り付けられている。ギヤハウジング8の内部には、互いに噛み合うように配置された第1ベベルギヤ28と第2ベベルギヤ30が収容されている。第1ベベルギヤ28は、出力軸16の前方端部に固定されている。第2ベベルギヤ30は、上下方向に伸びるスピンドル32の上方端部に固定されている。以下では、第1ベベルギヤ28と第2ベベルギヤ30を総称して、単にベベルギヤ34ともいう。ベベルギヤ34は、モータ14の回転を減速してスピンドル32に伝達する減速機構である。ギヤハウジング8は、ベアリング36を介して、スピンドル32の上方端部を保持している。図2に示すように、ギヤハウジング8の上面には、シャフトロック38が設けられている。ユーザがシャフトロック38を下方に押し込むと、第2ベベルギヤ30の回転が禁止されて、スピンドル32の回転が禁止される。
ベアリングボックス10は、ギヤハウジング8の下方に取り付けられている。ベアリングボックス10は、ベアリング40を介して、スピンドル32を保持している。スピンドル32は、上下方向に沿った回転軸に関して、ベアリングボックス10に対して回転可能である。スピンドル32の下方端部には、インナフランジIFとアウタフランジOFを介して、研削ホイールGWを取り付け可能である。グラインダ2において、モータ14が回転すると、スピンドル32とともに研削ホイールGWが回転軸周りに回転することで、ワークの研削を行うことができる。スピンドル32は、先端工具である研削ホイールGWを保持する先端工具保持部ということもできる。なお、以下の説明では、モータハウジング4、リヤハウジング6、ギヤハウジング8およびベアリングボックス10を総称して、単にハウジング42ともいう。
ベアリングボックス10には、ホイールカバー12が取り付けられている。ホイールカバー12は、研削ホイールGWの少なくとも一部を覆う形状に形成されている。本実施例では、ホイールカバー12は、研削ホイールGWの略半周にわたる部分を覆う形状に形成されている。図1に示す例では、ホイールカバー12は、研削ホイールGWの後方の部分を覆う位置に配置されている。ホイールカバー12によって、グラインダ2の使用時に、研削ホイールGWからユーザに向けて研削粉が飛ぶことを防止することができる。なお、ホイールカバー12は、スピンドル32の少なくとも一部を覆っているということもできる。
図3に示すように、ホイールカバー12は、バンド部44と、上面部46と、側面部48を備えている。バンド部44は、上下方向に伸びる略円筒形状を有している。図4に示すように、バンド部44の内周面には、内側に向けて突出しており、周方向に長手方向を有する係合リブ44a、44b、44cが形成されている。係合リブ44a、44b、44cは、上下方向の位置が互いに一致している。また、図3に示すように、バンド部44には、所定の角度範囲内に、所定の角度間隔で複数の貫通孔44dが形成されている。上面部46は、バンド部44の下側端部から径方向に拡がる円環部46aと、円環部46aの外側端部から径方向に伸びる略半円形状の半円部46bを備えている。側面部48は、半円部46bの外側端部から下方に伸びる略半円筒形状の半円筒部48aと、半円筒部48aの下端から内側に屈曲した絞り部48bを備えている。
図5に示すように、ベアリングボックス10には、スピンドル32の回転軸方向(すなわち上下方向)に沿って下方に突出する略円筒形状のカバー取り付け部50が形成されている。カバー取り付け部50の下端近傍の外周面には、円環状のガイド溝52が形成されており、ガイド溝52よりも下端側には径方向に突出するフランジ54が形成されている。フランジ54には、ホイールカバー12の係合リブ44a、44b、44cに対応して、切り欠き54a、54b、54cが形成されている。切り欠き54a、54b、54cは、ガイド溝52に連通している。
また、ベアリングボックス10には、ロック機構55が設けられている。ロック機構55は、ロックレバー56と、スリーブ60(図6参照)と、捩りバネ62を備えている。ロックレバー56は、略円筒形状の基部56aと、基部56aから前方左方に向けて直線状に伸びる略直方体形状の操作部56bと、基部56aから右方に向けて直線状に伸びる略直方体形状の支持部56cと、支持部56cの先端から前方に向けて突出する係止部56dを備えている。係止部56dは、下面が傾斜しており、先端に近付くにつれて上下方向の寸法が小さくなるテーパ形状を有している。ロックレバー56は、ベアリングボックス10をギヤハウジング8に固定しているネジ58a、58b、58c、58dのうち、後方左方に配置されたネジ58cに取り付けられている。図6に示すように、ネジ58cは上下方向に伸びており、ロックレバー56の基部56aを貫通して、スリーブ60と、ベアリングボックス10と、ギヤハウジング8を締結している。ロックレバー56は、上下方向に伸びる回動軸周りに回動可能に、ネジ58cに保持されている。スリーブ60の周囲には、捩りバネ62が配置されている。図5に示すように、捩りバネ62は、ベアリングボックス10を下方から見た時に、ベアリングボックス10に対してロックレバー56を、時計回りに回動する方向、すなわち係止部56dをカバー取り付け部50に近づける方向に付勢している。
図7に示すように、ホイールカバー12をグラインダ2に取り付ける際には、ホイールカバー12の係合リブ44a、44b、44cをカバー取り付け部50の切り欠き54a、54b、54cに位置合わせした状態で、カバー取り付け部50がバンド部44の内側に入り込むように、ホイールカバー12をベアリングボックス10に対して上方向にスライドさせる。この際に、ロックレバー56の係止部56dの下面がバンド部44の上面と当接するが、係止部56dは下面が傾斜したテーパ形状を有しているので、ロックレバー56はホイールカバー12に押圧されることで、捩りバネ62の付勢力に抗して係止部56dをカバー取り付け部50から遠ざける方向に回動して、図8に示すように、ホイールカバー12をベアリングボックス10に取り付けることができる。なお、この状態では、ロックレバー56には捩りバネ62の付勢力が作用しており、係止部56dの先端はバンド部44の外周面に押し付けられている。係合リブ44a、44b、44cが切り欠き54a、54b、54cに位置合わせされた状態における、ベアリングボックス10に取り付けられた後のホイールカバー12の位置を、以下では着脱位置ともいう。
ベアリングボックス10に取り付けられたホイールカバー12は、カバー取り付け部50の周りに回転可能である。言い換えると、ホイールカバー12は、ベアリングボックス10に対して、スピンドル32の回転軸方向(すなわち上下方向)周りに回転可能である。ホイールカバー12をベアリングボックス10に対して着脱位置から回転させると、係合リブ44a、44b、44cがガイド溝52内で摺動し、フランジ54と係合リブ44a、44b、44cが係合することで、ホイールカバー12のベアリングボックス10に対する下方向へのスライドが禁止される。この場合、ホイールカバー12はベアリングボックス10から取り外すことができない。
ホイールカバー12をベアリングボックス10に対して回転させて、ロックレバー56の係止部56dがバンド部44の複数の貫通孔44dのうちの一つに位置合わせされると、捩りバネ62の付勢力によって係止部56dが貫通孔44dに入り込む。この状態では、ホイールカバー12がロックレバー56と係合しているので、ホイールカバー12のベアリングボックス10に対する回転が禁止されて、ホイールカバー12がベアリングボックス10に対して固定される。ホイールカバー12のベアリングボックス10に対する回転角度を変更する場合には、ロックレバー56の操作部56bを押し込んで、係止部56dを貫通孔44dから抜け出した状態とすることで、ホイールカバー12をベアリングボックス10に対して回転させることができる。係止部56dに位置合わせする貫通孔44dを適宜選択することで、ホイールカバー12をベアリングボックス10に対して固定する回転角度を選択することができる。なお、係止部56dが何れかの貫通孔44dに入り込んだ状態では、ホイールカバー12によって、ロック機構55とスピンドル32との間が遮られる。
ホイールカバー12をベアリングボックス10から取り外す際には、ロックレバー56の操作部56bを押し込みながら、図8に示すように、ホイールカバー12をベアリングボックス10に対して着脱位置まで回転させる。この状態では、係合リブ44a、44b、44cが切り欠き54a、54b、54cと位置合わせされて、ホイールカバー12のベアリングボックス10に対する下方向へのスライドが許容される。この場合、ホイールカバー12はベアリングボックス10から取り外すことができる。
以上のように、一実施形態に係るグラインダ2(電動工具の例)は、モータ14と、モータ14に接続されるベベルギヤ34(減速機構の例)と、モータ14およびベベルギヤ34を収容するハウジング42と、ベベルギヤ34に接続されるスピンドル32(先端工具保持部の例)と、スピンドル32の少なくとも一部を覆うホイールカバー12(カバーの例)と、ユーザからの操作に応じて、ホイールカバー12をハウジング42に対して固定する状態と固定しない状態の間で切り換わるロック機構55を備えている。ホイールカバー12はハウジング42に対して、ユーザがロック機構55への操作を行うことなく、取り付け可能である。
一実施形態に係るグラインダ2では、ロック機構55が、ハウジング42に設けられている。
一実施形態に係るグラインダ2では、ホイールカバー12が、グラインダ2の使用時に、ロック機構55とスピンドル32との間を遮るように、ハウジング42に対して固定される。
一実施形態に係るグラインダ2では、ロック機構55は、ホイールカバー12と係合する係合位置とホイールカバー12と係合しない解放位置の間で移動可能なロックレバー56(係合部材の例)と、ロックレバー56を、解放位置から係合位置に向けて付勢する捩りバネ62(弾性部材の例)を備えている。ロックレバー56は、ホイールカバー12をハウジング42に取り付ける際に、ホイールカバー12からの押圧によって、捩りバネ62の付勢力に抗して係合位置から解放位置に向けて移動する。
(実施例2)
本実施例のグラインダ102は、実施例1のグラインダ2と同様の構成を備えている。以下では、実施例1のグラインダ2と相違する点のみについて詳細に説明する。
図9に示すように、本実施例のグラインダ102は、実施例1のロック機構55の代わりに、ロック機構104を備えている。図10に示すように、ロック機構104は、ロックプレート106と、スリーブ108、110と、圧縮バネ112を備えている。
図11に示すように、ロックプレート106は、ギヤハウジング8およびベアリングボックス10と干渉しない形状で左右方向に伸びる平板状の基部106aと、基部106aの左側端部から上方に伸びる操作部106bと、基部106aに形成されており、左右方向に長手方向を有する長孔106c、106dと、基部106aの右側端部の近傍において左側に向けて突出する係止部106eと、基部106aの長孔106cと長孔106dの間で上方に向けて突出する第1柱部106fおよび第2柱部106gと、第1柱部106fから右方向に向けて(第2柱部106gに向けて)伸びる第1凸部106hと、第2柱部106gから左方向に向けて(第1柱部106fに向けて)伸びる第2凸部106iを備えている。係止部106eは、下面が傾斜しており、先端に近付くにつれて上下方向の寸法が小さくなるテーパ形状を有している。
図10に示すように、ロックプレート106は、ベアリングボックス10をギヤハウジング8に固定しているネジ58a、58b、58c、58dのうち、後方左方に配置されたネジ58cと、後方右方に配置されたネジ58dに取り付けられている。ネジ58cは上下方向に伸びており、ロックプレート106の長孔106cを貫通して、スリーブ108と、ベアリングボックス10と、ギヤハウジング8を締結している。ネジ58dは、上下方向に伸びており、ロックプレート106の長孔106dを貫通して、スリーブ110と、ベアリングボックス10と、ギヤハウジング8を締結している。ロックプレート106は、左右方向にスライド可能に、ネジ58c、58dに保持されている。
本実施例のグラインダ102では、ベアリングボックス10に、バネ受け部10aが形成されている。圧縮バネ112は、一端に第1凸部106hが挿入され、他端に第2凸部106iが挿入された状態で、ロックプレート106に取り付けられている。ロックプレート106は、圧縮バネ112の第2凸部106i側の端部が、バネ受け部10aに当接するように、ベアリングボックス10に取り付けられている。このため、圧縮バネ112は、ベアリングボックス10に対してロックプレート106を左方向、すなわち係止部106eをカバー取り付け部50に近づける方向に付勢している。
図12に示すように、ホイールカバー12をグラインダ102に取り付ける際には、ホイールカバー12の係合リブ44a、44b、44cをカバー取り付け部50の切り欠き54a、54b、54cに位置合わせした状態で、カバー取り付け部50がバンド部44の内側に入り込むように、ホイールカバー12をベアリングボックス10に対して上方向にスライドさせる。この際に、ロックプレート106の係止部106eの下面がバンド部44の上面と当接するが、係止部106eは下面が傾斜したテーパ形状を有しているので、ロックプレート106はホイールカバー12に押圧されることで、圧縮バネ112の付勢力に抗して右方向に、すなわち係止部106eをカバー取り付け部50から遠ざける方向にスライドして、図13に示すように、ホイールカバー12をベアリングボックス10に取り付けることができる。なお、この状態では、ロックプレート106には圧縮バネ112の付勢力が作用しており、係止部106eの先端はバンド部44の外周面に押し付けられている。
なお、ホイールカバー12をグラインダ102に取り付ける際に、ロックプレート106の操作部106bを右方向に押し込んで、係止部106eを貫通孔44dから抜け出した状態とした上で、ホイールカバー12をベアリングボックス10に対して上方向にスライドさせて、取り付けてもよい。
ホイールカバー12をベアリングボックス10に対して着脱位置から回転させると、係合リブ44a、44b、44cがガイド溝52内で摺動し、フランジ54と係合リブ44a、44b、44cが係合することで、ホイールカバー12のベアリングボックス10に対する下方向へのスライドが禁止される。この場合、ホイールカバー12はベアリングボックス10から取り外すことができない。
ホイールカバー12をベアリングボックス10に対して回転させて、ロックプレート106の係止部106eがバンド部44の複数の貫通孔44dのうちの一つに位置合わせされると、圧縮バネ112の付勢力によって係止部106eが貫通孔44dに入り込む。この状態では、ホイールカバー12がロックプレート106と係合しているので、ホイールカバー12のベアリングボックス10に対する回転が禁止されて、ホイールカバー12がベアリングボックス10に対して固定される。ホイールカバー12のベアリングボックス10に対する回転角度を変更する場合には、ロックプレート106の操作部106bを右方向に押し込んで、係止部106eを貫通孔44dから抜け出した状態とすることで、ホイールカバー12をベアリングボックス10に対して回転させることができる。係止部106eに位置合わせする貫通孔44dを適宜選択することで、ホイールカバー12をベアリングボックス10に対して固定する回転角度を選択することができる。なお、係止部106eが何れかの貫通孔44dに入り込んだ状態では、ホイールカバー12によって、ロック機構104とスピンドル32との間が遮られる。
ホイールカバー12をベアリングボックス10から取り外す際には、ロックプレート106の操作部106bを押し込みながら、図13に示すように、ホイールカバー12をベアリングボックス10に対して着脱位置まで回転させる。この状態では、係合リブ44a、44b、44cが切り欠き54a、54b、54cと位置合わせされて、ホイールカバー12のベアリングボックス10に対する下方向へのスライドが許容される。この場合、ホイールカバー12はベアリングボックス10から取り外すことができる。
本実施例のグラインダ102では、ベアリングボックス10に対してロックプレート106を左右方向にスライドさせる簡単な操作によって、ホイールカバー12の回転を許容する状態と禁止する状態の間で切り換えることができる。
以上のように、一実施形態に係るグラインダ102(電動工具の例)は、モータ14と、モータ14に接続されるベベルギヤ34(減速機構の例)と、モータ14およびベベルギヤ34を収容するハウジング42と、ベベルギヤ34に接続されるスピンドル32(先端工具保持部の例)と、スピンドル32の少なくとも一部を覆うホイールカバー12(カバーの例)と、ユーザからの操作に応じて、ホイールカバー12をハウジング42に対して固定する状態と固定しない状態の間で切り換わるロック機構104を備えている。ホイールカバー12は、ハウジング42に対して、ユーザがロック機構104への操作を行うことなく、取り付け可能である。
一実施形態に係るグラインダ102では、ロック機構104が、ハウジング42に設けられている。
一実施形態に係るグラインダ102では、ホイールカバー12が、グラインダ102の使用時に、ロック機構104とスピンドル32との間を遮るように、ハウジング42に対して固定される。
一実施形態に係るグラインダ102では、ロック機構104が、ホイールカバー12と係合する係合位置とホイールカバー12と係合しない解放位置の間で移動可能なロックプレート106(係合部材の例)と、ロックプレート106を、解放位置から係合位置に向けて付勢する圧縮バネ112(弾性部材の例)を備えている。ロックプレート106は、ホイールカバー12をハウジング42に取り付ける際に、ホイールカバー12からの押圧によって、圧縮バネ112の付勢力に抗して係合位置から解放位置に向けて移動する。
一実施形態に係るグラインダ102(電動工具の例)は、モータ14と、モータ14を収容するハウジング42と、ハウジング42より突出し、モータ14により回転されるスピンドル32(出力部の例)と、スピンドル32の少なくとも一部を覆い、前記ハウジング42に対して回転可能なホイールカバー12(カバーの例)と、ホイールカバー12の回転を止めるためのロック機構104を備えている。ホイールカバー12には、複数の貫通孔44d(孔の例)が設けられている。ロック機構104には、貫通孔44dと係合可能な係止部106e(突起の例)が設けられている。係止部106eは、ハウジング42に対してスライド可能に構成されている。
一実施形態に係るグラインダ102では、係止部106eは、ハウジング42に対して、左右方向(ハウジング42の長手方向(前後方向)およびスピンドル32の回転軸方向(上下方向)を含む面に対して交差する方向の例)に、スライド可能に構成されている。
(実施例3)
本実施例のグラインダ202は、実施例1のグラインダ2と同様の構成を備えている。以下では、実施例1のグラインダ2と相違する点のみについて詳細に説明する。
図14に示すように、本実施例のグラインダ202は、実施例1のロック機構55の代わりに、ロック機構204を備えている。図15に示すように、ロック機構204は、ロックレバー206と、支持ピン208と、圧縮バネ210を備えている。
図16に示すように、ロックレバー206は、左右方向に伸びる貫通孔206aが形成された基部206bと、貫通孔206aに対して下方向にオフセットした位置で、基部206bから左方向に伸びる略直方体形状の支持部206cと、支持部206cの先端から下方に伸びる操作部206dと、貫通孔206aに対して前方向にオフセットした位置で、基部206bから前方に突出する係止部206e、206fと、貫通孔206aに対して後方向にオフセットした位置で、基部206bから上方に伸びる凸部206gを備えている。係止部206e、206fは、下面にカム形状を有している。
図15に示すように、本実施例のグラインダ202では、ベアリングボックス10に、ピン受け部10bが形成されている。支持ピン208は、ロックレバー206の貫通孔206aを貫通しており、両端がベアリングボックス10のピン受け部10bに保持されている。このため、ロックレバー206は、左右方向を回動軸として、ベアリングボックス10に対して回動可能に保持されている。圧縮バネ210は、一旦に凸部206gが挿入された状態で、ロックレバー206に取り付けられている。ロックレバー206は、圧縮バネ210の他端がベアリングボックス10の下面に当接するように、ベアリングボックス10に取り付けられている。このため、圧縮バネ210は、ベアリングボックス10を左方向から見た時に、ロックレバー206をベアリングボックス10に対して、時計回りに回動させる方向、すなわち係止部206e、206fをカバー取り付け部50に近づける方向に付勢している。
図17に示すように、ホイールカバー12をグラインダ202に取り付ける際には、ホイールカバー12の係合リブ44a、44b、44cをカバー取り付け部50の切り欠き54a、54b、54cに位置合わせした状態で、カバー取り付け部50がバンド部44の内側に入り込むように、ホイールカバー12をベアリングボックス10に対して上方向にスライドさせる。この際に、ロックレバー206の係止部206e、206fの下面がバンド部44の上面と当接するが、係止部206e、206fの下面はカム形状を有しているので、ロックレバー206はホイールカバー12に押圧されることで、圧縮バネ210の付勢力に抗して係止部206e、206fをカバー取り付け部50から遠ざける方向に回動して、図18に示すように、ホイールカバー12をベアリングボックス10に取り付けることができる。なお、この状態では、ロックレバー206には圧縮バネ210の付勢力が作用しており、係止部206e、206fの先端はバンド部44の外周面に押し付けられている。
なお、ホイールカバー12をグラインダ202に取り付ける際に、ロックレバー206の操作部106dを後方上方に向けて回動させて、係止部206e、206fを貫通孔44dから抜け出した状態とした上で、ホイールカバー12をベアリングボックス10に対して上方向にスライドさせて、取り付けてもよい。
ホイールカバー12をベアリングボックス10に対して着脱位置から回転させると、係合リブ44a、44b、44cがガイド溝52内で摺動し、フランジ54と係合リブ44a、44b、44cが係合することで、ホイールカバー12のベアリングボックス10に対する下方向へのスライドが禁止される。この場合、ホイールカバー12はベアリングボックス10から取り外すことができない。
ホイールカバー12をベアリングボックス10に対して回転させて、ロックレバー206の係止部206e、206fがバンド部44の複数の貫通孔44dのうちの二つにそれぞれ位置合わせされると、圧縮バネ210の付勢力によって係止部206e、206fがそれぞれ対応する貫通孔44dに入り込む。この状態では、ホイールカバー12がロックレバー206と係合しているので、ホイールカバー12のベアリングボックス10に対する回転が禁止されて、ホイールカバー12がベアリングボックス10に対して固定される。ホイールカバー12のベアリングボックス10に対する回転角度を変更する場合には、ロックレバー206の操作部206dを後方上方に向けて回動させ、係止部206e、206fを貫通孔44dから抜け出した状態とすることで、ホイールカバー12をベアリングボックス10に対して回転させることができる。係止部206e、206fに位置合わせする貫通孔44dを適宜選択することで、ホイールカバー12をベアリングボックス10に対して固定する回転角度を選択することができる。なお、係止部206e、206fが何れかの貫通孔44dに入り込んだ状態では、ホイールカバー12によって、ロック機構204とスピンドル32との間が遮られる。
ホイールカバー12をベアリングボックス10から取り外す際には、ロックレバー206の操作部206dを後方上方に向けて回動させながら、図18に示すように、ホイールカバー12をベアリングボックス10に対して着脱位置まで回転させる。この状態では、係合リブ44a、44b、44cが切り欠き54a、54b、54cと位置合わせされて、ホイールカバー12のベアリングボックス10に対する下方向へのスライドが許容される。この場合、ホイールカバー12はベアリングボックス10から取り外すことができる。
本実施例のグラインダ202では、ベアリングボックス10に対してロックレバー206を左右方向に伸びる回動軸周りに回動させる簡単な操作によって、ホイールカバー12の回転を許容する状態と禁止する状態の間で切り換えることができる。
以上のように、一実施形態に係るグラインダ202(電動工具の例)は、モータ14と、モータ14に接続されるベベルギヤ34(減速機構の例)と、モータ14およびベベルギヤ34を収容するハウジング42と、ベベルギヤ34に接続されるスピンドル32(先端工具保持部の例)と、スピンドル32の少なくとも一部を覆うホイールカバー12(カバーの例)と、ユーザからの操作に応じて、ホイールカバー12をハウジング42に対して固定する状態と固定しない状態の間で切り換わるロック機構204を備えている。ホイールカバー12はハウジング42に対して、ユーザがロック機構204への操作を行うことなく、取り付け可能である。
一実施形態に係るグラインダ202では、ロック機構204が、ハウジング42に設けられている。
一実施形態に係るグラインダ202では、ホイールカバー12が、グラインダ202の使用時に、ロック機構204とスピンドル32との間を遮るように、ハウジング42に対して固定される。
一実施形態に係るグラインダ202では、ロック機構204が、ホイールカバー12と係合する係合位置とホイールカバー12と係合しない解放位置の間で回動可能なロックレバー206(係合部材の例)と、ロックレバー206を、解放位置から係合位置に向けて付勢する圧縮バネ210(弾性部材の例)を備えている。ロックレバー206は、ホイールカバー12をハウジング42に取り付ける際に、ホイールカバー12からの押圧によって、圧縮バネ210の付勢力に抗して係合位置から解放位置に向けて回動する。
上記の各実施例では、電動工具がグラインダ2、102、202であり、先端工具保持部がスピンドル32であり、カバーがホイールカバー12である場合を例として説明したが、電動工具は他の種類の電動工具であってもよいし、先端工具保持部は他の種類の先端工具保持部であってもよいし、カバーは他の種類のカバーであってもよい。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2 :グラインダ
4 :モータハウジング
6 :リヤハウジング
8 :ギヤハウジング
10 :ベアリングボックス
10a :バネ受け部
10b :ピン受け部
12 :ホイールカバー
14 :モータ
16 :出力軸
18 :ベアリング
20 :ベアリング
22 :電源回路
24 :電源コード
26 :スイッチ
28 :第1ベベルギヤ
30 :第2ベベルギヤ
32 :スピンドル
34 :ベベルギヤ
36 :ベアリング
38 :シャフトロック
40 :ベアリング
42 :ハウジング
44 :バンド部
44a :係合リブ
44b :係合リブ
44c :係合リブ
44d :貫通孔
46 :上面部
46a :円環部
46b :半円部
48 :側面部
48a :半円筒部
48b :絞り部
50 :カバー取り付け部
52 :ガイド溝
54 :フランジ
54a :切り欠き
54b :切り欠き
54c :切り欠き
55 :ロック機構
56 :ロックレバー
56a :基部
56b :操作部
56c :支持部
56d :係止部
58a :ネジ
58b :ネジ
58c :ネジ
58d :ネジ
60 :スリーブ
62 :捩りバネ
102 :グラインダ
104 :ロック機構
106 :ロックプレート
106a :基部
106b :操作部
106c :長孔
106d :長孔
106e :係止部
106f :第1柱部
106g :第2柱部
106h :第1凸部
106i :第2凸部
108 :スリーブ
110 :スリーブ
112 :圧縮バネ
202 :グラインダ
204 :ロック機構
206 :ロックレバー
206a :貫通孔
206b :基部
206c :支持部
206d :操作部
206e :係止部
206f :係止部
206g :凸部
208 :支持ピン
210 :圧縮バネ

Claims (6)

  1. モータと、
    前記モータに接続される減速機構と、
    前記モータおよび前記減速機構を収容するハウジングと、
    前記減速機構に接続される先端工具保持部と、
    前記先端工具保持部の少なくとも一部を覆うカバーと、
    ユーザからの操作に応じて、前記カバーを前記ハウジングに対して固定する状態と固定しない状態の間で切り換わるロック機構を備えており、
    前記カバーは前記ハウジングに対して、前記ユーザが前記ロック機構への操作を行うことなく、取り付け可能である、電動工具。
  2. 前記ロック機構が、前記ハウジングに設けられている、請求項1の電動工具。
  3. 前記カバーが、前記電動工具の使用時に、前記ロック機構と前記先端工具保持部との間を遮るように、前記ハウジングに対して固定される、請求項2の電動工具。
  4. 前記ロック機構が、
    前記カバーと係合する係合位置と前記カバーと係合しない解放位置の間で移動可能な係合部材と、
    前記係合部材を、前記解放位置から前記係合位置に向けて付勢する弾性部材を備えており、
    前記係合部材が、前記カバーを前記ハウジングに取り付ける際に、前記カバーからの押圧によって、前記弾性部材の付勢力に抗して前記係合位置から前記解放位置に向けて移動する、請求項2または3の電動工具。
  5. モータと、
    前記モータを収容するハウジングと、
    前記ハウジングより突出し、前記モータにより回転される出力部と、
    前記出力部の少なくとも一部を覆い、前記ハウジングに対して回転可能なカバーと、
    前記カバーの回転を止めるためのロック機構と、を備えており、
    前記カバーには、複数の孔が設けられており、
    前記ロック機構には、前記孔と係合可能な突起が設けられており、
    前記突起は、前記ハウジングに対してスライド可能に構成されている、電動工具。
  6. 前記突起は、前記ハウジングに対して、前記ハウジングの長手方向および前記出力部の回転軸方向を含む面に対して交差する方向に、スライド可能に構成されている、請求項5の電動工具。
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