JP2021015316A - タッチセンサ - Google Patents

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Abstract

【課題】タッチセンサにおいて、断線リスクを抑制して電気特性を向上させることができるようにする。【解決手段】タッチセンサ1において、導電部は、少なくとも2本の細線が接続端子40を斜めに横切りかつ細線と接続端子40との接続交点X1,X2同士が接続端子40の長手方向で互いに間隔をあけた状態となるように構成されている。配線部18は、各々が細線状に形成されかつ互いに間隔をあけた状態で接続端子40と交差する第1および第2細線部18a,18bを有していて、第1および第2細線部18a,18bの少なくとも一方が接続交点X1,X2同士の間で接続端子40と交差するように構成されている。【選択図】図4

Description

本発明はタッチセンサに関するものである。
従来から、タッチ操作可能なタッチセンサに関して、例えば特許文献1に示されるものが知られている。
特許文献1には、金属細線からなる複数の格子で構成された複数の帯状のセンサ電極と、各センサ電極の周縁側で各電極パターンと電気的に接続されている単線の取り出し回路配線を備えたタッチセンサが開示されている。各センサ電極は周縁側に三角形状部を有し、取り出し回路配線は三角形状部を線状に囲む一辺に接続されている。
特開2014−174656号公報
ところで、特許文献1のタッチセンサでは、センサ電極と取り出し回路配線との接続箇所に何らかの外部要因の影響を受けた場合に断線などの損傷が生じやすくなる。そして、仮に接続箇所が損傷した場合には、センサ電極と取り出し回路配線との電気的な接続が遮断されてしまう。このように、従来のタッチセンサでは、センサ電極と取り出し回路配線との断線を抑制することが困難であった。
本発明は斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、断線リスクを抑制して電気特性を向上させることにある。
上記の目的を達成するために、本発明の一実施形態に係るタッチセンサは、視覚的情報を透過して得られるビューエリアが設けられたタッチセンサであり、ビューエリア内に配置され、導電性を有する複数の細線が互いに交差した網目状のメッシュパターンからなる導電部と、導電部の周縁側に配置された細線状の単線からなる接続端子と、接続端子に対し導電部が位置する側の反対側に配置された配線部と、を備えている。導電部および配線部の各々は、接続端子と電気的に接続されている。導電部は、少なくとも2本の細線が接続端子を斜めに横切りかつ細線と接続端子との接続交点同士が接続端子の長手方向で互いに間隔をあけた状態となるように構成されている。そして、配線部は、各々が細線状に形成されかつ互いに間隔をあけた状態で接続端子と交差する第1および第2細線部を有しており、第1および第2細線部の少なくとも一方が、接続交点同士の間で接続端子と交差していることを特徴とする。
本発明によると、断線リスクを抑制して電気特性を向上させることができる。
図1は、本発明の実施形態に係るタッチセンサの全体斜視図である。 図2は、基板左側の構成およびその他の各構成を示す部分平面図である。 図3は、図2のIII部を拡大して示す部分拡大図である。 図4は、図3のIV部を拡大して示す部分拡大図である。 図5は、図3のV部を拡大して示す部分拡大図である。 図6は、図3のVI部を拡大して示す部分拡大図である。 図7は、図3のVII部を拡大して示す部分拡大図である。 図8は、タッチセンサの変形例1におけるメッシュパターンの構成を示す図7相当図である。 図9は、タッチセンサの変形例2における配線部の構成を示す図4相当図である。 図10は、タッチセンサの変形例3における配線部の構成を示す図6相当図である。 図11は、タッチセンサの変形例4における配線部の構成を示す図5相当図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
図1は、本発明の実施形態に係るタッチセンサ1の全体を示している。このタッチセンサ1は、タッチ操作が可能なセンサ型入力装置である。タッチセンサ1は、例えば液晶ディスプレイまたは有機ELディスプレイ等の表示装置が組み込まれた種々の機器(例えばカーナビゲーション等の車載装置、パーソナルコンピュータのディスプレイ機器、携帯電話、携帯情報端末、携帯型ゲーム機、コピー機、券売機、現金自動預け払い機など)に対する入力装置として用いられる。
なお、以下の説明において、各図中に示した上下方向および左右方向に基づいてタッチセンサ1およびその各構成における位置関係を特定している。しかしながら、このような位置関係は、タッチセンサ1またはタッチセンサ1が組み込まれた機器における実際の方向とは無関係である。
(カバー部材)
図1に示すように、タッチセンサ1は、光透過性を有するカバー部材2を備えている。カバー部材2は、カバーガラスまたはプラスチック製のカバーレンズからなる。カバー部材2は、例えば長方形の板状に形成されていて、後述する基板7の第1面7aに積層配置されている。
(ビューエリア)
カバー部材2の裏面外周には、印刷等により黒色等の暗色で略額縁状の窓枠部3が形成されている。この窓枠部3で囲まれた内部の矩形領域が、透光可能なビューエリア4として設けられている。このビューエリア4は、タッチセンサ1における視覚的情報を透過して得るための領域である。本実施形態において、ビューエリア4は、短辺が上下方向に沿う一方、長辺が左右方向に沿うように構成されている。また、ビューエリア4に対応するカバー部材2表面は、タッチ操作に伴い使用者の手指などが接触する操作面として構成されている。
(フレキシブル配線板)
タッチセンサ1は、フレキシブル配線板5を備えている。フレキシブル配線板5は、柔軟性を有しかつ変形状態でもその電気的特性が変化しないように構成されている。フレキシブル配線板5は、例えばポリイミド(PI)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)等の可撓性を有する絶縁フィルムからなる。図2に示すように、フレキシブル配線板5の先端部は、例えば異方導電性接着剤により後述する基板7の第1面7aの下側に固着されている。
(基板)
図2に示すように、タッチセンサ1は、基板7を備えている。基板7は、例えばポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、ポリエーテルサルホン、PMMA(アクリル)、ポリアリレート、COP(シクロオレフィンポリマー)、COC(シクロオレフィンコポリマー)等のような光透過性を有する樹脂材からなる。基板7は、略長方形に形成されている。基板7は、積層される樹脂フィルム等を含んでいてもよい。その厚みは例えば0.01〜4mmである。基板7の表面には、後述する導電部などを配置するための第1面7aが形成されている。基板7の裏面側には、図示しないLCDディスプレイが配置されている。なお、基板7が比較的硬い材質で構成されている場合には、特にカバー部材2を設けなくてもよい。かかる場合、基板7に略額縁状の窓枠部3を形成してビューエリア4を設ければよい。また、基板7の第1面7aは裏面側に構成してもよい。
(導電部)
タッチセンサ1は、導電部を備えている。導電部は、ビューエリア4内に配置されている。図2に示すように、導電部は、センサ電極10,10,…、引き回し配線15,15,…、第1グランド電極21、第2グランド電極22を主たる要素部材としている。なお、導電部におけるメッシュパターンの詳細については後述する。
(センサ電極)
センサ電極10,10,…は、操作面となるカバー部材2の表面に接触した使用者の手指(検知対象物)によるタッチ操作の検知が可能な静電容量方式として構成されている。各センサ電極10は、基板7の第1面7aに形成されていて、ビューエリア4の上下方向に沿って延びている。また、センサ電極10,10,…は、左右方向に互いに間隔をあけて配置されている。
各センサ電極10は、送信電極11,11,…および受信電極12を有している。なお、図2では、各送信電極11および受信電極12を強調して示すために、各送信電極11および受信電極12に対してそれぞれ異なるドットによるハッチングを付している。
各送信電極11は、図示しない駆動回路に接続されていて、この駆動回路により周囲に電界を放射するように構成されている。送信電極11,11,…は、上下方向に沿って並列配置されている。また、各送信電極11は、平面視で略櫛形状に形成されている。なお、各送信電極11の形状としては、略櫛形状に限られず、種々の形状にすることが可能である。
受信電極12は、各送信電極11から放射された電界を受信するように構成されている。受信電極12は、平面視で略櫛形状に形成されていて、各送信電極11と左右方向に間隔をあけて対向するように配置されている。なお、各受信電極12の形状としては、略櫛形状に限られず、種々の形状にすることが可能である。
隣り合うセンサ電極10,10同士は、送信電極11,11同士が左右方向で互いに対向するように間隔をあけて配置されている。また、左右方向の最も外側に位置する各センサ電極10は、受信電極12がビューエリア4内の左右端付近に位置するように配置されている。さらに、隣り合う一方のセンサ電極10の受信電極12は、他方のセンサ電極10の受信電極12と左右方向で互いに対向するように間隔をあけて配置されている。
隣り合うセンサ電極10,10同士は、左右方向で互いに対向している送信電極11,11同士に対して所定の電位が印可されているときにその他の送信電極11,11,…がグランド電位となるように構成されている。すなわち、受信電極12は、所定の電位が印可されている送信電極11から放射された電界のみを受信可能となるように構成されている。
(引き回し配線)
各引き回し配線15は、各送信電極11と電気的に接続されている。引き回し配線15,15,…は、上下の2方向に分かれた下側配線16,16,…および上側配線17,17,…を含んでいる。下側配線16,16,…および上側配線17,17,…は、左右方向で互いに隣り合う送信電極11,11同士の間に配置されている。すなわち、送信電極11,11同士の間の領域はビューエリア4の不感領域となっている。
各下側配線16は、各送信電極11からビューエリア4の下側に向かって上下方向に延びている。下側配線16,16,…は、隣り合う送信電極11,11同士の間で左右方向に互いに間隔をあけた状態で配置されている。また、隣り合うセンサ電極10,10において、最も上側に位置する下側配線16,16同士は、送信電極11,11同士の間で一本線に集束した状態でビューエリア4の下側に向かって上下方向に延びている。
各上側配線17は、各送信電極11からビューエリア4の上側に向かって上下方向に延びている。上側配線17,17,…は、隣り合う送信電極11,11同士の間で左右方向に互いに間隔をあけた状態で配置されている。また、隣り合うセンサ電極10,10において、最も下側に位置する上側配線17,17同士は、送信電極11,11同士の間で一本線に集束した状態でビューエリア4の上側に向かって上下方向に延びている。
(第1および第2グランド電極)
図2に示すように、基板7の第1面7aには、グランド電位に設定された第1グランド電極21,21および第2グランド電極22,22,…が設けられている。第1および第2グランド電極21,22の各々は、平面視長方形状に形成されていて、長辺がビューエリア4の上側から下側に亘って上下方向に延びるように構成されている。なお、図2では、第1および第2グランド電極21,22を強調して示すために、第1および第2グランド電極21,22に対して斜線状のハッチングを付している。
各第1グランド電極21は、ビューエリア4外周の左右外方において上側配線17,17,…に接続された後述する配線部18,18,…と左右方向の最も外側に位置する各センサ電極10との間に配設されている。具体的に、各第1グランド電極21は、左右方向の最も外側に位置する各センサ電極10の受信電極12と左右方向に対向している。また、各第2グランド電極22は、隣り合うセンサ電極10、10同士の間に配設されていて、各受信電極12と左右方向に対向している。
(メッシュパターン)
図3に示すように、上記導電部は、所定形状のメッシュパターン29からなる。メッシュパターン29は、導電性を有する複数の細線が互いに交差しかつ等間隔に配置された網目状となるように形成されている。具体的に、図4〜図7に示すように、メッシュパターン29は、細線からなる複数のセル30,30,…が規則的に並べられた網目構造となっている。セル30,30,…は、上下方向に沿って列状に並べられている。なお、図3〜図7では、図示の便宜上、上記細線が形成されている部分を実線で示す一方、上記細線が形成されていない部分を破線で示している。
上記複数の細線は、後述する接続端子40の長手方向(左右方向)に対して斜め方向に延びている。そして、少なくとも2本の細線が接続端子40を斜めに横切っていて、各細線と接続端子40との接続交点X1,X2(図4〜図6を参照)が接続端子40の長手方向で互いに間隔をあけた状態となっている。
細線の材質としては、例えば銅や銀などの導電金属が望ましいが、導電樹脂製などであってもよい。あるいは、細線の材質として、上記導電金属や導電樹脂に限られず、例えば酸化インジウム錫や酸化錫等の光透過性を有する透明材(透明導電膜)であってもよい。細線の幅は、例えば約2μm以下が望ましい。
ここで、各セル30は、互いに同じ大きさに形成されかつ2つの対角線の長さが互いに異なる平行四辺形に形成されている。この実施形態において、各セル30は、4本の辺が全て等しい平行四辺形、すなわちひし形に形成されている。
また、図7に示すように、各セル30は、左右方向に沿って延びる第2対角線32が上下方向に沿って延びる第1対角線31よりも短くなるように配置されている。言い換えると、第2対角線32は、その寸法Bが第1対角線31の寸法Aよりも短くなるように形成されている。各セル30は、角度θ1が60°となりかつ角度θ2が120°となるように形成されているのが好ましい。
図3および図7に示すように、メッシュパターン29には、隣り合うセル30,30の辺部33,33同士を互いに重ねた直線状のパターン列Pが複数形成されている。パターン列P,P,…は、各々が互いに隣接するように配置されている。
この実施形態によるメッシュパターン29において、パターン列P,P,…は、隣り合う一方のパターン列Pを構成するセル30の頂点34が他方のパターン列Pを構成するセル30における辺部33の中途部に接するように互いにずれた状態で配置されている。具体的に、隣り合う一方のパターン列Pを構成するセル30の頂点34が、他方のパターン列Pを構成するセル30における辺部33の中点に接している。
このようなメッシュパターン29により、互いに隣り合うセル30,30同士の関係において、1つのセル30に2点の交点が形成されることになる(図7の符号D,Dを参照)。すなわち、セル30は、隣り合うセル30との関係で導電性を有する細線を複線化した状態となっている。そして、図3および図7に示すように、隣り合う引き回し配線15,15同士は、各セル30の第2対角線32上に位置する頂点34,34同士が上下方向に沿って延びる一つの仮想線C上に重なるように互いに間隔をあけて配置されている。
(接続端子)
図3に示すように、タッチセンサ1は、接続端子40,40,…を備えている。各接続端子40は、導電部の周縁側(すなわち、ビューエリア4の外周側)に配置されていて、左右方向に沿って延びる細線状の単線からなる。また、この実施形態において、各接続端子40の線幅は、後述する第1および第2細線部18a,18bの各々の線幅と略同じ寸法となっている。各接続端子40の線幅は例えば2〜8μmが好適である。なお、各接続端子40の材料としては、上記導電部を構成する細線の材質と同じ種類の材質が適している。
各接続端子40は、受信電極12および下側配線16,16,…の各々の下端部と電気的に接続されている。また、図示しないが、各接続端子40は、第1および第2グランド電極21,22の各々の下端部、ならびに各上側配線17の上端部と電気的に接続されている。
各下側配線16に接続された接続端子40は、その左右方向の長さが受信電極12に接続された接続端子40の長さよりも短くなるように形成されている。そして、各下側配線16に接続された接続端子40では、その左右方向の長さが、各セル30における第2対角線32の寸法B(図7参照)を基準に設定されている。具体的に、例えば第1対角線31の寸法Aが200μm、第2対角線32の寸法Bが114.57μmである場合、各下側配線16に接続された接続端子40の長さとしては、110〜210μmの範囲に設定されているのが好適である。なお、各上側配線17に接続される接続端子40についても、各下側配線16に接続される接続端子40と同様に、その左右方向の長さが設定されている。
(配線部)
図2〜図6に示すように、タッチセンサ1は、外部回路(図示せず)と電気的に接続するための配線部18,18,…を備えている。各配線部18は、各接続端子40に対し上記導電部が位置する側の反対側に配置されている。すなわち、配線部18,18,…は、ビューエリア4の外方に配置されている。
また、配線部18,18,…は、左右方向(各接続端子40の長手方向)に沿って互いに間隔をあけて配置されている。そして、各配線部18は、一端部が各接続端子40と電気的に接続されかつ他端部がフレキシブル配線板5と電気的に接続されるように構成されている。さらに、配線部18,18同士の間隔は、後述する第1および第2細線部18a,18bの各々の線幅と同じ大きさに形成されている。
ここで、図2に示すように、各上側配線17に接続された各配線部18は、ビューエリア4外周の上方から左右外方を経て下方に亘って引き回されている。つまり、各上側配線17に接続された各配線部18は、各送信電極11との接続位置からビューエリア4の下方に向かってビューエリア4外周に沿うように引き回されている。
図4〜図6に示すように、配線部18は、各々が細線状に形成された第1および第2細線部18a,18bを有している。第1および第2細線部18a,18bは、互いに左右方向に間隔をあけて配置されている。また、第1および第2細線部18a,18bは、接続端子40と交差していて、接続端子40の左右方向略中央からその長手方向(左右方向)に対して斜め方向に延びている。
さらに、第1細線部18aと第2細線部18bとの間には、第1および第2細線部18a,18bの双方を電気的に接続するためのブリッジ部18cが設けられている。ブリッジ部18cは、長さを短くして電気抵抗を抑えるため、第1および第2細線部18a,18bの長さ方向に対して直交する方向に延びているのが望ましい。
第1および第2細線部18a,18bの各々は、互いに同じ線幅となるように形成されている。また、第1細線部18aと第2細線部18bとの間隔は、第1および第2細線部18a,18bの各々の線幅と同じ大きさに形成されている。
次に、本発明の特徴として、配線部18は、第1および第2細線部18a,18bの少なくとも一方が接続交点X1,X2の間で接続端子40と交差するように構成されている。
例えば、図4に示すように、図3の左側から2番目に位置する引き回し配線15(下側配線16)と接続された配線部18では、第2細線部18bが接続交点X1と接続交点X2との間の位置で接続端子40と接続している一方、第1細線部18aが接続交点X1よりも接続端子40の左端部寄りの位置で接続端子40と接続している。
図5に示すように、図3の最も右側に位置する引き回し配線15(下側配線16)と接続された配線部18では、第1細線部18aが接続交点X1と接続交点X3との間の位置で接続端子40と接続している一方、第2細線部18bが接続交点X3と接続交点X2との間の位置で接続端子40と接続している。
図6に示すように、図3の中央に位置する引き回し配線15(下側配線16)と接続された配線部18では、第1および第2細線部18a,18bの双方が接続交点X1と接続交点X2との間の位置で接続端子40と接続している。
[実施形態の作用効果]
以上のように、タッチセンサ1において、上記導電部は、少なくとも2本の細線が接続端子40を斜めに横切りかつ細線と接続端子40との接続交点X1,X2が接続端子40の長手方向で互いに間隔をあけた状態となるように構成されている。そして、配線部18における第1および第2細線部18a,18bの少なくとも一方が、接続交点X1と接続交点X2との間で接続端子40と交差している。このため、仮に何らかの外部要因により第1および第2細線部18a,18bの一方と接続端子40の接続箇所が部分的に断線したとしても、接続端子40を介して上記導電部における2本の細線のいずれか一方と第1および第2細線部18a,18bのいずれか他方とが互いに電気的に接続した状態を保つことが可能となる。このように、上記導電部と配線部18とが断線してしまうおそれ(断線リスク)を未然に防ぐことが可能となる。したがって、本発明の実施形態に係るタッチセンサ1では、断線リスクを抑制して電気特性を向上させることができる。
さらに、タッチセンサ1では、接続端子40が上記導電部の周縁側に配置された細線状の単線からなるため、例えば上記LCDディスプレイを組み合わせた状態でタッチセンサ1を作動させたときに、ディスプレイからの照射光が接続端子40によりほとんど遮光されないようになる。このため、接続端子40の近傍(上記導電部の周縁側)で暗くならずにディスプレイが見えやすくなる。すなわち、上記導電部の周縁側でビューエリア4の視認性を高めることも可能となる。なお、接続端子40が上記導電部の周縁側に配置された細線状の単線からなるため、カバー部材2の全体に占める窓枠部3の幅を狭めることも可能となる。
また、タッチセンサ1は、第2細線部18bが接続交点X1と接続交点X2との間に位置しかつ第1細線部18aが接続交点X1よりも接続端子40の端部側に位置する構成を含んでいる。かかる構成により、上記断線リスクを適切に抑制することができる。
また、タッチセンサ1は、第1および第2細線部18a,18bの双方が接続交点X1と接続交点X2との間に位置する構成を含んでいる。かかる構成により、上記断線リスクをより確実に抑制することができる。
また、配線部18は、第1細線部18aと第2細線部18bとの間に配置されかつ第1および第2細線部8a,18bの双方を電気的に接続するためのブリッジ部18cを有している。このブリッジ部18cにより、第1細線部18aと第2細線部18bとの間における電気的な導通経路を確保して、配線部18自体が断線しないようにすることができる。
また、接続端子40の線幅が第1および第2細線部18a,18bの各々における線幅と同じ幅寸法となっている。これにより、接続端子40をビューエリア4内で目立たないようにして、ビューエリア4の視認性をより高めることができる。
[実施形態の変形例1]
上記実施形態に係るタッチセンサ1の変形例1として、メッシュパターン29を図8に示したような構成にしてもよい。具体的に、変形例1に係るタッチセンサ1のメッシュパターン29において、パターン列P,P,…は、隣り合う一方のパターン列Pを構成するセル30の頂点34が他方のパターン列Pを構成するセル30の頂点34に接するように配置されている。そして、互いに隣り合うセル30,30同士の関係において、1つのセル30に1点の交点(図8の符号Dを参照)が形成されている。
[実施形態の変形例2]
上記実施形態に係るタッチセンサ1の変形例2として、図9に示すように、各セル30を構成する複数の細線と異なる補助細線35を追加してもよい。具体的に、補助細線35は、各セル30を構成する複数の細線が位置する等間隔位置と異なりかつ接続交点X1よりも接続端子40の端部側(図9では左端部側)の位置に配置されている。また、補助細線35は、接続端子40および上記細線と電気的に接続されている。そして、第1細線部18aが、接続交点X1と、補助細線35と接続端子40との接続交点X4との間に位置している。すなわち、第1および第2細線部18a,18bの双方が接続交点X4と接続交点X2との間に位置するようになる。これにより、変形例2に係るタッチセンサ1では、上記実施形態の図5および図6と同様に上記断線リスクを確実に抑制することができる。
[実施形態の変形例3]
上記実施形態に係るタッチセンサ1の変形例3として、図10に示すように、複数の配線部18,18,…を1つの接続端子40に接続してもよい。具体的に、配線部18,18,…は、接続端子40の長手方向(左右方向)に沿って互いに間隔をあけた状態で接続端子40と電気的に接続されている。このような複数の配線部18,18,…により、上記断線リスクをより一層抑制することができる。
また、この変形例3では、第1および第2細線部18a,18bの間隔および配線部18,18同士の間隔の各々は、第1および第2細線部18a,18bの各々の線幅と同じ大きさに形成されている。これにより、ビューエリア4の外方で配線部18,18,…が位置する領域を狭めるとともに、ビューエリア4を相対的に広げることができる。
なお、上記変形例3では、引き回し配線15(下側配線16)に接続された配線部18,18,…の一実施形態として例示したが、この形態に限られない。すなわち、受信電極12、第1および第2グランド電極21,22の各々に複数の配線部18,18,…を接続するとともに、この配線部18,18,…を上記変形例3と同様の構成にしてもよい。
[実施形態の変形例4]
上記実施形態に係るタッチセンサ1の変形例4として、図11に示すように、第1細線部18aと第2細線部18bとの間隔を、第1および第2細線部18a,18bの各々の線幅よりも大きくなるように形成してもよい。具体的に、この変形例4では、第1細線部18aの端部を接続交点X1と接続交点X3との中間位置に配置し、第2細線部18bの端部を接続交点X3と接続交点X2との中間位置に配置している。つまり、変形例4に係る配線部18は、第1細線部18aおよび第2細線部18bの各々が各接続交点から離れた箇所に位置するように構成されている。これにより、例えば何らかの事由により接続交点X3で接続端子40に接続されたセル30の細線が断線したとしても、かかる断線による影響が、接続交点X1およびX2における各セル30の細線と第1および第2細線部18a,18bの各々との電気的な接続状態に及びにくくなる。このため、この変形例4では、上記導電部と配線部18とが断線してしまうおそれ(断線リスク)をより一層防止することができる。
[その他の実施形態]
上記実施形態として、第1および第2細線部18a,18bの各々が互いに同じ線幅となる形態を示したが、この形態に限られない。すなわち、第1および第2細線部18a,18bの各々が互いに異なる線幅となるように形成されていてもよい。
また、上記実施形態として、第1細線部18aと第2細線部18bとの間隔が第1および第2細線部18a,18bの各々の線幅と同じ大きさに形成された形態を示したが、この形態に限られない。すなわち、第1細線部18aと第2細線部18bとの間隔が第1および第2細線部18a,18bの各々の線幅と異なる大きさに形成されていてもよい。
また、上記実施形態として、接続端子40の線幅が第1および第2細線部18a,18bの各々における線幅と同じ幅寸法となる形態を示したが、この形態に限られない。例えば、接続端子40の線幅が第1および第2細線部18a,18bの各々における線幅よりも小さくなっていてもよい。これにより、接続端子40がより目立たなくなり、上記導電部の周縁側でビューエリア4の視認性をより一層高めることができる。
また、上記実施形態として、配線部18がブリッジ部18cを有する形態を示したが、この形態に限られない。すなわち、配線部18としては、ブリッジ部18cを有していなくてもよい。
また、上記各実施形態では、ひし形に形成された各セル30を示したが、この形状に限られない。例えば、各セル30を、4つの角が全て等しい平行四辺形(すなわち正方形や長方形)に形成してもよい。または、各セル30を、正方形、ひし形、および長方形のいずれにも該当しない平行四辺形に形成してもよい。そして、各セル30の形状は方形に限られることもなく、異形状などに形成されていてもよい。
また、上記各実施形態として、各センサ電極10が複数の送信電極11,11,…および一つの受信電極12を有する形態を示したが、この形態に限られない。すなわち、各センサ電極10が一つの送信電極11および複数の受信電極12,12,…を有する形態であってもよい。このような形態では、上記実施形態で説明した各送信電極11および受信電極12との配置関係が正反対の関係となる。特に、引き回し配線15,15,…(下側配線16,16,…および上側配線17,17,…)は各受信電極12と電気的に接続された状態となる。
以上、本発明についての実施形態を説明したが、本発明は上述の実施形態のみに限定されず、発明の範囲内で種々の変更が可能である。
本発明は、タッチ操作可能なセンサ型入力装置として産業上の利用が可能である。
1:タッチセンサ
2:カバー部材
3:窓枠部
4:ビューエリア
5:フレキシブル配線板
7:基板
7a:第1面
10:センサ電極
11:送信電極
12:受信電極
15:引き回し配線
16:下側配線
17:上側配線
18:配線部
18a:第1細線部
18b:第2細線部
21:第1グランド電極
22:第2グランド電極
29:メッシュパターン
30:セル
35:補助細線
40:接続端子
P:パターン列
X1〜X4:接続交点

Claims (8)

  1. 視覚的情報を透過して得られるビューエリアが設けられたタッチセンサであって、
    前記ビューエリア内に配置され、導電性を有する複数の細線が互いに交差した網目状のメッシュパターンからなる導電部と、
    前記導電部の周縁側に配置された細線状の単線からなる接続端子と、
    前記接続端子に対し前記導電部が位置する側の反対側に配置された配線部と、を備え、
    前記導電部および前記配線部の各々は、前記接続端子と電気的に接続されており、
    前記導電部は、少なくとも2本の前記細線が前記接続端子を斜めに横切りかつ前記細線と前記接続端子との接続交点同士が前記接続端子の長手方向で互いに間隔をあけた状態となるように構成されており、
    前記配線部は、各々が細線状に形成されかつ互いに間隔をあけた状態で前記接続端子と交差する第1および第2細線部を有しており、
    前記第1および第2細線部の少なくとも一方が、前記接続交点同士の間で前記接続端子と交差している、タッチセンサ。
  2. 請求項1に記載のタッチセンサにおいて、
    前記第1および第2細線部は、いずれか一方が前記接続交点同士の間に位置しかついずれか他方が前記接続交点よりも前記接続端子の端部側に位置するように構成されている、タッチセンサ。
  3. 請求項2に記載のタッチセンサにおいて、
    前記メッシュパターンは、前記複数の細線を等間隔位置に配置した規則的な網目状に形成されており、
    前記等間隔位置と異なりかつ前記接続交点よりも前記接続端子の端部側の位置に、前記接続端子および前記細線と電気的に接続された補助細線が配設されており、
    前記第1および第2細線部のいずれか他方が前記接続交点と前記補助細線との間に位置している、タッチセンサ。
  4. 請求項1に記載のタッチセンサにおいて、
    前記第1および第2細線部が前記接続交点同士の間に位置している、タッチセンサ。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のタッチセンサにおいて、
    前記配線部は、前記第1および第2細線部同士の間に配置されかつ前記第1および第2細線部同士を電気的に接続するためのブリッジ部を有している、タッチセンサ。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のタッチセンサにおいて、
    前記接続端子は、その線幅が前記第1および第2細線部の各々における線幅以下の幅寸法となるように形成されている、タッチセンサ。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のタッチセンサにおいて、
    前記配線部が複数設けられており、
    前記複数の配線部は、前記接続端子の長手方向に沿って互いに間隔をあけた状態で前記接続端子と電気的に接続されている、タッチセンサ。
  8. 請求項7に記載のタッチセンサにおいて、
    前記第1および第2細線部同士の間隔および前記配線部同士の間隔の各々は、前記第1および第2細線部の各々の線幅と同じ大きさに形成されている、タッチセンサ。
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