JP2020160862A - タッチセンサ - Google Patents

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哲也 南出
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哲也 南出
樹之 藤井
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Abstract

【課題】センサ電極の電気的状態が正常であるか否かを容易に判別することができるようにする。【解決手段】センサ電極10(送信電極11)は、第1の方向d1に沿って延びかつ第2の方向d2に沿って互いに間隙Gをあけて配置された複数の電極部20と、互いに隣り合う電極部20,20同士と連続した状態で電気的に接続された連続部30と、を有している。連続部30は、間隙Gにおいて各電極部20の第1端部10aが位置する側に配置されかつ互いに隣り合う電極部20,20の第1端部10a,10aと連続する第1連続部31を含む。各配線部40および各接続パッド50は、第2端部10bが位置する側に配置されかつ各電極部20と電気的に接続されている。【選択図】図7

Description

本開示はタッチセンサに関するものである。
従来から、タッチ操作を行うことが可能なタッチセンサに関し、例えば特許文献1に示されるものが知られている。
特許文献1には、第1および第2の基板と、第1および第2の基板の各々に形成されたセンサ電極と、一端部がセンサ電極と電気的に接続された配線と、配線の他端部と電気的に接続された接続端子と、を備えたタッチセンサが開示されている。
センサ電極は、導電性を有する金属からなる複数の細線をメッシュ状に形成したメッシュパターンとして構成されている。センサ電極は、第1の基板において長手方向に沿って略帯状に延びる第1のセンサ電極と、第2の基板において短手方向に沿って略帯状に延びる第2のセンサ電極と、を有している。第1のセンサ電極には、その両端部に配線がそれぞれ接続されている。第2のセンサ電極には、一方の端部のみに配線が接続されている。
特開2017−151575号公報
特許文献1のタッチセンサでは、センサ電極が上記メッシュパターンで構成されているため、タッチセンサとしての透光性が優れたものとなっていた。しかしながら、例えば基板に大きな外力が加わった場合やタッチセンサに静電気が流れたような場合には、メッシュパターンを構成する細線が断線してしまうおそれがあった。このような断線の有無を確認するために、例えばタッチセンサの検査工程において、図示しない抵抗測定器を用いてセンサ電極の抵抗値測定が行われる場合がある。
ここで、第1のセンサ電極では、各配線と電気的に接続された一対の接続端子間において1つの導通経路が構成されている。このため、第1のセンサ電極では、図示しない抵抗測定器に設けられた測定ピンを上記各接続端子に押し当てることにより抵抗値測定を行うことが可能である。すなわち、第1のセンサ電極のような構成では、抵抗値測定により電気的状態が正常であるか否かを判別することが容易であった。
これに対し、第2のセンサ電極では、上記抵抗測定器に設けられた測定ピンを、1つの接続端子と、第2のセンサ電極における他方の端部に位置する1本の細線と、に押し当てることにより抵抗値測定を行うことが考えられる。しかしながら、上記メッシュパターンを構成する各細線の幅が数μm程度であることから、上記抵抗測定器の上記測定ピンを上記細線に押し当てることは実質的に困難であった。すなわち、第2のセンサ電極のような構成では、抵抗値測定により電気的状態が正常であるか否かを判別することが容易ではなかった。
本開示は斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、センサ電極の電気的状態が正常であるか否かを容易に判別することにある。
上記の目的を達成するために、本開示の一実施形態に係るタッチセンサは、導電性を有する複数の細線が互いに交差したメッシュパターンからなるセンサ電極と、センサ電極と電気的に接続された複数の配線部と、各々が複数の配線部の各々と電気的に接続された複数の接続パッドと、を備えている。センサ電極は、第1の方向に沿って延びかつ第1の方向と交差する第2の方向に沿って互いに間隙をあけて配置された複数の電極部と、互いに隣り合う電極部同士と連続した状態で電気的に接続された少なくとも1つの連続部と、を有している。複数の電極部の各々は、第1の方向の両端に位置する第1端部および第2端部を含む。連続部は、間隙において前記第1端部が位置する側に配置されかつ互いに隣り合う第1端部同士と連続する第1連続部を含む。そして、複数の配線部の各々および複数の接続パッドの各々は、第2端部が位置する側に配置されかつ複数の電極部の各々と電気的に接続されていることを特徴とする。
本開示によると、センサ電極の電気的状態が正常であるか否かを容易に判別することができる。
図1は、本開示の実施形態に係るタッチセンサの全体斜視図である。 図2は、第1および第2基板を重ね合わせた状態を概略的に示す平面図である。 図3は、第1基板および送信電極の構成を示す平面図である。 図4は、第2基板および受信電極の構成を示す平面図である。 図5は、送信電極の一部を拡大して示す部分拡大平面図である。 図6は、図5のVI−VI線拡大断面図である。 図7は、送信電極、配線部、および接続パッドの各構成を概略的に示す概略図である。 図8は、実施形態の変形例1の構成を示す図7相当図である。 図9は、実施形態の変形例2の構成を示す図7相当図である。 図10は、実施形態の変形例3の構成を示す図7相当図である。 図11は、その他の実施形態における送信電極の構成を示す図7相当図である。
以下、本開示の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本開示、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
図1は、本開示の実施形態に係るタッチセンサ1の全体を示している。このタッチセンサ1は、タッチ操作が可能なセンサ型入力装置である。タッチセンサ1は、例えば液晶ディスプレイまたは有機ELディスプレイ等の表示装置が組み込まれた種々の機器(例えばカーナビゲーション等の車載装置、パーソナルコンピュータのディスプレイ機器、携帯電話、携帯情報端末、携帯型ゲーム機、コピー機、券売機、現金自動預け払い機、時計など)に対する入力装置として用いられる。
以下の説明において、図1などに示したタッチセンサ1の短辺方向を第1の方向d1とする一方、タッチセンサ1の長辺方向(第1の方向d1に直交する方向)を第2の方向d2として定めるものとする。また、後述するカバー部材2の操作面2b側を「上側」とし、操作面2bの反対側を「下側」としてタッチセンサ1の上下方向を定めるものとする。なお、このような位置関係は、タッチセンサ1またはタッチセンサ1が組み込まれた機器における実際の方向とは無関係である。
(カバー部材)
図1に示すように、タッチセンサ1は、光透過性を有するカバー部材2を備えている。カバー部材2は、カバーガラスまたはプラスチック製のカバーレンズからなる。カバー部材2は、例えば長方形の板状に形成されている。カバー部材2は、後述する第2基板6の上面に積層配置されている。
カバー部材2の外周位置には、印刷等により黒色等の暗色で略額縁状の窓枠部2aが形成されている。この窓枠部2aで囲まれた内部の矩形領域は、透光可能なビューエリアV(図2参照)になっている。すなわち、使用者は、ビューエリアVを介して、タッチセンサ1の後方に配置されるディスプレイからの視覚的情報を得ることができる。そして、ビューエリアVに対応するカバー部材2の上面は、タッチ操作に伴い使用者の手指などが接触する操作面2bとして構成されている。
(フレキシブル配線板)
図1に示すように、タッチセンサ1は、フレキシブル配線板3を備えている。フレキシブル配線板3は、柔軟性を有しかつ変形状態でもその電気的特性が変化しないように構成されている。フレキシブル配線板3は、例えばポリイミド(PI)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)等の可撓性を有する絶縁フィルムからなる。
図2に示すように、フレキシブル配線板3は、その先端部が例えば図示しない異方導電性接着剤により後述する基板4の上面側に固着されている。図7に示すように、フレキシブル配線板3は、接続パッド50と電気的に接続するためのFPC側端子3aを有している。
(基板)
図2〜図4に示すように、タッチセンサ1は、基板4,4を備えている。基板4,4は、第1基板5および第2基板6からなる。第2基板6は、図示しない光透過性を有する粘着層を介して第1基板5の上側に積層配置されている。
第1および第2基板5,6は、例えばポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、ポリエーテルサルホン、PMMA(アクリル)、ポリアリレート、COP(シクロオレフィンポリマー)、COC(シクロオレフィンコポリマー)等のような光透過性を有する樹脂材等、またはガラスからなる。
第1および第2基板5,6は、略長方形に形成されている。具体的に、第1および第2基板5,6の各々は、短辺が第1の方向d1に沿って延びかつ長辺が第2の方向d2に沿って延びるように形成されている。
第1基板5の下面側には、図示しない液晶ディスプレイが配置されている。なお、第2基板6が比較的硬い材質で構成されている場合には、特にカバー部材2を設けなくてもよい。かかる場合、第2基板6に略額縁状の窓枠部2aを形成してビューエリアVを設けるようにすればよい。
図6に示すように、第1基板5の上面には、後述する細線14の材料となる導電金属を埋設するための溝部7,7,…が形成されている。なお、図6では第1基板5の上面に形成された溝部7,7,…を示しているが、これと同様に、第2基板6の上面にも溝部7,7,…が形成されている。
(センサ電極)
図2〜図4に示すように、タッチセンサ1は、センサ電極10,10,…を備えている。センサ電極10,10,…は、ビューエリアV内に配置されている。タッチセンサ1では、センサ電極10,10,…を通じて操作面2bに接触した使用者の手指(検知対象物)によるタッチ操作の検知が可能である。すなわち、タッチセンサ1は、静電容量式のセンサ電極10,10,…を有し、センサ電極10,10,…は、送信電極11,11,…および受信電極12,12,…からなる。
送信電極11,11,…は、図示しない駆動回路に接続されている。送信電極11,11,…は、上記駆動回路により周囲に電界を放射するように構成されている。図3に示すように、送信電極11,11,…は、第1基板5の上面に形成されている。各送信電極11は、平面視において長辺が第1の方向d1に沿って略帯状に延びている。送信電極11,11,…は、第2の方向d2に間隔をあけて配置されている。なお、図2〜図4に示した各送信電極11では、後述する第1および第2電極部21,22、第1連続部31、第1および第2配線部41,42、第1および第2接続パッド51,52などの詳細を省略している。
受信電極12,12,…は、送信電極11,11,…から放射された電界を受信するように構成されている。図4に示すように、受信電極12,12,…は、第2基板6の上面に形成されている。各受信電極12は、平面視において長辺が第2の方向d2に沿って略帯状に延びている。受信電極12,12,…は、第1の方向d1に間隔をあけて配置されている。各受信電極12は、各送信電極11と上下方向に間隔をあけて互いに略直交するように配置されている(図2参照)。すなわち、各受信電極12は、各送信電極11と絶縁された状態で各送信電極11と交差している。
次に、図5に示すように、各センサ電極10は、メッシュパターン13を含む。この実施形態において、メッシュパターン13は、導電性を有する細線14,14,…が互いに交差しかつ等間隔に配置されて網目状に形成されている。なお、細線14,14,…は、等間隔に配置されていなくてもよい。各細線14は、第1の方向d1および第2の方向d2の双方に対して斜め方向に延びている。
図6に示すように、各細線14は、基板4の上面に形成された溝部7に銅や銀などの導電金属が埋設された導電層Mによって構成されている。細線14は、幅寸法が例えば2μm以下であるのが望ましい。なお、細線14の材料としては、上記導電金属に限られない。例えば、細線14の材料を、導電樹脂、酸化インジウム錫、酸化錫等の光透過性を有する透明導電材(透明導電膜)等で構成してもよい。
図5に示すように、メッシュパターン13は、細線からなる複数のセル15,15,…が規則的に並べられた網目構造となっている。各セル15は、互いに同じ大きさに形成されかつ2つの対角線(図示せず)の長さが互いに異なる平行四辺形に形成されている。
この実施形態では、各セル15における4つの辺の長さが全て等しい平行四辺形、すなわちひし形に形成されている。例えば、図5に示すように、送信電極11を構成する各セル15は、ひし形を構成する長手方向の対角線15aが第1の方向d1に延びかつ短手方向の対角線15bが第2の方向d2に延びるように配置されている。なお、図示しないが、受信電極12を構成する各セル15は、ひし形を構成する長手方向の対角線15aが第2の方向d2に延びかつ短手方向の対角線15bが第1の方向d1に延びるように配置されている。
(電極部)
図7に示すように、送信電極11は、複数(図示例では2つ)の電極部20,20を有している。具体的に、この実施形態における送信電極11は、第1および第2電極部21,22を有している。第1および第2電極部21,22は、いずれも上述のメッシュパターン13により構成されている。なお、この実施形態における受信電極12は、送信電極11と異なり、電極部20,20および後述する連続部30を有していない。なお、各配線部40は、梯子状(ラダー)であることが好ましいが、この形状に限られず、ひし形、矩形状であってもよい。あるいは、各配線部40は、一本の細線や幅の広いベタパターンであってもよい。
第1および第2電極部21,22の各々は、第1の方向d1(基板4の短辺方向)に沿って延びている。第1および第2電極部21,22は、第2の方向d2(基板4の長辺方向)に沿って互いに間隙Gをあけて配置されている。この間隙Gは例えば10μmである。なお、この実施形態において、第1および第2電極部21,22は、第2の方向d2における幅が互いに同じ大きさとなっているが、この幅が互いに異なる大きさとなっていてもよい。
第1および第2電極部21,22の各々は、第1の方向d1の両端に位置する第1端部20aおよび第2端部20bを含む。各第1端部20aは、図7における紙面上側に位置している。各第2端部20bは、図7における紙面下側に位置している。そして、各第2端部20bが位置する側には、後述する配線部40,40,…および接続パッド50,50,…が配置されている。
(連続部)
図7に示すように、センサ電極10は、少なくとも1つの連続部30を有している。この実施形態において、連続部30は、第1連続部31からなる。第1連続部31は、第1電極部21と第2電極部22との間隙Gに配置されている。また、第1連続部31は、第1および第2電極部21,22の第1端部20a,20aが位置する側に配置されている。なお、図7では、第1連続部31(連続部30)を強調して示すために、第1連続部31をドットによるハッチングで示している。
第1連続部31は、メッシュパターン13により構成されていて、第1電極部21の第1端部20aおよび第2電極部22の第1端部20aの双方と連続している。すなわち、第1および第2電極部21,22は、第1連続部31を介して互いに電気的に接続された状態となっている。
(配線部)
図2および図3に示すように、タッチセンサ1は、センサ電極10,10,…を図示しない外部回路と電気的に接続するための配線部40,40,…を備えている。配線部40,40,…は、メッシュパターン13により構成されていて、ビューエリアVの外方に配置されている(図2参照)。
図4に示すように、各受信電極12に接続される配線部40,40は、第2基板6の上面に配置されている。上記配線部40,40の一端部は、第2の方向d2における各受信電極12の両端部に接続されている。また、上記配線部40,40の他端部は、フレキシブル配線板3と電気的に接続されている。
図3に示すように、各送信電極11に接続される各配線部40は、第1基板5の上面に配置されている。各配線部40の一端部は、第1の方向d1における各送信電極11の一端部のみに接続されている。具体的に、図7に示すように、第1基板5上の配線部40,40,…は、第1および第2配線部41,42からなる。第1配線部41は、第1電極部21の第2端部20bと電気的に接続されている。第2配線部42は、第2電極部22の第2端部20bと電気的に接続されている。
(接続パッド)
図2〜図4に示すように、タッチセンサ1は、複数の接続パッド50,50,…を備えている。各接続パッド50は、各配線部40に接続されている。各接続パッド50は、フレキシブル配線板3と電気的に接続されている。
図7に示すように、各送信電極11と電気的に接続するための接続パッド50,50は、第1および第2接続パッド51,52からなる。第1接続パッド51は、第1配線部41に接続されている。第2接続パッド52は、第2配線部42に接続されている。そして、第1および第2接続パッド51,52は、1つのFPC側端子3aと接続されている。
[実施形態の作用効果]
以上のように、タッチセンサ1では、間隙Gを挟んで第2の方向d2において互いに隣り合う電極部20,20同士が、第1端部20a側に位置する第1連続部31を介して電気的に接続される一方、第2端部20b側に位置する各配線部40および各接続パッド50が、各電極部20と電気的に接続されている。すなわち、同一側に位置する少なくとも2つの接続パッド50,50間において、各配線部40と少なくとも1つの第1連続部31とを介して隣り合う電極部20,20に1つの導電経路が形成されている。このため、例えばタッチセンサ1の検査工程において、図示しない抵抗測定器に設けられた測定ピンを第2端部20b側に位置する各接続パッド50に押し当てることにより、センサ電極10の抵抗値測定を行うことが可能となる。すなわち、第2端部20b側に位置する接続パッド50,50を用いて抵抗値測定を行うことにより、センサ電極10の導通状態(例えば完全断線の有無)を確認することが容易となる。したがって、タッチセンサ1では、センサ電極10の電気的状態が正常であるか否かを容易に判別することができる。
また、この実施形態では、第1連続部31が第1電極部21と第2電極部22との間隙Gに配置されている。そして、第1配線部41および第1接続パッド51が第1電極部21の第2端部20bと電気的に接続されている一方、第2配線部42および第2接続パッド52が第2電極部22の第2端部20bと電気的に接続されている。すなわち、同一側に位置する第1および第2接続パッド51,52間において、第1および第2配線部41,42と第1連続部31とを介して第1および第2電極部21,22に1つの導電経路が形成されている。このため、例えばタッチセンサ1の検査工程において、上記抵抗測定器の測定ピンを第1および第2接続パッド51,52に押し当てることにより、センサ電極10の電気的状態が正常であるか否かを容易に判別することができる。
また、タッチセンサ1は、接続パッド50,50と電気的に接続するためのFPC側端子3aを有するフレキシブル配線板3を備えている。このフレキシブル配線板3により、接続パッド50,50を、上記抵抗値測定を行うための端子としての機能と、フレキシブル配線板3と電気的に接続するための接続端子としての機能の双方を兼ね備えた構成とすることが可能となる。その結果、タッチセンサ1の構造を簡易化することができる。
また、略長方形状の基板4は、短辺が第1の方向d1に沿って延びかつ長辺が第2の方向d2に沿って延びるように形成されている。そして、第1基板5(基板4)上に配置された送信電極11は、第1基板5の短辺方向(第1の方向d1)に沿って延びている。これにより、タッチセンサ1の短手方向において、センサ電極10が位置するセンサ領域(ビューエリアV)を相対的に広くすることができるとともに、上記センサ領域の外側に位置する額縁部分の幅を相対的に狭めることができる。
[実施形態の変形例1]
上記実施形態では、送信電極11が第1および第2電極部21,22を有する形態を示したが、この形態に限られない。すなわち、送信電極11は、3つ以上の電極部20,20,…を有する形態であってもよい。具体的に、図8に示す変形例1のように、送信電極11は、第1〜第3電極部21〜23を有する形態であってもよい。
図8に示すように、第3電極部23は、第2の方向d2において第2電極部22と隣り合うように配置されている。第2電極部22と第3電極部23との間隙Gには、第1連続部31が配置されている。そして、第3電極部23の第2端部20bには、第3配線部43および第3接続パッド53が接続されている。なお、第3電極部23、第3配線部43、および第3接続パッド53の具体的構成については、第1および第2電極部21,22、第1および第2配線部41,42、ならびに第1および第2接続パッド51,52と同様であるため、その詳細な説明を省略する。
この変形例では、同一側に位置する第1および第2接続パッド51,52間において、第1および第2配線部41,42と第1連続部31とを介して第1および第2電極部21,22に1つの導電経路が形成されている。このため、上記抵抗測定器の測定ピンを第1および第2接続パッド51,52に押し当てることにより、センサ電極10の一部における電気的状態が正常であるか否かを容易に判別することができる。
また、同一側に位置する第2および第3接続パッド52,53間において、第2および第3配線部42,43と第1連続部31とを介して第2および第3電極部22,23に1つの導電経路が形成されている。このため、上記測定ピンを第2および第3接続パッド52,53に押し当てることにより、センサ電極10の一部における電気的状態が正常であるか否かを容易に判別することができる。
さらに、同一側に位置する第1および第3接続パッド51,53間において、第1および第3配線部41,43と第1連続部31,31とを介して第1〜第3電極部21〜23に1つの導電経路が形成されている。このため、上記抵抗測定器の測定ピンを第1および第3接続パッド51,53に押し当てることにより、センサ電極10の全体における電気的状態が正常であるか否かを容易に判別することができる。
[実施形態の変形例2]
また、上記実施形態では、連続部30が第1連続部31からなる形態を示したが、この形態に限られない。例えば、図9に示す変形例2のように、連続部30,30,…が第1連続部31,31および第2連続部32からなる形態であってもよい。
図9に示すように、この変形例において、複数の電極部20,20,…は、第2の方向d2に沿って順番に並べられた第1〜第4電極部21〜24からなる。複数の配線部40,40,…は、第1〜第3配線部41〜43からなる。複数の接続パッド50,50,…は、第1〜第3接続パッド51〜53からなる。
一方の第1連続部31は、第1電極部21と第2電極部22との間隙Gに配置されていて、第1電極部21の第1端部20aおよび第2電極部22の第1端部20aと連続している。また、他方の第1連続部31は、第3電極部23と第4電極部24との間隙Gに配置されていて、第3電極部23の第1端部20aおよび第4電極部24の第1端部20aと連続している。
第2連続部32は、第2電極部22と第3電極部23との間隙Gに配置されている。また、第2連続部32は、第2および第3電極部22,23の第2端部20b,20bが位置する側に配置されている。そして、第2連続部32は、第2電極部22の第2端部20bおよび第3電極部23の第2端部20bの双方と連続している。すなわち、第2電極部22および第3電極部23は、第2連続部32を介して互いに電気的に接続された状態となっている。
第1配線部41および第1接続パッド51は、第1電極部21の第2端部20bと電気的に接続されている。第3配線部43および第3接続パッド53は、第4電極部24の第2端部20bと電気的に接続されている。そして、第2配線部42および第2接続パッド52は、第2連続部32と電気的に接続されている。
この変形例では、同一側に位置する第1および第2接続パッド51,52間において、第1および第2配線部41,42と第1および第2連続部31,32とを介して第1および第2電極部21,22に1つの導電経路が形成されている。このため、上記抵抗測定器の測定ピンを第1および第2接続パッド51,52に押し当てることにより、センサ電極10の一部における電気的状態が正常であるか否かを容易に判別することができる。
また、同一側に位置する第2および第3接続パッド52,53間において、第2および第3配線部42,43と第1および第2連続部31,32とを介して第3および第4電極部23,24に1つの導電経路が形成されている。このため、上記測定ピンを第2および第3接続パッド52,53に押し当てることにより、センサ電極10の一部における電気的状態が正常であるか否かを容易に判別することができる。
さらに、同一側に位置する第1および第3接続パッド51,53間において、第1および第3配線部41,43と第1連続部31,31および第2連続部32とを介して第1〜第4電極部21〜24に1つの導電経路が形成されている。このため、上記抵抗測定器の測定ピンを第1および第3接続パッド51,53に押し当てることにより、センサ電極10の全体における電気的状態が正常であるか否かを容易に判別することができる。
[実施形態の変形例3]
また、上記実施形態および上記各変形例では、複数の接続パッド50,50,…が1つのFPC側端子3aと接続された形態を示したが、この形態に限られない。例えば、図10に示す変形例3のように構成してもよい。具体的に、この変形例において、FPC側端子3aは、複数の分割端子部3b,3bを含む(図10の仮想線を参照)。そして、第1および第2接続パッド51,52は、各々がFPC側端子3aの各分割端子部3bと接続されるように構成されている。
この変形例のように、各接続パッド50は、FPC側端子3aを構成する各分割端子部3bと電気的に接続されていることから、フレキシブル配線板3が取り付けられたタッチセンサ1の検査工程において、上記抵抗測定器の測定ピンを各分割端子部3bに押し当てることにより、センサ電極10の電気的状態が正常であるか否かを容易に判別することができる。
[その他の実施形態]
上記実施形態および各変形例では、送信電極11が略帯状となる形態を示したが、この形態に限られない。例えば、図11に示すように、送信電極11は、中途部が第2の方向d2またはその反対方向に向かって先細るように突出した突出部20c,20c,…を有していてもよい。これと同様に、受信電極12についても、上記実施形態で示した略帯状となる形態に代えて、中途部が第1の方向d1またはその反対方向に向かって先細るように突出した突出部(図示せず)を有する形態にしていてもよい。
また、上記実施形態および各変形例では、各受信電極12の両端部に各配線部40が接続された形態を示したが、この形態に限られない。例えば、各受信電極12における一方の端部のみに配線部40が接続された形態としてもよい。さらに、各受信電極12を、図7〜図11で示した各送信電極11と同様の構成(すなわち、各受信電極12が複数の電極部20,20,…を有する構成)にしてもよい。これにより、各受信電極12についても、上記実施形態および各変形例で説明した各送信電極11と同様の作用効果を得ることができる。
上記実施形態では、ひし形に形成された各セル15を示したが、この形状に限られない。例えば、各セル15を、4つの角が全て等しい平行四辺形(すなわち正方形や長方形)に形成してもよい。あるいは、各セル15を、正方形、ひし形、および長方形のいずれにも該当しない平行四辺形に形成してもよい。各セル15の形状は方形に限られることもなく、異形状などに形成されていてもよい。
また、上記実施形態では、2つの基板4,4(第1基板5および第2基板6)を有する形態を示したが、この形態に限られない。すなわち、タッチセンサ1として、1つの基板4(例えば第2基板6)のみを設けた形態としてもよい。かかる形態では、上記実施形態において第1基板5の上面に形成したセンサ電極10,10,…、配線部40,40,…などを、第2基板6の下面に形成すればよい。または、送信側と受信側の互いのセンサ電極10,10,…などを、1つの基板4の同じ側の面に絶縁性を保った状態で配置してもよい。
以上、本開示についての実施形態を説明したが、本開示は上述の実施形態のみに限定されず、発明の範囲内で種々の変更が可能である。
本開示は、タッチ操作を行うことが可能なタッチセンサ型入力装置として産業上の利用が可能である。
1:タッチセンサ
2:カバー部材
3:フレキシブル配線板
3a:FPC側端子
3b:分割端子部
4:基板
5:第1基板
6:第2基板
10:センサ電極
11:送信電極
12:受信電極
13:メッシュパターン
14:細線
15:セル
20:電極部
20a:第1端部
20b:第2端部
20c:突出部
21〜24:第1〜第4電極部
30:連続部
31:第1連続部
32:第2連続部
40:配線部
41〜43:第1〜第3配線部
50:接続パッド
51〜53:第1〜第3接続パッド
d1:第1の方向
d2:第2の方向

Claims (7)

  1. 導電性を有する複数の細線が互いに交差したメッシュパターンからなるセンサ電極と、
    前記センサ電極と電気的に接続された複数の配線部と、
    各々が前記複数の配線部の各々と電気的に接続された複数の接続パッドと、を備え、
    前記センサ電極は、第1の方向に沿って延びかつ前記第1の方向と交差する第2の方向に沿って互いに間隙をあけて配置された複数の電極部と、
    互いに隣り合う前記電極部同士と連続した状態で電気的に接続された少なくとも1つの連続部と、を有し、
    前記複数の電極部の各々は、前記第1の方向の両端に位置する第1端部および第2端部を含み、
    前記連続部は、前記間隙において前記第1端部が位置する側に配置されかつ互いに隣り合う前記第1端部同士と連続する第1連続部を含み、
    前記複数の配線部の各々および前記複数の接続パッドの各々は、前記第2端部が位置する側に配置されかつ前記複数の電極部の各々と電気的に接続されている、タッチセンサ。
  2. 請求項1に記載のタッチセンサにおいて、
    前記複数の電極部は、第1および第2電極部を含み、
    前記複数の配線部は、第1および第2配線部を含み、
    前記複数の接続パッドは、第1および第2接続パッドを含み、
    前記第1電極部と前記第2電極部との前記間隙には、前記第1連続部が配置されており、
    前記第1電極部の前記第2端部には、前記第1配線部および前記第1接続パッドが電気的に接続されており、
    前記第2電極部の前記第2端部には、前記第2配線部および前記第2接続パッドが電気的に接続されている、タッチセンサ。
  3. 請求項2に記載のタッチセンサにおいて、
    前記複数の電極部は、前記第2の方向において前記第2電極部と隣り合うように配置された第3電極部をさらに含み、
    前記複数の配線部は、第3配線部をさらに含み、
    前記複数の接続パッドは、第3接続パッドをさらに含み、
    前記第2電極部と前記第3電極部との前記間隙には、前記第1連続部が配置されており、
    前記第3電極部の前記第2端部には、前記第3配線部および前記第3接続パッドが電気的に接続されている、タッチセンサ。
  4. 請求項1に記載のタッチセンサにおいて、
    前記複数の電極部は、前記第2の方向に沿って順番に並べられた第1〜第4電極部を含み、
    前記複数の配線部は、第1〜第3配線部を含み、
    前記複数の接続パッドは、第1〜第3接続パッドを含み、
    前記第1電極部と前記第2電極部との前記間隙および前記第3電極部と前記第4電極部との前記間隙の各々には、前記第1連続部が配置されており、
    前記連続部は、前記第2電極部と前記第3電極部との前記間隙に配置されかつ互いに隣り合う前記第2端部同士と連続する第2連続部を含み、
    前記第1電極部の前記第2端部には、前記第1配線部および前記第1接続パッドが電気的に接続されており、
    前記第4電極部の前記第2端部には、前記第3配線部および前記第3接続パッドが電気的に接続されており、
    前記第2連続部には、前記第2配線部および前記第2接続パッドが接続されている、タッチセンサ。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のタッチセンサにおいて、
    前記複数の接続パッドと電気的に接続するためのFPC側端子を有するフレキシブル配線板をさらに備えている、タッチセンサ。
  6. 請求項5に記載のタッチセンサにおいて、
    前記FPC側端子は、複数の分割端子部を含み、
    前記複数の接続パッドの各々は、前記複数の分割端子部の各々と電気的に接続されている、タッチセンサ。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のタッチセンサにおいて、
    少なくとも一方の面に前記センサ電極が配置された略長方形状の基板をさらに備え、
    前記基板は、短辺が前記第1の方向に沿って延びかつ長辺が前記第2の方向に沿って延びるように形成されている、タッチセンサ。
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