JP2021015080A - カレット分別装置およびカレット分別方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡素かつ安価な構成で、透明の結晶化ガラスを安定して判別可能なカレット分別装置およびカレット分別方法を提供すること。【解決手段】紫外線透過量によりカレットW中から透明の結晶化ガラスを分別するカレット分別装置10であって、移送面31上でカレットWを移動させるカレット移送部30と、紫外線を照射可能な紫外線光源40と、受光した紫外線を電気信号に変換する受光素子50とを備え、紫外線光源40は、カレット移送部30の移送面31側において、移送面31から離れた位置に配置され、受光素子50の受光部52は、移送面31を挟んで紫外線光源40の反対側に配置されてカレット分別装置10。【選択図】図1

Description

本発明は、カレットの中から透明の結晶化ガラスを分別するカレット分別装置およびカレット分別方法に関する。
従来から、ガラス製造工場等においては、ガラス材料としてカレット(リサイクル用ガラス片)を利用しているが、カレットには、有色または透明、非結晶化ガラスまたは結晶化ガラス等の様々な種類のガラスが含まれることから、これらカレットの分別を行う必要がある。
このようなカレット分別装置の一例としては、薄茶色或いは紫色の結晶化ガラス(耐熱ガラス)と多色の非結晶化ガラス(ソーダガラス)とを含むカレット中から、薄茶色或いは紫色の結晶化ガラスを分別するカレット分別装置であって、430nm以下の波長を有する光によって、無色透明および薄青色の非結晶化ガラスと、それ以外のガラスとを分別し、630nm〜700nmの波長を有する光によって、薄茶色或いは紫色の結晶化ガラスとそれ以外の色のガラスとを分別するカレット分別装置が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
この特許文献1のカレット分別装置では、薄茶色或いは紫色の結晶化ガラスを分別して排除することにより、通常のびん等を構成する非結晶化ガラスに、結晶化ガラスが混入することを回避している。
ところが、近年、透明色のガラスを利用して成形されたリサイクル製品の中に、以前は含まれていなかった透明の結晶化ガラスが微量ではあるが含まれるようになってきており、熱膨張率の違いから、内容物の充填時や搬送時にリサイクル製品が破損する事例が若干ではあるものの発生している。
リサイクル用に回収されるカレットの中に透明の結晶化ガラスが含まれるようになってきたのは、近年、耐熱性を備えた透明色又は透明に近い色のガラスから形成された鍋等の調理器具や食器等の普及が原因である。
そして、この場合、特許文献1に記載のカレット分別装置では、430nm以下の波長を有する光を照射した時に、透明の非結晶化ガラスおよび透明の結晶化ガラスの両方が、透明のガラスとして判別されてしまうため、透明の結晶化ガラスがリサイクル用のガラスとして取り扱われてしまう。
そこで、本出願人は、上述した問題を解決する一つの案として、透明の結晶化ガラスを含む各種カレットに対して紫外線を照射した時の紫外線透過量(紫外線透過率)の違いを利用して、透明の結晶化ガラスを分別するカレット分別装置を提案している(特許文献2を参照)。
この特許文献2では、図8に示すように、落下途中のカレットWに対して、紫外線光源140から紫外線を照射し、紫外線センサー150によってカレットWを透過した紫外線を受光して、紫外線透過量を計測するように構成された実施態様や、図9に示すように、スロープ130を滑り落ちるカレットWに対して、スロープ130に埋め込まれた紫外線光源140から紫外線を照射し、紫外線センサー150によってカレットWを透過した紫外線を受光して、紫外線透過量を計測するように構成された実施態様が提案されている。
特許第3367935号公報 特開2018−083153
ところが、図8や図9に示すような実施態様において、紫外線カメラ等と比較して安価かつ簡素な構成であるシリコンUVセンサー等の受光素子を紫外線センサー150として使用しようとした場合、測定位置におけるカレットWから受光素子150までの距離Lの大きさやバラツキに大きく影響を受けて、透明の結晶化ガラスを良好に判別することが難しいという問題が生じることが分かった。
すなわち、図8に示す実施形態の場合、紫外線光源140や受光素子150に対するカレットWの衝突を避けるために、図8(a)および図8(b)から分かるように、カレットWの落下姿勢が一定でないことやカレットWの大きさや厚さや形状が様々であることを考慮に入れて、カレットWの予定落下経路からある程度距離を置いた位置に受光素子150を設置する必要がある。その結果、測定位置におけるカレットWから受光素子150までの距離Lが大きくなり、カレットWに照射された紫外線に屈折が生じると安価かつ簡素な受光素子150では充分な量の紫外線を測定することが難しいという問題がある。
また、図8に示す実施形態では、カレットWの落下姿勢が一定でないことやカレットWの大きさや形状が様々であることから、測定位置におけるカレットWから受光素子150までの距離Lにバラツキが生じ、このことも、透明の結晶化ガラスを良好に判別できない要因になる。
他方、図9に示す実施形態では、カレットWをスロープ上で滑らせることでカレットWの移送姿勢を安定させることが可能であるため、図8に示す実施形態の場合と比較して、受光素子150をカレットWの移送経路に対して接近させて配置することができるものの、図9(a)および図9(b)から分かるように、カレットWの大きさや形状が様々であることに起因して、測定位置におけるカレットWを透過した光が受光素子150まで到達する距離Lにバラツキが出てしまう点については解消することができない。
そこで、本発明の目的は、簡素かつ安価な構成で、透明の結晶化ガラスを安定して判別可能なカレット分別装置およびカレット分別方法を提供することである。
本発明のカレット分別装置は、紫外線透過量によりカレット中から透明の結晶化ガラスを分別するカレット分別装置であって、移送面上でカレットを移動させるカレット移送部と、紫外線を照射可能な紫外線光源と、受光した紫外線を電気信号に変換する受光素子とを備え、前記紫外線光源は、前記カレット移送部の前記移送面側において、前記移送面から離れた位置に配置され、前記受光素子の受光部は、前記移送面を挟んで前記紫外線光源の反対側に配置されていることにより、前記課題を解決するものである。
本発明のカレット分別方法は、紫外線透過量によりカレット中から透明の結晶化ガラスを分別するカレット分別方法であって、カレット移送部の移送面上で移送されるカレットに対して、前記カレット移送部の前記移送面側に配置された紫外線光源から紫外線を照射し、カレットを透過した紫外線を、前記移送面を挟んで前記紫外線光源の反対側に配置された受光素子の受光部によって受光して電気信号に変換することにより、前記課題を解決するものである。
本請求項1、8に係る発明によれば、紫外線光源がカレット移送部の移送面側において移送面から離れた位置に配置されるとともに、受光素子の受光部が移送面を挟んで紫外線光源の反対側に配置されていることにより、カレットの大きさや形状に関わらず、カレット移送時における受光素子に対するカレットの衝突を考慮する必要がないため、カレットの移送経路に近接した位置に受光素子を配置できるとともに、計測位置におけるカレットから受光素子までの距離のバラツキを抑制でき、これにより、安価な受光素子を使用した場合であっても、透明の結晶化ガラスを安定して判別することができる。
本請求項2に係る発明によれば、カレット移送部の少なくとも一部が、光透過体から構成され、受光素子が、光透過体を挟んで紫外線光源の反対側に配置されていることにより、計測位置における光透過体の厚みを薄く設計するだけで、受光素子に対するカレットの衝突を回避しつつ、カレットの移送経路に近接した位置に受光素子を配置することができる。
本請求項3に係る発明によれば、カレット移送部が、水平方向に対して傾斜して配置され移送面として機能する上面を有したスロープから構成されていることにより、カレット分別装置の構成を簡素化することができる。
本請求項4に係る発明によれば、紫外線光源と受光素子とが、紫外線光源から照射される紫外線の光軸が受光素子の受光部内に入るように、一対一対応で対向して配置されていることにより、紫外線光源から照射された紫外線が対応の受光素子以外の他の受光素子に影響を与えてしまうことを抑制できるため、安価で測定性能が低い受光素子を使用した場合であっても、透明の結晶化ガラスを安定して判別することができる。
本請求項5に係る発明によれば、カレット移送方向に直交する横方向に並べて形成された複数のレーン毎に、少なくとも1組の紫外線光源および受光素子が配置されていることにより、レーン毎に透明の結晶化ガラスの検出を実施することが可能であるため、透明の結晶化ガラスを検出した場合に、該当のレーンに供給されたカレット群のみを検査すればよく、透明の結晶化ガラスの検査作業に係る作業負担を低減することができる。また、良品排除による歩留まりの低下を抑制することができる。
本請求項6に係る発明によれば、紫外線光源のピーク波長を325〜350nmの範囲に設定することにより、カレットの厚み、ガラス粉付着などによる付着物の有無に関わらず、紫外線透過量により透明カレット中から透明の結晶化ガラスを分別することができる。
本請求項7に係る発明によれば、紫外線光源のピーク波長とその半値幅から構成される波長を315〜350nmに設定することにより、半値幅が前記波長範囲から逸脱することがないため、より良好なカレット分別が可能になる。
本発明の一実施形態に係るカレット分別装置を概略的に示す説明図。 試験構成を概略的に示す説明図。 試験結果を示すグラフ。 カレット分別装置の変形例を示す説明図。 カレット分別装置の他の変形例を示す説明図。 分光光度計による紫外線波長とガラス透過率の関係を示す表。 試験結果を示すグラフ。 従来のカレット分別装置を示す説明図。 他の従来のカレット分別装置を示す説明図。
以下に、本発明の一実施形態に係るカレット分別装置10について、図面に基づいて説明する。
まず、カレット分別装置10は、カレットWの中から透明の結晶化ガラスを分別するものであり、図1に示すように、ベルトコンベア等から成るカレット供給部20と、カレット供給部20から供給されたカレットWを移送面31上で移動させるカレット移送部30と、紫外線を照射可能な紫外線光源40と、カレットWを透過した紫外線を受光して電気信号(電圧)に変換する受光素子50と、カレット供給部20や紫外線光源40や受光素子50等の各部を制御する制御部(図示しない)とを備えている。
カレット移送部30は、図1に示すように、水平方向に対して傾斜して配置された上面を有したスロープとして構成され、本実施形態では、このスロープの上面が、カレットWを滑り落として移動させる移送面31として機能する。
カレット移送部30の少なくとも一部(図1に示す例では、カレット移送部30全体)は、移送面31を有した石英ガラス等から成る光透過体32から構成されている。
紫外線光源40は、紫外線LEDとして構成され、図1に示すように、カレット移送部30の移送面31側(すなわち、カレット移送部30の移送面31に対向する側)において、移送面31から離れた位置から移送面31上を移送されるカレットWに対して紫外線を照射可能に配置されている。
受光素子50は、シリコンUVセンサー(シリコンフォトダイオードを有した紫外線量を測定可能なセンサー)として構成され、図1に示すように、ハウジング51と、ハウジング51内に配置された受光部52と、ハウジング51に形成された開口部53と、ハウジング51内において開口部53と受光部52との間に配置されたガラス54とを有している。
受光素子50は、図1に示すように、スロープとして構成されたカレット移送部30(光透過体32)の背面(下面)側に固定状態で取り付けられ、受光素子50の受光部52(図1に示す例では、受光素子50の全体)が、カレット移送部30の移送面31を挟んで紫外線光源40の反対側に配置されている。
紫外線光源40と受光素子50とは、紫外線光源40から照射される紫外線の光軸が受光素子50の受光部52内に入るように(更に好ましくは、紫外線光源40から照射される紫外線の光軸が受光素子50の受光部52の中央に一致するように)、一対一対応で対向して配置されている。更に、受光部52はカレットWを透過した紫外線のみを確実に検出可能にするため、カレットWの大きさ(長さX幅)、即ち、目標とするカレット分解能よりも小さく設定されている。
次に、カレット分別装置10を用いた透明の結晶化ガラスのカレット分別方法について、以下に説明する。
本実施形態のカレット分別方法は、あらかじめ(例えば特許文献1に開示される)既知のカレット色選別装置によって分別処理された透明カレットWに対して紫外線を照射した時の紫外線透過量(紫外線透過率)の違いを利用して、透明の非結晶化ガラスと透明の結晶化ガラスとを分別するものであり、カレットの形状、ハンドリングや流通による付着物(水、紙粉、ガラス粉付着)の影響など様々な透明カレットに対して、安定かつ確実な分別が求められる。
上記影響因子を考慮した上で、本実施形態のカレット分別原理について説明する。図6に、付着物が付いていない透明非結晶板ガラス(厚み3mm)、付着物が付いていない透明結晶板ガラス(厚み3mm)、ガラス粉付着の透明非結晶板ガラス(厚み3mm,6mm)、ガラス粉付着の透明結晶板ガラス(厚み3mm,6mm)に対して波長310〜380nmの紫外線を照射したときの分光光度計による透過率測定結果に示す。
板ガラスの厚み、ガラス粉付着による付着物の有無にもよるが、透明非結晶板ガラスは透明結晶板ガラスより透過率は大きい傾向にあり、波長310〜380nmの紫外線の中から適切な波長を選定し照射することにより、透過率の違いを利用して透明カレット中から透明結晶化ガラスを分別可能である。例えば、透過率が設定閾値に対して小さければ、結晶化ガラスと判断できる。
また、ガラス素材(非結晶,結晶)に関わらず、ガラスの厚みが大きく、又、ガラス粉が付着するなど付着物が存在すると透過率は低下する傾向にある。
波長370〜380nmでは、ガラス粉付着の透明非結晶板ガラス(厚み3mm,6mm)の透過率は、付着物が付いていない透明結晶板ガラス(厚み3mm)に対して小さいことから、透過率の違いを利用した分別は困難である。
しかし波長310〜365nmでは、透明非結晶板ガラスの透過率に対して、透明結晶板ガラスの透過率は、ガラスの厚み、ガラス粉付着による付着物の有無に関わらず小さいため、透過率の違いを利用した分別は可能である。例えば、透過率が設定閾値に対して小さければ、結晶化ガラスと判断できる。
このように、対象となるガラスの厚み、ガラス粉付着などの付着物の有無に関わらず、波長310〜365nmの紫外線を照射することにより、少なくとも透明の非結晶化ガラスと透明の結晶化ガラスとを良好に判別することができる。
次に、各構成要素(カレット移送部30、紫外線光源40、受光素子50)間の配置関係と、測定される紫外線透過量との関係を確認するために行った試験について、図2および図3に基づいて説明する。
まず、図2(a)に示す第1試験構成と、図2(b)に示す第2試験構成を用意して試験を行った。各試験構成の具体的な条件については、以下の通りである。
[第1試験構成・第2試験構成に共通の条件]
カレット移送部30:厚さ1mmの板状の石灰ガラスを水平面に対して約45°傾斜させたスロープ
紫外線光源40と受光素子50との間隔:約100mm
紫外線光源40:Marktech Optoelectronics社製の紫外線LED、品番:MTE−H340H32−UV、ピーク波長340±5nm(半値幅±9nm)、出力350mV
受光素子50:OSRAM、品番:BPW21、受光部寸法2.73x2.73mm
カレットW:200個の透明の非結晶化ガラス(大きさ5〜20mm、2〜6mm厚、ガラス粉付着、水分付着)、および、200個の透明の結晶化ガラス(大きさ5〜8mm、2〜6mm厚、ガラス粉付着、水分付着)
[第1試験構成]
第1試験構成では、図2(a)に示すように、スロープ30の背面に近接して受光素子50を配置するとともに、スロープ30の移送面31側において移送面31から離れた位置に紫外線光源40を配置した。
[第2試験構成]
第2試験構成では、図2(b)に示すように、スロープ30の背面に近接して紫外線光源40を配置するとともに、スロープ30の移送面31側において移送面31から離れた位置に受光素子50を配置した。
上記試験から、第1試験構成の場合、図3(a)に示すように、透明の結晶化ガラスの落込電圧の確率分布の3σ区間(−3σ〜+3σの区間)と、透明の非結晶化ガラスの落込電圧の確率分布の3σ区間とが重ならず、このことから、受光素子50によって測定された落込電圧を利用して、透明の非結晶化ガラスと透明の結晶化ガラスとを良好に判別できることが確認できた。
また、上記試験から、第2試験構成の場合、図3(b)に示すように、透明の結晶化ガラスの落込電圧の確率分布の3σ区間と、透明の非結晶化ガラスの落込電圧の確率分布の3σ区間とが重なり、このことから、受光素子50によって測定された落込電圧を利用して、透明の非結晶化ガラスと透明の結晶化ガラスとを判別することが難しいことが確認できた。
上記結果の要因としては、図2(b)に示す第2試験構成の場合、カレットWの厚さや形状が様々であることに起因して、カレットWの移送経路に対して受光素子50を接近させて設置することができないのに対して、図2(a)に示す第1試験構成の場合、カレットWの厚さや形状を考慮する必要がないため、第1試験構成の方が、測定位置におけるカレットWから受光素子50までの距離Lを小さく設計できることが挙げられる。
また、上記結果の他の要因として、図2(b)に示す第2試験構成の場合、カレットWの厚さや形状に応じて距離Lが変動してしまうのに対して、図2(a)に示す第1試験構成の場合、このような距離Lの変動が(殆ど)無いことが挙げられる。
なお、第1試験構成のように距離Lを小さくするとともに距離Lの変動を抑えた場合に良好な結果を得ることができたのは、カレットWに照射される紫外線がカレットWの表面等において屈折を生じることに起因して、カレットWから受光素子50までの間では紫外線の拡散が生じ易く、その結果、距離Lが大きく且つ距離Lが変動する場合には、受光素子50によって受光できる紫外線量が少なくなり且つ変動してしまうためだと考えられる。
次に、図2(a)に示す第1試験構成において、各ピーク波長を有する紫外線光源を用いて同様の試験を行った。各試験構成の具体的な条件については、以下の通りである。
[第1試験構成・第2試験構成に共通の条件]
カレット移送部30:厚さ1mmの板状の石灰ガラスを水平面に対して約45°傾斜させたスロープ
紫外線光源40と受光素子50との間隔:約100mm
紫外線光源40:Marktech Optoelectronics社製の紫外線LED、品番:MTE−H325H32−UV、ピーク波長325±5nm(半値幅:±9nm)、出力350mV、品番:MT5355−UV、ピーク波長355nm(半値幅:−5nm〜+15nm)、出力350mV、品番:MT3650N3−UV、ピーク波長365nm(半値幅:−10nm〜+35nm)
受光素子50:OSRAM、品番:BPW21、受光部寸法2.73x2.73mm
カレットW:200個の透明の非結晶化ガラス(大きさ5〜20mm、2〜6mm厚、ガラス粉付着、水分付着)、および、200個の透明の結晶化ガラス(大きさ5〜8mm、2〜6mm厚、ガラス粉付着、水分付着)
[第1試験構成]
第1試験構成では、図2(a)に示すように、スロープ30の背面に近接して受光素子50を配置するとともに、スロープ30の移送面31側において移送面31から離れた位置に紫外線光源40を配置した。
上記試験から、ピーク波長325±5nm(半値幅:±9nm)の場合、図9(a)に示すように、透明の結晶化ガラスの落込電圧の確率分布の3σ区間(−3σ〜+3σの区間)と、透明の非結晶化ガラスの落込電圧の確率分布の3σ区間とが重ならず、このことから、受光素子50によって測定された落込電圧を利用して、透明の非結晶化ガラスと透明の結晶化ガラスとを良好に判別できることが確認できた。
また、ピーク波長355nm(半値幅:−5nm〜+15nm)、ピーク波長365nm(半値幅:−10nm〜+35nm)の場合、図9(b)および(c)に示すように、透明の結晶化ガラスの落込電圧の確率分布の3σ区間と、透明の非結晶化ガラスの落込電圧の確率分布の3σ区間とが重なり判別不可であった。
以上のことから、第1試験構成において、ピーク波長325±5nm(半値幅:±9nm)又はピーク波長340±5nm(半値幅:±9nm)の紫外線光源を用いることにより、受光素子50によって測定された落込電圧を利用して、透明の非結晶化ガラスと透明の結晶化ガラスとを判別出来ることが確認できた。すなわち、ピーク波長とその半値幅から構成される紫外線波長約310〜350nmにおいて、透明カレット中から透明の結晶化ガラスを確実に分別することができる。
以上、本発明の実施形態を詳述したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行なうことが可能である。
例えば、上述した実施形態では、カレット移送部30が、カレットWを滑り落として移動させるスロープとして構成されているものとして説明したが、カレット移送部30の具体的態様は上記に限定されず、例えば、図4(a)に模式的に示すように、移送面31を有したカレット移送部30自体を移動可能に構成し、カレット移送部30を移動させることにより、移送面31のカレットWを移送してもよい。この場合においても、図4(a)に示すように、カレット移送部30の移送面31側において移送面31から離れた位置に紫外線光源40を配置するとともに、移送面31を挟んで紫外線光源40の反対側に受光素子50を配置すればよい。
また、上述した実施形態では、光透過体32が石英ガラスから成るものとして説明したが、光透過体32の具体的態様は、石灰ガラスや透明なプラスチックから成るもの等、少なくとも紫外線を透過可能なものであれば如何なるものでもよい。なお、紫外線透過性の高い石英ガラスから光透過体32を構成するのが好ましい。
また、上述した実施形態では、カレット移送部30全体が光透過体32から成るものとして説明したが、図4(b)や図5に示す変形例のように、カレット移送部30のうち、紫外線光源40や受光素子50を設置した計測領域等の一部のみに光透過体32を配置し、カレット移送部30のうち上記以外については、紫外線を通さないアルミ、鉄、ステンレス等の別材料から構成してもよい。
なお、図4(b)に示す変形例では、アルミ、鉄、ステンレス等の別材料から成るカレット移送部30の基部に形成された孔内に受光素子50が埋め込まれて固定され、その受光素子50の前面側(紫外線光源40側)が光透過体32によって覆われている。なお、移送部30の基部は紫外線光源40による紫外線乱反射防止として、例えば、アルマイト処理など黒系色の表面処理が施してあることが好ましい。
また、上述した実施形態では、紫外線光源40が紫外線LEDとして構成されているものとして説明したが、紫外線光源40の具体的態様については、波長315nm〜350nmの紫外線を照射可能なものであれば、ブラックライト等の如何なるものでもよい。
また、紫外線光源40は、近年、半値幅が狭い光源についても安価に供給されていること、また本発明にて見出している紫外線波長域315〜350nmから逸脱しないためにも、紫外線光源40の半値幅は、±10nm以内であることが望ましい。この場合、外乱要因によって判別結果が乱れることを回避することができる。
また、上述した実施形態では、受光素子50がシリコンUVセンサー(シリコンフォトダイオードを有した紫外線量を測定可能なセンサー)であるものとして説明したが、GaPフォトダイオードなど同等の機能を有していれば、受光素子50の具体的態様は上記に限定されない。
また、図1に示す例では、カレット移送部30(光透過体32)の背面側に、受光素子50を隙間無く取り付けているが、カレット移送部30(光透過体32)の背面から離れた位置に受光素子50を設置してもよい。
また、上述した実施形態では、紫外線光源40および受光素子50が同数設けられ、紫外線光源40と受光素子50とが一対一対応で対向して配置されるものとして説明したが、紫外線光源40および受光素子50の数量や配置関係は上記に限定されず、例えば、複数の受光素子50に共通して紫外線光源40を設けてもよい。
また、カレット分別装置10の更に具体的な実施例については様々なものが考えられるが、その一例として図5に示すような実施例が考えられる。
この図5に示す実施例では、スロープとして構成されたカレット移送部30の移送面31側に、カレット移送方向に直交する横方向に並べて形成された複数のレーン33が設けられ、各レーン33に複数のカレットWを供給して移送するように構成されている。
各レーン33の横方向中央には、少なくとも1組(図5に示す実施例では1組)の紫外線光源40および受光素子50が配置され、具体的には、レーン33毎に設定された紫外線透過量の測定領域には光透過体32が配置され、各光透過体32の移送面31(上面)側に紫外線光源40が配置されているとともに、各光透過体32の背面(下面)側に受光素子50が配置されている。
そして、図5に示す実施例は、複数のカレットWを各レーン33に供給し、いずれかのレーン33において透明の結晶化ガラスが検出された場合に、該当のレーン33において透明の結晶化ガラスを検出したことをブザー等によって運用者に通知し、その後、該当のレーン33に供給されたカレットWの中から人手等によって透明の結晶化ガラスを見つけ出すように設計されている。
なお、各レーン33の移送面31は、図5に示すように、移送されるカレットWを各レーン33の横方向中央に向けてガイドする(寄せる)形状で形成されているのが好ましい。
また、紫外線光源40および受光素子50によって透明の結晶化ガラスを検出した場合に、図5に示す実施例のように、透明の結晶化ガラスを検出した旨のみを運用者に通知してもよく、また、エアーノズルから噴出されたエアーによって透明の結晶化ガラスを吹き飛ばす等の手法によって、カレットW群から透明の結晶化ガラスを除去してもよい。
10 ・・・ カレット分別装置
20 ・・・ カレット供給部
30 ・・・ カレット移送部
31 ・・・ 移送面
32 ・・・ 光透過体
33 ・・・ レーン
40 ・・・ 紫外線光源
50 ・・・ 受光素子
51 ・・・ ハウジング
52 ・・・ 受光部
53 ・・・ 開口部
54 ・・・ ガラス
W ・・・ カレット

Claims (8)

  1. 紫外線透過量によりカレット中から透明の結晶化ガラスを分別するカレット分別装置であって、
    移送面上でカレットを移動させるカレット移送部と、紫外線を照射可能な紫外線光源と、受光した紫外線を電気信号に変換する受光素子とを備え、
    前記紫外線光源は、前記カレット移送部の前記移送面側において、前記移送面から離れた位置に配置され、
    前記受光素子の受光部は、前記移送面を挟んで前記紫外線光源の反対側に配置されていることを特徴とするカレット分別装置。
  2. 前記カレット移送部の少なくとも一部は、光透過体から構成され、
    前記受光素子の受光部は、前記光透過体を挟んで前記紫外線光源の反対側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のカレット分別装置。
  3. 前記カレット移送部は、水平方向に対して傾斜して配置される上面を有したスロープから構成され、
    前記スロープの上面が、前記移送面として機能することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のカレット分別装置。
  4. 前記紫外線光源と前記受光素子とは、前記紫外線光源から照射される紫外線の光軸が前記受光部内に入るように、一対一対応で対向して配置されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のカレット分別装置。
  5. 前記カレット移送部は、カレット移送方向に直交する横方向に並べて形成された複数のレーンを有し、
    前記レーン毎に、少なくとも1組の前記紫外線光源および前記受光素子が配置されていることを特徴とする請求項4に記載のカレット分別装置。
  6. 前記紫外線光源は、ピーク波長325〜340nmの紫外線を照射するように構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のカレット分別装置。
  7. 前記紫外線光源は、ピーク波長とその半値幅から構成される波長が315〜350nmとなる紫外線を照射するように構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のカレット分別装置。
  8. 紫外線透過量によりカレット中から透明の結晶化ガラスを分別するカレット分別方法であって、
    カレット移送部の移送面上で移送されるカレットに対して、前記カレット移送部の前記移送面側に配置された紫外線光源から紫外線を照射し、
    カレットを透過した紫外線を、前記移送面を挟んで前記紫外線光源の反対側に配置された受光素子の受光部によって受光して電気信号に変換することを特徴とするカレット分別方法。
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