JP2021014301A - 泡発生具 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成でありながら、使い勝手が良く、携帯し易い泡突出具を提供する。【解決手段】泡発生具1は、多孔性材料31を有する泡発生部30と、手で加圧されて変形することにより空気を泡発生部30に供給可能な空気供給部40と、開孔23を有しており、泡発生部30において発生した泡を、該開孔23を中心にして放射状に表面に広がった状態に保持可能な泡受体20とを備えている。多孔性材料31に起泡剤を含む液体が含侵されていることが好ましい。泡発生部は30、液体を添加することにより起泡剤を含む液体を生じる固形材料を含んでいることが好ましい。【選択図】図1

Description

本発明は泡発生具に関する。
液体を気体と混合してムース状の泡として吐出させる泡吐出具が知られている。
例えば、特許文献1には、可撓性を備える外側容器を押圧することで、該外側容器の内部の空気を、内側容器に収容されている内容液と混合させ、内容液を発泡させるスクイズ式泡吐出容器が開示されている。
また特許文献2には、液体および空気を保存するための手動圧縮可能な容器と、泡形成組立体とを含み、液体流路及び気体流路を経た液体と気体とが吐出流路内で混合されて泡として吐出されるように構成した吐出装置が記載され、液体通路の開口及び空気通路の開口を封止する弁体の形状を工夫することが記載されている。
特開2009−154885号公報 特表2009−524558号公報
従来の泡吐出具は、(1)吐出させる泡を、その泡を最終的に付着させる対象に向けて吐出させ、その対象に直接的に付着させるか、(2)吐出させる泡を、手のひらやスポンジ等の1次付着体に向かって吐出させ、その1次付着体上の泡を、その1次付着体自体等を使って、最終的に付着させる対象に間接的に付着させることが一般的である。泡を最終的に付着させる対象(以下「最終付着対象」ともいう)は、例えば、顔、頭髪、ボディ等のヒトの身体である。
しかしながら、最終付着対象に泡を直接付着させる場合は、付着させる泡の状態を確認したり、付着させる泡の量をしながら、適宜の量ずつ付着させることは難しい。
手のひらやスポンジ等の1次付着体等を使って最終付着対象に泡を間接的に付着させる場合は、1次付着体上において泡の状態は確認できるものの、1次付着体上の泡を、最終付着対象に対して、付着させる量を適宜に増減調節しながら複数回に分けて付着させること等は必ずしも容易ではない。例えば、泡吐出具を一方の手に持ったまま泡吐出具を操作して、他方の手の手のひら上に泡を吐出させたときには、吐出された泡の量が多すぎた場合であっても、泡吐出具をどこかに置かなければ、泡吐出具を持っていた方の手で、その泡の一部をすくい取り、最終付着対象に付着させる量を微調整することはできない。他方、泡吐出具を一旦どこかに置いてしまうと、最終付着対象に追加で泡を付着させたい場合、再び泡吐出具を手に取って操作する必要があり、泡吐出具を手に持って操作することと泡吐出具をおいてその手で他方の手から泡を掬い取ることとを、繰り返し行うことになり、使い勝手が必ずしも良好ではない。また泡吐出具を持っていた手で泡に触れると、泡吐出具を再び手に持ったときに、泡吐出具に泡の成分が付着し、泡の拭き取り作業が必要となる場合もある。
また、特許文献1に記載されたスクイズ式泡吐出容器は、内容液が内側容器に直接収容されているため、内側容器の空気流入穴に内容液逆止弁を設ける必要があり、構造が複雑化している。特許文献2に記載された吐出装置の泡形成組立体は、第1の筐体部、第2の筐体部及び弁体を含むものである。特許文献2では、液体通路の開口及び空気通路の開口を封止できるようにするために、特に第1の筐体部及び弁体の形状が複雑となっており、特許文献2に記載された吐出装置は構造が複雑となっている。
本発明の目的は、前述した従来技術が有する欠点を解消し得る泡発生具を提供することにある。
本発明は、多孔性材料を有する泡発生部と、手で加圧されて変形することにより空気を前記泡発生部に供給可能な空気供給部と、開孔を有しており、前記泡発生部において発生した泡を、該開孔を中心にして放射状に表面に沿って広がった状態に保持可能な泡受体とを備えた、泡発生具を提供することにより、上記目的を達成したものである。
本発明によれば、簡易な構成であり、使い勝手が良く、携帯し易い泡発生具を提供することができる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る泡発生具を示す斜視図である。 図2(a)は、図1に示す泡発生具の分解斜視図であり、図2(b)は、図2(a)に示す成形メッシュを下から見たときの斜視図であり、図2(c)は、図2(a)に示す保持体を下から見たときの斜視図である。 図3は、図1に示す泡発生具の模式断面図である。 図4は、図1に示す泡発生具の使用状態を示す図であり、図4(a)は、蛇腹部を収縮させる前の状態を示す図であり、図4(b)は、蛇腹部を収縮させたときの状態を示す図である。 図5は、本発明の第2実施形態に係る泡発生具を示す斜視図である。 図6は、図5に示す泡発生具の模式断面図である。 図7は、図1に示す泡発生具の変形例を示す模式断面図であり、図7(a)は、乾燥状態の多孔性材料に液体を添加する前の状態を示す模式断面図であり、図7(b)は、図7(a)の多孔性材料に液体を添加した後の状態を示す模式断面図である。 図8は、図5に示す泡発生具の変形例を示す模式断面図である。 図9は、本発明の泡発生具の泡受体に装着されるアタッチメントを示す図であり、図9(a)及び図9(b)は、ヒンジを介して泡受体に装着されるアタッチメントを示す図であり、図9(c)は、ピン及びピン孔により泡受体に装着されるアタッチメントを示す図である。 図10は、本発明に係る泡受体の他の形態を示す図である。 図11は、本発明に係る空気供給部の他の形態を示す図である。
以下、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明する。
本発明の好ましい第1実施形態である泡発生具1は、図1ないし図3に示すように、泡受体20と、泡発生部30と、空気供給部40とを備えている。泡発生具1は、全体として、略円筒形状を有している。本明細書において、泡発生具1の軸方向は、図中、Zで示す方向である。
泡発生部30は、多孔性材料31を有している。多孔性材料31は、多数の微細孔を有する材料であり、円柱状の形状を有している。多孔性材料31としては、発泡ポリウレタン、架橋型や無架橋型ポリエチレン等の軟質樹脂の多孔性発泡体、ネット、海綿動物から得られた多孔体(骨格)等が挙げられる。ネットは、合成樹脂等からなる網や、該網を積層、巻回等により立体形状としたものであっても良い。多孔性材料31としては、液体を均一に分散・保持できる観点及び入手しやすい観点から、均一な孔構造を有するスポンジを用いることが好ましい。
多孔性材料31には、起泡剤を含む液体が含侵されている。起泡剤は、液体に生じた泡を安定化させ、多数の泡が集まったフォーム状の泡を形成させるために使用される。そのような物質としては、界面活性剤等が挙げられる。界面活性剤としては、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤、及び非イオン性界面活性剤等が挙げられる。これらの物質は、1種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。多孔性材料31に、起泡剤を含む液体が含侵されていることにより、泡発生部30に空気を供給するだけで、泡発生部30において泡を発生させることができ、泡発生具1の使い勝手を更に良くすることができる。
尚、多孔性材料31には、起泡剤に代えて又は起泡剤に加えて、増泡剤、洗浄剤等を含む液体が含侵されていてもよい。
多孔性材料31に含浸させる液体としては、例えば、ヘアシャンプー、ヘアリンス、ヘアコンディショナー等の液状のヘアケア剤、ボディソープ、ハンドソープ等の液状のボディケア剤等の空気を加えることにより泡が発生する液体が挙げられる。
多孔性材料31に含浸させる液体は、泡の用途に応じて、その用途に適した他の成分を含んでいることが好ましい。用途は、ヒト用が典型例であるが、犬や猫等のペット、家畜動物等の動物用であっても良い。
例えば、吐出させるフォーム状の泡が、洗顔フォームや他の部位の肌を洗浄するためのフォームである場合、起泡剤に加えて、保湿成分、抗菌成分等の一種又は二種以上を含んでいることが好ましい。
吐出させるフォーム状の泡が、毛染め用のフォームである場合、起泡剤に加えて、染料、顔料等の着色剤を一種又は二種以上を含んでいることが好ましい。
第1実施形態の泡発生具1における泡発生部30は、図2及び図3に示すように、多孔性材料31を保持する保持体32を有している。保持体32は、円筒状の本体部33と、該本体部33における、軸方向Zの一方の端部に設けられた係止部34とを有している。本体部33は中空となっており、本体部33の中空内部に多孔性材料31が保持されるようになっている。本体部33は、軸方向Zの両端部に開口33a,33bを有している。本体部33における係止部34が設けられている側の端部の開口33aは、本体部33の内周と略同一の円形状を有している。本体部33における他方の側の端部は、平面視して略十字形状の底部35を有しており、該端部には、略扇状の開口33bが4個設けられている。本体部33の両端部の開口33a,33bは、本体部33の中空内部を介して軸方向Zに連通している。保持体32の係止部34は、本体部33の一方の端部における周縁部が半径方向外側に向かって張り出すことによって形成されている。係止部34の外周の直径L2は、本体部33の外周の直径L3よりも大きい。
保持体32が底部35を有することにより、多孔性材料31を内部に保持した保持体32の底部35側を鉛直方向下側(図1ないし図3中、Z方向下側)に向けたときであっても、底部35によって多孔性材料31を軸方向Z下側から支持し、多孔性材料31を保持体32の内部に保持できるようになっている。
第1実施形態において、泡発生具1やその構成部材に関し、上側は、図1に示すように、泡発生具1を、該泡発生具1の軸方向Zを鉛直方向(重力方向)と平行とし、泡受体20側を鉛直方向の上側に、空気供給部40側を鉛直方向の下側に位置させたときの鉛直方向の上側であり、下側は、前記鉛直方向の下側である。
保持体32を構成する材料としては、合成樹脂、セラミック、金属、防水加工を施した紙、及びこれらの2以上の組み合わせが挙げられる。安価で製造容易の観点から、これらの中でも、合成樹脂を用いることが好ましい。
空気供給部40は、手で加圧されて変形することにより空気を泡発生部30に供給できるようになっている。空気供給部40は、手で加圧されることにより該空気供給部40の外形が変形した後、その変形状態が維持される性質を有していてもよく、あるいは変形前の状態若しくは変形前の状態に近い状態まで復元する性質を有していてもよい。空気供給部40は、加圧によりその外形を軸方向Zに変形させることによってその内容積が拡縮されるものであることが好ましい。また空気供給部40は、小さな外力によって容易に変形することが好ましい。
空気供給部40は、可撓性を有する材料により形成されていることが好ましく、そのような材料としては、熱可塑性樹脂、各種のエラストマー等が挙げられる。熱可塑性樹脂としては、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)等のポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレート(PET)等のポリエステル、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ABS樹脂、アクリル樹脂等が挙げられる。スクイズ性の観点から、空気供給部40は、例えばPE、PP、PET、エラストマーにより形成されていることが好ましい。可撓性とは外力の作用によって外形が変形し得る性質のことである。
第1実施形態の泡発生具1における空気供給部40は、図1ないし図3に示すように、可撓性を有する供給本体部42と、口首部41とを備えている。口首部41には、後述するように泡発生部30が着脱可能に取り付けられるようになっており、供給本体部42の内部の空気が、口首部41を通過するときに、口首部41に取り付けられた泡発生部30に供給されるようになっている。供給本体部42は、泡発生部30よりも上流に位置する。上流とは、空気供給部40が加圧され変形したことにより生じた気流が泡発生部30を通り抜け泡受体20の開孔23から流出するときの該気流の流れる方向における上流を意味し、下流とは、前記気流の流れる方向における下流を意味する。
供給本体部42は、図1ないし図3に示すように、内部が中空の略円筒形状を有している。供給本体部42は、その側面部43が繰り返し折り畳まれて形成された蛇腹部44を有している。蛇腹部44は、図3に示すように、大径部44aと小径部44bとが軸方向Zに交互に配されるように形成されている。大径部44aは、側面部43を半径方向内側に折り返したときの折り返し部分であり、小径部44bは、側面部43を半径方向外側に折り返したときの折り返し部分である。供給本体部42が蛇腹部44を有していることにより、空気供給部40を、軸方向Zに、復元可能に繰り返し変形させ易くなり、泡発生部30へ空気を供給し易くなるので、より簡単な操作により、泡を発生させることができるようになる。
供給本体部42は、図1ないし図3に示すように、逆止弁45を有している。逆止弁45は、外部から内部への空気の流入を許容し、内部から外部への空気の流出を阻止するものである。具体的には、図3に示すように、供給本体部42には、開孔42aが設けられており、該開孔42aを覆うように逆止弁45が設けられている。逆止弁45は、開孔46aを有する蓋体46と、弾性部材からなる弁体47とを有している。供給本体部42を加圧していないときは、弁体47は、図3の拡大図における破線で示したように、蓋体46の開孔46aを塞いでおり、供給本体部42の内部から外部への空気の流出が阻止されている。使用者の手により供給本体部42が加圧され、供給本体部42の内部が、外部に比して陰圧になると、弁体47が図3の拡大図に示すように、弁体47は、供給本体部42側へ屈曲し、蓋体46の開孔46aが開放される。これにより、供給本体部42の外部と内部とが連通し、供給本体部42の外部から内部への空気の流入が許容される。尚、逆止弁45を設ける位置や個数に制限はなく、任意の箇所に、任意の個数の逆止弁45を設けることができる。
口首部41は、図1ないし図3に示すように、供給本体部42から軸方向Z上側に向かって延設されており、略円筒形状を有している。口首部41の上端部には開口が設けられている。口首部41の内部も中空となっており、口首部41の開口は、口首部41の内部を介して供給本体部42の内部と連通している。
口首部41には、泡発生部30が着脱可能に取り付けられるようになっている。具体的には、図2に示すように、口首部41の内周の直径L3は、保持体32の本体部33の外周の直径L1と略同一、又は保持体32の本体部33の外周の直径L1よりも大きくなっており、口首部41の内部に保持体32の本体部33を挿入できるようになっている。また口首部41の内周の直径L3は、図2に示すように、保持体32の係止部34の外周の直径L2よりも小さくなっており、口首部41の内部に保持体32の本体部33を挿入したときに、該係止部34の軸方向Z下側の面が口首部41の上端面41aと当接し、保持体32が口首部41に係止されるようになっている。
泡受体20は、開孔23を有しており、泡発生部30において発生した泡を、開孔23を中心にして放射状に表面に沿って広がった状態に保持可能となっている。開孔23を中心にして放射状に表面に沿って広がった状態は、開孔23の全周に亘って該開孔23の周縁部よりも外方に広がった状態を意味し、例えば、表面に沿って扁平に広がった状態、及び表面に沿って広がるとともに軸方向Z上側にも広がった状態が含まれる。表面に沿って広がるとともに軸方向Z上側にも広がった状態には、例えば、泡における開孔23に対応する位置が軸方向Z上側に隆起しドーム形状に広がった状態、泡の外面における軸方向Z上側が凸曲面となり全体としてドーム形状に広がった状態が含まれる。
泡受体20に広がった泡の面積は、泡受体20の平面視において、開孔23の開口面積の、好ましくは10倍以上、より好ましくは20倍以上、更に好ましくは50倍以上であり、また好ましくは500倍以下である。
泡受体20の上面21aの面積、即ち、開孔23の開口面積を含む泡受体20の上面21aの平面視面積は、泡受体20の平面視において、開孔23の開口面積の、好ましくは10倍以上、より好ましくは20倍以上、更に好ましくは50倍以上であり、また好ましくは500倍以下である。
泡受体20は、図1ないし図3に示すように、受皿部21と、該受皿部21から軸方向Z下側(泡発生部30及び空気供給部40の側)に延設している筒状部22とを有している。泡受体20は、筒状部22を介して、空気供給部40の口首部41の上端部に着脱可能に取り付けられている。泡受体20の開孔23は、軸方向Zに貫通している。泡受体20の開孔23と、口首部41の内部とは、泡受体20を空気供給部40に取り付けたときに連通するようになっている。泡受体20は、空気供給部40及び泡発生部30よりも下流に位置している。
泡受体20を構成する材料としては、合成樹脂、ガラス、金属、エラストマー等が挙げられ、製造容易・安価の観点から、これらの中でも、合成樹脂を用いることが好ましい。
受皿部21は、その上面21aの面積が、泡受体20が保持した泡を手等により掬い取り易くする観点から、好ましくは3cm以上、より好ましくは10cm以上であり、泡発生具1の携帯性を高める観点から、好ましくは100cm以下、より好ましくは60cm以下であり、それらの両立の観点から、好ましくは3cm以上100cm以下であり、より好ましくは10cm以上60cm以下である。
図2に示す泡受体20は、泡の突出方向の上方から見た平面視形状が円形であるが、本発明における泡受体の平面視形状は、円形に代えて、楕円形、三角形、四角形、五角形、トランプのハート型等任意の形状とすることができる。三角形や四角形等は、角部を丸めた形状とすることも好ましい。保持体32の円筒状の本体部33や口首部41の立体形状も、円筒状に代えて断面四角形の角筒状の形状等とすることもできる。
受皿部21の上面21aは、凹面となっている。受皿部21の上面21aとは、図1に示すように、泡受体20を空気供給部40に取り付けたときに、空気供給部40とは反対側に向いた面を意味する。凹面とは、窪んでいる面を意味し、なだらかな曲面であってもよいし、段差を有する面であってもよい。また凹面は、少なくとも一方向の横断面において窪んでいれば足り、図10(a)に示すような形状も凹面に含まれる。受皿部21の上面21aが、凹面となっていることにより、泡が受皿部21の周縁からこぼれることを防ぐことができるようになり、上面21aに泡が広がった状態に保持し易くすることができ、泡発生具1の使い勝手を一層良くすることができる。第1実施形態では、受皿部21の上面21aは、空気供給部40側に向かってなだらかに窪んだ凹曲面となっている。
第1実施形態の泡発生具1には、図1ないし図3に示すように、泡微細化手段10が設けられている。泡微細化手段10は、多孔性材料31に空気を供給して生じた泡を微細化する手段である。泡微細化手段10としては、メッシュ、ネット、多孔質体等の多数の微細孔を有するものを使用することができる。これらの中でも、取扱い安く、細かい泡を容易に形成できる観点から、ナイロンやポリエステルメッシュを用いることが好ましい。泡発生具1に泡微細化手段10が設けられていることにより、泡発生部30において発生した泡を、よりきめ細やかにすることができるようになる。泡微細化手段10を設ける場所や個数には特に制限はなく、任意の箇所に、任意の個数設けることができるが、泡発生部30において発生した泡を、より更にきめ細やかにする観点から、多孔性材料31よりも下流に設けられていることが好ましい。
泡微細化手段10が有する微細孔の孔径は、泡の細かさと吐出し易さの観点から、45μm以上80μm以下であることが好ましい。
第1実施形態では、泡微細化手段10として、外周枠部10aとメッシュ板部10bとからなる成形メッシュ10を用いている。成形メッシュ10は、成形機を用いて、外周枠部10aとメッシュ板部10bとを一体として容易に製造できるため、安価である。成形メッシュ10を配する場所や個数には特に制限はなく、任意の箇所に、任意の個数配することができるが、均一な泡を発生させる観点から、メッシュ板部10bと多孔性材料31とは離間していることが好ましい。第1実施形態では、1個の成形メッシュ10を、多孔性材料31よりも下流に、該多孔性材料31と離間させて設けている。より具体的には、成形メッシュ10を、該成形メッシュ10のメッシュ板部10b側を軸方向Z下側に向けて、泡受体20の開孔23に配している。
泡受体20の筒状部22は、図3に示すように、延設部24と、接続部25とを有している。延設部24は、受皿部21から軸方向Z下側に延設しており、略円筒形状を有している。延設部24には開孔23が貫通しており、該開孔23は、延設部24の内部に形成された内部流路となっている。延設部24の内部流路の内径は、成形メッシュ10の外径と略同一、又は成形メッシュ10の外径よりも大きくなっており、延設部24の内部流路に成形メッシュ10を配することができるようになっている。延設部24の内部流路には、その内周面に沿って、環状支持部24aが設けられている。環状支持部24aの内径は、開孔23の内径よりも小さくなっている。また環状支持部24aの内径は、成形メッシュ10の外径よりも小さくなっている。環状支持部24aは、延設部24の内部流路に配された成形メッシュ10を軸方向Z下側から支持し、該成形メッシュ10が延設部24の内部流路を通り抜けてしまうことを防いでいる。
接続部25は、延設部24の軸方向Z下側に設けられている。接続部25は、延設部24と同心円状に、環状に設けられている。接続部25は、接続斜辺部25aと、接続スカート部25bとを有している。接続斜辺部25aは、延設部24の軸方向Z下側端部から半径方向外側に向かって延設されている。接続斜辺部25aにおける延設部24側とは反対側の端部には、接続スカート部25bが延設されている。接続スカート部25bの内径は、供給本体部42の口首部41の外径と略同一、又は供給本体部42の口首部41の外径よりも大きくなっており、接続スカート部25bの内側に、空気供給部40の口首部41の上端部を挿入することで、空気供給部40に泡受体20を着脱可能に取り付けることができるようになっている。
第1実施形態の泡発生具1は、泡発生部30にて発生した泡に配合される機能性素材50を有している。機能性素材50としては、例えば洗浄効果を高めるスクラブや酵素パウダーあるいは肌の活性等を高めるビタミン剤等が挙げられ、これらのうち1種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。泡発生具1は、機能性素材50を有していることにより、機能性素材50に応じた機能をフレッシュな泡に付与することにより、より泡の効果を高めることが可能となる。機能性素材50を泡発生部30にて発生した泡に配合する方法は特に制限されない。
泡発生具1が機能性素材50を有する態様には、泡発生部30の多孔性材料31に機能性素材50を配する態様、泡受体20の延設部24の内部流路に機能性素材50を配する態様、泡を発生させる前に泡受体20の上面21aに機能性素材50を配する態様が含まれる。
泡発生部30の多孔性材料31に機能性素材50を配する態様においては、泡が発生したときに該泡に機能性素材50が添加される。泡受体20の延設部24の内部流路に機能性素材50を配する態様においては、泡が発生してから、泡受体20の上面21aに吐出されるまでの間に該泡に機能性素材50が添加される。泡を発生させる前に泡受体20の上面21aに機能性素材50を配する態様においては、泡が泡受体20の上面21aに吐出されてから、該泡に機能性素材50が添加される。
泡を発生させる前に泡受体20の上面21aに機能性素材50を配する態様においては、泡発生具1と機能性素材50とを別々に携帯することもできる。
第1実施形態の泡発生具1は、例えば以下のようにして使用することができる。
まず、泡受体20の上面21aに機能性素材50を配する(図4(a)参照)。そして、手等により空気供給部40を加圧し、蛇腹部44を軸方向Zに収縮させる。これにより、空気供給部40の内部の空気が口首部41に取り付けられた泡発生部30に供給される。より具体的には、蛇腹部44の収縮により軸方向Z上側に送られた空気が保持体32の開孔32bから泡発生部30に流入し、多孔性材料31を通過しながら、保持体32の開孔32aから流出する。多孔性材料31には起泡剤を含む液体が含侵されているので、空気が該多孔性材料31を通過すると該液体が発泡する。泡発生部30で発生した泡は、空気供給部40から供給された空気により、下流へと送られ、泡受体20の開孔23を通過する。より具体的には、保持体32の開孔32aから流出した泡は、泡受体20の延設部24の内部流路に流入する。そして延設部24の内部流路に流入した泡は、該内部流路に配された成形メッシュ10を通過し微細化される。そして、微細化された泡が、受皿部21の上面21aに吐出される。吐出された泡は受皿部21の上面21aに放射状に広がり、このとき、該泡に機能性素材50が添加される。そして、吐出され、機能性素材50が添加された泡が受皿部21の上面21aに広がった状態に保持される(図4(b)参照)。
また、第1実施形態の泡発生具1は、以下のようにして使用してもよい。
まず、手で空気供給部40を加圧し変形させることにより泡発生部30に空気を供給して、泡発生部30において泡を発生させる。そして、発生した泡が泡受体20の開孔23を中心にして放射状に泡受体20の表面に沿って広がった状態に保持された後に、例えば機能性素材50を振りかける等することにより、該泡に機能性素材50を配合する。泡が泡受体20に保持された後に、泡に機能性素材50を添加する場合、添加量や機能性素材50の種類を目視により確認しながら機能性素材50を添加することができる。
上述の泡発生具1の使用方法は、本発明の泡発生具の使用方法の一実施態様である。
第1実施形態の泡発生具1によれば、多孔性材料に液体が含浸されている状態で、空気供給部40を手で加圧変形させるだけで、フォーム状の泡を発生させることができしかもフォーム状の泡を、泡受体20に保持することができる。すなわち、泡発生具1は、簡易な構成であり、構造の簡易化や軽量化が可能であることに加えて、泡の発生に多量の液体を必要としないため、携帯性に優れている。また、泡受体20上の泡を目視にて観察できるので、吐出された泡の状態等を目視にて確認した後に、顔や他の部位の肌、頭髪等の最終付着対象に付着させることもできる。
また、泡発生具1を一方の手に持ったまま泡発生具1を操作して、泡受体20上に泡を吐出させた後、他方の手で、泡受体20上から任意の量の泡を掬い取ることもでき、その掬い取る量を調節することで、最終付着対象に対して付着させる量を容易に調節することもできる。
第1実施形態の泡発生具1は、このように、簡易な構成であり、使い勝手が良く、携帯し易い等の利点を有する。
第1実施形態の泡発生具1は、泡発生部30と空気供給部40と泡受体20とを互いに脱着自在に分離可能な構成を有している。そのため、例えば、泡発生具1を、泡発生部30と空気供給部40と泡受体20とに分解した状態で携帯することができ、携帯性が一層向上している。また、例えば、泡発生部30を、別の種類の泡を発生させる泡発生部30と交換することで、異なる種類の泡を容易に発生させることができ、使い勝手が一層向上している。さらに、泡発生具1を使用するときに、毎回、新しい泡発生部30を取り付けて使用することもでき、常にフレッシュ・清潔な泡を発生させることもでき、使い勝手が一層向上している。本発明の泡発生具においては、泡発生部30と空気供給部40とが脱着困難に一体化されていても良く、泡発生部30と泡受体20とが脱着困難に一体化されていても良く、泡発生部30若しくは泡発生部30と泡受体20との一体化物等は、多孔性材料に液体が含浸された状態で、液不透過性の袋容器等に収容して、市販や流通させることも好ましい。また、泡発生部30の上流側及び下流側の端部を例えばシール等により密封した形態にして、市販や流通させることも好ましい。
また第1実施形態の泡発生具1では、泡が泡受体20の表面に広がった状態に保持されるため、保持された泡を指等でかき混ぜ、泡を均質化させることができる。例えば泡に機能性素材50が添加されている場合、泡に機能性素材50を略均一に分散させることができる。このように第1実施形態の泡発生具1によれば、均質な泡、泡に機能性素材50が添加されている場合は該機能性素材50が略均一に分散した泡を得ることもでき、使い勝手が一層向上している。
第1実施形態の泡発生具1は、多孔性材料31に液体を含浸させておくことが好ましい。多孔性材料31に液体を含浸させておくことにより、多孔性材料31中に一定量の液体を略均一に分散させておくことができるため、泡発生部30において発生させる泡の泡質にばらつきが生じることを防ぎ易くなる。また、多孔性材料31に液体を含侵させておくと、泡発生部30に空気が供給されたときに、泡発生部30において、均一な泡を発生させ易くなる。
また、泡質にばらつきが生じることを防ぐ観点から、空気供給部40が泡発生部30に供給する空気の量が一定であることが好ましい。空気供給部40が供給する空気の量を一定とするためには、空気供給部40の変形の程度を一定とすることが好ましく、例えば空気供給部40が蛇腹部44を有している場合には、軸方向Zに押し切って使用することが好ましい。
次に、本発明の好ましい第2実施形態の泡発生具について説明する。第2実施形態については、第1実施形態と異なる点についてのみ説明する。第2実施形態について特に説明しない点は、第1実施形態と同様であり、第1実施形態についての説明が適宜適用される。第2実施形態において、空気供給部40Bが加圧され変形したことにより生じた気流が泡発生部30Bを通り抜け泡受体20Bの開孔23から流出するときの該気流の流れる方向は、図6中、符号Z1で表す方向である。第1実施形態についての説明における、「軸方向Z上側」、「軸方向Z下側」はそれぞれ、第2実施形態においては、Z1方向下流側、Z1方向上流側を意味する。
図5及び図6に、第2実施形態に係る泡発生具1Bを示す。泡発生具1Bは、空気供給部40Bと支持体80と泡受体20Bとを、Z1方向の上流から下流に向かってこの順で備えている。泡発生具1Bにおいては、泡発生部30Bは、支持体80が有する後述する連結管82内に設けられている。第2実施形態の泡発生具1Bにおいては、空気供給部40Bから供給される空気が口首部41を通過するときの該空気の流れる向きと、該空気が泡受体20Bの開孔23を通過するときの該空気の流れる向きとが異なっている。
空気供給部40Bは、第1実施形態に係る空気供給部40と異なり、Z1方向上流側に位置する天面部48に開口を備える開口部48aを有している。
泡受体20Bは、第1実施形態に係る泡受体20と異なり、筒状部22Bが接続部25を有していない。
支持体80は、該支持体80に空気供給部40B及び泡受体20Bが取り付けられた状態で、該支持体80を載置面に載置できるように構成されている。より具体的には、支持体80は、図5及び図6に示すように、載置面に載置される載置部81と、空気供給部40B及び泡受体20Bが取り付けられる連結管82と、バランス調整部86とを有している。連結管82は、両端部が開口すると共に内部が中空となっており、気流が通過できるようになっている。バランス調整部86は、泡発生具1Bを載置面に載置し自立させたときに、該泡発生具1Bが自立した状態を維持できるように、泡発生具1Bのバランスを調整するためのものである。
第2実施形態においては、連結管82は、2つのL字型管83a,83bと、該2つのL字型管83a,83bどうしを繋ぐ第1連結部材84とからなる。2つのL字型管83a,83bのうちの一方のL字型管83aは、該L字型管83aの角部において載置部81に連設されている。載置部81に連設されているL字型管83aの一方の端部には、第2連結部材85を介して、空気供給部40Bの口首部41が接続されており、該L字型管83aの他方の端部には、第1連結部材84が連結されている。第1連結部材84における、一方のL字型管83aが連結している側とは反対側の端部は、他方のL字型管83bの端部に連結されている。他方のL字型管83bにおける、第1連結部材84が連結している側とは反対側の端部には、泡受体20Bの筒状部22Bが接続されている。
第2実施形態においては、連結管82内に多孔性材料31が配されており、該多孔性材料31が配されている部分が泡発生部30Bである。多孔性材料31には、第1実施形態と同様に、起泡剤を含む液体が含侵されている。多孔性材料31は、連結管82内における何れの位置に配されていてもよい。例えば、図6に示すように、空気供給部40Bを連結管82に接続したときに、該空気供給部40Bと対向しない位置に配されていてもよいし、空気供給部40Bを連結管82に接続したときに、該空気供給部40Bと対向する位置に配されていてもよい(図8参照)。
第2実施形態においては、指や掌等により、空気供給部40Bの開口部48aの開口を塞いだ状態で、空気供給部40Bを加圧し変形させる。これにより、連結管82内に空気が供給され、連結管82内に設けられた泡発生部30Bを空気が通過する。泡発生部30Bを通過することにより、泡発生部30Bの多孔性材料31に含浸されている液体が発泡し、泡が発生する。発生した泡は、空気供給部40Bから供給された空気によりZ1方向下流へと送られ、泡受体20Bの開孔23を通過し、受皿部21の上面21aに吐出され、該上面21aに放射状に広がり、該上面21aに広がった状態に保持される。
第2実施形態の泡発生具1Bも、第1実施形態と同様に、簡易な構成であり、使い勝手が良く、携帯し易い等の利点を有する。
泡発生具1Bは、空気供給部40Bに開口部48aを有していることにより、空気供給部40B内外の空気を置換することができるようになっている。例えば、空気供給部40Bの開口部48aの開口を塞いだ状態で空気供給部40Bを加圧し変形させた後に、開口部48aの開口を解放することにより、空気供給部40Bの外部と内部とを連通させ、空気供給部40Bの外部から内部へ空気を流入させることができる。
また、泡発生具1Bは、空気供給部40Bに開口部48aを有していることにより、後述するように、開口部48aの開口を介して泡発生部30Bに液体を添加することができるようになっている。
以上、本発明をその好ましい実施形態を示して説明したが、本発明は、上記の実施形態に制限されることなく種々変更可能である。
例えば、第1及び第2実施形態の泡発生具1,1Bでは、泡発生部30,30Bの多孔性材料31に起泡剤を含む液体が含侵されているが、多孔性材料31は液体が含侵されている必要は必ずしもなく、多孔性材料31は乾燥していてもよい。多孔性材料31を乾燥させることにより、泡発生部30,30Bから液漏れが生じる恐れがなくなるため、泡発生具1,1Bを更に携帯し易くすることができる。また多孔性材料31が乾燥している場合、泡発生部30,30Bは、液体を添加することにより起泡剤を含む液体を生じる固形材料を含んでいることが好ましい。固形材料は、多孔性材料31の近傍に配されていることが好ましい。固形材料は、その形状が限定されるものではなく、例えば粒状であってもよいし、シート状であってもよい。固形材料が粒状である場合は、該固形材料は多孔性材料31中に分散して配してもよい。固形材料がシート状である場合は、多孔性材料31の上面、下面及び側面の何れかを覆うように固形材料を配してもよいし、泡発生部30,30Bに複数の多孔性材料31を設け、該複数の多孔性材料31の間に固形材料を挟み込むように配してもよい。シート状の固形材料によって多孔性材料31の上面、下面及び側面の何れかを覆うときは、各面の面の一部のみを覆ってもよいし、全面を覆ってもよい。またこれらの面のうち、1つの面のみを覆ってもよいし、2以上の面を覆ってもよい。
第1実施形態の泡発生具1において、固形材料として粒状の固形材料を用いた泡発生具の一例である泡発生具1Cを図7に示す。泡発生具1Cでは、固形材料60は多孔性材料31中に分散して配されており、多孔性材料31は乾燥している。泡発生具1Cにおいて泡を発生させるには、泡受体20の上面21a側から液体61を滴下し、該液体61を泡受体20の開孔23を通過させ、該液体61を泡発生部30まで到達させる(図7(a)参照)。泡発生部30の多孔性材料31に液体61が含侵することで、多孔性材料31中の固形材料60が該液体61に溶け、起泡剤を含む液体が生じる(図7(b)参照)。その後、空気供給部40を手で加圧し、泡発生部30に空気を供給すると、泡発生部30において泡が発生し、該泡が泡受体20の開孔23から吐出され、泡受体20の上面21aに該泡が広がった状態に保持される。
第2実施形態の泡発生具1Bにおいて、固形材料として粒状の固形材料を用いた泡発生具の一例である泡発生具1Dを図8に示す。泡発生具1Dにおいて、多孔性材料31は、図8に示すように、空気供給部40Bを連結管82に接続したときに、該空気供給部40Bと対向する位置に配されていることが好ましい。泡発生具1Dにおいては、空気供給部40Bの天面部48側から液体61を滴下し、該液体61を空気供給部40Bの開口部48aの開口を通過させ、該液体61を泡発生部30Bまで到達させる。その後、第2実施形態の泡発生具1Bと同様に、空気供給部40Bの開口部48aの開口を塞いだ状態で、空気供給部40Bを手で加圧し、泡発生部30Bに空気を供給すると、泡発生部30Bにおいて泡が発生し、該泡が泡受体20Bの開孔23から吐出され、泡受体20Bの上面21aに該泡が広がった状態に保持される。
泡発生具1B,1Dにおいても、第1実施形態の泡発生具1と同様に、泡発生部30Bを、別の種類の泡を発生させる泡発生部30Bと交換することで、異なる種類の泡を容易に発生させることができる。また、泡発生具1B,1Dは、泡発生部30Bを交換せずに、該泡発生具1B,1Dを使用する際に、別の起泡剤を含む液体を、開口部48aの開口から泡発生部30Bに添加することにより、異なる種類の泡を容易に発生させることもできる。泡発生具1B,1Dの使用者が、添加する液体として任意の液体を選択することにより、泡発生具1B,1Dにより発生する泡に含まれる成分や該泡の性質、また使用量を所望のものとすることもできる。
また、泡発生具1B,1Dを使用する際に、その都度、液体を、開口部48aの開口から泡発生部30Bに添加してもよい。
このように、泡発生具1B,1Dは、使用者の好みに応じた泡を、自由に発生させることができるようになっている。
固形材料としては、パウダー状、顆粒状又はシート状の洗剤・石鹸、ドライシャンプー等が挙げられ、これらの中でも、水に溶けやすい観点から、パウダー状若しくは顆粒状の洗剤・石鹸、又はそれらに類似した処方を使用することが好ましい。また固形材料に添加する液体としては、水等が挙げられ、これらの中でも、入手が簡単である観点から、水を使用することが好ましい。
泡発生部30が固形材料を含んでいることにより、泡発生具1C,1Dを使用しないときは、泡発生部30,30Bの多孔性材料31を乾燥させておき、泡発生具1C,1Dを使用するときのみ、液体を滴下し、多孔性材料31に起泡剤を含む液体を含侵させることができるため、泡発生具1C,1Dの使い勝手及び携帯性を更に向上させることができる。
また泡受体20,20Bは、付加部材70を有していてもよい。付加部材70としては、泡を賦形するものや、泡を微細化するものを用いることができ、例えば、泡を特定の形状に賦形する賦形アタッチメント70a(図9(a)参照)等や、泡受体20,20Bの上面21aに広がった状態に保持された泡を更にきめ細やかにする成形メッシュ70b(図9(b)参照)等が挙げられる。付加部材70は、泡を賦形及び微細化するものであってもよい。付加部材70は、泡受体20,20Bの上面21aを覆うように取り付けられることが好ましい。付加部材70を泡受体20,20Bに取り付ける手段は、特に制限されるものではない。例えば付加部材70と泡受体20,20Bとは、ヒンジ構造71によって回動可能に結合されていてもよい(図9(a)及び(b)参照)。また付加部材70と泡受体20,20Bとは、付加部材70に設けられた係合ピン72aを、泡受体20,20Bの受皿部21に設けられたピン孔72bに挿入することにより結合されてもよい(図9(c)参照)。付加部材70にピン孔を設け、泡受体の受皿部21に係合ピン72aを設けてもよい。
また第1及び第2実施形態の泡発生具1では、泡受体20,20Bの上面21aは凹面となっているが、泡受体20,20Bの上面21aの形状はこれに限られるものではなく、泡受体20の上面21aは平面であってもよい(図10(b)参照)。
また第1及び第2実施形態の泡発生具1,1Bは、1つの空気供給部40を備えているが、複数の空気供給部40を備えていてもよい(図11(a)及び(b)参照)。また空気供給部40,40Bは蛇腹部44を有している必要は必ずしもなく、空気供給部40は蛇腹部44を有していなくてもよい。また空気供給部40,40Bの供給本体部42は、略円筒形状である必要は必ずしもなく、ドーム形状、長方体、球状等であってもよい。
空気供給部の変形例を図11(c)及び(d)に示す。図11(c)に示す空気供給部40Cは、2枚の板状部材41C,41Cと、該2枚の板状部材41C,41Cどうしの間に亘って設けられた柔軟なシート状部材42Cとにより構成されている。シート状部材42Cは、シート状であってもよいし、フィルム状であってもよい。2枚の板状部材41C,41Cにおける互いに対向する面どうしを近づけるように、空気供給部40Cを変形させることで、シート状部材42Cに覆われた空間内の空気を泡発生部30に供給することができるようになっている。図11(d)に示す空気供給部40Dは、板状の天面板41Dと、該天面板41Dにより上方が封止された略長方形状を有する本体部42Dとにより構成されている。本体部42Dを加圧により変形させることにより、本体部42Dの内部の空気を泡発生部30に供給することができるようになっている。
また、第2実施形態の泡発生具1Bは、バランス調整部86を有しているが、バランス調整部86を有していなくてもよい。バランス調整部86を有しない場合、載置した泡発生具1Bが倒れないように手等で支持しながら、該泡発生具1Bを使用することが好ましい。また、バランス調整部86の形状は特に制限されず、例えば、円柱形状、角柱形状、円錐形状、角錐形状等であってもよい。また、バランス調整部86を設ける位置は特に制限されず、任意の位置に設けることができる。また、泡発生具1Bはバランス調整部86を複数有していてもよい。
1,1B,1C,1D 泡発生具
10 泡微細化手段(成形メッシュ)
20,20B 泡受体
21 受皿部
22 筒状部
23 開孔
30,30B 泡発生部
31 多孔性材料
32 保持体
40,40B,40C,40D 空気供給部
41 口首部
42 供給本体部
44 蛇腹部
45 逆止弁
50 機能性素材
60 固形材料
Z 軸方向

Claims (11)

  1. 多孔性材料を有する泡発生部と、
    手で加圧されて変形することにより空気を前記泡発生部に供給可能な空気供給部と、
    開孔を有しており、前記泡発生部において発生した泡を、該開孔を中心にして放射状に表面に沿って広がった状態に保持可能な泡受体とを備えた、泡発生具。
  2. 前記多孔性材料に起泡剤を含む液体が含侵されている、請求項1に記載の泡発生具。
  3. 前記泡発生部は、液体を添加することにより起泡剤を含む液体を生じる固形材料を含んでいる、請求項1に記載の泡発生具。
  4. 前記泡発生部において発生した泡に配合される機能性素材を有する、請求項1〜3の何れか1項に記載の泡発生具。
  5. 前記多孔性材料よりも下流に、泡を微細化する泡微細化手段が設けられている、請求項1〜4の何れか1項に記載の泡発生具。
  6. 前記空気供給部は、外部から内部への空気の流入を許容し、内部から外部への空気の流出を阻止する逆止弁を備えている、請求項1〜5の何れか1項に記載の泡発生具。
  7. 前記空気供給部は、蛇腹部を有している、請求項1〜6の何れか1項に記載の泡発生具。
  8. 前記泡受体の前記表面は、前記空気供給部とは反対側に向いた面であり、該表面は、凹面となされている、請求項1〜7の何れか1項に記載の泡発生具。
  9. 前記泡受体は、泡を賦形又は微細化する付加部材を有している、請求項1〜8の何れか1項に記載の泡発生具。
  10. 前記空気供給部に開口部を有する請求項1〜9の何れか1項に記載の泡発生具。
  11. 請求項1〜10の何れか1項に記載の泡発生具の使用方法であって、
    手で前記空気供給部を加圧し変形させることにより前記泡発生部に空気を供給して前記泡発生部において泡を発生させ、該泡を前記開孔を中心にして放射状に前記泡受体の表面に沿って広がった状態に保持させた後に、該泡に機能性素材を配合する、泡発生具の使用方法。
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