JP2021014152A - 車両用電源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電気機器に対する電力不足を招くことなく、電力供給を行う電源機器を切り替える。【解決手段】第1電源端子を備える第1電源機器と、第2電源端子を備える第2電源機器と、第1スイッチ端子および第2スイッチ端子を備え、端子間における双方向の通電を許容する第1状態と、端子間における一方向のみの通電を許容する第2状態と、に制御されるスイッチと、第1電源端子と第1スイッチ端子とを互いに接続する第1通電経路と、第2電源端子と第2スイッチ端子とを互いに接続する第2通電経路と、第2通電経路に接続される電気機器と、第1電源機器と第2電源機器との目標電圧を制御する電源制御部と、を有し、電源制御部は、スイッチを第1状態から第2状態に制御した後に(時刻t3,符号e3)、第2電源機器の目標電圧を第1電源機器の目標電圧よりも上げる(時刻t4,符号d2)。【選択図】図6

Description

本発明は、車両に搭載される車両用電源装置に関する。
車両に搭載される車両用電源装置として、複数の電源機器を備えた車両用電源装置が提案されている(特許文献1および2参照)。車両用電源装置に設けられる電源機器として、例えば、エンジンに駆動されるオルタネータがあり、高電圧バッテリからの電力を降圧して出力するコンバータがある。また、車両用電源装置には、コントローラやアクチュエータ等の電気機器が設けられている。
特開2008−180207号公報 特開2016−153260号公報
ところで、車両用電源装置に設けられる複数の電源機器を同時に作動させると、各電源機器の電圧制御が互いに干渉して出力電圧を振動させてしまう虞がある。そこで、複数の電源機器を備えた車両用電源装置においては、車両状況等に基づき電源機器の何れか1つを電力供給源として作動させることが多い。また、複数の電源機器の同時作動を回避する観点から、電力供給源として作動させる電源機器を切り替える際には、一方の電源機器を停止させた後に他方の電源機器を作動させている。しかしながら、電源機器の切替過程において全ての電源機器を一時的に停止させることは、コントローラやアクチュエータ等の電気機器に対する電力不足を招いてしまう要因であった。
本発明の目的は、電気機器に対する電力不足を招くことなく、電力供給を行う電源機器を切り替えることにある。
本発明の車両用電源装置は、車両に搭載される車両用電源装置であって、第1電源端子を備える第1電源機器と、第2電源端子を備える第2電源機器と、第1スイッチ端子および第2スイッチ端子を備え、端子間における双方向の通電を許容する第1状態と、端子間における一方向のみの通電を許容する第2状態と、に制御されるスイッチと、前記第1電源端子と前記第1スイッチ端子とを互いに接続する第1通電経路と、前記第2電源端子と前記第2スイッチ端子とを互いに接続する第2通電経路と、前記第2通電経路に接続される電気機器と、前記第1電源機器と前記第2電源機器との目標電圧を制御し、前記第1電源機器または前記第2電源機器からの電力を前記電気機器に供給する電源制御部と、を有し、前記電源制御部は、前記第1電源機器からの電力を前記電気機器に供給する状況から、前記第2電源機器からの電力を前記電気機器に供給する状況に切り替える場合に、前記スイッチを第1状態から第2状態に制御した後に、前記第2電源機器の目標電圧を前記第1電源機器の目標電圧よりも上げる。
本発明によれば、電源制御部は、第1電源機器からの電力を電気機器に供給する状況から、第2電源機器からの電力を電気機器に供給する状況に切り替える場合に、スイッチを第1状態から第2状態に制御した後に、第2電源機器の目標電圧を第1電源機器の目標電圧よりも上げる。これにより、電気機器に対する電力不足を招くことなく、電力供給を行う電源機器を第1電源機器から第2電源機器に切り替えることができる。
本発明の一実施の形態である車両用電源装置が搭載された車両の構造を示す概略図である。 電源回路および制御系を簡単に示した図である。 ISG発電モードによる電力供給状況を示す回路図である。 コンバータ放電モードによる電力供給状況を示す回路図である。 再始動モードによる電力供給状況を示す回路図である。 切替制御におけるスタータジェネレータ等の作動状況を示すタイミングチャートである。 図6に示した時刻t3の電力供給状況を示す回路図である。 ISG発電モードからコンバータ放電モードへの切替手順の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
[車両構造]
図1は本発明の一実施の形態である車両用電源装置10が搭載された車両11の構造を示す概略図である。図1に示すように、車両11に搭載されるパワートレイン12には、動力源としてエンジン13およびモータジェネレータ14が設けられている。また、パワートレイン12には、プライマリプーリ15およびセカンダリプーリ16からなる無段変速機17が設けられている。プライマリプーリ15の一方側には、前後進切替機構18およびトルクコンバータ19を介してエンジン13が連結されており、プライマリプーリ15の他方側には、モータジェネレータ14のロータ20が連結されている。また、セカンダリプーリ16には、車輪出力軸21やデファレンシャル機構22等を介して車輪23が連結されている。なお、前後進切替機構18は、前進クラッチ24、後退ブレーキおよび遊星歯車列等によって構成される。
図示する車両11は、走行モードとして、エンジン13を駆動するエンジン走行モードと、エンジン13を停止させるモータ走行モードと、を有している。エンジン走行モードを実行する際には、前後進切替機構18の前進クラッチ24が締結され、車輪23に対してエンジン13が連結される。これにより、エンジン動力によって車輪23を駆動することができる。一方、モータ走行モードを実行する際には、前後進切替機構18の前進クラッチ24が解放され、車輪23からエンジン13が切り離される。これにより、エンジン13を停止させた状態のもとで、モータジェネレータ14を駆動することができ、モータ動力によって車輪23を駆動することができる。これらの走行モードは、車両走行時の要求駆動力や後述する高電圧バッテリ50のSOCに基づき決定される。例えば、高電圧バッテリ50のSOCが所定値を上回り、かつアクセルペダルの踏み込み量が少なく要求駆動力が小さい場合には、走行モードとしてモータ走行モードが選択される。一方、高電圧バッテリ50のSOCが所定値を下回る場合や、アクセルペダルの踏み込み量が多く要求駆動力が大きい場合には、走行モードとしてエンジン走行モードが選択される。
[電源回路]
車両用電源装置10が備える電源回路30について説明する。図2は電源回路30および制御系を簡単に示した図である。図1および図2に示すように、電源回路30は、低電圧バッテリ40を備えた低電圧系41と、低電圧バッテリ40よりも高電圧の高電圧バッテリ(蓄電体)50を備えた高電圧系51と、を有している。低電圧系41は、低電圧バッテリ40、スタータジェネレータ42、半導体リレー43および電気機器群44等によって構成されている。一方、高電圧系51は、高電圧バッテリ50、インバータ52およびモータジェネレータ14等によって構成されている。また、低電圧系41と高電圧系51との間には、高電圧系51から低電圧系41に電力を供給するコンバータ60が設けられている。このコンバータ60には、低電圧系41に接続される正極端子61aおよび負極端子61bが設けられており、高電圧系51に接続される正極端子62aおよび負極端子62bが設けられている。
低電圧系41の接続構造について説明する。スタータジェネレータ(第1電源機器,発電機)42とコンバータ(第2電源機器)60とは、正極ライン45、半導体リレー(スイッチ)43および正極ライン46を介して接続されている。つまり、スタータジェネレータ42の正極端子(第1電源端子)42aと、半導体リレー43の端子(第1スイッチ端子)43aとは、正極ライン(第1通電経路)45を介して互いに接続されている。また、コンバータ60の正極端子(第2電源端子)61aと、半導体リレー43の端子(第2スイッチ端子)43bとは、正極ライン(第2通電経路)46を介して互いに接続されている。また、スタータジェネレータ42と半導体リレー43とを接続する正極ライン45には、正極ライン48を介して低電圧バッテリ40の正極端子40aが接続されている。さらに、半導体リレー43とコンバータ60とを接続する正極ライン46には、正極ライン49を介して複数の電気機器44aからなる電気機器群44が接続されている。なお、電気機器44aとして、各種コントローラや各種アクチュエータが設けられている。例えば、電気機器44aとして、横滑り防止装置、電動パワーステアリング装置およびオーディオ装置等が設けられる。
続いて、高電圧系51の接続構造について説明する。高電圧バッテリ50の正極端子50aには正極ライン53が接続されており、インバータ52の正極端子52aには正極ライン54が接続されており、コンバータ60の正極端子62aには正極ライン55が接続されている。これらの正極ライン53〜55は、互いに接続されている。また、高電圧バッテリ50の負極端子50bには負極ライン56が接続されており、インバータ52の負極端子52bには負極ライン57が接続されており、コンバータ60の負極端子62bには負極ライン58が接続されている。これらの負極ライン56〜58は、互いに接続されている。
[低電圧系]
低電圧系41を構成する各部品について説明する。低電圧系41に設けられるスタータジェネレータ42は、ベルト機構70を介してエンジン13のクランク軸71に連結されている。このスタータジェネレータ42は、発電機および電動機として機能する所謂ISG(Integrated Starter Generator)である。スタータジェネレータ42は、エンジン動力を用いて発電する発電機として機能するだけでなく、クランク軸71を始動回転させる電動機として機能する。また、スタータジェネレータ42は、ステータコイルを備えたステータ72と、フィールドコイルを備えたロータ73と、を有している。さらに、スタータジェネレータ42には、ステータコイルやフィールドコイルの通電状態を制御するため、インバータ、レギュレータ、マイコンおよび各種センサ等からなるISGコントローラ74が設けられている。
ISGコントローラ74によってフィールドコイルやステータコイルの通電状態を制御することにより、スタータジェネレータ42の発電電圧、発電トルク、力行トルク等を制御することができる。つまり、スタータジェネレータ42は、エンジン回転によって発電を行う発電状態と、エンジン回転による発電を停止する停止状態と、エンジン13を始動回転つまりクランキングさせる力行状態と、に作動することが可能である。また、ISGコントローラ74は、スタータジェネレータ42の発電電圧Visgおよび発電電流を検出する機能を有している。なお、スタータジェネレータ42の発電電流は、ステータコイルやフィールドコイルの励磁電流等から推定しても良く、電流センサを用いて検出しても良い。
このように、エンジン13のクランク軸71には、電動機としても機能するスタータジェネレータ42が連結されている。前述したモータ走行モードからエンジン走行モードへの切り替えに伴ってエンジン13を再始動させる場合や、後述するアイドリングストップ制御に伴ってエンジン13を再始動させる場合には、スタータジェネレータ42を用いてエンジン13のクランキングが実行される。なお、車両11には、マイコン等からなる電子制御ユニットであるエンジンコントローラ75が設けられている。また、スタータジェネレータ42によってエンジン13を始動する際には、エンジンコントローラ75によってインジェクタやイグニッション等の補機類76が制御される。
また、スタータジェネレータ42とコンバータ60との間には、開閉部43cおよびダイオード部43dを備えた半導体リレー43が設けられている。この半導体リレー43をON状態(第1状態)に制御することにより、MOSFET等からなる開閉部43cは導通状態に制御され、端子43a,43b間における双方向の通電が許容される。つまり、半導体リレー43をON状態に制御することにより、スタータジェネレータ42側からコンバータ60側に向かう電流と、コンバータ60側からスタータジェネレータ42側に向かう電流との双方が許容される。また、半導体リレー43には、端子43aから端子43bへの通電を許容するダイオード部43dが設けられている。このため、半導体リレー43をOFF状態(第2状態)に制御することにより、端子43a,43b間における一方向のみの通電が許容される。つまり、半導体リレー43をOFF状態に制御することにより、開閉部43cが遮断状態に制御されるため、コンバータ60側からスタータジェネレータ42側に向かう電流が遮断される一方、スタータジェネレータ42側からコンバータ60側に向かう電流が許容される。
また、低電圧バッテリ40の負極端子40bに接続される負極ライン80には、低電圧バッテリ40の端子電圧等を検出するバッテリセンサ81が設けられている。このバッテリセンサ81は、低電圧バッテリ40の端子電圧を検出するだけでなく、低電圧バッテリ40の充放電電流を検出する機能や、低電圧バッテリ40の充電状態であるSOC(State Of Charge)を検出する機能を有している。なお、低電圧バッテリ40のSOCとは、低電圧バッテリ40の電気残量を示す比率であり、低電圧バッテリ40の満充電容量に対する蓄電量の比率である。例えば、低電圧バッテリ40が上限容量まで充電された場合には、SOCが100%として算出され、低電圧バッテリ40が下限容量まで放電した場合には、SOCが0%として算出される。また、バッテリセンサ81は、図示しない通電ラインを介して低電圧バッテリ40の正極端子40aにも接続されている。
[高電圧系]
高電圧系51を構成する各部品について説明する。高電圧系51にはインバータ52が設けられており、インバータ52にはモータジェネレータ14のステータ82が接続されている。インバータ52は、スイッチング素子やコンデンサ等によって構成されており、直流電力と交流電力とを相互に変換する機能を有している。モータジェネレータ14を力行状態に制御する際には、インバータ52を介して直流電力が交流電力に変換され、高電圧バッテリ50からモータジェネレータ14に電力が供給される。一方、モータジェネレータ14を回生状態に制御する際には、インバータ52を介して交流電力が直流電力に変換され、モータジェネレータ14から高電圧バッテリ50に電力が供給される。
また、高電圧バッテリ50には、マイコン等からなる電子制御ユニットであるバッテリコントローラ83が設けられている。さらに、高電圧バッテリ50には、充放電電流、端子電圧および温度等を検出するバッテリセンサ84が設けられている。高電圧バッテリ50に設けられるバッテリコントローラ83は、バッテリセンサ84から送信される充放電電流等に基づいて、高電圧バッテリ50の充電状態であるSOC(State Of Charge)を算出する機能を有している。なお、高電圧バッテリ50のSOCとは、高電圧バッテリ50の電気残量を示す比率であり、高電圧バッテリ50の満充電容量に対する蓄電量の比率である。例えば、高電圧バッテリ50が上限容量まで充電された場合には、SOCが100%として算出され、高電圧バッテリ50が下限容量まで放電した場合には、SOCが0%として算出される。また、高電圧バッテリ50には、バッテリセルを電源回路30から切り離すためのメインリレー85が設けられている。
[コンバータ]
前述したように、低電圧系41と高電圧系51との間には、コンバータ60が設けられている。コンバータ60は、スイッチング素子やコンデンサ等によって構成されており、高電圧バッテリ50の直流電力を降圧して電気機器群44等に出力する機能を有している。このコンバータ60は、電気機器群44等に向けて放電する放電状態と、電気機器群44等に対する放電を停止する停止状態と、に作動することが可能である。また、コンバータ60には、正極端子61aの放電電圧Vconを検出する電圧センサ86が設けられており、正極端子61aからの放電電流を検出する電流センサ87が設けられている。なお、コンバータ60は、DCDCコンバータとも呼ばれている。
[制御系]
図2に示すように、車両用電源装置10は、パワートレイン12や電源回路30等を互いに協調させて制御するため、マイコン等からなる電子制御ユニットであるメインコントローラ90を有している。メインコントローラ90は、エンジン13を制御するエンジン制御部91、スタータジェネレータ42を制御するISG制御部92、半導体リレー43を制御するリレー制御部93、コンバータ60を制御するコンバータ制御部94、およびインバータ52を制御するインバータ制御部95を有している。また、メインコントローラ90は、走行モードの切り替えを制御する走行モード制御部96、およびアイドリングストップ制御を実行するアイドリングストップ制御部97を有している。なお、メインコントローラ90を構成するISG制御部92、リレー制御部93およびコンバータ制御部94は、後述するように、電源モードを切り替える電源制御部として機能している。
メインコントローラ90や前述した各コントローラ74,75,83は、CANやLIN等の車載ネットワークを介して互いに通信自在に接続されている。また、メインコントローラ90には、車速を検出する車速センサ100、アクセルペダルの操作状況を検出するアクセルセンサ101、ブレーキペダルの操作状況を検出するブレーキセンサ102等が接続されている。なお、メインコントローラ90は、ISGコントローラ74を介してスタータジェネレータ42を制御し、エンジンコントローラ75を介してエンジン13を制御する。
なお、メインコントローラ90のアイドリングストップ制御部97は、自動的にエンジン13を停止させて再始動するアイドリングストップ制御を実行する。アイドリングストップ制御部97は、エンジン運転中に所定の停止条件が成立した場合に、燃料カット等を実施してエンジン13を停止させる一方、エンジン停止中に所定の始動条件が成立した場合に、スタータジェネレータ42を回転させてエンジン13を再始動させる。エンジン13の停止条件としては、例えば、車速が所定値を下回り、かつブレーキペダルが踏み込まれることが挙げられる。また、エンジン13の始動条件としては、例えば、ブレーキペダルの踏み込みが解除されることや、アクセルペダルの踏み込みが開始されることが挙げられる。
[電源モード]
続いて、メインコントローラ90による電源回路30の制御モード(以下、電源モードとして記載する。)について説明する。電源モードとして、スタータジェネレータ42から電気機器群44等に電力を供給するISG発電モード、コンバータ60から電気機器群44等に電力を供給するコンバータ放電モード、およびエンジン再始動時に実行される再始動モードがある。ここで、図3はISG発電モードによる電力供給状況を示す回路図であり、図4はコンバータ放電モードによる電力供給状況を示す回路図であり、図5は再始動モードによる電力供給状況を示す回路図である。なお、図3〜図5には、矢印を用いて電力供給状況が示されている。
コンバータ放電モードおよびISG発電モードは、高電圧バッテリ50のSOC等に基づき実行される。例えば、コンバータ放電モードの実行中に、高電圧バッテリ50のSOCが低下して所定値を下回る場合には、電源モードがコンバータ放電モードからISG発電モードに切り替えられる。一方、ISG発電モードの実行中に、高電圧バッテリ50のSOCが上昇して所定値を上回る場合には、電源モードがISG発電モードからコンバータ放電モードに切り替えられる。これにより、エンジン13を積極的に停止させることができ、車両11の燃費性能を向上させることができる。
図3に示すように、ISG発電モードにおいては、半導体リレー43がON状態に制御され、コンバータ60が停止状態に制御され、スタータジェネレータ42が発電状態に制御される。これにより、矢印a1に示すように、スタータジェネレータ42の正極端子42aから正極ライン45に電力が供給され、この電力は正極ライン46,49を経て電気機器群44に供給される。また、正極ライン45には低電圧バッテリ40が接続されることから、矢印a2に示すように、スタータジェネレータ42の発電状況や電気機器群44の作動状況等に応じて低電圧バッテリ40が充放電される。
このISG発電モードにおいては、メインコントローラ90によって、電気機器群44の消費電力等に基づきスタータジェネレータ42の目標電圧Tviが設定される。そして、メインコントローラ90は、スタータジェネレータ42の発電電圧Visgを目標電圧Tviに収束させるように、発電電圧Visgと目標電圧Tviとの差に基づきスタータジェネレータ42をフィードバック制御する。つまり、メインコントローラ90は、目標電圧Tviに基づいて、スタータジェネレータ42の発電電圧(端子電圧)Visgをフィードバック制御している。
後述するように、スタータジェネレータ42の目標電圧Tviとして4段階の電圧値V1〜V4が設定されており、これらの電圧値V1〜V4から電気機器群44の消費電力等に応じて目標電圧Tviが選択される。また、電圧値V1〜V4のうち最も低電圧の電圧値V1は、電気機器44aを正常に動作させるための下限電圧である下方電圧VLよりも高く設定されている。つまり、目標電圧Tviを電圧値V1以上に制御することにより、電気機器44aを正常に動作させることが可能である。なお、ISG発電モードにおいては、エンジン動力を用いてスタータジェネレータ42が発電することから、エンジン停止を伴うモータ走行モードやアイドリングストップの実行が禁止される。
図4に示すように、コンバータ放電モードにおいては、半導体リレー43がON状態に制御され、コンバータ60が放電状態に制御され、スタータジェネレータ42が停止状態に制御される。これにより、矢印b1に示すように、コンバータ60の正極端子61aから正極ライン46に電力が供給され、この電力は正極ライン49を経て電気機器群44に供給される。また、正極ライン45には低電圧バッテリ40が接続されることから、矢印b2で示すように、コンバータ60の放電状況や電気機器群44の作動状況等に応じて低電圧バッテリ40が充放電される。
このコンバータ放電モードにおいては、メインコントローラ90によって、電気機器群44の消費電力に基づきコンバータ60の目標電圧Tvcが設定される。そして、メインコントローラ90は、コンバータ60の放電電圧Vconを目標電圧Tvcに収束させるように、放電電圧Vconと目標電圧Tvcとの差に基づきコンバータ60をフィードバック制御する。つまり、メインコントローラ90は、目標電圧Tvcに基づいて、コンバータ60の放電電圧(端子電圧)Vconをフィードバック制御している。前述した電圧値V1〜V4と同様に、コンバータ60の目標電圧Tvcとして4段階の電圧値V1〜V4が設定されており、これらの電圧値V1〜V4から電気機器群44の消費電力等に応じて目標電圧Tvcが選択される。なお、コンバータ放電モードにおいては、モータ走行モードやアイドリングストップの実行が許可される。
また、エンジン再始動要求が為された場合、つまりモータ走行モードからエンジン走行モードへの切り替えが決定された場合や、アイドリングストップ制御によるエンジン停止中に所定の始動条件が成立した場合には、電源モードが再始動モードに切り替えられる。図5に示すように、再始動モードにおいては、半導体リレー43がOFF状態に制御され、コンバータ60が放電状態に制御され、スタータジェネレータ42が力行状態に制御される。これにより、矢印c1で示すように、低電圧バッテリ40からスタータジェネレータ42に電力が供給される。また、矢印c2で示すように、コンバータ60から電気機器群44に電力が供給される。
スタータジェネレータ42の消費電力が急増する再始動モードにおいては、半導体リレー43がOFF状態に制御されるため、コンバータ60側からスタータジェネレータ42側に向かう電流が遮断される。これにより、低電圧バッテリ40からスタータジェネレータ42に大電流が供給される場合であっても、電気機器群44に対する瞬間的な電圧低下を防止することができ、電気機器群44を正常に機能させることができる。なお、再始動モードによるエンジン始動後には、高電圧バッテリ50のSOCに基づき、コンバータ放電モードまたはISG発電モードが実行される。
[ISG発電モードからコンバータ放電モード]
続いて、メインコントローラ90によるISG発電モードからコンバータ放電モードへの切替制御について説明する。前述したように、ISG発電モードの実行中に、高電圧バッテリ50のSOCが上昇して所定値を上回る場合には、電源モードがISG発電モードからコンバータ放電モードに切り替えられる。また、ISG発電モードにおいては、発電電圧Visgを目標電圧Tviに収束させるように、スタータジェネレータ42がフィードバック制御される。さらに、コンバータ放電モードにおいては、放電電圧Vconを目標電圧Tvcに収束させるように、コンバータ60がフィードバック制御される。ここで、ISG発電モードとコンバータ放電モードとの双方が同時に実行されると、スタータジェネレータ42とコンバータ60との双方が同時にフィードバック制御されるため、フィードバック制御が互いに干渉して発電電圧Visgや放電電圧Vconを振動させてしまう虞がある。
このため、メインコントローラ90は、ISG発電モードとコンバータ放電モードとの同時実行を回避する観点から、ISG発電モードを停止させた後にコンバータ放電モードを実行している。しかしながら、電源モードの切替過程においてスタータジェネレータ42とコンバータ60との双方を停止させた場合には、一時的に低電圧バッテリ40のみから電気機器群44に電力が供給されるため、低電圧バッテリ40のSOCや電気機器群44の作動状況によっては、電気機器群44に対する供給電力が不足してしまう虞がある。そこで、メインコントローラ90は、電気機器群44に対する供給電力を不足させないように、電源モードをISG発電モードからコンバータ放電モードに切り替えている。つまり、メインコントローラ90は、電気機器群44に対する供給電力を不足させないように、電力供給源をスタータジェネレータ42からコンバータ60に素早く切り替えている。
[タイミングチャート]
以下、タイミングチャートを用いて、ISG発電モードからコンバータ放電モードへの切替制御について説明する。図6は切替制御におけるスタータジェネレータ42等の作動状況を示すタイミングチャートである。図6において、ISGはスタータジェネレータ42であり、リレー端電圧Vaは半導体リレー43の端子43aに印加される電圧であり、リレー端電圧Vbは半導体リレー43の端子43bに印加される電圧である。また、図6において、リレー端電圧Va,Vbについては、電圧推移を明確にする観点から、互いに重なる場合であっても若干ずらして記載している。また、図7は図6に示した時刻t3の電力供給状況を示す回路図である。
図6に時刻t1で示すように、ISG発電モードにおいては、スタータジェネレータ42が発電状態に制御され(符号a1)、コンバータ60が停止状態に制御される(符号b1)。このとき、スタータジェネレータ42の目標電圧Tviは電圧値V2に制御され(符号c1)、コンバータ60の目標電圧Tvcは0Vに制御される(符号d1)。このように、ISG発電モードにおいては、スタータジェネレータ42の目標電圧Tviが目標電圧Tvcを上回るため、スタータジェネレータ42から電気機器群44に電力が供給される。また、ISG発電モードにおいては、半導体リレー43がON状態に制御されるため(符号e1)、リレー端電圧Va,Vbは目標電圧Tviとほぼ同様の電圧値V2に制御される(符号f1)。なお、図示する例では、電気機器群44の消費電力に基づき、スタータジェネレータ42の目標電圧Tviを電圧値V2に制御しているが、これに限られることはなく、電気機器群44の消費電力に基づき目標電圧Tviを他の電圧値に制御しても良い。
続いて、ISG発電モードからコンバータ放電モードへの切り替えが決定されると、時刻t2に示すように、スタータジェネレータ42の目標電圧Tviが電圧値V3に引き上げられる(符号c2)。このとき、半導体リレー43はON状態に制御されるため(符号e2)、リレー端電圧Va,Vbは目標電圧Tviとほぼ同様の電圧値V3に制御される(符号f2)。このように、スタータジェネレータ42の目標電圧Tviが直近の電圧である電圧値V2から引き上げられると(符号c2)、その後、時刻t3に示すように、半導体リレー43がOFF状態に制御される(符号e3)。
図7に示すように、半導体リレー43がOFF状態に制御されると、スタータジェネレータ42から電気機器群44に対し、半導体リレー43のダイオード部43dを介して電力が供給される(矢印α)。ここで、OFF状態である半導体リレー43の電気抵抗は、ON状態である半導体リレー43の電気抵抗に比べて大きいため、図6に符号g1で示すように、半導体リレー43をOFF状態に切り替えることでリレー端電圧Vbが低下する。このように、電気機器群44側のリレー端電圧Vbが下がることは、電気機器群44への印加電圧が下がることであるが、半導体リレー43をOFF状態に切り替える前のタイミングで、スタータジェネレータ42の目標電圧Tviを直近の電圧である電圧値V2よりも上げている。これにより、電気機器群44に対する印加電圧の過度な低下を回避することができ、電気機器群44を正常に動作させることができる。
図6に示すように、半導体リレー43がOFF状態に制御されると(符号e3)、その後、時刻t4に示すように、コンバータ60の目標電圧Tvcが電圧値V4に引き上げられ(符号d2)、コンバータ60は放電状態に制御される(符号b2)。このように、コンバータ60の目標電圧Tvcをスタータジェネレータ42の目標電圧Tviよりも上げることにより(符号d2)、電力供給源がスタータジェネレータ42からコンバータ60に切り替えられる。つまり、コンバータ60の目標電圧Tvcが目標電圧Tviを下回る領域では、スタータジェネレータ42から電気機器群44に電力が供給され、コンバータ60の目標電圧Tvcが目標電圧Tviを上回る領域では、コンバータ60から電気機器群44に電力が供給される。
しかも、時刻t4において、コンバータ60の目標電圧Tvcを目標電圧Tviよりも上げる際には、半導体リレー43がOFF状態に制御されることから、コンバータ60側からスタータジェネレータ42側に電力が供給されることがない。すなわち、半導体リレー43をOFF状態に制御することにより、コンバータ60からスタータジェネレータ42に向かう通電が遮断されるため、コンバータ60とスタータジェネレータ42とは互いに分離された状態になる。これにより、時刻t4〜t5の期間において、コンバータ60とスタータジェネレータ42とのフィードバック制御が互いに干渉することはなく、放電電圧Vconおよび発電電圧Visgを安定させることができる。
このように、電源モードがコンバータ放電モードに切り替えられると、その後、時刻t5に示すように、スタータジェネレータ42の目標電圧Tviが0Vに下げられ(符号c3)、スタータジェネレータ42は停止状態に制御される(符号a2)。このため、スタータジェネレータ42側のリレー端電圧Vaは、低電圧バッテリ40の端子電圧に相当する電圧値V1まで低下する(符号f3)。なお、図6のタイミングチャートには図示されていないが、スタータジェネレータ42が停止状態に制御されると(符号a2)、その後、半導体リレー43がOFF状態からON状態に制御され、コンバータ60の目標電圧Tvcが電気機器群44の消費電力に応じて制御される。
これまで説明したように、電源モードをISG発電モードからコンバータ放電モードに切り替える場合には、半導体リレー43がON状態からOFF状態に制御された後に(符号e3)、コンバータ60の目標電圧Tvcが目標電圧Tviよりも上げられる(符号d2)。これにより、電気機器群44に対する電力供給を継続したまま、電力供給源をスタータジェネレータ42からコンバータ60に切り替えることができる。しかも、コンバータ60の目標電圧Tvcを引き上げる際には(符号d2)、半導体リレー43がOFF状態に制御されるため、コンバータ60側からスタータジェネレータ42側に電力が供給されることがない。すなわち、コンバータ60からスタータジェネレータ42に向かう通電が遮断されるため、コンバータ60およびスタータジェネレータ42のフィードバック制御が互いに干渉することはなく、切替制御におけるフィードバック制御の安定性を高めることができる。
なお、図6に示した例では、半導体リレー43をOFF状態に切り替える前のタイミングで、スタータジェネレータ42の目標電圧Tviを直近の電圧である電圧値V2よりも上げているが(符号c2)、これに限られることはない。例えば、スタータジェネレータ42の目標電圧Tviが十分に高く制御されており、電気機器群44に対する印加電圧の過度な低下を回避することが可能であれば、コンバータ放電モードへの切り替えが決定されてから、スタータジェネレータ42の目標電圧Tviを維持したまま、半導体リレー43をOFF状態に切り替えても良い。
[フローチャート]
前述したISG発電モードからコンバータ放電モードへの切替制御をフローチャートに沿って説明する。図8はISG発電モードからコンバータ放電モードへの切替手順の一例を示すフローチャートである。この図8のフローチャートには、スタータジェネレータ42の目標電圧Tviが電圧値V2に制御されるISG発電モードから、コンバータ60の目標電圧Tvcが電圧値V2に制御されるコンバータ放電モードへの切替手順の一例が示されている。なお、図8に記載されるISGは、スタータジェネレータ42である。
図8に示すように、ステップS10では、電源モードとしてISG発電モードが実行され、スタータジェネレータ42の目標電圧Tviが電圧値V2に制御される。続くステップS11では、高電圧バッテリ50のSOC等に基づき、電源モードをコンバータ放電モードに切り替えるか否かが判定される。ステップS11において、電源モードをコンバータ放電モードに切り替えると判定された場合には、ステップS12に進み、スタータジェネレータ42の目標電圧Tviが、直近の電圧V2よりも高い電圧値V3に制御される。続くステップS13では、半導体リレー43がOFF状態に制御される。
ステップS13において、半導体リレー43がOFF状態に制御されると、ステップS14に進み、コンバータ60の目標電圧Tvcが、目標電圧Tviよりも高い電圧値V4に制御される。これにより、電源モードがISG発電モードからコンバータ放電モードに切り替えられる。その後、ステップS15に進み、スタータジェネレータ42の目標電圧Tviが下げられ、スタータジェネレータ42が停止状態に制御される。続いて、ステップS16に進み、半導体リレー43がON状態に制御され、ステップS17に進み、コンバータ60の目標電圧Tvcが電圧値V2に制御される。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。前述の説明では、第1電源機器としてスタータジェネレータ42を用い、第2電源機器としてコンバータ60を用いているが、これに限られることはなく、他の電源機器を用いても良い。例えば、第1電源機器として、発電機であるオルタネータを用いても良い。図示する例では、スイッチとして、開閉部43cおよびダイオード部43dが一体となる半導体リレー43を用いているが、これに限られることはなく、別体となる半導体素子を組み合わせてスイッチを構成しても良い。また、開閉部43cとしてはMOSFETに限られることはなく、IGBT等を用いて開閉部43cを構成しても良く、接点を機械的に開閉させるリレー等を用いて開閉部43cを構成しても良い。
前述の説明では、スタータジェネレータ42やコンバータ60の目標電圧Tvi,Tvcとして、4段階の電圧値V1〜V4を設定しているが、これに限られることはなく、電気機器群44の消費電力に基づき他の電圧値を設定しても良い。また、前述の説明では、電圧値V1を下方電圧VLよりも高く設定しているが、これに限られることはなく、電圧値V1を下方電圧VLと同じ電圧に設定しても良い。また、低電圧バッテリ40として、例えば、開放電圧が約12Vの鉛バッテリを用いることが可能であり、高電圧バッテリ50として、例えば、開放電圧が約118Vのリチウムイオンバッテリを用いることが可能であるが、低電圧バッテリ40や高電圧バッテリ50として、他の形式のバッテリやキャパシタを用いても良く、他の開放電圧のバッテリやキャパシタを用いても良い。また、車両11に搭載されるパワートレインとしては、図1に例示したパワートレイン12に限られることはなく、他の形式のパワートレインであっても良い。
10 車両用電源装置
11 車両
13 エンジン
42 スタータジェネレータ(第1電源機器、発電機)
42a 正極端子(第1電源端子)
43 半導体リレー(スイッチ)
43a 端子(第1スイッチ端子)
43b 端子(第2スイッチ端子)
44a 電気機器
50 高電圧バッテリ(蓄電体)
60 コンバータ(第2電源機器)
61a 正極端子(第2電源端子)
92 ISG制御部(電源制御部)
93 リレー制御部(電源制御部)
94 コンバータ制御部(電源制御部)
Tvi 目標電圧
Tvc 目標電圧
Vcon 放電電圧(端子電圧)
Visg 発電電圧(端子電圧)

Claims (5)

  1. 車両に搭載される車両用電源装置であって、
    第1電源端子を備える第1電源機器と、
    第2電源端子を備える第2電源機器と、
    第1スイッチ端子および第2スイッチ端子を備え、端子間における双方向の通電を許容する第1状態と、端子間における一方向のみの通電を許容する第2状態と、に制御されるスイッチと、
    前記第1電源端子と前記第1スイッチ端子とを互いに接続する第1通電経路と、
    前記第2電源端子と前記第2スイッチ端子とを互いに接続する第2通電経路と、
    前記第2通電経路に接続される電気機器と、
    前記第1電源機器と前記第2電源機器との目標電圧を制御し、前記第1電源機器または前記第2電源機器からの電力を前記電気機器に供給する電源制御部と、
    を有し、
    前記電源制御部は、
    前記第1電源機器からの電力を前記電気機器に供給する状況から、前記第2電源機器からの電力を前記電気機器に供給する状況に切り替える場合に、
    前記スイッチを第1状態から第2状態に制御した後に、前記第2電源機器の目標電圧を前記第1電源機器の目標電圧よりも上げる、
    車両用電源装置。
  2. 請求項1に記載の車両用電源装置において、
    第2状態に制御された前記スイッチは、前記第1スイッチ端子から前記第2スイッチ端子に向かう通電を許容する一方、前記第2スイッチ端子から前記第1スイッチ端子に向かう通電を遮断する、
    車両用電源装置。
  3. 請求項1または2に記載の車両用電源装置において、
    前記電源制御部は、
    前記第1電源機器からの電力を前記電気機器に供給する状況から、前記第2電源機器からの電力を前記電気機器に供給する状況に切り替える場合に、
    前記第1電源機器の目標電圧を直近の電圧よりも上げてから、前記スイッチを第1状態から第2状態に制御した後に、前記第2電源機器の目標電圧を前記第1電源機器の目標電圧よりも上げる、
    車両用電源装置。
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載の車両用電源装置において、
    前記第1電源機器は、エンジンに連結される発電機であり、
    前記第2電源機器は、蓄電体からの電力を降圧して出力するコンバータである、
    車両用電源装置。
  5. 請求項1〜4の何れか1項に記載の車両用電源装置において、
    前記電源制御部は、前記第1電源機器の端子電圧を目標電圧に基づいてフィードバック制御し、前記第2電源機器の端子電圧を目標電圧に基づいてフィードバック制御する、
    車両用電源装置。
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