JP2021013222A - コイル分離方法及びコイル分離装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】刃具によってコイルを切断することなく、ステータからコイルを分離させることができるコイル分離方法及びコイル分離装置を提供する。【解決手段】コイル分離方法は、内周面に複数のスロット部24が形成された略円環形状のステータコア20と、複数のスロット部24に挿通されたコイル30と、を備えるステータ10から、コイル30を分離する方法である。コイル30は、ステータコア20の軸方向の端面から突出するコイルエンド部31、32を有する。コイル分離方法は、押圧工程と、分離工程と、を含む。押圧工程では、コイルエンド部31、32を径方向内側に押圧して、コイル30を径方向内側に移動させる。分離工程では、ステータコア20とコイル30とを軸方向に相対移動させて、ステータ10からコイル30を分離させる。【選択図】図7

Description

本発明は、回転電機のステータからコイルを分離するコイル分離方法及びコイル分離装置に関する。
近年、地球環境の保全の観点から、電化製品等のリサイクルが進んでいる。
回転電機においては、鉄、銅、磁石等、多様な材料が用いられている。鉄鋼製品は、溶鋼中の銅濃度が上昇すると、品質が低下するため、回転電機のステータをリサイクルする場合には、主に鉄から構成されるステータコアと、主に銅から構成されるコイルとを分離することが求められている。回転電機のステータからコイルを分離する技術として、例えば、特許文献1には、刃具を用いて、コイルのコイルエンド部を切断した後に、ステータコアからコイルを分離するコイル分離方法及びコイル分離装置が開示されている。
特開2004−174459号公報
しかしながら、特許文献1のコイル分離方法及びコイル分離装置では、刃具を用いてコイルを切断する工程を含むため、刃具が劣化した場合に備えて、交換用の刃具を在庫として用意しておく必要があり、また、刃具の交換のための工数が増加する、という課題があった。
本発明は、刃具によってコイルを切断することなく、ステータからコイルを分離させることができるコイル分離方法及びコイル分離装置を提供する。
本発明は、
内周面に複数のスロット部が形成された略円環形状のステータコアと、前記複数のスロット部に挿通されたコイルと、を備えるステータから、前記コイルを分離する、コイル分離方法であって、
前記コイルは、前記ステータコアの軸方向の端面から突出するコイルエンド部を有し、
前記コイルエンド部を径方向内側に押圧して、前記コイルを径方向内側に移動させる押圧工程と、
前記ステータコアと前記コイルとを軸方向に相対移動させて、前記ステータから前記コイルを分離させる分離工程と、を含む。
また、本発明は、
内周面に複数のスロット部が形成された略円環形状のステータコアと、前記複数のスロット部に挿通され、前記ステータコアの軸方向の端面から突出するコイルエンド部を有するコイルと、を備えるステータから、前記コイルを分離する、コイル分離装置であって、
前記コイルエンド部を、前記ステータコアの径方向内側に押圧して、前記コイルを径方向内側に移動させる押圧部材を備え、
前記押圧部材は、前記ステータの径方向で進退自在に設けられている。
本発明によれば、コイルエンド部を径方向内側に押圧して、コイルを径方向内側に移動させることによって、コイルをスロットから離脱させることができるので、刃具によってコイルを切断することなく、ステータからコイルを分離させることができる。
本発明の一実施形態のコイル分離方法及びコイル分離装置でコイルを分離する回転電機のステータのステータコアの斜視図である。 本発明の一実施形態のコイル分離方法及びコイル分離装置でコイルを分離する回転電機のステータの斜視図である。 本発明の一実施形態のコイル分離装置の概略図である。 図2のコイル分離装置の載置部材の斜視図である。 図3Aの載置部材にステータが載置された状態を示す斜視図である。 図2のコイル分離装置の押圧部材を軸方向から見た概略図である。 図2のコイル分離装置の押圧部材を径方向から見た概略図である。 図2のコイル分離装置の分離部材を径方向から見た概略図である。 本発明の一実施形態のコイル分離方法の各工程を説明する図である。 本発明の一実施形態のコイル分離方法において、コイルの軸方向中央部分の一部が、ステータコアのスロット部に残ってしまった場合を示す図である。 本発明の一実施形態のコイル分離装置における分離部材の第1変形例を示す図である。
以下、本発明のコイル分離方法及びコイル分離装置の一実施形態を、添付図面に基づいて説明する。
本実施形態のコイル分離方法及びコイル分離装置は、回転電機のステータからコイルを分離する。
<回転電機のステータ>
図1A及び図1Bに示すように、本実施形態の回転電機のステータ10は、略円環形状を有するステータコア20と、ステータコア20に取り付けられ、U相、V相、W相の複数の巻線によって構成されるコイル30と、を備える。
なお、本明細書等では、説明を簡単且つ明確にするために、軸方向、径方向、周方向というときは、回転電機の回転軸、すなわちステータ10の中心軸を基準にした方向をいう。
ステータコア20は、略円環形状のヨーク部21と、ヨーク部21の内周面から径方向に中心へ向かって突出する複数のティース部22と、ヨーク部21の外周面から径方向外側に突出した複数の締結部23と、を備える。本実施形態では、締結部23は、ヨーク部21の外周面に沿って、周方向で等間隔に6個形成されている。複数のティース部22は、ステータコア20の周方向に沿って互いに等間隔に配置されている。ステータコア20の周方向で隣接するティース部22の間には、スロット部24が形成されている。スロット部24は、ステータコア20の周方向に沿って互いに等間隔に複数形成されている。各ティース部22及びスロット部24は、ステータコア20の軸方向に沿って延びている。各締結部23には、ステータコア20の軸方向に貫通する挿通孔231が形成されている。
コイル30は、ステータコア20のスロット部24を挿通して、ステータコア20のティース部22に巻回された巻線によって構成されている。コイル30は、軸方向から見て、略環状に形成されている。
コイル30は、ステータコア20の軸方向の第1端面201から軸方向に突出する第1コイルエンド部31と、ステータコア20の軸方向の第2端面202から軸方向に突出する第2コイルエンド部32と、を有する。
なお、コイル30を構成する巻線は、ステータコア20のスロット部24を挿通する複数の導体セグメントが、第1コイルエンド部31及び第2コイルエンド部32の少なくとも一方で、異なる導体セグメントと接合されたものであってもよいし、細線状の導体が、ステータコア20のスロット部24を挿通して、ステータコア20のティース部22に多重に巻回されたものであってもよい。
<コイル分離装置>
図2に示すように、コイル分離装置50は、回転電機のステータ10を位置決めして載置する載置部材60と、押圧部材70と、分離部材80と、を備える。ステータ10は、軸方向が鉛直方向を向くように、コイル分離装置50の載置部材60に載置される。本実施形態では、ステータ10は、ステータコア20の軸方向の第2端面202が鉛直下方となるように、載置部材60に載置される。
なお、本明細書等では、説明を簡単且つ明確にするために、便宜上、図2の紙面の奥行方向を前後方向と定義し、図2の紙面の手前側を前方、奥側を後方と定義する。図2の紙面の奥行方向に直交する方向を左右方向及び上下方向と定義し、図2〜図6及び図8〜図9には、前方をFr、後方をRr、左側をL、右側をR、上方をU、下方をD、として示す。
図3A及び図3Bに示すように、載置部材60は、略円環形状の底部61と、底部61から上方に延びる4個の載置台62と、各載置台62の上面から鉛直上方に延びる位置決めピン63と、を備える。
4個の載置台62は、ステータ10を載置した状態で、ステータ10の6個の締結部23のうち、対向する一対の締結部23を除く4個の締結部23と同位置となる位置に配置されている。本実施形態では、対向する一対の締結部23がコイル分離装置50の前後方向に位置するように配置され、4個の載置台62は、コイル分離装置50の左右に2個ずつ配置される締結部23と同位置となる位置に配置されている。4個の載置台62は、いずれも、ステータ10を載置した状態で、第2コイルエンド部32よりも径方向外側に配置され、ステータコア20の第2端面202と当接するように配置されている。
各載置台62の上面から鉛直上方に延びる位置決めピン63は、ステータコア20の軸方向の第2端面202が鉛直下方となるようにステータ10を載置した状態で、ステータコア20の締結部23に形成された挿通孔231に挿入される。これにより、ステータコア20は、載置部材60に固定されている。
載置部材60は、ステータ10を載置した状態で、ステータ10の回転軸を中心に回転可能になっている。ステータコア20は、位置決めピン63により載置部材60に固定されているので、載置部材60が回転すると、それに伴ってステータコア20も回転する。
図4に示すように、押圧部材70は、軸方向から見て、載置部材60に載置されたステータ10の周方向に4個設けられている。本実施形態では、押圧部材70は、ステータ10の後方に設けられた第1押圧部材71と、ステータ10の左側に設けられた第2押圧部材72と、ステータ10の右側に設けられた第3押圧部材73と、ステータ10の前方に設けられた第4押圧部材74と、を備える。
さらに、図5に示すように、押圧部材71〜74は、いずれも、径方向から見て、ステータコア20の軸方向の第1端面201側及び第2端面202側の両側、すなわち、ステータ10の軸方向の両端側に設けられている。
各押圧部材71、72、73、74は、径方向に延びる腕部711、721、731、741と、腕部711、721、731、741の径方向内側の先端に設けられた押圧面712、722、732、742と、を備える。なお、細線状の導体が多重に巻回されることによってコイル30の巻線が構成されている場合、押圧面712、722、732、742は、凹凸形状を有することが好ましい。これにより、各押圧部材71、72、73、74がコイル30を押圧する際、細線状の導体が押圧面712、722、732、742に引っ掛かるので、コイル30が押圧面712、722、732、742を滑ることを防止でき、各押圧部材71、72、73、74によってコイル30を確実に押圧することができる。一方、複数の導体セグメントが接合されることによってコイル30の巻線が構成されている場合、押圧面712、722、732、742は、凹凸形状を有していなくてもよい。
押圧部材71、72、73、74は、ステータ10の径方向で進退自在に設けられている。各押圧部材71、72、73、74が径方向内側に移動すると、押圧面712、722、732、742が、ステータ10の第1コイルエンド部31及び第2コイルエンド部32と当接し、第1コイルエンド部31及び第2コイルエンド部32をステータコア20の径方向内側に押圧する。第1コイルエンド部31及び第2コイルエンド部32が、ステータコア20の径方向内側に押圧されることによって、コイル30は、径方向内側に移動し、ステータコア20のスロット部24から離脱する。そして、スロット部24から離脱したコイル30は、ステータコア20の内周面の内側に収まった状態となる。
このとき、押圧部材71〜74は、ステータ10の軸方向の両端側に設けられているので、押圧部材71〜74によって、コイル30を軸方向の両端で径方向内側に押圧しながら、コイル30を径方向内側に移動させることができる。これにより、コイル30が軸方向に対して傾くことを抑制しながら、ステータコア20のスロット部24から離脱させることができ、より小さな押圧力で確実にコイル30をステータコア20のスロット部24から離脱させることができる。
また、押圧部材70は、押圧部材71〜74を備え、ステータ10の周方向に複数設けられているので、押圧部材71〜74によって、コイル30を周方向の複数の位置から径方向内側に向かって押圧することができる。これにより、押圧力を各押圧部材71〜74に分散させることができ、より小さな押圧力で確実にコイル30をステータコア20のスロット部24から離脱させることができる。
さらに、押圧部材71、72、73、74によってコイル30の第1コイルエンド部31及び第2コイルエンド部32を径方向内側に向かって押圧する際、押圧面712、722、732、742が凹凸形状を有していると、押圧面712、722、732、742にコイル30が引っ掛かった状態で押圧されるので、コイル30を確実に径方向内側に移動させることができる。
図2及び図6に示すように、分離部材80は、径方向から見て、載置部材60に載置されたステータ10の上方に設けられている。分離部材80は、ステータ10の上方で軸方向に延びる腕部81と、腕部81の下端に設けられた押圧面82と、を備える。腕部81及び押圧面82は、ステータコア20の内周面の内側に収まる形状となっている。
分離部材80は、ステータ10の軸方向、すなわち鉛直方向で進退自在に設けられている。押圧部材71〜74によって、コイル30がステータコア20のスロット部24から離脱し、ステータコア20の内周面の内側に収まった状態で、分離部材80を鉛直下方に移動すると、押圧面82がコイル30と当接し、コイル30を鉛直下方に押圧する。これにより、ステータコア20とコイル30は、軸方向に相対移動し、ステータ10からコイル30が分離する。
このように、押圧部材71〜74によって、第1コイルエンド部31及び第2コイルエンド部32を径方向内側に押圧して、コイル30を径方向内側に移動させることで、コイル30をステータコア20のスロット部24から離脱させることができるので、刃具によってコイル30を切断することなく、ステータ10からコイル30を分離させることができる。
<コイル分離方法>
次に、コイル分離装置50を用いて、回転電機のステータ10からコイル30を分離するコイル分離方法について、図7を用いて説明する。コイル分離方法は、図7の(a)〜(c)に示す押圧工程と、図7の(d)に示す回転工程と、図7の(e)に示す分離工程と、を含む。
まず、図7の(a)〜(c)に示すように、ステータ10のコイル30の第1コイルエンド部31及び第2コイルエンド部32を径方向内側に押圧して、コイル30を径方向内側に移動させる押圧工程を行う。
押圧工程では、まず、図7の(a)に示すように、ステータ10の軸方向両端側の後方に設けられた第1押圧部材71を径方向内側に移動させる。すると、押圧面712が、ステータ10の第1コイルエンド部31及び第2コイルエンド部32の後側と当接し、第1コイルエンド部31及び第2コイルエンド部32の後側をステータコア20の径方向内側に押圧する。第1コイルエンド部31及び第2コイルエンド部32の後側が、ステータコア20の径方向内側に押圧されることによって、コイル30の後側が径方向内側に移動し、ステータコア20のスロット部24から離脱する。そして、コイル30は、第1押圧部材71によって後側が径方向内側に移動し、略環状のコイル30の後側が径方向内側に湾曲した湾曲面301を有する形状に変形する。
次に、図7の(b)に示すように、第1押圧部材71によって、第1コイルエンド部31及び第2コイルエンド部32を後側から径方向内側に向かって押圧した後、第1押圧部材71を径方向外側に向かって移動させてステータ10から引き抜きながら、ステータ10の軸方向両端側の左側及び右側に設けられた第2押圧部材72及び第3押圧部材73を径方向内側に移動させる。すると、押圧面722及び押圧面732が、ステータ10の第1コイルエンド部31及び第2コイルエンド部32の左側及び右側と当接し、第1コイルエンド部31及び第2コイルエンド部32の左側及び右側をステータコア20の径方向内側に押圧する。第1コイルエンド部31及び第2コイルエンド部32の左側及び右側が、ステータコア20の径方向内側に押圧されることによって、コイル30の左側及び右側が径方向内側に移動し、ステータコア20のスロット部24から離脱する。そして、コイル30は、第2押圧部材72及び第3押圧部材によって左側及び右側が径方向内側に移動し、湾曲面301が左側及び右側から押圧されて径方向内側にさらに移動しながら左右方向が圧縮されて、ハート形状に変形する。
このとき、第1押圧部材71をステータ10から引き抜きながら、第2押圧部材72及び第3押圧部材73を径方向内側に移動することで、第2押圧部材72及び第3押圧部材73でコイル30を挟持した状態で、第1押圧部材71をステータ10から引き抜くことができる。これにより、第1押圧部材71の押圧面712にコイル30が引っ掛かったまま、コイル30が第1押圧部材71とともに径方向外側に移動してしまい、コイル30がステータコア20のスロット部24に戻ってしまうことを防止できる。
次に、図7の(c)に示すように、第2押圧部材72及び第3押圧部材73によって、第1コイルエンド部31及び第2コイルエンド部32を左側及び右側から径方向内側に向かって押圧した後、第2押圧部材72及び第3押圧部材73を径方向外側に向かって移動させてステータ10から引き抜きながら、ステータ10の軸方向両端側の前方に設けられた第4押圧部材74を径方向内側に移動させる。すると、押圧面742が、ステータ10の第1コイルエンド部31及び第2コイルエンド部32の前側と当接し、第1コイルエンド部31及び第2コイルエンド部32の前側をステータコア20の径方向内側に押圧する。第1コイルエンド部31及び第2コイルエンド部32の前側が、ステータコア20の径方向内側に押圧されることによって、コイル30の前側が径方向内側に移動し、ステータコア20のスロット部24から離脱する。このとき、コイル30の後側及び左右側は、すでにステータコア20のスロット部24から離脱しているので、コイル30は、ハート形状のまま後方に移動する。その後、第4押圧部材74を径方向外側に向かって移動させてステータ10から引き抜く。
これにより、コイル30は、ステータコア20のスロット部24から離脱し、ステータコア20の内周面の内側に、ハート形状で収まった状態となる。
このように、押圧工程においては、押圧部材71〜74がステータ10の軸方向の両端側に設けられていることによって、コイル30を軸方向の両端で径方向内側に押圧しながら、コイル30を径方向内側に移動させることができる。これにより、コイル30が軸方向に対して傾くことを抑制しながら、ステータコア20のスロット部24から離脱させることができ、より小さな押圧力で確実にコイル30をステータコア20のスロット部24から離脱させることができる。
また、ステータ10の周方向に複数設けられた押圧部材71〜74によって、コイル30を周方向の複数の位置から径方向内側に向かって押圧することができるので、押圧力を各押圧部材71〜74に分散させることができ、より小さな押圧力で確実にコイル30をステータコア20のスロット部24から離脱させることができる。
さらに、第1押圧部材71によって、第1コイルエンド部31及び第2コイルエンド部32を後側から径方向内側に向かって押圧し、その後、第2押圧部材72及び第3押圧部材73によって、第1コイルエンド部31及び第2コイルエンド部32を左側及び右側から径方向内側に向かって押圧し、その後、第4押圧部材74によって、第1コイルエンド部31及び第2コイルエンド部32を前側から径方向内側に向かって押圧することによって、段階的にコイル30をステータコア20のスロット部24から離脱させることができるので、確実にコイル30をステータコア20のスロット部24から離脱させることができる。また、これにより各押圧部材71〜74は、それぞれコイル30の後側部分、左側部分、右側部分、及び前側部分をステータコア20のスロット部24から離脱させればよいので、各押圧部材71〜74の押圧力を小さくすることができ、小さな押圧力で確実にコイル30をステータコア20のスロット部24から離脱させることができる。
次に、図7の(d)に示すように、ステータコア20を周方向に所定角度回転させる、回転工程を行う。
回転工程では、載置部材60をステータ10の回転軸を中心にして周方向に所定角度回転させる。このとき、ステータコア20は、位置決めピン63により載置部材60に固定されており、一方、コイル30は、ステータコア20のスロット部24から離脱している。したがって、載置部材60を回転させると、ステータコア20は載置部材60とともに回転し、一方、コイル30は回転せずに動かない。これにより、コイル30とステータコア20のスロット部24とは、周方向で相対移動して、周方向の位置がずれる。これにより、何らかの理由でコイル30が径方向外側に移動してしまった場合でも、押圧工程によってステータコア20のスロット部24から離脱したコイル30が、再びステータコア20のスロット部24に戻ってしまうことを防止できる。
特に、細線状の導体が多重に巻回されることによってコイル30の巻線が構成されており、押圧面712、722、732、742が凹凸形状を有している場合は、細線状の導体が押圧面712、722、732、742に引っ掛かるので、押圧部材71、72、73、74を径方向外側に向かって移動させてステータ10から引き抜く際、押圧面712、722、732、742に引っ掛かった細線状の導体も押圧部材71、72、73、74とともに径方向外側に移動してしまいやすい。回転工程を行うことによって、コイル30とステータコア20のスロット部24との周方向の位置がずれるので、押圧面712、722、732、742に引っ掛かった細線状の導体は、押圧部材71、72、73、74とともに径方向外側に移動すると、ステータコア20のティース部22に衝突し、押圧面712、722、732、742から引きはがされる。これにより、押圧面712、722、732、742に引っ掛かった細線状の導体がステータコア20のスロット部24に戻ってしまうことを防止できる。また、押圧面712、722、732、742に引っ掛かった細線状の導体を押圧面712、722、732、742から確実に引きはがすことができる。
なお、複数の導体セグメントが接合されることによってコイル30の巻線が構成されており、押圧面712、722、732、742が凹凸形状を有していない場合は、回転工程を省略してもよい。
次に、図7の(e)に示すように、ステータ10からコイル30を分離させる分離工程を行う。
分離工程では、分離部材80を鉛直下方に移動させる。すると、押圧面82がコイル30の上側と当接し、コイル30を鉛直下方に押圧する。これにより、ステータコア20とコイル30は、軸方向に相対移動し、ステータ10からコイル30が分離する。
このように、押圧工程において、第1コイルエンド部31及び第2コイルエンド部32を径方向内側に押圧して、コイル30を径方向内側に移動させることで、コイル30をステータコア20のスロット部24から離脱させることができ、分離工程において、ステータコア20及びコイル30を、軸方向に相対移動させることによって、ステータ10からコイル30を分離させることができる。これにより、刃具によってコイル30を切断することなく、ステータ10からコイル30を分離させることができる。
なお、図8に示すように、押圧工程において、第1コイルエンド部31及び第2コイルエンド部32を径方向内側に向かって押圧した際、ステータコア20のスロット部24とコイル30との間の摩擦力等によって、コイル30が撓んでしまい、コイル30の軸方向中央部分の径方向内側への移動量が、第1コイルエンド部31及び第2コイルエンド部32の径方向内側への移動量よりも小さくなる場合がある。この場合、コイル30は、軸方向中央部分が径方向外側に湾曲した形状となり、コイル30の軸方向中央部分の一部が、ステータコア20のスロット部24に残ってしまう場合がある。
このような場合であっても、押圧工程において、第1コイルエンド部31の外周側端部31aがステータコア20の内周面よりも径方向内側まで押圧することによって、分離部材80の押圧面82が第1コイルエンド部31の外周側端部31aと当接可能になる。そして、分離工程において、分離部材80の押圧面82が、第1コイルエンド部31の外周側端部31aを下方に押圧すると、第1コイルエンド部31の外周側端部31aには、コイルを径方向内側へ回転させる方向のモーメントが生じる。これにより、コイル30の軸方向中央部分の一部が、ステータコア20のスロット部24に残ってしまった場合であっても、分離工程において、分離部材80の押圧面82が、第1コイルエンド部31の外周側端部31aを下方に押圧することによって、コイル30をステータコア20のスロット部24から離脱させながらステータ10から分離させることができる。
<第1変形例>
コイル分離装置50の分離部材80は、図9に示すように、分離部材80Aであってもよい。分離部材80Aは、径方向から見て、載置部材60に載置されたステータ10の下方から上方に向かって軸方向に延び、ステータコア20の内周面の径方向内側を貫通する腕部81Aと、腕部81Aの上端に設けられた径方向外側に突出する突出部82Aと、を備える略L字状の部材である。分離部材80Aは、ステータコア20の内周面に沿って、周方向に複数設けられていてもよい。
分離部材80Aは、ステータ10の軸方向、すなわち鉛直方向で進退自在に設けられている。押圧部材71〜74によって、コイル30がステータコア20のスロット部24から離脱し、ステータコア20の内周面の内側に収まった状態で、分離部材80Aを軸方向下方に移動させると、突出部82Aがコイル30と当接し、コイル30を鉛直下方に引っ張る。これにより、ステータコア20とコイル30は、軸方向に相対移動し、ステータ10からコイル30が分離する。
また、押圧工程において、コイル30の軸方向中央部分が径方向外側に湾曲した形状となり、コイル30の軸方向中央部分の一部が、ステータコア20のスロット部24に残ってしまう場合であっても、第1コイルエンド部31の外周側端部31aがステータコア20の内周面よりも径方向内側まで押圧することによって、分離部材80Aの突出部82Aは、第1コイルエンド部31の外周側端部31aと当接可能になる。そして、分離工程において、分離部材80Aの突出部82Aが、第1コイルエンド部31の外周側端部31aを下方に引っ張ると、第1コイルエンド部31の外周側端部31aには、コイルを径方向内側へ回転させる方向のモーメントが生じる。これにより、コイル30の軸方向中央部分の一部が、ステータコア20のスロット部24に残ってしまった場合であっても、分離工程において、分離部材80Aの突出部82Aが、第1コイルエンド部31の外周側端部31aを下方に引っ張ることによって、コイル30をステータコア20のスロット部24から離脱させながらステータ10から分離させることができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。
例えば、本実施形態では、分離工程において、ステータコア20を固定し、コイル30を軸方向に押圧または引っ張って、ステータコア20とコイル30とを軸方向に相対移動させるものとしたが、コイル30を固定し、ステータコア20を軸方向に押圧または引っ張って、ステータコア20とコイル30とを軸方向に相対移動させるものとしてもよい。
また、例えば、本実施形態では、分離部材80は、径方向から見て、載置部材60に載置されたステータ10の上方に設けられており、ステータ10の上方で軸方向に延びる腕部81と、腕部81の下端に設けられた押圧面82と、を備えるものとしたが、分離部材80は、腕部81が、径方向から見て、載置部材60に載置されたステータ10の下方から上方に向かって軸方向に延び、ステータコア20の内周面の径方向内側を貫通しており、押圧面82が腕部81の上端に設けられていてもよい。この場合、分離部材80は、分離工程において、分離部材80を軸方向下方に移動させることによって、押圧面82がコイル30と当接し、コイル30を鉛直下方に押圧する。
また、例えば、本実施形態では、押圧部材70は、軸方向から見て、載置部材60に載置されたステータ10の周方向に4個(押圧部材71〜74)設けられているものとしたが、1つまたは複数の押圧部材70が、周方向に移動しながら、第1コイルエンド部31及び第2コイルエンド部32を、周方向の複数の位置から径方向内側に向かって押圧するようにしてもよい。
また、例えば、本実施形態では、押圧部材70、71〜74及び分離部材80、80Aは、コイル分離装置50に備えられているものとしたが、押圧部材70、71〜74及び分離部材80、80Aは、それぞれ別個の手工具であってもよい。
また、本明細書には少なくとも以下の事項が記載されている。なお、括弧内には、上記した実施形態において対応する構成要素等を示しているが、これに限定されるものではない。
(1) 内周面に複数のスロット部(スロット部24)が形成された略円環形状のステータコア(ステータコア20)と、前記複数のスロット部に挿通されたコイル(コイル30)と、を備えるステータ(ステータ10)から、前記コイルを分離する、コイル分離方法であって、
前記コイルは、前記ステータコアの軸方向の端面から突出するコイルエンド部(第1コイルエンド部31、第2コイルエンド部32)を有し、
前記コイルエンド部を径方向内側に押圧して、前記コイルを径方向内側に移動させる押圧工程と、
前記ステータコアと前記コイルとを軸方向に相対移動させて、前記ステータから前記コイルを分離させる分離工程と、を含む、コイル分離方法。
(1)によれば、コイルエンド部を径方向内側に押圧して、コイルを径方向内側に移動させることによって、コイルをステータコアのスロット部から離脱させることができ、ステータコアとコイルとを軸方向に相対移動させることによって、ステータからコイルを分離させることができるので、刃具によってコイルを切断することなく、ステータからコイルを分離させることができる。
(2) (1)に記載のコイル分離方法であって、
前記コイルエンド部は、前記ステータコアの軸方向の第1端面(第1端面201)に形成された第1コイルエンド部(第1コイルエンド部31)と、前記ステータコアの軸方向の第2端面(第2端面202)に形成された第2コイルエンド部(第2コイルエンド部32)と、を有し、
前記押圧工程は、前記第1コイルエンド部及び前記第2コイルエンド部を径方向内側に押圧して、前記コイルを径方向内側に移動させる、コイル分離方法。
(2)によれば、第1コイルエンド部及び第2コイルエンド部を径方向内側に押圧して、コイルを径方向内側に移動させるので、コイルが軸方向に対して傾くことを抑制しながらコイルをステータコアのスロット部から離脱させることができ、より小さな押圧力で確実にコイルをステータコアのスロット部から離脱させることができる。
(3) (1)または(2)に記載のコイル分離方法であって、
前記コイルは、軸方向から見て略環状に形成されており、
前記押圧工程では、前記コイルエンド部を、周方向の複数の位置から径方向内側に向かって押圧する、コイル分離方法。
(3)によれば、コイルエンド部を、周方向の複数の位置から径方向内側に向かって押圧するので、より小さな押圧力で確実にコイルをステータコアのスロット部から離脱させることができる。
(4) (3)に記載のコイル分離方法であって、
前記押圧工程では、前記コイルエンド部を、周方向の第1位置(後側)から径方向内側に向かって押圧した後、周方向の第2位置(左側、右側)から径方向内側に向かって押圧する、コイル分離方法。
(4)によれば、コイルエンド部を、周方向の第1位置から径方向内側に向かって押圧した後、周方向の第2位置から径方向内側に向かって押圧するので、段階的にコイルをステータコアのスロット部から離脱させることができ、より小さな押圧力で確実にコイルをステータコアのスロット部から離脱させることができる。
(5) (1)〜(4)のいずれかに記載のコイル分離方法であって、
分離工程では、前記コイルを、軸方向に押圧する、または引っ張ることによって、前記ステータから分離させる、コイル分離方法。
(5)によれば、コイルを、軸方向に押圧する、または引っ張ることによって、ステータから分離させるので、押圧工程でコイルの一部がステータコアのスロット部に残った場合でも、コイルをステータから分離させることができる。
(6) (1)〜(5)のいずれかに記載のコイル分離方法であって、
前記押圧工程と前記分離工程の間に、前記ステータコアを周方向に所定角度回転させる、回転工程を含む、コイル分離方法。
(6)によれば、押圧工程後、回転工程によって、コイルとステータコアのスロット部とは、周方向で相対移動して、周方向の位置がずれる。これにより、押圧工程によってステータコアのスロット部から離脱したコイルが、再びスロット部に戻ってしまうことを防止できる。
(7) 内周面に複数のスロット部(スロット部24)が形成された略円環形状のステータコア(ステータコア20)と、前記複数のスロット部に挿通され、前記ステータコアの軸方向の端面から突出するコイルエンド部(第1コイルエンド部31、第2コイルエンド部32)を有するコイルと、を備えるステータ(ステータ10)から、前記コイルを分離する、コイル分離装置(コイル分離装置50)であって、
前記コイルエンド部を、前記ステータコアの径方向内側に押圧して、前記コイルを径方向内側に移動させる押圧部材(押圧部材70、71、72、73、74)を備え、
前記押圧部材は、前記ステータの径方向で進退自在に設けられている、コイル分離装置。
(7)によれば、押圧部材によって、コイルエンド部を径方向内側に押圧して、コイルを径方向内側に移動させることで、コイルをステータコアのスロット部から離脱させることができるので、刃具によってコイルを切断することなく、ステータからコイルを分離させることができる。
(8) (7)に記載のコイル分離装置であって、
前記押圧部材は、前記ステータの軸方向の両端側に配置されるように設けられている、コイル分離装置。
(8)によれば、押圧部材は、ステータの軸方向の両端側に配置されるように設けられているので、押圧部材によって、コイルを軸方向の両端で径方向内側に押圧しながら、コイルを径方向内側に移動させることができる。これにより、コイルが軸方向に対して傾くことを抑制しながら、ステータコアのスロット部から離脱させることができ、より小さな押圧力で確実にコイルをステータコアのスロット部から離脱させることができる。
(9) (7)または(8)に記載のコイル分離装置であって、
前記押圧部材は、前記ステータの周方向に複数設けられている、コイル分離装置。
(9)によれば、押圧部材は、ステータの周方向に複数設けられているので、押圧部材によって、コイルを周方向の複数の位置から径方向内側に向かって押圧することができ、より小さな押圧力で確実にコイルをステータコアのスロット部から離脱させることができる。
(10) (7)〜(9)のいずれかに記載のコイル分離装置であって、
前記押圧部材は、前記コイルエンド部を押圧する際に前記コイルと当接する押圧面(押圧面712、722、732、742)を備え、
前記押圧面は凹凸形状を有する、コイル分離装置。
(10)によれば、押圧部材によってコイルエンド部を径方向内側に向かって押圧する際、凹凸形状を有する押圧面にコイルが引っ掛かった状態で押圧されるので、コイルを確実に径方向内側に移動させることができる。
(11) (7)〜(10)のいずれかに記載のコイル分離装置であって、
前記コイルを、軸方向に押圧するまたは引っ張ることによって、前記ステータから分離させる、分離部材(分離部材80、80A)を備える、コイル分離装置。
(11)によれば、分離部材がコイルを軸方向に押圧するまたは引っ張ることによって、コイルをステータから分離させるので、押圧部材によってコイルを径方向内側に移動させた際、コイルの一部がステータコアのスロット部に残った場合でも、コイルをステータから分離させることができる。
10 ステータ
20 ステータコア
201 第1端面
202 第2端面
24 スロット部
30 コイル
31 第1コイルエンド部(コイルエンド部)
32 第2コイルエンド部(コイルエンド部)
70 押圧部材
71 第1押圧部材(押圧部材)
712 押圧面
72 第2押圧部材(押圧部材)
722 押圧面
73 第3押圧部材(押圧部材)
732 押圧面
74 第4押圧部材(押圧部材)
742 押圧面
80、80A 分離部材

Claims (11)

  1. 内周面に複数のスロット部が形成された略円環形状のステータコアと、前記複数のスロット部に挿通されたコイルと、を備えるステータから、前記コイルを分離する、コイル分離方法であって、
    前記コイルは、前記ステータコアの軸方向の端面から突出するコイルエンド部を有し、
    前記コイルエンド部を径方向内側に押圧して、前記コイルを径方向内側に移動させる押圧工程と、
    前記ステータコアと前記コイルとを軸方向に相対移動させて、前記ステータから前記コイルを分離させる分離工程と、を含む、コイル分離方法。
  2. 請求項1に記載のコイル分離方法であって、
    前記コイルエンド部は、前記ステータコアの軸方向の第1端面に形成された第1コイルエンド部と、前記ステータコアの軸方向の第2端面に形成された第2コイルエンド部と、を有し、
    前記押圧工程は、前記第1コイルエンド部及び前記第2コイルエンド部を径方向内側に押圧して、前記コイルを径方向内側に移動させる、コイル分離方法。
  3. 請求項1または2に記載のコイル分離方法であって、
    前記コイルは、軸方向から見て略環状に形成されており、
    前記押圧工程では、前記コイルエンド部を、周方向の複数の位置から径方向内側に向かって押圧する、コイル分離方法。
  4. 請求項3に記載のコイル分離方法であって、
    前記押圧工程では、前記コイルエンド部を、周方向の第1位置から径方向内側に向かって押圧した後、周方向の第2位置から径方向内側に向かって押圧する、コイル分離方法。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載のコイル分離方法であって、
    分離工程では、前記コイルを、軸方向に押圧する、または引っ張ることによって、前記ステータから分離させる、コイル分離方法。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載のコイル分離方法であって、
    前記押圧工程と前記分離工程の間に、前記ステータコアを周方向に所定角度回転させる、回転工程を含む、コイル分離方法。
  7. 内周面に複数のスロット部が形成された略円環形状のステータコアと、前記複数のスロット部に挿通され、前記ステータコアの軸方向の端面から突出するコイルエンド部を有するコイルと、を備えるステータから、前記コイルを分離する、コイル分離装置であって、
    前記コイルエンド部を、前記ステータコアの径方向内側に押圧して、前記コイルを径方向内側に移動させる押圧部材を備え、
    前記押圧部材は、前記ステータの径方向で進退自在に設けられている、コイル分離装置。
  8. 請求項7に記載のコイル分離装置であって、
    前記押圧部材は、前記ステータの軸方向の両端側に配置されるように設けられている、コイル分離装置。
  9. 請求項7または8に記載のコイル分離装置であって、
    前記押圧部材は、前記ステータの周方向に複数設けられている、コイル分離装置。
  10. 請求項7〜9のいずれか一項に記載のコイル分離装置であって、
    前記押圧部材は、押圧時に前記コイルと当接する押圧面を備え、
    前記押圧面は凹凸形状を有する、コイル分離装置。
  11. 請求項7〜10のいずれか一項に記載のコイル分離装置であって、
    前記コイルを、軸方向に押圧するまたは引っ張ることによって、前記ステータから分離させる、分離部材を備える、コイル分離装置。
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