JP2021011691A - 天井板支持具、天井構造およびその施工方法 - Google Patents

天井板支持具、天井構造およびその施工方法 Download PDF

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Abstract

【課題】溝部が拡がり易く、施工性が良好な天井板支持具を提供する。【解決手段】天井裏に設けられた支持部材3に天井板2を支持させる天井板支持具10であって、支持部材3に支持される第一部材11と、第一部材の下部に固定される第二部材12とを備えている。第一部材11は金属にて構成され、第二部材12は樹脂にて構成されている。第一部材11は、幅方向外側に突出するリブ15と、リブ15の下側で下方に延出する連結突条16とを備え、第二部材12は、連結突条16に係合する連結溝部26と、連結溝部26の下端部で幅方向外側に突出し天井板2を下側から支持する支持部25とを備えている。第二部材12が第一部材11に連結された状態で、リブ15と支持部25とで天井板2を挟持することを特徴とする。【選択図】図3

Description

本発明は、天井板支持具、天井構造およびその施工方法に関する。
天井裏に設けられた支持部材に天井板を支持させる天井板支持具として、支持部材に固定される上側部材と、上側部材に下側から固定される下側部材とを備えた構造が知られている(特許文献1,2参照)。前記構造においては、上側部材に、下方に向かって開口する溝部が形成され、下側部材には、前記溝部に下側から嵌め込まれる突条が形成されている。溝部の内側面と突条の外側面には、互いに噛み合う段部がそれぞれ形成されており、溝部に挿入された突条の抜け止めとなっている。下側部材には、天井板を下側から支持する下面支持部がさらに形成されており、天井板の端縁部を支持している。
特開2018−71338号公報 特開2000−17770号公報
前記支持具では、突条を溝部に挿入する際に、溝部の段差の内側を突条の段差が通過するため、溝部が拡がる必要がある。しかしながら、特許文献1,2の支持具では、上側の支持部材に固定された上側部材に溝部が形成されているので、溝部の基端部が支持部材に押さえられ拡がり難くなっており、施工性が悪いという問題があった。
そこで、本発明は、溝部が拡がり易く、施工性が良好な天井板支持具、天井構造およびその施工方法を提供することを課題とする。
前記課題を解決するための第一の発明は、天井裏に設けられた支持部材に天井板を支持させる天井板支持具である。かかる天井板支持具は、前記支持部材に支持される第一部材と、前記第一部材の下部に固定される第二部材とを備えている。前記第一部材は金属にて構成され、前記第二部材は樹脂にて構成されている。前記第一部材は、幅方向外側に突出するリブと、前記リブの下側で下方に延出する連結突条とを備え、前記第二部材は、前記連結突条に係合する連結溝部と、前記連結溝部の下端部で幅方向外側に突出し天井板を下側から支持する支持部とを備えている。前記第二部材が前記第一部材に連結された状態で、前記リブと前記支持部とで前記天井板を挟持することを特徴とする。
かかる天井板支持具によれば、支持部材に固定されていない第二部材に連結溝部を設けたので、連結溝部が拡がり易く、施工性が良好となる。また、下側に連結溝部を設けたことで、連結溝部の壁面外側を平面状にすることができる。天井板の端面を第二部材に面接触させれば、室内の湿気が天井裏に浸入し難くすることができる。さらに、第一部材を金属にて構成したことで、長いスパンで飛ばすことができる。第二部材を樹脂にて構成したことで、連結溝部がさらに拡がり易くなるので、施工性をより一層良好にすることができる。
また、本発明の天井板支持具においては、前記リブの先端部は、下方に向かって湾曲しており、前記リブの先端面が前記天井板の上面を押圧するものが好ましい。このような構成によれば、リブの先端面が天井板の上面を線状に押圧することで、単位面積当たりの押圧力を高めることができる。さらに、発泡材等からなる軟らかい天井板を用いた場合には、リブの先端面を天井板に食い込ませることができ、室内と天井裏との気密性をより一層高めることができる。
さらに、本発明の天井板支持具においては、前記連結突条は、上方に向かって広がる鉤部を上下方向に複数段備えており、前記連結溝部は、前記鉤部に係合する鉤状凹部を上下方向に複数段備えているものが好ましい。このような構成によれば、鉤状凹部が係合する鉤部を変えることで、第二部材の取付高さを変えることができる。これによって、天井板の厚さのバリエーションに対応することができる。さらに、鉤状凹部を下端部の鉤部に係合させれば、支持部とリブとの隙間寸法を天井板の厚さ寸法より大きくした状態で、第二部材を仮固定することができ、施工性が良好になる。
前記課題を解決するための第二の発明は、天井板と、天井裏に設けられた支持部材と、前記支持部材に前記天井板を支持させる天井板支持具とを備えた天井構造である。前記天井板支持具は、前記支持部材に支持される第一部材と、前記第一部材の下部に固定される第二部材とを備え、前記第一部材は、幅方向外側に突出するリブと、前記リブの下側で下方に延出する連結突条とを備え、前記第二部材は、前記連結突条に係合する連結溝部と、前記連結溝部の下端部で幅方向外側に突出し天井板を下側から支持する支持部とを備えている。前記第二部材が前記第一部材に連結された状態で、前記リブと前記支持部とで前記天井板を挟持することを特徴とする。
かかる天井構造によれば、連結溝部が拡がり易く、施工性が良好となる。また、天井板の端面を第二部材に面接触させれば、室内の湿気が天井裏に浸入し難くすることができる。
本発明の天井構造においては、前記天井板は、発泡材にて構成され、前記リブは、第一部材の長手方向全長に渡って延在し、前記リブの先端部は、下方に向かって湾曲しており、前記リブの先端面が前記天井板の上面に食い込んでいるものが好ましい。このような構成によれば、室内と天井裏との気密性を高めることができる。
前記課題を解決するための第三の発明は、請求項3に記載の天井板支持具を用いて、天井板を天井裏に設けられた支持部材に支持させる天井構造の施工方法である。かかる施工方法は、前記第一部材の前記連結突条の最下段の前記鉤部を、前記第二部材の前記連結溝部の複数段の前記鉤状凹部のうち上方の前記鉤状凹部に係止させ、前記第二部材を前記第一部材に仮固定する仮固定工程と、前記第二部材の前記支持部と前記第一部材の前記リブとの間に、前記天井板の端縁部を挿入する天井板設置工程と、前記第二部材を押し上げて、前記第一部材の前記連結突条の最下段の前記鉤部を、前記第二部材の前記連結溝部の下方の前記鉤状凹部に係止させ、前記天井板を前記支持部と前記リブとで挟持させる本固定工程と、を備えたことを特徴とする。
かかる天井構造の施工方法によれば、天井板支持具の連結溝部が拡がり易く、施工性が良好となる。また、第二部材を仮固定した後に天井板を設置しているので、第二部材の仮固定と天井板の設置を容易に行うことができ、施工性がより一層良好となる。
本発明によれば、連結溝部が拡がり易くなり、施工性を良好にすることができる。
本発明の実施形態に係る天井構造を示した側面図である。 本発明の実施形態に係る天井構造を示した斜視図である。 (a)は本発明の実施形態に係る天井構造を示した拡大側面図、(b)はさらに要部を拡大した要部拡大側面図である。 本発明の実施形態に係る天井構造を示した要部拡大斜視図である。 本発明の実施形態に係る天井板支持具を示した分解側面図である。 本発明の実施形態に係る天井構造の施工方法を説明するための図であって、(a)は仮固定工程および天井板設置工程を示した側面図、(b)は本固定工程を示した側面図である。
本発明の実施形態に係る天井構造および支持部材について図面を参照して詳細に説明する。本実施形態では、室内プールや浴場など、湿気の多い空間に設けられる天井を例に挙げて説明する。図1および図2に示すように、かかる天井構造1は、天井板2(図2では図示を省略している)と、支持部材3と、天井板支持具10とを備えている。
天井板2は、天井の表面を構成する矩形の板材である。本実施形態では、天井板2は、発泡材にて構成され、軟質で軽量の板材である。
支持部材3は、天井板2および天井板支持具10を支持する部材であって、天井裏に設けられている。支持部材3は、断面コ字状の軽量鉄骨製のチャンネル材からなる。支持部材3は、上階の梁材等の上部構造体4に、吊ボルト5を介して固定されている。支持部材3は、所定間隔をあけて複数列平行配置されている。
図3および図4に示すように、天井板支持具10は、支持部材3に天井板2を支持させる部材である。天井板支持具10は、上側に配置された第一部材11と下側に配置された第二部材12とを備えている。第一部材11は、支持部材3に固定される部材であって、金属(本実施形態ではアルミニウム合金製の押出形材)にて構成されている。図5にも示すように、第一部材11は、ウエブ部13と、上端係止部14と、リブ15と、連結突条16とを備えている。
ウエブ部13は、上下方向に広がる縦板状を呈し、横方向に延在している。ウエブ部13は、第一部材11の胴部を構成している。上端係止部14は、第一部材11を支持部材3に係止するための部位であって、ウエブ部13の上部で、ウエブ部13の厚さ方向に広がる断面U字の溝状を呈している。溝の底面下側には、上方に窪む凹部14aが形成されている。第一部材11は、クリップ18(図3および図4参照)によって、支持部材3に固定される。
クリップ18は、一対の係止部材18a,18aからなる。一対の係止部材18a,18aは組み合わせた状態で門型形状を呈し、支持部材3に上側から係止される。係止部材18aの下端部は、二股状に分岐しており、上端係止部14を両側から挟む。係止部材18aの下端部には、ウエブ部13の側面に当接する当接板部19が形成されている。当接板部19は、上端係止部14の凹部14aに下方から挿入されて係止される。上端係止部14の溝の内側側面には、ネジ溝20が直線状に形成されており、上方からネジ止めして、第一部材11を支持部材3に固定してもよい。
リブ15は、ウエブ部13を補強するとともに、天井板2を上側から押さえる部位である。リブ15は、ウエブ部13の下端部から第一部材11の幅方向(ウエブ部13の厚さ方向)外側に突出しており、第一部材11の長手方向全長に渡って延在している。本実施形態では、リブ15は、幅方向左右両側に設けられている。リブ15の基端部は、ウエブ部13に対して直交している。リブ15の先端部は、下方に向かって湾曲しており、リブ15の先端面15aの法線は、ウエブ部13と平行になっている。リブの先端面15aは、リブ15の厚さ方向に沿っており、リブ15の表面と裏面とを繋ぐ平面である。リブ15の基端部の上面には上方に突出する補強凸条17が形成されている。
連結突条16は、第二部材12を連結する部位である。連結突条16は、リブ15の下側でウエブ部13の下端部から下方に突出しており、第一部材11の長手方向全長に渡って延在している。連結突条16は、上方に向かって支持部材3の幅方向左右両側に広がる鉤部22を上下方向に複数段備えている。本実施形態では、鉤部22は、連結突条16の下端部に上下二段に形成されている。
第二部材12は、第一部材11の下部に固定される部材である。第二部材12は、樹脂にて構成されており、金属製の第一部材11より軟質となっている。第二部材12は、支持部25と連結溝部26とを備えている。支持部25は、天井板2の端縁部を下側から支持する部位であって、平坦な板状に形成されている。支持部25は、連結溝部26から第二部材12の幅方向(連結溝部26の幅方向)外側に突出している。本実施形態では、支持部25は、幅方向左右両側に設けられている。左右の支持部25,25は、同一平面にて形成されている。支持部25は、第二部材12の長手方向全長に渡って延在している。
図3の(b)に示すように、連結溝部26は、連結突条16に係合する部位であって、連結溝を区画する一対の区画壁26a,26aからなり、内側に連結溝が形成されている。区画壁26aは、支持部25から上方に延出ししている。連結溝部26は、上方に向かって開口しており、内部(一対の区画壁26a,26aの間)に連結突条16が上方から挿入される。区画壁26a,26aの互いに対向する壁面(連結溝部26の内側)には、連結突条16の鉤部22に係合する鉤状凹部27が上下方向に複数段形成されている。本実施形態では、鉤状凹部27は、上下三段に形成されている。鉤状凹部27は、鉤部22と同様に、上部に向かうに連れて幅広になる断面形状の空間である。鉤状凹部27の上端部の幅寸法(対向する側壁間距離)は、鉤部22の上端部の幅寸法より大きい。溝部の幅寸法より大きい。各鉤状凹部27の上端部では、鉤状凹部27を区画する壁面から段差部28が突出している。連結溝部26に連結突条16が挿入されると、鉤部22の上面が段差部28の下面に係止されることで、連結突条16が連結溝部26に係合される。最下段の鉤状凹部27の下部には、凹部の幅が広がった幅広部29が形成されている。これによって、区画壁26aの下端部の壁厚が小さくなっている。連結溝部26の外側表面は、平坦面となっている。
前記構成の天井板支持具10で天井板2を支持するには、図3に示すように、天井板2の端縁部を第二部材12の支持部25上に載置して、第一部材11の連結突条16を、連結溝部26に挿入する。連結突条16は、下端の鉤部22が連結溝部26の下端の鉤状凹部27に係止されるように挿入する。この状態で、天井板2の上面には、リブ15の先端面15aが当接する。リブ15の先端面15aは、天井板2の上面を押圧している。これによって、天井板2は、第一部材11と第二部材12とで挟持されている。ここで天井板2は、樹脂からなる軟質材料にて構成されているので、リブ15の先端面15aが天井板2の上面に若干食い込んでいる。
次に、前記構成の天井板支持具10を備えた天井構造1の施工方法を説明する。かかる施工方法は、第一部材固定工程と、第二部材仮固定工程と、天井板設置工程と、本固定工程とを備えている。
第一部材固定工程は、天井板支持具10の第一部材11を支持部材3に固定する工程である。図3および図4に示すように、本実施形態では、クリップ18を用いて支持部材3に第一部材11を固定する。クリップ18を構成する一対の係止部材18a,18aで、支持部材3を両側から挟み、係止部材18a,18aの上端部をボルト止めする。係止部材18aの下端部の当接板部19を第一部材11のウエブ部13の側面に当接させる。一方の係止部材18aの当接板部19は、ウエブ部13の一方の側面に当接し、他方の係止部材18aの当接板部19は、ウエブ部13の他方の側面に当接している。各当接板部19,19は、上端係止部14の下面の凹部14aに下方から挿入されるので、第一部材11がクリップ18に係止される。第一部材11は、平行配置された支持部材3の配置ピッチでクリップ18に支持される。ここで、第一部材11は、金属にて構成されているので、長いスパンで飛ばすことができる。
第二部材仮固定工程は、第二部材12を第一部材11に仮固定する工程である。図6の(a)に示すように、第二部材仮固定工程では、第一部材11の連結突条16の最下段の鉤部22を、第二部材12の連結溝部26の複数段の鉤状凹部27,27のうち上方の鉤状凹部27(本実施形態では最上段の鉤状凹部27)に係止させる。このとき、支持部材3に固定されていない第二部材12に連結溝部26が設けられているので、第二部材12は変形し易く、連結溝部26が拡がり易くなる。したがって、連結突条16を挿入し易く施工性が良好である。また、第二部材12は、樹脂にて構成されているので、連結溝部26がさらに拡がり易くなっている。さらに、最下段の鉤状凹部27の下部に、幅広部29を形成しているので、連結溝部26の下端部の壁厚が小さくなり、拡がり易くなっている。したがって、より一層施工性が良好となる。なお、本工程で、仮固定された状態の支持部25とリブ15との離間距離は、天井板2の固定時の離間距離よりも大きくなっている。
天井板設置工程は、第二部材と第一部材の間に天井板2を設置する工程である。具体的には、天井板2の端縁部を、第二部材12の支持部25と第一部材11のリブ15との間に挿入して、天井板2を支持部25上に載置する。このとき、支持部25とリブ15との離間距離は、天井板2の板厚よりも大きいので、天井板2の挿入を容易に行うことができる。なお、天井板2の各辺の端縁部は、それぞれ別個の第二部材の支持部25に載置されており、天井板2は安定した状態で保持されている。
本固定工程は、天井板2を第一部材11と第二部材12とで挟持して本固定する工程である。図6の(b)に示すように、本固定工程では、第二部材12を押し上げて、第一部材11の連結突条16の最下段の鉤部22を、第二部材12の連結溝部26の奥に入り込ませ、最下段の鉤状凹部27に係止させる。このとき、天井板2は、第二部材12に係止されているので、第二部材12とともに持ち上げられる。施工に際しては、第二部材12のみを押し上げればよいので、施工性が向上する。そして、支持部25とリブ15との離間距離は、天井板2の板厚よりも若干小さくなり、リブ15の先端面が、天井板2の上面に食い込む。さらに、本固定工程においても、第二部材仮固定工程と同様に連結溝部26が拡がり易いので、施工性が良好である。
以上のように、施工された天井構造1は、天井板2が支持部25とリブ15によって挟持されているので、室内と天井裏との気密性を保持することができる。さらに、リブ15の先端部が湾曲して、その先端面15aが天井板2の上面に対向して押圧しているので、リブ15は線状に天井板2を押さえている。したがって、リブ15の先端面15aの単位面積当たりの押圧力が大きくなり、気密性をより一層高めることができる。これによって、室内プールや浴場の湿気が天井裏に漏れるのを抑制できる。
また、本実施形態に係る天井板支持具10によれば、長いスパンで飛ばすことができるとともに、施工性を向上させることができる。また、第二部材12においては、区画壁26a,26aが二列で長手方向に延在しているので、構造的に剛性が高められている。
さらに、かかる天井板支持具10においては、連結突条16の鉤部22と、連結溝部26の鉤状凹部27がそれぞれ上下多段に形成されているので、鉤状凹部27が係合する鉤部22を変えることで、第二部材12の取付高さを変えることができる。これによって、天井板の厚さのバリエーションに対応することができる。さらに、鉤状凹部を下端部の鉤部に係合させれば、支持部とリブとの隙間寸法を天井板の厚さ寸法より大きくした状態で、第二部材を仮固定することができ、施工性が良好になる。
また、かかる天井板支持具10によれば、連結溝部26の外側の平坦面に、天井板2の端面を面接触させれば、室内と天井裏との気密性をさらに高めることができる。
以上、本発明を実施するための形態について説明したが、本発明は前記の実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、材質、形状や大きさなど適宜設計変更が可能である。例えば、前記実施形態では、第一部材11を金属にて構成し、第二部材12を樹脂にて構成しているが、これに限定されるものではない。たとえば、第二部材12を比較的軟質な金属にて構成してもよいし、第一部材11を比較的硬質な樹脂にて構成してもよい。
また、前記実施形態では、第一部材11のリブ15と、第二部材12の支持部25は、左右両側に設けられているが、片側のみに形成してもよい。リブ15と支持部25が片側のみに形成された天井板支持具は、壁際の廻り縁として利用することができる。
また、前記実施形態では、第一部材11は、クリップ18を介して支持部材3に固定されているが、これに限定されるものではない。上端係止部14の溝の内側側面に形成されたネジ溝20に、上方の支持部材3側からネジ止めして、第一部材11を支持部材3に固定するようにしてもよい。
1 天井構造
2 天井板
3 支持部材
10 天井板支持具
11 第一部材
12 第二部材
15 リブ
15a 先端面
16 連結突条
22 鉤部
25 支持部
26 連結溝部
27 鉤状凹部

Claims (6)

  1. 天井裏に設けられた支持部材に天井板を支持させる天井板支持具であって、
    前記支持部材に支持される第一部材と、前記第一部材の下部に固定される第二部材とを備え、
    前記第一部材は金属にて構成され、前記第二部材は樹脂にて構成されており、
    前記第一部材は、幅方向外側に突出するリブと、前記リブの下側で下方に延出する連結突条とを備え、
    前記第二部材は、前記連結突条に係合する連結溝部と、前記連結溝部の下端部で幅方向外側に突出し天井板を下側から支持する支持部とを備えており、
    前記第二部材が前記第一部材に連結された状態で、前記リブと前記支持部とで前記天井板を挟持する
    ことを特徴とする天井板支持具。
  2. 前記リブの先端部は、下方に向かって湾曲しており、
    前記リブの先端面が前記天井板の上面を押圧する
    ことを特徴とする請求項1に記載の天井板支持具。
  3. 前記連結突条は、上方に向かって広がる鉤部を上下方向に複数段備えており、
    前記連結溝部は、前記鉤部に係合する鉤状凹部を上下方向に複数段備えている
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の天井板支持具。
  4. 天井板と、天井裏に設けられた支持部材と、前記支持部材に前記天井板を支持させる天井板支持具とを備えた天井構造であって、
    前記天井板支持具は、前記支持部材に支持される第一部材と、前記第一部材の下部に固定される第二部材とを備え、
    前記第一部材は、幅方向外側に突出するリブと、前記リブの下側で下方に延出する連結突条とを備え、
    前記第二部材は、前記連結突条に係合する連結溝部と、前記連結溝部の下端部で幅方向外側に突出し天井板を下側から支持する支持部とを備えており、
    前記第二部材が前記第一部材に連結された状態で、前記リブと前記支持部とで前記天井板を挟持する
    ことを特徴とする天井構造。
  5. 前記天井板は、発泡材にて構成され、
    前記リブは、第一部材の長手方向全長に渡って延在し、
    前記リブの先端部は、下方に向かって湾曲しており、
    前記リブの先端面が前記天井板の上面に食い込んでいる
    ことを特徴とする請求項4に記載の天井構造。
  6. 請求項3に記載の天井板支持具を用いて、天井板を天井裏に設けられた支持部材に支持させる天井構造の施工方法であって、
    前記第一部材の前記連結突条の最下段の前記鉤部を、前記第二部材の前記連結溝部の複数段の前記鉤状凹部のうち上方の前記鉤状凹部に係止させ、前記第二部材を前記第一部材に仮固定する仮固定工程と、
    前記第二部材の前記支持部と前記第一部材の前記リブとの間に、前記天井板の端縁部を挿入する天井板設置工程と、
    前記第二部材を押し上げて、前記第一部材の前記連結突条の最下段の前記鉤部を、前記第二部材の前記連結溝部の下方の前記鉤状凹部に係止させ、前記天井板を前記支持部と前記リブとで挟持させる本固定工程と、を備えた
    ことを特徴とする天井構造の施工方法。
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