JP2021011028A - 熱収縮シート、熱収縮チューブ及び接続体 - Google Patents

熱収縮シート、熱収縮チューブ及び接続体 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の電線を容易かつ確実に結束できるとともに、コンパクトに収容することができる熱収縮シートを提供する。【解決手段】本開示の一態様に係る熱収縮シートは、方形板状のベース層と、上記ベース層の表面側にその一端縁に沿って配設される第1凸条部と、上記ベース層の裏面側にその他端縁に沿って配設される第2凸条部とを備え、上記第1凸条部における上記一端縁側の反対側形状と上記第2凸条部における上記他端縁側の反対側形状とが係合するよう構成されている。【選択図】図1

Description

本開示は、熱収縮シート、熱収縮チューブ及び接続体に関する。
従来から複数の電線を結束するために熱収縮チューブが用いられている。この熱収縮チューブは、被覆対象である複数の電線の外周面に被覆するように収縮することで、複数の電線を結束するものである。
上記収縮チューブの内周面側に複数の電線を挿入する場合、複数の電線を先端からチューブの内に通す必要がある。このため、電線の挿入が容易ではなく、加えて例えば電線の先端部に端子やコネクターが設けられている場合、先端からチューブの内に電線を通すことができない被覆対象物については使用できないという課題がある。そこで、従来技術としては、例えばチューブの内周面側に複数の電線を挿入しやすいようチューブの軸方向の両端に亘ってスリットが形成され、先通しをせずに複数の電線を挿入できる収縮チューブが提案されている(特開2012−131132号公報参照)。
特開2012−131132号公報
上記従来技術の熱収縮チューブの場合、先端からチューブの内に電線を通すことなく複数の電線を挿入できるものの、熱収縮チューブにスリットが形成された場合、電線の結束力が低下するおそれがある。上記従来技術においては、熱収縮チューブに薄肉部と厚肉部を設け、薄肉部にスリットを形成することで、巻き付き不良が抑制されている。しかしながら、このようなチューブの場合、多くの電線をコンパクトに収容することが困難となるおそれがある。
本開示は、このような事情に基づいてなされたものであり、複数の電線を容易かつ確実に結束できるとともに、コンパクトに収容可能な熱収縮シートの提供を目的とする。
本開示の熱収縮シートは、方形板状のベース層と、上記ベース層の表面側にその一端縁に沿って配設される第1凸条部と、上記ベース層の裏面側にその他端縁に沿って配設される第2凸条部とを備え、上記第1凸条部における上記一端縁側の反対側形状と上記第2凸条部における上記他端縁側の反対側形状とが係合するよう構成されている。
本開示の熱収縮チューブは、方形板状の熱収縮シートの一端縁と他端縁とを重ね合わせるよう係合される熱収縮チューブであって、上記熱収縮シートが、方形板状のベース層と、上記ベース層の表面側にその一端縁に沿って配設される第1凸条部と、上記ベース層の裏面側にその他端縁に沿って配設される第2凸条部とを備え、上記第1凸条部における上記一端縁側の反対側形状と上記第2凸条部における上記他端縁側の反対側形状とが係合されている。
本開示の接続体は、複数の電線と、これらの複数の電線を被覆するチューブとを備える接続体であって、上記チューブが熱収縮チューブから形成されており、上記熱収縮チューブが、方形板状のベース層と、上記ベース層の表面側にその一端縁に沿って配設される第1凸条部と、上記ベース層の裏面側にその他端縁に沿って配設される第2凸条部とを備え、上記第1凸条部における上記一端縁側の反対側形状と上記第2凸条部における上記他端縁側の反対側形状とが係合されている。
本開示の熱収縮シートによれば、複数の電線を容易かつ確実に結束できるとともに、コンパクトに収容することができる。
図1は、一実施形態に係る熱収縮シートを示す模式的斜視図である。 図2は、図1の熱収縮シートのA−A線断面図である。 図3は、図1の熱収縮シートの第1凸条部及び第2凸条部の形状を示す模式的断面図である。 図4は、一実施形態に係る熱収縮チューブを示す模式的斜視図である。 図5は、熱収縮チューブの熱収縮後の形状を示す模式的断面図である。 図6は、図1の熱収縮シートの使用態様を説明するための模式的斜視図である。 図7は、一実施形態に係る接続体を示す模式的斜視図である。 図8は、図7の接続体のB−B線断面図である。 図9は、熱収縮シートの製造方法の拡張する工程を説明する図である。 図10は、拡張後の円筒体の形状を示す模式的部分断面図である。 図11は、拡張後の円筒体の他の実施形態の形状を示す模式的部分断面図である。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示の熱収縮シートは、方形板状のベース層と、上記ベース層の表面側にその一端縁に沿って配設される第1凸条部と、上記ベース層の裏面側にその他端縁に沿って配設される第2凸条部とを備え、上記第1凸条部における上記一端縁側の反対側形状と上記第2凸条部における上記他端縁側の反対側形状とが係合するよう構成されている。
当該熱収縮シートは、上記第1凸条部における上記一端縁側の反対側形状と上記第2凸条部における上記他端縁側の反対側形状とが係合するよう構成されているので、電線のサイズ、端子やコネクターの装着の有無に係わらずベース層の上面に複数の電線を載置した後、熱収縮シートの一端縁と他端縁とを重ね合わせるよう係合することで、これらを被覆することができる。また、従って、当該熱収縮シートは、電線の形状を問わず、容易に複数の電線を結束できる。
上記第1凸条部における上記反対側形状と上記第2凸条部における上記反対側形状とが上記ベース層の平均面を基準として鋭角になる面を有していることが好ましい。上記第1凸条部における上記反対側形状と上記第2凸条部における上記反対側形状とが上記ベース層の平均面を基準として鋭角になる面を有していることで、上記第1凸条部における上記一端縁側の反対側形状と上記第2凸条部における上記他端縁側の反対側形状とがより強固に係合できる。ここで、「ベース層の平均面」とは、ベース層の厚さ中での平均的仮想中心面をいう。
本開示の熱収縮チューブは、方形板状の熱収縮シートの一端縁と他端縁とを重ね合わせるよう係合される熱収縮チューブであって、上記熱収縮シートが、方形板状のベース層と、上記ベース層の表面側にその一端縁に沿って配設される第1凸条部と、上記ベース層の裏面側にその他端縁に沿って配設される第2凸条部とを備え、上記第1凸条部における上記一端縁側の反対側形状と上記第2凸条部における上記他端縁側の反対側形状とが係合されている。
当該熱収縮チューブは、方形板状の熱収縮シートの一端縁と他端縁とを重ね合わせるよう係合されるので、始めに熱収縮シートの上面に複数の電線を載置することで、容易に複数の電線を熱収縮チューブ内に収容できる。また、上記熱収縮シートの上記ベース層の表面側にその一端縁に沿って配設される第1凸条部と、上記ベース層の裏面側にその他端縁に沿って配設される第2凸条部とが上記構成を有することで、方形板状の収縮シートから当該熱収縮チューブを確実に形成できる。
本開示の接続体は、複数の電線と、これらの複数の電線を被覆するチューブとを備える接続体であって、上記チューブが熱収縮チューブから形成されており、上記熱収縮チューブが、方形板状のベース層と、上記ベース層の表面側にその一端縁に沿って配設される第1凸条部と、上記ベース層の裏面側にその他端縁に沿って配設される第2凸条部とを備え、上記第1凸条部における上記一端縁側の反対側形状と上記第2凸条部における上記他端縁側の反対側形状とが係合されている。
当該接続体は、先端部に端子やコネクターが設けられている電線を容易かつ確実に結束できるので、ワイヤーハーネスに好適である。
[本開示の実施形態の詳細]
本開示の好適な実施形態について、以下に図面を参照しつつ説明する。
<熱収縮シート>
当該熱収縮シートは、複数の電線をまとめて結束するために用いられる。図1は、一実施形態に係る熱収縮シート10を示す模式的部分平面図である。図2は、図1の熱収縮シートのA−A線断面図である。図1及び図2に示すように、当該熱収縮シート10は、単層の方形板状のベース層1と、上記ベース層1の表面側にその一端縁1aに沿って配設される第1凸条部2aと、上記ベース層1の裏面側にその他端縁1bに沿って配設される第2凸条部とを備える。
また、図3に示すように、当該熱収縮シート10は、第1凸条部2aにおける一端縁1a側の反対側形状12aと第2凸条部2bにおける上記他端縁1bの反対側形状12bとが係合するよう構成されている。当該熱収縮シート10は、上記第1凸条部2aにおける上記一端縁1a側の反対側形状12aと上記第2凸条部2bにおける上記他端縁1b側の反対側形状12bとが係合するよう構成されているので、電線のサイズ、端子やコネクターの装着の有無に係わらずベース層の上面に複数の電線を載置した後、熱収縮シート10の一端縁1aと他端縁1bとを重ね合わせるよう係合することで、これらを被覆することができる。従って、電線の形状を問わず、容易に複数の電線を結束できる。
第1凸条部2a及び第2凸条部2bの断面形状は特に限定されないが、係合のしやすさ及び製造の容易さの観点から、台形、平行四辺形、矩形、正方形等の四角形が好ましく、図2に示す第1凸条部2a及び第2凸条部2bのような台形がより好ましい。
また、上記第1凸条部2aにおける反対側形状12aと第2凸条部2bにおける反対側形状12bとがベース層1の平均面を基準として鋭角になる面を有していることが好ましい。第1凸条部2aにおける反対側形状12aと第2凸条部2bにおける反対側形状12bとがベース層1の平均面を基準として鋭角になる面を有していることで、上記第1凸条部2aにおける上記一端縁側の反対側形状12aと上記第2凸条部2bにおける上記他端縁側の反対側形状12bとがより強固に係合できる。上記鋭角の角度の範囲の下限としては、30°が好ましく、45°がより好ましい。一方、上記鋭角の角度の範囲の上限としては、90°が好ましく、45°がより好ましい。
ベース層1は均一な厚さを有する構成とすることができる。当該熱収縮シート10のベース層1の平均厚さの下限としては、例えば0.1mmが好ましく、1mmがより好ましい。一方、ベース層1の平均厚さの上限としては、5mmが好ましく、3mmがより好ましい。ここで、「平均厚さ」とは、ここで「平均厚さ」とは、任意の十点において測定した厚みの平均値をいう。なお、以下において他の部材等に対して「平均厚さ」という場合にも同様に定義される。
ベース層1は、合成樹脂を主成分とする樹脂組成物から構成される。ベース層1は、複数の電線を外部から視認しやすいよう透明であってもよい。上記合成樹脂としては、例えばポリエチレン、エチレン酢酸ビニル共重合体、ポリエステル、ポリアミド、ポリ塩化ビニル、フッ素樹脂等が挙げられる。合成樹脂としては、これらの中でも使用温度の観点から、ポリエチレンが好ましい。これらの合成樹脂は、単独で、又は2種以上を混合して用いることができる。ベース層1は、本開示の効果を損なわない範囲で必要に応じて上記合成樹脂以外の他の成分を含有していてもよく、例えば難燃剤、酸化防止剤、銅害防止剤、滑材、着色剤、熱安定剤、紫外線吸収剤等を含有していてもよい。ここで、「主成分」とは、例えば総質量に対して50質量%以上含まれる成分をいう。
上記難燃剤としては、例えば塩素化パラフィン、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリフェニル、パークロルペンタシクロデカン等の塩素系難燃剤、1,2−ビス(2,3,4,5,6−ペンタブロモフェニル)エタン、エチレンビスペンタブロモベンゼン、エチレンビスペンタブロモジフェニル、テトラブロモエタン、テトラブロモビスフェノールA、ヘキサブロモベンゼン、デカブロモビフェニルエーテル、テトラブロモ無水フタル酸、ポリジブロモフェニレンオキサイド、ヘキサブロモシクロデカン、臭化アンモニウム等の臭素系難燃剤が好ましい。臭素系難燃剤及び塩素系難燃剤は単独で使用しても2種以上を併用してもよい。
上記酸化防止剤としては、例えばヒンダードアミン系化合物、ヒンダードフェノール系化合物、サリチル酸誘導体、ベンゾフェノン系化合物、ベンゾトリアゾール系化合物等が挙げられ、特に架橋抑制効果に優れたヒンダードアミン系化合物が好適に使用される。これら酸化防止剤を用いることにより、耐銅害性をさらに向上できる。なお、酸化防止剤としては、上述した以外に硫黄系化合物及び亜リン酸エステル系化合物等を単独又は併用で用いることができる。
上記銅害防止剤としては、3−(N−サリチロイル)アミノ−1,2,4−トリアゾール、デカメチレンジカルボン酸ジサリチロイルヒドラジド、2,3−ビス[3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニル]プロピオノヒドラジド等を挙げることができる。
<熱収縮チューブ>
当該熱収縮チューブは、方形板状の熱収縮シートの一端縁と他端縁とを重ね合わせるよう係合される熱収縮チューブである。図4は、一実施形態に係る熱収縮チューブ15を示す模式的斜視図である。当該熱収縮チューブ15は、方形板状の熱収縮シート10の一端縁1aと他端縁1bとを重ね合わせるよう係合される。また、上記熱収縮シート10は、方形板状のベース層1と、上記ベース層1の表面側にその一端縁1aに沿って配設される第1凸条部2aと、上記ベース層1の裏面側にその他端縁1bに沿って配設される第2凸条部2bとを備える。
当該熱収縮チューブ15は、方形板状の熱収縮シート10が筒状に湾曲することで、ベース層1の一端縁1aと他端縁1bとが重なり合うように係合される。具体的には、上記第1凸条部2aにおける上記一端縁1a側の反対側形状12aと上記第2凸条部2bにおける上記他端縁1b側の反対側形状12bとが係合されている。
上記熱収縮シート10の具体的な構成は、上述した当該熱収縮シート10と同様であるので説明を省略する。
当該熱収縮チューブ15は、方形板状の熱収縮シート10の一端縁1aと他端縁1bとを重ね合わせるよう係合されるので、始めに熱収縮シート10の上面に複数の電線を載置することで、容易に複数の電線を熱収縮チューブ内に収容できる。また、上記熱収縮シートの上記ベース層の表面側にその一端縁に沿って配設される第1凸条部と、上記ベース層の裏面側にその他端縁に沿って配設される第2凸条部とが上記構成を有することで、方形板状の収縮シートから当該熱収縮チューブを確実に形成できる。
当該熱収縮チューブ15の熱収縮後の形状の例を図5に示す。図5に示す熱収縮後のチューブ20は、扁平な筒状体である。熱収縮後のチューブ20が、扁平な筒状体であることで、上記複数の電線を高さ方向に対してコンパクトに結束できる。詳細は後述するが、この熱収縮後のチューブ20は、ベース層1を形成するための上記樹脂組成物を扁平な筒状に押し出し、押し出された扁平な筒状体を架橋する工程によって架橋構造を形成することで得ることができる。そして、一旦固定して図5に示す扁平な筒状のベース層11を備えるチューブを形成した後、このチューブを外側に拡張することで当該熱収縮チューブ15を得ることができる。当該熱収縮チューブ15は、加熱することで電離性放射線によって固定されたチューブ20に形状に戻るように収縮する。
この熱収縮においては、熱収縮温度が上記樹脂組成物の融点又は軟化点以上であることが好ましい。熱収縮温度が上記樹脂組成物の融点又は軟化点以上であることで、当該熱収縮シートを容易に元の形状の扁平な筒状体のチューブ20に収縮させることができる。対象となる樹脂組成物の主成分が結晶性樹脂である場合には融点を基準とし、この主成分が非晶性樹脂である場合には軟化点を基準として加熱温度を決定する。また、対象となる樹脂組成物が結晶性樹脂と非晶性樹脂との混合物である場合には、加熱温度は、非晶性樹脂の軟化点を基準とする。上記融点又は軟化点は、例えば主成分となる合成樹脂の融点と他の構成成分の融点の加重平均で求めてもよい。
ここで、「融点」とは、JIS−K7121:2012「プラスチックの転移温度測定方法」に準拠して示差走査熱量計(DSC)により測定される融点ピーク温度をいう。「軟化点」とは、JIS−K7206:2016「プラスチック−熱可塑性プラスチック−ビカット軟化温度の求め方」に準拠して測定されるビカット軟化温度をいう。
[当該熱収縮シートの使用態様]
当該熱収縮シート10を用いて複数の電線3を被覆する態様について、図1、図6及び図7を参照しながら説明する。以下においては、当該熱収縮シート10を用いて複数の電線3を結束して、図5に記載の接続体30を得る使用態様について説明する。当該熱収縮シート10を用いて複数の電線3を結束する場合、作業者は、始めに、当該熱収縮シート10のベース層1の上面に複数の電線3を載置する。
次に、方形板状の熱収縮シート10の一端縁1aと他端縁1bとを重ね合わせるよう第1凸条部2aにおける上記一端縁1a側の反対側形状12aと上記第2凸条部2bにおける他端縁1b側の反対側形状12bとを係合させて熱収縮チューブを形成する。そして、この熱収縮チューブを加熱することで、熱収縮チューブは、電子線等の電離性放射線の照射によって固定された扁平な筒状のチューブ20に戻るように収縮する。その結果、この収縮力によって、扁平な筒状のチューブ20が複数の電線3の外周を被覆し、これに密着して複数の電線3を締め付ける。これによって、複数の電線3が結束され、図7に示す接続体が形成される。
<接続体>
図7は、一実施形態に係る接続体を示す模式的斜視図である。図8は、図7の接続体のB−B線断面図である。図7及び図8を参照して、熱収縮後のチューブ20を用いた一実施形態に係る接続体30について説明する。当該接続体30は、複数の電線3と、これらの複数の電線3を被覆するチューブ20とを備える。上記チューブ20は、当該熱収縮チューブ15から形成されている。つまり、上記チューブ20は、当該熱収縮チューブ15を熱収縮させたものである。当該熱収縮チューブ15は、上記図4に示すように、方形板状のベース層1と、上記ベース層1の表面側にその一端縁1aに沿って配設される第1凸条部2aと、上記ベース層1の裏面側にその他端縁1bに沿って配設される第2凸条部2bとを備える。上記第1凸条部2aにおける上記一端縁1aの反対側形状12aと上記第2凸条部における上記他端縁1b側の反対側形状12bとが係合されている。当該熱収縮チューブ15は、方形板状の熱収縮シート10の一端縁1aと他端縁1bとを重ね合わせるよう係合されるので、始めに熱収縮シート10の上面に複数の電線3を載置することで、容易に複数の電線を熱収縮チューブ15内に収容できる。そして、当該熱収縮チューブ15を加熱により上記図5に示すチューブ20となるように熱収縮させることで、複数の電線3をコンパクトに収容された接続体30を形成できる。
当該熱収縮チューブ15の具体的な構成は、上述した通りであるので説明を省略する。
当該接続体30は、上述のように、当該熱収縮シート10の上面に複数の電線3が載置された後に、当該熱収縮チューブ15を形成する。そして、当該熱収縮チューブ15を加熱により扁平な筒状であるチューブ20となるように熱収縮させることで当該接続体30を得ることができる。複数の電線3は、チューブ20の内周面側でチューブ20の長手方向に配設されている。
複数の電線3の導体6の材質としては、導電性を有する限り特に限定されるものではなく、例えば銅、銅合金、アルミニウム、ニッケル、銀、軟鉄、鋼、ステンレス鋼等が挙げられる。複数の電線3の絶縁層5の主成分としては、例えばポリビニルホルマール、ポリウレタン、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、フェノキシ樹脂、ポリエステル、ポリエステルイミド、ポリエステルアミドイミド、ポリアミドイミド、ポリイミド、ポリエーテルイミド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルサルフォン等の合成樹脂が挙げられる。
なお、個々の電線3のサイズや、電線3の本数等は特に限定されるものではない。
図7に示す接続体30は、複数の電線3が2段に並列に配設されたチューブ20を備える。当該接続体としては、図7に示す接続体30のような複数の電線3を2段で配設する形態以外に、1つのチューブ内に複数の電線3を複数の段でランダムに配設することもできる。上述したように、当該熱収縮チューブ15の熱収縮後の形状としては、例えば図7に示すような扁平な筒状体であることで、上記複数の電線を高さ方向に対してコンパクトに結束できる。
当該接続体によれば、先端部に端子やコネクターが設けられている電線を備える接続体として用いることができるので、ワイヤーハーネスに好適である。
<熱収縮シートの製造方法>
次に、当該熱収縮シートの製造方法について説明する。当該熱収縮シートの製造方法は、合成樹脂を主成分とする樹脂組成物を扁平な筒状に押出す工程と、上記押出す工程で押し出された扁平な筒状体を架橋する工程と、上記架橋する工程後の扁平な筒状体を上記樹脂組成物の融点又は軟化点以上に加熱する工程と、上記加熱する工程による加熱後の扁平な筒状体を外側に拡張する工程と、上記拡張する工程による拡張後の筒状体を冷却する工程と、上記冷却する工程による冷却後の筒状体をシート状に切断する工程とを備える。
当該熱収縮シートの製造方法は、上記架橋する工程で、上記押出す工程で押し出された扁平な筒状体を架橋する。そして、架橋によって形状記憶された後に拡張され、この拡張状態で冷却固定された後にシート状に切断される。従って、当該熱収縮シートの製造方法で得られる熱収縮シートは、一端縁と他端縁とを重ね合わせるよう係合した後に加熱されると、熱収縮シートのベース層は、加熱されることで、上記架橋する工程によって固定された扁平な筒状のチューブに戻るよう収縮する。
(押出す工程)
上記押出す工程では、ベース層1を形成するための合成樹脂を主成分とする樹脂組成物を扁平な筒状に押し出す。
ベース層1の製造においては、始めにベース層1を形成するための上記樹脂組成物を図5に示すチューブ20の形状に押し出す。チューブ20は、上述したように、方形板状のベース層11を備え、ベース層11の一端縁21aと他端縁21bとを重ね合わせるよう第1凸条部22a及び第2凸条部22bにより係合されているチューブである。そして、押し出された扁平な筒状体を電離性放射線の照射によって架橋構造を形成し、一旦固定して上記筒状のチューブ20を形成した後、このチューブを外側に拡張することで熱収縮シートを構成するベース層1が得られる。つまり、熱収縮シート10は、図5に示す筒状のチューブ20のベース層11を外側に拡張することで得られたものである。
上記樹脂組成物は、ベース層1の主成分となる上述の合成樹脂及び必要に応じて含まれる添加剤を加えて、例えば溶融混合機により混合することで調製される。溶融混合機としては、公知のもの、例えばオープンロール、バンバリーミキサー、加圧ニーダー、単軸混合機、多軸混合機等を使用できる。
上記樹脂組成物を公知の溶融押出成形機を用いて押出成形することで、押出成形品が形成される。具体的には、複数の電線3を被覆する熱収縮後のチューブ20の形状を成形するためにチューブ20の形状のスリットを有する押出ダイスを用いて上記樹脂組成物を押出成形する。このように、上記押出す工程で上記樹脂組成物を扁平な筒状に押し出す。これにより図5に示すように、当該熱収縮シート10の熱収縮後の形状である押出体が得られる。
上記押出す工程におけるダイス温度は、特に限定されないが、例えばベース層1を形成する樹脂材料の融点又は軟化点より10℃以上100℃以下の範囲で高い温度とすることができる。
(架橋する工程)
上記架橋する工程では、上記押出す工程で押し出された扁平な押出体を架橋する。上記架橋する工程では、上記樹脂組成物の構成材料を架橋させ、押出す工程で得られた上記扁平な押出体の形状で固定する。その結果、当該熱収縮チューブは、加熱された場合にこの押出し後の扁平な押出体の形状に戻るよう収縮する。架橋方法としては、例えば電子線等の電離性放射線の照射、シランカップリング材を用いたシラン架橋等が挙げられる。これらの中でも架橋時間が短く製造効率の高い電離性放射線の照射による架橋が好ましい。
上記架橋する工程で用いる電離性放射線としては、例えば電子線、γ線、X線、α線等が挙げられ、中でも電子線が好ましい。
上記電離性放射線の照射線量は上記樹脂組成物を十分に架橋できる限り特に限定されないが、上記照射線量の下限としては、例えば30kGyが好ましく、100kGyがより好ましい。一方、上記照射線量の上限としては、例えば500kGyが好ましく、400kGyがより好ましい。
(加熱する工程)
上記加熱する工程では、上記架橋する工程後の扁平な押出体を上記樹脂組成物の融点又は軟化点以上に加熱する。上記加熱する工程により次工程の拡張する工程で扁平な押出体を容易に拡張できる。上記加熱する工程では、扁平な押出体を軸方向に搬送しつつ上記樹脂組成物の融点又は軟化点以上に加熱する。上記加熱する工程における加熱温度としては、上記樹脂組成物の融点又は軟化点に対応して設定可能であるが、上記加熱温度の下限としては、例えば70℃が好ましく、80℃がより好ましい。一方、上記加熱温度の上限としては、例えば230℃が好ましく、180℃がより好ましい。また、加熱時間としては、例えば10秒以上100分以下とできる。
(拡張する工程)
上記拡張する工程では、上記加熱する工程で加熱され、扁平な押出体を外側に拡張し、円筒体を形成する。図9は拡張後の円筒体40の例を示す断面図である。拡張後の円筒体40は、接続部2によって、方形板状のベース層1の一端縁1aと他端縁1bとが重ね合されている。上記拡張する工程は、例えば楕円柱状の内部空間を有するサイジング管を用いて行うことができる。上記拡張する工程では、例えば扁平な押出体の端部開口からこの扁平な押出体内に気体を供給しつつ、上記サイジング管の内部空間を減圧する。これにより、上記拡張する工程では、扁平な押出体の内圧と、上記サイジング管の内部空間の圧力との差圧に基づいて扁平な押出体を外側に拡張する。
上記拡張する工程では、拡張後の形態は特に限定されず、図9及び図10に示す円筒体40以外に、例えば楕円筒、角筒等、種々の形状に拡張してもよい。また。上記拡張する工程における拡張倍率としては、2倍以上4倍以下が好ましい。
上記接続部2の断面形状としては、例えば鋭角及び鈍角を有する平行四辺形、長方形、台形等が挙げられる。図10は、上記接続部2の形状を示す模式的部分断面図である。当該熱収縮シート10の第1凸条部2a及び第2凸条部2bは、後述する切断する工程で、ベース層の一端縁1aと他端縁1bとを接続する接続部2を2つに切断することにより得られたものである。図11は、変形例である断面形状が長方形の接続部13の形状を示す模式的部分断面図である。断面形状が長方形の接続部13において、例えば仮想切断線Sに沿って切断された場合、切断後に形成される第1凸条部33aの反対側形状32aと第2凸条部33bの反対側形状32bとが係合される。接続部の断面形状としては、切断後に形成される第1凸条部の反対側形状と第2凸条部の反対側形状との係合のしやすさの観点から、図10の接続部2で示す平行四辺形が好ましい。
(冷却する工程)
上記冷却する工程では、上記拡張する工程で拡張された円筒体40を上記樹脂組成物の融点又は軟化点以下に冷却する。拡張された円筒体40を上記樹脂組成物の融点又は軟化点以下に冷却することで、拡張された円筒体40の形状を固定できる。上記冷却する工程における冷却温度の上限としては、例えば40℃が好ましく、30℃がより好ましい。一方、上記冷却温度の下限としては、例えば5℃が好ましく、10℃がより好ましい。上記冷却工程における冷却方法として、例えば冷却水により直接チューブの冷却を行う方法を用いることができる。
(切断する工程)
切断する工程では、上記冷却する工程による冷却後の筒状体をシート状に切断する。具体的には、切断する工程では、図10に示すように、ベース層1の一端縁1aと他端縁1bとを接続する接続部2を2つに切断することにより図1及び図2に示す熱収縮シート10を形成する。切断方法としては、例えばベース層1の一端縁1aから他端縁1bに向けて、斜めに刃を入れることにより切断する。従って、刃の入れやすさの観点から、図10に示す接続部2の断面における平均高さTとしては、1mm以上5mm以下が好ましい。接続部2の断面における平均幅Hとしては、1mm以上5mm以下が好ましい。また、ベース層1の一端縁1a及び他端縁1bを結ぶ直線Lと、ベース層1の平均面とのなす角における平均角θとしては、0°以上45°以下が好ましい。なお、上記平均高さ及び上記平均幅は、拡張する工程の前後で変動がない。ここで、接続部2の断面における高さとは、図10に示す接続部2の断面におけるベース層1の他端縁1b側の上面からの高さであり、上記冷却後の筒状体のベース層1の対向する他端縁1b側の表面と一端縁1a側の裏面との間隔と等しい。接続部2の断面における幅とは、図10に示す接続部2の断面形状における底辺の長さである。また、「平均高さT」とは、任意の十点において測定した上記高さの平均値をいう。「平均幅H」とは、任意の十点において測定した上記幅の平均値をいう。「平均角θ」とは、任意の十点において測定した上記ベース層1の平均面とのなす角の平均値をいう。
当該熱収縮シートの製造方法は、複数の電線を容易かつ確実に結束できるとともに、コンパクトに収容可能な熱収縮シートを得ることができる。
[その他の実施形態]
今回開示された実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記実施形態の構成に限定されるものではなく、請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
当該熱収縮シートは、本開示の効果を損なわない範囲で、上記ベース層以外の他の層を有していてもよい。
1、11 ベース層
1a、21a 一端縁
1b、21b 他端縁
2、13 接続部
2a、22a、33a 第1凸条部
2b、22b、33b 第2凸条部
3 電線
5 絶縁層
6 導体
10 熱収縮シート
12a、12b、32a、32b 反対側形状
15 熱収縮チューブ
20 チューブ
30 接続体
40 円筒体

Claims (4)

  1. 方形板状のベース層と、
    上記ベース層の表面側にその一端縁に沿って配設される第1凸条部と、
    上記ベース層の裏面側にその他端縁に沿って配設される第2凸条部と
    を備え、
    上記第1凸条部における上記一端縁側の反対側形状と上記第2凸条部における上記他端縁側の反対側形状とが係合するよう構成されている熱収縮シート。
  2. 上記第1凸条部における上記反対側形状と上記第2凸条部における上記反対側形状とが上記ベース層の平均面を基準として鋭角になる面を有している請求項1に記載の熱収縮シート。
  3. 方形板状の熱収縮シートの一端縁と他端縁とを重ね合わせるよう係合される熱収縮チューブであって、
    上記熱収縮シートが、
    方形板状のベース層と、
    上記ベース層の表面側にその一端縁に沿って配設される第1凸条部と、
    上記ベース層の裏面側にその他端縁に沿って配設される第2凸条部と
    を備え、
    上記第1凸条部における上記一端縁側の反対側形状と上記第2凸条部における上記他端縁側の反対側形状とが係合されている熱収縮チューブ。
  4. 複数の電線と、
    これらの複数の電線を被覆するチューブと
    を備える接続体であって、
    上記チューブが熱収縮チューブから形成されており、
    上記熱収縮チューブが、
    方形板状のベース層と、
    上記ベース層の表面側にその一端縁に沿って配設される第1凸条部と、
    上記ベース層の裏面側にその他端縁に沿って配設される第2凸条部と
    を備え、
    上記第1凸条部における上記一端縁側の反対側形状と上記第2凸条部における上記他端縁側の反対側形状とが係合されている接続体。
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JPS5978835U (ja) * 1982-11-15 1984-05-28 株式会社フジクラ ケ−ブル接続用熱収縮性シ−ト

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