JP2011028964A - 電力線心及び電力ケーブル - Google Patents

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孝 木島
Atsushi Takahashi
敦 高橋
Yasuhiro Tominaga
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Abstract

【課題】再生材混合樹脂をより多く用いることができる電力線心及び電力ケーブルを提供する。
【解決手段】導体11と、導体11を被覆する絶縁体12とからなる電力線心10である。絶縁体12は、導体11の外周部に設けられ、架橋ポリオレフィン(系)樹脂の廃材を熱可塑化処理してなる再生材を用いた再利用部13と、再利用部13の外周部に長さ方向に帯状に設けられ、再生材を用いない識別部14とからなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、電力線心及び電力ケーブルに関する。
導体の外周を絶縁体で被覆した絶縁電線がある。また、この絶縁電線を電力線心とし、これをシースで被覆してなる電力ケーブルや、この絶縁電線を電力線心とし、複数束ねた後にシースで被覆してなる電力ケーブルが知られている。さらに、これら絶縁電線や単線の電力ケーブルを複数束ねた複線の電力ケーブルがある。
以下、本願発明において「電力線心」という用語は、絶縁電線を含む意味で用いる。
絶縁電線やケーブルの絶縁体等に使用された架橋ポリオレフィン(系)廃材を熱可塑化可能に再生した再生材と、再生材ではないポリオレフィン樹脂(例えばバージン材)とを混合した再生材混合樹脂で再び絶縁体を形成する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、電力ケーブルの複数の電力線心を識別するために、絶縁体の表面に塗料を塗布して着色する方法がある。また、絶縁材料に顔料を混合して絶縁体全てを着色する方法がある。さらに、絶縁体を2層化し、外層の絶縁材料に顔料を混合して外層のみを着色することも提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2006−66262号公報 特開2002−324443号公報
ところで、絶縁体に再生材混合樹脂を用いる場合には、カーボンブラックが添加された廃材が混入してしまうため、黒色となってしまう。このため、再生材混合樹脂を絶縁材料に用いる場合には、絶縁体全てを着色して識別することは困難である。
そこで、絶縁体を2層化し、外層のみを着色し、内層に再生材混合樹脂を用いることも考えられる。しかし、再生材混合樹脂を用いない外層を全周に設けると、再生材混合樹脂の使用量が低減するという問題がある。
本発明の課題は、再生材混合樹脂をより多く用いることができる電力線心及び電力ケーブルを提供することである。
以上の課題を解決するため、本発明の一の態様は、導体と、前記導体を被覆する絶縁体とからなる電力線心において、前記絶縁体は、前記導体の外周部に設けられ、再生材混合樹脂で形成された再利用部と、前記再利用部の外周部に長さ方向に帯状に設けられ、再生材を混合しない樹脂で形成された識別部とからなる。
本発明の他の態様は、導体と、前記導体を被覆する絶縁体とからなる複数の電力線心を有する電力ケーブルにおいて、前記電力線心の少なくとも1本の絶縁体は、前記導体の外周部に設けられ、再生材混合樹脂で形成された再利用部と、前記再利用部の外周部に長さ方向に帯状に設けられ、再生材を混合しない樹脂で形成された識別部とからなる。
本発明によれば、絶縁体の一部にのみ識別部を設けるため、絶縁体のほとんどを再利用部とすることができる。よって、より多くの再生材を用いることができる。
本発明によれば、再生材をより多く用いることができる電力線心及び電力ケーブルを提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る電力ケーブル1Aの断面図である。 本発明の第2実施形態に係る電力ケーブル1Bを示す断面図である。 本発明の第3実施形態に係る電力ケーブル1Cを示す断面図である。
以下、本発明の実施形態について詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は本発明の第1実施形態に係る電力ケーブル1Aの断面図である。図1に示すように、電力ケーブル1Aは、電力線心10と、電力線心10を被覆するシース20とから概略構成される。
電力線心10は、導体11と、導体11を被覆する絶縁体12とからなる。導体11には、例えば銅線、アルミニウム線等を用いることができる。
シース20には、例えば塩化ビニル等を用いることができる。
絶縁体12は、再利用部13Aと、識別部14Aとからなる。再利用部13Aは、絶縁体12のほとんどの部分をなす。再利用部13Aには、架橋ポリオレフィン(系)廃材を熱可塑化可能に再生した再生材と、再生材ではないポリオレフィン(系)樹脂とを混合した再生材混合樹脂を用いる。
架橋ポリオレフィン(系)廃材は、架橋ポリオレフィン(系)樹脂の廃材である。架橋ポリオレフィン(系)廃材としては、例えば、電線被覆廃材などの配線材の被覆廃材や、一般廃棄物として廃棄される給水用、給湯用、屋内暖房用のパイプ、または各種発泡体などが挙げられる。回収された廃材の使用年数は関係なく、極端に劣化が進んだものでも支障はない。
ここでポリオレフィン(系)樹脂とは、ポリオレフィン樹脂と、ポリオレフィン系樹脂とを含む意味で用いている。
ポリオレフィン樹脂としては、例えば、高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、ポリプロピレン等が挙げられる。
ポリオレフィン系樹脂としては、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−(メタ)アクリル酸エステル共重合体、エチレン−(メタ)アクリル酸共重合体等が挙げられる。
架橋ポリオレフィン(系)樹脂は、ポリオレフィン系樹脂またはポリオレフィン系樹脂から選ばれた1種または2種以上の樹脂を架橋したものである。架橋ポリオレフィン(系)樹脂はどのような架橋方法によるものでもよく、例えば、有機過酸化物やシラン化合物の架橋剤を用いて架橋したもの、電子線などによって架橋したもの等を使用することができる。
ここで、架橋ポリオレフィン(系)廃材の処理方法の一例について説明する。
まず、架橋ポリオレフィン(系)廃材を同方向噛み合い型二軸押出機に投入し、架橋を切断し(熱可塑化処理)、再生材を得る。
熱可塑化処理を行った再生材のゲル分率は40%以下とすることが好ましく、10%以下とすることがより好ましい。ここで、ゲル分率とは、加温したキシレンに試料を入れ、溶解せずに残った試料の質量の、元の試料の質量に対する割合である。ゲル分率は、JIS C 3005中の「4.25架橋度」により測定することができる。
同方向噛み合い型二軸押出機で適切な条件のもとで熱可塑化処理を行うことで、再生材のゲル分率を40%以下とすることができる。好ましい処理温度は250℃〜400℃、好ましい剪断速度は200sec−1以上である。ここで、剪断速度とは、同方向噛み合い型二軸押出機のスクリューエレメント最外周部の周速度(mm/s)をスクリューとバレルとのクリアランス(mm)で除した数値である。
次に、得られた再生材を、再生材ではないポリオレフィン(系)樹脂と混合して、再生材混合樹脂とする。再生材の望ましい混合割合は、全樹脂量の50質量%以下、好ましくは40質量%以下である。ただし、0質量%は含まない。
再生材ではないポリオレフィン(系)樹脂としては、架橋されたことのない樹脂であれば良いが、製造後一度も成形されたことのないバージン材が好適に用いられる。この再生材ではないポリオレフィン(系)樹脂には、ポリオレフィン樹脂またはポリオレフィン系樹脂のうち1種、または2種以上の混合物を使用することができる。この中でも、高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、低密度ポリエチレンを用いることが好ましい。
絶縁体12の表面の一部には、帯状の識別部14Aが長さ方向に形成されている。識別部14Aは、例えば赤色、白色、緑色、青色等に着色されたポリオレフィン(系)樹脂(以下、識別用樹脂という)からなる。識別部14Aに用いられるポリオレフィン(系)樹脂は、意図する色が鮮明に現れている材料であれば良い。
識別部14Aの厚さは、0.10mm以上とすることが好ましい。架空絶縁電線や半導電層等のカーボンブラックを含有する廃材からなる再生材を用いた場合には、再利用部13Aは全体として黒色であることが多い。このため、識別部14Aの厚さを0.10mm以上とすることで、識別部14Aの色が鮮明となる。
さらに、識別部14Aの厚さは、識別部14Aの色に応じて0.10mmよりも厚くすることが好ましい。例えば、識別部14Aを赤色とするならば、厚さを0.15mm以上とすることが好ましい。識別部14Aを赤色とする場合には、識別部14Aの厚さを0.15mm以上とすることで、識別部14Aの色が鮮明となる。
再生材混合樹脂及び識別用樹脂には、通常の絶縁層を形成するのに用いる添加剤を用いることができる。具体的には、架橋剤、架橋助剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤等を必要に応じて適量添加することができる。
上記の再生材混合樹脂を第1の押出機のホッパーに投入し、識別用樹脂を第2の押出機のホッパーに投入し、両者をクロスヘッドで接続し、再生材混合樹脂及び識別用樹脂を導体11の周囲に押し出し、架橋させる。架橋方法としては、通常の架橋方法を適宜選択すればよい。例えば、再生材混合樹脂及び識別用樹脂に有機過酸化物を添加し、導体11の周囲に押し出した後に加熱処理する「過酸化物架橋方法」、再生材混合樹脂及び識別用樹脂に有機過酸化物にシラン化合物と架橋助剤を添加し、導体11の周囲に押し出した後に水分により架橋させる「シラン架橋方法」、電子線照射による「電子線架橋方法」などが挙げられる。
以上により、導体11の外周部に再利用部13A及び識別部14Aからなる絶縁体12が形成された電力線心10を形成される。その後、シース20により電力線心10を被覆することで、電力ケーブル1Aが完成する。
このように製造された電力ケーブル1Aでは、絶縁体12の一部にのみ識別部14Aを設けるため、絶縁体12のほとんどを再利用部13Aとすることができる。よって、より多くの再生材を用いることができる。
また、再生材にはカーボンブラックが混合されているため、絶縁体12の紫外線による劣化を抑えることができる。一般的な電力ケーブルを接続する場合には、接続部の絶縁体を紫外線から保護するためにビニルテープ等の保護材を巻きつける工程が必要であるが、再生材を絶縁体12に用いた電力ケーブルでは、この工程を省略することができる。
なお、以上の実施形態においては、導体11の外周部に絶縁体12を直接形成したが、導体10と絶縁体12との間に半導体層等、別の層を形成してもよい。
<第2実施形態>
図2は本発明の第2実施形態に係る電力ケーブル1Bを示す断面図である。なお、第1実施形態に係る電力ケーブル1Aと同様の構成については、説明を割愛する。
第1実施形態においては、再利用部13Aと識別部14Aとが一体となって円筒形に形成されていたが、本実施形態においては、再利用部13Bが円筒形であり、再利用部13Bの外側の一部に、帯状の識別部14Bが電力ケーブル1Bの長さ方向に形成されている。これにより識別部14Bが再利用部13Bから、その肉厚分突出している。
このような構造にすることで、再利用部13Bの体積が第1実施形態の再利用部13Aよりも大きくなるので、さらに多くの再生材を用いることができる。
<第3実施形態>
図3は本発明の第3実施形態に係る電力ケーブル1Cを示す断面図である。なお、第1実施形態に係る電力ケーブル1Aと同様の構成については、説明を割愛する。
電力ケーブル1Cは、シース20で被覆された複数の電力線心10R、10W、10Nをより合わせたものである。電力線心10Rの絶縁体12は識別部14Rが赤色、電力線心10Wの絶縁体12は識別部14Wが白色、電力線心10Nの絶縁体には識別部が設けられていない。
このように電力線心10R、10W、10N毎に識別部14R、14Wの色を異なるものとし、あるいはいずれか1本の電力線心10Nについて設けないことで、各電力線心10R、10W、10Nの識別が可能となる。
なお、第2実施形態と同様に、円筒形の再利用部13Bの外側の一部に、帯状の識別部14R、14Wを設けてもよい。
以下、本発明の実施例について更に詳細に説明する。
(再生材)
撤去された絶縁電線から屋外用架橋ポリエチレン電線を選別し、さらにその被覆廃材から主として有機過酸化物により架橋されたものを選別して、これを10mm以下に粉砕した。なお、選別しても、わずかに有機過酸化物架橋以外の方法で架橋された電線被覆廃材も混入してしまう。
上記の架橋ポリエチレン電線被覆廃材を同方向噛み合い型二軸押出機に投入し、処理温度300℃、剪断速度2200〜2300sec−1で熱可塑化処理を行い、再生材を得た。
(バージン材)
ポリエチレン樹脂(NUCG9301、ダウ・ケミカル(株)製)を用いた。
(再生材混合樹脂)
再生材とバージン材とを混合して再生材混合樹脂とした。実施例1では再生材50質量部に対しバージン材50質量部を混合した。実施例2では再生材30質量部に対しバージン材70質量部を混合した。
(識別用樹脂)
バージン材に顔料として、実施例1では大日精化工業(株)製PEM F940587R(赤色)を、実施例2では大日精化工業(株)製PEM F172W(白色)を、それぞれバージン材100質量部に対して10質量部混合し、赤色、白色の識別用樹脂を得た。
(電力ケーブルの製造)
再生材混合樹脂、シラン液(A−171、日本ユニカー製)、触媒マスターバッチ(モルデックスCM846、アプコ(株)製)を直径120mm単軸押出機のホッパーに投入した。シラン液の投入量は再生材混合樹脂100質量部に対して2.3質量部、触媒マスターバッチの投入量は再生材混合樹脂100質量部に対して5質量部とした。ミキシングゾーンを180℃以下、グラフト反応ゾーンを220℃以下、スクリュー回転数を10rpmに設定した。
また、上記の押出機にクロスヘッドで接続された直径50mm単軸押出機のホッパーに識別用樹脂を投入した。
次に、断面積14mmの銅導体の外周に再生材混合樹脂を厚さ1mmとなるように押し出すとともに、再生材混合樹脂の外周に厚さ0.2mm、幅3mmとなるように識別用樹脂を押し出した。
その後、製造された絶縁電線を80℃の温水バスに24時間浸漬し架橋処理を行った。
比較例1では、バージン材、シラン液(A−171、日本ユニカー製)、触媒マスターバッチ(モルデックスCM846、アプコ(株)製)を直径120mm単軸押出機のホッパーに投入した。シラン液の投入量はバージン材100質量部に対して2.3質量部、触媒マスターバッチの投入量はバージン材100質量部に対して5質量部とした。ミキシングゾーンを180℃以下、グラフト反応ゾーンを220℃以下、スクリュー回転数を10rpmに設定した。
次に、断面積14mmの銅導体の外周に上記の混合樹脂を厚さ1mmとなるように押し出した。その後、製造された絶縁電線を80℃の温水バスに24時間浸漬し架橋処理を行った。
〔評価方法〕
JIS C3605「600Vポリエチレン絶縁ケーブル」に従い、以下の方法により測定した。
(耐電圧試験)
JIS C3005による。評価基準は2,500Vの試験電圧に1分間耐えて絶縁破壊しなかったものを良とした。
(耐候性試験後の伸び)
JIS A1415「高分子系建築材料の実験室光源による暴露試験方法」のWV−Aにより実施した。製造した電力ケーブルから管状の絶縁体を採取し、JIS C3005の4.16「絶縁体の伸び及び引張り」に従い、材料の伸び(%)の測定を行った。
(耐候性試験後の識別部の判別可否)
識別部を目視により判別可能であったものを可とした。
評価結果を表1に示す。
Figure 2011028964
耐電圧試験では、実施例1、2、比較例1のいずれも、絶縁破壊が生じなかった。
耐候性試験については、実施例1では伸びの初期値が450%であり、照射時間1000時間後では480%となり、2000時間後及び4000時間後では460%であり、大きな伸びの変化は見られなかった。識別部の判別も可能であった。
実施例2では伸びの初期値及び照射時間1000時間後の伸びが520%であった。2000時間後及び4000時間後は500%であり、大きな伸びの変化は見られなかった。識別部の判別も可能であった。
一方、比較例1では、伸びの初期値が550%であったが、照射時間1000時間後及び2000時間後では30%に低下した。4000時間後では10%であった。また、絶縁体表面にひび割れが発生していた。比較例1では再生材を用いていないため、絶縁体にカーボンブラックが含まれておらず、紫外線劣化が発生したためと考えられる。実際の使用状態においては、通電の発熱による熱挙動や、架空線の場合には風等による機械的挙動が加わることにより、耐電圧性能が低下するものと予想される。
1A、1B、1C 電力ケーブル
10、10R、10W、10N 電力線心
11 導体
12 絶縁体
13A、13B 再利用部
14A、14B、14R、14W 識別部
20 シース

Claims (2)

  1. 導体と、前記導体を被覆する絶縁体とからなる電力線心において、
    前記絶縁体は、前記導体の外周部に設けられ、再生材混合樹脂で形成された再利用部と、前記再利用部の外周部に長さ方向に帯状に設けられ、再生材を混合しない樹脂で形成された識別部とからなることを特徴とする電力線心。
  2. 導体と、前記導体を被覆する絶縁体とからなる複数の電力線心を有する電力ケーブルにおいて、
    前記電力線心の少なくとも1本の絶縁体は、前記導体の外周部に設けられ、再生材混合樹脂で形成された再利用部と、前記再利用部の外周部に長さ方向に帯状に設けられ、再生材を混合しない樹脂で形成された識別部とからなることを特徴とする電力ケーブル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015142486A (ja) * 2014-01-30 2015-08-03 中部電力株式会社 高圧ケーブルの端部構造

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