JP2021008148A - 車載システム、車載装置及び制御方法 - Google Patents

車載システム、車載装置及び制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 自動運転から手動運転への切り替えを円滑に行うための車載システム、車載装置及び制御方法を提供する。【解決手段】 車載システムは、自動運転モードと手動運転モードとを切り替え可能な車両に搭載される車載装置を有する車載システムであって、前記自動運転モードから前記手動運転モードへの切り替えの際、前記車載装置に接続された携帯端末から、前記携帯端末の状態を示す状態情報を取得する取得部と、前記状態情報に基づいて、前記車両の運転者が、該携帯端末のいずれかの機能を使用中であると判定した場合に、前記携帯端末に、前記機能の少なくとも一部を終了させる第1の指示を送信する判定部とを有する。【選択図】図4

Description

本発明は、車載システム、車載装置及び制御方法に関する。
車両の加減速、操舵の少なくともいずれかを自動で制御する自動運転は、自動化する機能に応じてレベル付けがなされている。例えば、"レベル3"の場合、特定の場所ではシステムが全てを操作し、緊急時には運転者が操作すること、と定義されている。
また、自動運転の各レベルに対応する法整備も進められており、例えば、"レベル3"の場合、自動運転中のスマートフォン等の使用が認められている。
特開2018−162061号公報 特開2017−200812号公報 特開2018−132533号公報
しかしながら、緊急時に手動運転に切り替えるタイミングで、運転者がスマートフォン等を使用していた場合、運転者は、各種操作(例えば、通話を切る操作、動画再生を停止する操作、書き込み内容を保存する操作等)を行う必要がある。
一方で、運転者が行うこれらの操作には、一定程度の時間を要するため、運転者が直ちに手動運転の態勢を整えることが難しいといった事態も想定される。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、自動運転から手動運転への切り替えを円滑に行うための車載システム、車載装置及び制御方法を提供することを目的とする。
一態様によれば、車載システムは、
自動運転モードと手動運転モードとを切り替え可能な車両に搭載される車載装置を有する車載システムであって、
前記自動運転モードから前記手動運転モードへの切り替えの際、前記車載装置に接続された携帯端末から、該携帯端末の状態を示す状態情報を取得する取得部と、
前記状態情報に基づいて、前記車両の運転者が、前記携帯端末のいずれかの機能を使用中であると判定した場合に、前記携帯端末に、前記機能の少なくとも一部を終了させる指示を送信する送信部とを有する。
自動運転から手動運転への切り替えを円滑に行うための車載システム、車載装置及び制御方法を提供することができる。
車載システムを構成する各装置の配置例を示す図である。 車載システムの利用シーンの一例を示す第1の図である。 車載装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 車載装置の機能構成の一例を示す第1の図である。 車載装置の切り替え処理の流れを示す第1のフローチャートである。 車載システムの利用シーンの一例を示す第2の図である。 車載装置の機能構成の一例を示す第2の図である。 車載装置の切り替え処理の流れを示す第2のフローチャートである。
以下、各実施形態について添付の図面を参照しながら説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複した説明を省く。
[第1の実施形態]
<車載システムを構成する各装置の配置例>
はじめに、本実施形態に係る車載システムを構成する各装置の配置例について説明する。図1は、車載システムを構成する各装置の配置例を示す図である。本実施形態に係る車載システムは、自動運転モードと手動運転モードとを切り替え可能な車両であって、"レベル3"の自動運転機能を有する車両に搭載される。図1は、"レベル3"の自動運転機能を有する車両の車室内を示している。
図1に示すように、車載システム100は、車載装置110とハンズフリー装置120とを有する。このうち、車載装置110は、例えば、車室内のセンタコンソールに配置される。また、ハンズフリー装置120は、例えば、運転席側のサンバイザまたはその近傍の天井部に配置される。
なお、図1には示していないが、少なくとも自動運転中は、運転者が操作する携帯端末(例えば、スマートフォン)が、有線または無線を介して、車載装置110に接続されているものとする。
<車載システムの利用シーン>
次に、車載システム100の利用シーンについて説明する。図2は、車載システムの利用シーンの一例を示す第1の図である。このうち、図2(a)は、自動運転モードで走行中の車両において、運転者がスマートフォン210を使用して通話を行っている様子を示している。
このような状況で、車両から、手動運転モードへの切り替え指示が通知されたとする。この場合、車載システム100では、スマートフォン210による音声の入出力の機能(通話機能の少なくとも一部)を終了させ、ハンズフリー装置120を起動させる。
これにより、車載システム100では、車載装置110が、運転者の音声をハンズフリー装置120を介して取得し、スマートフォン210を介して通話中の相手に送信する。
また、車載システム100では、通話中の相手からスマートフォン210が受信した音声を、車載装置110が取得し、ハンズフリー装置120を介して運転者に出力する。
このように、車載システム100では、運転者がスマートフォン210を使用して通話している最中に、自動運転モードから手動運転モードへの切り替え指示が通知された場合、ハンズフリー装置120を起動して、通話を継続させる。
図2(b)は、運転者が、スマートフォン210を離し、両手でステアリングを握る一方で、ハンズフリー装置120を介して、通話中の相手との通話を継続している様子を示している。
図2(b)に示すように、手動運転モードへの切り替えの際、自動的にハンズフリー装置120に切り替えて通話を継続させる構成とすることで、運転者は、各種操作を行う必要がなくなり、直ちに、手動運転の態勢を整えることができる。この結果、車載システム100によれば、手動運転モードへの切り替えを円滑に行うことが可能となる。
<車載装置のハードウェア構成>
次に、車載装置110のハードウェア構成について説明する。図3は、車載装置のハードウェア構成の一例を示す図である。図3に示すように、車載装置110は、CPU(Central Processing Unit)301、ROM(Read Only Memory)302、RAM(Random Access Memory)303を有する。CPU301、ROM302、RAM303は、いわゆるコンピュータを形成する。
また、車載装置110は、補助記憶装置304、車外ネットワーク接続装置305、表示装置306、操作装置307、I/F(Interface)装置308、近距離無線装置309、ネットワーク接続装置310を有する。なお、車載装置110の各ハードウェアは、バス311を介して相互に接続されている。
CPU301は、補助記憶装置304にインストールされている各種プログラムを実行する演算デバイスである。なお、補助記憶装置304にインストールされている各種プログラムには、後述する制御プログラムのほか、例えば、
・動画再生機能または音楽再生機能(動画/音楽再生機能)、
・メール機能またはSNS機能(メール/SNS機能)、
・ブラウザ機能、
・ファイル作成機能、
等を実現する各種アプリケーションが含まれる。
ROM302は、不揮発性メモリである。ROM302は、補助記憶装置304にインストールされている各種プログラムをCPU301が実行するために必要な各種プログラム、データ等を格納する、主記憶デバイスとして機能する。具体的には、ROM302はBIOS(Basic Input/Output System)やEFI(Extensible Firmware Interface)等のブートプログラム等を格納する、主記憶デバイスとして機能する。
RAM303は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)やSRAM(Static Random Access Memory)等の揮発性メモリである。RAM303は、補助記憶装置304にインストールされている各種プログラムがCPU301によって実行される際に展開される作業領域を提供する、主記憶デバイスとして機能する。
補助記憶装置304は、各種プログラムを格納する補助記憶デバイスである。車外ネットワーク接続装置305は、車外のネットワークと通信するための通信デバイスである。なお、補助記憶装置304にインストールされる各種プログラムは、例えば、車外ネットワーク接続装置305を介して車外ネットワークよりダウンロードされることでインストールされてもよい。
表示装置306は、例えば、補助記憶装置304に格納された各種アプリケーションが実行されることで生成される画像情報を表示する。操作装置307は、運転者が車載装置110に対して各種指示を入力する際に用いる操作デバイスである。
I/F装置308は、マイク及びスピーカを有するハンズフリー装置120と接続される接続デバイスであり、ハンズフリー装置との間で、音声信号の送受信を行う。近距離無線装置309は、スマートフォン210との間で、近距離の無線通信を行う通信デバイスである。ネットワーク接続装置310は、車載ネットワークの一例であるCAN(Controller Area Network)320と接続し、CAN320との間で各種情報の送受信を行う接続デバイスである。
<車載装置の機能構成>
次に、車載装置110の機能構成について説明する。図4は、車載装置の機能構成の一例を示す第1の図である。上述したとおり、車載装置110には、制御プログラムがインストールされており、当該プログラムが実行されることで、車載装置110は、運転状態取得部410、近距離通信部420、ハンズフリー装置制御部430として機能する。
運転状態取得部410は、CAN320より、車両の運転状態に関する情報を取得する。具体的には、運転状態取得部410は、CAN320より、車両が自動運転中であることを示す情報、手動運転モードへの切り替え指示を示す情報、車両が手動運転中であることを示す情報を取得する。また、運転状態取得部410は、取得した各種情報を、近距離通信部420に通知する。
近距離通信部420は取得部及び判定部の一例であり、運転状態取得部410から手動運転モードへの切り替え指示を示す情報が通知されると、スマートフォン210の現在の状態を示す端末状態情報を、スマートフォン210から取得する。
また、近距離通信部420は、取得した端末状態情報に基づいて、スマートフォン210が、現在、通話中(通話機能を使用中)であるか否かを判定する。近距離通信部420は、通話中であると判定した場合、スマートフォン210に対して、切り替え準備指示(第1の指示)を送信するとともに、ハンズフリー装置制御部430に対して、起動指示を通知する。これにより、スマートフォン210は、"第1モード"に移行し、運転者との間での音声の入出力を停止する(代わりに、近距離通信部420との間で、音声信号の送受信を開始する)。
更に、近距離通信部420は、第1モードに切り替えられた後に、自動運転中であることを示す情報を取得すると、スマートフォン210に対して、復帰指示(第2の指示)を送信する。また、近距離通信部420は、ハンズフリー装置制御部430に対して、停止指示を送信する。
これにより、スマートフォン210は、"第2モード"に移行し、運転者との間での音声の入出力を再開する(代わりに、車載装置110との間での音声信号の送受信を停止する)。また、ハンズフリー装置120は動作を停止する。
ハンズフリー装置制御部430は制御部の一例であり、近距離通信部420から起動指示が通知されると、ハンズフリー装置120に対して起動指示を送信し、ハンズフリー装置120との間で、音声信号の送受信を開始する。
具体的には、ハンズフリー装置制御部430は、通話中の相手からスマートフォン210が受信した音声信号を、近距離通信部420を介して受信し、ハンズフリー装置120に送信する。これにより、ハンズフリー装置120では、通話中の相手の音声を、運転者に対して出力することができる。
また、ハンズフリー装置制御部430は、ハンズフリー装置120に入力された運転者の音声信号を取得し、近距離通信部420を介してスマートフォン210に送信することで、通話先に送信する。これにより、運転者の音声を、通話中の相手に対して出力することができる。
また、ハンズフリー装置制御部430は、近距離通信部420から停止指示が通知されると、ハンズフリー装置120に対して、停止指示を送信し、ハンズフリー装置120との間での音声信号の送受信を停止する。
<切り替え処理の流れ>
次に、自動運転モードから手動運転モードへの切り替えの際に実行される、車載装置110の切り替え処理の流れについて説明する。図5は、車載装置の切り替え処理の流れを示す第1のフローチャートである。車両が自動運転モードに移行することで、車載装置110では、図5に示す切り替え処理を開始する。なお、図5に示す切り替え処理を開始するにあたり、車載装置110の近距離通信部420は、近距離無線装置309を介して、スマートフォン210と接続されているものとする。
ステップS501において、車載装置110の運転状態取得部410は、手動運転モードへの切り替え指示を示す情報を取得したか否かを判定する。ステップS501において、手動運転モードへの切り替え指示を示す情報を取得していないと判定した場合には(ステップS501においてNoの場合には)、手動運転モードへの切り替え指示を示す情報を取得するまで待機する。
一方、ステップS501において、手動運転モードへの切り替え指示を示す情報を取得したと判定した場合には(ステップS501においてYesの場合には)、ステップS502に進む。
ステップS502において、車載装置110の近距離通信部420は、スマートフォン210より、端末状態情報を取得する。また、ステップS503において、車載装置110の近距離通信部420は、取得した端末状態情報に基づいて、運転者が、現在、通話中であるか否かを判定する。
ステップS503において、通話中でないと判定した場合には(ステップS503においてNoの場合には)、切り替え処理を終了する。一方、ステップS503において、通話中であると判定した場合には(ステップS503においてYesの場合には)、ステップS504に進む。
ステップS504において、車載装置110の近距離通信部420は、切り替え準備指示をスマートフォン210に送信する。これにより、スマートフォン210は、第1モードに移行し、運転者との間での音声の入出力を停止する(代わりに、近距離通信部420との間で、音声信号の送受信を開始する)。また、ステップS504において、車載装置110の近距離通信部420は、ハンズフリー装置制御部430に起動指示を通知する。これにより、ハンズフリー装置120が起動する。
ステップS506において、車載装置110のハンズフリー装置制御部430は、スマートフォン210から取得した音声信号をハンズフリー装置120に送信し、ハンズフリー装置120から受信した音声信号をスマートフォン210に送信する制御を実行する。
ステップS507において、車載装置110の運転状態取得部410は、自動運転中であることを示す情報を取得したか否かを判定する。ステップS507において、自動運転中であることを示す情報を取得していないと判定した場合には(ステップS507においてNoの場合には)、ステップS506に戻る。一方、ステップS507において、自動運転中であることを示す情報を取得したと判定した場合には(ステップS507においてYesの場合には)、ステップS508に進む。
ステップS508において、車載装置110の近距離通信部420は、復帰指示をスマートフォン210に送信する。これにより、スマートフォン210は第2モードに移行し、運転者との間での音声の入出力を再開する(代わりに、車載装置110との間での音声信号の送受信を停止する)。また、ステップS509において、車載装置110の近距離通信部420は、ハンズフリー装置制御部430に停止指示を通知する。これにより、ハンズフリー装置120の動作が停止する。
<まとめ>
以上の説明から明らかなように、第1の実施形態に係る車載装置は、
・自動運転モードから手動運転モードへの切り替えの際、車載装置に接続されたスマートフォンから、端末状態情報を取得する。
・取得した端末状態情報に基づいて、運転者が通話中であるか否かを判定し、通話中であると判定した場合には、ハンズフリー装置を起動する。
これにより、第1の実施形態によれば、手動運転モードへの切り替えの際、運転者がスマートフォンを使用して通話中であった場合でも、自動的に、ハンズフリー装置に切り替えて、通話を継続させることができる。つまり、スマートフォン及び車載装置に対して各種操作を行う必要がなくなる。この結果、第1の実施形態によれば、運転者は、直ちに、手動運転の態勢を整えることができる。
このように、第1の実施形態によれば、自動運転から手動運転への切り替えを円滑に行うための車載システム、車載装置及び制御方法を提供することができる。
[第2の実施形態]
上記第1の実施形態では、自動運転モードから手動運転モードへの切り替えの際、運転者が通話中である場合の切り替え処理について説明した。これに対して、第2の実施形態では、自動運転モードから手動運転モードへの切り替えの際、運転者がスマートフォンの各種アプリケーションを使用中である場合の切り替え処理について説明する。
<車載システムの利用シーン>
はじめに、第2の実施形態に係る車載システム100の利用シーンについて説明する。図6は、車載システムの利用シーンの一例を示す第2の図である。このうち、図6(a)は、自動運転モードで走行中の車両において、運転者がスマートフォン210の各種アプリケーションを使用している様子を示している。スマートフォン210の各種アプリケーションには、例えば、動画/音楽再生機能、メール/SNS機能、ブラウザ機能、ファイル作成機能等を実現するアプリケーションが含まれる。
このような状況で、車両から、手動運転モードへの切り替え指示が通知されたとする。この場合、第2の実施形態に係る車載システム100では、スマートフォン210の各種アプリケーションを自動的に終了させるとともに、車載装置110が有する、対応する各種アプリケーションを起動させ、スマートフォン210での処理の一部を引き継ぐ。
図6(b)は、運転者が、スマートフォン210を離し、両手でステアリングを握る一方で、車載装置110が有する、対応する各種アプリケーションを、運転者が継続して使用している様子を示している。
図6(b)に示すように、手動運転モードへの切り替えの際、運転者が行うべき各種操作を、スマートフォン210及び車載装置110が自動的に行う構成とすることで、運転者は、直ちに、手動運転の態勢を整えることができる。この結果、手動運転モードへの切り替えを円滑に行うことが可能となる。
<車載装置の機能構成>
次に、第2の実施形態に係る車載装置110の機能構成について説明する。図7は、車載装置の機能構成の一例を示す第2の図である。図4に示した機能構成との相違点は、図7の場合、近距離通信部710がスマートフォン210との間で送受信する情報の内容が異なる点と、車載装置110が、ハンズフリー装置制御部430の代わりにアプリケーション制御部720を有する点である。
近距離通信部710は取得部及び判定部の一例であり、運転状態取得部410から手動運転モードへの切り替え指示を示す情報を受信すると、スマートフォン210の現在の状態を示す端末状態情報を、スマートフォン210から取得する。
また、近距離通信部710は、取得した端末状態情報に基づいて、運転者が、現在、動画/音楽再生機能を使用中か、メール/SNS機能を使用中か、ブラウザ機能(インタネット)を使用中か、ファイル作成機能を使用中か、を判定する。近距離通信部710は、運転者が、いずれかの機能を使用中であると判定した場合、スマートフォン210に対して、切り替え準備指示を送信するとともに、アプリケーション制御部720に対して、起動指示を通知する。
これにより、スマートフォン210では、"第1モード"に移行する。具体的には、運転者が動画/音楽再生機能を使用中であった場合、スマートフォン210では、動画/音楽の再生を停止し、動画/音楽再生機能を実現するアプリケーションを終了する。あるいは、動画/音楽の再生を一時停止する。
また、運転者がメール/SNS機能を使用中であった場合、スマートフォン210では、書き込み中の内容を保存し、メール/SNS機能を実現するアプリケーションを終了する。あるいは、閲覧中の内容を近距離通信部710に送信し、メール/SNS機能を実現するアプリケーションを終了する。
また、運転者がブラウザ機能を使用中であった場合、スマートフォン210では、閲覧中のサイトのURL(Uniform Resource Locator)を近距離通信部710に送信し、ブラウザ機能を実現するアプリケーションを終了する。
更に、運転者がファイル作成機能を使用中であった場合、スマートフォン210では、作成・編集中の文書ファイル(あるいは、表計算ファイル、画像ファイル等)を保存し、ファイル作成機能を実現するアプリケーションを終了する。
また、近距離通信部710は、切り替え準備指示を送信したことに応じてスマートフォン210から受信したデータ(閲覧中の内容、URL等)を、アプリケーション制御部720に通知する。
また、近距離通信部710は、切り替え準備指示を送信した後に、運転状態取得部410から自動運転中であることを示す情報を受信すると、スマートフォン210に対して、復帰指示を送信する。更に、近距離通信部710は、アプリケーション制御部720に対して、停止指示を通知する。
これにより、スマートフォン210では、"第2モード"に移行する。具体的には、スマートフォン210では、動画/音楽再生機能を実現するアプリケーションを終了していた場合にあっては、動画/音楽再生機能を実現するアプリケーションを起動し、動画/音楽を再生する。また、動画/音楽の再生を一時停止していた場合にあっては、動画/音楽を再生する。
また、メール/SNS機能を実現するアプリケーションを終了していた場合にあっては、メール/SNS機能を実現するアプリケーションを起動する。また、書き込み中であったメール本文(SNS本文)を読み出して表示する、あるいは、閲覧中のメール本文(SNS本文)を表示する。
また、ブラウザ機能を実現するアプリケーションを終了していた場合にあっては、ブラウザ機能を実現するアプリケーションを起動するとともに、閲覧中であったサイトを表示する。
また、ファイル作成機能を実現するアプリケーションを終了していた場合にあっては、ファイル作成機能を実現するアプリケーションを起動し、作成・編集中の文書ファイル(あるいは、表計算ファイル、画像ファイル等)を読み出して表示する。
アプリケーション制御部720は制御部の一例であり、近距離通信部710から起動指示が通知されると、運転者が使用していた機能が、メール/SNS機能またはブラウザ機能であった場合には、車載装置110が有する、対応するアプリケーションを起動する。
また、アプリケーション制御部720は、近距離通信部710から通知されたデータ(閲覧中の内容、URL等)を、起動したアプリケーションに通知する。これにより、車載装置110では、スマートフォン210での処理を引き継ぐことができる。
具体的には、アプリケーション制御部720は、車載装置110が有するブラウザ機能を実現するアプリケーションを起動し、近距離通信部710が受信したURLにアクセスする。これにより、車載装置110では、運転者が閲覧していたサイトを、車載装置110上に表示させることができる。また、アプリケーション制御部720は、車載装置110が有するメール/SNS機能を実現するアプリケーションを起動し、近距離通信部710が受信した閲覧中の内容を、読み上げる。これにより、車載装置110では、運転者が閲覧していたメールまたはSNSの内容を、音声により、運転者に出力することができる。
<切り替え処理の流れ>
次に、第2の実施形態に係る車載装置110の切り替え処理の流れについて説明する。図8は、車載装置の切り替え処理の流れを示す第2のフローチャートである。図5に示した切り替え処理と同様、車両が自動運転モードに移行することで、車載装置110では、図8に示す切り替え処理を開始する。また、図8に示す切り替え処理を開始するにあたり、車載装置110の近距離通信部710は、近距離無線装置309を介して、スマートフォン210と接続されているものとする。
ステップS801において、車載装置110の運転状態取得部410は、手動運転モードへの切り替え指示を示す情報を取得したか否かを判定する。ステップS801において、手動運転モードへの切り替え指示を示す情報を取得していないと判定した場合には(ステップS801においてNoの場合には)、手動運転モードへの切り替え指示を示す情報を取得するまで待機する。
一方、ステップS801において、手動運転モードへの切り替え指示を示す情報を取得したと判定した場合には(ステップS801においてYesの場合には)、ステップS802に進む。
ステップS802において、車載装置110の近距離通信部710は、スマートフォン210より、端末状態情報を取得する。また、ステップS803において、車載装置110の近距離通信部710は、取得した端末状態情報に基づいて、運転者がスマートフォン210のいずれかの機能を使用中であるかを判定する。
ステップS803において、運転者がスマートフォン210のいずれの機能も使用していないと判定した場合には(ステップS803においてNoの場合には)、切り替え処理を終了する。一方、ステップS803において、運転者がスマートフォン210のいずれかの機能を使用中であると判定した場合には(ステップS803においてYesの場合には)、ステップS804に進む。
ステップS804において、車載装置110の近距離通信部710は、切り替え準備指示をスマートフォン210に送信する。これにより、スマートフォン210は、第1モードに移行する。
ステップS805において、車載装置110のアプリケーション制御部720は、近距離通信部710が取得した端末状態情報に基づいて、運転者がブラウザ機能を使用中であったか否かを判定する。ステップS805において、運転者がブラウザ機能を使用中であったと判定した場合(ステップS805においてYesの場合)、ステップS806に進む。
ステップS806において、車載装置110のアプリケーション制御部720は、車載装置110が有する、ブラウザ機能を実現するアプリケーションを起動し、近距離通信部710が受信したURLにアクセスする。これにより、車載装置110では、運転者が閲覧していたサイトを、車載装置110上に表示させることができる。
一方、ステップS805において、ブラウザ機能を使用中でないと判定した場合(ステップS805においてNoの場合)、ステップS807に進む。ステップS807において、車載装置110のアプリケーション制御部720は、近距離通信部710が取得した端末状態情報に基づいて、運転者がメール/SNS機能を使用中であったか否かを判定する。ステップS807において、メール/SNS機能を使用中であったと判定した場合(ステップS807においてYesの場合)、ステップS808に進む。
ステップS808において、車載装置110のアプリケーション制御部720は、車載装置110が有する、メール/SNS機能を実現するアプリケーションを起動するとともに、近距離通信部710が受信した閲覧中の内容を、読み上げる。
一方、ステップS807において、メール/SNS機能を使用中でないと判定した場合(ステップS807においてNoの場合)、ステップS809に進む。ステップS809において、車載装置110の運転状態取得部410は、自動運転中であることを示す情報を取得したか否かを判定する。
ステップS809において、自動運転中であることを示す情報を取得していないと判定した場合には(ステップS809においてNoの場合には)、自動運転中であることを示す情報を取得するまで待機する。
一方、ステップS809において、自動運転中であることを示す情報を取得したと判定した場合には(ステップS809においてYesの場合には)、ステップS810に進む。ステップS810において、車載装置110の近距離通信部710は、復帰指示をスマートフォン210に送信する。これにより、スマートフォン210では、第2モードに移行する。
ステップS811において、車載装置110のアプリケーション制御部720は、ステップS806またはステップS808において起動したアプリケーションを終了し、切り替え処理を終了する。
<まとめ>
以上の説明から明らかなように、第2の実施形態に係る車載装置は、
・自動運転モードから手動運転モードへの切り替えの際、車載装置に接続されたスマートフォンから、端末状態情報を取得する。
・取得した端末状態情報に基づいて、運転者がスマートフォンのいずれかの機能を使用中であるかを判定する。
・いずれかの機能を使用中であると判定した場合、当該機能を実現するアプリケーションを終了させるとともに、車載装置が有する、対応する機能を実現するアプリケーションを起動し、処理を引き継ぐ。
これにより、第2の実施形態によれば、手動運転モードへの切り替えの際、運転者がスマートフォンのいずれかの機能を使用中であったとしても、運転者は、スマートフォン及び車載装置に対して各種操作を行う必要がなくなる。この結果、運転者は、直ちに、手動運転の態勢を整えることができる。
このように、第2の実施形態によれば、自動運転から手動運転への切り替えを円滑に行うための車載システム、車載装置及び制御方法を提供することができる。
[その他の実施形態]
上記第1の実施形態では、自動運転モードに戻った際に、ハンズフリー装置120を停止させ、スマートフォン210による通話に戻るものとして説明したが、ハンズフリー装置120による通話を継続させるか否かを選択できるように構成してもよい。
また、上記第2の実施形態では、動画/音楽の再生を停止し、動画/音楽再生機能を実現するアプリケーションを終了した際、自動運転モードに戻るまでの間、動画/音楽再生機能を終了した状態が継続するものとして説明した。しかしながら、動画/音楽再生機能についても、車載装置110が処理を引き継ぎ、車載装置110にて動画/音楽を再生させるように構成してもよい。
なお、上記実施形態に挙げた構成等に、その他の要素との組み合わせ等、ここで示した構成に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更することが可能であり、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
100 :車載システム
110 :車載装置
120 :ハンズフリー装置
210 :スマートフォン
410 :運転状態取得部
420 :近距離通信部
430 :ハンズフリー装置制御部
710 :近距離通信部
720 :アプリケーション制御部

Claims (12)

  1. 自動運転モードと手動運転モードとを切り替え可能な車両に搭載される車載装置を有する車載システムであって、
    前記自動運転モードから前記手動運転モードへの切り替えの際、前記車載装置に接続された携帯端末から、該携帯端末の状態を示す状態情報を取得する取得部と、
    前記状態情報に基づいて、前記車両の運転者が、前記携帯端末のいずれかの機能を使用中であると判定した場合に、前記携帯端末に、前記機能の少なくとも一部を終了させる第1の指示を送信する判定部と
    を有する車載システム。
  2. 前記判定部が、前記状態情報に基づいて、前記車両の運転者が使用中の機能を判定した場合に、該判定した該機能に対応する、前記車載装置が有する機能を起動する制御部を更に有する、請求項1に記載の車載システム。
  3. 前記手動運転モードへ切り替えられた後、再び、前記自動運転モードに切り替えられた場合において、前記判定部は、前記携帯端末に対して、前記第1の指示に基づいて終了させた機能を起動させる第2の指示を送信する、請求項2に記載の車載システム。
  4. 前記判定部は、
    前記状態情報に基づいて、前記車両の運転者が、通話機能を使用中であると判定した場合、前記携帯端末に、音声の入出力の機能を終了させる前記第1の指示を送信する、請求項3に記載の車載システム。
  5. 前記制御部は、
    前記車載システムが有するハンズフリー装置を起動する、請求項4に記載の車載システム。
  6. 前記制御部は、
    前記携帯端末により受信された、前記車両の運転者の通話中の相手の音声信号を、前記ハンズフリー装置に送信し、
    前記ハンズフリー装置が受信した、前記車両の運転者の音声信号を、前記携帯端末を介して前記通話中の相手に送信する、請求項5に記載の車載システム。
  7. 前記判定部は、
    前記状態情報に基づいて、前記車両の運転者が、動画再生機能、音楽再生機能、メール機能、SNS機能、ブラウザ機能、ファイル作成機能のいずれかを使用中であると判定した場合、前記携帯端末に、使用中であると判定した機能を終了させる前記第1の指示を送信する、請求項3に記載の車載システム。
  8. 前記判定部が、前記状態情報に基づいて、前記車両の運転者が、メール機能またはSNS機能を使用中であると判定した場合、前記制御部は、前記車載装置が有するメール機能、SNS機能を起動し、前記車両の運転者が閲覧していた内容を読み上げる、請求項7に記載の車載システム。
  9. 前記判定部が、前記状態情報に基づいて、前記車両の運転者が、ブラウザ機能を使用中であると判定した場合、前記制御部は、前記車載装置が有するブラウザ機能を起動し、前記車両の運転者が閲覧していた内容を表示する、請求項7に記載の車載システム。
  10. 前記手動運転モードへ切り替えられた後、再び、前記自動運転モードに切り替えられた場合において、前記判定部は、前記第1の指示に基づいて終了した、前記動画再生機能、音楽再生機能、メール機能、SNS機能、ブラウザ機能、ファイル作成機能のいずれかを起動させる前記第2の指示を送信する、請求項7に記載の車載システム。
  11. 自動運転モードと手動運転モードとを切り替え可能な車両に搭載される車載装置であって、
    前記自動運転モードから前記手動運転モードへの切り替えの際、前記車載装置に接続された携帯端末から、該携帯端末の状態を示す状態情報を取得する取得部と、
    前記状態情報に基づいて、前記車両の運転者が、前記携帯端末のいずれかの機能を使用中であると判定した場合に、前記携帯端末に、前記機能の少なくとも一部を終了させる第1の指示を送信する判定部と
    を有する車載装置。
  12. 自動運転モードと手動運転モードとを切り替え可能な車両に搭載される車載装置の制御方法であって、
    前記自動運転モードから前記手動運転モードへの切り替えの際、前記車載装置に接続された携帯端末から、該携帯端末の状態を示す状態情報を取得する取得工程と、
    前記状態情報に基づいて、前記車両の運転者が、前記携帯端末のいずれかの機能を使用中であると判定した場合に、前記携帯端末に、前記機能の少なくとも一部を終了させる第1の指示を送信する判定工程と
    を有する制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113055526A (zh) * 2021-02-08 2021-06-29 南京富士通南大软件技术有限公司 基于汽车行驶状态的自适应手机无感互联方法
CN113135187A (zh) * 2021-06-02 2021-07-20 上海华兴数字科技有限公司 车辆驾驶模式切换方法、系统、电子设备及存储介质

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