JP2021007471A - 歯ブラシ - Google Patents

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Abstract

【課題】歯と歯茎に優しく当たり心地のよい操作性を与えつつ、オーバーブラッシングを容易に抑制できる歯ブラシを提供する。
【解決手段】長軸方向先端側に設けられ植毛面11を有するヘッド部10と、ヘッド部より後端側に配置された把持部30と、植毛面と把持部との間に配置されたネック部20と、植毛面よりも後端側に配置され、硬質樹脂で形成された硬質部70Hと、軟質樹脂で形成され硬質部の少なくとも一部を被覆する軟質部70Eとを含み、植毛面と直交する第1方向の外力により変形して、硬質部が長軸方向に軟質部を挟持して圧縮する変形部70と、を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、歯ブラシに関するものである。
80歳で20本の歯を有する人の割合は約5割となった一方で、高齢者う蝕(根面う蝕)の割合が増加している。根面う蝕は、歯肉退縮により露出した象牙質のう蝕であるが、象牙質はエナメル質よりも有機成分の構成比率が高いため、う蝕の進行が早い。上記歯肉退縮の原因の一つとして、適正値よりも大きなブラッシング圧でブラッシングを行うオーバーブラッシングが挙げられる。
従来、過剰なブラッシング圧を低減するための歯ブラシとしては、例えば、特許文献1に記載された歯ブラシが開示されている。特許文献1に記載された歯ブラシは、パームグリップで握ってブラッシングした時に、ハンドル部の親指と人指し指で握る部位のうち、熱可塑性樹脂で形成された部位が植毛面側に開口するU字状に形成され、熱可塑性樹脂で形成された部位の周囲がエラストマー材料等の軟質樹脂で被覆されている。
特許文献1における上記構成の歯ブラシについては、ヘッド部の荷重をネック部だけでなくハンドル部の前記部位にも弾力を付与することにより、歯茎を傷つけることなく、歯と歯茎に優しく当たり心地のよい操作性を与えつつ、過剰なブラッシング圧を低減することが記載されている。
特開2000−004944号公報
しかしながら、上述したような従来の歯ブラシは、ブラッシング圧を低減することは可能であるものの、ブラッシング圧に対して一様な撓み挙動を示すため、オーバーブラッシングであることを認識することは容易ではない。
本発明は、以上のような点を考慮してなされたもので、歯と歯茎に優しく当たり心地のよい操作性を与えつつ、オーバーブラッシングを容易に抑制できる歯ブラシを提供することを目的とする。
本発明の第1の態様に従えば、長軸方向先端側に設けられ植毛面を有するヘッド部と、前記ヘッド部より後端側に配置された把持部と、前記植毛面と前記把持部との間に配置されたネック部と、前記植毛面よりも後端側に配置され、硬質樹脂で形成された硬質部と、軟質樹脂で形成され前記硬質部の少なくとも一部を被覆する軟質部とを含み、前記植毛面と直交する第1方向の外力により変形して、前記硬質部が前記長軸方向に前記軟質部を挟持して圧縮する変形部と、を有することを特徴とする歯ブラシが提供される。
また、上記本発明の一態様に係る歯ブラシにおいて、前記硬質部は、前記長軸方向に延び前記変形部より先端側の第1領域と後端側の第2領域とをつなぐ基体と、前記基体に前記長軸方向に空隙を介して2個以上設けられ、それぞれが前記長軸方向と交差する方向の外側に張り出す張出部とを有することを特徴とする。
また、上記本発明の一態様に係る歯ブラシにおいて、前記基体に前記張出部が設けられる前記長軸方向の単位長さあたりの密度は、2個/cm以上、10個/cm以下であることを特徴とする。
また、上記本発明の一態様に係る歯ブラシにおいて、前記変形部の前記長軸方向先端の位置は前記第1領域の後端の位置であり、前記長軸方向後端の位置は前記第2領域の先端の位置であり、前記変形部の前記長軸方向の長さは、5mm以上、30mm以下であり、前記張出部は、2つ以上の前記空隙を介して3個以上設けられ、前記張出部の前記長軸方向の配置ピッチの最小値に対する最大値の比は、1.1以上、3.0以下であることを特徴とする。
また、上記本発明の一態様に係る歯ブラシにおいて、前記張出部は、3つ以上の前記空隙を介して4個以上設けられ、前記張出部の前記長軸方向の配置ピッチは、前記基体の前記長軸方向の中心から端部に向かうのに従って漸次小さくなっていることを特徴とする。
また、上記本発明の一態様に係る歯ブラシにおいて、前記張出部は、前記長軸方向の厚さが前記基体側よりも外側が厚い厚肉部を有することを特徴とする。
また、上記本発明の一態様に係る歯ブラシにおいて、前記張出部は、前記基体からの前記第1方向の最大長さと、前記基体からの前記第1方向及び前記長軸方向と直交する第2方向の最大長さとが異なることを特徴とする。
また、上記本発明の一態様に係る歯ブラシにおいて、前記張出部は、前記基体からの前記第1方向の最大長さが、前記基体からの前記第2方向の最大長さよりも長いことを特徴とする。
また、上記本発明の一態様に係る歯ブラシにおいて、前記変形部は、前記軟質部の圧縮量に応じて設定される前記撓み量に関する指標値となったときに、前記指標値までの前記外力による撓み量の増加に対して前記軟質部の圧縮により生じる抵抗力の増加率の最大値よりも大きな増加率で増加することを特徴とする。
また、上記本発明の一態様に係る歯ブラシにおいて、前記硬質樹脂は、ポリプロピレン樹脂またはポリアセタール樹脂であることを特徴とする。
本発明では、歯茎を傷つけることなく、歯と歯茎に優しく当たり心地のよい操作性を与えつつ、過剰なブラッシング圧を十分に低減できる歯ブラシを提供できる。
本発明の第1実施形態を示す図であって、歯ブラシ1の正面図である。 同歯ブラシ1を幅方向の中心を含む平面で切断した断面図である。 同歯ブラシ1を構成する硬質部Hの正面図である。 変形部70の長軸方向と直交する断面図である。 硬質部Hにおける硬質部70Hの周辺を部分的に拡大した正面図である。 図5における側面図である。 撓みの初期段階における変形部70の周辺を部分的に拡大した側面図である。 撓みの後期段階における変形部70の周辺を部分的に拡大した側面図である。 変形部70の撓み量と、当該撓み量に対応する抵抗力との関係を示す図である。 変形部70の撓み量と、当該撓み量に対応する抵抗力との関係を示す図である。 第2実施形態に係る変形部70の長軸方向と直交する断面図である。 第3実施形態に係る長軸方向と直交する面で切断した基体81及び張出部82の断面図である。 第4実施形態に係る長軸方向と直交する面で切断した基体81及び張出部82の断面図である。 第5実施形態に係る変形部70において、張出部82eと張出部82fとが基体81に設けられた側面図である。 第6実施形態に係る長軸方向と直交する面で切断した基体81及び張出部82の断面図である。 第6実施形態に係る基体81及び張出部82の変形例の断面図である。 第6実施形態に係る基体81及び張出部82の変形例の断面図である。 第7実施形態に係る長軸方向と直交する面で切断した基体81及び張出部82の断面図である。
以下、本発明の歯ブラシの実施の形態を、図1ないし図18を参照して説明する。
なお、以下の実施形態は、本発明の一態様を示すものであり、この発明を限定するものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。また、以下の図面においては、各構成をわかりやすくするために、実際の構造と各構造における縮尺や数等を異ならせている。また、以下の説明においては、側面視における植毛面と直交する方向のうち、植毛面側を正面側、植毛面と逆側を背面側として適宜説明する。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態の歯ブラシ1の正面図である。図2は、歯ブラシ1を幅方向(図1における上下方向)の中心を含む平面で切断した断面図である。図3は、歯ブラシ1を構成する硬質部Hの正面図である。
本実施形態の歯ブラシ1は、長軸方向の先端側(以下、単に先端側と称する)に配置され用毛の毛束(図示せず)が植毛されたヘッド部10と、ヘッド部10の長軸方向後端側(以下、単に後端側と称する)に延設されたネック部20と、ネック部20の後端側に延設された把持部30と、把持部30の先端側に設けられた変形部70とを備える(以下、ヘッド部10、ネック部20及び把持部30を合わせてハンドル体2と称する)。
本実施形態の歯ブラシ1は、硬質樹脂で形成された硬質部Hと、軟質樹脂で形成された軟質部Eとが一体的に成形された成形体である。硬質部Hは、ヘッド部10、ネック部20、把持部30及び変形部70のそれぞれについて少なくとも一部を構成する。軟質部Eは、把持部30及び変形部70のそれぞれについて一部を構成する。より詳細には、本実施形態のヘッド部10及びネック部20は、硬質樹脂でそれぞれ形成されているが、例えば、表面の一部が上記軟質樹脂で被覆されている等、一部が上記軟質樹脂で形成されていてもよい。本実施形態の変形部70を含む把持部30は、一部が硬質樹脂と軟質樹脂の双方でそれぞれ形成されている(詳細は後述)。なお、ヘッド部10及びネック部20は、それぞれ一部が軟質樹脂で被覆されていてもよい。
[ヘッド部10]
ヘッド部10は、厚さ方向(図1における紙面と直交する方向)の一方側に植毛面11を有している。なお、以後、上記厚さ方向で植毛面11側を、正面方向の正面側とし、植毛面と反対側を背面側とし、上記厚さ方向及び長軸方向と直交する方向を幅方向(または適宜、側面方向)とする。植毛面11には、植毛穴12が複数形成されている。植毛穴12には、用毛の毛束(図示せず)が植設されている。
ヘッド部10の幅、すなわち正面側において植毛面11と平行で、長軸方向と直交する幅方向の長さ(以下、単に幅と称する)は、特に限定されず、例えば、7mm以上、13mm以下が好ましい。上記下限値以上であれば、毛束を植設する面積を十分に確保でき、上記上限値以下であれば、口腔内での操作性をより高められる。
ヘッド部10の長軸方向の長さ(以下、単に長さと称する)は、特に限定されず、例えば、10mm以上、33mm以下が好ましい。ヘッド部10の長さが上記下限値以上であれば、毛束を植設する面積を十分に確保でき、上記上限値以下であれば、口腔内での操作性をより高められる。なお、本実施形態におけるネック部20とヘッド部10との長軸方向の境界は、ネック部20からヘッド部10方向に向けて、ネック部20の幅が最小値となった位置とする。ネック部20の幅が最小値となる領域が一定の長さで存在する場合(ネック部20の幅が最小値となる位置が一箇所ではない場合)、ネック部20とヘッド部10との長軸方向の境界は、ネック部20の幅が最小値となる最もヘッド先端側の位置とする。
ヘッド部10の厚さ方向の長さ(以下、単に厚さと称する)は、材質等を勘案して決定でき、2.0mm以上、4.0mm以下が好ましい。ヘッド部10の厚さが上記下限値以上であれば、ヘッド部10の強度をより高められる。ヘッド部10の厚さが上記上限値以下であれば、奥歯の奥への到達性を高められるとともに、口腔内での操作性をより高められる。
毛束は、複数の用毛を束ねたものである。植毛面11から毛束の先端までの長さ(毛丈)は、毛束に求める毛腰等を勘案して決定でき、例えば、6〜13mmとされる。全ての毛束は同じ毛丈であってもよいし、相互に異なっていてもよい。
毛束の太さ(毛束径)は、毛束に求める毛腰等を勘案して決定でき、例えば、1〜3mmとされる。全ての毛束は同じ毛束径であってもよいし、相互に異なっていてもよい。
毛束を構成する用毛としては、例えば、毛先に向かって漸次その径が小さくなり、毛先が先鋭化された用毛(テーパー毛)、植毛面11から毛先に向かいその径がほぼ同一である用毛(ストレート毛)等が挙げられる。ストレート毛としては、毛先が植毛面11に略平行な平面とされたものや、毛先が半球状に丸められたものが挙げられる。
用毛の材質は、例えば、6−12ナイロン(6−12NY)、6−10ナイロン(6−10NY)等のポリアミド、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリトリメチレンテレフタレート(PTT)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリブチレンナフタレート(PBN)等のポリエステル、ポリプロピレン(PP)等のポリオレフィン、ポリオレフィン系エラストマー、スチレン系エラストマー等のエラストマー樹脂等が挙げられる。これらの樹脂材料は、1種単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。また、用毛としては、芯部と該芯部の外側に設けられた少なくとも1層以上の鞘部とを有する多重芯構造を有するポリエステル製用毛が挙げられる。
用毛の横断面形状は、特に限定されず、真円形、楕円形等の円形、多角形、星形、三つ葉のクローバー形、四つ葉のクローバー形等としてもよい。全ての用毛の断面形状は同じであってもよいし、異なっていてもよい。
用毛の太さは、材質等を勘案して決定でき、横断面が円形の場合、例えば、6〜9mil(1mil=1/1000inch=0.025mm)とされる。また、使用感、刷掃感、清掃効果、耐久性等を考慮して、太さの異なる複数本の用毛を任意に組み合わせて用いてもよい。
[ネック部20]
ネック部20の長さは、操作性の点で40mm以上、70mm以下であることが好ましい。
ネック部20の幅は、一例として、最小値となる位置から後端側に漸次大きくなるように形成されている。本実施形態におけるネック部20は、幅が最小値となる位置から後端側に向かうのに従って漸次大きくなるように形成されている。また、ネック部20の厚さは、最小となる位置から後端側に向かうのに従って漸次大きくなるように形成されている。
ネック部20は、最小となる位置における幅と厚さはいずれも3.0mm以上、4.5mm以下が好ましい。最小となる位置におけるネック部20の幅と厚みが上記下限値以上であれば、ネック部20の強度をより高められ、上記上限値以下であれば、唇が閉じやすく、また奥歯への到達性を高められるとともに、口腔内での操作性をより高められる。最小値となる位置から後端側に向かうのに従って漸次大きくなるように形成されているネック部20の幅及び厚さは、材質等を勘案して適宜決定できる。
ネック部20の側面視における正面側は、後端側に向かうに従って正面側に向かう方向に傾斜している。ネック部20の側面視における背面側は、後端側に向かうに従って背面側に向かう方向に傾斜している。ネック部20は、正面視において、幅方向中心からの距離が後端側に向かうに従って大きくなる方向に傾斜している。
本実施形態におけるネック部20と把持部30との境界は、正面視において、後端側に向かうに従って幅方向中心からの距離の増加が終了した位置とする。ここでは、ネック部20から把持部30に向けて幅が正面視及び側面視の双方で円弧状の輪郭で拡大し、当該円弧の曲率中心の位置が変化した長軸方向の位置と一致している。より詳細には、ネック部20と把持部30との境界は、図1に示す正面視においては、曲率中心が円弧状の輪郭の外側で後端側に変化した長軸方向の位置と一致している。また、ネック部20と把持部30との境界は、図2に示す側面視においては、曲率中心が円弧状の輪郭の外側でから後端側に変化した長軸方向の位置と一致している。
[把持部30]
把持部30は、長軸方向に沿って配置されている。図1に示すように、把持部30の幅方向の長さは、ネック部20との境界から後端側に向かうのに従って漸次狭くなった後に、略一定の長さで延びている。図2に示すように、把持部30の厚さ方向の長さは、ネック部20との境界から後端側に向かうのに従って漸次狭くなった後に、略一定の長さで延びている。
把持部30の幅方向の長さがネック部20との境界から後端側に向かうのに従って漸次狭くなった後に略一定の長さとなる長軸方向の位置と、把持部30の厚さ方向の長さがネック部20との境界から後端側に向かうのに従って漸次狭くなった後に略一定の長さとなる長軸方向の位置は同一である。
本実施形態における把持部30における変形部70の長軸方向の先端側端部の位置は、ネック部20と把持部30との境界である。変形部70の長軸方向の後端側端部の位置は、ネック部20との境界から後端側に向かうのに従って漸次狭くなった後に、略一定の長さとなった位置であり、後述する軟質部70Eと硬質部30Hとの境界である。
把持部30は、変形部70の後端側端部よりも後端側に、正面側における幅方向の中央に軟質部31Eを有している。軟質部31Eは、軟質部Eの一部を構成する。軟質部31Eは、正面視で略一定の幅で長軸方向に延びている。正面視において、軟質部31Eの側縁と把持部30の幅方向外側の側縁とは略一定の距離で形成されている。
把持部30は、変形部70に設けられた硬質部70Hと、変形部70よりも後端側に設けられた硬質部30Hを有している。硬質部30H、70Hは、硬質部Hの一部を構成する。硬質部30Hは、正面側に軟質部31Eが埋設される窪み31Hを有している。窪み31Hは、正面視で変形部70との境界から後端側に略一定の長さで長軸方向に延びている。窪み31Hに埋設されるた軟質部31Eは、正面側に露出する硬質部30Hと略面一である。
把持部30は、背面側における幅方向の中央に軟質部32Eを有している(図1、図2参照)。軟質部32Eは、軟質部Eの一部を構成する。軟質部32Eは、正面視で軟質部31Eの外形輪郭と略同一の外形輪郭を有している。すなわち、軟質部32Eは、正面視で略一定の幅で長軸方向に延びている。背面視において、軟質部32Eの側縁と把持部30の幅方向外側の側縁とは略一定の距離で形成されている。
硬質部30Hは、背面側に軟質部32Eが埋設される窪み32H(図2参照)を有している。窪み32Hは、正面視で略一定の幅で長軸方向に延びている。軟質部32Eは、背面側に露出する硬質部30Hと略面一である。
把持部30の正面側に軟質部31Eが設けられ、背面側に軟質部32Eが設けられているため、把持部30を把持した際のグリップ性が向上する。
[変形部70]
変形部70は、植毛面11と直交する第1方向の外力により変形する。図2に示すように、変形部70は、硬質部70Hと軟質部70Eとを有している。図4は、変形部70の長軸方向と直交する断面図であり、図1におけるA−A線視断面図である。本実施形態では、硬質部70Hは周囲を軟質部70Eで被覆されている。変形部70の長軸方向の最大長さは、5mm以上、30mm以下であることが好ましい。変形部70の長軸方向の最大長さを5mm以上とすることにより、使用者が把持部30を把持した際に変形部70が手指に接触して、変形部70の変形を十分に感じることが可能になる。変形部70の長軸方向の最大長さを30mm以下とすることにより、変形部70を撓ませ続けたときの抵抗力の急激な増加を防ぐことができ、不意な使用感変化が無い等、使用者のブラッシング操作を円滑にすることができる。
図5は、硬質部Hにおける硬質部70Hの周辺を部分的に拡大した正面図である。図6は、図5における側面図である。
図4乃至図6に示すように、硬質部70Hは、基体81と複数の張出部82a〜82d(適宜、張出部82と総称する)とを有している。
基体81は、長軸方向に延びる円柱形状に形成されている。基体81は、ネック部20(硬質部20H)と、変形部70より後端側の把持部30(硬質部30H)とをつないでいる。基体81と接続された硬質部20Hは、幅、厚さ及び厚さ方向の曲げ強度が硬質部70Hよりも大きく剛直である第1領域A1を構成する。基体81と接続された硬質部30Hは、幅、厚さ及び厚さ方向の曲げ強度が硬質部70Hよりも大きく剛直である第2領域A2を構成する。変形部70の長軸方向先端の位置は、第1領域A1の後端の位置であり、長軸方向後端の位置は、第2領域A2の先端の位置である。
第1領域A1及び第2領域A2は、それぞれ長軸方向と直交する断面において、軟質樹脂よりも硬質樹脂が占める割合が大きい。例えば、本実施形態における第1領域A1は、硬質樹脂が占める割合は100%である。また、第2領域A2は、硬質樹脂が占める割合はおよそ80%以上である。
基体81の軸中心は、硬質部30Hの幅方向及び厚さ方向の中心位置に配置されている。基体81の長軸方向の両端、すなわち、硬質部20Hとの接続部及び硬質部30Hとの接続部には、端部側に向かうのに従って漸次直径が大きくなる面取りがそれぞれ設けられている。面取りは、正面視及び側面視の双方で円弧形状のR面取りである。硬質部20Hとの接続部及び硬質部30Hとの接続部のそれぞれに面取りが設けられることで、変形部70が撓む際の応力集中を緩和できる。
各張出部82a〜82dは、それぞれ基体81から長軸方向と交差する方向に張り出している。具体的には、各張出部82a〜82dは、基体81を中心とする径方向外側に(基体81から直交してする方向に)張り出している。各張出部82a〜82dは、基体81を中心として全周に亘って等距離で張り出す円盤形状である。各張出部82a〜82dは、径方向外側に向かうのに従って薄くなるテーパ形状に形成されている。一例として、各張出部82a〜82dの最小厚さは、1mmである。
張出部82a〜82dは、基体81に長軸方向に空隙83a〜83c(適宜、空隙83と総称する)を介して互いに離間して設けられている。本実施形態では、空隙83a〜83cの長軸方向の長さは同一である。すなわち、張出部82a〜82dは、長軸方向に等間隔で配置されている。空隙83a〜83cの長軸方向の長さは、張出部82a〜82dが基体81から径方向に張り出す長さよりも小さく設定されている。空隙83a〜83cの長軸方向の長さは、硬質部20Hと張出部82aとの距離、及び硬質部30Hと張出部82dとの距離よりも小さく設定されている。
上記の硬質部70Hは、軟質部70Eに埋設されている。硬質部70Hが軟質部70Eに埋設されているため、強度面からは硬質部70Hに負荷される応力を緩和することができる。また、荷重に対する歯ブラシ1の撓み度合いの点からは、空隙83a〜83cに軟質部70Eが充填されることから変形部70の弾性挙動のコントロールが可能になる(詳細は後述)。
硬質部Hの素材としては、一例として、曲げ弾性率(JIS7171)が1500MPa以上、3500MPa以下である樹脂が挙げられ、例えば、ポリアセタール樹脂(POM)が挙げられる。硬質部Hの曲げ弾性率としては、2000MPa以上、3500MPa以下がより好ましい。
図4に示すように、軟質部70Eの断面は、硬質部70Hが埋設された略六角形状の外形輪郭である。六つの頂点のうち、厚さ方向の中途に配置された二つの頂点は、変形部70(軟質部70E)の厚さ方向の中心よりも背面側に配置されている。
変形部70における硬質部70Hの占有率は、20%以下である。硬質部70Hの占有率を20%以下とすることにより、背面側への変形部70の曲げ強度を小さくすることができる。
軟質部Eの素材としては、変形部70が撓んだ際に隣り合う張出部82同士が互いに接近したときに、圧縮荷重で変形可能である点で、一例として、ショア硬度Aが40以上、90以下のものが好ましく、ショア硬度Aが50以上、80以下のものがより好ましい。軟質樹脂としては、例えば、エラストマー(例えば、オレフィン系エラストマー、スチレン系エラストマー、ポリエステル系エラストマー、ポリウレタン系熱可塑性エラストマー等)、シリコーンが挙げられる。ポリアセタール樹脂との混和性に優れることからスチレン系エラストマーが好ましい。
上記の歯ブラシ1において、把持部30を把持した状態でヘッド部10に背面側への外力が加わった際に、変形部70の先端側の第1領域A1及び後端側の第2領域A2は、曲げ強度が硬質部70Hよりも大きく剛直であることから非変形となり、第1領域A1と第2領域A2の間に配置された変形部70が変形する。
変形部70が変形する際には、非変形である第1領域A1及び第2領域A2から最も遠い長軸方向の中央から撓み始める。図7は、撓みの初期段階における変形部70の周辺を部分的に拡大した側面図であり、軟質部70Eについては簡略的に示されている。図8は、撓みの後期段階における変形部70の周辺を部分的に拡大した側面図である。また、図7及び図8については、便宜上、把持部30は不動でネック部20のみが相対的に背面側に変形するものとして図示されている。
図7に示すように、変形部70においては、基体81の長軸方向の中央が撓むことにより、張出部82bと張出部82cの背面側先端同士が長軸方向に接近する。張出部82bと張出部82cの背面側先端同士が長軸方向に接近することにより、張出部82bと張出部82cとの間の背面側の空隙83bに形成された軟質部70Eは、張出部82bと張出部82cに挟持されて長軸方向に圧縮される。
軟質部70Eは、圧縮の初期段階では容易に撓むものの、ある程度撓むと圧縮限界となり、それ以上は実質的に撓みづらくなる(撓まなくなる)。これは、背面側の空隙83bに形成された軟質部70Eが弾性変形範囲内で圧縮された場合は圧縮力に応じて弾性変形して撓むものの、弾性変形範囲を超えて圧縮された場合は弾性変形しないためと考えられる。この場合、ヘッド部10に背面側への外力を加える際の抵抗力(ブラッシング圧)は、変形部70(基体81及び軟質部70E)の撓み量に応じた抵抗力と、張出部82bと張出部82cによる空隙83bに配された軟質部70Eの圧縮時の抵抗力との合計となる。
図9は、変形部70の撓み量と、当該撓み量に対応する抵抗力との関係を示す図である。図9においては、硬質部70が基体81及び張出部82を有する場合の関係を実線で示し、硬質部70が張出部82を有さず基体81のみで構成されている場合の関係を破線で示している。
図9に破線で示されるように、張出部82を有さない変形部70を撓ませる場合は、軟質部70Eの圧縮時の抵抗力が生じないため、撓み量の増加と抵抗力の増加とは一定の関係(割合)となる。これに対して、図9に実線で示されるように、張出部82を有する変形部70を撓ませる場合、空隙83bに配された軟質部70Eへの圧縮が圧縮限界(指標値)となる撓み量D1までは、撓み量の増加に対して抵抗力が一定の関係で増加する。そして、張出部82を有する変形部70が空隙83bに配された軟質部70Eへの圧縮が圧縮限界となる撓み量D1となったときに、軟質部70Eの圧縮に伴う大きな抵抗力が加わる。すなわち、変形部70は、撓み量D1となったときに、撓み量D1までの撓み量の増加に対して軟質部70Eの圧縮により生じる抵抗力の増加率の最大値よりも大きな増加率で増加する。
歯ブラシ1の使用者は、上記のように、変形部70の撓み量がD1となり抵抗力の増加する割合が変化したことを容易に感知することができる。従って、オーバーブラッシング状態となる値に撓み量D1を設定することにより、歯ブラシ1の使用者は、オーバーブラッシング状態であることを容易に感知することができる。
上記撓み量D1を超えても背面側への外力が加わり、変形部70(基体81)の撓み量が増加すると、基体81の長軸方向の中央より外側が撓むことにより、図8に示すように、張出部82aと張出部82bの背面側先端同士と、張出部82cと張出部82dの背面側先端同士の背面側先端同士とがそれぞれ長軸方向に接近する。
張出部82aと張出部82bの背面側先端同士が長軸方向に接近することにより、張出部82aと張出部82bとの間の背面側の空隙83aに形成された軟質部70Eは、張出部82aと張出部82bに挟持されて長軸方向に圧縮される。同様に、張出部82cと張出部82dの背面側先端同士が長軸方向に接近することにより、張出部82cと張出部82dとの間の背面側の空隙83cに形成された軟質部70Eは、張出部82cと張出部82dに挟持されて長軸方向に圧縮される。
空隙83a及び空隙83cに形成された軟質部70Eについても、撓みが進むと圧縮限界となり、軟質部70Eの圧縮に伴う抵抗力が大きくなる。すなわち、図9に示すように、変形部70(基体81)の撓み量が、空隙83bに配された軟質部70Eの圧縮限界となる撓み量D1を超えると、空隙83a及び空隙83cに配された軟質部70Eの圧縮限界となる撓み量D2までは撓み量の増加に対して抵抗力が一定の関係で増加する。そして、変形部70が空隙83a及び空隙83cに配された軟質部70Eへの圧縮が圧縮限界となる撓み量D2となったときに、軟質部70Eの圧縮に伴う大きな抵抗力が加わる。すなわち、変形部70は、軟質部70Eが圧縮される複数の空隙83a〜83cの位置が順次変化する毎に抵抗力が段階的に変化する。
歯ブラシ1の使用者は、上記のように、変形部70の撓み量がD2となり抵抗力の増加する割合が再度変化したことを容易に感知することができる。従って、オーバーブラッシング状態となる値に撓み量D2を設定することにより、歯ブラシ1の使用者は、オーバーブラッシング状態であることを二段階に亘って容易に感知することができる。
抵抗力の増加する割合が変化する撓み量D1、D2としては、例えば、オーバーブラッシング状態となる直前の撓み量をD1とし、オーバーブラッシング状態に至った撓み量をD2としてもよいし、軽度のオーバーブラッシング状態に至った撓み量をD1とし、重度のオーバーブラッシング状態に至る直前の撓み量をD2とする等、オーバーブラッシング状態に関する指標として適宜設定可能である。
以上のように、本実施形態の歯ブラシ1においては、変形部70が硬質部70Hを被覆する軟質部70Eを有するため、歯茎を傷つけることなく、歯と歯茎に優しく当たり心地のよい操作性を保持できるとともに、背面側への外力が加わった際に、基体81の撓みに伴って軟質部70Eを長軸方向に圧縮する張出部82を有しているため、軟質部70Eが圧縮限界に至った際の抵抗力増加により、オーバーブラッシング状態であることを容易に感知することができる。その結果、本実施形態の歯ブラシ1では、オーバーブラッシングを容易に抑制することが可能になる。また、使用者が本実施形態の歯ブラシ1を用いて上述した抵抗力増加の感覚(加減)を記憶することにより、変形部70を有さない歯ブラシを使用しても、適切なブラッシング圧が再現することが可能になる。
上記変形部70において、基体81に張出部82が設けられる単位長さあたりの密度としては、2個/cm以上、10個/cm以下であることが好ましく、4個/cm以上、8個/cm以下であることがより好ましい。
基体81に張出部82が設けられる単位長さあたりの密度を10個/cm以下とすることより、張出部82の長軸方向の厚さを1mm以上とすることが可能となり、撓みに伴う圧力負荷でも変形しない剛直性を確保できる。また、基体81に張出部82が設けられる単位長さあたりの密度を2個/cm以上とすることより、実使用上想定される撓み量において、撓みに対する抵抗力が増加する割合を変化させることが可能となる。
上記変形部70の長軸方向の長さとしては、5mm以上、30mm以下であり、変形部70において、張出部82が3個以上設けられる場合、長軸方向の配置ピッチの最小値に対する最大値の比は、1.1以上、3.0以下であることが好ましく、1.5以上、2.5以下であることがより好ましい。
長軸方向の配置ピッチの最小値に対する最大値の比を3.0以下とすることにより、変形部70を撓ませ続けたときの抵抗力の急激な増加を防ぐことができ、不意な使用感変化が無い等、使用者のブラッシング操作を円滑にすることができる。また、長軸方向の配置ピッチの最小値に対する最大値の比を1.1以上とすることにより、張出部82が同一の配置ピッチで配置されている場合と比べて、撓みに対する抵抗力増加を使用者が容易に認識することが可能になる。
上記変形部70の最小厚さとしては、5mm以上、15mm以下であることが好ましい。基体81から張出部82が突出する最大長さとしては、3mm以上、10mm以下であることが好ましい。また、基体81の最小厚さとしては、2mm以上、5mm以下であることが好ましい。
変形部70の最小厚さをX(mm)、張出部82が突出する最大長さをY(mm)、基体81の最小厚さをZ(mm)とすると、X/Zで表される数値は、2.5以上、7.5以下であることが好ましく、3.0以上、7.0以下であることがより好ましい。X/Zで表される数値を7.5以下とすることにより、撓み挙動において硬質樹脂の特性を確保することができ、撓み始めの抵抗力を発生させることが可能となる。また、X/Zで表される数値を2.5以上とすることにより、軟質樹脂の特性を確保でき、当該領域を実使用想定の圧力で撓ませることができる。
また、Y/Zで表される数値は、1.5以上、5.0以下であることが好ましく、2.0以上、4.5以下であることがより好ましい。Y/Zで表される数値が小さい場合には、隣り合う張出部82同士が接近しづらくなり、Y/Zで表される数値が大きい場合には、隣り合う張出部82同士が接近しやくなる。そのため、Y/Zで表される数値を1.5以上、5.0以下とすることにより、基体81の最小厚さに対して張出部82が突出する最大長さを十分に確保することができ、張出部82同士の接近による抵抗力増加を生み出すことが容易となる。
上記変形部70において、張出部82が4個以上設けられる場合、張出部82の長軸方向の配置ピッチとしては、基体81の長軸方向の中心から端部に向かうのに従って漸次小さくなっているが好ましい。
張出部82の長軸方向における配置ピッチの調整は、変形部70の撓みに対する抵抗力の増加挙動をコントロールすることに繋がる。図10は、変形部70の撓み量と、当該撓み量に対応する抵抗力との関係を示す図である。図10においては、張出部82の配置ピッチが基体81の長軸方向の中心から端部に向かうのに従って漸次小さくなる場合の関係を一点鎖線で示し、張出部82の配置ピッチが基体81の長軸方向の中心から端部に向かうのに従って漸次大きくなる場合の関係を実線で示している。
図10に一点鎖線で示すように、張出部82の長軸方向の配置ピッチを基体81の長軸方向の中心から端部に向かうのに従って漸次小さくすることにより、撓み量が小さい場合(撓み量D1)には抵抗力の増加を小さくし(抵抗力R2−R1)、撓み量が大きい場合(撓み量D2)には抵抗力の増加を大きくできる(抵抗力R6−R3)。これにより、変形部70の撓み過ぎをさらに抑制し、使用上の不具合解消に大いに役立つことができる。
また、図10に実線で示すように、張出部82の長軸方向の配置ピッチを基体81の長軸方向の中心から端部に向かうのに従って漸次大きくすることにより、撓み量が小さい場合(撓み量D1)には抵抗力の増加を大きくし(抵抗力R4−R1)、撓み量が大きい場合(撓み量D2)には抵抗力の増加を小さくできる(抵抗力R6−R5)。これにより、変形部70の撓み過ぎを早い段階で抑制し、使用上の不具合解消に大いに役立つことができる。
このように、変形部70の撓み過ぎを抑制できることから、薄型ヘッドあるいはスリムネックを有する歯ブラシを用いる場合でも応力集中を緩和できるため、薄型ヘッドあるいはスリムネックにおける破損を抑制することが可能になる。
[第2実施形態]
続いて、歯ブラシ1の第2実施形態について、図11を参照して説明する。
この図において、図1乃至図10に示す第1実施形態の歯ブラシ1の構成要素と同一の要素については同一符号を付し、その説明を省略する。
第2実施形態では、変形部70の曲げ強度が厚さ方向と幅方向とで異なる(異方性を有する)場合について説明する。
図11は、長軸方向と直交する変形部70の断面図である。
上記第1実施形態の歯ブラシ1における張出部82は、基体81からの張り出し長さが全周に亘って同一である長軸方向視で円形であった。図11に示されるように、本実施形態の張出部82は、厚さ方向に長軸を有し幅方向に短軸を有する、長軸方向視で楕円形状に形成されている。すなわち、本実施形態の張出部82は、基体81からの厚さ方向の最大長さが基体81からの幅方向の最大長さよりも長い。
他の構成は、上記第1実施形態と同様である。
張出部82は、背面側への外力で基体81が撓んだ際に、基体81から最も遠い先端が最も大きく撓む。そのため、長軸方向視で楕円形状の張出部82は、長軸側の厚さ方向背面側の先端が、短軸側の幅方向先端よりも大きく撓む。その結果、張出部82が厚さ方向に撓んだ際の抵抗力は、張出部82が幅方向に撓んだ際の抵抗力よりも大きくなる。従って、長軸方向視で楕円形状の張出部82を有する変形部70は、曲げ強度に異方性を有することになり、幅方向と比較して厚さ方向に撓みづらくなることで、操作性を維持しつつオーバーブラッシングを容易に抑制することが可能になる。
[第3実施形態]
続いて、歯ブラシ1の第3実施形態について、図12を参照して説明する。
この図において、図11に示す第2実施形態の歯ブラシ1の構成要素と同一の要素については同一符号を付し、その説明を省略する。
第2実施形態では、楕円形状の張出部82を用いて曲げ強度に異方性を発現させる構成について説明したが、第3実施形態では多角形の張出部82を用いて曲げ強度に異方性を発現させる構成について説明する。
図12は、長軸方向と直交する面で切断した基体81及び張出部82の断面図である。
図12(a)には、直軸方向視が三角形の張出部82が示され、図12(b)には、直軸方向視が四角形の張出部82が示されている。なお、図12(a)、(b)では、隣り合う辺同士が交差する構成であるが、交差部分に円弧形状や面取りがあってもよい。
張出部82が直軸方向視で多角形の場合、基体81から頂点までの距離は、基体81から辺までの距離よりも長くなる。そのため、上述したように、基体81と頂点を結ぶ方向については、基体81と辺を結ぶ方向よりも抵抗力が大きくなる。
その結果、本実施形態の歯ブラシでは、上記第1実施形態と同様の作用・効果が得られることに加えて、基体81と頂点を結ぶ方向は曲げ強度が大きく、基体81と辺を結ぶ方向は曲げ強度が小さいという曲げに関する異方性を容易に発現させることが可能となる。また、多角形における頂点の数が異方性を発現させる方向の数となり、歯ブラシの仕様に応じて優先的に撓ませる方向の数、向きを任意に設定することが可能となる。
[第4実施形態]
続いて、歯ブラシ1の第4実施形態について、図13を参照して説明する。
この図において、図11に示す第2実施形態及び図12に示す第3実施形態の歯ブラシ1の構成要素と同一の要素については同一符号を付し、その説明を省略する。
第2実施形態及び第3実施形態では、正面側及び背面側の双方で特定方向の曲げ強度が大きい構成について説明したが、第4実施形態では、特定方向の一方側、具体的には背面側に関して曲げ強度が大きい構成について説明する。
図13は、長軸方向と直交する面で切断した基体81及び張出部82の断面図である。
図13(a)には、直軸方向視が略楕円形状で背面側のみに延出する張出部82が示され、図13(b)には、直軸方向視が略矩形で背面側のみに延出する張出部82が示され、図13(c)には、直軸方向視が先細る略三角形で背面側のみに延出する張出部82が示されている。
上記構成の張出部82を有する変形部70では、厚さ方向のうち、背面側に撓む際に大きな抵抗力が生じる。
従って、本実施形態では、より効果的にオーバーブラッシングを抑制することが可能になる。
[第5実施形態]
続いて、歯ブラシ1の第5実施形態について、図14を参照して説明する。
この図において、図1乃至図10に示す第1実施形態の歯ブラシ1の構成要素と同一の要素については同一符号を付し、その説明を省略する。
第5実施形態では、変形部70が撓んでいない状態で、隣り合う張出部82間の長軸方向の距離が一定ではない場合について説明する。
変形部70が撓んでいない状態で隣り合う張出部82間の長軸方向の距離が同等で、隣り合う張出部82の間で挟持される軟質部70Eの厚さが一定であれば、上述のように、基体81からの距離が大きいほど張出部82が撓んだ際の抵抗力は大きくなる。一方、隣り合う張出部82間の長軸方向の距離が同等ではなく、隣り合う張出部82の間で挟持される軟質部70Eの厚さが一定ではない場合、例えば、基体81に近い側の距離が短く軟質部70Eが薄く、基体81から遠い側の距離が長く軟質部70Eが厚く形成された場合、基体81に近く軟質部70Eが薄い領域が基体81から遠く軟質部70Eが厚い領域よりも先に圧縮限界に達することがある。
図14は、変形部70が撓んでいない状態で長軸方向の距離が一定ではない張出部82eと張出部82fとが基体81に設けられた側面図である。図14に示す張出部82eは、第1実施形態で示した円盤が側面視で先端部を先端側に向けて湾曲して形成されている。張出部82fは、円盤が側面視で先端部を後端側に向けて湾曲して形成されている。張出部82eと張出部82fとの基体81側の距離W1は、基体81から最も遠い位置での距離W2よりも小さく形成されている。張出部82eと張出部82fとは、基体81に近い箇所が幅方向に亘って距離W1で配置されている。そのため、張出部82eと張出部82fとの間に形成される軟質部70Eは、基体81に近い側が薄く、基体81から遠い側が厚く形成される。
図14に示す基体81が背面側に撓んだ際には、張出部82e及び張出部82fにおける基体81から最も遠い背面側の位置の箇所が接近する方向に撓むが、基体81が撓んでいない状態での距離W2が大きいため、基体81から最も遠い背面側の位置の箇所が撓んで軟質部70Eが圧縮限界に達する前に、基体81に近い側の薄い軟質部70Eが先に圧縮限界に達する。その結果、変形部70が撓んだ際には、張出部82e及び張出部82fとの間に、厚さ方向で基体81の中心位置近傍に幅方向に延びる圧縮限界に達した軟質部70Eが略帯状に形成される。
このように、本実施形態の変形部70は、上記第1実施形態と同様の作用・効果が得られることに加えて、幅方向に延びる帯状の軟質部70Eが厚さ方向の両側の軟質部70Eよりも先に圧縮限界に達して抵抗力が大きくなるため、幅方向の曲げ強度を厚さ方向の曲げ強度よりも大きくすることができる。
[第6実施形態]
続いて、歯ブラシ1の第6実施形態について、図15を参照して説明する。
この図において、図1乃至図10に示す第1実施形態の歯ブラシ1の構成要素と同一の要素については同一符号を付し、その説明を省略する。
第6実施形態では、歯ブラシ1の製造性を考慮した張出部82について説明する。
上記の歯ブラシ1製造する際には、一例として、第1金型を用いた射出成形により硬質部Hを成形した後に、当該硬質部Hを配置した第2金型に軟質樹脂を充填してハンドル体2を成形する、いわゆる二色成形が行われる。溶融した軟質樹脂を第2金型に充填する際の流路は硬質部Hと第2金型の隙間で形成されるため、硬質部Hを構成する張出部82が基体81を中心として全周に亘って設けられる場合は、溶融した軟質樹脂の流路は全周に亘って狭くなる。そのため、十分な射出圧が付与されず軟質部70Eにヒケ等の成形不良が生じる可能性がある。
そのため、本実施形態における張出部82としては、基体81を中心とする周方向に隙間をあけて設けられている。具体的には、張出部82は、図15(a)に示すように、長軸方向視で厚さ方向及び幅方向と交差する矩形状の板体84が周方向に隙間をあけて配置され、正面側及び背面側の双方に延びる略X字状に形成されている。また、張出部82は、図15(b)に示すように、長軸方向視で厚さ方向及び幅方向と交差し先端が先細る三角形状の板体85が周方向に隙間をあけて配置され、正面側及び背面側の双方に延びる略X字状に形成されている。
また、図15(a)に示す矩形状の板体84及び図15(b)に示す三角形状の板体85は、それぞれ基体81の中心を通り厚さ方向に延びる中心線を中心として線対称に配置されている。
本実施形態では、軟質部70Eを射出成形により成形する際に、周方向における矩形状の板体84の間の隙間、又は周方向における三角形状の板体85の間の広い隙間を流路として溶融した軟質樹脂が流動するため、充填圧を十分に付与することが可能となり、ヒケ等の成形不良を生じさせることなく高品質の軟質部70E及び歯ブラシ1を成形することが可能となる。
また、本実施形態では、張出部82を構成する周方向に隙間をあけて配置された板体84、85が厚さ方向に延びる中心線を中心として線対称に配置されているため、厚さ方向背面側への外力が加わった際に、幅方向で同一の抵抗力が生じるため、変形部70が捻れた状態で背面側に撓むことを抑制できる。
なお、張出部82を構成する周方向に隙間をあけて配置された板体としては、図16(a)及び図16(b)に示すように、基体81から背面側にのみ延出する構成であってもよい。この構成を採ることにより、第4実施形態で説明したように、厚さ方向のうち、背面側に撓む際に大きな抵抗力が生じるため、より効果的にオーバーブラッシングを抑制することが可能になる。また、溶融した軟質樹脂の流路が一層広がるため、より安定して高品質の軟質部70E及び歯ブラシ1を成形することが可能となる。
また、張出部82を構成する周方向に隙間をあけて配置された板体としては、基体81から厚さ方向及び幅方向と交差する斜め方向に延出する構成の他に、図17(a)、図17(b)に示すように、基体81から幅方向に延びる第1板体86と、第1板体86の幅方向両端から隙間をあけてそれぞれ背面側に延びる第2板体87とを有する構成であってもよい。この場合、第2板体87としては、図17(a)に示すように、厚さ方向に延びる矩形状であってもよいし、図17(b)に示すように、厚さ方向に延びる先細る三角形状であってもよい。
[第7実施形態]
続いて、歯ブラシ1の第7実施形態について、図18を参照して説明する。
この図において、図1乃至図10に示す第1実施形態の歯ブラシ1の構成要素と同一の要素については同一符号を付し、その説明を省略する。
本実施形態の張出部82は、長軸方向の厚さが基体81側よりも外側が厚い厚肉部を有している。厚肉部としては、図18(a)に示すように、基体81から外側に向かうのに従って、長軸方向に漸次厚くなる断面視略三角形状であってもよいし、図18(b)に示すように、基体81から一定幅で外側に向かう第1板体89の先端部に第1板体89よりも長軸方向に長い第2板体90を有する構成であってもよい。背面側への外力の負荷を停止し、撓み量の増加を停止させた時(曲げる力を0にした時)は、変形部70には元の形状に戻ろうとする力が発生する(屈曲回復力)。そのため、張出部82の厚さを外側で大きくすることにより、この屈曲回復力を強化することができる。
これにより、変形部70の撓みに対する抵抗力の強弱(メリハリ)が一層増すだけでなく、変形部70の形状記憶性が確保できるため、硬質樹脂の選択自由度が上がり、例えば塑性変形しやすい樹脂も使えるようになる。
以上、添付図面を参照しながら本発明に係る好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。上述した例において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上記実施形態では、軟質部70Eが硬質部70Hの周囲を全周に亘って被覆する構成を例示したが、この構成に限定されず、硬質部70Hの一部が被覆されずに露出する構成であってもよい。
また、上記実施形態では、基体81が円柱状に形成され等方的に撓む構成を例示したが、この構成に限定されない。例えば、基体81が厚さよりも幅が長い断面矩形の板体とすることにより、厚さ方向に撓みやすく幅方向に撓みづらい異方性を発現することができる。また、例えば、基体81が幅よりも厚さが長い断面矩形の板体とすることにより、幅方向に撓みやすく厚さ方向に撓みづらい異方性を発現することができる。
また、上記実施形態で示した張出部82の数は一例であり、2個以上設けられる構成であればよい。
また、上記実施形態では、複数の張出部が全て同一形状である構成を例示したが、この構成に限定されず、異なる形状の張出部の組み合わされた構成であってもよい。
また、上記実施形態では、変形部が把持部に設けられる構成を例示したが、この構成に限定されず、変形部がネック部に設けられる構成や、変形部がネック部および把持部の双方に設けられる構成であってもよい。
1…歯ブラシ、 2…ハンドル体、 10…ヘッド部、 11…植毛面、 20…ネック部、 30…把持部、 70…変形部、 73H、75H…曲面(第1増肉部)、 74H、76H…曲面(第2増肉部)、 81…基体、 82、82a〜82f…張出部、 A1…第1領域、 A2…第2領域、 E、31E、32E、70E…軟質部、 H、70H…硬質部

Claims (10)

  1. 長軸方向先端側に設けられ植毛面を有するヘッド部と、
    前記ヘッド部より後端側に配置された把持部と、
    前記植毛面と前記把持部との間に配置されたネック部と、
    前記植毛面よりも後端側に配置され、硬質樹脂で形成された硬質部と、軟質樹脂で形成され前記硬質部の少なくとも一部を被覆する軟質部とを含み、前記植毛面と直交する第1方向の外力により変形して、前記硬質部が前記長軸方向に前記軟質部を挟持して圧縮する変形部と、
    を有することを特徴とする歯ブラシ。
  2. 前記硬質部は、前記長軸方向に延び前記変形部より先端側の第1領域と後端側の第2領域とをつなぐ基体と、前記基体に前記長軸方向に空隙を介して2個以上設けられ、それぞれが前記長軸方向と交差する方向の外側に張り出す張出部とを有する、
    請求項1に記載の歯ブラシ。
  3. 前記基体に前記張出部が設けられる前記長軸方向の単位長さあたりの密度は、2個/cm以上、10個/cm以下である、
    請求項2に記載の歯ブラシ。
  4. 前記変形部の前記長軸方向先端の位置は前記第1領域の後端の位置であり、前記長軸方向後端の位置は前記第2領域の先端の位置であり、
    前記変形部の前記長軸方向の長さは、5mm以上、30mm以下であり、
    前記張出部は、2つ以上の前記空隙を介して3個以上設けられ、
    前記張出部の前記長軸方向の配置ピッチの最小値に対する最大値の比は、1.1以上、3.0以下である、
    請求項2または3に記載の歯ブラシ。
  5. 前記張出部は、3つ以上の前記空隙を介して4個以上設けられ、
    前記張出部の前記長軸方向の配置ピッチは、前記基体の前記長軸方向の中心から端部に向かうのに従って漸次小さくなっている、
    請求項2から4のいずれか一項に記載の歯ブラシ。
  6. 前記張出部は、前記長軸方向の厚さが前記基体側よりも外側が厚い厚肉部を有する、
    請求項2から5のいずれか一項に記載の歯ブラシ。
  7. 前記張出部は、前記基体からの前記第1方向の最大長さと、前記基体からの前記第1方向及び前記長軸方向と直交する第2方向の最大長さとが異なる、
    請求項2から6のいずれか一項に記載の歯ブラシ。
  8. 前記張出部は、前記基体からの前記第1方向の最大長さが、前記基体からの前記第2方向の最大長さよりも長い、
    請求項7に記載の歯ブラシ。
  9. 前記変形部は、前記軟質部の圧縮量に応じて設定される前記撓み量に関する指標値となったときに、前記指標値までの前記外力による撓み量の増加に対して前記軟質部の圧縮により生じる抵抗力の増加率の最大値よりも大きな増加率で増加する、
    請求項1から8のいずれか一項に記載の歯ブラシ。
  10. 前記硬質樹脂は、ポリプロピレン樹脂またはポリアセタール樹脂である、
    請求項1から9のいずれか一項に記載の歯ブラシ。
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