JP2021005487A - 開閉器、及び開閉器の製造方法 - Google Patents

開閉器、及び開閉器の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】小型化に資する開閉器、及び開閉器の製造方法の提供。【解決手段】一次側の電路と二次側の電路とを開閉可能に接続する開閉器1であって、前記一次側の電路と前記二次側の電路とを接続する回路を収容する筐体2と、該筐体2に収容される開閉部3であって、前記回路に含まれ且つ前記回路を開閉可能に構成される開閉部3と、前記開閉部3の二次側に接続されるリード線4と、前記筐体2内において、前記リード線4の二次側の端子となるリード線用端子6が導通接続される端子本体部50を有する二次側端子部材5とを備え、前記リード線用端子6と前記端子本体部50とを接続することで構成される接点部7と該接点部7に近接する前記筐体2の内面との間に絶縁部材8を配置する。【選択図】図1

Description

本発明は、電路を開閉するための開閉器、及び開閉器の製造方法に関する。
従来から電路を開閉するための開閉器が種々提供されている。かかる開閉器には、例えば、図6、及び図7に示すように、一次側の電路と二次側の電路とを接続する回路を収容する箱状の筐体80と、筐体80内に収容され、且つ前記回路に含まれるとともに、前記回路を開閉可能に構成される開閉部81と、該開閉部81の二次側に接続されるリード線82と、外部機器に接続される二次側端子部材83であって、前記リード線82を介して開閉部81の二次側に接続される二次側端子部材83と、を備えたものが知られている。
筐体80は、開閉部81が設けられる第一分割部800と、二次側端子部材83が設けられる第二分割部801とを有している。
そして、上記構成の開閉器81は、図6に示すように、二次側端子部材83が取り付けられた第二分割部801を第一分割部800から外し、第二分割部801と第一分割部800との間にできた広いスペースSを通じて作業者が筐体80内に手を入れて、リード線82を二次側端子部材83に接続する作業、そして、図7に示すように、第二分割部801を第一分割部800に組み合わせる作業を順番に行っている。
ところで、図6、及び図7に示す従来の開閉器8では、二次側端子部材83とリード線82との接続部分である接点部84が筐体80内で露出しているため、筐体80の内壁を接点部84から離す、すなわち、筐体80の内壁と接点部84との距離を大きくとることによって、接点部84と筐体80との絶縁性を確保している。そのため、前記開閉器8は、筐体80が大型になる傾向がある。
そこで、本発明は、かかる実情に鑑み、小型化に資する開閉器、及び開閉器の製造方法
の提供を課題とする。
本発明の開閉器は、
一次側の電路と二次側の電路とを開閉可能に接続する開閉器であって、
前記一次側の電路と前記二次側の電路とを接続する回路を収容する筐体と、
該筐体に収容される開閉部であって、前記回路に含まれ且つ前記回路を開閉可能に構成される開閉部と、
前記開閉部の二次側に接続されるリード線と、
前記筐体内において、前記リード線の二次側の端子となるリード線用端子が導通接続される端子本体部を有する二次側端子部材と、
前記リード線用端子と前記端子本体部とを接続することで構成される接点部と該接点部に近接する前記筐体の内面との間に配置される絶縁部材と、を備える。
上記構成の開閉器によれば、接点部と該接点部に近接する筐体の内面との間に絶縁部材が配置されるため、接点部と前記内面との絶縁性を保ったまま接点部と前記内面との距離(絶縁距離)を小さくすることができる。従って、上記構成の開閉器では、筐体の内面に対する接点部の絶縁性を確保するためのスペースを小さくすることができ、これにより、筐体を小型化できるようになっている。
また、本発明の開閉器において、
前記リード線用端子は、片状の端子片部を有し、
前記筐体は、前記二次側端子部材が挿し込まれる挿込板部を有し、
前記二次側端子部材は、前記筐体内において前記挿込板部から内側に向かう方向に沿って延出する前記端子本体部を有し、
前記接点部は、前記端子本体部と、前記端子本体部に前記端子片部の片面を重ねた状態で固定された前記リード線用端子とで構成され、
前記絶縁部材は、前記端子片部の前記片面と、前記片面に対向する前記挿込板部の内面との間に配置されている。
かかる構成によれば、挿込板部の板面(内面)の向きに端子片部の片面の向きを合わせて配置したリード線用端子との間に絶縁部材を配置することによって、リード線用端子の設置スペースとともに筐体の内面に対する接点部の絶縁性を確保するためのスペースを小さくすることによって、筐体を小型化できるようになっている。
本発明の開閉器の製造方法は、
一次側の電路と二次側の電路とを開閉可能に接続する開閉器であって、
前記一次側の電路と前記二次側の電路とを接続する回路を収容する筐体と、
該筐体に収容される開閉部であって、前記回路に含まれ且つ前記回路を開閉可能に構成される開閉部と、
前記開閉部の二次側に接続されるリード線と、
前記筐体の内部において、前記リード線の二次側の端子となるリード線用端子が導通接続される端子本体部を有する二次側端子部材と、
前記リード線用端子と前記端子本体部とを接続することで構成される接点部と該接点部に近接する前記筐体の内面との間に配置される絶縁部材と、を備える開閉器の製造方法であって、
前記絶縁部材を、前記リード線の線方向でスライド可能となるようにして前記リード線に取り付ける絶縁部材取付工程と、
前記リード線用端子と前記端子本体部とを接続して前記接点部を形成する接点部形成工程と、
前記絶縁部材を、前記スライドによって前記接点部のうちの前記内面に近接する部分を覆う位置に配置する絶縁部材配置工程と、を備える。
上記構成の開閉器の製造方法によれば、絶縁部材配置工程では、絶縁部材が接点部のうちの筐体の内面に近接する部分を覆う位置に配置されるため、二次側端子部材を筐体に取り付けると、接点部と該接点部に近接する内面との間が絶縁部材によって遮られる。そのため、接点部の絶縁性を保ったまま接点部と前記内面との距離(絶縁距離)を小さくすることができる。従って、上記構成の開閉器の製造方法では、筐体の内面に対する接点部の絶縁性を確保するためのスペースを小さくすることができ、これにより、筐体を小型化できるようになっている。
また、本発明の開閉器の製造方法において、
前記筐体は、前記開閉部が設けられる第一分割部と、前記二次側端子部材が設けられる第二分割部とを備え、
前記第二分割部は、前記二次側端子部材を外部から内部へ挿込可能な挿込孔が形成された挿込板部を有し、
前記絶縁部材取付工程の前に、前記第一分割部と前記第二分割部とを分離した状態で前記第一分割部に前記開閉部を収容する開閉部収容工程を行い、
前記絶縁部材取付工程では、前記開閉部収容工程で収容された前記開閉部の前記二次側に接続された前記リード線に前記絶縁部材を取り付け、
該絶縁部材取付工程の後、前記第二分割部を前記第一分割部に取り付けて前記筐体を組み立てた後に前記リード線用端子を前記挿込孔から前記筐体の外部に引き出す筐体組立工程を行い、
前記接点部形成工程では、前記筐体組立工程で前記筐体の外に引き出した前記リード線用端子を前記端子本体部に接続し、
前記絶縁部材配置工程の後に、前記接点部が前記筐体内部に位置するように前記二次側端子部材を前記挿込孔に挿し込む挿込工程を行う。
かかる構成によれば、筐体を組みあげた後、挿込孔から筐体の外部に引き出したリード線用端子を端子本体部に接続しているため、リード線の長さはリード線用端子を筐体の外部に引き出せる長さに設定されていればよい。そのため、上記構成の開閉器の製造方法では、リード線の余長を少なくすることができ、これにより、二次側端子部材を挿込孔に挿し込んだ際に生じるリード線の弛みを抑えることができる。
リード線用端子と端子本体部との接続作業や、接点部への絶縁部材の取付作業は、筐体を組み上げた後、筐体内に収容されているリード線用端子や絶縁部材を挿込孔から筐体外に引き出しながら行われるため、リード線の長さが、接続元になる開閉部から筐体外の挿込孔付近の場所まで引き出せる長さに設定されていれば、それぞれの作業を行うことができる。そのため、リード線の余長を少なくすることができる。
従って、上記構成の開閉器の製造方法では、筐体の内面に対してリード線の絶縁性を確保するためのスペースも小さくできる分、筐体を小型化できるようになる。
以上のように、本発明の開閉器、及び開閉器の製造方法によれば、筐体の内面に対する筐体内の充電部の絶縁性を確保するためのスペースを小さくすることによって、小型化できるという優れた効果を奏し得る。
図1は、本発明の一実施形態に係る開閉器の概略説明図である。 図2は、同実施形態に係る開閉器の製造方法の説明図であって、絶縁部材取付工程の説明図である。 図3は、同実施形態に係る開閉器の製造方法の説明図であって、接点部形成工程が行われた直後の状態の説明図である。 図4は、同実施形態に係る開閉器の製造方法の説明図であって、挿込工程を行っている最中の説明図である。 図5は、図1の領域Vの拡大図である。 図6は、従来の開閉器の概略説明図であって、接点部を形成した直後の状態の説明図である。 図7は、従来の開閉器の概略説明図であって、接点部を形成した後に筐体を組み立てた状態の説明図である。
以下、本発明の一実施形態に係る開閉器について、添付図面を参照しつつ説明を行う。
開閉器は、一次側の電路と二次側の電路とを開閉可能に接続するように構成されており、図1に示すように、一次側の電路と二次側の電路とを接続する回路を収容する筐体2と、該筐体2に収容される開閉部3であって、回路に含まれ且つ回路を開閉可能に構成される開閉部3と、開閉部3の二次側に接続されるリード線4と、図5に示すように、二次側の電路に接続される二次側端子部材5であって、筐体2内において、リード線4の二次側の端子となるリード線用端子6が導通接続される端子本体部50を有する二次側端子部材5と、リード線用端子6と端子本体部50とを接続することで構成される接点部7と該接点部7に近接する筐体2の内面との間に配置される絶縁部材8と、を備えている。
なお、一次側の電路、二次側の電路とは、開閉器1に対して外部から接続される電路のことである。
図1に示すように、筐体2は、第一分割部と第二分割部とに分割可能に構成されている。本実施形態の筐体2は、一面が開放された箱状のケース20と、ケース20の開口(開放領域)を開閉するカバー21とを備えており、ケース20が第一分割部、カバー21が第二分割部を構成している。
ケース20は、ケース側基板200と、該ケース側基板200の外周縁部全周から延出するケース側周壁部201と、を有しており、内部に開閉部3を収容可能である。
カバー21は、カバー側基板210と、該カバー側基板210の外周縁部全周から延出するカバー側周壁部211と、を有する。また、カバー21のカバー側基板210には、筐体2外から筐体2内に二次側端子部材5を挿し込むための挿込孔210aが形成されている(図3参照)。
なお、ケース20のケース側基板200、ケース側周壁部201、及びカバー21のカバー側基板210、カバー側周壁部211は、筐体2の外壁を構成する部分である。また、ケース20にカバー21が取り付けられた状態においては、ケース側基板200の一方の面、カバー側基板210の一方の面、及びケース側周壁部201の内周面、カバー側周壁部211の内周面が筐体2の内面となり、ケース側基板200の他方の面、カバー側基板210の他方の面、及びケース側周壁部201の外周面、カバー側周壁部211の外周面が筐体2の外面となる。
開閉部3は、接点を境とする一次側には一次側の電路が接続されている。また、接点を境とする二次側には上述のようにリード線4が接続されている。すなわち、開閉部3の二次側には、リード線4を介して二次側端子部材5、及び二次側の電路が接続されている。
リード線4は、図5に示すように、導線性を有する芯線40と、絶縁性を有し且つ該芯線40を覆う絶縁被覆41と、を有する。
リード線4の長手方向における一端部は、開閉部3の二次側に対して導通するように接続されている。そして、リード線4の長手方向における他端部には、リード線用端子6が取り付けられている。
このリード線用端子6は、リード線4の芯線40に対して接触した状態で取り付けられる取付部60と、取付部60と一体的に形成されている端子片部61とを有する。
端子片部61は、片状であり、片面を端子本体部50の先端面に接触させた状態で端子本体部50に固定できるように構成されている。また、本実施形態の端子片部61には、面直交方向で締結部材(本実施形態ではボルト)Bを挿通できるように構成されている。そのため、端子片部61は、固定する対象物に対してボルト止めできるようになっている。
二次側端子部材5は、上述の端子本体部50と、絶縁性を有し且つ筐体2の外面から筐体2内に挿し込まれる挿込部51と、を有する。
挿込部51は、筐体2の外壁に挿し込まれるように構成されている。また、挿込部51は、筐体2の外壁に挿し込まれた状態においては、筐体2の内面から内側に向かって真っ直ぐに進出した状態になる。
本実施形態に係る挿込部51は、カバー側基板210の挿込孔210aを通じて筐体2内に挿し込まれる。すなわち、本実施形態では、カバー21のカバー側基板210が、筐体2外から筐体2内に二次側端子部材5を挿し込むための挿込板部となっている。
端子本体部50は、挿込部51の先端から前方に進出するように構成されており、端子本体部50が挿込部51から進出する方向は、挿込部51が筐体2の内壁から進出する方向と同じ又は略同じである。そして、端子本体部50の先端部は、筐体2内で露出している。
さらに、端子本体部50の先端面は平面となっている。なお、図示していないが、端子本体部50には先端面で開口する螺子孔が形成されている。
そのため、端子本体部50の先端面に端子片部61の片面を合わせた状態で端子片部61に挿通したボルトBを螺子孔に螺合させると端子片部61が端子本体部50に固定され、これにより、リード線用端子6と端子本体部50とが接続されるようになっている。
なお、リード線用端子6と端子本体部50とが接続されることで構成される接点部7とは充電部(筐体2の内面に対して絶縁する必要のある部分)のことであり、リード線用端子6や端子本体部50の他、ボルトBや芯線40の絶縁被覆41から露出している部分も含まれる。
絶縁部材8は、有底筒状の第一絶縁部80と、筒状であり、第一絶縁部80の周面から延出するように構成され且つ内部の空間が第一絶縁部80の内部の空間と連続する第二絶縁部81と、を有する。
第一絶縁部80の内部と第二絶縁部81の内部とはひとつながりの空間となっている。そのため、絶縁部材8は、第二絶縁部81及び第一絶縁部80の一方の先端開口から挿入したリード線4を第二絶縁部81及び第一絶縁部80の他方の先端開口から引き出すことができ、これにより、リード線4(より具体的にはリード線4の線方向)に沿わせながらスライド可能な状態になる。
第一絶縁部80は、前記スライドにより、端子本体部50に対して先端側から被せることができる。このようにすると、端子本体部50、端子片部61、ボルトBが第一絶縁部80によって覆われる。また、取付部60、芯線40の露出部分が第二絶縁部81によって覆われるため、接点部7全体が絶縁部材8に収容された状態になる。
本実施形態に係る開閉器1の構成は以上の通りである。続いて、開閉器1の製造方法を説明する。図1に示す開閉器1の製造方法では、ケース20とカバー21とを分離した状態でケース20に開閉部3を収容する開閉部収容工程と、該開閉部収容工程の後に、前記絶縁部材8を、リード線4の線方向でスライド可能となるようにしてリード線4に取り付ける絶縁部材取付工程と、該絶縁部材取付工程の後に、カバー21をケース20に取り付けて筐体2内のリード線用端子6を挿込孔210aから筐体2の外部に引き出す筐体組立工程と、リード線用端子6と端子本体部50とを接続して接点部7を形成する接点部形成工程と、絶縁部材8を、リード線4に沿わせてスライドさせて接点部7を覆う位置に配置する絶縁部材配置工程と、該絶縁部材配置工程の後に、二次側端子部材5を接点部7が筐体2内部に位置するように挿込孔210aに挿し込む挿込工程とが行われる。
開閉部収容工程では、ケース20とカバー21とを分離した状態でケース20に開閉部3を収容するため、ケース20はカバー21に対して拘束されていない状態である。
開閉部収容工程から絶縁部材取付工程に移る前に、開閉部3の二次側にリード線4を接続するリード線4接続工程を行う必要があるが、このリード線4接続工程は、絶縁部材取付工程の前であれば、開閉部収容工程の前に行ってもよいし、開閉部収容工程の後に行ってもよい。すなわち、リード線4は、開閉部3の二次側に接続された状態で開閉部3とともにケース20内に収容されてもよいし、開閉部3をケース20内に収容した後に該開閉部3の二次側に接続してもよい。
また、絶縁部材取付工程では、リード線用端子6を絶縁部材8の第二絶縁部81から内部に挿入して絶縁部材8の第一絶縁部80から外部に引き出すことにより、絶縁部材8にリード線4を通す(図2参照)。
筐体組立工程では、ケース20の開放領域をカバー21で塞ぐことにより筐体2を組み立てる。また、組みあげられた筐体2内には、開閉部3、リード線4、絶縁部材8が収容されているため、筐体組立工程では、接点部形成工程において端子本体部50に接続するリード線用端子6を、挿込孔210aから筐体2外に引き出す。
接点部形成工程では、筐体2の外部で端子本体部50にリード線用端子6を接続する(図3参照)。端子本体部50にリード線用端子6を接続する場合は、端子本体部50の先端面に端子片部61の片面を接触させた状態で、端子片部61に通したボルトBを端子本体部50の螺子孔に螺合させる。これにより、接点部7が形成され、端子本体部50とリード線用端子6とが導通接続される。
絶縁部材配置工程では、絶縁部材8をリード線4の線方向に沿ってリード線用端子6側にスライドさせることによって筐体2内から筐体2外に取り出した後、該絶縁部材8を接点部7に被せる。
本実施形態では、第一絶縁部80の先端開口を先頭にして絶縁部材8を端子本体部50に被せる。このようにすると、端子本体部50、端子片部61、ボルトBが第一絶縁部80によって覆われ、また、取付部60、芯線40の露出部分が第二絶縁部81によって覆われるため、接点部7全体が絶縁部材8に収容される。
これにより、端子片部61の片面(端子本体部50に接している片面)を含め、接点部7全体の周囲が絶縁部材8によって覆われる。
そのため、挿込工程において、二次側端子部材5を挿込孔210aから筐体2の内部に挿し込むと(図4参照)、端子片部61の前記片面と、前記片面に対向する筐体2の内面との間だけでなく、接点部7の周囲が筐体2の内面に対して遮られる(図1参照)。
従って、製造された開閉器1では、接点部7が絶縁部材8で覆われるため、筐体2の内面に対する接点部7の絶縁性が確保される。
以上のように、本実施形態の開閉器1によれば、接点部7と該接点部7に近接する筐体2の内面との間に絶縁部材8が配置されるため、接点部7と前記近接する内面との絶縁性を保ったまま接点部7と前記近接する内面との距離(絶縁距離)を小さくすることができる。従って、上記構成の開閉器1では、筐体2の内面に対する接点部7の絶縁性を確保するためのスペースを小さくすることができ、これにより、筐体2を小型化できるようになっている。
また、挿込板部の板面(内面)の向きに端子片部61の片面の向きを合わせて配置したリード線用端子6との間に絶縁部材8が配置されるため、リード線用端子6の設置スペースとともに筐体2の内面に対する接点部7の絶縁性を確保するためのスペースを小さくすることによって、筐体2を小型化できるようになっている。
そして、本実施形態の開閉器1の製造方法によれば、絶縁部材配置工程では、絶縁部材8が接点部7のうちの筐体2の内面に近接する部分を覆う位置に配置されるため、接点部7と該接点部7に近接する内面との絶縁性を保ったまま接点部7と前記内面との距離(絶縁距離)を小さくすることができる。従って、上記構成の開閉器1の製造方法では、筐体2の内面に対する接点部7の絶縁性を確保するためのスペースを小さくすることができ、これにより、筐体2を小型化できるようになっている。
また、リード線用端子6と端子本体部50の接続作業や、接点部6への絶縁部材8の取付作業は、筐体2を組み上げた後、筐体2内に収容されているリード線用端子6や絶縁部材8を挿込孔210aから筐体2外に引き出しながら行われるため、リード線4の長さが接続元である開閉部3から筐体2外の挿込孔210a付近の場所まで引き出せる長さに設定されていれば、それぞれの作業を行うことができる。そのため、リード線4の余長を少なくすることができる。これに伴い、二次側端子部材5を挿込孔210aに挿し込んだ際に生じるリード線4の弛みを抑えることができるため、筐体2の内面に対してリード線4の絶縁性を確保するためのスペースも小さくできる分、筐体2を小型化できるようになる。
従って、本実施形態の開閉器1、及び開閉器1の製造方法によれば、筐体2の内面と筐体2内の充電部との絶縁距離を小さくできるようにすることによって、小型化できるという優れた効果を奏し得る。
なお、本発明の開閉器1、及び開閉器1の製造方法は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更を加え得ることは勿論である。
上記実施形態では、二次側端子部材5がカバー21のカバー側基板210に取り付けられていたが、この構成に限定されない。二次側端子部材5は、例えば、カバー21のカバー側周壁部211に取り付けられていてもよい。
また、二次側端子部材5は、カバー21ではなくケース20に取り付けられていてもよい。
上記実施形態において、絶縁部材8は、接点部7の周囲を覆うように構成されていたが、この構成に限定されない。例えば、絶縁部材8は、接点部7全体のうち、筐体2に近接する部分だけを覆うように構成されていてもよい。このようにしても、接点部7と該接点部7に近接する筐体2の内面との間を絶縁部材8で遮ることができるため、筐体2の内面に対する接点部7の絶縁性を確保するためのスペースを小さくすることができる。
上記実施形態において、特に言及しなかったが、筐体2は、ケース20を上方、カバー21を下方にした状態で配置されていてもよいし、ケース20を下方、カバー21を上方にした状態で配置されていてもよい。また、筐体2は、ケース20とカバー21とを横方向に並べた状態(すなわち、横向き)に配置されていてもよい。
1…開閉器、2…筐体、3…開閉部、4…リード線、5…二次側端子部材、6…リード線用端子、7…接点部、8…絶縁部材、20…ケース、21…カバー、40…芯線、41…絶縁被覆、50…端子本体部、51…挿込部、60…取付部、61…端子片部、80…第一絶縁部、81…第二絶縁部、200…ケース側基板、201…ケース側周壁部、210…カバー側基板、210a…挿込孔、211…カバー側周壁部、B…締結部材(ボルト)

Claims (4)

  1. 一次側の電路と二次側の電路とを開閉可能に接続する開閉器であって、
    前記一次側の電路と前記二次側の電路とを接続する回路を収容する筐体と、
    該筐体に収容される開閉部であって、前記回路に含まれ且つ前記回路を開閉可能に構成される開閉部と、
    前記開閉部の二次側に接続されるリード線と、
    前記筐体内において、前記リード線の二次側の端子となるリード線用端子が導通接続される端子本体部を有する二次側端子部材と、
    前記リード線用端子と前記端子本体部とを接続することで構成される接点部と該接点部に近接する前記筐体の内面との間に配置される絶縁部材と、を備える開閉器。
  2. 前記リード線用端子は、片状の端子片部を有し、
    前記筐体は、前記二次側端子部材が挿し込まれる挿込板部を有し、
    前記二次側端子部材は、前記筐体内において前記挿込板部から内側に向かう方向に沿って延出する前記端子本体部を有し、
    前記接点部は、前記端子本体部と、前記端子本体部に前記端子片部の片面を重ねた状態で固定された前記リード線用端子とで構成され、
    前記絶縁部材は、前記端子片部の前記片面と、前記片面に対向する前記挿込板部の内面との間に配置されている請求項1に記載の開閉器。
  3. 一次側の電路と二次側の電路とを開閉可能に接続する開閉器であって、
    前記一次側の電路と前記二次側の電路とを接続する回路を収容する筐体と、
    該筐体に収容される開閉部であって、前記回路に含まれ且つ前記回路を開閉可能に構成される開閉部と、
    前記開閉部の二次側に接続されるリード線と、
    前記筐体の内部において、前記リード線の二次側の端子となるリード線用端子が導通接続される端子本体部を有する二次側端子部材と、
    前記リード線用端子と前記端子本体部とを接続することで構成される接点部と該接点部に近接する前記筐体の内面との間に配置される絶縁部材と、を備える開閉器の製造方法であって、
    前記絶縁部材を、前記リード線の線方向でスライド可能となるようにして前記リード線に取り付ける絶縁部材取付工程と、
    前記リード線用端子と前記端子本体部とを接続して前記接点部を形成する接点部形成工程と、
    前記絶縁部材を、前記スライドによって前記接点部のうちの前記内面に近接する部分を覆う位置に配置する絶縁部材配置工程と、を備える開閉器の製造方法。
  4. 前記筐体は、前記開閉部が設けられる第一分割部と、前記二次側端子部材が設けられる第二分割部とを備え、
    前記第二分割部は、前記二次側端子部材を外部から内部へ挿込可能な挿込孔が形成された挿込板部を有し、
    前記絶縁部材取付工程の前に、前記第一分割部と前記第二分割部とを分離した状態で前記第一分割部に前記開閉部を収容する開閉部収容工程を行い、
    前記絶縁部材取付工程では、前記開閉部収容工程で収容された前記開閉部の前記二次側に接続された前記リード線に前記絶縁部材を取り付け、
    該絶縁部材取付工程の後、前記第二分割部を前記第一分割部に取り付けて前記筐体を組み立てた後に前記リード線用端子を前記挿込孔から前記筐体の外部に引き出す筐体組立工程を行い、
    前記接点部形成工程では、前記筐体組立工程で前記筐体の外に引き出した前記リード線用端子を前記端子本体部に接続し、
    前記絶縁部材配置工程の後に、前記接点部が前記筐体内部に位置するように前記二次側端子部材を前記挿込孔に挿し込む挿込工程を行う、請求項3に記載の開閉器の製造方法。
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