JP2021005467A - 面状発光装置 - Google Patents

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Takumi Miyashita
卓巳 宮下
田村 量
Ryo Tamura
量 田村
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隆弘 清水
拓磨 堀内
Takuma Horiuchi
拓磨 堀内
稜 松浦
Ryo Matsuura
稜 松浦
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Abstract

【課題】照明の明るさ及び均一性を向上させることが可能で組み立て性に優れた面状発光装置を提供する。【解決手段】面状発光装置は、所定の方向に伸延した基板と、基板上に所定の方向に並べて配置される複数の発光素子と、を有する線状発光部と、基板上に設けられ且つ複数の発光素子と電気的に接続されている電力供給部と、電力供給部と電気的に接続されたケーブルと、線状発光部の発光領域が導光板の入射面と対向するように、線状発光部及び導光板を収納するケースと、ケースと導光板との間に配置された反射シートと、を備え、ケースは、ケーブルを当該ケースの外部に引き出すための開口部を有し、反射シートは、その一部が折り曲げられた折り曲げ部を有し、折り曲げ部は、ケーブル及び開口部の少なくとも一部をケースの内側から覆う様に配置される。【選択図】図7

Description

本発明は、面状発光装置に関する。
液晶ディスプレイ等の表示装置用の光源、又はシーリングライト等の照明装置用の光源として、面状に光を照射する面状発光装置が用いられる。このような面状発光装置は、収納ケース内に配置された導光板が、その側面に配置された線状発光部から出射する光の方向を変えて面状発光装置の主面から照射するいわゆるエッジライト型の面状発光装置として構成されることが一般的である。
面状発光装置の収納ケースには、線状発光部と接続されたケーブルを面状発光装置の外部に引き出すための開口部が設けられる。この開口部は、面状発光装置の組み立て性を向上させるために、ケーブル及び電圧、電流を供給する電力供給部(以下、コネクタとも称する)等のサイズに対して大きく形成されることが好ましい。しかし、線状発光部から出射した光がこの開口部から外部に漏れて面状発光装置の照明光の明るさ及び均一性が低下するという課題がある。
そこで、特許文献1の面状発光装置では、下ケースの導出部に対応する位置に配置される反射シートに、フラットケーブルの電源供給部を挿入するスリットを有し、収納ケースの外部に光が漏れることを防止している。
特開2013−45512号公報
特許文献1では、フラットケーブルを、反射シートの幅の細いスリットに挿入する必要があるため面状発光装置の組み立て性が悪く、またケーブルの種類が幅の細いフラットケーブル等に制限されてしまうという課題がある。
そこで、本発明は、照明の明るさ及び均一性を向上させることが可能で組み立て性に優れた面状発光装置を提供することを目的とする。
本発明の一実施形態に係る面状発光装置は、所定の方向に伸延した基板と、基板上に所定の方向に並べて配置される複数の発光素子と、複数の発光素子を封止するために基板上に配置される封止材と、を有する線状発光部と、基板上に設けられ且つ複数の発光素子と電気的に接続されている電力供給部と、電力供給部と電気的に接続されたケーブルと、線状発光部から出射した光を入射する入射面、及び、入射面から入射した光を出射する出射面を有する導光板と、線状発光部の発光領域が導光板の入射面と対向するように、線状発光部及び導光板を収納するケースと、ケースと導光板との間に配置された反射シートと、を備え、ケースは、ケーブルを当該ケースの外部に引き出すための開口部を有し、反射シートは、その一部が折り曲げられた折り曲げ部を有し、折り曲げ部は、ケーブル及び開口部の少なくとも一部をケースの内側から覆う様に配置されることを特徴とする。
上記の面状発光装置において、線状発光部は、基板の発光領域外の領域に、少なくとも一つの電力供給部を有し、ケースは、電力供給部の下方に開口部を有することが好ましい。
上記の面状発光装置において、導光板は、入射面の側の下面の少なくとも一部の領域において折り曲げ部の形状を保持することが好ましい。
上記の面状発光装置において、反射シートの線状発光部の側の端部は、折り曲げ部の端部を除いて、線状発光部の基板の下端とケースの底部の間に配置されることが好ましい。
上記の面状発光装置において、折り曲げ部は、反射シートに少なくとも一つの切れ目を設けて形成されることが好ましい。
上記の面状発光装置において、折り曲げ部は、複数回折り曲げられて電力供給部の上方を覆うことが好ましい。
本発明によれば、照明の明るさ及び均一性を向上させることが可能で組み立て性に優れた面状発光装置が提供される。
本発明の一実施形態に係る面状発光装置1を模式的に示した斜視図である。 図1に示した面状発光装置1の分解斜視図である。 線状発光部2の構成を模式的に示した平面図である。 下ケース6b内に配置された線状発光部2及び導光板3を模式的に示した平面図である。 図1及び図4に示した面状発光装置1のA−A線に沿った断面図である。 下ケース6bに配置された線状発光部2を模式的に示した斜視図である。 下ケース6bに配置された線状発光部2及び反射シート4を模式的に示した斜視図である。 図4に示した面状発光装置1のB−B線に沿った断面図である。 反射シート4に折り曲げ部41を形成することで照明光の明るさ及び均一性が向上することを示す図である。 折り曲げ部41の変形例を示した図である。 折り曲げ部41の他の変形例を示した図である。 折り曲げ部41の更に他の変形例を示した図である。
以下、本発明の好適な実施形態について図面を用いて説明する。なお、本発明は以下の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。また、各図において同一、又は相当する機能を有するものは、同一符号を付し、その説明を省略又は簡潔にすることもある。
図1は、本発明の一実施形態に係る面状発光装置1を模式的に示した斜視図である。面状発光装置1は、発光面10から面状に光を照射する。面状発光装置1は、例えば、液晶ディスプレイ等の表示装置用の光源、又はシーリングライト等の照明装置用の光源として用いられる。なお、図1に示す面状発光装置1は、長手方向に伸延した扁平な直方体の形状を有しているが、面状発光装置1の形状は用途に合わせて適宜決定されてよい。また、面状発光装置1の発光面10の形状も適宜決定されてよく、発光面10は、図1に示す矩形状以外に、例えば、5角形以上の多角形又は楕円形等の形状を有してもよい。
図2は、図1に示した面状発光装置1の分解斜視図である。面状発光装置1は、線状発光部2、導光板3、反射シート4、光学シート5、及びスペーサ7等と、これらを収納する上ケース6a及び下ケース6bを備える。
線状発光部2は、基板20の所定の方向にLED(Light−Emitting Diode)等の発光素子が密集して並べた配置された発光領域21を有する。図2に示す線状発光部2は、2つの発光領域21を有しているが、線状発光部2は、ただ1つの発光領域21を有してもよいし、3以上の発光領域21を有してもよい。線状発光部2については、後で図3を参照して詳しく説明する。
導光板3は、線状発光部2の発光領域21と対向する少なくとも一つの側面である入射面31と、入射面31から入射した光が進行方向を変えて出射する一つの主面である出射面32を有する。導光板3の入射面31と出射面32は、図2に示すように、互いに直交していることが好ましいが、必ずしも直交していなくてもよい。導光板3は、出射面32を上にして下ケース6b内に配置される。
導光板3の出射面32と反対側の反射面には微細な凹凸構造が設けられている。入射面31から導光板3内へ入射した光は、この凹凸構造により進行方向を変えられて、或いは導光板3の下に配置された反射シート4により反射されて、出射面32から導光板3の上に配置された光学シート5へ出射する。導光板3の入射面31は、対向する線状発光部2の発光領域21の形状と概ね同じ形状を有する。また、導光板3の出射面32は、対向する上ケース6aの開口部61の形状と概ね同じ形状を有する。
導光板3は、線状発光部2の基板20の長手方向の少なくとも両端部及び中央部において、線状発光部2を下ケース6bの側面へ押圧して固定するための凸部33を、入射面31に有する。これらの凸部33は、導光板3と一体成型により形成されてもよい。また、下ケース6bの線状発光部2が配置される側とは反対側の側面と、導光板3との間には、導光板3を線状発光部2の側に押圧するゴム等の弾性体のスペーサ7が配置される。スペーサ7は、下ケース6bの側面と導光板3の間のどこに配置されてもよいが、図2に示すように、導光板3の凸部33と反対側の位置に配置されることが好ましい。
反射シート4は、導光板3と下ケース6bの間に配置され、導光板3から下方に進行する光を導光板3の方へ反射する。反射シート4は、例えば、アルミニウム、銀等の光反射率の高い金属をナイロン、液晶ポリマー、ポリエチレンテレフタレート等の樹脂に蒸着又は塗装して形成される。反射シート4として、光を反射しやすい白色のシート等が用いられてもよい。反射シート4には、更に増反射膜等がコーティングされてもよい。
光学シート5は、拡散シート、集光シート、偏光シート等を用いて、又はこれらのシートを組み合わせて構成され、導光板3と上ケース6aの間に配置される。例えば、拡散シートは、導光板3の出射面32から出射する光を拡散させる。拡散シートは、例えば、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート又はアクリル等の樹脂にシリカ粒子等を分散させて形成される。また、集光シートは、導光板3の出射面32から出射する光の配光分布を調整する。集光シートとしては、例えば、プリズムシートが用いられる。また、偏光シートは、導光板3の出射面32から出射する光の互いに直交する偏光成分のうちの一方を透過し、他方を吸収又は反射する。偏光シートは、例えば、樹脂等により形成される多層膜構造を有する。光学シート5は、これらのシートがどのような順に配置されてもよく、これらのシート以外のシートが更に配置されてもよい。光学シート5を通過した光は、面状発光装置1の発光面10(図1を参照)となる上ケース6aの開口部61から、面状に照射される。
上ケース6a及び下ケース6bは、導光板3、反射シート4、及び光学シート5等を収納する収納ケースを構成する。下ケース6bの底部には、反射シート4、導光板3、及び光学シート5が、輪郭を概ね一致させてこの順に配置され、下ケース6bの側面には、線状発光部2が配置される。そして、上ケース6aが下ケース6bを覆うように配置されて収納ケースが形成される。下ケース6b及び収納ケースは、ケースの一例である。
上ケース6aは、大きな開口部61を有しており、この開口部61から光学シート5が露出する。また、下ケース6bは、四隅の一つに開口部62を有しており、この開口部62から、線状発光部2のコネクタ22と接続されたケーブル23が外部に引き出される。ケーブル23の表面は、光を反射しやすい白色とされることが好ましい。ケーブル23を引き出した開口部62には、下ケース6bの外側からテープ等が貼付されてもよい。これにより、異物等が開口部62から収納ケースの内部に侵入することが防止される。
図3は、線状発光部2の構成を模式的に示した平面図である。線状発光部2は、LED等の発光素子24が所定の方向に並べて配置された基板20を有する。この基板20は、実装基板20aと、接着剤等によって実装基板20a上に貼り付けられた回路基板20bとを有する。
実装基板20a及び回路基板20bは、ともに細長い矩形の形状を有する。実装基板20a及び回路基板20bの長手方向は、線状発光部2の長手方向と一致し、実装基板20a及び回路基板20bの幅方向は、線状発光部2の幅方向と一致する。
実装基板20aは、アルミニウム若しくは銅等の金属、又はセラミックス等の熱伝導率の高い材料を用いて形成される。実装基板20aは平坦な表面を有し、回路基板20bの開口部に露出した実装基板20aの平坦な表面上に、複数の発光素子24が直接配置されて発光領域21が形成される。これにより、発光素子24に生じる熱が実装基板20aを介して効率よく逃がされるため、発光素子24の温度上昇が抑制される。
回路基板20bは、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂、又はポリエステル樹脂等の電気絶縁性の樹脂を用いて形成される。回路基板20bの表面には、発光領域21を挟むように、一対の配線25a、25bが配置される。一対の配線25a、25bは、回路基板20bの幅方向に間隔を開けて、回路基板20bの長手方向に伸延するように配置される。配線25a、25bの少なくとも一方の端部には、コネクタ22a、22bが配置される。コネクタ22a、22bは、不図示の外部電源からケーブル23を介して供給される正電位及び負電位を、配線25a、25bを介して発光素子24にそれぞれ供給する。配線25a、25b及びコネクタ22a、22bは、例えば、回路基板20b上に金又は銅等の金属がパターニングされて形成される。配線25a、25b及びコネクタ22a、22bは、絶縁性膜であるソルダレジスト等により覆われて保護されてもよい。
発光素子24は、例えば、LED等のダイにカソード端子及びアノード端子が電気的に接続されたLEDダイとされる。発光素子24は、実装基板20a上にダイボンド等によって接着される。なお、図3に示す複数の発光素子24は、互いに辺同士を対向させて配置されているが、複数の発光素子24は、例えば発光素子24を45度回転させて、互いに頂点同士を対向させて配置されてもよい。複数の発光素子24は、その上面が実装基板20aの表面と平行になるように配置されることが好ましい。
複数の発光素子24は、ワイヤ等により互いに電気的に接続されて一つの列を形成する。図3に示す例では、一つの列に8個の発光素子24が直列に接続されているが、一つの列に接続される発光素子24の数は、駆動回路の出力電圧等に応じて適宜決定されてよい。各列の両端に位置する発光素子24は、ワイヤを介してそれぞれ配線25a又は配線25bに電気的に接続される。なお、図3では、便宜上、封止材27により封止された発光素子24及びワイヤを、破線でなく実線で示している。発光素子24は、不図示の外部電源から、ケーブル23、コネクタ22a、22b、及び配線25a、25bを介して電圧が印加されることによって発光する。配線25aと配線25bの間には、発光素子24に過電圧が印加されることを防止するためのツェナーダイオード等が接続されてもよい。
枠体26は、ダム材等の枠体連続体が発光領域21を囲むように環状又は矩形状に配置されて形成される。枠体26の長手方向は線状発光部2の長手方向と一致し、枠体26の幅方向は線状発光部2の幅方向と一致する。枠体26は、例えば、酸化チタン等の微粒子が分散されたシリコン樹脂又はエポキシ樹脂を用いて形成される。枠体26は、発光素子24から出射する光を線状発光部2の上方へ反射するように、光を反射しやすい白色の樹脂で形成されることが好ましい。
封止材27は、枠体26によって囲まれた実装基板20a上の領域を封止して保護する。封止材27は、発光素子24が発する光に対して透光性を有するエポキシ樹脂又はシリコン樹脂等の樹脂を用いて形成される。封止材27は、発光素子24が発する光をより長波長の光に波長変換する蛍光体を含有してもよい。この蛍光体は、例えば、発光素子24が発する青色光を吸収して黄色光を発するYAG(Yttrium Aluminum Garnet)等の粒子状の蛍光体材料とすることができる。発光素子24の発する青色光と、蛍光体によって波長変換された黄色光とが混合して白色光が得られる。封止材27は、黄色光以外の例えば赤色光又は緑色光に青色光を波長変換する蛍光体を有していてもよい。或いは、封止材27は、蛍光体を有していなくてもよい。
枠体26及び封止材27は、上述のように、傷つきやすい樹脂等で形成されるため、導光板3の凸部33は、枠体26及び封止材27が設けられていない例えば図3に示す領域28のような箇所において、線状発光部2の基板20に当接することが好ましい。
図4は、下ケース6b内に配置された線状発光部2及び導光板3を模式的に示した平面図である。また、図5(a)は、図1及び図4に示した面状発光装置1のA−A線に沿った断面図であり、図5(b)は、図5(a)に示した要部11の拡大断面図である。線状発光部2は、その長手方向が下ケース6bの長手方向と一致するように、下ケース6bの一つの側面の内側に沿って配置される。
線状発光部2は、基板20の発光領域21と反対側の裏面において、下ケース6bの側面に、接着シート、接着テープ、又は接着剤等の接着材8によって接着される。この際、基板20の裏面に凹凸を形成しておくことで、接着材8の接着性が向上する。このような基板20の凹凸は、例えば、サンドブラスト等の機械的処理、エッチング等の化学的処理、又はプラズマ等の物理的処理によって形成することができる。接着材8は、線状発光部2に生じる熱を下ケース6bへ逃がすために、高い熱伝導性を有することが好ましい。接着材8は、必ずしも基板20と下ケース6bの間の全領域に配置されなくてもよく、接着材8が配置されない領域には熱伝導グリース等が塗布されてもよい。
図6は、下ケース6bに配置された線状発光部2を模式的に示した斜視図である。線状発光部2は、基板20の長手方向の少なくとも一方の端部の領域であって、発光領域21外の領域にコネクタ22を有する。コネクタ22は、電力供給部の一例である。
下ケース6bは、コネクタ22と接続されたケーブル23を外部に引き出すための開口部62を、コネクタ22の下方に有する。上述のとおり、この開口部62は、面状発光装置1の組み立て性を向上させるために、ケーブル23及びコネクタ22等のサイズに対して大きく形成されることが好ましい。
しかし、この開口部62の形状に合わせて、下ケース6bの上に配置される反射シート4に同様に開口部を形成すると、線状発光部2から出射した光が反射シート4の開口部から漏れて面状発光装置1の照明光の明るさ及び均一性が低下してしまう。
図7(a)は、下ケース6bに配置された線状発光部2及び反射シート4を模式的に示した斜視図である。また、図7(b)は、図7(a)に示した要部12の拡大図であり、図7(c)は、折り曲げられる前の折り曲げ部41を示した図である。
反射シート4は、図7(a)及び図7(b)に示すように、下ケース6bの開口部62において、反射シート4の一部が折り曲げられてケーブル23を下ケース6bの内側から覆う折り曲げ部41を有する。これにより、開口部62が大きく形成された場合でも、折り曲げ部41が開口部62及びケーブル23を覆うため、線状発光部2から出射した光が開口部62から漏れることが抑制される。
反射シート4の線状発光部2の側の端部は、折り曲げ部41の端部を除いて、図5に示したように、基板20の下端と下ケース6bの底部の間に配置されることが好ましい。特に、基板20の実装基板20aは幅が厚いため、反射シート4の端部を下ケース6bとの間において固定することができる。これにより、線状発光部2の下方に固定された反射シート4が線状発光部2から出射した光を反射して、面状発光装置1の照明光の明るさが向上する。
図7(b)に示した折り曲げ部41は、図7(c)に示すように反射シート4に一つの切れ目42を設けるだけで容易に形成される。反射シート4には、折り曲げ部41を折り曲げやすくするためのミシン目等の折り曲げ線43が設けられてもよい。折り曲げ部41は、ケーブル23を開口部62から引き出す際に一時的に大きく折り曲げられた後、ケーブル23及び開口部62を上方から覆うように閉じられる。その後、折り曲げ部41は、接着テープ等によって下ケース6bに接着されてもよい。
図8は、図4に示した面状発光装置1のB−B線に沿った断面図である。導光板3の凸部33は、図8に示すように、入射面31の側の下面の少なくとも一部の領域において折り曲げ部41と接触し、折り曲げ部41を上方から開口部62へ押さえるように構成されてもよい。或いは、導光板3の凸部33以外の入射面31の側の下面が、折り曲げ部41と接触して折り曲げ部41の形状を保持するように構成されてもよい。これにより、折り曲げ部41の折り曲げ角度が抑えられるように保持されるために、線状発光部2から出射した光が折り曲げ部41の折り曲げられた隙間から漏れることが抑制される。折り曲げ部41と接触する導光板3の下面の形状は、折り曲げ部41の折り曲げ角度に合わせて適宜決定されてよい。
図9(a)及び図9(b)は、反射シート4に折り曲げ部41を形成することで照明光の明るさ及び均一性が向上することを示す図である。図9(a)は、反射シート4に折り曲げ部41を形成せずに、下ケース6bの開口部62の形状に合わせて反射シート4に開口部を形成した場合において、導光板3の出射面32から出射する光の明るさの分布の実測結果を示す。他方、図9(b)は、反射シート4に折り曲げ部41を形成して下ケース6bの開口部62を折り曲げ部41で覆った場合において、導光板3の出射面32から出射する光の明るさの分布の実測結果を示す。
図9(a)及び図9(b)より、折り曲げ部41を形成した場合の照明光の明るさの分布は、折り曲げ部41を形成しない場合の照明光の明るさの分布よりも暗部の領域が縮小し、照明光の明るさの均一性が向上していることが分かる。また、折り曲げ部41を形成した場合の照明光は、折り曲げ部41を形成しない場合の照明光よりも平均輝度が約4%向上していることが確認された。
図10(a)及び図10(b)は、折り曲げ部41の変形例を示した図である。以下では、図7(b)及び図7(c)に示した折り曲げ部41と異なる点について説明する。
図7(b)に示した折り曲げ部41は、線状発光部2に向いた側が開閉するように形成されたが、図10(a)に示す折り曲げ部41は、反射シート4の線状発光部2の長手方向に向いた側が開閉するように形成される。このような変形例の折り曲げ部41によっても、下ケース6bの開口部62及びケーブル23が折り曲げ部41によって覆われるため、面状発光装置1の照明光の明るさ及び均一性が向上する。図10(a)に示した折り曲げ部41も、図10(b)に示すように反射シート4に一つの切れ目42を設けるだけで容易に形成される。
図11(a)及び図11(b)は、折り曲げ部41の他の変形例を示した図である。以下、図7(b)及び図7(c)に示した折り曲げ部41と異なる点について説明する。
図7(b)に示した折り曲げ部41は、矩形状の反射シート4の一つの頂点部に形成されたが、図11(a)に示す折り曲げ部41は、ケーブル23が接続されるコネクタ22の前方かつ下方の領域に形成される。これにより、下ケース6bの底部の隅を含むより広い領域が反射シート4によって覆われるため、面状発光装置1の照明光の明るさ及び均一性がより向上する。図11(a)に示した折り曲げ部41は、例えば、図11(b)に示すように反射シート4に2つの切れ目42を設けることにより形成される。
折り曲げ部41は、図11(b)に示すように、折り曲げられてない状態において、その先端部が折り曲げ部41以外の反射シート4の端部より突出していてもよい。これにより、折り曲げ部41の折り曲げ方向の長さが長くなり、折り曲げ部41は、図11(a)に示すように、ケーブル23を、ケーブル23が接続されるコネクタ22とともに上方から覆うことができる。折り曲げ部41の折り曲げ方向の長さは、折り曲げ部41の折り曲げ角度、及びコネクタ22の形状等に応じて適宜決定されてよい。
この場合、導光板3は、凸部33以外の入射面31の側の下面において、図11(a)に示した折り曲げ部41を上方から開口部62へ押さえるように構成されてもよい。
図12(a)、図12(b)、及び図12(c)は、折り曲げ部41の更に他の変形例を示した図である。以下、図7(b)及び図7(c)に示した折り曲げ部41と異なる点について説明する。
図7(b)に示した折り曲げ部41は、一回だけ折り曲げられたていたが、図12(a)に示す折り曲げ部41は、複数回折り曲げられている。図12(a)に示した折り曲げ部41は、例えば、図12(b)に示すように、反射シート4に複数の折り曲げ線43を設けて形成される。これにより、折り曲げ部41は、図12(a)に示したように、ケーブル23を、ケーブル23が接続されるコネクタ22とともにより上方から覆うことができ、面状発光装置1の照明光の明るさ及び均一性がより向上する。
この場合、導光板3は、図12(c)に示すように、凸部33の下面において折り曲げ部41を上方から開口部62へ押さえるように構成されてもよい。
以上のように、本実施形態に係る面状発光装置は、所定の方向に伸延した基板と、基板上に所定の方向に並べて配置される複数の発光素子と、複数の発光素子を封止するために基板上に配置される封止材と、を有する線状発光部と、基板上に設けられ且つ複数の発光素子と電気的に接続されている電力供給部と、電力供給部と電気的に接続されたケーブルと、線状発光部から出射した光を入射する入射面、及び、入射面から入射した光を出射する出射面を有する導光板と、線状発光部の発光領域が導光板の入射面と対向するように、線状発光部及び導光板を収納するケースと、ケースと導光板との間に配置された反射シートと、を備え、ケースは、ケーブルを当該ケースの外部に引き出すための開口部を有し、反射シートは、その一部が折り曲げられた折り曲げ部を有し、折り曲げ部は、ケーブル及び開口部の少なくとも一部をケースの内側から覆う様に配置される。これにより、照明の明るさ及び均一性を向上させることが可能で組み立て性に優れた面状発光装置が提供される。
上述の実施形態は、いずれも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならない。すなわち、本発明は、その技術思想又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
1 面状発光装置
2 線状発光部
3 導光板
4 反射シート
5 光学シート
6a 上ケース
6b 下ケース(ケース)
7 スペーサ
8 接着材
10 発光面
20 基板
20a 実装基板
20b 回路基板
21 発光領域
22、22a、22b コネクタ(電力供給部)
23 ケーブル
24 発光素子
25a、25b 配線
26 枠体
27 封止材
31 入射面
32 出射面
33 凸部
41 折り曲げ部
42 切れ目
43 折り曲げ線
61 開口部
62 開口部

Claims (6)

  1. 所定の方向に伸延した基板と、
    前記基板上に前記所定の方向に並べて配置される複数の発光素子と、
    前記複数の発光素子を封止するために前記基板上に配置される封止材と、を有する線状発光部と、
    前記基板上に設けられ且つ前記複数の発光素子と電気的に接続されている電力供給部と、
    前記電力供給部と電気的に接続されたケーブルと、
    前記線状発光部から出射した光を入射する入射面、及び、前記入射面から入射した光を出射する出射面を有する導光板と、
    前記線状発光部の発光領域が前記導光板の前記入射面と対向するように、前記線状発光部及び前記導光板を収納するケースと、
    前記ケースと前記導光板との間に配置された反射シートと、を備え、
    前記ケースは、前記ケーブルを当該ケースの外部に引き出すための開口部を有し、
    前記反射シートは、その一部が折り曲げられた折り曲げ部を有し、
    前記折り曲げ部は、前記ケーブル及び前記開口部の少なくとも一部を前記ケースの内側から覆う様に配置される、
    ことを特徴とする面状発光装置。
  2. 前記線状発光部は、前記基板の前記発光領域外の領域に、少なくとも一つの前記電力供給部を有し、
    前記ケースは、前記電力供給部の下方に前記開口部を有する、
    請求項1に記載の面状発光装置。
  3. 前記導光板は、前記入射面の側の下面の少なくとも一部の領域において前記折り曲げ部の形状を保持する、
    請求項1又は2に記載の面状発光装置。
  4. 前記反射シートの前記線状発光部の側の端部は、前記折り曲げ部の端部を除いて、前記線状発光部の前記基板の下端と前記ケースの底部の間に配置される、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の面状発光装置。
  5. 前記折り曲げ部は、前記反射シートに少なくとも一つの切れ目を設けて形成される、
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の面状発光装置。
  6. 前記折り曲げ部は、複数回折り曲げられて前記電力供給部の上方を覆う、
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の面状発光装置。
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