JP2021005032A - 搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】トレイ内に格納された印刷媒体の坪量を自動で算出する。【解決手段】本発明の搬送装置は、印刷媒体を積載して格納可能なトレイと、印刷媒体を搬送する搬送部と、トレイに格納されている印刷媒体の重量を検出する重量検出手段と、トレイに格納されている印刷媒体の積載高さを検出する積載高さ検出手段と、トレイに格納されている印刷媒体のサイズを検出するサイズ検出手段と、トレイに格納されている印刷媒体の1枚の厚さを検出する厚さ検出手段と、それぞれの検出手段の検出結果から、トレイに格納されている印刷媒体の坪量を算出する算出手段とを備える。本発明の搬送装置は、印刷媒体の坪量を算出する際に、ユーザによる入力・設定が不要で、ユーザの不注意に起因する不具合(実坪量と登録情報のアンマッチ)を防止できる。【選択図】図6

Description

本発明は、搬送装置及び画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置では、印刷媒体の坪量(1mあたりの重量:g/m)によって様々な作像条件(転写、定着など)及び搬送条件を変更している。この印刷媒体の坪量情報は、ユーザ自ら入力デバイスを介して画像形成装置に入力・設定することが一般的である。
例えば、特許文献1には、給紙トレイ内の用紙残枚数を算出する画像形成装置が開示されている。この画像形成装置はタッチパネルを有し、ユーザがそのタッチパネルで用紙厚さを設定することで、給紙トレイ内の用紙残枚数を算出する。
また、特許文献2には、ユーザが予め定められた枚数(収容枚数)のシートを給紙トレイ内に収容した後に、重量検出部にて検出したシート重量と、サイズ検出部にて検出したシートサイズから、シートの坪量を算出するシート搬送装置が開示されている。
これらのように、何かしらユーザの手動操作を介しているのが現状である。
しかし今までの方式では、ユーザによる不注意(単純な入力ミスや、トレイ内の印刷媒体入れ替え後の登録情報変更忘れなど)により、印刷媒体の実際の坪量と登録情報がアンマッチ(不一致)になるという問題があった。また、印刷媒体の坪量が不明な場合、ユーザが推測して入力することになり、正確な値が設定されないという問題もあった。
実際の坪量と登録情報がアンマッチになると、坪量毎に予め設定された各種設定条件が不適合となるため、画質の低下や搬送不良などが発生するおそれがある。
そこで本発明は、トレイ内に格納された印刷媒体の坪量を自動で算出する搬送装置を提供することを目的とする。
前記課題は、印刷媒体を積載して格納可能なトレイと、前記印刷媒体を搬送する搬送部と、前記トレイに格納されている前記印刷媒体の重量を検出する重量検出手段と、前記トレイに格納されている前記印刷媒体の積載高さを検出する積載高さ検出手段と、前記トレイに格納されている前記印刷媒体のサイズを検出するサイズ検出手段と、前記トレイに格納されている前記印刷媒体の1枚の厚さを検出する厚さ検出手段と、それぞれの前記検出手段の検出結果から、前記トレイに格納されている前記印刷媒体の坪量を算出する算出手段とを備える搬送装置によって解決される。
本発明の搬送装置は、各種検出手段の検出結果から、トレイに格納されている印刷媒体の坪量を算出するため、ユーザによる入力・設定が不要である。したがって、ユーザの不注意に起因する不具合(実坪量と登録情報のアンマッチ)を防止できる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置を示す概略構成図である。 本発明の一実施形態に係る給紙装置を示す構成図である。 本実施形態の給紙装置のシステム構成を示すブロック図である。 (a)はトレイ底板に積載された印刷媒体の状態を示す斜視図であり、(b)はトレイ底板の上方から見た平面図である。 印刷媒体1枚の厚さを検出する厚さ検出手段を示す構成図であり、(a)は印刷媒体の上面がピックローラと接触している状態を示し、(b)は印刷媒体の厚さを検出している状態を示す。 画像形成装置の電源ONから印刷媒体の坪量を算出するまでの一連の動作を説明するフローチャートである。 印刷開始待ち(待機状態)にある画像形成装置から、トレイが引き出された際の一連の動作を説明するフローチャートである。 坪量情報が変更された場合の、操作パネル上メッセージの一例を示す図である。 本発明の変形例に係る画像形成装置(インクジェットプリンタ)を示す概略構成図である。
以下、添付の図面に基づき、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置を示す概略構成図である。図中の符号「Y」、「M」、「C」、「K」は、それぞれ、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色用の部材であることを示すものである。また、印刷媒体Pの搬送経路を破線で示す。
画像形成装置100は、その内部に給紙トレイ107、及び/又は外付けの給紙装置200を備える。給紙トレイ107、及び/又は外付けの給紙装置200から給紙された印刷媒体Pは、画像形成装置100内の画像形成手段へ搬送される。
なお、給紙トレイ107及び外付けの給紙装置200は、搬送装置の一例である。
画像形成装置100は、イエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの各色のトナー像をそれぞれ生成するための4つのトナー像形成部101(Y、M、C、K)を備える。4つのトナー像形成部101(Y、M、C、K)は、画像形成物質として、互いに異なる色のY、M、C、Kトナーを用いること以外は同様の構成である。以下、使用するトナーの色を示す符号(Y、M、C、K)を適宜省略して説明する。
画像形成装置100は、4つのトナー像形成部101の下方に、転写手段である中間転写ユニット103を備える。中間転写ユニット103は、複数の張架ローラによって中間転写体である中間転写ベルト102を張架しながら無端移動させる。また、画像形成装置100は、中間転写ユニット103の下方に、定着手段である定着装置104を備える。
なお、4つのトナー像形成部101、及び中間転写ユニット103は、画像形成手段の一例である。
各トナー像形成部101により現像されたトナー像は、中間転写ベルト102へ転写され、さらに2次転写部108で印刷媒体P上に転写される。そして、定着装置104によりトナー像を定着された印刷媒体Pは、最終的に排紙トレイ105へ搬送される。
図2は、本発明の一実施形態に係る給紙装置を示す構成図である。上記したように、画像形成装置100内の給紙トレイ107と外付けの給紙装置200は、構成が基本的に同じであるため、給紙装置200について説明する。
給紙装置200は、給紙トレイ筐体202が、給紙装置200本体から引き出し/装着可能に構成され、給紙装置200に設けられたセンサにて、給紙トレイ筐体202の引き出し/装着を検知する。また、給紙装置200は、印刷媒体Pを搬送する搬送部であるピックローラ201を備える。
印刷媒体Pを給紙装置200に格納する際は、ユーザが給紙トレイ筐体202を引き出して印刷媒体Pをトレイ底板205上に積載し、その後、給紙トレイ筐体202を給紙装置200に再度装着することになる。
なお、給紙トレイ筐体202と、画像形成装置100内の給紙トレイ107は、印刷媒体を積載して格納可能なトレイの一例である。
図3は、本実施形態の給紙装置のシステム構成を示すブロック図である。給紙装置200は、印刷媒体Pの重量を検出する重量検出手段30と、印刷媒体Pの積載高さを検出する積載高さ検出手段32と、印刷媒体Pのサイズを検出するサイズ検出手段34と、印刷媒体Pの1枚の厚さを検出する厚さ検出手段36とを備える。また、給紙装置200は、それぞれの検出手段の検出結果から、印刷媒体Pの坪量を算出する算出手段38を備える。
以下より、これら検出手段及び算出手段について説明する。
(重量検出手段)
本実施形態の給紙装置200は、図2に示すように、トレイ底板205上に積載された印刷媒体Pの重量を検出する重量検出手段である重量センサ20と、検出された質量を記録する記録装置22とを備える。給紙装置200は、重量検出手段30によりユーザが積載した印刷媒体Pの重量を取得できる。
(積載高さ検出手段)
また、給紙装置200は、トレイ底板205の昇降手段の一例として、トレイ底板205の下部に設けられた平行リンク機構212と、平行リンク機構212を駆動する駆動手段213とを備える。平行リンク機構212は、X状のリンクとしてのリンク板203、204を有し、これらリンク板203、204は、互いの中間点で交差軸206により回転自在に軸支されている。すなわち、平行リンク機構212は、一種のパンタグラフ構造をなしている。
駆動手段213は、給紙トレイ筐体202のブラケットに固定された駆動源としてのフォトエンコーダ付きの正逆転可能なDCモータ208と、このDCモータ208の出力軸に連結され、ブラケットに回転自在に支持されたボールネジ209とを備える。また、駆動手段213は、ボールネジ209に噛合するメネジを有し、リンク板204の下端部の摺動ピン207に連結された移動部材210などを備える。
DCモータ208の回転によりボールネジ209が回転することで、移動部材210がボールネジ209上を(図中、左右方向に)移動する。そして、移動部材210の移動は、平行リンク機構212の上下方向の移動に変換される。したがって平行リンク機構212は、トレイ底板205を水平に保ちながら(図中、上下方向に)上昇/下降できる。
さらにまた、給紙装置200は、トレイ底板205上の印刷媒体Pの上面を検知する第1フォトセンサ50と、トレイ底板205の停止位置高さHbを検出する第2フォトセンサ52とを備える。この第1フォトセンサ50は、ピックローラ201の近くに配置されている。
このように構成されているため、ユーザが給紙トレイ筐体202を引き出すと、その引き出しを検知した給紙装置200は、駆動手段213によりトレイ底板205を最下部まで下降する。続いて、ユーザが再度給紙トレイ筐体202を装着すると、給紙装置200は、駆動手段213によりトレイ底板205を上昇し始める。
そして給紙装置200は、第1フォトセンサ50により印刷媒体Pの上面がピックローラ201と接触する位置まで上昇したことを検出すると、トレイ底板205の上昇を停止する。
このとき、トレイ底板205の停止位置高さHbを、第2フォトセンサ52により検出する。給紙トレイ筐体202の底面からピックローラ201までの距離Htは一定であるため、停止位置高さHbから印刷媒体Pの積載高さHp(=Ht−Hb)を算出できる。したがって給紙装置200は、積載された印刷媒体Pの積載高さHpを取得できる。
なお、第1、第2フォトセンサ50、52などは、印刷媒体Pの積載高さHpを検出する積載高さ検出手段32の一例である。
停止位置高さHbを検出する他の手段としては、トレイ底板205が最下部から上昇して、印刷媒体Pの上面がピックローラ201と接触して停止するまでのDCモータ208の回転数や時間でも算出できる。他にも、支持部材211と摺動ピン207の距離Lを測定することでも算出できる。
なお、図2では、トレイ底板205の昇降手段として平行リンク機構212を示したが、トレイ昇降手段はこれに限定されない。
(サイズ検出手段)
図4(a)はトレイ底板に積載された印刷媒体の状態を示す斜視図であり、(b)はトレイ底板の上方から見た平面図である。
トレイ底板205上には、印刷媒体Pの進行(搬送)方向Mpに対し直交する方向に、一対のサイドフェンス301a、301bが設けられている。また、進行方向Mpと反対側の印刷媒体Pの後端に、エンドフェンス302が設けられている。
図4(b)に示すように、印刷媒体Pは、進行方向Mpの先端を給紙トレイ筐体202に突き当てて積載される。サイドフェンス301a、301bは、それぞれ矢印Ma、Mbの方向に移動可能であり、ユーザによる手動操作又は自動で、印刷媒体Pの幅に合わせてその位置が設定される。同様に、エンドフェンス302は矢印Mc方向に移動可能であり、ユーザによる手動操作又は自動で、印刷媒体Pの長さに合わせてその位置が設定される。
サイドフェンス301a、301b及びエンドフェンス302の位置は、第3、第4フォトセンサ54、56によって検出される。ユーザが印刷媒体Pをトレイ底板205上に積載し、給紙トレイ筐体202を給紙装置本体に装着すると、サイドフェンス301a、301b間の距離(W)が第3フォトセンサ54によって検知される。同様に、印刷媒体Pの先端からエンドフェンス302間の距離(D)が、第4フォトセンサ56によって検知される。
積載されている印刷媒体Pの面積Aは、A=W×Dで求められる。印刷媒体PがA4、B5などの定形サイズであれば、W又はDのみのサイズ検出結果からその面積が求められるが、画像形成装置100で使用される印刷媒体Pの大きさは不定形であることも多い。そのため、検出するサイズはW及びDの両方であることが望ましい。
なお、これら第3、第4フォトセンサ54、56などは、印刷媒体Pのサイズ(面積)を検出するサイズ検出手段34の一例である。
(厚さ検出手段)
図5は、印刷媒体1枚の厚さを検出する厚さ検出手段を示す構成図であり、(a)は印刷媒体の上面がピックローラと接触している状態を示し、(b)は印刷媒体の厚さを検出している状態を示す。
図5(a)に示すように、給紙装置200は、ピックローラ201に加えて、印刷媒体Pの進行方向下流に、一対の印刷媒体厚さ検出ローラ401a、401bを備える。また給紙装置200は、これらローラ間の距離を検出する測長センサと、検出された距離を記録する記録装置とを備える。これら印刷媒体厚さ検出ローラ401a、401bは、互いに当接する形態で配置されており、これらローラ間の距離G1が測長センサで検出され、記録装置に記録される。
図5(b)に示すように、印刷媒体Pの上面がピックローラ201と接触する位置まで上昇して停止すると、印刷媒体Pは、ピックローラ201の回転によって1枚だけピックされ、矢印Mpの方向へ搬送される。次いで、印刷媒体Pは、厚さ検出ローラ401a、401bの間に挟持された位置で停止する。
そして、印刷媒体Pを挟持したこれらローラ間の距離G2が測長センサによって検出され、記録装置に記録される。これにより、印刷媒体Pの厚さt(=G2―G1)が算出でき、給紙装置200は、印刷媒体Pの1枚の厚さを取得できる。
なお、一対の印刷媒体厚さ検出ローラ401a、401b、測長センサ及び記録装置は、印刷媒体Pの1枚の厚さを検出する厚さ検出手段36の一例である。
(算出手段)
算出手段38は、給紙装置200全体の制御を司る制御部40(CPU、ROM、RAM、I/Oなどを包含するコンピュータ)に実装されたプログラムであって、上記した各検出手段の検出結果から、給紙装置200に格納された印刷媒体Pの坪量を算出する。ただし、それに限定されず、画像形成装置100の制御部に実装されたプログラムとしてもよい。
図6は、画像形成装置の電源ONから印刷媒体の坪量を算出するまでの一連の動作を説明するフローチャートである。画像形成装置100において、給紙トレイ107に格納された印刷媒体Pの坪量を算出するまでの一連の動作を、フローチャートを参照して説明する。
画像形成装置100は、その電源が入力(ON)されると、ステップS101において、装置本体から給紙トレイ107が引き出されているか否か(又は、給紙装置200から給紙トレイ筐体202が引き出されているか否か)をセンサにて判定する。
トレイが引き出されていると判断した場合(YESの場合)、ユーザがトレイを装着するまで待つ。一方、トレイが引き出されていない(装着されている)と判断した場合(NOの場合)、ステップS102に移行し、画像形成装置100は、重量検出手段により、トレイ内に積載された印刷媒体Pの重量を検出する。
次いで、ステップS103に移行し、画像形成装置100は、駆動手段213によってトレイ底板205を上昇し、印刷媒体Pの上面をピックローラ201に接触させる。その後、積載高さ検出手段により、印刷媒体Pの積載高さHpを検出(算出)する。
続いて、ステップS104に移行し、画像形成装置100は、サイズ検出手段により、設定されたサイドフェンス301a、301b及びエンドフェンス302の位置情報から、印刷媒体Pの面積を算出する。
次に、ステップS105に移行し、画像形成装置100は、ピックローラ201の回転によって1枚の印刷媒体Pをピックし、厚さ検出手段によりその印刷媒体1枚の厚さtを検出(算出)する。
次いで、ステップS106に移行し、画像形成装置100は、印刷媒体Pの積載高さHpと印刷媒体1枚の厚さtから、トレイ内の印刷媒体Pの枚数を算出する。
ここで、トレイ内の印刷媒体の枚数は次の式で算出できる。
印刷媒体の枚数[枚]=印刷媒体の積載高さHp[mm]/印刷媒体1枚の厚さt[mm]
次に、ステップS107に移行し、画像形成装置100は、ステップS106で算出した印刷媒体Pの枚数と、トレイ内の印刷媒体Pの重量から、印刷媒体Pの坪量を算出する。
ここで、印刷媒体の坪量は次の式で算出できる。
印刷媒体の坪量[g/cm]=(印刷媒体の重量[g]/印刷媒体の枚数[枚])/印刷媒体面積[cm
そして、ステップS108に移行し、画像形成装置100は、S107で算出したトレイ内の印刷媒体Pの坪量情報に応じて、あらかじめ決められた作像条件・搬送条件を設定(記憶)し、その後、印刷開始待ち(待機)状態に移行する。
このように、本実施形態の画像形成装置100は、ユーザが選択したトレイ内の印刷媒体Pの坪量情報に応じて各種条件を設定し、画像形成を行うことができる。また、印刷媒体Pの坪量の算出は、画像形成装置本体の電源がONされ、トレイが装着されていることを判断した時点で実施される。したがって、印刷媒体Pの実際の坪量に合った作像条件・搬送条件を設定できる。
印刷媒体Pの坪量情報に応じて設定される作像条件として、例えば、(1)定着温度、(2)転写バイアス、(3)トレイ内の風量などが挙げられる。
印刷媒体の坪量が大きくなるにつれ、トナー像を印刷媒体に定着するのに必要な熱量は多くなる。そのため、坪量の大きな印刷媒体では定着ローラの温度を高くし、坪量の小さい印刷媒体では定着ローラの温度を低くするという温度制御を行うことが望ましい。
転写バイアスにおいても、坪量の大きな印刷媒体では、トナー像を印刷媒体に転写するための転写バイアスを高くする必要がある。そのため、印刷媒体の坪量情報に応じて転写バイアスを制御することが望ましい。
また、給紙トレイ107又は給紙トレイ筐体202内に送風部であるファンを設け、印刷媒体に風を送ることで重送(積載された印刷媒体が複数枚くっついてピックローラで搬送されること)を防ぐことが行われている。そのため、坪量が大きい印刷媒体ではファンの風量を多くし、坪量の小さい印刷媒体ではファンの風量を小さくするという風量制御を行うことが望ましい。
ところで、画像形成装置100がトレイ内の印刷媒体の坪量を算出し、印刷開始待ち(待機)状態となった後、ユーザが印刷媒体を入れ替えることもあり得る。このとき、異なる印刷媒体を格納してしまうと、実坪量と設定された坪量がアンマッチになるおそれがある。以下に、これを防止する構成について説明する。
図7は、印刷開始待ち(待機状態)にある画像形成装置から、トレイが引き出された際の一連の動作を説明するフローチャートである。
ステップS201において、印刷開始待ち状態にある画像形成装置100は、給紙トレイ107が引き出されているか否か(又は、給紙装置200から給紙トレイ筐体202が引き出されているか否か)をセンサにて判定する。
トレイが引き出されていない(装着されている)と判断した場合(NOの場合)、画像形成装置100は、引き続き印刷開始待ち状態となる。
一方、トレイが引き出されていると判断した場合(YESの場合)、ステップS202に移行し、画像形成装置100は、トレイ底板205を最下部まで移動する。そして、ステップS203に移行し、画像形成装置100は、トレイが装着されているか否かを、センサにて判定する。
トレイが装着されていないと判断した場合(NOの場合)、ユーザがトレイを装着するまで待つ。一方、トレイが装着されていると判断した場合(YESの場合)、ステップS204に移行し、画像形成装置100は、重量検出手段により、トレイ内に積載された印刷媒体Pの重量を検出する。
次いで、ステップS205に移行し、画像形成装置100は、駆動手段213によってトレイ底板205を上昇し、印刷媒体Pの上面をピックローラ201に接触させる。その後、積載高さ検出手段により、印刷媒体Pの積載高さHpを検出(算出)する。
続いて、ステップS206に移行し、画像形成装置100は、サイズ検出手段により、設定されたサイドフェンス301a、301b及びエンドフェンス302の位置情報から、印刷媒体Pの面積を算出する。
次に、ステップS207に移行し、画像形成装置100は、ピックローラ201の回転によって1枚の印刷媒体Pをピックし、厚さ検出手段により印刷媒体Pの1枚の厚さtを検出(算出)する。
次いで、ステップS208に移行し、画像形成装置100は、印刷媒体Pの積載高さHp及び印刷媒体1枚の厚さtから、トレイ内の印刷媒体Pの枚数を算出する。
ここで、トレイ内の印刷媒体の枚数は次の式で算出できる。
印刷媒体の枚数[枚]=印刷媒体の積載高さHp[mm]/印刷媒体1枚の厚さt[mm]
次に、ステップS209に移行し、画像形成装置100は、ステップS208で算出した印刷媒体Pの枚数と、トレイ内の印刷媒体Pの重量から、印刷媒体Pの坪量を算出する。
ここで、印刷媒体の坪量は次の式で算出できる。
印刷媒体の坪量[g/cm]=(印刷媒体の重量[g]/印刷媒体の枚数[枚])/印刷媒体面積[cm
次いで、ステップS210に移行し、画像形成装置100は、S209で算出したトレイ内の印刷媒体Pの坪量情報に応じて、あらかじめ決められた作像条件・搬送条件を設定(記憶)し、その後、印刷開始待ち(待機状態)に移行する。
そしてステップS211に移行し、画像形成装置100は、S209で算出した坪量情報に更新する。また、前回算出された印刷媒体の坪量情報と、S209で算出した坪量情報を比較し、値が異なる場合は操作パネル106(図1参照)上にメッセージを表示する。図8に、坪量情報が変更された際に操作パネルに表示されるメッセージの一例を示す。
このように、本実施形態の画像形成装置100は、印刷開始待ち(待機状態)となった後でも、ユーザが印刷媒体を入れ替えること(すなわち、トレイが引き出されること)があれば、再度印刷媒体の坪量を算出する。そして、坪量の値が前回と異なる場合は操作パネル106上にメッセージを表示して、ユーザに注意を促す。これにより、実坪量と設定された坪量がアンマッチとなることを防ぐことができる。
なお、図8に示す例では、該当トレイの坪量が変化した旨のメッセージを表示しているが、トレイの引き出し前と装着後の坪量の具体的な数値を表示してもよい。また、メッセージの表示は操作パネル106に限らず、PC画面やタブレット画面など、ユーザが目にするデバイスに表示させてもよい。なお、これら操作パネル106、PC、及びタブレットは、通知手段の一例である。
(変形例)
本発明は、図1などで説明した電子写真方式の画像形成装置に限定されず、インクジェット方式の記録装置(インクジェットプリンタ)にも適用できる。
図9は、本発明の変形例に係る画像形成装置(インクジェットプリンタ)を示す概略構成図である。図9に示すように、画像形成装置100aは、画像形成手段としてインクジェット方式のプリントヘッド7を備える。
このプリントヘッド7は記録部を構成し、発熱素子方式、ピエゾ素子方式、MEMS素子方式、静電素子方式などいずれも適用可能である。
印刷媒体の一例であるシートSは給紙カセット2内に格納され、給紙ローラ3により、1枚ずつピックアップされる。続いて、一対の印刷媒体厚さ検出ローラ4a、4bは、シートSの1枚の厚さを取得する。なお、給紙カセット2は、搬送装置の一例である。
給紙カセット2から給紙されたシートSはLFローラ5及びピンチローラ6に挟持されてプリントヘッド7の直下に搬送される。LFローラ5の同軸上にはエンコーダが接続され、LFローラ5の回転量をシート送り距離換算で検知できる。プラテン8は、シートSを下から支持する。第1排紙ローラ9は、第1コロ10とともに、プリントヘッド7の直下を通過してきたシートSを挟持して搬送する。
定着器11は、記録部で記録されたシートSを通過させながら加熱する定着部を構成する。定着器11は、内部に送風手段である送風ファン12を有し、所定の温度、例えば、80℃の温風をシートSに垂直に吹き付け、シートS上のインクを乾燥させる。定着器11内には温度センサ(サーミスタ)が組み込まれ、温風温度を検出する。
定着器11の下流側に設けた第2排紙ローラ15は、第2コロ16とともに定着器11を通過してきたシートSを挟持して搬送する。定着器11に対向して設けた排紙プラテン18は、プラテン8と同様、シートSを下から支持する。このようにして、プリントヘッド7から吐出されたインクを定着器11で乾燥できる。
本実施形態の画像形成装置100aは、シートSの坪量情報に応じて、定着器11内の送風ファン12の風量を制御する。これも定着装置の定着温度制御の一例である。
以上、実施形態を用いて本発明を詳細に説明した。この実施形態は一例であり、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して使用できる。
2 給紙カセット
3 給紙ローラ
4a、4b 厚さ検出ローラ
5 LFローラ
6 ピンチローラ
7 プリントヘッド
8 プラテン
9 第1排紙ローラ
10 第1コロ
11 定着器
12 送風ファン
15 第2排紙ローラ
16 第2コロ
18 排紙プラテン
20 重量センサ
22 記録装置
30 重量検出手段
32 積載高さ検出手段
34 サイズ検出手段
36 検出手段
38 算出手段
40 制御部
50 第1フォトセンサ
52 第2フォトセンサ
54 第3フォトセンサ
56 第4フォトセンサ
100 画像形成装置
101 トナー像形成部
102 中間転写ベルト
103 中間転写ユニット
104 定着装置
105 排紙トレイ
106 操作パネル
107 給紙トレイ
108 2次転写部
200 給紙装置
201 ピックローラ
202 給紙トレイ筐体
203、204 リンク板
205 トレイ底板
206 交差軸
207 摺動ピン
208 DCモータ
209 ボールネジ
210 移動部材
211 支持部材
212 平行リンク機構
213 駆動手段
301a、301b サイドフェンス
302 エンドフェンス
401a、401b 厚さ検出ローラ
P 印刷媒体
S シート
特開2010−122259号公報 特開2016−117546号公報

Claims (8)

  1. 印刷媒体を積載して格納可能なトレイと、
    前記印刷媒体を搬送する搬送部と、
    前記トレイに格納されている前記印刷媒体の重量を検出する重量検出手段と、
    前記トレイに格納されている前記印刷媒体の積載高さを検出する積載高さ検出手段と、
    前記トレイに格納されている前記印刷媒体のサイズを検出するサイズ検出手段と、
    前記トレイに格納されている前記印刷媒体の1枚の厚さを検出する厚さ検出手段と、
    それぞれの前記検出手段の検出結果から、前記トレイに格納されている前記印刷媒体の坪量を算出する算出手段と
    を備える搬送装置。
  2. 前記トレイに格納されている前記印刷媒体に風を送る送風部を備え、
    算出した前記坪量に基づいて、前記送風部の風量を制御することを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。
  3. 請求項1又は2に記載の搬送装置と、
    前記搬送装置から搬送される前記印刷媒体に画像形成を行う画像形成手段と
    を備える画像形成装置。
  4. 算出した前記坪量に基づいて、転写バイアスを制御することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 画像形成された前記印刷媒体を定着する定着装置を備え、
    算出した前記坪量に基づいて、前記定着装置の定着温度を制御することを特徴とする請求項3又は4に記載の画像形成装置。
  6. 画像形成装置本体に電源が投入され、かつ、搬送装置本体に前記トレイが装着された際に、それぞれの前記検出手段の検出結果から、前記トレイに格納されている前記印刷媒体の坪量を算出することを特徴とする請求項3乃至5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  7. 画像形成装置本体が待機状態であり、かつ、前記搬送装置本体に前記トレイが装着された際に、それぞれの前記検出手段の検出結果から、前記トレイに格納されている前記印刷媒体の坪量を算出することを特徴とする請求項3乃至6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  8. 前記トレイに格納されている前記印刷媒体の坪量が変更された場合、その旨を通知する通知手段を備えることを特徴とする請求項3乃至7のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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