JP2021004141A - エレベーター - Google Patents
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Abstract
Description
ベーターに関する。
調装置を取り付けるためには、カゴに孔を空け、当該孔にケーブルを通して、当該空調装
置に給電していた。また、近年、エレベーターにおいては、カゴが動作していない待機時
に、空調装置や照明などのように、給電を要するカゴ内の電気機器の動作を停止するなど
して、省電力化を図るようにしたものがあった。
である場合に、前記かご内電気機器の運転を停止させ、前記エレベーターが目的階に到着
した後に前記かご内電気機器の運転を開始させるようにした技術があった(たとえば、下
記特許文献1を参照。)。
けした電気機器に対して給電をおこなう場合、エレベーターが動作していない待機状態で
あっても、エレベーターの動作状態にかかわらず常時給電されるため、後付けした電気機
器の省電力化が難しいという問題があった。
ある場合に省電力モードに切り替えるように動作させる場合、給電のための配線に加えて
、エレベーターの制御盤と当該電気機器との通信を確立するための配線を施したり、ある
いは、エレベーターの状態を検出するセンサの出力を当該電気機器に入力する配線を施す
とともに、当該センサの検出結果に応じて省電力モードに切り替える制御を電気機器にお
こなわせるプログラムを組み込むなどの対応が別途必要になり、煩雑であるという問題が
あった。
を要する電気機器への給電状態の制御を容易におこなうことが難しいという問題があった
。
カゴ内に取り付ける場合、カゴに給電用のケーブルを通すための孔を空けなくてはならず
、作業が煩雑であって時間がかかるという問題があった。さらに、上述した従来の技術は
、エレベーターの設置後にカゴ内に取り付けた電気機器を撤去した場合、ケーブルを通す
ためにカゴに空けた孔が露出した状態となることで美観を損ねるなどの不具合を回避する
ため、当該孔を塞ぐ補修作業をおこなわなくてはならず、作業が煩雑であって時間がかか
るという問題があった。
けた給電を要する電気機器への給電状態の制御を容易に実現することができるエレベータ
ーを提供することを目的とする。
する電気機器をカゴ内に取り付ける場合の作業時間の短縮および作業者の負担軽減を図る
ことができるエレベーターを提供することを目的とする。
する電気機器をカゴ内に取り付ける場合のエレベーターの利用者の利便性を確保すること
ができるエレベーターを提供することを目的とする。
路内を移動するカゴと、前記カゴの外側に設けられ、電源と前記カゴに設けられた負荷と
を電気的に接続する電路に設けられた継電器を備えた基板と、前記カゴの内側に配置され
、コンセントプラグの挿入を受け付けるプラグソケットと、を備え、前記プラグソケット
が、前記継電器が設けられた前記電路における当該継電器よりも負荷側に接続されている
ことを特徴とする。
ゴが所定時間継続して待機状態になった場合に、前記電路を開放することを特徴とする。
、前記電源の電圧を当該電圧とは異なる所定の電圧に変圧するアダプタを介して前記電路
における前記継電器よりも負荷側に接続されていることを特徴とする。
、交流を直流に変換する前記アダプタを介して前記電路における前記継電器よりも負荷側
に接続されていることを特徴とする。
また、この発明にかかるエレベーターは、昇降路内を移動するカゴと、前記カゴの外側
に設けられ、電源と前記カゴに設けられた負荷とを電気的に接続する電路に設けられた継
電器を備えた基板と、前記カゴの内側に配置され、コンセントプラグを介して接続される
電気機器と、を備え、前記コンセントプラグの挿入を受け付けるプラグソケットは、前記
継電器が設けられた前記電路における当該継電器よりも負荷側に接続されていることを特
徴とする。
また、この発明にかかるエレベーターは、上記の発明において、前記継電器が、前記カ
ゴが所定時間継続して待機状態になった場合に、前記電路を開放することを特徴とする。
また、この発明にかかるエレベーターは、上記の発明において、前記プラグソケットが
、前記電源の電圧を当該電圧とは異なる所定の電圧に変圧するアダプタを介して前記電路
における前記継電器よりも負荷側に接続されていることを特徴とする。
また、この発明にかかるエレベーターは、上記の発明において、前記プラグソケットが
、交流を直流に変換する前記アダプタを介して前記電路における前記継電器よりも負荷側
に接続されていることを特徴とする。
また、この発明にかかるエレベーターは、上記の発明において、前記電気機器が、監視
カメラであることを特徴とする。
また、この発明にかかるエレベーターは、上記の発明において、前記電気機器が、ディ
スプレイを備えた端末装置であることを特徴とする。
気機器への給電状態の制御を容易に実現することができるという効果を奏する。
内に取り付ける場合の作業時間の短縮および作業者の負担軽減を図ることができるという
効果を奏する。
内に取り付ける場合のエレベーターの利用者の利便性を確保することができるという効果
を奏する。
に説明する。
まず、この発明にかかる実施の形態のエレベーターの構成について説明する。図1は、
この発明にかかる実施の形態のエレベーターの構成を示す説明図である。図1において、
この発明にかかる実施の形態のエレベーター100は、たとえば、ロープ式(トラクショ
ン式)のエレベーター100によって実現することができる。エレベーター100は、た
とえば、複数階建てのビルなどの建物内に設置される。
01は、エレベーター100が備える各部と接続されており、たとえば、制御盤101か
らエレベーター100が備える各部に対する信号、いわゆる「下り信号」を出力する。ま
た、制御盤101は、たとえば、エレベーター100が備える各部から制御盤101に対
する信号、いわゆる「上り信号」を受け付ける。
ンピュータ150に接続されている。管理サーバコンピュータ150は、監視対象となる
エレベーター100が設置されている場所とは異なる、当該エレベーター100が設置さ
れている場所から離れた遠隔地に設置されている。管理サーバコンピュータ150は、た
とえば、エレベーター100の保守管理を担う保守管理会社などに設置することができる
。
送信する。制御盤101は、たとえば、エレベーター100において障害を検知した場合
や、エレベーター100の運転モードが変化した場合などに、発報用の信号を出力する。
また、制御盤101は、管理サーバコンピュータ150から送信される診断動作の実行指
示などの各種指示を受信し、受信した指示に応じた下り信号を、エレベーター100が備
える各部に対して出力する。
所定の順序で動作させる信号を出力し、出力した信号にしたがって当該各部が正常に動作
したか否かを示す信号を制御盤101から管理サーバコンピュータ150に対して出力す
ることによって実現される。管理サーバコンピュータ150は、たとえば、定期的(たと
えば、月の末日が到来するごと)に診断動作の実行指示を出力する。
くインターネットを介して接続することにより、地震などの天災発生時などの緊急時に電
話回線がパンクすることに起因して、エレベーター100の状況把握が遅延することを回
避することができる。これにより、管理サーバコンピュータ150を用いてエレベーター
100を遠隔監視する状況において、当該エレベーター100の動作に不具合が生じた場
合に迅速な対応をとることができる。
話網(公衆交換電話網)および携帯電話網を含む。公衆音声網は、電話線を収容する加入
者線交換機、加入者線交換機を束ねる中継交換機、ほかの事業者の電話網と接続する関門
交換機など、図示を省略する複数の交換機によって構成されている。公衆音声網について
は、公知の技術であるため説明を省略する。制御盤101を公衆音声網に接続することに
より、インターフォンの端末装置(図2を参照)と管理センターとの音声通信を実現する
ことができる。
示を省略する)を備えている。昇降路は、1台のエレベーター100に1つずつ設けられ
ている。昇降路内には、人や物品を搭載するカゴ(乗りカゴ)102が設けられている。
カゴ102は、1台のエレベーター100、すなわち、1つの昇降路に1つずつ設けられ
ており、昇降路の方向すなわち鉛直方向に沿って昇降移動する。カゴ102は、図示を省
略するカゴ枠によって支持されており、当該枠とともに昇降移動する。
を省略する)が設けられている。昇降路の底部には、万一、カゴ102が落下して底面に
衝突したときの衝撃を和らげる緩衝器103が設けられている。緩衝器103は、バネの
弾性力を利用して衝撃を和らげるバネ式の緩衝器であってもよく、油圧抵抗を利用して衝
撃を和らげる油入式の緩衝器であってもよい。緩衝器103は、昇降路の天井面にも設け
られていてもよい。
けられている。乗り場104に設けられた扉104aは、図示を省略するインターロック
などと称される装置で施錠されている。インターロックは、カゴ102が停止階に到着し
た状態でカゴ102の扉102aを開閉させるモーターを駆動した場合にのみ、カゴ10
2の扉102aの開閉機構とかみ合って施錠を解放する。これにより、カゴ102が位置
する階床における乗り場104に設けられた扉104aのみを連動して開閉することがで
きる。カゴ102の扉102aは、乗り場104に設けられた扉104aと連動して開閉
する位置に位置づけられていない状態は、開放がロックされる。
れぞれ、乗り場呼びボタン105a、カゴ102が位置する階床などを表示する表示器1
05bなどを備えている。また、操作盤105は、それぞれ、操作盤105用の制御基板
105cを備えている。各操作盤105は、それぞれが備える制御基板105cを介して
制御盤101に接続されている。
車(図示を省略する)および巻上機(トラクションマシン)107に架けられ、他端がカ
ウンタウエイト108に連結されている。ロープ106は、具体的には、たとえば、鋼鉄
製のワイヤーによって実現することができる。
0の最上部に設けられた機械室に設置される。巻上機107は、機械室の有無にかかわら
ず、エレベーター100における最上部に設けることができる。あるいは、エレベーター
100が、機械室がないタイプである場合、巻上機107は、エレベーター100におけ
る下部に設けられるものであってもよい。
ゴ102を停止させる階床において回転を停止するように制御盤101によって駆動制御
される。ロープ式のエレベーター100においては、巻上機107を駆動することによっ
て発生する、ロープ106と滑車との間の摩擦力(トラクション)を利用して、カゴ10
2を昇降させる。
からの出力信号に基づいて、巻上機107の回転速度や回転位置を判断することができる
。エンコーダは、たとえば、アブソリュートエンコーダを用いてもよく、インクリメンタ
ルエンコーダを用いてもよい。
ス調整用のワイヤーロープ(あるいは、鎖)の他端が連結されている(図示を省略する)
。これにより、たとえば、高層建築物に設置されるエレベーター100において、ロープ
106の重量に起因して、最上階や最下階の近辺においてカゴ102側とカウンタウエイ
ト108側との重量のバランスの不均衡が生じてロープ106が巻上機107のシーブか
ら滑り落ちてしまうことを確実に防止することができる。
リミットスイッチ111などを備えている。電磁ブレーキ109は、コイルを備え、制御
盤101によって駆動制御されて当該コイルに通電することにより発生する電磁力を利用
して、巻上機107の回転を停止する。電磁ブレーキ109は、巻上機107の回転を停
止した状態を保持することができる。
の回転を制止する。電磁ブレーキ109は、具体的には、たとえば、停電時などコイルへ
の通電が切れたときにスプリングの力で動作して巻上機107の回転を制止する無励磁作
動型の電磁ブレーキ109を用いることができる。
ナロープ110a、ガバナプーリー110b、回転錘(図示を省略する)などを備えた遠
心調速機によって実現することができる。このような調速機110において、ガバナロー
プ110aは、カゴ102の動作と連動する。ガバナプーリー110bは、ガバナロープ
110aの動作に連動して回転する。
回転に起因する遠心力の大きさに応じて動作する。具体的に、回転錘は、ガバナプーリー
110bの回転速度が速い場合にガバナプーリー110bの外周側に開くように動作し、
ガバナプーリー110bの回転速度が遅い場合にガバナプーリー110bの内周側に閉じ
るように動作する。
ッチレバー(図示を省略する)を備えている。スイッチレバーは、平時は巻上機107に
対して電源を供給する位置に位置付けられており、調速機110の回転錘に付勢された場
合に、巻上機107に対する電源の供給を遮断する位置に変位する。
度になった場合に、スイッチレバーが巻上機107に対する電源の供給を遮断する位置に
変位するように、スイッチレバーを付勢する。これにより、カゴ102に速度超過が発生
したときに、巻上機107の動作を停止し、カゴ102を停止させることができる。
常停止装置は、カゴ102の動作とガバナロープ110aの動作とが異なる場合、すなわ
ち、ガバナロープ110aが停止しているにもかかわらずカゴ102が動作している場合
に、カゴ102の動作を強制的に停止させる。非常停止装置は、公知の各種の技術を用い
て容易に実現することができるため、説明を省略する。
タン201や、カゴ102が位置する階床などを表示する表示器202を備えている(図
2を参照)。また、カゴ102には、扉102aを開閉させるモーター、扉開閉センサ、
障害物検出装置、荷重センサなどの各種のセンサ(図3を参照)やブザー(図示を省略す
る)などが設けられている。
2は、たとえば、カゴ102の天井板の上、すなわち、カゴ102の外側に設けられる。
カゴ上ボックス112には、電源回路や制御回路などを備えた電気回路を構成する基板が
収容されている(図3を参照)。
荷重センサなどの各種のセンサやブザーなど、カゴ102に設けられた各種の負荷は、カ
ゴ上ボックス112が収容する基板の電気回路に電気的に接続されている。具体的には、
カゴ102に設けられた各種の負荷は、たとえば、一端が当該負荷に接続された電線の他
端を、電気回路が備える端子に接続することによって、電気回路に電気的に接続されてい
る。カゴ102に設けられた各種の負荷と、電気回路との間には、リレーや変圧器が介在
していてもよい。電気回路については、説明を後述する(図3を参照)。
2aを開く際に正方向に回転し、扉102aを閉める際に逆方向に回転する。扉102a
を開閉させるモーターは、たとえば、カゴ102の天井板の上に設けられている。扉開閉
センサは、扉102aの開閉状態を検出する。扉開閉センサは、たとえば、扉102aや
扉104aが開状態にあるか閉状態にあるかに応じて出力が変化するマイクロスイッチや
光電センサなどによって実現することができる。
。具体的に、障害物検出装置は、たとえば、対をなす扉102aの間に設けられて、扉1
02aの開き方向に突出するように付勢されたセーフティーシューや、当該セーフティー
シューが扉102aの内側に押し込まれた場合に、対をなす扉102aの間における物体
の挟まりを検知したことを示す信号を出力するマイクロスイッチなどによって構成するこ
とができる。
とえば、ロードセルによって実現することができる。ロードセルは、たとえば、カゴ10
2の底部とカゴ枠との間に設けられる。ブザーは、荷重センサの検出結果に応じてブザー
音を出力する。ブザーは、カゴ102における積載荷重(質量)が、当該カゴ102にか
かる定格積載荷重(質量)などの所定の質量を超過した場合にブザー音を出力する。
つぎに、カゴ102およびカゴ102に設けられた各部の一例について説明する。図2
は、カゴ102およびカゴ102に設けられた各部の一例を示す説明図である。
の行先階を指定する行先階ボタンや、扉102aの開閉を指示する扉開閉ボタンなどを含
む操作ボタン201を備えている。また、操作盤102bは、カゴ102が位置する階床
などを表示する表示器202を備えている。操作盤102bは、たとえば、カゴ102の
内側の壁面であって、カゴ102の扉102aの近傍に設けられている。
102b用の制御基板は、たとえば、操作盤102bにおいて、エレベーター100の利
用者などによる操作ボタン201に対する入力操作を受け付けるごとに、当該入力操作に
応じた呼び信号を生成し、生成した呼び信号を出力する。また、操作盤102b用の制御
基板は、表示器202を制御して、カゴ102が位置する階床を表示したり、移動方向を
表示したりする。
の端末装置203は、呼出ボタンとマイクとスピーカーとを備えている(いずれも図示を
省略する)。インターフォンの端末装置203におけるマイクやスピーカーは、図2に示
すように、操作盤102bに一体的に組み込まれていてもよい。インターフォンの端末装
置203は、たとえば、カゴ上ボックス112が収容する基板の電気回路を介して制御盤
101に接続されている。
(図示を省略する)が設けられている。照明器具204は、たとえば、カゴ102の天井
に設けることができ、具体的には、電球(白熱灯)や、蛍光灯、LED(Light E
mitting Diode)など公知の各種の光源を用いることができる。
(図示を省略する)を介して、カゴ102内の空気を換気するファン(図示を省略する)
を備えている。照明器具204や換気装置などの負荷も、カゴ102に設けられた各種の
負荷と同様に、カゴ上ボックス112が収容する基板の電気回路に接続されている。
が設けられている。プラグソケット205は、コンセントプラグが挿入される(図4を参
照)ことによって当該コンセントプラグとともに配線用差込接続器を構成する。具体的に
は、たとえば、日本や米国において汎用的に用いられているAタイプのプラグソケット2
05を用いることができる。
205は、たとえば、インドやインドネシアなどにおいて広く用いられているB3タイプ
やCタイプのプラグソケットを用いてもよく、香港などにおいて広く用いられているBF
タイプのプラグソケットを用いてもよい。BFタイプのプラグソケットは、イギリス、ア
イルランドなどの西ヨーロッパに属する国においても広く用いられている。
のプラグソケットを用いてもよく、台湾などにおいて広く用いられているOタイプのプラ
グソケットを用いてもよい。SEタイプのプラグソケットは、西ヨーロッパに属するフラ
ンス、ベルギーなどにおいても広く用いられている。フランスやベルギーにおいては、S
Eタイプのプラグソケットの他、Cタイプのプラグソケットが普及している。
、Bタイプ、Cタイプ、B3タイプ、BFタイプ、SEタイプ、Oタイプなど様々なタイ
プの中から、エレベーター100を設置する地域に応じた任意のタイプのプラグソケット
205を用いることが好ましい。このような地域においては、カゴ102内に、タイプの
異なる複数のプラグソケット205を設けてもよい。
接続されている。すなわち、プラグソケット205は、カゴ上ボックス112が収容する
基板の電気回路の端子に直接結線されているものに限らず、当該端子に接続された電力線
に接続されていてもよい。このような電力線にプラグソケット205を接続する場合、当
該電力線に分岐用のコネクタを設け、当該コネクタにプラグソケット205を接続するこ
とができる。
ラグソケット205は、カゴ102内の高い位置に配置することが好ましい。このように
、カゴ102内に露出したプラグソケット205をカゴ102内の高い位置に配置するこ
とにより、雨天時に傘や衣服から飛んだ水滴が付着することを防止でき、また、子供など
による悪戯をしにくくすることができる。
102に複数設けられていてもよい。1つのカゴ102に複数のプラグソケット205を
設ける場合、当該複数のプラグソケット205を並べて配置してもよく、複数箇所に分散
して配置してもよい。上記のように、複数タイプのプラグソケットが普及している地域に
おいて、1つのカゴ102に、タイプの異なる複数のプラグソケット205を設ける場合
、同一タイプの複数のプラグソケット205を並べて配置し、タイプごとに場所を異なら
せて配置してもよい。
と同一面内に位置するように配置する。あるいは、プラグソケット205は、たとえば、
カゴ上ボックス112が収容する基板の電気回路とプラグソケット205とを接続する電
線(ケーブル)の一部とともに、カゴ102の内側に突出するようにして配置してもよい
。
上ボックス112が収容する基板の電気回路とプラグソケット205とを接続する電線(
ケーブル)を、コイルバネや引っ張りバネなどを用いて、カゴ102の外側へ付勢する(
引っ張る)ようにしてもよい。
02の内側に突出させないようにすることができる。この場合、カゴ102の外側へ引っ
張られるプラグソケット205が、カゴ102の外側へ抜けてしまわないようにストッパ
(図示を省略する。)を設けることが好ましい。ストッパは、たとえば、突起などによっ
て実現することができる。
2の内壁面よりも凹んだ位置、すなわち、カゴ102の内壁面よりも外側に位置するよう
に配置してもよい。これにより、たとえば、プラグソケット205の周囲に位置するカゴ
102の内壁面によって、利用者や利用者の所持物がプラグソケット205に直接衝突す
ることを回避しやすくなり、プラグソケット205の損傷を防止することができる。
つぎに、基板の電気回路の構成について説明する。図3は、基板の電気回路の構成を示
すブロック図である。図3において、基板の電気回路300は、AC電源(商用電源)に
接続されている。AC電源は、たとえば、単相変圧器の中性点から引き出される中性線と
2本の電圧線とを合わせた3線を用いて単相交流電力を送る単相3線式により、送電網か
ら変電所を通して引込線に接続された引込線取付点から供給される。3線のうち中性線と
いずれか一方の電圧線との電圧差は100V、2本の電圧線の電圧差は200Vであるた
め、エレベーター100において100Vおよび200Vを利用することができる。
いる。電源回路310は、変圧器311、整流回路312、平滑回路313、定電圧回路
314を備えている。変圧器311は、AC電源から入力されるAC電圧を、所定のAC
電圧に変換する。変圧器311は、AC電源から入力されるAC電圧を、あらかじめ設定
された所定のAC電圧に変換する。整流回路312は、変圧器311によって変圧された
AC電圧をDC電圧に変換する。
電源を直線的に平滑化する。平滑回路313は、このような、整流回路312によって変
換されたDC電源が含むAC成分(リップル)による波形の歪みを平滑化する。定電圧回
路314は、平滑回路から出力されるDC電源を監視して、当該DC電源と基準となる電
圧とを比較して差が生じる場合に、トランジスタの出力電圧を制御する。これにより、平
滑回路313から出力されるDC電源が、電源回路310に接続される負荷や環境に応じ
て変化するという不安定な要素を緩和することができ、出力するDC電源の電圧を一定に
保つことができる。
ーター332、整流回路333、変圧器334などを介して、それぞれAC電源に接続さ
れている。リレー331は、電磁石とスイッチ(接点機構)とを備え、電磁石のコイルに
通電することにより生じる電磁吸引力を利用してスイッチの開閉をおこなう。インバータ
ー332は、コンバーター回路332aと、コンデンサ332bと、インバーター回路3
32cと、を備えている。これにより、AC電源を直接、あるいは、リレー331、イン
バーター332などを介して各負荷に供給することができる。あるいは、整流回路312
によって変換したDC電源を、各負荷に供給してもよい。
定時間継続して待機状態になった場合に、電路を開放するように動作する。具体的に、こ
のような動作をおこなうリレー331には、たとえば、照明器具204や換気装置などの
ように、カゴ102内に利用者がいない場合は不要な構成部が接続される。
待機状態を実現することができる。この場合、リレー331は、カゴ102がいずれかの
階床に停止した後、所定時間移動しない場合に、電路を開放するように動作する。所定時
間の計時の起算点は、カゴ102がいずれかの階床に停止した後に、開いた扉102aを
閉じた時点としてもよい。
ボタン105aや操作ボタン201に対する入力操作がない場合に、あらかじめ設定され
た所定の階床にカゴ102を移動させるものがある。リレー331は、このような、乗り
場呼びボタン105aや操作ボタン201に対する入力操作に応じた移動ではなくても、
カゴ102が所定の階床に移動してから所定時間移動しない場合に、電路を開放するよう
に動作する。
ン201に対する入力操作を受け付けた場合に、当該電路を閉じるように動作する。これ
により、照明器具204や換気装置が動作を再開し、カゴ102は入力操作に応じた階床
に移動する。
体的には、たとえば、扉102aを開閉させるモーター340、扉開閉センサ・障害物検
出装置・荷重センサなどの各種のセンサ341やブザーなどの負荷によって実現すること
ができる。また、AC電源、あるいは、AC電源を変圧したDC電源からの電源供給を受
ける負荷は、リレー331やインバーター332を含んでいてもよい。
いシリーズ電源にかかる電源回路310について説明したが、これに限るものではない。
たとえば、シリーズ電源に代えて、スイッチング電源を用いてもよい。シリーズ電源に代
えてスイッチング電源を用いることにより、AC入力を直接電圧変換するための大きなト
ランスを不要とし、電圧安定化回路の放熱を抑制して効率の低下や発熱を抑えることがで
き、入力電圧の許容範囲を広くすることができる。
制御回路320は、制御盤101から出力される下り信号に応じてカゴ102に設けられ
た各負荷を駆動制御したり、カゴ102に設けられた各負荷からの出力信号に応じた上り
信号を、制御盤101に出力したりする。具体的に、制御回路320は、それぞれバスに
よって接続される入力端子321と、出力端子322と、CPU(Central Pr
ocessing Unit)323と、メモリ324と、通信I/F(InterFa
ce)325と、によって構成することができる。
ードウエアインターフェースであって、制御回路320に接続された各負荷から出力され
る信号の入力を受け付け、入力を受け付けた信号をCPU323に出力する。また、入力
端子321は、制御盤101と接続されている。
される呼び信号や、扉開閉センサなどの各種センサ341から出力される信号など、上り
信号の入力を受け付ける。また、具体的に、入力端子321は、制御盤101から出力さ
れる下り信号の入力を受け付け、入力を受け付けた信号をCPU323に出力する。
ードウエアインターフェースであって、CPU323から出力される信号を制御回路32
0に接続された各負荷に出力する。また、出力端子322は、制御盤101と接続されて
おり、各負荷から出力された信号に基づいてCPU323から出力される信号を、制御盤
101に出力する。
号に基づいてCPU323から出力された信号を、カゴ102の扉102aや乗り場10
4の扉104aを開閉させるモーター340に対して出力する。カゴ102の扉102a
や乗り場104の扉104aを開閉させるモーター340は、インバーター332を介し
て、制御回路320に接続されていてもよい。これにより、カゴ102の扉102aや乗
り場104の扉104aをなめらかに開閉させることができる。
から出力される信号に基づいてCPU323から出力された信号を、制御盤101に対し
て出力する。また、具体的に、出力端子322は、たとえば、リレー331やインバータ
ー332を介して、照明器具204と接続されている。
する。メモリ324は、制御盤101との通信や、カゴ102に設けられた各負荷の制御
に用いるプログラムやデータなどを記憶している。CPU323は、たとえば、入力端子
321を介して入力された信号に基づいて、メモリ324に記憶されたプログラムやデー
タなどを用いた演算処理をおこなう。また、CPU323は、たとえば、演算処理の結果
に基づく信号を、出力端子322を介して、制御盤101やカゴ102に設けられた各負
荷に出力する。
して受け付けた下り信号に基づいて、カゴ102の扉102aや乗り場104の扉104
aを開閉させるモーター340を制御する制御信号を出力端子322を介して出力するこ
とにより、当該モーター340を制御する。これにより、モーター340を駆動して、カ
ゴ102の扉102aや乗り場104の扉104aを開閉させることができる。
1を介して入力を受け付けた信号に基づいて、カゴ102が位置する階床やカゴ102の
走行方向(上昇中か下降中か)を表示器202において表示させる信号を生成し、生成し
た信号を、出力端子322を介して、操作盤102b用の制御基板301に対して出力す
る。これにより、表示器202において、カゴ102が位置する階床やカゴ102の走行
方向を表示させることができる。
1を介して入力を受け付けた信号に基づいて、カゴ102の扉102aや乗り場104の
扉104aの開閉状態を示す信号を生成し、生成した信号を、出力端子322を介して制
御盤101に対して出力する。これにより、制御盤101において、カゴ102の扉10
2aや乗り場104の扉104aの開閉状態を認識することができ、カゴ102の扉10
2aや乗り場104の扉104aの開閉状態が確実に閉まっている状態で巻上機107を
駆動することができる。
くモーター340の動作状態に基づいて、カゴ102が所定時間継続して動作していない
、すなわち、待機状態が所定時間継続したと判断した場合、出力端子322を介してリレ
ー331やインバーター332に対して制御信号を出力し、操作盤102b、照明器具2
04、換気装置への電力の供給を停止して、節電状態とする。
入力端子321を介して入力を受け付けた信号に基づいて判断してもよい。あるいは、モ
ーター340の動作状態および扉開閉センサから出力される信号に基づいて、エレベータ
ー100が待機状態であるか否かを判断してもよい。
、CPU323と制御盤101との間におけるデータの入出力を制御する。通信I/F3
25は、たとえば、制御盤101から出力される下り信号をCPU323に出力したり、
CPU323から出力される信号を上り信号として制御盤101に出力したりする。
た負荷に供給する電路に接続されている。プラグソケット205は、リレー331が設け
られた電路において、リレー331よりも負荷側に接続されている。すなわち、プラグソ
ケット205は、リレー331が設けられた電路において、リレー331を間にして、A
C電源とは反対側に接続されている。
電路を開放するように動作するリレー331よりも負荷側に接続されている。これにより
、待機状態が所定時間継続した場合は、プラグソケット205を介した給電が停止される
。
ト205が接続されるリレー331は、たとえば、AC電源の電圧と同じ電圧(100V
や200V)が印加される電路に設けられた端子302に接続することができる。この場
合、プラグソケット205を介して接続される電気機器(図4を参照)に対して、100
Vや200Vの電圧で給電することができる。
圧を当該電圧とは異なる所定の電圧に変圧するアダプタを介して電気回路300に接続さ
れていてもよい。このようなアダプタは、プラグソケット205に接続する電気機器の許
容電圧に合わせた電圧に変圧するものであってもよい。これにより、アダプタの取り扱い
電圧を調整することにより、エレベーター100が設置される国や地域に普及している電
気機器に対応した電圧に変圧することができる。アダプタを設ける場合、当該アダプタは
、交流を直流に変換する整流機能を備えていてもよい。
つぎに、プラグソケット205の使用例について説明する。図4は、プラグソケット2
05の使用例を示す説明図である。図4に示すように、プラグソケット205が、カゴ1
02の内側に配置されているため、エレベーター100の設置後に、たとえば、カゴ10
2の内側を監視する監視カメラを電気機器401として、容易に設置することができる。
像した画像情報を、制御盤101に出力することもできる。これにより、通信ケーブルを
配線することなく、監視カメラが撮像した画像情報を、管理サーバコンピュータ150に
送信することができる。
に複数設けられていてもよい。具体的には、たとえば、監視カメラとマイクロフォンとを
電気機器401として設置することができる。これにより、カゴ102内を撮像するとと
もに、カゴ102内の音声を取得することができる。
、カゴ102内の照度を設置時の照度よりも高くしたり、異なる照明装置を取り付けてカ
ゴ102内の印象を変えたりすることが容易に実現できる。
。近年、防犯上の観点から各階床に監視カメラを設置しているエレベーター100が存在
している。このようなエレベーター100において、このようなディスプレイを備えた端
末装置によって実現される電気機器401を、プラグソケット205を介して接続し、カ
ゴ102内に取り付けることにより、カゴ102が停止する予定の階床の画像をカゴ10
2内に表示することができる。
もよい。これにより、端末装置を設置するだけで、ディスプレイにおける画像の表示にあ
わせて音声を出力したり、画像や音声を出力しながらカゴ102内の音声を取得すること
ができる。このような端末装置は、スマートフォンやパーソナルコンピュータなどの端末
装置のように、ディスプレイの表示面側にタッチパッドが積層されたタッチパネルを備え
ていてもよい。
場合に、保守管理会社が管理サーバコンピュータ150を介してカゴ102内の状況を把
握することができる。また、管理サーバコンピュータ150から制御盤101に対して保
守管理会社のオペレーターの画像や音声などの情報を送信し、ディスプレイを備えた端末
装置を介して当該オペレーターの画像や音声を出力することができる。これにより、カゴ
102内に閉じ込められた利用者を安心させることができる。
ることにより、雨天時に傘や衣服から飛んだ水滴が付着したり、子供による悪戯を防止す
ることができる。これにより、カゴ102内にプラグソケット205を設けることに起因
するエレベーター100の故障を抑制することができる。
開放するリレー331よりも負荷側に接続されているプラグソケット205に電気機器4
01を接続することにより、エレベーター100が待機状態に移行すると同時に、電気機
器401への給電を停止することができる。また、待機状態から復帰すると同時に、電気
機器401への給電を再開することができる。電気機器401は、たとえば、電源スイッ
チを常時ON状態としておくことで、給電状態に応じて動作させることができる。
なく、エレベーター100の設置後にカゴ102内に設置した電気機器401への給電状
態を、照明器具204や換気装置などの既設の負荷と同様に制御することができ、エレベ
ーター100の設置後に電気機器401をカゴ102内に設置する場合にも、エレベータ
ー100における待機時の省電力化を容易かつ確実に実現することができる。
つぎに、カゴ102およびカゴ102に設けられた各部の別の一例について説明する。
図5は、カゴ102およびカゴ102に設けられた各部の別の一例を示す説明図である。
上述した図2においては、プラグソケット205がカゴ102内において露出している態
様について説明したが、プラグソケット205の配置は別の態様であってもよい。
501によってプラグソケット205を覆うようにしてもよい。これにより、プラグソケ
ット205に電気機器401を接続しない場合は、当該プラグソケット205をカバー5
01で覆い、掃除などに際してプラグソケット205に水分や異物が入ることに起因する
故障を効果的に防止することができる。
すように、エレベーター100の利用者の手が容易に届く高さに設けることが好ましい。
プラグソケット205をエレベーター100の利用者の手が容易に届く高さに設けること
により、利用者に対して、プラグソケット205を利用しやすくすることができる。
ことによって解錠/施錠する構成であってもよく、CPU323の制御によって解錠/施
錠する構成であってもよい。CPU323の制御によってカバー501を解錠/施錠する
ロック機構は、具体的には、たとえば、ソレノイドロックによって実現することができる
。
構成においては、所定の条件が整った場合にのみ、ロック機構によるカバー501の施錠
を解除(解錠)するようにしてもよい。具体的に、たとえば、ソレノイドロックにおいて
は、所定の条件が整った場合にのみ、ソレノイドロックが備えるソレノイドへの通電のO
N/OFFを切り替えることにより、所定の条件が整った場合にのみロック機構によるカ
バー501の施錠を解除(解錠)することができる。
こなわれた場合や、エレベーター100の状態や管理サーバコンピュータ150から所定
の指示に応じて制御盤101からロック解除を指示する下り信号を受け付けた場合にのみ
、ソレノイドへの通電のON/OFFを切り替えて、ロック機構によるカバー501の施
錠を解除することができる。
ネなどの付勢部材をさらに設け、ロック機構によるロックの解除に応じてカバー501が
開くようにしてもよい。これにより、プラグソケット205が有効に使用できること、す
なわち、給電を受けることができることを、容易かつ確実に知らせることができる。
設けることにより、プラグソケット205をエレベーター100の利用者の手が容易に届
く高さに設ける場合にも、プラグソケット205に対する悪戯などを防止することができ
る。
つぎに、図5に示すプラグソケット205の使用例について説明する。図6は、図5に
示すプラグソケット205の使用例を示す説明図である。図6に示すように、プラグソケ
ット205を保護するカバー501を設けることにより、たとえば、地震に起因して、利
用者600がカゴ102内にいる状態でエレベーター100の動作が停止した際などの非
常時に、利用者600の携行するスマートフォンやパーソナルコンピュータなどの電気機
器401に給電することができる。これにより、利用者は安心して救助を待つことができ
、利用者の利便性の向上を図ることができる。
が同時に各自の携行するスマートフォンやパーソナルコンピュータなどの電気機器401
に給電することができる。これにより、複数の利用者600がカゴ102内にいる状態で
エレベーター100の動作が停止した際などの非常時にも、各利用者を安心させ、救助を
待たせることができ、利用者の利便性の向上を図ることができる。
わち、待機状態が所定時間継続した場合は、プラグソケット205を介した給電が停止さ
れるが、乗り場呼びボタン105aや操作ボタン201に対する入力操作を受け付けた場
合は、プラグソケット205が設けられている電路を閉じるようにリレー331が動作す
る。
止した際などの非常時に、リレー331が電路を開放するように動作した場合にも、利用
者600は、カゴ102内で操作ボタン201を操作することによって、直ちに電路を閉
じることができ、給電を再開することができる。
を移動するカゴ102と、カゴ102の外側に設けられ、電源とカゴ102に設けられた
負荷とを電気的に接続する電路に設けられたリレー331を備えた基板301と、カゴ1
02の内側に配置され、コンセントプラグの挿入を受け付けるプラグソケット205と、
を備え、プラグソケット205が、リレー331が設けられた電路における当該リレー3
31よりも負荷側に接続されていることを特徴としている。
置後であっても給電を要する電気機器401を、容易かつ速やかに設置することができる
ので、電気機器401を設置する作業者の負担軽減を図ることができる。これにより、エ
レベーター100の設置後に、給電を要する電気機器401を取り付ける場合の作業時間
の短縮を図り、エレベーター100の利用者、作業者の負担軽減を図ることができる。
図ることにより、作業のためにエレベーター100が使用できない時間を短くすることが
できる。これにより、エレベーター100の利用者の利便性が低下することを抑制して、
利用者の利便性を確保することができる。
グソケット205を設けておくことにより、エレベーター100の設置後にカゴ102内
に設置した電気機器401を撤去する場合は、孔の埋め戻し作業などをおこなうことなく
、当該電気機器401を取り外すだけでよい。これにより、カゴ102内の美観を損なう
ことなく、電気機器401を容易かつ速やかに撤去することができる。
05が、リレー331が設けられた電路における当該リレー331よりも負荷側に接続さ
れているため、電気機器401への給電状態を制御する回路などをあらたに用意すること
なく、既設のリレー331を制御することによって、カゴ102内に設置した電気機器4
01への給電状態を制御することができる。これにより、エレベーター100の設置後に
カゴ102内に取り付けた給電を要する電気機器401への給電状態の制御を容易に実現
することができる。
02が所定時間継続して待機状態になった場合に、該当する電路を開放することを特徴と
している。
、カゴ102が所定時間継続して待機状態になった場合に電路を開放するリレー331よ
りも負荷側に接続されているため、照明器具204や換気装置に給電するリレー331な
どに対する制御と同様の制御をおこなうことによって、カゴ102内に設置した電気機器
401への給電状態を制御することができる。
なく、エレベーター100の設置後にカゴ102内に設置した電気機器401への給電状
態を、照明器具204や換気装置などの既設の負荷と同様に制御することができ、エレベ
ーター100の設置後に電気機器401をカゴ102内に設置する場合にも、エレベータ
ー100における待機時の省電力化を容易かつ確実に実現することができる。
、AC電源の電圧を当該電圧とは異なる所定の電圧に変圧するアダプタを介して、電路に
おけるリレー331よりも負荷側に接続されていてもよい。
電気機器401をプラグソケット205に接続して使用することができる。これにより、
エレベーター100の設置後であっても、変圧のためのアダプタなどの機器を別途用意す
ることなく、給電を要する電気機器401を容易かつ速やかにカゴ102内に取り付けて
使用することができ、当該電気機器に適した電圧を印加することができる。
05に後付けのアダプタを接続して利用することができるので、給電の規格の異なる国や
地域ごとにプラグソケット205の仕様を変更することなく、エレベーター100の設置
後であっても、幅広い種類の電気機器401を容易かつ速やかにカゴ102内に設置して
使用することができる。
ー100の開発や設計にかかるコスト上昇やエレベーター100の利用者の利便性の低下
を抑えることができる。
、交流を直流に変換するアダプタを介して、電路におけるリレー331よりも負荷側に接
続されていることを特徴としている。
電気機器401をコネクタに接続して使用することができる。近年は直流によって動作す
る電子回路によって制御される電気機器が多く、プラグソケット205から直流を出力す
ることによって、エレベーター100の設置後におけるこのような電気機器401の設置
を容易かつ速やかにおこなうことができる。
0の設置後であっても、整流のためのアダプタなどの機器を別途用意することなく、容易
かつ速やかに電気機器を設置して使用することができるので、カゴ102内にアダプタが
露出することによるカゴ102内の美観低下を回避できる。
とができるエレベーターに有用であり、特に、エレベーターの設置後に給電を要する電気
機器を設置することができるエレベーターに適している。
102 カゴ
205 プラグソケット
300 電気回路
301 基板
302 端子
331 リレー
Claims (1)
- 昇降路内を移動するカゴと、前記カゴの外側に設けられ、
電源と前記カゴに設けられた負荷とを電気的に接続する電路に設けられた継電器を備えた基板と、
コンセントプラグの挿入を受け付けるプラグソケットと、
前記カゴの内側に取り付けられ、前記コンセントプラグを介して前記プラグソケットに着脱可能に接続され、給電を受ける、前記カゴ内に取り付けられたディスプレイを備えた端末装置と、を備え、
前記プラグソケットは、前記継電器が設けられた前記電路における当該継電器よりも負荷側に接続されていることを特徴とするエレベーター。
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