JP2021003668A - 食用粉体溶解システム - Google Patents

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Abstract

【課題】粉体供給流路内での目詰まりを防止することができる食用粉体溶解システムを提供すること。【解決手段】食用粉体溶解システム1は、食用に適した食用液体Q1を貯留するタンク21と、タンク21の底部211に設けられ、鉛直方向と平行な回転軸217回りに回転可能に支持されたインペラ(攪拌翼)8と、食用に適した第1食用粉体Q2−1が通過し、第1食用粉体Q2−1をタンク21内に供給する粉体供給流路としての第1供給管51とを備える。インペラ8は、回転した際に食用液体Q1に対して、鉛直下方に向かう第1流れFL1と、インペラ8の下側で回転軸217から遠ざかる方向に向かう第2流れFL2とを生じさせる。第1供給管51は、第1食用粉体Q2−1を吐出する吐出口511を有する。吐出口511は、食用液体Q1の液面LSよりも下方に位置し、かつ、第1流れFL1が及ぶ範囲に位置する。【選択図】図2

Description

本発明は、食用粉体溶解システムに関する。
粉末と溶媒とを混合して混合液を製造する混合液製造装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の混合液製造装置は、溶媒が収容される攪拌槽と、攪拌槽内を減圧させるとともに、粉末供給管の吐出口を介して粉末を攪拌槽に供給する減圧装置と、回転することにより攪拌槽内の粉末と溶媒とを攪拌する攪拌部材と、を備える。吐出口は、攪拌槽内の溶媒の液面よりの下方に配置されている。また、特許文献1では、吐出口が鉛直下方に向かって開口している場合(以下「第1の場合」という)と、吐出口が鉛直上方に向かって開口している場合(以下「第2の場合」という)とが開示されている。
特開2013−163170号公報
しかしながら、特許文献1に記載の混合液製造装置では、第1の場合および第2の場合のいずれの場合でも、例えば攪拌部材の回転数の大きさによっては、溶媒の流れの力が、吐出口から吐出される粉末の吐出力を上回ってしまい、溶媒が吐出口を介して粉末供給管内に逆流することがあった。特に、第2の場合、吐出口が鉛直上方に向かって開口しているため、攪拌部材が回転しているか否かに関わらず、溶媒が逆流し易い状態となっている。そして、粉末供給管内を逆流した溶媒は、当該粉末供給管内で粉末を凝集させる原因となり、その結果、粉体供給流路内で目詰まりが生じるという問題があった。
本発明の目的は、粉体供給流路内での目詰まりを防止することができる食用粉体溶解システムを提供することにある。
本発明の食用粉体溶解システムの一つの態様は、底部と該底部から立設した側壁部とを有し、食用に適した食用液体を貯留するタンクと、
前記底部に設けられ、鉛直方向と平行な回転軸回りに回転可能に支持された攪拌翼と、
食用に適した食用粉体が通過し、該食用粉体を前記タンク内に供給する粉体供給流路と、を備え、
前記攪拌翼は、回転した際に前記食用液体に対して、前記側壁部との間で鉛直下方に向かう第1流れと、前記攪拌翼の下側で前記回転軸から遠ざかる方向に向かう第2流れとを生じさせ、
前記粉体供給流路は、前記食用粉体を吐出する吐出口を有し、該吐出口は、前記攪拌翼の回転時に前記食用液体の液面よりも下方に位置し、かつ、前記第1流れが及ぶ範囲に位置することを特徴とする。
本発明によれば、吐出口が食用液体の液面よりも下方に位置しているため、吐出口からの食用粉体吐出時に、食用粉体がタンク内で舞い上がって、タンクの側壁部に付着するのを防止することができる。これにより、食用粉体を食用液体に過不足なく、すなわち、所定量だけ溶解することができる。
また、吐出口が第1流れが及ぶ範囲に位置しているため、吐出口から吐出された食用粉体を第1流れに円滑に乗せることができる。これにより、第1食用粉体が吐出口に留まるのが防止され、よって、食用粉体を吐出口から迅速に吐出させることができる。その結果、供給管での食用粉体による目詰まりを防止することができる。
図1は、本発明の食用粉体溶解システムの実施形態を示す回路図である。 図2は、図1に示す食用粉体溶解システムが備えるタンクおよびその内部の概略鉛直断面図である。 図3は、図1に示す食用粉体溶解システムが備えるタンクの水平断面図である。 図4は、図1に示す食用粉体溶解システムが備えるインペラの詳細鉛直断面図である。 図5は、図4中の矢印A方向から見た図である。 図6は、図4中の矢印B方向から見た図である。 図7は、図1に示す食用粉体溶解システムが備える規制部およびその周辺部の鉛直断面図である。 図8は、図7中のC−C線断面図(水平断面図)である。 図9は、図1に示す食用粉体溶解システムが備える粉体供給流路および気体取込部の鉛直断面図である。 図10は、図1に示す食用粉体溶解システムにおける白色粉体および色付き粉体の供給タイミングのタイミングチャート(その1)である。 図11は、図1に示す食用粉体溶解システムにおける白色粉体および色付き粉体の供給タイミングのタイミングチャート(その2)である。 図12は、図1に示す食用粉体溶解システムの主要部の動作順番を示すフローチャートである。
以下、本発明の食用粉体溶解システムを添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の食用粉体溶解システムの実施形態を示す回路図である。図2は、図1に示す食用粉体溶解システムが備えるタンクおよびその内部の概略鉛直断面図である。図3は、図1に示す食用粉体溶解システムが備えるタンクの水平断面図である。図4は、図1に示す食用粉体溶解システムが備えるインペラの詳細鉛直断面図である。図5は、図4中の矢印A方向から見た図である。図6は、図4中の矢印B方向から見た図である。図7は、図1に示す食用粉体溶解システムが備える規制部およびその周辺部の鉛直断面図である。図8は、図7中のC−C線断面図(水平断面図)である。図9は、図1に示す食用粉体溶解システムが備える粉体供給流路および気体取込部の鉛直断面図である。図10は、図1に示す食用粉体溶解システムにおける白色粉体および色付き粉体の供給タイミングのタイミングチャート(その1)である。図11は、図1に示す食用粉体溶解システムにおける白色粉体および色付き粉体の供給タイミングのタイミングチャート(その2)である。図12は、図1に示す食用粉体溶解システムの主要部の動作順番を示すフローチャートである。なお、以下では、説明の都合上、図2、図4および図7中の上側を「上(または上方)」、下側を「下(または下方)」と言う。
本実施形態では、一例として、食用粉体溶解システム1をアイスクリームの製造に適用した場合について説明する。図1に示す食用粉体溶解システム1は、溶解槽2と、減圧ライン(減圧系)3と、液体供給ライン(液体供給系)4と、粉体供給ライン(粉体供給)5と、排出ライン(排出系)6と、洗浄ライン(洗浄系)7と、を備えている。以下、各部の構成について説明する。
溶解槽2は、タンク21と、インペラ(攪拌翼)8と、駆動部22と、温度検出部23と、液面検出部24と、大気開放部25と備える。
図2に示すように、タンク21は、すり鉢状をなす底部211と、底部211から上方に向かって立設し、円筒状をなす側壁部212と、側壁部212を上側から覆う丸みを帯びた蓋部213とを有する。そして、タンク21は、底部211と側壁部212と蓋部213とで囲まれた空間214内に食用に適した食用液体Q1を貯留することができる。
なお、アイスクリーム製造の場合の食用液体Q1としては、例えば、水(お湯を含む)や牛乳等が挙げられる。また、食用粉体溶解システム1で用いられる食用液体Q1は、本実施形態では1種であるが、これに限定されず、複数種であってもよい。
図3に示すように、タンク21は、側壁部212から内側に、すなわち、空間214内に板状に突出した4つの板状部215を有する。各板状部215は、鉛直方向に沿って設けられている。また、各板状部215は、側壁部212の周方向に沿って等間隔に配置されている。このような各板状部215は、バッフル(邪魔板)として機能し、インペラ8が回転した際に食用液体Q1の共回りを防止することができる。
なお、板状部215の配置数は、本実施形態では4つであるが、これに限定されず、例えば、1つ、2つ、3つまたは5つ以上であってもよい。
タンク21の底部211には、回転支持部216を介して、インペラ8が設けられている。このインペラ8は、回転支持部216により、鉛直方向と平行な回転軸217回りに回転可能に支持されている。
インペラ8は、例えばディスパー翼で構成されている。このインペラ8は、回転軸217回りに回転した際に、食用液体Q1に対して、第1流れFL1と第2流れFL2とを生じさせることができる。第1流れFL1は、インペラ8の上側(表側)で、側壁部211との間で鉛直下方に向かう流れである。第2流れFL2は、インペラ8の下側(裏側)のタンク21の底部211との間で、回転軸217から遠ざかる方向に向かう流れである。そして、第1流れFL1と第2流れFL2とにより、タンク21の中心付近では、下降し、側壁部212付近では、上昇する対流CVが生じる。この対流CVにより、食用液体Q1と第1食用粉体Q2−1と第2食用粉体Q2−2と第3食用粉体Q3−1と攪拌することができ、よって、食用液体Q1に第1食用粉体Q2−1、第2食用粉体Q2−2および第3食用粉体Q2−3を溶解させることができる。そして、食用液体Q1と第1食用粉体Q2−1と第2食用粉体Q2−2と第3食用粉体Q2−3とが混合した混合物Q3が得られる。
なお、混合物Q3は、本実施形態ではアイスクリームである。また、アイスクリーム製造の場合、第1食用粉体Q2−1は、例えば、脱脂粉乳、砂糖等の白色の食用粉体である。第2食用粉体Q2−2は、例えば、抹茶パウダー、ココアパウダー等の色付きの食用粉体である。第3食用粉体Q2−3は、例えば、増粘剤等のアイスクリームの形状維持や品質維持に寄与する食用粉体である。なお、第2食用粉体Q2−2または第3食用粉体Q2−3が省略される場合もある。
なお、インペラ8は、本実施形態ではディスパー翼で構成されているが、第1流れFL1と第2流れFL2とを生じさせることができれば、構成については限定されない。
また、前述したバッフルとして機能するタンク21の各板状部215は、対流CVの発生を促進することができる。これにより、前記撹拌を迅速かつ安定して行うことができ、よって、食用液体Q1に第1食用粉体Q2−1等を円滑に溶解させることができる。
図4〜図6に示すように、インペラ8は、円板状をなす本体部81と、本体部81に設けられた複数のカップ部82とを有する。また、図5および図6に示すように、インペラ8は、矢印α方向に回転する。
図4に示すように、本体部81は、その中心部811から外周部812側に向かって厚さが段階的に薄くなっている。
また、本体部81は、中心部811に貫通して形成された第1貫通孔813と、外周部812側に貫通して形成された複数の第2貫通孔814とを有する。
第1貫通孔813には、回転軸217が挿通する。
図5および図6に示すように、第2貫通孔814は、本実施形態では6つ形成されているが、その形成数については、特に限定されない。また、図6中の右側の第2貫通孔814を代表的に示すように、各第2貫通孔814は、卵形をなす、すなわち、幅W814が最大の部分を境界として、回転方向前方に向かって幅W814が漸減する前方漸減部815と、回転方向後方に向かって幅W814が漸減する後方漸減部816とを有する。後方漸減部816での幅W814の漸減率は、前方漸減部815での幅W814の漸減率よりも大きい。また、後方漸減部816の矢印α方向に沿った長さは、前方漸減部815の矢印α方向に沿った長さよりも長い。
カップ部82は、本体部81の上側から各第2貫通孔814の後方漸減部816を覆って設けられている。図4に示すように、各カップ部82は、上側に向かって丸みを帯びて突出している。また、図5中の右側のカップ部82を代表的に示すように、各カップ部82の幅W82は、回転方向後方に向かって漸減する。
以上のような構成のインペラ8が回転することにより、各カップ部82が食用液体Q1を下側に向かって掻き込むことができる。これにより、第1流れFL1を生じさせることができる。そして、食用液体Q1は、第1流れFL1に乗って、そのまま各第2貫通孔814を通過して、タンク21の底部211に衝突する。これにより、第2流れFL2を生じさせることができる。
なお、インペラ8は、本実施形態では矢印α方向に回転するが、これに限定されず、例えば、矢印α方向(以下「正転」という)と反対方向(以下「反転」という)にも回転して、正転と反転とを交互に繰り返してもよい。この場合、第1流れFL1と第2流れFL2とに強弱をつけることができ、第1食用粉体Q2−1等を傷めず、攪拌効率が向上する。
図1に示す通り、駆動部22は、インペラ8を回転させる駆動源であり、例えば、モータを有する構成となっている。
温度検出部23は、タンク21内の食用液体Q1の温度を検出することができ、例えば、サーミスタを有する構成となっている。
液面検出部24は、タンク21内の食用液体Q1の液面LSの高さを検出することができ、例えば、差圧式レベルセンサまたはロードセルを有する構成となっている。
後述するように、タンク21内は、減圧ライン3により減圧状態となる。大気開放部25は、タンク21内を大気開放して、減圧状態を解消することができる。この大気開放部25は、タンク21の蓋部213に接続された吸気管251と、吸気管251の途中に設けられた切換弁252と、吸気管251の蓋部213と反対側の端部に設けられたフィルタ253とを有する。
吸気管251は、タンク21内と連通しており、減圧状態を解消する際には、大気が通過してタンク21内に吸引される。
切換弁252は、吸気管251を開閉することができ、開状態で吸気管251内の大気の通過を可能とし、閉状態で吸気管251内の大気の通過を停止する。また、タンク21内を減圧状態とするときには、切換弁252を閉状態とする。
フィルタ253は、吸気管251を介して大気がタンク21内に吸引されている状態で、当該大気内に含まれる塵や埃等の不純物を捕捉することができる。これにより、不純物がタンク21内に入り込んで、食用液体Q1に混在するのを防止することができ、衛生上好ましい。
減圧ライン3は、タンク21内を減圧状態にする部分である。減圧ライン3は、減圧部31と、タンク21と減圧部31とを接続する接続管(接続部)32と、接続管32の途中に設けられたミストセパレータ(規制部)33とを有する。
減圧部31は、タンク21内を減圧状態にし、例えば、真空ポンプを有する構成とすることができる。なお、以下では、タンク21内が減圧状態にあるときを単に「減圧状態」ということがある。
本実施形態では、減圧部31が真空ポンプを有する構成となっている。この場合、減圧部31には、水Q4を供給する供給管34と、水Q4と空気Q5とを排出する排出管35とが接続されている。また、供給管34の途中には、手動式の切換弁361が設けられたており、供給管34の切換弁361よりも下流側には、電磁式の切換弁362が設けられている。また、排出管35の減圧部31と反対側は、水Q4と空気Q5とを分離する分離部351が接続されている。
作動中の減圧部31には、切換弁361および切換弁362を開状態として、冷却用の水Q4が供給管34を介して供給される。また、水Q4の供給停止するときには、切換弁362を閉状態とする。
冷却に供された水Q4は、減圧部31内の空気Q5とともに排出管35を通過して、分離部351で空気Q5と分離する。その後、水Q4と空気Q5とがそれぞれ排出される。
ミストセパレータ33は、円筒状をなし、鉛直方向と平行に配置されている。ミストセパレータ33の下方には、食用液体Q1を排出する排出管371が接続されている。
また、接続管32は、タンク21と減圧部31とを連通可能に接続しており、ミストセパレータ33よりも上流側(タンク21側)に位置する上流側接続管321と、ミストセパレータ33よりも下流側(減圧部31側)に位置する下流側接続管322とに分けられる。
なお、上流側接続管321の途中には、真空度を指示、警報する真空度指示警報部381が設けられている。下流側接続管322の途中には、真空度を検出する真空度検出部382と、真空度を調整する調整弁383とが設けられている。
図7に示すように、上流側接続管321は、下流側接続管322よりも下方に配置されている。また、図8に示すように、上流側接続管321は、円筒状をなすミストセパレータ33と接線方向に接続されている。
図7に示すように、下流側接続管322は、ミストセパレータ33内では、端部322aが上方を向いている。
図2に示す通り、タンク21内に供給される第1食用粉体Q2−1、第2食用粉体Q2−2、第3食用粉体Q2−3には、空気が含まれている。そのため、タンク21内では、食用液体Q1に気泡が生じる。この気泡が破裂すると、霧状になり、図7に示すように、ミストQ6として上流側接続管321内に吸引される。そして、図8に示すように、ミストQ6は、ミストセパレータ33内では、旋回流となる。これにより、ミストQ6は、食用液体Q1と空気Q7とに分離され、食用液体Q1は、ミストセパレータ33の内壁331に付着して、その後自重で落下する。これにより、タンク21から減圧部31への食用液体Q1の進入を規制することができ、よって、食用液体Q1の進入による減圧部31の汚染等を防止することができる。一方、空気Q7は、減圧部31による吸引力により、端部332aを介して下流側接続管322に吸引される。
また、ミストセパレータ33の下方には、食用液体Q1を排出する排出管371が接続されている。また、排出管371の途中には、下流側に向かって順に切換弁372、窓部材373、切換弁374が設けられている。減圧部31により減圧している際、切換弁372は開状態、切換弁374は閉状態としておき、食用液体Q1が窓部材373に溜まってきたところで食用液体Q1を排出するときには、切換弁372を閉状態にし、その後で切換弁374を開状態とする。このようにすることで真空度を保ったままミスとセパレータ33で分離した食用液体Q1を排出することができる。窓部材373は、排出管371内を視認可能とすることができ、食用液体Q1が減圧ライン3から除去されているのを確認することができる。
液体供給ライン4は、食用液体Q1をタンク21に供給する部分である。液体供給ライン4は、タンク21の蓋部213に接続された供給管41と、供給管41の途中に設けられた流量検出部42と、供給管41の流量検出部42よりも下流側に設けられた絞り弁43と、供給管41のタンク21側の端部に設けられたシャワー部(スプレー部)44とを有する。
供給管41は、食用液体Q1が通過する液体供給路である。この供給管41は、シャワー部44を介してタンク21内と連通しており、減圧状態で食用液体Q1が通過して、タンク21内に吸引される。これにより、タンク21内に食用液体Q1を供給し、貯留することができる。
また、供給管41を通過した食用液体Q1は、シャワー部44により、タンク21内でシャワー状に噴出する。
流量検出部42は、供給管41を通過する食用液体Q1の流量を検出し、例えば、電磁式、ダイヤフラム式、カルマン渦式等の各種の流量計を有する構成とすることができる。そして、流量検出部42での検出結果に基づいて、タンク21内の食用液体Q1を所望の貯留量とすることができる。
絞り弁43は、供給管41を通過する食用液体Q1の流量を調整することができる。これにより、減圧状態の変化、すなわち、タンク21内の圧力の変動による食用液体Q1の流量の急峻な変化を防止して、食用液体Q1の流量を一定に維持することができる。これにより、アイスクリームに適した量の食用液体Q1をタンク21内に正確に供給することができる。
粉体供給ライン5は、第1食用粉体Q2−1、第2食用粉体Q2−2および第3食用粉体Q2−3をタンク21に供給する部分である。粉体供給ライン5は、タンク21の側壁部212に接続された第1供給管51および第2供給管52と、タンク21の蓋部213に接続された第3供給管53と、第1供給管51の途中に接続された第1気体取込部(気体取込部)54と、第1供給管51の第1気体取込部54が接続されている部分よりも下流側に設けられた第1切換弁(切換部)55と、第2供給管52の途中に接続された第2気体取込部(気体取込部)56と、第2供給管52の第2気体取込部56が接続されている部分よりも下流側に設けられた第2切換弁(切換部)57と、第3供給管53の途中に設けられた第3切換弁58と、第3供給管53の最上流側に接続されたホッパー59とを有する。
第1供給管51は、第1食用粉体Q2−1が通過し、この第1食用粉体Q2−1をタンク21内に供給する粉体供給流路である。図2に示すように、第1供給管51は、最下流側の端部に、第1食用粉体Q2−1を吐出する吐出口511を有する。この吐出口511を介して、第1供給管51は、タンク21内と連通する。そして、減圧状態とすることにより、第1食用粉体Q2−1が第1供給管51を通過して、タンク21内に吸引される。これにより、第1食用粉体Q2−1をタンク21内に供給することができる。
第2供給管52は、第2食用粉体Q2−2が通過し、この第2食用粉体Q2−2をタンク21内に供給する粉体供給流路である。第2供給管52は、最下流側の端部に、第2食用粉体Q2−2を吐出する吐出口521を有する。この吐出口521を介して、第2供給管52は、タンク21内と連通する。そして、減圧状態とすることにより、第2食用粉体Q2−2が第2供給管52を通過して、タンク21内に吸引される。これにより、第2食用粉体Q2−2をタンク21内に供給することができる。
第3供給管53は、第3食用粉体Q2−3が通過し、この第3食用粉体Q2−3をタンク21内に供給する粉体供給流路である。第3供給管53は、最下流側の端部に、第3食用粉体Q2−3を吐出する吐出口531を有する。この吐出口531を介して、第3供給管53は、タンク21内と連通する。そして、減圧状態とすることにより、第3食用粉体Q2−3が第3供給管53を通過して、タンク21内に吸引される。これにより、第3食用粉体Q2−3をタンク21内に供給することができる。
このように食用粉体溶解システム1では、1つの減圧部31が、食用液体Q1の供給と、第1食用粉体Q2−1の供給と、第2食用粉体Q2−2の供給と、第3食用粉体Q2−3の供給とを担うことができる。これにより、食用粉体溶解システム1を簡単な装置構成とすることができる。
図2に示すように、第1供給管51の吐出口511と、第2供給管52の吐出口521と、第3供給管53の吐出口531とは、インペラ8の回転時に食用液体Q1の液面LSよりも下方に位置し、かつ、第1流れFL1が及ぶ範囲AR1に位置する。なお、範囲AR1は、例えば、数値流体力学(computational fluid dynamics、略称:CFD)を利用した各種の流体シミュレーションや、その他、流体実験により、可視化して確認をすることができる。
このような位置関係により、吐出口511では、第1食用粉体Q2−1吐出時に、第1食用粉体Q2−1がタンク21内で舞い上がって、側壁部212に付着するのを防止することができる。これにより、第1食用粉体Q2−1を食用液体Q1に過不足なく、すなわち、所定量だけ溶解することができる。なお、第1食用粉体Q2−1が側壁部212に付着した場合、その分、食用液体Q1への第1食用粉体Q2−1が不足する。これと同様に、吐出口521から吐出された第2食用粉体Q2−2、吐出口531から吐出された第3食用粉体Q3−1も、食用液体Q1に過不足なく溶解することができる。
また、吐出口511からの第1食用粉体Q2−1を第1流れFL1に円滑に乗せることができる。これにより、第1食用粉体Q2−1が吐出口511に留まるのが防止され、よって、第1食用粉体Q2−1を吐出口511から迅速に吐出させることができる。その結果、第1供給管51での第1食用粉体Q2−1による目詰まりを防止することができ、第1食用粉体Q2−1を安定して過不足なく供給することができる。これと同様に、吐出口521および吐出口531でも、目詰まりを防止することができる。
また、アイスクリーム製造で主として用いられる、すなわち、使用頻度が高い食用粉体は、白色粉体である第1食用粉体Q2−1と、色付き粉体である第2食用粉体Q2−2である。そして、吐出口511、吐出口521、吐出口531のうち、第1食用粉体Q2−1を吐出する吐出口511は、回転軸217から水平距離HD511の位置に配置され、第2食用粉体Q2−2を吐出する吐出口521は、回転軸217から水平距離HD521の位置に配置され、第3食用粉体Q2−3を吐出する吐出口531は、回転軸217から水平距離HD531の位置に配置されている。また、吐出口511は、インペラ8から鉛直方向に沿って、鉛直距離VD511の高さに配置され、吐出口521は、インペラ8から鉛直方向に沿って、鉛直距離VD521の高さに配置され、吐出口531は、インペラ8から鉛直方向に沿って、鉛直距離VD531の高さに配置されている。
特に、水平距離HD511および水平距離HD521は、インペラ8の直径φDの2倍以下となるのが好ましく、インペラ8の半径R以下となるのがより好ましい。また、鉛直距離VD521および鉛直距離VD521は、直径φDの5倍以下であるのが好ましく、0.5倍以上3倍以下であるのがより好ましい。このような数値範囲により、第1食用粉体Q2−1および第2食用粉体Q2−2を第1流れFL1により円滑に乗せることができ、よって、目詰まりが生じる機会を確実に失わせることができる。
また、吐出口511、吐出口521、吐出口531は、互いに高さが異なる。例えば吐出口511、吐出口521、吐出口531での吐出タイミングがズレている、すなわち、吐出口511での吐出を行い、次いで、吐出口521での吐出を行い、次いで、吐出口531での吐出を行う場合について説明する。
この場合、吐出口511、吐出口521、吐出口531での吐出が未だ行われていない状態(以下「初期状態」という)での液面LSの高さが吐出口511と吐出口521との間に位置していたとする。この状態では、まず、吐出口511での吐出を行うことができる。この吐出により、液面LSが上昇して、吐出口521と吐出口531との間に位置する。これにより、吐出口521が液面LSよりも下方に位置することとなり、吐出口521での吐出を行うことができる。この吐出により、液面LSがさらに上昇して、吐出口531を超える。これにより、吐出口531が液面LSよりも下方に位置することとなり、よって、吐出口531での吐出を行うことができる。
このように初期状態で吐出口521および吐出口531が液面LSよりも上側に位置していたとしても、徐々に液面LSが上昇していくため、吐出口521および吐出口531空の吐出を行うことができる。
第1供給管51、第2供給管52および第3供給管53のうち、第3供給管53が最も側壁部212に近い位置で下方に向かって延出している。そこで、第3供給管53の吐出口531を領域AR1に配置するために、第3供給管53の途中2カ所が互いに反対方向に屈曲している。これにより、吐出口531を領域AR1に近づけて配置することができる。また、第3供給管53の途中2つの屈曲箇所の間は、水平方向に対して傾斜した傾斜管532となっている。これにより、傾斜管532内で第3食用粉体Q2−3が円滑に通過することができ、よって、傾斜管532内での目詰まりを防止することができる。
次に、図1に示す粉体供給ライン5について説明する。図9に示すように、第1気体取込部54は、第1食用粉体Q2−1が吐出口511から吐出されている間に、第1供給管51内に空気(気体)Q8を取り込むことができる。第1供給管51内では、第1食用粉体Q2−1が空気Q8によってほぐされる。これにより、例えば第1食用粉体Q2−1がブリッジし易い、すなわち、凝集し易い場合であっても、第1食用粉体Q2−1をほぐしつつ吐出口511まで到達させることができる。これにより、第1供給管51での目詰まりが防止される。
また、第2気体取込部56でも第1気体取込部54と同様の作用が生じて、第2食用粉体Q2−2をほぐしつつ吐出口521まで到達させることができる。これにより、第2供給管52での目詰まりが防止される。
第1切換弁55は、第1供給管51内を開閉することができ、開状態で第1供給管51内での第1食用粉体Q2−1の通過が可能となり、閉状態で第1食用粉体Q2−1の通過が停止する。これにより、所望のタイミングで第1食用粉体Q2−1の供給と供給停止とを行うことができる。
第2切換弁57は、第2供給管52内を開閉することができ、開状態で第2供給管52内での第2食用粉体Q2−2の通過が可能となり、閉状態で第2食用粉体Q2−2の通過が停止する。これにより、所望のタイミングで第2食用粉体Q2−2の供給と供給停止とを行うことができる。
例えば、図10に示すように、第1食用粉体Q2−1の供給を開始して、当該供給が行われている間に、第2食用粉体Q2−2の供給を開始することができる。そして、第1食用粉体Q2−1の供給が停止してから、第2食用粉体Q2−2の供給を停止することができる。
また、図11に示すように、第1食用粉体Q2−1の供給が停止してから、第2食用粉体Q2−2の供給を開始することができる。
第3切換弁58は、第3供給管53内を開閉することができ、開状態で第3供給管53内での第3食用粉体Q2−3の通過が可能となり、閉状態で第3食用粉体Q2−3の通過が停止する。これにより、所望のタイミングで第3食用粉体Q2−3の供給と供給停止とを行うことができる。
ホッパー59は、第3食用粉体Q2−3を貯留することができる。また、ホッパー59内の第3食用粉体Q2−3が減少してきた場合には、ホッパー59に第3食用粉体Q2−3を補給することができる。これにより、第3食用粉体Q2−3の不足を防止することができる。
排出ライン6は、タンク21内の混合物3を排出する部分である。なお、混合物3は、排出ライン6から排出された後、次の工程に移送されて、例えば商品用容器に収納され、販売可能な状態となる。
排出ライン6は、タンク21の底部211に接続された排出管61と、排出管61の途中に設けられた切換弁62とを有する。
排出管61は、タンク21内と連通しており、混合物3が通過することができる。これにより、混合物3が排出される。
切換弁62は、排出管61を開閉することができ、開状態で排出管61内の混合物3の通過を可能とし、閉状態で排出管61内の混合物3の通過を停止する。なお、タンク21内で混合物3が得られるまでは、切換弁62を閉状態とする。
洗浄ライン7は、タンク21内と、インペラ8と、粉体供給ライン5の第1供給管51内および第2供給管52内と、減圧ライン3の接続管32内とを洗浄する部分(洗浄部)である。洗浄ライン7は、主管71と、主管71から分岐した第1分岐管72、第2分岐管73、第3分岐管74、第4分岐管75と、第1分岐管72の途中に設けられた第1切換弁76と、第2分岐管73の途中に設けられた第2切換弁77と、第3分岐管74の途中に設けられた第3切換弁78と、第4分岐管75の途中に設けられた第4切換弁79とを有する。
主管71は、洗浄液Q9が通過する。
第1分岐管72は、主管71と連通しており、下流側でタンク21の蓋部213に接続されている。これにより、主管71を通過した洗浄液Q9は、第1分岐管72に流入し、その後タンク21に向かって第1分岐管72を通過することができる。また、第1分岐管72は、タンク21側の端部に複数のシャワー部(スプレー部)721を有する。これにより、洗浄液Q9は、タンク21内でシャワー状に噴出して、タンク21内とインペラ8とを洗浄することができる。
第1切換弁76は、第1分岐管72内を開閉することができ、洗浄時には開状態として第1分岐管72内の洗浄液Q9の通過を可能とし、洗浄停止時には閉状態として第1分岐管72内の洗浄液Q9の通過を停止する。
第2分岐管73は、主管71と連通しており、下流側で、第1供給管51の途中に回転可能に支持された切換管519に接続可能となっている。切換管519は、いわゆる「エルボ管」となっており、第1食用粉体Q2−1をタンク21に供給する通常時には、第2分岐管73との接続が解除されており、洗浄時には、第2分岐管73と接続される。そして、第2分岐管73が切換管519と接続された状態では、主管71を通過した洗浄液Q9は、第2分岐管73に流入し、その後第1供給管51に向かって第2分岐管73を通過することができる。これにより、第1供給管51の切換管519よりも下流側を洗浄することができる。
第2切換弁77は、第2分岐管73内を開閉することができ、洗浄時には開状態として第2分岐管73内の洗浄液Q9の通過を可能とし、洗浄停止時には閉状態として第2分岐管73内の洗浄液Q9の通過を停止する。
第3分岐管74は、主管71と連通しており、下流側で、第2供給管52の途中に回転可能に支持された切換管529に接続可能となっている。切換管529は、切換管519と同様に、いわゆる「エルボ管」となっており、第2食用粉体Q2−2をタンク21に供給する通常時には、第3分岐管74との接続が解除されており、洗浄時には、第3分岐管74と接続される。そして、第3分岐管74が切換管529と接続された状態では、主管71を通過した洗浄液Q9は、第3分岐管74に流入し、その後第3分岐管74に向かって第3分岐管74を通過することができる。これにより、第2供給管52の切換管529よりも下流側を洗浄することができる。
第3切換弁78は、第3分岐管74内を開閉することができ、洗浄時には開状態として第3分岐管74内の洗浄液Q9の通過を可能とし、洗浄停止時には閉状態として第3分岐管74内の洗浄液Q9の通過を停止する。
第4分岐管75は、主管71と連通しており、下流側で、下流側接続管322のミストセパレータ33と真空度検出部382との間の2方切換弁384に接続されている。そして、主管71を通過した洗浄液Q9は、第4分岐管75に流入し、その後下流側接続管322に向かって第4分岐管75を通過することができる。これにより、2方切換弁384よりも上流側を洗浄することができる。
第4切換弁79は、第4分岐管75内を開閉することができ、洗浄時には開状態として第4分岐管75内の洗浄液Q9の通過を可能とし、洗浄停止時には閉状態として第4分岐管75内の洗浄液Q9の通過を停止する。
以上のような構成の洗浄ライン7により、洗浄対象となるタンク21内等の各部を洗浄することができ、よって、食用粉体溶解システム1は、衛生上好ましい状態となる。
なお、各部の洗浄に供された洗浄液Q9は、いずれも、一旦タンク21に貯留され、その後、排出ライン6から排出される。
また、第1切換弁76、第2切換弁77、第3切換弁78および第4切換弁79は、それぞれ、開度調整可能に構成されている。これにより、例えば汚れの程度に応じて、洗浄液Q9の流量を調整することができる。
また、切換管519、切換管529に代えて、減圧状態に耐え得る耐性を有するホースが繋ぎ変えてられてもよい。
次に、食用粉体溶解システム1の主要部の動作順番の一例について、図12に示すフローチャートを参照しつつ説明する。
図12に示すように、減圧ライン3を作動させて、タンク21内の減圧を開始する(ステップS101)。次いで、液体供給ライン4を作動させて、タンク21内への食用液体Q1の供給を開始する(ステップS102)。タンク21内が減圧状態となっていることにより、タンク21内への食用液体Q1の供給を円滑に行うことができる。そして、食用液体Q1が所定量貯留されたら、食用液体Q1の供給を停止する(ステップS103)。
次いで、インペラ8を作動させてから(ステップS104)、粉体供給ライン5を作動させて、タンク21内への第1食用粉体Q2−1、第2食用粉体Q2−2、第3食用粉体Q2−3の供給を順次開始する(ステップS105)。そして、第1食用粉体Q2−1、第2食用粉体Q2−2、第3食用粉体Q2−3が所定量供給されたら、これら食用各粉体の供給を停止する(ステップS106)。
次いで、食用液体Q1に、第1食用粉体Q2−1、第2食用粉体Q2−2、第3食用粉体Q2−3が十分に溶解されたならば、インペラ8の作動を停止する(ステップS107)。
次いで、大気開放部25を作動させて、タンク21内を大気開放させて、減圧状態を解除する(ステップS108)。
次いで、排出ライン6を作動させて、タンク21内の混合物Q3を排出する(ステップS109)。これにより、混合物Q3が次工程に移送される。
次いで、洗浄ライン7を作動させて、各部の洗浄を行う(ステップS110)。
以上、本発明の食用粉体溶解システムを図示の実施形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、食用粉体溶解システムを構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。また、任意の構成物が付加されていてもよい。
また、本発明の食用粉体溶解システムは、前記各実施形態のうちの、任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせたものであってもよい。
また、食用粉体溶解システムの使用用途は、前記各実施形態ではアイスクリーム製造であるが、これに限定されず、例えば、他の食品製造や薬品製造等であってもよい。また、食用粉体溶解システムは、例えば、金属粉を油に溶解する場合や、粘土または石灰石を水に溶解してセメント等のスラリーを得る場合等にも適用することもできる。
また、液体供給流路は、前記各実施形態では1本配置されているが、これに限定されず、例えば、食用粉体溶解システムの使用用途によっては、2本以上であってもよい。
また、粉体供給流路は、前記各実施形態では3本配置されているが、これに限定されず、例えば、食用粉体溶解システムの使用用途によっては、1本、2本または4本以上であってもよい。
また、3本の粉体供給流路の吐出口うち、前記各実施形態では2つの吐出口は、回転軸との水平距離がインペラの半径以下となる位置に配置されているが、吐出口の配置数については、特に限定されず、食用粉体溶解システムの使用用途に応じて、少なくとも1つとすることができる。
また、食用液体および食用粉体をタンクに供給する方法としては、前記各実施形態ではタンク内を減圧状態にして吸引することにより供給を行う方法となっているが、これに限定されず、例えば、食用液体や食用粉体の自重落下により供給を行う方法であってもよいし、食用液体や食用粉体を押し出すことにより供給を行う方法であってもよい。
また、食用粉体溶解システムで用いられる食用液体は、前記各実施形態では1種であるが、食用粉体溶解システムの使用用途によっては、複数種とすることもできる。
また、食用粉体溶解システムで用いられる食用粉体は、前記各実施形態では3種であるが、食用粉体溶解システムの使用用途によっては、1種、2種または4種以上とすることもできる。
1 食用粉体溶解システム
2 溶解槽
21 タンク
211 底部
212 側壁部
213 蓋部
214 空間
215 板状部
216 回転支持部
217 回転軸
22 駆動部
23 温度検出部
24 液面検出部
25 大気開放部
251 吸気管
252 切換弁
253 フィルタ
3 減圧ライン(減圧系)
31 減圧部
32 接続管(接続部)
321 上流側接続管
322 下流側接続管
322a 端部
33 ミストセパレータ(規制部)
331 内壁
34 供給管
35 排出管
351 分離部
361 切換弁
362 切換弁
371 排出管
372 切換弁
373 窓部材
374 切換弁
381 真空度指示警報部
382 真空度検出部
383 調整弁
384 2方切換弁
4 液体供給ライン(液体供給系)
41 供給管
42 流量検出部
43 絞り弁
44 シャワー部(スプレー部)
5 粉体供給ライン(粉体供給)
51 第1供給管
511 吐出口
519 切換管
52 第2供給管
521 吐出口
529 切換管
53 第3供給管
531 吐出口
532 傾斜管
54 第1気体取込部(気体取込部)
55 第1切換弁(切換部)
56 第2気体取込部(気体取込部)
57 第2切換弁(切換部)
58 第3切換弁
59 ホッパー
6 排出ライン(排出系)
61 排出管
62 切換弁
7 洗浄ライン(洗浄系)
71 主管
72 第1分岐管
73 第2分岐管
74 第3分岐管
75 第4分岐管
76 第1切換弁
77 第2切換弁
78 第3切換弁
79 第4切換弁
8 インペラ(攪拌翼)
81 本体部
811 中心部
812 外周部
813 第1貫通孔
814 第2貫通孔
815 前方漸減部
816 後方漸減部
82 カップ部
AR1 範囲
CV 対流
φD 直径
HD511 水平距離
HD521 水平距離
HD531 水平距離
FL1 第1流れ
FL2 第2流れ
LS 液面
Q1 食用液体
Q2−1 第1食用粉体
Q2−2 第2食用粉体
Q2−3 第3食用粉体
Q3 混合物
Q4 水
Q5 空気
Q6 ミスト
Q7 空気
Q8 空気(気体)
Q9 洗浄液
半径
S101〜S110 ステップ
VD511 鉛直距離
VD521 鉛直距離
VD531 鉛直距離
814
82
α 矢印

Claims (11)

  1. 底部と該底部から立設した側壁部とを有し、食用に適した食用液体を貯留するタンクと、
    前記底部に設けられ、鉛直方向と平行な回転軸回りに回転可能に支持された攪拌翼と、
    食用に適した食用粉体が通過し、該食用粉体を前記タンク内に供給する粉体供給流路と、を備え、
    前記攪拌翼は、回転した際に前記食用液体に対して、前記側壁部との間で鉛直下方に向かう第1流れと、前記攪拌翼の下側で前記回転軸から遠ざかる方向に向かう第2流れとを生じさせ、
    前記粉体供給流路は、前記食用粉体を吐出する吐出口を有し、該吐出口は、前記攪拌翼の回転時に前記食用液体の液面よりも下方に位置し、かつ、前記第1流れが及ぶ範囲に位置することを特徴とする食用粉体溶解システム。
  2. 前記粉体供給流路は、複数配置されており、該複数の粉体供給流路の前記吐出口うち、少なくとも1つの吐出口は、前記攪拌翼から鉛直方向に沿って、前記攪拌翼の直径の5倍以下となる高さに配置されている請求項1に記載の食用粉体溶解システム。
  3. 前記粉体供給流路は、複数配置されており、該複数の粉体供給流路の前記吐出口うち、少なくとも1つの吐出口は、前記回転軸との距離が前記攪拌翼の直径の2倍以下となる位置に配置されている請求項1または2に記載の食用粉体溶解システム。
  4. 前記粉体供給流路は、複数配置されており、該複数の粉体供給流路の前記吐出口うち、少なくとも1つの吐出口は、前記回転軸との距離が前記攪拌翼の半径以下となる位置に配置されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の食用粉体溶解システム。
  5. 前記粉体供給流路は、複数配置されており、該複数の粉体供給流路の前記吐出口は、互いに高さが異なる請求項1〜4のいずれか1項に記載の食用粉体溶解システム。
  6. 前記タンク内を減圧状態にする減圧部を備え、
    前記減圧状態により、前記前記食用粉体が前記吐出口から吐出される請求項1〜5のいずれか1項に記載の食用粉体溶解システム。
  7. 前記粉体供給流路の途中に接続され、前記食用粉体が前記吐出口から吐出されている間に、前記粉体供給流路内に気体を取り込む気体取込部を備える請求項6に記載の食用粉体溶解システム。
  8. 前記粉体供給流路の前記気体取込部が接続されている部分よりも下流側に設けられ、前記粉体供給流路内での前記食用粉体の通過と前記食用粉体の通過停止とを切り換える切換部を備える請求項7に記載の食用粉体溶解システム。
  9. 前記タンクと前記減圧部とを連通可能に接続する接続部と、前記接続部に設けられ、前記タンクから前記減圧部への前記食用液体の進入を規制する規制部と、を備える請求項6〜8のいずれか1項に記載の食用粉体溶解システム。
  10. 前記タンクは、前記側壁部から内側に板状に突出し、鉛直方向に沿って設けられた板状部を有する請求項1〜9のいずれか1項に記載の食用粉体溶解システム。
  11. 前記タンク内、前記攪拌翼および前記粉体供給流路内を洗浄する洗浄部を備える請求項1〜10のいずれか1項に記載の食用粉体溶解システム。

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