JP2021003495A - 電気掃除機の吸込口体およびそれを備えた電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機の吸込口体およびそれを備えた電気掃除機 Download PDF

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Abstract

【課題】清掃能力が向上する電気掃除機の吸込口体およびそれを備えた電気掃除機を提供すること。【解決手段】下面と吸込口51aとが設けられた底部52aを有する筐体と、床面と摺接可能なように前記底部の下面に設けられたシート状部材57とを備え、前記筐体は、左右両端の前方側に左右一対の角部52kを有する周囲部52bと、前記周囲部に設けられた突起部52yとをさらに有し、前記シート状部材は、前記底部の下面における前記吸込口の左右端部の少なくとも一方の近傍位置に配置されると共に、前後方向に延びる前後シール部と、前記前後シール部の左右に設けられた左右方向に延びる左右シール部とを有する電気掃除機の吸込口体50。【選択図】図12

Description

本発明は、電気掃除機の吸込口体およびそれを備えた電気掃除機に関する。
従来の電気掃除機の吸込口体として、例えば、特許文献1には、吸口本体の吸込口(ブラシ室の開口部)が設けられた底部下面における左右両端側に、前後方向に延びるサイド固定刷毛が設けられた吸口体が提案されている。
この吸込口体によれば、左右のサイド固定刷毛が床面との隙間を塞ぐことによって、ブラシ室の気密性を向上させ、微細塵の集塵性能が向上するとされている。
特開2019−30456号公報
室内の壁際の清掃時において、特許文献1の吸込口体のバンパーを壁面に押し当てた状態とすることにより、左右のサイド固定刷毛の前端が壁面に密着し、吸込口の左右両側からの空気の流入が抑えられる。そのため、隣接する壁面が略直交する床面上の隅部を清掃する場合、吸込口体の左右両端の一方側を側方の壁面に沿って隅部まで移動させると、左右一方のサイド固定刷毛の前端が隅部の前方の壁面に当接する。
したがって、隅部における前方の壁面際の塵埃は吸引除去することはできても、隅部における側方の壁面際の塵埃は吸引されずに残りやすいという問題がある。なお、吸込口体にて一方の壁面に沿って他方の壁面まで清掃した後、吸込口体にて他方の壁面に沿って一方の壁面まで清掃すればこのような問題は抑えられるが、隅部の清掃に手間を要することになる。
本発明は、このような事情に鑑みなされた電気掃除機の吸込口体およびそれを備えた電気掃除機を提供することを目的とする。
本発明によれば、床面と対向する下面と吸込口とが設けられた底部を有する筐体と、床面と摺接可能なように前記底部の下面に設けられたシート状部材とを備え、
前記筐体および前記吸込口は、前記筐体が前進する方向に対して左右方向にそれぞれ延びた形状を有し、
前記筐体は、左右両端の前方側に左右一対の角部を有する周囲部と、前記周囲部に設けられた突起部とをさらに有し、
前記シート状部材は、前記底部の下面における前記吸込口の左右端部の少なくとも一方の近傍位置に配置されると共に、前後方向に延びる前後シール部と、前記前後シール部の左右に設けられた左右方向に延びる左右シール部とを有し、
室内の互いに略直交して隣接する2つの壁面と床面とで囲まれた隅部に、前記左右一対の角部の一方を近接させた清掃状態において、前記突起部が前記隅部の前記2つの壁面に当接することによって、前記隅部における前記前後シール部の周囲および前記角部の近傍と前記2つの壁面との間に空気流路が形成され、空気が上方から前記空気流路内に流入して前記吸込口へ達するように構成された
電気掃除機の吸込口体が提供される。
また、本発明によれば、送風部および集塵部を有する掃除機本体と、前記掃除機本体に直接または接続管を介して接続される前記吸込口体とを備えた電気掃除機が提供される。
本発明の電気掃除機の吸込口体およびそれを備えた電気掃除機によれば、部屋の床面上の隅部をきれいに清掃することができる。
本発明の電気掃除機の第1実施形態を示す斜視図である。 第1実施形態の電気掃除機における吸込口体を示す斜視図である。 第1実施形態の吸込口体の平面図である。 第1実施形態の吸込口体の正面図である。 第1実施形態の吸込口体の右側面図である。 第1実施形態の吸込口体の底面図である。 図4のI−I線矢視断面図である。 第1実施形態の吸込口体を床面上に載置するときの状態を示す説明図である。 第1実施形態の吸込口体のバンパーを室内の壁面に軽く当接させた状態を示す説明図である。 第1実施形態の吸込口体のバンパーを室内の壁面に押し当てた状態を示す説明図である。 図10の状態のときの吸込口体の内部構造を示す説明図である。 第1実施形態の吸込口体の左側の角部を室内の床面上の隅部に押し当てた底面側から視た状態を示す説明図である。 図12で示した吸込口体における角部付近を拡大した説明図である。 第2実施形態の吸込口体の左側の角部を室内の床面上の隅部に押し当てた底面側から視た状態を示す説明図である。 第3実施形態の吸込口体の左側の角部を室内の床面上の隅部に押し当てた底面側から視た状態を示す説明図である。 第4実施形態の吸込口体の左側の角部を室内の床面上の隅部に押し当てた底面側から視た状態を示す説明図である。 第5実施形態の吸込口体の左側の角部を室内の床面上の隅部に押し当てた底面側から視た状態を示す説明図である。
(第1実施形態)
<電気掃除機の全体構成>
図1は本発明の電気掃除機の第1実施形態を示す斜視図である。
図1に示すように、この電気掃除機1は、掃除機本体10と、掃除機本体10に着脱可能に装着されるバッテリー40と、本発明の吸込口体50と、掃除機本体10と吸込口体50とを着脱可能に接続する延長パイプ60とを備える。なお、第1実施形態では、代表的にコードレスタイプのスティック型電気掃除機を例示しているが、本発明の吸込口体50はハンディ型、キャニスター型、アップライト型等の電気掃除機にも適用可能である。
掃除機本体10は、電動送風機を内蔵する送風部としての駆動装置20と、駆動装置20に着脱可能に装着される集塵部としての集塵装置30とを備える。
駆動装置20は、制御回路(不図示)と、バッテリー40の装着部に設けられてバッテリー40の複数の給電端子と電気的に接続可能な複数の受電端子(不図示)とを有し、複数の受電端子はリード線を介して制御回路と電気的に接続されている。
また、駆動装置20は操作スイッチ21を有するハンドル22を後部に有しており、操作スイッチ21はリード線を介して制御回路と電気的に接続されている。
集塵装置30は、集塵容器31と、集塵容器31に着脱可能に装着されるフィルター部32とを有し、集塵容器31内に空気と共に流入した比較的大きな塵埃を空気から遠心分離し、比較的小さな塵埃をフィルター部32にて捕捉するように構成されている。
<吸込口体について>
図2は第1実施形態の電気掃除機における吸込口体を示す斜視図であり、図3は第1実施形態の吸込口体の平面図であり、図4は第1実施形態の吸込口体の正面図である。また、図5は第1実施形態の吸込口体の右側面図であり、図6は第1実施形態の吸込口体の底面図であり、図7は図4のI−I線矢視断面図である。なお、図2、図3、図5〜図7において、吸込口体の前後上下左右の方向を矢印にて示している。
図2〜図7に示すように、吸込口体50は、吸込口本体51と、吸込口本体51に連結された関節部58と、関節部58に連結された接続管部59とを備える。
吸込口本体51は、吸込口51aが設けられた底部52aと、周囲部52bと、上部52cとを有する筐体52を備えると共に、筐体52の周囲部52bの前端に設けられたバンパー53を備える。
筐体52の底部52aは、略T字形(図6参照)に形成されており、底部52aの前部52aaは左右方向に延び、後部52abは前部52aaの左右方向の中間部から後方へ突出している。
後部52abは略U字形に形成されており、後部52abの下方に関節部58が露出している。また、後部52abの後部下面には後部ローラ54が設けられている。なお、後部52abの形状は略U字形に限定されず、例えば、関節部58が露出していない平面部に後部ローラ54が設けられた形状でもよい。
また、底部52aは、前部52aaの前端側に左右方向に延びる前記吸込口51aを有しており、吸込口51aの前端は開放している。
また、底部52aの前部52aaにおける左右両端部(吸込口51aの左右側)の前端側には、筐体52が床面F上に載置された状態において前方へ向かうにつれて床面Fから離れる方向に傾斜した左右一対の傾斜面部52axが設けられている。なお、第1実施形態では凸曲面状の傾斜面部52axを例示しているが、傾斜面部は平坦面でもよい。
底部52aの吸込口51aの左右側において、傾斜面部52axよりも後方部分は略平坦面となっており、この略平坦面から傾斜面部52axに亘ってシート状部材57が設けられている。なお、シート状部材57について詳しくは後述する。
また、底部52aの後部の右側には、車輪を有する床面検知スイッチ55が設けられている。
周囲部52bは、底部52aの吸込口51aを含む前部52aaを前後左右から包囲する部分である。
上部52cは、周囲部52bと連設されて底部52aを覆う部分であり、後端側の左右方向の中間部に関節部58を嵌め入れる凹部52caを有している。さらに、上部52cの前端の左右両端側には、バンパー53の上バンパー53aの左右一対の取付片53aaが差し込まれるよう後方へ凹んだ左右一対の取付凹部52cbが設けられている。
バンパー53は、前記左右一対の取付片53aaを有する上バンパー53aと、上バンパー53aの下端縁に沿って設けられた下バンパー53bとを有する。
上バンパー53aの左右一対の取付片53aaはそれぞれ左右側面を有し、それらの各左右側面には左右方向の同一軸心上に凸部が設けられている。一方、筐体52の左右一対の取付凹部52cbはそれぞれ左右内側面を有し、それらの各左右内側面には左右方向の同一軸心P1上に凹部が設けられている(図2参照)。
上バンパー53aを筐体52に取り付ける際、上バンパー53aの左右一対の取付片53aaを筐体52の左右一対の取付凹部52cbに差し込むことにより、上バンパー53aの左右一対の取付片53aaの各凸部が、筐体52の左右一対の取付凹部52cbの各凹部に嵌り込む。これにより、上バンパー53aが軸心P1を中心に揺動可能に筐体52に取り付けられることとなる。
なお、上バンパー53aの複数の凸部を凹部に変更し、かつ、筐体52の複数の凹部を凸部に変更してもよい。
図7に示すように、筐体52の周囲部52bにおける上バンパー53aと対向する前端面には、付勢部材53cが設けられており、付勢部材53cによって上バンパー53aは前方へ付勢されている。なお、付勢部材53cとして、本実施形態では小さいブロック形の弾性発泡体を複数個用いているが、圧縮コイルバネ、捻りコイルバネ等を用いてもよい。
バンパー53が壁面等に当接して押し込まれていない自由状態において、上バンパー53aは、筐体52における最も前方に突出した前端52x(周囲部52bの前端におけるバンパー53で覆われていない左右両側部分)よりも前方へ突出している(図2、図3参照)。
下バンパー53bは、上バンパー53aの下端縁に沿って設けられている。具体的には、下バンパー53bの上端縁と上バンパー53aの下端縁に設けられた嵌合部が互いに嵌り込むことによって、下バンパー53bが上バンパー53aに取り付けられている。あるいは、上バンパー53aと下バンパー53bは異なる材料にて一体成形され、下バンパー53bは上バンパー53aよりも柔軟性を有するように構成してもよい。
また、下バンパー53bの下端縁は、後方(回転ブラシ56側)へ湾曲しており、バンパー53の自由状態において、下バンパー53bの下端縁は回転ブラシ56と非接触で近接している。なお、図7において、回転ブラシ56のブラシ毛先端の回転軌道を二点鎖線で示している。
図2〜図6に示すように、筐体52の前端の左右一対の角部52k(周囲部52bの前端と左右側面との間の角部52k)には、上方から視てL字形に折れ曲がった突起部としての凸部52yがそれぞれ設けられている。
また、筐体52の周囲部52bにおける左右側面の下部には上下方向に延びる隆起部52zがそれぞれ設けられており、これら左右一対の隆起部52zの外面に後述する左右一対のシート状部材57の一部が貼り付けられている。なお、図6に示すように、左右一対の隆起部52zは、底部52a側から視て、吸込口51aにおける下バンパー53b(自由状態)の先端よりも後方位置の左右両側に配置されている。
関節部58は、吸込口本体51に設けられた第1筒部58aと、第1筒部58aに対して前後方向の軸心P2を中心として左右方向に回動可能に接続された第2筒部58bとを有する(図2と図7参照)。なお、吸込口本体51の吸込口51aと関節部58の第1筒部58aとの間は通風路となっている。
また、第2筒部58bは、接続管部59の後述する上流側接続端部59aを左右方向の軸心P3を中心として前後方向に回動可能に受け入れる凹部58baを有している。この凹部58baは、下部と上部に設けられた大小2つの凹曲面部を有している。
接続管部59は、吸込口体50内を空気が流れる方向(以下、「気流方向」という)の上流端側に設けられた前記上流側接続端部59aと、掃除機本体10と直接または延長パイプ60を介して着脱可能に接続される下流側接続端部59bとを有している。
上流側接続端部59aは、関節部58の第2筒部58bにおける上部の小さい凹曲面部と摺接可能な凸曲面部59aaを有すると共に、第2筒部58bにおける下部の大きい凹曲面部と摺接可能な摺接端部59abを有している。
また、吸込口体50は、吸込口本体51内の吸込口51aの近傍に左右方向の軸心P4を中心として回転可能に設けられた回転ブラシ56(図7参照)と、吸込口本体51内に設けられた図示しない電動モータと、吸込口本体51内に設けられて電動モータの回転力を回転ブラシ56に伝達する図示しない回転力伝達機構とを備える。本実施形態では、回転ブラシ56の一端および電動モータの出力軸にそれぞれプーリが設けられ、それらのプーリをタイミングベルトにて繋ぐことにより回転力伝達機構部を構成している。なお、図6では回転ブラシを図示省略している。
また、吸込口体50において、接続管部59における下流側接続端部59bの周囲には図示しないピン形の一対の受電端子が設けられると共に、一対の受電端子と電動モータに設けられた一対の端子とは図示しないリード線にて電気的に接続されている。
また、延長パイプ60の上流側接続端部には吸込口体50の接続管部59の一対の受電端子と電気的に接続可能なクリップ形の一対の給電端子が設けられ、延長パイプ60の下流側接続端部にはピン形の一対の受電端子が設けられ、一対の給電端子と一対の受電端子とはリード線にて電気的に接続されている。
また、掃除機本体10の延長パイプ60との接続部には延長パイプ60の一対の受電端子または吸込口体50の接続管部59の一対の受電端子と電気的に接続可能なクリップ形の一対の給電端子が設けられており、これら一対の給電端子は掃除機本体10の駆動装置20内に設けられた制御回路にリード線にて電気的に接続されている。
このように構成された電気掃除機1によれば、図1に示す掃除機本体10の操作スイッチ21をONすることにより、駆動装置20内の電動送風機が駆動して吸込口体50の吸込口51a内に床面上の塵埃を含む空気が吸引されると共に、吸込口体50内の電動モータ(不図示)が駆動して回転ブラシ56が回転して床面上が清掃される。
<シート状部材について>
図8は第1実施形態の吸込口体を床面上に載置するときの状態を示す説明図であり、図9は第1実施形態の吸込口体のバンパーを室内の壁面に軽く当接させた状態を示す説明図であり、図10は第1実施形態の吸込口体のバンパーを室内の壁面に押し当てた状態を示す説明図である。また、図11は図10の状態のときの吸込口体の内部構造を示す説明図であり、図12は第1実施形態の吸込口体の左側の角部を室内の床面上の隅部に押し当てた底面側から視た状態を示す説明図であり、図13は図12で示した吸込口体における角部付近を拡大した説明図である。なお、図9〜図12において、吸込口体の前後左右方向を矢印にて示している。
図4〜図6、図12および図13に示すように、シート状部材57は、筐体52の底部52aの下面における吸込口51aの左右端部の近傍位置にそれぞれ設けられている。
このシート状部材57は、前後シール部に相当する前後方向に延びる前方シール部57aと、左右シール部に相当する前方シール部57aの後方に設けられた左右方向に延びる後方シール部57bとを有し、前方シール部57aと後方シール部57bとが接合したT字形の一部品からなる(図6参照)。
本実施形態の場合、シート状部材57は、基材上に起毛が設けられた起毛布からなる。この場合、起毛は基材に対して垂直方向に植毛されてもよく、あるいは基材に対して垂直方向に植毛された起毛を斜め後方へ倒れるように癖付けして斜毛としてもよい。斜毛とすることにより、例えば、フローリング上から絨毯上へ吸込口体50を移動させる際、絨毯による段差部分を起毛布がスムーズに乗り越えることができる。
また、シート状部材57をT字形とすることにより、後方シール部57bにおける前方シール部57aから左右にそれぞれ突出した長さが同じであれば、吸込口本体51に設ける2つのシート状部材57を1種類のシート状部材57で賄う(共通化する)ことができる。
なお、シート状部材57は起毛布に限定されず、例えば、所定の厚さを有する不織布、織り布、編み布、発泡樹脂シート等の柔らかいシート素材でもよい。
前方シール部57aは、筐体52における底部52aの下面の略平坦面から前方の傾斜面部52axに亘る範囲に、例えば、接着により取り付けられている。
後方シール部57bは、筐体52における底部52aの下面の略平坦面から周囲部52bの前記隆起部52zに亘る範囲に、例えば、接着により取り付けられている。より具体的には、後方シール部57bにおける吸込口51a側の内側端部は、前方シール部57aよりも吸込口51aに接近した位置まで延びている。また、後方シール部57bにおける吸込口51aとは反対側の外側端部57baは、周囲部52bの側部の隆起部52z上まで延びている。
シート状部材57の前方シール部57aを吸込口本体51の底部52aの傾斜面部52axまで延設することにより、図8に示すように、床面F上に吸込口体50を下ろすときにシート状部材57の前方シール部57aが床面Fに当接可能となる。これにより、床面Fがフローリングである場合には、吸込口体50によるフローリングの傷付きを抑えることができる。
また、図5に示すように、吸込口体50を床面F上に載置した状態では、左右一対のシート状部材57と後部ローラ54との概ね3箇所で吸込口本体51が支持される。このとき、図13に示されたシート状部材57におけるハッチング領域は床面に接触し、シート状部材57におけるハッチング領域以外の領域は床面に接触していない。つまり、床面と接触したシート状部材57の接触部分は、床面と吸込口本体51との間に隙間が形成されないようシールしている。
図9〜図12に示すように、室内の互いに略直交して隣接する2つの壁面W1、W2と床面Fとで囲まれた隅部C(図13においては壁面W1、W2と点線で囲まれた床面上の領域)を清掃する場合、例えば、吸込口体50の左側面を一方(側方)の壁面W1に近接させた状態で吸込口体50を他方(前方)の壁面W2まで前進させる。このとき、吸込口体50の底部52aから周囲部52bの左側面まで延設したシート状部材57の後方シール部57bの外側端部57baを側方の壁面W1に摺接させることができる。つまり、後方シール部57bの外側端部57baがサイドバンパーとなって壁面W1の傷付きを抑制している。
吸込口体50のバンパー53を前方の壁面W2に軽く当接させた状態ではバンパー53はほとんど押し込まれないため、吸込口体50の左右の角部52kにそれぞれ設けた凸部52yは前方の壁面W2に当接しない(図9参照)。
その後、図10〜図13に示すように、吸込口体50のバンパー53(上バンパー53a)を前方の壁面W2に強く押し付けると、上バンパー53aおよび下バンパー53bが吸込口本体51に対して後方へ揺動する。このとき、吸込口体50の左右の角部52kにそれぞれ設けた凸部52yが前方の壁面W2に当接すると共に、下バンパー53bの先端が回転ブラシ56のブラシ毛に当接する。なお、隅部C側の凸部52yは、側方の壁面W1にも当接する。
このように、2つの壁面W1、W2と床面Fとで囲まれた隅部Cに、吸込口体50の左側の角部52kを近接させた清掃状態では、凸部52yが隅部Cの2つの壁面W1、W2に当接し、バンパー53の上バンパー53aが前方の壁面W2に当接し、シート状部材57の後方シール部57bが側方の壁面W1に当接する。これにより、隅部Cにおける前方シール部57aの周囲(前方シール部57aの傾斜面部52axに沿った部分)に空気流路G1(図10、図11参照)が形成され、上バンパー53aと凸部52yとの間および凸部52yと後方シール部57bとの間に前記空気流路の入口となる上方に開口した空気流入口G2、G3(図13参照)がそれぞれ形成される。このとき、前方シール部57aの周囲の空気流路G1は、特に隅部Cの奧部およびその周辺に確実に空気が流れるように形成されている。
そのため、吸込口51a内へ塵埃を含む空気が吸引されると、図10と図13中の矢印Q(空気の流れ)で示すように、前方の壁面W2側の空気流入口G2と側方の壁面W1側の空気流入口G3の上方から空気が前方シール部57aの周囲の空気流路G1内に流入する。つまり、空気が隅部Cに流入する。これにより、隅部Cに存在する塵埃が床面Fから浮き上がって空気と共に吸込口51aへ流れ込み、隅部Cがきれいに除塵される。
また、隅部Cの清掃の際、図13中の矢印R(空気の流れ)で示すように、シート状部材57の後方シール部57bの後方における床面と底部52aとの間の隙間を空気が通って吸込口51aへ流れ込むため、側方の壁面W1付近の塵埃も除塵される。
なお、隅部Cへ向かって吸込口体50を側方の壁面W1に沿って移動させているときも、凸部52yと後方シール部57bとの間の空気流入口G3の上方から前方シール部57aの周囲の空気流路G1を通って吸込口51aへ空気が流れているため、側方の壁面W1付近の塵埃も除塵されている。
また、吸込口体50による隅部Cの清掃においては、バンパー53の下バンパー53bの先端が回転する回転ブラシ56のブラシ毛に当接するため、回転ブラシ56を回転させる電動モータの負荷が大きくなって電流値が上昇し、この電流値の上昇を制御回路に設けられた制御部にて検出することができる。
したがって、電動モータの電流値が上昇したことを制御部が検出したときに、制御部が電動送風機の出力を増加させるように制御してもよい。この構成によれば、隅部Cの清掃時に吸引力が自動的に増加するため、吸込口本体51にシート状部材57および凸部52yを設けたことによる隅部Cへの空気導入との相乗効果によって、隅部Cの清掃がより一層効率よくかつ十分に行うことができる。
(第2実施形態)
図14は第2実施形態の吸込口体の左側の角部を室内の床面上の隅部に押し当てた底面側から視た状態を示す説明図である。なお、図14において、図13中の要素と同様の要素には同一の符号を付している。
第2実施形態の吸込口体は、シート状部材157の構成が第1実施形態とは異なる以外は、第1実施形態と概ね同様に構成されている。以下、第2実施形態における第1実施形態とは異なる点を主に説明する。
図14に示すように、第2実施形態において、シート状部材157は、前方シール部157aと後方シール部157bとがそれぞれ別部品からなる。
この構成によれば、吸込口本体51の底部52aの左右両端に一対のシート状部材157を設ける場合に、左右の前方シール部157aを共通化し、かつ、左右の後方シール部157bを共通化することができる。また、例えば、前方シール部157aと後方シール部157bの厚さ(基材の厚さ、起毛の長さ等)を容易に異ならせることができる。
(第3実施形態)
図15は第3実施形態の吸込口体の左側の角部を室内の床面上の隅部に押し当てた底面側から視た状態を示す説明図である。なお、図15において、図13中の要素と同様の要素には同一の符号を付している。
第3実施形態の吸込口体は、シート状部材257の構成が第1実施形態とは異なる以外は、第1実施形態と概ね同様に構成されている。以下、第3実施形態における第1実施形態とは異なる点を主に説明する。
図15に示すように、第3実施形態において、吸込口本体51の底部52aの左右両端に設けられるシート状部材257は、前方シール部257aの後方シール部257bとの接合部近傍領域257cにおける厚さが、前方シール部257aの接合部近傍領域257c以外の領域の厚さおよび後方シール部257bの厚さよりも薄くなっている。
この構成によれば、シート状部材257の接合部近傍領域257cと床面との間にも空気流路が形成されるため、隅部Cの清掃において接合部近傍領域257cの空気流路に矢印S(空気の流れ)で示すように空気が流れる。これにより、隅部Cにおける側方の壁面W1付近の塵埃を吸込口51aへ送り込みやすくなる。
(第4実施形態)
図16は第4実施形態の吸込口体の左側の角部を室内の床面上の隅部に押し当てた底面側から視た状態を示す説明図である。なお、図16において、図13中の要素と同様の要素には同一の符号を付している。
第4実施形態の吸込口体は、シート状部材357の構成が第1実施形態とは異なる以外は、第1実施形態と概ね同様に構成されている。以下、第4実施形態における第1実施形態とは異なる点を主に説明する。
図16に示すように、第4実施形態において、吸込口本体51の底部52aの左右両端に設けられるシート状部材357は、第2実施形態と同様に、前方シール部357aと後方シール部357bとがそれぞれ別部品からなる。さらに、シート状部材357は、前方シール部357aと後方シール部357bとはそれらの間に隙間52tが形成されるよう互いに分離している。この場合、第4実施形態における前方シール部357aの長さを、第2実施形態における前方シール部157a(図14参照)の長さよりも短くしている。
この構成によれば、前方シール部357aと後方シール部357bとの間の隙間52tによって空気流路が形成されるため、隅部Cの清掃時にこの空気流路に矢印S(空気の流れ)で示すように空気が流れる。これにより、第3実施形態と同様に、隅部Cにおける側方の壁面W1付近の塵埃を吸込口51aへ送り込みやすくなる。
また、第2実施形態と同様に、左右の前方シール部357aを共通化し、かつ、左右の後方シール部357bを共通化することができると共に、前方シール部357aと後方シール部357bの厚さ(基材の厚さ、起毛の長さ等)を容易に異ならせることができる。
(第5実施形態)
図17は第5実施形態の吸込口体の左側の角部を室内の床面上の隅部に押し当てた底面側から視た状態を示す説明図である。なお、図17において、図13中の要素と同様の要素には同一の符号を付している。
第5実施形態の吸込口体は、シート状部材457の構成が第1実施形態とは異なる以外は、第1実施形態と概ね同様に構成されている。以下、第5実施形態における第1実施形態とは異なる点を主に説明する。
図17に示すように、第5実施形態において、吸込口本体51の底部52aの左右両端に設けられるシート状部材357は、概ね第1実施形態のシート状部材57(図13参照)と同様であるが、前方シール部457aの前端が周囲部52bの前端面まで延びている点が異なっている。
また、第5実施形態の場合、吸込口本体51の左右の角部52kに凸部52y(図13参照)が設けられていない。
この構成によれば、隅部Cの清掃において前方シール部457aの前端が前方の壁面W2に当接して突起部として機能する。この場合、前方の壁面W2に当接する前方シール部457aの前端部分を厚くしてもよい。
(他の実施形態)
1−1.第1〜第5実施形態における吸込口体50の周囲部52bの角部52kに設けた凸部52yを2つに分割して周囲部52bの前端面と側面に互いに分離して設けるようにしてもよい。この場合、吸込口体50にて床面上の隅部を清掃する際、吸込口体50の角部に空気導入口が形成されるため、隅部の奥部の真上から空気を送り込みやすくなる。
1−2.凸部52yは周囲部52bの前端面と側面のうちのいずれか一方のみに設けてもよく、あるいは、凸部52yを省略してもよい。
凸部52yが周囲部52bの前端面のみに設けられる場合、シート状部材の後方シール部の外側端部57baが周囲部52bの側部の突起部として機能する。この場合、周囲部52bの側部の隆起部52zを省略し、かつ、後方シール部の外側端部57baを厚くしてもよい。
また、凸部52yが周囲部52bの側部のみに設けられる場合、バンパー53が周囲部52bの前端面側の突起部として機能する。
2.シート状部材は、吸込口体の底部の左右両端側の一方のみに設けられてもよい。なお、家具等の障害物が近くに設置されている隅部でも容易に清掃できる上で、すなわち、右側の壁面に沿ってまたは左側の壁面に沿って吸込口体を隅部まで移動させながら壁際および隅部を清掃することができる上で、吸込口体の底部の左右両端側にそれぞれシート状部材を設けることが好ましい。
3.シート状部材において、後方シール部は、吸込口本体の側部に設けられる外側端部57ba(図2参照)とは反対側の内側端部を省略してもよい。この場合のシート状部材はL字形となる。なお、L字形としたときの前方に伸びる部分と左右方向の一方に伸びる部分とが同じ長さであれば、左右のシート状部材は1種類に共通化することが可能である。
4.吸込口本体の底部の前端における左右両端に設けた傾斜面部52ax(図2、図13参照)を、床面と略平行に近接する平坦面に変更してもよいが、隅部にある程度スペースを形成して塵埃が吸込口の方へ流れやすくする上で、傾斜面部52axを設けることが好ましい。
5.前記の各実施形態では、シート状部材において、前後シール部は前後方向に延びる前方シール部を有し、左右シール部は前方シール部の後方位置にて左右方向に延びる後方シール部を有する場合を例示したが、次の(1)および(2)のようなシート状部材も本発明に含まれる。
(1)前後方向に延びる前後シール部と左右方向に延びる左右シール部とが十字形(X字形)に交わった形状のシート状部材も本発明に含まれる。この場合、十字形のシート状部材における交差部分が交差シール部として含まれ、交差シール部の前後部分が前後シール部として含まれ、交差シール部の左右部分が左右シール部として含まれる。またこの場合、この十字形のシート状部材において、前後シール部における交差シール部との前側および/または後側の接合近傍領域の厚さを他の領域より薄くしてもよい。
(2)前記(1)の前後シール部における交差シール部との前側および/または後側の接合近傍領域を切断して隙間を設けたシート状部材も本発明に含まれる。
なお、シート状部材を十字形としたときの前後方向に延びる部分と左右方向に延びる部分の長さが同じであるか、もしくは、左右方向に延びる部分における前後方向に延びる部分から左右へ突出する長さが互いに同じであれば、左右のシート状部材を1種類に共通化することができる。
(まとめ)
本発明の電気掃除機の吸込口体は、床面と対向する下面と吸込口とが設けられた底部を有する筐体と、床面と摺接可能なように前記底部の下面に設けられたシート状部材とを備え、
前記筐体および前記吸込口は、前記筐体が前進する方向に対して左右方向にそれぞれ延びた形状を有し、
前記筐体は、左右両端の前方側に左右一対の角部を有する周囲部と、前記周囲部に設けられた突起部とをさらに有し、
前記シート状部材は、前記底部の下面における前記吸込口の左右端部の少なくとも一方の近傍位置に配置されると共に、前後方向に延びる前後シール部と、前記前後シール部の左右に設けられた左右方向に延びる左右シール部とを有し、
室内の互いに略直交して隣接する2つの壁面と床面とで囲まれた隅部に、前記左右一対の角部の一方を近接させた清掃状態において、前記突起部が前記隅部の前記2つの壁面に当接することによって、前記隅部における前記前後シール部の周囲および前記角部の近傍と前記2つの壁面との間に空気流路が形成され、空気が上方から前記空気流路内に流入して前記吸込口へ達するように構成された
ものである。
この構成によれば、吸込口体にて隅部を清掃する際、壁面に沿って上方から隅部へ空気が流入し、隅部上の塵埃が空気と共に吸込口へ吸引されるため、隅部をきれいに除塵することができる。
本発明の電気掃除機の吸込口体は、次のように構成されてもよく、それらが適宜組み合わされてもよい。
・前記底部の下面における左右両端側の前部が、前記筐体が床面上に載置された状態において前方へ向かうにつれて床面から離れる方向に傾斜しており、
前記前後シール部は、前記下面における傾斜した前記前部に沿って前方へ延びていてもよい。
この構成によれば、床面上に吸込口体を下ろすときにシート状部材の前後シール部が床面に当接可能となるため、床面がフローリングである場合には吸込口体によるフローリングの傷付きを抑えることができる。
・前記前後シール部の前端が、前記左右一対の角部の一方を近接させた清掃状態において前方の前記壁面と接触可能な前記突起部として機能するものであってもよい。
この構成によれば、前方の壁面に当接させて吸込口本体と壁面との間に空気流通用の隙間を形成するための突起部を周囲部に設ける必要がなくなり、部品点数を削減することができる。
・前記左右シール部は、前記周囲部の側部まで延びる外側端部を有し、
前記外側端部は、前記左右一対の角部の一方を近接させた清掃状態において側方の前記壁面と接触可能な前記突起部として機能するものであってもよい。
この構成によれば、側方の壁面に当接させて吸込口本体と壁面との間に空気流通用の隙間を形成するための突起部を周囲部に設ける必要がなくなり、部品点数を削減することができる。また、側方の壁面に左右シール部の外側端部が摺接しながら吸込口体を隅部へ向けて前進させることができ、このとき左右シール部の外側端部はサイドバンパーとなって側方の壁面の傷付きを抑制することができる。
・前記周囲部の突起部が、前記周囲部の前端に設けられたバンパー、および、前記周囲部の左右両端の少なくとも一方側の角部の近傍に設けられた凸部のうちの少なくとも1つを含むものであってもよい。
この構成によれば、バンパーまたは凸部を吸込口本体と前方の壁面との間に空気流通用の隙間を形成するための突起部として機能し、凸部を吸込口本体と側方の壁面との間に隙間を形成するための突起部として機能することができる。
・前記シート状部材は、前記前後シール部と前記左右シール部とが接合した一部品からなるものであってもよい。
この構成によれば、前後シール部の前後方向の長さと左右シール部の左右方向の長さが同じであれば、吸込口本体の底部前端側の左右両端に設ける一対のシート状部材を1種類に共通化することができる。
・前記前後シール部の前記左右シール部との接合部近傍領域における厚さが、前記前後シール部の前記接合部近傍領域以外の領域の厚さおよび前記左右シール部の厚さよりも薄いものであってもよい。
この構成によれば、接合部近傍領域と床面との間に空気流路が形成されるため、隅部における側方の壁際の塵埃が空気流路を通って吸込口へ吸引されやすくなる。
・前記前後シール部と前記左右シール部とがそれぞれ別部品からなるものであってもよい。
この構成によれば、吸込口本体の底部前端側の左右両端に一対のシート状部材を設ける場合に、左右の前後シール部を共通化し、かつ、左右の左右シール部を共通化することができる。
・前記前後シール部と前記左右シール部とはそれらの間に隙間が形成されるよう互いに分離してもよい。
この構成によれば、前後シール部と左右シール部との間に空気流路が形成されるため、隅部における側方の壁際の塵埃が空気流路を通って吸込口へ吸引されやすくなる。
・前記シート状部材が、基材上に起毛が設けられた起毛布からなるものであってもよい。
この構成によれば、シート状部材によって床面としてのフローリング面を拭くことができる。
なお、開示された実施の形態は、全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上述の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1 電気掃除機
10 掃除機本体
20 駆動装置(送風部)
30 集塵装置(集塵部)
50 吸込口体
51a 吸込口
52 筐体
52a 底部
52ax 傾斜面部
52b 周囲部
52k 角部
52y 凸部(突起部)
53 バンパー
57、157、257、357、457 シート状部材
57a、157a、257a、357a、457a 前方シール部(前後シール部)
57b、157b、257b、357b、457b 後方シール部(左右シール部)
57ba 外側端部
60 延長パイプ(接続管)
257c 接合部近傍領域
C 隅部
F 床面
W1、W2 壁面

Claims (11)

  1. 床面と対向する下面と吸込口とが設けられた底部を有する筐体と、床面と摺接可能なように前記底部の下面に設けられたシート状部材とを備え、
    前記筐体および前記吸込口は、前記筐体が前進する方向に対して左右方向にそれぞれ延びた形状を有し、
    前記筐体は、左右両端の前方側に左右一対の角部を有する周囲部と、前記周囲部に設けられた突起部とをさらに有し、
    前記シート状部材は、前記底部の下面における前記吸込口の左右端部の少なくとも一方の近傍位置に配置されると共に、前後方向に延びる前後シール部と、前記前後シール部の左右に設けられた左右方向に延びる左右シール部とを有し、
    室内の互いに略直交して隣接する2つの壁面と床面とで囲まれた隅部に、前記左右一対の角部の一方を近接させた清掃状態において、前記突起部が前記隅部の前記2つの壁面に当接することによって、前記隅部における前記前後シール部の周囲および前記角部の近傍と前記2つの壁面との間に空気流路が形成され、空気が上方から前記空気流路内に流入して前記吸込口へ達するように構成されたことを特徴とする電気掃除機の吸込口体。
  2. 前記底部の下面における左右両端側の前部が、前記筐体が床面上に載置された状態において前方へ向かうにつれて床面から離れる方向に傾斜しており、
    前記前後シール部は、前記下面における傾斜した前記前部に沿って前方へ延びている請求項1に記載の吸込口体。
  3. 前記前後シール部の前端が、前記左右一対の角部の一方を近接させた清掃状態において前方の前記壁面と接触可能な前記突起部として機能する請求項2に記載の吸込口体。
  4. 前記左右シール部は、前記周囲部の側部まで延びる外側端部を有し、
    前記外側端部は、前記左右一対の角部の一方を近接させた清掃状態において側方の前記壁面と接触可能な前記突起部として機能する請求項1または2に記載の吸込口体。
  5. 前記周囲部の突起部が、前記周囲部の前端に設けられたバンパー、および、前記周囲部の左右両端の少なくとも一方側の角部の近傍に設けられた凸部のうちの少なくとも1つを含む請求項1〜4のいずれか1つに記載の吸込口体。
  6. 前記シート状部材は、前記前後シール部と前記左右シール部とが接合した一部品からなる請求項1〜5のいずれか1つに記載の吸込口体。
  7. 前記前後シール部の前記左右シール部との接合部近傍領域における厚さが、前記前後シール部の前記接合部近傍領域以外の領域の厚さおよび前記左右シール部の厚さよりも薄い請求項6に記載の吸込口体。
  8. 前記前後シール部と前記左右シール部とがそれぞれ別部品からなる請求項1〜5のいずれか1つに記載の吸込口体。
  9. 前記前後シール部と前記左右シール部とはそれらの間に隙間が形成されるよう互いに分離している請求項8に記載の吸込口体。
  10. 前記シート状部材が、基材上に起毛が設けられた起毛布からなる請求項1〜9のいずれか1つに記載の吸込口体。
  11. 送風部および集塵部を有する掃除機本体と、前記掃除機本体に直接または接続管を介して接続される請求項1〜10のいずれか1つに記載の吸込口体とを備えた電気掃除機。
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