JP2021003351A - 流体注入カートリッジ及び流体注入装置 - Google Patents

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雅章 谷野
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雅章 谷野
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Abstract

【課題】簡単な処理により適切に対象に流体を注入することができる流体注入カートリッジ及び流体注入装置を提供する。【解決手段】流体注入カートリッジ10は、流体13を保持すると共に流体を保持した状態の形状から流体を対象14に注入した状態の形状まで伸縮する保持容器11と、保持容器11内に設けられ流体流入口12Bから流体を取り入れ、取り入れた流体を対象に注入する注入針12と、使用前においては注入針の流体流入口と保持容器内の流体が充填されるエリアとの間を閉成し、使用開始後に注入針の流体流入口と保持容器内の流体が充填されるエリアとの間を開放し、保持容器内の流体を注入針内部へ流入させる開閉弁と、注入針の後端側に存在する保持容器の針押部を押圧することにより、注入針が保持容器から対象側へ所定寸法突出したときに開閉弁を閉成状態から開放状態とする開閉弁制御機構と、を具備する。【選択図】図1

Description

この発明は、流体注入カートリッジ及び流体注入装置に関するものである。
特許文献1には、安全で高信頼性の薬液注射を可能とする医療用投与器具が開示されている。この医療用投与器具は、例えば、投与時に、注射ボタンを押す力が皮膚に刺した注射針を更に深く刺す方向に働くのを防ぎ、更に注射針がぐらつかず安定した状態で投与することを可能とする。具体的には、注射針が皮膚に刺さる方向に対して、注射針と平行でない角度から注射ボタンを押す構造として、注射ボタンを押す力が当初注射針を皮膚に刺したときより更に深く皮膚に刺さるように伝わることを防止することで、安定した状態で投与できるようにするというものである。
特許文献2には、成長ホルモン、インシュリン等の薬液を投与するのに使用される医療用投与器具として有用である医療用自動投与器具が開示されている。この医療用自動投与器具は、投与器具本体の外装の一部を投与すべき部位に当接させた後に、本体内に収納された注射針を本体から突出させる動作を自動的に行うことにより投与すべき部位への刺針を行い、また、投与すべき部位に刺針された状態の注射針を投与器具本体内に収納する動作を自動的に行うことにより、投与部位からの抜針を行うようにした構成を備えている。これにより、刺針時と針抜き時に患者の感じる痛みを低減し、薬液抽出時も一定の速度で投与が可能で、二液性または溶解混合型の薬液を使用した場合でも、容易に、しかも確実に混合することができる、というものである。
特許文献3には、一般に血液または間質液などの1つ以上の物質をたとえば、皮膚および/または皮下などの対象に送達し、および/またはこれらの物質をたとえば、皮膚および/または皮下などの対象から採取するためのシステムおよび方法に関する発明が開示されている。具体的には、一般に流体輸送器(たとえば、1つ以上のマイクロニードル)と血液を受ける前において大気圧よりも低い内圧を有する貯蔵チャンバとを含有するデバイスを使用して、上記の如き皮膚および/または皮下などの対象から血液を採取または抽出するためのデバイスおよび方法である。一部の場合においては、このデバイスは内蔵型とすることができ、特定の例的に、このデバイスは皮膚に適用されて、上記の如き対象から血液を採取するように作動されることができるというものである。
特許文献4には、注入器を用いたインクカートリッジへのインク注入を行うときに、注入針が斜めに刺さってインク袋を破損したり、繰り返しの注入でシール部材のシール性が低下するのを防止するインク注入治具が開示されている。このインク注入治具は、インクカートリッジに対して、シリンダ内にスライドピストンを摺動自在に嵌め合わせ、シリンダの先端部に注射針を有する注入器を用いたものである。具体的には、インクカートリッジのインク供給口部からインクを充填するときに使用されるものである。そして、治具本体にはインクカートリッジのインク供給口部の周囲部に係合する係合穴を有すると共に、注入器を、注入針の軸とインク供給口部の軸とを平行にして、係合穴に係合されたインクカートリッジに対して案内する案内穴とを有するものである。
特許文献5には、一度空気を注入するのみでパンクの発生が殆どないタイヤチューブが開示されている。このタイヤチューブは、熱可塑性エラストマーとプロセスオイルと粘着付与樹脂とを含む複合弾性樹脂により形成されている。タイヤチューブの作成は、タイヤのリムのバルブ孔からタイヤチューブに空気注入針を直接に突き刺して空気を注入して、上記空気注入針を抜き去る。抜き去った後にタイヤチューブに形成される抜孔は、上記複合弾性樹脂の弾性と粘性による自己修復力により閉塞されるようにする。
国際公開第03/057286号公報 国際公開第04/004809号公報 特表2013−517062号公報 特開2008−302671号公報 特開2007−168683号公報
本発明の目的は、簡単な処理により適切に対象に流体を注入することができる流体注入カートリッジ及び流体注入装置を提供することである。
実施形態に係る流体注入カートリッジは、流体を保持すると共に前記流体を保持した第一の形状から前記流体を対象に注入した第二の形状まで伸縮する保持容器と、前記保持容器内に設けられ流体流入口から前記流体を取り入れ、前記取り入れた流体を対象に注入する注入針と、使用前においては前記注入針の流体流入口と前記保持容器内の前記流体が充填されるエリアとの間を閉成し、使用開始後に前記注入針の流体流入口と前記保持容器内の前記流体が充填されるエリアとの間を開放し、前記保持容器内の前記流体を前記注入針内部へ流入させる開閉弁と、前記注入針の後端側に存在する前記保持容器の針押部を押圧することにより、前記注入針が前記保持容器から前記対象側へ所定寸法突出したときに前記開閉弁を閉成状態から開放状態とする開閉弁制御機構と、を具備することを特徴とする。
本発明の第1の実施形態に係る流体注入カートリッジの構成図であって、使用前のものを示す図。 本発明の第1の実施形態に係る流体注入カートリッジの構成図であって、使用後のものを示す図。 本発明の第1の実施形態に係る流体注入カートリッジにおける開閉弁及び開閉弁制御機構に関する第1の実施形態の拡大構成図であって、使用前のものを示す図。 本発明の第1の実施形態に係る流体注入カートリッジにおける開閉弁及び開閉弁制御機構に関する第1の実施形態の拡大構成図であって、使用開始後のものを示す図。 本発明の第1の実施形態に係る流体注入カートリッジにおける開閉弁及び開閉弁制御機構に関する第2の実施形態の拡大構成図であって、使用開始前のものを示す図。 本発明の第1の実施形態に係る流体注入カートリッジにおける開閉弁及び開閉弁制御機構に関する第2の実施形態の拡大構成図であって、使用開始後のものを示す図。 本発明の第1の実施形態に係る流体注入カートリッジにおける開閉弁及び開閉弁制御機構に関する第3の実施形態の拡大構成図であって、使用開始前のものを示す図。 本発明の第1の実施形態に係る流体注入カートリッジにおける開閉弁及び開閉弁制御機構に関する第3の実施形態の要部拡大斜視図。 本発明の第1の実施形態に係る流体注入カートリッジにおける開閉弁及び開閉弁制御機構に関する第3の実施形態の拡大構成図であって、使用開始後のものを示す図。 本発明の第1の実施形態に係る流体注入カートリッジの応用例を示す図。 本発明の第1の実施形態に係る流体注入カートリッジの第1の応用例を示す図。 本発明の第1の実施形態に係る流体注入カートリッジの第2の応用例を示す図。 本発明の第1の実施形態に係る流体注入カートリッジの第3の応用例を示す図。 本発明の第1の実施形態に係る流体注入カートリッジの第4の応用例を示す図。 本発明の第1の実施形態に係る流体注入カートリッジをタイヤのパンク修理器具として機能させる実施形態の構成図であって、使用前の状態を示す図。 本発明の第1の実施形態に係る流体注入カートリッジをタイヤのパンク修理器具として機能させる実施形態の構成図であって、使用開始後の状態を示す図。 本発明の第1の実施形態に係る流体注入カートリッジをタイヤのパンク修理器具として機能させる別の実施形態の構成図であって、使用開始後の状態を示す図。 本発明の第1の実施形態に係る流体注入カートリッジをインク等を供給する器具として機能させる実施形態の構成図であって、使用開始前の状態を示す図。 本発明の第1の実施形態に係る流体注入カートリッジをインク等を供給する器具として機能させる実施形態の構成図であって、使用開始後の状態を示す図。 本発明の第1の実施形態に係る流体注入カートリッジをインク等を供給する器具として機能させる実施形態の要部構成図であって、使用開始後の状態を示す図。 本発明の第1の実施形態に係る流体注入カートリッジを用いて構成した流体注入装置の実施形態の構成図であって、使用開始前の状態を示す図。 本発明の第1の実施形態に係る流体注入カートリッジを用いて構成した流体注入装置の実施形態の構成図であって、使用開始後の状態を示す図。
以下添付図面を参照して、本発明に係る流体注入カートリッジ及び流体注入装置の実施形態を説明する。各図において同一の構成要素には、同一の符号を付して重複する説明を省略する。図1には、第1の実施形態に係る流体注入カートリッジ10が示されている。この流体注入カートリッジ10は、保持容器11と、注入針12とを備える。保持容器11は、流体13を保持する。保持容器11は、上記流体13を保持した第一の形状(図1)から、上記流体13を対象14に注入した第2の形状(図2)まで収縮する。また、図2の形状となった後には、放置することにより図1に示す第一の形状に復旧する。
また、保持容器11は、上記の伸縮特性を備える合成樹脂や流体が漏れないように加工した紙などによって構成することができる。流体13は、この流体注入カートリッジ10が注射器として機能するときには薬液とすることができ、この流体注入カートリッジ10がタイヤのパンク修理器具として機能するときには空気やその他の気体とすることができ、この流体注入カートリッジ10がインク等の貯液部(インクカートリッジを含む)にインク等を供給する器具として機能するときにはインク等の液体とすることができる。従って、保持容器11の容積は上記の各種器具の用途に応じて必要な大きさとすることができる。
注入針12は、上記保持容器11内に設けられている。注入針12は、流体流入口12Bから上記流体13を取り入れ、先端が上記保持容器11から上記対象14側へ所定寸法突出した後に上記取り入れた流体13を対象14に注入するものである。ここに、対象14は、この流体注入カートリッジ10が人への注射器として機能するときには人の皮膚とその下方の組織とすることができ、この流体注入カートリッジ10がタイヤのパンク修理器具として機能するときにはチューブやタイヤとすることができ、この流体注入カートリッジがインク等の貯液部にインク等を供給する器具として機能するときにはインク等の貯液部とすることができる。所定寸法とは、対象14に応じて異なるものであり、実施形態に係る流体注入カートリッジを注射器として用いる場合には対象14としての生体のどの部分に注射するかにより、例えば数ミリ程度となるであろう。また、タイヤのパンク修理器具として用いるときの対象であるチューブやタイヤの厚みから数ミリ乃至数センチとなるであろう。更に、インク等を供給する器具として用いるときにはインク等の貯液部までの距離によるが、1センチ程度となるであろう。
本実施形態では、上記注入針12を支持すると共に上記保持容器11の伸縮に応じて伸縮する注入針ガイド15を備えている。この注入針ガイド15は、上記注入針12の後端側に存在する上記保持容器11の付近から、上記注入針12が上記保持容器11より外部へ突出する位置までの間に設けられている。この注入針ガイド15は、必ずしも必須な構成ではない。また、この注入針ガイド15は、保持容器11の壁(図では底)に対して概ね直角に設けられているが、保持容器11の壁(図では底)に対して傾斜して設けられていて良いことは勿論である。
上記保持容器11は筒状であり、上記注入針12が突出する側と反対側に蓋体16が貼着固定されており、内部の流体13が閉じ込められている。蓋体16は、紙やプラスティック等の樹脂により構成することができる。上記注入針12は、保持容器11の中央線(筒形状である筒の軸)に設けられており、注入針12は中空の筒であって、その先端部12Aの逆側である頭部は流体流入口12Bとなっている。注入針12には、上記流体流入口12B以外に、例えば注入針12の側壁にも、流体流入口12Bが設けられていても良い。
蓋体16の中央部は、針押部17となっており、何本の指か手のひらで針押部17へ保持容器11の内部方向に力を加えることにより注入針12が押されて注入針ガイド15内を移動する。
更に、第1の実施形態に係る流体注入カートリッジは、当初から保持容器11内に保持されている流体(例えば薬液等)13が注入針12内に流入し注入針12内を通過して先端から排出されて注入針ガイド15を破壊するなどの不具合発生を防止するために、開閉弁20を具備している。この開閉弁20は、使用前においては前記注入針の流体流入口と前記保持容器内の流体との間を閉成し、使用開始後に前記注入針の流体流入口と前記保持容器内の流体との間を開放するためのものである。具体的には、例えば図3に示すように、針押部17から注入針ガイド15へ向けて筒状体21が延びており、注入針12の流体流入口12Bが存在するエリアTと保持容器11内のその他のエリアSとを隔絶している。なお、第1の実施形態に係る流体注入カートリッジを人体へ薬液を注射する場合に用いる場合には、エリアSとエリアTとは、流体13で満たされている。これは、生体組織の一部である血管に空気が流れ込むことを防止するためである。
筒状体21は、針押部17に接合している蓋側部22と、注入針ガイド15或いは注入針12の頭部に接合している針側部23とにより構成されており、蓋側部22と針側部23とは、傾斜面により構成される破断ライン24により容易に切り離され易い状態で結合している。本実施形態に係る流体注入カートリッジでは、上記注入針12の後端側に存在する上記保持容器11の針押部17を押圧することにより、上記注入針12が上記保持容器11から上記対象14側へ所定寸法突出したときに上記開閉弁20を閉成状態から開放状態とする開閉弁制御機構が備えられている。本実施形態では、針押部17によって開閉弁制御機構が構成されている。
流体注入カートリッジの操作者が針押部17を押圧すると、針押部17が撓んで蓋体16の中央部が下に凸の状態となり、注入針12の流体流入口12Bに接して注入針12を押し下げる。蓋側部22が蓋体16により力を受け図3の状態から破断ライン24が切り裂かれることによって蓋側部22と針側部23とが分離し、図4の状態となる。このとき注入針12の先端部12Aは保持容器11から上記対象14側へ所定寸法突出した状態にある。このときを示す図4の状態では、蓋側部22の先端部が外側(図の横方向)へ折れ曲がって横方向を向いた状態となっており、針側部23は蓋側部22を支えるように、その先端部が内側(図の横方向であり、中心側へ)へ折れ曲がった状態となっている。このとき、針側部23と蓋側部22とは図4に示されているように離間しているため、その接触していての僅かであっても間隙は存在するから、この間隙を介して流体13が流体流入口12Bから注入針12内へと流れ込む。また、注入針12の流体流入口12Bと蓋体16の間にも僅かな隙間が生じるように流体流入口12B或いは蓋体16の接触面等が加工されており、流体13が流体流入口12Bから注入針12内へと流れ込むときの妨げとはならない。
このように、開閉弁20は、使用前においては上記注入針12の流体流入口12Bと上記流体13の間を隔絶し、使用開始後に上記注入針12の流体流入口12Bと上記流体13の間の隔絶状態を解除する。また、開閉弁制御機構は、上記注入針12の後端側に存在する上記保持容器11の針押部17を押圧することにより、上記注入針12が上記保持容器11から上記対象14側へ所定寸法突出したときに上記開閉弁20を閉成状態から開放状態とする。
図4A、図4Bに、開閉弁20Aと開閉弁制御機構の第2の実施形態に係る構成図を示す。この実施形態では、開閉弁制御機構は、上記針押部17を押圧して上記保持容器11内の流体13の圧力を高め、該圧力により上記開閉弁20Aを開放状態とする。具体的には、図4Aに示すように、針押部17から注入針ガイド15へ向けて紙筒状体21Aが延びており、注入針12の流体流入口12Bが存在するエリアTと保持容器11内のその他のエリアSとを隔絶している。紙筒状体21Aは、流体13の圧力で穴が開くなどの破壊が生じるものであるならば、別の材料による構成であっても良い。
本実施形態においては、流体注入カートリッジの操作者が針押部17を押圧すると、保持容器11内の容積が小さくなり、流体13の圧力が高まる。また、図4Bに示すように針押部17が撓んで蓋体16の中央部が下に凸の状態となり、注入針12の流体流入口12Bに接して注入針12を押し下げる。保持容器11内の流体13による圧力が紙筒状体21Aを押して紙筒状体21Aを破り、孔31が生じる。このとき注入針12の先端部12Aは保持容器から前記対象側へ所定寸法突出した状態にある。斯くして、流体13の圧力で生じた孔31介して流体13が、流体流入口12B側へ流れ込み、流体流入口12Bから注入針12内へと流れ込む。また、注入針12の流体流入口12Bと蓋体16の間にも僅かな隙間が生じるように流体流入口12B或いは蓋体16の接触面等が加工されており、流体13が流体流入口12Bから注入針12内へと流れ込むときの妨げとはならない。
図4C、図4D、図4Eに、開閉弁20Bと開閉弁制御機構の第3の実施形態に係る構成図を示す。前述の実施形態では、流体流入口12Bが注入針12の頭部に形成されていたのに対し、本実施形態では、流体流入口33が注入針12の頭部に近い側部に形成されている。流体流入口33は、ここでは2つ示しているが、1以上であれば良い。開閉弁20Bは、図4Dに示すような有底円筒形状の器を逆さにした如き筒体34であって、使用前においては上記注入針12の流体流入口33を覆う覆部35と、上記針押部17により上記注入針12が押圧されて移動する側にスリット状に設けられた無覆部36とにより構成されている。筒体34は伸縮する材料により構成されるもので、図4Eは、押されて縮んだ状態を示す。
本実施形態の開閉弁制御機構は、主に針押部17により構成され、針押部17が操作者により押させることに応じて次のように動作する。上記針押部17により上記注入針12が押圧されて移動すると上記注入針12の流体流入口33を上記覆部35から上記覆部35を抜けて上記無覆部36へ移動させ、上記保持容器11内の流体13が上記無覆部36において露出した上記注入針12の流体流入口33へ流入可能にする。このとき注入針12の先端部12Aは保持容器11から上記対象14側へ所定寸法突出した状態にある。上記針押部17により上記注入針12が更に押圧されて図の下方へ移動した場合でも、流体流入口33と上記無覆部36の位置関係は保たれ、流体13が流体流入口33から注入針12内へと流れ込むときの妨げとはならない。もしくは、上記注入針12の側壁と注入針ガイド15の内壁との間は、流体13が流れる間隙が存在し、流体13が流体流入口33から注入針12内へと流れ込むときの妨げとはならない。
以上のように構成された流体注入カートリッジ10を、注射器として使用する場合には、図1に示すように、上記注入針12が突出する上記保持容器11の外壁部には、消毒液を含むシート18が設けられている。この注射器として使用される流体注入カートリッジ10は、次のようにして用いられる。未使用状態の流体注入カートリッジ10を持ち、注射すべき対象である身体の部位における所要位置に消毒液を含むシート18が皮膚に接触する向きで流体注入カートリッジ10を載置する。
次に、何本の指か手のひらで針押部17へ保持容器11の内部方向に力を加える。これによって、開閉弁20、20Aが前述の通り上記注入針12の流体流入口12Bと上記流体13の間の隔絶状態を解除する。或いは、上記注入針12の流体流入口33を上記覆部35から上記覆部35を抜けて上記無覆部36へ移動させ、上記保持容器11内の流体13が上記無覆部36において露出した上記注入針12の流体流入口33へ流入可能にする。針押部17が押圧されていることにより注入針12が押されて注入針ガイド15内を移動し、シート18側の保持容器11における壁面から注入針12の先端が上記所定寸法突出する。注入針12が更に押されて対象である身体の部位に刺さりながら薬液が注入されて行く。
更に針押部17への押圧を続けて保持容器11が最大に圧縮され縮小した状態となると、押圧が停止される(図2)。注入針12の全体の長さは、注射器として適当な長さとされている。針押部17への押圧が停止されると、保持容器11と注入針ガイド15は、その復元力により、上記流体13を保持した状態の形状に復元され、注入針12も保持容器内へ納まり、対象へ残らないようにする(図1で流体13がない状態)。また、注入針12の内の少なくとも対象14に刺針した部分は、医療用などで用いられている体内において溶ける糸などと同じ素材を採用して作成されたものでもよく、注射針12を対象14に刺針して注射液の注入に使用した後に、保持容器11は元の形状に復元するが、対象14に刺針した部分が切断されて残り、体内において溶解する構成を採用しても良い。
図5には、上記流体注入カートリッジ10に、針押部17を押圧する押圧機構30が設けられたものであって、押圧機構30に受信部が備えられたものを示す。押圧機構30は、膨張により或いはネジを回転させてネジの進行方向先端部で針押部17を押圧するタイプのものとすることができる。送信器40は上記受信部へ押圧開始指示を送って針押部17を押圧し、注入針12が押されて注入針12が更に押されて対象である身体の所要部位に刺さりながら薬液が注入されるようにするものである。
上記流体注入カートリッジ10に、針押部17を押圧する押圧機構30が設けられた自動注射システムとでも称されるものを、図6に示すようにTシャツなどの衣類50に対し、消毒液を含むシート18を皮膚に接触する向きで埋め込む。衣類50を着た場合に、注射する状態にあり、必要なときに病院などの医師から指示を与えて薬液が注入されるようにできるものである。
上記流体注入カートリッジ10に、針押部17を押圧する押圧機構30が設けられた自動注射システムとでも称されるものは、図6Aに示す救命胴衣型ジャケット(或いは、救命用ベスト型ジャケット)55に複数設けても良い。この場合にも、消毒液を含むシート18が皮膚に接触する向きで埋め込む。また、複数の流体注入カートリッジ10に装填する薬液は、同一であっても良いが、異なる効用を有する薬液とすることもできる。異なる効用を有する薬液とする場合には、救命患者の病状や身体状況に応じて、必要な薬液が入っている流体注入カートリッジ10を指定して医師から指示を与えて薬液が注入されるようにできるものである。
上記流体注入カートリッジ10に、針押部17を押圧する押圧機構30が設けられた自動注射システムとでも称されるものは、図6Bに示すリストバンド56に複数設けても良い。この場合にも、消毒液を含むシート18が皮膚に接触する向きで埋め込む。自動注射システムとでも称されるものは、複数設けても良い。更に、上記流体注入カートリッジ10に、針押部17を押圧する押圧機構30が設けられた自動注射システムとでも称されるものは、図6Cに示すように時計58の裏面に設けても良い。
次に、この流体注入カートリッジ10をタイヤのパンク修理器具として機能させる実施形態を図7に示す。この図7は、開閉弁20の周囲を示す拡大図であり、他の部分の構成は図1、図2に示すようである。開閉弁20により囲まれた注入針12の流体流入口12Bを覆うエリアには、気体接触固化樹脂25が設けられている。この気体接触固化樹脂25と隔絶されて上記保持容器11内に気体である流体13が保持されている。
以上の構成を有する実施形態を用いてタイヤチューブ27の所要位置に注入針12を刺し込み注入を行うと、注入針12がタイヤチューブ27に僅かに入ったときから気体接触固化樹脂25の注入が始まり、気体接触固化樹脂25はタイヤチューブ27の内壁に沿って広がる一方、注入針12がタイヤチューブ27の内部に向かって進行し、図8に示すように、気体接触固化樹脂25は逆三角形に近い形状となり固化して行く。完全な固化が生じる前に保持容器11内の気体が気体接触固化樹脂25を介してタイヤチューブ27内に満たされ、適当な空気圧を実現する。
保持容器11内の気体をほぼ注入したときには、注入針12からタイヤチューブ27の内部へ到る中途の気体接触固化樹脂25に生じていた気体の通路も樹脂の表面張力などで塞がれる。この後に流体注入カートリッジ10を抜き去ることにより、パンクなどの修理を適切に行うことができる。なお、図8の状態となった後に、保持容器11を引っ張ると、注入針12がそのままの状態で残るように、注入針12の頭部が保持容器11に接する部分の強度を弱くしておく実施形態としても良い。これによると、注入針12を抜き取った後に残る穴が原因となり空気が抜ける事態を防ぐことができる。
この流体注入カートリッジ10をタイヤのパンク修理器具として機能させる実施形態においては、上記保持容器11内に気体を発生させる薬剤が設けられている。例えば、図9に示されるように、開閉弁20における筒状体21の蓋側部22が中空であり、針側部23が中実であって、蓋側部22の中空部分に気体を発生させる薬剤38が入れられている。
針押部17を押圧すると、図3の状態から破断ライン24が切り裂かれることによって蓋側部22と針側部23とが分離し、図9の状態となり、薬剤38が蓋側部22内から出て落下して行く。保持容器11の底部には、薬剤38と混合したときに気体(例えば、二酸化炭素)を発生する薬剤が設けられているものとする。これにより、気体が発生し保持容器11が満たされると自動的に対象であるタイヤチューブ27へ気体が注入されて行く。薬剤38及びこれと混合する薬剤の量は、対象であるタイヤチューブ27の容積に応じて適当なものが用意され、タイヤチューブ27の空気圧を適当なものとすることができる。
次に、この流体注入カートリッジ10を、インク等を供給する器具として機能させる実施形態を図10、図11に示す。本実施形態では、上記保持容器11の針押部17を介して押圧力を受けて、対象14に上記注入針12と共に刺さり、上記対象14内と外気との連絡路を提供する外気連絡針28を備える。外気連絡針28は、保持容器11内において隔壁29に取り囲まれており、保持容器11内の流体13が中空の外気連絡針28内に入ることはない。上記注入針12が突出する上記保持容器11の外壁部には、消毒液を含むシート18に代えて、通気性シート19が設けられている。ここで流体13は、インクである。本実施形態では、開閉弁20と注入針ガイド15は、使用前に保持容器11内と開閉弁20と注入針ガイド15により遮蔽された室を形成し、使用前に保持容器11内の流体13が上記室に流れ込み、注入針12が保持容器11における壁面から突出したときに液体が漏れてしまうのを防止している。
以上のように構成された流体注入カートリッジ10を、図10に示すようにインクカートリッジ71上に載置する。インクカートリッジ71において72は空気で、73はインクである。何本の指か手のひらで針押部17へ保持容器11の内部方向に力を加える。針押部17が押圧されていることにより注入針12が押されて注入針ガイド15内を移動し、通気性シート19側の保持容器11における壁面から注入針12の先端が突出する。注入針12から流体13がインクカートリッジ71に注入され、適当な位置まで針押部17が移動すると、外気連絡針28の頭部が針押部17により押圧されて外気連絡針28の先端が突出してインクカートリッジ71に刺さり、インクカートリッジ71内の上部に存在する空気が外気連絡針28及び通気性シート19を介して外部へ抜けて行く。これにより、流体注入カートリッジ10からの流体13の注入がスムーズに進行する。
より具体的には、外気連絡針28の先端が突出してインクカートリッジ71に刺さったときには、通気性シート19と外気連絡針28の先端部は、図11Aに示される状態となっている。外気連絡針28の先端よりも僅かに上部の位置における外気連絡針28の側壁には、空気孔28Aが形成されている。外気連絡針28の先端が突出してインクカートリッジ71に刺さったときには、空気孔28Aは通気性シート19内にあり(図11A)、インクカートリッジ71内の上部に存在する空気が矢印Xにより示されるが如く外気連絡針28内から空気孔28A及び通気性シート19を介して外部へ抜けて行く。
流体注入カートリッジ10からの流体13の注入が終了したときには、図11に示す状態となり、図11の状態となった後には、放置することにより注入針12と外気連絡針28は図10の状態に復旧する。インクカートリッジ71には、注入針12と外気連絡針28により生じた孔が残るが、本流体注入カートリッジ10に例えば上記孔を塞ぐ栓やシールを付帯させておき、確実に塞いでもらうこととする。
上記の各種機能を有するように構成される全ての流体注入カートリッジ10を複数収納して、簡単な操作により流体の注入を行うことができる流体注入装置を図12、図13に示す。これらの図に示すように、本実施形態に係る流体注入装置は、装置のケーシングが、引き金を有するピストル形状である。
本実施形態に係る流体注入装置は、流体注入カートリッジ10を同じ向きに複数並べて蓄積するカートリッジ蓄積部81を備えている。ここでは、3個であるが一例に過ぎない。カートリッジ蓄積部81は、1つの上記流体注入カートリッジ10を移動させる移動通路82に連通している。移動通路82の端部には、上記流体注入カートリッジ10を流体注入待ち状態として固定する固定室83が設けられている。
上記固定室83には、上記固定室83において固定された状態の上記流体注入カートリッジ10から上記注入針12が突出するように形成された注入針用孔84が形成されている。上記固定室83には、上記固定室83から圧縮された上記流体注入カートリッジ10(図2や図11の如き状態のもの)を排出させるときに開放される排出扉85が設けられている。なお、注入針用孔84の大きさは、流体注入カートリッジ10が飛び出ることが無い大きさであり且つ次のような大きさである必要がある。注射器として用いる場合には、消毒液を含むシート18のほとんどの部分が注入針用孔84から突出し、消毒可能となること(シート18の厚みが、この条件を満たす必要もある)。インク等を供給する器具として機能させる場合には、注入針12と外気連絡針28が突出できる大きさであり、通気性シート19のほとんどの部分が注入針用孔84から突出し、図11Aにおいて説明したように空気が外部へ抜けて行くよう構成される必要がある(この場合も、通気性シート19の厚みが、この条件を満たす必要もある)。
押出片86は、図示しないバネなどにより付勢されて流体注入カートリッジ10に対し移動通路82側へ押し出している。また、カートリッジ蓄積部から移動通路82に押し出された1つの流体注入カートリッジ10における蓋体16の針押部17は、押圧ブロック92に当接されて上記固定室83側へ移動させられる。
即ち、押圧ブロック92には、横スライドバー93が連結され、この横スライドバー93には、押圧ブロック92とは逆側に設けられた結合ピン95を介して回転バー94が結合されている。回転バー94は、軸96を中心として回転するもので、押圧ブロック92とは逆側において引き金88と連絡している。
引き金88を図12における矢印Rの方向へ引くと、回転バー94が図12において左回転して横スライドバー93を図12の左方向へ移動させ、押圧ブロック92による流体注入カートリッジ10への押圧を生じさせる。この結果、流体注入カートリッジ10が押圧されて圧縮され図13の如き形状となり、注入針12が注入針用孔84より突出して対象14への流体13の注入が行われる。勿論、引き金88を引く前に、注入針用孔84を対象14の所定部位に当接させておくことは言うまでもない。
以上のように、押圧ブロック92、横スライドバー93、回転バー94、結合ピン95、軸96は、上記カートリッジ蓄積部81から1つの上記流体注入カートリッジ10に対し移動通路を介して移動させ、上記固定室83へ位置付けて固定状態とするカートリッジ移動手段91として機能する。
カートリッジ移動手段91は、上記固定室83において固定状態の上記流体注入カートリッジ10における上記保持容器11の針押部17を押圧して上記注入針12を上記保持容器11から突出させ上記対象14に刺し、上記保持容器11内の流体13を対象14に注入する注入動作手段91aを有する。
そして、上記引き金88が、上記カートリッジ移動手段91と上記注入動作手段91aの動作実行を指示するスイッチとなっている。
以上において、本発明に係る複数の実施形態を説明したが、これらの実施形態は例として提示するものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10 流体注入カートリッジ
11 保持容器
12 注入針
12A 先端部
12B 流体流入口
13 流体
14 対象
15 注入針ガイド
16 蓋体
17 針押部
18 シート
19 通気性シート
20、20A、20B 開閉弁
21 筒状体
21A 紙筒状体
22 蓋側部
23 針側部
24 破断ライン
25 気体接触固化樹脂
27 タイヤチューブ
28 外気連絡針
28A 空気孔
29 隔壁
30 押圧機構
31 孔
33 流体流入口
34 筒体
35 覆部
36 無覆部
38 薬剤
40 送信器
50 衣類
55 ベスト
56 リストバンド
58 時計
71 インクカートリッジ
72 空気
73 インク
81 カートリッジ蓄積部
82 移動通路
83 固定室
84 注入針用孔
85 排出扉
86 押出片
88 引き金
91 カートリッジ移動手段
91a 注入動作手段
92 押圧ブロック
93 横スライドバー
94 回転バー
95 結合ピン
96 軸

Claims (13)

  1. 流体を保持すると共に前記流体を保持した第一の形状から前記流体を対象に注入した第二の形状まで伸縮する保持容器と、
    前記保持容器内に設けられ流体流入口から前記流体を取り入れ、前記取り入れた流体を対象に注入する注入針と、
    使用前においては前記注入針の流体流入口と前記保持容器内の前記流体が充填されるエリアとの間を閉成し、使用開始後に前記注入針の流体流入口と前記保持容器内の前記流体が充填されるエリアとの間を開放し、前記保持容器内の前記流体を前記注入針内部へ流入させる開閉弁と、
    前記注入針の後端側に存在する前記保持容器の針押部を押圧することにより、前記注入針が前記保持容器から前記対象側へ所定寸法突出したときに前記開閉弁を閉成状態から開放状態とする開閉弁制御機構と、
    を具備することを特徴とする流体注入カートリッジ。
  2. 前記注入針が突出する前であって、当該注入針の後端側に存在する前記保持容器の針押部から前記注入針が前記保持容器から外部へ突出する位置までの間において、前記注入針を支持すると共に前記保持容器の伸縮に応じて伸縮する注入針ガイドを備えることを特徴とする請求項1に記載の流体注入カートリッジ。
  3. 前記保持容器は、その内部の流体を対象に注入した後に、前記第一の形状に復元する復元力を有することを特徴とする請求項1または2に記載の流体注入カートリッジ。
  4. 前記開閉弁制御機構は、前記針押部により開閉弁を押圧して開放状態とする機構であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の流体注入カートリッジ。
  5. 前記開閉弁制御機構は、前記針押部を押圧して前記保持容器内の流体の圧力を高め、該圧力により前記開閉弁を開放状態とする機構であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の流体注入カートリッジ。
  6. 前記開閉弁は、使用前においては前記注入針の流体流入口を覆う覆部と、前記針押部により前記注入針が押圧されて移動する側に設けられた無覆部とにより構成され、
    前記開閉弁制御機構は、前記針押部により前記注入針が押圧されて移動すると前記注入針の流体流入口を前記覆部から前記覆部を抜けて前記無覆部へ移動させ、前記保持容器内の流体が前記無覆部において露出した前記注入針の流体流入口へ流入可能にする機構であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の流体注入カートリッジ。
  7. 前記注入針の流体流入口を覆う状態で気体接触固化樹脂が設けられており、この気体接触固化樹脂と隔絶されて前記保持容器内に気体が保持されることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の流体注入カートリッジ。
  8. 前記保持容器内に気体を発生させる薬剤が設けられていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の流体注入カートリッジ。
  9. 前記注入針が突出する前記保持容器の外壁部には、消毒液を含むシートが設けられていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の流体注入カートリッジ。
  10. 前記保持容器の針押部を介して押圧力を受けて、対象に刺さることで、前記対象内と外気との連絡路を提供する外気連絡針を備えることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の流体注入カートリッジ。
  11. 前記請求項1乃至10のいずれか1項に記載の流体注入カートリッジを同じ向きに複数並べて蓄積するカートリッジ蓄積部と、
    前記カートリッジ蓄積部から1つの前記流体注入カートリッジを移動させる移動通路の端部に設けられ、前記流体注入カートリッジを流体注入待ち状態として固定する固定室と、
    前記固定室に固定された状態の前記流体注入カートリッジから前記注入針が突出するように形成された注入針用孔と、
    前記カートリッジ蓄積部から1つの前記流体注入カートリッジに対し移動通路を介して移動させ、前記固定室へ位置付けて固定状態とするカートリッジ移動手段と、
    前記固定室において固定状態の前記流体注入カートリッジにおける前記保持容器の針押部を押圧して前記注入針を注入針用孔から突出させ前記対象に刺し、前記保持容器内の流体を対象に注入する注入動作手段と
    を具備することを特徴とする流体注入装置。
  12. 装置のケーシングは、引き金を有するピストル形状であり、前記引き金が、前記カートリッジ移動手段と前記注入動作手段の動作実行を指示するスイッチとなっていることを特徴とする請求項11に記載の流体注入装置。
  13. 前記固定室には、前記固定室から圧縮された前記流体注入カートリッジを排出させるときに開放される排出扉が設けられていることを特徴とする請求項11または12に記載の流体注入装置。
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