JP4699588B2 - 噴射式注射器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、薬液をジェット噴射口から噴出させる針無注射用の噴射式注射器に係り、特に使用者にとって非常に便利な針無注射方式を実現するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
噴射式注射器は、注射器の先端に設けられたジェット噴射口から薬液をジェット噴射することにより薬液の皮下注入を行う注射器である。つまり、噴射式注射器による注射は、針無注射であり、針有注射の場合に比べると、注射痕や、痛みの軽減が期待できる、針刺し事故が起こる心配がない等の数々の利点があるので、医療施設のみならず、例えば糖尿病患者がインスリンを日常的に自己注射するのにも使われている。
【0003】
従来の噴射式注射器では、針無注射を1回おこなう毎に注射器とは別体の薬液バイアル(薬液容器)から注射器内に薬液を吸引する面倒な操作が必要である。また、インスリンを日常的に自己注射する必要のある糖尿病患者の場合には、外出の際も注射器と別体の薬液バイアルとの両方を携帯しなければならないが、注射器または薬液バイアルの何れか一方だけを携帯して他方を携帯することを忘れてインスリンが打てない場合も発生する。
【0004】
一方、本願出願人は、特開平11−309211号においてカートリッジタイプの噴射式注射器を提案している。本願出願人の先願に係る噴射式注射器は薬液が入っているカートリッジを装填できる構成となっている。即ち、注射器と、薬液バイアルに相当するカートリッジとが一体的に装填されているので、針無注射を行う毎に注射器とは別体の薬液バイアルから注射器内に薬液を吸引する面倒な操作が不要となる上に、注射器または薬液バイアルの何れか一方だけを携帯して他方を携帯し忘れるようなことも起こらない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、本願出願人の先願に係る噴射式注射器の場合でも、以下の点において使用者にとって便利さを欠くという問題がある。即ち、薬液が入っているカートリッジを1本しか装填することができないので、カートリッジの薬液が途中で切れたり、或いは、種類の違う薬液が必要な場合に対しては、旨く対応することができないという点である。
この発明は、上記事情に鑑み、使用者にとって非常に便利な針無注射方式を提供することのできる噴射式注射器を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、請求項1記載の発明に係る噴射式注射器は、注射器の先端に設けられたジェット噴射口と、前記ジェット噴射口に連通するシリンダと、薬液が入っているカートリッジを収容するカートリッジ収容部とを有する噴射部と、前記シリンダ内を前進及び後退するピストンと、を備え、前記ピストンの後退により生じた前記シリンダ内の空間へ前記カートリッジ収容部に収容されたカートリッジから薬液が送り込まれるとともに、前記シリンダ内の空間に送り込まれた薬液が前記ピストンの前進により前記ジェット噴射口から噴出するように構成された噴射式注射器において、前記カートリッジ収容部は、複数本のカートリッジが収容できるとともに、収容されたカートリッジを前記シリンダへ薬液が送り込める位置にセットすることができる構成となっており、前記ピストンの前進・後退を行うピストン移動手段部と、カートリッジの薬液をシリンダへ送り出すシャフトを有する薬液送出手段とを備えた操作部とからなり、カートリッジ収容部に複数本のカートリッジが収容されている前記噴射部と前記操作部とを分離可能に結合する結合構造が前記噴射部と前記操作部との間に備わっており、
前記カートリッジ収容部に複数本のカートリッジを全て収容した状態において前記シリンダへ薬液が送り込める位置にセットされたカートリッジを他のカートリッジに取り替える構成をも備えている。
【0008】
また、請求項3の発明は、請求項1または2に記載の噴射式注射器において、カートリッジ収容部に複数本のカートリッジを全て収容した状態においてシリンダへ薬液が送り込める位置にセットされたカートリッジを他のカートリッジに切り換えるカートリッジ切換手段をも備えている。
【0009】
〔作用〕
次に、この発明に係る噴射式注射器を使用して針無注射を行う際の作用を説明する。
この発明の噴射式注射器による針無注射の場合、薬液が入っているカートリッジがシリンダへ薬液を送り込める位置にセットされた状態にしておき、先ずピストンを後退させてから、カートリッジからピストンの後退により生じたシリンダ内の空間へ薬液を送り込んだ後、注射箇所にジェット噴射口を押し当てた状態でピストンを急速に前進させる。そうするとシリンダ内の薬液がピストンに押されてジェット噴射口から勢いよく噴出して薬液は皮下に注入される。
即ち、この発明の噴射式注射器は、注射器と薬液容器が一体的に装填されるカートリッジタイプであるので、針無注射を行う毎に注射器とは別体の薬液バイアルから注射器内に薬液を吸引する面倒な操作が不要となる上に、注射器または薬液バイアルの何れか一方だけを携帯して他方を携帯し忘れるようなことも起こらない。
【0010】
そして、この発明の噴射式注射器では、カートリッジ収容部が、複数本のカートリッジが収容できるとともに、収容されたカートリッジをシリンダへ薬液が送り込める位置にセットすることができる構成となっており、予備のカートリッジ或いは種類の違う薬液の入っているカートリッジもカートリッジ収容部に収容することにより、同じ一つの注射器に実質的に一体化させられるので、カートリッジの薬液が途中で切れたり、或いは、種類の違う薬液が必要な場合でも、予備のカートリッジや種類の違う薬液の入っているカートリッジをシリンダへ薬液が送り込める位置にセットして速やかに注射を行うことができる。
【0011】
また、複数本のカートリッジを注射器に一体的に装填する場合、ジェット噴射口とシリンダおよびカートリッジ収容部とを備えているとともにカートリッジ収容部に複数本のカートリッジが収容されている噴射部を、ピストンの前進・後退を行うピストン移動手段部とカートリッジの薬液をシリンダへ送り出す薬液送出手段とを備えた操作部に、噴射部と操作部の間に設けられた結合構造によって結合するだけである。また、注射器に一体化させられている複数本のカートリッジを注射器から離脱させる場合、噴射部を操作部から外して噴射部と操作部とを分離するだけである。
【0012】
このように、複数のカートリッジの一体的な装填・離脱が噴射部と操作部との結合・分離操作だけで一挙に行えるので、例えば、カートリッジ収容部に複数本のカートリッジが収容されている噴射部だけを予めスペアとして準備しておき、古い噴射部を新しい噴射部に付け替えるだけでカートリッジを迅速に交換するようなことが可能となり、又さらに噴射部を使い捨て方式にしてカートリッジ交換を容易にすることも可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の一実施例を図面を参照しながら説明する。図1は実施例に係るカートリッジタイプの噴射式注射器の外観を示す平面図、図2は実施例の噴射式注射器の内部を示す組立断面図、図3は実施例の噴射式注射器の内部を示す分解断面図である。
【0015】
図1に示す実施例の噴射式注射器は、図2及び図3に示すように、注射する薬液を噴射する噴射コンポーネント1と注射に必要な操作を行う操作コンポーネント2とからなり、噴射コンポーネント1と操作コンポーネント2の間には両コンポーネント1,2を分離可能に結合する(詳しくは後述する)結合構造が設けられていて、普通、両コンポーネント1,2は、分離の必要がある時以外は結合状態に置かれており、また薬液が入っているカートリッジ3は噴射コンポーネント1の方に収容されて注射器に一体的に装填される構成となっている。この噴射コンポーネント1は、本発明における噴射部に相当して、操作コンポーネント2は、本発明における操作部に相当する。
【0016】
噴射コンポーネント1は、図3に示すように、ステンレス製あるいはポリカーボネート樹脂等の硬質合成樹脂製の略円柱体であって、ジェット噴射口4とジェット噴射口4に連通するシリンダ5とを備えている。即ち、噴射コンポーネント1の先端中央においてジェット噴射口4がオリフィス状に形成されているとともに、噴射コンポーネント1の内部においてシリンダ5がジェット噴射口4から後ろへ軸方向に沿って長く延びるように形成されているのである。
【0017】
また、噴射コンポーネント1は、薬液が入っているカートリッジ3を一本ずつ収容できる4つのカートリッジ収容用長孔6をカートリッジ収容部として備えている。即ち、図2及び図3ではカートリッジ収容用長孔6は2つしか図示されていないが、噴射コンポーネント1の側面寄りの位置において、周方向に沿って90°の等間隔で並ぶ4つのカートリッジ収容用長孔6が軸方向に延びているとともに噴射コンポーネント1の後端面1Aにカートリッジ収容用長孔6の一端側が開口するようにして形成している。また、各カートリッジ収容用長孔6に一本ずつカートリッジ3を開口から挿入することにより合計4本のカートリッジ3が収容装填されるように構成されている。このカートリッジ収容用長孔6は、本発明におけるカートリッジ収容部に相当する。
【0018】
さらに、噴射コンポーネント1には、図3に示すように、一端がシリンダ5の側面に開口し他端側がカートリッジ収容用長孔6の前端内側に突出するようにして配設された薬液送出流路7が各カートリッジ収容用長孔6毎に一つずつ備えられている。カートリッジ収容用長孔6の前端内側に突出した薬液送出流路7の後端は針先のように鋭く尖っている。
【0019】
カートリッジ3は、末端が開口している細長い透明容器3Aの前記開口がシール用の後内栓3aと後外栓3bとで閉塞され、内空間に薬液が封入されているとともに、ゴム質緩衝体8が先端側に取り付けられているのに加え、シール用の後内栓3aと後外栓3bとは後ろから押されるとカートリッジ3の中を前方へ向かって移動してゆく構成になっている。
【0020】
そして、カートリッジ3を収容する際は、ゴム質緩衝体8の側を先にしてカートリッジ収容用長孔6にカートリッジ3を挿入して一杯まで押し込む。カートリッジ3が収容用長孔6に一杯まで押し込まれると、薬液送出流路7の尖った後端がゴム質緩衝体8及び透明容器3Aを貫通してカートリッジ3の内に侵入する結果、カートリッジ3とシリンダ5とが薬液送出流路7によって連結されることになる。
【0021】
操作コンポーネント2は、いずれも両端面が開口している前側円筒(前側グリップピース)11と後側円筒(後側グリップピース)12とがネジ結合されてなるステンレス製あるいはポリカーボネート樹脂などの硬質合成樹脂製の円筒体10を備え、前側円筒11を把持したままで後側円筒12を回転させることにより、後側円筒12を軸方向に沿って往復移動させられる構成となっている。また、操作コンポーネント2は、円筒体10の軸方向に往復移動可能に配設されているピストン移動用のロッド13を備えている。
即ち、ロッド13には先端にピストン9が連結されており、ロッド13の往復移動に伴いピストン9がシリンダ5の内を前進及び後退するように構成されている。ピストン9は中間にシール部9a,9bを備えており、シリンダ5に気密に嵌め合われた状態を維持したまま前進及び後退することができる。
また、ロッド13には、先端から全長の半分程度の長さのところへフランジ14が一体的に設けられているとともに、後端近傍の周面へ後述するラッチボールが落ち込む複数個のラッチ孔13aが堀り込み形成されている。このロッド13は、本発明におけるピストン移動手段部に相当する。
【0022】
一方、後側円筒12の内側には、図2または図3に示すように、厚肉部15aと、厚肉部15aから軸方向に沿って前側に長く延びる薄肉部15bと、厚肉部15aから軸方向に沿って後側に少し延びる薄肉部15cとからなる固定小筒15が同軸かつ一体的に取り付けられている(固定されている)。そして、固定小筒15の孔にはロッド13の後端側が同軸で挿通されている。また、固定小筒15の厚肉部15aの前側面とフランジ14との間には、ロッド13に通された強力な圧縮バネ17が介設されていて、圧縮バネ17によりロッド13が前進方向(先端側)へ常に付勢された構成となっている。ただ、ロッド13はフランジ14が前側円筒11の内側に設けられたストッパープレート18に当たったところ(図2に示した状態)以上に前進しない構成となっている。
【0023】
さらに、後側円筒12の内側では、固定小筒15の後側においてスライド小筒16が軸方向に移動可能に内挿配設されている。このスライド小筒16の後端面部16aがラッチ解除用ボタンとなっている。また、固定小筒15の後端には可動小ピース19が軸方向に移動可能に嵌め込まれており、かつ可動小ピース19とスライド小筒16の内面側との間に圧縮バネ20が介設されている。そして、スライド小筒16は圧縮バネ20により常に後退方向へ付勢された構成となっている。ただ、スライド小筒16は後退方向へ付勢されていても、ストッパーピース12Aに当たる位置以上には後退しない構成となっている。
【0024】
また、固定小筒15の後端段落部には周方向に貫通する小孔15dが形成されている。各小孔15dにラッチボール21がそれぞれ嵌め込まれていて、スライド小筒16の前端部内面がラッチボール21の先に進出する。そして、圧縮バネ20による付勢力によってスライド小筒16がラッチボール21と係止することにより、スライド小筒16が後退しないように構成されている。即ち、図2の状態では、スライド小筒16とラッチボール21との係止により、スライド小筒16や可動小ピース19も後側円筒12と一体化された状態にある。そして、前側円筒11に後側円筒12をネジ込んでゆけば、固定小筒15〜ラッチボール21までの部品が後側円筒12と一緒に前進するという構成になっているのである。
【0025】
一方、前側円筒11の周面寄りの位置には、正逆回転させることができるダイヤル22と、ダイヤル22の回転により軸方向に沿って往復移動する薬液送出用のシャフト23とが配設されている。図2に示す状態においてシャフト23が前進するとカートリッジ3の後内栓3aと後外栓3bとがシャフト23の前進した分だけ前方に移動するとともに、両栓3a,3bの移動した分だけ薬液がカートリッジ3から薬液送出流路7へ流れ出す構成になっている。そして、図1に示すように、前側円筒11のダイヤル22の表面には、薬液の送出量を知る為のマークMa・目盛りMbが刻まれている。ダイヤル22の回転量とシャフト23の移動量とが正比例関係にある。またシャフト23の移動量と薬液の送出量とが正比例関係にあって、薬液の送出量はダイヤル22の回転量と正比例関係にあるので、注射を実行する者は、マークMaに対する目盛りMbの移動状況を見ながら薬液の送出量がちょうど必要量となるようにダイヤル22を回すことになる。このダイヤル22とシャフト23とは、本発明における薬液送出手段に相当する。
【0026】
前述のように、噴射コンポーネント1と操作コンポーネント2とは分離しなければならない時以外は、普通、結合状態におかれるのであるが、続いて、両コンポーネント1,2を分離可能に結合する結合構造を説明する。即ち、実施例の噴射式注射器の場合、図4に示すように、操作コンポーネント2は前側円筒11の先端側に一体的に設けられた係止筒24を備えている。一方、図5に示すように、噴射コンポーネント1は後端面1Aに開口するようにして設けられた係止孔25を備えている。そして、断面円形の係止筒24を断面円形の係止孔25に差し込み係止することにより両コンポーネント1,2が結合される一方、係止筒24を係止孔25から外して抜き出すことにより両コンポーネント1,2が分離される構成となっている。なお、係止筒24と係止孔25とは、本発明における結合構造に相当する。以下、結合構造である係止筒24と係止孔25とについて具体的に説明する。
【0027】
係止筒24の外径は、係止筒24が係止孔25にきっちり嵌め合わされるよう係止孔25の内径に略一致している。そして、図4(a),(b)に示すように、係止筒24の外周面には、軸方向沿いに全長にわたって延びる直線溝24aが90°の等間隔で4つ形成されている。そして、図4(c)に示す筒基部に比較的近い位置において円周方向を完全に巡る円環溝24bが一つ形成されているのに加え、図4(d)に示すように、筒基部に接する位置において円周方向を部分的に巡るとともに1本の直線溝24aと繋がっている円弧溝24cが4つ形成されている。また、図5(a),(b)に示すように、係止孔25の内表面の開口側縁には内側へ突出するとともに溝24a〜24cに嵌まる寸法の突起25aが円周方向に沿って90°の等間隔で4つ形成されている。
【0028】
両コンポーネント1,2を結合する場合、図6(a)に示すように、係止筒24の直線溝24aが係止孔25の突起25aに向き合うよう位置を合わせてから係止筒24を係止孔25の奥へ挿入してゆく。そうすると、やがて図6(b)に示すように、円環溝24bの位置が突起25aを越えた後、図6(c)に示すように、円弧溝24cが突起25aに嵌まったところで噴射コンポーネント1の後端面1Aに操作コンポーネント2の端面2Aが当たるので係止筒24の挿入は止められる。
【0029】
そして、図6(c)の状態において、噴射コンポーネント1ないし操作コンポーネント2を円周方向に回転させて円弧溝24cにおける突起25aの位置を45°ずらせ突起25aを円弧溝24cの途切れ部24dに当接させると、各突起25aは各円弧溝24cの底面に当たって係止筒24が軸方向へ動けなくなるので、ロック状態となって両コンポーネント1,2が結合されたことになる。なお両コンポーネント1,2がロック状態になった時に、各カートリッジ収容用長孔6の1つが丁度シャフト23の先端と向き合うように溝・突起の位置・寸法が選定されている。
また、結合の時と逆の操作を行えば、係止筒24が係止孔25から外れて、両コンポーネント1,2を簡単に分離することができる。
【0030】
さらに、突起25aが円環溝24bの位置にある図6(b)に示す状態では、突起25aを円環溝24bに沿って円周方向へ向けて全周に渡って進ませることができるので、各突起25aが嵌まる直線溝24a及び円弧溝24cを変更することができる。したがって、ロック状態から図6(b)の状態に戻しておいて、各突起25aが嵌まる直線溝24a及び円弧溝24cを変更して再びロック状態にすれば、シャフト23の先端と向き合うカートリッジ収容用長孔6が変化することになる。つまり、シリンダへ薬液が送り込める位置にセットするカートリッジ3が変更できるのである。以上により、係止筒24と係止孔25とは、本発明におけるカートリッジ切換手段の機能をも備えていることになる。
【0031】
なお、噴出コンポーネント2の側にある係止孔25は、シリンダ5の後端に連通しており、結合・分離操作に伴ってピストン9がシリンダ5を出入りすることになるとともに、ロッド13の先端側の一定長さ部分も係止孔25を出入りすることになる。
【0032】
続いて、上述した噴射式注射器により針無注射を実行する時の一連の操作の流れに即して、実施例の構成をより詳しく説明する。なお、以下の説明では、既に前記のようにして噴射コンポーネント1にカートリッジ3が収容されているとともに、噴射コンポーネント1と操作コンポーネント2が結合されている図2の状態にあるものとして説明する。
【0033】
▲1▼ 針無注射を行う場合、先ず前側円筒11を一方の手で把持したまま他方の手で後側円筒12を回転させ、前側円筒11へ後側円筒12をネジ込んで前進させてゆく。そうすると、スライド小筒16はラッチボール21に係止したまま固定小筒15に引っ張られるかたちで前進してゆき、図7に示すように、やがてラッチボール21がラッチ孔15dに半ば落ち込むと同時に、圧縮バネ20で後退方向に付勢されているスライド小筒16が少し後ろに後退してラッチボール21を横から押さえ続ける形となるので、ラッチボール21がラッチ孔15dから飛び出さずに、ロッド13をラッチボール21で固定小筒15に係止させた状態が維持されることになる。
【0034】
なお、噴射コンポーネント1と操作コンポーネント2とが結合されていて、ロッド13が固定小筒15に係止していない状態では、図2に示すようにピストン9の先端はシリンダ5の前端に位置しており、シリンダ5の内には空間が生じないように構成されている。また、上記のようにロッド13をラッチボール21で固定小筒15に係止させただけでは、やはりピストン9の先端がシリンダ5の前端に位置しており、シリンダ5の内に空間は生じていない。
【0035】
▲2▼ 次に、前側円筒11を一方の手で把持したまま他方の手で後側円筒12を逆回転させて、図8に示すように、固定小筒15に係止したロッド13も引き連れて後退させながら前側円筒11から後側円筒12を退出させる。そうすると、後側円筒12と共にロッド13も圧縮バネ17の力に打ち勝って後退するので、ロッド13に連結されているピストン9も後退しピストン9の先端がシリンダ5の前端より後ろに下がり、シリンダ5の内の前側には空間が生じる。
なお、この時、シリンダ5の内に生じる空間の容積が注射する薬液の量よりも多めとなるように後側円筒12を後退させるようにする。
【0036】
▲3▼ ロッド13の後退操作に続いて、ダイヤル22を回転してシャフト23を注入する薬液の量に見合う距離だけ前進させると、図9に示すように、カートリッジ3の中の薬液が薬液送出流路7からシリンダ5内の空間へ送り込まれる。シリンダ5の内の空間の容積は注射する薬液の量よりも多めであるので、シリンダ5の空間には薬液で満たされていない部分も少しは残る。
【0037】
▲4▼ 続いて、ジェット噴射口4を上に向けた状態で薬液がジェット噴射口4から僅かに外に漏れ出るまで後側円筒12を前側円筒11の内にねじ込む。そうすると、図10に示すように、シリンダ5の内の空間は薬液で完全に満たされた状態となる。
【0038】
▲5▼ そして、ジェット噴射口4を注射箇所に押し当てておいて、ラッチ解除用ボタンとなっているスライド小筒16の後端面部16aを押す。そうすると、圧縮バネ20が押し縮められるとともにスライド円筒16が前進してラッチボール21がラッチ孔15dから飛び出すので、ロッド13と固定小筒15との係止が外れる。ロッド13と固定小筒15の係止が外れると、ロッド13は強力な圧縮バネ17の付勢力によってフランジ14がストッパープレート18に当たるところまで瞬間的(急速)に前進する。ロッド13の急速前進に伴いピストン9も急速前進するのでシリンダ5の空間の薬液が加圧されてジェット噴射口4から噴出して皮下に注入される。なお、注射が終わった段階では、噴射式注射器は最初の図2の状態に戻る。
このようにして初回(第1回目)の針無注射が終わることになる。次回(第2回目)の針無注射を行う時は上記▲1▼〜▲5▼を繰り返し行う。
【0039】
なお、噴射コンポーネント1に予備のカートリッジ3が収容されている場合、一本のカートリッジ3を使い切ると、ダイアル22を逆回転させてシャフト23を操作コンポーネント2の側へ完全に後退させておいてから、両コンポーネント1,2をロック状態から図6(b)の状態に移行させて各突起25aが嵌まる直線溝24a及び円弧溝24cを変更して再びロック状態にすることにより、シャフト23の先端と向き合うカートリッジを未使用のカートリッジ3に変更し、針無注射を続けられるようにする。
【0040】
また、噴射コンポーネント1に薬液の種類の異なるカートリッジ3が収容されている場合、例えば、朝食,昼食,夕食の30分前は速効型インスリンを注射し、就寝前は中間型インスリンを注射するというように、薬液の種類の異なるカートリッジ3を使い分ける必要がある時には、上と同様にして速効型インスリンが入っているカートリッジ3から中間型インスリンが入っているカートリッジ3に変更したり、逆に中間型インスリンが入っているカートリッジ3から速効型インスリンが入っているカートリッジ3に変更したりして適当な薬液を注射する。
【0041】
さらに、全カートリッジ3の薬液を使い切ったなどの場合は、両コンポーネント1,2を分離しておいてから、カートリッジ収容用長孔6へ新しい(未使用の)カートリッジ3を収容してから両コンポーネント1,2を再結合するか、新しいカートリッジ3が予め収容されている別のスペア用の噴射コンポーネント1を操作コンポーネント2へ結合して、注射が行えるようにする。
【0042】
以上に述べたように、実施例の噴射式注射器はカートリッジタイプであるので、針無注射を行う度に別体の薬液バイアルから注射器内に薬液を吸引する操作が不要である。また、注射器または薬液バイアルの何れか一方だけを携帯して他方を携帯し忘れることもなくなる。さらに、予備のカートリッジ3や違う薬液の入っているカートリッジ3が一度に収容装填できるので、カートリッジの薬液が途中で切れたり、或いは、種類の違う薬液が必要な場合でも、予備のカートリッジや種類の違う薬液の入っているカートリッジをシリンダへ薬液が送り込める位置にセットして速やかに対応できる。
【0043】
また、実施例の噴射式注射器の場合、複数のカートリッジ3の一体的な装填・離脱が噴射部と操作部との結合・分離操作だけで一挙に行えるので、例えば、複数本のカートリッジ3が収容されている噴射コンポーネント1だけを予め準備しておき、古い噴射コンポーネント1を新しい噴射コンポーネント1に付け替えるだけでカートリッジ3を迅速に交換するというようなことが可能となる。さらに噴射コンポーネント1を使い捨て方式にしてカートリッジ交換を非常に容易にすることも可能となる。噴射コンポーネント1が使い捨て方式である場合、或る期間が経過する毎に新しい噴射コンポーネント1に更新されるので、薬液送出流路7の目詰まりや噴射コンポーネント1の汚損の心配が少なくなる。
【0044】
さらに、噴射コンポーネント1が透明材料からなる場合には、シリンダ5への薬液充填状況やカートリッジ3の中の薬液残量を常に目で確かめることができるので非常に便利である。
加えて、実施例の噴射式注射器の場合、シリンダ5へ薬液が送り込める位置にセットされたカートリッジ3を他のカートリッジ3に切り換えるだけで、噴射コンポーネント1に複数本のカートリッジを全て収容したままで噴射コンポーネント1に収容されている複数本のカートリッジ3の間でカートリッジを簡単に変えることができる。
【0045】
この発明は上記実施の形態に限られることはなく、下記のように変形実施することができる。
(1)実施例の噴射式注射器の場合、噴射コンポーネント1に収容されているカートリッジは全て薬液送出流路7を介してシリンダ5と繋がっていたが、噴射コンポーネント1に収容されているカートリッジのうち1本だけが薬液送出流路7を介してシリンダ5と繋がっており、他のカートリッジは薬液送出流路が接続されておらず、単に予備のカートリッジとして収容されているだけで、予備のカートリッジを使用する時は、予備のカートリッジをカートリッジ収容用長孔6からいったん取り出して使用済のカートリッジと取り替える構成の噴射式注射器が、変形例として挙げられる。
【0046】
(2)実施例の噴射式注射器の場合、噴射コンポーネント1に収容されているカートリッジの数は4本であったが、噴射コンポーネント1に収容されているカートリッジの数は2本以上であればよく特定の本数に限定されない。
【0047】
(3)実施例の噴射式注射器の場合、ピストンは操作コンポーネント2の側に設けられていたが、ピストンは噴射コンポーネント1の側に設けられていてもよい。噴射コンポーネント1が使い捨て方式の場合には、ピストンは噴射コンポーネント1の側に設けられている方が衛生面の上で好ましい。
【0048】
(4)実施例の噴射式注射器では、ダイアル22とシャフト23とからなる薬液送り込み機構がひとつだけ設けられている構成であったが、薬液送り込み機構が複数個、例えば各カートリッジそれぞれに1個ずつ設けられている構成であってもよい。
【0049】
(5)実施例の場合、シリンダ5に送り込まれる薬液が1種類であったが、シリンダ5へ複数種類の薬液が送り込まれて混合された後、注射されるようであってもよい。この場合、ダイアル22とシャフト23からなる薬液送り込み機構が複数のカートリッジ3に対して設けられていれば、複数種類の薬液を速やかにシリンダ内へ送り込むことができる。
【0050】
(6)実施例では、薬液としてインスリンを例示したが、この発明が対象とする薬液はインスリンに限らないことは言うまでもない。
【0051】
【発明の効果】
以上に述べたように、請求項1の発明の噴射式注射器によれば、注射器と薬液容器とが一体化されるカートリッジタイプであるので、針無注射の度に別体の薬液バイアルから注射器内に薬液を吸引する操作が不要である。また、注射器または薬液バイアルの何れか一方だけを携帯して他方を携帯し忘れることもない。さらに、複数本のカートリッジが収容できるとともに、収容されたカートリッジをシリンダへ薬液が送り込める位置にセットすることができる構成となっていて、予備のカートリッジ或いは種類の違う薬液の入っているカートリッジも注射器に一体的に装填させることができるので、カートリッジの薬液が途中で切れたり、或いは、種類の違う薬液が必要な場合でも、予備のカートリッジや種類の違う薬液の入っているカートリッジをシリンダへ薬液が送り込める位置にセットして速やかに対応することができ、使用者にとって非常に便利な針無注射方式を提供することができる。
【0052】
さらに、複数のカートリッジの一体的な装填・離脱が噴射部と操作部との結合・分離操作だけで一挙に行える構成となっており、例えば、カートリッジ収容部に複数本のカートリッジが収容されている噴射部だけを予めスペアとして準備しておき、古い噴射部を新しい噴射部に付け替えるだけでカートリッジを迅速に交換するというようなことが可能となる。さらに噴射部を使い捨て方式にしてカートリッジ交換を非常に容易にすることも可能となるので、より便利な針無注射方式を提供することができる。
【0053】
さらに、カートリッジ収容部に全てのカートリッジを収容したままでシリンダへ薬液が送り込める位置にセットされたカートリッジを他のカートリッジに変更できる構成となっており、カートリッジ収容部に収容されている複数本のカートリッジの間で使用するカートリッジを簡単に変えられるので、より便利な針無注射方式を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の噴射式注射器の外観を示す平面図である。
【図2】実施例の噴射式注射器の内部を示す組立断面図である。
【図3】実施例の噴射式注射器の内部を示す分解断面図である。
【図4】実施例の注射器のコンポーネント同士の結合構造の操作コンポーネント側の 構成を示す説明図である。
【図5】実施例の注射器のコンポーネント同士の結合構造の噴射コンポーネント側の 構成を示す説明図である。
【図6】実施例の注射器のコンポーネント同士の結合過程を示す模式図である。
【図7】実施例の注射器におけるロッドのラッチ状況を示す断面図である。
【図8】実施例の注射器におけるロッドとピストンの後退状況を示す断面図である。
【図9】実施例の注射器における薬液送出状況を示す断面図である。
【図10】実施例の注射器におけるシリンダ内の薬液充填状況を示す断面図である。
【符号の説明】
1 …噴射コンポーネント
2 …操作コンポーネント
3 …カートリッジ
4 …ジェット噴射口
5 …シリンダ
6 …カートリッジ収容用長孔
7 …薬液送出流路
13 …ロッド
22 …ダイアル
23 …シャフト
24 …係止筒
24a …直線溝
24b …環状溝
24c …円弧溝
25 …係止孔
25a …突起
Claims (1)
- 注射器の先端に設けられたジェット噴射口と、前記ジェット噴射口に連通するシリンダと、薬液が入っているカートリッジを収容するカートリッジ収容部とを有する噴射部と、
前記シリンダ内を前進及び後退するピストンと、
を備え、
前記ピストンの後退により生じた前記シリンダ内の空間へ前記カートリッジ収容部に収容されたカートリッジから薬液が送り込まれるとともに、前記シリンダ内の空間に送り込まれた薬液が前記ピストンの前進により前記ジェット噴射口から噴出するように構成された噴射式注射器において、
前記カートリッジ収容部は、複数本のカートリッジが収容できるとともに、収容されたカートリッジを前記シリンダへ薬液が送り込める位置にセットすることができる構成となっており、
前記ピストンの前進・後退を行うピストン移動手段部と、カートリッジの薬液をシリンダへ送り出すシャフトを有する薬液送出手段とを備えた操作部とからなり、
カートリッジ収容部に複数本のカートリッジが収容されている前記噴射部と前記操作部とを分離可能に結合する結合構造が前記噴射部と前記操作部との間に備わっており、
前記カートリッジ収容部に複数本のカートリッジを全て収容した状態において前記シリンダへ薬液が送り込める位置にセットされたカートリッジを他のカートリッジに取り替える構成をも備えている噴射式注射器。
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