JP2021002401A - 共有に係る産業財産権を維持するために必要な費用支払いを管理する管理方法、管理装置、および管理装置で実行されるプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
特許権が維持される。
顧客から依頼された産業財産権を維持するために必要な費用支払いを管理する管理方法であって、
前記顧客から依頼された前記産業財産権を維持するために必要な費用の支払期限日を算出するために必要な書誌情報を含む書誌データベースと、
前記書誌データベースにアクセス可能な処理装置とを有する管理装置に、
前記書誌データベースに基づいて、前記費用の支払期限日を取得する期限日取得工程と、
前記支払期限日の所定期間前となった前記産業財産権について、前記支払期限日を前記顧客に通知し前記費用の支払いの要否を問い合わせる期限日通知工程と、
前記顧客からそれぞれ前記費用支払いの要否の回答を受領する回答受領工程と、
共有に係る前記産業財産権について、各々の前記回答を、共有に係る前記産業財産権に関する前記全ての顧客に通知する回答通知工程を実行させる管理方法が提供される。
顧客から依頼された産業財産権を維持するために必要な費用の支払いを管理するための管理装置であって、
前記顧客から依頼された前記産業財産権を維持するために必要な費用の支払期限日を算出するために必要な書誌情報を含む書誌データベースと、
前記書誌データベースにアクセス可能な処理装置とを有し、
前記処理装置は、
前記書誌データベースに基づいて、前記費用の支払期限日を取得する期限日取得工程と、
前記支払期限日の所定期間前となった前記産業財産権について、前記支払期限日を前記顧客に通知し前記費用の支払いの要否を問い合わせる期限日通知工程と、
前記顧客からそれぞれ前記費用支払いの要否の回答を受領する回答受領工程と、
共有に係る前記産業財産権について、各々の前記回答を、共有に係る前記産業財産権に関する前記全ての顧客に通知する回答通知工程を実行する管理装置が提供される。
顧客から依頼された産業財産権を維持するために必要な費用の支払いを管理する管理装置で実行可能なプログラムであって、
前記管理装置は、
前記顧客から依頼された前記産業財産権を維持するために必要な費用の支払期限日を算出するために必要な書誌情報を含む書誌データベースと、
前記書誌データベースにアクセス可能な処理装置を有し、
前記プログラムが実行されると、前記処理装置は
前記書誌データベースに基づいて、前記費用の支払期限日を取得する期限日取得工程と、
前記支払期限日の所定期間前となった前記産業財産権について、前記支払期限日を前記顧客に通知し前記費用の支払いの要否を問い合わせる期限日通知工程と、
前記顧客からそれぞれ前記費用支払いの要否の回答を受領する回答受領工程と、
共有に係る前記産業財産権について、各々の前記回答を、共有に係る前記産業財産権に関する前記全ての顧客に通知する回答通知工程を実行するプログラムが提供される。
図1は、本発明の第一実施形態に係る管理装置1を示すブロック図である。管理装置1は、顧客から依頼された産業財産権を維持するために必要な費用の支払いを管理するための装置である。管理装置1は、年金管理会社が所有している。図1に示すように、管理装置1は、複数の顧客の端末6とインターネットを介して接続されている。
顧客データベース4にアクセス可能に接続されている。
例えば、法令データベース3は、日本国の特許権について、起算日は特許権の設定の登録の日であり、起算日から1年毎に費用支払いの期限を迎え、
平成16年4月1日以降に審査請求をした出願について、
第1年から第3年までは、毎年2,100円に1請求項につき200円を加えた額、
第4年から第6年までは、毎年6,400円に1請求項につき500円を加えた額、
第7年から第9年までは、毎年19,300円に1請求項につき1,500円を加えた額、
第10年から第25年までは、毎年55,400円に1請求項につき4,300円を加えた額、といったことを記憶している。
このような処理に代えて、月に一度、支払期限日が現在から所定期間内である産業財産権
(例えば現在から5か月先から6か月先までの一月の間に支払期限日が属する産業財産権)を抽出する処理をしてもよい。
図4の(a)、図5の(a)、図6の(a)、図7の(a)、図8の(a)は、顧客A向けの表示画面である。
図4の(b)、図5の(b)、図6の(b)、図7の(b)、図8の(b)は、顧客B向けの表示画面である。
図4の(c)、図5の(c)、図6の(c)、図7の(c)、図8の(c)は、顧客C向けの表示画面である。
図4の(d)は、顧客A向けのサブ画面の表示画面である。図5の(d)は、顧客B向けのサブ画面の表示画面である。図6の(d)は、顧客C向けのサブ画面の表示画面である。図8の(d)は、顧客B向けのサブ画面の表示画面である。
各々の産業財産権について、費用の支払いの要否の回答を受領する。図4の(d)に示すように、例えば、顧客Aは「納付要」のボタンまたは「納付不要」のボタンを選択して押すことで、年金管理会社に回答を送信することができる。なお、図4の(d)では、顧客A向けの画面のみを表示しているが、顧客B,Cの端末にも同様の画面を表示させる。図4の(d)の画面は、例えば図4の(a)の画面でユーザ(顧客Aの担当者)が貴社番号P45678の産業財産権を選択すると表示されるサブ画面とすることができる。
顧客Aからの回答が支払要の場合(弊社番号001,0003)、処理装置5は支払処理を実行する(step07)。例えば、年金管理会社は、特許庁へ必要な費用を支払い、支払いが完了したら処理装置5が支払完了通知を顧客Aへ通知する。
顧客Aからの回答が支払不要の場合(弊社番号002)、処理装置5は不払処理を実行する(step08)。例えば、処理装置5は、書誌データベース2から支払不要とされた産業財産権に支払不要フラグを立てて、その産業財産権を管理対象から除外する。
本実施形態に係る管理装置1はさらに、図3に示す処理を続行することができる。図3は、図2におけるstep04がYesの場合以降の処理を示すフローチャートである。
図2における回答通知処理(step05)は、図3においてstep10〜step15の一連の処理に該当する。
図4の(a)に示したように、弊社番号004について、顧客Aには「回答」の欄に「不要」と表示する。
図4の(b)に示したように、弊社番号004について、顧客Bには「共有先回答」の欄のAに「不要」と表示する。
図4の(c)に示したように、弊社番号004について、顧客Cには「共有先回答」の欄のAに「不要」と表示する。
顧客Cは未回答であることを通知する。
図5の(a)に示したように、弊社番号004について、顧客Aには「回答」の欄に「不要」と表示し、「共有先回答」の欄のBに「要」と表示する。
図5の(b)に示したように、弊社番号004について、顧客Bには「回答」の欄に「要」と表示し、「共有先回答」の欄のAに「不要」と表示する。
図5の(c)に示したように、弊社番号004について、顧客Cには「共有先回答」の欄のAに「不要」と表示し、「共有先回答」の欄のBに「要」と表示する。
図6の(a)に示したように、弊社番号004について、顧客Aには「回答」の欄に「不要」と表示し、「共有先回答」の欄のBに「要」と表示し、「共有先回答」の欄のCに「不要」と表示する。
図6の(b)に示したように、弊社番号004について、顧客Bには「回答」の欄に「要」と表示し、「共有先回答」の欄のAに「不要」と表示し、「共有先回答」の欄のCに「不要」と表示する。
図6の(c)に示したように、弊社番号004について、顧客Cには「回答」の欄に「不要」と表示し、「共有先回答」の欄のAに「不要」と表示し、「共有先回答」の欄のBに「要」と表示する。
図3に戻り、共有に係る産業財産権の全ての顧客から回答を受領すると、処理装置5は、全ての顧客の回答が一致しているか否かを判定する(step16)。
弊社番号004について、2016年5月11日の時点で、顧客A,B,Cの回答が一致していない(step16:No)。そこで、処理装置5は、現時点が最終回答期限以前か否かを判定する(step17)。
処理装置5は、step22として最終処理を実行する。最終処理とは、例えば、顧客A〜Cと年金管理会社とがあらかじめ契約により処理内容を決めておいた処理とすることができる。例えば、少なくとも一人の回答が「要」であった場合には支払処理をする、あるいは、少なくとも一人の回答が「不要」であった場合には不払い処理をする、あるいは、
多数意見に従うなどの処理をあらかじめ定めておき、最終回答期限までに回答が一致しない場合には、管理装置は最終処理を実行する。
処理装置5は、図6に示した画面において回答が一致しなかった弊社番号004をハイライト表示してもよい。
なお、上述した第一実施形態では、回答通知工程において、顧客から回答を受領する度に、受領した回答を全ての共有権者に通知する例を説明したが、本発明はこれに限られない。図9は、本発明の第二実施形態に係る管理方法のフローチャートである。図9は、図2において回答のあった産業財産権が共有であった場合(step04:Yes)以降に実行する処理を示している。以降の説明においても、上記第一実施形態と同様に、弊社番号004について顧客A,B,Cがこの順に回答したとする。
顧客A,Bのそれぞれの回答を、顧客A,B,Cの全員に通知する(step38)。さらに、処理装置5は、回答が不一致である旨および支払期限日を顧客A,Bに通知し、年金の支払いの要否を再び問い合わせる(step39)。
顧客A,Bの回答を他の顧客Cに通知することなく、顧客Cの回答を待つ。処理装置5が、顧客Cの回答を受領すると(step34)、顧客A〜Cの回答が一致しているか否かを判定する(step35)。
さらに、処理装置5は、一致した回答が支払要であるか否かを判定する(step37)。一致した回答が「支払要」であれば(step37:Yes)、先に説明した支払処理(step08)を実行し、一致した回答が「支払不要」であれば(step37:No)、先に説明した不払処理(step07)を実行する。
一人目とは、顧客が法人であった場合には一社目と読み替える。
なお、上述した第一実施形態および第二実施形態においては、顧客から回答を受領する度に処理装置5が処理する例を説明したが、本発明はこれに限られない。図10は本発明の第三実施形態に係る管理方法のフローチャートである。図10は、図2において回答のあった産業財産権が共有であった場合(step04:Yes)以降に実行する処理を示している。
年金の支払いの要否を再び問い合わせる(step55)。
さらに、処理装置5は、一致した回答が支払要であるか否かを判定する(step53)。一致した回答が「支払要」であれば(step53:Yes)、先に説明した支払処理(step07)を実行し、一致した回答が「支払不要」であれば(step53:No)、先に説明した不払処理(step07)を実行する。
年金管理会社が顧客から産業財産権の費用の支払い業務を受託したときに、費用の支払期限日を算出するために必要な書誌事項を書誌データベース2に入力した後に、処理装置5によって法令データベースなどを用いて次回の支払い期限日を算出させ、算出された費用の支払期限日を書誌データベース2に格納しておく。
2 書誌データベース
3 法令データベース
4 顧客データベース
5 処理装置
6 顧客の端末
Claims (17)
- 顧客から依頼された産業財産権を維持するために必要な費用支払いを管理する管理方法であって、
前記顧客から依頼された前記産業財産権を維持するために必要な費用の支払期限日を算出するために必要な書誌情報を含む書誌データベースと、
前記書誌データベースにアクセス可能な処理装置とを有する管理装置に、
前記書誌データベースに基づいて、前記支払期限日を取得する期限日取得工程と、
前記支払期限日の所定期間前となった前記産業財産権について、前記支払期限日を前記顧客に通知し前記費用の支払いの要否を問い合わせる期限日通知工程と、
前記顧客からそれぞれ費用支払いの要否の回答を受領する回答受領工程と、
共有に係る前記産業財産権について、各々の前記回答を、共有に係る前記産業財産権に関する全ての前記顧客に通知する回答通知工程とを実行させる管理方法。 - 前記回答通知工程において、前記顧客から回答を受領する度に、受領した前記回答を前記全ての顧客に通知する請求項1に記載の管理方法。
- 前記回答通知工程において、二人目以降の回答を受領する度に、二人目以降の回答が一人目の回答と一致するかを判定し、不一致の場合に各々の前記回答を前記全ての顧客に通知する請求項1に記載の管理方法。
- 前記回答通知工程において、全ての回答を受領した後に各々の回答が一致か不一致かを判定し、不一致の場合に各々の前記回答を前記全ての顧客に通知する請求項1に記載の管理方法。
- 前記産業財産権に関する前記全ての顧客の回答が一致するまで、前記回答受領工程と前記回答通知工程を繰り返し実行する、請求項1から4のいずれか一項に記載の管理方法。
- 共有の前記産業財産権について受領した回答が不一致である場合に、回答が不一致である旨および前記支払期限日を前記顧客に通知し、前記費用の支払いの要否を再び問い合わせる再問合わせ工程とを有する請求項1から5のいずれか一項に記載の管理方法。
- 前記再問合わせ工程の後に前記顧客から受領した再回答を、以前に受領した前記回答の履歴とともに、共有に係る前記産業財産権に関する前記全ての顧客に通知する請求項6に記載の管理方法。
- 共有の前記産業財産権について受領した回答が一致した場合に、回答が一致した旨を前記顧客に通知する一致通知工程を有する請求項6または7に記載の管理方法。
- 前記回答通知工程において、二人目以降の回答を受領する度に、二人目以降の回答が一人目の回答と一致するかを判定し、一人目の回答と異なる回答を受領したときに、前記再問合わせ工程を実行する請求項6から8のいずれか一項に記載の管理方法。
- 全ての回答を受領した後に、各々の回答が一致か不一致かを判定し、前記再問合わせ工程または前記一致通知工程を実行する請求項8に記載の管理方法。
- 前記回答通知工程において、各々の前記回答を回答日時と共に通知する請求項1から10のいずれか一項に記載の管理方法。
- 前記再問合わせ工程において、各々の前記回答を回答日時と共に通知する請求項6に記載の管理方法。
- 前記支払期限日の所定期間前の最終回答期限まで、前記回答受領工程と前記回答通知工程を繰り返し実行し、
前記最終回答期限の後に、前記回答が不一致であった場合に、前記顧客とあらかじめ契約により処理内容を定めた最終処理を実行する請求項1から12のいずれか一項に記載の管理方法。 - 前記回答通知工程において、前記顧客から回答を受領する度に、受領済みの全ての回答を前記全ての顧客に通知する請求項2に記載の管理方法。
- 前記回答通知工程において、前記顧客から回答を受領する度に、回答を受領していない前記顧客からは回答を受領していない旨を前記全ての顧客に通知する請求項14に記載の管理方法。
- 顧客から依頼された産業財産権を維持するために必要な費用の支払いを管理するための管理装置であって、
前記顧客から依頼された前記産業財産権を維持するために必要な費用の支払期限日を算出するために必要な書誌情報を含む書誌データベースと、
前記書誌データベースにアクセス可能な処理装置とを有し、
前記処理装置は、
前記書誌データベースに基づいて、前記費用の支払期限日を取得する期限日取得工程と、
前記支払期限日の所定期間前となった前記産業財産権について、前記支払期限日を前記顧客に通知し前記費用の支払いの要否を問い合わせる期限日通知工程と、
前記顧客からそれぞれ費用支払いの要否の回答を受領する回答受領工程と、
共有に係る前記産業財産権について、各々の前記回答を、共有に係る前記産業財産権に関する前記全ての顧客に通知する回答通知工程とを実行する管理装置。 - 顧客から依頼された産業財産権を維持するために必要な費用の支払いを管理する管理装置で実行可能なプログラムであって、
前記管理装置は、
前記顧客から依頼された前記産業財産権を維持するために必要な費用の支払期限日を算出するために必要な書誌情報を含む書誌データベースと、
前記書誌データベースにアクセス可能な処理装置とを有し、
前記プログラムが実行されると、前記処理装置は
前記書誌データベースに基づいて、前記支払期限日を取得する期限日取得工程と、
前記支払期限日の所定期間前となった前記産業財産権について、前記支払期限日を前記顧客に通知し前記費用の支払いの要否を問い合わせる期限日通知工程と、
前記顧客からそれぞれ費用支払いの要否の回答を受領する回答受領工程と、
共有に係る前記産業財産権について、各々の前記回答を、共有に係る前記産業財産権に関する全ての前記顧客に通知する回答通知工程とを実行する管理をするためのプログラム。
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