JP2021000797A - 繊維製品を製造する方法、及び接着剤付繊維基材 - Google Patents

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Ryosuke Yamato
亮介 大和
耕祐 横山
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耕祐 横山
崇司 川守
Takashi Kawamori
崇司 川守
卓也 今井
Takuya Imai
卓也 今井
翔太 青柳
Shota Aoyagi
翔太 青柳
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Abstract

【課題】熱可塑性ホットメルト接着剤を用いて繊維基材同士を接着して繊維製品を製造する場合において、所望の接着領域からの接着剤のはみ出しを抑制すること。【解決手段】第1の繊維基材1及び第2の繊維基材2を有する繊維製品3を製造する方法が開示される。当該方法は、第1の繊維基材1に加熱溶融した熱可塑性ホットメルト接着剤を塗布し、それにより第1の繊維基材1上に接着剤層4を形成する工程と、接着剤層4を冷却固化する工程と、接着剤層4の少なくとも一部を加熱溶融させながら、接着剤層4を介して第1の繊維基材1に第2の繊維基材2を貼り合わせる工程と、第1の繊維基材1と第2の繊維基材2との間に挟まれた接着剤層4を冷却固化する工程と、をこの順に備える。【選択図】図1

Description

本発明は、繊維製品を製造する方法、及び接着剤付繊維基材に関する。
無縫製衣服のような繊維製品を製造するために、熱可塑性ホットメルト接着剤が用いられることがある(例えば、特許文献1)。熱可塑性ホットメルト接着剤を用いる場合、一般に、加熱溶融した熱可塑性ホットメルト接着剤が一方の被着体に塗布され、塗布された熱可塑性ホットメルト接着剤が冷却固化する前に、速やかに他方の被着体が貼り合わられる。次いで接着剤を冷却固化することによって、被着体同士が接着される。
特開平10−088097号公報
熱可塑性ホットメルト接着剤を用いて繊維基材同士を接着したときに、過剰に流動した接着剤が所望の接着領域からはみ出すことがあった。接着剤が過度に広い領域に広がると、繊維製品の衣服としての着心地が損なわれることがある。また、繊維基材の端部から接着剤がはみ出すこともある。
そこで、本発明は、熱可塑性ホットメルト接着剤を用いて繊維基材同士を接着して繊維製品を製造する場合において、所望の接着領域からの接着剤のはみ出しを抑制する方法を提供する。
本発明の一側面は、第1の繊維基材及び第2の繊維基材を有し、これらが互いに接着されている、繊維製品を製造する方法を提供する。この方法は、前記第1の繊維基材に加熱溶融した熱可塑性ホットメルト接着剤を塗布し、それにより前記第1の繊維基材上に接着剤層を形成する工程と、前記接着剤層を冷却固化する工程と、前記接着剤層の少なくとも一部を加熱溶融させながら、前記接着剤層を介して第1の繊維基材に前記第2の繊維基材を貼り合わせる工程と、前記第1の繊維基材と前記第2の繊維基材との間に挟まれた前記接着剤層を冷却固化する工程と、をこの順に備える。
本発明の別の一側面は、繊維基材と、前記戦記基材上に設けられ、熱可塑性ホットメルト接着剤からなる接着剤層と、を備える接着剤付繊維基材を提供する。前記接着剤層が、前記繊維基材に部分的にしみ込んでいてもよい。
本発明の一側面に係る方法は、熱可塑性ホットメルト接着剤を用いて繊維基材同士を接着して繊維製品を製造する場合において、所望の接着領域からの接着剤のはみ出しを抑制することができる。
繊維製品を製造する方法の一実施形態を示す模式図である。
以下、本発明のいくつかの実施形態について詳細に説明する。ただし、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。
図1は、繊維製品を製造する方法の一実施形態を示す模式図である。図1に示される方法は、第1の繊維基材1を支持体10に沿って配置する工程と(図1の(a))、第1の繊維基材1に加熱溶融した熱可塑性ホットメルト接着剤を塗布し、それにより第1の繊維基材1上に接着剤層4を形成する工程と(図1の(b))、接着剤層4を冷却固化する工程と(図1の(b))、接着剤層4の少なくとも一部を加熱溶融させながら、接着剤層4を介して第1の繊維基材1に第2の繊維基材2を貼り合わせる工程と(図1の(c)及び(d))、第1の繊維基材1と第2の繊維基材2との間に挟まれた接着剤層4を冷却固化する工程と(図1の(d))、をこの順に備える。製造される繊維製品3は、第1の繊維基材1、第2の繊維基材2、及びこれらの間に介在する接着剤層4を有する。
第1の繊維基材1及び第2の繊維基材2は、繊維を含む基材であれば特に制限されず、例えば、織物(布地等)、編物、又は不織布であることができる。不織布は紙であってもよい。第1の繊維基材1及び第2の繊維基材2は、互いに同一でも異なっていてもよい。
熱可塑性ホットメルト接着剤は、加熱により溶融し、室温で固化する接着剤であり、一般に熱可塑性樹脂を含有する。通常用いられている熱可塑性ホットメルト接着剤から任意に選択されたものを、本実施形態に係る方法のために用いることができる。熱可塑性ホットメルト接着剤は、加熱溶融した状態で第1の繊維基材1に塗布される。熱可塑性ホットメルト接着剤を溶融させるための加熱温度は、熱可塑性ホットメルト接着剤の融点以上であってもよく、より具体的には融点〜融点よりも50℃高い温度であってもよい。
熱可塑性ホットメルト接着剤は、第1の繊維基材1の表面内の所定の接着領域に塗布される。熱可塑性ホットメルト接着剤の塗布方法は、特に限定されず、ディスペンサーを用いる方法等の通常の方法を適用できる。
第1の繊維基材1上に形成される接着剤層4は、第1の繊維基材1に部分的にしみ込んでいてもよい。これにより、より強い接着強度で第1の繊維基材1と第2の繊維基材2とが接着され得る。ここで、「第1の繊維基材1に部分的にしみ込んでいる」とは、第1の繊維基材1の外側で第1の繊維基材1を覆う部分が残るように、接着剤層4が第1の繊維基材1にしみ込んでいることを意味する。第1の繊維基材1と、第1の繊維基材1上に設けられた接着剤層とを有する接着剤付繊維基材を、繊維製品製造のための中間基材として用いることができる。
接着剤層4の最小幅は、例えば1〜50mmであってもよい。接着剤層4の厚さ(第1の繊維基材1にしみ込んでいない部分の厚さ)は、0.01〜0.5mmであってもよい。
形成された接着剤層4は、第1の繊維基材1に第2の繊維基材2が貼り合わせられる前に、一旦、冷却固化される。そのために、接着剤層4は、室温付近(例えば25〜60℃)まで冷却される。ここでの冷却は、室温環境下で放冷することも含む。
接着剤層4が固化した後、接着剤層4の少なくとも一部を再度加熱溶融させながら、接着剤層4を介して第1の繊維基材1に第2の繊維基材2が貼り合わせられる。例えば、予め加熱された第2の繊維基材2からの熱によって、接着剤層4のうち第2の繊維基材2に接触した部分を加熱溶融させてもよい。接着剤層4の加熱溶融のための加熱温度は、上記の熱可塑性ホットメルト接着剤の加熱溶融のための加熱温度と同程度であることができる。接着剤層4が、第2の繊維基材2に部分的にしみ込んでもよい。第1の繊維基材1、接着剤層4及び第2の繊維基材2を有する積層体を加圧してもよい。
積層体を得た後、第1の繊維基材1と第2の繊維基材2との間に挟まれた接着剤層4が冷却固化される。これにより、第1の繊維基材1と第2の繊維基材2とが接着された繊維製品3が得られる。ここでも上記と同様に、接着剤層4は、室温付近まで冷却される。
以下、実施例を挙げて本発明についてさらに具体的に説明する。ただし、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
(実施例)
100mm×100mmのサイズを有するスパンデックス織物(東レ・オプロンテックス株式会社製、ライクラ(登録商標))を2枚準備し、これらを第1の繊維基材及び第2の繊維基材として用いて以下の接着試験を行った。
シリンジ容器(武蔵エンジニアリング株式会社製、商品名「PSY−30E」)に、内径0.25mmの精密ノズル(武蔵エンジニアリング株式会社製、商品名「SHN−0.25N」)を取り付けた。次いで、シリンジ容器に熱可塑性ホットメルト接着剤(融点100℃)を、110℃で加熱溶融させながら充填した。熱可塑性ホットメルト接着剤が充填されたシリンジ容器を、110℃に予め加熱されたディスペンサー(武蔵エンジニアリング株式会社製、商品名「SHOTMASTER 200DS」)に装着した。ディスペンサーによって、加熱溶融した熱可塑性ホットメルト接着剤を、第1の繊維基材の端部に塗布し、それにより幅5mm、長さ50mm、厚み0.1mmの接着剤層を第1の繊維基材上に形成した。形成された接着剤層の一部が第1の繊維基材の内部にしみ込んでいた。
室温環境下で放冷することにより、被着体に付着した接着剤層を冷却固化させた。接着剤層の温度が室温以下まで低下したことを赤外線放射温度計(株式会社エー・アンド・デイ製、商品名「AD-5635」)を用いて確認した。
続いて、予め110℃に加熱された第2の繊維基材を、接着剤層を介して第1の繊維基材に貼り合わせた。繊維基材同士を貼り合わせている間、第2の繊維基材からの熱によって接着剤層の一部が加熱溶融した。得られた積層体を室温環境下で放冷し、それにより、第1の繊維基材と第2の繊維基材とが冷却固化された接着剤層によって接着された接着体を得た。この接着体の端部から接着剤のはみ出しがないことを目視で確認した。
(比較例)
実施例と同様の繊維基材及び熱可塑性ホットメルト接着剤を用いて接着試験を行った。第1の繊維基材に熱可塑性ホットメルト接着剤を塗布し、形成された接着剤層が冷却固化する前に、直ちに接着剤層を介して第1の繊維基材に第2の繊維基材を貼り合わせた。得られた積層体を室温環境下で放冷し、それにより、第1の繊維基材と第2の繊維基材とが冷却固化された接着剤層によって接着された接着体を得た。この接着体の端部からは、相当量の接着剤がはみ出していた。
1…第1の繊維基材、2…第2の繊維基材、3…繊維製品、4…接着剤層。

Claims (5)

  1. 第1の繊維基材及び第2の繊維基材を有し、これらが互いに接着されている、繊維製品を製造する方法であって、
    前記第1の繊維基材に加熱溶融した熱可塑性ホットメルト接着剤を塗布し、それにより前記第1の繊維基材上に接着剤層を形成する工程と、
    前記接着剤層を冷却固化する工程と、
    前記接着剤層の少なくとも一部を加熱溶融させながら、前記接着剤層を介して第1の繊維基材に前記第2の繊維基材を貼り合わせる工程と、
    前記第1の繊維基材と前記第2の繊維基材との間に挟まれた前記接着剤層を冷却固化する工程と、
    をこの順に備える、繊維製品を製造する方法。
  2. 前記接着剤層を介して第1の繊維基材に前記第2の繊維基材を貼り合わせる工程において、予め加熱された前記第2の繊維基材からの熱によって、前記接着剤層の少なくとも一部を加熱溶融させる、請求項1に記載の方法。
  3. 前記第1の繊維基材に加熱溶融した熱可塑性ホットメルト接着剤を塗布し、それにより前記第1の繊維基材に部分的にしみ込んだ前記接着剤層を形成する、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 繊維基材と、前記繊維基材上に設けられ、熱可塑性ホットメルト接着剤からなる接着剤層と、を備え、
    前記接着剤層が前記繊維基材に部分的にしみ込んでいる、
    接着剤付繊維基材。
  5. 第1の繊維基材及び第2の繊維基材を有し、これらが互いに接着されている、繊維製品を製造する方法であって、
    前記第1の繊維基材としての、請求項4に記載の接着剤付繊維基材の前記繊維基材に、前記接着剤層の少なくとも一部を加熱溶融させながら、前記接着剤層を介して第2の繊維基材を貼り合わせる工程と、
    前記第1の繊維基材と前記第2の繊維基材との間に挟まれた前記接着剤層を冷却固化する工程と、をこの順に備える、繊維製品を製造する方法。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002013079A (ja) * 2000-06-27 2002-01-18 Sankuria Kk 表裏2層の複合生地とその製造方法
JP2015038263A (ja) * 2013-08-19 2015-02-26 アモグリーンテク カンパニー,リミテッド 透湿防水生地およびその製造方法
JP2017222969A (ja) * 2016-06-09 2017-12-21 株式会社金星 無縫製衣服

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