JP2021000355A - 血液浄化システム - Google Patents

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岡崎 勉
Tsutomu Okazaki
勉 岡崎
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Abstract

【課題】透析の実施状況によって洗浄・消毒条件を変える場合に、中央管理サーバから一括で、洗浄工程を主導する供給装置の洗浄動作に関するパラメータを変更可能としたシステムを提供する。さらに、突発的な事故による装置停止によって洗浄方法を変更しなければならない場合に、迅速に容易に対応を決定することが可能な血液浄化システムを提供する。【解決手段】複数の透析装置と、該透析装置へ透析液を供給する供給装置と、該供給装置および前記透析装置との間で情報を送信および受信する中央管理サーバとからなり、前記供給装置が、前記中央管理サーバから送信される前記情報に基づいて自身の洗浄動作を変更することを特徴とする血液浄化システム。【選択図】図1

Description

本発明は、患者の血液を浄化する血液浄化治療を施すための血液浄化システムに関し、特にシステム内の装置を管理する中央管理サーバを備える血液浄化システムに関する。
多人数用透析液供給システム(CDDS;Central Dialysate Delivery System)における血液浄化システムは、医療施設の機械室に設置される供給装置と、治療室のそれぞれの患者のベッドサイドに設置される供給装置とを含み、数十人分の患者のための透析液を一度に大量に作製するシステムであり、国内の透析施設では主流となっている。
このような血液浄化システムの中には、医療スタッフによって任意の場所に設置され、システム内の装置との間で様々な情報を送受信する中央管理サーバを備えるものもある。中央管理サーバによって、治療中の患者の生体情報やシステム内の装置の稼働状況などを居ながらにして把握できることから、医療スタッフの負荷が大幅に軽減される。
中央管理サーバには患者情報や生体情報、装置情報などを表示するだけでなく、中央管理サーバとシステム内の装置との緊密な情報のやり取りによって、より安全で適切な透析治療を実現すべく、特許文献1のようなシステムが提案されている。
安全で質の高い透析治療を実現するための良好な血液浄化システムにおいては、システムの清浄化は重要な課題である。患者の血液を体外へ取り出して浄化したあと、再び患者の体内に戻す透析治療にとって、血液浄化器内で血液と接する透析液が汚染された場合、重篤な事態を招く恐れがあるが、透析治療自体が血液中の有害物を除去するものであることから、タンパク質や脂質などの有機物や炭酸カルシウムなどの無機物が、システム内の流路に付着することは避けられない。このような付着物が細菌が繁殖しやすい環境をつくらないように、透析治療終了後はできるだけ早く付着物を除去して、さらに細菌の繁殖を抑える消毒処理を施さなければならない。
透析治療による血液浄化システム内流路の付着物は、透析液や透析液排液の量や接触していた時間に比例して増加すると考えられるが、血液浄化システムの洗浄は、清浄水や酢酸や次亜塩素酸ナトリウムを清浄水で希釈した洗浄液を、システムの最上流から下流へ流すという方法で行われているため、全ての患者の透析治療が終了してはじめて洗浄工程が実施できることになり、システム内の複数の透析装置の中には、透析終了後も長時間透析液を内部に貯留した状態で放置されるものもあり、このような場合は通常よりも入念な洗浄・消毒がなされることが望ましい。
特開2015−123182号公報
ところが、従来の血液浄化システムにおいては、薬液の希釈率や洗浄時間や洗浄液封入時間などの洗浄動作に関わるパラメータは、装置ごとに予め設定した固定値が入力されるので、透析治療の実施状況を考慮して洗浄液の希釈率を下げたり、洗浄時間を長めにするなどの調整を迅速に行うことはできなかった。
また、突発的な事故によって透析が中断し、その中断によって次回の洗浄工程を変更しなければならなくなっても、各装置の工程を個別に変更せざるを得ず、迅速な対応が困難であった。事故によって停止していた事態が、翌日あるいは次回の透析治療の実施に支障を来すかどうかを瞬時に判断することも容易ではなかった。
そこで本発明の課題は、透析の実施状況によって洗浄・消毒条件を変える場合に、中央管理サーバから一括で、洗浄工程を主導する供給装置の洗浄動作に関するパラメータを変更可能としたシステムを提供すること、さらに、突発的な事故による装置停止によって洗浄方法を変更しなければならない場合に、迅速に容易に対応を決定することが可能な血液浄化システムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る血液浄化システムは、複数の透析装置と、該透析装置へ透析液を供給する供給装置と、該供給装置および前記透析装置との間で情報を送信および受信する中央管理サーバとからなり、前記供給装置が、前記中央管理サーバから送信される前記情報に基づいて自身の洗浄動作を変更することを特徴とするものからなる。このような本発明によれば、従来、供給装置ごとに入力して設定していた洗浄工程に関するパラメータを、中央管理サーバから設定および変更することができるので、医療スタッフが透析治療を行った結果、予め設定していた洗浄動作を、より入念に行う必要があると判断した場合や、時間を短縮しても構わないと判断した場合などに、設定変更が容易で迅速に行えるようになる。
本発明に係る血液浄化システムにおいて、前記情報が、前記洗浄動作で使用される薬液の種類、前記薬液の希釈率、水洗浄の時間、酸洗浄の時間、消毒時間、前記薬液の封入時間、前記洗浄動作の開始時刻および前記洗浄動作の完了時刻から選ばれる少なくとも1つを含むことが好ましい。これらの情報を中央管理サーバが送受信することにより、病院の機械室等に設置される供給装置の洗浄動作の条件を、病院の治療室等に設置された個々の透析装置からきめ細かく設定することができる。
本発明に係る血液浄化システムにおいて、前記情報が、前記透析装置または前記供給装置の異常停止を示す異常停止情報、前記停止の復旧を示す復旧情報、および前記異常停止から前記復旧までの時間を含むことが好ましい。これらの情報を中央管理サーバが送受信することにより、中央管理サーバが、異常停止から復旧までの時間に基づいて、復旧に伴って必要となり得る対処の情報(次回の洗浄工程に変更すべきパラメータが無いかどうか、あるいは次回の透析開始時刻を遅らせるべきかどうかといった情報など)を供給装置に送信することが可能となる。そして、中央管理サーバおよび供給装置に表示されたこれらの情報を見た病院スタッフは、開院時刻やスタッフの出勤時刻、診療終了時刻など、透析施設の運営上の基準時刻を必要に応じて一時的に変更するなどの適切な対応を取ることができる。
本発明によれば、供給装置ごとに入力し設定していた洗浄工程に関するパラメータを、中央管理サーバから容易かつ迅速に設定および変更することができる。
本発明の一実施態様に係る血液浄化システムの概略構成図である。 図1の血液浄化システムの洗浄工程の洗浄・消毒パターンの一例を示す模式図である。
図1は、本発明に係る血液浄化システムの構成を示す。透析施設の機械室に設置される供給装置2は、逆浸透式精製水製造装置4(以下、RO装置という)と、A粉末剤溶解装置5と、B粉末剤溶解装置6と、多人数用透析液供給装置7(以下、セントラルともいう)を含む。透析用監視装置8(以下、モニターともいう)は、透析患者ひとりに一台ずつ、ベッドサイドに設置される。
RO装置は、給水源1から受け入れた原水をRO膜で処理して、高度に清浄化したRO水を作成し、これを透析用水として、溶解装置やセントラルへ供給する。
透析用粉末剤A剤とB剤は、A粉末剤溶解装置とB粉末剤溶解装置によってRO水で希釈されたA原液とB原液が作製され、セントラルへ供給される。
セントラルは、A原液とB原液とRO水を、製薬メーカが指定する比率で混合して透析液を作製し、治療室の透析装置に供給する。
血液浄化システムの全ての装置は、中央管理サーバと通信ラインで接続され、患者情報や装置情報や治療情報を送受信する。中央管理サーバは治療室内の、全ての患者が見渡せる位置に設置されるのが一般的で、医療スタッフはひとりひとりの患者の近くへ移動することなく、治療の経過を見守ることができる。
透析治療中は、動脈側穿刺針から抜き取った患者の血液を毎分200mL程度、動脈側血液回路を介して血液浄化器(例えばダイアライザー)に導入し、血液浄化器内の半透膜を介して透析液と接触させ、機能を失った、あるいは機能が低下した腎臓に代わり、限外濾過と拡散の原理によって、血液中の老廃物や余剰水分を除去するとともに、透析液中に含まれる薬剤成分によって血液中の電解質の調整等を行った後、静脈側血液回路と静脈側穿刺針を介して浄化された血液を患者の体内に戻す。透析治療の開始から終了まで、毎分500〜800mL程度の透析液が血液浄化器に供給され続け、血中の老廃物や余剰水分等を含んだ使用済み透析液は、血液浄化システム外へ廃棄される。
透析患者は、一回約4時間の治療を、週に3回程度受けることが一般的となっており、毎日治療を受けることは無いが、透析施設は日曜日を除くほぼ毎日稼働しており、一日に複数回、透析治療を実施する場合のインターバルにおいて、あるいは翌日の透析治療開始までの間に、透析治療によるシステム内の流路への付着物を除去し、さらに細菌の繁殖を抑える処理を確実に行い、次回の透析治療に備える必要がある。
図2は、透析治療と透析治療の間に実施される洗浄工程の洗浄・消毒パターンで、工程の内容を左側から右側に向かって時系列的に示したものである。全ての患者の透析治療が終了すると、血液浄化システムの最上流のRO装置からRO水をシステムの下流に向けて流し続け、システム外へ廃棄する「後水洗」を行う。透析液や使用済み透析液に接液した流路を十分に洗浄するため、「後水洗」は例えば1時間程度実施される。
その後、付着物の除去を促進させるべく、酢酸等を用いた「酸洗浄」を行う。「酸洗浄」は、セントラルでRO水に酢酸を注入・希釈して、システム内を例えば30分程度通液させた後、酢酸希釈液をRO水で洗い流す「酸洗浄後水洗」を、例えば30分程度行う。続いて次亜塩素酸ナトリウム等をRO水で希釈した消毒液によって、例えば30分程度の「消毒洗浄」を行った後、消毒液をRO水で洗い流す「消毒後水洗」を、例えば30分程度実施して、洗浄工程が完了する。これらの各工程の組合せや順番、各工程の時間、使用する薬品の種類や希釈率などが、洗浄動作に関わるパラメータとなる。
以上の洗浄・消毒パターンは一つの例であって必ずしも統一されたものではなく、使用する洗浄薬剤や、「酸洗浄」や「消毒洗浄」の実施頻度、それぞれの通液時間などは、それぞれの透析施設が試行錯誤の結果、自らの施設における最適条件を見出して設定しているが、より高度な清浄化のために「酸洗浄」や「消毒洗浄」の時間をやみくもに延ばすことは現実的ではない。付着物が除去された後も「酸洗浄」を継続することは、システム内流路の部材が酢酸によってダメージを受けることに他ならない。しかし、不十分な洗浄によって付着物や細菌が蓄積することは許容されるものではなく、過不足の無い洗浄を行うことが唯一の解決策となる。
ここで本発明においては、血液浄化システム内の供給装置の洗浄動作に関わるパラメータを、中央管理サーバが設定可能な構成とすることから、透析中にシステム内の流路に透析液が存在していた時間が通常より長くなったり、あるいは透析治療を受けた患者数が通常より増えたり、またはシステム内の透析装置同士の終了時刻が大きくずれて、一部の透析装置が透析液を滞留したまま長時間放置されたときなど、システム内の流路の付着物の付着具合が通常と異なることが懸念された際に、中央管理サーバから洗浄動作を迅速に変更することができる。
本発明は、患者の血液を浄化する血液浄化システムに広く利用可能である。
1 給水源
2 供給装置
3 透析装置
4 逆浸透式精製水製造装置
5 A粉末剤溶解装置
6 B粉末剤溶解装置
7 多人数用透析液供給装置
8 透析監視装置
9 中央管理サーバ

Claims (4)

  1. 複数の透析装置と、該透析装置へ透析液を供給する供給装置と、該供給装置および前記透析装置との間で情報を送信および受信する中央管理サーバとからなり、
    前記供給装置が、前記中央管理サーバから送信される前記情報に基づいて自身の洗浄動作を変更することを特徴とする血液浄化システム。
  2. 前記情報が、前記洗浄動作で使用される薬液の種類、前記薬液の希釈率、水洗浄の時間、酸洗浄の時間、消毒時間、前記薬液の封入時間、前記洗浄動作の開始時刻および前記洗浄動作の完了時刻から選ばれる少なくとも1つを含む、請求項1に記載の血液浄化システム。
  3. 前記情報が、前記透析装置または前記供給装置の異常停止を示す異常停止情報、前記停止の復旧を示す復旧情報、および前記異常停止から前記復旧までの時間を含む、請求項1または2に記載の血液浄化システム。
  4. 前記中央管理サーバが、前記異常停止から前記復旧までの時間に基づいて、前記復旧に伴って必要となり得る対処の情報を前記供給装置に送信する、請求項3に記載の血液浄化システム。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012249746A (ja) * 2011-06-01 2012-12-20 Nikkiso Co Ltd 血液浄化システム
JP2015123182A (ja) * 2013-12-26 2015-07-06 東レ・メディカル株式会社 血液浄化システム

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