JP2020537068A - 掘削機のバケットおよび製造方法 - Google Patents

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Abstract

床部(11)と、側壁(16)と、少なくとも1つの機械的固定具(20)によって床部(11)および側壁(16)に取り外し可能に取り付けられている、少なくとも1つの摩耗構成要素(18)と、を含む、土工機械または運搬機械用のバケット(10)。床部(11)および側壁(16)は、少なくとも1つの摩耗構成要素(18)を介して互いに連結解除可能に連結されて、床部(11)および側壁(16)の少なくとも一部に沿って、交換可能なバケット隅縁部を形成する。【選択図】図2

Description

本明細書に記載する実施形態は、土工機械または運搬機械用のバケット、およびそのようなバケットを製造するための方法に関する。
建設業および鉱業において、土、砂、岩石、雪といった物質を移動させるために、土工機械または運搬機械、例えば掘削機が、広く使用されている。これらの用途の多くにおいて、物質の収集および輸送のために、例えば物質をトラックに積み込むまたは物質を別の場所に移動させるために、バケットが使用される。そのようなバケットは強い切削摩耗に曝されるので、バケット隅縁部を形成しているバケットの床部と側壁の間の連結部の周囲のバケットの外側表面に、摩耗構成要素(ヒール部、ヒールブロック、鋳造ヒール、コーナー、コーナーガード、コーナーシュラウド、ウェアストリップ、またはウェアプレートとしても知られている)を取り付けることが知られている。摩耗構成要素により、バケット隅縁部において追加の補強および切削耐性がもたらされ、このことによりバケットの耐用年数が延びる。
そのようなバケットを製造するとき、バケットの側壁の縁部がバケットの床部の縁部に(通常は90°の角度で)溶接されて、連結解除不可能なバケット隅縁部を形成する。次いで、溶接される縁部の外側表面の周囲で、1つまたはそれ以上の摩耗構成要素が、バケットの外側表面に連結される。摩耗構成要素はバケットに溶接される、または、ねじ、ボルト、もしくはスタッドボルトなどの機械的固定具によって連結される。
多くの場合、掘削機のバケットを製造するには耐摩耗性のある鋼が使用されるが、バケットを製造するときに使用される溶接および熱集中的な切断工程の結果、その微細構造および特性が溶接または切断工程によって変化したおよび溶融していない基材の領域である、熱影響部(HAZ)が形成される場合がある。したがって溶接および/または切断工程からの熱ならびに続く再冷却が、溶接界面の周囲の鋼に悪影響を与え、この結果、バケット隅縁部の領域においてバケットを弱化させる場合がある。
また更に、土工機械または運搬機械用のバケットは通常非常に大きく重いので、バケットの部材、例えばバケットの床部および側壁を1つに溶接しているが、これらを移動および支持することは、製造工程および修繕または保守の作業を、非常に複雑で時間のかかるものにする可能性がある。
本明細書に記載する実施形態の目的は、土工機械または運搬機械用の改善されたバケット、およびそのようなバケットを製造する改善された方法を提供することである。
この目的は、床部と、少なくとも1つの側壁と、少なくとも1つのボルトおよび/またはねじおよび/またはクイックロック機構および/またはクイックリリース機構といった少なくとも1つの機械的固定具によって床部および側壁に取り外し可能に取り付けられている、少なくとも1つの摩耗構成要素と、を含む、バケットによって達成される。バケットの床部および側壁は、少なくとも1つの摩耗構成要素を介して互いに連結解除可能に連結されて、床部および側壁の少なくとも一部に沿って交換可能なバケット隅縁部を形成する、すなわち、バケットの床部へのバケットの側壁の連結は、床部および側壁の少なくとも一部に沿って少なくとも1つの構成要素を介する以外には、どのような方法でも行われることはない。
「連結解除可能に連結されている」という表現は、バケットの床部と側壁の連結を、互いにの連結後に単にそれらを連結している少なくとも1つの摩耗構成要素を取り外すことによって過度の力を用いなくとも解除できることを意味する。
したがって、少なくとも1つの摩耗構成要素は、2重の機能を有し、具体的には、バケットの床部および側壁を互いに連結解除可能に連結して交換可能なバケット隅縁部を形成し、ならびにまた、バケットの使用中のバケットからの材料の脱離、損傷、および/または変形を妨害または防止する。
具体的には、少なくとも1つの摩耗構成要素を介して連結解除可能に連結されている床部および側壁の少なくとも一部に沿って、溶接または糊着接合部が存在せず、このことにより、少なくとも1つの摩耗構成要素が少なくとも1つの機械的固定具によって床部および側壁に取り付けられるまでに、バケットの床部および側壁を1つに連結する必要が全くないので、バケット製造の時間および複雑さが低減される。
少なくとも1つの摩耗構成要素は、バケットの構造の不可欠な部材を形成しており、バケットに取り付けられている単なる1要素ではない、すなわち、バケットにこの少なくとも1つの摩耗要素が取り付けられていなければ、バケットを使用することはできない。具体的には、少なくとも1つの摩耗構成要素がバケットに取り付けられる前に、バケットの床部とバケットの側壁の間には間隙が存在する。この間隙は、幅が最大1ミリメートル、または、幅が1ミリメートルまたはそれ以上もしくは1センチメートルまたはそれ以上であってもよい。少なくとも1つの摩耗構成要素は、床部および側壁に取り付けられるとこの間隙を閉じるように、または、床部および側壁に取り付けられると間隙を覆って延在し、このことによりバケットの床部および/もしくは側壁の一部の代わりになるように、のいずれかで配置される。バケットの床部とバケットの側壁の間の間隙は、過度の摩耗または損傷に起因して摩耗構成要素が取り外された場合/とき、新しいまたは修繕された摩耗構成要素が床部および側壁に取り付けられるまで、再び現れることになる。従来のバケットでは多くの場合溶接されておりしたがって充填材材料で充填されている領域に、そのような間隙が存在することにより、バケットの重量およびバケットを製造するために必要な材料の数または量が小さくなり、このことによりバケットのリサイクル性が向上する。
少なくとも1つの摩耗構成要素は、少なくとも1つの機械的固定具によって取り外し可能に取り付けられているので、バケットの使用中に生じる過度の摩耗または損傷に起因して1つまたはそれ以上の摩耗構成要素を取り外さなければならないときに、バケットが使用されている現場において切断または溶接設備が不要である。1つまたはそれ以上の摩耗構成要素、ならびに結果的に、これをバケットの床部および側壁に連結することによって形成される交換可能なバケット隅縁部は、過度の力を用いなくても、およびバケットを掘削機から取り外すまたはバケットを修理作業所に輸送する必要がなく、その場で迅速かつ簡単に取り外すおよび交換することができ、このことにより、修繕および保守の作業が容易になり、中断時間が最小限になる。ただし、バケットの使用中に摩耗構成要素および/または機械的固定具の一部が損傷した場合、例えば、バケットの使用中に機械的固定具のねじ山が損傷した場合、切断器具または酸素アセチレントーチなどの取り外し補助機器を使用して、摩耗構成要素および/または機械的固定具を取り外すことが必要となる場合があることに、留意すべきである。
少なくとも1つの摩耗構成要素は、バケットが使用される用途に応じて、バケットの床部の縁部の合計長さの少なくとも半分、もしくは3分の1、もしくは4分の1、もしくは5分の1にわたって、または、バケットの床部の縁部の全長以内の任意の距離にわたって、取り付けられる。少なくとも1つの摩耗構成要素は好ましくは、使用中に最大の摩耗を受けるバケットの部分に沿って、例えば、バケットの床部がバケットの前側の切刃で終端する場所からバケットの床部がバケットの頂部組立体で終端する場所まで測定したバケットの床部の縁部を3分割した中央の部分を覆うように位置する。このことによりバケットの耐用年数を延ばすことができるが、その理由は、バケットの床部および/または側壁を構成している材料ではなく、指定した少なくとも1つの交換可能な摩耗構成要素が、摩耗を受けることになるからである。
本明細書において使用する「側壁」という表現は、バケットの側部を形成する壁を意味することを必ずしも意図しておらず、バケットの床部に対して任意の角度で配置されている任意の壁/パネルを意味し得ることに、留意するべきである。本明細書に記載する複数の実施形態に係るバケットは、そのような側壁を任意の数だけ有してもよい。
バケットのある実施形態によれば、少なくとも1つの摩耗構成要素がバケットに取り付けられる前には、床部の縁部と側壁の縁部の間に間隙が存在し、少なくとも1つの摩耗構成要素は、間隙を閉じるかまたは横断するように配置されている。間隙は、5mm、10mm、15mm、20mm、25mm、30mm、35mm、40mm、45mm、50mm、55mm、60mm、65mm、70mm、75mm、80mm、85mm、90mm、95mm、100mm、またはそれ以上の最大長さを有し得る。
バケットのある実施形態によれば、少なくとも1つの摩耗構成要素は、バケットに取り付けられているときに内側表面を有し、この内側表面は湾曲しており、床部および側壁は90°の角度で連結されずに、これらの間に丸みを帯びた/湾曲した表面を有することになる。具体的には、バケットの床部および側壁が連結されている領域内には、角度を測定できる起点となる頂点が存在しない。このようにバケットの内側に90°の隅部が存在しないことにより、バケットの内隅に物質または物体が詰まるのが防止されるので、バケットによる積載および排出を促進できる。
バケットのある実施形態によれば、少なくとも1つの摩耗構成要素は、バケットに取り付けられているときに、全体が床部の内側表面および側壁の内側表面よりも外側に位置するように配置されている、すなわち、バケットの中心、すなわちバケットの使用中に物質で充填されているバケットの内側容積の中心から、放射方向にバケットの外側の方を見たときに、バケットの床部および側壁は、少なくとも1つの摩耗構成要素よりもバケットの中心の近くに位置する。
別法として、少なくとも1つの摩耗構成要素の内側表面は、少なくとも1つの摩耗構成要素がバケットに取り付けられているときに、バケットの床部の内側表面およびバケットの側壁の内側表面と面一になるように配置される、すなわち、床部、少なくとも1つの摩耗構成要素、および側壁の内側表面は全て同じ平面内に存在し、このことにより一続きの内側表面が形成される、すなわち、少なくとも1つの摩耗構成要素により、バケットの床部とバケットの側壁の間に平滑な一続きの表面が存在することが保証され、このこともまた、バケットによる積載および排出を促進し得る。
バケットの内隅にある湾曲したおよび/または一続きの内側表面により、バケットによる積載および排出中のバケットの内側表面に沿った物質の流れ特性の改善がもたらされて、側壁がバケットの床部に90°の角度で溶接されているバケットと比較して、バケットの内隅に捕捉される物質の減少および/またはバケット内の物質の「渋滞(hang up)」の軽減につながり得る。
バケットのある実施形態によれば、少なくとも1つの摩耗構成要素は、バケットに取り付けられているときに外側表面を有し、この外側表面は湾曲している。摩耗構成要素全体または摩耗構成要素の少なくとも外側表面は、摩耗および切削耐性のある鋼、硬化鋼、または表面硬化鋼を含み得る。鋼は少なくとも500のブリネル硬さ、好ましくは525〜575またはそれ以上のブリネル硬さを有し得る。バケットのある実施形態によれば、少なくとも1つの摩耗構成要素は、Hardox(登録商標)を含む。
バケットのある実施形態によれば、少なくとも1つの摩耗構成要素は、個別に取り外し可能な複数の摩耗構成要素を含む。複数の摩耗構成要素は、バケットに取り付けられているときに隣接していてもよい。したがって、摩耗構成要素は、バケットに取り付けられているときに、隣り合う摩耗構成要素の間に間隙が存在しない連続的な配置を形成してもよい。
別法として、少なくとも1つの摩耗構成要素は、バケットに取り付けられているときに隣接しない複数の摩耗構成要素を含む。具体的には、2つまたはそれ以上の隣り合う摩耗構成要素の間に、バケットの使用中に摩耗構成要素がたわむのを可能にする間隙が存在してもよく、この場合、摩耗構成要素によって非連続的な配置構成が形成される。このことにより、バケットの使用中の摩耗構成要素の割れまたは緩みが低減または排除される。隣り合う摩耗構成要素の間にまたは少なくとも2つの隣り合う摩耗構成要素の間に、1mm、2mm、3mm、4mm、5mm、6mm、7mm、8mm、9mm、10mm、またはそれ以上の最大長さまでの空間が残されてもよい。
少なくとも1つの摩耗構成要素は、隣接しているものもあれば隣接していないものもある、複数の摩耗構成要素を含み得ることに留意すべきである。上記複数の摩耗構成要素を、これらが互いに平行になるように、または任意の他の好適な様式で、取り付けてもよい。
摩耗構成要素を、横方向に、または、バケットの使用中のバケット内への物質の流れの方向に対して平行にもしくは斜めに、取り付けてもよい。
バケットのある実施形態によれば、複数の摩耗構成要素のうちの少なくとも1つは、複数の摩耗構成要素がバケットに取り付けられているときに、少なくとも1つの隣り合う摩耗構成要素に連結されるように配置されている。
バケットのある実施形態によれば、複数の摩耗構成要素は、複数の摩耗構成要素のうちの他の摩耗構成要素とは厚さの異なるおよび/または異なる材料を含む、少なくとも1つの摩耗構成要素を含む。別法として、複数の摩耗構成要素の全ての摩耗構成要素が同一であっても、ならびに/または同じ厚さおよび/もしくは形状を有しても、ならびに/または同じ材料を含んでも、ならびに/または同じ形状を有してもよく、このことにより、それらの製造および取り付け、ならびに修繕および保守の作業が、容易になる。また更に、全ての摩耗構成要素が同一である場合、複数の異なる摩耗構成要素を保管する必要がないので、保管が容易になる。摩耗構成要素の厚さは、均一であっても均一でなくてもよい。例えば、摩耗構成要素は、摩耗構成要素の中間部において最大厚さを有してもよい。
バケットのある実施形態によれば、少なくとも1つの摩耗構成要素は鋳造構成要素である。別法として、少なくとも1つの摩耗構成要素は、組み立て式の(fabricated)構成要素である。複数の摩耗構成要素は、鋳造の摩耗構成要素および組み立て式の摩耗構成要素の両方を含むことができ、このことにより、バケット製造者の設計上の選択肢が増える。
バケットのある実施形態によれば、床部および側壁の両方が各々、機械的固定具を受けこれを収容するように配置されている少なくとも1つの穴を含む。各穴は、バケットの床部および側壁に設ける必要のある穴の数が最小限に維持されるようにして、複数の摩耗構成要素をバケットに連結するように配置されている1つの機械的固定具を受け、これを収容するように配置される。バケットのある実施形態によれば、バケットの床部および/または側壁は、機械的固定具を受けるまたは収容するための、少なくとも1つの座ぐりした通路を含む。ある実施形態によれば、少なくとも1つの穴はねじ山を有し、ねじ式の機械的固定具を収容するように配置されている。
バケットのある実施形態によれば、少なくとも1つの摩耗構成要素は、1つの機械的固定具によって床部および側壁に取り外し可能に取り付けられているときに、床部および側壁に対して可動となるように配置されている、すなわち、少なくとも1つの機械的固定具によってバケットの床部および側壁に取り付けられているときに、摩耗構成要素とバケットの床部および側壁の間に遊びが存在する。機械的固定具は床部および側壁に対してしっかりと固定されるが、摩耗構成要素がバケットの側部下方で自由に移動することは可能とし、このことにより、少なくとも1つの摩耗構成要素に作動圧力が作用することに起因して、バケットの使用中に機械的固定具が緩むのが防止または妨害される。
本明細書に記載する複数の実施形態の目的はまた、本明細書に記載する実施形態のいずれか1つに係るバケットと共に使用される、部材のキットによっても達成される。キットは、少なくとも1つの摩耗構成要素と、少なくとも1つの機械的固定具と、場合により少なくとも1つのスペーサとを含む。
本明細書に記載する複数の実施形態の目的はまた、本明細書に記載する実施形態のいずれか1つに係る土工機械または運搬機械用のバケットを製造するための方法であって、バケットが、床部と、側壁と、少なくとも1つの機械的固定具によって床部および側壁に取り外し可能に取り付けられている、少なくとも1つの摩耗構成要素とを含む、方法によっても達成される。方法は、床部および側壁を少なくとも1つの摩耗構成要素を介して互いに連結解除可能に連結して、交換可能なバケット隅縁部を床部および側壁の少なくとも一部に沿って形成する工程を含む。
方法のある実施形態によれば、方法は、少なくとも1つの構成要素が溶接によって取り付けられる床部および側壁の少なくとも一部の外側にある、少なくとも1つの領域において、床部を側壁に連結する工程を含む。
方法のある実施形態によれば、方法は、鋼から少なくとも1つの摩耗構成要素を製造し、この鋼をこれが水または任意の他の液体冷却媒体などの冷却媒体中に沈められているときに切断する工程を含む。このことにより、摩耗構成要素18が、熱影響部(HAZ)の形成をもたらし得る熱集中的な切断工程を最小限にするかまたは排除する方法で製造されることが、保証される。更に、少なくとも1つの摩耗構成要素は、バケットに取り付けられるときに溶接されず、少なくとも1つの機械的固定具によって取り付けられることになるので、バケットに取り付けられているときに、その物理的特性が悪影響を受けることがない。
また更に、バケットの床部は、少なくとも1つの構成要素が取り付けられる床部および側壁の少なくとも一部に沿ってバケットの側壁に溶接されてはいないので、交換可能なバケット隅縁部に沿ってまたはその周囲に、床部および/または側壁を製作する材料の物理的特性に悪影響を及ぼし得る熱影響部(HAZ)が形成されることがない。したがって、本明細書に記載する実施形態に係るバケットは、その床部が側壁に連結されている領域において弱化することがなく、摩耗構成要素は、その製造された状態において有する物理的特性を維持することになる。
方法のある実施形態によれば、方法は、少なくとも1つの摩耗構成要素を少なくとも1つの機械的固定具によってバケットの床部および側壁に取り外し可能に取り付ける工程であって、少なくとも1つの摩耗構成要素は、バケットの床部および側壁に取り外し可能に取り付けられているときに、床部および側壁に対して可動となっている、工程を含む。
本明細書に記載する実施形態を、以下で付属の図を参照して非限定的な例によって更に説明する。
従来技術によるバケットの図である。 本明細書に記載するある実施形態に係るバケットの図である。 本明細書に記載するある実施形態に係るバケットの摩耗構成要素の図である。 図2に示すバケットの異なる角度からの図である。 図2に示すバケットの異なる角度からの図である。 本明細書に記載するある実施形態に係るキットの図である。 本明細書に記載するある実施形態に係る方法の工程を示すフローチャートである。
これらの図面は必ずしも実際の縮尺で描かれている訳ではないこと、および、明確にするために特定の構造の寸法が誇張されている場合があることに,留意するべきである。
図1は、下からの角度で見た従来技術による鋼製バケット100の斜視図を示す。従来技術のバケット100は、バケット100の前側の切刃102から、従来技術のバケット100を土工機械または運搬機械に連結する頂部組立体(図示せず)まで延在する、床部101を有する。従来技術のバケット100はまた側壁103も含み、その縁部は、従来技術のバケット100の床部101の縁部にバケットの床部101の全長にわたって溶接されて、連結解除不可能かつ交換不可能なバケット隅縁部を形成する。従来技術のバケット100は、従来技術のバケットの床部101をその側壁103に連結する溶接接合部を覆うように、従来技術のバケット100の外面に溶接されている、複数の離間された摩耗構成要素を含む。
従来技術のバケット100の摩耗構成要素104のうちの1つを取り外すおよび交換するために、従来技術のバケット101から摩耗構成要素104を切り離さねばならず、その代わりに新しい摩耗要素104を溶接しなければならない。そのような工程では、バケット100が使用されている現場に切断および溶接設備を持ち込むこと、または従来技術のバケット100を修理作業所に移動させることが必要となる。
また更に、従来技術のバケット100の床部101および側壁103の縁部は1つに溶接されているので、ならびに、摩耗構成要素104はバケット100の床部101と側壁103を連結している溶接接合部の近傍でバケットに溶接されているので、従来技術のバケット100を構成する材料の微細構造および物理的特性は、製造中におよび/または修繕/保守作業中に、悪影響を受ける場合がある。このことは、バケットの使用中に高い強度および良好な切削耐性を必要とする領域において、バケット100に悪影響を及ぼす可能性がある。
図2は、上からの角度で見た、本明細書に記載するある実施形態に係る、バックホー掘削機のバケットなどのバケット10の斜視図を示す。バケット10は、前側の切刃12から、バケット10を土工機械または運搬機械、例えば油圧掘削機(図示せず)に連結する頂部組立体14まで延在する、床部11aを含む。
図示したバケット10は、2つの対向する側壁16と、バケット10の両側の床部11の縁部および側壁16の縁部に沿った距離dに沿って延在する、5から20個、または8から10個、または10から15個、または15から20個の摩耗構成要素など、複数の摩耗構成要素18と、を含む。
本明細書に記載する実施形態のいずれか1つに係るそのまたは各摩耗構成要素18は、ボルトなどの1つまたはそれ以上の機械的固定具20によって、床部11および側壁16に取り外し可能に取り付けられている。本明細書に記載する実施形態のいずれか1つに係るそのまたは各摩耗構成要素18は、ただ1つの機械的固定具20を使用して、または複数の機械的固定具20を使用して、床部11および側壁16に取り外し可能に取り付けられることに、留意するべきである。別法として、複数の摩耗構成要素18を、ただ1つの機械的固定具20を使用して、床部11および側壁16に取り外し可能に取り付けてもよい。したがって、本文書において使用される「少なくとも1つの機械的固定具によって」という表現は、摩耗構成要素18ごとにちょうど1つ、1つ未満、または1つよりも多い機械的固定具20の平均を意味するよう意図されている。
床部11の縁部は、床部11の縁部と隣り合って位置する各側壁16の縁部に、距離dに沿って摩耗構成要素18を介してのみ連結される。ただし床部11を、溶接によってまたは少なくとも1つの機械的固定具によってなど、任意の好適な方法で、距離dの外側の1つまたはそれ以上の領域内で、例えば、バケットの前側の切刃12と最初の摩耗構成要素18aの間の領域11a内および/または最後の摩耗構成要素18bと頂部組立体14の間の領域11b内で、側壁16に連結してもよい。床部11をバケットの側壁16に連結解除可能に連結することによって形成されているバケット隅縁部の一部(具体的には、図2においてバケット隅縁部に沿って距離dだけ延在する、領域11aと11bの間の部分)は、溶接接合部を含まず、床部11および側壁16は、摩耗構成要素18のみによって互いに連結される。
摩耗構成要素18がバケット10に取り付けられる前には、床部11の縁部と各側壁16の縁部の間に、摩耗要素18が占めることになる場所、すなわち距離dに沿って間隙が存在する。摩耗構成要素18は、バケット10に取り付けられると、この間隙を閉じるかまたは横断することになる。バケット10の床部11は、摩耗構成要素18がバケット10に取り付けられるまでは、距離dに沿って側壁16に決して連結されない、すなわち、少なくとも1つの摩耗要素18がバケット10に取り付けられるまでは、バケット10を使用することはできない。
バケット10のある実施形態によれば、バケット10は、距離dの全体に沿って延在するように配置されている、単一の摩耗要素18を含み得る。
本明細書に記載する複数の実施形態に係るバケット10は、任意の土工機械または運搬機械、例えば、ミニショベル、引綱掘削機、水陸両用掘削機、パワーショベル、蒸気ショベル、吸引掘削機、脚式掘削機(walking excavator)、バケットホイール掘削機、ブルドーザ、ローダ、採鉱装置、トラクタ、スキッドステアローダ等と共に使用するのに適している。土工機械または運搬機械は地面に係合する機械であってもよく、または、露天採鉱における坑壁など、他の何らかの表面に係合するように配置されているバケットを有してもよい。
土工機械または運搬機械は例えば、トレンチ、穴、または基礎を掘削するために、林業工事、建設業、造園工事、鉱業、河川しゅんせつ、または除雪において、使用することができる。
図3は、摩耗構成要素18を2つの異なる角度から示す。摩耗構成要素18は、バケット10に取り付けられているときに、バケット10の内側表面の一部を形成し得る内側表面18iを有するか、または、摩耗構成要素18全体が、バケット10に取り付けられているときに、全体がバケット10の床部11の内側表面よりも外側におよびバケット10の側壁16の内側表面よりも外側に位置するように配置され、この場合、摩耗構成要素18は、バケット10の床部11および側壁11の外側表面の周囲に延在する。
摩耗構成要素18の内側表面18iは湾曲していてもよい。摩耗構成要素18の内側表面18iは、摩耗構成要素18がバケット10に取り付けられているときに、バケットの床部11の内側表面およびバケット10の側壁16の内側表面と面一になるように配置される。この場合、特定のサイズのバケット10の床部11および/または側壁16を製造するのに必要な材料が少なくなるが、その理由は、普通であれば床部11がバケットの側壁16に連結される領域において、少なくとも1つの摩耗構成要素18がバケット10の床部11および/または側壁16の一部の代わりとなるからである。摩耗構成要素18はまた、湾曲した外側表面18oも有する。摩耗構成要素18は、鋳造の構成要素であっても組み立て式の構成要素であってもよい。
図示した実施形態では、摩耗構成要素18は各端部に、ボルトなどの機械的固定具を受けこれを収容するように配置されている穴22を有する。機械的固定具は、摩耗構成要素18を、バケット10の床部11におよびバケット10の側壁16に、取り外し可能に連結する。そのような摩耗構成要素18は、過度に摩耗または損傷したときに、バケット10を修理作業所に移動させる必要なくその場で簡単かつ迅速に取り外すおよび交換することが可能であり、この結果、中断時間が最小限になる。具体的には、1つまたはそれ以上の摩耗構成要素18を、これをバケット10の床部11および側壁16に取り付けている少なくとも1つの機械的固定具20を取り外し、次いで1つまたはそれ以上の新しい摩耗構成要素18を少なくとも1つの機械的固定具20によってバケット10に取り付けることによって、バケット10から取り外される。摩耗構成要素18、バケット10の床部11または側壁16は、機械的固定具を受けこれを収容するための、任意の数または配置の穴を有してもよい。
本明細書に記載する摩耗構成要素18は、任意の好適な形状および/またはサイズのものであってよく、任意の好適な輪郭を有してもよいことに、留意するべきである。摩耗構成要素18は例えば、バケット10に取り付けられているときに、湾曲した内側表面および/または外側表面を有し得る。摩耗構成要素18は、バケット10に取り付けられているときに、その内側表面および/または外側表面の少なくとも一部に平坦面を含んでもよい。
図4は、下からの角度で見た、本明細書に記載するある実施形態に係るバケット10の斜視図を示す。バケット10は、個別に取り外し可能な隣接する複数の摩耗構成要素18を含みこの場合、摩耗構成要素18のうちの2つまたはそれ以上がその縁部に沿って各々と接触している。別法として、バケット10は、個々に取り外し可能な隣接しない複数の摩耗構成要素18を含んでもよく、この場合、任意の2つまたはそれ以上の隣り合う摩耗構成要素18の間に、または各摩耗構成要素18の間に、空間が存在する。
ある実施形態によれば、複数の摩耗構成要素18の各々を、複数の摩耗構成要素18がバケット10に取り付けられているときに、少なくとも1つの隣り合う摩耗構成要素18に連結されるように配置される。例えば、2つまたはそれ以上の摩耗構成要素18は、一方側に雄要素を、および他方側に雌要素を含んでもよく、これらはジグソーパズルのように1つに嵌合可能となっている。別法として、複数の摩耗構成要素18を、距離dに沿って並べて設置してもよい。
複数の摩耗構成要素18は、上記複数の摩耗構成要素18のうちの他の摩耗構成要素18とは厚さの異なるおよび/または異なる材料を含む、少なくとも1つの摩耗構成要素18を含み得る。上記複数の摩耗構成要素18のうちの他の摩耗構成要素18よりも大きい厚さを有するならびに/または摩耗および切削耐性のより高い鋼で製作されている、1つまたはそれ以上の摩耗構成要素18を、例えば、使用中に最大の摩耗および損傷を受けるバケット10の部分に取り付ける。
図5は側方からのバケット10を示す。図示したバケット10の、使用中に最大の摩耗および損傷を受ける部分は、例えば、バケット10の側部の点Pよりも上側の外縁部に沿って位置することができ、バケット10が地面の上にあるとき、バケット10の床部11は、この点において地面から持ち上がり始める。
図6は、本明細書に記載する実施形態のいずれか1つに係るバケット10と共に使用されるキットを示す。キットは、少なくとも1つの摩耗構成要素18と、少なくとも1つの機械的固定具20と、場合により必要に応じて少なくとも1つのスペーサ26と、を含む。摩耗構成要素18は、少なくとも1つの機械的固定具20によって、バケット10の床部11および側壁16に取り外し可能に取り付けられるように配置されている。
ある実施形態によれば、機械的固定具20およびスペーサ26は、1つの摩耗構成要素18もしくはその一部または複数の摩耗構成要素18をバケット10に取り外し可能に取り付けるが、摩耗構成要素18がバケット10の床部11および側壁16に取り付けられているときに、摩耗構成要素18が床部11および側壁16に対して自由に移動できるようにして、床部11およびバケットの側壁16に対してしっかりと固定されるように、配置されている。このことにより、摩耗構成要素18に作動圧力が作用することに起因して、バケット10の使用中に機械的固定具20が緩むのが防止または妨害される。例えば、少なくとも1つの機械的固定具20はねじ山を有してもよく、摩耗構成要素18は、少なくとも1つのねじ式の機械的固定具20を収容するための少なくとも1つのねじ穴を含み得る。機械的固定具20は摩耗構成要素18内にボルトとして入り、摩耗構成要素18はナットとして機能するので、器具は必要ない。
少なくとも1つの機械的固定具20および/または少なくとも1つのスペーサ26は、少なくとも1つの摩耗構成要素18がバケット10の床部11および側壁16に取り外し可能に取り付けられた後で、少なくとも1つの摩耗構成要素18がバケットの床部11および側壁16に対して自由に移動できるような、寸法および/または設計となっている。
ある実施形態によれば、機械的固定具20の頭部は、バケット10の内側28で床部11と面一になるように配置されている。
図7は、土工機械または運搬機械用のバケット10を製造するための方法の実施形態の工程を示すフローチャートであり、バケット10は、床部11と、側壁16と、上記バケット隅縁部の少なくとも一部に沿って延在する少なくとも1つの摩耗構成要素18を含む。少なくとも1つの摩耗構成要素18は、少なくとも1つの機械的固定具20によって、床部11および側壁16に取り外し可能に取り付けられている。方法は、バケット10の床部11を少なくとも1つの摩耗構成要素18を介してバケットの側壁16に、床部11および側壁16の少なくとも一部に沿って、連結解除可能に連結する工程を含む。バケット10に取り付けられる摩耗構成要素18のうちの1つ、いくつか、または全てを、少なくとも1つの機械的固定具20によって床部11および側壁16に可動となるように取り付けることができる。別法としてまたは追加として、バケット10に取り付けられる摩耗構成要素18のうちの1つ、いくつか、または全てを、少なくとも1つの機械的固定具20によって床部11および側壁16に可動とならないように取り付けることができる。
バケットの床部11および側壁16を、床部11および側壁16の少なくとも一部に沿って連結解除可能に連結する前におよび/または連結した後で、バケット10の床部11を、上記床部11および上記側壁16の上記少なくとも一部の外部の少なくとも1つの領域内で、バケット10の側壁16に溶接によってなどで連結することができ、このことにより、上記床部11および上記側壁16の上記少なくとも一部の外部のこの少なくとも1つの領域内に、連結解除不可能な連結部が提供される。別法として、バケット10の床部11を領域11aおよび11b(図2に示す)内で側壁16に機械的に取り付けてもよく、このことにより、領域11aおよび11bにおいて連結解除可能な連結部が提供される。また更に、バケット10の頂部組立体24(図5に示す)を床部11に溶接してもよく、または機械的に取り付けてもよい。
バケットを製造または修繕するときに上記床部11および上記側壁16の少なくとも一部に沿って溶接が行われないので、上記床部11および上記側壁16の上記少なくとも一部に沿って熱影響部(HAZ)が形成されることがなく、したがって、床部11、側壁16、および摩耗要素を構成している材料の微細構造および特性が、上記床部11および上記側壁16の少なくとも一部に沿って変化するまたは悪影響を受けることがなく、この結果、上記床部11および上記側壁16の上記少なくとも一部に沿って、より強度の高いバケット構造が得られる。
ある実施形態によれば、方法は、鋼から少なくとも1つの摩耗構成要素18を製造し、少なくとも1つの摩耗構成要素18の微細構造および特性が熱集中的な切断工程および続く再冷却を経ることによって悪影響を受けないように、鋼18をこれが冷却媒体中に沈められているときに切断する工程を含み得る。
本明細書に記載する実施形態の、特許請求の範囲の範囲内での更なる修正は、当業者には明らかであろう。

Claims (15)

  1. 土工機械または運搬機械用のバケット(10)であって、
    床部(11)と、
    側壁(16)と、
    少なくとも1つの機械的固定具(20)によって前記床部(11)および前記側壁(16)に取り外し可能に取り付けられている、少なくとも1つの摩耗構成要素(18)とを含み、
    前記床部(11)および前記側壁(16)は、前記少なくとも1つの摩耗構成要素(18)を介して互いに連結解除可能に連結されて、交換可能なバケット隅縁部を前記床部(11)および前記側壁(16)の少なくとも一部に沿って形成することを特徴とする、前記バケット。
  2. 前記床部(11)の前記縁部と前記側壁(16)の前記縁部の間に間隙が存在し、前記少なくとも1つの摩耗構成要素(18)は前記間隙を横断するように配置されていることを特徴とする、請求項1に記載のバケット(10)。
  3. 前記少なくとも1つの摩耗構成要素(18)は前記バケット(10)に取り付けられているときに内側表面(18i)を有し、前記内側表面(18i)は湾曲していることを特徴とする、請求項1または2に記載のバケット(10)。
  4. 前記少なくとも1つの摩耗構成要素(18)は、前記バケット(10)に取り付けられているときに、全体が前記床部(11)の内側表面および前記側壁(16)の内側表面よりも外側に位置するように配置されていることを特徴とする、請求項1から3のいずれか1項に記載のバケット(10)。
  5. 前記少なくとも1つの摩耗構成要素(18)の前記内側表面(18i)は、前記バケット(10)に取り付けられているときに前記床部(11)の内側表面および前記側壁(16)の内側表面と面一になるように配置されていることを特徴とする、請求項1から3のいずれか1項に記載のバケット(10)。
  6. 前記少なくとも1つの摩耗構成要素(18)は前記バケット(10)に取り付けられているときに外側表面(18o)を有し、前記外側表面(18o)は湾曲していることを特徴とする、請求項1から5のいずれか1項に記載のバケット(10)。
  7. 前記少なくとも1つの摩耗構成要素(18)は、前記バケット(10)に取り付けられているときに隣接する複数の摩耗構成要素(18)を含むことを特徴とする、請求項1から6のいずれか1項に記載のバケット(10)。
  8. 前記少なくとも1つの摩耗構成要素(18)は、前記バケット(10)に取り付けられているときに隣接しない複数の摩耗構成要素(18)を含むことを特徴とする、請求項1から6のいずれか1項に記載のバケット(10)。
  9. 前記複数の摩耗構成要素18は、前記複数の摩耗構成要素(18)のうちの他の摩耗構成要素(18)とは厚さの異なるおよび/または異なる材料を含む、少なくとも1つの摩耗構成要素(18)を含むことを特徴とする、請求項7または8に記載のバケット(10)。
  10. 前記少なくとも1つの摩耗構成要素(18)は、少なくとも1つの機械的固定具(20)によって前記床部(11)および前記側壁(16)に取り外し可能に取り付けられているときに、前記床部(11)および前記側壁(16)に対して可動となるように配置されていることを特徴とする、請求項1から9のいずれか1項に記載のバケット(10)。
  11. 請求項1から10のいずれか1項に記載のバケット(10)と共に使用されるキットであって、少なくとも1つの摩耗構成要素(18)と少なくとも1つの機械的固定具(20)とを含むことを特徴とする、前記キット。
  12. 少なくとも1つのスペーサ(26)を含むことを特徴とする、請求項11に記載のキット。
  13. 土工機械または運搬機械用のバケット(10)を製造するための方法であって、前記バケット(10)は、床部(11)と、側壁(16)と、少なくとも1つの機械的固定具(20)によって前記床部(11)および前記側壁(16)に取り外し可能に取り付けられている、少なくとも1つの摩耗構成要素(18)と、を含み、
    前記床部(11)および前記側壁(16)を前記少なくとも1つの摩耗構成要素(18)を介して互いに連結解除可能に連結して、前記床部(11)および前記側壁(16)の少なくとも一部に沿ってバケット隅縁部を形成する工程を含むことを特徴とする、前記方法。
  14. 鋼から前記少なくとも1つの摩耗構成要素(18)を製造し、前記鋼をこれが冷却媒体中に沈められているときに切断する工程を含むことを特徴とする、請求項13に記載の方法。
  15. 前記少なくとも1つの摩耗構成要素(18)を少なくとも1つの機械的固定具(20)によって前記床部(11)および前記側壁(16)に取り外し可能に取り付ける工程であって、前記少なくとも1つの摩耗構成要素(18)は、前記バケット(10)の前記床部(11)および前記側壁(16)に取り外し可能に取り付けられているときに、前記床部(11)および前記側壁(16)に対して可動となっている、工程を含むことを特徴とする、請求項13または14に記載の方法。
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