JP2020536440A - 反転位相モード論理ゲート - Google Patents

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Abstract

反転レシプロカル量子論理(RQL)ゲート回路は、正の単一磁束量子(SFQ)パルスの受信に基づいてアサートされる論理入力を有する入力段と、位相モード論理(PML)インバータ回路を含む出力段とを有している。入力段は1つ以上のストレージループを含み、その少なくとも1つは各論理入力に関連付けられており、各ストレージループは入力ジョセフソン接合(JJ)と、ストレージインダクタと、論理決定JJとを含み、論理決定JJは、論理入力に関連付けられたすべてのストレージに共通とされるとともに、ストレージループに蓄積された1つ以上の電流によって供給されるバイアスと、入力段に供給される第1のバイアス信号とに基づいてトリガされるように構成されている。出力段は出力をデアサートし、出力段には、第1のバイアス信号の第1の状態とは反対の第2の状態を有する第2のバイアス信号が供給される。

Description

本発明は、概して量子および古典的デジタル超伝導回路に関し、具体的には反転位相モード論理(PML)ゲートに関する。本出願は、2017年11月13日に出願された米国特許出願第15/810954号の優先権を主張し、その全体が本明細書に組み込まれる。
デジタル論理の分野において、相補型金属酸化膜半導体(CMOS)技術は高度に開発された周知の技術であり、幅広く使用されている。CMOSが技術として成熟しつつあるため、速度、消費電力計算密度、相互接続帯域幅などの点でより高い性能につながり得る代替技術に関心が向けられている。CMOS技術に代わるものとして、超伝導ジョセフソン接合(JJ)を利用し、20ギガビット/秒(Gb/s)以上の典型的なデータ速度で約4ナノワット(nW)の典型的な信号電力を有し、約4ケルビンの動作温度を有する超伝導体ベースの単一磁束量子回路がある。
多数決ゲートは、その入力が50%を越えて真(true)である場合にのみ真を返す論理ゲートである。フリップフロップは双安定マルチバイブレータであり、状態情報を保存し、1つ以上の制御入力に適用される信号によって状態を変更するために使用可能な2安定状態回路ですある。近年のコンピューティングおよび通信エレクトロニクスでは、フリップフロップはシーケンシャルロジック論理の基本的なストレージ要素である。従来のDフリップフロップ(例えば、CMOSで実装されたもの)は、2つのバイナリ入力としてのデータ入力Dおよびクロック入力と、少なくとも1つの出力Qとを有する。Dフリップフロップは、D入力の値を入力クロックサイクルの特定の部分、例えば、キャプチャタイムとして知られる立ち上がりエッジまたは立ち下がりエッジで取り込む。その取り込み値がQ出力となる。出力Qは、キャプチャタイム(またはその後の幾らかの小伝搬遅延)を除いて変化しない。実際の実装では、データ入力Dは、入力が確実にキャプチャされて出力に伝搬されるために、キャプチャタイム前のあるセットアップタイムとキャプチャタイム後のあるホールドタイムの間は安定している必要がある。「ファンイン」(Fan-in)は、論理ゲートが処理可能な入力数を表す。ファンインが大きいほど、より多くの入力をそのゲートで処理することができる。ファンインが高い論理ゲートをデジタル論理設計に使用することで、ロジック回路の深さを減らし、回路の効率および密度を向上させることができる。
位相モード論理は、デジタル値を1つまたは複数のJJの超伝導位相として符号化することができる。例えば、論理「1」は高位相として符号化することができ、論理「0」は低位相として符号化することができる。例えば、位相は、ゼロ(例えば、論理「0」を意味する)または2π(例えば、論理「1」を意味する)として符号化することができる。JJ位相をリセットするための相互パルスを必要としないため、これらの値はRQLクロックサイクルにわたって持続する。
一実施例は、正の単一磁束量子(SFQ)パルスの受信に基づいてアサートされるように構成された少なくとも1つの論理入力を有する入力段と、位相モード論理(PML)反転回路を有する出力段とを有するレシプロカル量子論理(RQL)ゲート回路を含む。前記入力段は、1つ以上のストレージループを含む。前記ストレージループの少なくとも1つが各論理入力に関連付けられている。各ストレージループは、入力ジョセフソン接合(JJ)と、ストレージインダクタと、論理決定JJとを有し、前記論理決定JJは、前記論理入力に関連付けられたすべてのストレージループに共通とされる。前記論理決定JJは、ストレージループに蓄積された1つ以上の電流によって供給されるバイアスと、前記入力段に供給される第1のバイアス信号のAC成分とに基づいてトリガされるように構成されている。前記PML反転回路は、前記論理決定JJのトリガに基づいて出力をデアサートするように構成されている。前記出力段には、前記第1のバイアス信号のAC成分と180°位相がずれたAC成分を有する第2のバイアス信号が供給される。例えば、前記第2のバイアス信号のAC成分は、前記第1のバイアス信号のAC成分と180°の位相のずれを有し得る。
別の実施例は、論理値を決定する方法を含む。レシプロカル量子論理(RQL)ゲートの1つ以上の論理入力をアサートするために1つ以上の正の単一磁束量子(SFQ)パルスが供給される。これにより、1つ以上の正の電流がRQLゲートの1つ以上の入力ストレージループに流れる。これにより、論理決定ジョセフソン接合(JJ)がRQLゲートでトリガされる。これにより、アサート信号が前記RQLゲートの出力から伝搬される。次いで、(先にアサートされた)前記論理入力の1つ以上をデアサートするために1つ以上の負のSFQパルスが供給され得る。これにより、1つまたは複数の負の電流が前記1つ以上の入力ストレージループに流れ得る。これにより、前記論理決定JJがトリガ解除されて、アサート信号が前記RQLゲートの出力から伝搬され得る。
別の実施例は、各々ダブテールノードに接続された1つ以上の論理入力ジョセフソン伝送線路(JTL)を含み、各論理入力JTLは、第1ノードにおいて、入力JJおよびストレージインダクタに接続されたストレージループ入力インダクタを含み、前記ストレージループ入力インダクタ、前記入力JJ、および前記ストレージインダクタは、一方向のデータフローを提供するようにサイズ設定されている。論理決定JJは、前記ダブテールノードと低電圧ノードとを接続して、前記論理決定JJと各論理入力JTLの前記入力JJおよび前記ストレージインダクタとによって、対応するストレージループが形成される。PML反転回路は、前記ダブテールノードと論理出力ノードとを接続して、前記論理決定JJによって行われた論理決定を反転する。2つのバイアス入力によって、互いに約180°位相が異なるAC成分を有する回路バイアス信号が供給される。この回路は、前記論理入力JTLに供給されたアサート論理入力信号またはデアサート論理入力信号に基づいてアサート論理出力信号またはデアサート論理出力信号を前記論理出力ノードに供給するように構成されている。
例示的な反転レシプロカル量子論理(RQL)ゲートのブロック図。 例示的な反転2/3多数決ゲートの回路図。 例示的な2入力NANDゲートの回路図。 例示的な2入力NORゲートの回路図。 例示的な反転Dフリップフロップ(DFFN)ゲートの回路図。 例示的な位相モード論理(PML)インバータの回路図。 単一磁束量子(SFQ)パルス入力に基づいて少なくとも1つの論理入力を有するRQLゲートからの反転論理出力を決定する例示的な方法の流れ図。 単一磁束量子(SFQ)パルス入力に基づいて少なくとも1つの論理入力を有するRQLゲートからの反転論理出力を決定する例示的な方法の流れ図。
本開示は、概して、レシプロカル量子論理(RQL)システムおよび関連する方法で使用するための論理ゲート回路に関する。本開示は、より具体的には、反転出力を有するゲートであって、とりわけ、反転多数決ゲート、NANDゲート、NORゲート、反転Dフリップフロップ、および反転OR−AND(OA)ゲートなどのゲートに関する。
レシプロカル量子論理(RQL)論理ゲートは、ジョセフソン伝送線路(JTL)をそのゲートの出力に統合することで、負荷を駆動するために必要な増幅を提供し得る。位相モード論理(PML)インバータセルは、PMLファミリの反転論理ゲートを提供する。しかしながら、反転Dフリップフロップ(DFFN)などの単一入力反転機能、またはNAND、NOR、または反転多数決ゲートなどの多入力反転機能を提供する場合、非反転論理ゲートとそれに続くインバータゲートとを使用することは構造的に非効率となり得る。本開示は、両方によって共有される構造をオーバーレイすることにより入力論理と出力反転を単一のセルに結合し、それによって、1つのJTL段が入力論理の出力と反転段の入力の両方として機能して反転出力を提供できるようにする。
図1は、少なくとも1つの論理入力1Iと出力NOとを有する反転RQLゲート100を示す。ゲート100は、複数の論理入力1I〜NIを有し得る。ゲート100は、出力NOを供給するように構成された反転出力段102と、アサート論理状態またはデアサート論理状態にそれぞれ対応する正または負の単一磁束量子(SFQ)パルスで構成され得る1つ以上の入力1I〜NIを受信するように構成された入力段104とを含む。各入力には、ストレージループ106−1〜106−nのうちの少なくとも1つのストレージループが関連付けられる。入力段104が入力毎に1つのストレージループを有するように示されているが、各入力はそれに関連付けられた2つ以上のストレージループを有することができる。論理決定ジョセフソン接合(JJ)108は、すべての論理入力ストレージループに共通(すなわち、共有)とされており、入力1I〜NIに基づいてトリガされる。出力NOのアサートまたはデアサートは、論理決定JJ108のトリガに基づく。例えば、出力NOは、アサート出力論理状態に対応する正のSFQパルスと、デアサート出力論理状態に対応する負のSFQパルスを伝搬することができる。出力段102は、論理決定JJ108の出力を反転するための位相モード論理(PML)インバータを含む。
論理決定JJ108のトリガは、入力1I〜NIだけでなく、入力段104と出力段102にそれぞれ供給されるバイアス信号112,114にも基づき得る。バイアス信号112,114は、ACおよびDCバイアスの両方を与えることができる。したがって、例えば、バイアス信号112,114はRQLゲート100へのクロックとして機能することができ、入力1I〜NIの評価により、バイアス信号112,114のAC成分に応じた特定の時点で出力NOを生成することができる。バイアス信号112,114のAC成分は、互いに180°位相が異なり得る。
図2は、複数の異なる論理機能を提供するための複数の構成を有し得るRQLゲートを示す。具体的には、図示の構成は、RQL反転多数決ゲート回路200を提供し、過半数の論理入力がアサートされていない場合にのみアサート出力を生成する。より具体的には、ゲート200は反転2/3多数決ゲートであり、入力ai,bi,ciの1つがアサートされている場合もしくは入力ai,bi,ciのいずれもアサートされていない場合にのみ、出力noにアサート信号を生成する。ゲート回路200は、信号の反転および増幅を提供する反転出力段202と、ダブテールノード206で結合する複数のJTL入力分岐を有する入力段204とを有する。入力分岐は、論理決定JJb0_1とともにストレージループを形成し、論理決定が行えるまで、すなわち論理条件が満たされるまで、入力を受信して格納する。
入力段204では、別個の入力ストレージループが各入力に関連付けられている。したがって、例えば、入力aiの入力ストレージループは、JJb2a_1,b0_1と、インダクタFLstora_1とを含む。先頭のインダクタFL6a_1は、入力aiを駆動JTLまたは別のゲートの出力に接続可能とする。すべての入力ストレージループに共通の論理決定JJb0_1は、多数決ゲート200の論理演算を実行する。論理決定JJb0_1の出力は、反転段202の入力として機能する。
入力段204の各ストレージループにおいてコンポーネントサイズを選択することにより、一方向のデータフローが提供される。回路200は、ストレージループに1Φ(約2.07mA pH)の電流を各々流すSFQパルスで動作する。このようなストレージループを流れる電流の大きさは、ストレージループ内のストレージインダクタのサイズによって決定される。したがって、各入力について、ストレージループ入力インダクタ(例えば、FL6a_1)のインダクタンス値は、ストレージインダクタ(例えば、FLstora_1)のインダクタンス値に比べて小さく(例えば、約8pH〜9pHの間で、例えば8.5pH)され得る。一方、ストレージインダクタのサイズは、入力SFQパルスによって誘起される蓄積電流の大きさを低減するべく比較的大きく(例えば、約30pH〜40pHの間で、例えば35pH)(例えば、対応するストレージループ入力インダクタよりも約4倍大きく)され得る。いくつかの例では、入力(例えば、ai)に導入される電流の大きさは、ストレージループに蓄積される電流よりも約4倍大きい。また、入力aiにおける入力JJb2a_1は、駆動JTLがこのJJをオン(flip)してストレージループに電流を流すことができるサイズに設定されるが、このストレージループの電流は、入力JJb2a_1をオフ(unflip)して格納パルスを入力から戻すことを可能とするほどは十分ではない。
入力bi,ciに関連付けられたストレージループは、入力aiのストレージループと同じ構造を有することができ、それらはすべて論理決定JJb0_1で重なる。出力noは、JTLまたは別のゲートの入力に接続されて、例えば、ゲート200の論理「ハイ」または論理「ロー」へのアサートまたはデアサートを表す正または負の出力パルスを伝搬し得る。
論理決定JJb0_1は、ゲート200の入力段204の論理機能を実行する。いずれか2つの入力とバイアスbias_1_m180との組み合わせは、論理決定JJb0_1をいずれかの方向に切り替えるのに十分である。図1のゲート100のバイアス信号112に関して述べたように、図2のゲート200のバイアス信号bias_1_m180のAC成分(例えば、正弦波成分)は、入力段204へのクロック信号として機能し得るものであり、クロック信号のサイクル毎に論理入力を2回評価することができる。バイアス信号bias_1_m180のAC位相は、交互に正と負の部分を有し得る。AC位相の正の部分の間、入力段204は、入力ai〜ciを評価して、入力段204の出力がアサートされるべきかどうかを決定し、AC位相の負の部分の間、入力段204は、入力ai〜ciを評価して、入力段204の出力がデアサートされるべきかどうかを決定する。
次に、入力段204の単一の入力分岐の機能について説明する。入力aiに到達する入力パルス、例えば、単一磁束量子(SFQ)パルスは、先頭のインダクタFL6a_1と入力JJb2a_1とを介して正の超伝導電流を誘起し、次に入力JJb2a_1をトリガして、超伝導位相を2πに上げる。この入力JJb2a_1のトリガにより、等価で逆向きの電流(例えば、1Φに相当する電流)が先頭のインダクタFL6a_1に誘起されて初期入力電流が打ち消されるとともに、入力JJb2a_1と入力ループストレージインダクタFLstora_1と論理決定JJb0_1とによって形成されたループ内に正の超伝導電流が誘起される。論理決定JJb0_1をトリガするにはこのストレージループ電流のみでは不十分であり、さらなる入力が印加されなければ、電流はストレージループに無限にトラップされたままとなる。入力aiに到達する負の入力パルスは、上記の作用を逆にし、正のストレージループ電流を打ち消して回路をその初期状態に戻す。入力bi,ciは、入力aiと完全に対称であるため、全く同じように動作する。
入力段204の多数決構造のため、ACおよびDCバイアスbias_1_m180があっても、単一の入力によるストレージループ電流のみでは、論理決定JJb0_1をトリガするには不十分である。アサートされていない入力bi〜ciに関連付けられているコンポーネントによって論理決定JJb0_1に付与される追加の負荷により、論理決定JJb0_1がトリガされなくなる。したがって、論理決定JJb0_1のトリガを引き起こすには、過半数の入力をアサートする必要がある。
以下、入力の過半数がアサートされたとき、すなわち、少なくとも2つの入力分岐に関連付けられた正の電流が、上記のように各々アサートされた少なくとも2つの入力に関連付けられているストレージループを循環するときの状態について、入力段204の機能を説明する。各入力において正の入力パルスにより誘起されるストレージループのループ電流は、それら各入力において後続の負のパルスによりそれらの電流が取り除かれるまで、またはバイアス信号bias_1_m180のAC成分のクロッキング機能により論理決定JJb0_1がトリガされて入力が論理決定に変換されるまで持続する。このような蓄積機能のために、入力アサートの数が過半数となることが必要とされる複数の入力は、同じクロックサイクル内で到着する必要はない。
過半数のアサート入力は論理決定JJb0_1を正の遷移に向けてバイアスするが、入力ループストレージインダクタFLstora_1,FLstorb_1,FLstorc_1のサイズのために、ストレージループ電流は、ACおよびDCバイアスbias_1_m180によって供給される追加のバイアス電流なしでは、この遷移を引き起こすのに不十分である。ACバイアス成分が十分な正の大きさに達したとき、すなわち、ゲート200の入力段204が正に「クロックされた」とき、論理決定JJb0_1がトリガされる。入力ループストレージインダクタに蓄積された正の電流は、論理決定JJb0_1からのパルスによって打ち消される。また、トリガは、アサートされなかった入力に関連付けられているストレージループに電流を誘起するが、この電流は負の電流、すなわち、入力アサート信号によって誘起されたストレージループ電流とは逆向きの電流である。また、電流はインダクタL4_1を介して出力段202に流れ、反転される。反転された信号は、ゲート200の出力noから出力信号として伝搬される。すべての入力は対称的であるため、2つ以上のアサート入力の任意の組み合わせで上記と同じ一連の事象が起きてゲート200の出力noが論理「ロー」に駆動され、反転2/3多数決ゲートの出力をアサートするための正しい論理機能が与えられる。
アサートされていない入力に誘起された負の電流は、論理決定JJb0_1を負の遷移に向かってバイアスするが、ACおよびDCバイアスbias_1_m180を使用したとしても、その遷移を単独で引き起こすには十分ではない。これにより、入力段204が正しい状態になり、入力段204の出力をデアサートするための正しい論理機能が実行される。最初にアサートされた入力のいずれかに到達した負のパルスは3つのストレージループのうちの少なくとも2つに負のバイアス電流を提供し、その電流はACおよびDCバイアスbias_1_m180と組み合わせられて、論理決定JJb0_1をその2π位相から外れるように遷移させることで論理決定JJb0_1をオフし、それにより入力段204の出力をデアサートして論理「ロー」に戻す。これは、ACバイアスが十分な負の大きさに達したとき、すなわち、バイアス信号bias_1_m180のACバイアス成分の負の部分で発生する。仮に、先にアサートされていない入力に正の入力が到達した場合には、それぞれ蓄積された負の電流が打ち消され、入力段204の出力をデアサートする前に、先にアサートされた入力のいずれか2つで負の入力パルスが必要になり、それによってゲート200の出力noがアサートされ、再び反転2/3多数決ゲートに正しい機能が提供される。
反転出力段202は、位相モード論理インバータを含む。反転出力段202の機能は、図6に示されるPMLインバータゲート600を参照して理解することができる。このPMLインバータゲート600は、入力aiにおける正のSFQパルスを反転出力noにおいて負のSFQパルスに反転する。回路600において、入力インダクタL3_1は、図2の回路200に示されているストレージインダクタFLstora_1,FLstorb_1,FLstorc_1の代わりとなる。ゲート600の出力noは、入力aiに応答して実質的に即座に、例えば、入力パルスの受信からわずか数ピコ秒以内に伝搬される。互いに180°位相がずれたAC成分を有する2つのバイアス信号は、一方が入力側においてバイアス信号bias_1_m180として、他方が出力側においてバイアス信号bias_0として、回路600に供給される。入力においてJJb0_1,b1_1とインダクタL2_1,FL4_1とで形成されるJTL型構造にはバイアスbias_1_m180による「正」の電力が供給され、同時に、JJb1_0,b0_0とインダクタL2_0,FL5_0とによって出力にミラーリングされるJTL型構造にはバイアスbias_0による「負」の電力が供給される。なお、インダクタFL4_1は、図2〜図4のインダクタL4_1に対応するとともに、図5のインダクタFL4_1に対応する。ゲート600において、入力aiで受信した正のパルスは正電力入力の半分を伝搬してJTL型の入力構造と出力構造とが接する部分でフローティング接地基準を用いて負のパルスに反転され、出力noからの負のパルスの伝搬と同時に負電力出力の半分に直ちに引き継がれる。DC磁束バイアス線602,604は、パルス反転を有効にして回路起動時に初期の正SFQ出力パルスを生成するためにバイアスオフセットを提供し、これにより入力が論理「ロー」で開始するときに出力が論理「ハイ」で開始する。このようなDC磁束バイアス線の機能は、図4に示されるNORゲート400に関して以下でより詳細に説明する。
図2のゲート200は、反転出力(少数ゲート)を有する2/3多数決ゲートの組み合わせ機能を実行する。この組み合わせは、2つのJJと、4つのインダクタと、1つのACおよびDCバイアス変圧器とによって、必要とされる回路コンポーネントの数を削減する。反転3/5多数決ゲート、反転4/7多数決ゲートなどの大規模ファンイン反転ゲートは、ノード206でダブテールする追加の入力分岐を提供して、入力分岐の数によらずに過半数のアサート入力でのみ論理決定JJb0_1がトリガされるようにコンポーネントのサイズ設定を行うことによって構築され得る。
ゲート200は、NANDゲートやNORゲートなどの2入力論理ゲートの基礎として機能し得る。入力の1つを接地する(実質的にそれを論理「ロー」に接続する)ことで、残りの2つの入力を用いて2入力NANDゲートが作成される。DCバイアスを使用して入力の1つに1Φ(すなわち、1SFQパルス)の電流を誘起する(実質的にそれを論理「ハイ」に接続する)ことで、残りの2つの入力を用いて2入力NORゲートが作成される。
図3は、例示的なNANDゲート300、具体的には、図2の反転多数決ゲートと類似した構成を有する一方、図2の第3の入力ciを低電圧レールに接続することによって入力ciが実質的に論理「ロー」に接続されたNAND2ゲート(すなわち、2入力NANDゲート)を示している。すなわち、図2における先頭のインダクタFL6c_1と入力JJb2c_1は、ゲート300の入力段304において除去されている。
図3のNANDゲート300では、アサートされた入力ai,biに応答して論理決定JJb0_1がトリガされると、ストレージインダクタFLstora_1,FLstorb_1の正の電流が消失し、負の電流が代替ストレージインダクタFLstorc_1に誘起されて、正の電流が出力段302に伝搬して出力noとして反転される。その後、論理入力ai,biのうち先にアサートされた入力をデアサートするために負のパルスが印加されると、論理入力に関連付けられたストレージループに蓄積された1つ以上の負の電流が、代替ストレージインダクタFLstorc_1に蓄積された負の電流と結合されて、論理決定JJb0_1をバイアスすることで、バイアス信号bias_1_m180のAC成分の次の負の部分で論理決定JJb0_1をトリガ解除する。これにより、負のパルスが出力段302に伝搬して、出力noがアサートされる。
図4は、例示的なNORゲート400、具体的には、図3の2入力NANDゲート300と同様な形態による例示的な多数決ゲート200から変更されたNOR2ゲート(すなわち、2入力NORゲート)を示しており、このNOR2ゲートは、トランス結合入力インダクタDC_c_1と代替ストレージインダクタFLstorc_1との間に、追加のJJとして、バイアス量子化JJb2c_1を有している。NORゲート400では、論理入力ai,biのいずれか一方またはその両方がアサートされると、出力noがデアサートされる。トランス結合入力インダクタDC_c_1は、DC磁束バイアス線406にトランス結合されている。バイアス量子化JJb2c_1は、DCバイアスDC_c_1を介して供給されるDCバイアス電流を量子化して動作マージンを改善する。
DC磁束バイアス線406を介して供給されるDC電流は、システム動作全体を通じて一定とされる。システム起動時において、DC磁束バイアス線406を流れるDC電流は、システム起動時に生じるAC過渡を介して、トランス結合された入力インダクタDC_c_1に電流を結合する。これにより、動作の開始時にバイアス量子化JJb2c_1が一度トリガされると代替ストレージインダクタFLstorc_1に正の電流が流れ、この電流は、論理決定JJb0_1のバイアスを論理入力ai,biのいずれかからバイアスする場合と同程度とすることに寄与する。
論理入力ai,biのいずれかがアサートされると、図4のNORゲート400の入力段404の論理決定JJb0_1は、「3つ」の入力のうちの「2つ」がアサートされたと実質的に認識し、このとき、その「2つ」の入力のうちの一方がアサート論理入力であり、「2つ」のアサート入力のうちの他方がDCバイアスによって起動された非論理的なファントム「入力」である。したがって、論理決定JJb0_1は、論理入力ai,biのうちの少なくとも1つのアサート入力に応答してトリガされる。このようなトリガ時、代替ストレージインダクタFLstorc_1の正の電流は消失し、JJb2c_1はトリガ解除されず、ストレージインダクタFLstora_1および/またはFLstorb_1の正の電流は、これらのストレージインダクタに関連する入力がアサートされている場合に消失し、アサートされていない入力に関連付けられているストレージインダクタには負の電流が誘起され、正の電流が出力段402に伝搬される。結果として、出力段402の反転動作により、図4の出力noにデアサート信号が供給される。
その後、論理パルスai,biのうち先にアサートされたすべての入力をデアサートするために負のパルスが印加されると、論理入力に関連付けられたストレージループに蓄積された負の電流が互いに結合して論理決定JJb0_1をバイアスすることで、バイアス信号bias_1_m180のAC成分の次の負の部分で論理決定JJb0_1がトリガ解除され、負のパルスが出力段402に伝搬されて正のパルスが出力noから出力される。この論理決定JJb0_1のトリガ解除により、代替ストレージインダクタFLstorc_1に正の電流が復元されて、回路がその初期状態、すなわちDC磁束バイアス線406を介して代替ストレージインダクタFLstorc_1に初期の正の電流を起動注入した後の状態に戻される。
3入力NANDゲートや3入力NORゲートなどの大規模ファンイン反転ゲートは、入力分岐の数に関係なく適切な入力アサート条件でのみ論理決定JJb0_1がバイアスされてトリガされるように、追加の入力ダブテール分岐を設けるとともにコンポーネントのサイズ決定を行うことによって構築され得る。同様に、反転OA21ゲートは、3/5多数決ゲート入力段の構造を変更して、1つの入力を2つの並列分岐に供給するか、または2つのJJサイズと半分のインダクタサイズとを有する単一の分岐ブランチに供給するとともに、5つの入力のうちの1つを低電圧レール(例えば、接地)に接続してその入力を論理「ロー」に接続することによって構築され得る。
図5は、前述したいずれかの実施例の反転出力段202,302,402のような反転出力段502と、Dフリップフロップの機能を提供する入力段504とを有する例示的な反転出力付きDフリップフロップ(DFFN)500を示す。回路500では、入力diに供給される入力信号の論理反転は、論理クロック信号lclkiとバイアス信号bias_1_m180のAC成分のクロッキング機能とに基づいて出力qnoで生じる。論理クロック入力lclkiは、CMOSフリップフロップのACクロックCLKに相当する。論理クロック入力lclkiは、例えば、ゼロ復帰(RZ:return-to-zero)パルス対などのSFQ信号を供給する。この論理クロック入力lclkiは、RQLシステムにおいて相互クロック信号を提供するために使用され得るRQLクロックと混同されるべきではない。
データ入力diからのアサート入力信号により回路500のデータ入力JJb4_1がトリガされて、データ入力JJb4_1とストレージインダクタFLstor_1とJJb5_1とによって形成されたストレージループに超伝導電流が蓄積される。ストレージインダクタFLstor_1のサイズが比較的大きいため、このインダクタFLstor_1に蓄積された電流は、それ単独でJJb5_1をトリガするには十分ではない。したがって、JJb5_1(ストレージループ内の電流によってトリガするようにバイアスされているJJb5_1)をトリガすることによって入力diを「クロック」して、論理決定JJb0_1をトリガするために、信号lclkiが必要となる。出力段502は、前述した実施例200,300,400に関して説明したように、アサート入力信号を出力qnoにおいてデアサート出力信号に反転するように機能する。
いくつかの例では、比較器JJb3_1,b5_1は各々、30マイクロアンペア〜55マイクロアンペアの間、例えば、35マイクロアンペア〜50マイクロアンペアの間の臨界電流を提示するように構成され得る。データ入力JJb4_1は、例えば、55マイクロアンペア〜65マイクロアンペアの間、例えば、60マイクロアンペアの大きな電流での臨界電流を提示するように構成され得る。ストレージインダクタFLstor_1は、25ピコヘンリー(pH)〜40pHとの間、例えば、30pH〜35pHの間のインダクタンス値を有するように構成され得る。比較器JJb3_1,b5_1は、互いに類似した臨界電流を提示するように構成され得る。比較器JJb3_1,b5_1は、厳密に同じ電流での臨界電流を提示する必要はないが、比較器JJb3_1,b5_1は、臨界電流の大きさを互いに、例えば10%以内に近づけることができる。エスケープJJb3_1は、出力JJb5_1よりも臨界電流が小さくなるように構成され得る。
上記の実施例200,300,400,500のすべてにおいて、追加の論理決定機能を実行するためにPMLインバータ回路の入力JJ(例えば、図6における回路600のb0_1)が使用される。PMLインバータ回路の入力JJを使用して追加の論理決定機能を実行することで、コンポーネント数が低減され、回路効率が向上し、反転回路の伝搬遅延時間が短縮され、複雑さおよびコストが削減される。
図7Aは、SFQパルス入力に基づいて少なくとも1つの論理入力を有するRQLゲートからの反転論理出力を決定する方法700を示す。1つ以上の正のSFQパルスが供給(702)されて、少なくとも1つの論理入力を有するRQLゲートの1つ以上の論理入力がアサートされることで、そのアサートされた入力に関連付けられた1つ以上の入力ストレージループ(例えば、入力毎に1つのループ)に1つ以上の電流が流れる(704)。RQLゲートは、例えば、図1〜図6に示されているゲート100,200,400,500,600のいずれかと同様であってもよいし、またはそのような実施例を拡張したものとしてより多数の入力を提供するものであってもよいし、および/または前述したように入力ストレージループの分岐を結合もしくは分割したものであってもよい。次いで、論理入力のうち特定数の論理入力または特定の論理入力のアサートに基づいてトリガされる、あるいはDFFNゲートの場合には論理クロックパルスの一部の期間における論理入力のアサート時にトリガされるように構成されたJJがトリガされる(706)。JJは、例えば、そのJJをすべての入力ストレージループに共通としたり、論理入力の中で追加の入力とみなされない論理「ロー」または論理「ハイ」に実質的に接続したり、適切なバイアスを提供したり、および/または適切なコンポーネントのサイズとしたりすることによって構成され得る。そして、トリガの結果として生成されたデアサート信号が、RQLゲートの出力から伝搬する(708)。デアサート信号は、論理決定JJのトリガによって生じる信号を反転することによって生じ得る。例えば、この反転は、PMLインバータ回路によってもたらされ得る。デアサート信号は、例えば、単一の負のSFQパルスとすることができる。
図7Bは、図7Aに示される方法700に続き得る、SFQパルス入力に基づいてRQLゲートからの論理出力を決定する方法750を示す。負のSFQパルスが供給(710)されて、RQLゲートの1つ以上の論理入力がデアサートされることで、アサートされた入力に関連付けられた1つ以上の入力ストレージループ(例えば、入力毎に1つのループ)に1つ以上の電流が流れる(712)。このRQLゲートは、3つ以上の入力ストレージループを有する。このとき流れる電流は、負の電流、すなわち、方法700で流される電流(704)と等価で逆向きの電流であり得る。上記と同様、RQLゲートは、例えば、図1〜図6に示されているゲート100,200,400,500,600のいずれかと同様であってもよいし、またはそのような実施例を拡張したものとしてより多数の入力を提供するものであってもよいし、および/または前述したように入力ストレージループの分岐を結合もしくは分割したものであってもよい。次いで、論理入力のうち特定数の論理入力または特定の論理入力のデアサートに基づいてトリガされる、あるいはDFFNゲートの場合には論理クロックパルスの一部の期間における論理入力のデアサート時にトリガ解除されるように構成されたJJがトリガ解除される(714)。JJは、例えば、そのJJをすべての入力ストレージループに共通としたり、論理入力の中で追加の入力とみなされない論理「ロー」または論理「ハイ」に実質的に接続したり、適切なバイアスを提供したり、および/または適切なコンポーネントのサイズとしたりすることによって構成され得る。そして、トリガの結果として生成されたアサート信号が、RQLゲートの出力から伝搬する(716)。デアサート信号は、例えば単一の負のSFQパルスであって、例えば、方法700で伝搬されるパルス(708)とは逆方向の単一の負のSFQパルスであり得る。
以上の説明は本発明の例示である。本開示を説明する目的のために構成要素または方法のあらゆる考えられる組み合わせを記載することは勿論不可能であり、当業者は本開示のさらなる多くの組み合わせおよび置換が可能であることを認識し得る。したがって、本開示は、添付の特許請求の範囲を含む本出願の範囲内に含まれるすべてのそのような代替、変形、および変更を包含することが意図される。また、本開示または請求項が「1つの〜」、「第1の〜」、または「別の〜」という要素を列挙するかまたはそれらの同等物を列挙する場合には、1つまたは2つ以上のそのような要素を含むと解釈されるべきであり、2つ以上のそのような要素を必須とするものでも、2つ以上のそのような要素を除外するものでもない。本明細書で使用される「含む」という用語は、含むがそれに限定されないことを意味する。「に基づく」という用語は、少なくとも部分的に基づくことを意味する。
以上の説明は本発明の例示である。本開示を説明する目的のために構成要素または方法のあらゆる考えられる組み合わせを記載することは勿論不可能であり、当業者は本開示のさらなる多くの組み合わせおよび置換が可能であることを認識し得る。したがって、本開示は、添付の特許請求の範囲を含む本出願の範囲内に含まれるすべてのそのような代替、変形、および変更を包含することが意図される。また、本開示または請求項が「1つの〜」、「第1の〜」、または「別の〜」という要素を列挙するかまたはそれらの同等物を列挙する場合には、1つまたは2つ以上のそのような要素を含むと解釈されるべきであり、2つ以上のそのような要素を必須とするものでも、2つ以上のそのような要素を除外するものでもない。本明細書で使用される「含む」という用語は、含むがそれに限定されないことを意味する。「に基づく」という用語は、少なくとも部分的に基づくことを意味する。
本開示に含まれる技術的思想を以下に記載する。
(付記1)
レシプロカル量子論理(RQL)ゲート回路であって、
正の単一磁束量子(SFQ)パルスの受信に基づいてアサートされるように構成された少なくとも1つの論理入力を有する入力段であって、前記入力段が1つ以上のストレージループを含み、前記ストレージループの少なくとも1つが各論理入力に関連付けられており、前記ストレージループの各々が、入力ジョセフソン接合(JJ)と、ストレージインダクタと、論理決定JJとを含み、前記論理決定JJが、前記論理入力に関連付けられたすべてのストレージループに共通とされるとともに、前記ストレージループに蓄積された1つ以上の電流によって供給されるバイアスと、前記入力段に供給される第1の状態を有する第1のバイアス信号とに基づいてトリガされるように構成されている、前記入力段と、
前記論理決定JJのトリガに基づいて出力をデアサートするように構成された位相モード論理(PML)インバータ回路を含む出力段であって、前記第1の状態とは反対の第2の状態を有する第2のバイアス信号が供給される前記出力段と、
を備えるRQLゲート回路。
(付記2)
前記出力段が、前記論理決定JJのトリガ解除に基づいて前記出力をアサートするようにさらに構成されている、付記1に記載のRQLゲート回路。
(付記3)
前記入力段が実際に3つの論理入力を有し、前記出力段が前記論理入力のうちの少なくとも2つのアサートに基づいて前記出力をデアサートするように構成されている、付記1に記載のRQLゲート回路。
(付記4)
前記入力段が実際に5つの論理入力を有し、前記出力段が前記論理入力のうちの少なくとも3つのアサートに基づいて前記出力をデアサートするように構成されている、付記1に記載のRQLゲート回路。
(付記5)
前記入力段が実際に2つの論理入力を有し、前記出力段が前記2つの論理入力のアサートに基づいて前記出力をデアサートするように構成されている、付記1に記載のRQLゲート回路。
(付記6)
前記入力段が実際に2つの論理入力を有し、前記出力段が前記2つの論理入力のうちの一方または両方のアサートに基づいて前記出力をデアサートするように構成されている、付記1に記載のRQLゲート回路。
(付記7)
前記入力段がさらに、論理クロック入力をゼロ復帰(RZ)SFQパルス対として供給するように構成された論理クロック入力をさらに含み、前記入力段が論理入力と前記論理クロック入力とに基づいて前記論理決定JJをトリガするように構成されている、付記1に記載のRQLゲート回路。
(付記8)
前記出力段が、前記論理決定JJを除いて5つ以下のJJを含む、付記1に記載のRQLゲート回路。
(付記9)
前記出力段がさらに、前記RQLゲート回路の起動時に前記出力にアサート信号を供給するように構成された2つのトランス結合されたDC磁束バイアス線を含む、付記8に記載のRQLゲート回路。
(付記10)
前記出力段が、前記DC磁束バイアス線を前記出力段にトランス結合するために使用されるインダクタを除いて、8つ以下のインダクタを含む、付記9に記載のRQLゲート回路。
(付記11)
論理値を決定する方法であって、
1つ以上の正の単一磁束量子(SFQ)パルスを供給してレシプロカル量子論理(RQL)ゲートの1つ以上の論理入力をアサートすること、
前記1つ以上の正のSFQパルスの供給に基づいて、前記RQLゲートの1つ以上の入力ストレージループに1つ以上の正の電流を流すこと、
前記1つ以上の正の電流を流すことに基づいて、前記RQLゲートの論理決定ジョセフソン接合(JJ)をトリガすること、
前記トリガすることに基づいて、前記RQLゲートの出力からデアサート信号を伝搬すること、
を備える方法。
(付記12)
前記伝搬することの後に、
1つ以上の負のSFQパルスを供給して前記論理入力の1つ以上をデアサートすること、
前記1つ以上の負のSFQパルスの供給に基づいて、前記入力ストレージループの1つ以上に1つ以上の負の電流を流すこと、
前記1つ以上の負の電流を流すことに基づいて、前記論理決定JJをトリガ解除すること、
前記トリガ解除することに基づいて、前記RQLゲートの前記出力からアサート信号を伝搬すること、
をさらに備える付記11に記載の方法。
(付記13)
互いに180°位相がずれたAC成分を各々有する2つのバイアス信号を供給することをさらに備え、前記トリガすることが前記2つのバイアス信号のうちの1つに基づいており、信号反転が前記2つのバイアス信号に基づいている、付記11に記載の方法。
(付記14)
回路であって、
ダブテールノードに各々接続された1つ以上の論理入力ジョセフソン伝送線路(JTL)であって、各論理入力JTLが、第1のノードにおいて、入力ジョセフソン接合(JJ)とストレージインダクタとに接続されたストレージループ入力インダクタを含み、前記ストレージループ入力インダクタ、前記入力JJ、および前記ストレージインダクタが、一方向のデータフローを提供するようにサイズ設定されている、前記1つ以上の論理入力JTLと、
前記ダブテールノードと低電圧ノードとの間に接続された論理決定JJであって、前記論理決定JJと各論理入力JTLの前記入力JJおよび前記ストレージインダクタとによって、対応するストレージループが形成されている、前記論理決定JJと、
前記ダブテールノードと論理出力ノードとを接続して前記論理決定JJによる論理決定を反転させる位相モード論理(PML)反転回路と、
互いに約180°位相が異なるAC成分を有するバイアス信号を供給する2つのバイアス有力と、
を備え、前記論理入力JTLに供給されたアサートまたはデアサート論理入力信号に基づいてアサートまたはデアサート論理出力信号を前記論理出力ノードに供給するように構成されている回路。
(付記15)
前記ダブテールノードで交差する3つの論理入力JTLを有し、前記論理出力信号は、前記3つの論理入力JTLに供給される前記論理入力信号に基づいて反転2/3多数決機能を提供する、付記14に記載の回路。
(付記16)
9つ以下のJJを有する付記15に記載の回路。
(付記17)
前記ダブテールノードと低電圧レールとの間のインダクタとともに前記ダブテールノードで交差する2つの論理入力JTLを有し、前記論理出力信号は、前記2つの論理入力JTLに供給される前記論理入力信号に基づいてNAND機能を提供する、付記14に記載の回路。
(付記18)
8つ以下のJJを有する付記17に記載の回路。
(付記19)
前記ダブテールノードと、システム起動時にトランス結合入力インダクタを介して供給されるDC磁束バイアス電流を量子化するように構成されたバイアス量子化JJとの間のインダクタとともに前記ダブテールノードで交差する2つの論理入力JTLを有し、前記論理出力信号は、前記2つの論理入力JTLに供給される前記論理入力信号に基づいてNOR機能を提供する、付記14に記載の回路。
(付記20)
前記ダブテールノードに接続された実際に1つの論理入力JTLを有し、前記論理入力JTLはSFQ信号をゼロ復帰(RZ)パルス対として供給するように構成された論理クロック入力を有し、前記論理出力信号は、前記1つの論理入力JTLに供給される前記論理入力信号に基づいて反転出力Dフリップフロップ機能を提供する、付記14に記載の回路。

Claims (20)

  1. レシプロカル量子論理(RQL)ゲート回路であって、
    正の単一磁束量子(SFQ)パルスの受信に基づいてアサートされるように構成された少なくとも1つの論理入力を有する入力段であって、前記入力段が1つ以上のストレージループを含み、前記ストレージループの少なくとも1つが各論理入力に関連付けられており、前記ストレージループの各々が、入力ジョセフソン接合(JJ)と、ストレージインダクタと、論理決定JJとを含み、前記論理決定JJが、前記論理入力に関連付けられたすべてのストレージループに共通とされるとともに、前記ストレージループに蓄積された1つ以上の電流によって供給されるバイアスと、前記入力段に供給される第1の状態を有する第1のバイアス信号とに基づいてトリガされるように構成されている、前記入力段と、
    前記論理決定JJのトリガに基づいて出力をデアサートするように構成された位相モード論理(PML)インバータ回路を含む出力段であって、前記第1の状態とは反対の第2の状態を有する第2のバイアス信号が供給される前記出力段と、
    を備えるRQLゲート回路。
  2. 前記出力段が、前記論理決定JJのトリガ解除に基づいて前記出力をアサートするようにさらに構成されている、請求項1に記載のRQLゲート回路。
  3. 前記入力段が実際に3つの論理入力を有し、前記出力段が前記論理入力のうちの少なくとも2つのアサートに基づいて前記出力をデアサートするように構成されている、請求項1に記載のRQLゲート回路。
  4. 前記入力段が実際に5つの論理入力を有し、前記出力段が前記論理入力のうちの少なくとも3つのアサートに基づいて前記出力をデアサートするように構成されている、請求項1に記載のRQLゲート回路。
  5. 前記入力段が実際に2つの論理入力を有し、前記出力段が前記2つの論理入力のアサートに基づいて前記出力をデアサートするように構成されている、請求項1に記載のRQLゲート回路。
  6. 前記入力段が実際に2つの論理入力を有し、前記出力段が前記2つの論理入力のうちの一方または両方のアサートに基づいて前記出力をデアサートするように構成されている、請求項1に記載のRQLゲート回路。
  7. 前記入力段がさらに、論理クロック入力をゼロ復帰(RZ)SFQパルス対として供給するように構成された論理クロック入力をさらに含み、前記入力段が論理入力と前記論理クロック入力とに基づいて前記論理決定JJをトリガするように構成されている、請求項1に記載のRQLゲート回路。
  8. 前記出力段が、前記論理決定JJを除いて5つ以下のJJを含む、請求項1に記載のRQLゲート回路。
  9. 前記出力段がさらに、前記RQLゲート回路の起動時に前記出力にアサート信号を供給するように構成された2つのトランス結合されたDC磁束バイアス線を含む、請求項8に記載のRQLゲート回路。
  10. 前記出力段が、前記DC磁束バイアス線を前記出力段にトランス結合するために使用されるインダクタを除いて、8つ以下のインダクタを含む、請求項9に記載のRQLゲート回路。
  11. 論理値を決定する方法であって、
    1つ以上の正の単一磁束量子(SFQ)パルスを供給してレシプロカル量子論理(RQL)ゲートの1つ以上の論理入力をアサートすること、
    前記1つ以上の正のSFQパルスの供給に基づいて、前記RQLゲートの1つ以上の入力ストレージループに1つ以上の正の電流を流すこと、
    前記1つ以上の正の電流を流すことに基づいて、前記RQLゲートの論理決定ジョセフソン接合(JJ)をトリガすること、
    前記トリガすることに基づいて、前記RQLゲートの出力からデアサート信号を伝搬すること、
    を備える方法。
  12. 前記伝搬することの後に、
    1つ以上の負のSFQパルスを供給して前記論理入力の1つ以上をデアサートすること、
    前記1つ以上の負のSFQパルスの供給に基づいて、前記入力ストレージループの1つ以上に1つ以上の負の電流を流すこと、
    前記1つ以上の負の電流を流すことに基づいて、前記論理決定JJをトリガ解除すること、
    前記トリガ解除することに基づいて、前記RQLゲートの前記出力からアサート信号を伝搬すること、
    をさらに備える請求項11に記載の方法。
  13. 互いに180°位相がずれたAC成分を各々有する2つのバイアス信号を供給することをさらに備え、前記トリガすることが前記2つのバイアス信号のうちの1つに基づいており、信号反転が前記2つのバイアス信号に基づいている、請求項11に記載の方法。
  14. 回路であって、
    ダブテールノードに各々接続された1つ以上の論理入力ジョセフソン伝送線路(JTL)であって、各論理入力JTLが、第1のノードにおいて、入力ジョセフソン接合(JJ)とストレージインダクタとに接続されたストレージループ入力インダクタを含み、前記ストレージループ入力インダクタ、前記入力JJ、および前記ストレージインダクタが、一方向のデータフローを提供するようにサイズ設定されている、前記1つ以上の論理入力JTLと、
    前記ダブテールノードと低電圧ノードとの間に接続された論理決定JJであって、前記論理決定JJと各論理入力JTLの前記入力JJおよび前記ストレージインダクタとによって、対応するストレージループが形成されている、前記論理決定JJと、
    前記ダブテールノードと論理出力ノードとを接続して前記論理決定JJによる論理決定を反転させる位相モード論理(PML)反転回路と、
    互いに約180°位相が異なるAC成分を有するバイアス信号を供給する2つのバイアス有力と、
    を備え、前記論理入力JTLに供給されたアサートまたはデアサート論理入力信号に基づいてアサートまたはデアサート論理出力信号を前記論理出力ノードに供給するように構成されている回路。
  15. 前記ダブテールノードで交差する3つの論理入力JTLを有し、前記論理出力信号は、前記3つの論理入力JTLに供給される前記論理入力信号に基づいて反転2/3多数決機能を提供する、請求項14に記載の回路。
  16. 9つ以下のJJを有する請求項15に記載の回路。
  17. 前記ダブテールノードと低電圧レールとの間のインダクタとともに前記ダブテールノードで交差する2つの論理入力JTLを有し、前記論理出力信号は、前記2つの論理入力JTLに供給される前記論理入力信号に基づいてNAND機能を提供する、請求項14に記載の回路。
  18. 8つ以下のJJを有する請求項18に記載の回路。
  19. 前記ダブテールノードと、システム起動時にトランス結合入力インダクタを介して供給されるDC磁束バイアス電流を量子化するように構成されたバイアス量子化JJとの間のインダクタとともに前記ダブテールノードで交差する2つの論理入力JTLを有し、前記論理出力信号は、前記2つの論理入力JTLに供給される前記論理入力信号に基づいてNOR機能を提供する、請求項14に記載の回路。
  20. 前記ダブテールノードに接続された実際に1つの論理入力JTLを有し、前記論理入力JTLはSFQ信号をゼロ復帰(RZ)パルス対として供給するように構成された論理クロック入力を有し、前記論理出力信号は、前記1つの論理入力JTLに供給される前記論理入力信号に基づいて反転出力Dフリップフロップ機能を提供する、請求項14に記載の回路。
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