JP6919067B2 - 大規模ファンインrqlゲート - Google Patents

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Description

本発明は、概して量子および古典的デジタル超伝導回路に関し、具体的には多数ファンイン・レシプロカル量子論理(RQL)ゲートに関する。本出願は、2017年11月13日に出願された米国特許出願第15/810907号の優先権を主張し、その全体が本明細書に組み込まれる。
デジタル論理の分野において、相補型金属酸化膜半導体(CMOS)技術は高度に開発された周知の技術であり、幅広く使用されている。CMOSが技術として成熟しつつあるため、速度、消費電力計算密度、相互接続帯域幅などの点でより高い性能につながり得る代替技術に関心が向けられている。CMOS技術に代わるものとして、超伝導ジョセフソン接合(JJ)を利用し、20ギガビット/秒(Gb/s)以上の典型的なデータ速度で約4ナノワット(nW)の典型的な信号電力を有し、約4ケルビンの動作温度を有する超伝導体ベースの単一磁束量子回路がある。
「ファンイン」は論理ゲートが処理可能な入力数を表す。ファンインが大きいほど、より多くの入力をそのゲートで処理することができる。ファンインが高い論理ゲートをデジタル論理設計に使用することで、ロジック回路の深さを減らし、回路の効率および密度を向上させることができる。多数決ゲートは、その入力が50%を越えて真(true)である場合にのみ真を返す論理ゲートである。
一実施例は、レシプロカル量子論理(RQL)ゲート回路を含む。前記RQLゲート回路は入力段を有し、この入力段は、正の単一磁束量子(SFQ)パルスの受信に基づいてアサートされるように各々構成された3つ以上の論理入力を有する。前記入力段は、論理入力毎に当該論理入力に関連付けられた少なくとも1つのストレージループを有する。各ストレージループは、少なくとも1つの入力ジョセフソン接合(JJ)と、少なくとも1つのインダクタと、論理決定JJとを含む。論理決定JJは、前記論理入力に関連付けられているすべてのストレージループに共通とされている。前記RQLゲートはさらに、論理入力の組み合わせに応じた前記論理決定JJのトリガに基づいて出力をアサートするように構成された出力段を有する。前記出力段はまた、論理入力の異なる組み合わせに応じた論理決定JJのトリガ解除に基づいて出力をデアサートし得る。
別の実施例は、論理入力に基づいて論理値を決定する方法を含む。1つ以上の正のSFQパルスが供給され、3つ以上の論理入力を有するRQLゲートの1つ以上の論理入力がアサートされる。これにより、論理入力毎に少なくとも1つのストレージループを有する前記RQLゲート内の1つ以上の入力ストレージループに1つ以上の正電流が流れる。これにより、前記RQLゲートの論理決定JJが論理入力の組み合わせに応じてトリガされる。これにより、アサート信号が前記RQLゲートの出力から伝搬される。
別の実施例は、ダブテールノードで交差する3つ以上の論理入力ジョセフソン伝送線路(JTL)を有する回路を含む。各論理入力JTLは、第1のノードにおいて入力JJとストレージインダクタとに接続されたストレージループ入力インダクタを含む。前記ストレージループ入力インダクタ、前記入力JJ、および前記ストレージインダクタは、一方向のデータフローを提供するように互いにサイズ設定されている。前記ダブテールノードと低電圧ノードとの間には論理決定JJが接続されており、前記論理決定JJと各論理入力JTLの前記入力JJおよび前記ストレージインダクタとによって、対応するストレージループが形成されている。前記ダブテールノードと論理出力ノードとの間の出力JTLは、前記論理入力JTLに供給されたアサートまたはデアサート論理入力信号に基づいて、アサートまたはデアサート論理出力信号を前記論理出力ノードに供給する。
例示的な大規模ファンイン・レシプロカル量子論理(RQL)ゲートのブロック図。 例示的な3/5多数決ゲートの回路図。 図2のゲートにおける例示的な単一入力アサートシーケンスを示す図。 図2のゲートにおける例示的な単一入力アサートシーケンスを示す図。 図2のゲートにおける例示的な多数決入力アサートシーケンスを示す図。 図2のゲートにおける例示的な多数決入力アサートシーケンスを示す図。 図2のゲートにおける例示的な多数決入力アサートシーケンスを示す図。 例示的な3/5多数決ゲートの回路図。 例示的なANDゲートの回路図。 例示的なORゲートの回路図。 例示的なOAゲートの回路図。 SFQパルス入力に基づいて論理OR値を決定する例示的な方法のフロー図。 SFQパルス入力に基づいて論理AND値を決定する例示的な方法のフロー図。 SFQパルス入力に基づいて論理OR値を決定する例示的な方法のフロー図。 SFQパルス入力に基づいて論理OA値を決定する例示的な方法のフロー図。 SFQパルス入力に基づいて3つ以上の入力を有するRQLゲートからの論理出力を決定する例示的な方法のフロー図。 SFQパルス入力に基づいて3つ以上の入力を有するRQLゲートからの論理出力を決定する例示的な方法のフロー図。
本開示は、概して、レシプロカル量子論理(RQL)システムおよび関連する方法で使用するための論理ゲート回路に関する。本開示は、より具体的には、多数決ゲート、ANDゲート、ORゲート、OR−AND(OA)ゲートなどを含む、3つ以上の(いくつかの実施例では、さらに多い数の)入力を有する論理ゲートに関する。
図1は、複数(3つ以上)の論理入力1i〜niと出力oとを有する大規模ファンイン(fan-in)RQLゲート100を示す。ゲート100は、出力oを供給するように構成された出力段102と、アサート論理状態またはデアサート論理状態にそれぞれ対応する正または負の単一磁束量子(SFQ)パルスで構成され得る入力1i〜niを受信するように構成された入力段104とを含む。各入力には、ストレージループ106−1〜106−nのうちの少なくとも1つのストレージループが関連付けられる。入力段104が入力毎に1つのストレージループを有するように示されているが、各入力はそれに関連付けられた2つ以上のストレージループを有することができる。論理決定ジョセフソン接合(JJ)108は、すべての論理入力ストレージループに共通(すなわち、共有)とされており、入力1i〜niに基づいてトリガされる。出力oのアサートまたはデアサートは、論理決定JJ108のトリガに基づく。例えば、出力oは、アサート出力論理状態に対応する正のSFQパルスと、デアサート出力論理状態に対応する負のSFQパルスを伝搬することができる。出力段102は、論理決定JJ108の出力を増幅するための出力ジョセフソン伝送線路(JTL)を含むことができる。
論理決定JJ108のトリガは、入力1i〜niだけでなく、出力段102(例えば、出力JTL110)に供給されるバイアス信号112にも基づくことができる。バイアス信号112は、ACおよびDCバイアスの両方を与えることができる。したがって、例えば、バイアス信号112はRQLゲート100へのクロックとして機能することができ、入力1i〜niの評価により、バイアス信号112のAC成分に応じた特定の時点で出力oを生成することができる。
図2は、様々な論理機能を提供するための複数の構成を有し得るRQLゲートを示す。具体的に、図示された構成200は、増幅を行う出力ジョセフソン伝送線路(JTL)段202と、ダブテールノード206で結合する複数のJTL入力分岐を有する入力段204とを有した3/5多数決ゲートを提供する。入力分岐は、論理決定JJb3_0とともにストレージループを形成し、論理決定が行えるまで、すなわち論理条件が満たされるまで、入力を受信して蓄積する。出力JTL段202は、インダクタFL3_0,L4_0,L5_0とACおよびDCバイアスbias_0とともに、JJb0_0,b1_0を含む。入力段204では、別個の入力ストレージループが各入力に関連付けられている。入力aiの入力ストレージループは、JJb2a_0,b3_0と、インダクタFLstora_0とを含む。先頭のインダクタFL6a_0は、入力aiを駆動JTLまたは別のゲートの出力に接続可能とする。
このストレージループにおいてコンポーネントサイズを選択することにより一方向のデータフローが提供される。回路200は、ストレージループに1Φ(約2.07mA pH)の電流を各々流すSFQパルスで動作する。このようなストレージループを流れる電流の大きさは、ストレージループ内のストレージインダクタのサイズによって決定される。したがって、各入力について、ストレージループ入力インダクタ(例えば、FL6a_0)のインダクタンス値は、ストレージインダクタ(例えば、FLstora_0)のインダクタンス値に比べて小さく(例えば、約8pH〜9pHの間で、例えば8.5pH)され得る。一方、ストレージインダクタのサイズは、入力SFQパルスによって誘起される蓄積電流の大きさを低減するべく比較的大きく(例えば、約30pH〜40pHの間で、例えば35pH)(例えば、対応するストレージループ入力インダクタよりも約4倍大きく)され得る。いくつかの例では、入力(例えば、ai)に導入される電流の大きさは、ストレージループに蓄積される電流よりも約4倍大きい。また、入力aiにおける入力JJb2a_0は、駆動JTLがこのJJをオン(flip)してストレージループに電流を流すことができるサイズに設定されるが、このストレージループの電流は、入力JJb2a_0をオフ(unflip)して格納パルスを入力から戻すことを可能とするほどは十分ではない。
入力bi,ci,di,eiに関連付けられたストレージループは、入力aiのストレージループと同じ構造を有することができ、それらはすべて論理決定JJb3_0で重なる。出力moは、JTLまたは別のゲートの入力に接続されて、例えば、ゲート200の論理「ハイ」へのアサートを表す正の出力パルスを伝搬し得る。出力moから伝搬される後続の負の出力パルスは、ゲート200の論理「ロー」へのデアサートを表し得る。
論理決定JJb3_0は、ゲート200の論理機能を行う。いずれか3つの入力とバイアスbias_0との組み合わせは、論理決定JJb3_0をいずれかの方向に切り替えるのに十分である。回路200では、論理決定JJb3_0に直接バイアスは加えられないが、出力JTLのバイアスと入力JTLの双方から少量のバイアスが論理決定JJb3_0に達し得る。図1のゲート100のバイアス信号112に関して述べたように、図2のゲート200のバイアス信号bias_0のAC成分(例えば、正弦波成分)は、ゲート200へのクロック信号として機能し得るものであり、クロック信号のサイクル毎に論理入力を2回評価することができる。バイアス信号bias_0のAC位相は、交互に正と負の部分を有し得る。AC位相が正の部分の間、ゲート200は、入力ai〜eiを評価して出力moをアサートすべきかどうかを決定し、AC位相が負の部分の間、ゲート200は、入力ai〜eiを評価して出力moをデアサートすべきかどうかを決定する。
図3Aおよび図3Bは、単一の入力がアサートされたときのゲート回路200内の事象シーケンスを示す。図3Aにおいて、入力パルス、例えば単一磁束量子(SFQ)パルスが入力aiに到達する。これにより、先頭のインダクタFL6a_0および入力JJb2a_0を介して超伝導電流302が誘起される。電流302は入力JJb2a_0をトリガし、図3Bにおいて入力JJb2a_0の上に点で示されているように、その超伝導位相を2πに上げる。図3Bに示されるように、この入力JJb2a_0のトリガにより、等価で逆向きの電流(例えば、1Φに相当する電流)が先頭のインダクタFL6a_0に誘起されて初期入力電流が打ち消される(304)とともに、入力JJb2a_0と入力ループストレージインダクタFLstora_0と論理決定JJb3_0とによって形成されたループ内に超伝導電流306が誘起される。論理決定JJb3_0をトリガするには電流306のみでは不十分であり、さらなる入力が印加されなければ、電流306は無限にトラップされたままとなる。入力aiに到達する負の入力パルスは、上記の作用を逆にし、電流306を打ち消して回路をその初期状態に戻す。入力bi,ci,di,eiは、入力aiと完全に対称であるため、全く同じように動作する。
論理決定JJb3_0をトリガするには、たとえACおよびDCバイアスbias_0を使用したとしても電流306のみでは不十分であり、これは、論理決定JJb3_0が回路200内でそれに先行するJJよりも大きなJJであり得るという理由だけでなく、回路200が多数決構造であるためである。アサートされていない入力bi〜eiに関連付けられているコンポーネントによって論理決定JJb3_0に付与される追加の負荷により、論理決定JJb3_0がトリガされなくなる。したがって、論理決定JJb3_0のトリガを引き起こすには、過半数の入力をアサートする必要がある。
図4A〜図4Cは、入力の過半数がアサートされたときのゲート回路200内の事象シーケンスを示す。図4Aは、3つの入力、すなわち、5つの入力ai〜eiの過半数がアサートされた後の回路200の状態を示している。図示の例では、入力ai,ci,eiがアサートされている。図3Bと同様に、入力aiに関連する電流306は、入力JJb2a_0と入力ループストレージインダクタFLstora_0と論理決定JJb3_0とによって形成されるストレージループ内を循環する。また、入力ci,eiにそれぞれ関連する電流402,404は、入力ciについては、入力JJb2c_0と入力ループストレージインダクタFLstorc_0と論理決定JJb3_0とによって形成されるループ内を循環し、入力eiについては、入力JJb2e_0と入力ループストレージインダクタFLstore_0と論理決定JJb3_0とによって形成されるループ内を循環する。入力JJb2a_0,b2c_0,b2e_0の上に点で示されているように、それら3つの入力JJb2a_0,b2c_0,b2e_0はすべて2π状態にある。正の入力パルスによって誘起された電流306,402,404などのループ電流は、対応する入力への後続の負のパルスによりその電流が除去されるまで、またはバイアス信号bias_0のAC成分のクロック機能が論理決定JJb3_0をトリガして入力を出力に変換するまで、そのストレージループ内に存続する。このような蓄積機能のため、入力アサートの数が過半数となることが必要とされる複数の入力は、同じクロックサイクル内で到着する必要はない。
3つすべての入力ループ電流306,402,404は論理決定JJb3_0を正の遷移に向けてバイアスするが、入力ループストレージインダクタFLstora_0,FLstorc_0,FLstore_0のサイズのために、電流306,402,404は、ACおよびDCバイアスbias_0によって供給される追加のバイアス電流なしでは、この遷移を引き起こすのに不十分である。ACバイアスが十分な正の大きさに達すると、すなわちゲート200が正に「クロックされる」と、この遷移の結果を示す図4Bにおいて論理決定JJb3_0の上に点で示されるように論理決定JJb3_0がトリガされる。入力ループストレージインダクタFLstora_0,FLstorc_0,FLstore_0における蓄積電流は打ち消される(406,408,410)。入力bi,diに関連付けられたストレージループには新たな電流412,414が逆方向に誘起される。また、インダクタFL3_0およびJJb0_0を介して電流416が駆動される。この電流は、ACバイアスと組み合わせられて、図4Cに示されるように増幅JJb0_0をトリガする。この増幅JJb0_0のトリガにより、インダクタFL3_0の電流が打ち消される(418)とともに、インダクタL4_0,L5_0および出力JJb1_0を介して電流420が誘起される。なお、図4Cには示されていないが、電流420は、出力JJb1_0をトリガしてゲート200の出力moに出力信号を伝搬する。すべての入力は対称的であるため、3つ以上のアサートされた入力の任意の組み合わせで上記と同じ一連の事象が起きてゲート200の出力moが論理「ハイ」に駆動され、3/5多数決ゲートの出力をアサートするための正しい論理機能が与えられる。
入力JJb2b_0と入力ループストレージインダクタFLstorb_0と論理決定JJb3_0とによって形成されるbi入力ストレージループの誘起電流412や、入力JJb2d_0と入力ループストレージインダクタFLstord_0と論理決定JJb3_0とによって形成されるdi入力ストレージループの誘起電流414は、論理決定JJb3_0を負の遷移に向けてバイアスするが、ACおよびDCバイアスbias_0を使用しても、その遷移を単独で引き起こすほど十分ではない。これにより、回路200は正しい状態となり、3/5多数決ゲートをデアサートするための正しい論理機能を実行する。最初にアサートされた入力ai,ci,eiのいずれかに到達した単一の負のパルスは3つのストレージループに負のバイアス電流を提供し、その電流はACおよびDCバイアスと組み合わせられて、論理決定JJb3_0をその2π位相から外れるように遷移させることで論理決定JJb3_0をオフし、それによりゲート200の出力moをデアサートして論理「ロー」に戻す。これは、ACバイアスが十分な負の大きさに達したとき、すなわち、バイアス信号bias_0のACバイアス成分の負の部分で発生する。仮に、第4の正の入力が入力biまたは入力diに到達した場合には、それぞれ蓄積されている負の電流412または電流414が打ち消され、出力moをデアサートする前に、アサートされた入力のいずれか2つで負の入力パルスが必要とされて、3/5多数決ゲートに正しい機能が提供される。
別の例示的な実装として、図5は、2/3多数決トポロジにより類似したゲート500を示している。ゲート500の例は、前述した例のゲート200のJJb3_0およびインダクタFL3_0を省略する。JJb0_0のサイズは、ゲート200におけるJJb3_0とJJb0_0のほぼ合計のサイズまで増加されている。例示的な回路500では、JJb0_0は、ゲート500の出力JTL段の論理決定JJおよび第1のJJの両方として機能する。
図示されたトポロジ200,500は、より大きな多数決ゲート、例えば、4/7多数決ゲート、5/9多数決ゲートなどに拡張することができる。入力の数が奇数であれば、基本トポロジ200,500は任意の数の入力に拡張することができる。ただし、入力数が増えるにつれて、動作マージンが低下する。
ゲート200またはゲート500は、いくつかの3入力論理ゲートの基礎としても機能し得る。2つの入力を接地する(実質的にそれらを論理「ロー」にする)ことで、残りの3つの入力による3入力ANDゲートが作成される。DCバイアスを使用して2つの入力に1Φ(すなわち、1SFQパルス)の電流を誘起する(実質的にそれらを論理「ハイ」にする)ことで、残りの入力による3入力ORゲートが作成される。いずれの場合も、これらの派生ゲートは、一定の論理状態に保持される入力の入力JJを削除し、これら2つの入力のインダクタを並列に組み合わせることによって最適化することができる。
上記の説明に続いて、図6は、3つの入力ai,bi,ciのすべてがアサートされた場合にのみ出力aoがアサートされる例示的なANDゲート600を示している。図示される構成では、代替ストレージインダクタFLstord_0は、2つのストレージインダクタを並列に置き換えるため、そのインダクタンス値の観点から、インダクタFLstora_0,FLstorb_0,またはFLstorc_0のサイズの約半分にすることができる。代替ストレージインダクタFLstord_0は、他のストレージインダクタのサイズの半分より若干大きくして、前述した例示的なゲート200,500から入力JJb2d_0,b2e_0の除去された寄生入力インダクタンスを補償してもよい。例えば、ゲート600では、代替ストレージインダクタFLstord_0のインダクタンス値は、約16pH〜21pHの間、例えば18pHとすることができる。
図6のANDゲート600では、アサートされた入力ai,bi,ciに応答して論理決定JJb3_0がトリガされると、ストレージインダクタFLstora_0,FLstorb_0,FLstorc_0における正の電流が消失し、代替ストレージインダクタFLstord_0に負の電流が誘起され、正の電流が出力JTL段に沿って伝搬して出力aoから出力される。その後、論理入力ai,bi,ciのいずれかをデアサートするために負のパルスが印加されると、その論理入力に関連付けられているいずれかのストレージループに蓄積されている1つ以上の負の電流が、代替ストレージインダクタFLstord_0に蓄積されている負の電流と結合されて論理決定JJb3_0をバイアスし、バイアス信号bias_0のAC成分の次の負の部分でトリガ解除して、負のパルスを出力aoから伝搬する。
図7は、図6の3入力ANDゲート600と同様な態様における例示的な多数決ゲート200から変更された例示的な3入力ORゲート700を示しており、トランス結合入力インダクタDC_d_0と代替ストレージインダクタFLstord_0との間に、追加のJJとして、バイアス量子化JJb2d_0を導入したものである。ORゲート700では、3つの入力ai,bi,ciのいずれか1つ以上がアサートされると、出力ooがアサートされる。回路600の場合と同様に、代替ストレージインダクタFLstord_0は、ストレージインダクタFLstora_0,FLstorb_0,FLstorc_0のサイズの約半分であるか、またはサイズの半分よりもやや大きい。トランス結合入力インダクタDC_d_0は、DC磁束バイアス線702にトランス結合されている。バイアス量子化JJb2d_0は、DCバイアスDC_d_0を介して供給されるDCバイアス電流を量子化し、動作マージンを改善する。バイアス量子化JJb2d_0のサイズは非常に大きく、例えば、入力JJb2a_0,b2b_0,またはb2c_0のいずれかのサイズの約2倍であり得る。
DC磁束バイアス線702を介して供給されるDC電流は、システム動作全体を通じて一定のままである。システム起動時において、DC磁束バイアス線702を流れるDC電流は、システム起動時に生じるAC過渡を介して、トランス結合された入力インダクタDC_d_0に電流を結合する。これにより、動作の開始時にバイアス量子化JJb2d_0が一度トリガされると代替ストレージインダクタFLstord_0に正の電流が流れ、この電流は、コンポーネントのサイズにより、論理決定JJb3_0のバイアスに対して、論理入力ai,bi,ciのいずれかからバイアスする場合と比べて2倍とみなせる。
図7のORゲート700における論理決定JJb3_0は、「5つ」の入力のうちの「2つ」がアサートされたと実質的に認識し、このとき、アサートされた「2つ」の入力はDCバイアスによって起動された非論理的なファントム「入力」であり、論理決定JJb3_0は、論理入力ai,bi,ciのうちの少なくとも1つのアサート入力に応答してトリガされる。このようなトリガ時、代替ストレージインダクタFLstord_0の正の電流は消失し、JJb2d_0はトリガ解除されず、ストレージインダクタFLstora_0,FLstorb_0,またはFLstorc_0の正の電流は、これらのストレージインダクタに関連する入力がアサートされている場合に消失し、アサートされていない入力に関連付けられているストレージインダクタには負の電流が誘起され、正の電流が出力JTL段に沿って伝搬されて出力ooから出力される。
その後、論理入力ai,bi,ciのうちすでにアサートされているすべての入力をデアサートするために負のパルスが印加されると、論理入力に関連付けられたストレージループに蓄積されている負の電流が結合し、論理決定JJb3_0をバイアスしてバイアス信号bias_0のAC成分の次の負の部分でトリガ解除されることで、負のパルスが伝搬して出力ooから出力される。この論理決定JJb3_0のトリガ解除により、代替ストレージインダクタFLstord_0に正の電流が復元されて、回路がその初期状態、すなわちDC磁束バイアス線702を介して代替ストレージインダクタFLstord_0に初期の正の電流を起動注入した後の状態に戻される。
図8は、前述したトポロジに基づいて構築された例示的なOR−AND(OA)ゲート、より具体的には3入力OA21ゲート800を示す。概念的には、OAゲートは、ORゲートの出力によってその入力の少なくとも1つが供給されるANDゲートである。したがって、OAゲートは、概念的AND段へのすべての入力がアサートされた場合にのみアサート出力を提供し、少なくとも1つの概念的OR段への入力の少なくとも1つがアサートされることを必要とする。OA21ゲートは、概念的OR段への2つの入力を有するとともに、その概念的OR段の出力に加えて、概念的AND段へのもう1つの入力を有するOAゲートである。したがって、OA21ゲートは、最初の論理入力がアサートされ、残りの2つの論理入力のうちの少なくとも1つがアサートされた場合にのみ、アサート出力を提供する。
図8のOA21ゲート800の機能は、ブール方程式oao=ai AND(bi OR ci)によって記述される。この機能を実現するには、入力aiを単一の入力aiから分岐する2つのストレージループに配置する一方で、入力bi,ciをそれぞれ1つのストレージループに接続する。図6に示される先の例示的なゲート600によって示された入力の除去と同様に、除去された第5の入力は、代替ストレージインダクタFLstore_0によって置き換えられる。ただし、ゲート800では、代替ストレージインダクタFLstord_0が他のストレージインダクタFLstora_0,FLstorb_0,FLstorc_0,FLstord_0とほぼ同じサイズとすることができ、これは、図6のANDゲート600において代替ストレージインダクタFLstord_0が1/2のサイズとなる場合と対照的である。
入力aiをストレージインダクタFL6a_0,FL6d_0に直接接続すると、通常サイズの単一の駆動JTLに対する負荷が大き過ぎて処理できなくなる可能性があるため、入力aiは、必要な増幅を提供するためにバイアス信号線bias_1_p0,bias_2_p0にそれぞれ接続された追加のJTLを含む。例として、図8のゲート800では、ストレージループ入力インダクタFL6a_0,FL6d_0は約8pH〜9pH(例えば、8.5pH)のインダクタンス値を有することができ、JTL入力インダクタFL3_1,FL3_2は約20pH〜21pH(例えば、20.5pH)のインダクタンス値を有することができ、インダクタL4_1およびインダクタL5_1の値や、インダクタL4_2およびインダクタL5_2の値は、合計で約14pH〜15pH(例えば、14.5pH)となるように選択することができ、バイアスインダクタL2_1,L2_2は、標準JTLの場合に比べてわずかに小さいサイズに設定することができ、JJb1_1,b1_2に追加の電力を供給してゲート800の入力aiの大きな負荷を駆動できるようにする。信号線bias_1_p0,bias_2_p0に供給されるバイアス信号は、信号線bias_0からのバイアス信号と同じ位相を有することができるが、これは、回路が機能する上で厳密に必要とされない。ゲート800と同様な図示されていない例では、入力aiに並列に取り付けられた2つの経路について、すべてのJJのサイズを2倍にし、すべてのインダクタのサイズを半分にすることによって、それら2つの経路が組み合わせられてもよい。
図9は、SFQパルス入力に基づいて論理多数決値を決定する例示的な方法900を示す。正のSFQパルスが供給(902)されてRQL多数決ゲートの論理入力の過半数がアサートされることで過半数の入力ストレージループに電流が流れる(904)。RQL多数決ゲートは、例えば、図2や図5に示されるゲート200またはゲート500のようなゲートであってもよいし、あるいは、上記したようにそのような実施例を拡張したものとしてより多くの奇数の入力を提供するものであってもよい。したがって、例えば、この方法で使用されるRQL多数決ゲートは、図2に示されるように、8個以下のJJと14個以下のインダクタとで構成され得る。例えば、この方法で使用されるRQL多数決ゲートは、図5に示されるように、7個以下のJJと13個以下のインダクタとで構成されてもよい。次に、論理入力の過半数がアサートされたときにのみトリガされるように構成されたJJがトリガされる(906)。JJは、例えば、そのJJを複数(例えば、すべて)の入力ストレージループに共通としたり、適切なバイアスを提供したり、および/または適切なコンポーネントのサイズとしたりすることによって構成され得る。そして、トリガの結果として生成されたアサート信号が、RQL多数決ゲートの出力から伝搬する(908)。アサート信号は、例えば、単一のSFQパルスとすることができる。
図10は、3つ以上のSFQパルス入力に基づいて論理AND値を決定する例示的な方法1000を示す。正のSFQパルスが供給(1002)されて、3つ以上の論理入力を有するRQL_ANDゲートのすべての論理入力がアサートされることで、そのアサートされた入力に関連付けられた入力ストレージループ(例えば、入力毎に1つのループ)に電流が流れる(1004)。RQL_ANDゲートは、例えば、図6に示されるゲート600のようなゲートであってもよいし、またはそのような実施例を拡張したものとしてより多くの入力を提供するものであってもよい。したがって、例えば、この方法で使用されるRQL_ANDゲートは、図6に示されるように、6個以下のJJと11個以下のインダクタとで構成され得る。次に、すべての論理入力がアサートされたときにのみトリガされるように構成されたJJがトリガされる(1006)。JJは、例えば、そのJJをすべての入力ストレージループに共通としたり、論理入力の中で追加の入力とみなされない論理「ロー」に実質的に接続したり、適切なバイアスを提供したり、および/または適切なコンポーネントのサイズとしたりすることによって構成され得る。そして、トリガの結果として生成されたアサート信号が、RQL_ANDゲートの出力から伝搬する(1008)。アサート信号は、例えば、単一のSFQパルスとすることができる。
図11は、3つ以上のSFQパルス入力に基づいて論理OR値を決定する例示的な方法1100を示す。正のSFQパルスが供給(1102)されて、3つ以上の論理入力を有するRQL_ORゲートの論理入力のいずれかまたはすべてがアサートされることで、そのアサートされた入力に関連付けられた1つ以上の入力ストレージループ(例えば、入力毎に1つのループ)に電流が流れる(1104)。RQL_ORゲートは、例えば、図7に示されるゲート700のようなゲートであってもよいし、またはそのような実施例を拡張したものとしてより多くの入力を提供するものであってもよい。次に、論理入力のいずれかがアサートされたときにトリガされるように構成されたJJがトリガされる(1106)。JJは、例えば、そのJJをすべての入力ストレージループに共通としたり、論理入力の中で追加の入力とみなされない論理「ハイ」に実質的に接続したり、適切なバイアスを提供したり、および/または適切なコンポーネントのサイズとしたりすることによって構成され得る。そして、トリガの結果として生成されたアサート信号が、RQL_ORゲートの出力から伝搬する(1108)。アサート信号は、例えば、単一のSFQパルスとすることができる。
図12は、3つ以上のSFQパルス入力に基づいて論理OA値を決定する例示的な方法1200を示す。正のSFQパルスが供給(1202)されて、3つ以上の論理入力を有するRQL_OAゲートの第1の論理入力がアサートされるとともに、RQL_OAゲートの残りの論理入力のうちの少なくとも1つがアサートされることで、そのアサートされた入力に関連する入力ストレージループ(例えば、入力毎に少なくとも1つのループ)に電流が流れる(1204)。RQL_OAゲートは、例えば、図8に示されるOA21ゲート800であってもよいし、またはそのような実施例を拡張したものとしてより多くの入力を提供するものであってもよいし、および/または入力aiの2つの分岐を単一の分岐として組み合わせたものであってもよい。第1の論理入力は、それに関連付けられた2つ以上の入力ストレージループを有し得るか、または、残りの入力のループのコンポーネントに対してそれぞれサイズ設定された値を有するコンポーネントで構築された1つのストレージループを有し得る。例えば、第1の論理入力がそれに関連付けられた2つ以上のストレージループを有する場合、それらストレージループの前に追加のJTL段を追加して増幅を行うことができる。他の例では、第1の論理入力がそれに関連付けられた1つのストレージループのみを有する場合、1つのストレージループのJJは、残りの入力に関連付けられたストレージループ内のJJの値の約2倍とされ、1つのストレージループのインダクタは、残りの入力に関連付けられたストレージループ内のJJのインダクタンス値の約半分とされ得る。次いで、論理入力のいずれかがアサートされるとトリガされるように構成されたJJがトリガされる(1206)。JJは、例えば、そのJJをすべての入力ストレージループに共通としたり、論理入力の中で追加の入力とみなされない論理「ロー」に実質的に接続したり、適切なバイアスを提供したり、および/または適切なコンポーネントのサイズとしたりすることによって構成され得る。そして、トリガの結果として生成されたアサート信号が、RQL_OAゲートの出力から伝搬する(1208)。アサート信号は、例えば、単一のSFQパルスとすることができる。
方法900,1000,1100,1200は、図13Aに示されるSFQパルス入力に基づいて3つ以上の論理入力を有するRQLゲートの論理出力を決定する方法1300として一般化される。正のSFQパルスが供給(1302)されて、3つ以上の論理入力を有するRQLゲートの1つ以上の論理入力がアサートされることで、そのアサートされた入力に関連付けられた1つ以上の入力ストレージループ(例えば、入力毎に1つのループ)に1つ以上の電流が流れる(1304)。このRQLゲートは、3つ以上のストレージループを有するものである。RQLゲートは、例えば、それぞれ図1,2,5,6,7,8に示されているゲート100,200,500,600,700,800のいずれかであってもよいし、またはそのような実施例を拡張したものとしてより多数の入力を提供するものであってもよいし、および/または入力ストレージループの分岐を結合もしくは分割したものであってもよい。次いで、論理入力のうち特定数の論理入力または特定の論理入力のアサートに基づいてトリガされるように構成されたJJがトリガされる(1306)。JJは、例えば、そのJJをすべての入力ストレージループに共通としたり、論理入力の中で追加の入力とみなされない論理「ロー」または論理「ハイ」に実質的に接続したり、適切なバイアスを提供したり、および/または適切なコンポーネントのサイズとしたりすることによって構成され得る。そして、トリガの結果として生成されたアサート信号が、RQLゲートの出力から伝搬する(1308)。アサート信号は、例えば、単一のSFQパルスとすることができる。
図13Bは、図13Aに示される方法1300に続き得る、SFQパルス入力に基づいて3つ以上の論理入力を有するRQLゲートの論理出力を決定する方法1350を示す。負のSFQパルスが供給(1310)されて、3つ以上の論理入力を有するRQLゲートの1つ以上の論理入力がデアサートされることで、アサートされた入力に関連付けられた1つ以上の入力ストレージループ(例えば、入力毎に1つのループ)に1つ以上の電流が流れる(1312)。このRQLゲートは、3つ以上のストレージループを有するものである。このとき流れる電流は、負の電流、すなわち、方法1300で流される電流(1304)と等価で逆向きの電流であり得る。同様に、RQLゲートは、例えば、それぞれ図1,2,5,6,7,8に示されているゲート100,200,500,600,700,800のいずれかであってもよいし、またはそのような実施例を拡張したものとしてより多数の入力を提供するものであってもよいし、および/または入力ストレージループの分岐を結合もしくは分割したものであってもよい。次いで、論理入力のうち特定数の論理入力または特定の論理入力のデアサートに基づいてトリガ解除されるように構成されたJJがトリガ解除される(1314)。JJは、例えば、そのJJをすべての入力ストレージループに共通としたり、論理入力の中で追加の入力とみなされない論理「ロー」または論理「ハイ」に実質的に接続したり、適切なバイアスを提供したり、および/または適切なコンポーネントのサイズとしたりすることによって構成され得る。そして、トリガの結果として生成されたデアサート信号が、RQLゲートの出力から伝搬する(1316)。アサート信号は、例えば単一のSFQパルスであって、例えば、方法1300で伝搬されるパルス(1308)とは逆方向の単一の負のSFQパルスであり得る。
本明細書に開示される実施例を含む、3つ以上の入力を有する論理ゲートを使用すると、RQL論理の効率と密度を向上させることができる。3つ以上の入力を有する論理機能は2入力ゲートから構築することができ、3つ以上の入力ゲートを構築するために必要とされる多数のそのようなゲートは効率に影響を及ぼし得る。より大きな論理機能を実装可能なゲートを使用すると、ダイのサイズを低減することができ、ひいてはダイあたりのコストを削減することができる。本明細書で説明する論理ゲートは、RQLデータ符号化に従って動作することができ、例えば、論理ゲートが2つの正の出力パルスを一列に、または2つの負の出力パルスを一列に伝搬することは許されない。
以上の説明は本発明の例示である。本開示を説明する目的のために構成要素または方法のあらゆる考えられる組み合わせを記載することは勿論不可能であり、当業者は本開示のさらなる多くの組み合わせおよび置換が可能であることを認識し得る。したがって、本開示は、添付の特許請求の範囲を含む本出願の範囲内に含まれるすべてのそのような代替、変形、および変更を包含することが意図される。また、本開示または請求項が「1つの〜」、「第1の〜」、または「別の〜」という要素を列挙するかまたはそれらの同等物を列挙する場合には、1つまたは2つ以上のそのような要素を含むと解釈されるべきであり、2つ以上のそのような要素を必須とするものでも、2つ以上のそのような要素を除外するものでもない。本明細書で使用される「含む」という用語は、含むがそれに限定されないことを意味する。「に基づく」という用語は、少なくとも部分的に基づくことを意味する。
本開示に含まれる技術的思想を以下に記載する。
(付記1)
レシプロカル量子論理(RQL)ゲート回路であって、
正の単一磁束量子(SFQ)パルスの受信に基づいてアサートされるように各々構成された3つ以上の論理入力を有する入力段であって、前記入力段が、論理入力毎に当該論理入力に関連付けられた少なくとも1つのストレージループを含み、各ストレージループが少なくとも1つの入力ジョセフソン接合(JJ)と、少なくとも1つのインダクタと、論理決定JJとを含み、前記論理決定JJが、前記論理入力に関連付けられているすべての前記ストレージループに共通とされている、前記入力段と、
前記論理入力の組み合わせに応じた前記論理決定JJのトリガに基づいて出力をアサートするように構成された出力段と、
を備えるRQLゲート回路。
(付記2)
前記入力段の論理入力に関連付けられた各ストレージループが、当該ストレージループの関連する入力のアサートに基づいて超伝導電流を蓄積するように構成されている、付記1に記載のRQLゲート回路。
(付記3)
前記出力段がさらに、前記入力段の閾値を設定するためのバイアス信号に基づいて前記論理決定JJにバイアス電流を誘起するように構成されたバイアス入力を含む、付記1に記載のRQLゲート回路。
(付記4)
前記バイアス信号が、ACおよびDCバイアス信号である、付記3に記載のRQLゲート回路。
(付記5)
前記出力段がさらに、論理入力の異なる組み合わせに応じた前記論理決定JJのトリガ解除に基づいて前記出力をデアサートするように構成されている、付記1に記載のRQLゲート回路。
(付記6)
前記入力段が実際に5つの論理入力を有し、前記出力段が前記論理入力のうちの少なくとも3つのアサートに基づいて前記出力をアサートするように構成されている、付記1に記載のRQLゲート回路。
(付記7)
前記出力段が、前記論理決定JJを除いて単一のJJを含む、付記6に記載のRQLゲート回路。
(付記8)
前記入力段と前記出力段は、すべての前記論理入力のアサートに基づいて前記出力をアサートし、アサートされた前記論理入力のいずれか1つのデアサートに基づいて前記出力をデアサートするように構成されている、付記1に記載のRQLゲート回路。
(付記9)
前記入力段が実際に3つの論理入力を有する、付記8に記載のRQLゲート回路。
(付記10)
前記入力段と前記出力段は、前記論理入力のいずれか1つのアサートに基づいて前記出力をアサートし、アサートされたすべての前記論理入力のデアサートに基づいて前記出力をデアサートするように構成されている、付記1に記載のRQLゲート回路。
(付記11)
前記入力段が実際に3つの論理入力を有する、付記10に記載のRQLゲート回路。
(付記12)
前記論理入力が、第1の論理入力と残りの複数の論理入力とからなり、
前記入力段と前記出力段が、
前記第1の論理入力のアサートと、
前記残りの複数の論理入力のうちの少なくとも1つのアサートと、
に基づいて前記出力をアサートするように構成されており、
前記入力段と前記出力段が、
アサートされた前記第1の論理入力のデアサート、または、
アサートされた前記残りの複数の論理入力のすべてのデアサート、
に基づいて前記出力をデアサートするように構成されている、付記1に記載のRQLゲート回路。
(付記13)
前記入力段が実際に3つの論理入力を有する、付記12に記載のRQLゲート回路。
(付記14)
論理値を決定する方法であって、
1つ以上の正の単一磁束量子(SFQ)パルスを供給して、3つ以上の論理入力を有するレシプロカル量子論理(RQL)ゲートの1つ以上の論理入力をアサートすること、
前記正のSFQパルスの供給に基づいて前記RQLゲート内の1つ以上の入力ストレージループに1つ以上の正電流を流すことであって、前記RQLゲートが論理入力毎に少なくとも1つのストレージループを有する、前記正電流を流すこと、
前記正電流を流すことに基づいて、前記RQLゲートの論理決定ジョセフソン接合(JJ)を論理入力の組み合わせに応じてトリガすること、
前記トリガすることに基づいて、前記RQLゲートの出力からアサート信号を伝搬すること、
を備える方法。
(付記15)
前記伝搬することの後に、
1つ以上の負のSFQパルスを供給して、前記論理入力の1つ以上をデアサートすること、
前記1つ以上の負のSFQパルスを供給することに基づいて、前記入力ストレージループの1つ以上に1つ以上の負電流を流すこと、
前記1つ以上の負電流を流すことに基づいて、前記論理決定JJを論理入力の異なる組み合わせに応じてトリガ解除すること、
前記トリガ解除することに基づいて、前記RQLゲートの前記出力からデアサート信号を伝搬すること、
をさらに備える付記14に記載の方法。
(付記16)
AC成分を有するバイアス信号をクロック信号として供給することをさらに備え、前記トリガすることが前記クロック信号にさらに基づいている、付記14に記載の方法。
(付記17)
回路であって、
ダブテールノードで交差する3つ以上の論理入力ジョセフソン伝送線路(JTL)であって、各論理入力JTLが、第1ノードにおいて入力ジョセフソン接合(JJ)とストレージインダクタとに接続されたストレージループ入力インダクタを含み、前記ストレージループ入力インダクタ、前記入力JJ、及び前記ストレージインダクタが、一方向のデータフローを提供するようにサイズ設定されている、前記論理入力JTLと、
前記ダブテールノードと低電圧ノードとの間に接続された論理決定JJであって、前記論理決定JJと各論理入力JTLの前記入力JJおよび前記ストレージインダクタとによって、対応するストレージループが形成されている、前記論理決定JJと、
前記ダブテールノードと論理出力ノードとの間の出力JTLと、
を備え、前記論理入力JTLに供給されたアサートまたはデアサート論理入力信号に基づいてアサートまたはデアサート論理出力信号を前記論理出力ノードに供給するように構成された回路。
(付記18)
前記出力JTLに提供されるACおよびDCバイアスラインをさらに備える付記17に記載の回路。
(付記19)
3つの論理入力JTLを有し、前記論理出力信号が、前記論理入力信号に基づいて、OR論理決定、AND論理決定、OR−AND論理決定のうちの1つを提供する、付記17に記載の回路。
(付記20)
5つ以上の論理入力JTLを有し、前記論理出力信号が、前記論理入力信号に基づいて論理多数決決定を与える、付記17に記載の回路。

Claims (15)

  1. レシプロカル量子論理(RQL)ゲート回路であって、
    正の単一磁束量子(SFQ)パルスの受信に基づいてアサートされた状態に置かれるように各々構成された3つ以上の論理入力を有する入力段であって、前記入力段が、論理入力毎に当該論理入力に関連付けられた少なくとも1つのストレージループを含み、各ストレージループが少なくとも1つの入力ジョセフソン接合(JJ)と、少なくとも1つのインダクタと、論理決定JJとを含み、前記論理決定JJが、前記論理入力に関連付けられているすべての前記ストレージループに共通とされている、前記入力段と、
    前記論理入力が単一のACクロックサイクルまたは異なるACクロックサイクル内で個々のアサートされた状態に置かれているかどうかに関係なく、前記論理入力の組み合わせに応じた前記論理決定JJのトリガに基づいて出力をアサートするように構成された出力段と、
    を備えるRQLゲート回路。
  2. 前記入力段の論理入力に関連付けられた各ストレージループが、当該ストレージループの関連する入力のアサートに基づいて超伝導電流を蓄積するように構成されている、請求項1に記載のRQLゲート回路。
  3. 前記出力段がさらに、前記入力段の閾値を設定するためのバイアス信号に基づいて前記論理決定JJにバイアス電流を誘起するように構成されたバイアス入力を含む、請求項1に記載のRQLゲート回路。
  4. 前記バイアス信号が、AC成分およびDC成分を有する、請求項3に記載のRQLゲート回路。
  5. 前記出力段がさらに、論理入力の異なる組み合わせに応じた前記論理決定JJのトリガ解除に基づいて前記出力をデアサートするように構成されている、請求項1に記載のRQLゲート回路。
  6. 前記入力段が実際に5つの論理入力を有し、前記出力段が前記論理入力のうちの少なくとも3つのアサートに基づいて前記出力をアサートするように構成されている、請求項1に記載のRQLゲート回路。
  7. 前記出力段が、前記論理決定JJを除いて単一のJJを含む、請求項6に記載のRQLゲート回路。
  8. 前記入力段と前記出力段は、すべての前記論理入力のアサートに基づいて前記出力をアサートし、アサートされた前記論理入力のいずれか1つのデアサートに基づいて前記出力をデアサートするように構成されている、請求項1に記載のRQLゲート回路。
  9. 前記入力段が実際に3つの論理入力を有する、請求項8に記載のRQLゲート回路。
  10. 前記入力段と前記出力段は、前記論理入力のいずれか1つのアサートに基づいて前記出力をアサートし、アサートされたすべての前記論理入力のデアサートに基づいて前記出力をデアサートするように構成されている、請求項1に記載のRQLゲート回路。
  11. 前記入力段が実際に3つの論理入力を有する、請求項10に記載のRQLゲート回路。
  12. 前記論理入力が、第1の論理入力と残りの複数の論理入力とからなり、
    前記入力段と前記出力段が、
    前記第1の論理入力のアサートと、
    前記残りの複数の論理入力のうちの少なくとも1つのアサートと、
    に基づいて前記出力をアサートするように構成されており、
    前記入力段と前記出力段が、
    アサートされた前記第1の論理入力のデアサート、または、
    アサートされた前記残りの複数の論理入力のすべてのデアサート、
    に基づいて前記出力をデアサートするように構成されている、請求項1に記載のRQLゲート回路。
  13. 前記入力段が実際に3つの論理入力を有する、請求項12に記載のRQLゲート回路。
  14. 論理値を決定する方法であって、
    1つ以上の正の単一磁束量子(SFQ)パルスを供給して、3つ以上の論理入力を有するレシプロカル量子論理(RQL)ゲートの1つ以上の論理入力をアサートされた状態に置くこと、
    前記正のSFQパルスの供給に基づいて前記RQLゲート内の1つ以上の入力ストレージループに1つ以上の正電流を流すことであって、前記RQLゲートが論理入力毎に少なくとも1つのストレージループを有各ストレージループが少なくとも1つのジョセフソン接合(JJ)と、少なくとも1つのインダクタと、論理決定JJとを含み、前記論理決定JJが、前記論理入力に関連付けられているすべての前記ストレージループに共通とされている、前記正電流を流すこと、
    前記論理入力が単一のACクロックサイクルまたは異なるACクロックサイクル内で個々のアサートされた状態に置かれているかどうかに関係なく、前記正電流を流すことに基づいて、前記RQLゲートの論理決定ジョセフソン接合(JJ)を論理入力の組み合わせに応じてトリガすること、
    前記トリガすることに基づいて、前記RQLゲートの出力からアサート信号を伝搬すること、
    を備える方法。
  15. 前記伝搬することの後に、
    1つ以上の負のSFQパルスを供給して、前記論理入力の1つ以上をデアサートすること、
    前記1つ以上の負のSFQパルスを供給することに基づいて、前記入力ストレージループの1つ以上に1つ以上の負電流を流すこと、
    前記1つ以上の負電流を流すことに基づいて、前記論理決定JJを論理入力の異なる組み合わせに応じてトリガ解除すること、
    前記トリガ解除することに基づいて、前記RQLゲートの前記出力からデアサート信号を伝搬すること、
    をさらに備える請求項14に記載の方法。
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