JP2020535237A - 低誘電平坦ガラス繊維を含有する強化熱可塑性ポリマー組成物及び相当する物品 - Google Patents

低誘電平坦ガラス繊維を含有する強化熱可塑性ポリマー組成物及び相当する物品 Download PDF

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Abstract

平坦な低誘電ガラス(「D−ガラス」)繊維を含有する強化熱可塑性ポリマー組成物が本明細書において記載される。平坦なモルフォロジーを有するDガラス繊維組成物が、著しく低下した収縮並びにすぐれた機械的性能及び誘電性能を有するポリマー組成物を提供する。平坦なDガラス繊維を望ましくはポリエステルポリマー、ポリ(アリールエーテルスルホン)ポリマー、ポリ(アリールエーテルケトン)ポリマー及びポリフェニレンスルフィドポリマー中に混入することができる。【選択図】なし

Description

本発明は、熱可塑性ポリマーと平坦な低誘電ガラス繊維とを含有する熱可塑性ポリマー組成物に関する。本発明はさらに、熱可塑性ポリマー組成物を含有する物品に関する。
携帯電話、携帯端末(personal digital assistants)(PDA)、ラップトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、スマートウォッチ、ポータブルオーディオプレーヤなどの携帯用電子デバイスが世界中で広く使用されている。携帯用電子デバイスは、更により携帯性及び利便性を求めてますます小さく且つ軽量になりつつあるが、一方で同時に、より進んだ機能及びサービスを行うことがますますできるようになってきており、双方とも機器及びネットワークシステムの開発に依っている。
従来、マグネシウム又はアルミニウムなどの低密度金属が、携帯用電子部品における最適な材料であったが、最も重要な設計の柔軟性の制限、更なる軽量化、及び合成樹脂の色彩性のおかげで、制限されていない美的可能性を与えるために、費用面の理由から(マグネシウムなどのこれらのより密度の低い一部の金属は、多少高価であり、多くの場合に必要な小さい部品及び/又は複雑な部品を製造することは高価である)、合成樹脂が、次第に少なくとも部分的に交換されてきた。したがって、プラスチック携帯電子部品は、それらの所期の運用性(例えば無線通信)を妨げることなく、様々な複雑な形状に首尾一貫して加工するのが容易であり且つ日常使用の過酷さに耐える高い衝撃性能を有する材料から製造されることが望ましい。
平坦な低誘電ガラス(「D−ガラス」)繊維を含有する強化熱可塑性ポリマー組成物が本明細書において記載される。平坦なモルフォロジーを有するDガラス繊維組成物は、著しく低下した収縮並びにすぐれた機械的性能及び誘電性能を有するポリマー組成物を提供する。平坦なDガラス繊維を望ましくはポリアミドポリマー、ポリエステルポリマー、ポリ(アリールエーテルスルホン)(「PAES」)ポリマー、ポリ(アリールエーテルケトン)(「PAEK」)ポリマー及びポリフェニレンスルフィド(「PPS」)ポリマー中に混入することができる。
携帯用電子デバイス用途の設定は、高い誘電性能を維持して無線通信を支援しながら、より軽量且つより薄い携帯用電子デバイスのための消費者需要と歩調をあわせるより複雑な且つより細いポリマー構成部品を継続的に必要とする。しかしながら、このような構成部品は、より大きい携帯用デバイス構成部品の製造の一貫性、機械的性能及び誘電性能をさらに必要とする。一般的には、丸いガラス繊維を含有する射出成形ポリマー組成物は、特に、流れ方向の収縮を流れ方向に対して横方向の収縮と比較するとき、著しい異方性収縮を有する。異方性収縮は、より複雑なポリマー携帯用電子デバイス構成部品の射出成形を損なうだけでなく、内部応力の得られた大きい異方性は、機械的性能(例えば衝撃性能)を低下させる。さらに、携帯用電子デバイス構成部品は一般的に高周波送受信システムを含むので、低誘電率を有するポリマー構成部品が携帯用電子デバイスには重要である。
平坦なモルフォロジーを有するDガラス繊維組成物を組み合わせることによって、著しく低下した収縮を有しながら、改良された機械的性能及びすぐれた誘電性能を有する携帯用電子デバイス構成部品を達成することができる。理論によって限定されず、Dガラス繊維組成物は一般的に、Eガラス繊維組成物に対して低下した密度を有する。したがって、同じ質量について及びE−ガラス繊維組成物に対して、Dガラス繊維組成物は、熱可塑性ポリマー組成物の熱可塑性ポリマー母材中でより大きい体積を占める。平坦なガラス繊維が、射出成形の間に流れに対する横断方向の収縮の低下を本質的に提供しながら、平坦なモルフォロジーを比較的低密度Dガラス繊維組成物と組み合わせることによって、収縮をさらに著しく低減することができる。同時に、すぐれた誘電性能を有しながら、低減された内部応力及び改良された機械的性能を達成することができる。さらに、著しく低下した横収縮のために、射出成形の間に流れ方向及び横断流れ方向に対して、収縮は著しくより等方性であるので、製造の一貫性が改良される。
強化ポリマー組成物は以下に詳細に説明される。
ガラス繊維
本明細書において説明されるポリマー組成物は、10重量%〜90重量%の平坦なDガラス繊維を含有する。本明細書で用いる場合、重量%は、特に明記しない限り、ポリマー組成物の総重量に対するものである。平坦なDガラス繊維はD−ガラスを含み、平坦なモルフォロジーを有する。いくつかの実施形態では、平坦なDガラス繊維の濃度は少なくとも20重量%、好ましくは少なくとも30重量%、より好ましくは少なくとも40重量%、さらにより好ましくは少なくとも50重量%、より一層好ましくは少なくとも60重量%、最も好ましくは少なくとも65重量%である。いくつかの実施形態では、追加的に又は代わりに、平坦なDガラス繊維の濃度は、85重量%以下、好ましくは80重量%以下、より好ましくは75重量%以下、最も好ましくは70重量%以下である。いくつかの実施形態では、Dガラス繊維の濃度は、5重量%〜70重量%、好ましくは30重量%〜60重量%である。より高い濃度のガラス繊維を含有するポリマー組成物は、より低いガラス繊維濃度を有する相当する組成物に対して、より高い強度及び比弾性率を有することがよく知られている。したがって、当業者は、所期の用途の設定に基づいてDガラス繊維濃度を選択する方法を知っている。
Dガラス繊維は低誘電ガラス繊維である。いくつかの実施形態では、Dガラス繊維の、1MHzにおける誘電率は4〜6、好ましくは4〜5、最も好ましくは4〜4.5である。追加的に又は代わりに、Dガラス繊維の、10GHzにおける誘電率は4〜5である。Dガラス繊維の誘電率は、ASTM D2520に従って測定することができる。いくつかの実施形態では、Dガラス繊維は、以下の濃度で以下の構成成分を含む。
Figure 2020535237
表1の構成成分の濃度は、Dガラス繊維の総重量に対するものである。いくつかの実施形態では、選択される濃度は合計100重量%になる。
本明細書中で用いられるとき、平坦なDガラス繊維は非円形断面を有する。横断面はDガラス繊維の長さに垂直な平面において取られ、横断面の最も長い寸法に相当する長寸法と、長寸法及び長さの両方に垂直な繊維の寸法である、短寸法とを有する。非円形断面は、例えば限定されないが、卵形、楕円又は矩形であり得る。平坦なDガラス繊維のアスペクト比(長寸法の、短寸法に対する比)は少なくとも2:1である。いくつかの実施形態では、平坦なDガラス繊維のアスペクト比は2:1〜5:1であり得る。アスペクト比は、ISO1888に従って測定することができる。実施形態では、長寸法は10μm〜50μm、好ましくは25μm〜31μmであり、短寸法は3μm〜20μm、好ましくは6μm〜8μmである。
いくつかの実施形態では、平坦なDガラス繊維は、1000メガパスカル(「MPa」)〜5000MPa、好ましくは2000MPa〜2500Mpaの引張強さを有する。追加的に又は代わりに、平坦なDガラス繊維は、20ギガパスカル(「GPa」)〜90GPa、好ましくは50GPa〜60GPaの引張弾性率を有することができる。引張強さ及び引張弾性率は、ASTM D2343に従って測定することができる。
ポリマー
いくつかの実施形態では、熱可塑性ポリマーは、ポリアミドポリマー、ポリエステルポリマー、PAESポリマー、PAEKポリマー及びPPSポリマーからなる群から選択される。いくつかの実施形態では、熱可塑性ポリマーの濃度は10重量%〜90重量%である。いくつかの実施形態では、平坦なDガラス繊維の濃度は、少なくとも15重量%、好ましくは少なくとも20重量%、より好ましくは少なくとも25重量%、最も好ましくは少なくとも30重量%である。いくつかの実施形態では、追加的に又は代わりに、平坦なDガラス繊維の濃度は、80重量%以下、好ましくは70重量%以下、より好ましくは60重量%以下、なお一層より好ましくは50重量%以下、さらにより好ましくは40重量%以下、最も好ましくは35重量%以下である。いくつかの実施形態では、平坦なDガラス繊維の濃度は、5重量%〜95重量%、好ましくは10重量%〜80重量%、最も好ましくは20重量%〜75重量%である。
いくつかの実施形態では、ポリマー組成物は複数の明確に異なる熱可塑性ポリマーを含有することができ、そこでそれぞれの熱可塑性ポリマーは、ポリアミドポリマー、ポリエステルポリマー、PAESポリマー、PAEKポリマー及びPPSポリマーからなる群から選択される。このような実施形態では、熱可塑性ポリマーの全濃度は、上に説明された範囲内である。
ポリアミドポリマー
上記のとおり、いくつかの実施形態では、熱可塑性ポリマーはポリアミドポリマーである。本明細書中で用いられるとき、ポリアミドポリマーは、少なくとも1つのアミド基(−C(=O)−NH−)を有する繰り返し単位(RPA)少なくとも50モルパーセント(「モル%」)を含有する任意のポリマーを意味する。いくつかの実施形態では、ポリアミドは、ポリアミドポリマー中の繰り返し単位の総モル数に対して、繰り返し単位(RPA)少なくとも60モル%、好ましくは少なくとも70モル%、より好ましくは少なくとも80モル%、さらにより好ましくは少なくとも90モル%、最も好ましくは少なくとも99モル%を有する。
繰り返し単位(RPA)は、以下の式:
−[−M−M−]−(1)
[式中、−−M−は、以下の群の式:
Figure 2020535237
によって表され、−M−−は、以下の群の式:
Figure 2020535237
によって表され、R〜R並びにR’及びR’’は、場合ごとに、ハロゲン、アルキル、アルケニル、エーテル、チオエーテル、エステル、アミド、イミド、アルカリ又はアルカリ土類金属スルホン酸塩、アルキルスルホン酸塩、アルカリ又はアルカリ土類金属ホスホン酸塩、アルキルホスホン酸塩、アミン、及び第四級アンモニウムからなる群から独立して選択され;i及びiは、場合ごとに、0〜2の独立して選択される整数であり;i’、i’’、i及びiは、0〜4の独立して選択される整数であり;nは、4〜12の整数であり;及びnは、6〜18の整数である]によって表される。本明細書で使用される場合、破線の結合(−−−−)は、個々の繰り返し単位外の原子への結合を示す。
いくつかの実施形態ではMが式(2)によって表され、Mが式(3)によって表される。いくつかのこのような実施形態ではi〜iはゼロである。追加的に又は代わりに、nが5又は6であるか、nが10であるかのいずれか、又はその両方である。Mが式(2)によって表され、Mが式(3)によって表されるいくつかの実施形態では、ポリアミドポリマーは、PA4,6;PA5,6;PA6,6;PA4,10;PA5,10;PA6,10;PA1010;PA1012からなる群から選択される。
いくつかの実施形態では、Mが式(2)によって表され、Mが式(4)又は(5)によって表される。いくつかのこのような実施形態では、i〜iはゼロである。追加的に又は代わりに、nは4〜10、好ましくは6である。Mが式(2)によって表され、Mが式(4)又は(5)によって表されるいくつかの実施形態では、ポリアミドは、PA4,T;PA5,T;PA6,T;PA8,T;PA9,T;PA10,T;PA4,I;PA5,I;PA6,I;PA8,I,T;PA9,I及びPA10,Iからなる群から選択される。
いくつかの実施形態では、Mは式2(a)又は2(b)によって表され、Mが式(3)によって表される。いくつかのこのような実施形態では、i、i’及びi’’は全てゼロである。追加的に又は代わりに、n2は6〜10であり得、好ましくは6又は10であり得る。Mが式2(a)又は2(b)によって表され、Mが式(3)によって表されるいくつかの実施形態では、ポリアミドは、MXD6、MXD10、PXD6及びPXD10からなる群から選択される。
もちろん、いくつかの実施形態では、ポリアミドは、1つ又は複数の付加的な繰り返し単位(R*PA)を含有することができる。このような実施形態では、繰り返し単位(R*PA)のそれぞれは、互いに、及び繰り返し単位(RPA)とは明確に異なり、上記の式(1)〜(5)によって表される。明快にするために、ポリアミドポリマーが繰り返し単位(RPA)及び(R*PA)を含有する実施形態では、繰り返し単位(RPA)及び(R*PA)の全濃度は少なくとも50モル%であり、いくつかの実施形態では、ポリアミドポリマー中の繰り返し単位(RPA)及び(R*PA)の全濃度は、少なくとも60モル%、少なくとも70モル、少なくとも80モル%、少なくとも90モル%、少なくとも95モル%、又は少なくとも99モル%である。いくつかの実施形態では、繰り返し単位(RPA):(R*PA)のモル比は99:1〜1:99、好ましくは80:20〜20:80、より好ましくは70:30〜30:70、最も好ましくは60:40〜40:60である。いくつかの実施形態では、ポリアミドは、PA6,T/6,I、PA6,T/6,I/6,6、及びPA6,T/6,6からなる群から選択される。
いくつかの実施形態では、ポリアミドポリマーは、ASTM D5336に従って0.5〜2.0デシリットル/グラム(「dL/g」)のインヘレント粘度を有する。
いくつかの実施形態では、ポリアミドポリマーは、約180℃〜340℃の融点を有する。融点は、ISO−11357−3に従って示差走査熱量測定(「DSC」)を使用して測定することができる。
上記のとおり、いくつかの実施形態では、ポリマー組成物は、複数の明確に異なる熱可塑性ポリマーを含有する。いくつかのこのような実施形態では、ポリマー組成物は、明確に異なる繰り返し単位(R*PA)をそれぞれ有する複数の明確に異なるポリアミドポリマーを含有し、そこで繰り返し単位(R*PA)は、繰り返し単位(RPA)の様々な実施形態を表すために使用される上記の式によって表される。複数の明確に異なるポリアミドポリマーを含む実施形態では、ポリアミドポリマーのそれぞれは、上記の各範囲において記載されるようなインヘレント粘度及び融点を有することができる。
ポリエステルポリマー
上記のとおり、いくつかの実施形態では、熱可塑性ポリマーはポリエステルポリマーである。本明細書において、ポリエステルポリマーとは、ポリエステルポリマー中の繰り返し単位の総数に対して少なくとも50モル%の、エステル基(−C(=O)−O−)を含有する繰り返し単位(RPE)を含有する任意のポリマーを指す。いくつかの実施形態では、ポリエステルポリマーは、ポリエステルポリマー中の繰り返し単位の総数に対して少なくとも60モル%、少なくとも70モル%、少なくとも80モル%、少なくとも90モル%、少なくとも95モル%、少なくとも99モル%又は少なくとも99.9モル%の繰り返し単位(RPE)を含む。
いくつかの実施形態では、繰り返し単位(RPE)は、以下の式:
Figure 2020535237
(式中、R及びRは、各位置において、ハロゲン、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、エーテル、チオエーテル、カルボン酸、エステル、アミド、イミド、アルカリ又はアルカリ土類金属スルホン酸塩、アルキルスルホン酸塩、アルカリ又はアルカリ土類金属ホスホン酸塩、アルキルホスホン酸塩、アミン及び第四級アンモニウムからなる群から独立して選択され;Cyは、結合又は一価のアルキル基と一価の脂環式基とを含有する置換脂環式基であり;iは、0〜4の整数であり;iは、各位置において、0〜2の独立して選択される整数であり;及びnは、1〜12の整数である)によって表される。
いくつかの実施形態では、繰り返し単位(RPE)は、以下の式:
Figure 2020535237
によって表される。
いくつかのそのような実施形態では、i及びiは、各位置において、ゼロである。いくつかの実施形態では、さらに、Cyが結合であるか、nが2又は4であるかのいずれか、又はその両方である。いくつかの実施形態では、ポリエステルポリマーは、ポリトリメチレンテレフタレート(「PTT」)(i及びiは、各位置において、0であり;Cyは、結合であり;及びnは、1である);ポリエチレンテレフタレート(「PET」)(i及びiは、各位置において、0であり;Cyは、結合であり;及びnは、2である)、ポリブチレンテレフタレート(「PBT」)(i及びiは、各位置において、0であり;Cyは、結合であり;及びnは、4である)である。
繰り返し単位(RPE)が式(6)又は(7)のいずれかによって表されるいくつかの実施形態では、Cyは、以下の式:
Figure 2020535237
(式中、R及びRは、各位置において、ハロゲン、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、エーテル、チオエーテル、カルボン酸、エステル、アミド、イミド、アルカリ又はアルカリ土類金属スルホン酸塩、アルキルスルホン酸塩、アルカリ又はアルカリ土類金属ホスホン酸塩、アルキルホスホン酸塩、アミン及び第四級アンモニウムからなる群から独立して選択され;iは、0〜10の整数であり;iは、各位置において、0〜2の整数から独立して選択され;及びnは、1〜12の整数である)によって表される。式(8)に関して、「†」は、式(6)及び(7)中の−(CR i6n6−基への結合を示す。同様に、「*」は、式(6)及び(7)中の−O−−−基への結合を示す。繰り返し単位(RPE)が式(6)又は(7)のいずれかによって表されるいくつかの実施形態では、Cyは、式(8)によって表され、−(CR i6n6−は、−(CR i8n8−と同じである。いくつかのそのような実施形態では、n = n = 1であるか、i及びiが各位置において、ゼロであるかのいずれか、又はその両方である。
繰り返し単位(RPE)が式(6)又は(7)のいずれかによって表されるいくつかの実施形態では、Cyは、以下の式:
Figure 2020535237
によって表される。
いくつかのそのような実施形態では、i及びiは、各位置において、ゼロである。いくつかの実施形態では、追加的に又は代わりに、−(CR i6n6−は、−(CR i8n8−と同じである。いくつかのこのような実施形態では、n=n=1である。
いくつかの実施形態では、ポリエステルは複数の明確に異なる繰り返し単位を含有し、そこで明確に異なる繰り返し単位の全濃度は、繰り返し単位(RPE)に対して上に明記した範囲に対するものである。このような一実施形態では、ポリエステルポリマーは、以下の3つのモノマー:ジメチルテレフタレート、2,2,4,4,−テトラメチル−1,3,−シクロブタンジオール及び1,4−シクロヘキサンジメタノール(clyclohexanedimethanol)の重縮合から形成される繰り返し単位少なくとも50モル%を含有する。
いくつかの実施形態では、ポリエステルポリマーは、ASTM D5225に従って30℃において60:40フェノール/テトラクロロエタン混合物又は同様の溶媒中で測定される0.4デシリットル/グラム(「dL/g」)〜2.0dL/g、好ましくは0.4dL/g〜1.4dL/gのインヘレント粘度を有する。
いくつかの実施形態では、ポリエステルポリマーは、少なくとも250℃、好ましくは少なくとも260℃、より好ましくは少なくとも270℃、最も好ましくは少なくとも280℃の融点を有する。いくつかの実施形態では、追加的に又は代わりに、ポリエステルポリマーは、最大で350℃、好ましくは最大で340℃、より好ましくは最大で330℃、最も好ましくは最大で320℃の融点を有する。融点は、ISO−11357−3に従う示差走査熱量測定(「DSC」)を使用して測定することができる。他の実施形態では、ポリエステルポリマーは非晶質であり、このため、ガラス転移温度を有するが、融点を有さない。
上記のとおり、いくつかの実施形態では、ポリマー組成物は、複数の明確に異なる熱可塑性ポリマーを含有する。いくつかのこのような実施形態では、ポリマー組成物は、明確に異なる繰り返し単位(R*PE)をそれぞれ有する複数の明確に異なるポリエステルポリマーを含有し、そこで繰り返し単位(R*PE)は、繰り返し単位(RPE)の様々な実施形態を表すために使用される上記の式によって表される。複数の明確に異なるポリエステルポリマーを含む実施形態では、ポリエステルポリマーのそれぞれは、上記の各範囲において記載されるようなインヘレント粘度及び融点を有することができる。
ポリ(アリールエーテルスルホン)ポリマー
上記のとおり、いくつかの実施形態では、熱可塑性ポリマーはPAESポリマーである。本明細書中で用いられるとき、PAESポリマーは、式:
Figure 2020535237
[式中、Rは、場合ごとに、ハロゲン、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、エーテル、チオエーテル、カルボン酸、エステル、アミド、イミド、アルカリ又はアルカリ土類金属スルホン酸塩、アルキルスルホン酸塩、アルカリ又はアルカリ土類金属ホスホン酸塩、アルキルホスホン酸塩、アミン及び第四級アンモニウムからなる群から独立して選択され;cは、場合ごとに、0〜4の独立して選択される整数、好ましくは0であり;Tは、結合、スルホン基[−S(=O)2−]、及び基−C(R10’)(R11’)−からなる群から選択され、そこで、R10’及びR11’は、水素、ハロゲン、アルキル、アルケニル、アルキニル、エーテル、チオエーテル、カルボン酸、エステル、アミド、イミド、アルカリ又はアルカリ土類金属スルホン酸塩、アルキルスルホン酸塩、アルカリ又はアルカリ土類金属ホスホン酸塩、アルキルホスホン酸塩、アミン、及び第四級アンモニウムからなる群から独立して選択される]によって表される繰り返し単位(RPAES)の少なくとも50モル%を含有する任意のポリマーを意味する。R10’及びR11’は好ましくはメチル基である。いくつかの実施形態では、PAESポリマーは、少なくとも60モル%、少なくとも70モル%、少なくとも80モル%、少なくとも90モル%、少なくとも95モル%、少なくとも99モル%の繰り返し単位(RPAES)を有することができる。
いくつかの実施形態では、PAESポリマーはポリフェニルスルホン(「PPSU」)ポリマーである。そのような実施形態では、繰り返し単位(RPAES)は、式:
Figure 2020535237
によって表される。好ましくは、dは、場合ごとに、0である。
いくつかの実施形態では、PAESはポリエーテルスルホン(PES)ポリマーである。そのような実施形態では、繰り返し単位(RPAES)は、式:
Figure 2020535237
によって表される。好ましくはcは、場合ごとに0である。
いくつかの実施形態では、PAESポリマーはポリスルホン(PSU)ポリマーである。そのような実施形態では、繰り返し単位(RPAES)は、式:
Figure 2020535237
によって表される。好ましくはcは、場合ごとに、0である。
上記のとおり、いくつかの実施形態では、ポリマー組成物は、複数の明確に異なる熱可塑性ポリマーを含有する。いくつかのこのような実施形態では、ポリマー組成物は、明確に異なる繰り返し単位(R*PAES)をそれぞれ有する複数の明確に異なるPAESポリマーを含有し、そこで繰り返し単位(R*PAES)は、繰り返し単位(RPAES)の様々な実施形態を表すために使用される上記の式によって表される。
ポリ(アリールエーテルケトン)ポリマー
上記のとおり、いくつかの実施形態では、熱可塑性ポリマーはPAEKポリマーである。本明細書中で用いられるとき、PAEKポリマーは、以下の群の式:
Figure 2020535237
(式中、R13は、場合ごとに、ハロゲン、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、エーテル、チオエーテル、カルボン酸、エステル、アミド、イミド、アルカリ又はアルカリ土類金属スルホン酸塩、アルキルスルホン酸塩、アルカリ又はアルカリ土類金属ホスホン酸塩、アルキルホスホン酸塩、アミン及び第四級アンモニウムからなる群から独立して選択され、aは、場合ごとに、0〜4の、独立して選択される整数である)から選択される式によって表される繰り返し単位(RPAEK)少なくとも50モル%を含有する任意のポリマーを意味する。好ましくは、各aは0である。好ましくは、繰り返し単位(RPAES)中のフェニレン部位は、1,3−又は1,4−結合を含有する。いくつかの実施形態では、PAEKポリマーは、少なくとも60モル%、少なくとも70モル%、少なくとも80モル%、少なくとも90モル%、少なくとも95モル%、少なくとも99モル%の繰り返し単位(RPAEK)を含有する。
いくつかの実施形態では、PAEKポリマーはポリ(エーテルケトン)(「PEK」)ポリマーである。そのような実施形態では、繰り返し単位(RPAEK)は、次式:
Figure 2020535237
によって表される。好ましくは、各aは0である。
いくつかの実施形態では、PAEKポリマーは、ポリ(エーテルエーテルケトン)(「PEEK」)ポリマーである。そのような実施形態では、繰り返し単位(RPAEK)は、次式:
Figure 2020535237
によって表される。好ましくは、各aは0である。
いくつかの実施形態では、PAEKポリマーはポリ(エーテルケトンケトン)(「PEKK」)である。このような実施形態では、PEAKポリマーは、以下の式:
Figure 2020535237
によってそれぞれ表される、繰り返し単位(RPAEK)及び繰り返し単位(R*PAEK)を含有する。好ましくは、aは、場合ごとに、並びに式(21)及び(22)のそれぞれにおいて、0である。明快にするために、PAEKポリマーがPEKKポリマーである実施形態では、繰り返し単位(RPAEK)及び(R*PAEK)の全濃度は少なくとも50モル%であり、及び、いくつかの実施形態では、PEKKポリマー中の繰り返し単位(RPAEK)及び(R*PAEK)の全濃度は、少なくとも60モル%、少なくとも70モル、少なくとも80モル%、少なくとも90モル%、少なくとも95モル%、又は少なくとも99モル%である。いくつかの実施形態では、繰り返し単位(RPAEK):(R*PAEK)のモル比は50:50〜85:15、好ましくは55:45〜80:20、より好ましくは65:35〜75:25である。
いくつかの実施形態では、PAEKポリマーはポリ(エーテルエーテルケトンケトン)(「PEEKK」)ポリマーである。そのような実施形態では、繰り返し単位(RPAEK)は、次式:
Figure 2020535237
によって表される。好ましくは、aは、場合ごとに、0である。
いくつかの実施形態では、PAEKポリマーはポリ(エーテルケトンエーテルケトンケトン)(「PEKEKK」)である。そのような実施形態では、繰り返し単位(RPAEK)は、次式:
Figure 2020535237
(式中、R18は、場合ごとに、ハロゲン、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、エーテル、チオエーテル、カルボン酸、エステル、アミド、イミド、アルカリ又はアルカリ土類金属スルホン酸塩、アルキルスルホン酸塩、アルカリ又はアルカリ土類金属ホスホン酸塩、アルキルホスホン酸塩、アミン、及び第四級アンモニウムからなる群から独立して選択され;kは、場合ごとに、0〜4の、独立して選択される整数である)によって表される。好ましくは、それぞれのkは0である。
上記のとおり、いくつかの実施形態では、ポリマー組成物は、複数の明確に異なる熱可塑性ポリマーを含有する。いくつかのこのような実施形態では、ポリマー組成物は、明確に異なる繰り返し単位(R*PAEK)をそれぞれ有する複数の明確に異なるPAEKポリマーを含有し、そこで繰り返し単位(R*PAEK)は、繰り返し単位(RPAEK)の様々な実施形態を表すために使用される上記の式によって表される。
ポリフェニレンスルフィドポリマー
上記のとおり、いくつかの実施形態では、熱可塑性ポリマーはPPSポリマーである。本明細書中で用いられるとき、PPSポリマーは、以下の式:
Figure 2020535237
(式中、R19は、各位置において、アルキル、アリール、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルケトン、アリールケトン、フルオロアルキル、フルオロアリール、ブロモアルキル、ブロモアリール、クロロアルキル、クロロアリール、アルキルスルホン、アリールスルホン、アルキルアミド、アリールアミド、アルキルエステル、アリールエステル、フッ素、塩素、及び臭素からなる群から独立して選択され、Lは、0〜4の整数であり、好ましくは0であり、tは、50超、好ましくは100超の整数である)によって表される繰り返し単位(RPPS)少なくとも50モル%を含有する任意のポリマーを意味する。いくつかの実施形態では、繰り返し単位(RPPS)の濃度は少なくとも60モル%、少なくとも70モル%、少なくとも80モル%、少なくとも90モル%、少なくとも95モル%又は少なくとも99モル%である。
上記のとおり、いくつかの実施形態では、ポリマー組成物は、複数の明確に異なる熱可塑性ポリマーを含有する。いくつかのこのような実施形態では、ポリマー組成物は、明確に異なる繰り返し単位(R*PPS)をそれぞれ有する複数の明確に異なるPPSポリマーを含有し、そこで繰り返し単位(R*PPS)は、繰り返し単位(RPPS)の様々な実施形態を表すために使用される上記の式によって表される。
物品
誘電特性と機械的特性との優れた組合せのために、強化熱可塑性ポリマー組成物を望ましくは多種多様な物品に導入することができる。最も望ましくは、本明細書において説明される強化熱可塑性ポリマー組成物を有利には携帯用電子デバイス構成部品に導入することができる。本明細書で用いる場合、「携帯用電子デバイス」は、様々な場所で便利に運ばれ且つ使用されることを意図される電子デバイスを意味する。携帯用電子デバイスには、携帯電話、パーソナルデジタルアシスタント(「PDA」)、ラップトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、ウェアラブルコンピューティングデバイス(例えば、スマートウォッチ、スマートグラス等)、カメラ、ポータブルオーディオプレーヤ、ポータブルラジオ、全地球側位システム受信機及びポータブルゲームコンソールが含まれ得るが、それらに限定されない。
本明細書において対象の携帯用電子デバイスは、無線信号を送信又は受信するように構成された少なくとも1つの無線アンテナを含有する。無線信号を送信するために、携帯用電子デバイスは、データを無線信号に変換し、アンテナを通して無線信号を送信する。無線信号を受信するために、モバイル電子は、アンテナを通して無線信号を受信し、無線信号をデータにデコードする。一実施形態では、無線アンテナは、WiFiアンテナであり得る。いくつかの実施形態では、WiFiアンテナは、2.4GHz又は5.0GHzの周波数を有する無線信号を送信又は受信することができる。別の実施形態では、無線アンテナは、近距離無線通信(「NFC」)アンテナを含むが、これらに限定されない高周波数識別(「RFID」)アンテナであり得る。いくつかの実施形態では、RFIDアンテナは、125kHz〜134kHz、13.56MHz又は856MHz〜960MHzの周波数を有する無線信号を送信又は受信することができる。
いくつかの実施形態では、携帯用電子デバイスの少なくとも一部分は、携帯用電子デバイスの外部環境に暴露され得る(例えば、構成部品の少なくとも一部分が携帯用電子デバイスの外の環境と接する)。例えば、デバイス構成部品の少なくとも一部分は、携帯用電子デバイスの外部ハウジングの少なくとも一部分を形成することができる。いくつかのそのような実施形態では、デバイス構成部品は、携帯用電子デバイスの周辺部の周りのフル又は部分「フレーム」、格子造りの形態の梁又はそれらの組み合わせであり得る。別の例として、デバイス構成部品の少なくとも一部分は、入力デバイスの少なくとも一部分を形成することができる。いくつかのそのような実施形態では、電子デバイスのボタンは、デバイス構成部品を含むことができる。いくつかの実施形態では、デバイス構成部品は、電子デバイスによって完全に取り囲まれ得る(例えば、デバイス構成部品は、携帯用電子デバイスの外にある観察点から見えない)。
いくつかの実施形態では、携帯用電子デバイス構成部品は、アンテナハウジングである。いくつかのそのような実施形態では、無線アンテナの少なくとも一部分は、脂肪族ポリアミド組成物上に配置される。追加的に又は代わりに、無線アンテナの少なくとも一部分は、脂肪族ポリアミド組成物から50cm以下、30cm以下、15cm以下、10cm以下、5cm以下、1cm以下、10mm以下、5mm以下、1mm以下又は0.5mm以下の距離で変位され得る。いくつかの実施形態では、デバイス構成部品は、それ自体と、回路基板、マイク、スピーカー、ディスプレイ、電池、カバー、ハウジング、電気コネクタ若しくは電子コネクタ、ヒンジ、無線アンテナ、スイッチ又はスイッチパッドを含むがこれらに限定されない携帯用電子デバイスの別の構成部品との間の、スナップ嵌めコネクタを含むがこれに限定されない固定穴又は他の固定具を有する固定構成部品であり得る。いくつかの実施形態では、携帯用電子デバイスは、入力デバイスの少なくとも一部であることができる。
携帯用電子デバイスのデバイス構成部品は、当技術分野において周知の方法を用いて製造することができる。例えば、携帯用電子デバイス構成部品は、射出成形、ブロー成形又は押出成形を含むが、それらに限定されない方法によって製造することができる。
いくつかの実施形態では、ポリアミド組成物は、射出成形を含むが、これに限定されない当技術分野において公知の方法によってペレット(例えば、実質的に円筒形の本体を2つの末端間に有する)に成形することができる。いくつかのそのような実施形態では、携帯用電子デバイス構成部品は、ペレットから製造することができる。
いくつかの実施形態では、携帯用電子デバイス構成部品は、真空蒸着(蒸着される金属を加熱する様々な方法を含む)、無電解メッキ、電気メッキ、化学蒸着、金属スパッタリング及び電子ビーム蒸着を含むが、それらに限定されない、当技術分野において周知の方法によって金属で被覆することができる。金属は、いかなる特別な処理もなしにデバイス構成部品に十分接着し得るが、いくつかの実施形態では、当技術分野において周知の方法を、接着性を改善するために用いることができる。そのような方法には、合成樹脂表面を粗くするための摩耗、接着促進剤の添加、化学エッチング、プラズマ及び/若しくは放射線(例えば、レーザー若しくはUV放射線)への暴露による表面の官能化又はこれらの任意の組み合わせが含まれるが、それらに限定されない。また、いくつかの実施形態では、金属コーティング法は、携帯用電子デバイス構成部品が酸浴に浸漬される少なくとも1つの工程を含むことができる。2種以上の金属又は金属合金を、ポリアミド組成物を含有するデバイス構成部品上にメッキすることができる。例えば、1種の金属又は合金をその良好な接着性のために合成樹脂表面上に直接メッキすることができ、別の金属又は合金を、それがより高い強度及び/又は剛性を有するために前のメッキ上にメッキすることができる。有用なコーティング金属及び合金には、銅、ニッケル、鉄−ニッケル、コバルト、コバルト−ニッケル及びクロム並びに別個の層でのこれらの組み合わせが含まれるが、それらに限定されない。いくつかの実施形態では、携帯用電子デバイス構成部品の表面は、金属で完全に又は部分的に被覆することができる。いくつかの実施形態では、デバイス構成部品の表面積の約50%超又は約100%を金属被覆することができる。デバイス構成部品の異なる領域において、金属層の厚さ及び/若しくは数並びに/又は金属層の組成は、変わり得る。金属は、携帯用電子デバイス構成部品の一定の区域において1つ以上の特性を効率的に改善するためにパターンで被覆され得る。
さらなる発明コンセプト
本発明の具体的な、非限定的な実施形態を以下に説明する。明示される類概念内の任意の明示される種概念及び明示される範囲内の任意の値を含む、任意のリンクされる本発明のコンセプトの要素のそれぞれの組合せが具体的に考えられ、本開示の範囲内であることを当業者は認識するであろう。さらに、以下の本発明のコンセプトにおいて、上記の開示に基づいて、誘電率はASTM D2520に従って測定され、引張強さ及び引張弾性率の両方はASTM D2343に従って測定されることを当業者は理解するであろう。
1.
− ポリアミドポリマー、ポリエステルポリマー、ポリ(アリールエーテルスルホン)(「PAES」)ポリマー、ポリ(アリールエーテルケトン)(「PAEK」)ポリマー及びポリフェニレンスルフィド(「PPS」)ポリマーからなる群から選択される熱可塑性ポリマーと、
− 強化熱可塑性ポリマー組成物の総重量に対して、2:1〜5:1のアスペクト比を構成する平坦なDガラス繊維20重量%〜85重量%とを含む強化熱可塑性ポリマー組成物であって、
(ここで、
− 平坦なDガラス繊維の、1MHzにおける誘電率が4〜6、好ましくは4〜5、最も好ましくは4〜4.5である)、強化熱可塑性ポリマー組成物。
2. 熱可塑性ポリマーがポリアミドポリマーである、本発明のコンセプト1の熱可塑性ポリマー組成物。
3. ポリアミドポリマーが、以下の式:
−[−M−M−]−(1)
[式中、−−M−は、式:
Figure 2020535237
によって表され、式中、−M−−は、以下の群の式:
Figure 2020535237
(ここで、
− R〜Rは、場合ごとに、ハロゲン、アルキル、アルケニル、エーテル、チオエーテル、エステル、アミド、イミド、アルカリ若しくはアルカリ土類金属スルホン酸塩、アルキルスルホン酸塩、アルカリ若しくはアルカリ土類金属ホスホン酸塩、アルキルホスホン酸塩、アミン、及び第四級アンモニウムからなる群から独立して選択され;
− i及びiは、場合ごとに、0〜2の独立して選択される整数であり;
− i及びiは、0〜4の独立して選択される整数であり;及び
− nは、4〜12の整数であり、
− nは、6〜18の整数であり、
好ましくはi及びiは、場合ごとに、並びにi及びiは全てゼロである)]によって表される繰り返し単位(RPA)、繰り返し単位繰り返し単位(RPA)少なくとも50モル%を含む、本発明のコンセプト2の熱可塑性ポリマー組成物。
4. Mが式(2)によって表され、Mが式(3)によって表され、好ましくはi及びiは、場合ごとに、全てゼロである、本発明のコンセプト3の熱可塑性ポリマー組成物。
5. ポリアミドポリマーが、PA4,6;PA5,6;PA6,6;PA4,10;PA5,10;PA6,10;PA1010;PA1012からなる群から選択される、本発明のコンセプト4の熱可塑性ポリマー組成物。
6. Dガラス繊維が、
− 50〜76重量%のSiO
− 8〜30重量%のB
− 0〜18重量%のAl
− 0〜5重量%のTiO
− 0〜10重量%のMgO、
− 0〜8重量%のCaO、
− 0〜3重量%のZnO、
− 0〜1.1重量%のLiO、
− 0〜2重量%のNaO、
− 0〜2重量%のKO、
− 0〜0.4重量%のFeO、及び
− 0〜2重量%のFを含み、並びに
重量%は、Dガラス繊維の総重量に対するものである、本発明のコンセプト5の強化熱可塑性組成物。
7. Dガラス繊維の、10GHzにおける誘電率が4〜5である、本発明のコンセプト6の強化熱可塑性ポリマー組成物。
8. Mが式(2)によって表され、Mが式(4)又は(5)によって表され、好ましくはiは、場合ごとに、並びにi及びiは全てゼロである、本発明のコンセプト3の熱可塑性ポリマー組成物。
9. Mが式(4)によって表され、好ましくはiは、場合ごとに、及びiは全てゼロである、本発明のコンセプト8の熱可塑性ポリマー組成物。
10. ポリアミドポリマーが、PA4,T;PA5,T;PA6,T;PA8,T;PA9,T;及びPA10,Tからなる群から選択される、本発明のコンセプト9の熱可塑性ポリマー組成物。
11. Dガラス繊維が、
− 50〜76重量%のSiO
− 8〜30重量%のB
− 0〜18重量%のAl
− 0〜5重量%のTiO
− 0〜10重量%のMgO
− 0〜8重量%のCaO
− 0〜3重量%のZnO
− 0〜1.1重量%のLi
− 0〜2重量%のNa
− 0〜2重量%のK
− 0〜0.4重量%のFe
− 0〜2重量%のFを含み、
重量%は、Dガラス繊維の総重量に対するものである、本発明のコンセプト10の強化熱可塑性組成物。
12. Dガラス繊維の、10GHzにおける誘電率が4〜5である、本発明のコンセプト11の強化熱可塑性ポリマー組成物。
13. Mが式(5)によって表され、好ましくはiは、場合ごとに、及びiは全てゼロである、本発明のコンセプト3の熱可塑性ポリマー組成物。
14. 熱可塑性ポリアミドが、PA4,I;PA5,I;PA6,I;PA8,I;PA9,I及びPA10,Iからなる群から選択される、本発明のコンセプト13の熱可塑性ポリマー組成物。
15. Dガラス繊維が、
− 50〜76重量%のSiO
− 8〜30重量%のB
− 0〜18重量%のAl
− 0〜5重量%のTiO
− 0〜10重量%のMgO
− 0〜8重量%のCaO
− 0〜3重量%のZnO
− 0〜1.1重量%のLi
− 0〜2重量%のNa
− 0〜2重量%のK
− 0〜0.4重量%のFe
− 0〜2重量%のFを含み、
重量%は、Dガラス繊維の総重量に対するものである、本発明のコンセプト14の強化熱可塑性組成物。
16. Dガラス繊維の、10GHzにおける誘電率が4〜5である、本発明のコンセプト15の強化熱可塑性ポリマー組成物。
17. Mが式(4)によって表され、ポリアミドポリマーが、式(1)によって表される繰り返し単位(R*PA)をさらに含み、Mが式(5)によって表され、好ましくはiは、場合ごとに、並びにi及びiは全てゼロである、本発明のコンセプト3の熱可塑性ポリマー組成物。
18. ポリアミドが、PA6,T/6,I、PA6,T/6,I/6,6、及びPA6,T/6,6からなる群から選択される、本発明のコンセプト17の熱可塑性ポリマー組成物。
19. Dガラス繊維が、
− 50〜76重量%のSiO
− 8〜30重量%のB
− 0〜18重量%のAl
− 0〜5重量%のTiO
− 0〜10重量%のMgO
− 0〜8重量%のCaO
− 0〜3重量%のZnO
− 0〜1.1重量%のLi
− 0〜2重量%のNa
− 0〜2重量%のK
− 0〜0.4重量%のFe
− 0〜2重量%のFを含み、
重量%は、Dガラス繊維の総重量に対するものである、本発明のコンセプト18の強化熱可塑性組成物。
20. Dガラス繊維の、10GHzにおける誘電率が4〜5である、本発明のコンセプト19の強化熱可塑性ポリマー組成物。
21. 熱可塑性ポリマーはポリエステルポリマーである、本発明のコンセプト1の熱可塑性ポリマー組成物。
22. ポリエステルポリマーが、以下の式:
Figure 2020535237
(式中、
− R及びRは、各位置において、ハロゲン、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、エーテル、チオエーテル、カルボン酸、エステル、アミド、イミド、アルカリ又はアルカリ土類金属スルホン酸塩、アルキルスルホン酸塩、アルカリ又はアルカリ土類金属ホスホン酸塩、アルキルホスホン酸塩、アミン及び第四級アンモニウムからなる群から独立して選択され;
− Cyは、結合又は一価のアルキル基と一価の脂環式基とを含有する置換脂環式基であり;
− iは、0〜4の整数であり;
− iは、場合ごとに、0〜2の独立して選択される整数であり;及び
− nは、1〜12の整数であり、
− 好ましくはi及びiは、場合ごとに、全てゼロである)によって表される繰り返し単位(RPE)少なくとも50モル%を含む、本発明のコンセプト21の熱可塑性ポリマー組成物。
23. 繰り返し単位(RPE)が、以下の式:
Figure 2020535237
によって表され、好ましくは、i及びiは、場合ごとに、全てゼロである、本発明のコンセプト22の熱可塑性ポリマー組成物。
24. ポリエステルポリマーが、ポリトリメチレンテレフタレートポリマー、ポリエチレンテレフタレートポリマー、及びポリブチレンテレフタレートポリマーからなる群から選択される、本発明のコンセプト23の熱可塑性ポリマー組成物。
25. Dガラス繊維が、
− 50〜76重量%のSiO
− 8〜30重量%のB
− 0〜18重量%のAl
− 0〜5重量%のTiO
− 0〜10重量%のMgO、
− 0〜8重量%のCaO、
− 0〜3重量%のZnO、
− 0〜1.1重量%のLiO、
− 0〜2重量%のNaO、
− 0〜2重量%のKO、
− 0〜0.4重量%のFeO、及び
− 0〜2重量%のFを含み、並びに
重量%は、Dガラス繊維の総重量に対するものである、本発明のコンセプト24の強化熱可塑性組成物。
26. Dガラス繊維の、10GHzにおける誘電率が4〜5である、本発明のコンセプト25の強化熱可塑性ポリマー組成物。
27. Cyが、以下の式:
Figure 2020535237
(式中、
− R及びRは、各位置において、ハロゲン、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、エーテル、チオエーテル、カルボン酸、エステル、アミド、イミド、アルカリ又はアルカリ土類金属スルホン酸塩、アルキルスルホン酸塩、アルカリ又はアルカリ土類金属ホスホン酸塩、アルキルホスホン酸塩、アミン及び第四級アンモニウムからなる群から独立して選択され;
− iは、0〜10の整数であり;
− iは、各位置において、0〜2の独立して選択される整数であり;及び
− nは、1〜12の整数であり、
− 好ましくはi、i、並びにi及びiは、場合ごとに、全てゼロである)によって表される、本発明のコンセプト23の強化熱可塑性ポリマー組成物。
28. 繰り返し単位(RPE)が、以下の式:
Figure 2020535237
によって表され、Cyが、以下の式:
Figure 2020535237
によって表され、好ましくはi、i、並びにi及びiは、場合ごとに、全てゼロである、本発明のコンセプト27の熱可塑性ポリマー組成物。
29. −(CR i6n6−が−(CR i8n8−と同じであり、好ましくはi、i、並びにi及びiは、場合ごとに、全てゼロである、本発明のコンセプト28の強化熱可塑性組成物。
30. Dガラス繊維が、
− 50〜76重量%のSiO
− 8〜30重量%のB
− 0〜18重量%のAl
− 0〜5重量%のTiO
− 0〜10重量%のMgO、
− 0〜8重量%のCaO、
− 0〜3重量%のZnO、
− 0〜1.1重量%のLiO、
− 0〜2重量%のNaO、
− 0〜2重量%のKO、
− 0〜0.4重量%のFeO、及び
− 0〜2重量%のFを含み、並びに
重量%は、Dガラス繊維の総重量に対するものである、本発明のコンセプト29の強化熱可塑性組成物。
31. Dガラス繊維の、10GHzにおける誘電率が4〜5である、本発明のコンセプト30の強化熱可塑性ポリマー組成物。
32. n=n=1である、本発明のコンセプト31の強化熱可塑性ポリマー組成物。
33. 熱可塑性ポリマーが、式
Figure 2020535237
[式中、
− Rは、場合ごとに、ハロゲン、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、エーテル、チオエーテル、カルボン酸、エステル、アミド、イミド、アルカリ又はアルカリ土類金属スルホン酸塩、アルキルスルホン酸塩、アルカリ又はアルカリ土類金属ホスホン酸塩、アルキルホスホン酸塩、アミン及び第四級アンモニウムからなる群から独立して選択され;
− cは、場合ごとに、0〜4の独立して選択される整数、好ましくは0であり;及び
− Tは、結合、スルホン基[−S(=O)2−]、及び基−C(R10’)(R11’)−からなる群から選択され、(ここで、R10’及びR11’は、水素、ハロゲン、アルキル、アルケニル、アルキニル、エーテル、チオエーテル、カルボン酸、エステル、アミド、イミド、アルカリ又はアルカリ土類金属スルホン酸塩、アルキルスルホン酸塩、アルカリ又はアルカリ土類金属ホスホン酸塩、アルキルホスホン酸塩、アミン、及び第四級アンモニウムからなる群から独立して選択され、R10’及びR11’は、好ましくはメチル基である)]によって表される繰り返し単位(RPAES)少なくとも50モル%を含むPAESポリマーである、本発明のコンセプト1の強化熱可塑性ポリマー組成物。
34. 繰り返し単位(RPAES)が、式:
Figure 2020535237
によって表され、好ましくはcは、場合ごとに、ゼロである、本発明のコンセプト33の強化熱可塑性組成物。
35. Dガラス繊維が、
− 50〜76重量%のSiO
− 8〜30重量%のB
− 0〜18重量%のAl
− 0〜5重量%のTiO
− 0〜10重量%のMgO、
− 0〜8重量%のCaO、
− 0〜3重量%のZnO、
− 0〜1.1重量%のLiO、
− 0〜2重量%のNaO、
− 0〜2重量%のKO、
− 0〜0.4重量%のFeO、及び
− 0〜2重量%のFを含み、並びに
重量%は、Dガラス繊維の総重量に対するものである、本発明のコンセプト34の強化熱可塑性組成物。
36. Dガラス繊維の、10GHzにおける誘電率が4〜5である、本発明のコンセプト35の強化熱可塑性ポリマー組成物。
37. 繰り返し単位(RPAES)が、式:
Figure 2020535237
によって表され、
好ましくはcは、場合ごとに、ゼロである、本発明のコンセプト33の強化熱可塑性ポリマー組成物。
38. Dガラス繊維が、
− 50〜76重量%のSiO
− 8〜30重量%のB
− 0〜18重量%のAl
− 0〜5重量%のTiO
− 0〜10重量%のMgO、
− 0〜8重量%のCaO、
− 0〜3重量%のZnO、
− 0〜1.1重量%のLiO、
− 0〜2重量%のNaO、
− 0〜2重量%のKO、
− 0〜0.4重量%のFeO、及び
− 0〜2重量%のFを含み、並びに
重量%は、Dガラス繊維の総重量に対するものである、本発明のコンセプト37の強化熱可塑性組成物。
39. Dガラス繊維の、10GHzにおける誘電率が4〜5である、本発明のコンセプト38の強化熱可塑性ポリマー組成物。
40. 繰り返し単位(RPAES)が、式:
Figure 2020535237
によって表され、好ましくはcが、場合ごとに、0である、本発明のコンセプト33の強化熱可塑性ポリマー組成物。
41. Dガラス繊維が、
− 50〜76重量%のSiO
− 8〜30重量%のB
− 0〜18重量%のAl
− 0〜5重量%のTiO
− 0〜10重量%のMgO、
− 0〜8重量%のCaO、
− 0〜3重量%のZnO、
− 0〜1.1重量%のLiO、
− 0〜2重量%のNaO、
− 0〜2重量%のKO、
− 0〜0.4重量%のFeO、及び
− 0〜2重量%のFを含み、並びに
重量%は、Dガラス繊維の総重量に対するものである、本発明のコンセプト40の強化熱可塑性組成物。
42. Dガラス繊維の、10GHzにおける誘電率が4〜5である、本発明のコンセプト41の強化熱可塑性ポリマー組成物。
43. 熱可塑性ポリマーが、以下の群の式:
Figure 2020535237
(式中、
− R13は、場合ごとに、ハロゲン、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、エーテル、チオエーテル、カルボン酸、エステル、アミド、イミド、アルカリ又はアルカリ土類金属スルホン酸塩、アルキルスルホン酸塩、アルカリ又はアルカリ土類金属ホスホン酸塩、アルキルホスホン酸塩、アミン及び第四級アンモニウムからなる群から独立して選択され;
− aは、場合ごとに、0〜4からの独立して選択される整数であり、好ましくは0である)から選択される式によって表される繰り返し単位(RPAEK)少なくとも50モル%を含むPAEKポリマーである、本発明のコンセプト1の強化熱可塑性ポリマー組成物。
44. 繰り返し単位(RPAEK)が、式:
Figure 2020535237
によって表され、好ましくは、aは、場合ごとに、0である、本発明のコンセプト43の強化熱可塑性組成物。
45. Dガラス繊維が、
− 50〜76重量%のSiO
− 8〜30重量%のB
− 0〜18重量%のAl
− 0〜5重量%のTiO
− 0〜10重量%のMgO、
− 0〜8重量%のCaO、
− 0〜3重量%のZnO、
− 0〜1.1重量%のLiO、
− 0〜2重量%のNaO、
− 0〜2重量%のKO、
− 0〜0.4重量%のFeO、及び
− 0〜2重量%のFを含み、並びに
重量%は、Dガラス繊維の総重量に対するものである、本発明のコンセプト44の強化熱可塑性組成物。
46. Dガラス繊維の、10GHzにおける誘電率が4〜5である、本発明のコンセプト45の強化熱可塑性ポリマー組成物。
47. 繰り返し単位(RPAEK)が、式:
Figure 2020535237
によって表され、好ましくは、aは、場合ごとに、ゼロである、本発明のコンセプト43の強化熱可塑性ポリマー組成物。
48. Dガラス繊維が、
− 50〜76重量%のSiO
− 8〜30重量%のB
− 0〜18重量%のAl
− 0〜5重量%のTiO
− 0〜10重量%のMgO、
− 0〜8重量%のCaO、
− 0〜3重量%のZnO、
− 0〜1.1重量%のLiO、
− 0〜2重量%のNaO、
− 0〜2重量%のKO、
− 0〜0.4重量%のFeO、及び
− 0〜2重量%のFを含み、並びに
重量%は、Dガラス繊維の総重量に対するものである、本発明のコンセプト47の強化熱可塑性組成物。
49. Dガラス繊維の、10GHzにおける誘電率が4〜5である、本発明のコンセプト48の強化熱可塑性ポリマー組成物。
50. 熱可塑性ポリマーが繰り返し単位(R*PAEK)をさらに含み、繰り返し単位(RPAEK)及び繰り返し単位(R*PAEK)がそれぞれ、以下の式:
Figure 2020535237
によって表され、好ましくは、aは、場合ごとに、並びに式(21)及び(22)のそれぞれにおいて、0である、本発明のコンセプト43の強化熱可塑性ポリマー組成物。
51. Dガラス繊維が、
− 50〜76重量%のSiO
− 8〜30重量%のB
− 0〜18重量%のAl
− 0〜5重量%のTiO
− 0〜10重量%のMgO、
− 0〜8重量%のCaO、
− 0〜3重量%のZnO、
− 0〜1.1重量%のLiO、
− 0〜2重量%のNaO、
− 0〜2重量%のKO、
− 0〜0.4重量%のFeO、及び
− 0〜2重量%のFを含み、並びに
重量%は、Dガラス繊維の総重量に対するものである、本発明のコンセプト50の強化熱可塑性組成物。
52. Dガラス繊維の、10GHzにおける誘電率が4〜5である、本発明のコンセプト51の強化熱可塑性ポリマー組成物。
53. 繰り返し単位(RPAEK)が、以下の式:
Figure 2020535237
によって表され、好ましくは、aは、各位置において、0である、本発明のコンセプト43の強化熱可塑性ポリマー組成物。
54. Dガラス繊維が、
− 50〜76重量%のSiO
− 8〜30重量%のB
− 0〜18重量%のAl
− 0〜5重量%のTiO
− 0〜10重量%のMgO、
− 0〜8重量%のCaO、
− 0〜3重量%のZnO、
− 0〜1.1重量%のLiO、
− 0〜2重量%のNaO、
− 0〜2重量%のKO、
− 0〜0.4重量%のFeO、及び
− 0〜2重量%のFを含み、並びに
重量%は、Dガラス繊維の総重量に対するものである、本発明のコンセプト53の強化熱可塑性組成物。
55. Dガラス繊維の、10GHzにおける誘電率が4〜5である、本発明のコンセプト54の強化熱可塑性ポリマー組成物。
56. 繰り返し単位(RPAEK)が、以下の式:
Figure 2020535237
によって表され、好ましくはaは、各位置において、ゼロである、本発明のコンセプト43の強化熱可塑性ポリマー組成物。
57. Dガラス繊維が、
− 50〜76重量%のSiO
− 8〜30重量%のB
− 0〜18重量%のAl
− 0〜5重量%のTiO
− 0〜10重量%のMgO、
− 0〜8重量%のCaO、
− 0〜3重量%のZnO、
− 0〜1.1重量%のLiO、
− 0〜2重量%のNaO、
− 0〜2重量%のKO、
− 0〜0.4重量%のFeO、及び
− 0〜2重量%のFを含み、並びに
重量%は、Dガラス繊維の総重量に対するものである、本発明のコンセプト56の強化熱可塑性組成物。
58. Dガラス繊維の、10GHzにおける誘電率が4〜5である、本発明のコンセプト57の強化熱可塑性ポリマー組成物。
59. ポリマーが、以下の式:
Figure 2020535237
(式中、
− R19は、各位置において、アルキル、アリール、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルケトン、アリールケトン、フルオロアルキル、フルオロアリール、ブロモアルキル、ブロモアリール、クロロアルキル、クロロアリール、アルキルスルホン、アリールスルホン、アルキルアミド、アリールアミド、アルキルエステル、アリールエステル、フッ素、塩素及び臭素からなる群から独立して選択され;
− Lは0〜4の整数、好ましくは0であり、及び
− tは50より大きい、好ましくは100より大きい整数である)によって表される繰り返し単位(RPPS)少なくとも50モル%を含むPPSポリマーである、本発明のコンセプト1の強化熱可塑性ポリマー組成物。
60. Dガラス繊維が、
− 50〜76重量%のSiO
− 8〜30重量%のB
− 0〜18重量%のAl
− 0〜5重量%のTiO
− 0〜10重量%のMgO、
− 0〜8重量%のCaO、
− 0〜3重量%のZnO、
− 0〜1.1重量%のLiO、
− 0〜2重量%のNaO、
− 0〜2重量%のKO、
− 0〜0.4重量%のFeO、及び
− 0〜2重量%のFを含み、並びに
重量%は、Dガラス繊維の総重量に対するものである、本発明のコンセプト59の強化熱可塑性組成物。
61. Dガラス繊維の、10GHzにおける誘電率が4〜5である、本発明のコンセプト60の強化熱可塑性ポリマー組成物。
62. Dガラス繊維が、
− 50〜76重量%のSiO
− 8〜30重量%のB
− 0〜18重量%のAl
− 0〜5重量%のTiO
− 0〜10重量%のMgO、
− 0〜8重量%のCaO、
− 0〜3重量%のZnO、
− 0〜1.1重量%のLiO、
− 0〜2重量%のNaO、
− 0〜2重量%のKO、
− 0〜0.4重量%のFeO、及び
− 0〜2重量%のFを含み、並びに
重量%は、Dガラス繊維の総重量に対するものである、本発明のコンセプト1の強化熱可塑性ポリマー組成物。
63. Dガラス繊維が、
− 50〜76重量%のSiO
− 8〜30重量%のB
− 0〜18重量%のAl
− 0〜5重量%のTiO
− 0〜10重量%のMgO、
− 0〜8重量%のCaO、
− 0〜3重量%のZnO、
− 0〜1.1重量%のLiO、
− 0〜2重量%のNaO、
− 0〜2重量%のKO、
− 0〜0.4重量%のFeO、及び
− 0〜2重量%のFを含み、並びに
重量%は、Dガラス繊維の総重量に対するものである、本発明のコンセプト3の強化熱可塑性ポリマー組成物。
64. Dガラス繊維が、
− 50〜76重量%のSiO
− 8〜30重量%のB
− 0〜18重量%のAl
− 0〜5重量%のTiO
− 0〜10重量%のMgO、
− 0〜8重量%のCaO、
− 0〜3重量%のZnO、
− 0〜1.1重量%のLiO、
− 0〜2重量%のNaO、
− 0〜2重量%のKO、
− 0〜0.4重量%のFeO、及び
− 0〜2重量%のFを含み、並びに
重量%は、Dガラス繊維の総重量に対するものである、本発明のコンセプト4の強化熱可塑性ポリマー組成物。
65. Dガラス繊維が、
− 50〜76重量%のSiO
− 8〜30重量%のB
− 0〜18重量%のAl
− 0〜5重量%のTiO
− 0〜10重量%のMgO、
− 0〜8重量%のCaO、
− 0〜3重量%のZnO、
− 0〜1.1重量%のLiO、
− 0〜2重量%のNaO、
− 0〜2重量%のKO、
− 0〜0.4重量%のFeO、及び
− 0〜2重量%のFを含み、並びに
重量%は、Dガラス繊維の総重量に対するものである、本発明のコンセプト8の強化熱可塑性ポリマー組成物。
66. Dガラス繊維が、
− 50〜76重量%のSiO
− 8〜30重量%のB
− 0〜18重量%のAl
− 0〜5重量%のTiO
− 0〜10重量%のMgO、
− 0〜8重量%のCaO、
− 0〜3重量%のZnO、
− 0〜1.1重量%のLiO、
− 0〜2重量%のNaO、
− 0〜2重量%のKO、
− 0〜0.4重量%のFeO、及び
− 0〜2重量%のFを含み、並びに
重量%は、Dガラス繊維の総重量に対するものである、本発明のコンセプト9の強化熱可塑性ポリマー組成物。
67. Dガラス繊維が、
− 50〜76重量%のSiO
− 8〜30重量%のB
− 0〜18重量%のAl
− 0〜5重量%のTiO
− 0〜10重量%のMgO、
− 0〜8重量%のCaO、
− 0〜3重量%のZnO、
− 0〜1.1重量%のLiO、
− 0〜2重量%のNaO、
− 0〜2重量%のKO、
− 0〜0.4重量%のFeO、及び
− 0〜2重量%のFを含み、並びに
重量%は、Dガラス繊維の総重量に対するものである、本発明のコンセプト13の強化熱可塑性ポリマー組成物。
68. Dガラス繊維が、
− 50〜76重量%のSiO
− 8〜30重量%のB
− 0〜18重量%のAl
− 0〜5重量%のTiO
− 0〜10重量%のMgO、
− 0〜8重量%のCaO、
− 0〜3重量%のZnO、
− 0〜1.1重量%のLiO、
− 0〜2重量%のNaO、
− 0〜2重量%のKO、
− 0〜0.4重量%のFeO、及び
− 0〜2重量%のFを含み、並びに
重量%は、Dガラス繊維の総重量に対するものである、本発明のコンセプト17の強化熱可塑性ポリマー組成物。
69. Dガラス繊維が、
− 50〜76重量%のSiO
− 8〜30重量%のB
− 0〜18重量%のAl
− 0〜5重量%のTiO
− 0〜10重量%のMgO、
− 0〜8重量%のCaO、
− 0〜3重量%のZnO、
− 0〜1.1重量%のLiO、
− 0〜2重量%のNaO、
− 0〜2重量%のKO、
− 0〜0.4重量%のFeO、及び
− 0〜2重量%のFを含み、並びに
重量%は、Dガラス繊維の総重量に対するものである、本発明のコンセプト23の強化熱可塑性ポリマー組成物。
70. Dガラス繊維が、
− 50〜76重量%のSiO
− 8〜30重量%のB
− 0〜18重量%のAl
− 0〜5重量%のTiO
− 0〜10重量%のMgO、
− 0〜8重量%のCaO、
− 0〜3重量%のZnO、
− 0〜1.1重量%のLiO、
− 0〜2重量%のNaO、
− 0〜2重量%のKO、
− 0〜0.4重量%のFeO、及び
− 0〜2重量%のFを含み、並びに
重量%は、Dガラス繊維の総重量に対するものである、本発明のコンセプト27又は28、好ましくは38の強化熱可塑性ポリマー組成物。
71. Dガラス繊維が、
− 50〜76重量%のSiO
− 8〜30重量%のB
− 0〜18重量%のAl
− 0〜5重量%のTiO
− 0〜10重量%のMgO、
− 0〜8重量%のCaO、
− 0〜3重量%のZnO、
− 0〜1.1重量%のLiO、
− 0〜2重量%のNaO、
− 0〜2重量%のKO、
− 0〜0.4重量%のFeO、及び
− 0〜2重量%のFを含み、並びに
重量%は、Dガラス繊維の総重量に対するものである、本発明のコンセプト33の強化熱可塑性ポリマー組成物。
72. Dガラス繊維が、
− 50〜76重量%のSiO
− 8〜30重量%のB
− 0〜18重量%のAl
− 0〜5重量%のTiO
− 0〜10重量%のMgO、
− 0〜8重量%のCaO、
− 0〜3重量%のZnO、
− 0〜1.1重量%のLiO、
− 0〜2重量%のNaO、
− 0〜2重量%のKO、
− 0〜0.4重量%のFeO、及び
− 0〜2重量%のFを含み、並びに
重量%は、Dガラス繊維の総重量に対するものである、本発明のコンセプト43、好ましくは30の強化熱可塑性ポリマー組成物。
73.
− ポリアミドポリマーと、
− 強化熱可塑性ポリマー組成物の総重量に対して、2:1〜5:1の平均アスペクト比を構成する平坦なDガラス繊維20重量%〜85重量%とを含む熱可塑性ポリマー組成物であって、
ここで、
− 平坦なDガラス繊維の、1MHzにおける誘電率が4〜6、好ましくは4〜5、最も好ましくは4〜4.5であり、及び
− ポリアミドポリマーが、以下の式:
−[−M−M−]−(1)
− (式中、−−M−は、以下の群の式:
Figure 2020535237
から選択される式によって表され、
− −M−−は、以下の式:
Figure 2020535237
によって表され、ここで、
− R及びR’及びR’’は、場合ごとに、ハロゲン、アルキル、アルケニル、エーテル、チオエーテル、エステル、アミド、イミド、アルカリもしくはアルカリ土類金属スルホン酸塩、アルキルスルホン酸塩、アルカリもしくはアルカリ土類金属ホスホン酸塩、アルキルホスホン酸塩、アミン、及び第四級アンモニウムからなる群から独立して選択され;
− iは、場合ごとに、0〜2の独立して選択される整数であり;
− i’及びi’’は、0〜4から独立して選択される整数であり;及び
− nは、6〜18の整数であり、
− 好ましくはi’、i’’及びiは、場合ごとに、ゼロであり、及びnは6又は10である)によって表される繰り返し単位(RPA)少なくとも50モル%を含む、熱可塑性ポリマー組成物。
74. Mが式(2a)によって表され、好ましくはi’及びiが、場合ごとに、ゼロであり、及びnが6又は10である、本発明のコンセプト73の熱可塑性ポリマー組成物。
75. ポリアミドポリマーが、PXD6及びPXD10からなる群から選択される、本発明のコンセプト74の熱可塑性ポリマー組成物。
76. Dガラス繊維が、
− 50〜76重量%のSiO
− 8〜30重量%のB
− 0〜18重量%のAl
− 0〜5重量%のTiO
− 0〜10重量%のMgO、
− 0〜8重量%のCaO、
− 0〜3重量%のZnO、
− 0〜1.1重量%のLiO、
− 0〜2重量%のNaO、
− 0〜2重量%のKO、
− 0〜0.4重量%のFeO、及び
− 0〜2重量%のFを含み、並びに
重量%は、Dガラス繊維の総重量に対するものである、本発明のコンセプト75の強化熱可塑性組成物。
77. Dガラス繊維の、10GHzにおける誘電率が4〜5である、本発明のコンセプト76の強化熱可塑性ポリマー組成物。
78. Mが式(2b)によって表され、好ましくはi’’及びiが、場合ごとに、ゼロであり、及びnが6又は10である、本発明のコンセプト73の熱可塑性ポリマー組成物。
79. ポリアミドポリマーが、MXD6及びMXD10からなる群から選択される、本発明のコンセプト78の熱可塑性ポリマー組成物。
80. Dガラス繊維が、
− 50〜76重量%のSiO
− 8〜30重量%のB
− 0〜18重量%のAl
− 0〜5重量%のTiO
− 0〜10重量%のMgO
− 0〜8重量%のCaO
− 0〜3重量%のZnO
− 0〜1.1重量%のLi
− 0〜2重量%のNa
− 0〜2重量%のK
− 0〜0.4重量%のFe
− 0〜2重量%のFを含み、
重量%は、Dガラス繊維の総重量に対するものである、本発明のコンセプト79の強化熱可塑性組成物。
81. Dガラス繊維の、10GHzにおける誘電率が4〜5である、本発明のコンセプト80の強化熱可塑性ポリマー組成物。
82.
平坦なDガラス繊維が、1000メガパスカル(「MPa」)〜3000MPa、好ましくは2000MPa〜2500MPaの引張強さ及び
20ギガパスカル(「GPa」)〜90GPaの引張弾性率を有する、本発明のコンセプト1〜81のいずれか1つに記載の強化熱可塑性ポリマー組成物(本発明のコンセプト82と本発明のコンセプト1〜81の各々との各組合せが個々に且つ具体的に考えられる)。
83.
ポリアミドポリマーが、ASTM D5336に従って測定されるとき0.5〜2.0dL/gのインヘレント粘度を有し、及び
ポリアミドポリマーが、ISO−11357−3に従って示差走査熱量測定(「DSC」)を使用して測定されるとき180℃〜340℃の融点を有する、本発明のコンセプト2〜20のいずれか1つに記載の強化熱可塑性ポリマー組成物(本発明のコンセプト83と本発明のコンセプト2〜20の各々との各組合せが個々に且つ具体的に考えられる)。
84.
ポリエステルポリマーが、ASTM D5225に従って30℃の60:40フェノール/テトラクロロエタン混合物中で測定されるとき、0.4デシリットル/グラム(「dL/g」)〜2.0dL/gのインヘレント粘度を有し、及び
ポリエステルポリマーが、ISO−11357−3に従って示差走査熱量測定(「DSC」)を使用して測定されるとき、少なくとも250℃及び高くても350℃の融点を有する、本発明のコンセプト21〜32のいずれか1つに記載の強化熱可塑性ポリマー組成物(本発明のコンセプト84と本発明のコンセプト21〜32の各々との各組合せが個々に且つ具体的に考えられる)。
85. ポリエステルポリマーが、以下の3つのモノマー:ジメチルテレフタレート、2,2,4,4,−テトラメチル−1,3,−シクロブタンジオール及び1,4−シクロヘキサンジメタノール(clyclohexanedimethanol)の重縮合から形成される繰り返し単位少なくとも50モル%を含む、請求項21に記載の強化熱可塑性ポリマー組成物。
86. Dガラス繊維が、
− 50〜76重量%のSiO
− 8〜30重量%のB
− 0〜18重量%のAl
− 0〜5重量%のTiO
− 0〜10重量%のMgO、
− 0〜8重量%のCaO、
− 0〜3重量%のZnO、
− 0〜1.1重量%のLiO、
− 0〜2重量%のNaO、
− 0〜2重量%のKO、
− 0〜0.4重量%のFeO、及び
− 0〜2重量%のFを含み、並びに
重量%は、Dガラス繊維の総重量に対するものである、本発明のコンセプト85の強化熱可塑性組成物。
87. Dガラス繊維の、10GHzにおける誘電率が4〜5である、本発明のコンセプト86の強化熱可塑性ポリマー組成物。

Claims (15)

  1. − ポリアミドポリマー、ポリエステルポリマー、ポリ(アリールエーテルスルホン)(「PAES」)ポリマー、ポリ(アリールエーテルケトン)(「PAEK」)ポリマー及びポリフェニレンスルフィド(「PPS」)ポリマーからなる群から選択される熱可塑性ポリマーと、
    − 前記熱可塑性ポリマー組成物の総重量に対して、2:1〜5:1のアスペクト比を構成する平坦な低誘電ガラス(「D−ガラス」)繊維20重量%〜85重量%とを含む強化熱可塑性ポリマー組成物であって、
    (式中、
    − 前記平坦なDガラス繊維の、1MHzにおける誘電率が4〜6、好ましくは4〜5、最も好ましくは4〜4.5である)、強化熱可塑性ポリマー組成物。
  2. 前記ポリアミドポリマーが、繰り返し単位(RPA)少なくとも50モル%を含み、繰り返し単位(RPA)が、以下の式:
    −[−M−M−]−(1)
    − (式中、−−M−は、以下の群の式:
    Figure 2020535237
    から選択される式によって表され、
    − −M−−は、以下の群の式:
    Figure 2020535237
    から選択される式によって表され、ここで、
    − R〜R、R’及びR’’は、場合ごとに、ハロゲン、アルキル、アルケニル、エーテル、チオエーテル、エステル、アミド、イミド、アルカリ又はアルカリ土類金属スルホン酸塩、アルキルスルホン酸塩、アルカリ又はアルカリ土類金属ホスホン酸塩、アルキルホスホン酸塩、アミン、及び第四級アンモニウムからなる群から独立して選択され;
    − i及びiは、場合ごとに、0〜2の独立して選択される整数であり;
    − i’, i’’, i及びiは、0〜4の独立して選択される整数であり;
    − nは、4〜12の整数であり、
    − nは、6〜18の整数であり、
    − 好ましくはi及びi、場合ごとに、並びにi及びiは全てゼロである)によって表される、請求項1に記載の熱可塑性ポリマー組成物。
  3. 前記ポリアミドポリマーが、PA4,6;PA5,6;PA6,6;PA4,10;PA5,10;PA6,10;PA1010;PA1012からなる群から選択される、請求項1又は2のいずれか一項に記載の熱可塑性ポリマー組成物。
  4. 前記ポリアミドポリマーが、PA4,T;PA5,T;PA6,T;PA8,T;PA9,T;PA10,T;PA4,I;PA5,I;PA6,I;PA8,I,T;PA9,I及びPA10,Iからなる群から選択される、請求項1又は2のいずれか一項に記載の熱可塑性ポリマー組成物。
  5. 熱可塑性ポリアミドが、MXD6、MXD10、PXD6及びPXD10からなる群から選択される、請求項1又は2のいずれか一項に記載の熱可塑性ポリマー組成物。
  6. 前記ポリアミドが、PA6,T/6,I、PA6,T/6,I/6,6、及びPA6,T/6,6からなる群から選択される、請求項1又は2のいずれか一項に記載の熱可塑性ポリマー組成物。
  7. 前記ポリエステルポリマーが、以下の式:
    Figure 2020535237
    (式中、
    − R及びRは、各位置において、ハロゲン、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、エーテル、チオエーテル、カルボン酸、エステル、アミド、イミド、アルカリ又はアルカリ土類金属スルホン酸塩、アルキルスルホン酸塩、アルカリ又はアルカリ土類金属ホスホン酸塩、アルキルホスホン酸塩、アミン及び第四級アンモニウムからなる群から独立して選択され;
    − Cyは、結合又は一価のアルキル基と一価の脂環式基とを含有する置換脂環式基であり;
    − iは、0〜4の整数であり;
    − iは、場合ごとに、0〜2の独立して選択される整数であり;及び
    − nは、1〜12の整数であり、
    − 好ましくはi及びiは、場合ごとに、全てゼロである)によって表される繰り返し単位(RPE)少なくとも50モル%を含む、請求項1に記載の熱可塑性ポリマー組成物。
  8. 繰り返し単位(RPE)が、以下の式:
    Figure 2020535237
    によって表され、好ましくは、i及びiが、場合ごとに、全てゼロである、請求項7に記載の熱可塑性ポリマー組成物。
  9. 前記ポリエステルポリマーが、ポリトリメチレンテレフタレートポリマー、ポリエチレンテレフタレートポリマー、及びポリブチレンテレフタレートポリマーからなる群から選択される、本発明のコンセプト8の熱可塑性ポリマー組成物。
  10. Cyが、以下の式:
    Figure 2020535237
    によって表され、好ましくはi、i、並びにi及びiが、場合ごとに、全てゼロであり、より好ましくは−(CR i6n6−が、−(CR i8n8−と同じであり、最も好ましくはi、i、並びにi及びiが、場合ごとに、全てゼロであり、及び−(CR i6n6−が、−(CR i8n8−と同じである、請求項8に記載の熱可塑性ポリマー組成物。
  11. 前記熱可塑性ポリマーが、式
    Figure 2020535237
    [式中、
    − Rは、場合ごとに、ハロゲン、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、エーテル、チオエーテル、カルボン酸、エステル、アミド、イミド、アルカリ又はアルカリ土類金属スルホン酸塩、アルキルスルホン酸塩、アルカリ又はアルカリ土類金属ホスホン酸塩、アルキルホスホン酸塩、アミン及び第四級アンモニウムからなる群から独立して選択され;
    − cは、場合ごとに、0〜4の独立して選択される整数、好ましくは0であり;及び
    − Tは、結合、スルホン基[−S(=O)2−]、及び基−C(R10’)(R11’)−(ここで、R10’ 及び R11’,は、水素、ハロゲン、アルキル、アルケニル、アルキニル、エーテル、チオエーテル、カルボン酸、エステル、アミド、イミド、アルカリ又はアルカリ土類金属スルホン酸塩、アルキルスルホン酸塩、アルカリ又はアルカリ土類金属ホスホン酸塩、アルキルホスホン酸塩、アミン、及び第四級アンモニウムからなる群から独立して選択され、好ましくはR10’及びR11’は、メチル基である)からなる群から選択される]によって表される繰り返し単位(RPAES)少なくとも50モル%を含むPAESポリマーである、請求項1に記載の強化熱可塑性ポリマー組成物。
  12. 前記熱可塑性ポリマーが、ポリフェニルスルホンポリマー、ポリエーテルスルホンポリマー、及びポリスルホンポリマーからなるポリマーの群から選択される、請求項1に記載の強化熱可塑性ポリマー組成物。
  13. 前記熱可塑性ポリマーが、ポリフェニレン(polypheynlene)スルフィドポリマーである、請求項1に記載の強化熱可塑性ポリマー組成物。
  14. 前記Dガラス繊維が、
    − 50〜76重量%のSiO
    − 8〜30重量%のB
    − 0〜18重量%のAl
    − 0〜5重量%のTiO
    − 0〜10重量%のMgO、
    − 0〜8重量%のCaO、
    − 0〜3重量%のZnO、
    − 0〜1.1重量%のLiO、
    − 0〜2重量%のNaO、
    − 0〜2重量%のKO、
    − 0〜0.4重量%のFeO、及び
    − 0〜2重量%のFを含み、並びに
    重量%は、Dガラス繊維の総重量に対するものである、請求項1〜13のいずれか一項に記載の強化熱可塑性組成物。
  15. 前記Dガラス繊維の、10GHzにおける誘電率が4〜5である、請求項1〜14のいずれか一項に記載の強化熱可塑性ポリマー組成物。
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