JP2020533122A - 可変剛性ガイドワイヤ - Google Patents

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Abstract

ガイドワイヤの可撓性を変更または修正できるような形で構成されているガイドワイヤおよびガイドワイヤアセンブリ1100、2100、3100を含む医療システム。様々な実施形態において、ガイドワイヤの可撓性は、その場で変更または修正可能である。開示された医療システムのガイドワイヤおよび/またはガイドワイヤアセンブリは、ガイドワイヤまたはガイドワイヤアセンブリの1つ以上の構成要素などの医療システムの1つ以上の部分の電流に対する曝露に伴って修正可能である材料特性を有する材料を含むことができる。

Description

関連出願の相互参照
本出願は、全体が参照により本明細書に組込まれている、2017年9月14日出願の仮特許出願第62/558,402号の利益を主張するものである。
本開示は、血管内送出装置に関し、より詳細には、可撓性などの1つ以上の選択的に変動し得る機械的特性を含むように構成されたガイドワイヤに関する。
医師は概して、治療を必要とする体内の血管内領域にアクセスし、この領域に対して治療用および/または診断用装置を送出するために、1つ以上のガイドワイヤを使用することを必要とする。蛇行する脈管構造を通ったナビゲーションを容易にするために、比較的可撓性の高いガイドワイヤが選択され使用される。しかしながら、適切な送出ならびに展開中の安定性に求められる所要の支持を提供するため、典型的には、比較的剛性の高いガイドワイヤが装置の送出および展開中使用される。したがって、いくつかの症例において、処置を補完するためにガイドワイヤの組合せが必要とされる。
腹部大動脈瘤(「AAA」)修復は、多数の異なるガイドワイヤが医療処置中に使用される多くの例示的処置のうちの1つである。例えば、いくつかのAAA症例においては、処置中に3種以上の異なるガイドワイヤが使用される。大動脈内部の治療部位にアクセスする目的で、脈管構造の蛇行性構造を最初にナビゲートするために、第1の可撓性ガイドワイヤが使用される。その後、第1の可撓性ガイドワイヤに沿ってカテーテルが前進し得る。その後、第1の可撓性ガイドワイヤは除去され、ステントまたはステントグラフトなどの医療装置を展開するのに好適なより剛性の高いガイドワイヤと交換される。分岐したステントグラフトの展開が関与するいくつかの症例においては、分岐ステントグラフトの対側脚部を挿管するために、第3のガイドワイヤが使用される。いくつかの症例において、脈管構造の蛇行性構造を最初にナビゲートするのに使用される第1の可撓性ガイドワイヤには、適切な展開を容易にするのに求められる所要の安定性が欠如している。
一実施例(「実施例1」)によると、医療システムは、合金を含みかつ電流に曝露された場合に変化するように構成された可撓性を有するガイドワイヤ部材;およびガイドワイヤ部材の少なくとも一部分を包囲する絶縁材料;を含むガイドワイヤアセンブリを含む。医療システムはさらに、ガイドワイヤアセンブリに対し電気的に結合され、ガイドワイヤアセンブリの可撓性が電流に対する曝露に応答して変化するような形で、ガイドワイヤアセンブリに対し電流を選択的に供給するように構成されているコントローラを含む。
一実施例(「実施例2」)によると、医療システムは、第1の構成と第2の構成の間で遷移するように構成されたガイドワイヤアセンブリであって、第1の構成におけるガイドワイヤアセンブリの可撓性が第2の構成におけるガイドワイヤアセンブリの可撓性を上回り;合金を含むガイドワイヤ部材;およびガイドワイヤ部材の少なくとも一部分を包囲する絶縁材料;を含むガイドワイヤアセンブリを含む。該医療システムは、さらにガイドワイヤアセンブリに対し電気的に結合され、第1および第2の構成の間でガイドワイヤアセンブリを遷移させるためにガイドワイヤアセンブリに対し電流を選択的に供給するように構成されているコントローラを含む。
先行する実施例のいずれかに関連して、別の実施例(「実施例3」)によると、合金は相変化可能な合金を含む。
先行する実施例のいずれかに関連して別の実施例(「実施例4」)によると、合金はニチノールを含む。
先行する実施例のいずれかに関連して、別の実施例(「実施例5」)によると、ガイドワイヤ部材は、第1のコア部材とこの第1のコア部材に結合された第2のコア部材とを含み、第1のコア部材は、ガイドワイヤ部材が電流に曝露された場合にその可撓性を変化させるように構成されるように合金を含んでおり、第1および第2のコア部材は、これらの第1および第2のコア部材のそれぞれの第1の端部で互いに結合されており、第1および第2のコア部材のそれぞれの第2の端部はコントローラと結合されている。
実施例5に関連して、別の実施例(「実施例6」)によると、第1および第2のコア部材のうちの1つ以上は、電流に曝露された場合にガイドワイヤアセンブリの長手方向軸に沿って概して直線的に伸長する。
実施例5または6のいずれかに関連して、別の実施例(「実施例7」)によると、第1および第2のコア部材は互いに平行に整列されている。
実施例5に関連して、別の実施例(「実施例8」)によると、第2のコア部材は第1のコア部材の周りに螺旋状に巻かれている。
実施例5に関連して、別の実施例(「実施例9」)によると、第1および第2のコア部材は、ガイドワイヤアセンブリの長手方向の周りに各々螺旋状に巻回されている。
実施例5ないし9のいずれかに関連して、別の実施例(「実施例10」)によると、第1のコア部材および第2のコア部材は、異なる材料から形成されている。
実施例5ないし10のいずれかに関連して、別の実施例(「実施例11」)によると、第1のコア部材および第2のコア部材は、異なる合金から形成されている。
先行する実施例のいずれかに関連して、別の実施例(「実施例12」)によると、ガイドワイヤアセンブリの可撓性は変動して、このガイドワイヤアセンブリが、追跡、展開および挿管というガイドワイヤの目的のうちの少なくとも2つのために機能できるようにしている。
先行する実施例のいずれかに関連して、別の実施例(「実施例13」)によると、コントローラは、ガイドワイヤ部材の第1の部分を通って電流を流すように動作可能であり、絶縁材料は第1の部分を包囲している。
別の実施例(「実施例14」)によると、医療システムを製造する方法は、合金を含むガイドワイヤ部材を提供するステップと;ガイドワイヤアセンブリを画定するためにガイドワイヤ部材の少なくとも一部分の周りに絶縁材料を配置するステップであって、ガイドワイヤアセンブリが、電流に曝露された場合に変化するように構成された可撓性を有する、ステップと;ガイドワイヤアセンブリの可撓性が電流に対する曝露に応答して変化するような形で、ガイドワイヤアセンブリに対して電流を選択的に供給するようにコントローラが動作可能となるように、ガイドワイヤアセンブリに対してコントローラを電気的に結合するステップと、を含む。
別の実施例(「実施例15」)によると、治療方法には:合金を含みかつ電流に曝露された場合に変化するように構成された可撓性を有するガイドワイヤ部材;およびガイドワイヤ部材の少なくとも一部分を包囲する絶縁材料;を含むガイドワイヤアセンブリを提供するステップが含まれる。該方法にはさらに、コントローラがガイドワイヤアセンブリに対し電流を選択的に供給するように動作可能となるような形で、ガイドワイヤアセンブリに対してコントローラを電気的に結合するステップと;ガイドワイヤアセンブリの可撓性を第1の可撓性から第2の可撓性へと変化させるように、コントローラにガイドワイヤアセンブリに対して第1の電流を供給させるステップであって、第1の可撓性が第2の可撓性を上回るステップと、が含まれる。
多数の実施形態が開示されているものの、例証的実施例を示し記述する以下の詳細な説明から、当業者にはさらに他の実施形態が明らかになるものである。したがって、図面および詳細な説明は、限定的ではなく事実上例証的なものとみなされるべきである。
添付図面は、本開示の発明力ある実施形態のさらなる理解を提供するように含められるものであり、本明細書中に組込まれ本明細書の一部を成し、実施例を示し、記述部と共に本開示の発明力ある原理を説明するために役立つものである。
いくつかの実施形態に係る、可変剛性ガイドワイヤの図である。 いくつかの実施形態に係る、ライン2−2に沿って切り取られた図1中に図示された可変剛性ガイドワイヤの断面図である。 いくつかの実施形態に係る、可変剛性ガイドワイヤの断面図である。 いくつかの実施形態に係る、可変剛性ガイドワイヤの断面図である。
当業者であれば、意図された機能を果たすように構成された任意の数の方法および器具によって、本開示のさまざまな態様を実現することができるということを直ちに認識するものである。同様に、本明細書中で言及されている添付図面は必ずしも原寸に比例して描かれておらず、本開示のさまざまな態様を例示するために誇張されている可能性があること、そしてその点に関して、図面を限定的なものとみなすべきではないことも指摘しておかなければならない。さまざまな実施例を説明するにあたって、「近位の(proximal)」なる用語は装置のユーザまたはオペレータに近接する(proximate)かまたは代替的にはユーザまたはオペレータに最も近い(nearest)例示的装置に沿った位置を意味するために用いられている。「近位の(proximal)」は同様に「後端の(trailing)」としても言及される。「遠位の(distal)」なる用語は、装置のユーザまたはオペレータから最も遠いかまたはより遠い例示的装置に沿った位置を意味するために用いられている。遠位の(distal)は、同様に「先端の(leading)」としても言及され得る。
本開示のさまざまな態様は、患者の脈管構造の内部で治療領域を位置特定しかつ/または脈管構造の内部の治療領域に対する1つ以上の医療装置の送出および展開を容易にするために医療処置の間に利用するためのガイドワイヤなどに向けられている。より具体的には、本開示は、ガイドワイヤ装置およびシステム、ならびにこのようなガイドワイヤ装置およびシステムを使用するための方法に関する。
さまざまな実施形態において、図1または図2に例示されているガイドワイヤシステム1000は、ガイドワイヤアセンブリ1100およびこのガイドワイヤアセンブリ1100に対して電気的に結合されたコントローラ1200を含む。図2は、ライン2−2に沿って切り取られた図1に示された1100のガイドワイヤアセンブリの断面図である。ガイドワイヤアセンブリ1100は、概して円形の断面を有する全体として円筒形の形状のものであり、近位端部1102および遠位端部1104を有する細長いシャフトを含む。当業者であれば、ガイドワイヤアセンブリ1100が任意の好適な断面形状を含み得るということを認識するものである。例えば、断面形状は、本出願の精神または範囲から逸脱することなく、曲線の外観、直線の外観またはそれらの組合せ(例えば卵形または多角形)を有することができる。同様にして、図2に示されたガイドワイヤアセンブリ1100の断面はその長さに沿って概して均一であるが、この断面は、本明細書中で論述されている発明力ある概念の精神または範囲から逸脱することなく変動し得るということを認識すべきである。例えば、さまざまな実施例において、ガイドワイヤアセンブリの断面は長手方向にテーパがかかっていてよい。このような実施例において、遠位端部は、近位端部および/または近位端部と遠位端部の間に位置する中間部分とは異なる断面積を有し得る。
さまざまな実施例において、ガイドワイヤアセンブリ1100は、概して(例えば電気的および/または熱的に)絶縁されており、複数のコア部材、例えば第1のコア部材1110および第2のコア部材1120を含む。以下でさらに詳述されているように、ガイドワイヤアセンブリ1100の可撓性または剛性は、ガイドワイヤアセンブリ1100の第1および第2のコア部材1110およびコア部材1120を通して電流を誘導することによって手術中に(例えばその場で)変更または調整可能である。さまざまな実施例において、ガイドワイヤアセンブリ1100の第1および第2のコア部材1110および1120のうちの1つ以上の部材の可撓性または剛性は、コントローラ1200の動作を通して制御可能である。このような構成によって、従来の設計とは異なり、患者の脈管構造内部の治療領域を位置特定することと脈管構造内部の治療領域への1つ以上の医療装置の送出および展開を容易にすることという両方の目的で、手術中に同じガイドワイヤアセンブリを利用することが可能になる。例えば、以下でさらに詳細に説明するように、患者の脈管構造内部の標的治療領域を位置特定した後、ガイドワイヤに沿って医療装置を送出し展開させることができるようにガイドワイヤの可撓性を修正または調整することができる。
上述の通り、ガイドワイヤアセンブリ1100は、第1のコア部材1110と第2のコア部材1120を含めた複数のコア部材を含む。さまざまな実施例において、第1および第2のコア部材1110および1120のうちの1つ以上は、電源などの外部エネルギ源からの刺激を受けたとき1つ以上の物理的特性を変える材料を含むか、そうでなければこの材料から形成されている。したがって、さまざまな実施例において、第1および第2のコア部材1110および1120は、電気伝導性を有する材料を含む。好適な非限定的材料例としては、合金および相変化合金、例えばニチノール(NiTi)などのニッケル−チタン合金、ドープされたニッケル−チタン合金、金−カドミウム合金、銀カドミウム合金、銅合金、マグネシウム合金、コバルト合金などが含まれるが、これらに限定されない。いくつかの実施例においては、当業者であれば認識するように、ポリマ材料を溶融させて類似の相変化特性を達成することができる。いくつかの実施例において、これらの材料は、当業者であれば認識するように、臨界温度(例えば材料がマルテンサイト状態とオーステナイト状態の間で遷移を起こす温度)を超えて加熱された時点で、第1の構成と第2の異なる構成との間で遷移し得るという点において、形状設定可能である。概して、第1の構成では、材料は、その剛性がより高いかまたは可撓性がより低い第2の構成と比べて、柔軟であるかまたは比較的可撓性が高い。相対的剛性または可撓性は、標準三点曲げ試験または特定の利用分野に好適なものとして当業者により認められている任意の他の試験を用いて測定可能である。例えば、ASTM D790は、相対的な剛性および可撓性を測定するために使用可能と考えられる非強化および強化プラスチックおよび電気絶縁材料の曲げ特性についての考えられる非限定的試験方法に言及している。
さまざまな実施例において、第1および第2のコア部材1110および1120は概して近位および遠位端部を有する本体を含む。例えば、図2に示されているように、第1のコア部材1110は、本体1112、近位端部1114および遠位端部1116を含む。第1のコア部材1110は付加的に、近位および遠位端部1114および1116の間に位置する中間部分1118を含む。同様にして、図2に示されているように、第2のコア部材1120は、本体1122、近位端部1124、遠位端部1126、および近位および遠位端部1124および1126の間に位置する中間部分1128を含む。
上述の通り、さまざまな実施形態において、ガイドワイヤアセンブリ1100の可撓性を調整するためガイドワイヤアセンブリ1100を通して電流が誘導される。さまざまな実施例において、ガイドワイヤアセンブリ1110の第1および第2のコア部材1110および1120は共に電気的に結合されて1つの回路を形成し、この回路を通して電流を通過または他の形で誘導することができる。第1および第2のコア部材1110および1120をそれらの長さに沿った複数の場所のうちの1つ以上において共に結合させることができるものの、さまざまな実施例において、これらの第1および第2のコア部材1110および1120は、電気リード線が結合される端部とは反対の端部において共に電気的に結合される。例えば、図2に示されているように、第1および第2のコア部材1110および1120の遠位端部1116および1126は、それぞれ、接合部1130において共に電気的に結合されている。すなわち、第1および第2のコア部材1110および1120の遠位端部1116および1126が共に電気的に結合されている場所に接合部1130が確立される。第1および第2のコア部材1110および1120を共に電気的に結合するための好適な非限定的で例示的なメカニズムおよび方法としては、当業者であれば認識するはずである通り、溶接、はんだ付け、接着または、導電性締結具を含めた1つ以上の締結具を用いた結束が含まれる。
さまざまな実施例において、コア部材中を電流が通過することで熱が発生し、このことは、以下により詳細に論述する通り、コア部材の1つ以上の物理的特性(例えば可撓性)の変化をひき起こす。さまざまな実施例において、このような熱の発生は、一部には電流が通過する材料の抵抗に起因するものである。
コア部材はその長さに沿った1つ以上の部分または点において共に電気的に結合され得るものの、さまざまな実施例において、コア部材は付加的にまたは代替的に、その長さに沿った1つ以上の場所または領域において互いに電気的に絶縁されていてよい。このような構成により、コア部材を通過する電流は既定の経路をたどることになり、これにより、ガイドワイヤアセンブリ1100は、医療処置に関連したその使用の間選択的に制御可能な可撓性および構造を容易に有することができる。
さまざまな実施例において、コア部材の点または領域は、このコア部材の指定された部分の周りに絶縁性材料を配置するかまたは絶縁性材料で包囲することによって電気的に絶縁される。いくつかの実施例では、絶縁性材料はコア部材の周りに配置されたスリーブの形、または代替的に、内部にコア部材が挿入されるスリーブの形をしていてよい。他の実施例では、絶縁性材料はコア部材の周りに巻付けられた材料の形をしていてよい。例えば、テープの形をした絶縁性材料をコア部材の周りに(例えば螺旋状にまたは長手方向に)巻付けることができる。他の実施例では、絶縁性材料は1つ以上の浸漬プロセスを用いてコア部材の周りに配置されてよい。同様にして、いくつかの実施例において、絶縁性材料は、1つ以上の噴霧プロセスを用いてコア部材の周りに配置されてよい。いくつかの実施例において、絶縁性材料がコア部材に適用された後、コア部材の1つ以上の指定された領域、部域または部分から絶縁性材料の部分を除去して、このような指定された領域、部域または部分を露出させるために、1つ以上のプロセスを用いることが可能である。コア部材が全体的に(例えば電気的、熱的またはその両方で)絶縁されるような形でコア部材の周りに絶縁性材料を配置することができるということを認識すべきである。いくつかの実施例において、ガイドワイヤアセンブリの導電性要素が身体組織を含めた周囲の身体環境と電気的に相互作用するのを防ぐような形で、コア部材の周りに絶縁性材料を配置することができる。同様にして、いくつかの実施例において、身体組織を含めた周囲の身体環境を、ガイドワイヤアセンブリが発生させる損傷を与える量の熱エネルギに対して防護するような形で、コア部材の周りに絶縁性材料を配置することが可能である。したがって、さまざまな実施例において、絶縁性材料は、損傷をひき起こし得る電気または熱要素に対し周囲の身体環境が別の形で曝露されないように、ガイドワイヤアセンブリの周りに配置される。
当業者であれば、絶縁性材料を個別にまたは集合的にコア部材の周りに配置できるということを認識するはずである。例えば、いくつかの実施例において、各々のコア部材は、周りに個別に配置された絶縁性材料を含む。他のいくつかの実施例においては、複数のコア部材の周りに絶縁性材料が配置される。例えば、複数のコア部材を収集するかまたは束ねることができ、この収集物または束の周りに絶縁性材料が配置される。
いくつかの実施例において、コア部材の1つ以上、ただし全てではない数のコア部材の周りに絶縁性材料または層が配置される。したがっていくつかの実施例においては、ガイドワイヤアセンブリは、ガイドワイヤアセンブリの少なくとも1つのコア部材がその周りに配置された絶縁性材料を有さず、こうしてこのコア部材をガイドワイヤアセンブリの他のコア部材から独立して隔離するように構成されている。しかしながら、このようないくつかの実施例において、他のコア部材の周りに配置された絶縁性材料はコア部材を互いに隔離するように動作する(例えば図4を参照)。したがって一部の実施例においては、第1のコア部材の周りに配置された絶縁性層が、絶縁性層の長さに沿って第1のコア部材と隣接して位置する露出した第2のコア部材とを電気的に隔離するように動作する。さらに、当業者であれば、絶縁性層がさらに、熱および/または電流に起因する損傷から周囲の組織を保護するように動作するということを認識するはずである。
再び図2を参照すると、図示されているように、ガイドワイヤアセンブリ1100の第1および第2のコア部材1110および1120は各々その周りに配置された絶縁性材料を含む。例えば、絶縁性層1140が第1のコア部材1110の周りに配置され、絶縁性層1150が第2のコア部材1120の周りに配置されている。図示されているように、第1および第2のコア部材1110および1120の遠位および近位端部は露出しているか、または他の形で絶縁性層1140および1150によって覆われていない。すなわち、図2の例示された実施例において示されているように、絶縁性層1140および1150は各々、それぞれの第1および第2のコア部材1110および1120の一部分のみの周りに配置されている。
具体的には、図示されているように、第2のコア部材1120の近位および遠位端部1124および1126が露出したまたは覆いの無い状態にとどまるような形で、第2のコア部材1120の周りに絶縁性層1150が配置されている。同様にして、図示されている通り、コア部材1110の近位および遠位端部1114および1116が露出したまたは覆いの無い状態にとどまるような形で、コア部材1110の周りに、絶縁性層1140が配置されている。したがって、さまざまな実施例において、1つ以上の部分が覆いの無い状態または露出した状態にとどまるような形でガイドワイヤアセンブリのコア部材に絶縁性層が適用されてよい。図2に例示されたコア部材の近位および遠位端部は露出したまたは覆いの無い状態にとどまるものの、当業者であれば、近位および遠位端部以外のコア部材の1つ以上の領域(例えば中間部分またはその1つ以上の離散的部分)を付加的にまたは代替的に露出したまたは覆いの無い状態にし得るようにガイドワイヤアセンブリの1つのコア部材に対して絶縁性層を適用することができる、ということを認識するはずである。
さまざまな実施例において、上述の通り、ガイドワイヤアセンブリは付加的にまたは代替的に、複数のコア部材の周りに配置された1つ以上の絶縁性層を含み得る。すなわち、ガイドワイヤアセンブリのコア部材の周りに個別に配置されている任意の絶縁性層に加えてまたはその代替として、複数のコア部材の周りに1つ以上の絶縁性層を配置することができる。例えば、図2に示されているように、それぞれ第1および第2のコア部材1110および1120の周りに個別に配置された絶縁性層1140および1150に加えて第1および第2のコア部材1110および1120の周りに絶縁性層1160が配置される。さまざまな実施例において、絶縁性層1160は、ガイドワイヤアセンブリ1100の外部を形成するかまたは他の形でこれを画定する。いくつかの実施例において、絶縁性層1160は、それがガイドワイヤアセンブリ1100の遠位端部1104を画定するような形でコア部材の遠位端部の周りに配置される。
しかしながら、当業者であれば、コア部材の遠位端部の周りに1つ以上の他の特徴が配置されている他の実施例が企図されているということを認識するはずである。例えば、コア部材の遠位端部に対し1つ以上のカバーまたは先端部を結合するかまたは、これらの遠位端部の周りに他の形で配置することができる。同様にして、コア部材の遠位端部が覆いの無い状態または他の形で露出した状態にとどまっている実施形態も同様に企図されている。
いくつかの実施例において、コア部材は、その遠位端部に近位のいくつかの箇所で共に電気的に結合され得る(例えば短絡され得る)。すなわち、いくつかの実施例において、コア部材は、それが(ひいてはガイドワイヤアセンブリが)結合部に対して近位の部分および結合部に対して遠位の部分を含むような形で共に結合されている。いくつかの実施例において、電流は概して、結合部に対して遠位に延在するコア部材の部分を通って流れない。このような構成は、結合部に対して遠位に延在するコア部材の1つ以上の部分が、結合部により近接するおよび/またはそれに対しより近位である1つ以上の部分に比べてより柔軟であるかまたはそうでなければこの部分ほどには剛性が高くない、ガイドワイヤアセンブリを提供する。例えば、いくつかの実施例において、結合部に対して遠位に延在するコア部材の部分は、これらの部分を横断して、より遠位の部分がより近位の部分に比べて剛性が低くなっている剛性勾配を結果としてもたらす温度勾配を有している。
さまざまな実施例において、本明細書中で論述されている絶縁性材料または層は、延伸ポリテトラフルオロエチレン(ePTFE)、フッ素化エチレンプロピレン(FEP)、または他の任意の好適なポリマ材料を含むことができる。いくつかの実施例において、ポリマ材料は、ポリマ材料の1つ以上の層、シートまたはフィルムを含むかまたは、他の形でこれらにより形成されている。他の非限定的な例示的ポリマ材料としては、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリウレタン、ポリスルフォン、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、ポリヘキサフルオロプロピレン(PHFP)、パーフルオロアルコキシポリマー(PFA)、ポリオレフィンおよびアクリルコポリマが含まれるが、これらに限定されない。これらの材料は、シート、フィルム、編成または製織(例えばファイバ)、または不織多孔性形態をとり得る。一部の実施例において、これらの材料は、基材上にスプレーコーティングされるが、またはコア部材の1つ以上またはコア部材を包囲する材料上に直接コーティングされる。いくつかの実施例において、ポリマ材料は、ポリマ材料の複数の層またはシートから形成される。いくつかのこのような実施例において、層またはシートは、例えば熱処理および/または高圧圧縮および/または接着剤および/または当業者にとって公知の他の積層方法を用いて、積層されるかまたは他の形で共に機械的に結合されている。コア部材に対し絶縁性層を適用する非限定的な例としては、螺旋状巻付け、スプレーコーティング、浸漬コーティング、長手方向巻付けなど、ポリマ押出プロセスを通した適用、または連続障壁(制御接地(controlled grounding))が含まれる。
上述の通り、さまざまな実施形態において、ガイドワイヤシステムは、ガイドワイヤアセンブリ1100に対し電気的に結合されているコントローラ1200を含む。いくつかの実施形態において、コントローラ1200は、ガイドワイヤアセンブリ1100に対する電流の送出および/または流れを導き制御するために動作する。いくつかの実施例において、コントローラ1200は、ガイドワイヤアセンブリ1100を通して電流を送出するかまたは他の形で誘導するように構成された電源を含むか、またはこの電源と他の形で電気的に結合されている。電源は、システムと一体になっていてよく、あるいは外部的に結合可能であってもよく、恒常なまたは変調されたACまたはDC信号を提供するための従来の制御回路を伴う従来の電力供給装置を含んでいてよい。印加される電流のさまざまな非限定的例としては、定常電流、パルス状電流および正弦波電流がある。いくつかの実施例において、コントローラはさらに、ガイドワイヤアセンブリ1100に送出される電気信号を条件付けし制御するように動作する電子レギュレータを含むか、または他の形でこのレギュレータに対し電気的に結合されている。さまざまな実施例において、電子レギュレータは抵抗を増大および/または減少させ、かつ/またはパルス周波数を調整し、かつ/または電流を増大および/または減少させ、かつ/または振幅を調整するために動作する。
上述のように、コントローラ1200はガイドワイヤアセンブリ1100に対して電気的に結合されている。いくつかの実施例において、コントローラ1200とガイドワイヤアセンブリ1100の間に1本以上の電気リード線が位置し、このコントローラ1200をガイドワイヤアセンブリ1100に対し電気的に結合している。例えば図2に例示されているように、電気リード線1302および1304がコントローラ1200とガイドワイヤアセンブリ1100の間に位置し、このコントローラ1200をガイドワイヤアセンブリ1100に対し電気的に結合している。さまざまな実施例において、電気リード線は、ガイドワイヤアセンブリ1100を電流に送出するのに好適である任意のリード線を含む。さまざまな実施例において、電気リード線は、当業者であれば認識するように使い捨て用に設計されることから、ガイドワイヤアセンブリ1100と一体になっている。他の実施例において、電気リード線はコントローラと一体になっていてよく、あるいは当業者であれば認識するように反復使用のために他の形で構成されていてよい。さらに他の実施例において、ガイドワイヤシステム1000の電気リード線構成要素は、ガイドワイヤアセンブリ1100およびコントローラ1200とは独立している。さまざまな実施例において、リード線は、医療装置(例えばカテーテル、ステント、グラフト、ステント−グラフトなど)をガイドワイヤアセンブリ1100上に装填しその後このガイドワイヤアセンブリ1100上で送出し展開できるような形で、システムの1つ以上の構成要素から一時的に切断され得る。いくつかの実施例において、医療装置の展開中コア部材の1つ以上に対して電流が印加される。
さまざまな実施例において、電気リード線は、上述の通り、ガイドワイヤアセンブリのコア部材をコントローラに対して電気的に結合するような形で、ガイドワイヤアセンブリに結合されている。図2に例示されているように、電気リード線1302がコントローラ1200とガイドワイヤアセンブリ1100の間に位置し、コア部材1110の近位端部1114の露出部分およびコントローラ1200の正端子に対して電気的に結合されている。同様に図2に示されているように、電気リード線1304がコントローラ1200とガイドワイヤアセンブリ1100の間に位置し、第2のコア部材1120の近位端部1124の露出部分およびコントローラ1200の負端子に対して電気的に結合されている。
第1および第2のコア部材1110および1120の近位端部1114および1124は、露出されそれぞれリード線1302および1304に結合されているものとして例示されているものの、さまざまな実施例において、コア部材の近位端部は、覆われるか、隠されるかまたは他の形で露出されないようになっていてよい。例えば、いくつかの実施例において、ガイドワイヤアセンブリの近位端部は、電気リード線を結合できる1つ以上の端子を含んでいる。いくつかのこのような実施例において、端子は、当業者であれば認識するように、ガイドワイヤアセンブリの対応するコア部材に対して電気的に結合されている。さまざまな実施形態において、このような構成によって、ガイドワイヤアセンブリのコア部材の近位端部を横断して電位または電圧を引出すことができ、こうしてその中を電流が流れるようになっている。図2に例示されている具体例においては、第1および第2のコア部材1110および1120の近位端部1114および1124を横断して電流が誘導され、こうしてガイドワイヤアセンブリ1100の内部で電流は概して第2のコア部材1120の負端子の近位端部1124から第2のコア部材1120を通り、第1および第2のコア部材1110および1120の間の接合部1130を通り、コア部材1110を通り、かつコア部材1110の正端子の近位端部1114まで流れる。
さまざまな実施例において、電流がガイドワイヤアセンブリのコア部材を通って流れるにつれて、コア部材の温度はコア部材の材料の抵抗性に起因して上昇する。これらの実施例において、コア部材の温度は概して、(例えばコア部材の遠位端部を横断して引出される電位の上昇の結果として)コア部材を通って流れる電流が増大するのに付随して上昇する。以下でさらに詳述するように、指定の温度に達した時点で、コア部材の1つ以上が物理的変化を起こし、こうしてその長さに沿ってかまたはその長さの一部分に沿ってコア部材の可撓性が変化することになる。さまざまな実施例において、コア部材のこの可撓性変化は、結果としてガイドワイヤアセンブリの可撓性の変化をもたらす。
上述のように、さまざまな実施例において、ガイドワイヤアセンブリのコア部材は、合金およびニチノール(NiTi)などの相変化可能な合金を含む。以上で説明した通り、これらのコア部材は概して、指定の温度に達した時点で材料の1つ以上の特性が変化し、コア部材の可撓性または剛性の変化をひき起こすように構成されている。具体的には、指定温度を超えてコア部材を加熱した時点で、コア部材は可撓性を喪失し剛性を増大させる。さまざまな実施例において、可撓性の喪失と剛性の増大に加えて、コア部材には特定の幾何形状をとる傾向がある。当業者であれば、コア部材には、指定温度を超えた加熱の時点で事実上任意の所望の幾何形状をとる傾向があり得るということを認識するはずである。
ここで再び図2に例示されたガイドワイヤアセンブリ1100を参照すると、第1および第2のコア部材1110および1120は概して互いに隣接しかつ平行に、そして概してガイドワイヤアセンブリ1100の長手方向軸に対して平行に位置している。この例示された実施例において、第1および第2のコア部材1110および1120の各々は、加熱された時点で、(図示されている通り)直線形状をとりガイドワイヤアセンブリ1100の長手方向軸に沿って伸長する傾向をもつ。したがって、第1および第2のコア部材1110および1120の温度が指定温度または臨界温度より高く上昇した場合、第1および第2のコア部材1110および1120の各々は、ガイドワイヤアセンブリ1100の長手方向軸に沿って直線的に伸長し(図示通り)、剛化する(または可撓性を喪失する)。したがって、コア部材の1つ以上(ひいてはガイドワイヤアセンブリ)は、指定温度を超えて加熱された時点で第1の構成と第2の異なる構成との間で遷移するように構成されており、ここで第1の構成において、コア部材(ひいてはガイドワイヤアセンブリ)は柔軟で、第2の構成に比べて比較的可撓性があり、この第2の構成において、コア部材(ひいてはガイドワイヤアセンブリ)はより高い剛性またはより低い可撓性を有する。コア部材は、第1および第2の構成の間(例えばマルテンサイト状態とオーステナイト状態の間)で遷移するときに形状も変える可能性があるということも認識すべきである。
図2に例示されている上述の実施例は、第1および第2のコア部材1110および1120を含み、ここで第1および第2のコア部材1110および1120は各々、第1の構成と第2の構成の間で遷移するときに比較的低い可撓性と比較的高い剛性を有する状態になるものの、当業者であれば、いくつかの代替的実施例において、コア部材の1つのみ(または全数より少ない数のコア部材)が、第1および第2の構成間の遷移時に比較的低い可撓性および比較的高い剛性を有する状態になるように構成されている、ということを認識するはずである。例えば、さらに以下で論述するように、コア部材の1つ以上は、その温度が指定温度または臨界温度より高く上昇した場合にその可撓性および形状を維持するように構成され得る。以下で説明する通り、これは、特定の熱処理の結果であり得、そうでなければ、温度の上昇につれて他の形で剛性を増大させない位相変化不可能な合金または材料からコア部材を形成することも可能である。
さらに、図2の例示された実施例は、長手方向に整列させられ(図示されている通り)ガイドワイヤアセンブリ1100の長手方向軸に沿って直線的に延在しかつ付随する温度が上昇するにつれて剛化する(または可撓性を喪失する)ように構成された複数のコア部材を含むものの、当業者であれば、さまざまな代替的コア部材構成が企図されており、本発明において取上げられている発明力ある概念の範囲内に入るということを認識するはずである。
例えば、ここで図3を参照すると、ガイドワイヤシステム2000が、第1のコア部材2110およびこの第1のコア部材2110の周りに螺旋状に卷付けられた第2のコア部材2120を含むガイドワイヤアセンブリ2100を含むものとして例示されている。いくつかの実施例において、ガイドワイヤシステム2000は、図示されているようにガイドワイヤアセンブリ2100に電気的に結合されたコントローラ1200を含む。上述のように、いくつかの実施例において、コントローラ1200は、ガイドワイヤアセンブリ2100などのガイドワイヤアセンブリを通して電流を送出するかまたは他の形で誘導するように構成された電源を含むか、または他の形でこの電源と電気的に結合されている。図3に示されているように、コントローラ1200は、リード線1302および1304を介して、ガイドワイヤアセンブリ2100に結合されている。
ガイドワイヤアセンブリ2100の図3中の断面図は、互いに遠位端部で結合されて接合部2130を形成する第1のコア部材2110および螺旋状に巻回された第2のコア部材2120を含むものとしてガイドワイヤアセンブリ2100を例示している。ガイドワイヤアセンブリ1100と同様に、ガイドワイヤアセンブリ2100は概して、全体的に円形の断面を有して円筒形に整形され、近位端部2102および遠位端部2104を有する細長いシャフトを含む。図示されているように、接合部2130はガイドワイヤアセンブリ2100の遠位端部2104と近接している。さまざまな実施例において、接合部2130は上述の接合部1130と同じかまたは類似の方法で構築されている。
第1のコア部材2110は、それが近位端部2114および遠位端部そしてこの近位端部と遠位端部の間に位置する中間部分を有する本体を含むという点においてガイドワイヤアセンブリ1100の第1のコア部材1110に類似している。同様にして、ガイドワイヤアセンブリ1100の第2のコア部材1120と同様に、第2のコア部材2120は、近位端部2124および遠位端部(図示せず)そしてこの近位端部と遠位端部の間に位置する中間部分を有する本体を含む。
さらに、上述のガイドワイヤアセンブリ1100の第1のコア部材1110と同様、ガイドワイヤアセンブリ2100の第1のコア部材2110は、直線形状をとり、(図示される通り)ガイドワイヤアセンブリ2100の長手方向軸に沿って伸長する傾向を有する。したがって、第1のコア部材2110の温度が指定温度または臨界温度より高く上昇した場合、第1のコア部材2110は、(図示される通り)ガイドワイヤアセンブリ2100の長手方向に沿って直線的に伸長し剛化する(または可撓性を喪失する)ように構成されている。
しかしながら、図示されているように、第2のコア部材2120は、第1のコア部材2110の周りに螺旋状に巻回されている。すなわち、ガイドワイヤアセンブリ1100の第1および第2のコア部材1110および1120は概して同じ形状、サイズおよび長さを有するものの、図3の例示された実施例においては、第2のコア部材2120が第1のコア部材2110の一部分の周りに螺旋状に巻回され、ガイドワイヤアセンブリ2100の長手方向に沿って第1のコア部材2110と概して同じ長さだけ延在していることから、第2のコア部材2120は、(第2のコア部材2120の長手方向に沿って測定した場合の)第1のコア部材2110よりも長いかまたは第1のコア部材2110よりも長い軸方向長さを有する。さまざまな実施例において、第2のコア部材2120は、温度が指定温度または臨界温度より高く上昇した場合に、第1のコア部材2110の周りでのその螺旋状巻回構成を維持する傾向を有する。例えば、いくつかの実施例において、第2のコア部材2120は、第2のコア部材2120の温度が指定温度または臨界温度より高く上昇した場合に、第2のコア部材2120が剛化するかまたは可撓性を喪失するように構成されているものの、第1のコア部材2110の周りでその螺旋状巻回形状を取るかまたは他の形でその螺旋状巻回形状を維持する傾向をもつ。
他の実施例においては、当業者であれば認識する通り、その形状記憶特性を損なうような形でコア部材を熱処理することができる。すなわち、いくつかの実施例においては、部材を熱処理して、部材が温度の上昇つれて剛化するかまたは可撓性を喪失する傾向をもたず、むしろ動作温度範囲全体にわたり剛性または可撓性を概して維持するようにすることができる。いくつかの実施例においては、全数よりも少ない数のコア部材の一部分を、このような熱処理に付して、全数よりも少ない数のコア部材の一部分がその温度の上昇につれて剛化するかまたは可撓性を喪失する傾向を有さず、むしろ、動作温度範囲全体にわたり剛性または可撓性を概して維持するようにすることができる。このような構成によると、第1の部分と第2の部分を有する単一のコア部材を伴うガイドワイヤアセンブリを形成することができ、ここで第1の部分は、コア部材の温度が指定温度までまたはそれを超えて上昇した時点で剛化しかつ/または形状を変えるように構成されており、第2の部分は、コア部材の温度が指定温度までまたはそれを超えて上昇した時点でもその形状および可撓性を維持するように構成されている。
可変的剛性特性を伴ういくつかの実施例において、コア部材は、近位端部および遠位端部そしてこの近位端部と遠位端部の間の中間部分を含むことができる。コア部材の近位端部および遠位端部は、ガイドワイヤアセンブリの近位端部に近接して位置していてよく、中間部分は、ガイドワイヤアセンブリの遠位端部に近接して位置していてよい。このような構成において、第1の部分は、近位端部と中間部分の間の部分を含み、第2の部分は、遠位端部と中間部分の間の部分を含む。当業者であれば、コア部材の温度が指定温度までまたはこれを超えて上昇した時点で剛化および/または形状変化するように第1の部分(または代替的には第2の部分)を構成しかつ/またはコア部材の温度が指定温度までまたはこれを超えて上昇した時点でその形状および可撓性を維持するように第2の部分(または代替的には第1の部分)を構成するような形で、コア部材を構成することができる、ということを認識するはずである。
いくつかの実施例において、第2のコア部材2120は、温度の上昇につれて剛性が他の形で増大しない位相変化できない合金または材料から形成され得る。これらの実施例では、温度上昇に伴って剛性が増大しないにもかかわらず、それでも第2のコア部材2120は第1のコア部材2110と共に動作して1つの回路を完成させ、ガイドワイヤアセンブリ2100を通って電流が誘導され得るようにしている。
いくつかの実施例において、第2のコア部材2120は、温度が指定温度または臨界温度より高く上昇するにつれて直線形状を取り、ガイドワイヤアセンブリ2100の長手方向に沿って伸長する傾向を有する。すなわち、第2のコア部材2120は、第1のコア部材2110の周りに螺旋状に巻回されているものの、電流がガイドワイヤアセンブリ2100を通って流れ第2のコア部材2120の温度が指定温度または臨界温度より高く上昇するにつれて、第2のコア部材2120は、直線形状を取りガイドワイヤアセンブリ2100の長手方向に沿って伸長する傾向を有する。いくつかの実施例において、第2のコア部材2120のこの拡張は、螺旋状に巻回解除されガイドワイヤアセンブリ2100の長手方向との関係において伸びるように、第2のコア部材2120を誘発する。しかしながら、第1および第2のコア部材2110および2120が共に結合される接合部2130は、第2のコア部材2120が第1のコア部材2110に比べて長くなるのを抑制するように動作し、これにより、第1のコア部材2110に張力が加わりこうして、当業者であれば認識するようにガイドワイヤアセンブリ2100の剛性がさらに増大する。
ガイドワイヤアセンブリ1100に関して上述したものと類似のまたは同じ形で、絶縁性層2150が第2のコア部材2120の周りに配置され、コア部材2110および2120の周りに個別に配置されているあらゆる絶縁性層に加えて、コア部材2110および2120の周りに絶縁性層2160が配置される。さまざまな実施例において、配置2160は、ガイドワイヤアセンブリ2100の外部を形成するか、または他の形でこの外部を画定する。さまざまな実施例において、上述の通り、絶縁性層1150が第2のコア部材1120の周りに配置されているのと同じかまたは類似の形で、絶縁性層2150が第2のコア部材2120の周りに構築され配置される。しかしながら、図3に示されているように、絶縁性層は、第1のコア部材2110の周りに個別に配置されていない(例えば、第1および第2のコア部材1110および1120の周りの層の適用に関する以上の論述を参照のこと)。いくつかの実施例において、第2のコア部材2120の周りに配置された絶縁性層2150は、コア部材2110および2120を互いに電気的に隔離している。
図3では、第2のコア部材2120は概して恒常な螺旋状巻回を有するものとして例示されているものの、第1のコア部材2110の長さに沿ってピッチが変動する螺旋状巻回で、第1のコア部材2110の周りに第2のコア部材2120を巻回することができるということを認識すべきである。いくつかの実施例において、螺旋状巻回は概して、第1のコア部材2110の長さに沿って、ピッチを漸進的に増大させる(または代替的には減少させる)。他の実施例では、螺旋状巻回は、第1のコア部材2110の長さに沿ったいくつかの部域内でピッチを増大させることができ、かつ、第1のコア部材2110の長さに沿ったいくつかの他の部域内でピッチを減少させることもできる。このような構成は、ガイドワイヤアセンブリ2100の長さに沿った1つ以上の指定された部域または領域の可撓性または剛性を調整するために使用可能である。換言すると、第1の平均ピッチを有する第1の領域は、第1の剛性と結び付けられ、第2の平均ピッチを有する第2の領域は第2の剛性と結び付けられる。
ここで図4を参照すると、2重螺旋コア部材構成を有するガイドワイヤシステム3000が例示されている。図示されているように、ガイドワイヤシステム3000は、ガイドワイヤアセンブリ3100およびこのガイドワイヤアセンブリ3100に対して電気的に結合されたコントローラ1200を含む。上述の通り、いくつかの実施例において、コントローラ1200は、ガイドワイヤアセンブリ3100などのガイドワイヤアセンブリを通して電流を送出または他の形で誘導するように構成された電源を含むか、または他の形で電源に電気的に結合されている。図4に示されているように、コントローラ1200はリード線1302および1304を介してガイドワイヤアセンブリ3100に結合される。
ガイドワイヤアセンブリ3100の断面図が、接合部3130において互いに結合された第1のコア部材3110と第2のコア部材3120を含むものとして例示されている。ガイドワイヤアセンブリ1100と同様に、ガイドワイヤアセンブリ3100は、概して、全体的に円形の断面を有して円筒形に整形され、近位端部3102および遠位端部3104を有する細長いシャフトを含む。図示されているように、接合部3130はガイドワイヤアセンブリ3100の遠位端部3104と近接している。さまざまな実施例において、接合部3130は上述の接合部1130と同じかまたは類似の方法で構築されている。
第1および第2のコア部材3110および3120は各々、第1および第2のコア部材3110および3120が各々近位端部と遠位端部を有する本体を含むという点において、ガイドワイヤアセンブリ1100の第1および第2のコア部材1110および1120と概して類似するものである。同様にして、第1および第2のコア部材3110および3120の各々は、コア部材の近位端部と遠位端部の間に位置する中間部分を含む。
第1および第2のコア部材3110および3120は各々、ガイドワイヤアセンブリ3100の中心軸の周りに螺旋状に巻回される。さまざまな実施例において、第1および第2のコア部材3110および3120は各々、その温度が指定温度または臨界温度より高く上昇した場合にそれぞれの螺旋状巻回構成を維持する傾向を有する。例えば、上述の第2のコア部材2120と同様、いくつかの実施例において、第1および第2のコア部材3110および3120は各々、その温度が指定温度または臨界温度より高く上昇した場合に、剛化するかまたは可撓性を喪失するもののその螺旋状巻回構成をとるかまたは他の形で維持するように構成されている。
いくつかの実施例において、第1および第2のコア部材3110および3120のうちの一方は、指定温度または臨界温度より高く上昇したにもかかわらず、その構成および可撓性または剛性を維持するように構成され得る。例えば、第2のコア部材2120に関する以上の論述と同様に、いくつかの実施例において、第1および第2のコア部材3110および3120のうちの一方は、その温度が上昇するにつれて剛化するかまたは可撓性を喪失する傾向をもたずむしろ動作温度範囲全体にわたりその剛性または可撓性を概して維持するような形で、熱処理され得る。いくつかの他の実施例において、第1および第2のコア部材3110および3120のうちの一方は、代替的に、温度が上昇するにつれて可撓性が変化するように動作可能でない位相変化できない合金または材料から形成され得る。
ガイドワイヤアセンブリ1100に関して以上で論述したものに類似するかまたは同じ形で、絶縁性層が第1および第2のコア部材3110および3120の各々の周りに配置されている。具体的には、図4に示されているように、第1の絶縁性層3150が第1のコア部材3110の周りに配置され、第2の絶縁性層3140が第2のコア部材3120の周りに配置されている。図4には例示されていないものの、当業者であれば、コア部材3120および3110の周りに個別に配置されているあらゆる絶縁性層に加えて、複数のコア部材3110および3120の周りに追加で絶縁性層を配置することが可能であるということを認識するはずである。
さまざまな実施例において、絶縁性層3140および3150は、本明細書中で論述されている通り、そのそれぞれのコア部材の周りに構築され配置される。
図4では第1および第2のコア部材3110および3120が概して恒常な螺旋状巻回を有するものとして例示されているものの、第1および第2のコア部材3110および3120を、ガイドワイヤアセンブリ3100の長さに沿ってピッチが変動する螺旋状巻回を伴ってガイドワイヤアセンブリ3100の長手方向の周りに巻回させることができるということを認識すべきである。上述のように、いくつかの実施例において、螺旋状巻回は概して漸進的にピッチを増大(または代替的には減少)させることができる。他の実施例において、螺旋状巻回は、いくつかの部域においてピッチを増大させることができ、いくつかの他の部域ではピッチを減少させることもできる。このような構成は、ガイドワイヤアセンブリ3100の長さに沿った1つ以上の指定された部域または領域の可撓性または剛性を調整するために使用可能である。
本開示中で取上げられた概念の発明力ある範囲は、以上で、包括的にならびに具体的実施例に関連しての両方の形で説明されてきた。当業者にとっては、本開示の範囲から逸脱することなく実施例においてさまざまな修正および変更を加えることができる、ということは明白である。同様にして、本明細書中で論述された実施例の中で論述されているさまざまな構成要素は、組合せ可能である。したがって、実施例が発明の範囲の修正および変更を網羅することが意図されている。

Claims (15)

  1. 合金を含みかつ電流に曝露された場合に変化するように構成された可撓性を有するガイドワイヤ部材;および
    前記ガイドワイヤ部材の少なくとも一部分を包囲する絶縁材料;
    を含むガイドワイヤアセンブリと;
    前記ガイドワイヤアセンブリに対し電気的に結合され、前記ガイドワイヤアセンブリの前記可撓性が電流に対する曝露に応答して変化するような形で前記ガイドワイヤアセンブリに対し電流を選択的に供給するように構成されているコントローラと;
    を含む医療システム。
  2. 第1の構成と第2の構成の間で遷移するように構成されたガイドワイヤアセンブリであって、前記第1の構成におけるガイドワイヤアセンブリの可撓性が前記第2の構成におけるガイドワイヤアセンブリの前記可撓性を上回り;
    合金を含むガイドワイヤ部材;および
    前記ガイドワイヤ部材の少なくとも一部分を包囲する絶縁材料;
    を含むガイドワイヤアセンブリと;
    前記ガイドワイヤアセンブリに対し電気的に結合され、前記第1および第2の構成の間で前記ガイドワイヤアセンブリを遷移させるために前記ガイドワイヤアセンブリに対し電流を選択的に供給するように構成されているコントローラと;
    を含む医療システム。
  3. 前記合金が相変化可能な合金を含む、請求項1ないし2のいずれか1項に記載の医療システム。
  4. 前記合金がニチノールを含む、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の医療システム。
  5. 前記ガイドワイヤ部材が、第1のコア部材とこの第1のコア部材に結合された第2のコア部材とを含み、前記第1のコア部材は、前記ガイドワイヤ部材が前記電流に曝露された場合にその可撓性を変化させるように構成されるように合金を含んでおり、前記第1および第2のコア部材が、これらの第1および第2のコア部材のそれぞれの第1の端部で互いに結合されており、前記第1および第2のコア部材のそれぞれの第2の端部が前記コントローラと結合されている、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の医療システム。
  6. 前記第1および第2のコア部材のうちの1つ以上が、電流に曝露された場合に前記ガイドワイヤアセンブリの長手方向軸に沿って概して直線的に伸長する、請求項5に記載の医療システム。
  7. 前記第1および第2のコア部材が互いに平行に整列されている、請求項5または6のいずれかに記載の医療システム。
  8. 前記第2のコア部材が前記第1のコア部材の周りに螺旋状に巻かれている、請求項5に記載の医療システム。
  9. 前記第1および第2のコア部材が前記ガイドワイヤアセンブリの長手方向の周りに各々螺旋状に巻回されている、請求項5に記載の医療システム。
  10. 前記第1のコア部材および前記第2のコア部材が異なる材料から形成されている、請求項5ないし9のいずれか1項に記載の医療システム。
  11. 前記第1のコア部材および前記第2のコア部材が異なる合金から形成されている、請求項5ないし10のいずれか1項に記載の医療システム。
  12. 前記ガイドワイヤアセンブリの可撓性が変動して、このガイドワイヤアセンブリが、追跡、展開および挿管というガイドワイヤの目的のうちの少なくとも2つのために機能できるようにしている、請求項1ないし11のいずれか1項に記載の医療システム。
  13. 前記コントローラが、前記ガイドワイヤ部材の第1の部分を通って電流を流すように動作可能であり、前記絶縁材料が前記第1の部分を包囲している、請求項1ないし12のいずれか1項に記載の医療システム。
  14. 医療システムを製造する方法において、
    合金を含むガイドワイヤ部材を提供するステップと;
    ガイドワイヤアセンブリを画定するために前記ガイドワイヤ部材の少なくとも一部分の周りに絶縁材料を配置するステップであって、前記ガイドワイヤアセンブリが、電流に曝露された場合に変化するように構成された可撓性を有する、ステップと;
    前記ガイドワイヤアセンブリの前記可撓性が前記電流に対する曝露に応答して変化するような形で前記ガイドワイヤアセンブリに対して電流を選択的に供給するようにコントローラが動作可能となるように、前記ガイドワイヤアセンブリに対してコントローラを電気的に結合するステップと;
    を含む方法。
  15. 合金を含みかつ電流に曝露された場合に変化するように構成された可撓性を有するガイドワイヤ部材;および、
    前記ガイドワイヤ部材の少なくとも一部分を包囲する絶縁材料;
    を含むガイドワイヤアセンブリを提供するステップと;
    コントローラが前記ガイドワイヤアセンブリに対し電流を選択的に供給するように動作可能となるような形で、コントローラを前記ガイドワイヤアセンブリに対して電気的に結合するステップと;
    前記ガイドワイヤアセンブリの前記可撓性を第1の可撓性から第2の可撓性へと変化させるように、前記コントローラに前記ガイドワイヤアセンブリに対して第1の電流を供給させるステップであって、前記第1の可撓性が前記第2の可撓性を上回る、ステップと;
    を含む、治療方法。
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