JP2020532713A - 高速酸化グラフェンボロメータおよびその製造方法 - Google Patents

高速酸化グラフェンボロメータおよびその製造方法 Download PDF

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Abstract

ボロメータおよびそれを形成する方法が提供される。基板、少なくとも1つのSiGe層および少なくとも1つのSi層を含む支持構造物、還元型酸化グラフェンを含む吸収体、ならびに部分還元型酸化グラフェンを含むサーミスタを含むボロメータが記載される。ボロメータおよびそこに含有される部品を形成するための方法も記載される。【選択図】図4B

Description

本発明は、概して、ボロメータおよびその製造方法に関する。
ボロメータは、材料中にどのくらいの熱が発生したかを温度依存抵抗で測定することによって入射電磁放射線のパワーを測定する装置である。図1は、従来のボロメータの一種の基本的な構成要素の概略図である。光子102は、低いサーマルマス(thermal mass)を有する吸収体104によって吸収される。吸収体104は、膜106と熱的に接触している。膜106は、吸収体104よりはるかに小さいサーマルマスを有する。吸収体104および膜106はともに、ボロメータブリッジアセンブリ107を形成する。アセンブリ107は、熱的に分離しているが電気伝導性である脚108Aおよび108Bによって機械的に支持される。脚108Aおよび108Bは、電子読み出し集積回路(ROIC)110上の端子109Aおよび109Bに接触する。
吸収体104によって吸収された光子102のエネルギー(Eph)は、アセンブリ107の温度のわずかな上昇を引き起こす熱に変換される。膜106は、電気抵抗が温度で変動する材料から既知の方法で作られる。したがって、膜106の抵抗の変化はアセンブリ107の温度の変化に対応することになり、それは光子102のエネルギーに対応する。脚108Aおよび108Bは、見込まれる動作温度範囲にわたって、膜106のそれに対して低くかつ変化しない電気抵抗を有するように配列される。小さいバイアス電流が、抵抗損失を通したアセンブリ107の無視できる自己発熱に寄与するように較正され、ROIC110によって膜106にわたって印加される。これらの条件下では、膜106の抵抗(R)は、端子109Aと端子109Bとの間の電圧差(Vmeas)の、かけられたバイアス電流(i)に対する比、R=Vmeas/iから監視され得、吸収体104中への光子束102に直接関連し得る。
赤外線(IR)ボロメータは、図1に示すボロメータと同様の方法で機能する。IRボロメータは、光子吸収時の、温度依存性の電子的性質の変化を検出する。典型的には、温度依存性の性質は、サーミスタの抵抗(R)である。サーミスタは、大きい抵抗温度係数
Figure 2020532713
を有する薄膜であり得る。いくつかのIRボロメータでは、バイアス電流iは、読み出し集積回路(ROIC)によって供給され、ボロメータからの信号出力は、iR・TCR・ΔΤに比例し、式中、ΔΤは光子誘起温度変化である。しかしながら、当業者なら認識するように、抵抗ボロメータには、入射する光子の強い吸収、吸収体アセンブリ107の極めて低いサーマルマスまたは熱容量、およびこのアセンブリの高い熱的分離が必要である。
入射する光子の強い吸収を達成するために、従来のボロメータは、金属薄膜が鏡の上λ/4ミクロンに懸垂されてλを中心とする共振吸収ピークを有する光学キャビティを形成するブリッジ構造設計を採用する。懸垂された金属膜が自由空間のものに近いインピーダンス(377Ω)を有する場合、入射IR放射線の100%近い吸収が吸収され得る。自由空間のインピーダンスを懸垂金属膜のそれと合わせるために、懸垂金属膜は、典型的には厚さ10〜50nmのNiCrの膜を使用して形成される。ブリッジは、典型的には、薄い誘電体によってNiCr吸収体から電気的に分離した酸化バナジウム(VOx)またはアモルファスシリコン(a−Si)の100nmの層で提供されるサーミスタも含む。
これらの層は、機械的支持のための厚さ400〜500nmの窒化ケイ素(SiN)の層の上に堆積され、ブリッジをROICに取り付けるために、対向する角から側方に伸びる蛇行脚を使用する。SiN脚は、典型的には、長さ25〜50ミクロンおよび断面積1μm未満である。
しかしながら、この従来のIRボロメータ設計にはいくつかの欠点がある。第1に、設計は、ボロメータの速さおよび空間分解能を制限する。ボロメータの速さ(すなわち、光子束の変化を記録するのにかかる時間)は、C/Gに等しいその熱時定数(TTC)によって決定され、式中、C(J/K)はブリッジの熱容量であり、G(W/K)はブリッジからその環境への合計熱コンダクタンスである。ノイズを最小限にするために、放射伝達限界(G〜10nW/K)に近いGの値を達成することが必須であり、上記の蛇行脚構造物の使用を促す。VOxまたはa−Siサーミスタ、ならびにNiCrおよびSiNx吸収体および支持構造物を合わせたサーマルマスの結果として、ブリッジの熱容量は、Gの小さい値に対して依然として大きいため、熱時定数は典型的には10ms以上である。さらに、側方蛇行脚構造物の使用は、典型的には、そうでなければ光子の収集に使用され得る画素中の領域を犠牲にする必要があり、光学フィルファクタを低減する。所与のGについて、フィルファクタは画素サイズとともに減少し、17ミクロンよりはるかに小さい画素ピッチを有するサーマルイメージングアレイの製造を非常に困難にするため、ボロメータは、典型的には、今日のIRイメージングの基準からするとわずかな空間分解能を提供する。したがって、現在の設計を改良するボロメータを開発することは有利であろう。
1つまたは複数の上記制限は、本明細書に記載の構造物および方法によって減らされ得る。
一実施形態では、ボロメータおよびそれを形成する方法が提供される。ボロメータは、基板、少なくとも1つのSiGe層および少なくとも1つのSi層を含む支持構造物、還元型酸化グラフェンを含む吸収体、ならびに部分還元型酸化グラフェンを含むサーミスタを含む。
別の実施形態では、ボロメータを形成する方法が提供される。複数のSiGe層およびSi層が、鏡を含む基板上に形成される。複数のSiGe層およびSi層は、交互に配列される。複数のSiGe層およびSi層は、エッチングされて複数の支持構造物を形成する。犠牲層が、犠牲層の表面および各支持構造物の少なくとも1つの表面がおおよそ同一平面上にあるように、複数の支持構造物の周りに形成される。部分還元型酸化グラフェンを含むサーミスタ、還元型酸化グラフェンを含む吸収体、および分離層を含むボロメータブリッジが、犠牲層の表面および支持構造物の少なくとも1つの表面上に提供される。犠牲層は、ボロメータブリッジが支持構造物によって支持されるように除去される。
特許請求されかつ/または本明細書で説明される教示は、例示的実施形態によってさらに説明される。これらの例示的実施形態は、図面を参照して詳細に説明される。これらの実施形態は、非限定的な例示的実施形態であり、図面のいくつかの図を通して、類似の参照番号は同様の構造物を表す。
従来のボロメータの断面図である。 一実施形態によるボロメータの断面図である。 別の実施形態によるボロメータの断面図である。 一実施形態によるボロメータブリッジの断面図である。 酸化グラフェン膜を形成する方法のステップを示すフローチャートである。 赤外線吸収体の断面図である。 図3Aに示す赤外線吸収体の反射率対波長のグラフである。 一実施形態によるボロメータの断面図である。 別の実施形態によるボロメータの断面図である。 支持構造物の断面図である。 一実施形態によるボロメータの斜視図である。 図6Aに示すボロメータの断面図である。 図6Aに示すボロメータの別の断面図である。 図6Aに示すボロメータのさらに別の断面図である。 ボロメータを形成するステップを示すフローチャートである。 一実施形態による、構築のある段階のボロメータの断面図である。 一実施形態による、構築の別の段階のボロメータの断面図である。 一実施形態による、構築のさらに別の段階のボロメータの断面図である。 図7Aに概説されたステップによって形成されたボロメータの断面図である。 別の実施形態によって形成された、構築のある段階の別のボロメータの断面図である。 図7Aに概説されたステップによって形成された他のボロメータの断面図である。
同じ構成要素を識別するために、図の異なるものは、少なくともいくつかの同じ参照番号を有してよいが、そのような各構成要素の詳細な説明は、各図に関して下記で提供されない場合がある。
態様例に従って、ボロメータおよびそれを形成する方法が本明細書に記載される。
図2Aは、一実施形態による、赤外線(IR)ボロメータ200の断面図である。とりわけ、基板202、鏡204、支持構造物206、およびボロメータブリッジ208が提供される。鏡204は、シリコンのような半導体から形成されてよい基板202上に配置さる。鏡204は、赤外領域の放射線を反射するように作られ、好ましい実施形態では、チタンおよびパラジウムまたは赤外領域で高い反射率を有する任意の他の材料で形成されてよい。次に、SiOなどのスペーサが、光学キャビティ206を形成するために提供される。別の実施形態では、光学キャビティを形成するために、複数の構造物が代わりに使用され得る。例えば、図2Bでは、2つの支持構造物206Aおよび206Bが、エアギャップ光学キャビティ206を作り出すために提供される。光学キャビティ206の上に、ボロメータブリッジ208がある。ボロメータブリッジ208は、図2Cに示すように、吸収体210、分離層212、およびサーミスタ214を含む複数の要素から形成されてよい。一実施形態では、吸収体210は還元型酸化グラフェン(RGO)を含み、サーミスタ214は部分還元型酸化グラフェン(PRGO)を含む。以下で議論されるように、酸化グラフェンの機械的、熱的、および電気的性質が、この材料を吸収体210およびサーミスタ214での使用によく適したものにし、蛇行脚の必要性を排除する。ここで、それぞれ吸収体210およびサーミスタ214での使用に適した還元型または部分還元型酸化グラフェン膜を調製するステップを示す図2Dに注意を向ける。
酸化グラフェンは、粉末形態(例えば、ACS品番GNO1P005)で商業的に入手され得る。市販の酸化グラフェン粉末は、典型的には30〜40重量%の酸素/炭素組成を有する。この酸素濃度は、吸収体210およびサーミスタ214での使用には高すぎる。したがって、酸素含有量を許容レベルまで低減するために一連のステップが実施される。まず、ステップS201で、酸化グラフェン粉末を溶液に溶解させる。これは、50mgの酸化グラフェン粉末を25mlの水に溶解させ、溶液を2時間超音波処理することによって達成され得る。溶液1ml当たり0.5mgの酸化グラフェン粉末(.5mg/mL)を得るために、エタノールも溶液に加える。スピンキャストプロセス中に溶媒が蒸発するように、エタノールで溶液を希釈することが必要である。次に、S203で、溶液を遠心分離機に入れて任意の未溶解固体を除去する。次いで、S205で、溶液を基板上にドロップキャストする。
酸化グラフェン膜は、例えば、親水性サファイア、Si、またはSiOを含む、様々な基板上に形成されてよい。しかしながら、まず、ドロップキャストする前に基板を洗浄することが必要である。これは、サファイア基板については、SC1洗浄プロセス(80°のNHOH:H:HO中で10分)またはピラニアエッチング(HSO:Hで10分)、続いて5〜10分間の低エネルギー酸素プラズマ曝露を使用して行われてよい。SC1洗浄は、SiまたはSiOが基板に使用される場合にも有効である。好ましい実施形態では、溶液は、Nガスが基板の上を流れ、基板が所定の回転速度(好ましくは3000rpm)で回転しながら、表面全体をコーティングするのに十分な体積で基板上にドロップキャストされる。この手法は、表面を覆うのに必要な溶液の体積を1アリコート(例えば、10mm×10mm基板で50マイクロリットル)として、4アリコートの溶液当たり平均で1層の酸化グラフェン単層を作り出すであろう。
次に、S207で、膜は、1×10−5トル以下のベース圧力の高真空(HV)システム中で脱酸素され、10分間アニールされる規定温度まで1℃/秒の速度で上げられる。高真空中での膜の脱酸素は、酸化物基の一部またはすべての膜からの脱離を引き起こす。脱離量は、分解温度とアニール温度との間の関係に依存する。アニール温度が分解温度以上である場合、膜は完全に還元され得る。アニール温度が分解温度以下である場合、膜は部分的にのみ還元され得る。したがって、アニール温度を制御することによって、酸化物脱離量は制御され得る。
上述のように、サーミスタ214は、部分還元型酸化グラフェン膜(PRGO)を含む。PRGO膜は、(上記のように形成された)厚さ10〜15nmのGO膜を200〜350℃のアニール温度でHVアニールすることによって形成されてよい。結果として得られるPRGO膜は、1〜100MΩ/□のシート抵抗を有し、サーミスタ214が単純なdcバイアス操作を受けることを可能にするのに十分に低い自己発熱電力損失を提供し、サーミスタ214を高インピーダンスa−Siボロメータ用に開発された既存のROICと適合させる。上述のように、吸収体210は、完全還元型酸化グラフェン膜(RGO)を含む。吸収体210用のRGO膜は、厚さ50nmのGO膜を800℃までHVアニールすることによって形成されてよい。GO膜は、その基板から希フッ酸を使用することによって除去され得る。
図3Aは、上記の手法によって形成されたRGO膜を含む吸収体210を含む吸収体構造300を示す。図3Bは、プラズマ強化化学蒸着(PECVD)によって堆積された厚さ0.5、0.7、および0.9ミクロンの(キャビティ206を形成する)酸窒化ケイ素(SiO)スペーサを有する構造300の形態の吸収体構造に対して35°の角度でのIR反射対波長(ミクロン)のプロットである。図3Bに示すように、屈折率≒1.8を有する0.5ミクロンのSiOスペーサは、5ミクロンのIR放射線の100%近い吸光度をもたらす。垂直入射では、共振波長はわずかにより短いであろう。
それぞれサーミスタ214および吸収体210での使用のためのPRGOおよびRGO膜について説明したので、次に図4Aに注意を向ける。図4Aは、ボロメータブリッジ208の詳細が示されていることを除いて、図2Aと実質的に同様である。したがって、要素202、204、206、および210は、図2Cで上に記載されたものと同じである。RGO吸収体210の上に、好ましい実施形態では、PRGOサーミスタ214とRGO吸収体210との間の高い熱伝導を可能にしながら、電気分離を提供するのに十分である厚さ10nmのAlの層の原子層堆積によって形成されてよい分離層212が配置される。Alの薄い層は、熱容量の無視できる増加も提供する。Al層が適切な位置にある場合、それは、その上にPRGO膜が上記の手法によってスピンコーティングされ得る基板の役割を果たし得る(抵抗温度係数(TCR)を最適化するために200〜500℃でHVアニールする)。結果として得られるボロメータブリッジ208は、したがって、好ましい実施形態では、厚さ10nmのPRGOサーミスタ214、厚さ10nmのAl分離層212、および厚さ50nmのRGO吸収体210を含む。したがって、ボロメータブリッジの合計の厚さは、好ましい実施形態では、およそ70nmである。もちろん、これらの厚さは、あるトレードオフに従ってある範囲内で変動することを当業者なら認識するであろう。例えば、ボロメータの速さが応答性より優先される場合、光吸収を犠牲にしてサーマルマスを低減するために、厚さわずか20〜30nmのRGO吸収体210を有する超薄型ブリッジ208が利用されてよい。または、より低い自己発熱のために、より高抵抗のサーミスタが、5nm以下の厚さのPRGO膜214を使用して作製されてよい。ブリッジアセンブリはまた、2nmの薄さのハフニウムゲート誘電体の使用などの、より薄い電気分離層212を使用して、吸収または抵抗の変化なしに厚さを低減され得る。また、吸収体210の厚さを増やすことは、遠赤外またはテラヘルツの、より長波長帯の吸収を増やすのに役立ち得る。スピン堆積および真空アニール手順によるPRGOサーミスタおよびRGO吸収体膜の厚さに制限はほとんどないため、幅広い用途向けにボロメータ構造を自由に最適化できる。
上記の手法を通して、ボロメータブリッジ208は、100nm未満の全体の厚さで作られてよい。さらに、それぞれサーミスタ214および吸収体210を含むPRGOおよびRGO膜の利点の1つは、それらの機械的強度である。それぞれの厚さが10nmおよび50nmでも、PRGOおよびRGO膜は自立し、従来のボロメータでボロメータブリッジを支持するために典型的に必要とされる厚さ500nmのSiNバックボーン層の必要性を取り除く。結果として、従来のボロメータに見られる蛇行脚構造は、好適に高い熱抵抗および電気コンダクタンスの垂直支柱に置き換えられてよい。バックボーン層を有する従来のボロメータに対するボロメータブリッジ208の利点の1つは、厚さの5倍の減少が、熱容量の5倍の減少に相当することである。今度は、この熱容量の減少が、バックボーン層を有する従来のボロメータと比較して、非冷却ボロメータ200の速さの5倍の増加に変わる。
図4Aは、光学キャビティ206を形成するために連続的なスペーサを使用して作られたボロメータ200を示しているが、別の実施形態では、図4Bに示すように、(図2Bに示すような)支持構造物206Aおよび206Bが、光学キャビティ206を作製するために代わりに使用されてよい。図4Bは、スペーサが支持構造物206Aおよび206Bに置き換えられていることを除いてボロメータ200と実質的に同様のボロメータ400の断面図である。上記のように、PRGOおよびRGO膜の機械的強度は、サーミスタ214および吸収体210が自立することを可能にする。したがって、ボロメータブリッジ208を支持するために、固体スペーサまたは厚いバックボーンのような下部支持構造物を有する必要はない。好ましい実施形態では、支持構造物206Aおよび206Bは、電気伝導性でありながら、ボロメータブリッジ208と鏡204と基板202との間の熱的分離を提供する。支持構造物206Aおよび206Bは、図5に関連して以下に記載されるように、異なる材料層の交互配列を使用することによって実装されてよい。
図5は、支持構造物206Aまたは206Bとして使用されてよい例示的支持構造物500を示す。支持構造物500は、第1の材料502…502(一般に502)および第2の材料504…504(一般に504)の交互の層を含む。第1および第2の材料は、ボロメータブリッジ208と基板202との間の熱的分離を提供し、同時に電気的接続を提供する。好ましい実施形態では、第1の材料502はSiGeであってよく、第2の材料504はSiであってよい。図5では、第1の材料502が底部にあり、第2の材料504が頂部にあるが、その構成は単なる例示にすぎない。第1の材料502または第2の材料504いずれも、構造の底部または頂部にあってよい。SiGe材料502は、両端を含めてSi80%Ge20%〜Si90%Ge10%の範囲内であってよい。SiGe/Si支持構造物500を、各SiGe材料層502および各Si材料層504が、4〜20nmの範囲の同じ厚さを有するように成長させてよい。SiGe/Si支持構造物500の全体の厚さは、典型的には、波長10ミクロンを中心とする長波長の赤外帯のためのλ/4エアギャップキャビティ構造、または厚さ約2.5ミクロンを実装するように調整されるが、他の波長帯に対応するそのような構造の実現に実用的な任意の厚さであってよい。SiGe/Si支持構造物500を、例えば、Si基板上に、100〜500℃の温度範囲で、分子線エピタキシーによって成長させてよい。その温度範囲のより高温端は、結晶性材料の形成を促進する傾向があるが、その温度範囲のより低温端は、多結晶性材料の成長を促進する傾向がある。いずれの場合にも、両方の種類の材料は適している。SiGe/Si支持構造物500を電気伝導性にするために、層502および504は、ドープ剤でドーピングされて1.0×10−18cm−3以下1.0×10−20cm−3以上の範囲のn型ドーピングレベルを生成してよい。一実施形態では、ドープ剤は亜リン酸であってよい。
SiGe/Si支持構造物500はドーピングによって電気伝導性になり、サーミスタ214がバイアス電流を印加されることを可能にする。好ましい実施形態では、SiGe/Si層502および504は、ブリルアンゾーン界面散乱とフォノンスペクトルのギャップの形成との組み合わせによって、音響フォノン輸送(熱)を強力に抑制し、1W/m・Kの範囲の熱伝導率をもたらす。
図6A〜6Dは、例示的ボロメータ600の図を示す。図6Aは、ボロメータ600の斜視図である。図6Bは、図6Aの線Aに沿ったボロメータ600の断面図である。図6Cは、図6Aの線Bに沿ったボロメータ600の別の断面図である。図6Dは、図6Aの線Cに沿ったボロメータ600のさらに別の断面図である。
図6A〜6Dでは、鏡604は基板602上に配置される。好ましい実施形態では、基板602は、シリコンおよびROIC(図示せず)を含む。上記のボロメータでのように、鏡604は金属、好ましくは、それぞれ厚さ100Aおよび1500Aのチタン/パラジウムである。もちろん、例えば、銅、銀または金を含む、他の金属が使用され得ることを当業者なら認識するであろう。加えて、チタンおよびパラジウム構成要素の厚さは、有効性を失うことなくそれぞれの範囲内で調節され得る。例えば、チタン構成要素は50〜300Åであってよく、パラジウム構成要素は850〜2500Åであってよい。鏡604は、上記の手法によって形成されたRGO吸収体610、分離層612、およびPRGOサーミスタ614で構成されるボロメータブリッジ624の下に配置される。
図6A〜6Dでは、支持構造物606および608は、それぞれコンタクトパッド616Bおよび616A上に配置される。パッド616Bおよび616Aは、支持構造物606および608とROIC(図示せず)との間の電気的接続を提供する。上述のように、支持構造物606および608は電気伝導性であり、したがってサーミスタ614がROICの制御下で駆動されることを可能にする。図6A〜6Dでは、パッド616Aおよび616Bは、サーミスタ214とROICとの間で電気回路を完成させるために、コネクタ620Aおよび620Bによってバス618Aおよび618Bにそれぞれ接続される。
図5に関連して上で議論されたように、支持構造物は、SiGe層606AおよびSi層606Bの交互配列によって形成される。支持構造物606および608は、電気経路を提供しながらボロメータブリッジ624を基板602から熱的に分離するように機能するため、SiGe層606Aおよび608AまたはSi層606Bおよび608Bのいずれかが、それぞれパッド616Aおよび616Bと接触し得る。支持構造物606および608の上に、上記の手法によって形成されたRGO吸収体610が配置される。RGO吸収体210のように、RGO吸収体610は、好ましくは厚さ50nmである。RGO吸収体610の上に、分離層612が配置される。分離層212のように、分離層612は、好ましくは、原子層堆積によって形成されたAlを含み、厚さ10nmである。サーミスタ614が、上記の手法によって分離層212の上に配置される。サーミスタ214のように、サーミスタ614は、部分還元型酸化グラフェンを含む。図6A〜6Dに示す構成要素について説明したので、次に、図7A〜7Dに関連して、ボロメータ600を形成するための1つの手法に注意を向ける。
図7Aは、ボロメータ600を形成する好ましい方法のステップを示すフローチャートである。まず、ステップS701で、鏡604、コンタクトパッド616、および任意選択の電気的分離スペーサ702を含む平坦化レベルが、コンタクトパッド616がROICのバイアス回路部分に接続されるように、ROIC(図示せず)を含むSi基板602上に形成される。次に、S703で、(上記の手法から作製された)SiGeおよびSi層が、ウエハ接合によってウエハレベルでSi基板202に転写される。任意選択で、ウエハ接合を促進するために、コンタクトパッド616と接触することになるSiGe/Si層の1つに金属薄膜が適用されてよい。図7Bは、ステップS703後のボロメータを示す。図7Bは、複数の第1の材料層502…502および複数の第2の材料層504…504が、互いの上に交互に配置されているのを示す。上で議論されたように、好ましい実施形態では、第1の材料層502は、SiGeまたはSi層の一方であってよく、第2の材料層504は他方であってよい。次に、S705で、第1の材料層502および第2の材料層504は、SiGe/Si支持構造物500(図6Aの606および608)を形成するために、高異方性エッチング手法(例えば、金属アシスト化学エッチング)を介してエッチングされる。この時、任意の金属ウエハ接着層も除去される。次に、S707で、構造は、犠牲材料(例えば、フォトレジスト)で埋め戻されかつ平坦化され、支持構造物500の頂部は、露出しかつ埋め戻された材料の表面と同一平面にある状態になる。次に、S709で、ボロメータブリッジ624が、支持構造物500に取り付けられる。
ボロメータブリッジ624は、少なくとも2つの構成で取り付けられてよい。第1の構成では、図6A〜6Dおよび図7D〜7Eに示すように、ボロメータブリッジ624は、サーミスタ614が上にある、すなわち、サーミスタ614が、基板602から遠位の最上層であるように取り付けられてよい。その場合、支持構造物500とサーミスタ614との間の電気的接続を提供するために、スルーホールがボロメータブリッジ624中に形成され、かつ導電材料622Aで充填されなければならない。しかしながら、RGO吸収体210とROICとの間の電気的接続性を防止するために、誘電材料622Bも、スルーホール中で、少なくともRGO吸収体210の領域で導電材料622Aを取り囲んで提供されなければならない。第2の構成では、ボロメータブリッジは、図7Fおよび図7Gに示すように、サーミスタ614が支持構造物500および犠牲層704と接触するように、支持構造物500に取り付けられてよい。この構成では、サーミスタは支持構造物と直接接触するため、導電材料622Aおよび誘電材料622Bは不要である。次に、ボロメータブリッジ624を支持構造物500に確実に接着させるために、ボロメータは低温熱処理を受ける。その後、S711で、犠牲層が除去されてボロメータ700(図7E)または800(図7G)が完成する。
本発明の様々な実施形態例が上に記載されているが、それらは例として提示されており、限定ではないことが理解されるべきである。形態および詳細の様々な変更をそこに行うことができることが、関連する当業者には明らかである。したがって、本開示は、上記の実施形態例のいずれかによって限定されるべきではなく、以下の特許請求の範囲およびそれらの均等物に従って定義されるべきである。
加えて、図面は例示のみを目的として提示されていることが理解されるべきである。本明細書に提示された実施形態例のアーキテクチャは、添付の図面に示されたもの以外の方法で利用されかつ導かれてよいように、十分に柔軟かつ構成可能である。
さらに、要約の目的は、米国特許商標庁および一般市民、特に特許または法律用語または表現に精通していない科学者、技術者および当業者が、一見して、本出願の技術開示の特質および本質を迅速に決定できるようにすることである。要約は、いかなる形でも、本明細書に提示された実施形態例の範囲を限定することを意図していない。特許請求の範囲に列挙された手順は、提示された順序で実施される必要はないことも理解される。

Claims (20)

  1. 基板と、
    少なくとも1つのSiGe層および少なくとも1つのSi層を含む支持構造物と、
    還元型酸化グラフェンを含む吸収体と、
    分離層と、
    部分還元型酸化グラフェンを含むサーミスタと
    を含むボロメータブリッジと
    を含む、ボロメータであって、
    前記支持構造物は、前記サーミスタと前記基板との間の電気的接続を形成し、
    前記支持構造物は、前記ボロメータブリッジと前記基板との間の熱的分離を提供する、
    ボロメータ。
  2. 前記基板と前記ボロメータブリッジとの間に配置された少なくとも1つのSiGe層および少なくとも1つのSi層を含む別の支持構造物をさらに含み、
    前記他の支持構造物は、前記サーミスタと前記基板との間の電気的接続を形成する、
    請求項1に記載のボロメータ。
  3. 前記支持構造物は、交互に配列された複数のSiGe層および複数のSi層を含み、
    前記他の支持構造物は、交互に配列された別の複数のSiGe層および別の複数のSi層を含む、
    請求項2に記載のボロメータ。
  4. 前記SiGe層は、両端を含めてSi.8Ge.2とSi.9Ge.1の間の組成を有する合金である、請求項2に記載のボロメータ。
  5. 前記吸収体の厚さは20nm以上200nm以下である、請求項1に記載のボロメータ。
  6. 前記サーミスタの厚さは5nm以上300nm以下である、請求項1に記載のボロメータ。
  7. 前記分離層は前記吸収体の上に配置され、前記サーミスタは前記分離層の上に配置される、請求項1に記載のボロメータ。
  8. 前記分離層は誘電体を含み、
    前記分離層の厚さは2nm以上20nm以下である、
    請求項7に記載のボロメータ。
  9. 前記支持構造物は、1.0×10−18cm−3以下1.0×10−20cm−3以上の範囲のn型ドーピングレベルにドーピングされる、請求項1に記載のボロメータ。
  10. 前記サーミスタは、前記吸収体に比べて前記基板に近接している、請求項1に記載のボロメータ。
  11. 前記吸収体は、前記サーミスタに比べて前記基板に近接している、請求項1に記載のボロメータ。
  12. 複数のSiGe層およびSi層を、鏡を含む基板上に形成することであって、前記複数のSiGe層およびSi層は交互に配列される、形成することと、
    前記複数のSiGe層およびSi層をエッチングして複数の支持構造物を形成することと、
    犠牲層を前記複数の支持構造物の周りに形成することであって、前記犠牲層の表面および各支持構造物の少なくとも1つの表面はおおよそ同一平面上にある、形成することと、
    部分還元型酸化グラフェンを含むサーミスタ、還元型酸化グラフェンを含む吸収体、および分離層を含むボロメータブリッジを、前記犠牲層の前記表面および前記支持構造物の前記少なくとも1つの表面上に提供することと、
    前記ボロメータブリッジが前記支持構造物によって支持されるように前記犠牲層を除去することと
    を含む、ボロメータを形成する方法。
  13. 前記複数の支持構造物は、前記サーミスタと前記基板との間の電気的接続を形成する、請求項12に記載の方法。
  14. 前記複数のSiGe層は、両端を含めてSi.8Ge.2とSi.9Ge.1の間の組成を有する合金である、請求項12に記載の方法。
  15. 前記吸収体の厚さは20nm以上200nm以下である、請求項12に記載の方法。
  16. 前記サーミスタの厚さは5nm以上30nm以下である、請求項12に記載の方法。
  17. 前記分離層は前記吸収体の上に配置され、前記サーミスタは前記分離層の上に配置される、請求項12に記載の方法。
  18. 前記分離層は誘電体を含み、前記分離層の厚さは2nm以上20nm以下である、請求項12に記載の方法。
  19. 前記ボロメータブリッジは、前記サーミスタが前記吸収体に比べて前記基板に近接しているように提供される、請求項12に記載の方法。
  20. 前記ボロメータブリッジは、前記サーミスタが前記サーミスタに比べて前記基板に近接しているように提供される、請求項12に記載の方法。
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