本願の実施形態は、異なるサービスのトラフィックにおける統計を別々に収集すべく、車載用のサービス相互作用システムに適用されるトラフィック統計収集方法およびデバイスを提供する。
本願の実施形態における第1の態様は、車載用のサービス相互作用システムに適用されるトラフィック統計収集方法を提供する。方法は、
IVIが第1のサービスを実行する場合、T−boxが第1のプライベートIPアドレスを用いてIVIと通信し得ることにより、T−boxが第1のプライベートIPアドレスに対応する第1のAPNと第1の外部IPアドレスとを用いてTSPと通信することができることを含む。しかしながら、IVIが第2のサービスを実行する場合、T−boxが第2のプライベートIPアドレスを用いてIVIと通信することにより、T−boxは第2のプライベートIPアドレスに対応する第2のAPNと第2の外部IPアドレスとを用いてTSPと通信し得る。
第1の外部IPアドレスに基づいて第1のサービスのデータトラフィックにおける統計を第1のAPNが収集し、第2の外部IPアドレスに基づいて第2のサービスのデータトラフィックにおける統計を第2のAPNが収集するからである。従って、異なるサービスのトラフィックにおける統計が別々に収集される課題が解消される。
いくつかの可能な実装において、T−boxは、TSPにより送信される設定メッセージを受信して、当該設定メッセージをIVIに転送する。設定メッセージは、第1のサービスが第1のAPNに対応し、第2のサービスが第2のAPNに対応するという内容を含む。従って、TSPはサービスとAPNとの間の対応関係を動的に調整し得て、車両販売業者がサービスパッケージルールを柔軟に調整しビジネスパッケージプランと連携させることを助ける。
いくつかの可能な実装において、T−boxはWi−FiまたはUSBによりIVIに接続され、T−boxとIVIとの間の柔軟な接続を実装し得る。
いくつかの可能な実装において、第1のサービスまたは第2のサービスはトラフィックフリーサービスとトラフィック課金サービスとであり、TSPは異なるサービスに対して異なる課金ポリシを実行し得る。
いくつかの可能な実装において、T−boxは、第1のプライベートIPアドレス、第1のAPNおよび第1の外部IPアドレスが互いに対応し、第2のプライベートIPアドレス、第2のAPNおよび第2の外部IPアドレスが互いに対応することを決定して、第1のプライベートIPアドレスと第2のプライベートIPアドレスとをIVIに割り当て得る。従って、プライベートIPアドレスと外部IPアドレスとが変化される場合、APNは依然として、IVIにより用いられるサービスに対応し、異なるサービスのデータトラフィックにおける統計を収集し得る。
本願の実施形態における第2の態様は、車載用のサービス相互作用システムに適用されるトラフィック統計収集方法を提供する。方法は、
T−boxが、TSPにより送信される設定メッセージを受信し、当該設定メッセージをIVIに転送することを含む。設定メッセージは、第1のサービスが第1のAPNに対応し、第2のサービスが第2のAPNに対応するという内容を含む。従って、TSPはサービスとAPNとの間の対応関係を動的に調整し得て、車両販売業者がサービスパッケージルールを柔軟に調整しビジネスパッケージプランと連携させることを助ける。いくつかの可能な実装において、T−boxはWi−FiまたはUSBによりIVIに接続され、T−boxとIVIとの間の柔軟な接続を実装し得る。
T−boxは、第1のプライベートIPアドレス、第1のAPNおよび第1の外部IPアドレスが互いに対応し、第2のプライベートIPアドレス、第2のAPNおよび第2の外部IPアドレスが互いに対応することを決定して、第1のプライベートIPアドレスと第2のプライベートIPアドレスとをIVIに割り当て得る。従って、プライベートIPアドレスと外部IPアドレスとが変化される場合、APNは依然として、IVIにより用いられるサービスに対応し、異なるサービスのデータトラフィックにおける統計を収集し得る。
IVIが第1のサービスを実行する場合、T−boxが第1のプライベートIPアドレスを用いてIVIと通信し得ることにより、T−boxは第1のプライベートIPアドレスに対応する第1のAPNと第1の外部IPアドレスとを用いてTSPと通信することができる。しかしながら、IVIが第2のサービスを実行する場合、T−boxが第2のプライベートIPアドレスに基づいてIVIと通信することにより、T−boxは、第2のプライベートIPアドレスに対応する第2のAPNと第2の外部IPアドレスとを用いてTSPと通信し得る。いくつかの可能な実装において、第1のサービスまたは第2のサービスはトラフィックフリーサービスとトラフィック課金サービスとであり、TSPは異なるサービスに対して異なる課金ポリシを実行し得る。
第1の外部IPアドレスに基づいて第1のサービスのデータトラフィックにおける統計を第1のAPNが収集し、第2の外部IPアドレスに基づいて第2のサービスのデータトラフィックにおける統計を第2のAPNが収集するからである。従って、異なるサービスのトラフィックにおける統計が別々に収集される課題が解消される。
本願の実施形態における第3の態様は、車載用のサービス相互作用システムに適用されるトラフィック統計収集方法を提供する。方法は、
第1のサービスを実行する場合、IVIが第1のプライベートIPアドレスを用いてT−boxと通信し得ることにより、T−boxは第1のプライベートIPアドレスに対応する第1のAPNと第1の外部IPアドレスとを用いてTSPと通信することを含む。第2のサービスを実行する場合、IVIが第2のプライベートIPアドレスを用いてT−boxと通信することにより、T−boxは第2のプライベートIPアドレスに対応する第2のAPNと第2の外部IPアドレスとを用いてTSPと通信し得る。第1の外部IPアドレスに基づいて第1のサービスのデータトラフィックにおける統計を第1のAPNが収集し、第2の外部IPアドレスに基づいて第2のサービスのデータトラフィックにおける統計を第2のAPNが収集し得るからである。従って、異なるサービスのトラフィックにおける統計が別々に収集される課題が解消される。
いくつかの可能な実装において、IVIはTSPにより送信され、かつT−boxにより転送される設定メッセージを受信し得る。設定メッセージは、第1のサービスが第1のAPNに対応し、第2のサービスが第2のAPNに対応するという内容を含む。TSPはサービスとAPNとの間の対応関係を動的に調整し得て、車両販売業者がサービスパッケージルールを柔軟に調整しビジネスパッケージプランと連携させることを助ける。
いくつかの可能な実装において、T−boxはWi−FiまたはUSBによりIVIに接続され、T−boxとIVIとの間の柔軟な接続を実装し得る。
いくつかの可能な実装において、第1のサービスまたは第2のサービスはトラフィックフリーサービスとトラフィック課金サービスとであり得て、従ってTSPは異なるサービスに対して異なる課金ポリシを実行し得る。
いくつかの可能な実装において、IVIはT−boxに割り当てられる第1のプライベートIPアドレスと第2のプライベートIPアドレスとを受信し得る。IVIは、第1のプライベートIPアドレスが第1のAPNに対応し、第2のプライベートIPアドレスが第2のAPNに対応することを決定することにより、プライベートIPアドレスと外部IPアドレスとが変化される場合、APNが依然としてIVIにより用いられるサービスに対応し、異なるサービスにおいて異なるAPNにより実行されるデータトラフィックの統計データ収集を実装する。
本願の実施形態における第4の態様は、車載用のサービス相互作用システムに適用されるトラフィック統計収集方法を提供する。方法は、
IVIが、T−boxにより割り当てられる第1のプライベートIPアドレスと第2のプライベートIPアドレスとを受信し得ることを含む。IVIは、第1のプライベートIPアドレスが第1のAPNに対応し、第2のプライベートIPアドレスが第2のAPNに対応することを決定することにより、プライベートIPアドレスと外部IPアドレスとが変化される場合、APNが依然として、IVIにより用いられるサービスに対応して、異なるサービスにおける異なるAPNにより実行されるデータトラフィックの統計データ収集を実装し得ることを含む。T−boxはWi−FiまたはUSBによってIVIに接続され、T−boxとIVIとの間の柔軟な接続を実装し得る。
第1のサービスを実行する場合、IVIが第1のプライベートIPアドレスを用いてT−boxと通信することにより、T−boxは第1のプライベートIPアドレスに対応する第1のAPNと第1の外部IPアドレスとを用いてTSPと通信し得る。第2のサービスを実行する場合、IVIが第2のプライベートIPアドレスに基づいてT−boxと通信することにより、T−boxは、第2のプライベートIPアドレスに対応する第2のAPNと第2の外部IPアドレスとを用いてTSPと通信し得る。第1の外部IPアドレスに基づいて第1のサービスのデータトラフィックにおける統計を第1のAPNが収集し、第2の外部IPアドレスに基づいて第2のサービスのデータトラフィックにおける統計を第2のAPNが収集し得るからである。従って、異なるサービスのトラフィックにおける統計が別々に収集される課題が解消される。いくつかの可能な実装において、第1のサービスまたは第2のサービスはトラフィックフリーサービスとトラフィック課金サービスとであり得て、従ってTSPは異なるサービスに対して異なる課金ポリシを実行し得る。
IVIはTSPにより送信され、かつT−boxにより転送される設定メッセージを受信し得る。設定メッセージは、第1のサービスが第1のAPNに対応し、第2のサービスが第2のAPNに対応するという内容を含む。TSPはサービスとAPNとの間の対応関係を動的に調整し得て、車両販売業者がサービスパッケージルールを柔軟に調整しビジネスパッケージプランと連携させることを助ける。
第1の外部IPアドレスに基づいて第1のサービスのデータトラフィックにおける統計を第1のAPNが収集し、第2の外部IPアドレスに基づいて第2のサービスのデータトラフィックにおける統計を第2のAPNが収集するからである。従って、異なるサービスのトラフィックにおける統計が別々に収集される課題が解消される。
本願の実施形態における第5の態様は、車載用のサービス相互作用システムに適用されるT−boxを提供する。当該T−boxはプライベートネットワーク通信モジュールを含み、当該プライベートネットワーク通信モジュールは、IVIが第1のサービスを実行する場合、第1のプライベートIPアドレスを用いてIVIと通信することにより、外部ネットワーク通信モジュールが、第1のプライベートIPアドレスに対応する第1のAPNと第1の外部IPアドレスとを用いてTSPと通信するように構成され得るように構成される。当該プライベートネットワーク通信モジュールはさらに、IVIが第2のサービスを実行する場合、第2のプライベートIPアドレスを用いてIVIと通信できることにより、外部ネットワーク通信モジュールが、第2のプライベートIPアドレスに対応する第2のAPNと第2の外部IPアドレスとを用いてTSPと通信し得るように構成される。第1の外部IPアドレスに基づいて第1のサービスのデータトラフィックにおける統計を第1のAPNが収集し、第2の外部IPアドレスに基づいて第2のサービスのデータトラフィックにおける統計を第2のAPNが収集するからである。従って、異なるサービスのトラフィックにおける統計が別々に収集される課題が解消される。
いくつかの可能な実装において、T−boxは、TSPにより送信される設定メッセージをIVIに転送するように構成される送受信モジュールを含む。設定メッセージは、第1のサービスが第1のAPNに対応し、第2のサービスが第2のAPNに対応するという内容を含む。TSPはサービスとAPNとの間の対応関係を動的に調整し得て、車両販売業者がサービスパッケージルールを柔軟に調整しビジネスパッケージプランと連携させることを助ける。
いくつかの可能な実装において、T−boxはさらに、第1のプライベートIPアドレス、第1のAPNおよび第1の外部IPアドレスが互いに対応し、第2のプライベートIPアドレス、第2のAPNおよび第2の外部IPアドレスが互いに対応することを決定して、第1のプライベートIPアドレスと第2のプライベートIPアドレスとをIVIに割り当てるように構成されるプロセッサを含み得る。プライベートIPアドレスと外部IPアドレスとが変化される場合、APNは依然として、IVIにより用いられるサービスに対応し得て、異なるサービスのデータトラフィックにおける統計を収集する。
本願の実施形態における第6の態様は、車載用のサービス相互作用システムに適用されるT−boxを提供する。当該T−boxは、第1のプライベートIPアドレス、第1のAPNおよび第1の外部IPアドレスが互いに対応し、第2のプライベートIPアドレス、第2のAPNおよび第2の外部IPアドレスが互いに対応することを決定して、第1のプライベートIPアドレスと第2のプライベートIPアドレスとをIVIに割り当てるように構成されるプロセッサを含み得る。プライベートIPアドレスと外部IPアドレスとが変化される場合、APNは依然として、IVIにより用いられるサービスに対応し得て、異なるサービスのデータトラフィックにおける統計を収集する。
T−boxはさらに、通信モジュールを含む。通信モジュールは、IVIが第1のサービスを実行する場合、第1のプライベートIPアドレスを用いてIVIと通信し、第1のプライベートIPアドレスに対応する第1のAPNと第1の外部IPアドレスとを用いてTSPと通信するように構成される。通信モジュールはさらに、IVIが第2のサービスを実行する場合、第2のプライベートIPアドレスに基づいてIVIと通信し、第2のプライベートIPアドレスに対応する第2のAPNと第2の外部IPアドレスとを用いてTSPと通信するように構成され得る。第1の外部IPアドレスに基づいて第1のサービスのデータトラフィックにおける統計を第1のAPNが収集し、第2の外部IPアドレスに基づいて第2のサービスのデータトラフィックにおける統計を第2のAPNが収集するからである。従って、異なるサービスのトラフィックにおける統計が別々に収集される課題が解消される。
T−boxは、送受信モジュールを含む。送受信モジュールは、TSPにより送信される設定メッセージをIVIに転送し得る。設定メッセージは、第1のサービスが第1のAPNに対応し、第2のサービスが第2のAPNに対応するという内容を含む。TSPはサービスとAPNとの間の対応関係を動的に調整し得て、車両販売業者がサービスパッケージルールを柔軟に調整しビジネスパッケージプランと連携させることを助ける。第1の外部IPアドレスに基づいて第1のサービスのデータトラフィックにおける統計を第1のAPNが収集し、第2の外部IPアドレスに基づいて第2のサービスのデータトラフィックにおける統計を第2のAPNが収集するからである。従って、異なるサービスのトラフィックにおける統計が別々に収集される課題が解消される。
本願の実施形態における第7の態様は、車載用のサービス相互作用システムに適用されるIVIを提供する。当該IVIは、プロセッサおよび通信モジュールを含む。当該プロセッサは、第1のサービスおよび/または第2のサービスを実行するように構成される。通信モジュールは、第1のプライベートIPアドレスを用いて、T−boxと通信することにより、T−boxは第1のプライベートIPアドレスに対応する第1のAPNと第1の外部IPアドレスとを用いてTSPと通信するように構成される。加えて、通信モジュールは、第2のプライベートIPアドレスを用いてT−boxと通信することにより、T−boxは第2のプライベートIPアドレスに対応する第2のAPNと第2の外部IPアドレスとを用いてTSPと通信し得る。
第1の外部IPアドレスに基づいて第1のサービスのデータトラフィックにおける統計を第1のAPNが収集し、第2の外部IPアドレスに基づいて第2のサービスのデータトラフィックにおける統計を第2のAPNが収集するからである。従って、異なるサービスのトラフィックにおける統計が別々に収集される課題が解消される。
いくつかの可能な実装において、IVIはさらに、送受信モジュールを含む。送受信モジュールは、TSPにより送信され、かつT−boxにより転送される設定メッセージを受信するように構成され得る。設定メッセージは、第1のサービスが第1のAPNに対応し、第2のサービスが第2のAPNに対応するという内容を含む。TSPはサービスとAPNとの間の対応関係を動的に調整し得て、車両販売業者がサービスパッケージルールを柔軟に調整しビジネスパッケージプランと連携させることを助ける。
いくつかの可能な実装において、送受信モジュールはさらに、T−boxにより割り当てられる第1のプライベートIPアドレスと第2のプライベートIPアドレスとを受信し、第1のプライベートIPアドレスは第1のAPNに対応し第2のプライベートIPアドレスは第2のAPNに対応することを決定し得て、それにより、プライベートIPアドレスと外部IPアドレスとが変化される場合、APNが依然として、IVIにより用いられるサービスに対応し、異なるサービスのデータトラフィックにおける統計を収集し得る。
本願の実施形態における第8の態様は、車載用のサービス相互作用システムに適用されるIVIを提供する。当該IVIは、プロセッサおよび通信モジュールを含む。当該プロセッサは、第1のサービスおよび/または第2のサービスを実行するように構成される。通信モジュールは、第1のプライベートIPアドレスを用いて、T−boxと通信することにより、T−boxは第1のプライベートIPアドレスに対応する第1のAPNと第1の外部IPアドレスとを用いてTSPと通信できるように構成される。加えて、通信モジュールは、第2のプライベートIPアドレスを用いてT−boxと通信することにより、T−boxは第2のプライベートIPアドレスに対応する第2のAPNと第2の外部IPアドレスとを用いてTSPと通信し得る。
IVIはさらに、送受信モジュールを含む。送受信モジュールは、TSPにより送信され、かつT−boxにより転送される設定メッセージを受信するように構成され得る。設定メッセージは、第1のサービスが第1のAPNに対応し、第2のサービスが第2のAPNに対応するという内容を含む。TSPはサービスとAPNとの間の対応関係を動的に調整し得て、車両販売業者がサービスパッケージルールを柔軟に調整しビジネスパッケージプランと連携させることを助ける。
送受信モジュールはさらに、T−boxにより割り当てられる第1のプライベートIPアドレスと第2のプライベートIPアドレスとを受信し、第1のプライベートIPアドレスは第1のAPNに対応し第2のプライベートIPアドレスは第2のAPNに対応することを決定し得て、それにより、プライベートIPアドレスと外部IPアドレスとが変化される場合、APNが依然として、IVIにより用いられるサービスに対応し、異なるサービスのデータトラフィックにおける統計を収集し得る。
第1の外部IPアドレスに基づいて第1のサービスのデータトラフィックにおける統計を第1のAPNが収集し、第2の外部IPアドレスに基づいて第2のサービスのデータトラフィックにおける統計を第2のAPNが収集するからである。従って、異なるサービスのトラフィックにおける統計が別々に収集される課題が解消される。
本願の実施形態における第9の態様は、車載用のサービス相互作用システムに適用されるT−boxを提供する。T−boxは、1つまたは複数のプロセッサ、メモリ、複数のアプリケーションプログラム、および1つまたは複数のプログラムを含む。1つまたは複数のプログラムはメモリに記憶され、1つまたは複数のプログラムは命令を含み、当該命令が電子デバイスにより実行される場合、電子デバイスは以下の段階を実行することが可能になる。IVIが第1のサービスを実行する場合、T−boxは第1のプライベートIPアドレスを用いてIVIと通信し、第1のプライベートIPアドレスに対応する第1のAPNと第1の外部IPアドレスとを用いてTSPと通信する段階。IVIが第2のサービスを実行する場合、T−boxは、第2のプライベートIPアドレスを用いてIVIと通信し、第2のプライベートIPアドレス対応する第2のAPNと第2の外部IPアドレスとを用いてTSPと通信する。
第1の外部IPアドレスに基づいて第1のサービスのデータトラフィックにおける統計を第1のAPNが収集し、第2の外部IPアドレスに基づいて第2のサービスのデータトラフィックにおける統計を第2のAPNが収集するからである。従って、異なるサービスのトラフィックにおける統計が別々に収集される課題が解消される。
いくつかの可能な実装において、T−boxにおける少なくとも1つのプロセッサがいくつかの命令を実行して、TSPにより送信される設定メッセージを入力デバイスがさらにIVIに転送することを可能にする。設定メッセージは、第1のサービスが第1のAPNに対応し、第2のサービスが第2のAPNに対応するという内容を含む。TSPはサービスとAPNとの間の対応関係を動的に調整し得て、車両販売業者がサービスパッケージルールを柔軟に調整しビジネスパッケージプランと連携させることを助ける。
いくつかの可能な実装において、T−boxにおける少なくとも1つのプロセッサは、第1のプライベートIPアドレス、第1のAPNおよび第1の外部IPアドレスが互いに対応し、第2のプライベートIPアドレス、第2のAPNおよび第2の外部IPアドレスが互いに対応することをさらに決定して、第1のプライベートIPアドレスと第2のプライベートIPアドレスとをIVIに割り当てることを入力デバイスに可能にするいくつかの命令を実行する。従って、プライベートIPアドレスと外部IPアドレスとが変化される場合、APNは依然として、IVIにより用いられるサービスに対応し、異なるサービスのデータトラフィックにおける統計を収集し得る。
本願の実施形態における第10の態様は、車載用のサービス相互作用システムに適用されるT−boxを提供する。T−boxは、1つまたは複数のプロセッサ、メモリ、複数のアプリケーションプログラム、および1つまたは複数のプログラムを含む。1つまたは複数のプログラムはメモリに記憶され、1つまたは複数のプログラムは命令を含み、当該命令が電子デバイスにより実行される場合、電子デバイスは、第1のプライベートIPアドレス、第1のAPNおよび第1の外部IPアドレスが互いに対応し、第2のプライベートIPアドレス、第2のAPNおよび第2の外部IPアドレスが互いに対応することを決定し、第1のプライベートIPアドレスと第2のプライベートIPアドレスとをIVIに割り当てることを可能にする。従って、プライベートIPアドレスと外部IPアドレスとが変化される場合、APNは依然として、IVIにより用いられるサービスに対応し、異なるサービスのデータトラフィックにおける統計を収集し得る。
IVIが第1のサービスを実行する場合、T−boxは、第1のプライベートIPアドレスを用いてIVIと通信し、第1のプライベートIPアドレス対応する第1のAPNと第1の外部IPアドレスとを用いてTSPと通信する。IVIが第2のサービスを実行する場合、T−boxは、第2のプライベートIPアドレスを用いてIVIと通信し、第2のプライベートIPアドレス対応する第2のAPNと第2の外部IPアドレスとを用いてTSP通信する。
第1の外部IPアドレスに基づいて第1のサービスのデータトラフィックにおける統計を第1のAPNが収集し、第2の外部IPアドレスに基づいて第2のサービスのデータトラフィックにおける統計を第2のAPNが収集するからである。従って、異なるサービスのトラフィックにおける統計が別々に収集される課題が解消される。
T−boxにおける少なくとも1つのプロセッサがいくつかの命令を実行して、入力デバイスが、TSPにより送信される設定メッセージをIVIにさらに転送することを可能にする。設定メッセージは、第1のサービスが第1のAPNに対応し、第2のサービスが第2のAPNに対応するという内容を含む。TSPはサービスとAPNとの間の対応関係を動的に調整し得て、車両販売業者がサービスパッケージルールを柔軟に調整しビジネスパッケージプランと連携させることを助ける。
第1の外部IPアドレスに基づいて第1のサービスのデータトラフィックにおける統計を第1のAPNが収集し、第2の外部IPアドレスに基づいて第2のサービスのデータトラフィックにおける統計を第2のAPNが収集するからである。従って、異なるサービスのトラフィックにおける統計が別々に収集される課題が解消される。
本願の実施形態における第11の態様は、車載用のサービス相互作用システムに適用される電子デバイスを提供する。IVIは、1つまたは複数のプロセッサ、メモリ、複数のアプリケーションプログラム、および1つまたは複数のプログラムを含む。1つまたは複数のプログラムはメモリに記憶され、1つまたは複数のプログラムは命令を含み、電子デバイスにより命令が実行される場合、電子デバイスは、第1のサービスおよび/または第2のサービスを実行することが可能になる。第1のサービスを実行する場合、電子デバイスが第1のプライベートIPアドレスを用いてT−boxと通信することにより、T−boxは第1のプライベートIPアドレスに対応する第1のAPNと第1の外部IPアドレスとを用いてTSPと通信することを含む。第2のサービスを実行する場合、電子デバイスが第2のプライベートIPアドレスを用いてT−boxと通信することにより、T−boxは第2のプライベートIPアドレスに対応する第2のAPNと第2の外部IPアドレスとを用いてTSPと通信し得る。
第1の外部IPアドレスに基づいて第1のサービスのデータトラフィックにおける統計を第1のAPNが収集し、第2の外部IPアドレスに基づいて第2のサービスのデータトラフィックにおける統計を第2のAPNが収集するからである。従って、異なるサービスのトラフィックにおける統計が別々に収集される課題が解消される。
いくつかの可能な実装において、T−boxにおける少なくとも1つのプロセッサがいくつかの命令を実行して、入力デバイスが、TSPにより送信され、T−boxにより転送される設定メッセージをさらに受信することを可能にする。設定メッセージは、第1のサービスが第1のAPNに対応し、第2のサービスが第2のAPNに対応するという内容を含む。TSPはサービスとAPNとの間の対応関係を動的に調整できて、車両販売業者がサービスパッケージルールを柔軟に調整しビジネスパッケージプランと連携させることを助ける。
いくつかの可能な実装において、T−boxにおける少なくとも1つのプロセッサがいくつかの命令を実行して、入力デバイスが、T−boxにより割り当てられる第1のプライベートIPアドレスと第2のプライベートIPアドレスとをさらに受信することを可能にする。IVIは、第1のプライベートIPアドレスが第1のAPNに対応し、第2のプライベートIPアドレスが第2のAPNに対応することを決定する。従って、プライベートIPアドレスと外部IPアドレスとが変化される場合、APNは依然として、IVIにより用いられるサービスに対応し、異なるサービスのデータトラフィックにおける統計を収集し得る。
本願の実施形態における第12の態様は、車載用のサービス相互作用システムに適用される電子デバイスを提供する。IVIは、1つまたは複数のプロセッサ、メモリ、複数のアプリケーションプログラム、および1つまたは複数のプログラムを含む。1つまたは複数のプログラムはメモリに記憶され、1つまたは複数のプログラムは命令を含み、電子デバイスにより命令が実行される場合、電子デバイスは、TSPにより送信され、かつT−boxにより転送される設定メッセージを受信することが可能になる。設定メッセージは、第1のサービスが第1のAPNに対応し、第2のサービスが第2のAPNに対応するという内容を含む。TSPはサービスとAPNとの間の対応関係を動的に調整できて、車両販売業者がサービスパッケージルールを柔軟に調整しビジネスパッケージプランと連携させることを助ける。
第1のサービスを実行する場合、IVIが第1のプライベートIPアドレスを用いてT−boxと通信することにより、T−boxは第1のプライベートIPアドレスに対応する第1のAPNと第1の外部IPアドレスとを用いてTSPと通信し得る。第2のサービスを実行する場合、IVIが第2のプライベートIPアドレスを用いてT−boxと通信することにより、T−boxは第2のプライベートIPアドレスに対応する第2のAPNと第2の外部IPアドレスとを用いてTSPと通信し得る。
第1の外部IPアドレスに基づいて第1のサービスのデータトラフィックにおける統計を第1のAPNが収集し、第2の外部IPアドレスに基づいて第2のサービスのデータトラフィックにおける統計を第2のAPNが収集するからである。従って、異なるサービスのトラフィックにおける統計が別々に収集される課題が解消される。
IVIにおける少なくとも1つのプロセッサは、いくつかの命令を実行して、T−boxにより割り当てられる第1のプライベートIPアドレスと第2のプライベートIPアドレスとを入力デバイスがさらに受信することを可能にして、第1のプライベートIPアドレスが第1のAPNに対応し、第2のプライベートIPアドレスが第2のAPNに対応することを決定する。従って、プライベートIPアドレスと外部IPアドレスとが変化される場合、APNは依然として、IVIにより用いられるサービスに対応し、異なるサービスのデータトラフィックにおける統計を収集し得る。
第1の外部IPアドレスに基づいて第1のサービスのデータトラフィックにおける統計を第1のAPNが収集し、第2の外部IPアドレスに基づいて第2のサービスのデータトラフィックにおける統計を第2のAPNが収集するからである。従って、異なるサービスのトラフィックにおける統計が別々に収集される課題が解消される。
本願の実施形態における第13の態様は、コンピュータプログラムプロダクトを提供する。コンピュータプログラムプロダクトが電子デバイス上で動作する場合、T−boxは上述の態様における方法を実行することが可能になる。
本願の実施形態における第14の態様は、コンピュータプログラムプロダクトを提供する。コンピュータプログラムプロダクトが電子デバイス上で動作する場合、IVIは上述の態様における方法を実行することが可能になる。
本願の実施形態における第15の態様は、命令を含むコンピュータ可読記憶媒体を提供する。命令が電子デバイス上で動作する場合、T−boxは上述の態様における方法を実行することが可能になる。
本願の実施形態における第16の態様は、命令を含むコンピュータ可読記憶媒体を提供する。命令が電子デバイス上で動作する場合、IVIは上述の態様における方法を実行することが可能になる。
本願の実施形態に提供される技術的解決手段において、IVIが第1のサービスを実行する場合、T−boxは、第1のプライベートIPアドレスを用いてIVIと通信し、T−boxは、第1のプライベートIPアドレスに対応する第1のAPNと第1の外部IPアドレスとを用いてTSPと通信する。IVIが第2のサービスを実行する場合、T−boxは、第2のプライベートIPアドレスを用いてIVIと通信し、T−boxは、第2のプライベートIPアドレス対応する第2のAPNと第2の外部IPアドレスとを用いてTSP通信する。第1の外部IPアドレスに基づいて第1のサービスのデータトラフィックにおける統計を第1のAPNが収集し、第2の外部IPアドレスに基づいて第2のサービスのデータトラフィックにおける統計を第2のAPNが収集するので、インフォテインメントデバイスは異なるサービスのトラフィックにおける統計を別々に収集する。
以下は、本願の実施形態の添付の図面を参照して、本願の実施形態における技術的解決手段を説明する。明らかに、説明されている実施形態は本願の実施形態の全てではなく一部に過ぎない。
本願の明細書、特許請求の範囲および添付の図面において、用語「第1の」、「第2の」、「第3の」および「第4の」など(存在する場合)は、類似の対象間の区別を意図しているが、必ずしも特定の順序または順番を説明するわけではない。データは、適切な状況において交換可能な方式で称されることにより、本明細書に説明される実施形態は、本明細書に表示または説明されている順序以外の順序でも実装されることができることを理解されたい。加えて、用語「含む」、「有する」およびそれらの任意の他の変形は、非限定的な包含、例えば、プロセス、方法、システム、製品または一連の段階またはユニットを含むデバイスをカバーすることを意図しており、明示的に列挙されている段階またはユニットに必ずしも限定されるわけではなく、明示的に列挙されていない、またはプロセス、方法、製品またはデバイスに固有でない別の工程またはユニット、を含み得る。
車両のインターネットの出現に伴い、車載インフォテインメントに対する人々の要求がますます高くなっており、T−box(Telematics Box,T−Box)が搭載された乗用車の数が増えており、遠隔操作、遠隔診断および緊急通話などのリッチコンテンツプロバイダ(Telematics Service Provider,TSP)サービスを提供する。T−boxは、IVI(In−Vehicle Infotainment,IVI)のためのデータサービスチャネルを提供することにより、IVIがTSPサービスをサポートすることもできるようにする。
T−boxは、具体的なサービスに基づいて、対応する外部IPアドレスを選択して、TSPと通信することができる。IVIの場合、既存のT−boxがIVIにプライベートIPアドレスを割り当てることができ、それにより、サービスを実行する場合、IVIは当該プライベートIPアドレスを用いてT−boxと通信することができる。しかしながら、IVIは現在、1つのプライベートIPアドレスのみを用いてサービスを実行する。その結果、異なるサービスが分類されることができず、分類による課金要件が満たされることができない。本願の実施形態において、プライベートネットワークが内部ネットワークと称されてよいことと、特定のエリアにおいてローカルエリアネットワークとして理解されてよいこととを注意すべきである。外部ネットワークも、パブリックネットワークと称されてよく、ローカルエリアネットワークではなく、パブリックネットワークに接続されたネットワークである。
本願の実施形態に提供される技術的解決手段において、IVIが第1のサービスを実行する場合、T−boxは、第1のプライベートIPアドレスを用いてIVIと通信し、T−boxは、第1のプライベートIPアドレスに対応する第1のAPNと第1の外部IPアドレスとを用いてTSPと通信する。IVIが第2のサービスを実行する場合、T−boxは、第2のプライベートIPアドレスを用いてIVIと通信し、T−boxは、第2のプライベートIPアドレス対応する第2のAPNと第2の外部IPアドレスとを用いてTSPと通信する。第1の外部IPアドレスに基づいて第1のサービスのデータトラフィックにおける統計を第1のAPNが収集し、第2の外部IPアドレスに基づいて第2のサービスのデータトラフィックにおける統計を第2のAPNが収集する。従って、異なるサービスのトラフィックにおける統計が別々に収集される課題が解消される。
具体的には、図1−1はトラフィック統計収集方法の概略図である。トラフィック統計収集方法は、以下の段階を含む。
101.IVIが第1のサービスを実行する場合、T−boxは、第1のプライベートIPアドレスを用いてIVIと通信し得る。
可能な実装において、IVIは相互作用インタフェースによってユーザの操作を受信して、操作インタフェースに複数のサービスを提供し得る。ユーザは、複数のサービスから第1のサービスを選択し得る。この場合、IVIは、第1のサービスに基づいて第1のAPNを決定して、そして第1のAPNに基づいて第1のプライベートIPアドレスを決定するか、またはT−boxから、第1のAPNに対応する第1のプライベートIPアドレスを取得し得る。IVIは、第1のプライベートIPアドレスを用いてT−boxと通信する。
102.T−boxは、第1のプライベートIPアドレスに対応する第1のAPNと第1の外部IPアドレスとを用いてコンテンツプロバイダTSPと通信し得る。
従って、T−boxは、NATによって第1のプライベートIPアドレスを第1の外部IPアドレスに変換し、対応する第1のAPNと第1の外部IPアドレスとを用いてTSPと通信することにより、TSPがユーザに第1のサービスのサービスを提供し、第1のAPNは第1のサービスのデータトラフィックにおける統計を収集する。
103.IVIが第2のサービスを実行する場合、T−boxは第2のプライベートIPアドレスを用いてIVIと通信し得る。
可能な実装において、ユーザは第2のサービスを選択し得る。この場合、IVIは、第2のサービスに基づいて第2のAPNを決定して、そして第2のAPNに基づいて第2のプライベートIPアドレスを決定するか、またはT−boxから、第2のAPNに対応する第2のプライベートIPアドレスを取得し得る。IVIは、第2のプライベートIPアドレスに基づいてT−boxと通信する。
104.T−boxは、第2のプライベートIPアドレスに対応する第2のAPNと第2の外部IPアドレスとを用いてTSPと通信し得る。
従って、T−boxは、NATによって第2のプライベートIPアドレスを第2の外部IPアドレスに変換し、対応する第2のAPNと第2の外部IPアドレスとを用いてTSPと通信することにより、TSPがユーザに第2のサービスのサービスを提供し、第2のAPNは第2のサービスのデータトラフィックにおける統計を収集する。
第1の外部IPアドレスに基づいて第1のサービスのデータトラフィックにおける統計を第1のAPNが収集し、第2の外部IPアドレスに基づいて第2のサービスのデータトラフィックにおける統計を第2のAPNが収集する。従って、インフォテインメントデバイスが異なるサービスのトラフィックにおける統計を別々に収集する課題が解消される。
いくつかの可能な実装において、T−boxは、TSPにより送信される設定メッセージを受信して、当該設定メッセージをIVIに転送する。設定メッセージは、第1のサービスが第1のAPNに対応し、第2のサービスが第2のAPNに対応するという内容を含む。従って、TSPはサービスとAPNとの間の対応関係を動的に調整できて、車両販売業者がサービスパッケージルールを柔軟に調整しビジネスパッケージプランと連携させることを助ける。いくつかの可能な実装において、T−boxはWi−FiまたはUSBによりIVIに接続され、T−boxとIVIとの間の柔軟な接続を実装し得る。
T−boxは、第1のプライベートIPアドレス、第1のAPNおよび第1の外部IPアドレスが互いに対応し、第2のプライベートIPアドレス、第2のAPNおよび第2の外部IPアドレスが互いに対応することを決定して、第1のプライベートIPアドレスと第2のプライベートIPアドレスとをIVIに割り当て得る。従って、プライベートIPアドレスと外部IPアドレスとが変化される場合、APNは依然として、IVIにより用いられるサービスに対応し、異なるサービスのデータトラフィックにおける統計を収集し得る。
IVIが第1のサービスを実行する場合、T−boxが第1のプライベートIPアドレスを用いてIVIと通信し得ることにより、T−boxは第1のプライベートIPアドレスに対応する第1のAPNと第1の外部IPアドレスとを用いてTSPと通信することができる。しかしながら、IVIが第2のサービスを実行する場合、T−boxが第2のプライベートIPアドレスに基づいてIVIと通信し得ることにより、T−boxは、第2のプライベートIPアドレスに対応する第2のAPNと第2の外部IPアドレスとを用いてTSPと通信する。いくつかの可能な実装において、第1のサービスまたは第2のサービスはトラフィックフリーサービスとトラフィック課金サービスとであり、それによりTSPは異なるサービスに対して異なる課金ポリシを実行できる。
第1の外部IPアドレスに基づいて第1のサービスのデータトラフィックにおける統計を第1のAPNが収集し、第2の外部IPアドレスに基づいて第2のサービスのデータトラフィックにおける統計を第2のAPNが収集する。従って、インフォテインメントデバイスが異なるサービスのトラフィックにおける統計を別々に収集する課題が解消される。
図1−2は、別のトラフィック統計データ収集方法の概略図である。トラフィック統計収集方法は、以下の段階を含む。
201.第1のサービスを実行する場合、IVIが第1のプライベートIPアドレスを用いてT−boxと通信し得ることにより、T−boxは第1のプライベートIPアドレスに対応する第1のAPNと第1の外部IPアドレスとを用いてコンテンツプロバイダTSPと通信する。
202.第2のサービスを実行する場合、IVIが第2のプライベートIPアドレスを用いてT−boxと通信し得ることにより、T−boxは第2のプライベートIPアドレスに対応する第2のAPNと第2の外部IPアドレスとを用いてTSPと通信する。
第1の外部IPアドレスに基づいて第1のサービスのデータトラフィックにおける統計を第1のAPNが収集し、第2の外部IPアドレスに基づいて第2のサービスのデータトラフィックにおける統計を第2のAPNが収集するからである。従って、異なるサービスのトラフィックにおける統計が別々に収集される課題が解消される。
いくつかの可能な実装において、IVIはT−boxに割り当てられる第1のプライベートIPアドレスと第2のプライベートIPアドレスとを受信し得る。IVIは、第1のプライベートIPアドレスが第1のAPNに対応し、第2のプライベートIPアドレスが第2のAPNに対応することを決定することにより、プライベートIPアドレスと外部IPアドレスとが変化される場合、APNが依然としてIVIにより用いられるサービスに対応し、異なるサービスにおいて異なるAPNにより実行されるデータトラフィックの統計データ収集を実装し得る。T−boxはWi−FiまたはUSBによってIVIに接続され、T−boxとIVIとの間の柔軟な接続を実装し得る。
第1のサービスを実行する場合、IVIが第1のプライベートIPアドレスを用いてT−boxと通信し得ることにより、T−boxは第1のプライベートIPアドレスに対応する第1のAPNと第1の外部IPアドレスとを用いてTSPと通信する。第2のサービスを実行する場合、IVIは、第2のプライベートIPアドレスに基づいてT−boxと通信できて、それにより第1の外部IPアドレスに基づいて第1のサービスのデータトラフィックにおける統計を第1のAPNが収集し得、第2の外部IPアドレスに基づいて第2のサービスのデータトラフィックにおける統計を第2のAPNが収集する。この場合、インフォテインメントデバイスは、異なるサービスのトラフィックにおける統計を別々に収集できる。いくつかの可能な実装において、第1のサービスまたは第2のサービスはトラフィックフリーサービスまたはトラフィック課金サービスであり得て、従ってTSPは異なるサービスに対して異なる課金ポリシを実行し得る。
IVIはTSPにより送信され、かつT−boxにより転送される設定メッセージを受信し得る。設定メッセージは、第1のサービスが第1のAPNに対応し、第2のサービスが第2のAPNに対応するという内容を含む。TSPはサービスとAPNとの間の対応関係を動的に調整し得て、車両販売業者がサービスパッケージルールを柔軟に調整しビジネスパッケージプランと連携させることを助ける。
第1の外部IPアドレスに基づいて第1のサービスのデータトラフィックにおける統計を第1のAPNが収集し、第2の外部IPアドレスに基づいて第2のサービスのデータトラフィックにおける統計を第2のAPNが収集するので、インフォテインメントデバイスは、異なるサービスのトラフィックにおける統計を別々に収集できる。
図1−3は、別のトラフィック統計データ収集方法の概略図である。トラフィック統計収集方法は、以下の段階を含む。
301.T−boxは、第1のプライベートIPアドレス、第1のAPNおよび第1の外部IPアドレスが互いに対応し、第2のプライベートIPアドレス、第2のAPNおよび第2の外部IPアドレスが互いに対応することを決定する。従って、プライベートIPアドレスと外部IPアドレスとが変化される場合、APNは依然として、IVIにより用いられるサービスに対応し、異なるサービスのデータトラフィックにおける統計を収集し得る。
可能な実装において、IVIは相互作用インタフェースによってユーザの操作を受信して、操作インタフェースに複数のサービスを提供し得る。ユーザは、複数のサービスから第1のサービスを選択し得る。この場合、IVIは、第1のサービスに基づいて第1のAPNを決定して、そして第1のAPNに基づいて第1のプライベートIPアドレスを決定するか、またはT−boxから、第1のAPNに対応する第1のプライベートIPアドレスを取得し得る。IVIは、第1のプライベートIPアドレスを用いてT−boxと通信する。
302.T−boxは、第1のプライベートIPアドレスと第2のプライベートIPアドレスとをIVIに割り当てる。
303.IVIは、第1のプライベートIPアドレスが第1のAPNに対応し、第2のプライベートIPアドレスが第2のAPNに対応することを決定する。従って、TSPはサービスとAPNとの間の対応関係を動的に調整し得て、車両販売業者がサービスパッケージルールを柔軟に調整しビジネスパッケージプランと連携させることを助ける。
304.T−boxは、コンテンツプロバイダTSPにより送信される設定メッセージをIVIに転送し、ここで、設定メッセージは、第1のサービスが第1のAPNに対応し、第2のサービスが第2のAPNに対応するという内容を含む。
305.車載インフォテインメントIVIシステムが第1のサービスを実行する場合、テレマティクスボックスT−boxは、第1のプライベートIPアドレスを用いてIVIと通信し、T−boxはWi−FiまたはUSBによってIVIと接続され、T−boxとIVIとの間の柔軟な接続を実装する。
可能な実装において、IVIは相互作用インタフェースによってユーザの操作を受信して、操作インタフェースに複数のサービスを提供し得る。ユーザは、複数のサービスから第1のサービスを選択し得る。この場合、IVIは、第1のサービスに基づいて第1のAPNを決定して、そして第1のAPNに基づいて第1のプライベートIPアドレスを決定するか、またはT−boxから、第1のAPNに対応する第1のプライベートIPアドレスを取得し得る。IVIは、第1のプライベートIPアドレスを用いてT−boxと通信する。
306.T−boxは、第1のプライベートIPアドレスに対応する第1のAPNと第1の外部IPアドレスとを用いてコンテンツプロバイダTSPと通信し、ここで、第1のサービスまたは第2のサービスはトラフィックフリーサービスまたはトラフィック課金サービスであり、従って、TSPは異なるサービスにおいて異なる課金ポリシを実行し得る。
このように、T−boxは、NATによって第1のプライベートIPアドレスを第1の外部IPに変換し、対応する第1のAPNと第1の外部IPアドレスとを用いてTSPと通信することにより、TSPがユーザに第1のサービスのサービスを提供し、第1のAPNは第1のサービスのデータトラフィックにおける統計を収集する。
307.IVIが第2のサービスを実行する場合、T−boxは第2のプライベートIPアドレスに基づいてIVIと通信する。
可能な実装において、ユーザは第2のサービスを選択し得て、この場合、IVIは第2のサービスに基づいて第2のAPNを決定して、そして第2のAPNに基づいて第2のプライベートIPアドレスを決定するか、またはT−boxから、第2のAPNに対応する第2のプライベートIPアドレスを取得し得る。IVIは、第2のプライベートIPアドレスに基づいてT−boxと通信する。
308.T−boxは、第2のプライベートIPアドレスに対応する第2のAPNと第2の外部IPアドレスとを用いてTSPと通信する。
このように、T−boxは、NATによって第2のプライベートIPアドレスを第2の外部IPに変換し、対応する第2のAPNと第2の外部IPアドレスとを用いてTSPと通信することにより、TSPがユーザに第2のサービスのサービスを提供し、第2のAPNは第2のサービスのデータトラフィックにおける統計を収集する。
第1の外部IPアドレスに基づいて第1のサービスのデータトラフィックにおける統計を第1のAPNが収集し、第2の外部IPアドレスに基づいて第2のサービスのデータトラフィックにおける統計を第2のAPNが収集するので、インフォテインメントデバイスは、異なるサービスのトラフィックにおける統計を別々に収集できる。
図1−4は、T−box400の概略図である。T−box400は、プライベートネットワーク通信モジュール401と外部ネットワーク通信モジュール402とを含む。プライベートネットワーク通信モジュール401は、IVIが第1のサービスを実行する場合、第1のプライベートIPアドレスを用いてIVIと通信するように構成される。外部ネットワーク通信モジュール402は、第1のプライベートIPアドレスに対応する第1のAPNと第1の外部IPアドレスとを用いてコンテンツプロバイダTSPと通信するように構成される。プライベートネットワーク通信モジュール401はさらに、IVIが第2のサービスと実行する場合、第2のプライベートIPアドレスを用いてIVIと通信するように構成される。外部ネットワーク通信モジュール402はさらに、第2のプライベートIPアドレスに対応する第2のAPNと第2の外部IPアドレスとを用いてTSPと通信するように構成される。
第1の外部IPアドレスに基づいて第1のサービスのデータトラフィックにおける統計を第1のAPNが収集し、第2の外部IPアドレスに基づいて第2のサービスのデータトラフィックにおける統計を第2のAPNが収集するので、インフォテインメントデバイスは、異なるサービスのトラフィックにおける統計を別々に収集できる。
いくつかの可能な実装において、T−box400はさらに、TSPにより送信される設定メッセージをIVIに転送するように構成される送受信モジュール403を含み得る。設定メッセージは、第1のサービスが第1のAPNに対応し、第2のサービスが第2のAPNに対応するという内容を含む。従って、TSPはサービスとAPNとの間の対応関係を動的に調整し得て、車両販売業者がサービスパッケージルールを柔軟に調整しビジネスパッケージプランと連携させることを助ける。
いくつかの可能な実装において、T−box400はさらに、第1のプライベートIPアドレス、第1のAPNおよび第1の外部IPアドレスが互いに対応し、第2のプライベートIPアドレス、第2のAPNおよび第2の外部IPアドレスが互いに対応することを決定して、第1のプライベートIPアドレスと第2のプライベートIPアドレスとをIVIに割り当てるように構成されるプロセッサ404を含み得る。従って、プライベートIPアドレスと外部IPアドレスとが変化される場合、APNは依然として、IVIにより用いられるサービスに対応し、異なるサービスのデータトラフィックにおける統計を収集し得る。
図1−5は、IVI500の概略図である。IVI500は、プロセッサ501と通信モジュール502とを含む。プロセッサ501は、第1のサービスおよび/または第2のサービスを実行するように構成される。プロセッサ501が第1のサービスを実行する場合、通信モジュール502は、第1のプライベートIPアドレスを用いてT−box400と通信する。プロセッサ501が第2のサービスを実行する場合、T−box400は、第1のプライベートIPアドレスに対応する第1のAPNと第1の外部IPアドレスとを用いてコンテンツプロバイダTSPと通信する。代替的に、通信モジュール502が第2のプライベートIPアドレスを用いてT−boxと通信することにより、T−box400は第2のプライベートIPアドレスに対応する第2のAPNと第2の外部IPアドレスとを用いてTSPと通信する。
第1の外部IPアドレスは、テレマティクスボックスの外部IPアドレスであり、第1のプライベートIPアドレスに対応する。加えて、第1のプライベートIPアドレスはインフォテインメントデバイスのプライベートIPアドレスであり、第1のプライベートIPアドレスは第1のサービスに対応する。従って、第1のAPNが、第1の外部IPアドレスに基づいてデータトラフィックにおける統計を収集する場合、インフォテインメントデバイスによる第1のサービスの実行のデータトラフィックにおける統計が収集される。この場合、インフォテインメントデバイスは、異なるサービスのトラフィックにおける統計を別々に収集できる。
いくつかの可能な実装において、IVI500はさらに、TSPにより送信され、かつT−box400により転送される設定メッセージを受信するように構成され、ここで、設定メッセージは、第1のサービスが第1のAPNに対応し、第2のサービスが第2のAPNに対応するという内容を含み、T−box400に割り当てられる第1のプライベートIPアドレスと第2のプライベートIPアドレスとを受信し、第1のプライベートIPアドレスが第1のAPNに対応することと、第2のプライベートIPアドレスが第2のAPNに対応することと、を決定するように構成される送受信モジュール503を含む。従って、プライベートIPアドレスと外部IPアドレスとが変化される場合、APNは依然として、IVI500により用いられるサービスに対応し、異なるサービスのデータトラフィックにおける統計を収集し得る。
本願はさらに、車載用のサービス相互作用システムに適用されるテレマティクスボックスを提供し、ここで、テレマティクスボックスは、
1つまたは複数のプロセッサ、メモリ、複数のアプリケーションプログラムおよび1つまたは複数のプログラムを含み、ここで、1つまたは複数のプログラムはメモリに記憶され、1つまたは複数のプログラムは命令を含み、当該命令が電子デバイスにより実行される場合、電子デバイスは、車載インフォテインメントIVIシステムが第1のサービスを実行する場合、以下の段階を実行することが可能になる:第1のプライベートIPアドレスを用いてIVIと通信する段階と、第1のプライベートIPアドレスに対応する第1のAPNと第1の外部IPアドレスとを用いてコンテンツプロバイダTSPと通信する段階と、IVIが第2のサービスを実行する場合、第2のプライベートIPアドレスを用いてIVIと通信する段階と、第2のプライベートIPアドレスに対応する第2のAPNと第2の外部IPアドレスとを用いてTSPと通信する段階とを実行することが可能になる。第1の外部IPアドレスは、テレマティクスボックスの外部IPアドレスであり、第1のプライベートIPアドレスに対応する。加えて、第1のプライベートIPアドレスはインフォテインメントデバイスのプライベートIPアドレスであり、第1のプライベートIPアドレスは第1のサービスに対応する。従って、第1のAPNが、第1の外部IPアドレスに基づいてデータトラフィックにおける統計を収集する場合、インフォテインメントデバイスによる第1のサービスの実行のデータトラフィックにおける統計が収集される。この場合、インフォテインメントデバイスは、異なるサービスのトラフィックにおける統計を別々に収集できる。
T−boxはWi−FiまたはUSBによってIVIに接続され、T−boxとIVIとの間の柔軟な接続を実装する。第1のサービスまたは第2のサービスはトラフィックフリーサービスまたはトラフィック課金サービスであり、従ってTSPは異なるサービスに対して異なる課金ポリシを実行し得る。
いくつかの可能な実装において、少なくとも1つのプロセッサがいくつかの命令を実行して、入力デバイスがさらに、以下の段階を実行することを可能にする:TSPにより送信される設定メッセージをIVIに転送することを可能にする段階。設定メッセージは、第1のサービスが第1のAPNに対応し、第2のサービスが第2のAPNに対応するという内容を含む。従って、TSPはサービスとAPNとの間の対応関係を動的に調整し得て、車両販売業者がサービスパッケージルールを柔軟に調整しビジネスパッケージプランと連携させることを助ける。
いくつかの可能な実装において、少なくとも1つのプロセッサは、入力デバイスが以下の段階をさらに実行することを可能にするいくつかの命令を実行する:第1のプライベートIPアドレス、第1のAPNおよび第1の外部IPアドレスが互いに対応し、第2のプライベートIPアドレス、第2のAPNおよび第2の外部IPアドレスが互いに対応することを決定する段階。従って、プライベートIPアドレスと外部IPアドレスとが変化される場合、APNは依然として、IVIにより用いられるサービスに対応し、異なるサービスのデータトラフィックにおける統計を収集し得る。
いくつかの可能な実装において、少なくとも1つのプロセッサは、入力デバイスが以下の段階をさらに実行することを可能にするいくつかの命令を実行する:IVIに、第1のプライベートIPアドレスと第2のプライベートIPアドレスとを割り当てる段階。
本願はさらに、車載用のサービス相互作用システムに適用される車載インフォテインメントシステムを提供し、ここで、車載インフォテインメントシステムは、
1つまたは複数のプロセッサ、メモリ、複数のアプリケーションプログラムおよび1つまたは複数のプログラムを含み、ここで、1つまたは複数のプログラムはメモリに記憶され、1つまたは複数のプログラムは命令を含み、当該命令が電子デバイスにより実行される場合、電子デバイスは、IVIが第1のサービスを実行する場合、以下の段階を実行することが可能になる:第1のプライベートIPアドレスを用いてT−boxと通信することにより、T−boxが、第1のプライベートIPアドレスに対応する第1のAPNと第1の外部IPアドレスとを用いてコンテンツプロバイダTSPと通信する段階。第2のサービスを実行する場合、IVIが第2のプライベートIPアドレスを用いてT−boxと通信することにより、T−boxは第2のプライベートIPアドレスに対応する第2のAPNと第2の外部IPアドレスとを用いてTSPと通信する。第1の外部IPアドレスは、テレマティクスボックスの外部IPアドレスであり、第1のプライベートIPアドレスに対応する。加えて、第1のプライベートIPアドレスはインフォテインメントデバイスのプライベートIPアドレスであり、第1のプライベートIPアドレスは第1のサービスに対応する。従って、第1のAPNが、第1の外部IPアドレスに基づいてデータトラフィックにおける統計を収集する場合、インフォテインメントデバイスによる第1のサービスの実行のデータトラフィックにおける統計が収集される。この場合、インフォテインメントデバイスは、異なるサービスのトラフィックにおける統計を別々に収集できる。
いくつかの可能な実装において、少なくとも1つのプロセッサは、入力デバイスがさらに以下の段階を実行することを可能にするいくつかの命令を実行する:TSPにより送信され、T−boxにより転送される設定メッセージを受信する段階。設定メッセージは、第1のサービスが第1のAPNに対応し、第2のサービスが第2のAPNに対応するという内容を含む。従って、TSPはサービスとAPNとの間の対応関係を動的に調整し得て、車両販売業者がサービスパッケージルールを柔軟に調整しビジネスパッケージプランと連携させることを助ける。
いくつかの可能な実装において、少なくとも1つのプロセッサがいくつかの命令を実行して、入力デバイスがさらに、以下の段階を実行することを可能にする:T−boxにより割り当てられた第1のプライベートIPアドレスと第2のプライベートIPアドレスとを受信する段階。
いくつかの可能な実装において、少なくとも1つのプロセッサがいくつかの命令を実行して、入力デバイスがさらに、以下の段階を実行することを可能にする: 第1のプライベートIPアドレスが第1のAPNに対応することと、第2のプライベートIPアドレスが第2のAPNに対応することとを決定する段階。従って、プライベートIPアドレスと外部IPアドレスとが変化される場合、APNは依然として、IVIにより用いられるサービスに対応し、異なるサービスのデータトラフィックにおける統計を収集し得る。
本願はさらに、コンピュータプログラムプロダクトを提供する。コンピュータプログラムプロダクトが電子デバイス上で動作する場合、テレマティクスボックスは上述の段階に説明される方法を実行することが可能になる。
本願はさらに、コンピュータプログラムプロダクトを提供する。コンピュータプログラムプロダクトが電子デバイス上で動作する場合、車載インフォテインメントシステムは上述の段階に説明される方法を実行することが可能になる。
本願はさらに、命令を含むコンピュータ可読記憶媒体を提供する。命令が電子デバイス上で動作する場合、テレマティクスボックスは上述の段階に説明される方法を実行することが可能になる。
本願はさらに、命令を含むコンピュータ可読記憶媒体を提供する。命令が電子デバイス上で動作する場合、車載インフォテインメントシステムは上述の段階に説明される方法を実行することが可能になる。
本願の実施形態におけるT−box400とIVI500とは、端末であり得る。端末は、無線周波数(Radio Frequency,RF)回路、メモリ、入力ユニット、表示ユニット、センサ、音声回路、ワイヤレス・フィディリティ(wireless fidelity,Wi−Fi)モジュール、プロセッサおよび電源などのコンポーネントを含み得る。当業者であれば、ノートブックコンピュータの上述の構造はノートブックコンピュータを限定するものではないことと、ノートブックコンピュータがより多くの、またはより少ないコンポーネントを含み得ること、またはいくつかのコンポーネントを組み合わせ得ること、または異なるコンポーネント配置を有し得ることとを理解し得る。
図1−6は、端末のコンポーネントの概略図である。詳細は以下の通りである。
RF回路C−10は、情報を受信および送信するように構成されてよく、または通話プロセスにおいて信号を受信および送信するように構成されてよい。具体的に、基地局のダウンリンク情報を受信した後、RF回路C−10は、処理のためにプロセッサC−80にダウンリンク情報を送信する。加えて、携帯電話のアップリンク伝送のために設計されたデータが基地局に送信される。概して、RF回路C−10はアンテナ、少なくとも1つの増幅器、送受信機、カプラ、低雑音増幅器(Low Noise Amplifier,LNA)、およびデュプレクサなどを含むが、それらに限定されるものではない。加えて、RF回路C−10はさらに、無線通信によってネットワークと別のデバイスと通信し得る。無線通信は、移動体通信用グローバルシステム(Global System for Mobile communication,GSM)、汎用パケット無線サービス(General Packet Radio Service,GPRS)、符号分割多重アクセス(Code Division Multiple Access,CDMA)、広帯域符号分割多重接続(Wideband Code Division Multiple Access,WCDMA)、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution,LTE)、電子メールおよびショートメッセージサービス(Short Message Service,SMS)などを含むが、それらに限定されるものではない任意の通信規格またはプロトコルを用いて実行され得る。
メモリC−20は、ソフトウェアプログラムとモジュールとを記憶するように構成され得る。プロセッサC−80は、メモリC−20に記憶されているソフトウェアプログラムとモジュールとを動作して、端末およびデータ処理の様々な機能アプリケーションを実行する。メモリC−20は主に、ストレージプログラムエリアとストレージデータエリアとを含み得て、ここで、ストレージプログラムエリアは、オペレーティングシステムおよび少なくとも1つの機能により必要とされるアプリケーションプログラム(例えば、サウンド再生機能またはイメージ表示機能)などを記憶し得る。データストレージエリアは、端末の使用に基づいて形成されるデータ(サウンドデータおよび電話帳など)などを記憶し得る。加えて、メモリC−20は高スピードランダムアクセスメモリを含み得て、不揮発性メモリ、例えば少なくとも1つの磁気ディスクストレージコンポーネント、フラッシュメモリコンポーネント、または別の不揮発性ソリッドステートストレージコンポーネントをさらに含み得る。
入力ユニットC−30は、入力される数字または文字情報を受信し、端末のユーザ設定と機能制御とに関連するキー信号入力を生成するように構成され得る。具体的には、入力ユニットC−30は、タッチパネルC−31と他の入力デバイスC−32を含み得る。タッチパネルC−31は、タッチスクリーンとも称され、タッチパネルで、またはタッチパネルの近くでユーザにより実行されるタッチ操作(例えば、指またはスタイラスなどの任意の適切な物体またはアクセサリを用いてタッチパネルC−31で、またはタッチパネルC−31の近くでユーザにより実行される操作)を収集して、予め設定されたプログラムに基づいて対応する接続装置を駆動し得る。任意選択的に、タッチパネルC−31は、タッチ検出装置とタッチコントローラとの2つの部品を含み得る。タッチ検出装置は、ユーザのタッチ位置を検出し、タッチ操作によりもたらされる信号を検出し、当該信号をタッチコントローラに伝送する。タッチコントローラは、タッチ検出装置からタッチ情報を受信し、当該タッチ情報をタッチポイント座標に変換し、当該タッチポイント座標をプロセッサC−80に送信する。加えて、タッチコントローラは、プロセッサC−80により送信されるコマンドを受信および実行することができる。加えて、タッチパネルC−31は、抵抗式、静電容量式、赤外線式、表面音派式などの複数の種類を用いて実装され得る。タッチパネルC−31に加えて、入力ユニットC−30は、他の入力デバイスC−32を含み得る。具体的には、他の入力デバイスC−32は、1または複数の物理キーボード、ファンクションキー(ボリューム制御キーまたはオン/オフのキーなど)、トラックボール、マウスまたはジョイスティックを含み得るが、それらに限定されるものではない。
表示ユニットC−40は、ユーザによって入力された情報またはユーザに提供された情報および端末の様々なメニューを表示するように構成され得る。表示ユニットC−40は、表示パネルC−41を含み得る。任意選択的に、表示パネルC−41は、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display,LCD)または有機発光ダイオード(Organic Light−Emitting Diode,OLED)などの形で構成され得る。さらに、タッチパネルC−31は、表示パネルC−41をカバーし得る。タッチパネルC−31で、またはタッチパネルC−31の近くでタッチ操作を検出した後、タッチパネルC−31は、当該タッチ操作をプロセッサC−80に伝送して、タッチイベントの種類を決定し、そしてプロセッサC−80は、当該タッチイベントの種類に基づいて表示パネルC−41に対応する視覚的出力を提供する。図1−3におけるタッチパネルC−31と表示パネルC−41とは、2つの別個のコンポーネントとして用いられ、端末の入力および入力機能を実装する。しかしながら、いくつかの実施形態において、タッチパネルC−31と表示パネルC−41とは統合され、端末の入力および出力機能を実装し得る。
端末はさらに、光センサ、運動センサおよび別のセンサなどの少なくとも1つの種類のセンサC−50を含み得る。具体的には、光センサは、周辺光センサおよび近接センサを含み得る。周辺光センサは、周辺光の明るさに基づいて、表示パネルC−41 の輝度を調整し得る。近接センサは、端末が耳に移動する場合、表示パネルC−41および/またはバックライトをオフにし得る。運動センサの1つの種類として、加速度センサは、方向ごと(概して、3つの軸)の加速度の値を検出し、加速度センサが停止している場合に、重力の値と方向とを検出することができて、端末の姿勢(例えば、横向き画面と縦向き画面との間の切り替え、関連するゲームおよび磁力計姿勢キャリブレーション)および振動の識別(歩数計またはノックなど)に関連する機能などを認識するアプリケーションに適用可能である。ジャイロスコープ、気圧計、湿度計、温度計および赤外線センサなどの他のセンサも、端末に構成されてもよい。詳細は、本明細書で説明しない。
音声回路C−60、拡声器C−61およびマイクロフォンC−62は、ユーザと端末との間に音声インタフェースを提供することができる。音声回路C−60は、音声データから変換される受信された電気信号を拡声器C−61に伝送し得、拡声器C−61は当該電気信号を音声信号に変換して出力する。加えて、マイクロフォンC−62は収集された音声信号を電気信号に変換し、音声回路C−60は電気信号を受信して、当該電気信号を音声データに変換して、そして当該音声データを処理のためにプロセッサC−80に出力する。そして、音声回路C−60は、音声データを、RF回路C−10を用いて例えば別の端末に送信するか、またはさらなる処理のために音声データをメモリC−20に出力する。
Wi−Fiは、近距離無線伝送技術に属する。Wi−FiモジュールC−70を用いて、端末は、ユーザの電子メールの受信および送信、ウェブページのブラウジング、およびストリーミングメディアへのアクセスなどを助けることができる。Wi−FiモジュールC−70は、ユーザに無線ブロードバンドインターネットへのアクセスを提供する。図1−3はWi−FiモジュールC−70を示すが、Wi−FiモジュールC−70が端末の必須構成ではなく、要件に基づき、本発明の必須範囲を変更することなく省略され得ることが理解され得る。
プロセッサC−80は、端末の制御センタであり、様々なインタフェースと回線とを用いて全体端末の全ての部品に接続する。メモリC−20に記憶されたソフトウェアプログラムおよび/またはモジュールを動作または実行し、メモリC−20に記憶されたデータを呼び出すことにより、プロセッサC−80は、端末の様々な機能およびデータ処理を実行して、端末に対する全体的な監視を実行する。任意選択的に、プロセッサC−80は1または複数の処理ユニットを含み得る。好ましくは、プロセッサC−80はアプリケーションプロセッサとモデムプロセッサとを統合し得る。アプリケーションプロセッサは主に、オペレーティングシステム、ユーザインタフェース、およびアプリケーションプログラムなどを処理する。モデムプロセッサは主に、無線通信を処理する。上述のモデムプロセッサは、プロセッサC−80に統合されなくてよいことが理解され得る。
端末はさらに、各コンポーネントに電力を供給する電源C−90(バッテリなど)を含む。好ましくは、電源は電力供給管理システムを用いてプロセッサC−80に論理的に接続され、それにより電力供給管理システムを用いて課金、放電および電力消費管理などの機能を実装し得る。
図面には示されていないが、端末はさらに、カメラおよびブルートゥースモジュールなどを含み得る。詳細は、本明細書で説明しない。
本願の実施形態に提供される技術的解決手段において、第1の外部IPアドレスはテレマティクスボックスの外部IPアドレスであり、第1のプライベートIPアドレスに対応する。加えて、第1のプライベートIPアドレスはインフォテインメントデバイスのプライベートIPアドレスであり、第1のプライベートIPアドレスは第1のサービスに対応する。従って、第1のAPNが、第1の外部IPアドレスに基づいてデータトラフィックにおける統計を収集する場合、インフォテインメントデバイスによる第1のサービスの実行のデータトラフィックにおける統計が収集される。この場合、インフォテインメントデバイスは、異なるサービスのトラフィックにおける統計を別々に収集できる。
以下は、具体的な実施形態を参照して説明される。図2−1は、車載用のインフォテインメント相互作用システムの概略的アーキテクチャ図である。車載用のインフォテインメント相互作用システムは、車両の車載デバイスと車両遠隔サービスプロバイダ(Telematics Service Provider,TSP)を含む。
TSPは、車両ユーザに遠隔情報処理を提供するように構成されることを注意すべきである。遠隔情報処理の業界チェーンにおいて、TSPは中心的位置にある。TSPは、位置サービスおよび通信サービスなどの現代のコンピュータ技術を組み合わせて、セキュリティ、遠隔メンテナンス、天気、ニュース、オンライン音楽およびリアルタイムナビゲーションなどのサービスを提供する。可能な実装において、TSPは、車両の車載デバイスと情報を交換して、対応するTSPサービスを提供するように構成される。
可能な実装において、車載デバイスは、T−box(Telematics BOX,T−box)および車載インフォテインメント(In−Vehicle Infotainment,IVI)デバイスを含み得る。可能な実装において、T−boxは、遠隔操作、遠隔診断および緊急通話などの豊富なTSPサービスを車両ユーザに提供するか、またはIVIにデータサービスチャネルを提供し得て、それによりIVIは、オンライン音楽、天気、ニュース、リアルタイムトラヒック、インボックスおよび株などのより多くのオンラインエンタテインメントアプリケーションをサポートできる。本願のこの実施形態において、T−boxは、IVIにデータサービスチャネルを提供してよく、例えば、LinuxにおけるECMポートにマッピングされたUSBインタフェース、または車載イーサネットインタフェースを用いてよく、あるいは別の接続方法、例えば無線Wi−Fi伝送を用いてよい。これは本明細書に限定されるものではない。
可能な実装において、T−boxはパケットデータプロトコル(Packet Data Protocol,PDP)機能、ルーター機能、NAT機能、二重機械通信サーバおよびT−boxサービスを含み得ることを注意すべきである。PDP機能は、APNにデータサービス接続を確立して、APNから外部IPを取得するために用いられ、外部IPアドレスを用いてLTEでTSPへの通信接続を実装する。PDP機能はPDPマネージャを用いて実装され得て、PDPマネージャは主に、データサービスダイアルポリシとAPNとを管理するように構成される。例えば、T−boxは、開始の間にPDP接続を確立して、外部IPアドレスを取得し、常にアクティブ化されたままである。PDP接続が異常に干渉される場合、PDP接続は再確立される。オペレータの切り替えがサポートされる間の干渉の場合、PDPマネージャはさらに、APNの切り替えおよびPDP接続の再接続などに責任を負うように構成される。これは本明細書に限定されるものではない。
T−boxのルーターは、アップリンクおよびダウンリンクデータを実行するように構成される。アップリンクデータは、サーバからT−box/IVIへのデータであり、送信先IPアドレスとポート番号とに基づいて、データパケットが対応するアプリケーションに送られ、処理される。アップリンクデータは、T−box/IVIからサーバへのデータであり、ソースIPアドレスに基づいて、対応するPDPセッションを用いてデータパケットが送信される(APN連結)。いくつかの可能な実装において、T−boxは、NATによって、IVIのプライベートIPアドレスと外部IPアドレスとの間にマッピング関係を確立して、プライベートIPアドレスのデータパケットを外部IPアドレスのデータパケットに変換して、外部IPアドレスのデータパケットをプライベートIPアドレスのデータパケットに変換し得る。
いくつかの可能な実装において、T−boxはさらに、IVIのデュアルコンピュータ通信クライアントにローカル通信接続を確立して、データパケットを処理する、例えば、TSPにより送られるSMSまたは設定などの情報を転送するように構成される二重機械通信サービス端部を含み得る。
いくつかの可能な実装において、T−boxはビデオおよび音声エンタテインメント、タッチスクリーン、音声モジュール、および車両情報表示などを用いて、T−boxの相互作用システムに基づいてユーザと相互作用し、バックグラウンドシステムを用いて携帯電話またはTSPと通信し得、それにより、ユーザが携帯電話のアプリケーションを用いて車両情報を取得し、車載デバイスを制御する。具体的には、ユーザが携帯電話アプリケーションを用いてT−boxに対して特定的な制御コマンドをT−boxに送信する場合、TSPバックグラウンドは、T−boxに監視要求命令を送信する。制御コマンドを取得した後、T−boxは、バスを用いて制御パケットを送信し、車載デバイス(IVIを含む)を制御する。最後に、例えば、ユーザの車両の遠隔始動を助けること、エアコンの電源を入れること、および座席を適切な位置に調整することなどの操作結果が、ユーザの携帯電話アプリケーションにフィードバックされる。これは本明細書に限定されるものではない。
APNは、端末を用いてネットワークがアクセスされる場合にパラメータが構成される必要があるネットワークアクセス技術に関することを注意すべきである。APNは、端末がネットワークにアクセスする特定のアクセス方式を決定する。端末におけるユーザは、インターネット、wapウェブサイト、グループ企業の内部ネットワークおよび業界の内部プライベートネットワークなどの複数の種類の外部ネットワークにアクセスし得る。異なるアクセスポイントは、異なる範囲で、かつ異なるアクセス方式でネットワークにアクセスし得る。アクティブ化された後に携帯電話によりアクセスされる予定の特定のネットワークを認識すべく、特定のネットワークセグメントのIPを割り当てるべく、ネットワーク側は、APNを用いて区別する必要がある。言い換えれば、APNは、端末が特定のアクセス方式で特定のネットワークにアクセスできることを決定する。可能な実装において、TSPは、APNにより割り当てられる外部IPを用いてT−boxと通信する。本明細書での通信は、データサービス通信モードが用いられる場合に提供されるTCP、UDP、HTTP、HTTPおよびMQTTなどの上位階層アプリケーションプロトコルを指定しないことを注意すべきである。これは本明細書に限定されるものではない。いくつかの可能な実装において、TSPはさらに、IP/SMSを用いてT−boxと通信し得る。
いくつかの可能な実装において、IVIは、TSPサービスなどの一連のアプリケーション、および3次元ナビゲーション、リアルタイムのトラフィック状況、IPTV、補助運転、故障の検知、車両の情報、車体の制御、モバイルオフィスまたは無線通信などのオンラインベースのエンタテインメント機能を提供し、それにより車両の電子化、ネットワーキングおよびインテリジェンスレベルを格段に改善させることができる。可能な実装において、IVIはT−boxに対してクライアントであり、T−boxはIVIに1または複数のプライベートIPアドレスを割り当てて、それによりIVIにおけるネットワークアプリケーションがT−boxと1または複数のプライベートIPアドレスとを用いてTSPと通信し得る。可能な実装において、IVIにより送信されたデータパケットがT−boxを通過する場合、T−boxは、NAT機能を用いてプライベートIPアドレスを外部IPに変換してよく、そしてT−boxの通信モジュールを用いて外部IPアドレスをTSPに送信する。TSPによって返されたデータをT−boxが受信する場合、NATは、外部IPアドレスをプライベートIPアドレスのデータパケットに変換し得ることを注意すべきである。本願においては、少なくとも2つの第1のプライベートIPアドレス、第1の外部IPおよび第1のAPNが存在し得て、複数の第1のプライベートIPアドレス、第1の外部IPおよび第1のAPNが存在し得ることを注意すべきである。具体的には、少なくとも2つのプライベートIPアドレス、外部IPおよびAPNは、本願に提供される方法を実装するために同時に用いられることができる。
可能な実装において、IVIはルーター、二重機械通信クライアントおよびIVIサービスを含み得る。IVIのルーターは、例えば、T−boxからIVIへの、またはIVIからT−boxへのデータなどのアップリンクまたはダウンリンクデータパケットを実行して、送信先IPとポート番号とに基づいて、処理のために、対応するアプリケーションにデータパケットを送るように構成されてよい。
二十機械通信クライアントは、例えば、バックグラウンドと共に作動してIVIを構成すること、およびプライベートIPアドレスを割り当てることなどのIVIを用いてT−boxとローカル通信を行うように構成される。IVIの第1のサービスは、第1のAPN、天気、ニュースおよび不正クエリなどを用いるサービスを含み得る。第1のAPNを用いる第2のサービスは、リアルタイムトラヒックおよびオンライン音楽などを含み得る。
本明細書でのサービスおよびサービスとAPNとの間の連結関係は、例に過ぎないことを注意すべきである。実際の製品は、顧客により画定されたサービスとAPNとを連結することによる顧客のサービスに基づいて実装される必要がある。
T−boxにおけるサービスの場合、T−boxそのものが異なるサービスを識別し得ることを注意すべきである。従って、具体的なサービスの場合、対応するIPが選択され、料金パッケージに基づいて送信され得る。しかしながら、IVIの場合は、IVIが従来技術におけるT−boxと通信して関連サービスを実行する必要がある場合、図2−2を参照されたい。図2−2は、従来技術におけるIVIとT−boxとの間の通信の概略図である。T−boxは1つのプライベートIPアドレスのみをIVIに割り当るので、IVIが関連サービスを実行する場合、T−boxはプライベートIPアドレスを用いてのみトラフィックにおける統計を収集する。従って、IVIにおけるアプリケーションは1つのAPNを用いて送出される。以下は、第1のサービスがサービス1であり、第2のサービスがサービス2であり、第1のAPNがAPN1であり、第2のAPNがAPN2であり、第1のプライベートIPアドレス1がプライベートIPアドレス1であり、第2のプライベートIPアドレスがプライベートIPアドレス2であり、第1の外部IPアドレス1が外部IPアドレス1であり、第1の外部IPアドレス2が外部IPアドレス2である例を用いて説明される。図2−3は、IVIのサービス1とサービス2とのデータトラフィックにおける統計を1つのAPNが収集する概略図である。IVIにおけるアプリケーションは識別することができない。言い換えれば、統計データ収集および課金は、統一されたAPNに基づいてIVIのサービストラフィックにおいて実行される。従って、サービスに基づいて課金を別々に実行することができない。
この場合、図2−4は、IVIがプライベートIPアドレス1およびプライベートIPアドレス2を用いて異なるサービスを別々に実行する概略図である。可能な実装において、T−boxが2つのプライベートIPアドレスをIVIに割り当てることにより、IVIは、2つの割り当てられたプライベートIPアドレスに基づいて2つのサービスに対応し得る。具体的には、例えばIPアドレス1‐サービス1およびプライベートIPアドレス2‐サービス2のようなトラフィック分類ルールによる工場出荷の前に、IVIはサービスとプライベートIPとの間の対応関係を予め決定し得る。T−boxにより割り当てられた複数のプライベートIPアドレスが受信される場合、具体的には、内蔵型プライベートIPアドレスに値が割り当てられる、例えば、プライベートIPアドレス1=192.168.0.1であり、プライベートIPアドレス2=192.168.0.2であり、プライベートIPアドレス3=192.168.0.3である場合、プライベートIPアドレスはサービスに対応し、例えば、プライベートIP1‐サービス1、プライベートIPアドレス2‐サービス2である。
可能な実装において、T−boxは、2つのAPNを有する2つのPDPセッションを生成して、2つのAPNにより割り当てられる2つの外部IPを取得し得て、ここで、外部IPはAPNと一対一の対応関係にあり、例えば、外部IPアドレス1=172.16.0.1であり、外部IPアドレス2=172.16.0.2であり、APN1‐外部IPアドレス1であり、APN2‐外部IPアドレス2である。図2−5は、外部IPアドレス1を用いてAPN1に基づき、外部IPアドレス2を用いてAPN2に基づきT−boxがTSPと通信する概略図である。この場合、T−boxがTSPと通信する必要がある場合、T−boxは、複数の外部IPのうち1つを用いて対応するAPNに基づいてTSPと通信し得る。
可能な実装において、T−boxは、ネットワークアドレス変換(Network Address Translation,NAT)により複数のプライベートIPアドレスと複数の外部IPとの間にマッピングおよび変換関係を確立し得る。具体的には、図2−6は、T−boxがNATによってプライベートIPアドレスと外部IPとの間でデータパケットを変換する概略図である。この実施形態において、プライベートIPアドレスと外部IPアドレスとの対応関係は、プライベートIPアドレス1‐外部IPアドレス1であり、プライベートIPアドレス2‐外部IPアドレス2である。変換が成功した後、データパケットはTSPに送信される。
可能な実装において、TSPのバックグラウンドはT−boxと相互作用して、対応するTSPサービスを実装するように構成される。TSPはIP/SMSを用いてT−boxと相互作用し得る。可能な実装において、TSPのバックグラウンドは主に、IVIサービスとAPNとの間の連結関係を動的に構成することに注目している。TSPは、外部IPアドレスを用いてT−boxと通信する。TCP、UDP、HTTP、HTTPまたはMQTTなどの上位階層アプリケーションプロトコルは、本明細書で指定しない。データサービス通信モードが適用可能である。これは本明細書に限定されるものではない。
以下は、車載用のインフォテインメント相互作用システムの動作手順の観点から説明される。図3−1は、トラフィック統計収集方法の概略図である。当該方法は、具体的には以下の段階を含む。
701.T−boxは、APNでPDPセッションを確立して、外部IPアドレス1と外部IPアドレス2とを取得する。
可能な実装において、T−boxがTSPと通信する必要がある場合、T−boxは、APNを有するPDPセッションを確立して外部IPアドレスを取得する必要がある。本願のこの実施形態において、PDPセッションが2つのAPNで確立された2つの外部IPを取得する例が、説明のために用いられる。具体的には、T−boxはAPN1とAPN2とでPDPセッションを実行して、外部IPアドレス1とAPN2とを取得し得て、ここで、APN1は外部IPアドレス1に対応し、APN2は外部IPアドレス2に対応する。T−boxが再開するか、別の状況にある場合、T−boxはAPNとの対応関係を再確立、例えば、新たな外部IPアドレス1'と新たな外部IPアドレス2'を取得し得ることに注意すべきである。対応関係とは、APN1が外部IPアドレス1'に対応し、APN2が外部IPアドレス2'に対応することである。
本願のこの実施形態において、APNはデータトラフィックにおける統計を収集するために用いられ、この場合、当該APNはサービスに対応し得ることを注意すべきである。具体的には、APNが固定サービスのデータトラフィックにおける統計を収集するために用いられることにより、IVIがサービスを用いる場合、APNは、サービスのデータトラフィックにおける統計を収集し得る。
702.T−boxは、プライベートIPアドレス1とプライベートIPアドレス2とをIVIに割り当てる。
可能な実装において、T−boxは、複数のプライベートIPアドレスをIVIに割り当て得る。本願のこの実施形態において、2つのプライベートIPアドレスが説明のために例として用いられており、例えば、プライベートIPアドレス1=192.168.0.1であり、プライベートIPアドレス2=192.168.0.2である。当該2つのプライベートIPアドレスを決定した後、T−boxは、当該2つのプライベートIPアドレスをIVIに送信して、それによりIVIは複数のプライベートIPアドレスに対応する複数のプライベートIPアドレスおよびAPN:プライベートIPアドレス1‐APN1およびプライベートIPアドレス2‐APN2を決定し得る。
本願のこの実施形態において、異なるサービスが1つのプライベートIPアドレスを共有して、具体的には、同じAPNを用いてデータトラフィックにおける統計を収集し、例えば、サービスを無料サービスと課金サービスに、または高価格サービスと低価格サービスとに分類し得ることを注意すべきである。これは本明細書に限定されるものではない。例えば、無料サービスは、ニュースまたは天気などの少量のトラフィックのサービスであり得る。無料サービスは実際に、車両オペレータにより支払い済であり得て、ユーザには無料であり得る。課金サービスは、音楽、ビデオおよびリアルタイムナビゲーションなどの大量のトラフィックのサービスであり得る。いくつかの可能な実装において、サービスは、別の要因に基づいて異なるサービスに代替的に分類され得る。これは本明細書に限定されるものではない。
概して、T−boxがプライベートIPアドレス1とプライベートIPアドレス2とをIVIに一度割り当てると、T−boxはプライベートIPアドレスを変更しないことを注意すべきである。しかしながら、プライベートIPアドレスは、いくつかの特別な状況により変化される必要があり得る。本願のこの実施形態において、プライベートIPアドレス1はプライベートIPアドレス1'に変化されてよく、プライベートIPアドレス2はプライベートIPアドレス2'に変化されてよい。この場合、T−boxは対応関係を再決定し得る:プライベートIPアドレス1'‐APN1およびプライベートIPアドレス2‐APN2。IVIがサービス1を実行する場合、IVIは、プライベートIPアドレス1'を用いてT−boxを通信し、T−boxはプライベートIPアドレス1'を用いてAPN1を決定し得る。この場合、サービス1のデータトラフィックにおける統計は依然としてAPN1を用いて収集されてよく、プライベートIPアドレスの変更による影響を受けない。
いくつかの可能な実装において、T−boxは、複数のプライベートIPアドレスを、1つのAPNに対応するIVIに割り当て得る。例えば、APN1はプライベートIPアドレス1−1、プライベートIPアドレス1−2およびプライベートIPアドレス1−3に対応し、APN2はプライベートIPアドレス2−1、プライベートIPアドレス2−2およびプライベートIPアドレス2−3に対応する。この場合、IVIがサービス1を実行する必要がある場合、IVIはAPN1に基づいて、選択され得るプライベートIPアドレスはプライベートIPアドレス1−1、プライベートIPアドレス1−2およびプライベートIPアドレス1−3であることを決定する。IVIは、プライベートIPアドレス1−1、プライベートIPアドレス1−2およびプライベートIPアドレス1−3から1つ、例えば、プライベートIPアドレス1−2を選択して、プライベートIPアドレス1−2を用いてT−boxと通信し得る。この場合、T−boxは依然として、プライベートIPアドレス1−2に基づいて対応するAPN1と対応する外部IPアドレス1とを決定してよく、外部IPアドレス1を用いてAPN1に基づいてTSPと通信してよい。この場合、APN1は依然として、IVIによりサービス1を実行するデータトラフィックにおける統計を収集してよい。
703.IVIは、プライベートIPアドレス1‐APN1およびプライベートIPアドレス2‐APN2の対応関係を決定する。
本願のこの実施形態において、T−boxはさらに、プライベートIPアドレスとAPNとの間の対応関係をIVIに通知する。例えば、プライベートIPアドレス1はAPN1に対応し、プライベートIPアドレス2はAPN2に対応する。このように、IVIがプライベートIPアドレス1を用いてサービス1を実行する場合、データがT−boxを通過し、サービス1は外部IPアドレス1を用いてAPN1に基づいてTSPと通信し、それによりAPN1はIVIによりサービス1を実行するデータトラフィックにおける統計を収集する。IVIがプライベートIPアドレス2を用いてサービス2を実行する場合、データがT−boxを通過し、サービス2は外部IPアドレス2を用いてAPN2に基づいてTSPと通信し、それによりAPN2はIVIによりサービス2を実行するデータトラフィックにおける統計を収集する。
704.T−boxはNATによってマッピング関係を決定する:プライベートIPアドレス1→外部IPアドレス1およびプライベートIPアドレス2→外部IPアドレス2。
本願のこの実施形態において、T−boxがプライベートIPアドレス1とプライベートIPアドレス2とを決定し、外部IPアドレス1と外部IPアドレス2とを取得した後、プライベートIPアドレス1はAPN1に対応し、プライベートIPアドレス2はAPN2に対応し、外部IPアドレス1はAPN1に対応し、外部IPアドレス2はAPN2に対応するので、プライベートIPアドレス1は、APN1に基づいて外部IPアドレス1に対応し得て、プライベートIPアドレス2はAPN2に基づいて外部IPアドレス2に対応し得る。従って、NATによるマッピング関係:プライベートIPアドレス1→APN1→外部IPアドレス1とプライベートIPアドレス2→APN2→外部IPアドレス2とが取得可能である。このように、プライベートIPアドレス1を用いてIVIにより送信されたプライベートネットワークデータパケットを受信する場合、T−boxは、NATによってプライベートネットワークデータパケットを外部ネットワークデータパケットに変換し、外部IPアドレス1を用いてAPN1に基づいてTSPに外部ネットワークデータパケットを送信する。プライベートIPアドレス2を用いてIVIにより送信されたプライベートネットワークデータパケットを受信する場合、T−boxは、NATによってプライベートネットワークデータパケットを外部ネットワークデータパケットに変換し、外部IPアドレス2を用いてAPN2に基づいてTSPに外部ネットワークデータパケットを送信する。
705.TSPは、設定メッセージ‐対応関係:サービス1‐APN1およびサービス2‐APN2をT−boxを用いてIVIに送信する。
いくつかの可能な実装において、APNとサービスとの間の対応関係は、IVIにおいて予め設定され得る。この場合、IVIがサービス1を実行する必要がある場合、IVIは、サービス1に基づいてAPN1を決定し、APN1に基づいてプライベートIPアドレスを決定し、プライベートIPアドレスを用いてサービス1を実行し得る。いくつかの可能な実装において、代替的に、TSPは、APNとサービスとの間の設定メッセージ‐対応関係:サービス1‐APNとサービス2‐APN2とを能動的に送り得る。このように、IVIは、実行される必要があるサービスに基づいて、対応するAPNと対応するプライベートIPアドレスとを決定できる。いくつかの可能な実装において、代替的に、APNとサービスとの間の対応関係は、出荷時設定の間に予め設定され得る。設定メッセージが受信される場合、対応関係は、設定メッセージに基づいて更新されてもよく、または対応関係は予め設定されなくてもよい。これは本明細書に限定されるものではない。従って、TSPはサービスとAPNとの間の対応関係を動的に調整できて、車両販売業者がサービスパッケージルールを柔軟に調整しビジネスパッケージプランと連携させることを助ける。
706.IVIは、設定メッセージに基づいて、サービス1‐APN1‐プライベートIPアドレス1とサービス2‐APN2‐プライベートIPアドレス2の対応関係を決定する。
本願のこの実施形態において、設定メッセージを受信した後、IVIは、サービス、APNおよびプライベートIPアドレスの間の対応関係、具体的には、サービス1‐APN1‐プライベートIPアドレス1とサービス2‐APN2‐プライベートIPアドレス2とを決定し得る。サービス、APNおよびプライベートIPアドレスの間の対応関係を決定した後、IVIは任意のサービスを選択し得る。当該任意選択的サービスは、サービス1‐音楽(music)とサービス2‐ニュース(news)を含む。音楽のデータトラフィックの料金は0.1元/分であり、ニュースのデータトラフィックは無料であると仮定する。この場合、ユーザは要件に基づいて任意選択的サービスから1つのサービスを選択し得る。いくつかの可能な実装において、IVIはユーザと相互作用するように構成されているタッチスクリーンを含み得ることを注意すべきである。
707.IVIはサービス1を実行し、プライベートIPアドレス1を用いてT−boxと通信する。
本願のこの実施形態において、ユーザはIVIにおいてサービス1を選択し得る。この場合、IVIは対応関係とサービスと1とに基づいてAPN1を決定し、APN1に基づいてプライベートIPアドレス1を決定し、そしてプライベートIPアドレス1を用いてT−boxと通信する。
708.T−boxは、NATによってプライベートIPアドレス1を外部IPアドレス1に変換する。
本願のこの実施形態において、IVIがプライベートIPアドレス1を用いてT−boxと通信する場合、T−boxは、プライベートIPアドレス1に基づいてNATによってAPN1を決定し、そして外部IPアドレス1を決定し得る。IVIにより送信されたプライベートネットワークデータパケットを受信する場合、T−boxはプライベートネットワークデータパケットを外部ネットワークデータパケットに変換して、外部ネットワークデータパケットをTSPに送信し得ることを注意すべきである。加えて、ダウンリンク外部ネットワークデータパケットを受信する場合、T−boxはさらに、NATによって外部ネットワークデータパケットをプライベートネットワークデータパケットに変換し、プライベートネットワークデータパケットをIVIに送り得る。
709.T−boxは、外部IPアドレス1を用いてAPN1に基づいてTSPと通信する。
本願のこの実施形態において、プライベートIPアドレス1に基づいてAPN1が決定され、そして外部IPアドレス1が決定されたことを決定した後、T−boxは、外部IPアドレス1を用いてAPN1に基づいてTSPと通信し得る。
710.APN1は、外部IPアドレス1に基づいてデータトラフィックにおける統計を収集する。
本願のこの実施形態において、データがAPN1を通過する場合、APN1は、外部IPアドレス1に基づいてデータトラフィックにおける統計を収集し得る。外部IPアドレス1はプライベートIPアドレス1に対応し、プライベートIPアドレス1はサービス1に対応するので、APN1は、IVIがサービス1を用いる場合に生成されたデータトラフィックにおける統計を収集する。上記に説明するように、プライベートIPアドレス1のプライベートIPアドレス1'への変化および/または外部IPアドレス1の外部IPアドレス1'への変化が行われたとしても、APN1はサービス1に対応してよい。この場合、APN1は、IVIによりサービス1を実行するデータトラフィックにおける統計を収集し続けてよい。
711.IVIはサービス2を実行し、プライベートIPアドレス2を用いてT−boxと通信する。
本願のこの実施形態において、ユーザはIVIにおいてサービス2を選択し得る。この場合、IVIは対応関係とサービスと2とに基づいてAPN2を決定し、APN2に基づいてプライベートIPアドレス2を決定し、そしてプライベートIPアドレス2を用いてT−boxと通信する。
712.T−boxは、NATによってプライベートIPアドレス2を外部IPアドレス2に変換する。
本願のこの実施形態において、IVIがプライベートIPアドレス2を用いてT−boxと通信する場合、T−boxは、プライベートIPアドレス2に基づいてNATによってAPN2を決定し、そして外部IPアドレス2を決定し得る。IVIにより送信されたプライベートネットワークデータパケットを受信する場合、T−boxはプライベートネットワークデータパケットを外部ネットワークデータパケットに変換して、外部ネットワークデータパケットをTSPに送信し得ることを注意すべきである。加えて、ダウンリンク外部ネットワークデータパケットを受信する場合、T−boxはさらに、NATによって外部ネットワークデータパケットをプライベートネットワークデータパケットに変換し、プライベートネットワークデータパケットをIVIに送り得る。
713.T−boxは、外部IPアドレス2を用いてAPN2に基づいてTSPと通信する。
本願のこの実施形態において、プライベートIPアドレス2に基づいてAPN2が決定され、そして外部IPアドレス2が決定されたことを決定した後、T−boxは、外部IPアドレス2を用いてAPN2に基づいてTSPと通信し得る。
714.APN2は、外部IPアドレス2に基づいてデータトラフィックにおける統計を収集する。
本願のこの実施形態において、データがAPN2を通過する場合、APN2は、外部IPアドレス2に基づいてデータトラフィックにおける統計を収集し得る。外部IPアドレス2はプライベートIPアドレス2に対応し、プライベートIPアドレス2はサービス2に対応するので、APN2は、IVIがサービス2を用いる場合に生成されたデータトラフィックにおける統計を収集する。上記に説明するように、プライベートIPアドレス2のプライベートIPアドレス2'への変化および/または外部IPアドレス2の外部IPアドレス2'への変化が行われたとしても、APN2はサービス2に対応してよい。この場合、APN2は、IVIによりサービス2を実行するデータトラフィックにおける統計を収集し続けてよい。
外部IPアドレス1を用いてサービス1のデータトラフィックにおける統計をAPN1が収集し、外部IPアドレス2を用いてサービス2のデータトラフィックにおける統計をAPN2が収集するので、インフォテインメントデバイスは、異なるサービスのトラフィックにおける統計を別々に収集できる。
上述したものは、相互作用システムの観点から説明されている。以下は、T−boxの観点から説明される。図3−2は、別のトラフィック統計データ収集方法の概略図であり、当該方法は以下の段階を含む。
801.T−boxは、APNでPDPセッションを確立して、外部IPアドレス1と外部IPアドレス2とを取得する。
802.T−boxは、プライベートIPアドレス1とプライベートIPアドレス2とをIVIに割り当てる。
803.T−boxはNATによってマッピング関係を決定する:プライベートIPアドレス1→外部IPアドレス1およびプライベートIPアドレス2→外部IPアドレス2。
804.IVIはサービス1を実行し、T−boxはプライベートIPアドレス1を用いてIVIと通信する。
805.T−boxは、NATによってプライベートIPアドレス1を外部IPアドレス1に変換する。
806.T−boxは、外部IPアドレス1を用いてAPN1に基づいてTSPと通信する。
807.APN1は、外部IPアドレス1に基づいてデータトラフィックにおける統計を収集する。
808.T−boxは、外部IPアドレス2を用いてAPN2に基づいてTSPと通信する。
809.APN2は、外部IPアドレス2に基づいてデータトラフィックにおける統計を収集する。
外部IPアドレス1は、テレマティクスボックスの外部IPアドレスであり、プライベートIPアドレス1に対応する。加えて、プライベートIPアドレス1はインフォテインメントデバイスのプライベートIPアドレスであり、プライベートIPアドレス1は第1のサービスに対応する。従って、APN1が、外部IPアドレス1に基づいてデータトラフィックにおける統計を収集する場合、インフォテインメントデバイスによる第1のサービスの実行のデータトラフィックにおける統計が収集される。この場合、インフォテインメントデバイスは、異なるサービスのトラフィックにおける統計を別々に収集できる。
以下は、T−boxの観点から説明される。図3−3は、別のトラフィック統計データ収集方法の概略図であり、当該方法は以下の段階を含む。
901.T−boxは、プライベートIPアドレス1とプライベートIPアドレス2とをIVIに割り当てる。
902.IVIは、プライベートIPアドレス1‐APN1およびプライベートIPアドレス2‐APN2の対応関係を決定する。
903.TSPは、設定メッセージ‐対応関係:サービス1‐APN1およびサービス2‐APN2をT−boxを用いてIVIに送信する。
904.IVIは、設定メッセージに基づいて、サービス1‐APN1‐プライベートIPアドレス1とサービス2‐APN2‐プライベートIPアドレス2の対応関係を決定する。
905.IVIはサービス1を実行し、プライベートIPアドレス1を用いてT−boxと通信する。
906.IVIはサービス2を実行し、プライベートIPアドレス2を用いてT−boxと通信する。
外部IPアドレス1は、テレマティクスボックスの外部IPアドレスであり、プライベートIPアドレス1に対応する。加えて、プライベートIPアドレス1はインフォテインメントデバイスのプライベートIPアドレスであり、プライベートIPアドレス1は第1のサービスに対応する。従って、APN1が、外部IPアドレス1に基づいてデータトラフィックにおける統計を収集する場合、インフォテインメントデバイスによる第1のサービスの実行のデータトラフィックにおける統計が収集される。この場合、インフォテインメントデバイスは、異なるサービスのトラフィックにおける統計を別々に収集できる。
上述したものは、車載用のインフォテインメント相互作用システムの動作手順の観点から説明されており、以下は一例として具体的な実施形態を用いて説明される。
可能な実装において、ユーザは、内蔵型の車載用のインフォテインメント相互作用システムを有する車両を用いてよい。車載用のインフォテインメント相互作用システムは、車載デバイスとTSPとを含み、車載デバイスはT−boxとIVIとを含む。T−boxは、TSPと通信するように構成されているテレマティクスボックスであり、IVIにデータチャネルを提供し、それにより、IVIがサービスを実行する場合、IVIはT−boxを用いてTSPと通信する。いくつかの可能な実装において、IVIは、ニュース、天気予報、道路状況報告、オンライン音楽およびリアルタイムの通話などのサービスを提供し得る。いくつかの可能な実装において、異なるサービスは通信品質に対して異なる要件を有し、異なる量のデータトラフィックを消費する。事業上の理由で、一部の車両オペレータは、より多くのユーザを引き付けるために、IVIにおいていくつかの無料の(実際には車両オペレータにより支払い済である)少量のトラフィックのサービス(天気およびニュースなど)を顧客に提供し得る。しかしながら、オンライン音楽およびリアルタイムナビゲーションなどのより大きいトラフィックのいくつかの他のサービスの場合、顧客はサービス費用を支払う必要がある。従って、分類によってIVIトラフィックにおける統計を収集する必要が生じる。この場合、いくつかの可能な実装において、サービスは無料サービス、トラフィック課金サービスまたは特別課金サービスであり得る。データトラフィックは非常に高価である。従って、特別課金サービスは、例えば、いくつかのビデオアプリケーションまたはオンライン音楽アプリケーションデータトラフィックのみで課金するモードより魅力的な課金方式を開始する。例えば、2Tトラフィックまたは無制限トラフィックは、1か月に10RMBの費用がかかる。これは本明細書に限定されるものではない。いくつかの他の可能な実装において、サービスは別の方式で代替的に区別され得る。これは本明細書に限定されるものではない。
可能な実装において、異なるサービスに異なデータトラフィック課金モードが用いられる必要があるので、異なるサービスのデータトラフィックにおける統計は、別々に収集される必要がある。現在のIVIにおいて、T−boxがサービスを実行する場合、T−boxはまずサービスに関連するAPNを決定し、APNとPDPセッションを確立して対応する外部IPアドレスを取得して、そして外部IPアドレスを用いてAPNに基づいてサービスを実行し得る。サービスがオンライン音楽の場合、セッションが確立した後に、対応するAPNが決定される。外部IPアドレスは、外部IPのデータアドレスである。この場合、APNは外部IPアドレスに基づいてデータトラフィックにおける統計を収集し得る。APNはオンライン音楽を保持し得るが、音楽の保持のみならず、無線または別のサービスとしても機能し得ることを注意すべきである。しかしながら、APNそのものはこれらのサービスを区別するわけではなく、外部IPアドレスにより伝送されるトラフィックにおける統計のみを収集する。T−boxは、異なるサービスに対して異なる外部IPに対応する必要があり、具体的には、異なるサービスのデータトラフィックにおける統計を別々に収集し得る。
可能な実装において、IVIはT−boxより強力なエンタテインメント機能を有し、車両にインストールすることができる。ゲーム、ビデオ、ニュース、メールボックスおよび株などの関連サービスを実行すべく、IVIにはT−boxを用いてデータサービスチャネルが提供される。車両の場合、車両での作業において複数のIVIをサポートすべく、IVIの複数のデータサービスチャネルがT−boxを用いて提供されることができる。IVIにおける多くのサービスも、別々のデータトラフィック統計データ収集を要求する。しかしながら、既存のT−boxとIVIとにおいて、IVIは1つのプライベートIPアドレスのみを有する。T−boxはプライベートIPアドレスに値を割り当ててプライベートIPアドレスを取得し、それによりIVIはプライベートIPアドレスを用いて全てのサービスを実行する。この場合、T−boxは異なるサービスの区別ができず、統一された方式で同じ外部IPを用いて同じAPNに基づいてTSPと相互作用する。従って、APNは異なるサービスの区別ができず、異なるサービスのデータトラフィックにおける統計を収集することもできない。
現在の市場において、T−boxとIVIとは1つの製品に統合される。これは、車載通信製品の初期の解決手段である。従って、T−boxはIVIにプライベートIPアドレスを割り当てる必要がないが、外部IPアドレスを用いてサービスを直接実行することにより、データトラフィックにおける統計がサービスに基づいて別々に収集できるようにする。
しかしながら、T−boxとIVIは1つの製品に属し、システム開発はより複雑であり、遠隔サービスのサポートはより大きい電力消費とより長い遅延をもたらす。加えて、当該解決手段の遠隔サービスを用いて端末をアクティブ化することは、全体システムの起動を必要とする。個別のT−box製品と比較すると、自然電力消費と遅延とが増加する。加えて、T−boxとIVIとは異なるセキュリティレベルを有する。T−boxは緊急通話などのサービスを保持し、高い信頼性およびセキュリティを要求する。一方、IVIはT−boxほど高い信頼性およびセキュリティを要求しない。統合システムがT−boxの要件に基づいて開発および検証される場合、製品コストが増加する。加えて、IVIは比較的強力な機能をサポートするので、通常、金属ハウジングはより良好な放熱のために用いられる。これは、無線通信モジュールが外部アンテナを用いることを要求し、比較的高い製品コストを要求する。加えて、全体車両はハーネスとアンテナとの位置を確保する必要がある。しかしながら、個別のT−boxは、適切な放熱測定対策を設計した場合、内蔵型アンテナを用いることが可能であり、それにより製品コストを下げ、全体車両のケーブルを再構築する必要をなくす。
現在、さらに以下の解決手段があり得る。T−boxとIVIとは2つの異なる製品である。T−boxは、IVIにデータサービスを提供する。IVIの異なるサービスは、異なるサーバIP(サービスを提供するサーバ)にアクセスする。サーバIPを識別することにより、異なるサービスが異なるT−boxを通過し、異なる外部IPを用いて異なるAPNに基づいて送信されることにより、APNはサービスのデータトラフィックにおける統計を収集する。
しかしながら、当該解決手段は提供されたサービスに対応するサーバIPに依存するので、具体的なサービスの場合、ソースアドレスにURLが通常用いられ、そして対応するIPアドレスがパースを経てDNSにより取得される。固定URLが適用され得るが、サーバの再構成、ネットワークのマイグレーションまたはネットワーク構造の変更などの理由によりサーバIPが変化し得る。従って、当該解決手段が用いられる場合、サーバIPは変化する場合、データトラフィックにおける統計を正しく収集することができない。
要するに、可能な実装において、車両オペレータは以下の解決手段を用いる:T−boxは複数の外部IPを事前に構成し、IVIは複数のプライベートIPアドレスを事前に構成する。T−box、IVIおよびTSPを含む車載用のインフォテインメント相互作用システムにおいて、プライベートIPアドレス、APNおよび外部IPアドレスは一対一の対応関係にある。T−boxは、IVIのプライベートIPアドレスに値を割り当て得る。T−boxは、APNで確立されたPDPセッションを用いて、外部IPアドレスに割り当てられた値を取得してよく、プライベートIPアドレス、APNおよび外部IPアドレスの一対一の対応関係を取得してよい。具体的には、IVIがプライベートIPアドレス1を用いてサービス1を実行する場合、T−boxは、外部IPアドレス1を用いてAPN1に基づいてTSPと通信する。この場合、APN1はIVIによりサービス1を実行するデータトラフィックにおける統計を収集することができる。1つのIVIのサービストラフィックにおける統計が分類によって収集され、車両オペレータによりサービス区別された料金パッケージを設ける根拠を提供し、顧客の要件を満たして、より多くのバイヤーを引き付け得ると期待される。当該解決手段の実装は、IVIサービスのサーバIPに依存せず、良好なネットワーク適合性(当該解決手段は、ネットワーク構造とTSPサービスサーバとが変更する場合の影響を受けない)を有する。
具体的には、図4−1は、ユーザが車載用のインフォテインメント相互作用システムを用いる方法の概略図である。
S1.T−boxは外部IPアドレス1と外部IPアドレス2とを取得する。
可能な実装において、ユーザがT−boxを有効にする場合、T−boxは、APNでPDPセッションを確立して、外部IPアドレスを取得し得る。本願のこの実施形態において、APN1とAPN2とでPDPセッションが確立された例は、外部IPアドレス1と外部IPアドレス2とを取得するための説明に用いられる。APN1は外部IPアドレス1に対応し、APN2は外部IPアドレス2に対応する。図4−2は、T−boxが外部IPアドレス1と外部IPアドレス2とを取得する概略図である。例えば、外部IPアドレス1が172.16.0.1であり得て、外部IPアドレス2は72.16.0.2であり得る。
具体的には、可能な実装において、T−boxは1または複数のAPNでPDPセッションを実行し、複数の外部IPを取得し得る。いくつかの可能な実装において、T−boxは予め複数のAPNでPDPセッションを実行し、複数の外部IPを取得し得る。T−boxがTSPと相互作用する必要がある場合、T−boxは、プライベートIPアドレスに基づいてAPNを決定し、外部IPアドレスを決定し、外部IPアドレスを用いてTSPと通信する。いくつかの他の可能な実装において、T−boxは、IVIにプライベートIPアドレスを割り当て、IVIにおいてサービス1を実行し、プライベートIP1を用いて、必要とされるAPN1を決定し、必要とされる外部IPアドレス1を決定し、そしてAPN1でPDPセッションを実行して外部IPアドレス1を取得し得る。
本願のこの実施形態において、APNはデータトラフィックにおける統計を収集するために用いられ、この場合、当該APNはサービスに対応し得ることを注意すべきである。具体的には、APNが固定サービスのデータトラフィックにおける統計を収集するために用いられることにより、IVIがサービスを用いる場合、APNは、サービスのデータトラフィックにおける統計を収集し得る。
いくつかの可能な実装において、T−boxは予めAPNでPDPセッションを実行し、外部IPアドレスを取得してよく、またはT−boxがTSPと通信する必要がある場合のみ、対応するAPNでPDPセッションを確立して外部IPアドレスを取得してよい。これは本明細書に限定されるものではない。例えば、T−boxがプライベートIPアドレス1を用いてIVIと通信する場合、T−boxは、プライベートIPアドレス1に基づいてAPN1を決定して、T−boxはAPN1でPDPセッションを確立して外部IPアドレス1を取得し、そして外部IPアドレス1を用いてAPN1に基づいてTSPと通信する。
T−boxが有効になる度に、T−boxはAPNでPDPセッションを確立し、新たな外部IPアドレスを取得することを注意すべきである。いくつかの可能な実装において、T−boxはAPNでPDPセッションを再確立し、新たな外部IPアドレスを取得し得る。例えば、APN1とAPN2とでPDPセッションを別々に確立して外部IPアドレス1'と外部IPアドレス2'とを取得し、外部IP1'‐APN1と外部IPアドレス2'‐APN2との対応関係を更新する。
S2.T−boxは、プライベートIPアドレス1とプライベートIPアドレス2とをIVIに割り当てる。
可能な実装において、IVIを有効にした後、ユーザは、オンラインゲーム機能などのIVIの機能を用いてよい。オンラインゲーム機能がサービス1であり、ニュース機能がサービス2であると仮定する。IVIはまず、サービス1とサービス2とに対応するプライベートIPアドレスを取得する必要がある。本願のこの実施形態において、T−boxは、プライベートIPアドレス1とプライベートIPアドレス2などのプライベートIPアドレスをIVIに割り当てて、プライベートIPアドレス1とプライベートIPアドレス2にそれぞれ対応するAPN1とAPN2とをIVIに通知し得る。いくつかの可能な実装において、T−boxはIVIにプライベートIPアドレス1を能動的に割り当て得る。代替的に、IVIはT−boxを能動的に要求し得る。代替的に、プライベートIPアドレス1は工場出荷の前に予め設定され得る。これは本明細書に限定されるものではない。この場合、T−boxはプライベートIPアドレス1‐APN1‐外部IPアドレス1とプライベートIPアドレス2‐APN2‐外部IPアドレス2との対応関係を決定し得る。
いくつかの可能な実装において、データサービスチャネルがT−boxの端部およびIVI端部に確立している場合に、T−boxおよびIVIのデータは、USB(Linux(登録商標)のECMポートにマッピング)を用いるか、または車載イーサネット(登録商標)またはWi−Fi無線接続などにより接続され得ることを注意すべきである。これは本明細書に限定されるものではない。
図4−3は、T−boxが、プライベートIPアドレス1とプライベートIPアドレス2とをIVIに割り当てる概略図である。例えば、プライベートIPアドレス1が192.168.0.1であり、プライベートIPアドレス2が192.168.0.2である。プライベートIPアドレス1とプライベートIPアドレス2がIVIに送信された後、プライベートIPアドレス1とプライベートIPアドレス2にそれぞれ対応するAPN1とAPN2は、さらに通知され得る。図4−4は、プライベートIPアドレス1‐APN1とプライベートIPアドレス2‐APN2との対応関係をIVIが決定する概略図である。IVIは、プライベートIPアドレス1を用いてサービス1を実行し、プライベートIPアドレス2を用いてサービス2を実行し得る。
本願のこの実施形態において、異なるサービスが1つのプライベートIPアドレスを共有して、具体的には、同じAPNを用いてデータトラフィックにおける統計を収集し、例えば、サービスを無料サービスと課金サービスに、または高価格サービスと低価格サービスとに分類し得ることを注意すべきである。これは本明細書に限定されるものではない。例えば、無料サービスは、ニュースまたは天気などの少量のトラフィックのサービスであり得る。無料サービスは実際に、車両オペレータにより支払い済であり得て、ユーザには無料であり得る。課金サービスは、音楽、ビデオおよびリアルタイムナビゲーションなどの大量のトラフィックのサービスであり得る。いくつかの可能な実装において、サービスは、別の要因に基づいて異なるサービスに代替的に分類され得る。これは本明細書に限定されるものではない。
可能な実装において、IVIは、具体的なサービスに基づいて選択して、プライベートIPアドレス1とサービス1となどのプライベートIPアドレスのうち1つを用いて、T−boxと通信する。T−boxは、プライベートIPアドレス1を用いてIVIと通信し得る。しかしながら、IVIはTSPにより提供されるサービスを必要とする。従って、IVIはT−boxを用いてTSPと通信する必要がある。この場合、T−boxがAPN1に対応する外部IPアドレス1を用いてTSPと通信することにより、APN1は外部IPアドレス1を用いて、通過するデータトラフィックにおける統計を収集する。
概して、T−boxがプライベートIPアドレス1とプライベートIPアドレス2とをIVIに一度割り当てると、T−boxはプライベートIPアドレスを変更しないことを注意すべきである。しかしながら、プライベートIPアドレスは、いくつかの特別な状況により変化される必要があり得る。本願のこの実施形態において、プライベートIPアドレス1はプライベートIPアドレス1'に変化されてよく、プライベートIPアドレス2はプライベートIPアドレス2'に変化されてよい。この場合、T−boxは対応関係を再決定し得る:プライベートIPアドレス1'‐APN1およびプライベートIPアドレス2'‐APN2。IVIがサービス1を実行する場合、IVIは、プライベートIPアドレス1'を用いてT−boxを通信し、T−boxはプライベートIPアドレス1'を用いてAPN1を決定し得る。この場合、サービス1のデータトラフィックにおける統計は依然としてAPN1を用いて収集されてよく、プライベートIPアドレスの変更による影響を受けない。
いくつかの可能な実装において、T−boxは、複数のプライベートIPアドレスを、1つのAPNに対応するIVIに割り当て得る。例えば、APN1はプライベートIPアドレス1−1、プライベートIPアドレス1−2およびプライベートIPアドレス1−3に対応し、APN2はプライベートIPアドレス2−1、プライベートIPアドレス2−2およびプライベートIPアドレス2−3に対応する。この場合、IVIがサービス1を実行する必要がある場合、IVIはAPN1に基づいて、選択され得るプライベートIPアドレスはプライベートIPアドレス1−1、プライベートIPアドレス1−2およびプライベートIPアドレス1−3であることを決定する。IVIは、プライベートIPアドレス1−1、プライベートIPアドレス1−2およびプライベートIPアドレス1−3から1つ、例えば、プライベートIPアドレス1−2を選択して、プライベートIPアドレス1−2を用いてT−boxと通信し得る。この場合、T−boxは依然として、プライベートIPアドレス1−2に基づいて対応するAPN1と対応する外部IPアドレス1とを決定してよく、外部IPアドレス1を用いてAPN1に基づいてTSPと通信してよい。この場合、APN1は依然として、IVIによりサービス1を用いるデータトラフィックにおける統計を収集してよい。
APN1に対応するプライベートIPアドレス1と外部IPアドレス1とを、およびAPN2に対応するプライベートIPアドレス2と外部IPアドレス2とを決定する場合、T−boxは、NATによってマッピング関係を決定し得る:プライベートIPアドレス1‐外部IPアドレス1とプライベートIPアドレス2‐外部IPアドレス2。図4−5は、T−boxがNATによってマッピング関係を決定する概略図である。NATは、プライベートIPアドレスのデータパケットが受信された場合、データパケットを外部IPアドレスのデータパケットに変換するように構成される。あるいは、外部IPアドレスのデータパケットが受信された場合、データパケットはNATによってプライベートIPのデータパケットに変換される。
いくつかの可能な実装において、T−boxが、プライベートIPアドレス1'、プライベートIPアドレス2'およびプライベートIPアドレス3'などの複数のプライベートIPアドレスを再決定し、当該複数のプライベートIPアドレスをIVIにあらためて送信することにより、IVIはプライベートIPアドレス1'‐APN1、プライベートIPアドレス2'‐APN2およびプライベートIPアドレス3'‐APN3の対応関係を更新し得る。
S3.IVIは、サービス1‐APN1と、サービス2‐APN2との設定メッセージを受信する。
可能な実装において、サービスはAPNに対応する。具体的には、異なるAPNは異なるサービス、例えば、APN1‐サービス1とAPN2‐サービス2のデータトラフィックにおける統計を収集する。いくつかの可能な実装において、IVI端部がAPNとサービスとの間の対応関係を予め決定してよく、またはTSPがIVIに設定メッセージを送信してよく、ここで、当該設定メッセージはサービスとAPNとの間の対応関係を含む。具体的には、サービス1がAPNに対応し、サービスと2がAPN2に対応することを決定した後、TSPは、設定メッセージを生成し、そしてT−boxを用いてIVIに設定メッセージを送信し得る。図4−6は、TSPが、設定メッセージをIVIに送信する概略図である。図4−7は、IVIが、プライベートIPアドレス1‐APN1‐サービス1およびプライベートIPアドレス2‐APN2‐サービス2の対応関係を決定する概略図である。
IVIがサービス1を実行する必要がある場合、IVIは、サービス1に基づいてAPN1を決定し、APN1に基づいてプライベートIPアドレス1を決定し、プライベートIPアドレス1を用いてT−boxと通信し得る。従って、可能な実装において、TSPは、サービスとAPNとの間の対応関係を動的に調整して、車両販売業者がサービスパッケージルールを柔軟に調整しビジネスパッケージプランと連携することを助け得る。
S4.IVIはサービス1を実行する。
可能な実装において、図4−8は、IVIが任意選択的サービスを表示する概略図である。IVIは、相互作用インタフェースでユーザの操作を受信し得る。操作インタフェースは複数のサービスを提供し、ユーザは当該複数のサービスからサービス1を選択し得る。この場合、IVIはサービスに基づいてAPN1を決定し、そしてAPN1に基づいてプライベートIPアドレス1を決定するか、またはT−boxから、APN1に対応するプライベートIPアドレス1を取得して、プライベートIPアドレス1を用いてT−boxと通信し、それによりT−boxは、NATによってプライベートIPアドレス1を外部IPアドレス1に変換し得る。そしてT−boxが外部IPアドレス1を用いて対応するAPN1に基づいてTSPと通信し、それによりTSPがユーザにサービス1のサービスを提供し、APN1はサービス1のデータトラフィックにおける統計を収集する。
可能な実装において、1または複数のプログラムに関連するインタフェースをIVIが表示する場合、ユーザはサービスのうち1つを選択することができる。図4−9は、ユーザがサービス1を選択、例えばサービス1(MUSIC)を選択する概略図である。サービス1は、0.1元/分の料金の課金サービスであると仮定する。この場合、IVIはサービス1を実行し得る。具体的には、IVIはサービス1を用いてAPN1を決定し、APN1を用いてプライベートIPアドレス1を決定し、プライベートIPアドレス1を用いてT−boxと通信する。図4−10は、IVIがプライベートIPアドレス1を用いてT−boxと通信する概略図である。T−boxは、NATによってプライベートIPアドレス1に基づいてAPN1を決定し、外部IPアドレス1をさらに決定する。図4−11は、T−boxがNATによってプライベートIPアドレス1を外部IPアドレス1に変換する概略図である。T−boxは、外部IPアドレス1を用いてAPN1に基づいてTSPと通信し得る。図4−12は、T−boxがTSPと通信する概略図である。APN1は、外部IPアドレス1に基づいて、通過するデータトラフィックにおける統計を収集して、IVIによりサービス1を実行する対応するデータトラフィックを取得する。図4−13は、サービス1のデータトラフィックにおける統計をAPN1が収集した後のフィードバックの概略図である。
S5.IVIはサービス2を実行する。
可能な実装において、ユーザはサービス2を選択し得る。この場合、IVIはサービス2に基づいてAPN2を決定し、そしてAPN2に基づいてプライベートIPアドレス2を決定するか、またはT−boxから、APN2に対応するプライベートIPアドレス2を取得して、プライベートIPアドレス2を用いてT−boxと通信し、それによりT−boxは、NATによってプライベートIPアドレス2を外部IPアドレス2に変換し得る。そしてT−boxが外部IPアドレス2を用いて対応するAPN2に基づいてTSPと通信し、それによりTSPがユーザにサービス2のサービスを提供し、APN2はサービス2のデータトラフィックにおける統計を収集する。
可能な実装において、1または複数のプログラムに関連するインタフェースをIVIが表示する場合、ユーザはサービスのうち1つを選択することができる。図4−14は、ユーザがサービス2を選択、例えばサービス2(MUSIC)を選択する概略図である。サービス2は、0.2元/分の料金の課金サービスであると仮定する。この場合、IVIはサービス2を実行し得る。具体的には、IVIはサービス2を用いてAPN2を決定し、APN2を用いてプライベートIPアドレス2を決定し、プライベートIPアドレス2を用いてT−boxと通信する。図4−15は、IVIがプライベートIPアドレス2を用いてT−boxと通信する概略図である。T−boxは、NATによってプライベートIPアドレス2に基づいてAPN2を決定し、外部IPアドレス2をさらに決定する。図4−16は、T−boxがNATによってプライベートIPアドレス2を外部IPアドレス2に変換する概略図である。T−boxは、外部IPアドレス2を用いてAPN2に基づいてTSPと通信し得る。図4−17は、T−boxがTSPと通信する概略図である。APN2は、外部IPアドレス2に基づいて、通過するデータトラフィックにおける統計を収集して、IVIによりサービス2を実行する対応するデータトラフィックを取得する。図4−18は、サービス2のデータトラフィックにおける統計をAPN2が収集した後のフィードバックの概略図である。
本願のこの実施形態において、プライベートIPを用いてIVIと通信する場合、T−boxは、2つの外部IPと2つのAPNとを同時に決定して、TSPと同時に通信し、それにより2つのAPNが異なるサービスのデータトラフィックをそれぞれ計算し得る。ユーザがオンラインでニュースを読むと同時に音楽を聴きたい場合、ここで、ニュースはサービス2に属し、オンライン音楽はサービス2に属し、IVIは、プライベートIPアドレス2とプライベートIPアドレス2とを用いて、当該2つのサービスを同時に実行することができる。
上述の実施形態の全てまたは一部は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組み合わせを用いて実装されてよい。実施形態の実装にソフトウェアが使用される場合、実施形態は完全にまたは部分的にコンピュータプログラムプロダクトの形態で実装されてよい。
コンピュータプログラムプロダクトは、1または複数のコンピュータ命令を含む。コンピュータプログラム命令がコンピュータ上でロードおよび実行されると、本願の実施形態に係る手順または機能の全てまたは一部が生成される。コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、または別のプログラマブル装置であってよい。コンピュータ命令は、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されてよく、または1つのコンピュータ可読記憶媒体から別のコンピュータ可読記憶媒体に伝送されてよい。例えば、コンピュータ命令は1つのウェブサイト、コンピュータ、サーバまたはデータセンタから別のウェブサイト、コンピュータ、サーバまたはデータセンタに、有線(例えば、同軸ケーブル、光ファイバまたはデジタル加入者回線((DSL))または無線(例えば、赤外線、無線またはマイクロ波)方式で伝送され得る。コンピュータ可読記憶媒体は、サーバまたはデータセンタなどのコンピュータにアクセス可能な任意の使用可能な媒体、またはデータストレージデバイスであり、1または複数の使用可能な媒体を統合し得る。使用可能な媒体は、磁気媒体(例えば、フロッピディスク、ハードディスク、または磁気テープ)、光媒体(例えば、DVD)または半導体媒体(例えば、ソリッドステートドライブSolid−State Drive(SSD))などであり得る。
本願の実施形態における第9の態様は、車載用のサービス相互作用システムに適用されるT−boxを提供する。T−boxは、1つまたは複数のプロセッサ、メモリ、複数のアプリケーションプログラム、および1つまたは複数のプログラムを含む。1つまたは複数のプログラムはメモリに記憶され、1つまたは複数のプログラムは命令を含み、当該命令がT−boxにより実行される場合、T−boxは以下の段階を実行することが可能になる。IVIが第1のサービスを実行する場合、T−boxは第1のプライベートIPアドレスを用いてIVIと通信し、第1のプライベートIPアドレスに対応する第1のAPNと第1の外部IPアドレスとを用いてTSPと通信する段階。IVIが第2のサービスを実行する場合、T−boxは、第2のプライベートIPアドレスを用いてIVIと通信し、第2のプライベートIPアドレス対応する第2のAPNと第2の外部IPアドレスとを用いてTSPと通信する。
いくつかの可能な実装において、T−boxにおける少なくとも1つのプロセッサは、第1のプライベートIPアドレス、第1のAPNおよび第1の外部IPアドレスが互いに対応し、第2のプライベートIPアドレス、第2のAPNおよび第2の外部IPアドレスが互いに対応することをさらに決定して、第1のプライベートIPアドレスと第2のプライベートIPアドレスとをIVIに割り当てることをT−boxに可能にするいくつかの命令を実行する。従って、プライベートIPアドレスと外部IPアドレスとが変化される場合、APNは依然として、IVIにより用いられるサービスに対応し、異なるサービスのデータトラフィックにおける統計を収集し得る。
本願の実施形態における第10の態様は、車載用のサービス相互作用システムに適用されるT−boxを提供する。T−boxは、1つまたは複数のプロセッサ、メモリ、複数のアプリケーションプログラム、および1つまたは複数のプログラムを含む。1つまたは複数のプログラムはメモリに記憶され、1つまたは複数のプログラムは命令を含み、当該命令がT−boxにより実行される場合、T−boxは、第1のプライベートIPアドレス、第1のAPNおよび第1の外部IPアドレスが互いに対応し、第2のプライベートIPアドレス、第2のAPNおよび第2の外部IPアドレスが互いに対応することを決定し、第1のプライベートIPアドレスと第2のプライベートIPアドレスとをIVIに割り当てることを可能にする。従って、プライベートIPアドレスと外部IPアドレスとが変化される場合、APNは依然として、IVIにより用いられるサービスに対応し、異なるサービスのデータトラフィックにおける統計を収集し得る。
RF回路C−10は、情報を受信および送信するように構成されてよく、または通話プロセスにおいて信号を受信および送信するように構成されてよい。具体的に、基地局のダウンリンク情報を受信した後、RF回路C−10は、処理のためにプロセッサC−80にダウンリンク情報を送信する。加えて、携帯電話のアップリンク伝送のために設計されたデータが基地局に送信される。概して、RF回路C−10はアンテナ、少なくとも1つの増幅器、送受信機、カプラ、低雑音増幅器(Low Noise Amplifier,LNA)、およびデュプレクサなどを含むが、それらに限定されるものではない。加えて、RF回路C−10はさらに、無線通信によってネットワークと別のデバイスと通信し得る。無線通信は、移動体通信用グローバルシステム(Global System for Mobile communication,GSM(登録商標))、汎用パケット無線サービス(General Packet Radio Service,GPRS)、符号分割多重アクセス(Code Division Multiple Access,CDMA)、広帯域符号分割多重接続(Wideband Code Division Multiple Access,WCDMA(登録商標))、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution,LTE)、電子メールおよびショートメッセージサービス(Short Message Service,SMS)などを含むが、それらに限定されるものではない任意の通信規格またはプロトコルを用いて実行され得る。
表示ユニットC−40は、ユーザによって入力された情報またはユーザに提供された情報および端末の様々なメニューを表示するように構成され得る。表示ユニットC−40は、表示パネルC−41を含み得る。任意選択的に、表示パネルC−41は、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display,LCD)または有機発光ダイオード(Organic Light−Emitting Diode,OLED)などの形で構成され得る。さらに、タッチパネルC−31は、表示パネルC−41をカバーし得る。タッチパネルC−31で、またはタッチパネルC−31の近くでタッチ操作を検出した後、タッチパネルC−31は、当該タッチ操作をプロセッサC−80に伝送して、タッチイベントの種類を決定し、そしてプロセッサC−80は、当該タッチイベントの種類に基づいて表示パネルC−41に対応する視覚的出力を提供する。図1−6におけるタッチパネルC−31と表示パネルC−41とは、2つの別個のコンポーネントとして用いられ、端末の入力および出力機能を実装する。しかしながら、いくつかの実施形態において、タッチパネルC−31と表示パネルC−41とは統合され、端末の入力および出力機能を実装し得る。
Wi−Fiは、近距離無線伝送技術に属する。Wi−FiモジュールC−70を用いて、端末は、ユーザの電子メールの受信および送信、ウェブページのブラウジング、およびストリーミングメディアへのアクセスなどを助けることができる。Wi−FiモジュールC−70は、ユーザに無線ブロードバンドインターネットへのアクセスを提供する。図1−6はWi−FiモジュールC−70を示すが、Wi−FiモジュールC−70が端末の必須構成ではなく、要件に基づき、本発明の必須範囲を変更することなく省略され得ることが理解され得る。
可能な実装において、車載デバイスは、T−box(Telematics BOX,T−box)および車載インフォテインメント(In−Vehicle Infotainment,IVI)デバイスを含み得る。可能な実装において、T−boxは、遠隔操作、遠隔診断および緊急通話などの豊富なTSPサービスを車両ユーザに提供するか、またはIVIにデータサービスチャネルを提供し得て、それによりIVIは、オンライン音楽、天気、ニュース、リアルタイムトラヒック、インボックスおよび株などのより多くのオンラインエンタテインメントアプリケーションをサポートできる。本願のこの実施形態において、T−boxは、IVIにデータサービスチャネルを提供してよく、例えば、Linux(登録商標)におけるECMポートにマッピングされたUSBインタフェース、または車載イーサネット(登録商標)インタフェースを用いてよく、あるいは別の接続方法、例えば無線Wi−Fi伝送を用いてよい。
T−boxにおけるサービスの場合、T−boxそのものが異なるサービスを識別し得ることを注意すべきである。従って、具体的なサービスの場合、対応するIPが選択され、料金パッケージに基づいて送信され得る。しかしながら、IVIの場合は、IVIが従来技術におけるT−boxと通信して関連サービスを実行する必要がある場合、図2−2を参照されたい。図2−2は、従来技術におけるIVIとT−boxとの間の通信の概略図である。T−boxは1つのプライベートIPアドレスのみをIVIに割り当るので、IVIが関連サービスを実行する場合、T−boxはプライベートIPアドレスを用いてのみトラフィックにおける統計を収集する。従って、IVIにおけるアプリケーションは1つのAPNを用いて送出される。以下は、第1のサービスがサービス1であり、第2のサービスがサービス2であり、第1のAPNがAPN1であり、第2のAPNがAPN2であり、第1のプライベートIPアドレス1がプライベートIPアドレス1であり、第2のプライベートIPアドレスがプライベートIPアドレス2であり、第1の外部IPアドレス1が外部IPアドレス1であり、第2の外部IPアドレス2が外部IPアドレス2である例を用いて説明される。図2−3は、IVIのサービス1とサービス2とのデータトラフィックにおける統計を1つのAPNが収集する概略図である。IVIにおけるアプリケーションは識別することができない。言い換えれば、統計データ収集および課金は、統一されたAPNに基づいてIVIのサービストラフィックにおいて実行される。従って、サービスに基づいて課金を別々に実行することができない。
要するに、可能な実装において、車両オペレータは以下の解決手段を用いる:T−boxは複数の外部IPを事前に構成し、IVIは複数のプライベートIPアドレスを事前に構成する。T−box、IVIおよびTSPを含む車載用のインフォテインメント相互作用システムにおいて、プライベートIPアドレス、APNおよび外部IPアドレスは一対一の対応関係にある。T−boxは、IVIのプライベートIPアドレスに値を割り当て得る。T−boxは、APNで確立されたPDPセッションを用いて、外部IPアドレスに割り当てられた値を取得してよく、プライベートIPアドレス、APNおよび外部IPアドレスの一対一の対応関係を取得してよい。具体的には、IVIがプライベートIPアドレス1を用いてサービス1を実行する場合、T−boxは、外部IPアドレス1を用いてAPN1に基づいてTSPと通信する。この場合、APN1はIVIによりサービス1を実行するデータトラフィックにおける統計を収集することができる。IVIのサービストラフィックにおける統計が分類によって収集され、車両オペレータによりサービス区別された料金パッケージを設ける根拠を提供し、顧客の要件を満たして、より多くのバイヤーを引き付け得ると期待される。当該解決手段の実装は、IVIサービスのサーバIPに依存せず、良好なネットワーク適合性(当該解決手段は、ネットワーク構造とTSPサービスサーバとが変更する場合の影響を受けない)を有する。
本願のこの実施形態において、プライベートIPを用いてIVIと通信する場合、T−boxは、2つの外部IPと2つのAPNとを同時に決定して、TSPと同時に通信し、それにより2つのAPNが異なるサービスのデータトラフィックをそれぞれ計算し得る。ユーザがオンラインでニュースを読むと同時に音楽を聴きたい場合、ここで、ニュースはサービス1に属し、オンライン音楽はサービス2に属し、IVIは、プライベートIPアドレス1とプライベートIPアドレス2とを用いて、当該2つのサービスを同時に実行することができる。