本出願は通信技術分野に関し、特に測定配置方法及び関連製品に関する。
第4世代の移動通信技術(4G:the 4th Generation mobile communication )による長期進化型(LTE:Long Term Evolution)システムでは、端末が接続状態にある場合、端末は、アイドル状態基準信号(RS:Reference Signal)と接続状態基準信号(RS)に基づいて測定し、測定精度が高い。ネットワークは、これに基づいて端末に対してハンドオーバー、セカンダリサービスノードの追加、セカンダリサービスノードの削除、セカンダリサービスノードの変更などの操作を行う。端末が非接続状態(例えばIDLE又はINACTIVE)にある場合、端末は、ネットワーク信号の測定精度が高くなく、セル選択及び再選択の依拠のみとして使用されてもよいが、ハンドオーバー、及びセカンダリサービスノードの追加/削除/変更などの操作の依拠として使用されることができない。
本出願の実施例は、フィードバックされたアップリンク制御シグナリングのビット数を確定し、アップリンク制御シグナリングオーバーヘッドを削減させるように、測定配置方法及び関連製品を提供する。
第一の態様では、本出願の実施例による測定配置方法は、
端末が配置情報を取得し、前記配置情報が、端末が非接続状態にある時の測定配置を含み、前記非接続状態が少なくともアイドル(IDLE)状態と非アクティブ(INACTIVE)状態のうちの一つを含むことと、
前記端末が前記測定配置に従って測定結果を取得することとを含む。
第二の態様では、本出願の実施例による測定配置方法は、
ネットワーク装置が配置情報を送信し、前記配置情報が、端末が非接続状態にある時の測定配置を含み、前記配置情報が、端末が前記測定配置に従って測定して測定結果を取得することに用いられ、前記非接続状態が少なくともアイドル(IDLE)状態と非アクティブ(INACTIVE)状態のうちの一つを含むことを含む。
第三の態様では、本出願の実施例による端末は、上記方法設計における端末の動作を実施する機能を備える。前記機能は、ハードウェアによって実現されてもよいし、ハードウェアによって対応するソフトウェアを実行して実現されてもよい。前記ハードウェア又はソフトウェアは、上記機能に対応する一つ又は複数のモジュールを含む。一つの可能な設計において、端末は、プロセッサを備え、前記プロセッサが、端末が上記方法における対応する機能を実行することをサポートするように構成される。さらに、端末はさらに送受信機を備え、前記送受信機が端末とネットワーク装置の間の通信をサポートするように構成される。さらに、端末はさらにメモリをさらに備えることができ、前記メモリが端末に必要なプログラム命令とデータを保存するためのロセッサと結合するように構成される。
第四の態様では、本出願の実施例によるネットワーク装置は、上記方法設計におけるネットワーク装置の動作を実施する機能を備える。前記機能は、ハードウェアによって実現されてもよいし、ハードウェアによって対応するソフトウェアを実行して実現されてもよい。前記ハードウェア又はソフトウェアは上記機能に対応する一つ又は複数のモジュールを含む。一つの可能な設計において、ネットワーク装置は、プロセッサを備え、前記プロセッサが、ネットワーク装置が上記方法における対応する機能を実行することをサポートするように構成される。さらに、ネットワーク装置はさらに送受信機を備え、前記送受信機がネットワーク装置と端末の間の通信をサポートするように構成される。さらに、ネットワーク装置はさらにメモリをさらに備えることができ、前記メモリがネットワーク装置に必要なプログラム命令とデータを保存するためのプロセッサと結合するように構成される。
第五の態様では、本出願の実施例による端末は、プロセッサ、メモリ、通信インタフェース及び一つ又は複数のプログラムを備え、ここで、前記一つ又は複数のプログラムが前記メモリに記憶され、そして前記プロセッサによって実行されるように構成され、前記プログラムが本出願の実施例の第一の態様におけるいずれかの方法のステップを実行するための命令を含む。
第六の態様では、本出願の実施例によるネットワーク装置は、プロセッサ、メモリ、送受信機及び一つ又は複数のプログラムを備え、ここで、前記一つ又は複数のプログラムが前記メモリに記憶され、そして前記プロセッサによって実行されるように構成され、前記プログラムが本出願の実施例の第二の態様におけるいずれかの方法のステップを実行するための命令を含む。
第七の態様による本出願の実施例によるコンピュータ可読記憶媒体は、電子データ交換のためのコンピュータプログラムを記憶し、ここで、前記コンピュータプログラムによりコンピュータが本出願の実施例の第一の態様のいずれかの方法に記載される一部又は全てのステップを実行する。
第八の態様による本出願の実施例によるコンピュータ可読記憶媒体は、電子データ交換のためのコンピュータプログラムを記憶し、ここで、前記コンピュータプログラムによりコンピュータが本出願の実施例の第二の態様のいずれかの方法に記載される一部又は全てのステップを実行する。
第九の態様では、本出願の実施例によるコンピュータプログラム製品は、コンピュータプログラムを記憶する非一時的コンピュータ可読記憶媒体を含み、前記コンピュータプログラムがコンピュータに本出願の実施例の第一の態様のいずれかの方法に記載される一部又は全てのステップを実行させるように動作されてもよい。該コンピュータプログラム製品は、一つのソフトウェアインストールパッケージであってもよい。
第十の態様では、本出願の実施例によるコンピュータプログラム製品は、コンピュータプログラムを記憶する非一時的コンピュータ可読記憶媒体を含み、前記コンピュータプログラムがコンピュータに本出願の実施例の第二の態様のいずれかの方法に記載される一部又は全てのステップを実行させるように動作されてもよい。該コンピュータプログラム製品は、一つのソフトウェアインストールパッケージであってもよい。
これから分かるように、本出願の実施例では、端末は、まず配置情報を取得し、ここで該配置情報が、端末が非接続状態にある時の測定配置を含み、非接続状態が少なくともアイドル(IDLE)状態と非アクティブ(INACTIVE)状態のうちの一つを含み、次に、端末は前記測定配置に従って測定結果を取得する。端末が非接続状態において上記配置情報に基づいてネットワーク信号を測定して測定結果を取得することができ、これにより、端末は接続状態に切り替えた後、ネットワーク装置へ該測定結果を報告することができ、ネットワーク装置は該測定結果に基づいて端末のためにプリセット配置を迅速に行うことができ、それによって端末が接続状態に切り替えた後にネットワーク配置を行うためのシグナリングオーバーヘッドを削減させ、端末のネットワーク配置効率の向上に役立つ。
本出願の実施例による可能な通信システムのネットワークアーキテクチャ図である。
本出願の実施例に係る測定配置方法のフローチャートである。
本出願の実施例に係る別の測定配置方法のフローチャートである。
本出願の実施例に係る別の測定配置方法のフローチャートである。
本出願の実施例に係る端末の構造図である。
本出願の実施例に係るネットワーク装置の構造図である。
本出願の実施例に係る端末の機能ユニットの構成ブロック図である。
本出願の実施例に係るネットワーク装置の機能ユニットの構成ブロック図である。
本出願の実施例に係る別の端末の構造図である。
以下に実施例又は従来技術の説明に必要な図面を簡単に説明する。
まず出願の実施例に係るいくつかの概念と一般的な操作方法について簡単に説明する。
第5世代の移動通信技術(5G:5th−Generation)の新しいエアインタフェース(NR:New Radio)は、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP:3rd Generation Partnership Project)組織で新たに提案された課題である。次世代の5G技術の討論が徐々に深まるにつれて、通信システムが後方互換性を有するため、後に開発された新しい技術は以前に標準化された技術と互換する傾向があり、他方では、4G LTEシステムに多くの既存の設計があるため、互換性を達成するために、5Gの多くの柔軟性を犠牲にし、それによって性能が低下する。したがって、現在、3GPP組織で2つの方向に並行して研究し、ここで、後方互換性を考慮しない技術討論グループは、5G NRと呼ばれている。
現在、5G NRシステムの研究プロセスでは、3GPPP組織は、既存のLTEシステムでサポートされるアイドル(IDLE)状態と接続(CONNECTED)状態に加えて、新しい状態即ち非アクティブ(INACTIVE)状態をさらに導入する。該状態の主要な機能は、端末がデータを伝送しない時に端末の測定電力消費とハンドオーバーシグナリングオーバーヘッドをできるだけ低減するとともに、端末がデータを伝送する時にリンクをできるだけ回復することに用いられる。端末が非アクティブ(INACTIVE)状態にある場合、モビリティの管理方式は、アイドル(IDLE)状態と同様であり、即ちセル再選択基準を使用して移動することである。端末が接続状態にある場合、端末はアイドル状態基準信号(RS)と接続状態基準信号(RS)に基づいて測定して測定結果を取得し、ネットワーク装置はこの測定結果に基づいて端末に対してハンドオーバー、セカンダリサービスノードの追加、セカンダリサービスノードの削除、セカンダリサービスノードの変更などの操作を行う。端末が非接続状態から接続状態に切り替える場合、ネットワーク装置が端末を追加する操作方式は、1、ネットワーク装置(例えば端末のプライマリサービスノード)がいかなる測定情報を取得せず、地理的位置に応じて端末に適したサービスノード(SN:Service Node)を推測することと、2、ネットワーク装置が端末に測定を配置し、測定結果を待って追加し、この時に追加のプロセスシグナリングオーバーヘッドが大きいこととの2つの操作方式がある。
以下に図面と組み合わせながら本出願の実施例における技術的解決策を説明する。
図1を参照すると、図1は本出願の実施例に係る例示的な通信システムの可能なネットワークアーキテクチャである。該例示的な通信システムは例えば5G NRシステム及び他のそのような通信システムであってもよい。該例示的な通信システムは具体的にネットワーク装置と端末を備え、端末がネットワーク装置によって提供される移動通信ネットワークにアクセスする時に、端末とネットワーク装置が無線リンクを介して通信して接続することができ、該通信接続方式がシングル接続方式又はデュアル接続方式又はマルチ接続方式であってもよく、通信接続方式がシングル接続方式である場合、ネットワーク装置がLTE基地局又はNR基地局(またgNB基地局とも呼ばれる)であってもよく、通信方式がデュアル接続方式であり(具体的に搬送波集約(CA:Carrier Aggregation)技術により実現されてもよく、又は複数のネットワーク装置で実現されてもよい)、そして端末に複数のネットワーク装置が接続される場合、該ネットワーク装置がマスタ基地局(MCG)とセカンダリ基地局(SCG)であってもよく、基地局同士がバックホールリンク(backhaul)を介してデータバックホールを行い、マスタ基地局がLTE基地局であり、セカンダリ基地局がLTE基地局であってもよく、又は、マスタ基地局がNR基地局であってもよく、セカンダリ基地局がLTE基地局であってもよく、又は、マスタ基地局がNR基地局であってもよく、セカンダリ基地局がNR基地局であってもよい。
本出願の実施例では、用語「ネットワーク」と「システム」が常に交換可能に使用され、当業者はその意味を理解することができる。本出願の実施例に係る端末は無線通信機能を備える様々なハンドヘルドデバイス、車載デバイス、ウェアラブルデバイス、コンピューティングデバイス又は無線モデムに接続された他の処理装置、及び様々な形態のユーザ装置(UE:User Equipment)、移動ステーション(MS:Mobile Station)、端末装置(terminal device)などを備えることができる。説明を容易にするために、上述した装置は端末と総称される。
図2を参照すると、図2は本出願の実施例に係る上記の例示的な通信システムに応用される測定配置方法は以下を含む。
201において、端末は、配置情報を取得し、前記配置情報が、端末が非接続状態にある時の測定配置を含み、前記非接続状態が少なくともアイドル(IDLE)状態と非アクティブ(INACTIVE)状態のうちの一つを含む。
ここで、上記配置情報は予め設定された配置情報であってもよく、又はネットワーク装置によって配置されて送信されてもよく、ここで一意に限定されない。
202において、前記端末は前記測定配置に従って測定結果を取得する。
ここで、前記測定結果は前記端末が非接続状態にある時に測定して得られる。
本可能な例では、前記測定結果は、接続状態にある前記端末に対するプリセット配置を行うために前記ネットワーク装置によって用いられ、前記プリセット配置がセカンダリ搬送波及び/又はセカンダリサービスノードの配置を含む。
本可能な例では、前記測定結果は一つ又は複数の搬送波の測定結果を含み、前記一つ又は複数の搬送波の測定結果はプリセット条件を満たす一つ又は複数の搬送波を前記端末のセカンダリ搬送波に追加するために前記ネットワーク装置によって用いられ、又は、
前記測定結果は一つ又は複数の他のサービスノードの測定結果を含み、前記一つ又は複数の他のサービスノードの測定結果は、プリセット条件を満たす一つ又は複数の他のサービスノードを前記端末のセカンダリSNに追加するために前記ネットワーク装置によって用いられる。
ここで、前記他のサービスノードは前記端末のプライマリサービスノード以外のサービスノードであり、前記プリセット条件は前記測定結果がプリセット閾値より大きいことであってよく、基地局によって実現され、ここで限定されない。
これから分かるように、本出願の実施例では、端末は、まず配置情報を取得し、ここで該配置情報が、端末が非接続状態にある時の測定配置を含み、非接続状態が少なくともアイドル(IDLE)状態と非アクティブ(INACTIVE)状態のうちの一つを含み、次に、端末は前記測定配置に従って測定結果を取得する。端末が非接続状態において上記配置情報に基づいてネットワーク信号を測定して測定結果を取得することができ、これにより、端末は接続状態に切り替えた後、ネットワーク装置へ該測定結果を報告することができ、ネットワーク装置は該測定結果に基づいて端末のためにプリセット配置を迅速に行うことができ、それによって端末が接続状態に切り替えた後にネットワーク配置を行うためのシグナリングオーバーヘッドを削減させ、端末のネットワーク配置効率の向上に役立つ。
一つの可能な例では、前記端末が前記測定配置に従って測定結果を取得した後、前記方法はさらに端末が接続状態に切り替えることと、前記端末が前記測定結果を報告することとを含む。
本可能な例では、前記配置情報が測定報告トリガイベントを含み、前記端末が前記測定結果を報告することは、端末が前記測定報告トリガイベントに基づき、前記測定結果を報告するか否かを判定し、前記トリガイベントが開始された場合、前記測定結果を報告することを含む。
ここで、前記測定報告トリガイベントは例えば、測定された隣サービスセルの信号強度又は信号品質がプリセット閾値より大きいこと、又は測定された隣サービスセルの信号強度又は信号品質が現在の接続しているサービスセルの信号強度又は信号品質より一つのオフセット(offset)大きいことなどであってもよく、ここで一意に限定されない。ここで、上述する信号強度又は信号品質は、信号強度、信号品質、信号対雑音比などの信号強度と品質を示すいかなる値を指すことができ、ここで一意に限定されない。
本可能な例では、前記端末が前記測定結果を報告することは、前記端末が前記ネットワーク装置へ指示情報を送信し、前記指示情報が前記測定結果を示すことに用いられることを含む。
一つの可能な例では、前記端末が前記測定結果を報告することは、前記端末が前記ネットワーク装置からの測定結果報告リクエストを受信することと、前記端末が前記ネットワーク装置へ前記測定結果を報告することとを含む。
一つの可能な例では、前記報告した前記測定結果を搬送するアップリンクシグナリングは、接続確立リクエスト、接続回復リクエスト、接続確立完了シグナリングと接続回復完了シグナリングのいずれか一つを含む。
一つの可能な例では、前記配置情報が基準信号の配置情報を含み、前記端末が前記測定配置に従って測定結果を取得することは、前記端末が非アクティブ状態に切り替えた後に、前記測定配置に従って前記基準信号を測定して測定結果を取得することを含む。
これから分かるように、本例では、端末は切り替えた後に測定を開始して測定結果を取得することができ、これにより、遅延処理がリアルタイム性に影響を与えることを回避し、端末を配置するためのネットワーク情報のリアルタイム性を向上させる。
一つの可能な例では、前記配置情報が基準信号の配置情報を含み、前記端末が前記測定配置に従って測定結果を取得することは、前記端末が非アクティブ状態に切り替えた後、且つアップリンクデータ又はダウンリンクページングメッセージを検出した場合、前記測定配置に従って前記基準信号を測定して測定結果を取得することを含む。
これから分かるように、本例では、端末は非アクティブ状態に切り替えた後、需要に応じて測定して測定結果を取得し、これにより、不必要な条件下での測定に起因する追加の電力消費を回避し、端末の電力消費管理効率の向上に役立つ。
本可能な例では、前記基準信号はアイドル状態基準信号及び/又は接続状態基準信号を含む。
ここで、アイドル状態基準信号は例えばLTEシステムにおけるセル基準信号(CRS:Cell Reference Signal)又は5G NRシステムにおける同期信号(SS:Sync Signal)又は同期ブロック(SS Block)(SS Blockが少なくともSSを含む)であってもよく、接続状態基準信号は例えばLTEシステムにおける復調基準信号(DMRS:De Modulation Reference Signal)、チャネル状態情報基準信号(CSI−RS:Channel State Information Reference Signal)、又は5GシステムにおけるCSI−RSであってもよく、ここで一意に限定されない。
一つの可能な例では、前記方法はさらに前記端末が、現在のエリアが測定有効エリアに属しないことを検出した場合、及び/又は現在の時間が測定有効時間に属しないことを検出した場合に、前記配置情報を解放することを含む。
これから分かるように、本例では、端末は、測定条件を満たしないことを検出した後に配置情報に関連付けられたリソースに対する占有をリアルタイムに解除し、これにより、端末の無線伝送リソースの管理効率の向上に役立つ。
一つの可能な例では、前記配置情報を搬送するシグナリングは無線リソース接続(RRC)の接続解放シグナリング又はRRC再構成シグナリングであり、
前記配置情報は、測定周波数、測定モード、測定有効時間と測定有効エリアのうちの少なくとも一つを含む。
ここで、前記測定周波数は測定のスペクトル周波数を含む。前記測定有効時間は、該測定配置が非アクティブ状態になった後にどのぐらいになってから有効になるかを示すことに用いられ、前記測定有効エリアは、一つ又は複数のセルを含み、又は一つ又は複数の無線アクセスネットワークエリア(RAN Area)を含む。
これから分かるように、本例では、配置情報は、測定して測定結果を取得するように端末に正確に指示することができ、これにより、端末のネットワーク配置の精度を向上させることに役立ち、また、追加のシグナリングオーバーヘッドを削減させ、配置効率を向上させる。
図3を参照すると、図3は本出願の実施例に係る上記の例示的な通信システムに応用される測定配置方法は、以下を含む。
301において、ネットワーク装置は配置情報を送信し、前記配置情報が、端末が非接続状態にある時の測定配置を含み、前記配置情報が、端末が前記測定配置に従って測定して測定結果を取得することに用いられ、前記非接続状態が少なくともアイドル(IDLE)状態と非アクティブ(INACTIVE)状態のうちの一つを含む。
302において、前記ネットワーク装置は前記測定結果を取得し、前記測定結果が、前記端末が接続状態に切り替えた後に報告するものである。
ここで、前記測定結果は前記端末が非接続状態にある時に測定して得られる。
303において、前記ネットワーク装置は、前記測定結果に基づいて接続状態にある前記端末に対してプリセット配置を行い、前記プリセット配置がセカンダリ搬送波及び/又はセカンダリサービスノードの配置を含む。
一つの可能な例では、前記測定結果は一つ又は複数の搬送波の測定結果を含み、前記ネットワーク装置が前記測定結果に基づいて接続状態にある前記端末に対してプリセット配置を行うことは、前記ネットワーク装置がプリセット条件を満たす一つ又は複数の搬送波を前記端末のセカンダリ搬送波に追加し、ここで、前記プリセット条件が、前記測定結果がプリセット閾値より大きいことであってもよいことを含む。
一つの可能な例では、前記測定結果が一つ又は複数の他のサービスノードの測定結果を含み、前記ネットワーク装置が前記測定結果に基づいて接続状態にある前記端末に対してプリセット配置を行うことは、前記ネットワーク装置がプリセット条件を満たす一つ又は複数の搬送波を前記端末のセカンダリ搬送波に追加し、ここで、前記他のサービスノードが前記端末のプライマリサービスノード以外のサービスノードであり、前記プリセット条件が、前記測定結果がプリセット閾値より大きいことであってもよいことを含む。
これから分かるように、本出願の実施例では、端末は、まず配置情報を取得し、ここで該配置情報が、端末が非接続状態にある時の測定配置を含み、非接続状態が少なくともアイドル(IDLE)状態と非アクティブ(INACTIVE)状態のうちの一つを含み、次に、端末は前記測定配置に従って測定結果を取得する。端末が非接続状態において上記配置情報に基づいてネットワーク信号を測定して測定結果を取得することができ、これにより、端末は接続状態に切り替えた後、ネットワーク装置へ該測定結果を報告することができ、ネットワーク装置は該測定結果に基づいて端末のためにプリセット配置を迅速に行うことができ、それによって端末が接続状態に切り替えた後にネットワーク配置を行うためのシグナリングオーバーヘッドを削減させ、端末のネットワーク配置効率の向上に役立つ。
一つの可能な例では、前記配置情報は基準信号の配置情報を含む。
一つの可能な例では、前記基準信号はアイドル状態基準信号及び/又は接続状態基準信号を含む。
一つの可能な例では、前記配置情報が測定報告トリガイベントを含み、前記測定結果は、前記端末が前記測定報告トリガイベントに基づき、前記測定結果を報告するか否かを判定し、そうである場合、報告するものである。
一つの可能な例では、前記ネットワーク装置が前記測定結果を取得することは、前記ネットワーク装置が前記端末からの指示情報を受信し、前記指示情報が前記測定結果を示すことに用いられることを含む。
一つの可能な例では、前記ネットワーク装置が前記測定結果を取得することは、前記ネットワーク装置が前記端末へ測定結果報告リクエストを送信することと、前記ネットワーク装置が、前記端末が前記測定結果報告リクエストに応答して報告した前記測定結果を受信することとを含む。
一つの可能な例では、前記測定結果を搬送するアップリンクシグナリングは、接続確立リクエスト、接続回復リクエスト、接続確立完了シグナリングと接続回復完了シグナリングのいずれか一つを含む。
一つの可能な例では、前記配置情報を搬送するシグナリングは無線リソース接続(RRC)の接続解放シグナリング又はRRC再構成シグナリングであり、
前記配置情報は、測定周波数、測定モード、測定有効時間と測定有効エリアのうちの少なくとも一つを含む。
図2と図3の実施例と一致し、図4を参照し、図4は本出願の実施例に係る上記の例示的な通信システムに応用される測定配置方法は、以下を含む。
401において、ネットワーク装置は、配置情報を送信し、前記配置情報が、端末が非接続状態にある時の測定配置を含み、前記配置情報が、端末が前記測定配置に従って測定して測定結果を取得することに用いられ、前記非接続状態が少なくともアイドル(IDLE)状態と非アクティブ(INACTIVE)状態のうちの一つを含むことを含む。
402において、端末は、配置情報を取得し、前記配置情報が、端末が非接続状態にある時の測定配置を含み、前記非接続状態が少なくともアイドル(IDLE)状態と非アクティブ(INACTIVE)状態のうちの一つを含む。
403において、前記端末は前記測定配置に従って測定結果を取得する。
ここで、前記測定結果は前記端末が非接続状態にある時に測定して得られる。
404において、前記端末は接続状態に切り替える。
405において、前記端末は前記測定結果を報告する。
406において、前記ネットワーク装置は前記測定結果を取得し、前記測定結果が、前記端末が接続状態に切り替えた後に報告するものである。
407において、前記ネットワーク装置は、前記測定結果に基づいて接続状態にある前記端末に対してプリセット配置を行い、前記プリセット配置がセカンダリ搬送波及び/又はセカンダリサービスノードの配置を含む。
一つの可能な例では、前記報告した前記測定結果は一つ又は複数の搬送波の測定結果を含み、前記一つ又は複数の搬送波の測定結果はプリセット条件を満たす一つ又は複数の搬送波を前記端末のセカンダリ搬送波に追加するために前記ネットワーク装置によって用いられ、又は、
前記報告した測定結果は一つ又は複数の他のサービスノードの測定結果を含み、前記一つ又は複数の他のサービスノードの測定結果は、プリセット条件を満たす一つ又は複数の他のサービスノードを前記端末のセカンダリSNに追加するために前記ネットワーク装置によって用いられる。
ここで、前記他のサービスノードは前記端末のプライマリサービスノード以外のサービスノードであり、前記プリセット条件は前記測定結果がプリセット閾値より大きいことであってよく、基地局によって実現され、ここで限定されない。
これから分かるように、本出願の実施例では、端末は、まず配置情報を取得し、ここで該配置情報が、端末が非接続状態にある時の測定配置を含み、非接続状態が少なくともアイドル(IDLE)状態と非アクティブ(INACTIVE)状態のうちの一つを含み、次に、端末は前記測定配置に従って測定結果を取得する。端末が非接続状態において上記配置情報に基づいてネットワーク信号を測定して測定結果を取得することができ、これにより、端末は接続状態に切り替えた後、ネットワーク装置へ該測定結果を報告することができ、ネットワーク装置は該測定結果に基づいて端末のためにプリセット配置を迅速に行うことができ、それによって端末が接続状態に切り替えた後にネットワーク配置を行うためのシグナリングオーバーヘッドを削減させ、端末のネットワーク配置効率の向上に役立つ。
本可能な例では、前記配置情報が測定報告トリガイベントを含み、前記端末が前記測定結果を報告することは、端末が前記測定報告トリガイベントに基づき、前記測定結果を報告するか否かを判定し、そうである場合、前記測定結果を報告することを含む。
ここで、前記測定報告トリガイベントは例えば、測定された隣サービスセルの信号強度又は信号品質がプリセット閾値より大きいこと、又は測定された隣サービスセルの信号強度又は信号品質が現在の接続しているサービスセルの信号強度又は信号品質より一つのオフセット(offset)大きいことなどであってもよく、ここで一意に限定されない。ここで、上述する信号強度又は信号品質は、信号強度、信号品質、信号対雑音比などの信号信号強度と品質を示すいかなる値を指すことができ、ここで一意に限定されない。
一つの可能な例では、前記測定結果は、前記端末が前記測定報告トリガイベントに基づき、前記測定結果を報告するか否かを判定し、そうである場合、報告するものである。
本可能な例では、前記端末が前記測定結果を報告することは、前記端末が前記ネットワーク装置へ指示情報を送信し、前記指示情報が前記測定結果を示すことに用いられることを含む。
一つの可能な例では、前記端末が前記測定結果を報告することは、前記端末が前記ネットワーク装置からの測定結果報告リクエストを受信することと、前記端末が前記ネットワーク装置へ前記測定結果を報告することとを含む。
一つの可能な例では、前記ネットワーク装置が前記測定結果を取得することは、前記ネットワーク装置が前記端末からの指示情報を受信し、前記指示情報が前記測定結果を示すことに用いられることを含む。
一つの可能な例では、前記ネットワーク装置が前記測定結果を取得することは、前記ネットワーク装置が前記端末へ測定結果報告リクエストを送信することと、前記ネットワーク装置が、前記端末が前記測定結果報告リクエストに応答して報告した前記測定結果を受信することとを含む。
一つの可能な例では、前記報告した前記測定結果を搬送するアップリンクシグナリングは、接続確立リクエスト、接続回復リクエスト、接続確立完了シグナリングと接続回復完了シグナリングのいずれか一つを含む。
一つの可能な例では、前記配置情報が基準信号の配置情報を含み、前記端末が前記測定配置に従って測定結果を取得することは、前記端末が非アクティブ状態に切り替えた後に、前記測定配置に従って前記基準信号を測定して測定結果を取得することを含む。
これから分かるように、本例では、端末は切り替えた後に測定を開始して測定結果を取得することができ、これにより、遅延処理がリアルタイム性に影響を与えることを回避し、端末を配置するためのネットワーク情報のリアルタイム性を向上させる。
一つの可能な例では、前記配置情報が基準信号の配置情報を含み、前記端末が前記測定配置に従って測定結果を取得することは、前記端末が非アクティブ状態に切り替えた後、且つアップリンクデータ又はダウンリンクページングメッセージを検出した場合、前記測定配置に従って前記基準信号を測定して測定結果を取得することを含む。
これから分かるように、本例では、端末は非アクティブ状態に切り替えた後、需要に応じて測定して測定結果を取得し、これにより、不必要な条件下での測定に起因する追加の電力消費を回避し、端末の電力消費管理効率の向上に役立つ。
本可能な例では、前記基準信号はアイドル状態基準信号及び/又は接続状態基準信号を含む。ここで、アイドル状態基準信号は例えばLTEシステムにおけるセル基準信号(CRS:Cell Reference Signal)又は5G NRシステムにおける同期信号であってもよく、接続状態基準信号は例えばLTEシステムにおける復調基準信号(DMRS:De Modulation Reference Signal)、チャネル状態情報基準信号(CSI−RS:Channel State Information Reference Signal)、又は5GシステムにおけるCSI−RSであってもよく、ここで一意に限定されない。
一つの可能な例では、前記方法はさらに前記端末が、現在のエリアが測定有効エリアに属しないことを検出した場合、及び/又は現在の時間が測定有効時間に属しないことを検出した場合に、前記配置情報を解放することを含む。
これから分かるように、本例では、端末は、測定条件を満たしないことを検出した後に配置情報に関連付けられたリソースに対する占有をリアルタイムに解除し、これにより、端末の無線伝送リソースの管理効率を向上することに役立つ。
一つの可能な例では、前記配置情報を搬送するシグナリングは無線リソース接続(RRC)の接続解放シグナリング又はRRC再構成シグナリングであり、
前記配置情報は、測定周波数、測定モード、測定有効時間と測定有効エリアのうちの少なくとも一つを含む。
ここで、前記測定周波数は測定のスペクトル周波数を含む。前記測定有効時間は、該測定配置が非アクティブ状態になった後にどのぐらいになってから有効になるかを示すことに用いられ、前記測定有効エリアは、一つ又は複数のセルを含み、又は一つ又は複数の無線アクセスネットワークエリア(RAN Area)を含む。
これから分かるように、本例では、配置情報は、測定して測定結果を取得するように端末に正確に指示することができ、これにより、端末のネットワーク配置の精度を向上させることに役立ち、また、追加のシグナリングオーバーヘッドを削減させ、配置効率を向上させる。
上記実施例と一致し、図5を参照し、図5は本発明の実施例に係る端末の構造図であり、図5に示すように、該端末は、一つ又は複数のプロセッサ、メモリ、通信インタフェース及び一つ又は複数のプログラムを備え、ここで、前記一つ又は複数のプログラムが前記メモリに記憶され、そして前記一つ又は複数のプロセッサによって実行されるように構成され、前記プログラムが以下のステップを実行するための命令を含む:
配置情報を取得し、前記配置情報が、端末が非接続状態にある時の測定配置を含み、前記非接続状態が少なくともアイドル(IDLE)状態と非アクティブ(INACTIVE)状態のうちの一つを含み、
前記測定配置に従って測定結果を取得する。
これから分かるように、本発明の実施例では、端末は、まず配置情報を取得し、ここで該配置情報が、端末が非接続状態にある時の測定配置を含み、非接続状態が少なくともアイドル(IDLE)状態と非アクティブ(INACTIVE)状態のうちの一つを含み、次に、端末は前記測定配置に従って測定結果を取得する。端末が非接続状態において上記配置情報に基づいてネットワーク信号を測定して測定結果を取得することができ、これにより、端末は接続状態に切り替えた後、ネットワーク装置へ該測定結果を報告することができ、ネットワーク装置は該測定結果に基づいて端末のためにプリセット配置を迅速に行うことができ、それによって端末が接続状態に切り替えた後にネットワーク配置を行うためのシグナリングオーバーヘッドを削減させ、端末のネットワーク配置効率の向上に役立つ。
一つの可能な例では、前記配置情報が基準信号の配置情報を含み、前記測定配置に従って測定結果を取得する方面において、前記プログラムにおける命令が以下の操作を実行することに用いられる:非アクティブ状態に切り替えた後に、前記測定配置に従って前記基準信号を測定して測定結果を取得し、又は、非アクティブ状態に切り替えた後、且つアップリンクデータ又はダウンリンクページングメッセージを検出した場合、前記測定配置に従って前記基準信号を測定して測定結果を取得する。
一つの可能な例では、前記基準信号はアイドル状態基準信号及び/又は接続状態基準信号を含む。
一つの可能な例では、前記プログラムはさらに以下の操作を実行するための命令を含む:前記測定配置に従って測定結果を取得した後、接続状態に切り替え、前記測定結果を報告する。
一つの可能な例では、前記配置情報が測定報告トリガイベントを含み、前記測定結果を報告する方面において、前記プログラムにおける命令が具体的に以下の操作を実行することに用いられる:前記測定報告トリガイベントに基づき、前記測定結果を報告するか否かを判定し、そうである場合、前記測定結果を報告する。
一つの可能な例では、前記測定結果を報告する方面において、前記プログラムにおける命令は、以下の操作を実行することに用いられる:前記ネットワーク装置へ指示情報を送信し、前記指示情報が前記測定結果を示すことに用いられる。
一つの可能な例では、前記測定結果を報告する方面において、前記プログラムにおける命令は以下の操作を実行することに用いられる:前記ネットワーク装置からの測定結果報告リクエストを受信し、前記ネットワーク装置へ前記測定結果を報告する。
一つの可能な例では、前記報告した前記測定結果を搬送するアップリンクシグナリングは、接続確立リクエスト、接続回復リクエスト、接続確立完了シグナリングと接続回復完了シグナリングのいずれか一つを含む。
一つの可能な例では、前記プログラムはさらに以下の操作を実行するための命令を含む:現在のエリアが測定有効エリアに属しないことを検出すること、及び/又は現在の時間が測定有効時間に属しないことを検出した場合に、前記配置情報を解放する。
一つの可能な例では、前記配置情報を搬送するシグナリングは無線リソース接続(RRC)の接続解放シグナリング又はRRC再構成シグナリングであり、前記配置情報は、測定周波数、測定モード、測定有効時間と測定有効エリアのうちの少なくとも一つを含む。
上記実施例と一致し、図6を参照し、図6は本発明の実施例に係る端末の構造図であり、図6に示すように、該端末は、一つ又は複数のプロセッサ、メモリ、通信インタフェース及び一つ又は複数のプログラムを備え、ここで、前記一つ又は複数のプログラムが前記メモリに記憶され、そして前記一つ又は複数のプロセッサによって実行されるように構成され、前記プログラムが以下のステップを実行するための命令を含む:
配置情報を送信し、前記配置情報が、端末が非接続状態にある時の測定配置を含み、前記配置情報が、端末が前記測定配置に従って測定して測定結果を取得することに用いられ、前記非接続状態が少なくともアイドル(IDLE)状態と非アクティブ(INACTIVE)状態のうちの一つを含む。
これから分かるように、本発明の実施例では、端末は、まず配置情報を取得し、ここで該配置情報が、端末が非接続状態にある時の測定配置を含み、非接続状態が少なくともアイドル(IDLE)状態と非アクティブ(INACTIVE)状態のうちの一つを含み、次に、端末は前記測定配置に従って測定結果を取得する。端末が非接続状態において上記配置情報に基づいてネットワーク信号を測定して測定結果を取得することができ、これにより、端末は接続状態に切り替えた後、ネットワーク装置へ該測定結果を報告することができ、ネットワーク装置は該測定結果に基づいて端末のためにプリセット配置を迅速に行うことができ、それによって端末が接続状態に切り替えた後にネットワーク配置を行うためのシグナリングオーバーヘッドを削減させ、端末のネットワーク配置効率の向上に役立つ。
一つの可能な例では、前記配置情報は基準信号の配置情報を含む。
一つの可能な例では、前記基準信号はアイドル状態基準信号及び/又は接続状態基準信号を含む。
一つの可能な例では、前記プログラムはさらに以下の操作を実行するための命令を含む:配置情報を送信した後、前記測定結果を取得し、前記測定結果が、前記端末が接続状態に切り替えた後に報告するものである。
一つの可能な例では、前記配置情報が測定報告トリガイベントを含み、前記測定結果は、前記端末が前記測定報告トリガイベントに基づき、前記測定結果を報告するか否かを判定し、前記トリガイベントが開始された場合、報告するものである。
一つの可能な例では、前記測定結果を取得する方面において、前記プログラムにおける命令は、以下の操作を実行することに用いられる:前記端末からの指示情報を受信し、前記指示情報が前記測定結果を示すことに用いられる。
一つの可能な例では、前記測定結果を取得する方面において、前記プログラムにおける命令は具体的に以下の操作を実行することに用いられる:前記端末へ測定結果報告リクエストを送信し、前記端末が前記測定結果報告リクエストに応答して報告した前記測定結果を受信する。
一つの可能な例では、前記測定結果を搬送するアップリンクシグナリングは、接続確立リクエスト、接続回復リクエスト、接続確立完了シグナリングと接続回復完了シグナリングのいずれか一つを含む。
一つの可能な例では、前記配置情報を搬送するシグナリングは無線リソース接続(RRC)の接続解放シグナリング又はRRC再構成シグナリングであり、前記配置情報は、測定周波数、測定モード、測定有効時間と測定有効エリアのうちの少なくとも一つを含む。
一つの可能な例では、前記プログラムはさらに以下の操作を実行するための命令を含む:前記測定結果に基づいて接続状態にある前記端末に対してプリセット配置を行い、前記プリセット配置がセカンダリ搬送波及び/又はセカンダリサービスノードの配置を含む。
以上に各ネットワーク要素間のインタラクションの観点から本出願の実施例の解決策を説明した。端末とネットワーク装置が上記機能を実現するために、各機能を実行するための対応するハードウェア構造及び/又はソフトウェアモジュールを備えることは理解できる。当業者は、本明細書で開示された実施例と組み合わせて説明された各例のユニット及びアルゴリズムステップが本出願でハードウェア又はハードウェアとコンピュータソフトウェアの組み合わせで実現されてもいよいことを容易に理解するべきである。ある機能がハードウエア又はコンピュータソフトウエアで実行されるかは、技術的解決策の特定アプリケーションと設計制約条件に依存する。当業者は各特定のアプリケーションに対して異なる方法を用いて記述される機能を実現することができるが、このような実現は本出願の範囲を超えると考えられるべきではない。
本出願の実施例は上記方法の例に基づいて端末とネットワーク装置に対して機能ユニットの区分を行うことができ、例えば、各機能に対応して各機能ユニットを区分することができ、2つ以上の機能を一つの処理ユニットに統合することもできる。上記の統合されたユニットはハードウェアの形態で実現されてもよいし、ソフトウェアプログラムモジュールの形態で実現されてもよい。説明すべきものとして、本出願の実施例ではユニットに対する区分は概略的であり、論理的な機能区分に過ぎず、実際に実施する時に他の区分方式があり得る。
統合されたユニットを用いる場合、図7に上記実施例に係る端末の一つの可能な機能ユニット構成ブロック図が示される。端末700は処理ユニット702と通信ユニット703を備える。処理ユニット702は端末の動作を制御して管理するように構成され、例えば、処理ユニット702は端末が図2におけるステップ202−203、図4におけるステップ402−405及び/又は本明細書に記載される技術のための他のプロセスを実行することをサポートするように構成される。通信ユニット703は端末と他の装置の通信、例えば図5に示されるネットワーク装置との通信をサポートするように構成される。端末は端末のプログラムコードとデータを記憶するように構成される記憶ユニット701をさらに備えることができる。
ここで、処理ユニット702は、プロセッサ又はコントローラであってもよく、例えば中央プロセッサ(CPU:Central Processing Unit)、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、特定用途向け集積回路(ASIC:Application Specific Integrated Circuit)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA:Field Programmable Gate Array)又は他のプログラマブル論理デバイス、トランジスタ論理デバイス、ハードウェア部材又はそれらの任意の組み合わせであってもよい。それは本出願で開示された内容を組み合わせて説明された様々な例示的な論理ブロック、モジュール及び回路を実現又は実行することができる。前記プロセッサは計算機能を実現する組み合わせであってもよく、例えば一つ又は複数のマイクロプロセッサ、DSPとマイクロプロセッサの組み合わせなどを含む。通信ユニット703は送受信機、送受信回路などであってもよく、記憶ユニット701はメモリであってもよい。
ここで、前記処理ユニット702は前記通信ユニット703を介して配置情報を取得し、前記配置情報が、端末が非接続状態にある時の測定配置を含み、前記非接続状態が少なくともアイドル(IDLE)状態と非アクティブ(INACTIVE)状態のうちの一つを含み、前記通信ユニット703を介して前記測定配置に従って測定結果を取得するように構成される。
一つの可能な例では、前記配置情報が基準信号の配置情報を含み、前記測定配置に従って測定結果を取得する方面において、前記処理ユニット702は、具体的に非アクティブ状態に切り替えた後に、前記測定配置に従って前記基準信号を測定して測定結果を取得し、又は、非アクティブ状態に切り替えた後、且つアップリンクデータ又はダウンリンクページングメッセージを検出した場合、前記測定配置に従って前記基準信号を測定して測定結果を取得するように構成される。
一つの可能な例では、前記基準信号はアイドル状態基準信号及び/又は接続状態基準信号を含む。
一つの可能な例では、前記処理ユニット702は前記通信ユニット703を介して前記測定配置に従って測定結果を取得した後、さらに接続状態に切り替え、前記測定結果を報告するように構成される。
一つの可能な例では、前記配置情報が測定報告トリガイベントを含み、前記測定結果を報告する方面において、前記処理ユニット702が具体的に前記測定報告トリガイベントに基づき、前記測定結果を報告するか否かを判定し、そうである場合、前記測定結果を報告するように構成される。
一つの可能な例では、前記測定結果を報告する方面において、前記処理ユニット702は、具体的に前記通信ユニット703を介して前記ネットワーク装置へ指示情報を送信するように構成され、前記指示情報が前記測定結果を示すことに用いられる。
一つの可能な例では、前記測定結果を報告する方面において、前記処理ユニット702は、具体的に前記通信ユニット703を介して前記ネットワーク装置からの測定結果報告リクエストを受信し、前記通信ユニット703を介して前記ネットワーク装置へ前記測定結果を報告するように構成される。
一つの可能な例では、前記報告した前記測定結果を搬送するアップリンクシグナリングは、接続確立リクエスト、接続回復リクエスト、接続確立完了シグナリングと接続回復完了シグナリングのいずれか一つを含む。
一つの可能な例では、前記処理ユニット702はさらに現在のエリアが測定有効エリアに属しないことを検出するように構成され、及び/又は現在の時間が測定有効時間に属しないことを検出した場合に、前記配置情報を解放するように構成される。
一つの可能な例では、前記配置情報を搬送するシグナリングは無線リソース接続(RRC)の接続解放シグナリング又はRRC再構成シグナリングであり、
前記配置情報は、測定周波数、測定モード、測定有効時間と測定有効エリアのうちの少なくとも一つを含む。
処理ユニット702がプロセッサであり、通信ユニット703が通信インタフェースであり、記憶ユニット701がメモリである場合、本出願の実施例に係る端末は図4に示す端末であってもよい。
統合されたユニットを用いる場合、図8に上記実施例に係るネットワーク装置の一つの可能な機能ユニット構成ブロック図が示される。ネットワーク装置800は処理ユニット802と通信ユニット803を備える。処理ユニット802はネットワーク装置の動作を制御して管理するように構成され、例えば、処理ユニット802はネットワーク側装置が図3のステップ301〜303、図4における401、406、407及び/又は本明細書に記載される技術のための他のプロセスを実行することをサポートするように構成される。通信ユニット803はネットワーク装置と他の装置の通信、例えば図4に示される端末との通信をサポートするように構成される。ネットワーク装置はさらにネットワーク装置のプログラムコードとデータを記憶するように構成される記憶ユニット801をさらに備えることができる。
ここで、処理ユニット802は、プロセッサ又はコントローラであってもよく、通信ユニット803は、送受信機、送受信回路、RFチップなどであってもよく、記憶ユニット801はメモリであってもよい。
ここで、前記処理ユニット802は前記通信ユニット803を介して配置情報を送信するように構成され、前記配置情報が、端末が非接続状態にある時の測定配置を含み、前記配置情報が測定結果を取得するために端末によって用いられ、前記非接続状態が少なくともアイドル(IDLE)状態と非アクティブ(INACTIVE)状態のうちの一つを含む。
一つの可能な例では、前記配置情報は基準信号の配置情報を含む。
一つの可能な例では、前記基準信号はアイドル状態基準信号及び/又は接続状態基準信号を含む。
一つの可能な例では、前記処理ユニット802は、前記通信ユニット803を介して配置情報を送信した後、さらに前記通信ユニット803を介して前記測定結果を取得するように構成され、前記測定結果が、前記端末が接続状態に切り替えた後に報告するものである。
一つの可能な例では、前記配置情報が測定報告トリガイベントを含み、前記測定結果は、前記端末が前記測定報告トリガイベントに基づき、前記測定結果を報告するか否かを判定し、前記トリガイベントが開示された場合、報告するものである。
一つの可能な例では、前記測定結果を取得する方面において、前記処理ユニット802は、具体的に前記通信ユニット803を介して前記端末からの指示情報を受信するように構成され、前記指示情報が前記測定結果を示すことに用いられる。
一つの可能な例では、前記測定結果を取得する方面において、前記処理ユニット802は、具体的に前記通信ユニット803を介して前記端末へ測定結果報告リクエストを送信し、前記通信ユニット803を介して端末が前記測定結果報告リクエストに応答して報告した前記測定結果を受信するように構成される。
一つの可能な例では、前記測定結果を搬送するアップリンクシグナリングは、接続確立リクエスト、接続回復リクエスト、接続確立完了シグナリングと接続回復完了シグナリングのいずれか一つを含む。
一つの可能な例では、前記配置情報を搬送するシグナリングは無線リソース接続(RRC)の接続解放シグナリング又はRRC再構成シグナリングであり、
前記配置情報は、測定周波数、測定モード、測定有効時間と測定有効エリアのうちの少なくとも一つを含む。
一つの可能な例では、前記処理ユニット802は、さらに前記測定結果に基づいて接続状態にある前記端末に対してプリセット配置を行うように構成され、前記プリセット配置がセカンダリ搬送波及び/又はセカンダリサービスノードの配置を含む。
処理ユニット802がプロセッサであり、通信ユニット803が通信インタフェースであり、記憶ユニット801がメモリである場合、本出願の実施例に係るネットワーク装置は図5に示すネットワーク装置であってもよい。
本出願の実施例はさらに別の端末を提供し、図9に示すように、説明を容易にするために、本出願の実施例と関連する部分だけが示され、具体的な技術的詳細については、本出願の実施例の方法部分を参照する。該端末は携帯電話、タブレット型コンピュータ、PDA(Personal Digital Assistant:パーソナルデジタルアシスタント)、POS(Point of Sales:販売端末)、車載型コンピュータなどを含む任意の端末装置であってもよく、端末を例とする。
図9は本出願の実施例に係る端末と関連付けられた携帯電話の部分構造のブロック図である。図9を参照すると、携帯電話は無線周波数(RF:Radio Frequency)回路910、メモリ920、入力ユニット930、表示ユニット940、センサー950、オーディオ回路960、ワイヤレスフィデリティ(WiFi:Wireless Fidelity)モジュール970、プロセッサ980、及び電源990などの部材を含む。当業者であれば、図9に示す携帯電話の構成が携帯電話を限定するためのものではなく、図示よりもより多い又はより少ない部材を含むことができ、又はいくつかの部品、又は異なる部材を組み合わせて配置されてもよいことを理解できる。
以下に図9と組み合わせて携帯電話の各構成部材を具体的に説明する。
RF回路910は情報の受信及び送信に用いられてもよい。通常、RF回路910はアンテナ、少なくとも一つの増幅器、送受信機、カプラ、低雑音増幅器(LNA:Low Noise Amplifier)、デュプレクサなどを含むがこれらに限定されない。また、RF回路910はさらに無線通信及びネットワークを介して他の装置と通信することができる。上記無線通信は、いずれかの通信基準又はプロトコルを用いることができ、グローバル移動体通信システム(GSM:Global System of Mobile communication)、汎用パケット無線サービス(GPRS:General Packet Radio Service)、符号分割多元接続(CDMA:Code Division Multiple Access)、広帯域符号分割多元接続(WCDMA:ideband Code Division Multiple Access)、長期進化型(LTE:Long Term Evolution)、電子メール、ショートメッセージングサービス(SMS:Short Messaging Service)などを含むがこれらに限定されない。
メモリ920はソフトウェアプログラム及びモジュールを記憶するように構成されてもよく、プロセッサ980はメモリ920に記憶されたソフトウェアプログラム及びモジュールを動作させることにより、携帯電話の各種の機能アプリケーション及びデータ処理を実行する。メモリ920は主にプログラム記憶領域とデータ記憶領域を含むことができ、ここでプログラム記憶領域がオペレーティングシステム、少なくとも一つの機能に必要なアプリケーションプログラムなどを記憶することができ、データ記憶領域が携帯電話の使用に応じて作成されたデータ等を記憶することができる。また、リザーバ920は高速ランダムアクセスメモリを含むことができ、さらに不揮発性メモリ、例えば少なくとも一つの磁気ディスク記憶デバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の揮発性ソリッドステートメモリデバイスを含むことができる。
入力ユニット930は入力された数字又は文字情報を受信し、携帯電話のユーザ設定及び機能制御に関するキー信号入力を生成するように構成されてもよい。具体的には、入力ユニット930は指紋識別モジュール931及び他の入力装置932を含むことができる。指紋識別モジュール931はその上のユーザの指紋データを収集することができる。指紋識別モジュール931に加えて、入力ユニット930はさらに他の入力装置932を含むことができる。具体的には、他の入力装置932はタッチスクリーン、物理キーボード、機能キー(例えば音量制御キー、スイッチキー等)、トラックボール、マウス、ジョイスティックなどのうちの一つ又は複数を含むことができるがこれらに限定されない。
表示ユニット940はユーザにより入力された情報又はユーザに供給された情報及び携帯電話の様々なメニューを表示することに用いられてもよい。表示ユニット940はディスプレイ941を含むことができ、選択可能に、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)、有機発光ダイオード(OLED:Organic Light−Emitting Diode)などの形態でディスプレイ941を配置することができる。図9では、指紋識別モジュール931とディスプレイ941は二つの独立した部材として携帯電話の入力及び入力機能を実現するが、いくつかの実施例では、指紋識別モジュール931とディスプレイ941を統合して携帯電話の入力と放送機能を実現することができる。
携帯電話はさらに少なくとも一つのセンサー950、例えば光センサー、モーションセンサ及び他のセンサーを備えることができる。具体的には、光センサーは周辺光センサー及び近接センサーを含むことができ、ここで、周辺光センサーが周辺光の明るさに応じてディスプレイ941の輝度を調節することができ、近接センサーが携帯電話が耳に移動する時に、ディスプレイ941び/又はバックライトをオフにすることができる。モーションセンサの一種として、加速度センサーは各方向(一般的に三つの軸である)の加速度の大きさを検出でき、静止する時に重力の大きさ及び方向を検出でき、携帯電話ジェスチャーの用途(例えば水平及び垂直画面の切り替え、関連ゲーム、磁力計のジェスチャー校正)への識別、関連機能(例えば歩数計、叩き)への振動識別などに用いられてもよく、携帯電話に対してジャイロ、気圧計、湿度計、温度計、赤外線センサー等の他のセンサを配置することもでき、ここで説明を省略する。
オーディオ回路960、スピーカ961、マイクロフォン962はユーザと携帯電話との間のオーディオインタフェースを提供することができる。オーディオ回路960は受信されたオーディオデータが変換された電気信号を、スピーカ961に伝送することができ、スピーカ961によって音声信号に変換して放送し、一方では、マイクロホン962は収集された音声信号を電気信号に変換し、オーディオ回路960によって受信してオーディオデータに変換し、オーディオデータをプロセッサ980に放送して処理した後、RF回路910を介して例えば別の携帯電話に送信し、又はオーディオデータをメモリ920に放送して処理する。
WiFiが短距離無線伝送技術に属し、携帯電話はWiFiモジュール970を介してユーザによる電子メールの送受信、ウェウブページへの閲覧及びストリーミングメディアへのアクセスなどに役立つことができ、それはユーザに無線広帯域インターネットアクセスを提供する。図9にWiFiモジュール970が示されるが、それが携帯電話の必要な構成に属せず、完全に需要に応じて発明の本質を変更しない範囲で省略されてもよいことは、理解できる。
プロセッサ980は携帯電話の制御センターであり、様々なインタフェース又は回線を用いて携帯電話全体の各部分を接続し、メモリ920に記憶されたソフトウェアプログラム及び/又はモジュールを動作又は実行し、メモリ920に記憶されたデータを呼び出し、携帯電話の様々な機能及び処理データを実行することにより、携帯電話全体を監視する。選択可能に、プロセッサ980は一つ又は複数の処理ユニットを含むことができ、好ましくは、プロセッサ980はアプリケーションプロセッサとモデムプロセッサを統合すことができ、ここで、アプリケーションプロセッサが主に操作システム、ユーザインタフェースとアプリケーションプログラムなどを処理し、モデムプロセッサが主に無線通信を処理する。上記モデムプロセッサがプロセッサ980に集積されなくてもよいことは、理解できる。
携帯電話はさらに各部品に電力を供給する電源990(例えば電池)を含み、好ましくは、電源は電源管理システムを介してプロセッサ980に論理的に接続されてもよく、これにより電源管理システムによって充電、放電、及び電力消費管理などの機能を実現する。
図示していないが、携帯電話はさらにカメラ、ブルートゥースモジュール等を備えることができ、ここでは説明を省略する。
前記図2〜図4に示す実施例では、各ステップ方法における端末側のプロセスは該携帯電話の構造に基づいて実現されてもよい。
前記図4、図5に示す実施例では、各ユニットの機能は該携帯電話の構造に基づいて実現されてもよい。
本出願の実施例はさらにコンピュータ可読記憶媒体を提供し、ここで前記コンピュータ可読記憶媒体が電子データ交換のためのコンピュータプログラムを記憶し、ここで、前記コンピュータプログラムによりコンピュータが上記方法の実施例における端末で説明された一部又は全てのステップを実行する。
本出願の実施例はさらにコンピュータ可読記憶媒体を提供し、ここで前記コンピュータ可読記憶媒体が電子データ交換のためのコンピュータプログラムを記憶し、ここで、前記コンピュータプログラムによりコンピュータが上記方法の実施例におけるネットワーク装置で説明された一部又は全てのステップを実行する。
本出願の実施例はさらにコンピュータプログラム製品を提供し、ここで、前記コンピュータプログラム製品がコンピュータプログラムを記憶する非一時的コンピュータ可読記憶媒体を含み、前記コンピュータプログラムがコンピュータに上記方法における端末に記載される一部又は全てのステップを実行させるように動作されてもよい。該コンピュータプログラム製品は、一つのソフトウェアインストールパッケージであってもよい。
本出願の実施例はさらにコンピュータプログラム製品を提供し、ここで、前記コンピュータプログラム製品がコンピュータプログラムを記憶する非一時的コンピュータ可読記憶媒体を含み、前記コンピュータプログラムがコンピュータに上記方法におけるネットワーク装置に記載される一部又は全てのステップを実行させるように動作されてもよい。該コンピュータプログラム製品は、一つのソフトウェアインストールパッケージであってもよい。
本出願の実施例で説明された方法又はアルゴリズムのステップはハードウェアで実現されてもよいし、プロセッサがソフトウェア命令を実行することで実現されてもよい。ソフトウェア命令が対応するソフトウェアモジュールで構成されてもよく、ソフトウェアモジュールはランダムアクセスメモリ(RAM:Random Access Memory)、フラッシュメモリ、読み出し専用メモリ(ROM:Read Only Memory)、消去可能プログラマブルROM(EPROM:Erasable Programmable ROM)、電気的消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EEPROM:Electrically EPROM)、レジスタ、ハードディスク、モバイルハードディスク、読み出し専用光ディスク(CD−ROM)又は本分野の既知のいかなる他の形態の記憶媒体に記憶されてもよい。例示的な記憶媒体はプロセッサに結合され、これによりプロセッサは該記憶媒体から情報を読み取ることができ、且つ該記憶媒体に情報を書き込むことができる。当然、記憶媒体はプロセッサの構成部分であってもよい。プロセッサと記憶媒体はASICに位置してもよい。また、該ASICはアクセスネットワーク装置、ターゲットネットワーク装置又はコアネットワーク装置に位置してもよい。当然、プロセッサと記憶媒体はディスクリートコンポーネントとしてアクセスネットワーク装置、ターゲットネットワーク装置又はコアネットワーク装置に位置してもよい。
当業者は、上述した一つ又は複数の例において、本出願の実施例で説明された機能が全部又は一部でソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア又はそれらの任意の組み合わせによって実現されてもよいことを理解することができる。ソフトウェアで実行される場合、全て又は部分的にコンピュータプログラム製品の形で実施されてもよい。前記コンピュータプログラム製品は一つ又は複数のコンピュータ命令を含む。コンピュータで前記コンピュータプログラム命令をロードして実行する場合、本出願の実施例に従って説明されたプロセス又は機能を全て部分的に生成する。前記コンピュータは汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、又は他のプログラマブルデバイスであってもよい。前記コンピュータ命令はコンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよく、又は一つのコンピュータ読記憶媒体から別のコンピュータ読記憶媒体に伝送されてもよく、例えば、前記コンピュータ命令は一つウェブサイト、コンピュータ、サーバ又はデータセンターから有線(例えば同軸ケーブル、光ファイバ、デジタル加入者線(DSL:Digital Subscriber Line))又は無線(例えば赤外線、無線、マイクロ波など)で別のウェブサイト、コンピュータ、サーバ又はデータセンターに伝送されてもよい。前記コンピュータ読記憶媒体はコンピュータがアクセスできるいかなる利用可能な媒体であってもよく、又は一つ又は複数の利用可能な媒体で集積されたサーバ、データセンターなどのデータ記憶装置を含む。前記利用可能な媒体は磁気磁気媒体(例えばフロッピーディスク、ハードディスク、磁気テープ)、光学媒体(例えばデジタルビデオディスク(DVD:Digital Video Disc))、又は半導体媒体(例えばソリッドステートディスク(SSD:Solid State Disk))などであってもよい。
上記の具体的な実施形態では、本出願の実施例の目的、技術的解決策と有益な効果をさらに詳しく説明し、理解すべきものとして、上記は本出願の具体的な実施例の具体的な実施形態に過ぎず、本出願の実施例の保護範囲を限定するためのものではなく、本出願の実施例の技術的解決策に基づいて行われるいかなる修正、同等置き換え、改良などは、いずれも本開示の保護範囲内に含まれるべきである。
本出願は通信技術分野に関し、特に測定配置方法及び関連製品に関する。
第4世代の移動通信技術(4G:the 4th Generation mobile communication )による長期進化型(LTE:Long Term Evolution)システムでは、端末が接続状態にある場合、端末は、アイドル状態基準信号(RS:Reference Signal)と接続状態基準信号(RS)に基づいて測定し、測定精度が高い。ネットワークは、これに基づいて端末に対してハンドオーバー、セカンダリサービスノードの追加、セカンダリサービスノードの削除、セカンダリサービスノードの変更などの操作を行う。端末が非接続状態(例えばIDLE又はINACTIVE)にある場合、端末は、ネットワーク信号の測定精度が高くなく、セル選択及び再選択の依拠のみとして使用されてもよいが、ハンドオーバー、及びセカンダリサービスノードの追加/削除/変更などの操作の依拠として使用されることができない。
本出願の実施例は、フィードバックされたアップリンク制御シグナリングのビット数を確定し、アップリンク制御シグナリングオーバーヘッドを削減させるように、測定配置方法及び関連製品を提供する。
第一の態様では、本出願の実施例による測定配置方法は、
端末が測定配置情報を取得し、前記測定配置情報が、端末が非接続状態にある時の測定配置を含み、前記非接続状態が少なくともアイドル(IDLE)状態と非アクティブ(INACTIVE)状態のうちの一つを含むことと、
前記端末が前記測定配置に従って測定結果を取得することとを含む。
第二の態様では、本出願の実施例による測定配置方法は、
ネットワーク装置が測定配置情報を送信し、前記測定配置情報が、端末が非接続状態にある時の測定配置を含み、前記測定配置情報が、端末が前記測定配置に従って測定して測定結果を取得することに用いられ、前記非接続状態が少なくともアイドル(IDLE)状態と非アクティブ(INACTIVE)状態のうちの一つを含むことを含む。
第三の態様では、本出願の実施例による端末は、上記方法設計における端末の動作を実施する機能を備える。前記機能は、ハードウェアによって実現されてもよいし、ハードウェアによって対応するソフトウェアを実行して実現されてもよい。前記ハードウェア又はソフトウェアは、上記機能に対応する一つ又は複数のモジュールを含む。一つの可能な設計において、端末は、プロセッサを備え、前記プロセッサが、端末が上記方法における対応する機能を実行することをサポートするように構成される。さらに、端末はさらに送受信機を備え、前記送受信機が端末とネットワーク装置の間の通信をサポートするように構成される。さらに、端末はさらにメモリをさらに備えることができ、前記メモリが端末に必要なプログラム命令とデータを保存するためのロセッサと結合するように構成される。
第四の態様では、本出願の実施例によるネットワーク装置は、上記方法設計におけるネットワーク装置の動作を実施する機能を備える。前記機能は、ハードウェアによって実現されてもよいし、ハードウェアによって対応するソフトウェアを実行して実現されてもよい。前記ハードウェア又はソフトウェアは上記機能に対応する一つ又は複数のモジュールを含む。一つの可能な設計において、ネットワーク装置は、プロセッサを備え、前記プロセッサが、ネットワーク装置が上記方法における対応する機能を実行することをサポートするように構成される。さらに、ネットワーク装置はさらに送受信機を備え、前記送受信機がネットワーク装置と端末の間の通信をサポートするように構成される。さらに、ネットワーク装置はさらにメモリをさらに備えることができ、前記メモリがネットワーク装置に必要なプログラム命令とデータを保存するためのプロセッサと結合するように構成される。
第五の態様では、本出願の実施例による端末は、プロセッサ、メモリ、通信インタフェース及び一つ又は複数のプログラムを備え、ここで、前記一つ又は複数のプログラムが前記メモリに記憶され、そして前記プロセッサによって実行されるように構成され、前記プログラムが本出願の実施例の第一の態様におけるいずれかの方法のステップを実行するための命令を含む。
第六の態様では、本出願の実施例によるネットワーク装置は、プロセッサ、メモリ、送受信機及び一つ又は複数のプログラムを備え、ここで、前記一つ又は複数のプログラムが前記メモリに記憶され、そして前記プロセッサによって実行されるように構成され、前記プログラムが本出願の実施例の第二の態様におけるいずれかの方法のステップを実行するための命令を含む。
第七の態様による本出願の実施例によるコンピュータ可読記憶媒体は、電子データ交換のためのコンピュータプログラムを記憶し、ここで、前記コンピュータプログラムによりコンピュータが本出願の実施例の第一の態様のいずれかの方法に記載される一部又は全てのステップを実行する。
第八の態様による本出願の実施例によるコンピュータ可読記憶媒体は、電子データ交換のためのコンピュータプログラムを記憶し、ここで、前記コンピュータプログラムによりコンピュータが本出願の実施例の第二の態様のいずれかの方法に記載される一部又は全てのステップを実行する。
第九の態様では、本出願の実施例によるコンピュータプログラム製品は、コンピュータプログラムを記憶する非一時的コンピュータ可読記憶媒体を含み、前記コンピュータプログラムがコンピュータに本出願の実施例の第一の態様のいずれかの方法に記載される一部又は全てのステップを実行させるように動作されてもよい。該コンピュータプログラム製品は、一つのソフトウェアインストールパッケージであってもよい。
第十の態様では、本出願の実施例によるコンピュータプログラム製品は、コンピュータプログラムを記憶する非一時的コンピュータ可読記憶媒体を含み、前記コンピュータプログラムがコンピュータに本出願の実施例の第二の態様のいずれかの方法に記載される一部又は全てのステップを実行させるように動作されてもよい。該コンピュータプログラム製品は、一つのソフトウェアインストールパッケージであってもよい。
これから分かるように、本出願の実施例では、端末は、まず測定配置情報を取得し、ここで該測定配置情報が、端末が非接続状態にある時の測定配置を含み、非接続状態が少なくともアイドル(IDLE)状態と非アクティブ(INACTIVE)状態のうちの一つを含み、次に、端末は前記測定配置に従って測定結果を取得する。端末が非接続状態において上記測定配置情報に基づいてネットワーク信号を測定して測定結果を取得することができ、これにより、端末は接続状態に切り替えた後、ネットワーク装置へ該測定結果を報告することができ、ネットワーク装置は該測定結果に基づいて端末のためにプリセット配置を迅速に行うことができ、それによって端末が接続状態に切り替えた後にネットワーク配置を行うためのシグナリングオーバーヘッドを削減させ、端末のネットワーク配置効率の向上に役立つ。
本出願の実施例による可能な通信システムのネットワークアーキテクチャ図である。
本出願の実施例に係る測定配置方法のフローチャートである。
本出願の実施例に係る別の測定配置方法のフローチャートである。
本出願の実施例に係る別の測定配置方法のフローチャートである。
本出願の実施例に係る端末の構造図である。
本出願の実施例に係るネットワーク装置の構造図である。
本出願の実施例に係る端末の機能ユニットの構成ブロック図である。
本出願の実施例に係るネットワーク装置の機能ユニットの構成ブロック図である。
本出願の実施例に係る別の端末の構造図である。
以下に実施例又は従来技術の説明に必要な図面を簡単に説明する。
第5世代の移動通信技術(5G:5th−Generation)の新しいエアインタフェース(NR:New Radio)は、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP:3rd Generation Partnership Project)組織で新たに提案された課題である。次世代の5G技術の討論が徐々に深まるにつれて、通信システムが後方互換性を有するため、後に開発された新しい技術は以前に標準化された技術と互換する傾向があり、他方では、4G LTEシステムに多くの既存の設計があるため、互換性を達成するために、5Gの多くの柔軟性を犠牲にし、それによって性能が低下する。したがって、現在、3GPP組織で2つの方向に並行して研究し、ここで、後方互換性を考慮しない技術討論グループは、5G NRと呼ばれている。
現在、5G NRシステムの研究プロセスでは、3GPPP組織は、既存のLTEシステムでサポートされるアイドル(IDLE)状態と接続(CONNECTED)状態に加えて、新しい状態即ち非アクティブ(INACTIVE)状態をさらに導入する。該状態の主要な機能は、端末がデータを伝送しない時に端末の測定電力消費とハンドオーバーシグナリングオーバーヘッドをできるだけ低減するとともに、端末がデータを伝送する時にリンクをできるだけ回復することに用いられる。端末が非アクティブ(INACTIVE)状態にある場合、モビリティの管理方式は、アイドル(IDLE)状態と同様であり、即ちセル再選択基準を使用して移動することである。端末が接続状態にある場合、端末はアイドル状態基準信号(RS)と接続状態基準信号(RS)に基づいて測定して測定結果を取得し、ネットワーク装置はこの測定結果に基づいて端末に対してハンドオーバー、セカンダリサービスノードの追加、セカンダリサービスノードの削除、セカンダリサービスノードの変更などの操作を行う。端末が非接続状態から接続状態に切り替える場合、ネットワーク装置が端末を追加する操作方式は、1、ネットワーク装置(例えば端末のプライマリサービスノード)がいかなる測定情報を取得せず、地理的位置に応じて端末に適したサービスノード(SN:Service Node)を推測することと、2、ネットワーク装置が端末に測定を配置し、測定結果を待って追加し、この時に追加のプロセスシグナリングオーバーヘッドが大きいこととの2つの操作方式がある。
以下に図面と組み合わせながら本出願の実施例における技術的解決策を説明する。
図1を参照すると、図1は本出願の実施例に係る例示的な通信システムの可能なネットワークアーキテクチャである。該例示的な通信システムは例えば5G NRシステム及び他のそのような通信システムであってもよい。該例示的な通信システムは具体的にネットワーク装置と端末を備え、端末がネットワーク装置によって提供される移動通信ネットワークにアクセスする時に、端末とネットワーク装置が無線リンクを介して通信して接続することができ、該通信接続方式がシングル接続方式又はデュアル接続方式又はマルチ接続方式であってもよく、通信接続方式がシングル接続方式である場合、ネットワーク装置がLTE基地局又はNR基地局(またgNB基地局とも呼ばれる)であってもよく、通信方式がデュアル接続方式であり(具体的に搬送波集約(CA:Carrier Aggregation)技術により実現されてもよく、又は複数のネットワーク装置で実現されてもよい)、そして端末に複数のネットワーク装置が接続される場合、該ネットワーク装置がマスタ基地局(MCG)とセカンダリ基地局(SCG)であってもよく、基地局同士がバックホールリンク(backhaul)を介してデータバックホールを行い、マスタ基地局がLTE基地局であり、セカンダリ基地局がLTE基地局であってもよく、又は、マスタ基地局がNR基地局であってもよく、セカンダリ基地局がLTE基地局であってもよく、又は、マスタ基地局がNR基地局であってもよく、セカンダリ基地局がNR基地局であってもよい。
本出願の実施例では、用語「ネットワーク」と「システム」が常に交換可能に使用され、当業者はその意味を理解することができる。本出願の実施例に係る端末は無線通信機能を備える様々なハンドヘルドデバイス、車載デバイス、ウェアラブルデバイス、コンピューティングデバイス又は無線モデムに接続された他の処理装置、及び様々な形態のユーザ装置(UE:User Equipment)、移動ステーション(MS:Mobile Station)、端末装置(terminal device)などを備えることができる。説明を容易にするために、上述した装置は端末と総称される。
図2を参照すると、図2は本出願の実施例に係る上記の例示的な通信システムに応用される測定配置方法は以下を含む。
201において、端末は、測定配置情報を取得し、前記測定配置情報が、端末が非接続状態にある時の測定配置を含み、前記非接続状態が少なくともアイドル(IDLE)状態と非アクティブ(INACTIVE)状態のうちの一つを含む。
ここで、上記測定配置情報は予め設定された測定配置情報であってもよく、又はネットワーク装置によって配置されて送信されてもよく、ここで一意に限定されない。
202において、前記端末は前記測定配置に従って測定結果を取得する。
ここで、前記測定結果は前記端末が非接続状態にある時に測定して得られる。
本可能な例では、前記測定結果は、接続状態にある前記端末に対するプリセット配置を行うために前記ネットワーク装置によって用いられ、前記プリセット配置がセカンダリ搬送波及び/又はセカンダリサービスノードの配置を含む。
本可能な例では、前記測定結果は一つ又は複数の搬送波の測定結果を含み、前記一つ又は複数の搬送波の測定結果はプリセット条件を満たす一つ又は複数の搬送波を前記端末のセカンダリ搬送波に追加するために前記ネットワーク装置によって用いられ、又は、
前記測定結果は一つ又は複数の他のサービスノードの測定結果を含み、前記一つ又は複数の他のサービスノードの測定結果は、プリセット条件を満たす一つ又は複数の他のサービスノードを前記端末のセカンダリSNに追加するために前記ネットワーク装置によって用いられる。
ここで、前記他のサービスノードは前記端末のプライマリサービスノード以外のサービスノードであり、前記プリセット条件は前記測定結果がプリセット閾値より大きいことであってよく、基地局によって実現され、ここで限定されない。
これから分かるように、本出願の実施例では、端末は、まず測定配置情報を取得し、ここで該測定配置情報が、端末が非接続状態にある時の測定配置を含み、非接続状態が少なくともアイドル(IDLE)状態と非アクティブ(INACTIVE)状態のうちの一つを含み、次に、端末は前記測定配置に従って測定結果を取得する。端末が非接続状態において上記測定配置情報に基づいてネットワーク信号を測定して測定結果を取得することができ、これにより、端末は接続状態に切り替えた後、ネットワーク装置へ該測定結果を報告することができ、ネットワーク装置は該測定結果に基づいて端末のためにプリセット配置を迅速に行うことができ、それによって端末が接続状態に切り替えた後にネットワーク配置を行うためのシグナリングオーバーヘッドを削減させ、端末のネットワーク配置効率の向上に役立つ。
一つの可能な例では、前記端末が前記測定配置に従って測定結果を取得した後、前記方法はさらに端末が接続状態に切り替えることと、前記端末が前記測定結果を報告することとを含む。
本可能な例では、前記測定配置情報が測定報告トリガイベントを含み、前記端末が前記測定結果を報告することは、端末が前記測定報告トリガイベントに基づき、前記測定結果を報告するか否かを判定し、前記トリガイベントが開始された場合、前記測定結果を報告することを含む。
ここで、前記測定報告トリガイベントは例えば、測定された隣サービスセルの信号強度又は信号品質がプリセット閾値より大きいこと、又は測定された隣サービスセルの信号強度又は信号品質が現在の接続しているサービスセルの信号強度又は信号品質より一つのオフセット(offset)大きいことなどであってもよく、ここで一意に限定されない。ここで、上述する信号強度又は信号品質は、信号強度、信号品質、信号対雑音比などの信号強度と品質を示すいかなる値を指すことができ、ここで一意に限定されない。
本可能な例では、前記端末が前記測定結果を報告することは、前記端末が前記ネットワーク装置へ指示情報を送信し、前記指示情報が前記測定結果を示すことに用いられることを含む。
一つの可能な例では、前記端末が前記測定結果を報告することは、前記端末が前記ネットワーク装置からの測定結果報告リクエストを受信することと、前記端末が前記ネットワーク装置へ前記測定結果を報告することとを含む。
一つの可能な例では、前記報告した前記測定結果を搬送するアップリンクシグナリングは、接続確立リクエスト、接続回復リクエスト、接続確立完了シグナリングと接続回復完了シグナリングのいずれか一つを含む。
一つの可能な例では、前記測定配置情報が基準信号の測定配置情報を含み、前記端末が前記測定配置に従って測定結果を取得することは、前記端末が非アクティブ状態に切り替えた後に、前記測定配置に従って前記基準信号を測定して測定結果を取得することを含む。
これから分かるように、本例では、端末は切り替えた後に測定を開始して測定結果を取得することができ、これにより、遅延処理がリアルタイム性に影響を与えることを回避し、端末を配置するためのネットワーク情報のリアルタイム性を向上させる。
一つの可能な例では、前記測定配置情報が基準信号の測定配置情報を含み、前記端末が前記測定配置に従って測定結果を取得することは、前記端末が非アクティブ状態に切り替えた後、且つアップリンクデータ又はダウンリンクページングメッセージを検出した場合、前記測定配置に従って前記基準信号を測定して測定結果を取得することを含む。
これから分かるように、本例では、端末は非アクティブ状態に切り替えた後、需要に応じて測定して測定結果を取得し、これにより、不必要な条件下での測定に起因する追加の電力消費を回避し、端末の電力消費管理効率の向上に役立つ。
本可能な例では、前記基準信号はアイドル状態基準信号及び/又は接続状態基準信号を含む。
ここで、アイドル状態基準信号は例えばLTEシステムにおけるセル基準信号(CRS:Cell Reference Signal)又は5G NRシステムにおける同期信号(SS:Sync Signal)又は同期ブロック(SS Block)(SS Blockが少なくともSSを含む)であってもよく、接続状態基準信号は例えばLTEシステムにおける復調基準信号(DMRS:De Modulation Reference Signal)、チャネル状態情報基準信号(CSI−RS:Channel State Information Reference Signal)、又は5GシステムにおけるCSI−RSであってもよく、ここで一意に限定されない。
一つの可能な例では、前記方法はさらに前記端末が、現在のエリアが測定有効エリアに属しないことを検出した場合、及び/又は現在の時間が測定有効時間に属しないことを検出した場合に、前記測定配置情報を解放することを含む。
これから分かるように、本例では、端末は、測定条件を満たしないことを検出した後に測定配置情報に関連付けられたリソースに対する占有をリアルタイムに解除し、これにより、端末の無線伝送リソースの管理効率の向上に役立つ。
一つの可能な例では、前記測定配置情報を搬送するシグナリングは無線リソース接続(RRC)の接続解放シグナリング又はRRC再構成シグナリングであり、
前記測定配置情報は、測定周波数、測定モード、測定有効時間と測定有効エリアのうちの少なくとも一つを含む。
ここで、前記測定周波数は測定のスペクトル周波数を含む。前記測定有効時間は、該測定配置が非アクティブ状態になった後にどのぐらいになってから有効になるかを示すことに用いられ、前記測定有効エリアは、一つ又は複数のセルを含み、又は一つ又は複数の無線アクセスネットワークエリア(RAN Area)を含む。
これから分かるように、本例では、測定配置情報は、測定して測定結果を取得するように端末に正確に指示することができ、これにより、端末のネットワーク配置の精度を向上させることに役立ち、また、追加のシグナリングオーバーヘッドを削減させ、配置効率を向上させる。
図3を参照すると、図3は本出願の実施例に係る上記の例示的な通信システムに応用される測定配置方法は、以下を含む。
301において、ネットワーク装置は測定配置情報を送信し、前記測定配置情報が、端末が非接続状態にある時の測定配置を含み、前記測定配置情報が、端末が前記測定配置に従って測定して測定結果を取得することに用いられ、前記非接続状態が少なくともアイドル(IDLE)状態と非アクティブ(INACTIVE)状態のうちの一つを含む。
302において、前記ネットワーク装置は前記測定結果を取得し、前記測定結果が、前記端末が接続状態に切り替えた後に報告するものである。
ここで、前記測定結果は前記端末が非接続状態にある時に測定して得られる。
303において、前記ネットワーク装置は、前記測定結果に基づいて接続状態にある前記端末に対してプリセット配置を行い、前記プリセット配置がセカンダリ搬送波及び/又はセカンダリサービスノードの配置を含む。
一つの可能な例では、前記測定結果は一つ又は複数の搬送波の測定結果を含み、前記ネットワーク装置が前記測定結果に基づいて接続状態にある前記端末に対してプリセット配置を行うことは、前記ネットワーク装置がプリセット条件を満たす一つ又は複数の搬送波を前記端末のセカンダリ搬送波に追加し、ここで、前記プリセット条件が、前記測定結果がプリセット閾値より大きいことであってもよいことを含む。
一つの可能な例では、前記測定結果が一つ又は複数の他のサービスノードの測定結果を含み、前記ネットワーク装置が前記測定結果に基づいて接続状態にある前記端末に対してプリセット配置を行うことは、前記ネットワーク装置がプリセット条件を満たす一つ又は複数の搬送波を前記端末のセカンダリ搬送波に追加し、ここで、前記他のサービスノードが前記端末のプライマリサービスノード以外のサービスノードであり、前記プリセット条件が、前記測定結果がプリセット閾値より大きいことであってもよいことを含む。
これから分かるように、本出願の実施例では、端末は、まず測定配置情報を取得し、ここで該測定配置情報が、端末が非接続状態にある時の測定配置を含み、非接続状態が少なくともアイドル(IDLE)状態と非アクティブ(INACTIVE)状態のうちの一つを含み、次に、端末は前記測定配置に従って測定結果を取得する。端末が非接続状態において上記測定配置情報に基づいてネットワーク信号を測定して測定結果を取得することができ、これにより、端末は接続状態に切り替えた後、ネットワーク装置へ該測定結果を報告することができ、ネットワーク装置は該測定結果に基づいて端末のためにプリセット配置を迅速に行うことができ、それによって端末が接続状態に切り替えた後にネットワーク配置を行うためのシグナリングオーバーヘッドを削減させ、端末のネットワーク配置効率の向上に役立つ。
一つの可能な例では、前記測定配置情報は基準信号の測定配置情報を含む。
一つの可能な例では、前記基準信号はアイドル状態基準信号及び/又は接続状態基準信号を含む。
一つの可能な例では、前記測定配置情報が測定報告トリガイベントを含み、前記測定結果は、前記端末が前記測定報告トリガイベントに基づき、前記測定結果を報告するか否かを判定し、そうである場合、報告するものである。
一つの可能な例では、前記ネットワーク装置が前記測定結果を取得することは、前記ネットワーク装置が前記端末からの指示情報を受信し、前記指示情報が前記測定結果を示すことに用いられることを含む。
一つの可能な例では、前記ネットワーク装置が前記測定結果を取得することは、前記ネットワーク装置が前記端末へ測定結果報告リクエストを送信することと、前記ネットワーク装置が、前記端末が前記測定結果報告リクエストに応答して報告した前記測定結果を受信することとを含む。
一つの可能な例では、前記測定結果を搬送するアップリンクシグナリングは、接続確立リクエスト、接続回復リクエスト、接続確立完了シグナリングと接続回復完了シグナリングのいずれか一つを含む。
一つの可能な例では、前記測定配置情報を搬送するシグナリングは無線リソース接続(RRC)の接続解放シグナリング又はRRC再構成シグナリングであり、
前記測定配置情報は、測定周波数、測定モード、測定有効時間と測定有効エリアのうちの少なくとも一つを含む。
図2と図3の実施例と一致し、図4を参照し、図4は本出願の実施例に係る上記の例示的な通信システムに応用される測定配置方法は、以下を含む。
401において、ネットワーク装置は、測定配置情報を送信し、前記測定配置情報が、端末が非接続状態にある時の測定配置を含み、前記測定配置情報が、端末が前記測定配置に従って測定して測定結果を取得することに用いられ、前記非接続状態が少なくともアイドル(IDLE)状態と非アクティブ(INACTIVE)状態のうちの一つを含むことを含む。
402において、端末は、測定配置情報を取得し、前記測定配置情報が、端末が非接続状態にある時の測定配置を含み、前記非接続状態が少なくともアイドル(IDLE)状態と非アクティブ(INACTIVE)状態のうちの一つを含む。
403において、前記端末は前記測定配置に従って測定結果を取得する。
ここで、前記測定結果は前記端末が非接続状態にある時に測定して得られる。
404において、前記端末は接続状態に切り替える。
405において、前記端末は前記測定結果を報告する。
406において、前記ネットワーク装置は前記測定結果を取得し、前記測定結果が、前記端末が接続状態に切り替えた後に報告するものである。
407において、前記ネットワーク装置は、前記測定結果に基づいて接続状態にある前記端末に対してプリセット配置を行い、前記プリセット配置がセカンダリ搬送波及び/又はセカンダリサービスノードの配置を含む。
一つの可能な例では、前記報告した前記測定結果は一つ又は複数の搬送波の測定結果を含み、前記一つ又は複数の搬送波の測定結果はプリセット条件を満たす一つ又は複数の搬送波を前記端末のセカンダリ搬送波に追加するために前記ネットワーク装置によって用いられ、又は、
前記報告した測定結果は一つ又は複数の他のサービスノードの測定結果を含み、前記一つ又は複数の他のサービスノードの測定結果は、プリセット条件を満たす一つ又は複数の他のサービスノードを前記端末のセカンダリSNに追加するために前記ネットワーク装置によって用いられる。
ここで、前記他のサービスノードは前記端末のプライマリサービスノード以外のサービスノードであり、前記プリセット条件は前記測定結果がプリセット閾値より大きいことであってよく、基地局によって実現され、ここで限定されない。
これから分かるように、本出願の実施例では、端末は、まず測定配置情報を取得し、ここで該測定配置情報が、端末が非接続状態にある時の測定配置を含み、非接続状態が少なくともアイドル(IDLE)状態と非アクティブ(INACTIVE)状態のうちの一つを含み、次に、端末は前記測定配置に従って測定結果を取得する。端末が非接続状態において上記測定配置情報に基づいてネットワーク信号を測定して測定結果を取得することができ、これにより、端末は接続状態に切り替えた後、ネットワーク装置へ該測定結果を報告することができ、ネットワーク装置は該測定結果に基づいて端末のためにプリセット配置を迅速に行うことができ、それによって端末が接続状態に切り替えた後にネットワーク配置を行うためのシグナリングオーバーヘッドを削減させ、端末のネットワーク配置効率の向上に役立つ。
本可能な例では、前記測定配置情報が測定報告トリガイベントを含み、前記端末が前記測定結果を報告することは、端末が前記測定報告トリガイベントに基づき、前記測定結果を報告するか否かを判定し、そうである場合、前記測定結果を報告することを含む。
ここで、前記測定報告トリガイベントは例えば、測定された隣サービスセルの信号強度又は信号品質がプリセット閾値より大きいこと、又は測定された隣サービスセルの信号強度又は信号品質が現在の接続しているサービスセルの信号強度又は信号品質より一つのオフセット(offset)大きいことなどであってもよく、ここで一意に限定されない。ここで、上述する信号強度又は信号品質は、信号強度、信号品質、信号対雑音比などの信号信号強度と品質を示すいかなる値を指すことができ、ここで一意に限定されない。
一つの可能な例では、前記測定結果は、前記端末が前記測定報告トリガイベントに基づき、前記測定結果を報告するか否かを判定し、そうである場合、報告するものである。
本可能な例では、前記端末が前記測定結果を報告することは、前記端末が前記ネットワーク装置へ指示情報を送信し、前記指示情報が前記測定結果を示すことに用いられることを含む。
一つの可能な例では、前記端末が前記測定結果を報告することは、前記端末が前記ネットワーク装置からの測定結果報告リクエストを受信することと、前記端末が前記ネットワーク装置へ前記測定結果を報告することとを含む。
一つの可能な例では、前記ネットワーク装置が前記測定結果を取得することは、前記ネットワーク装置が前記端末からの指示情報を受信し、前記指示情報が前記測定結果を示すことに用いられることを含む。
一つの可能な例では、前記ネットワーク装置が前記測定結果を取得することは、前記ネットワーク装置が前記端末へ測定結果報告リクエストを送信することと、前記ネットワーク装置が、前記端末が前記測定結果報告リクエストに応答して報告した前記測定結果を受信することとを含む。
一つの可能な例では、前記報告した前記測定結果を搬送するアップリンクシグナリングは、接続確立リクエスト、接続回復リクエスト、接続確立完了シグナリングと接続回復完了シグナリングのいずれか一つを含む。
一つの可能な例では、前記測定配置情報が基準信号の測定配置情報を含み、前記端末が前記測定配置に従って測定結果を取得することは、前記端末が非アクティブ状態に切り替えた後に、前記測定配置に従って前記基準信号を測定して測定結果を取得することを含む。
これから分かるように、本例では、端末は切り替えた後に測定を開始して測定結果を取得することができ、これにより、遅延処理がリアルタイム性に影響を与えることを回避し、端末を配置するためのネットワーク情報のリアルタイム性を向上させる。
一つの可能な例では、前記測定配置情報が基準信号の測定配置情報を含み、前記端末が前記測定配置に従って測定結果を取得することは、前記端末が非アクティブ状態に切り替えた後、且つアップリンクデータ又はダウンリンクページングメッセージを検出した場合、前記測定配置に従って前記基準信号を測定して測定結果を取得することを含む。
これから分かるように、本例では、端末は非アクティブ状態に切り替えた後、需要に応じて測定して測定結果を取得し、これにより、不必要な条件下での測定に起因する追加の電力消費を回避し、端末の電力消費管理効率の向上に役立つ。
本可能な例では、前記基準信号はアイドル状態基準信号及び/又は接続状態基準信号を含む。ここで、アイドル状態基準信号は例えばLTEシステムにおけるセル基準信号(CRS:Cell Reference Signal)又は5G NRシステムにおける同期信号であってもよく、接続状態基準信号は例えばLTEシステムにおける復調基準信号(DMRS:De Modulation Reference Signal)、チャネル状態情報基準信号(CSI−RS:Channel State Information Reference Signal)、又は5GシステムにおけるCSI−RSであってもよく、ここで一意に限定されない。
一つの可能な例では、前記方法はさらに前記端末が、現在のエリアが測定有効エリアに属しないことを検出した場合、及び/又は現在の時間が測定有効時間に属しないことを検出した場合に、前記測定配置情報を解放することを含む。
これから分かるように、本例では、端末は、測定条件を満たしないことを検出した後に測定配置情報に関連付けられたリソースに対する占有をリアルタイムに解除し、これにより、端末の無線伝送リソースの管理効率を向上することに役立つ。
一つの可能な例では、前記測定配置情報を搬送するシグナリングは無線リソース接続(RRC)の接続解放シグナリング又はRRC再構成シグナリングであり、
前記測定配置情報は、測定周波数、測定モード、測定有効時間と測定有効エリアのうちの少なくとも一つを含む。
ここで、前記測定周波数は測定のスペクトル周波数を含む。前記測定有効時間は、該測定配置が非アクティブ状態になった後にどのぐらいになってから有効になるかを示すことに用いられ、前記測定有効エリアは、一つ又は複数のセルを含み、又は一つ又は複数の無線アクセスネットワークエリア(RAN Area)を含む。
これから分かるように、本例では、測定配置情報は、測定して測定結果を取得するように端末に正確に指示することができ、これにより、端末のネットワーク配置の精度を向上させることに役立ち、また、追加のシグナリングオーバーヘッドを削減させ、配置効率を向上させる。
上記実施例と一致し、図5を参照し、図5は本発明の実施例に係る端末の構造図であり、図5に示すように、該端末は、一つ又は複数のプロセッサ、メモリ、通信インタフェース及び一つ又は複数のプログラムを備え、ここで、前記一つ又は複数のプログラムが前記メモリに記憶され、そして前記一つ又は複数のプロセッサによって実行されるように構成され、前記プログラムが以下のステップを実行するための命令を含む:
測定配置情報を取得し、前記測定配置情報が、端末が非接続状態にある時の測定配置を含み、前記非接続状態が少なくともアイドル(IDLE)状態と非アクティブ(INACTIVE)状態のうちの一つを含み、
前記測定配置に従って測定結果を取得する。
これから分かるように、本発明の実施例では、端末は、まず測定配置情報を取得し、ここで該測定配置情報が、端末が非接続状態にある時の測定配置を含み、非接続状態が少なくともアイドル(IDLE)状態と非アクティブ(INACTIVE)状態のうちの一つを含み、次に、端末は前記測定配置に従って測定結果を取得する。端末が非接続状態において上記測定配置情報に基づいてネットワーク信号を測定して測定結果を取得することができ、これにより、端末は接続状態に切り替えた後、ネットワーク装置へ該測定結果を報告することができ、ネットワーク装置は該測定結果に基づいて端末のためにプリセット配置を迅速に行うことができ、それによって端末が接続状態に切り替えた後にネットワーク配置を行うためのシグナリングオーバーヘッドを削減させ、端末のネットワーク配置効率の向上に役立つ。
一つの可能な例では、前記測定配置情報が基準信号の測定配置情報を含み、前記測定配置に従って測定結果を取得する方面において、前記プログラムにおける命令が以下の操作を実行することに用いられる:非アクティブ状態に切り替えた後に、前記測定配置に従って前記基準信号を測定して測定結果を取得し、又は、非アクティブ状態に切り替えた後、且つアップリンクデータ又はダウンリンクページングメッセージを検出した場合、前記測定配置に従って前記基準信号を測定して測定結果を取得する。
一つの可能な例では、前記基準信号はアイドル状態基準信号及び/又は接続状態基準信号を含む。
一つの可能な例では、前記プログラムはさらに以下の操作を実行するための命令を含む:前記測定配置に従って測定結果を取得した後、接続状態に切り替え、前記測定結果を報告する。
一つの可能な例では、前記測定配置情報が測定報告トリガイベントを含み、前記測定結果を報告する方面において、前記プログラムにおける命令が具体的に以下の操作を実行することに用いられる:前記測定報告トリガイベントに基づき、前記測定結果を報告するか否かを判定し、そうである場合、前記測定結果を報告する。
一つの可能な例では、前記測定結果を報告する方面において、前記プログラムにおける命令は、以下の操作を実行することに用いられる:前記ネットワーク装置へ指示情報を送信し、前記指示情報が前記測定結果を示すことに用いられる。
一つの可能な例では、前記測定結果を報告する方面において、前記プログラムにおける命令は以下の操作を実行することに用いられる:前記ネットワーク装置からの測定結果報告リクエストを受信し、前記ネットワーク装置へ前記測定結果を報告する。
一つの可能な例では、前記報告した前記測定結果を搬送するアップリンクシグナリングは、接続確立リクエスト、接続回復リクエスト、接続確立完了シグナリングと接続回復完了シグナリングのいずれか一つを含む。
一つの可能な例では、前記プログラムはさらに以下の操作を実行するための命令を含む:現在のエリアが測定有効エリアに属しないことを検出すること、及び/又は現在の時間が測定有効時間に属しないことを検出した場合に、前記測定配置情報を解放する。
一つの可能な例では、前記測定配置情報を搬送するシグナリングは無線リソース接続(RRC)の接続解放シグナリング又はRRC再構成シグナリングであり、前記測定配置情報は、測定周波数、測定モード、測定有効時間と測定有効エリアのうちの少なくとも一つを含む。
上記実施例と一致し、図6を参照し、図6は本発明の実施例に係る端末の構造図であり、図6に示すように、該端末は、一つ又は複数のプロセッサ、メモリ、通信インタフェース及び一つ又は複数のプログラムを備え、ここで、前記一つ又は複数のプログラムが前記メモリに記憶され、そして前記一つ又は複数のプロセッサによって実行されるように構成され、前記プログラムが以下のステップを実行するための命令を含む:
測定配置情報を送信し、前記測定配置情報が、端末が非接続状態にある時の測定配置を含み、前記測定配置情報が、端末が前記測定配置に従って測定して測定結果を取得することに用いられ、前記非接続状態が少なくともアイドル(IDLE)状態と非アクティブ(INACTIVE)状態のうちの一つを含む。
これから分かるように、本発明の実施例では、端末は、まず測定配置情報を取得し、ここで該測定配置情報が、端末が非接続状態にある時の測定配置を含み、非接続状態が少なくともアイドル(IDLE)状態と非アクティブ(INACTIVE)状態のうちの一つを含み、次に、端末は前記測定配置に従って測定結果を取得する。端末が非接続状態において上記測定配置情報に基づいてネットワーク信号を測定して測定結果を取得することができ、これにより、端末は接続状態に切り替えた後、ネットワーク装置へ該測定結果を報告することができ、ネットワーク装置は該測定結果に基づいて端末のためにプリセット配置を迅速に行うことができ、それによって端末が接続状態に切り替えた後にネットワーク配置を行うためのシグナリングオーバーヘッドを削減させ、端末のネットワーク配置効率の向上に役立つ。
一つの可能な例では、前記測定配置情報は基準信号の測定配置情報を含む。
一つの可能な例では、前記基準信号はアイドル状態基準信号及び/又は接続状態基準信号を含む。
一つの可能な例では、前記プログラムはさらに以下の操作を実行するための命令を含む:測定配置情報を送信した後、前記測定結果を取得し、前記測定結果が、前記端末が接続状態に切り替えた後に報告するものである。
一つの可能な例では、前記測定配置情報が測定報告トリガイベントを含み、前記測定結果は、前記端末が前記測定報告トリガイベントに基づき、前記測定結果を報告するか否かを判定し、前記トリガイベントが開始された場合、報告するものである。
一つの可能な例では、前記測定結果を取得する方面において、前記プログラムにおける命令は、以下の操作を実行することに用いられる:前記端末からの指示情報を受信し、前記指示情報が前記測定結果を示すことに用いられる。
一つの可能な例では、前記測定結果を取得する方面において、前記プログラムにおける命令は具体的に以下の操作を実行することに用いられる:前記端末へ測定結果報告リクエストを送信し、前記端末が前記測定結果報告リクエストに応答して報告した前記測定結果を受信する。
一つの可能な例では、前記測定結果を搬送するアップリンクシグナリングは、接続確立リクエスト、接続回復リクエスト、接続確立完了シグナリングと接続回復完了シグナリングのいずれか一つを含む。
一つの可能な例では、前記測定配置情報を搬送するシグナリングは無線リソース接続(RRC)の接続解放シグナリング又はRRC再構成シグナリングであり、前記測定配置情報は、測定周波数、測定モード、測定有効時間と測定有効エリアのうちの少なくとも一つを含む。
一つの可能な例では、前記プログラムはさらに以下の操作を実行するための命令を含む:前記測定結果に基づいて接続状態にある前記端末に対してプリセット配置を行い、前記プリセット配置がセカンダリ搬送波及び/又はセカンダリサービスノードの配置を含む。
以上に各ネットワーク要素間のインタラクションの観点から本出願の実施例の解決策を説明した。端末とネットワーク装置が上記機能を実現するために、各機能を実行するための対応するハードウェア構造及び/又はソフトウェアモジュールを備えることは理解できる。当業者は、本明細書で開示された実施例と組み合わせて説明された各例のユニット及びアルゴリズムステップが本出願でハードウェア又はハードウェアとコンピュータソフトウェアの組み合わせで実現されてもいよいことを容易に理解するべきである。ある機能がハードウエア又はコンピュータソフトウエアで実行されるかは、技術的解決策の特定アプリケーションと設計制約条件に依存する。当業者は各特定のアプリケーションに対して異なる方法を用いて記述される機能を実現することができるが、このような実現は本出願の範囲を超えると考えられるべきではない。
本出願の実施例は上記方法の例に基づいて端末とネットワーク装置に対して機能ユニットの区分を行うことができ、例えば、各機能に対応して各機能ユニットを区分することができ、2つ以上の機能を一つの処理ユニットに統合することもできる。上記の統合されたユニットはハードウェアの形態で実現されてもよいし、ソフトウェアプログラムモジュールの形態で実現されてもよい。説明すべきものとして、本出願の実施例ではユニットに対する区分は概略的であり、論理的な機能区分に過ぎず、実際に実施する時に他の区分方式があり得る。
統合されたユニットを用いる場合、図7に上記実施例に係る端末の一つの可能な機能ユニット構成ブロック図が示される。端末700は処理ユニット702と通信ユニット703を備える。処理ユニット702は端末の動作を制御して管理するように構成され、例えば、処理ユニット702は端末が図2におけるステップ202−203、図4におけるステップ402−405及び/又は本明細書に記載される技術のための他のプロセスを実行することをサポートするように構成される。通信ユニット703は端末と他の装置の通信、例えば図5に示されるネットワーク装置との通信をサポートするように構成される。端末は端末のプログラムコードとデータを記憶するように構成される記憶ユニット701をさらに備えることができる。
ここで、処理ユニット702は、プロセッサ又はコントローラであってもよく、例えば中央プロセッサ(CPU:Central Processing Unit)、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、特定用途向け集積回路(ASIC:Application Specific Integrated Circuit)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA:Field Programmable Gate Array)又は他のプログラマブル論理デバイス、トランジスタ論理デバイス、ハードウェア部材又はそれらの任意の組み合わせであってもよい。それは本出願で開示された内容を組み合わせて説明された様々な例示的な論理ブロック、モジュール及び回路を実現又は実行することができる。前記プロセッサは計算機能を実現する組み合わせであってもよく、例えば一つ又は複数のマイクロプロセッサ、DSPとマイクロプロセッサの組み合わせなどを含む。通信ユニット703は送受信機、送受信回路などであってもよく、記憶ユニット701はメモリであってもよい。
ここで、前記処理ユニット702は前記通信ユニット703を介して測定配置情報を取得し、前記測定配置情報が、端末が非接続状態にある時の測定配置を含み、前記非接続状態が少なくともアイドル(IDLE)状態と非アクティブ(INACTIVE)状態のうちの一つを含み、前記通信ユニット703を介して前記測定配置に従って測定結果を取得するように構成される。
一つの可能な例では、前記測定配置情報が基準信号の測定配置情報を含み、前記測定配置に従って測定結果を取得する方面において、前記処理ユニット702は、具体的に非アクティブ状態に切り替えた後に、前記測定配置に従って前記基準信号を測定して測定結果を取得し、又は、非アクティブ状態に切り替えた後、且つアップリンクデータ又はダウンリンクページングメッセージを検出した場合、前記測定配置に従って前記基準信号を測定して測定結果を取得するように構成される。
一つの可能な例では、前記基準信号はアイドル状態基準信号及び/又は接続状態基準信号を含む。
一つの可能な例では、前記処理ユニット702は前記通信ユニット703を介して前記測定配置に従って測定結果を取得した後、さらに接続状態に切り替え、前記測定結果を報告するように構成される。
一つの可能な例では、前記測定配置情報が測定報告トリガイベントを含み、前記測定結果を報告する方面において、前記処理ユニット702が具体的に前記測定報告トリガイベントに基づき、前記測定結果を報告するか否かを判定し、そうである場合、前記測定結果を報告するように構成される。
一つの可能な例では、前記測定結果を報告する方面において、前記処理ユニット702は、具体的に前記通信ユニット703を介して前記ネットワーク装置へ指示情報を送信するように構成され、前記指示情報が前記測定結果を示すことに用いられる。
一つの可能な例では、前記測定結果を報告する方面において、前記処理ユニット702は、具体的に前記通信ユニット703を介して前記ネットワーク装置からの測定結果報告リクエストを受信し、前記通信ユニット703を介して前記ネットワーク装置へ前記測定結果を報告するように構成される。
一つの可能な例では、前記報告した前記測定結果を搬送するアップリンクシグナリングは、接続確立リクエスト、接続回復リクエスト、接続確立完了シグナリングと接続回復完了シグナリングのいずれか一つを含む。
一つの可能な例では、前記処理ユニット702はさらに現在のエリアが測定有効エリアに属しないことを検出するように構成され、及び/又は現在の時間が測定有効時間に属しないことを検出した場合に、前記測定配置情報を解放するように構成される。
一つの可能な例では、前記測定配置情報を搬送するシグナリングは無線リソース接続(RRC)の接続解放シグナリング又はRRC再構成シグナリングであり、
前記測定配置情報は、測定周波数、測定モード、測定有効時間と測定有効エリアのうちの少なくとも一つを含む。
処理ユニット702がプロセッサであり、通信ユニット703が通信インタフェースであり、記憶ユニット701がメモリである場合、本出願の実施例に係る端末は図4に示す端末であってもよい。
統合されたユニットを用いる場合、図8に上記実施例に係るネットワーク装置の一つの可能な機能ユニット構成ブロック図が示される。ネットワーク装置800は処理ユニット802と通信ユニット803を備える。処理ユニット802はネットワーク装置の動作を制御して管理するように構成され、例えば、処理ユニット802はネットワーク側装置が図3のステップ301〜303、図4における401、406、407及び/又は本明細書に記載される技術のための他のプロセスを実行することをサポートするように構成される。通信ユニット803はネットワーク装置と他の装置の通信、例えば図4に示される端末との通信をサポートするように構成される。ネットワーク装置はさらにネットワーク装置のプログラムコードとデータを記憶するように構成される記憶ユニット801をさらに備えることができる。
ここで、処理ユニット802は、プロセッサ又はコントローラであってもよく、通信ユニット803は、送受信機、送受信回路、RFチップなどであってもよく、記憶ユニット801はメモリであってもよい。
ここで、前記処理ユニット802は前記通信ユニット803を介して測定配置情報を送信するように構成され、前記測定配置情報が、端末が非接続状態にある時の測定配置を含み、前記測定配置情報が測定結果を取得するために端末によって用いられ、前記非接続状態が少なくともアイドル(IDLE)状態と非アクティブ(INACTIVE)状態のうちの一つを含む。
一つの可能な例では、前記測定配置情報は基準信号の測定配置情報を含む。
一つの可能な例では、前記基準信号はアイドル状態基準信号及び/又は接続状態基準信号を含む。
一つの可能な例では、前記処理ユニット802は、前記通信ユニット803を介して測定配置情報を送信した後、さらに前記通信ユニット803を介して前記測定結果を取得するように構成され、前記測定結果が、前記端末が接続状態に切り替えた後に報告するものである。
一つの可能な例では、前記測定配置情報が測定報告トリガイベントを含み、前記測定結果は、前記端末が前記測定報告トリガイベントに基づき、前記測定結果を報告するか否かを判定し、前記トリガイベントが開示された場合、報告するものである。
一つの可能な例では、前記測定結果を取得する方面において、前記処理ユニット802は、具体的に前記通信ユニット803を介して前記端末からの指示情報を受信するように構成され、前記指示情報が前記測定結果を示すことに用いられる。
一つの可能な例では、前記測定結果を取得する方面において、前記処理ユニット802は、具体的に前記通信ユニット803を介して前記端末へ測定結果報告リクエストを送信し、前記通信ユニット803を介して端末が前記測定結果報告リクエストに応答して報告した前記測定結果を受信するように構成される。
一つの可能な例では、前記測定結果を搬送するアップリンクシグナリングは、接続確立リクエスト、接続回復リクエスト、接続確立完了シグナリングと接続回復完了シグナリングのいずれか一つを含む。
一つの可能な例では、前記測定配置情報を搬送するシグナリングは無線リソース接続(RRC)の接続解放シグナリング又はRRC再構成シグナリングであり、
前記測定配置情報は、測定周波数、測定モード、測定有効時間と測定有効エリアのうちの少なくとも一つを含む。
一つの可能な例では、前記処理ユニット802は、さらに前記測定結果に基づいて接続状態にある前記端末に対してプリセット配置を行うように構成され、前記プリセット配置がセカンダリ搬送波及び/又はセカンダリサービスノードの配置を含む。
処理ユニット802がプロセッサであり、通信ユニット803が通信インタフェースであり、記憶ユニット801がメモリである場合、本出願の実施例に係るネットワーク装置は図5に示すネットワーク装置であってもよい。
本出願の実施例はさらに別の端末を提供し、図9に示すように、説明を容易にするために、本出願の実施例と関連する部分だけが示され、具体的な技術的詳細については、本出願の実施例の方法部分を参照する。該端末は携帯電話、タブレット型コンピュータ、PDA(Personal Digital Assistant:パーソナルデジタルアシスタント)、POS(Point of Sales:販売端末)、車載型コンピュータなどを含む任意の端末装置であってもよく、端末を例とする。
図9は本出願の実施例に係る端末と関連付けられた携帯電話の部分構造のブロック図である。図9を参照すると、携帯電話は無線周波数(RF:Radio Frequency)回路910、メモリ920、入力ユニット930、表示ユニット940、センサー950、オーディオ回路960、ワイヤレスフィデリティ(WiFi:Wireless Fidelity)モジュール970、プロセッサ980、及び電源990などの部材を含む。当業者であれば、図9に示す携帯電話の構成が携帯電話を限定するためのものではなく、図示よりもより多い又はより少ない部材を含むことができ、又はいくつかの部品、又は異なる部材を組み合わせて配置されてもよいことを理解できる。
以下に図9と組み合わせて携帯電話の各構成部材を具体的に説明する。
RF回路910は情報の受信及び送信に用いられてもよい。通常、RF回路910はアンテナ、少なくとも一つの増幅器、送受信機、カプラ、低雑音増幅器(LNA:Low Noise Amplifier)、デュプレクサなどを含むがこれらに限定されない。また、RF回路910はさらに無線通信及びネットワークを介して他の装置と通信することができる。上記無線通信は、いずれかの通信基準又はプロトコルを用いることができ、グローバル移動体通信システム(GSM:Global System of Mobile communication)、汎用パケット無線サービス(GPRS:General Packet Radio Service)、符号分割多元接続(CDMA:Code Division Multiple Access)、広帯域符号分割多元接続(WCDMA:ideband Code Division Multiple Access)、長期進化型(LTE:Long Term Evolution)、電子メール、ショートメッセージングサービス(SMS:Short Messaging Service)などを含むがこれらに限定されない。
メモリ920はソフトウェアプログラム及びモジュールを記憶するように構成されてもよく、プロセッサ980はメモリ920に記憶されたソフトウェアプログラム及びモジュールを動作させることにより、携帯電話の各種の機能アプリケーション及びデータ処理を実行する。メモリ920は主にプログラム記憶領域とデータ記憶領域を含むことができ、ここでプログラム記憶領域がオペレーティングシステム、少なくとも一つの機能に必要なアプリケーションプログラムなどを記憶することができ、データ記憶領域が携帯電話の使用に応じて作成されたデータ等を記憶することができる。また、リザーバ920は高速ランダムアクセスメモリを含むことができ、さらに不揮発性メモリ、例えば少なくとも一つの磁気ディスク記憶デバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の揮発性ソリッドステートメモリデバイスを含むことができる。
入力ユニット930は入力された数字又は文字情報を受信し、携帯電話のユーザ設定及び機能制御に関するキー信号入力を生成するように構成されてもよい。具体的には、入力ユニット930は指紋識別モジュール931及び他の入力装置932を含むことができる。指紋識別モジュール931はその上のユーザの指紋データを収集することができる。指紋識別モジュール931に加えて、入力ユニット930はさらに他の入力装置932を含むことができる。具体的には、他の入力装置932はタッチスクリーン、物理キーボード、機能キー(例えば音量制御キー、スイッチキー等)、トラックボール、マウス、ジョイスティックなどのうちの一つ又は複数を含むことができるがこれらに限定されない。
表示ユニット940はユーザにより入力された情報又はユーザに供給された情報及び携帯電話の様々なメニューを表示することに用いられてもよい。表示ユニット940はディスプレイ941を含むことができ、選択可能に、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)、有機発光ダイオード(OLED:Organic Light−Emitting Diode)などの形態でディスプレイ941を配置することができる。図9では、指紋識別モジュール931とディスプレイ941は二つの独立した部材として携帯電話の入力及び入力機能を実現するが、いくつかの実施例では、指紋識別モジュール931とディスプレイ941を統合して携帯電話の入力と放送機能を実現することができる。
携帯電話はさらに少なくとも一つのセンサー950、例えば光センサー、モーションセンサ及び他のセンサーを備えることができる。具体的には、光センサーは周辺光センサー及び近接センサーを含むことができ、ここで、周辺光センサーが周辺光の明るさに応じてディスプレイ941の輝度を調節することができ、近接センサーが携帯電話が耳に移動する時に、ディスプレイ941び/又はバックライトをオフにすることができる。モーションセンサの一種として、加速度センサーは各方向(一般的に三つの軸である)の加速度の大きさを検出でき、静止する時に重力の大きさ及び方向を検出でき、携帯電話ジェスチャーの用途(例えば水平及び垂直画面の切り替え、関連ゲーム、磁力計のジェスチャー校正)への識別、関連機能(例えば歩数計、叩き)への振動識別などに用いられてもよく、携帯電話に対してジャイロ、気圧計、湿度計、温度計、赤外線センサー等の他のセンサを配置することもでき、ここで説明を省略する。
オーディオ回路960、スピーカ961、マイクロフォン962はユーザと携帯電話との間のオーディオインタフェースを提供することができる。オーディオ回路960は受信されたオーディオデータが変換された電気信号を、スピーカ961に伝送することができ、スピーカ961によって音声信号に変換して放送し、一方では、マイクロホン962は収集された音声信号を電気信号に変換し、オーディオ回路960によって受信してオーディオデータに変換し、オーディオデータをプロセッサ980に放送して処理した後、RF回路910を介して例えば別の携帯電話に送信し、又はオーディオデータをメモリ920に放送して処理する。
WiFiが短距離無線伝送技術に属し、携帯電話はWiFiモジュール970を介してユーザによる電子メールの送受信、ウェウブページへの閲覧及びストリーミングメディアへのアクセスなどに役立つことができ、それはユーザに無線広帯域インターネットアクセスを提供する。図9にWiFiモジュール970が示されるが、それが携帯電話の必要な構成に属せず、完全に需要に応じて発明の本質を変更しない範囲で省略されてもよいことは、理解できる。
プロセッサ980は携帯電話の制御センターであり、様々なインタフェース又は回線を用いて携帯電話全体の各部分を接続し、メモリ920に記憶されたソフトウェアプログラム及び/又はモジュールを動作又は実行し、メモリ920に記憶されたデータを呼び出し、携帯電話の様々な機能及び処理データを実行することにより、携帯電話全体を監視する。選択可能に、プロセッサ980は一つ又は複数の処理ユニットを含むことができ、好ましくは、プロセッサ980はアプリケーションプロセッサとモデムプロセッサを統合すことができ、ここで、アプリケーションプロセッサが主に操作システム、ユーザインタフェースとアプリケーションプログラムなどを処理し、モデムプロセッサが主に無線通信を処理する。上記モデムプロセッサがプロセッサ980に集積されなくてもよいことは、理解できる。
携帯電話はさらに各部品に電力を供給する電源990(例えば電池)を含み、好ましくは、電源は電源管理システムを介してプロセッサ980に論理的に接続されてもよく、これにより電源管理システムによって充電、放電、及び電力消費管理などの機能を実現する。
図示していないが、携帯電話はさらにカメラ、ブルートゥースモジュール等を備えることができ、ここでは説明を省略する。
前記図2〜図4に示す実施例では、各ステップ方法における端末側のプロセスは該携帯電話の構造に基づいて実現されてもよい。
前記図4、図5に示す実施例では、各ユニットの機能は該携帯電話の構造に基づいて実現されてもよい。
本出願の実施例はさらにコンピュータ可読記憶媒体を提供し、ここで前記コンピュータ可読記憶媒体が電子データ交換のためのコンピュータプログラムを記憶し、ここで、前記コンピュータプログラムによりコンピュータが上記方法の実施例における端末で説明された一部又は全てのステップを実行する。
本出願の実施例はさらにコンピュータ可読記憶媒体を提供し、ここで前記コンピュータ可読記憶媒体が電子データ交換のためのコンピュータプログラムを記憶し、ここで、前記コンピュータプログラムによりコンピュータが上記方法の実施例におけるネットワーク装置で説明された一部又は全てのステップを実行する。
本出願の実施例はさらにコンピュータプログラム製品を提供し、ここで、前記コンピュータプログラム製品がコンピュータプログラムを記憶する非一時的コンピュータ可読記憶媒体を含み、前記コンピュータプログラムがコンピュータに上記方法における端末に記載される一部又は全てのステップを実行させるように動作されてもよい。該コンピュータプログラム製品は、一つのソフトウェアインストールパッケージであってもよい。
本出願の実施例はさらにコンピュータプログラム製品を提供し、ここで、前記コンピュータプログラム製品がコンピュータプログラムを記憶する非一時的コンピュータ可読記憶媒体を含み、前記コンピュータプログラムがコンピュータに上記方法におけるネットワーク装置に記載される一部又は全てのステップを実行させるように動作されてもよい。該コンピュータプログラム製品は、一つのソフトウェアインストールパッケージであってもよい。
本出願の実施例で説明された方法又はアルゴリズムのステップはハードウェアで実現されてもよいし、プロセッサがソフトウェア命令を実行することで実現されてもよい。ソフトウェア命令が対応するソフトウェアモジュールで構成されてもよく、ソフトウェアモジュールはランダムアクセスメモリ(RAM:Random Access Memory)、フラッシュメモリ、読み出し専用メモリ(ROM:Read Only Memory)、消去可能プログラマブルROM(EPROM:Erasable Programmable ROM)、電気的消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EEPROM:Electrically EPROM)、レジスタ、ハードディスク、モバイルハードディスク、読み出し専用光ディスク(CD−ROM)又は本分野の既知のいかなる他の形態の記憶媒体に記憶されてもよい。例示的な記憶媒体はプロセッサに結合され、これによりプロセッサは該記憶媒体から情報を読み取ることができ、且つ該記憶媒体に情報を書き込むことができる。当然、記憶媒体はプロセッサの構成部分であってもよい。プロセッサと記憶媒体はASICに位置してもよい。また、該ASICはアクセスネットワーク装置、ターゲットネットワーク装置又はコアネットワーク装置に位置してもよい。当然、プロセッサと記憶媒体はディスクリートコンポーネントとしてアクセスネットワーク装置、ターゲットネットワーク装置又はコアネットワーク装置に位置してもよい。
当業者は、上述した一つ又は複数の例において、本出願の実施例で説明された機能が全部又は一部でソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア又はそれらの任意の組み合わせによって実現されてもよいことを理解することができる。ソフトウェアで実行される場合、全て又は部分的にコンピュータプログラム製品の形で実施されてもよい。前記コンピュータプログラム製品は一つ又は複数のコンピュータ命令を含む。コンピュータで前記コンピュータプログラム命令をロードして実行する場合、本出願の実施例に従って説明されたプロセス又は機能を全て部分的に生成する。前記コンピュータは汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、又は他のプログラマブルデバイスであってもよい。前記コンピュータ命令はコンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよく、又は一つのコンピュータ読記憶媒体から別のコンピュータ読記憶媒体に伝送されてもよく、例えば、前記コンピュータ命令は一つウェブサイト、コンピュータ、サーバ又はデータセンターから有線(例えば同軸ケーブル、光ファイバ、デジタル加入者線(DSL:Digital Subscriber Line))又は無線(例えば赤外線、無線、マイクロ波など)で別のウェブサイト、コンピュータ、サーバ又はデータセンターに伝送されてもよい。前記コンピュータ読記憶媒体はコンピュータがアクセスできるいかなる利用可能な媒体であってもよく、又は一つ又は複数の利用可能な媒体で集積されたサーバ、データセンターなどのデータ記憶装置を含む。前記利用可能な媒体は磁気磁気媒体(例えばフロッピーディスク、ハードディスク、磁気テープ)、光学媒体(例えばデジタルビデオディスク(DVD:Digital Video Disc))、又は半導体媒体(例えばソリッドステートディスク(SSD:Solid State Disk))などであってもよい。
上記の具体的な実施形態では、本出願の実施例の目的、技術的解決策と有益な効果をさらに詳しく説明し、理解すべきものとして、上記は本出願の具体的な実施例の具体的な実施形態に過ぎず、本出願の実施例の保護範囲を限定するためのものではなく、本出願の実施例の技術的解決策に基づいて行われるいかなる修正、同等置き換え、改良などは、いずれも本開示の保護範囲内に含まれるべきである。