JP2020531144A - 視認性を提供する先端部を備えた、眼球組織の中に切開部を形成するための外科手術用ツール、ならびに、関連の装置および方法 - Google Patents

視認性を提供する先端部を備えた、眼球組織の中に切開部を形成するための外科手術用ツール、ならびに、関連の装置および方法 Download PDF

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Abstract

外科手術用ツールは、ドライバーを有するハウジング(102)と、ドライバーによって双方向に回転させられるように構成されている外科手術用ブレード(106)とを含む。また、外科手術用ツールは、外科手術用ブレードを受け入れるように構成されているフットプレート(108)を含む。フットプレートは、患者の眼の眼球組織の上に置かれるように構成されている底部部分(702)を含む。底部部分は、スロット(704、706)を含み、スロット(704、706)は、フットプレートの底部部分を通って、患者の眼の眼球組織の中へ、外科手術用ブレードの一部分が通過することを可能にするように構成されている。また、フットプレートは、複数の開口部(718、722)を有する複数の壁部(712、714、716)を含む。開口部は、外科手術用ブレードの追加的な部分を受け入れるように構成されており、外科手術用ブレードがフットプレートに対して回転可能になるようになっている。フットプレートは、使用の間に外科手術用ブレードおよびスロットを見ることを可能にするように構成されている追加的な開口部(720)または開いた側部をさらに含む。

Description

本開示は、概して、外科手術用デバイスに関する。より具体的には、本開示は、視認性を提供する先端部を備えた、眼球組織の中に切開部を形成するための外科手術用ツール、ならびに、関連の装置および方法に関する。
さまざまな外科的処置が、患者の眼の上で実施され、任意の数の視覚障害を低減させるかまたは是正することが可能である。たとえば、外科的処置は、老眼、近視、遠視、眼圧上昇、高眼圧症、および緑内障を治療するために実施されることが多い。特定の例として、老眼は、多くの場合、患者の眼の強膜組織の中に強膜プロテーゼを植え込むことによって治療され得る。それぞれの個々の強膜プロテーゼのために、切開部が、眼の強膜の中に作製され得る。次いで、切開部は、強膜の表面の下に延在させられ、強膜「ポケット」または「トンネル」を形成することが可能であり、強膜プロテーゼは、切開部の中に設置され得る。1つまたは複数の強膜プロテーゼが、患者の眼の中に植え込まれ、患者の眼の中の老眼を部分的にまたは完全に排除することが可能である。また、同じまたは同様の技法が、緑内障、高眼圧症、眼圧上昇、または他の眼疾患を治療するために使用され得る。
本開示は、視認性を提供する先端部を備えた、眼球組織の中に切開部を形成するための外科手術用ツール、ならびに、関連の装置および方法を提供する。
第1の実施形態では、装置は、外科手術用ブレードを受け入れるように構成されているフットプレートを含む。フットプレートは、患者の眼の眼球組織の上に置かれるように構成されている底部部分を含む。底部部分は、スロットを含み、スロットは、フットプレートの底部部分を通って、患者の眼の眼球組織の中へ、外科手術用ブレードの一部分が通過することを可能にするように構成されている。また、フットプレートは、複数の開口部を有する複数の壁部を含む。開口部は、外科手術用ブレードの追加的な部分を受け入れるように構成されており、外科手術用ブレードがフットプレートに対して回転可能になるようになっている。フットプレートは、使用の間に外科手術用ブレードおよびスロットを見ることを可能にするように構成されている追加的な開口部または開いた側部をさらに含む。
第2の実施形態では、外科手術用ツールは、ドライバーを有するハウジングと、ドライバーによって双方向に回転させられるように構成されている外科手術用ブレードとを含む。また、外科手術用ツールは、外科手術用ブレードを受け入れるように構成されているフットプレートを含む。フットプレートは、患者の眼の眼球組織の上に置かれるように構成されている底部部分を含む。底部部分は、スロットを含み、スロットは、フットプレートの底部部分を通って、患者の眼の眼球組織の中へ、外科手術用ブレードの一部分が通過することを可能にするように構成されている。また、フットプレートは、複数の開口部を有する複数の壁部を含む。開口部は、外科手術用ブレードの追加的な部分を受け入れるように構成されており、外科手術用ブレードがフットプレートに対して回転可能になるようになっている。フットプレートは、使用の間に外科手術用ブレードおよびスロットを見ることを可能にするように構成されている追加的な開口部または開いた側部をさらに含む。
第3の実施形態では、方法は、外科手術用ブレードをフットプレートに連結するステップと、フットプレートを外科手術用ツールに連結するステップとを含む。フットプレートは、患者の眼の眼球組織の上に置かれるように構成されている底部部分を含む。底部部分は、スロットを含み、スロットは、フットプレートの底部部分を通って、患者の眼の眼球組織の中へ、外科手術用ブレードの一部分が通過することを可能にするように構成されている。また、フットプレートは、複数の開口部を有する複数の壁部を含む。開口部は、外科手術用ブレードの追加的な部分を受け入れるように構成されており、外科手術用ブレードがフットプレートに対して回転可能になるようになっている。フットプレートは、使用の間に外科手術用ブレードおよびスロットを見ることを可能にするように構成されている追加的な開口部または開いた側部をさらに含む。
他の技術的特徴は、以下の図、説明、および特許請求の範囲から、当業者に容易に明らかになり得る。
本開示のより完全な理解のために、ここで、添付の図面とともに、以下の説明が参照される。
本開示による、眼球組織の中に切開部を形成するための例示的な外科手術用ツールを図示する図である。 本開示による、眼球組織の中に切開部を形成するための例示的な外科手術用ツールを図示する図である。 本開示による、眼球組織の中に切開部を形成するための外科手術用ツールの例示的な端部部分を図示する図である。 本開示による、眼球組織の中に切開部を形成するための外科手術用ツールの例示的な端部部分を図示する図である。 本開示による、眼球組織の中に切開部を形成するための外科手術用ツールの中で使用される例示的な外科手術用ブレードを図示する図である。 本開示による、眼球組織の中に切開部を形成するための外科手術用ツールの中で使用される例示的な外科手術用ブレードを図示する図である。 本開示による、眼球組織の中に切開部を形成するための外科手術用ツールの中で使用される例示的なフットプレートを図示する図である。 本開示による、眼球組織の中に切開部を形成するための外科手術用ツールの中で使用される例示的なフットプレートを図示する図である。 本開示による、眼球組織の中に切開部を形成するための外科手術用ツールの中で使用される例示的なフットプレートを図示する図である。 本開示による、眼球組織の中に切開部を形成する際に使用するための外科手術用ツールを準備するための例示的な方法を図示する図である。
下記に説明されている図1から図10、および、この特許文献の中で本発明の原理を説明するために使用されているさまざまな実施形態は、単に図示としてのものに過ぎず、決して本発明の範囲を限定するように解釈されるべきではない。本発明の原理が、任意のタイプの適切に配置されたデバイスまたはシステムの中で実装され得るということを、当業者は理解することとなる。
上記に述べられているように、たとえば、1つまたは複数の強膜プロテーゼが、老眼または他の眼疾患を治療するために患者の眼の中に植え込まれるときなどに、さまざまな外科的処置が、患者の眼の上で実施され、任意の数の視覚障害を低減させるかまたは是正することが可能である。それぞれの個々の強膜プロテーゼが植え込まれるために、切開部が、眼の強膜の中に作製され得り、強膜の表面の下に延在させられ、強膜「ポケット」または「トンネル」を形成することが可能である。次いで、強膜プロテーゼは、強膜ポケットまたはトンネルのそれぞれの中に設置され得る。
いくつかの以前のアプローチでは、患者の眼の中への強膜プロテーゼの植え込みは、患者の眼の中の結膜の360°角膜周縁切開部の形成を必要とした。これは、結膜の環状のまたはリング形状の部分が患者の眼から完全に除去され、それが、次いで、患者の眼の強膜の中の強膜ポケットまたはトンネルの形成を可能にしたということ意味している。残念なことには、治療されているそれぞれの眼の中の360°角膜周縁切開部の形成は、全体的な外科的処置を複雑にし、患者の回復時間を増加させた。
本開示は、眼球組織の中に切開部を形成するための外科手術用ツールを提供し、ここで、外科手術用ツールの先端部は、手術者または他の要員のための改善された視認性を提供する。なかでも、この改善された視認性は、手術者または他の要員が患者の眼の上に外科手術用ツールを位置決めすることを可能にし、外科手術用ブレードが、眼の結膜の中に形成された小さいスリットまたは他の開口部を通して眼の強膜組織の中へ入ることができるようになっている。このプロセスは、結膜を通る強膜ポケットまたはトンネルを形成し、したがって、「経結膜」手順と称される。このプロセスは、治療されている患者の眼のそれぞれに関して、1回または複数回実施され得る。いくつかのケースでは、4つの強膜ポケットまたはトンネルが、患者の眼のそれぞれの4つの象限の中に形成される。それぞれの眼の結膜の中に形成された1つまたは複数の小さい開口部は、形成するのにはるかに複雑ではなく、外科的処置の複雑さおよび患者の回復時間の両方を低減させる。
図1および図2は、本開示による、眼球組織の中に切開部を形成するための例示的な外科手術用ツール100を図示している。図1および図2に示されているように、外科手術用ツール100は、一般的に、ハウジング102および外科手術用ブレード・アッセンブリ104を含む。ハウジング102は、一般的に、所定の構造体を表しており、その構造体の上または中に、外科手術用ツール100の他のコンポーネントが装着されるかまたはその他の方法で設置され得る。なかでも、ハウジング102は、外科手術用ブレード・アッセンブリ104の中の外科手術用ブレードの回転を引き起こすさまざまなコンポーネントを含有している。
ハウジング102は、外科手術用ツール100の他のコンポーネントを含有および支持する任意の適切な構造体を含む。ハウジング102は、金属またはプラスチックなどのような、任意の適切な1つまたは複数の材料から形成され得る。また、ハウジング102は、任意の適切なサイズ、形状、および寸法を有することが可能であり、それは、外科手術用ツール100の他のコンポーネントのレイアウトおよび配置に応じて、変化することが可能である。この例では、ハウジング102は、上部においてより大きくなっており、外科手術用ブレード・アッセンブリ104に向けてテーバーを付けられており、ハウジング102は、さまざまなエリアの中にリッジまたは他の表面テクスチャーを含み、外科手術用ツール100をしっかりと把持することを促進させる。しかし、これは、単に図示のためのものに過ぎず、ハウジング102は、任意の他の適切な形態を有することが可能である。
外科手術用ブレード・アッセンブリ104は、外科手術用ブレード106およびフットプレート108を含む。外科手術用ブレード106は、患者の眼の眼球組織の中に1つまたは複数の切開部を物理的に形成するために使用される。外科手術用ブレード106を1つの方向に回転させることは、外科手術用ブレード106の一部分(たとえば、鋭い先端部を備えたカッティング・ブレードなど)を患者の眼の眼球組織の中へ移動させる。外科手術用ブレード106を反対側方向に回転させることは、外科手術用ブレード106の一部分を患者の眼の眼球組織から外へ移動させ、切開部の形成を完了させる。切開部自身は、外科手術用ブレード106またはその一部分のサイズに基づいて、任意の適切な寸法を有することが可能である。いくつかの実施形態では、外科手術用ブレード106は、長さがおおよそ4ミリメートルおよび幅がおおよそ2ミリメートルから4ミリメートルの切開部を形成することが可能であるが、切開部の正確なサイズは、複数の要因(たとえば、切開部の中へ挿入されることとなる強膜プロテーゼのサイズなど)に基づいて変化することが可能である。
このように、外科手術用ブレード106は、たとえば、患者の眼の強膜組織の中に1つまたは複数の強膜ポケットまたは強膜トンネルを形成するために使用され得る。強膜ポケットは、一般的に、所定の切開部を示しており、その切開部は、患者の眼の強膜組織の上の1つの場所に形成されており、また、その切開部は、短い距離にわたって患者の眼の表面の下に延在している(患者の眼の外側に強膜ポケットへの単一の進入口が存在しているということを意味している)。強膜トンネルは、一般的に、所定の切開部を示しており、その切開部は、患者の眼の強膜組織の上の1つの場所に形成されており、また、その切開部は、患者の眼の表面の下に延在しており、また、その切開部は、患者の眼の強膜組織の上の別の場所へ続いている(患者の眼の外側に強膜トンネルへの2つの進入口が存在しているということを意味している)。
外科手術用ブレード106は、金属などのような、任意の適切な1つまたは複数の材料から形成され得る。外科手術用ブレード106は、(たとえば、患者ことに、または、眼ごとになど)使用の後に使い捨てのものであることが可能であり、または、外科手術用ブレード106は、再使用可能なものであることが可能であり、1回または複数回の適切な殺菌手順に耐えることができる材料から形成され得る。また、外科手術用ブレード106は、機械加工、成形、3次元(3D)プリンティング、または他の適切な製造技法などのような、任意の適切な様式で形成され得る。
フットプレート108は、外科手術用ツール100の使用の間に患者の眼の表面の上に設置され得る構造を表している。適正な位置になると、外科手術用ブレード106が回転させられ得り、外科手術用ブレード106の一部分が、フットプレート108を通過して患者の眼球組織の中へ入る。いくつかの実施形態では、フットプレート108は、1つまたは複数のスロットまたは他の開口部を含み、それは、外科手術用ブレード106の一部分がフットプレート108を通過して患者の眼球組織の中へ入る(および、場合によっては、眼球組織から外へ出る)ことを可能にする。また、いくつかの実施形態では、フットプレート108は、使用の間に患者の眼の上の適切な位置にフットプレート108を保持することを助けるプロングまたは他のメカニズムを含む。
フットプレート108は、患者の眼の上への外科手術用ツール100の設置を促進させる任意の適切な構造体を含む。フットプレート108は、金属またはプラスチックなどのような、任意の適切な1つまたは複数の材料から形成され得る。フットプレート108は、(たとえば、患者ことに、または、眼ごとになど)使用の後に使い捨てのものであることが可能であり、または、フットプレート108は、再使用可能なものであることが可能であり、1回または複数回の適切な殺菌手順に耐えることができる材料から形成され得る。また、フットプレート108は、機械加工、成形、3Dプリンティング、または他の適切な製造技法などのような、任意の適切な様式で形成され得る。
また、外科手術用ツール100は、外科手術用ブレード106の双方向回転を引き起こすためのドライブ・メカニズムを含む。任意の適切なドライブ・メカニズムが、外科手術用ツール100の中で使用され得り、それは、たとえば、手動ドライブ・メカニズムまたはモーター付きの/電子的なドライブ・メカニズムなどである。外科手術用ツール100の中で使用され得る例示的なドライブ・メカニズムは、米国特許第6,926,727号明細書、米国特許第8,083,759号明細書、および米国特許第8,597,318号明細書(それらは、その全体が参照により本明細書に組み込まれている)に説明されている。特定の例として、スプリング荷重式の手動ドライブ・メカニズムが使用され得り(たとえば、米国特許第8,597,318号明細書に開示されているようなもの)、外科手術用ツール100は、ワインディング・ノブ110および活性化スイッチ112を含み、それらは、スプリング荷重式のドライブ・メカニズムの一部を形成している。手術者または他の要員は、外科手術用ツール100の中の内部ラチェットを回転させるために、ワインディング・ノブ110を回転させ、ラチェットに取り付けられているスプリングが伸長することを引き起こすことが可能である。次いで、手術者または他の要員は、活性化スイッチ112をトリガーし、ラチェットを解放し、スプリングがラチェットを引き寄せることを可能にし、手繰り寄せ、ラチェットの回転を引き起こすことが可能である。ラチェットの回転は、外科手術用ブレード106の回転を引き起こし、外科手術用ブレード106が切開部を形成することを可能にする。いくつかの実施形態では、ワインディング・ノブ110の回転は、外科手術用ブレード106が1回目に前後に回転することを引き起こし、活性化スイッチ112をトリガーすることは、ラチェットが外科手術用ブレード106を2回目に前後に回転させることを引き起こす。これは、ワインディング・ノブ110を回すときに、手術者または他の要員が外科手術用ツール100の適正な動作を検証することを可能にすることができ、また、活性化スイッチ112がトリガーされるときに、外科手術用ツール100が切開部を形成することを可能にすることができる。しかし、任意の他の適切なドライブ・メカニズムもここで使用され得るということに留意されたい。
より詳細に下記に説明されているように、フットプレート108は、手術者または他の要員が外科手術用ブレード106の位置および動作を容易に見ることを可能にする。なかでも、この改善された視認性は、フットプレート108の設計、外科手術用ブレード106がフットプレート108に接続する方式、および、外科手術用ブレード106が外科手術用ツールによって回転させられる方式によって提供される。上記に述べられているように、この配置は、経結膜手順をサポートするために使用され得り、経結膜手順では、小さいスリットまたは他の開口部が、患者の眼の結膜の中に形成され、外科手術用ブレード106の先端部が、結膜開口部を通過して患者の強膜の中へ入ることができるようになっている。これは、結膜の全360°角膜周縁切開部の必要性を回避することを助けることが可能であり、それは、複数の強膜トンネルの形成を可能にするために以前に行われていた。
図1および図2は、眼球組織の中に切開部を形成するための外科手術用ツール100の1つの例を図示しているが、さまざまな変化が、図1および図2に対して行われ得る。たとえば、外科手術用ツール100は、任意の他の適切なフォーム・ファクターを有することが可能であり、外科手術用ツール100のそれぞれのコンポーネントは、任意の適切なサイズ、形状、および寸法を有することが可能である。また、老眼または他の眼疾患を治療するために強膜プロテーゼを受け入れる強膜ポケットまたはトンネルを形成するために使用されるものとして説明されていることが多いか、外科手術用ツール100は、任意の適切な目的のために任意の適切な組織の中に任意の適切な切開部を形成するために使用され得る。
図3および図4は、本開示にしたがって眼球組織の中に切開部を形成するための外科手術用ツール100の例示的な端部部分を図示している。とりわけ、図3および図4は、外科手術用ツール100の外科手術用ブレード・アッセンブリ104の例を図示している。説明しやすくするために、図3および図4に示されている外科手術用ブレード・アッセンブリ104は、図1および図2に示されている外科手術用ツール100とともに使用されるものとして説明されている。しかし、外科手術用ブレード・アッセンブリ104は、任意の他の適切な外科手術用ツールとともに使用され得る。
図3および図4に示されているように、外科手術用ブレード・アッセンブリ104の外科手術用ブレード106は、外科手術用ブレード・アッセンブリ104のフットプレート108に装着されている。より詳細に下記に説明されているように、外科手術用ブレード106は、フットプレート108に装着され得り、外科手術用ブレード106がその水平方向の中心軸線の周りに回転可能であるようになっている。これは、外科手術用ブレード106のカッティング部分(それは、断面が比較的に平坦になっている)が患者の眼球組織の中へ進入し、広い切開部を形成することを可能にする。また、フットプレート108は、シャフト202に接続されており、シャフト202は、シャフト202の孔部204を通して挿入されるボルト、スクリュー、または他のコネクターを介して、ハウジング102に連結され得る。
この例では、シャフト202は、概して真っ直ぐになっているが、これは、そうである必要はない。たとえば、シャフト202は、その長さに沿ってどこかのポイントにおいて曲げられていることが可能であり、外科手術用ブレード・アッセンブリ104がハウジング102と垂直方向に整合させられていないようになっており、または、シャフト202は、真っ直ぐになっていることが可能であるが、ハウジング102から所定の角度で延在することが可能である。換言すれば、少なくとも、外科手術用ブレード・アッセンブリ104に連結されているシャフト202の部分(および、場合によっては、シャフト202全体)は、ハウジング102に対して所定の斜角になっていることが可能である。
図4に示されているように、シャフト202の一部分は、シャフト202の中のチャネル206を明らかにするために除去されている。チャネル206は、シャフト202の上部から、外科手術用ブレード106に接続されているギヤの下に進行し、シャフト202の上部へ戻る。チャネル206は、ドライブ・ベルト208がシャフト202を通して設置されること、および、外科手術用ブレード106に接続されているギヤの隣に設置されることを可能にする。また、ドライブ・ベルト208は、外科手術用ツール100のドライブ・メカニズムに連結されている。
ドライブ・ベルト208は、外科手術用ブレード106に双方向回転を付与するために、外科手術用ツール100のドライブ・メカニズムによって双方向に回転させられ得る。たとえば、1つの方向(この例では、時計回り)へのドライブ・ベルト208の回転は、外科手術用ブレード106の一部分が患者の眼の眼球組織の中へ進入することを引き起こすことが可能である。反対側方向(この例では、反時計回り)へのドライブ・ベルト208の回転は、外科手術用ブレード106の一部分が患者の眼の眼球組織から外へ移動することを引き起こすことが可能であり、患者の眼球組織の中の切開部の形成を完了させることが可能である。
シャフト202は、金属またはプラスチックなどのような、任意の適切な1つまたは複数の材料から形成され得る。シャフト202は、1回または複数回の適切な殺菌手順に耐えることができる材料から形成され得る。また、シャフト202は、機械加工、成形、3Dプリンティング、または他の適切な製造技法などのような、任意の適切な様式で形成され得る。シャフト202の中の孔部204は、たとえば、孔部204を形成するようにシャフト202を機械加工すること、または、孔部204を含むようにシャフト202を形成することなどによって任意の適切な様式で形成され得る。チャネル206は、任意の適切なサイズ、形状、および寸法を有することが可能であり、任意の適切な様式で形成され得る。いくつかの実施形態では、シャフト202は、複数のピースで形成され得り、それは、たとえば、シャフト202の1つのピースが、チャネル206を含み、シャフト202の別のピースがチャネル206をカバーするものなどである。しかし、一体的な様式で形成されたシャフト202を有するものを含む、シャフト202およびチャネル206の他の実施形態も使用され得る。
図3および図4は、眼球組織の中に切開部を形成するための外科手術用ツール100の端部部分の1つの例を図示しているが、さまざまな変更が、図3および図4に対して行われ得る。たとえば、外科手術用ブレード・アッセンブリ104は、任意の他の適切なフォーム・ファクターを有することが可能であり、外科手術用ブレード・アッセンブリ104のそれぞれのコンポーネントは、任意の適切なサイズ、形状、および寸法を有することが可能である。
図5および図6は、本開示による、眼球組織の中に切開部を形成するための外科手術用ツール100の中で使用される例示的な外科手術用ブレード106を図示している。説明しやすくするために、図5および図6に示されている外科手術用ブレード106は、図1および図2に示されている外科手術用ツール100とともに、図3および図4に示されている外科手術用ブレード・アッセンブリ104の中で使用されるものとして説明されている。しかし、外科手術用ブレード106は、任意の他の適切な外科手術用ブレード・アッセンブリおよび任意の他の適切な外科手術用ツールとともに使用され得る。
図5および図6に示されているように、外科手術用ブレード106は、鋭い先端部504において終端するカッティング・ブレード502と、接続アーム506と、中心部分508とを含む。カッティング・ブレード502は、外科手術用ブレード106の水平方向の中心軸線の周りに円周方向に湾曲してアーチ状になっており、ここで、水平方向の中心軸線は、中心部分508の中心に位置付けされている。カッティング・ブレード502の先端部504は、患者の眼の眼球組織を通して切開部を形成することが可能である。この例では、先端部504の側部は、いくらか湾曲しており、先端部504がより顕著になるようになっている。しかし、先端部504は、真っ直ぐな側部を含む先端部などのような、他の適切な形態を有することが可能であるということに留意されたい。接続アーム506は、カッティング・ブレード502を外科手術用ブレード106の中心部分508に連結している。外科手術用ブレード106の中心部分508は、外科手術用ツール100によって回転させられ得り、接続アーム506によって形成された中心部分508とカッティング・ブレード502との間の物理的な接続を介して、外科手術用ブレード106の中心部分508の回転は、カッティング・ブレード502の移動を結果として生じさせる。
1つの方向(図5では時計回り、および、図6では反時計回り)に外科手術用ブレード106の中心部分508を回転させることによって、カッティング・ブレード502は、患者の眼の眼球組織の中へ移動させられ、強膜ポケットまたは強膜トンネルなどのような切開部を形成することが可能である。カッティング・ブレード502の鋭い先端部504は、クリーンな切開部が患者の眼球組織の中に形成されることを保証することを助ける。反対側方向(図5では反時計回り、および、図6では時計回り)に外科手術用ブレード106の中心部分508を回転させることによって、カッティング・ブレード502は、患者の眼の眼球組織から後退させられ得る。これは、患者の眼の中の切開部の形成を完了させる。
この例では、カッティング・ブレード502は湾曲しており、それは、患者の眼の外側表面の下に延在する切開部を形成することを助けることが可能である。たとえば、カッティング・ブレード502を図5の中で時計回りに回転させることは、カッティング・ブレード502の先端部504が1つの場所において患者の眼球組織の中へ進入することを可能にする。カッティング・ブレード502の継続的な回転は、カッティング・ブレード502の先端部504が患者の眼球組織の表面の下にいくらかの距離にわたって進行することを可能にする。カッティング・ブレード502がそのポイントにおいて後退させられる場合に、強膜ポケットが形成される。カッティング・ブレード502の追加的な回転は、カッティング・ブレード502の先端部504が患者の眼球組織に進入する場所から間隔を離して配置された位置において、カッティング・ブレード502の先端部504が患者の眼球組織から退出することを可能にする。そのポイントにおいて、強膜トンネルが形成される。いずれのケースでも、カッティング・ブレード502は、理想的には、単に患者の眼の強膜組織の中に残ったままであり、患者の強膜が手順の間に穿孔されないことを保証することを助ける。
しかし、外科手術用ブレード106は任意の他の適切な切開部を形成するために使用され得り、外科手術用ブレード106は、任意の適切なタイプのカッティング・ブレード(湾曲しているかまたはその他のもの)を使用することが可能であるということに留意されたい。また、いくつかの実施形態では、外科手術用ブレード106は交換可能であることが可能であり、外科手術用ツール100が複数の患者のために再使用され得るようになっている。他の実施形態では、外科手術用ツール100自身は、使い捨てのものであることが可能であり、外科手術用ブレード106は、除去可能であってもよく、または、除去可能でなくてもよい。
ここで見ることができるように、外科手術用ブレード106の一方の側は、突出部510を含み、外科手術用ブレード106の反対側は、ギヤ512を含むか、または、ギヤ512に連結されている。いくつかの実施形態では、外科手術用ブレード106は、ギヤ512に除去可能に連結されている。これは、外科手術用ブレード106がフットプレート108の中へ挿入されるかまたはその他の方法でフットプレート108に装着された後に、ギヤ512が外科手術用ブレード106に取り付けられることを可能にする。
突出部510は、フットプレート108の対応する開口部の中へ挿入され、外科手術用ブレード106の回転を可能にしながら、外科手術用ブレード106を適切な場所に固定することを助けることが可能である。また、中心部分508の上に位置付けされている隆起したリップ514は、突出部510が挿入される側部の反対側のフットプレート108の側部に沿って、フットプレート108に係合することが可能である。集合的に、突出部510および隆起したリップ514は、フットプレート108の中の外科手術用ブレード106の位置を維持することを助ける。ギヤ512は、外科手術用ツール100のドライブ・ベルト208に係合することが可能であり、ドライブ・ベルト208は、上記に述べられているように、シャフト202のチャネル206の中へ挿入され得る。したがって、ギヤ512も、シャフト202の中へ挿入され得り、ドライブ・ベルト208に係合するようになっている。しかし、他のドライブ・メカニズムも、外科手術用ブレード106を駆動するために使用され得る。
ドライブ・ベルト208は、ハウジング102の上側部分または他の部分の中のドライブ・メカニズムによって回転させられ得り、ドライブ・ベルト208は、ギヤ512との接触を通して外科手術用ブレード106の回転を引き起こすことが可能である。ここで、ギヤ512のサイズは、ドライブ・ベルト208の移動に応答して、外科手術用ブレード106がどれだけ急速に回転するかということを制御することが可能である。たとえば、ドライブ・ベルト208による同じ量の移動を所与として、より大きいギヤ512と比較して、より小さいギヤ512ほど、外科手術用ブレード106をより速く回転させることとなる。したがって、ギヤ512のサイズは、切開部を形成するために外科手術用ツール100を動作させるときに、所望のレベルの速度を実現するために選択され得る。
ギヤ512がここで示されているが、ドライブ・ベルトの回転と外科手術用ブレード106の回転とを連結するために、他のメカニズムも使用され得るということが留意されるべきである。たとえば、ドライブ・ベルト208は、平坦なまたはテープ状のベルトを表すことが可能であり、それは、外科手術用ブレード106の円筒形状の軸棒に係合し、外科手術用ブレードの軸棒との摩擦接触を通して、外科手術用ブレード106の回転を作り出す。別の例として、外科手術用ブレード106の中心部分508は、ドライブ・ベルト208の特定の場所に物理的に取り付けられ得り、ドライブ・ベルト208の回転が、外科手術用ブレード106の中心部分508を物理的に引っ張るかまたは押すようになっている。一般的に、ここで、任意の適切なメカニズムが、外科手術用ブレード106の回転を引き起こすために使用され得る。
この例において、接続アーム506の一部分は、ハード・ストップ516として機能することが可能である。動作の間に、外科手術用ブレード106が回転させられることができる最大量は、ハード・ストップ516がフットプレート108の一部に接触するポイントによって画定される。そのポイントにおいて、患者の眼球組織の中への外科手術用ブレード106の回転は、さらに進むことができない。ハード・ストップ516からのカッティング・ブレード502の長さは、たとえば、強膜ポケットを形成するためにより短いカッティング・ブレード502が使用されるとき、および、強膜トンネルを形成するためにより長いカッティング・ブレード502が使用されるときなど、形成されている切開部のサイズおよびタイプを制御することが可能である。しかし、いくつかの実施形態では、ハード・ストップ516は、外科手術用ブレード106の過剰回転を防止するための安全メカニズムとしてのみ機能し、外科手術用ツール100のドライブ・メカニズムは、通常は、ハード・ストップ516がフットプレート108に実際に接触することを引き起こすことなく、外科手術用ブレード106を回転させるように動作することが可能である。
図5および図6は、眼球組織の中に切開部を形成するための外科手術用ツール100の中で使用される外科手術用ブレード106の1つの例を図示しているが、さまざまな変更が、図5および図6に対して行われ得る。たとえば、外科手術用ブレード106は、任意の他の適切なフォーム・ファクターを有することが可能であり、外科手術用ブレード106のそれぞれのコンポーネントは、任意の適切なサイズ、形状、および寸法を有することが可能である。また、外科手術用ブレード106は、他の方式で駆動され得り、ギヤを含んでもよく、または、ギヤを含まなくてもよい。
図7から図9は、本開示による、眼球組織の中に切開部を形成するための外科手術用ツールの中で使用される例示的なフットプレート108を図示している。説明しやすくするために、図7から図9に示されているフットプレート108は、図1および図2に示されている外科手術用ツール100の中の図5および図6に示されている外科手術用ブレード106とともに、図3および図4に示されている外科手術用ブレード・アッセンブリ104の中で使用されるものとして説明されている。しかし、フットプレート108は、任意の他の適切な外科手術用ブレード・アッセンブリ、任意の他の適切な外科手術用ブレード、および任意の他の適切な外科手術用ツールとともに使用され得る。
図7から図9に示されているように、フットプレート108は、2つのスロットまたは他の開口部704および706を有する底部部分702を含む。この例では、それぞれの開口部704および706は、概して細長くなっており、ここで、一方の開口部704は、正方形の端部または角部を有しており、他方の開口部706は、丸みを帯びた端部または角部を有している。しかし、開口部704および706に関する他の形態もここで使用され得り、開口部704および706は、同様の形態を有していてもよく、または、同様の形態を有していなくてもよい。また、開口部704は、フットプレート108の底部部分702を通って真っ直ぐに形成されているように見え、一方、開口部706は、ここでは、フットプレート108の底部部分702を通って斜めに形成されているように見える。しかし、開口部706は、フットプレート108の底部部分702を通って真っ直ぐに形成されることも可能であり、または、開口部704は、フットプレート108の底部部分702を通って斜めに形成されることも可能である。フットプレート108の底部部分702を通る1つまたは複数の斜めの開口部704および706の使用は、湾曲したカッティング・ブレード502がフットプレート108の底部部分702を通過するために、より輪郭決めされた通路を提供することが可能である。
フットプレート108の底部部分702は、患者の眼の外側表面の上に設置され得り、外科手術用ブレード106の先端部504は、開口部704を通過して患者の眼球組織の中へ入ることが可能である。形成されている切開部に応じて、外科手術用ブレード106の先端部504は、また、患者の眼球組織から外へ開口部706を通過することが可能である。2つの開口部704および706がここで示されているが、たとえば、強膜トンネルではなく強膜ポケットを形成するために外科手術用ツール100が使用されるときなどには、単一の開口部704または706も使用され得るということに留意されたい。また、外科手術用ブレード106の配向は逆にされ得り、外科手術用ブレード106の先端部504が開口部706を通過して患者の眼球組織の中へ入ることができるように、および、場合によっては、患者の眼球組織から外へ開口部704を通過することができるようになっているということに留意されたい。
また、フットプレート108の底部部分702は、凸形底部表面708および1つまたは複数のプロング710を含む。凸形底部表面708は、開口部704と開口部706との間に、および、底部部分702の中央エリアに位置付けされている。凸形底部表面708は、フットプレート108が患者の眼の上に設置されているときに、フットプレート108の下の眼球組織を圧縮するように動作する。次いで、カッティング・ブレード502は、圧縮された眼球組織を通過し、切開部を形成することが可能である。このように、眼球組織の圧縮は、外科手術用ブレード106が患者の眼の中により一貫した深さの切開部を形成するために使用されることを可能にする。いくつかの実施形態では、たとえば、凸形底部表面708は、患者の眼の中の切開部が、患者の眼の中の深さにおいて約400ミクロンから約450ミクロンにより一貫して形成されることを保証することを助けることが可能である。しかし、他の深さも、外科手術用ツール100を使用して取得され得る。また、外科手術用ツール100を使用するときに、深さが、同じ患者の眼を横切って、または、異なる患者の眼を横切って、それぞれの眼の中でとりわけ一貫していなくてもよいということも可能である。
プロング710は、使用の間に適切な場所に外科手術用ツール100を保持することを助けるために、患者の眼球組織に対抗して(および、場合によっては、その中へ)設置され得る。プロング710は、任意の適切なサイズおよび形状を有することが可能である。また、任意の数のプロング710が、任意の適切な場所で使用され得り、フットプレート108の底部部分702または1つもしくは複数の側部の上で任意の適切な配向を有することが可能である。この例では、フットプレート108の2つの底部角部から延在する2つのプロング710が存在している。また、それぞれのプロング710は、実質的に真っ直ぐな方向に延在しており、2つのプロング710は、互いに概して平行になっている。しかし、プロング710の他の数および配向も使用され得る。別の例として、2つのプロング710は、ここで示されているように同じ位置に使用され得るが、プロング710は、互いから離れるように角度が付いていることが可能である。
フットプレート108は、3つの壁部712、714、および716をさらに含み、それらは、外科手術用ブレード106が位置付けされるかまたは挿入されるスペースを部分的に箱のように囲んでいる(部分的に囲んでいる)。3つの個別の壁部712、714、および716がここで示されているが、他の配置もここで使用され得るということに留意されたい。たとえば、湾曲した部分が、壁部712、714、および716を接合することが可能である。いくつかの実施形態では、これは、壁部712、714、および716が単一のU字形状の壁部または他の湾曲した壁部を形成する外見を生成させることが可能である。
壁部712は、開口部718を含み、開口部718は、外科手術用ブレード106の突出部510を受け入れるように構成されている。突出部510および開口部718は、両方とも概して円形または円筒形状になっているので、外科手術用ブレード106は、開口部718の中への突出部510の挿入の後に回転することができる。
壁部714は、開口部720を含み、開口部720は、手術者または他の要員が外科手術用ブレード106の位置/状態を見ることを可能にすることができる。たとえば、手術者または他の要員は、先端部504を切開部のための所望の開始ポイントと適正に整合させるために、開口部720を通してカッティング・ブレード502を見ることが可能である。また、手術者または他の要員は、外科手術用ブレード106の回転をモニタリングするために、開口部720を通してカッティング・ブレード502を見ることが可能であり、外科手術用ツール100が移動させられる前に、カッティング・ブレード502の先端部504が患者の眼球組織から退出したことを保証することが可能である。この例では、開口部720は、壁部714の上部の近くでより幅広くなっており、壁部714の底部の近くでより狭くなっている。しかし、これは、単に図示のためのものであり、開口部720は、手術者または他の要員が壁部712、714、および716によって部分的に囲まれた内部スペースを見ることを可能にする任意の他の適切な形態を有することが可能である。また、複数のより小さい開口部720が壁部714の中に形成されることも可能である。
壁部716は、開口部722を含み、開口部722は、ギヤ512が壁部716を通して外科手術用ブレード106に連結されることを可能にする。たとえば、いくつかの実施形態では、外科手術用ブレード106の中心部分508の一部は、開口部722を通して挿入され得り、次いで、ギヤ512が、外科手術用ブレード106の中心部分508に連結され得る。他の実施形態では、外科手術用ブレード106の中心部分508の一部が、ギヤ512に連結され得り、外科手術用ブレード106の中心部分508の一部が、開口部722を通して挿入され得り、外科手術用ブレード106の別の部分に接続され得る。これらは、どのように外科手術用ブレード106がフットプレート108の中に組み立てられ得るかまたは装着され得るかということの単なる例であるということに留意されたい。さまざまな他の方式が存在しており、そこでは、外科手術用ブレード106が、複数のコンポーネントを使用して形成され得り、複数のコンポーネントは、次いで、フットプレート108の中に組み立てられ、または、その他の方法で、フットプレート108の中に装着される。
この例では、リム724が、開口部722の周りに位置付けされている。リム724は、シャフト202の中の孔部の中にフィットすることが可能であり、それは、シャフト202の中にギヤ512を維持することを助けることが可能であり、ギヤ512がシャフト202のチャネル206の中のドライブ・ベルト208に効果的に係合することができるようになっている。ここで、外科手術用ブレード106の中心部分508の上の隆起したリップ514は、開口部722の周りの壁部716の内側表面に接触することが可能である。これは、壁部712の開口部718の中へ挿入されている突出部510と組み合わせて、フットプレート108の壁部712、714、および716によって画定された部分的に囲まれたスペースの中の適切な場所に外科手術用ブレード106を保持することを助ける。また、リム724は、ギヤ512が(外科手術用ブレード106の中心部分508に取り付けられると)、使用の間に壁部712、714、および716によって画定された部分的に囲まれたスペースの内部に向けて内向きに移動することを防止することを助ける。ギヤ512がこのように内向きに移動することを許容されたとした場合には、それは、壁部712、714、および716によって画定された部分的に囲まれたスペースの中に外科手術用ブレード106を移動させるのに十分な力の印加を結果として生じさせる可能性がある。
フランジ726が、壁部716から延在しており、開口部728を含む。開口部728は、ボルト、スクリュー、または他のコネクターがフランジ726を通過すること、および、(図3および図4に示されているように)フットプレート108を外科手術用ツール100のシャフト202に取り付けることを可能にする。開口部728を通るコネクターの存在、および、シャフト202の中へのリム724の挿入は、使用の間のフットプレート108全体の回転を防止することを助けることが可能である。フランジ726は、その形状を画定するさまざまな湾曲した側部を有するものとしてここで示されているが、フランジ726は、任意の適切なサイズおよび形状を有することが可能であるということに留意されたい。
この例では、壁部712および714は、ここでは、ノッチ730および732をそれぞれ含むものとして示されている。ノッチ730および732は、それぞれ、壁部712および714の中の開口部718および722の少なくとも部分的に下に位置付けされている。これらのノッチ730および732は、追加的な観察エリアを提供することを助け、追加的な観察エリアでは、外科手術用ブレード106の一部分が、手術者または他の要員によって見られ得る。しかし、ノッチ730および732の使用は、必ずしも必要とされるわけではないということに留意されたい。また、ノッチ730および732は、ここでは、概して正方形の角部を含むものとして示されているが、ノッチ730および732に関する他の形態も使用され得る(そして、ノッチ730および732は、異なる形態を有することも可能である)。
ここで見ることができるように、底部壁部734は、ここで、フットプレート108の壁部712、714、および716を底部部分702に接続するために使用され得る。この例では、底部壁部734は、底部部分702よりも幅広くなっており、それは、フットプレート108の底部部分702と同じ幅広さであるかまたはそれよりも幅広い外科手術用ブレード106のためのスペースを、壁部712、714、および716が画定することを可能にする。しかし、これは、そうである必要はない。他の実施形態では、たとえば、壁部712、714、および716は、フットプレート108の底部部分702に直接的に接続され得る。また、図8において見られるように、底部壁部734は、フットプレート108の底部部分702の1つの短い方の縁部と整合させられるが、底部壁部734は、フットプレート108の底部部分702の短い方の縁部を越えて延在することが可能である。
フットプレート108は、上記に説明されているように、下にある眼球組織を圧縮するために使用され得り、外科手術用ブレード106が患者の眼の中により一貫した深さを有する切開部を形成することを助ける。また、フットプレート108の設計は、外科手術用ブレード106ならびにフットプレート108の開口部704および706が手術者または他の要員にとって容易に見ることができるものなることを可能にする。これは、外科手術用ブレード106が壁部に完全には囲まれておらず、壁部714が大きい開口部720を含むからである。
これに起因して、開口部は、患者の眼の結膜の中に形成され得り、外科手術用ツール100は、外科手術用ブレード106の先端部504が結膜開口部を通過して患者の強膜組織の中へ入ることとなるように位置決めされ得る。これは、患者の眼の上の複数の場所(たとえば、おおよそ45°、135°、225°、および315°など)において行われ、4つの強膜プロテーゼを受け入れることができる4つの強膜ポケットまたはトンネルを形成することが可能である。患者の眼の中へ挿入され得る例示的な強膜プロテーゼは、米国特許第8,409,277号明細書および米国特許第8,911,496号明細書(それらは、その全体が参照により本明細書に組み込まれている)に開示されている。患者の眼の中へ挿入され得る他の例示的な強膜プロテーゼは、米国特許第6,007,578号明細書;米国特許第6,280,468号明細書;米国特許第6,991,650号明細書;および米国特許第7,785,367号明細書(それらは、その全体が参照により本明細書に組み込まれている)に開示されている。また、他の強膜プロテーゼまたはインプラントも使用され得り、上記に説明されているように外科手術用ツール100を使用して形成された切開部の中へ挿入され得る。
ここで見ることができるように、切開部が形成されることとなるエリアから結膜を完全に除去するために、結膜の全360°角膜周縁切開術を実施する必要性が存在しない。これは、医療手順を簡単化することおよび患者の回復時間を減少させることを助け、それらは、眼球外科手術において極めて重要な2つの要因である。
図7から図9は、眼球組織の中に切開部を形成するための外科手術用ツールの中で使用されるフットプレート108の1つの例を図示しているが、さまざまな変更が、図7から図9に対して行われ得る。たとえば、フットプレート108は、任意の他の適切なフォーム・ファクターを有することが可能であり、フットプレート108のそれぞれのコンポーネントは、任意の適切なサイズ、形状、および寸法を有することが可能である。また、フットプレート108のさまざまな特徴またはコンポーネントは、たとえば、(強膜トンネルではなく)強膜ポケットを形成するために使用される外科手術用ツール100の中に、1つだけの開口部704または706が設けられているときなど、必要または所望に応じて省略され得る。
図10は、本開示による、眼球組織の中に切開部を形成する際に使用するための外科手術用ツールを準備するための例示的な方法1000を図示している。説明しやすくするために、方法1000は、図3および図4の外科手術用ブレード・アッセンブリ104とともに、図1および図2の外科手術用ツール100、図5および図6の外科手術用ブレード106、および、図7から図9のフットプレート108を使用して実施されるものとして説明されている。しかし、方法1000は、任意の適切な外科手術用ブレード・アッセンブリ、任意の適切な外科手術用ブレード、および任意の適切なフットプレートを有する任意の適切な外科手術用ツールの使用を必要とする可能性がある。
図10に示されているように、外科手術用ブレードは、ステップ1002においてフットプレートに連結され、ステップ1004において、ギヤは、外科手術用ブレードに連結される。これは、たとえば、手術者または他の要員が外科手術用ブレード106の突出部510をフットプレート108の開口部718の中へ挿入することを含むことが可能である。いくつかの実施形態では、これは、手術者または他の要員が外科手術用ブレード106の中心部分508の一部をフットプレート108の開口部722を通して挿入すること、および、ギヤ512を中心部分508のその一部に接続することを含むことが可能である。また、他の実施形態では、これは、手術者または他の要員が、外科手術用ブレード106の中心部分508の一部を、ギヤ512がすでに取り付けられている状態で、フットプレート108の開口部722を通して挿入すること、および、中心部分508のその一部を外科手術用ブレード106の別の一部に接続することを含むことが可能である。上記に述べられているように、異なる方式が存在しており、そこでは、さまざまなコンポーネントが、ここで、外科手術用ブレード106をフットプレート108に装着するために使用され得る。
ギヤが、ステップ1006において、外科手術用ツールのシャフトの中へ挿入され、ステップ1008において、フットプレートが、外科手術用ツールに連結される。これは、たとえば、シャフト202のチャネル206を通して挿入されたかまたは挿入されることとなるドライブ・ベルト208にギヤ512が係合することができるように、手術者または他の要員がギヤ512をシャフト202の開口部を通して挿入することを含むことが可能である。また、これは、手術者または他の要員がフットプレート108のリム724をシャフト202の開口部の中へ挿入することを含むことが可能である。これは、手術者または他の要員が、ボルト、スクリュー、または他のコネクターを、フットプレート108の開口部728を通して、シャフト202の対応する開口部の中へ挿入すること、および、コネクターを締め付けることをさらに含むことが可能である。理想的には、これは、フットプレート108を外科手術用ツール100に固定し、フットプレート108の回転を防止する。
このポイントにおいて、外科手術用ツールは、ステップ1010において、使用される用意ができている。手術者または他の要員は、このポイントにおける任意の適切な様式で外科手術用ツールを使用することが可能である。たとえば、外科医または他の要員が患者の眼の結膜の中に1つまたは複数の開口部を形成した後に、外科医または他の要員は、ノブ110を巻き、外科手術用ツール100を操縦することが可能であり、鋭い先端部504が患者の結膜の中の1つの開口部を通って患者の眼球組織に進入するように位置決めされるようになっている。これは、たとえば、フットプレート108の壁部714の中の開口部720を通してなど、フットプレート108が開口部704および706ならびに外科手術用ブレード106の改善された視認性を提供するので、行われることが可能である。外科医または他の要員は、患者の眼の上の所望の位置にフットプレート108を保持することを助けるために、フットプレート108のプロング710を使用することが可能であり、また、外科医または他の要員は、患者の眼の上に外科手術用ツール100を押し下げることが可能であり、フットプレート108の凸形底部表面708が患者の眼球組織を圧縮するようになっている。用意ができると、外科医または他の要員は、活性化スイッチ112をトリガーし、外科手術用ブレード106が1つの方向に回転することを引き起こすことが可能である。カッティング・ブレード502の先端部504は、開口部704および706のうちの1つを通過して患者の眼球組織の中へ入ることが可能であり、いくらかの距離にわたって患者の眼球組織を通過し、随意的に、患者の眼球組織から退出し、開口部704および706のうちの別の方を通過することが可能である。次いで、外科手術用ブレード106は、反対側方向に回転し、患者の眼球組織からカッティング・ブレード502を除去する。このプロセスは、任意の適切な回数だけ繰り返され、患者の眼球組織の中に任意の適切な数の切開部を形成することが可能である。当然のことながら、上記に述べられているように、外科手術用ツール100の他の使用も可能である。
図10は、眼球組織の中に切開部を形成する際に使用するための外科手術用ツールを準備するための方法1000の1つの例を図示しているが、さまざまな変更が、図10に対して行われ得る。たとえば、直列のステップとして示されているが、図10の中のさまざまなステップは、重複することが可能であり、並列に起こることが可能であり、異なる順序で起こることが可能であり、または、任意の回数だけ起こることが可能である。また、上記に述べられているように、ギヤの使用は、随意的なものであり、他のメカニズムが、外科手術用ブレードの回転を支持するために使用され得る。
この特許文献の全体を通して使用される特定の単語および語句の定義を明記することが有利である可能性がある。「含む(include)」および「含む(comprise)」という用語、ならびに、それらの派生語は、限定なしの包含を意味する。「または」という用語は、包含的なものであり、「および/または」を意味する。「に関連付けられる」という語句、ならびに、その派生語は、「を含む」、「の中に含まれる」、「と相互接続する」、「を含有する」、「の中に含有される」、「に接続する」もしくは「と接続する」、「に連結する」もしくは「と連結する」、「と連通可能である」、「と協働する」、「インターリーブする」、「並置する」、「に最も近い」、「に結合される」もしくは「と結合される」、「を有する」、「の特性を有する」、または、「への関係を有する」もしくは「との関係を有する」などを意味することが可能である。「のうちの少なくとも1つ」という語句は、項目のリストとともに使用されるときには、列挙されている項目のうちの1つまたは複数の異なる組み合わせが使用され得るということ、および、リストの中の1つの項目だけが必要とされ得るということを意味している。たとえば、「A、B、およびCのうちの少なくとも1つ」は、以下の組み合わせのいずれかを含む:A、B、C、AおよびB、AおよびC、BおよびC、ならびに、AおよびBおよびC。
本出願の中の説明は、任意の特定のエレメント、ステップ、または機能が、特許請求の範囲の中に含まれなければならない必須のまたは重要なエレメントであるということを暗示するものとして読まれるべきではない。特許される主題の範囲は、許可された特許請求の範囲のみによって定義される。そのうえ、機能を識別する分詞句がその後に続く「means for」または「step for」の正確な単語が、特定の請求項の中で明示的に使用されていない限り、請求項のいずれも、添付の特許請求の範囲または請求項エレメントのいずれかに関して、米国特許法第112条(f)を発動させない。特許請求の範囲の中での、たとえば、(しかし、それに限定されない)「メカニズム、」「モジュール」、「デバイス」、「ユニット」、「コンポーネント」、「エレメント」、「部材」、「装置」、「マシン」、「システム」、「プロセッサー」、または「コントローラー」などの用語の使用は、特許請求の範囲自身の特徴によってさらに修飾または強化されるように、当業者に知られている構造体を表すことが理解および意図され、米国特許法第112条(f)を発動させることは意図されていない。
本開示は、特定の実施形態および一般的に関連付けられる方法を説明してきたが、これらの実施形態および方法の代替例および置換例が、当業者に明らかになることとなる。したがって、例示的な実施形態の上記の説明は、本開示を画定または制約しない。以下の特許請求の範囲によって定義されているような、本開示の精神および範囲から逸脱することなく、他の変形例、交換例、および代替例も可能である。

Claims (20)

  1. 装置であって、前記装置は、
    外科手術用ブレードを受け入れるように構成されているフットプレートを含み、
    前記フットプレートは、
    患者の眼の眼球組織の上に置かれるように構成されている底部部分であって、前記底部部分は、スロットを含み、前記スロットは、前記フットプレートの前記底部部分を通って、前記患者の眼の前記眼球組織の中へ、前記外科手術用ブレードの一部分が通過することを可能にするように構成されている、底部部分と、
    複数の開口部を含む複数の壁部であって、前記開口部は、前記外科手術用ブレードの追加的な部分を受け入れるように構成されており、前記外科手術用ブレードが前記フットプレートに対して回転可能になるようになっている、複数の壁部と
    を含み、
    前記フットプレートは、使用の間に前記外科手術用ブレードおよび前記スロットを見ることを可能にするように構成されている追加的な開口部または開いた側部を含む、装置。
  2. 前記底部部分は、前記患者の眼の前記眼球組織に接触して圧縮するように構成された凸形底部表面を含む、請求項1に記載の装置。
  3. 前記複数の壁部は、前記フットプレートの両側に沿って位置付けされている第1および第2の壁部を含み、
    前記第1の壁部は、前記外科手術用ブレードからの突出部を受け入れるように構成された第1の開口部を含み、
    前記第2の壁部は、ギヤに連結されている前記外科手術用ブレードの中心部分を受け入れるように構成された第2の開口部を含む、請求項1に記載の装置。
  4. 前記複数の壁部は、
    前記追加的な開口部を含む第3の壁部であって、前記第3の壁部は、前記第1の壁部と前記第2の壁部との間に延在している、第3の壁部
    をさらに含む、請求項3に記載の装置。
  5. 前記フットプレートは、前記第3の壁部の反対側の壁部を欠いている、請求項4に記載の装置。
  6. 前記第2の壁部から延在するフランジであって、前記フランジは、前記フットプレートを外科手術用ツールに連結するコネクターを受け入れるように構成された第3の開口部を含む、フランジ
    をさらに含む、請求項3に記載の装置。
  7. 前記底部部分は、第2のスロットをさらに含み、前記第2のスロットは、前記フットプレートの前記底部部分を通って前記外科手術用ブレードの少なくとも先端部が通過することを可能にするように構成されている、請求項1に記載の装置。
  8. 外科手術用ツールであって、前記外科手術用ツールは、
    ドライバーを含むハウジングと、
    前記ドライバーによって双方向に回転させられるように構成されている外科手術用ブレードと、
    前記外科手術用ブレードを受け入れるように構成されているフットプレートと
    を含み、前記フットプレートは、
    患者の眼の眼球組織の上に置かれるように構成されている底部部分であって、前記底部部分は、スロットを含み、前記スロットは、前記フットプレートの前記底部部分を通って、前記患者の眼の前記眼球組織の中へ、前記外科手術用ブレードの一部分が通過することを可能にするように構成されている、底部部分と、
    複数の開口部を含む複数の壁部であって、前記開口部は、前記外科手術用ブレードの追加的な部分を受け入れるように構成されており、前記外科手術用ブレードが前記フットプレートに対して回転可能になるようになっている、複数の壁部と
    を含み、
    前記フットプレートは、使用の間に前記外科手術用ブレードおよび前記スロットを見ることを可能にするように構成されている追加的な開口部または開いた側部を含む、外科手術用ツール。
  9. 前記底部部分は、前記患者の眼の前記眼球組織に接触して圧縮するように構成された凸形底部表面を含む、請求項8に記載の外科手術用ツール。
  10. 前記複数の壁部は、前記フットプレートの両側に沿って位置付けされている第1および第2の壁部を含み、
    前記第1の壁部は、前記外科手術用ブレードからの突出部を受け入れるように構成された第1の開口部を含み、
    前記第2の壁部は、ギヤに連結されている前記外科手術用ブレードの中心部分を受け入れるように構成された第2の開口部を含む、請求項8に記載の外科手術用ツール。
  11. 前記ギヤは、前記外科手術用ツールのシャフトの中へ挿入され、前記外科手術用ツールの前記シャフトの中のドライブ・ベルトに係合するように構成されている、請求項10に記載の外科手術用ツール。
  12. 前記複数の壁部は、
    前記追加的な開口部を含む第3の壁部であって、前記第3の壁部は、前記第1の壁部と前記第2の壁部との間に延在している、第3の壁部
    をさらに含む、請求項10に記載の外科手術用ツール。
  13. 前記フットプレートは、
    前記第2の壁部から延在するフランジであって、前記フランジは、前記フットプレートを前記外科手術用ツールに連結するコネクターを受け入れるように構成された第3の開口部を含む、フランジ
    をさらに含む、請求項10に記載の外科手術用ツール。
  14. 前記底部部分は、第2のスロットをさらに含み、前記第2のスロットは、前記フットプレートの前記底部部分を通って前記外科手術用ブレードの少なくとも先端部が通過することを可能にするように構成されている、請求項8に記載の外科手術用ツール。
  15. 前記ドライバーは、
    使用のために前記外科手術用ツールを準備するために、手術者によって回されるように構成されたノブと、
    前記外科手術用ブレードの双方向の回転をトリガーするために、前記手術者によって活性化されるように構成されたスイッチと
    を含む、請求項8に記載の外科手術用ツール。
  16. 前記外科手術用ブレードは、
    中心部分と、
    前記中心部分に連結されている接続アームと、
    前記接続アームに連結されており、前記中心部分を通る軸線の周りにアーチ状になっているカッティング・ブレードと
    を含み、
    前記外科手術用ブレードの前記中心部分は、ギヤに連結されるように構成されており、前記ギヤは、前記外科手術用ブレードを回転させるために、前記外科手術用ツールのドライブ・ベルトに係合するように構成されている、請求項8に記載の外科手術用ツール。
  17. 外科手術用ブレードをフットプレートに連結するステップと、
    前記フットプレートを外科手術用ツールに連結するステップと
    を含む、方法であって、
    前記フットプレートは、
    患者の眼の眼球組織の上に置かれるように構成されている底部部分であって、前記底部部分は、スロットを含み、前記スロットは、前記フットプレートの前記底部部分を通って、前記患者の眼の前記眼球組織の中へ、前記外科手術用ブレードの一部分が通過することを可能にするように構成されている、底部部分と、
    複数の開口部を含む複数の壁部であって、前記開口部は、前記外科手術用ブレードの追加的な部分を受け入れるように構成されており、前記外科手術用ブレードが前記フットプレートに対して回転可能になるようになっている、複数の壁部と
    を含み、
    前記フットプレートは、使用の間に前記外科手術用ブレードおよび前記スロットを見ることを可能にするように構成されている追加的な開口部または開いた側部を含む、方法。
  18. 前記複数の壁部は、前記フットプレートの両側に沿って位置付けされている第1および第2の壁部を含み、
    前記外科手術用ブレードを前記フットプレートに連結するステップは、
    前記外科手術用ブレードの突出部を前記第1の壁部の中の第1の開口部の中へ挿入するステップと、
    前記外科手術用ブレードの中心部分の一部を前記第2の壁部の中の第2の開口部の中へ挿入するステップと
    を含む、請求項17に記載の方法。
  19. ギヤを前記外科手術用ブレードの前記中心部分に連結するステップをさらに含む、請求項18に記載の方法。
  20. 前記フットプレートを前記外科手術用ツールに連結するステップは、
    前記ギヤが前記外科手術用ツールの前記シャフトの中のドライブ・ベルトに係合することができるように、前記ギヤを前記外科手術用ツールのシャフトの中へ挿入するステップと、
    前記第2の壁部から延在するフランジを前記シャフトに連結するステップと
    を含む、請求項19に記載の方法。
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