JP2020527457A - 中空繊維膜モジュール - Google Patents

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Abstract

中空繊維膜モジュールは、ハウジングと、ハウジングに収容されると共にハウジングの長さに沿って配置された繊維束とを含む。繊維束は、中空繊維膜と、中空繊維膜の間において中空繊維膜に直接接触して位置決めされた細長いスペーサとを含む。各細長いスペーサの長さに沿った外面は、開口部若しくは突起部、又は湾曲した、不連続な、若しくは非線形の部分を画定する。各中空繊維膜は、円筒形であって、その長さに沿って開口部を画定する。ハウジングは、ガス、蒸気、又はその両方を含む供給混合物のための入口;中空繊維膜の透過のための第1出口;及び、中空繊維膜の残余分のための第2出口を画定する。

Description

優先権の主張
本出願は、2017年7月18日に出願された米国特許出願第15/652,966号の優先権を主張し、その内容全体は参照により本明細書に組み込まれる。
技術分野
本願は、中空繊維膜(中空糸膜)モジュールに関しており、該中空繊維膜モジュールは、該モジュール内の気体及び蒸気の物質移動速度を高めるためのスペーサを含む。
供給混合物(feed mixture)におけるガス及び/又は蒸気(つまり、ガス、蒸気、又はガス及び蒸気の組み合わせ)を分離するための膜プロセス(膜処理)は、該供給混合物内の成分と膜との間の化学的及び物理的な相互作用(又は親和性)を利用する。典型的な膜プロセスにおいては、供給混合物は、膜の供給側に接触し、ポリマーへのガス及び/又は蒸気の成分の異なる溶解度、並びに膜を介するガス及び/又は蒸気の成分の拡散係数の違いに、少なくとも一部分において、基づいて、選択的に浸透する。透過液、つまり膜を通過する供給混合物の成分は、膜の透過側から除去される。
産業用途では、大きな膜面積が、膜をモジュールに詰め込むことによって達成される。中空繊維膜モジュールというものは、産業用途において最も広く使用されている膜モジュールタイプのうちにある。中空繊維膜モジュールでは、供給物は、ファイバの内側(「内側から外側」と呼ばれる)又はファイバの外側(「外側から内側」と呼ばれる)に導入されることができる。図1は、ハウジング102を持つ「内側から外側」の中空繊維膜モジュール100の一例の断面図である。中空ファイバ(中空糸)104を含む繊維束(ファイバ束)が、ハウジング102に含まれ、チューブシート106にしっかりと固定される。供給混合物が、ポート108を介して中空繊維膜モジュール100に供給される。透過液は、ポート110を介して中空繊維膜モジュール100を出て行き、残余分は、ポート112を介して中空繊維膜モジュール100を出て行く。図2は、ハウジング202を持つ「外側から内側」の中空繊維膜モジュール200の例の断面図である。中空ファイバ204を含む繊維束は、ハウジング202に含まれ、チューブシート206にしっかりと固定される。供給混合物が、ポート208を介して中空繊維膜モジュール200に供給される。透過液は、ポート210を介して中空繊維膜モジュール200を出て、保持液はポート212を介して中空繊維膜モジュール200を出る。
モジュールのプロセス性能のための基準値は、ファイバが均一(同一の内側及び外側半径並びに同一の浸透)でありまた均一に隔置されることを仮定することによって特定されることができる。加えて、基準値性能の予測は、流体分布が均一であること、つまり、繊維束内の各ファイバの内側及び外側の流量が同一であることを仮定する。この「理想的な」デバイスの性能は、単一のファイバの性能を分析することによって特定されることができる。しかしながら、流束及び回収の見地からの実際のモジュールの性能は、理想的な性能よりはるかに低い。例えば、「外側から内側」構成の1つの不利益は、「チャネリング」が生じる可能性があることである。これは、供給物が、固定された経路に沿って流れる傾向を持つことを意味し、それによって有効膜表面積を減少させる。供給混合物が中空ファイバの内側に導入される場合、ファイバの外側における透過液の濃度蓄積(濃度分極)により、劣ったモジュール性能という結果になる可能性がある。
第1の一般形態では、中空繊維膜モジュールは、ハウジングと、ハウジング内に含まれると共にハウジングの長さに沿って配置された繊維束とを含む。繊維束は、中空繊維膜と、中空繊維膜に囲まれ中空繊維膜に直接に接触して位置決めされた細長いスペーサとを含む。各細長いスペーサの長さに沿った外面は、開口部若しくは突起部、又は湾曲し、不連続な、若しくは非線形の部分を規定する。各中空繊維膜は、円筒形であって、その長さに沿って開口部を規定する。ハウジングは、ガス、蒸気、又はその両方を含む供給混合物のための入口;中空繊維膜の透過のための第1出口;及び、中空繊維膜の残余分のための第2出口を規定する。
第1の一般形態の実施は、以下の特徴のうちの1つ又は複数を含んでいてもよい。
細長いスペーサの外径は、中空繊維膜の外径の20%から200%である。中空繊維膜及び細長いスペーサは、ハウジングの内部容積の40%から60%を占め、細長いスペーサは、中空繊維膜によって占められた総容積の5%から50%を占める。
いくつかの細長いスペーサは、集中(塊になった、lumped)ファイバ又はスレッド(threads)の形状である。
いくつかの細長いスペーサは、スペーサの長さに沿って開口部を規定する。いくつかの細長いスペーサは、中実のコアを有する。
いくつかの細長いスペーサは、開口部を規定するメッシュで形成された編組(braided)の外郭構造を含む。編組の外郭構造は、中空であってもよい。細長いスペーサは、編組の外郭構造内に位置決めされたコアを更に含んでもよい。コアは、中実又は中空(チューブ状)であってもよい。
いくつかの細長いスペーサは、連結された多数の幾何学的形状を含む。
いくつかの細長いスペーサは、中空の波状ファイバ又は中実の波状スレッドを含む。いくつかの細長いスペーサは、コアと、コアの第1端部からコアの第2端部までコアの周りに巻かれた巻線とを含む。コアは、中実コア又は中空(チューブ状)コアであってもよい。巻線は、金属、セラミック、ガラス、ポリマー、又はそれらの組み合わせで形成されてもよい。細長いスペーサは、金属、セラミック、ガラス、ポリマー、又はそれらの組み合わせで形成されてもよい。
本明細書に説明された実施の利点は、中空繊維膜モジュールにおいて透過物及び供給物の混合物の物質移動速度を高めるスペーサの使用を含み、混合物は、ガス、蒸気、又はその両方を含む。スペーサは、チャネリング及び濃度分極を防止し又は抑制し、それにより分離性能を改善する。さらに、スペーサは、中空繊維膜モジュール全体の深刻な圧力低下を回避しながら、供給混合物の均一な流れを促進する。
図1は、「内側から外側」の中空繊維膜モジュールの断面図である。
図2は、「外側から内側」の中空繊維膜モジュールの断面図である。
図3は、スペーサを持つ中空繊維膜モジュールの断面図である。
図4Aは、集中スペーサを示す。 図4Bは、図4Aの集中スペーサの断面図であって、コア有りである。 図4Cは、図4Aの集中スペーサの断面図であって、コア無しである。
図5Aは、コアを持つ網組スペーサを示す。 図5Bは、図5Aの網組スペーサの断面図である。 図5Cは、コア無しの網組スペーサを示す。
図6Aは、ビーズ状(珠々状の、beaded)スペーサを示す。 図6Bは、図6Aのビーズ状スペーサの断面図である。 図6Cは、図6Aのビーズ状スペーサの断面図である。
図7Aは、波状のファイバ又はスレッドの形状におけるスペーサを示す。 図7Bは、波状中空糸スペーサの断面図を示す。 図7Cは、波状のスレッドスペーサの断面図を示す。
図8Aは、真っ直ぐなコアを持つコイル状のファイバ又はスレッドの形状におけるスペーサを示す。 図8Bは、コイル状のスレッド及びコイル状の中空ファイバを持ち図8Aのスペーサの断面図である。 図8Cは、コイル状のスレッド及びコイル状の中空ファイバを持ち図8Aのスペーサの断面図である。
図9Aは、中空繊維膜及び波状中空ファイバスペーサを示す。 図9Bは、モジュールハウジングに挿入するための図9Aの中空繊維膜及びスペーサで形成された繊維束を示す。 図9Cは、図9Bの繊維束を持つ中空繊維膜モジュールを示す。 図9Dは、図9Cの中空繊維膜モジュールの端面図を示す。
中空繊維膜モジュールの性能は、モジュール内のチャネリング及び濃度分極を低減することによって改善される可能性がある。「内側から外側へ」のモジュール設計では、より多くの空間を中空膜ファイバ間に提供することによって濃度分極を低減でき、これにより浸透拡散(permeate diffusion)を増やす。速い浸透拡散の場合、中空繊維膜モジュールを全体を通して濃度勾配(分離の駆動力)が維持されることができる。「外側から内側へ」のモジュール設計の場合、供給物チャネリング及びデッドゾーンが、モジュール内において混合を増やすことによって削減されることができ、それによって浸透流束を増やす。
本明細書に記載されるように、気体及び/又は蒸気の混合物のための中空繊維膜モジュールは、有利なことには、中空繊維膜モジュールにおける濃度分極及びチャネリングを低減することによって、供給物及び透過物の混合を促進するために設計されたスペーサを含む。スペーサは、透過及び分離の性能を増加させる。図3は、ハウジング302及びポート306、308を持つ中空繊維膜モジュール300を示す。中空繊維膜モジュール300は、「内側から外側へ」又は「外側から内側へ」のモジュールとして構成されていてもよい。中空繊維膜310は、ハウジング302に収容されている。中空繊維膜310は、細長くチューブ状であり、実質的に真っ直ぐで平行な側面と、円形の断面とを有する。つまり、各中空繊維膜310は、円筒形であり、その長さに沿って開口部を画定する。中空繊維膜310の内径(ID)及び外径(OD)は、中空繊維膜の長さに沿って実質的に一定である。ガス分離のための中空繊維膜310のODは、典型的には100マイクロメートルから1500マイクロメートルの範囲にあり、またIDへのODの比は、典型的には、1.2から3.5の範囲にある。ガス及び/又は蒸気の分離のための中空繊維膜310の長さは、典型的には30センチメートルから2メートルの範囲にある。中空繊維膜310は、様々な材料で作られていてもよく、該材料は、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリイミド、ポリエーテルイミド、ポリアミド、及びポリジメチルシロキサンを含む。
多数の細長いスペーサ312が、ハウジング302に収容され、またハウジング302の長さに沿って配置され、中空繊維膜310の間において中空繊維膜310に接触して位置決めされる。スペーサ312の外径は、典型的には、中空の外径の20%から200%である。一定の外径を有するスペーサ312の場合、外径は、中空繊維膜310の外径の少なくとも20%である。中空繊維膜310及びスペーサ312は、典型的には、ハウジング302の内部容積の約40%から約60%(例えば、約50%)を占め、またスペーサ312は、典型的には、中空繊維膜によって占められる総容積の5%から50%を占める。スペーサ312は、中空であってよく又は充填されていてもよい。充填されたスペーサは、スペーサの外側部分(外郭構造、殻)と同じ材料、又は異なる材料から成るコアを含んでもよい。いくつかの実施では、各スペーサ312の外面は、湾曲しており、又は凸領域、凹領域、若しくはその両方を含む。スペーサの長さに沿った各スペーサ312の外面は、開口部若しくは突出部、又は湾曲した、不連続の、若しくは非線形の部分を画定する。スペーサ312のための適切な構成の例は、集中スペーサ、編組スペーサ、ビーズ状スペーサ、波状スペーサ、及び巻きスペーサを含む。いくつかの実施では、中空繊維膜モジュール300は、編組スペーサのみ、及びビーズ状スペーサのみといった、同じ構成を有する多数のスペーサを含む。いくつかの実施では、中空繊維膜モジュール300は、編組スペーサ及びビーズ状スペーサといった、2つ又はより多くの異なる構成を有する多数のスペーサを含む。
適切なスペーサの例は、図4A、図5A、図6A、図7A、及び図8Aに描かれており、またこれらのスペーサの断面図が、それぞれ、図4Bから図4C、図5B、図6B、図7Bから図7C、及び図8Bから図8Cに示される。本明細書で使用されるように、「ファイバスペーサ」は、一般には、スペーサの長さに沿った開口部を画定するスペーサを指し、これ故に「中空」である。「スレッドスペーサ」は、一般には、スペーサの長さに沿った何らの開口を持たないスペーサを指し、これ故に「中実」である。スペーサに適した材料は、ポリプロピレン及びポリエチレンといったポリマー、ガラス、金属、セラミック、又はそれらの組み合わせを含む。いくつかの実施では、スペーサは、該スペーサによって分離された中空繊維膜と同じ材料で製造される。
図4Aは、集中ファイバ又は集中スレッドから成るスペーサ400を示す。スペーサ400は、くぼみ又はくびれ404を持つ外郭構造402を有しており、この結果、スペーサの長さに沿ったスペーサ外面が、湾曲され又は非線形であるようになる。いくつかの実施では、スペーサ400は、くぼみ又はくびれ404によって分離された多数の開口部を有する。図4B及び図4Cは、スペーサ400の異なる実施の断面図である。図4Bは、第1外面412及び第2外面414を持つスペーサ410の断面図であり、断面図は、スペーサの長さに沿った外径の変化を示す。図4Cは、外郭構造422を持つスペーサ420の断面図である。外郭構造は、スペーサ420の長さに沿って開口部424を画定する。
図5Aは、編組の外殻構造502及びコア504を有する編組スペーサ500を示す。コア504は、編組の外殻構造502と同じ材料又は異なる材料で形成されてもよい。編組の外殻構造502は、開口部506を画定するメッシュから形成される。場合によっては、編組スペーサ500は中空である。つまり、編組スペーサ500は、スペーサの長さに沿って開口部を画定してもよい。いくつかの実施では、編組スペーサ500は、外郭構造502のみを含む。つまり、コア504は存在しなくてもよい。いくつかの実施では、編組スペーサは、外殻構造502及びコア504を含む。コア504は、中実又は中空であってもよい。図5B及び図5Cは、スペーサ500の異なる実施の図面である。図5Bは、編組の外殻構造512及び中実コア514を描くスペーサ510の断面図である。図5Cは、コア無しで外殻構造522を持つスペーサ520の端部の斜視図である。外殻構造522は、スペーサ520の長さに沿って開口部524を画定する。
図6Aは、ビーズ状スペーサ600を示す。スペーサ600は、互いに結合された多数の幾何学的形状602から形成されており、その結果、スペーサの長さに沿ったスペーサ外面が不連続である。いくつかの実施において、幾何学的形状602は、細長い形状を形成するために一緒に成形される。いくつかの実施では、幾何学的形状602は、中実コアに沿って一緒に結合される。一例では、幾何学的形状602は、ワイヤ又はフィラメントに結ばれている(strung on)。スペーサ600は、単一の中実幾何学的形状、又は2つ若しくはそれより多い幾何学的形状を含むことができる。幾何学的形状の適切な例は、図6Aに描かれるように、球体、立方体、三角形の立体、及びダブルピラミッドを含む。図6B及び図6Cは、スペーサ600の異なる実施の図面である。図6Bは、中実コア618上に一緒に結合された立方体612、球体614、及び三角形の固体616を持つスペーサ610の断面図である。中実コア618は、幾何学的固体と同じ材料又は異なる材料から形成されていてもよい。図6Cは、中実コア618上にランダムに詰められ一緒に結合された五角形の固体622、立方体612、及び三角形の固体616を持つスペーサ620の断面図である。中実コア618は、幾何学的固体と同じ材料又は異なる材料から形成されてもよい。
図7Aは、波形のファイバ又はスレッドのスペーサ700を示す。スペーサの長さに沿ったスペーサ700の外面は、湾曲し、又は非線形である。図7B及び図7Cは、スペーサ700の異なる実施の断面図である。図7Bは、開口部716を画定する外殻構造714を含む中空ファイバ712を持つ波状繊維スペーサ710の断面図である。図7Cは、中実スレッド722を持つ波状スレッドスペーサ720の断面図である。
図8Aは、コア804の周りに巻線802を有する巻線スペーサ800を描いており、この結果、巻線802は、スペーサの長さに沿ってスペーサ800の外側表面から突出部を形作る。コア804は、典型的には、ファイバ又はスレッドである。巻線802は、コア804と同じ材料又は異なる材料で形成されてもよい。いくつかの実施では、巻線802は金属で形成され、またコア804はポリマーで形成される。図8B及び図8Cは、スペーサ800の異なる実施の断面図である。図8Bは、スレッド814の周りに巻線812を持つスペーサ810の断面図である。図示されるように、スレッド814は、内側コア816及び外側コア818を有する。内側コア816及び外側コア818は、同じ材料又は異なる材料で形成されてもよい。いくつかの実施では、中実コア814は、スペーサ510のコア514といった、図5に示された単一の中実材料である。図8Cは、中空ファイバ824の周りに巻線822を持つスペーサ820の断面図である。ファイバ824は、スペーサ820の長さに沿って開口部828を画定するが外殻構造826を含む。
中空繊維膜モジュールは、中空繊維膜を整列させ、中空繊維膜の繊維束を形成し、及び該繊維束を中空繊維膜モジュールハウジングに挿入することによって製造され得る。図9Aは、繊維束の形成に先だって整列された細長いスペーサ902及び中空繊維膜900を示す。スペーサ902は、スペーサ700といった波状のファイバ又はスレッドである。中空繊維膜900及びスペーサ902は、一緒に束ねられて繊維束を形成する。図9Bは、中空繊維膜モジュールハウジングへの繊維束の挿入に先立つ繊維束910を示す。図9Cは、ハウジング922において密封された繊維束910を持つ中空繊維膜モジュール920の側面図を示す。図9Dは、代表的な中空繊維膜900及びスペーサ902を持つ中空繊維膜モジュール920の端面図を示す。
300…中空繊維膜モジュール、302…ハウジング、306、308…ポート、310…中空繊維膜、312…スペーサ、400…スペーサ、404…くぼみ又はくびれ、412…第1外面、414…第2外面、420…スペーサ、500…編組スペーサ、502…外殻構造、504…コア、506…開口部、512…外殻構造、514…中実コア、522…外殻構造、520…スペーサ、600…ビーズ状スペーサ、602…幾何学的形状、610…スペーサ、612…立方体、614…球体、616…固体、618…中実コア、620…スペーサ、700…スペーサ、710…スペーサ、712…中空ファイバ、716…開口部、714…外殻構造、722…中実スレッド、720…スレッドスペーサ、800…巻線スペーサ、802…巻線、804…コア、810…スペーサ、812…巻線、814…スレッド、816…内側コア、818…外側コア、820…スペーサ、822…巻線、824…中空ファイバ、826…外殻構造、828…開口部、900…中空繊維膜、902…細長いスペーサ、910…繊維束、922…ハウジング、920…中空繊維膜モジュール。

Claims (20)

  1. 中空繊維膜モジュールであって:
    ハウジングと;
    前記ハウジングの長さに沿って配置されると共に前記ハウジングに収容された繊維束と;
    を備え、
    前記繊維束は、
    中空繊維膜であって、各中空繊維膜は円筒形である共に該中空繊維膜の長さに沿った開口を規定する中空繊維膜;及び
    前記中空繊維膜の間において前記中空繊維膜に直接に接触して位置決めされた細長いスペーサ、
    を含み、
    前記ハウジングは、
    ガス、蒸気、又はその両方を含む供給混合物のための入口;
    前記中空繊維膜の透過物のための第1出口;及び
    前記中空繊維膜の保持物のための第2出口;
    を含み、
    各細長いスペーサの長さに沿った外面は、開口部若しくは突出部、又は湾曲した、不連続な、若しくは非線形の部分を規定する、
    中空繊維膜モジュール。
  2. 前記細長いスペーサの外径は、前記中空繊維膜の前記外径の20%から200%である、
    請求項1に記載の中空繊維膜モジュール。
  3. 前記中空繊維膜及び前記細長いスペーサは、前記ハウジングの内部容積の40%から60%を占め、前記細長いスペーサは、前記中空繊維膜によって占められる全容積の5%から50%を占める、
    請求項1に記載の中空繊維膜モジュール。
  4. 前記細長いスペーサは、集中ファイバの形状にある、
    請求項1に記載の中空繊維膜モジュール。
  5. 前記細長いスペーサは、集中スレッドの形状にある、
    請求項1に記載の中空繊維膜モジュール。
  6. 各細長いスペーサは、該スペーサの長さに沿って開口部を画定する、
    請求項5に記載の中空繊維膜モジュール。
  7. 各細長いスペーサが中実コアを有する、
    請求項5に記載の中空繊維膜モジュール。
  8. 各細長いスペーサは、開口部を画定するメッシュを含む編組の外殻構造を含む、
    請求項1に記載の中空繊維膜モジュール。
  9. 前記編組の外殻構造は中空である、
    請求項8に記載の中空繊維膜モジュール。
  10. 各細長いスペーサは、前記編組の外殻構造内に位置決めされたコアを更に含む、
    請求項8に記載の中空繊維膜モジュール。
  11. 前記コアは中実コアである、
    請求項10に記載の中空繊維膜モジュール。
  12. 前記コアはチューブ状である、
    請求項10に記載の中空繊維膜モジュール。
  13. 各細長いスペーサは、互いに結合された複数の幾何学的形状を含む、
    請求項1に記載の中空繊維膜モジュール。
  14. 各細長いスペーサは、巻きファイバ又は波形ファイバを含む、
    請求項1に記載の中空繊維膜モジュール。
  15. 各細長いスペーサは、巻きチューブ又は波形チューブを含む、
    請求項1に記載の中空繊維膜モジュール。
  16. 各細長いスペーサは、コアと、前記コアの第1端部から前記コアの第2端部まで前記コアの周りに巻かれた巻線とを含む、
    請求項1に記載の中空繊維膜モジュール。
  17. 前記コアは中実コアである、
    請求項1に記載の中空糸繊維モジュール。
  18. 前記コアはチューブ状である、
    請求項1に記載の中空繊維膜モジュール。
  19. 前記巻線が、金属、セラミック、ガラス、ポリマー、又はこれらの組み合わせで形成される、
    請求項1に記載の中空繊維膜モジュール。
  20. 前記細長いスペーサは、金属、セラミック、ガラス、ポリマー、又はそれらの組み合わせで形成される、
    請求項1に記載の中空繊維膜モジュール。
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