JP2020526343A - 落下抑制デバイスコネクタ - Google Patents

落下抑制デバイスコネクタ Download PDF

Info

Publication number
JP2020526343A
JP2020526343A JP2020501394A JP2020501394A JP2020526343A JP 2020526343 A JP2020526343 A JP 2020526343A JP 2020501394 A JP2020501394 A JP 2020501394A JP 2020501394 A JP2020501394 A JP 2020501394A JP 2020526343 A JP2020526343 A JP 2020526343A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pin
receiving
connector
channel
defines
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2020501394A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020526343A5 (ja
Inventor
エス. スティーブンソン,マシュー
エス. スティーブンソン,マシュー
ミラー,リック,ジー.
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
3M Innovative Properties Co
Original Assignee
3M Innovative Properties Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 3M Innovative Properties Co filed Critical 3M Innovative Properties Co
Publication of JP2020526343A publication Critical patent/JP2020526343A/ja
Publication of JP2020526343A5 publication Critical patent/JP2020526343A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A62LIFE-SAVING; FIRE-FIGHTING
    • A62BDEVICES, APPARATUS OR METHODS FOR LIFE-SAVING
    • A62B35/00Safety belts or body harnesses; Similar equipment for limiting displacement of the human body, especially in case of sudden changes of motion
    • A62B35/0006Harnesses; Accessories therefor
    • A62B35/0025Details and accessories
    • A62B35/0037Attachments for lifelines and lanyards
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A62LIFE-SAVING; FIRE-FIGHTING
    • A62BDEVICES, APPARATUS OR METHODS FOR LIFE-SAVING
    • A62B35/00Safety belts or body harnesses; Similar equipment for limiting displacement of the human body, especially in case of sudden changes of motion
    • A62B35/0006Harnesses; Accessories therefor
    • A62B35/0025Details and accessories
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A62LIFE-SAVING; FIRE-FIGHTING
    • A62BDEVICES, APPARATUS OR METHODS FOR LIFE-SAVING
    • A62B35/00Safety belts or body harnesses; Similar equipment for limiting displacement of the human body, especially in case of sudden changes of motion
    • A62B35/0043Lifelines, lanyards, and anchors therefore
    • A62B35/0068Anchors
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16BDEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
    • F16B21/00Means for preventing relative axial movement of a pin, spigot, shaft or the like and a member surrounding it; Stud-and-socket releasable fastenings
    • F16B21/10Means for preventing relative axial movement of a pin, spigot, shaft or the like and a member surrounding it; Stud-and-socket releasable fastenings by separate parts
    • F16B21/12Means for preventing relative axial movement of a pin, spigot, shaft or the like and a member surrounding it; Stud-and-socket releasable fastenings by separate parts with locking-pins or split-pins thrust into holes
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16BDEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
    • F16B21/00Means for preventing relative axial movement of a pin, spigot, shaft or the like and a member surrounding it; Stud-and-socket releasable fastenings
    • F16B21/10Means for preventing relative axial movement of a pin, spigot, shaft or the like and a member surrounding it; Stud-and-socket releasable fastenings by separate parts
    • F16B21/12Means for preventing relative axial movement of a pin, spigot, shaft or the like and a member surrounding it; Stud-and-socket releasable fastenings by separate parts with locking-pins or split-pins thrust into holes
    • F16B21/14Details of locking-pins or split-pins
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16BDEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
    • F16B45/00Hooks; Eyes
    • F16B45/04Hooks with sliding closing member

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Emergency Management (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Emergency Lowering Means (AREA)
  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)
  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Manufacture, Treatment Of Glass Fibers (AREA)
  • Snaps, Bayonet Connections, Set Pins, And Snap Rings (AREA)
  • Knitting Machines (AREA)

Abstract

落下抑制デバイスを安全ハーネスに結合するためのコネクタ。コネクタは、1つ以上のロッキング機構を使用してベースの第1の側にロッキングするように構成された第1のピンを含んでもよい。第1のピンを使用して、1つ以上の落下抑制デバイスと係合して、1つ以上の落下抑制デバイスをコネクタに取り付けることができる。いくつかのかかる実施例では、ロッキング機構は、1つ以上の落下抑制デバイスがコネクタの端部を中心に自由に枢動することができるように、コネクタの第1の側の内側部内に配置されてもよい。いくつかの実施例では、コネクタは、1つ以上のロッキング機構を使用して、ベースの第2の側にロッキングするように構成された第2のピンを含んでもよい。第2のピンを使用して、コネクタを作業者の安全ハーネスに便利かつ解放可能に取り付けることができる。

Description

本開示は、安全具、特に、落下防止システム及びデバイスに関する。
落下防止システム及びデバイスは、潜在的に有害であるか又は生命にさえ係わる高所で作業する作業者にとって、重要な安全具である。例えば、落下時の安全確保を支援するために、作業員は、ランヤード、減勢器、自己巻き取り式命綱(self−retracting lifeline、SRL)、直立コンベヤ等の落下保護具を有する支持構造体に接続された安全ハーネスを装着することが多い。作業者が支持構造体に接続されている場合、作業者は「拘束されている(tied off)」と呼ばれることがある。高所で作業するときに安全な作業条件を維持するために、作業者は常に支持構造体に対して少なくとも1つの接続点を維持することができる。大抵の場合、作業者は、二重の安全性を提供するために、支持構造体への2つの接続点を使用して、接続点の少なくとも1つが支持構造体に常に接続されたままになるように確保することができる。
落下防止システムは、作業者を支持構造体(定着部とも呼ばれる)に接続するためのさまざまな構成要素を含んでもよい。例えば、スナップフック、カラビナ、及びクイックリンクは、作業者の安全ハーネスを支持構造体及び他の落下抑制デバイスに接続することを可能にする可動ゲートを有してもよい。
一般に、本開示は、危険な高さで作業するときに作業者の落下を抑制するように設計された落下防止システムと共に使用するためのコネクタについて説明する。コネクタを使用して、1つ以上の落下抑制デバイスをユーザの安全ハーネスに連結することができる。いくつかの実施例では、本明細書に記載されるコネクタは、1つ以上のロッキング機構を使用してベースの第1の側でロッキングするように構成された第1のピンを含んでもよい。第1のピンを使用して、1つ以上の落下抑制デバイスと係合して、1つ以上の落下抑制デバイスをコネクタに取り付けることができる。いくつかのかかる実施例では、以下に詳述するように、ロッキング機構は、1つ以上の落下抑制デバイスがコネクタの端部を中心に自由に枢動することができるように、コネクタの第1の側の内側部内に配置されてもよい。
追加的に又は代替的に、本明細書に記載されるコネクタは、1つ以上のロッキング機構を使用して、ベースの第2の側にロッキングするように構成された第2のピンを含んでもよい。第2のピンを使用して、コネクタを作業者の安全ハーネスに便利かつ取り外し可能に取り付けることができる。
一実施例では、本開示は、落下抑制デバイスを安全ハーネスに結合するためのコネクタを説明し、このコネクタは、ロッキングノッチを有するピンと、第1の側を画定するベースと、を含む。ベース部の第1の側は、ベースから外向きに延び、互いに離間して、複数の落下抑制デバイスのうちのそれぞれ1つの落下抑制デバイスの1つ以上の接続点を受容するための複数の第1の側開口部を画定する複数の第1の側受容部を含む。複数の第1の側受容部は、第1の受容チャネルを画定し、第1の側の第1の端部を画定する第1の受容部と、第2の受容チャネルを画定し、第1の側の第2の端部を画定する第2の受容部と、第3の受容チャネルを画定し、第1の受容部と第2の受容部との間に配置されている第3の受容部と、を含む。ピンは、複数の第1の側受容部に摺動可能に接続されており、ピンが完全閉鎖構成にあるときに、複数の第1の側開口部にまたがり、かつ第1、第2、及び第3の受容チャネルを通って延びる。ベースの第1の側は、第3の受容部に接続されたロッキング機構を更に含み、ロッキング機構は、ピンが完全閉鎖構成にあるときに、ピンのロッキングノッチと解放可能に係合して、ピンが第3の受容チャネルを通って摺動して引き抜かれるのを防止するように構成される。
一実施例では、本開示は、落下抑制デバイスを安全ハーネスに結合するためのコネクタを説明し、コネクタは、第1のロッキングノッチを有する第1のピンと、第2のロッキングノッチを有する第2のピンと、第1の側、及び第1の側とは反対側の第2の側とを画定するベースと、を含む。ベース部の第1の側は、ベースから外向きに延び、互いに離間して、落下抑制デバイスのうちのそれぞれ1つの落下抑制デバイスの1つ以上の接続点を受容するための複数の第1の側開口部を画定する複数の第1の側受容部を含む。複数の第1の側受容部は、第1の受容チャネルを画定し、第1の側の第1の端部を画定する第1の受容部と、第2の受容チャネルを画定し、第1の側の第2の端部を画定する第2の受容部と、第3の受容チャネルを画定する第3の受容部と、を含み、第1のピンは、複数の第1の側受容部に摺動可能に接続され、第1のピンが完全閉鎖構成にあるときに、複数の第1の側開口部にまたがり、第1、第2、及び第3の受容チャネルを通って延びる。ベース部の第1の側は、第1、第2、又は第3の受容部のうちの1つに接続された第1のロッキング機構を含み、第1のロッキング機構は、第1のピンが閉鎖構成にあるときに、第1のピンの第1のロッキングノッチと解放可能に係合して、第1のピンが第1、第2、又は第3の受容チャネルのうちの少なくとも1つを通って摺動して引き抜かれるのを防止するように構成される。ベースの第2の側は、ベースから外向きに延び、互いに離間して、コネクタを安全ハーネスに結合するための第2の側開口部を画定する、第4の受容部及び第5の受容部を含み、第4の受容部は第4の受容チャネルを画定し、第5の受容部は第5の受容チャネルを画定し、第2のピンは、第4及び第5の受容部に摺動可能に接続されており、第2のピンが完全閉鎖構成にあるときに、第2の側開口部にまたがり、かつ第4及び第5の受容チャネルを通って延びる。ベースの第2の側はまた、第4の受容部に接続された第2のロッキング機構を更に含み、第2のロッキング機構は、第2のピンが完全閉鎖構成にあるときに、第2のピンの第2のロッキングノッチと解放可能に係合するように構成され、第2のピンが第4の受容チャネルを通って摺動して引き抜かれるのを防止するように構成されている。
一実施例では、本開示は、安全ハーネスを追加の安全具に接続するための強固点を含む安全ハーネスと、それぞれが接続点を含む少なくとも1つの落下抑制デバイスと、ロッキングノッチを有するピンと第1の側を画定するベースとを含むコネクタと、を含むシステムを説明する。ベース部の第1の側は、ベースから外向きに延び、互いに離間して、落下抑制デバイスのうちのそれぞれ1つの落下抑制デバイスの1つ以上の接続点を受容するための複数の第1の側開口部を画定する複数の第1の側受容部を含む。複数の第1の側受容部は、第1の受容チャネルを画定し、第1の側の第1の端部を画定する第1の受容部と、第2の受容チャネルを画定し、第1の側の第2の端部を画定する第2の受容部と、第3の受容チャネルを画定し、第1の受容部と第2の受容部との間に配置される第3の受容部と、を含む。ピンは、複数の第1の側受容部に摺動可能に接続されており、ピンが完全閉鎖構成にあるときに、複数の第1の側開口部にまたがり、かつ第1、第2、及び第3の受容チャネルを通って延びる。ベースの第1の側は、第3の受容部に接続されたロッキング機構を更に含み、ロッキング機構は、ピンが完全閉鎖構成にあるときに、ピンのロッキングノッチと解放可能に係合して、ピンが第3の受容チャネルを通って摺動して引き抜かれるのを防止するように構成されている。少なくとも1つの落下抑制デバイスの接続点は、コネクタの第1の側にある複数の第1の側開口部のうちの1つに受容される。ピンは、完全閉鎖構成にあるときに、接続点をコネクタに接続して、少なくとも1つの落下抑制デバイスがコネクタから分離されるのを防止し、安全ハーネスの強固点は、コネクタの第2の側に解放可能に固定されている。
一実施例では、本開示は、追加の安全具に接続するための強固点を有する安全ハーネスと、それぞれが接続点を有する少なくとも1つの落下抑制デバイスと、コネクタと、を備えるシステムを説明する。コネクタは、第1のロッキングノッチを有する第1のピンと、第2のロッキングノッチを有する第2のピンと、第1の側、及び第1の側と反対側の第2の側とを画定するベースと、を含む。ベース部の第1の側は、ベースから外向きに延び、互いに離間して、落下抑制デバイスのそれぞれ1つの落下抑制デバイスの1つ以上の接続点を受容するための複数の第1の側開口部を画定する複数の第1の側受容部を含む。複数の第1の側受容部は、第1の受容チャネルを画定し、第1の側の第1の端部を画定する第1の受容部と、第2の受容チャネルを画定し、第1の側の第2の端部を画定する第2の受容部と、第3の受容チャネルを画定する第3の受容部と、を含み、第1のピンは、複数の第1の側受容部に摺動可能に接続されており、第1のピンが完全閉鎖構成にあるときに、複数の第1の側開口部にまたがり、第1、第2、及び第3の受容チャネルを通って延びる。ベース部の第1の側は、第1、第2、又は第3の受容部のうちの1つに接続された第1のロッキング機構を含み、第1のロッキング機構は、第1のピンが閉鎖構成にあるときに、第1のピンの第1のロッキングノッチと解放可能に係合して、第1のピンが第1、第2、又は第3の受容チャネルのうちの少なくとも1つを通って摺動して引き抜かれるのを防止するように構成されている。ベースの第2の側は、ベースから外向きに延び、互いに離間して、コネクタを安全ハーネスに結合するための第2の側開口部を画定する、第4の受容部及び第5の受容部を含み、第4の受容部が第4の受容チャネルを画定し、第5の受容部が第5の受容チャネルを画定し、第2のピンは、第4及び第5の受容部に摺動可能に接続されており、第2のピンが完全閉鎖構成にあるときに、第2の側開口部にまたがり、かつ第4及び第5の受容チャネルを通って延びる。ベースの第2の側はまた、第4の受容部に接続された第2のロッキング機構を更に含み、第2のロッキング機構は、第2のピンが完全閉鎖構成にあるときに、第2のピンの第2のロッキングノッチと解放可能に係合するように構成され、第2のピンが第4の受容チャネルを通って摺動して引き抜かれるのを防止するように構成されている。少なくとも1つの落下抑制デバイスの接続点は、コネクタの第1の側にある複数の第1の側開口部のうちの1つに受容される。第1のピンは、完全閉鎖構成にあるときに、接続点をコネクタに接続して、少なくとも1つの落下抑制デバイスがコネクタから分離されるのを防止する。安全ハーネスの強固点は、コネクタの第2の側にある第2の側開口部に受容されており、第2のピンが、閉鎖構成にあるとき、強固点をコネクタに接続して、安全ハーネスがコネクタから分離されることを防止する。
一実施例では、本開示は、請求項1に記載のコネクタのピンを完全開放構成に配置することを含む方法を記載する。コネクタは、ロッキングノッチを有するピンと、第1の側を画定するベースと、を含む。ベース部の第1の側は、ベースから外向きに延び、互いに離間して、落下抑制デバイスのうちのそれぞれ1つの落下抑制デバイスの1つ以上の接続点を受容するための複数の第1の側開口部を画定する複数の第1の側受容部を含む。複数の第1の側受容部は、第1の受容チャネルを画定し、第1の側の第1の端部を画定する第1の受容部と、第2の受容チャネルを画定し、第1の側の第2の端部を画定する第2の受容部と、第3の受容チャネルを画定し、第1の受容部と第2の受容部との間に配置されている第3の受容部と、を含む。ピンは、複数の第1の側受容部に摺動可能に接続されており、ピンが完全閉鎖構成にあるときに、複数の第1の側開口部にまたがり、かつ第1、第2、及び第3の受容チャネルを通って延びる。ベースの第1の側は、第3の受容部に接続されたロッキング機構を更に含み、ロッキング機構は、ピンが完全閉鎖構成にあるときに、ピンのロッキングノッチと解放可能に係合して、ピンが第3の受容チャネルを通って摺動して引き抜かれるのを防止するように構成されている。ピンが完全開放構成にあるとき、ピンは、第1の受容チャネルのみに受容されるようにし、複数の第1の側開口部にまたがらない。本方法はまた、複数の第1の側開口部の第1の開口部内に第1の落下抑制デバイスの第1の接続点を配置することであって、第1の開口部は、第1の受容部と第3の受容部との間の分離距離によって画定されることと、ピンを、部分閉鎖構成まで、摺動して前進させることであって、ピンは、第1及び第3の受容チャネルに受容され、第1及び第3の受容部によって画定される複数の第1の側開口部の第1の開口部にまたがり、ピンは、第1の落下抑制デバイスの第1の接続点を捕捉して、第1の落下抑制デバイスがコネクタから分離されることを防止することと、複数の第1の側開口部の第2の開口部内に第2の落下抑制デバイスの第2の接続点を配置することと、ピンを、完全閉鎖構成まで、摺動して前進させることであって、ピンが、第1、第2、及び第3の受容チャネルに受容されるようにし、ピンは、複数の第1の側開口部にまたがり、ピンは、第2の落下抑制デバイスの第2の接続点を捕捉して、第2の落下抑制デバイスがコネクタから切り離されるのを防止することと、を含む。
本開示の1つ以上の実施例の詳細は、添付の図面及び以下の説明で述べる。本開示の他の特徴、目的、及び利点は、説明及び図面並びに特許請求の範囲から明らかになるであろう。
完全閉鎖構成にある、本明細書に記載の例示的なコネクタの斜視図である。 完全開放構成にある、図1の例示的なコネクタの斜視図である。 部分閉鎖構成にある、図1の例示的なコネクタの斜視図である。 図1の例示的なコネクタの斜視展開図である。 ロッキング機構がロッキング状態にある、線A−Aに沿った図1の例示的なコネクタの断面図である。 ロッキング機構がロッキング解除状態にある、線A−Aに沿った図1の例示的なコネクタの断面図である。 図1の例示的なコネクタの第1のピンの斜視図である。 図1の例示的なコネクタの第1のピンの斜視図である。 図1の例示的なコネクタの第1のピンの斜視図である。 図1の例示的なコネクタの第2のピンの斜視図である。 図1の例示的なコネクタの第2のピンの斜視図である。 図1の例示的なコネクタの第2のピンの斜視図である。 第1の落下抑制デバイスを安全ハーネスに連結する図1の例示的なコネクタを含む、例示的な落下防止システムの正面図である。 第1及び第2の落下抑制デバイスを安全ハーネスに連結する図1の例示的なコネクタを含む、例示的な落下防止システムの正面図である。 図1の例示的なコネクタを使用して、2つ以上の落下抑制デバイスを安全ハーネスに取り付けるための例示的な手法を示すフローチャートである。 図1の例示的なコネクタを使用して、2つ以上の落下抑制デバイスを安全ハーネスに取り付けるための例示的な手法を示すフローチャートである。
本開示は、落下防止具と共に使用するためのコネクタ、及び危険な高さで作業する個々のユーザの落下を防止するために使用され得る様々なタイプの落下防止システムについて記載する。落下防止具は、一般に、落下の場合にユーザを支持構造体に固定する目的で、ユーザ(例えば、作業者)を支持構造体に接続するために使用される器具を指すことができる。落下防止具の例としては、さまざまなカラビナ(「ばねフック」又は「スナップフック」とも呼ばれる)、シャックル、キャリアスリーブ、自己巻き取り式命綱などの安全ハーネス、又はユーザを支持構造体に着脱することができる他のデバイスが挙げられる。支持構造体としては、アンカー又は落下時にユーザの体重を支えることができる別の構造体を挙げることができる。いくつかの実施例では、器具の各種部品を、1つ以上のコネクタを使用して一緒に連結してもよい。例えば、SRLなどの1つ以上の落下抑制デバイスは、落下抑制デバイスを作業者の安全ハーネスの強固点に固定するように構成されたコネクタを使用して、該安全ハーネスに接続されてもよい。ユーザの安全を確保するため、コネクタは、信頼性が高く、落下の力に耐え得るものでなければならない。更に、適切な取り付けを確保するため、コネクタは、設置し易く、適切な組み付けを確認するようにユーザフレンドリーであるべきである。
図1〜7は、安全ハーネスをSRLなどの1つ以上の落下抑制デバイスに接続するために使用され得る例示的なコネクタ10の様々な図を提供する。特に、図1〜4は、ベース12と、第1のピン18と、第2のピン20と、を含む例示的なコネクタ10の斜視図である。図5A及び図5Bは、説明されるロッキング機構の様々な特徴を示す、図1の線A−Aに沿った断面図である。図6A〜図6Cは第1のピン18の斜視図であり、図7A〜7Cは第2のピン18の斜視図である。
本明細書で使用するとき、第1、第2、又は第3要素などの表記は、1つの要素を別の要素と単に区別するために使用される。それらの用語は、定量的な意味で使用される、存在する要素の総数を意味若しくは制限するために使用される、又は記載されたデバイスの番号付き要素の特定の順序を意味するために使用される。
図1〜4に示される例では、コネクタ10は、頑丈で信頼性の高いコネクタフレームを提供するベース12を含む。図1に示されるように、ベース12は、コネクタ10の第1の側14及び第2の側16を画定する。ベース12の第1の側14は、落下抑制デバイス対面側であり、第1の側14から延び、互いに離間して複数の第1の側開口部28A〜28Cを画定するブラケットとして形成された、複数の第1の側受容部22A〜22Dを含む。複数の第1の側開口部28A〜28Cはそれぞれ、SRLなどの1つ以上の落下抑制デバイスを受容するように構成されてもよい。ベース12の第2の側16は、ハーネス対面側であり、第2の側16から延び、互いに離間して、安全ハーネスに結合するための第2の側開口部32(図2でラベル付けされる)を画定するブラケットとして形成された、複数の第2の側受容部30A及び30Bを含む。実施例では、コネクタ10は、第1のピン18が摺動可能かつ動作可能に複数の第1の側受容部22A〜22Dに接続され、第2のピン20が第1のピン18とは独立して、摺動可能かつ動作可能に第2の側受容部30A及び30Bに接続される2ピン機構を提供する。しかしながら、他の実施例では、コネクタ10は、第1のピン18のみを含み、ベース12の第2の側16の一部を利用して、コネクタ10を安全ハーネスに取り付けることができる。
図1〜4に示されるように、第1のピン18は、第1の側受容部22A〜22Dによって形成されたチャネルを横断することによって、第1の側開口部28A〜28Cを動作可能に開閉するように構成されている。例えば、第1の側受容部22A〜22Dは、ベース12から外向きに延び、互いに離間して、複数の第1の側開口部28A〜28Cを画定してもよい。複数の第1の側受容部22A〜22Dは、第1の受容チャネル24Aを画定する第1の受容部22Aと、第2の受容チャネル24Bを画定する第2の受容部22Bと、を含んでもよい。ピン18と係合するために、第1の受容部22Aは第1の側14の第1の端部26Aを画定し、第2の受容部22Bは第1の側14の第2の端部26Bを画定する。複数の第1の側受容部22A〜22Dは、第1の側14の第1及び第2の端部26A及び26Bを形成する第1及び第2の受容部22Aと22Bの間に配置された、少なくとも1つの内側受容部(例えば、第3の受容部22C及び第4の受容部22Dのうちの少なくとも1つ)を更に含む。
図1〜4に示される実施例では、複数の第1の側受容部22A〜22Dは、第1及び第2の受容部22Aと22Bの間にそれぞれ配置された、第3及び第4の受容部22C及び22Dを含む。しかしながら、他の実施例では、コネクタ10は、1つのみの内側受容部(例えば、第3の受容部22A)を含んでもよい、又は、第1の側開口部28A〜28Cがどのように所望されるか、若しくは落下抑制デバイスがどのように第1の側14に接続されることを意図されているかに応じて、2つ以上の内側受容部を含んでもよい。第3の受容部22Cは、第3の受容チャネル24Cを画定し、及び第4の受容部22Dは、第4の受容チャネル24Dを画定する。
第1の側14はまた、ピンが完全閉鎖構成(例えば、図1の構成)にあるときに、第1のピン18と解放可能に係合するように構成された1つ以上のロッキング機構34A及び34Bを含んでもよく、これによって、第1のピン18が、受容チャネル24A〜24Dのうちの1つ以上を通って摺動して引き抜かれる(例えば、完全開放構成に向かって移行する)のを防止する。例えば、図1〜4に示されるように、第1の側14は、第3及び第4の受容部22C及び22Dにそれぞれ接続された第1及び第2のロッキング機構34A及び34Bを含む。他の実施例では、第1の側14は、1つのロッキング機構のみを含んでもよく、又は第1及び第2のロッキング機構34A及び34Bが、第1及び第2の受容部22A及び22Bに接続されるように構成されてもよい。
いくつかの実施例では、第1及び第2のロッキング機構34A及び34Bは、第1のピン18によって画定された1つ以上のロッキングノッチ36A及び36Bと相互作用する押しボタン式解放機構を含んでもよい。例えば、第1及び第2のロッキング機構34A及び34Bはそれぞれ、対応する第3又は第4の受容チャネル24C又は24Dに垂直に延びる実質的に円筒形のロッキングチャネル38を含んでもよく、ロッキングチャネル38は、対応する受容チャネル24C又は24Dと流体連通している。ロッキングチャネル38はそれぞれ、ロッキングチャネル38の直径が減少する狭窄部39を一方の端部に含んでもよい。
第1及び第2のロッキング機構34A及び34Bのそれぞれは、付勢部材40(例えば、ばね)、係合部材42、及びリベット44を有して、ロッキング機構を形成することができる。リベット44は、ヘッド48と反対側の変形可能端部50とを有するシャフト46を含む。係合部材42は、第1のフランジ部54と第2のフランジ部56を対向端部で接続する管部52を含む。チャネル58は、リベット44のシャフト46を受容する係合部材42を通って延びる。付勢部材40は、付勢部材40と係合部材42の両方がロッキングチャネル38内に受容されたときに、ロッキングチャネル38内の第2のフランジ部56及び狭窄部39と接触し係合するように構成されている。
完全に組み立てられると、リベット44は、係合部材42のチャネル58、付勢部材40の中心、及びロッキングチャネル38の狭窄部39を通って延びる。次いで、リベット44の変形可能端部50は変形して、狭窄部39を通って引き抜かれることが防止される。リベット44のヘッド48及び変形可能端部50は、それによって係合部材42及び付勢部材40をロッキングチャネル38内に捕捉及び保持する。
使用中、非圧縮状態又はロッキング状態にある間、係合部材42の第2のフランジ部56は、ロッキング機構が接続される受容チャネル内に突出する。例えば、図5A及び5Bは、図1の線A−Aに沿った断面図である。図5Aは、非圧縮状態又はロッキング状態にある、第3の受容部22C内の第1のロッキング機構34Aを示す。図5Aに示されるように、ロッキング位置にある間、第2のフランジ部56の一部は、第3の受容チャネル24C内に延びる。第3の受容チャネル24Cは、第1ピン18のシャフト60を受容するようにサイズ決めされているが、第2のフランジ部56の第3の受容チャネル24Cへの貫入は、第3の受容チャネル24Cの孔サイズを効果的に低減し、第1のピン18のシャフト60が第3の受容チャネル24Cを通って摺動して引き抜かれることを防止する。
第1のピン18は、シャフト60に沿って形成された1つ以上のロッキングノッチ36A及び36Bを含む。ロッキングノッチ36A及び36Bは、それぞれのノッチ(例えば、第2のロッキングノッチ36B)が、第3の受容チャネル24Cに導入されるときに、ロッキングノッチ36Bが、係合部材42の第2のフランジ部56を受容することができるように寸法決めされてもよい。図5Aに示されるように、ロッキングノッチ36Bが、第1のロッキング機構34Aと適切に整合されると、係合部材42のフランジ部56は、第3の受容チャネル24C内に突出する第2のフランジ部56が、ロッキングノッチ36に受容されるロッキング位置にとどまる。ロッキング機構34Aが、ロッキング位置にある状態では、第2のフランジ部56が、第3の受容チャネル24C内の第1のピン18の軸方向移動を妨げる。
第1のピン18のシャフト60を第3の受容チャネル24Cを通して摺動して引き抜くために、リベットのヘッド48を押圧して付勢部材40を圧縮させ、係合部材42をロッキングチャネル38内で狭窄部39に向かって摺動させる。係合部材42が狭窄部50に向かって前進すると、管部52が第3の受容チャネル24Cと整合されることによって、係合部材42からの障害物が第3の受容チャネル24Cから取り除かれる。この位置は、圧縮位置又はロッキング解除位置と見なされてもよく、図5Bの第1のロッキング機構34Aに関して示されている。第2のフランジ部56が、第3の受容チャネル24C内に、もはや突出していない状態では、第2のロッキング機構34Bが、ロッキング構成にないことを条件として、第1のピン18のシャフト60は、自由に摺動して前進させることができる(例えば、完全閉鎖構成に向かって移行させる)、又は第3の受容チャネル24Cを通して引き抜くことができる。
いくつかの実施例では、第1のピン18は、1つ以上の傾斜部63A及び63Bを含んでもよい。図5Bに示されるように、第1の傾斜部63Aは、シャフト60の前端から第1のロッキングノッチ36Aまで延び、第2の傾斜部63Bは、第1のロッキングノッチ36Aから第2のロッキングノッチ36Bまで延びる。第1及び第2の傾斜部63A及び63Bにより、第1のピン18は、まず第1のロッキング機構34A及び第2のロッキング機構34Bのロッキングを解除してから、第1又は第2の受容チャネル24A及び24B内で前進させる必要なく、第1のロッキング機構34A及び第2のロッキング機構34Bを越えて前進させることができる。例えば、第1の傾斜部63Aは、最初に第1のロッキング機構34Aの係合部材42に接触して押圧することで、第1のロッキングノッチ36Aが係合部材42と整合され係合するまで、第1のピン18を第3の受容チャネル24Cを通って前進させることができ、この係合地点で、係合部材42は、第1のロッキングノッチ36A内に着座し、第1のピンが第3の受容チャネル24Cから引き抜かれるのを防止する。前進力(例えば、完全閉鎖構成に向かって)が、第1のピン18に印加される場合、第2の傾斜部63Bが、第1のロッキング機構34Aの係合部材42を押し下げ、第1の傾斜部63Aも同様に、第2のロッキング機構34Bの係合部材42と相互作用して、第1のピン18を第3及び第4の受容チャネル24C及び24Dの両方を通って完全閉鎖構成に向かって前進させることができる。
いくつかの実施例では、第1のピン18が、第3の受容チャネル24Cを通って前進する際に、係合部材42に対する第1のピン18の1つ以上のロッキングノッチ36A及び36Bの適切な整合を支援するために、コネクタ10は、第1のピン18のシャフト60の一部に沿って延びる長手方向スロット64と係合するように構成された整合ピン62を含み得る。例えば、第1の受容部22Aは、第1の受容チャネル24Aと実質的に垂直に整合し延びる横方向チャネル66を画定し得る。長手方向スロット64が、横方向チャネル66と整合するまで、第1のピン18を第1の受容チャネル24Aを通って前進させることができる。次いで、整合ピン62を横方向チャネル66及び長手方向スロット64に挿入することにより、第1のピン18が、第1の受容チャネル24A内で回転するのを防止することができる。第1のピン18が、回転するのを防止することによって、ロッキングノッチ36A及び36Bは、第1のピン18が複数の第1の側受容チャネル24A〜24Dを通って前進する際に、関連付けられるロッキング機構34A及び34Bと適切に整合するように確保される。
加えて、いくつかの実施例では、整合ピン62はまた、いったん装着された後に第1のピン18が、ベース12から完全に外れるのを防止するための保持ピンとして機能してもよい。コネクタ10の完全又は部分脱離を防止することは、第1のピン18若しくは第2のピン20の不注意による損失、又は第1及び第2のピン18及び20の不注意による切り替えを防止するのに役立ち得る。いくつかの実施例では、整合ピン62は、いったん第1のピン18が組み付けられたら、第1の受容部22A内に固定されてもよい。好適な固定技術としては、溶接、接着、圧着などが挙げられるが、これらに限定されない。
いくつかの実施例では、少なくとも2つのロッキング機構34A〜34Dが、ベース12の各側14及び16に含まれる。例えば、第1の側14は、第1及び第2のロッキング機構34A及び34Bを含み、第2の側16は、第3のロッキング機構34C及び第4のロッキング機構34Dを含む。各ロッキング機構34A〜34Dは、他のロッキング機構とは独立して動作し、第1のピン18又は第2のピン20上の対応するロッキングノッチ36A及び36B、又は72A及び72Bと相互作用するように構成されてもよい。したがって、図1を一例として使用すると、第1のピン18が、完全閉鎖構成に前進すると、第1及び第2のロッキング機構34A及び34Bの両方が、第1のピン18の軸方向移動を阻止する。この二重ロッキング機構では、ユーザが、第1のピン18を移動させるために、第1のロッキング機構34A及び第2のロッキング機構34Bの両方のそれぞれのリベット44のヘッド48を独立して押す必要がある。側14及び16のそれぞれに少なくとも2つのロッキング機構34A〜34Dを含むことにより、コネクタ10は、二重の安全機構を提供し、使用中に任意の個々のロッキング機構34A〜34Dが不注意によりロッキング解除される、又は損傷する場合に、コネクタ10の故意でない偶発的なロッキング解除が防止される。
いくつかの実施例では、第1及び第2のロッキング機構34A及び34Bは、第1の側14の第1及び第2の端部26A及び26Bを形成する第1及び第2の受容部22A及び22Bとは異なり、内側受容部22C及び22Dのうちの1つ以上に接続されてもよい。以下で更に説明するように、内側受容部22C及び22D内に第1及び第2のロッキング機構34A及び34Bを形成することにより、落下抑制デバイスがコネクタ10に取り付けられたときに、コネクタ10のより広い動作範囲が可能になる。例えば、第3及び第4の受容部22C及び22Dに対する、第1及び第2のロッキング機構34A及び34Bの相対的サイズ及び配置は、ロッキング機構が適切に機能し、落下の衝撃に耐えるのに十分な構造的一体性を維持するために、受容部の方をやや大きくする又は嵩高にすることができる。第1の側の外側受容部22A及び22B内にロッキング機構を組み込むことによって、ロッキング機構に関連する体積により、SRLなどの取り付けられた落下抑制デバイスが、第1の側14の第1及び第2の端部26A及び26Bを中心に枢動するのを阻止することができる。落下保護システムの使用中、コネクタ10に対するSRLの可動性が低減されると、命綱の延長又は後退に関連する、よじれや抵抗の増加が生じ得る。内側受容部22C及び22D内に、第1及び第2のロッキング機構34A及び34Bを組み込むことにより、第1及び第2の受容部22A及び22Bのサイズは、比較的薄く、あまり嵩高くないため、SRLの接続点は、第1及び第2の受容部22A及び22Bによって主に画定される、第1及び第2の端部26A及び26Bを中心に自由に枢動することができる。SRLの枢動を可能にすることにより、SRLのねじれ、又はその他の原因による抵抗力の増加の可能性が低減される。
図1〜4に示されるように、第2のピン20は、第2の側受容部30A及び30Bによって形成されたチャネルを横断するように構成されることによって、第2の側開口部32を動作可能に開閉する。第2の側16は、コネクタ10を安全ハーネスに結合するために、ベース12から外向きに延び、互いに離間して、第2の側開口部32を画定する、第5の受容部30Aと第6の受容部30Bとを有する一対の受容部を含む。第5及び第6の受容部30A及び30Bはそれぞれ、第2のピン20のシャフト70の一部を受容するように構成されたそれぞれの受容チャネル68A及び68Bを画定する。第2のピン20の第1のピン18のシャフト70と同様に、受容部30A及び30Bのいずれかに接続された1つ以上のロッキング機構34C及び34Dと、相互作用するように構成された少なくとも1つのロッキングノッチ72A及び72Bを画定することができる。第2のピン20は、完全開放構成(例えば、図2の構成)から完全閉鎖構成(例えば、図1の構成)まで摺動して移行することができ、完全閉鎖構成では、第2のピン20は、第5及び第6の受容部30A及び30Bによって画定される第2の開口部32にまたがる。
図7A及び7Bに示されるように、シャフト70は、ロッキング機構34D及び34Cとそれぞれ係合するように構成された2つのロッキングノッチ72A及び72Bを含んでもよい。ロッキング機構34C及び34Dの動作は、上記の第1のロッキング機構34Aの動作とほぼ同様であり得る。いくつかの実施例では、第2のピン20はまた、第1のロッキングノッチ72Aまでずっと延びる、シャフト70の先端部に傾斜部73を画定してもよい。傾斜部73により、第1のロッキングノッチ72Aが係合部材42と整合し係合するまで、第2のピン20の先端部を第4のロッキング機構34Dの係合部材42を越えて前進させることができる。かかる実施例では、傾斜部73は、第1のピン20が最初に導入され、第6の受容チャネル68Bを通って前進したときに、第4のロッキング機構34Dのロッキングを解除する必要性を回避することができる。
いくつかの実施例では、第5の受容部30Aは、第2のピン20が受容チャネル68A及び68Bのうちの1つ以上を通って前進するときに、ロッキング機構34C及び34Dの係合部材42に対するロッキングノッチ72A及び72Bの、適切な整合を支援する整合ピン74を更に含んでもよい。整合ピン74の動作は、第1のピン18に関して上述した整合ピン62の動作とほぼ同様であり得る。例えば、第5の受容部30Aは、整合ピン74を受容するように構成された第5の受容チャネル24Aと、実質的に垂直に整合し延びる横方向チャネル(図示されていない)を画定してもよい。同様に、第2のピン20は、シャフト70の一部に沿って延びる長手方向スロット78を画定してもよい。長手方向スロット78が横方向チャネルと整合するまで、第2のピン20を第5の受容チャネル68Aを通って前進させることができる。次いで、整合ピン74が横方向チャネル及び長手方向スロット78に挿入されることによって、第2のピン20が第5の受容チャネル68A内で回転するのを防止することができる。加えて、いくつかの実施例では、整合ピン74はまた、いったん装着された後に第2のピン20がベース12から完全に外れるのを防止するための保持ピンとして機能してもよい。
コネクタ10の構成要素(例えば、ベース12又は第1及び第2のピン18及び20)は、任意の好適な材料又は製造技術を使用して形成されてもよい。いくつかの実施例では、構成要素は、例えば熱処理されたアルミニウム亜鉛合金、ステンレス鋼、高強度複合材などを含む、高強度金属又は金属合金を含んでもよい。
コネクタ10の第1の側14及び第2の側16の様々な機構は、図示及び説明されるように集合的にコネクタに組み込まれてもよく、又は独立してコネクタに組み込まれてもよい。例えば、本明細書に記載されるコネクタは、コネクタ10が第2のピン12を含むか、又はコネクタ10をユーザの安全ハーネスに接続するために別の構造を使用するかにかかわらず、第1の側14の内側受容部22C及び22D内にロッキング機構34A及び34Bを配置することなど、第1の側14の特徴のうちの1つ以上の利点を含み、実現することができる。追加的に又は代替的に、本明細書に記載されるコネクタは、コネクタ10が第1のピン12の全ての記載された特徴を含むかどうかとは無関係に、安全ハーネスへの取り付け易さなど、第2の側12の特徴のうちの1つ以上の利点を含み、実現することができる。
一実施例では、本明細書に記載のコネクタ10は、ロッキングノッチ36Bを有する第1のピン18と、第1の側14及び第2の側16を有するベース12と、を含むことを特徴とし得る。ベース12の第1の側14は複数の第1の側受容部を含み、第1の側受容部は、第1、第2、及び第3の受容チャネル24A〜24Cをそれぞれ画定する少なくとも第1、第2、及び第3の受容部22A〜22Cを含んでもよい。かかる実施例では、第1の受容部22Aは、第1の側14の第1の端部26Aを画定してもよく、第2の受容部22Bは、第1の側14の第2の端部26Bを画定してもよく、第3の受容部22Cは、第1の受容部22Aと第2の受容部22Bとの間に配置されてもよい。複数の第1の側受容部22A〜22Cは、落下抑制デバイスデバイスの接続点を受容するように構成された複数の第1の側開口部(例えば、28A〜28C)を画定するために、互いに離間していてもよい。第1のピン18は、ピンが複数の第1の側開口部(例えば、28A〜28C)にまたがり、第1のピン18が完全閉鎖構成にあるときに、第1、第2、及び第3の受容チャネル24A〜24Cのそれぞれを通って延びるように、複数の第1の側受容部22A〜22Cに摺動可能かつ動作可能に接続されてもよい。ベース12は、第3の受容部22Cに接続されたロッキング機構34Aを含んでもよく、該ロッキング機構は、ピンが完全閉鎖構成にあるときに第1のピン18のロッキングノッチ36Bと解放可能に係合するように構成されて、第1のピン18が第3の受容チャネル24Cを通って摺動して引き抜かれるのを防止するように構成されている。
別の実施例では、本明細書に記載のコネクタ10は、第1のロッキングノッチ36Bを有する第1のピン18と、第2のロッキングノッチ72Bを有する第2のピン20と、第1の側14及び第2の側16を有するベース12と、を含むことを特徴とし得る。ベース12の第1の側14は、複数の第1の側受容部を含み、第1の側受容部は、第1、第2、及び第3の受容チャネル24A〜24Cをそれぞれ画定する少なくとも第1、第2、及び第3の受容部22A〜22Cを含んでもよい。かかる実施例では、第1の受容部22Aは、第1の側14の第1の端部26Aを画定してもよく、第2の受容部22Bは、第1の側14の第2の端部26Bを画定してもよく、第3の受容部22Cは、第1の受容部22Aと第2の受容部22Bとの間に配置されてもよい。複数の第1の側受容部22A〜22Cは、落下抑制デバイスの接続点を受容するように構成された複数の第1の側開口部(例えば、28A〜28C)を画定するために、互いに離間していてもよい。第1のピン18は、第1のピン18が完全閉鎖構成にあるときに、第1のピン18が複数の第1の側開口部(例えば、28A〜28C)にまたがり、第1、第2、及び第3の受容チャネル24A〜24Cのそれぞれを通って延びるように、複数の第1の側受容部22A〜22Cに摺動可能かつ動作可能に接続されてもよい。ベースは、第1、第2、又は第3の受容部22A〜22Cのうちの1つに接続された第1のロッキング機構34Aを含んでもよく、該ロッキング機構は、ピンが完全閉鎖構成にあるときに、第1のピン18の第1のロッキングノッチ36Bと解放可能に係合するように構成されて、第1、第2、又は第3の受容部24A〜24Cのうちの少なくとも1つを通って摺動して引き抜かれるのを防止するように構成されている。
かかる実施例では、ベース12の第2の側16は、第4の受容チャネル68Aを画定する第4の受容部30Aと、第5の受容チャネル68Bを画定する第5の受容部30Bと、を含み得る。第4及び第5の受容部30A及び30Bは、互いに分離されて、第2の側開口部32を画定してもよい。第2のピン20が、第2のピン20が完全閉鎖構成にあるときに、第2の側開口部32にまたがり、第4及び第5の受容チャネル68A及び68Bを通って延びるように、第4及び第5の受容部30A及び30Bに摺動可能かつ動作可能に接続される。ベースの第2の側16は、第4の受容部30Aに接続された第2のロッキング機構34Cを含む。第2のロッキング機構34Cは、第2のピン20が閉鎖構成にあるときに、第2のピン20の第2のロッキングノッチ72Bと解放可能に係合するように構成されて、第2のピン20が第4の受容チャネル68Aを通って摺動して引き抜かれることを防止する。
本明細書に記載されるように、コネクタ10を使用して、1つ以上の落下抑制デバイスを安全ハーネスに取り付けることができる。図8及び9は、安全ハーネス82へのコネクタ10と、落下抑制デバイス84A及び84Bと、を含む例示的な落下防止システム80を示す。図8は、落下抑制デバイス84Aのみがコネクタ84Aに取り付けられている中間組立段階を示し、図9は、落下抑制デバイス84A及び84Bがコネクタ10に取り付けられている完全組立段階にある落下防止システム80を示す。
図8及び9に示されるように、コネクタ10は、安全ハーネス86の強固点86に取り付けられてもよい。いくつかの実施例では、安全ハーネスの強固点は、ハーネスの一部を形成する1つ以上のストラップ又は帯紐片から構成されてもよい。図8の例示では、安全ハーネス82の強固点86は、互いに交差する2つの帯紐片を含み、安全ハーネス82を他の落下防止具に固定するための点を提供する。いくつかの実施例では、安全ハーネス82は、ユーザが安全ハーネス82を着用したときに、強固点86がユーザの背中上部の中央に位置するように構成されてもよい。かかる強固点86の配置は、落下抑制中にユーザに十分な快適性を提供することができるだけでなく、コネクタ10並びに取り付けられた落下抑制デバイス84A及び84Bをユーザの作業領域から離れて配置することができる。
強固点86は、第2のピン20によってコネクタ10の第2の側16に接続されてもよい。例えば、第2のピン20が開放構成(例えば、図2の構成)にあるとき、第2の側開口部32は、安全ハーネス82の強固点86を受容するように構成されてもよい。次いで、第6の受容部30Bが第2のピン20を受容するまで、第2のピン20を強固点86の下で前進させることができる。いったん閉鎖構成(例えば、図1の構成)に至れば、第3及び第4のロッキング機構34C及び34Dの係合部材42は、第2のピン20の第2及び第1のロッキングノッチ72A及び72Bと係合して、ピンを完全閉鎖構成にロッキングする。それにより、第2のピン20は、第2の開口部32内の強固点86を捕捉して、コネクタ10が安全ハーネス82から分離されることを防止する。
強固点86をコネクタ10から外すには、第3のロッキング機構34C及び第4のロッキング機構34Dの両方のヘッド48を押して、ロッキング機構の係合部材42をロッキングノッチ72A及び72Bから係合解除することができる。次に、第2のピン20を摺動して引き抜いて、第2のピン20を開放構成(例えば、図2の構成)に戻し、強固点86を第2の開口部32から外すことができる。いくつかの実施例では、第2のピン20は、第2のピン20を摺動して引き抜くのを支援するためにユーザによって把持され得るヘッド90を一端に含んでもよい。
いくつかの実施例では、第2のピン20を介して強固点86に取り付けるようにコネクタ10を設計することによって、コネクタ10は、従来のコネクタと比較していくつかの利点を提供することができる。例えば、第2のピン20のシャフト70の円筒形状は、強固点86の下で第2のピン20の滑らかな前進を可能にする。これにより、強固点86を形成するストラップが、コネクタ10内でねじれる、又はそれ以外の形で締め付けられる可能性を制限することができる。更に、第2の側16の設計は、コネクタ10を安全ハーネス82に取り付け、ストラップが第2のピン20に対して適切に配置される(例えば、整える)ように確保するために、ユーザの労力を少なくすることが必要であり得る。比較すると、従来のコネクタは、ベース自体を介して強固点86に接続し、ベースに落下抑制デバイスを取り付けるための単一のピン又はゲートを利用する。従来のベースは、典型的には嵩高であるため、ユーザは、強固点86のストラップを引っ張って、ベースが強固点86の下で摺動できるように十分に大きい開口を生成する必要がある。安全ハーネス82のストラップが、強固点86が落下に関連する力に耐えることができるように比較的硬質である場合、強固点86において弛みを生成することは、ユーザの大きな労力を要することがある。加えて、従来のベースの形状及び嵩高さにより、ユーザがベースを安全ハーネス82に取り付ける際に、ベースがストラップに引っ掛かる、又はストラップをねじる傾向が高くなり得る。したがって、本明細書に記載されるように、第2のピン20を介してコネクタ10を強固点86に取り付けることにより、コネクタ10は、安全ハーネス82に取り付けるための容易かつ便利な機構を提供することができる。
落下抑制デバイス84A及び84Bは、第1のピン18を用いてコネクタ10の第1の第2の側14に接続されてもよい。落下抑制デバイス84A及び84Bは、支持構造体に接続し、ユーザの落下を抑制するように設計された任意の好適なデバイスを含んでもよい。落下抑制デバイスの例としては、3M Fall Protection Businessによって製造された3MTMDBI−SALA(登録商標)SRL、3M Fall Protection Businessによって製造された3MTMDBI−SALA(登録商標)Mobile Rope Grab、安全ラ二ヤードなどのSRLを挙げることができる。
複数の第1の側開口部28A〜28Cはそれぞれ、落下抑制デバイス84A又は84Bの接続点88A及び88Bを受容するように構成されてもよい。接続点88A及び88Bは、アイボルトなどの閉鎖コネクタや、クイックリンク又はカラビナなどのゲートコネクタが挙げられるが、これらに限定されない。接続点88A及び88Bは、第1のピン18が完全閉鎖ロッキング構成(例えば、図1及び9の構成)にあるときに、第1のピン18のシャフト60を受容するのに十分な大きさの開口部を含んでもよく、第1のピン18は、落下抑制デバイス84A及び84Bの接続点88A及び88Bを捕捉することにより、コネクタ10が落下抑制デバイス84A及び84Bから分離されるのを防止することができる。
いくつかの実施例では、第3の受容部22C、コネクタ10などの内側受容部上に第1のロッキング機構34Aを含むことにより、コネクタ10は、部分閉鎖ロッキング構成(例えば、図8の構成)を提供し、それにより、落下抑制デバイス84A及び84Bを互いに独立してコネクタ10に取り付けることができる。例えば、完全開放構成(例えば、図2の構成)では、第1の落下抑制デバイス84Aの接続点88Aは、第1及び第3の受入れ部分22A及び22Cによって画定される第1の側開口部28A内に受容されてもよい。次いで、第1のピン18は、シャフト60の第1のロッキングノッチ36Aが第1のロッキング機構34Aと係合して、落下抑制デバイス84Aをコネクタ10に接続しロッキングするまで、第1の受容チャネル24A、接続点88Aの開口、及び第3の受容チャネル24Cを通って摺動して前進させることができる。
次いで、第2の落下抑制デバイス84Aの接続点88Bは、第2及び第4の受容部22B及び22Dによって画定される第1の側開口部28Cなどの、残りの複数の第1の側開口部のうちの1つに受容されてもよい。次いで、ユーザは、第1のロッキング機構34Aのヘッド48を押下してロッキング機構の係合部材42を係合解除し、第1のピン18を接続部分88Bの開口を通って、第2の受容チャネル24Bに向かって摺動して前進させることができる。第1のピン18が完全閉鎖構成(例えば、図1の構成)まで前進すると、第1のロッキング機構34Aは、第2のロッキングノッチ36Bと係合して、第1及び第3の第1の側開口部28A及び28Cを有する、落下抑制デバイス84A及び84Bの両方の接続点88A及び88Bを捕捉し保持する。第1の側14が第2のロッキング機構34Bも含む実施例では、いったん第1のピン18が完全閉鎖構成に入ると、第2のロッキング機構34Bが、第1のロッキングノッチ36Aと係合する。
コネクタ10から落下抑制デバイス84A及び84Bの一方又は両方を取り外すには、第1及び第2のロッキング機構34A及び34Bの両方のヘッド48を押して、ロッキング機構の係合部材42を係合解除することができる。次に、第1のピン18を摺動して引き抜き、コネクタ10の第1の側14を完全開放構成(例えば、図2の構成)に戻すことで、接続点88A及び88Bを第1の側開口部28A及び28Cから取り外すことができる。いくつかの実施例では、第1のピン18は、第1のピン18を摺動して引き抜くのを支援するためにユーザによって把持され得るヘッド92を一端に含み得る。
いくつかの実施例では、第1及び第2の外側受容部22A及び22Bとは異なり、内側受容部22C及び22D内に、第1及び第2のロッキング機構34A及び34Bを含むことにより、第1及び第2の落下抑制デバイス84A及び84Bが、コネクタ10内でより広い移動範囲を発揮し得る。例えば、内側受容部22C及び22D内に、第1及び第2のロッキング機構34A及び34Bを含むことによって、第1の端部26A及び第2の端部26Bをそれぞれ形成する第1及び第2の受容部22A及び22Bは、内側受容部22C及び22Dよりも遮られない、又はかさばらない状態を保ち得る。接続点88A及び88Bの開口は、コネクタ10に接続されている間(例えば、図9の構成)、接続点88A及び88Bの一方又は両方は、第1の端部26A及び第2の端部26Bを中心に枢動できるようにサイズ決めすることができる。例えば、第2の落下抑制デバイス84Bの接続点88Bは、図9において時計回りに枢動することができてもよく、それにより、接続点は、第1の側開口部28C内に捕捉されたままで、第2の受容部22Bを越えて摺動して、図9において水平に(例えば、第1のピン18の長手方向軸に平行に)整合させることができる。
いくつかの実施例では、接続点88A及び88Bが、第1の側14の第1及び第2の端部26A及び26Bを中心に枢動できることにより、使用中の落下防止システム80のより大きな可動性と、より安全な動作が可能になる。例えば、落下抑制デバイス84A及び84Bは、典型的には、デバイスがユーザに対して垂直に整合されるように(例えば、図9に示されるように)接続される。ユーザが、固定される支持構造体から横方向に離れて移動する場合、落下抑制デバイス84A及び84Bは、ユーザに対して水平方向に引っ張られる(例えば、第1のピン18の中心軸に対して平行に引っ張られる)場合がある。落下抑制デバイス84A及び84Bのうちの1つ以上が、第1の端部26A又は第2の端部26Bを中心に自由に枢動できない場合、落下抑制デバイス84A及び84Bは、複数の第1の側開口部28A〜28C内に結合することができる。かかる結合は、落下抑制デバイス84A及び84Bを支持構造体に連結するテザー(例えば、命綱)を延長又は後退させる際に抵抗を増大させて、ユーザが支持構造体に対して自由に動くのを邪魔する可能性がある。追加的に又は代替的に、万一落下が生じる場合、かかる結合は、落下防止システム80の衝撃負荷を追加し、構成要素のうちの1つ以上にかかる応力を増加させて、ユーザの落下を阻止する。
図10及び11は、コネクタ10を使用して、2つ以上の落下抑制デバイス84A及び84Bを安全ハーネス82に取り付けるための、例示的な手法を示すフローチャートである。図10の手法は、落下抑制デバイス84A及び84Bをコネクタ10に取り付けることに対応し、コネクタ10の第1のピン18を完全開放構成(例えば、図2の構成)に配置すること(100)と、第1の落下抑制デバイス84Aの接続点84Aを第1の側開口部28A内に配置すること(102)と、第1のピン18をロッキング部分閉鎖構成(例えば、図3及び8の構成)に摺動して前進させて、第1の落下抑制デバイス84Aの接続点84Aを第1の側開口部28A内に捕捉すること(104)と、第2の落下抑制デバイス84Bの接続点84Bをコネクタ10の後続の第1の側開口部28C内に配置すること(106)と、第1のピン18をロッキング完全閉鎖構成(例えば、図1及び9の構成)に摺動して前進させて、第2の落下抑制デバイス84Bの接続点88Bを第1の側開口部28C内に捕捉すること(108)と、を含む。
上述したように、コネクタ10は、少なくとも、第1の側14の第1の受容チャネル24A及び第1の端部26Aを画定する第1の受容部22Aと、第1の側14の第2の受容チャネル24B及び第2の端部26Bを画定する第2の受容部22Bと、第3の受容チャネル24Cを画定し、第1の受容部22Aと第2の受容部22Bとの間に配置される第3の受容部22Cと、を有する複数の第1の側受容部22A〜22Dを含む第1の側14を画定するベース12を含むことができる。
完全開放構成(100)では、第1のピン18は、第1及び第3の受容部22A及び22Cによって画定される第1の側開口部28Aが開放されアクセス可能であるように、第1の受容チャネル24A内にのみ受容されてもよい。いくつかのかかる実施例では、第1の受容部22A内の整合ピン62が、第1のピン18がベース12から外れるのを防止するために、スロット64と係合してもよい。
いったん完全開放構成(例えば、図2の構成)に入ると、第1の落下抑制デバイス84Aの接続点88Aを、第1及び第3の受容部22A及び22Cによって画定される第1の側開口部28A内に導入することができ(102)、第1のピン18を、ロッキング部分閉鎖構成(例えば、図3及び8の構成)に摺動して前進させて、第1の落下抑制デバイス84Aの接続点88Aを第1の側開口部28A内に捕捉することができる(104)。例えば、第1のピン18は、接続点88Aの開口を通って第3の受容チャネル22C内へと前進させて接続点88Aを捕捉し、落下抑制デバイス84Aがコネクタ10から外れるのを防止することができる。第3の受容部22Cが第1のロッキング機構34Aを含む実施例では、第1のロッキング機構34Aのヘッド48が押し下げられ、第1のピンの第1のロッキングノッチ36Aが第1のロッキング機構34Aと整合するまで、第1のピン18が摺動して前進させられてもよい。次いで、第1のロッキングノッチ36Aが係合部材42と係合して、第1のピン18を部分閉鎖構成(例えば、図8の構成)で効果的にロッキングするように、第1のロッキング機構34Aのヘッド48を解放することで、第1のピン18が第3の受容チャネル24Cから(例えば、完全開放構成に向かって)後退するのを防止することができる。追加的に又は代替的に、第1のピン18は1つ以上の傾斜部63A及び63B、例えば、シャフト60の前端部から第1のロッキングノッチ32Aまで延びる、第1の傾斜部63Aを含んでもよい。傾斜部63Aは、ユーザが第1のロッキング機構34Aのヘッド48を手動でロッキング部分閉鎖構成まで押し下げる必要なく、前進力が加えられたときに第1のロッキング機構34Aの係合部材42を押し下げて、第1のピン18を完全閉鎖構成に向かって摺動して前進させることができる。
いくつかの実施例では、第1のピン18をロッキング部分閉鎖構成に置くことにより、ユーザは、両方のデバイスを同時に扱ってコネクタ10に取り付ける必要なく、互いに独立して落下抑制デバイス84A及び84Bを簡便に取り付けることができる。
いったん第1の落下抑制デバイス84Aが、上述のようにコネクタ10に取り付けられると、次に、ユーザは、第2の落下抑制デバイス84Bを、第1の側開口部28B又は28Cのうちの一方に、第2の落下抑制デバイス84Bの接続点88Bを導入することによって、第2の落下抑制デバイス84Bをコネクタ10に取り付けることができ(106)、次いで、第1のピン18を、ロッキング完全閉鎖構成(例えば、図1及び9の構成)に摺動して前進させて、複数の第1の側開口部28A〜28Cの別の開口部28B又は28C内に、第2の落下抑制デバイス84Bの接続点88Bを捕捉することができる(108)。例えば、第2の落下抑制デバイス84Bの接続点88Bは、第2及び第4の受容部22B及び22Dによって画定される第1の側開口部28Cに導入されてもよい。次いで、第1のロッキング機構34Aは、ヘッド48を押下することによって、第1のロッキングノッチ36Aから係合解除されてもよい。第1のピン18が、第1のロッキングノッチ36Aと第2のロッキングノッチ36Bとの間に第2の傾斜部63Bを含む実施例では、第2の傾斜路63Bは、手動でヘッド48を押し下げる必要なく、前進力が加えられるときに第1のロッキング機構を自動的に係合解除することができる。次いで、第1のピン18は、(例えば、存在する場合には第2のロッキング機構34Bのヘッド48を押し下げることによって)第4の受容チャネル24D、接続点88Bの開口、及び第2の受容チャネル24Bを通って摺動して前進させることができる。いったん完全に挿入されると、第1のロッキング機構34Aは、第2のロッキングノッチ36Bと係合して、第1のピン18を定位置にロッキングすることによって、第1及び第2の落下抑制デバイス84A及び84Bの両方を捕捉し、それらがコネクタ10から分離されるのを防止する。第1の側14が二重保護のための第2のロッキング機構34Bも含む実施例では、第2のロッキング機構は、第1のピン18がベース12内に完全に挿入されたときに、第1のロッキングノッチ36Aと係合し得る。
第2の落下抑制デバイス84Bの接続点88Bは、第1の側開口部28B又は28Cのいずれかに導入されてもよいが、いくつかの実施例では、コネクタ10の組立のバランスを取り、使用中にコネクタが、ねじれたり絡みあったりするのを防止するために、第2の落下抑制デバイス84Bを第1の側開口部28C内に保持することが好ましい場合がある。追加的に又は代替的に、コネクタ10が、内側受容部22C及び22D内に第1及び第2のロッキング機構34A及び34Bの両方を含む場合、第1の側開口部28C内に第2の落下抑制デバイス84Bを配置することで、上述のように、接続点88Bが第2の端部26B(例えば、第2の受容部22CB)を中心に枢動することができる。
第1及び第2の落下抑制デバイス84A及び84Bをコネクタ10から取り外すためには、第1及び第2のロッキング機構34A及び34Bのヘッド48を押し下げて、第1のピン18を摺動して引き抜き、接続点88A及び88Bを第1の側開口部28A及び28Cから解放させることができる。
図11の手法は、コネクタ10を安全ハーネス82に取り付けることに対応し、コネクタ10の第2のピン20を完全開放構成(例えば、図2の構成)に配置すること(110)と、安全ハーネス82の強固点86を第2の側開口部32内に配置すること(112)と、第2のピン20をロッキング完全閉鎖構成(例えば、図1及び8の構成)まで摺動して前進させて、第2の側開口部32内に強固点86を捕捉すること(114)と、を含む。
上述したように、コネクタ10は、受容チャネル68A及び68Bをそれぞれ画定する第5及び第6の受容部30A及び30Bを含む、第2の側14を画定するベース12を含んでもよい。第5及び第6の受容部30A及び30Bはまた、第2のピン20が完全閉鎖構成(例えば、図1の構成)にあるときに、第2のピン20がまたがる受容部の間に、第2の側開口部32を画定する。
完全開放構成(110)では、第2のピン20は、第2の側開口部32が開放されアクセス可能であるように、第5の受容チャネル30Aにだけ受容されてもよい。いくつかのかかる実施例では、第5の受容部30A内の整合ピン62は、第2のピン20がベース12から外れるのを防ぐために、スロット78と係合してもよい。
いったん完全開放構成(例えば、図2の構成)に入ると、安全ハーネス82の強固点86は、第2の側開口部32に導入させることができる。次いで、強固点86の下で、ロッキング完全閉鎖構成(例えば、図1及び8の構成)まで第2のピン20を摺動して前進させて、第2の側開口部32(114)内の強固点86を捕捉することができる。上述したように、ベース12ではなく、強固点86の下で第2のピン20を摺動して前進させることは、落下防止システム80の組み付けを簡便にする、組み付け精度を確認し易くするなどの、いくつかの利点を提供することができる。
いったん完全ロッキング構成に入ると、第3及び第4のロッキング機構34C及び34Dは、第1及び第2のロッキングノッチ72A及び72Bと係合して、第2のピン20をベース12内に二重に保持することができる。
コネクタ10から安全ハーネス82を解放するには、第3及び第4のロッキング機構34C及び34Dのヘッド48を押して、第2のピン20を第6の受容チャネル68Bから摺動して引き抜き、第2の側開口部32から強固点86を解放させることができる。
さまざまな実施例について説明してきた。これら及びその他の実施例は、以下の特許請求の範囲の範囲内である。

Claims (45)

  1. 複数の落下抑制デバイスを安全ハーネスに結合するためのコネクタであって、
    前記コネクタは、
    ロッキングノッチを有するピンと、
    第1の側を画定するベースと、を有し、
    前記ベースの前記第1の側は、
    前記ベースから外向きに延び、互いに離間して、前記複数の落下抑制デバイスのうちのそれぞれ1つの落下抑制デバイスの1つ以上の接続点を受容するための複数の第1の側開口部を画定する複数の第1の側受容部であって、
    第1の受容チャネルを画定し、前記第1の側の第1の端部を画定する第1の受容部と、
    第2の受容チャネルを画定し、前記第1の側の第2の端部を画定する第2の受容部と、
    第3の受容チャネルを画定し、前記第1の受容部と前記第2の受容部との間に配置されている第3の受容部であって、前記ピンは、前記複数の第1の側受容部に摺動可能に接続されており、前記ピンが完全閉鎖構成にあるときに、前記複数の第1の側開口部にまたがり、かつ前記第1、第2、及び前記第3の受容チャネルを通って延びる、第3の受容部と、
    を備える複数の第1の側受容部と、
    前記第3の受容部に接続されたロッキング機構であって、前記ピンが前記完全閉鎖構成にあるときに、前記ピンの前記ロッキングノッチと解放可能に係合して、前記ピンが前記第3の受容チャネルを通って摺動して引き抜かれるのを防止するように構成されているロッキング機構と、
    を備える、コネクタ。
  2. 前記ロッキングノッチは、前記ピンのシャフトに沿って画定された第1のロッキングノッチを備え、
    前記ピンの前記シャフトは、前記第1のロッキングノッチとは離れた別個の第2のロッキングノッチを更に画定し、
    前記ロッキング機構は、前記ピンが部分閉鎖構成にあるときに、前記ピンの前記第2のロッキングノッチと解放可能に係合して、前記ピンが前記第3の受容チャネルを通って摺動して引き抜かれることを防止するように構成されており、
    前記ピンは、第1及び第3の受容部によって画定される前記複数の第1の側開口部の第1の開口部にまたがる、請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記ロッキング機構は、第1のロッキング機構を備え、
    前記コネクタは、前記複数の第1の側受容部のうちの1つに接続された第2のロッキング機構を更に備える、請求項1に記載のコネクタ。
  4. 前記複数の第1の側受容部は、第4の受容チャネルを画定する第4の受容部を備え、
    前記第4の受容部は、前記第3の受容部と前記第2の受容部との間に配置されており、
    前記第4の受容部は、前記第2のロッキング機構を備える、請求項3に記載のコネクタ。
  5. 前記第1の受容部は、前記第1の受容チャネルに対して実質的に垂直に延びる横方向チャネルを画定し、
    前記ピンは、前記シャフトの一部に沿って延びる長手方向スロットを画定するシャフトを含み、
    前記コネクタは、前記横方向チャネル及び前記長手方向スロット内に受容される整合ピンを更に備え、
    前記整合ピンは、前記第1の受容チャネル内のピンの回転を防止するように構成されている、請求項1に記載のコネクタ。
  6. 前記整合ピンは、前記ピンが前記ベースから取り外されることを防止する、請求項5に記載のコネクタ。
  7. 前記ピンは第1のピンを含み、
    前記ロッキングノッチは第1のロッキングノッチを備え、
    前記ロッキング機構は、第1のロッキング機構を備え、前記ベースは、前記第1の側と反対側の第2の側を画定し、
    前記コネクタは、第2のロッキングノッチを画定するシャフトを有する第2のピンを更に備え、
    前記ベースの前記第2の側は、
    第4の受容チャネルを画定する第4の受容部と、
    第5の受容チャネルを画定する第5の受容部であって、前記第4及び第5の受容部は、互いに分離されて第2の側開口部を画定し、前記第2のピンは、前記第4及び第5の受容部に摺動可能に接続されており、前記第2のピンは、前記第2のピンが完全閉鎖構成にあるときに、前記第2の側開口部にまたがり、かつ前記第4及び第5の受容チャネルを通って延びる、第5の受容部と、
    前記第4の受容部に接続された第2のロッキング機構であって、前記第2のピンが前記完全閉鎖構成にあるときに、前記第2のピンの前記第2のロッキングノッチと解放可能に係合して、前記第2のピンが前記第4の受容チャネルを通って摺動して引き抜かれるのを防止するように構成されている第2のロッキング機構と、
    を備える、請求項1に記載のコネクタ。
  8. 前記第5の受容部に接続された第3のロッキング機構を更に備え、
    前記第2のピンの前記シャフトは、前記第2のロッキングノッチとは離れた別個の第3のロッキングノッチを画定し、
    前記第3のロッキング機構は、前記第2のピンが前記完全閉鎖構成にあるときに、前記第2のピンの前記第3のロッキングノッチと解放可能に係合して、前記第2のピンが前記第5の受容チャネルを通って摺動して引き抜かれるのを防止するように構成されている、請求項7に記載のコネクタ。
  9. 前記第4の受容部は、前記第4の受容チャネルに対して実質的に垂直に延びる横方向チャネルを画定し、
    前記第2のピンの前記シャフトは、前記シャフトの一部に沿って延びる長手方向スロットを画定し、
    前記コネクタは、前記横方向チャネル及び前記長手方向スロット内に受容される整合ピンを更に備え、
    前記整合ピンは、前記第4の受容チャネル内の前記第2のピンの回転を防止するように構成されている、請求項7に記載のコネクタ。
  10. 前記整合ピンは、前記第2のピンが前記ベースから取り外されることを防止する、請求項9に記載のコネクタ。
  11. 複数の落下抑制デバイスを安全ハーネスに結合するためのコネクタであって、前記コネクタは、
    第1のロッキングノッチを有する第1のピンと、
    第2のロッキングノッチを有する第2のピンと、
    第1の側、及び前記第1の側とは反対側の第2の側とを画定するベースと、を有し、
    前記ベースの前記第1の側は、
    前記ベースから外向きに延び、互いに離間して、前記複数の落下抑制デバイスのうちのそれぞれ1つの落下抑制デバイスの1つ以上の接続点を受容するための複数の第1の側開口部を画定する複数の第1の側受容部であって、
    第1の受容チャネルを画定し、前記第1の側の第1の端部を画定する第1の受容部と、
    第2の受容チャネルを画定し、前記第1の側の第2の端部を画定する第2の受容部と、
    第3の受容チャネルを画定し、前記第1のピンは、前記複数の第1の側受容部に摺動可能に接続されており、前記第1のピンが完全閉鎖構成にあるときに、前記複数の第1の側開口部にまたがり、かつ前記第1、第2、及び前記第3の受容チャネルを通って延びる、第3の受容部と、
    を備える複数の第1の側受容部と、
    前記第1、第2、又は第3の受容部のうちの1つに接続された第1のロッキング機構であって、前記第1のピンが前記閉鎖構成にあるときに、前記第1のピンの前記第1のロッキングノッチと解放可能に係合して、前記第1のピンが前記第1、第2、又は第3の受容チャネルのうちの少なくとも1つを通って摺動して引き抜かれるのを防止するように構成されている第1のロッキング機構と、を備え、
    前記ベースの前記第2の側は、
    前記ベースから外向きに延び、互いに離間して、前記コネクタを前記安全ハーネスに結合するための第2の側開口部を画定する第4の受容部及び第5の受容部であって、前記第4の受容部は第4の受容チャネルを画定し、前記第5の受容部は第5の受容チャネルを画定し、前記第2のピンは、前記第4及び第5の受容部に摺動可能に接続されており、前記第2のピンが完全閉鎖構成にあるときに、前記第2の側開口部にまたがり、かつ前記第4及び第5の受容チャネルを通って延びる、第4及び第5の受容部と、
    前記第4の受容部に接続された第2のロッキング機構であって、前記第2のピンが前記完全閉鎖構成にあるときに、前記第2のピンの前記第2のロッキングノッチと解放可能に係合して、前記第2のピンが前記第4の受容チャネルを通って摺動して引き抜かれるのを防止するように構成されている第2のロッキング機構と、
    を備える、コネクタ。
  12. 前記第5の受容部に接続された第3のロッキング機構を更に備え、
    前記第2のピンは、前記第2のロッキングノッチとは離れた別個の第3のロッキングノッチを画定し、
    前記第3のロッキング機構は、前記第2のピンが前記完全閉鎖構成にあるときに、前記第2のピンの前記第3のロッキングノッチと解放可能に係合して、前記第2のピンが前記第5の受容チャネルを通って摺動して引き抜かれるのを防止するように構成されている、請求項11に記載のコネクタ。
  13. 前記第4の受容部は、前記第4の受容チャネルに対して実質的に垂直に延びる横方向チャネルを画定し、
    前記第2のピンは、前記シャフトの一部に沿って延びる長手方向スロットを画定するシャフトを含み、
    前記コネクタは、前記横方向チャネル及び前記長手方向スロット内に受容される整合ピンを更に備え、
    前記整合ピンは、前記第4の受容チャネル内の前記第2のピンの回転を防止するように構成されている、請求項11に記載のコネクタ。
  14. 前記第1のロッキング機構は、前記第3の受容部に接続されている、請求項11に記載のコネクタ。
  15. 前記第1のピンは、前記第1のロッキングノッチとは離れた別個の第3のロッキングノッチを画定し、
    前記第1のロッキング機構は、前記第1のピンが部分閉鎖構成にあるときに、前記第1のピンの前記第3のロッキングノッチと解放可能に係合して、第1のピンが前記第3の受容チャネルを通って摺動して引き抜かれることを防止し、前記第1のピンが、前記第1及び第3の受容部によって画定される前記第1の側開口部にまたがるように構成されている、請求項11に記載のコネクタ。
  16. 前記複数の第1の側受容部のうちの1つに接続された第3のロッキング機構を更に備える、請求項11に記載のコネクタ。
  17. 前記複数の第1の側受容部は、第6の受容チャネルを画定する第6の受容部を備え、
    前記第6の受容部は、前記第3の受容部と前記第2の受容部との間に配置されており、
    前記第6の受容部は、前記第3のロッキング機構を備える、請求項16に記載のコネクタ。
  18. 前記第1の受容部は、前記第1の受容チャネルに対して実質的に垂直に延びる横方向チャネルを画定し、
    前記第1のピンは、前記第1のピンのシャフトの一部に沿って延びる長手方向スロットを画定するシャフトを含み、
    前記コネクタは、前記横方向チャネル及び前記長手方向スロット内に受容される整合ピンを更に備え、
    前記整合ピンは、前記第1の受容チャネル内の前記第1のピンの回転を防止するように構成されている、請求項11に記載のコネクタ。
  19. 前記整合ピンは、前記第1のピンが前記ベースから取り外されることを防止する、請求項11に記載のコネクタ。
  20. システムであって、
    追加の安全具に接続するための強固点を備える安全ハーネスと、
    それぞれが接続点を備える少なくとも1つの落下抑制デバイスと、
    コネクタと、を備え、前記コネクタは、
    ロッキングノッチを有するピンと、
    第1の側を画定するベースと、を有し、
    前記ベースの前記第1の側は、
    前記ベースから外向きに延び、互いに離間して、前記落下抑制デバイスのうちそれぞれ1つの落下抑制デバイスの1つ以上の接続点を受容するための複数の第1の側開口部を画定する複数の第1の側受容部であって、
    第1の受容チャネルを画定し、前記第1の側の第1の端部を画定する第1の受容部と、
    第2の受容チャネルを画定し、前記第1の側の第2の端部を画定する第2の受容部と、
    第3の収容チャネルを画定し、前記第1の受容部と前記第2の受容部との間に配置されている第3の受容部であって、前記ピンは、前記複数の第1の側受容部に摺動可能に接続されており、前記ピンが完全閉鎖構成にあるときに、前記複数の第1の側開口部にまたがり、かつ前記第1、第2、及び前記第3の収容チャネルを通って延びる、第3の受容部と、
    を備える複数の第1の側受容部と、
    前記第3の受容部に接続されたロッキング機構であって、前記ピンが前記完全閉鎖構成にあるときに、前記ピンの前記ロッキングノッチと解放可能に係合して、前記ピンが前記第3の受容チャネルを通って摺動して引き抜かれるのを防止するように構成されているロッキング機構と、
    を備え、
    前記少なくとも1つの落下抑制デバイスの接続点は、前記コネクタの前記第1の側にある前記複数の第1の側開口部のうちの1つに受容されており、
    前記ピンは、前記完全閉鎖構成にあるときに、前記接続点を前記コネクタに接続して、前記少なくとも1つの落下抑制デバイスが前記コネクタから分離されるのを防止し、
    前記安全ハーネスの強固点は、前記コネクタの前記第2の側に解放可能に固定されている、
    システム。
  21. 前記少なくとも1つの落下抑制デバイスは、第1の落下抑制デバイス及び第2の落下抑制デバイスを備え、
    前記第1の落下抑制デバイスの前記接続点は、前記第1及び第3の受容部によって画定される前記複数の第1の側開口部の第1の開口部に受容されており、
    前記第2の落下抑制デバイスの前記接続点は、前記複数の第1の側開口部の第2の開口部に受容されている、請求項20に記載のシステム。
  22. 前記複数の第1の側受容部は、第4の受容チャネルを画定する第4の受容部を備え、
    前記第4の受容部は、前記第3の受容部と前記第2の受容部との間に配置されており、
    前記複数の第1の側開口部の前記第2の開口部は、前記第2及び第4の受容部によって画定されている、請求項20に記載のシステム。
  23. 前記ロッキングノッチは、前記ピンのシャフトに沿って画定された第1のロッキングノッチを備え、
    前記ピンの前記シャフトは、前記第1のロッキングノッチとは離れた別個の第2のロッキングノッチを更に画定し、
    前記ロッキング機構は、前記第1のピンが部分閉鎖構成にあるときに、前記第1のピンの前記第2のロッキングノッチと解放可能に係合して、前記第1のピンが前記第3の受容チャネルを通って摺動して引き抜かれることを防止し、前記ピンが、前記第1及び第3の受容部によって画定される前記複数の第1の側開口部の第1の開口部にまたがるように構成されている、請求項20に記載のシステム。
  24. 前記ロッキング機構は第1のロッキング機構を備え、
    前記コネクタは、前記複数の第1の側受容部のうちの1つに接続された第2のロッキング機構を更に備える、請求項20に記載のシステム。
  25. 前記第1の受容部は、前記第1の受容チャネルに対して実質的に垂直に延びる横方向チャネルを画定し、
    前記ピンは、前記シャフトの一部に沿って延びる長手方向スロットを画定するシャフトを含み、
    前記コネクタは、前記横方向チャネル及び前記長手方向スロット内に受容される整合ピンを更に備え、
    前記整合ピンは、前記第1の受容チャネル内のピンの回転を防止するように構成されている、請求項20に記載のシステム。
  26. 前記整合ピンは、前記ピンが前記ベースから取り外されることを防止する、請求項25に記載のシステム。
  27. 前記ピンは第1のピンを含み、
    前記ロッキングノッチは第1のロッキングノッチを備え、
    前記ロッキング機構は第1のロッキング機構を備え、
    前記コネクタは、第2のロッキングノッチを画定するシャフトを備える第2のピンを更に備え、
    前記ベースの前記第2の側は、
    第4の受容チャネルを画定する第4の受容部と、
    第5の受容チャネルを画定する第5の受容部であって、前記第4及び第5の受容部は、互いに分離されて第2の側開口部を画定し、前記第2のピンは、前記第4及び第5の受容部に摺動可能に接続されており、前記第2のピンは、当該第2のピンが完全閉鎖構成にあるとき、前記第2の側開口部にまたがり、かつ前記第4及び第5の受容チャネルを通って延びる、第5の受容部と、
    前記第4の受容部に接続された第2のロッキング機構であって、前記第2のピンが、前記完全閉鎖構成にあるときに、前記第2のピンの前記第2のロッキングノッチと解放可能に係合して、前記第2のピンが前記第4の受容チャネルを通って摺動して引き抜かれるのを防止するように構成されている第2のロッキング機構と、
    を備え、
    前記安全ハーネスの強固点は、前記コネクタの前記第2の側の前記第2の側開口部に受容されており、前記第2のピンが、前記閉鎖構成にあるときに、前記強固点を前記コネクタに接続して、前記安全ハーネスが前記コネクタから分離されることを防止する、請求項20に記載のシステム。
  28. 前記第5の受容部に接続された第3のロッキング機構を更に備え、
    前記第2のピンの前記シャフトは、前記第2のロッキングノッチとは離れた別個の第3のロッキングノッチを画定し、
    前記第3のロッキング機構は、前記第2のピンが前記完全閉鎖構成にあるときに、前記第2のピンの前記第3のロッキングノッチと解放可能に係合して、前記第2のピンが前記第5の受容チャネルを通って摺動して引き抜かれるのを防止するように構成されている、請求項27に記載のシステム。
  29. 前記第4の受容部は、前記第4の受容チャネルに対して実質的に垂直に延びる横方向チャネルを画定し、
    前記第2のピンは、前記シャフトの一部に沿って延びる長手方向スロットを画定するシャフトを含み、
    前記コネクタは、前記横方向チャネル及び前記長手方向スロット内に受容される整合ピンを更に備え、
    前記整合ピンは、前記第4の受容チャネル内の前記第2のピンの回転を防止するように構成されている、請求項27に記載のコネクタ。
  30. 前記整合ピンは、前記第2のピンが前記ベースから取り外されることを防止する、請求項29に記載のコネクタ。
  31. システムであって、
    追加の安全具に接続するための強固点を備える安全ハーネスと、
    それぞれが接続点を備える少なくとも1つの落下抑制デバイスと、
    コネクタと、を備え、前記コネクタは、
    第1のロッキングノッチを有する第1のピンと、
    第2のロッキングノッチを有する第2のピンと、
    第1の側、及び前記第1の側と反対側の第2の側を画定するベースと、を備え、
    前記ベースの前記第1の側は、
    前記ベースから外向きに延び、互いに離間して、前記落下抑制デバイスのそれぞれ1つの落下抑制デバイスの1つ以上の接続点を受容するための複数の第1の側開口部を画定する複数の第1の側受容部であって、
    第1の収容チャネルを画定する第1の受容部であって、前記第1の側の第1の端部を画定する第1の受容部と、
    第2の収容チャネルを画定する第2の受容部であって、前記第1の側の第2の端部を画定する第2の受容部と、
    第3の収容チャネルを画定する第3の受容部であって、前記第1のピンは、前記複数の第1の側受容部に摺動可能に接続されており、前記第1のピンが完全閉鎖構成にあるときに、前記複数の第1の側開口部にまたがり、前記第1、第2、及び前記第3の受容チャネルを通って延びる、第3の受容部と、
    を備える複数の第1の側受容部と、
    前記第1、第2、又は第3の受容部のうちの1つに接続された第1のロッキング機構であって、前記第1のピンが前記閉鎖構成にあるときに、前記第1のピンの前記第1のロッキングノッチと解放可能に係合して、前記第1のピンが前記第1、第2、又は第3の受容チャネルのうちの少なくとも1つを通って摺動して引き抜かれるのを防止するように構成されている第1のロッキング機構と、を有し、
    前記ベースの前記第2の側は、
    前記ベースから外向きに延び、互いに離間して、前記コネクタを前記安全ハーネスに結合するための第2の側開口部を画定する第4の受容部及び第5の受容部であって、前記第4の受容部は第4の受容チャネルを画定し、前記第5の受容部は第5の受容チャネルを画定し、前記第2のピンは、前記第4及び第5の受容部に摺動可能に接続されており、前記第2のピンが完全閉鎖構成にあるときに、前記第2の側開口部にまたがり、かつ前記第4及び第5の受容チャネルを通って延びる、第4及び第5の受容部と、
    前記第4の受容部に接続された第2のロッキング機構であって、前記第2のピンが前記完全閉鎖構成にあるときに、前記第2のピンの前記第2のロッキングノッチと解放可能に係合して、前記第2のピンが前記第4の受容チャネルを通って摺動して引き抜かれるのを防止するように構成されている第2のロッキング機構と、
    を備え、
    前記少なくとも1つの落下抑制デバイスの接続点は、前記コネクタの前記第1の側にある前記複数の第1の側開口部のうちの1つに受容されており、
    前記第1のピンは、前記完全閉鎖構成にあるときに、前記接続点を前記コネクタに接続して、前記少なくとも1つの落下抑制デバイスが前記コネクタから分離されるのを防止し、
    前記安全ハーネスの強固点は、前記コネクタの前記第2の側にある前記第2の側開口部に受容されており、前記第2のピンが、前記閉鎖構成にあるとき、前記強固点を前記コネクタに接続して、前記安全ハーネスが前記コネクタから分離されることを防止する、システム。
  32. 前記少なくとも1つの落下抑制デバイスは、第1の落下抑制デバイス及び第2の落下抑制デバイスを備え、
    前記第1の落下抑制デバイスの前記接続点は、前記第1及び第3の受容部によって画定される前記複数の第1の側開口部の第1の開口部に受容されており、
    前記第2の落下抑制デバイスの前記接続点は、前記複数の第1の側開口部の第2の開口部に受容されている、請求項31に記載のシステム。
  33. 前記複数の第1の側受容部は、第6の収容チャネルを画定する第6の受容部を備え、
    前記第6の受容部は、前記第3の受容部と前記第2の受容部との間に配置されており、
    前記複数の第1の側開口部の前記第2の開口部は、前記第2及び第6の受容部によって画定される、請求項31に記載のシステム。
  34. 前記コネクタは、第6の受容部に接続された第3のロッキング機構を更に備える、請求項33に記載のシステム。
  35. 前記第1のロッキング機構は、前記第3の受容部に接続されている、請求項31に記載のシステム。
  36. 前記第5の受容部に接続された第3のロッキング機構を更に備え、
    前記第2のピンは、前記第2のロッキングノッチとは離れた別個の第3のロッキングノッチを画定し、
    前記第3のロッキング機構は、前記第2のピンが前記完全閉鎖構成にあるときに、前記第2のピンの前記第3のロッキングノッチと解放可能に係合して、前記第2のピンが前記第5の受容チャネルを通って摺動して引き抜かれるのを防止するように構成されている、請求項31に記載のシステム。
  37. 前記第4の受容部は、前記第4の受容チャネルに対して実質的に垂直に延びる横方向チャネルを画定し、
    前記第2のピンは、前記シャフトの一部に沿って延びる長手方向スロットを画定するシャフトを含み、
    前記コネクタは、前記横方向チャネル及び前記長手方向スロット内に受容される整合ピンを更に備え、
    前記整合ピンは、前記第4の受容チャネル内の前記第2のピンの回転を防止するように構成されている、請求項31に記載のシステム。
  38. 前記第1のピンは、前記第1のロッキングノッチとは離れた別個の第3のロッキングノッチを画定し、
    前記第1のロッキング機構は、前記第1のピンが部分閉鎖構成にあるときに、前記第1のピンの前記第3のロッキングノッチと解放可能に係合して、第1のピンが前記第3の受容チャネルを通って摺動して引き抜かれることを防止し、前記ピンが、前記第1及び第3の受容部によって画定される前記複数の第1の側開口部の第1の開口部にまたがるように構成されている、請求項31に記載のシステム。
  39. 前記第1の受容部は、前記第1の受容チャネルに対して実質的に垂直に延びる横方向チャネルを画定し、
    前記第1のピンは、前記第1のピンのシャフトの一部に沿って延びる長手方向スロットを画定するシャフトを含み、
    前記コネクタは、前記横方向チャネル及び前記長手方向スロット内に受容される整合ピンを更に備え、
    前記整合ピンは、前記第1の受容チャネル内の前記第1のピンの回転を防止するように構成されている、請求項31に記載のシステム。
  40. 前記整合ピンは、前記第1のピンが前記ベースから取り外されることを防止する、請求項31に記載のシステム。
  41. 方法であって、
    コネクタのピンを完全開放構成に配置することであって、
    ここで前記コネクタは、
    ロッキングノッチを有するピンと、
    第1の側を画定するベースと、を有し、
    前記ベースの前記第1の側は、
    前記ベースから外向きに延び、互いに離間して、前記複数の落下抑制デバイスのうちのそれぞれ1つの落下抑制デバイスの1つ以上の接続点を受容するための複数の第1の側開口部を画定する複数の第1の側受容部であって、
    第1の受容チャネルを画定し、前記第1の側の第1の端部を画定する第1の受容部と、
    第2の収容チャネルを画定し、前記第1の側の第2の端部を画定する第2の受容部と、
    第3の受容チャネルを画定し、前記第1の受容部と前記第2の受容部との間に配置されている第3の受容部であって、前記ピンは、前記複数の第1の側受容部に摺動可能に接続されており、前記ピンが完全閉鎖構成にあるときに、前記複数の第1の側開口部にまたがり、かつ前記第1、第2、及び前記第3の受容チャネルを通って延びる、第3の受容部と、
    を備える複数の第1の側受容部と、
    前記第3の受容部に接続されたロッキング機構であって、前記ピンが前記完全閉鎖構成にあるときに、前記ピンの前記ロッキングノッチと解放可能に係合して、前記ピンが前記第3の受容チャネルを通って摺動して引き抜かれるのを防止するように構成されているロッキング機構と、
    を備え、
    前記コネクタの前記ピンが前記完全開放構成にあるとき、前記ピンは、前記第1の受容チャネルにのみ受容され、前記複数の第1の側開口部にはまたがらない、完全開放構成に配置することと、
    前記複数の第1の側開口部の第1の開口部内に第1の落下抑制デバイスの第1の接続点を配置することであって、前記第1の開口部は、前記第1の受容部と前記第3の受容部との間の分離距離によって画定されている、第1の接続点を配置することと、
    前記ピンを、部分閉鎖構成まで、摺動して前進させることであって、前記ピンが前記第1及び第3の受容チャネルに受容されるようにし、前記ピンは、前記第1及び第3の受容部によって画定される前記複数の第1の側開口部の第1の開口部にまたがり、前記ピンは、前記第1の落下抑制デバイスの前記第1の接続点を捕捉して、第1の落下抑制デバイスが前記コネクタから分離されることを防止する、前進させることと、
    前記複数の第1の側開口部の第2の開口部内に第2の落下抑制デバイスの第2の接続点を配置することと、
    前記ピンを、完全閉鎖構成まで、摺動して前進させることであって、前記ピンが前記第1、第2、及び第3の受容チャネルに受容されるようにし、前記ピンは、前記複数の第1の側開口部にまたがり、前記ピンは、前記第2の落下抑制デバイスの前記第2の接続点を捕捉して、第2の落下抑制デバイスがコネクタから切り離されるのを防止する、前進させることと、
    を含む方法。
  42. 請求項41に記載の方法であって、
    前記ロッキングノッチは、前記ピンのシャフトに沿って画定された第1のロッキングノッチを含み、
    前記ピンの前記シャフトは、前記第1のロッキングノッチとは離れた別個の第2のロッキングノッチを更に画定し、
    前記ロッキング機構は、前記部分閉鎖構成にあるとき、前記ピンの前記第2のロッキングノッチと解放可能に係合して、前記ピンが前記第3の受容チャネルを通って摺動して前進又は後退することを防止する、請求項41に記載の方法。
  43. 請求項42に記載の方法であって、
    前記ロッキング機構は、第1のロッキング機構を備え、
    前記コネクタは、前記複数の第1の側受容部のうちの1つに接続された第2のロッキング機構を更に備え、
    前記方法は、
    前記第1及び第2のロッキング機構を係合解除することと、
    前記第3の受容チャネルから前記ピンを摺動して抜き取って、前記第1及び第2の落下抑制デバイスを前記コネクタ10から解放することと、を更に含む、方法。
  44. 請求項42に記載の方法であって、
    前記ピンは第1のピンを含み、
    前記ロッキングノッチは第1のロッキングノッチを備え、
    前記ロッキング機構は第1のロッキング機構を備え、
    前記コネクタは、第2のロッキングノッチを画定するシャフトを備える第2のピンを更に備え、
    前記ベースの前記第2の側は、
    第4の受容チャネルを画定する第4の受容部と、
    第5の受容チャネルを画定する第5の受容部であって、前記第4及び第5の受容部は、互いに分離されて第2の側開口部を画定し、前記第2のピンは、前記第4及び第5の受容部に摺動可能に接続されており、前記第2のピンは、当該第2のピンが完全閉鎖構成にあるとき、前記第2の側開口部にまたがり、かつ前記第4及び第5の収容チャネルを通って延びる、第5の受容部と、
    前記第4の受容部に接続された第2のロッキング機構であって、前記第2のピンが前記完全閉鎖構成にあるときに、前記第2のピンの前記第2のロッキングノッチと解放可能に係合して、前記第2のピンが前記第4の受容チャネルを通って摺動して前進又は後退するのを防止するように構成されている第2のロッキング機構と、
    を備え、
    前記方法は、
    前記第2のピンを完全開放構成に配置することであって、前記第2のピンが、前記第4の受容チャネルのみに受容され、前記第2の側開口部にまたがらないようにする、ことと、
    前記第2の側開口部内に安全ハーネスの強固点を配置することと、
    前記第2のピンを、前記強固点の下で完全閉鎖構成まで、摺動して前進させ、前記第2のピンが前記第4及び第5の受容チャネルに受容されるようにし、前記第2のピンは、前記第2の側開口部にまたがり、前記安全ハーネスの前記強固点を捕捉し、前記安全ハーネスが前記コネクタから分離されることを防止する、ことと、
    を含む、方法。
  45. 請求項44に記載の方法であって、
    前記第5の受容部に接続された第3のロッキング機構を更に備え、
    前記第2のピンの前記シャフトは、前記第2のロッキングノッチとは離れた別個の第3のロッキングノッチを画定し、
    前記第3のロッキング機構は、前記第2のピンが前記完全閉鎖構成にあるときに、前記第2のピンの前記第3のロッキングノッチと解放可能に係合して、前記第2のピンが前記第5の受容チャネルを通って摺動して前進又は後退するのを防止するように構成されており、
    前記方法は、
    前記第2及び第3のロッキング機構を係合解除することと、
    前記第5の受容チャネルから前記第2のピンを摺動して引き抜いて、コネクタ10から安全ハーネスを解放することと、を更に含む、方法。
JP2020501394A 2017-07-13 2018-07-12 落下抑制デバイスコネクタ Pending JP2020526343A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201762532005P 2017-07-13 2017-07-13
US62/532,005 2017-07-13
PCT/IB2018/055149 WO2019012468A1 (en) 2017-07-13 2018-07-12 FALL ARREST DEVICE CONNECTOR

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020526343A true JP2020526343A (ja) 2020-08-31
JP2020526343A5 JP2020526343A5 (ja) 2021-08-19

Family

ID=65001917

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020501394A Pending JP2020526343A (ja) 2017-07-13 2018-07-12 落下抑制デバイスコネクタ

Country Status (9)

Country Link
US (1) US11813487B2 (ja)
EP (1) EP3652464B1 (ja)
JP (1) JP2020526343A (ja)
CN (1) CN110892172B (ja)
AU (1) AU2018300342B2 (ja)
BR (1) BR112020000627A2 (ja)
CA (1) CA3069385A1 (ja)
TW (1) TWI767028B (ja)
WO (1) WO2019012468A1 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2541458B (en) * 2015-08-21 2020-12-09 Latchways Plc Fall protection
TWM574499U (zh) * 2018-11-21 2019-02-21 張恬馨 引導式防墜背負組件
EP3895138A4 (en) 2019-01-14 2022-01-19 MSA Technology, LLC FALL SAFETY COMPLIANCE SYSTEM AND PROCEDURES
US11524189B2 (en) * 2020-06-08 2022-12-13 Reliance Industries, Llc Connector
US20220249887A1 (en) * 2021-02-05 2022-08-11 Werner Co. Harness spacer, harness including the same, and method of attaching a harness spacer
CN115869559A (zh) * 2021-09-27 2023-03-31 霍尼韦尔国际公司 与可穿戴安全吊带一起使用的安全装置连接器设备

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003254393A (ja) * 2001-12-28 2003-09-10 Elephant Chain Block Co Ltd シャックル
JP2011512906A (ja) * 2008-02-25 2011-04-28 スペリアン フォール プロテクション インコーポレイテッド 複数の安全装置と共に用いるためのシステム及びこれに用いるためのコネクタ
US20140224580A1 (en) * 2013-02-08 2014-08-14 D B Industries, Llc Energy Absorber Assembly and Components Thereof
JP2014535027A (ja) * 2011-10-28 2014-12-25 ディー ビー インダストリーズ,リミテッド ライアビリティー カンパニー 連結器
US9435484B1 (en) * 2015-05-15 2016-09-06 Aerohook Technology Co., Ltd. Safety catch connector

Family Cites Families (35)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4935996A (en) 1989-04-25 1990-06-26 Ferrara Carl J Combination hinge and clasp for jewelry
CN2421447Y (zh) 2000-05-30 2001-02-28 济宁神力索具制造有限公司 连接扣
DE20103958U1 (de) 2001-03-07 2001-06-28 Bernhardt Appbau Gmbh U Co Schloß für Rettungsgurte
US6758624B2 (en) * 2001-03-24 2004-07-06 Productivity Paradigm Technologies, Inc. Coupling device incorporating a security feature
US6722470B2 (en) 2002-02-22 2004-04-20 Bacou-Dalloz Fall Protection Investment, Inc. Anchorage adapter, systems and methods for use in fall protection
AU2003236437A1 (en) 2002-10-11 2004-04-29 Standfast Enterprises Pty Ltd A support assembly
AU2004272012B2 (en) * 2003-09-05 2009-09-24 D B Industries, Llc Dorsal pad assembly for use with a safety harness
US7353779B2 (en) * 2005-07-18 2008-04-08 Tech Vets, Inc. K-9 rappel harness system
US20070199767A1 (en) 2006-02-28 2007-08-30 Altieri David P Tactical safety belt
CN101263947B (zh) * 2007-03-15 2010-10-13 攀士福安全防护用品(上海)有限公司 自锁式双保险安全钩
CN101485923B (zh) * 2008-01-18 2011-10-26 刘振安 拉紧自动锁牢绳索扣
GB0816342D0 (en) 2008-09-06 2008-10-15 Uniline Safety Systems Ltd Fall arrest device
CN201969223U (zh) 2011-01-18 2011-09-14 汉中供电局 一种双闭锁式高空作业防坠安全装置
US9273717B2 (en) * 2011-10-27 2016-03-01 D B Industries, Llc Connector for lifelines
WO2013119836A1 (en) * 2012-02-08 2013-08-15 Safway Services, Llc Suspension connector system configured for use with suspended scaffolding, and related methods
US9295305B2 (en) * 2012-09-05 2016-03-29 Honeywell International Inc. D-ring with rescue attachment and lanyard attachments integrated
US9427608B2 (en) 2013-05-10 2016-08-30 Honeywell International Inc. Self-retracting lifeline connecting system
TWM474533U (zh) 2013-11-15 2014-03-21 Aerohook Technology Co Ltd 供防墜器使用之連接裝置
TWM506176U (zh) 2015-04-10 2015-08-01 Aerohook Technology Co Ltd 防墜連接裝置
DE202015102474U1 (de) 2015-05-13 2015-06-01 Aerohook Technology Co., Ltd. Verbinder eines Höhensicherheitsgeräts
US10232199B2 (en) * 2015-06-10 2019-03-19 D B Industries, Llc Integral safety harness connector assembly
GB201519266D0 (en) * 2015-10-30 2015-12-16 Treemagineers Ltd Protective equipment
FR3049870A1 (fr) * 2016-04-08 2017-10-13 Zedel Harnais
FR3049869B1 (fr) * 2016-04-08 2018-06-22 Zedel Harnais
TWM525971U (zh) * 2016-05-06 2016-07-21 Aerohook Technology Co Ltd 鎖固式防墜連接裝置
FR3063652A1 (fr) * 2017-03-13 2018-09-14 Zedel Harnais.
US10300315B2 (en) * 2017-06-02 2019-05-28 Akila Tech Co., Ltd. Partitioned anti-falling connecting device
US10625105B2 (en) * 2017-09-07 2020-04-21 Msa Technology, Llc Harness connector
US20190069644A1 (en) * 2017-09-07 2019-03-07 Msa Technology, Llc Harness Connector
FR3072034B1 (fr) * 2017-10-06 2019-11-08 Zedel Harnais
US11369816B2 (en) * 2018-04-26 2022-06-28 Pure Safety Group, Inc. Positionable connector assembly
JP2022518220A (ja) * 2019-01-16 2022-03-14 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 取り外し可能な剛性の背部力伝達部材を有する安全ハーネス
GB2580674B (en) * 2019-01-22 2022-12-07 Checkmate Lifting & Safety Ltd Coupler for a fall protection device
US11660476B2 (en) * 2019-06-28 2023-05-30 Msa Technology, Llc Articulated harness connection arrangement with integrated attachment element
TWI725845B (zh) * 2020-05-14 2021-04-21 振鋒企業股份有限公司 安全帶扣環的連接裝置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003254393A (ja) * 2001-12-28 2003-09-10 Elephant Chain Block Co Ltd シャックル
JP2011512906A (ja) * 2008-02-25 2011-04-28 スペリアン フォール プロテクション インコーポレイテッド 複数の安全装置と共に用いるためのシステム及びこれに用いるためのコネクタ
JP2014535027A (ja) * 2011-10-28 2014-12-25 ディー ビー インダストリーズ,リミテッド ライアビリティー カンパニー 連結器
US20140224580A1 (en) * 2013-02-08 2014-08-14 D B Industries, Llc Energy Absorber Assembly and Components Thereof
US9435484B1 (en) * 2015-05-15 2016-09-06 Aerohook Technology Co., Ltd. Safety catch connector

Also Published As

Publication number Publication date
TW201907980A (zh) 2019-03-01
CN110892172B (zh) 2021-10-22
AU2018300342A1 (en) 2020-01-30
AU2018300342B2 (en) 2021-07-01
BR112020000627A2 (pt) 2020-07-14
TWI767028B (zh) 2022-06-11
CA3069385A1 (en) 2019-01-17
EP3652464B1 (en) 2023-10-25
US20200129790A1 (en) 2020-04-30
EP3652464A1 (en) 2020-05-20
CN110892172A (zh) 2020-03-17
WO2019012468A1 (en) 2019-01-17
EP3652464A4 (en) 2021-03-24
US11813487B2 (en) 2023-11-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2020526343A (ja) 落下抑制デバイスコネクタ
AU2010307156B2 (en) Self-retracting lifeline with disconnectable lifeline
US8276712B2 (en) Systems for use with multiple safety devices and connectors for use therewith
EP3432992B1 (en) Shuttle for a climbing protection system
EP0089172A2 (en) Releasable connector
EP2800692B1 (en) Three-ring parachute canopy release
EP2777772A2 (en) Systems for assisted braking belay with a lever disengagement mechanism
JP2020526343A5 (ja)
WO2015074105A1 (en) Rope grab
WO2016093850A1 (en) Shuttle for a climbing protection system
KR20170053703A (ko) 개인용 하강 시스템
EP3115084B1 (en) Self belay arrangement for climbing applications
JP4700097B2 (ja) 墜落防止用安全装置
CN114391069A (zh) 带致动按钮和释放按钮的水下钩
KR101008571B1 (ko) 신축조절기
WO2019224562A1 (en) Tool lanyard device and method of use thereof
US20210339874A1 (en) Device for disconnecting a load-carrying system by a mechanical action, and load-carrying system equipped with such a disconnect device
KR20170014044A (ko) 추락방지용 안전장치

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210709

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210709

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220621

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220623

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20220627

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20230131