JP2020518453A - インパクトクラッシャー - Google Patents

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Abstract

【解決手段】本発明は、鉱物性の原料のためのインパクトクラッシャーに関し、このインパクトクラッシャーが、a.クラッシャーハウジング2と;b.鉱物性の原料を前記クラッシャーハウジング2内における摩耗本体19に対して叩き付けるための、水平方向の回転軸線4を有する可逆運動可能なローター3と;c.前記ローター3の駆動のための、駆動装置35と;d.衝撃粉砕室16と;この衝撃粉砕室が、前記クラッシャーハウジング2および前記ローター3に対して相対的に位置調節可能な少なくとも1つの衝撃機構21によって区画されており、その際、前記ローター3がこの衝撃粉砕室16内において配置されており;e.前記ローター3からの前記衝撃機構21の間隔の調節のための、少なくとも1つの位置調節装置24、25、26と;f.前記衝撃粉砕室16に対して上側で引き続いての、粉砕されるべき前記鉱物性の原料のための入口開口部5を有する上側の衝撃室15と;を備えており、その際、この上側の衝撃室15が、前記入口開口部5に隣接する上側の高さ領域H1と、この上側の高さ領域に引き続いての、中間の高さ領域H2と、下側の高さ領域H3とを備えており、この下側の高さ領域が、下側の衝撃粉砕室16に隣接しており、その際、それぞれの前記高さ領域H1、H2、H3が、水平方向に測定されるそれぞれに1つの内側の幅B1を備えており、その際、前記中間の高さ領域H2が、最も大きな前記内側の幅B1を有する領域であり、且つ、前記ローター3の打撃円17の上方に位置する、この中間の高さ領域の最も幅広の位置において、最大の幅B1を有し、この最大の幅が、前記ローター3の前記打撃円17の直径D1よりも大きい。

Description

本発明は、請求項1の特徴を有するインパクトクラッシャーに関する。
インパクトクラッシャーは、鉱物性の材料(自然石またはリサイクリング原料)の粉砕のため、および、微細なまたは粗い岩石粒化物の製造のために使用される。鉱物性の材料は、上質の小砂利のような、微細なまたは粗い岩石粒化物の製造のために、相前後して連続する複数の破砕段において粉砕される。より大きな塊は、先ず第一に、一次破砕段としてのジョークラッシャー内において粉砕され、次いで、二次破砕段としてのコーンクラッシャーに引き渡され、その後、例えば、三次破砕段としてのインパクトクラッシャーに供給される。
クラッシャー内における高い摩耗、並びに、3つの個々のクラッシャーの調達および作動のためのより高い経済的な費用を考慮して、二次破砕段と三次破砕段とを統合することの要求が存在する。このことは、最後の破砕段としての残留する二次破砕段内において、比較的に粗い分級物が、一般的に十分に微細な岩石粒化物へと破砕され得ることを、前提条件として必要とする。
粗いおよび微細な割合分は、インパクトクラッシャー内において、相互に妨害する可能性があり、且つ、衝撃エネルギーを減衰する可能性がある。従って、著しく異なる粉砕されるべき分級物における結果は、常に最適であるとは限らない。著しく異なる分級物におけるクラッシャーの幾何学的形状の適合は、ただ限定されて可能なだけである。
更に別の問題は、より大きな鉱物性の割合分が、同様により大きな衝撃室、および、最初に幅広の破砕間隙も、効果的な粉砕のために必要とすることである。衝撃室がより小さな原料に対して構成される場合、より大きな原料の供給は、クラッシャーを詰まらせる可能性がある。
従来技術において、処理チェーンの最後の破砕段としての、水平方向または垂直方向のローターを有するインパクトクラッシャーは公知である。この最後の破砕段としてのインパクトクラッシャーは、ただ比較的に小さな、予生産された原料を収容可能とするために構成されている。
この公知技術を出発点として、本発明の根底をなす課題は、インパクトクラッシャーを、このインパクトクラッシャーが、著しく異なる岩石粒化物を有する入力原料をより良好に加工し、且つ、特に、異なる分級物に対して適合可能であること、および、このことによって、二次破砕段および三次破砕段を唯一の破砕段へと統合することの可能性が与えられていること、の趣旨で更に発展させることである。
この課題は、請求項1の特徴を有するクラッシャーによって解決される。
従属請求項は、本発明の有利な更なる構成に関している。
自然石またはリサイクリング原料のような、鉱物性の原料のための本発明に従うインパクトクラッシャーは、水平方向の回転軸線を有する唯一のローターを有するクラッシャーハウジングを備えている。ローターは、可逆運動可能である。
このローターは、両方の回転方向に作動され得る。このローターは、打撃条片を備えており、これら打撃条片が、供給された原料を、クラッシャーハウジング内における摩耗本体に対して叩き付ける。衝突によって、原料はより小さな部片に破砕する。
それらの領域に破砕されるべき原料が叩き付けられる、クラッシャーハウジングの該領域は、摩耗本体を備えている。
クラッシャーハウジングは、同時に、インパクトクラッシャーのための支えとなる室である。このクラッシャーハウジングは、ローターのための軸受部を備えており、このローターが駆動装置によって駆動される。この駆動装置は、有利には、クラッシャーハウジングの外側に位置している。
この駆動装置が、内燃機関または同様に電気駆動装置であることは可能である。それぞれの駆動方式に応じて、適当なエネルギー供給源が、駆動装置に付設されていることは可能である。
クラッシャーハウジングの内側で、摩耗本体によって囲繞された室は、衝撃室と称される。この衝撃室は、本発明において、2つの領域、即ち上側の衝撃室とこの上側の衝撃室の下方に配置された衝撃粉砕室とに区分される。
衝撃粉砕室は、位置調節可能な衝撃機構によって区画されている。この衝撃機構を用いて、ローターの打撃円とこの衝撃機構の摩耗本体との間の間隔、即ち、破砕間隙は調節され得、且つ、従って、最終製品の微細性が変化され得る。位置調節は、位置調節装置を介して行われる。
ここで扱われるのは、純粋に機械式の、液圧機械式の、または、電気機械式のスピンドル駆動装置であり、このスピンドル駆動装置が、衝撃機構の衝撃側板を、この衝撃側板に配置された摩耗本体と共に、クラッシャーハウジングに対して相対的に移動させる。
最終製品の微細性に対する重要な影響を、上側の衝撃室(衝撃チャンバー)の輪郭が有している。加工されるべき原料から成る物質流は、ローターへの衝撃室の上側の端部における入口開口部を介してローターへと到達し、このローターが、この入口開口部からの間隔をおいて、および、垂直方向にこの入口開口部の下方に位置している。
供給された原料は、上方から、即ち半径方向に、回転するローターに衝突し、且つ、このローターの打撃条片によって、上側の衝撃室の摩耗本体に対して叩き付けられ、ここで、原料が破砕し、跳ね返り、且つ、場合によっては更に別の摩耗本体に衝突する。
上側の衝撃室は、3つの高さ領域(高さ部分):即ち、上側の高さ領域、中間の高さ領域、および、下側の高さ領域に区分される。
上側の高さ領域は、上側の衝撃室の上側における閉鎖部を形成し、且つ、入口開口部を区画する。この上側の高さ領域内において、この衝撃室は、入口開口部の幅に対して急速により大きくなる。この上側の高さ領域は、従って、同様に衝撃室の上側とも称され得る。この衝撃室の輪郭は、この上側において、有利にはほぼ水平である。
上側の高さ領域に、上側の衝撃室の中間の高さ領域が接続する。この中間の高さ領域は、全ての上述された高さ領域の最大の幅を備えている。
この中間の高さ領域は、凹状に構成されている。このことは、この中間の高さ領域が移行段階無し丸くされるべきであることを意味しない。凹状の形状が、同様にセグメントの連続であることも可能であり、これらセグメントが、決定的に、摩耗本体の形状および整向状態によって決定される。衝撃室の輪郭は、摩耗本体の形状および配置に相応して、有利にはぎざぎざであり、従って、複数の破砕エッジ部が衝突する原料のために存在する。
上側の衝撃室の下側の高さ領域は、1つの破砕エッジ部において終わっている。同時に、ここで、下側の衝撃粉砕室が始まる。この下側の高さ領域は、下側の衝撃粉砕室の入口ホッパーとしての役目を果たす。最大の幅相違を有する、凹状の中間の高さ領域との相違において、この幅の減少は、この下側の高さ領域内においてより少ない。
下側の高さ領域は、有利には打撃円の上側エッジ部を越えて延在するのではなく、むしろ、有利にはローターもしくは打撃円の上側の半分内において位置する。この位置に、有利には、同様に破砕エッジ、即ち下側の高さ領域によって区画される破砕間隙の入口ホッパーの下側の端部、およびこれに伴って、衝撃粉砕室の上側の端部も位置する。
ローターもしくはこのローターの打撃円の上側の領域は、破砕エッジ部を越えて上方へと入口開口部への方向に突出し、およびこれに伴って、上側の衝撃室の下側の高さ領域内へと突出し、有利にはこの領域が、下側の高さ領域を、しかもその上、完全に貫通している。全衝撃室の最も大きな、側方の(内側の)幅の領域は、本発明において、ローターの打撃円の上方に位置する。
ローターの上方で、極めて幅広の且つ大きな衝撃室が提供され、このことは、粉砕されるべき原料のより自由な運動を、打撃条片との最初の接触の後、もしくは、衝撃側板の摩耗本体からローターへの戻りの途次で可能にする。
幅広の衝撃室によって、より少ない相互の妨害の状態となり、且つ、これに伴って、衝撃エネルギーのより少ない減衰の状態となる。破砕結果は、同様に大きさにおいて著しく異なる原料においても、極めてより良好である。
インパクトクラッシャーは、可逆運動可能であり、即ち、唯一のローターが両方の回転方向に作動され得る。このことによって、より均等な摩耗が達成され得る。摩耗本体の交換のためのインターバルは延長される。
ローターの回転方向に依存しない、一定の粉砕結果のために、衝撃室は、インパクトクラッシャーの中央垂直面に関して、対称的に、即ち本発明に従い両側に凹状に形成されている。この対称的な構成は、中央での、上側における原料供給を有する、同様に可逆式インパクトクラッシャーとも称されるインパクトクラッシャーの基本的な構成に関係する。
本発明の領域内において、その上側の衝撃室での中央の高さ領域の最も幅広の位置における、上側の衝撃室の幅は、ローターの打撃円の直径よりも大きい。ローターの打撃手段、特に打撃条片によって、このローターの回転の間じゅう捕捉される領域が、打撃円と称される。
中間の高さ領域の最も幅広の位置の上述の幅は、ローターの打撃円よりも大きいだけでなく、ローターの回転軸線の高さにおいて位置する衝撃粉砕室の最大の幅よりも大きい。衝撃室は、中間の高さ領域内における、この衝撃室の最も幅広の位置において、常に、即ち、それぞれの調節された破砕間隙において、打撃円および衝撃粉砕室よりも正の寸法Xだけ幅広である。
本発明の更に別の利点、即ち、異なる大きさの原料に対する適合性は、入口開口部の幅が、衝撃室の幅の位置調節によって変化可能であることによって達成される。
市場において通常の可逆運動可能なインパクトクラッシャーは、粉砕されるべき分級物の装入量に対する適合の如何なる可能性も備えてない。
これら市場において通常の可逆運動可能なインパクトクラッシャーは、入側とローターとの間の、如何なる可変の衝撃室構造も有してなく、この可変の衝撃室構造が、破砕された原料が相互に過度に極めて妨害されることなく、且つ、付与された衝撃エネルギーが減衰すること無しに、粉砕されるべき分級物の自由な運動を、ローターにおける打撃条片との最初の接触の後、もしくは、衝撃側板からローターへの戻りの途次で可能にする。
衝撃室内における入口開口部は、上側の衝撃室の上側の高さ領域の上方の中央で位置している。この入口開口部は、自体、通路状に形成されていることは可能であり、その際、この入口開口部の通路の幅が調節可能である。この入口開口部の幅は、有利には、打撃円の直径よりも小さい。
衝撃側板が、上側の軸受点(回転点)を、入口開口部の近傍において有していることは可能である。一方の衝撃側板が、この軸受点を中心に旋回される場合、同様に入口開口部の通路の幅も、極めてほんの少しだけ、この通路がそれぞれの回転点の位置に応じて、揺動台におけるように、第1の部分においてより幅広になり、および、他の部分においてより幅狭になるという趣旨で変化する。
本発明の領域内において、入口開口部の少なくとも1つの壁部が、直線状に、および、これに伴って、総じて移動される。この壁部は、直線状の移動に対して付加的に、同時に、旋回され得、従って、2つの移動様式が重畳する。この直線状の移動は、入口開口部を、入口開口部の近傍に配置された軸受点を中心とする純粋な旋回よりも遥かにより強度に且つより均等に、この入口開口部の幅において変化させることを可能にする。
直線状の移動は、衝撃機構の衝撃側板の位置調節を介して行われる。これら衝撃側板は、摩耗本体を担持している。これら衝撃側板は、少なくとも、摩耗保護要素の配置に関して、有利には、総じて、インパクトクラッシャーの中央垂直面に対して鏡対称的に形成されている。これら衝撃側板が位置調節可能であるので、これら衝撃側板は、鏡対称的に、および、鏡対称的でなく配置可能である。
これら衝撃側板は、高さ方向に、両方の衝撃室にわたって延在している。即ち、ただ上側の衝撃室だけのための、および、ただ下側の衝撃粉砕室だけのための、如何なる別個の衝撃側板も存在せず、むしろ、両方の衝撃室のための共通の衝撃側板が存在し、従って、衝撃粉砕室の幅が、ただ上側の衝撃室の幅と共にだけ調節可能である。このことによって、少ない数の位置調節装置によって、入口開口部の幅と同様に、衝撃粉砕室内における破砕間隙の幅も調節可能であることは可能である。
作動の間じゅう、所望された破砕間隙がローターのただ一方の側だけで調節され、それに対して、このローターの他方の側の衝撃側板が、開放位置において位置する(待機位置)。このことは、待機させられた衝撃側板における摩耗を低減する。回転方向が逆転された場合、それより以前に待機させられていた衝撃側板は、所望の破砕間隙に調節され、且つ、他方の衝撃側板が開放される。
衝撃粉砕室から上側の衝撃室への移行部において、破砕エッジ部が位置する。この破砕エッジ部は、いわば1つの領域であり、この領域内において、上側の衝撃室の中間の高さ領域の幅の強度な減少が、今後もはや継続するのではなく、むしろ停止され、下側の衝撃粉砕室への更に別の経過において、反対向きにされるか、または、ただ極めて遅鈍に減少するように継続される。
このことによって、輪郭において、屈曲部またはより強度な湾曲部が発生する。特に、両方の衝撃壁の内側の輪郭は、基本的に円形にされた、文字「B」、もしくは、鏡対称された「B」の輪郭に相応する。
その際、これら凹状の湾曲部の間で、強度に顕著な破砕エッジ部が位置することは必ずしも必要ではない。同様にこれら湾曲部が、衝撃室内および下側の衝撃粉砕室内において、異なる幅であることも可能である。これら湾曲部が、それに加えて、異なる高さにわたって延在することは可能である。
衝撃側板の全ての必要な位置は、位置調節装置を用いて調節され得る。それぞれの衝撃側板は、1つの位置調節装置を備えている。
それぞれの位置調節装置は、上側の衝撃側板位置調節装置と、下側の衝撃側板位置調節装置とを備えている。上側の衝撃側板位置調節装置は、衝撃粉砕室の幅の適合のため、および、粉砕されるべき原料の最大の装入量に対する入口開口部の幅の適合のために利用される。下側の衝撃側板位置調節装置は、ローターの打撃円に対する、下側の衝撃粉砕室内における摩耗本体の破砕間隙、即ち間隔の適合のために利用される。
この位置調節は、有利にはスピンドル駆動装置を介して行われ、これらスピンドル駆動装置が、機械式、電気式、または、液圧式に駆動され、且つ、衝撃側板の上側および下側の軸受部を、ローターに対して横向きに移動する。特に長手孔の様式における、これら軸受部のためのスライディングブロックガイド案内部は、個々の対称的または非対称的な衝撃側板の位置決めを、直線状の移動によって可能にする。
本発明に従うインパクトクラッシャーは、不動に、または、可動に使用され得る。
インパクトクラッシャーの作動のために、駆動装置および詳細には説明されていない制御装置と並んで、入口開口部への粉砕されるべき鉱物性の原料のための供給装置、および、出口開口部からこの搬出装置の投下端部への、粉砕された鉱物性の原料の搬出のための搬出装置が必要である。有利には、フレームが設けられ、このフレームに、クラッシャーハウジング、供給装置、搬出装置、および、駆動装置が配置されている。
非不動の使用のために、フレームに、移動のための走行装置が配置されていることは可能である。走行装置は、クローラ走行装置または車輪走行装置であり、この走行装置が、インパクトクラッシャーの操車を例えば製造現場または砕石場において可能にする。インパクトクラッシャーの上述された駆動装置が、補助モータを介して、同様に走行装置の駆動することは可能である。
本発明を、以下で、図内において図示された実施例に基づいて詳しく説明する。
インパクトクラッシャーの、上方からの外観における図である。 図1のインパクトクラッシャーの側面図(矢印B)である。 第1の作動位置における、図1のインパクトクラッシャーの、線A−Aに沿っての断面図である。 第2の作動位置における、図1のインパクトクラッシャーの、線A−Aに沿っての断面図である。 可動なインパクトクラッシャーの断面図である。
図1および2は、片方が上方からおよびもう片方が側方からの、インパクトクラッシャー1の2つの外観図を示している。このインパクトクラッシャー1は、クラッシャーハウジング2を備えており、このクラッシャーハウジングが、側方からの眺望において基本的に八角形である。
クラッシャーハウジング2は、水平方向の回転軸線4を有するローター(図3)を取り囲んでいる。このクラッシャーハウジング2は、粉砕されるべき鉱物性の原料の装入のための上側の入口開口部5を備えており、この原料が、クラッシャーハウジング2の下側の端部において、出口開口部6(図3)を介して、このクラッシャーハウジング2の内側に位置する衝撃室から流出する。
メンテナンスの目的のために、クラッシャーハウジング2の前面および裏面は開放され得る。クラッシャーハウジング2の前面および裏面における2翼の扉7、8は、懸架装置9、10を介して旋回可能に、クラッシャーハウジング2に軸受されており、従って、組み立て作業のために、このクラッシャーハウジング2の内部への両側のアクセスが可能である。
ローター3は、ローター軸11を備えており、このローター軸が、クラッシャーハウジング2の外側の軸受部12、13内において軸受けされている。図1内において、図面の平面内において上側の軸受部12に隣接して、ベルト伝動装置、特にVベルト伝動装置のための駆動プーリ14が位置している。十分な駆動出力がローター3へと伝達され得るために、駆動プーリ14は、特に複数の細溝部を備えている。
図3は、図1の線A−Aに沿っての断面図において、第1の作動位置におけるインパクトクラッシャー1の内部の構造を示している。
クラッシャーハウジング2は、ローター3を取り囲み、且つ、1つの衝撃室を区画している。この衝撃室は、基本的に、即ち主としてローター3の上方に位置する上側の衝撃室15と、下側の衝撃粉砕室16とに区分されており、この下側の衝撃粉砕室内において、ローター3が位置している。ローター3の直接的な作用領域は、打撃円17である。
上側の衝撃室15は、3つの領域に区分されている。入口開口部5に隣接して、上側の高さ領域H1が位置している。この上側の高さ領域に、下方に向かってローター3の方向に、中間の高さ領域H2が、および最後には、下側の高さ領域H3が接続している。下側の衝撃粉砕室16は、破砕エッジ部18の下方で始まる。
図3の図面の平面内において右側で、破砕エッジ部18が打撃円17の極めて近傍に配置されていることは認識され得る。打撃円17への調節された間隔は、出口端部への方向に、より小さくなっており、且つ、先細りに形成されてくさび形になっている。破砕間隙は、右側に位置している。何故ならばこの作用位置においてローターが時計方向に回転するからである。この破砕間隙は、極めて小さい。何故ならば比較的に小さな原料が破砕されるべきであるからである。この位置において、インパクトクラッシャーは高価値の砂の砂製造のために使用され得る。向かい合っている側で、間隙は極めて大きい。ここで、如何なる原料も破砕されない。そこの衝撃側板は、待機位置において位置している。
破砕エッジ部18は、摩耗本体19に位置している。見通しの理由から、衝撃室の全ての摩耗本体19は、個々に表示されていない。基本的に、上側の衝撃室15および下側の衝撃粉砕室16は、摩耗本体19によって内張りされている。
同様に、扉7、8の内側も、摩耗本体19によって内張りされており、このことは、それぞれに2つの固定点を有する直方体形状のプレートにおいて認識可能である。これら摩耗本体19が、異なる輪郭を有することは可能であるが、しかしながら、基本的に、交換可能に、扉において、もしくは、上側の衝撃室15および下側の衝撃粉砕室16の縁部領域内において固定されている。
ローター3は、この実施例において、均等に、周囲にわたって分配されて配置されている、4つの打撃条片20を備え、これら打撃条片が、打撃円17を規定している。
クラッシャーハウジング2の内側に、衝撃機構21が位置しており、この衝撃機構は、鏡対称的に形成された2つの衝撃側板22、23を備えている。これら衝撃側板22、23は、クラッシャーハウジング2に対して相対的に移動可能である。
この目的のために、位置調節装置24が利用され、この位置調節装置が、衝撃側板22毎に、1つの上側の衝撃側板位置調節装置25を、上側の衝撃室15の幅B1の適合、および、粉砕されるべき原料の最大の装入量に対する入口開口部5の幅B2の適合のために、および、下側の衝撃側板位置調節装置26を、ローター3の打撃円17に対する間隔(破砕間隙)の適合のために備えている。
上側の衝撃側板位置調節装置25の領域内において、軸受点27、28の直線状の移動は、矢印P1、P2の方向、即ち水平方向に可能である。軸受点27、28は、それぞれに1つのスライディングブロックガイド案内部29内において案内されている。上側及び/または下側の端部における位置調節が必要である場合、軸受点27、28を中心とする旋回運動が行われることは可能である。入口開口部5の幅B2は、このことによって、下側の衝撃粉砕室16内における間隙幅に依存せずに調節され得る。
衝撃側板22、23の形状は、入口開口部5とローター3との間の領域内において、極めて大きな、上側の、幅広の衝撃室15が生成するように構成されている。このことによって、粉砕されるべき分級物の可能な限り自由な運動が、ローター3における打撃条片20との最初の接触の後、もしくは、衝撃側板22、23からこのローター3への戻りの途次で可能とされる。
衝撃側板22、23により区画された上側の衝撃室15と下側の衝撃粉砕室16との輪郭が、アール部の連続であることは可能である。正確な輪郭は、摩耗本体19の衝撃面によって決定される。これら摩耗本体19の配置は、多角形のぎざぎざの形状を誘起する。
上側の衝撃室15の中間の高さ領域H2の最大の幅B1は、一般的に、両方の衝撃側板22、23の間の最大の伸長であるだけでなく、この幅B1が、それに加えて、打撃円17の直径D1よりも大きい。
従って、参照符号Xによって指示される寸法が存在し、この寸法は、打撃円17の最も外側の水平方向の点と、幅B1における、衝撃側板23の輪郭の最も外側の点との間の、水平方向の間隔を指示する。この寸法Xは、衝撃側板23の位置に依存せずに、正の値である。即ち、最大の幅B1は、中間の高さ領域H2内において、常に打撃円17の直径D1よりも大きい。
この寸法Xは、見通しの理由から、開放された衝撃側板23において記入されている。そこの破砕間隙を有する、他方の衝撃機構21における向かい合って位置する側で、この寸法Xは、同様に正の値である。
上側の衝撃室15は、両側で凹状に形成されている。これら凹状の膨らみ部内へと、粉砕されるべき原料は叩き付けられる。そこから、この粉砕されるべき原料は跳ね返り、且つ、後になってから、破砕エッジ部18を横切って、下側の衝撃粉砕室16の破砕間隙内へと落下する。
これら凹状の膨らみ部は、後に続く原料が妨害されることなく且つ衝撃エネルギーが所望されない方法で減衰されること無しに、同様により大きな原料を効果的に上側の衝撃室15の摩耗本体19に対して叩き付けるために十分な道程区間が存在する程に、大きく構成されている。
このことは、決定的に、最大の幅B1が、打撃円17の上方で、且つしかもその上、ローター3の打撃円17に対して間隔をおいて、特に破砕エッジ部18と入口開口部5の下側エッジ部との間の垂直方向の間隔の中央+/−15%において位置することに、原因が帰されるべきである。
図3は、第1の作動状態を示しており、その際、衝撃側板22、23の配置が、鏡対称的ではない。何故ならば、図面の平面内において左側の衝撃側板23が、更に左側へと移動されているからであり、即ち、極めて近傍に打撃円17へと接近されている、図面の平面内において右側の衝撃側板22よりも更に開放されているからである。それに応じて、打撃円17への間隔は、図面の平面内における右側において、図面の平面内における左側においてよりも著しく小さい。
図3内において、より小さな分級物の製造のための破砕間隙は、既に破砕エッジ部18領域内において極めて小さく調節されている。図4内において、破砕間隙は極めて大きく調節されており、その際、この破砕間隙が、下方に出口端部へと先細りに形成されている。衝撃側板22、23の位置によって条件付けられて、入口開口部5は、片方が最小に(図3)、および、もう片方が最大に(図4)調節されている。
可逆動作において、それぞれの衝撃側板22、23は、正に逆に調節されている。作動の間じゅう、常に、一方の衝撃側板22、23は待機位置(開放位置)内において位置し、一方の衝撃側板22、23が破砕間隙の調節のための作業位置に位置する。入口開口部の幅のために、どの方向にインパクトクラッシャー1が作動されるかは関係ない。
衝撃側板22、23の逆の調節は、破砕間隙の位置を変化させるが、しかしながら、入口開口部5の幅は変化させない。
打撃円17の形状に対する、下側の衝撃粉砕室16の輪郭の適合に基づいて、この下側の衝撃粉砕室16は、凹状に構成されている。
上側の衝撃室15と共に、相前後して連続する2つの凹状の領域が与えられ、従って、図面の平面内において右側の衝撃側板22の輪郭は、基本的にB字形である。中央垂直面において鏡対称された場合、鏡対称的に形成された他方の衝撃側板23は、それに応じて、同様に1つの輪郭を備え、この輪郭が鏡対称された文字Bを想起させる。
下側の凹状の領域は、下側の衝撃粉砕室16である。上側の凹状の領域は、上側の衝撃室15である。両方の凹状の領域の間の破砕エッジ部18は、これら両方の室の間の移行部である。
図3は、入口開口部5が基本的にローター3の上方で垂直に配置されており、且つ、これに伴って、同様に、出口開口部6の上方でも垂直に配置されていることを、極めてはっきりと示している。この入口開口部は、実用的な使用において、中央垂直面に対して中心的、即ち対称的である。B3は、中央垂直面MHEからの入口開口部5における衝撃本体(Prallkoerpers(摩耗本体))30の間隔を指示している。
図4は、衝撃側板22、23の更に別の可能な位置、および、従って、他の作動位置を示している。入口開口部5は最大に広く開いている。図3内においてより粗い原料が収容され得る。図3との相違において、左側の衝撃側板23の待機位置が適合されている。
入口開口部5におけるこの衝撃側板の上側の端部は、最大に左側へと移動され、全く同様に、右側の衝撃側板22の上側の端部も、最大に右側へと移動されており、即ち開放されている。入口開口部5は、従って、中央垂直面MHEに対して対称的である。
同様に図3内においても、入口開口部5は、中央垂直面MHEに対して対称的である。粉砕されるべき原料は、常に垂直方向に上方からローター3の上に与えられる。
このことは、衝撃側板22、23の上側の端部が対称的に調節され、それに対して、これら衝撃側板22、23の下側の端部が非対称的に調節されることを意味する。何故ならば、常に、これら衝撃側板22、23の内の一方の衝撃側板が待機位置に位置し、且つ、それぞれに他方の衝撃側板22、23が作業位置に位置するからである。
破砕間隙の幅および形状の調節が入口開口部5の幅B2と共に位置調節され、および、しかも入口開口部5の領域内における直線状の移動によって位置調節されることは、注目すべきである。衝撃粉砕室16内における摩耗本体19が摩耗した場合、衝撃側板22、23は、更に少しだけ後調節され得、即ち、更に内方へと移動され得る。下側の衝撃粉砕室16の摩耗本体19は、上側の衝撃室15内における摩耗本体と交換され得る。
出口側に、分離壁37が、ローター3の下側に配置されており、この分離壁は、出口開口部6とローター3との領域を2つの通路38、39に分割し、これら通路が、それぞれのローター3の回転方向に応じて出口として利用される。
ローター3の方に向けられた、分離壁37の端側面における摩耗保護要素40は、この分離壁37を摩耗から保護する。破砕された原料は制動される。この破砕された原料は、より少なく外へと飛び散り、且つ、上方へと、待機位置において位置する他の衝撃側板への方向に外へと飛び散らない。後に続く搬送ベルトは損傷されない。
図5は、インパクトクラッシャー1を可動な実施形態において示している。このインパクトクラッシャー1は、供給装置31を備えており、この供給装置を介して、粉砕されるべき鉱物性の原料が、上方から供給され、且つ、入口開口部5を通って、このインパクトクラッシャー1の内部へと到達する。
破砕の後、粉砕された鉱物性の原料は、搬出装置32の上に引き渡され、この搬出装置を介して、この原料が投下端部33に供給される。搬出装置32は、特にベルトコンベアである。
供給装置31と搬出装置32とをインパクトクラッシャー1は、駆動装置35と共に、フレーム34の上で位置している。フレーム34は、それに加えて、クローラ走行装置の様式の走行装置36を備えている。このことによって、本発明に従うインパクトクラッシャー1は、使用場所において操車され得、且つ、正確な位置に移動され得る。
1 インパクトクラッシャー
2 クラッシャーハウジング
3 ローター
4 ローター3の回転軸線
5 クラッシャーハウジング2の入口開口部
6 クラッシャーハウジング2の出口開口部
7 扉
8 扉
9 懸架装置
10 懸架装置
11 ローター軸
12 軸受部
13 軸受部
14 駆動プーリ
15 上側の衝撃室
16 衝撃粉砕室
17 打撃円
18 破砕エッジ部
19 摩耗本体
20 打撃条片
21 衝撃機構
22 衝撃機構21の衝撃側板
23 衝撃機構21の衝撃側板
24 位置調節装置
25 位置調節装置24の上側の衝撃側板位置調節装置
26 位置調節装置24の下側の衝撃側板位置調節装置
27 軸受点
28 軸受点
29 スライディングブロックガイド案内部
30 入口開口部5の摩耗本体、衝撃本体
31 供給装置
32 搬出装置
33 搬出装置32の投下端部
34 フレーム
35 駆動装置
36 走行装置
37 分離壁
38 通路
39 通路
40 ローターの下方の摩耗保護要素
B1 上側の高さ領域H1の幅
B2 入口開口部5の幅
B3 摩耗本体30から中央垂直面MHEへの間隔
D1 打撃円17の直径
H1 上側の衝撃室15の上側の高さ領域
H2 上側の衝撃室15の中間の高さ領域
H3 上側の衝撃室15の下側の高さ領域
P1 軸受点28の位置調節方向
P2 軸受点27の位置調節方向
MHE 中央垂直面

Claims (11)

  1. 鉱物性の原料のためのインパクトクラッシャーであって、このインパクトクラッシャーが、
    a.クラッシャーハウジング(2)と;
    b.鉱物性の原料を前記クラッシャーハウジング(2)内における摩耗本体(19)に対して叩き付けるための、水平方向の回転軸線(4)を有する可逆運動可能なローター(3)と;
    c.前記ローター(3)の駆動のための、駆動装置(35)と;
    d.前記クラッシャーハウジング(2)および前記ローター(3)に対して相対的に位置調節可能な少なくとも1つの衝撃機構(21)によって区画されている衝撃粉砕室(16)であって、その際、前記ローター(3)がこの衝撃粉砕室(16)内において配置されている衝撃粉砕室(16)と;
    e.前記ローター(3)からの前記衝撃機構(21)の間隔の調節のための、少なくとも1つの位置調節装置(24、25、26)と;
    f.前記衝撃粉砕室(16)に対して上方に引き続いての、粉砕されるべき前記鉱物性の原料のための入口開口部(5)を有する上側の衝撃室(15)と;
    を備えており、
    その際、この上側の衝撃室(15)が、前記入口開口部(5)に隣接する上側の高さ領域(H1)と、この上側の高さ領域に引き続いての、中間の高さ領域(H2)と、下側の高さ領域(H3)とを備えており、この下側の高さ領域が、下側の衝撃粉砕室(16)に隣接しており、
    その際、それぞれの前記高さ領域(H1、H2、H3)が、水平方向に測定されるそれぞれに1つの内側の幅(B1)を備えている、
    様式の上記インパクトクラッシャーにおいて、
    前記中間の高さ領域(H2)が、最も大きな前記内側の幅(B1)を有する領域であり、
    且つ、前記ローター(3)の打撃円(17)の上方に位置する、この中間の高さ領域の最も幅広の位置において、最大の幅(B1)を有し、
    この最大の幅が、前記ローター(3)の前記打撃円(17)の直径(D1)よりも大きい、
    ことを特徴とするインパクトクラッシャー。
  2. 前記上側の衝撃室(15)の前記中間の高さ領域(H2)は、前記インパクトクラッシャー(1)の中央垂直面(MHE)の両側で凹状に形成されており、
    この衝撃室(15)の前記幅(B1)が、前記下側の高さ領域(H3)へと減少することを特徴とする請求項1に記載のインパクトクラッシャー。
  3. 前記中間の高さ領域(H2)内における最大の前記幅(B1)は、前記ローター(3)の前記回転軸線(4)の高さにおいて測定された、前記下側の衝撃粉砕室(16)の幅よりも大きいことを特徴とする請求項1または2に記載のインパクトクラッシャー。
  4. 前記入口開口部(5)の幅(B2)は、前記上側の衝撃室(15)の前記幅(B1)の位置調節により、調節可能であることを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載のインパクトクラッシャー。
  5. 前記衝撃粉砕室(16)の前記衝撃機構(21)の衝撃側板(22、23)は、前記上側の衝撃室(15)内に至るまで延在しており、従って、
    この衝撃粉砕室(16)の幅が、前記上側の衝撃室(15)の前記幅(B1)と共に調節可能であることを特徴とする請求項1から4のいずれか一つに記載のインパクトクラッシャー。
  6. 前記上側の衝撃室(15)の前記下側の高さ領域(H3)の下側の端部は、前記衝撃機構(21)の輪郭内における破砕エッジ部(18)であることを特徴とする請求項1から5のいずれか一つに記載のインパクトクラッシャー。
  7. 前記衝撃機構(21)は、
    摩耗本体(19)を有する左側の衝撃側板(23)と、
    摩耗本体(19)を有する右側の衝撃側板(22)とを有し、
    これらが、前記インパクトクラッシャー(1)の中央垂直面(MHE)に対して鏡対称的に形成されており、
    前記衝撃側板(22、23)の内側の輪郭が、基本的に、
    前記上側の衝撃室(15)と前記衝撃粉砕室(16)とにおける、文字Bの相前後して連続する2つの凹状の円弧に関連する、該文字Bの輪郭に相応することを特徴とする請求項1から6のいずれか一つに記載のインパクトクラッシャー。
  8. 前記位置調節装置(24)は、
    粉砕されるべき鉱物性の原料の最大の装入量に対する前記上側の衝撃室(15)の、および、前記入口開口部(5)の、幅(B1、B2)の適合のための、上側の衝撃側板位置調節装置(25)と、
    前記ローター(3)の打撃円(17)に対する、下側の衝撃粉砕室(16)内における前記摩耗本体(19)の間隔の適合のための、下側の衝撃側板位置調節装置(26)とを有することを特徴とする請求項1から7のいずれか一つに記載のインパクトクラッシャー。
  9. 前記ローター(3)の下方に、分離壁(37)が配置されており、この分離壁は、出口開口部(6)を、分離された2つの通路(38、39)に分割することを特徴とする請求項1から8のいずれか一つに記載のインパクトクラッシャー。
  10. 請求項1から9のいずれか一つに記載のインパクトクラッシャーであり、このインパクトクラッシャーが、更に、
    a.前記入口開口部(5)への、粉砕されるべき鉱物性の原料のための供給装置(31)と;
    b.前記出口開口部(6)から投下端部(33)への、粉砕された鉱物性の原料の搬出のための搬出装置(32)と;
    c.前記クラッシャーハウジング(2)、前記供給装置(31)、前記搬出装置(32)、および、前記駆動装置(35)が配置されている、フレーム(34)と;
    を備えることを特徴とするインパクトクラッシャー。
  11. 請求項10に記載のインパクトクラッシャーであり、このインパクトクラッシャーが、更に、
    前記フレームに配置されている、移動のための走行装置(36)を備えることを特徴とするインパクトクラッシャー。
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