JPH07251084A - 破砕機における付着物除去装置 - Google Patents

破砕機における付着物除去装置

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JPH07251084A
JPH07251084A JP4561194A JP4561194A JPH07251084A JP H07251084 A JPH07251084 A JP H07251084A JP 4561194 A JP4561194 A JP 4561194A JP 4561194 A JP4561194 A JP 4561194A JP H07251084 A JPH07251084 A JP H07251084A
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JP
Japan
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chute
crusher
crushed
rotary hammer
internal
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP4561194A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Kato
善弘 加藤
Masayoshi Yoshimura
雅好 吉村
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH07251084A publication Critical patent/JPH07251084A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転ハンマをもつ破砕機において、被破砕物
が下部のシュートに付着することを防止し、運転の信頼
性を高める。 【構成】 破砕用の回転ハンマ2とその下方のシュート
4を設けた破砕機の回転ハンマ2とシュート4との間に
吊設されて被破砕物をシュート4へ導入する内部シュー
ト6を設け、この内部シュート6をシリンダ8で揺動さ
せて付着物を落下させるようにした。また、シュート4
の面に沿って移動するかき落し板を設けて、シュート4
の付着物を強制的にかき落すようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ボイラや燃焼炉に使用
される粉体燃料等を破砕する破砕機における付着物除去
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の破砕機を図4に示す。破砕機の機
枠10内には、水平の中心軸まわりにA方向とB方向に
回転するロータが設けられ、同ロータ3にピン2aによ
って枢着された複数の回転ハンマ2が、互いに対向して
設けられた衝突板ライナ1,1の間を回転する。前記衝
突板ライナ1,1の回転ハンマ2側の面は連続する山形
となっていて、投入口5から投入された被破砕物を衝突
板ライナー1,1上で回転ハンマ2によって粉砕するよ
うになっている。粉砕された被破砕物は、回転ハンマ2
の回転がA方向又はB方向であるのに従ってそれぞれ衝
突板ライナ1,1の下端の間を斜め下方へ向って矢印
A′又はB′の方向に飛散し、機枠10の下部に回転ハ
ンマ2の下方に配置されたシュート4に収容される。
【0003】前記シュート4は、被破砕物が付着するこ
とを防止するために、その傾斜が粉砕された被破砕物の
安息角以上の急角度になるように設定され、また粉砕さ
れた被破砕物が滑りやすいSUS材等の材料で構成され
ている。また、シュート4への付着物を除去するため
に、シュート10の外面にバイブレータ20が設けられ
る場合がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記の従来の破砕機で
は、通常運転時には、被破砕物が飛散するためシュート
内を確認することは危険である。また、シュート外面か
らのバイブレータの振動だけでは、付着物の除去に信頼
性が無く、含水率の高い被破砕物の場合は、その振動に
より逆に被破砕物をシュートに固着させるもある。しか
も、振動を与えるバイブレータは被破砕物が付着する部
分の中心に設置しなければならず、その箇所を限定する
ことが難かしく、かつ、バイブレータの点検・メンテナ
ンス用の足場が必要となる。また、その加振力の調整に
当っても被破砕物の特性を吟味し最大限有効な力を設定
するのが難かしく、加振力が大き過ぎるとシュートへの
反響音等騒音の発生源となることも考えられる。
【0005】さらに、シュートの傾斜角度を被破砕物の
安息角以上に設定すると共にシュートの材料としてはS
US材等の滑り易い材質を選定する必要もあり、シュー
ト自体も高価なものとなる。
【0006】本発明は、以上の問題点を解決することが
できる破砕機における付着物除去装置を提供しようとす
るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の破砕機における
付着防止装置は、次の手段を講じた。 (1) 被破砕物を破砕する回転ハンマ及び同回転ハン
マの下方にシュートが設けられた破砕機の回転ハンマと
シュートの間に吊設されて回転ハンマで破砕された被破
砕物をシュートへ導入する内部シュート、及び同内部シ
ュートを揺動させる駆動装置を備えたことを特徴とす
る。 (2) 被破砕物を破砕する回転ハンマ及び同回転ハン
マの下方にシュートが設けられた破砕機のシュートの内
面に沿って移動可能に設けられたかき落し板及び同かき
落し板をシュートの内面に沿って移動させる駆動装置を
備えたことを特徴とする。
【0008】
【作用】前記本発明(1)では、回転ハンマによって破
砕されて飛散する被破砕物は、内部シュートに案内され
てシュート内に収容され、飛散する被破砕物がシュート
に衝突してシュート内面に付着することがない。また、
内部シュートには、前記飛散する被破砕物が衝突してそ
の一部が付着するが、破砕機の無負荷運転時(破砕開始
前と破砕停止後)等においては、内部シュートを揺動さ
せて衝撃を与えて付着物をはく離させることによって、
付着物が下方へシュート内へ落下することとなる。
【0009】前記本発明(2)では、回転ハンマによっ
て破砕されて飛散する被破砕物は、シュートに衝突して
その一部がシュート内面に付着する。破砕機の無負荷運
転時等において、シュート内面に沿ってかき落し板を移
動させることによって、付着した被破砕物はシュート内
面より強制的にかき落される。
【0010】
【実施例】本発明の第1の実施例を、図1及び図2によ
って説明する。本実施例における破砕機の本体の部分
は、図4に示す従来の破砕機と同様であるので、図1及
び図2において同一の部分は図4におけると同一の符号
を付してその説明を省略し、以下相違する部分について
説明する。
【0011】本実施例において、シュート4は、その水
平断面形状が矩形をなす截頭四角錐形の形状を有してお
り、ロータ3の回転軸に平行をなす対向する2辺は図1
(a)に示すように下方へ行くに従ってその間隔が狭く
なるように配置され、ロータ3の回転軸に直交する対向
する2辺は図1(b)に示すように互いに平行な鉛直方
向に配置されている。
【0012】6,6は、その上端がそれぞれ3個の間隔
をおいたサポート9,9を介して衝突板ライナ1,1の
下端に枢着されて吊設されロータ3の回転軸と平行に配
置された対をなす内部シュートであり、同内部シュート
6,6のやや上部に取付けられた金具6aは、サポート
8を介して上端が機枠10に枢着されたシリンダ7のピ
ストン7aの下端に枢着され、内部シュート6,6は、
上端の衝突板ライナ1,1への枢着点のまわりに、図1
にa,bで示す下端が内部シュート4に接するやや下開
きの位置から図2にa′,b′で示す回転ハンマ2の回
転軌跡の下方の部分近くの位置まで揺動できるようにな
っている。なお、前記内部シュート6は、そのロータ3
の回転軸方向においてシュート4のロータ3の回転軸方
向の長さとほぼ等しい長さを有している。
【0013】本実施例では、破砕機の通常運転時には、
内部シュート6,6が図1(a)に示すようにその下端
が内部シュート4に接するa,bで示す位置にあり、ロ
ータ3のA又はB方向の回転に伴って回転する回転ハン
マ2によって衝突板ライナ1,1との間で破砕された被
破砕物が衝突板ライナ1,1の下端の間隔より斜め下方
へ向って飛散するが、この飛散する被破砕物は内部シュ
ート6に衝突して、これに案内されてシュート4内に収
容される。従って、被破砕物がシュート4に付着するこ
とがない。
【0014】前記の飛散する被破砕物の一部は、内部シ
ュート6に付着するが、破砕機の無負荷運転時(破砕開
始前と破砕停止後)等において、シリーダ7によって内
部シュート6をその上端の枢着点まわりに揺動させて、
a又はb位置から回転ハンマ2の回転軌跡の下端部に近
いa′又はb′位置へ揺動させる。これによって、内部
シュート6に付着した被破砕物に衝撃が与えられてはく
離させ、これをシュート4内へ落下させることができ
る。
【0015】従って、本実施例では、シュート4にバイ
ブレータ等の振動発生装置を設ける必要がなく。シュー
ト4の材料をSUS材等の滑りやすい高価なものとする
必要がなく、また、シュート4内を点検する必要もな
い。
【0016】本発明の第2の実施例を、図3によって説
明する。本実施例においては、破砕機本体とシュートは
前記第1の実施例と同様であり、ただ第1の実施例の内
部シュートに換えて以下説明する付着物のかき落し板等
を設けている。
【0017】即ち、本実施例では、機枠1に取付けられ
た金具14にその上端が枢着され機枠1に取付けられた
シリンダサポート15により支持されている対をなすシ
リンダ13を備え、各シリンダのピストン13aの下端
に、シュート4内に収容されロータ3の回転軸に平行に
配置されたかき落し板11の中央の部分が、同かき落し
板11がシュート4のロータ3の回転軸に平行な面に沿
って移動できるように取付けられている。前記かき落し
板11の長さは、シュート4のロータの回転軸に平行を
なす辺の長さとほぼ等しくされている。また、12はか
き落し板11の両をピストン13aに接続する連結棒であ
る。
【0018】本実施例では、対をなすかき落し板11
は、破砕機の通常運転時にはc,dに示す上方の位置に
おかれるが、シリンダ13のピストン13aのストローク
によって、矢印に示すように、c,dに示す上方の位置
からc′,d′に示す下方の位置の間をシュート4の面
に沿って移動することができる。破砕機の無負荷運転時
に以上のようにシリンダ13によってかき落し板11を
シュート4の面に沿って移動させることによって、シュ
ート4に付着した被破砕物の付着物をシュート4の面か
ら強制的にかき落すことができる。
【0019】従って、本実施例においても、前記第1の
実施例と同様に、シュート4にバイブレータ等の振動発
生装置を設ける必要がなく、シュート4の材料をSUS
材等の滑りやすい高価なものとする必要がなく、またシ
ュート4内を点検する必要もない。
【0020】なお本実施例は、以上のようにシュート4
に付着した付着物を強制的にかき落すものであって、前
記第1の実施例に比して大型な破砕機用として適したも
のである。
【0021】
【発明の効果】本発明は、特許請求の範囲の請求項1及
び2に記載された構成を有することによって、次の効果
を奏することができる。 (1) 揺動する内部シュート又はシュートの面に沿っ
て移動するかき落し板によって、被破砕物の付着物のシ
ュートへの付着を防ぐと共に内部シュートから落下さ
せ、又は付着物を強制的にシュートよりかき落すことに
よって、信頼性を高めることができる。 (2) バイブレータ等の振動発生装置の必要が無く、
かつ、その点検・調整用の足場等を設ける必要が無い。 (3) シュートはSS材等で対応可能であり、比較的
安価である。 (4) 起動・停止の無負荷運転時で付着が軽微な時に
付着物を除去することができるため、下流側設備で過負
荷による停止が発生することを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は本発明の第1の実施例の縦断面
図、図1(b)はその要部の側面図である。
【図2】前記第1の実施例の作動説明図である。
【図3】図3(a)は本発明の第2の実施例の縦断面
図、図3(b)はその要部の側面図である。
【図4】従来の破砕機の縦断面図である。
【符号の説明】
1 衝突板ライナ 2 回転ハンマ 3 ロータ 4 シュート 5 投入口 6 内部シュート 7 シリンダ 7a ピストン 10 破砕機の機枠 11 かき落し板 13 シリンダ 13a ピストン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被破砕物を破砕する回転ハンマ及び同回
    転ハンマの下方にシュートが設けられた破砕機の回転ハ
    ンマとシュートの間に吊設されて回転ハンマで破砕され
    た被破砕物をシュートへ導入する内部シュート、及び同
    内部シュートを揺動させる駆動装置を備えたことを特徴
    とする破砕機における付着物除去装置。
  2. 【請求項2】 被破砕物を破砕する回転ハンマ及び同回
    転ハンマの下方にシュートが設けられた破砕機のシュー
    トの内面に沿って移動可能に設けられたかき落し板及び
    同かき落し板を前記シュートの内面に沿って移動させる
    駆動装置を備えたことを特徴とする破砕機における付着
    物除去装置。
JP4561194A 1994-03-16 1994-03-16 破砕機における付着物除去装置 Withdrawn JPH07251084A (ja)

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JP4561194A JPH07251084A (ja) 1994-03-16 1994-03-16 破砕機における付着物除去装置

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JP (1) JPH07251084A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102151592A (zh) * 2011-01-11 2011-08-17 韶关市韶瑞重工有限公司 高效反击式制砂机
CN110636905A (zh) * 2017-05-17 2019-12-31 凯斯特工程设备有限公司 冲击式破碎机

Cited By (4)

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US11691153B2 (en) 2017-05-17 2023-07-04 Keestrack N.V. Impact crusher

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Effective date: 20010605