JP2020517585A - グアニジン誘導体 - Google Patents

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Abstract

本発明は医薬分野に関し、特に、インドールアミン2,3−ジオキシゲナーゼを介したトリプトファン代謝経路を有する病理学的特徴の疾患を治療するための薬剤の製造に使用可能な、フラン構造を含むグアニジン誘導体およびその組成物に係る。本発明はさらに、該誘導体およびその中間体を製造する方法にも係る。【選択図】なし

Description

本発明は医薬分野に関するものであり、特に、グアニジン誘導体およびその製造方法並びにその使用に関する。
インドールアミン2,3−ジオキシゲナーゼは、フェロヘムを含む単量体酵素であり、L−トリプトファンのインドール環の酸化的開裂を触媒させてキヌレニン(kynurenine)を生成することができる。インドールアミン2,3−ジオキシゲナーゼの高発現により、細胞局所にトリプトファン枯渇が生じ、T細胞がG1期に停滞することを誘導してT細胞の増殖を阻害してしまう。一方、インドールアミン2,3−ジオキシゲナーゼ依存性トリプトファンの分解により、キヌレニンレベルが向上し、また、酸素フリーラジカルを介したT細胞アポトーシスが誘導される。第三に、樹状細胞のインドールアミン2,3−ジオキシゲナーゼ発現のアップレギュレーションは、局所トリプトファンを分解することにより、局所制御性T細胞(Treg)を介した免疫抑制を強化し、腫瘍特異的抗原に対する生体の末梢性免疫寛容を促進する。インドールアミン2,3−ジオキシゲナーゼはすでに、抗腫瘍免疫療法の最も重要な小分子調節制御の標的になっている。
インドールアミン2,3−ジオキシゲナーゼは、人体の多くの生理学的プロセスに関連していることは研究により発見された。1998年、Munnらの研究により、その遺伝子型とは異なる母体であるが、胎児が拒絶されることなく、妊娠期を安全的に過ごせるのは、胎盤の合胞体栄養膜細胞がインドールアミン2,3−ジオキシゲナーゼを合成し、インドールアミン2,3−ジオキシゲナーゼが血液を通して、母体T細胞が胎児を拒絶する反応を抑制するからであることは明らかになった。彼らはさらに、インドールアミン2,3−ジオキシゲナーゼ阻害剤1−メチルトリプトファンを含む徐放性カプセルを妊娠マウスの皮下に移植し、そして胚胎は拒絶されて流産した(Munn DH,Zhou M,Attwood JT,et al.Prevention of allogeneic fetal rejection by tryptophan catabolism. Science,1998,281(5380):1191−3)。また、移植拒絶反応や自己免疫疾患などの異常な免疫反応によって引き起こされるいくつかの疾患も、インドールアミン2,3−ジオキシゲナーゼと密接に関連している。
近年、腫瘍の治療は大きな進歩を遂げているが、臨床的な治療の有効性はまだ不十分である。免疫逃避は、腫瘍形成および転移の主な生物学的メカニズムの一つであり、腫瘍の治療効果に影響を与える重要な要素となっている。インドールアミン2,3−ジオキシゲナーゼは免疫調節酵素として、T細胞機能を効果的に阻害し、Treg細胞の機能を増強し、NK細胞機能障害を誘発することができる。腫瘍細胞は、これらの生体固有の免疫調節メカニズムを利用して免疫系の識別と殺害を回避することができる(賈雲滝、王鬱、中国腫瘍生物治療雑誌、2004,21(6):693−7)。腫瘍患者が治療から最大の利益を得ることができるようにするために、腫瘍免疫逃避について治療ストラテジーを合理的に調整することは不可欠である。本発明のインドールアミン2,3−ジオキシゲナーゼ阻害剤は、患者の免疫系を効果的に調節し、腫瘍細胞の免疫逃避を遮断することができ、ほとんどの自発性腫瘍に対して良好な治療効果を有する。免疫系に対する調節作用に基づき、本発明のインドールアミン2,3−ジオキシゲナーゼ阻害剤は、腫瘍を治療する他、慢性感染症およびAIDSなどの免疫に関連するその他の疾患を治療することもできる。
インドールアミン2,3−ジオキシゲナーゼは神経疾患と密接に関連しており、セロトニンレベルを下げることができ、これによってうつ病や不安などの精神疾患を引き起こし、また、脳内にキノリン酸などの神経毒性代謝産物の蓄積を引き起こす可能性があり、これはアルツハイマー病などの神経変性疾患の発生と密接に関連している。インドールアミン2,3−ジオキシゲナーゼは少なくとも下記の二つのメカニズムにより脳機能に影響を与えることができる。すなわち、1)炎症反応時にトリプトファンを代謝することにより、循環するトリプトファン濃度を低下させ、それによってセロトニンレベルが低下し、うつ病を引き起こす。2)キヌレニン経路によるトリプトファン代謝を触媒させることにより、キヌレニンと神経毒性キノリン酸が蓄積する(孔令雷、匡春香、楊青、中国薬学化学雑誌、2009,19(2):147−154)。
本発明は、化合物またはその薬学的に許容される塩、該化合物またはその薬学的に許容される塩を含む組成物、該化合物またはその薬学的に許容される塩を使用してインドールアミン2,3−ジオキシゲナーゼ(IDO)の活性を阻害する方法またはインドールアミン2,3−ジオキシゲナーゼを介したトリプトファン代謝経路を有する病理学的特徴の疾患の治療に使用される方法、およびインドールアミン2,3−ジオキシゲナーゼの活性を阻害するための薬剤の製造における当該化合物またはその薬学的に許容される塩の使用またはインドールアミン2,3−ジオキシゲナーゼを介したトリプトファン代謝経路を有する病理学的特徴の疾患を治療するための薬剤の製造における当該化合物またはその薬学的に許容される塩の使用を提供する。
当該化合物またはその薬学的に許容される塩は、優れたインドールアミン2,3−ジオキシゲナーゼ阻害活性を有し、その活性は他のIDO阻害剤よりも有意に優れている。さらに、当該化合物またはその薬学的に許容される塩の投与前後にマウスの体重を測定することにより、その他のIDO阻害剤と比べ、本発明の化合物またはその薬学的に許容される塩は、腫瘍治療に使用される時にマウスの生活の質を有意に向上させ、薬剤の副作用を有意に低減したことは明らかになり、臨床上では患者の生活の質を向上させるだけではなく、患者の服薬コンプライアンスおよび薬剤の有効性を有意に向上させることができる。本発明の化合物またはその薬学的に許容される塩は、動物の学習記憶障害を顕著に改善し、学習習得能力および空間記憶能力を高めることができ、アルツハイマー症候群などの神経変性疾患に対して積極的な治療的意義があり、その他のIDO阻害剤よりも優れている。本発明の化合物またはその薬学的に許容される塩は、DCがT細胞増殖を刺激する作用を促進し、さらに腫瘍疾患、自己免疫疾患、移植拒絶反応および感染症疾患の治療に使用することができ、しかも他のIDO阻害剤よりも優れている。
一部の実施形態では、本発明は、式Iで表される化合物またはその薬学的に許容される塩を提供する。
式中、RとRはそれぞれ独立に、次の置換基、すなわち、H、置換または非置換のC1〜10アルキル、アルデヒド、置換または非置換のカルボニル、シアノ、CF、置換または非置換のC1〜10アルコキシ、置換または非置換のスルホン、置換または非置換のC3〜10シクロアルキル、置換または非置換のC2〜10アルケニル、置換または非置換のC6〜20アリール、置換または非置換のC3〜14ヘテロアリールからなる群より選ばれるものである;
とRはそれぞれ独立に、次のシングル置換基、すなわち、H、置換または非置換のC1〜10アルキル、置換または非置換のC3〜10シクロアルキル、シアノ、置換または非置換のC1〜10アルコキシ、置換または非置換のスルホン、置換または非置換のC6〜20アリール、置換または非置換のC3〜14ヘテロアリールからなる群より選ばれるものである;
または、RとRはそれぞれ独立にジ置換基より選ばれるものであり、それによってaまたはb位のC原子と一緒に
を形成し、その中のCはすなわち、aまたはb位のC原子であり、mは、0〜6から選ばれる整数であり、例えば、0または1または2または3または4または5または6である;さらに、R、Rがaまたはb位のC原子と形成される基は、C=CH
である。
nは、0〜6から選ばれる整数であり、例えば、0または1または2または3または4または5または6であり、好ましくは、nは、0または1または2、または3である。
一部の実施形態では、本発明は、上記Iで表される化合物またはその薬学的に許容される塩を提供する。式中、RとRはそれぞれ独立に、次の置換基、すなわち、一つ以上のハロゲン,ヒドロキシ,カルボキシ,カルボニル,アルデヒド,シアノ,アミノ,アリール,ヘテロアリール,C1〜6アルキル,C3〜12シクロアルキル,C2〜6アルケニル,C3〜12シクロアルケニルにより置換されたC1〜6アルキル、カルボニル、C1〜6アルコキシ、スルホン、グアニルまたはスルホキシドから選ばれるものであり、その中で、C1〜6アルキル、カルボニル、C1〜6アルコキシ、スルホン、グアニルまたはスルホキシドの置換基としてのカルボキシ、カルボニル、アルデヒド、シアノ、アリール、ヘテロアリール、C3〜12シクロアルキル、C2〜6アルケニル、C3〜12シクロアルケニルは、一つ以上のH,ハロゲン,C1〜6アルキル,カルボニル,C1〜6アルコキシまたはスルホキシドまたはスルホンにより置換され、前記ハロゲンは、F、Cl、Br、Iからなる群より選ばれる。
一部の実施形態では、本発明は、上記Iで表される化合物またはその薬学的に許容される塩を提供する。式中、RとRはそれぞれ独立に、次の置換基、すなわち、H、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、RC(O)−、RS(O)x−からなる群より選ばれるものであり、Rは、C1〜10アルキル、C3〜12シクロアルキル、ヒドロキシ,シアノ,C1〜6アルキル,C3〜12シクロアルキル,C1〜6アルコキシ,アリールまたはヘテロアリールにより置換されたC1〜10アルキルまたはC3〜12シクロアルキルから選ばれるものであり、xは1または2である;
とRはそれぞれ独立に、次のシングル置換基、すなわち、H、置換または非置換のC1〜10アルキル、置換または非置換のC3〜10シクロアルキル、シアノ、置換または非置換のC1〜10アルコキシ、置換または非置換のスルホン、置換または非置換のC6〜20アリール、置換または非置換のC3〜14ヘテロアリールからなる群より選ばれるものである;
または、RとRはそれぞれ独立にジ置換基より選ばれるものであり、それによってaまたはb位のC原子と一緒に
を形成する。
一部の実施形態では、本発明は、上記Iで表される化合物またはその薬学的に許容される塩を提供する。式中、RとRはそれぞれ独立に、次の置換基、すなわち、H、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、RC(O)−、RS(O)−からなる群より選ばれるものであり、Rは、C1〜10アルキル;C3〜12シクロアルキル;ヒドロキシ;シアノ,C1〜6アルキル,C3〜12シクロアルキル,C1〜6アルコキシ,アリールまたはヘテロアリールにより置換されたC1〜6アルキルまたはC3〜8シクロアルキルから選ばれるものであり、xは2であり、RとRはいずれもHである。
一部の実施形態では、本発明は、式I中のR、R、RがそれぞれHである場合、下記式Iで表される化合物が得られる、上記Iで表される化合物またはその薬学的に許容される塩を提供する。
式中、Rは、次の置換基、すなわち、H;アミノ;スルホン;ニトロ;カルボニル;グアニル;C1〜6アルキル;ハロゲン,ヒドロキシ,カルボキシ,カルボニル,アルデヒド,シアノ,アミノ,アリール,ヘテロアリール,C3〜12シクロアルキル,C2〜6アルケニル,C3〜12シクロアルケニルにより置換されたグアニルまたはC1〜6アルキルまたはC1〜6アルコキシまたはカルボニルまたはスルホンまたはスルホキシドから選ばれるものであり、nは0〜6から選ばれる整数であり、例えば、0、1、2、3、4、5または6であり、好ましくは、nは1または2である。
一部の実施形態では、本発明は、式I中のRがHである場合、構造式II
を得る、上記Iで表される化合物またはその薬学的に許容される塩を提供する。式中、nは0〜6から選ばれる整数であり、例えば、0、1、2、3、4、5または6である。
一部の実施形態では、本発明は、式I中のRが、Rにより置換されたカルボニルである場合、下記構造式IIIを得る、上記Iで表される化合物またはその薬学的に許容される塩を提供する。
式中、Rは、H;C1〜6アルキル;ハロゲン,ヒドロキシ,カルボキシ,カルボニル,アルデヒド,シアノ,アミノ,アリール,ヘテロアリール,C3〜12シクロアルキル,C2〜6アルケニル,C3〜12シクロアルケニルにより置換されたC1〜6アルキルまたはC1〜6アルコキシから選ばれるものであり、nは0〜6から選ばれる整数であり、例えば、0、1、2、3、4、5または6である。
さらに、Rは、C1〜6アルキル;ハロゲン,ヒドロキシ,カルボキシ,カルボニル,アルデヒド,シアノ,アミノ,アリール,ヘテロアリール,C3〜12シクロアルキル,C2〜6アルケニル,C3〜12シクロアルケニルにより置換されたC1〜6アルキルまたはC1〜6アルコキシから選ばれるものである。
前記Rは、C1〜6アルキル;ハロゲン,ヒドロキシ,カルボキシ,カルボニル,アルデヒド,シアノ,アミノ,アリール,ヘテロアリール,C3〜12シクロアルキル,C2〜6アルケニル,C3〜12シクロアルケニルにより置換されたC1〜6アルキルまたはC1〜6アルコキシから選ばれるものである。
一部の実施形態では、本発明は、式I中のRがHである場合、下記式IVで表される化合物が得られる、上記Iで表される化合物またはその薬学的に許容される塩を提供する。
式中、Rは、次の置換基、すなわち、H、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、RC(O)−、RS(O)−からなる群より選ばれるものであり、Rは、H;C1〜10アルキル;C3〜12シクロアルキル;ヒドロキシ,シアノ,CF,C1〜6アルキル,C3〜10シクロアルキル,アルコキシ,アリールまたはヘテロアリールにより置換されたC1〜10アルキルまたはC3〜12シクロアルキルから選ばれるものであり、mは1または2である;
とRはそれぞれ独立に、次の置換基、すなわち、H;C1〜10アルキル;C3〜12シクロアルキル;ヒドロキシ,シアノ,ハロゲン,C1〜6アルキル,C3〜10シクロアルキル,アルコキシ,アリールまたはヘテロアリールにより置換されたC1〜10アルキルまたはC3〜12シクロアルキルまたはC1〜10アルコキシまたはスルホンまたはC3〜14ヘテロアリールから選ばれるものである;
nは0〜6から選ばれる整数であり、例えば、0、1、2、3、4、5または6である;
さらに、Rは、次の置換基、すなわち、H、RC(O)−、RS(O)−からなる群より選ばれるものであり、Rは、H;C1〜10アルキル;C3〜12シクロアルキル;ヒドロキシ,シアノ,CF,C1〜6アルキル,C3〜10シクロアルキル,アルコキシ,アリールまたはヘテロアリールにより置換されたC1〜10アルキルまたはC3〜12シクロアルキルから選ばれるものであり、mは1または2である;
さらに、Rは、次の置換基、すなわち、RC(O)−、RS(O)x−から選ばれるものであり、Rは、C1〜6アルキル;C3〜8シクロアルキル;ヒドロキシ,シアノ,C1〜6アルキル,C3〜8シクロアルキル,C1〜6アルコキシ,アリールまたはヘテロアリールにより置換されたC1〜6アルキルまたはC3〜8シクロアルキルから選ばれるものであり、xは2であり、RとRはいずれもHである。
一部の実施形態では、本発明は、下記化合物またはその薬学的に許容される塩を提供する。
本発明の一般式および一般式の合成方法から、これらの具体的な化合物に限られない化合物を導き出すことができ、しかも本発明の一般式および一般式の合成方法の指導の下で創造的労力を要らずに当業者が得られる具体的な化合物は、いずれも本発明の範囲内である。
一部の実施形態では、本発明は、上記化合物
の合成方法、すなわち、汎用的な合成方法一を提供する。そのステップは下記通りである:
1)1aが酸化して2aを得る:
、上記酸化剤は、過酸化水素、オゾンまたは過酢酸の少なくとも一つを含むが、これらに限定されない;
2)1と2aがアルカリ性条件下で反応して2を得る:
、上記アルカリは、アルカリ金属の水酸化物を含むが、これに限定されず、好ましくは水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化バリウムから選ばれる;
3)2と3aが反応してIを得る:
式中、RとRはそれぞれ独立に、次の置換基、すなわち、H、置換または非置換のC1〜10アルキル、アルデヒド、置換または非置換のカルボニル、シアノ、CF、置換または非置換のC1〜10アルコキシ、置換または非置換のスルホン、置換または非置換のC3〜10シクロアルキル、置換または非置換のC2〜10アルケニル、置換または非置換のC6〜20アリール、置換または非置換のC3〜14ヘテロアリールからなる群より選ばれる;
とRはそれぞれ独立に、次のシングル置換基、すなわち、H、置換または非置換のC1〜10アルキル、置換または非置換のC3〜10シクロアルキル、シアノ、置換または非置換のC1〜10アルコキシ、置換または非置換のスルホン、置換または非置換のC6〜20アリール、置換または非置換のC3〜14ヘテロアリールからなる群より選ばれるものである;
または、RとRはそれぞれ独立にジ置換基より選ばれるものであり、それによってaまたはb位C原子と一緒に
を形成し、その中のCはすなわち、aまたはb位C原子であり、mは、0〜6から選ばれる整数である;
nは、0〜6から選ばれる整数である。
一部の実施形態では、本発明は、上記化合物
の合成方法、すなわち、汎用的な合成方法一Aを提供する。そのステップは下記通りである:
1)1aが酸化して2aを得る:

2)1と2aがアルカリ性条件下で反応して2を得る:

3)2と3aが反応してIを得る:
式中、Rは、次の置換基、すなわち、H;アミノ;スルホン;ニトロ;カルボニル;グアニル;C1〜6アルキル;ハロゲン,ヒドロキシ,カルボキシ,カルボニル,アルデヒド,シアノ,アミノ,アリール,ヘテロアリール,C3〜12シクロアルキル,C2〜6アルケニル,C3〜12シクロアルケニルにより置換されたグアニルまたはC1〜6アルキルまたはC1〜6アルコキシまたはカルボニルまたはスルホンまたはスルホキシドから選ばれるものであり、nは、0〜6から選ばれる整数である。
上記酸化剤は好ましくは、過酸化水素、オゾンまたは過酢酸の少なくとも一つを含むが、これらに限定されない;
上記アルカリは、アルカリ金属の水酸化物から選ばれるが、これに限定されず、好ましくは水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化バリウムから選ばれる。
一部の実施形態では、本発明は、上記化合物
の合成方法、すなわち、汎用的な合成方法二を提供する。そのステップは下記通りである:
1)2と3a’とが反応してIIaを得る;
2)酸性条件下でIIaは脱保護して、アルカリ性条件下で反応してIIを得る:
式中、nは0または1または2または3または4であり、
上記アルカリは、アルカリ金属またはアルカリ土類金属の水酸化物から選ばれるが、これらに限定されず、好ましくは水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化バリウムから選ばれる。
一部の実施形態では、本発明は、化合物
の合成方法、すなわち、汎用的な合成方法三を提供する。そのステップは下記通りである:
nは、0または1または2または3または4であり、
式IIaが酸性条件下で反応してII’を得る。
一部の実施形態では、本発明は、上記化合物
の合成方法、すなわち、汎用的な合成方法四を提供する。そのステップは下記通りである:
1)IIと4aが反応してIIIaを生成する;
式中、Rは、H、OH、CN、CH3−m、ニトロ、C1〜9アルキル、C1〜9アルコキシ、C3〜9シクロアルコキシ、C3〜12シクロアルキル、C1〜6ヘテロアルキル、3〜12員ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ハロゲン,ヒドロキシ,カルボキシ,カルボニル,アルデヒド,シアノ,アミノ,スルホン,アリール,ヘテロアリール,C3〜12シクロアルキル、C3〜12シクロアルケニルにより置換されたC1〜6アルキルまたはC1〜9アルコキシまたはアリールまたはヘテロアリールまたはカルボニルから選ばれるものであり、mは1または2または3であり、好ましくは、mは、2または3である;
2)IIIaがアルカリ性条件下でIIIを生成する

具体的には、Rは、H、OH、CN、CH3−m、ニトロ、C1〜9アルキル、C3〜9シクロアルコキシ、C3〜12シクロアルキル、C1〜6ヘテロアルキル、3〜12員ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ハロゲン,ヒドロキシ,カルボキシ,カルボニル,アルデヒド,シアノ,アミノ,スルホン,アリール,ヘテロアリール,C3〜12シクロアルキル、C3〜12シクロアルケニルにより置換されたC1〜6アルキルまたはC1〜9アルコキシまたはアリールまたはヘテロアリールから選ばれるものである。さらに、Rは、H、OH、CN、CF、CHCl、CHCl、ニトロ、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、1−メチルブチル、2−メチルブチル、3−メチルブチル、1,1−ジメチルプロピル、2,2−ジメチルプロピル、1,2−ジメチルプロピル、1−エチルプロピル、ヘキシル、ペンチルメチル、ペンチルエチル、ペンチルプロピル、ペンチルブチル、ヘキシルメチル、ヘキシルエチル、ヘキシルプロピル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロプロピルメチル、シクロプロピルエチル、シクロプロピルプロピル、シクロブチルメチル、シクロブチルエチル、シクロブチルプロピル、シクロペンチルメチル、シクロペンチルエチル、シクロペンチルプロピル、シクロヘキシルメチル、シクロヘキシルエチル、シクロヘキシルプロピル、P−メトキシベンジル(PMB)、ベンジル(Bn)から選ばれるものである;
または、Rは、置換フラン、ピロール、チオフェン、ピラゾール、イミダゾール、オキサゾール、チオフェン、イソオキサゾール、イソチアゾール、ピリジン、ピラン、チオピラン、ピリダジン、ピリジン、ピラジン、ピペラジンからなる群より選ばれるいずれか一つであり、ベンゼン環に二つの箇所で置換し、すなわち、ベンゾフラン、ベンゾピロール、ベンゾピペラジンを形成する;または
上記式4a中の基
は、カルバゾール、アクリジン、フェナジン、またはフェノチアジンから選ばれる。
本発明により提供される合成方法は、各合成目的化合物及びその中間体を実現するための一つのルートに過ぎず、1a、2a、3a、4a、1、2、3などの上記各ステップおよび番号は、いずれも独立し、本発明の方法により調製されたものに限定されない。
別途説明しない限り、本発明の上記または下記の各ステップの反応で選択される溶媒は、本分野における通常の溶媒であり、その選択原則は、反応物を溶解するが、反応に寄与せず、生成物を抽出するか、あるいは対応する生成物をその中で結晶させて不純物と分離することである。溶媒として、水、ハロゲン化アルカン、アルキルアミン、脂肪族炭化水素、エステル、アルコール、芳香族炭化水素、エーテル、複素環式溶媒などが挙げられる。具体的には、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ジエチルエーテル、酢酸エチル、酢酸、シクロヘキサン、ジクロロメタン、トリクロロメタン、テトラヒドロフラン、ピリジン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、ジメチルホルムアミド、トルエン、およびこれらの少なくとも二つの混合物から選ばれるが、これらの溶媒に限定されない。
別途説明しない限り、本発明の上記または下記の各反応において、反応物が過剰である場合、反応を終止するために、過剰の反応物と反応できる物質を添加してクエンチング反応を行うことができる。
別途説明しない限り、本発明の上記または下記の各反応において、各ステップの反応における生成物の精製方法は、抽出、結晶化、溶媒除去、カラムクロマトグラフィーからなる群より選ばれる。いずれの操作は本分野の通常技術であり、当業者は具体的な状況によって処理できる。
本発明の一般式で使用される各番号は、一般式を説明するために便利に使用される番号であり、それらは具体的な実施例において1、2、3などのその他の番号に変更されてもよい。これは、説明の便宜上、その構造式および反応式の本質を影響しない、一般式および一般式反応式の表現である。
一般式I−IIIにカバーされた化合物及びその具体的な物質のキラルまたはシス−トランス異性体、および任意の割合での異性体の混合物は、いずれも一般式I−IIIにカバーされた化合物及びその具体的な物質の範囲内である。
一部の実施形態では、本発明は、上記化合物、すなわち、一般式I−IIIにカバーされた化合物及び上記具体的な化合物、またはその薬学的に許容される塩と、一つ以上の薬学的に許容される医薬品添加剤とを含む、医薬組成物を提供する。
本発明で使用される「薬学的に許容される塩」は、薬学的に許容される酸および塩基付加塩および溶媒和物を指す。そのような薬学的に許容される塩は、酸の塩を含む。酸は、塩酸、硫酸、硝酸、リン酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸、ギ酸、酢酸、p−トルエンスルホン酸、スルフィン酸、メタンスルホン酸、安息香酸、フマル酸、クエン酸、酒石酸、マレイン酸、脂肪酸を含む。非毒性の薬物の塩基付加塩は塩基の塩を含み、そのような塩基は、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、アルミニウム、アンモニウムを含む。
一部の実施形態では、本発明は、インドールアミン2,3−ジオキシゲナーゼの活性を阻害でき、インドールアミン2,3−ジオキシゲナーゼを介したトリプトファン代謝経路を有する病理学的特徴の疾患の治療に使用される薬剤の製造に使用できる上記化合物またはその薬学的に許容される塩を提供する。当該薬剤は、がん、感染性疾患、神経変性疾患、うつ病、不安症、または加齢に伴う白内障の治療に使用される;
上記がんは、肺がん、肝がん、結腸がん、膵臓がん、乳がん、前立腺がん、脳がん、卵巣がん、子宮頸がん、精巣がん、腎臓がん、頭頚部がん、リンパ腫、黒色腫または白血病から選ばれる;
上記神経変性疾患は、アルツハイマー病である;
上記感染性疾患は、細菌、真菌、ウイルスまたは寄生虫によって引き起こされる感染症を指す。
一部の実施形態では、本発明は、治療に有効量の上記化合物またはその薬学的に許容される塩を供与することを含む、インドールアミン2,3−ジオキシゲナーゼの活性の阻害に上記化合物またはその薬学的に許容される塩を使用する方法、またはインドールアミン2,3−ジオキシゲナーゼを介したトリプトファン代謝経路を有する病理学的特徴の疾患の治療に上記化合物またはその薬学的に許容される塩を使用する方法を提供する。上記疾患は、がん、感染性疾患、神経変性疾患、うつ病、不安症、または加齢に伴う白内障から選ばれる;上記がんは、肺がん、肝がん、結腸がん、膵臓がん、乳がん、前立腺がん、脳がん、卵巣がん、子宮頸がん、精巣がん、腎臓がん、頭頚部がん、リンパ腫、黒色腫または白血病から選ばれる;上記神経変性疾患は、アルツハイマー病である;上記感染性疾患は、細菌、真菌、ウイルスまたは寄生虫によって引き起こされる感染症を指す。
本発明の実施例の活性テストの結果、本発明により得られた化合物が優れたインドールアミン2,3−ジオキシゲナーゼ阻害活性を有し、しかもその阻害効果が化合物INCB024360よりも有意に優れていることは示された。インビボ試験の結果、本発明の化合物は腫瘍に対して高い阻害率を有し、腫瘍に対する治療効果は化合物INCB024360およびそのIDO阻害剤よりも有意に優れていることは示された。さらに、投与前後のマウスの体重を測定することにより、その他のIDO阻害剤と比べ、本発明のインドールアミン2,3−ジオキシゲナーゼ阻害剤は、腫瘍治療に使用される時に薬剤の副作用を有意に低減し、マウスの生活の質を有意に向上させたことは明らかになり、臨床上では患者の生活の質を向上させるだけではなく、患者の服薬コンプライアンスおよび薬剤の有効性を有意に向上させることができる。
本発明の化合物は、動物の学習記憶障害を顕著に改善し、学習習得能力および空間記憶能力を高めることができ、アルツハイマー症候群などの神経変性疾患に対して積極的な治療的意義があり、その効果は、その他のIDO阻害剤よりも優れている。
T細胞増殖反応実験により、本発明の化合物は、DCがT細胞増殖を刺激する作用を促進し、さらに腫瘍疾患、自己免疫疾患、移植拒絶反応および感染症疾患の治療に使用することができ、しかも他のIDO阻害剤よりも優れていることは明らかになった。
本発明のインドールアミン2,3−ジオキシゲナーゼ阻害剤は、インドールアミン2,3−ジオキシゲナーゼを介したトリプトファン代謝経路を有する病理学的特徴の疾患を治療するための薬剤の製造に使用される時に、以下の技術的な利点がある:
1)抗腫瘍効果は顕著である。本発明の化合物は有意なインドールアミン2,3−ジオキシゲナーゼ阻害活性を有し、しかもインビボ試験により、本発明の化合物の抗腫瘍率は、陽性対照薬シクロホスファミドおよび化合物INCB024360より明らかに高いことは示された。
2)副作用は軽減される。本発明の化合物はインドールアミン2,3−ジオキシゲナーゼ阻害剤であり、インドールアミン2,3−ジオキシゲナーゼの活性を阻害してT細胞の増殖阻害を逆転して生体の免疫機能を調節することにより、腫瘍細胞に対する人体免疫系のモニタリングおよび殺傷作用を達成する。この特殊な作用メカニズムに基づき、この化合物は人体の正常細胞の成長に悪影響を与えずに腫瘍細胞の成長を阻害するため、薬物の副作用を大幅に減少させることができる。さらに、T細胞の増殖に関連する自己免疫疾患、移植拒絶反応および感染症に対して顕著な治療効果がある。
3)アルツハイマー症候群などの神経変性疾患を治療するには顕著な効果があり、動物の学習記憶障害を顕著に改善し、学習習得能力および空間記憶能力を顕著に高めることができる。
以下、本発明を具体的な実施形態により詳しく説明するが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではない。そして、本発明の一般式、一般式の合成方法(汎用的な合成方法一、汎用的な合成方法一A、汎用的な合成方法二、汎用的な合成方法三、汎用的な合成方法四)および具体的な実施形態の指導の下で、創造的労力を要らずに当業者が得られる具体的な化合物は、いずれも本発明の範囲内である。
[実施例1]
反応1
化合物1(903mg、10mmоl)をアセトン(10mL)に溶解した後、室温で炭酸カリウム(2.76g、20mmоl)を加え、室温で0.5時間撹拌し、塩化ベンゼンスルホニルを滴下し、室温で終夜撹拌し、水を入れてクエンチし、酢酸エチルで抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮して白色粉末900mgを得た。
反応2
化合物2(230mg、1mmоl)をアセトニトリル(5mL)に溶解し、室温で0.5時間撹拌した後、2a(320mg、2mmоl)を加え、60℃で24時間加熱してから直接にスピン乾燥し、pre−HPLCで目的の生成物210mgを得た。
反応3
化合物3(171mg、0.5mmоl)をジクロロメタン(10mL)に溶解し、室温で5分間撹拌した後、トリフルオロ酢酸(5mL)を加え、室温で2時間反応させてから直接にスピン乾燥し、目的の生成物4を得、粗生成物を次のステップで直接に使用した。
反応4
化合物4(120mg、0.5mmоl)をテトラヒドロフランに溶解し、化合物4a(120mg、0.5mmоl)を加え、室温で10分間撹拌した後、1Nの水酸化ナトリウム(1mL)を滴下し、室温で10分間撹拌し、反応液を濃縮した後、pre−HPLCで目的の生成物5mgを得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6): δ(ppm) : 11.45 ( s, 1H), 8.89 ( s, 1H), 7.76-7.77(m, 2H), 7.48-7.52 (m, 3H), 7.10-7.20(m, 3H), 6.75-6.77 (m, 2H), 6.27 (s, 1H),3.73-3.77(m,2H),2.52-2.69(m,2H)。
HPLC purity: @214nm 99.5 %, @254nm 100%。
LC-MS: m/z 541 [M+1]。
合成方法一および実施例1を参考にして下記の化合物を合成した。
[実施例10]
反応1
化合物1a(682mg、2mmоl)をトリフルオロ酢酸(13mL)に溶解した後、室温で30%Hを滴下し、50℃で終夜反応させた。反応液は濁った状態から透明な黄色の溶液に変え、反応が完了した後に飽和亜硫酸ナトリウム溶液でクエンチし、KI澱粉試験紙に色が示されなくなった後、酢酸エチル(50mL*2)で抽出し、有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮した後、カラムクロマトグラフィー(石油エーテル→石油エーテル:酢酸エチル=1:1)で淡黄色の固体2a(500mg、収率67%)を得た。
反応2
エチレンアミン1(30mg、0.5mmоl)を化合物2a(170mg、0.5mmоl)のテトラヒドロフラン(10mL)溶液に加えた後、1NのNaOH(0.4mL)を加え、反応液を室温で0.5時間撹拌し、その反応液から直接に化合物2(120mg)を調製して得た。
反応3
化合物2(120mg、0.33mmоl)と化合物3a(100mg、0.33mmоl)のメタノール(10mL)溶液を室温で終夜撹拌し、反応液を濃縮した後、、カラムクロマトグラフィー(石油エーテル→石油エーテル:酢酸エチル=1:1)で化合物3(42mg、23%)を得た。
反応4
トリフルオロ酢酸(0.6mL)を化合物3(31mg、0.05mmоl)のジクロロメタン(3mL)溶液に加え、室温で終夜撹拌し、反応液を濃縮した後、pre−HPLCでXSD3−047(9mg、収率68%)を調製して得た。目的の化合物は、1H-NMR (400MHz, DMSO-d6): δ(ppm) : 11.4 ( s, 1H), 8.88 ( s, 1H),7.22-7.11 (m, 2H), 6.71-6.5 (m, 3H), 6.38-6.21 (m,2H), 3.37 (m, 3H), 3.01 (m, 2H)。MS: m/z401.2 [M+1]である。
[実施例11]
反応1
プロピレンジアミン(35mg、0.5mmоl)を化合物1(170mg、0.5mmоl、合成方法の詳細について、XSD3−047 Final reportの化合物2aの合成を参照)のテトラヒドロフラン(10mL)溶液に加え、反応液を室温で0.5時間撹拌し、反応液から直接に目的の生成物130mgを調製して得た。
反応2
化合物2(130mg、0.33mmоl)と化合物1a(100mg、0.33mmоl)のメタノール(10mL)溶液を室温で終夜撹拌し、反応液を濃縮した後、カラムクロマトグラフィー(石油エーテル→石油エーテル:酢酸エチル=1:1)で化合物3(78mg、45%)を得た。
反応3
トリフルオロ酢酸(0.6mL)を化合物3(31mg、0.05mmоl)のジクロロメタン(3mL)溶液に加え、室温で終夜撹拌した後、1NのNaoH溶液でpH=12に調節し、続いて20分間撹拌し、LCMSで反応をモニタリングし、反応が終了した後に0.5NのHClで反応液を中性に調節し、反応液を濃縮した後にpre−HPLCで目的の生成物(9mg、収率68%)を調製して得た。目的の化合物は、1H-NMR (400MHz, DMSO-d6): δ(ppm) : 11.4 ( s, 0.6 H), 8.88 ( s, 1H), 7.6(s, 1H), 7.4-6.7 (m, 6H), 6.7 (s, 1H), 6.24(s, 1H),3.19-3.14 (m, 4H), 1.75 (m, 2H)。MS: m/z 415.2 [M+1]である。
[実施例12]
反応1
化合物1(384mg、1mmоl、調製方法の詳細は、3047の実施例の調製方法を参照)と化合物1a(100mg、1.1mmоl)のテトラヒドロフラン(10mL)溶液を室温で48時間撹拌し、反応液から直接に目的の化合物2(89mg、収率20%)を調製して得た。
反応2
化合物(89mg、0.2mmоl)をTHF(10mL)に溶解した後、1NのNaOH溶液でpH=12に調節し、続いて20分間撹拌し、LCMSで反応をモニタリングし、反応が終了した後に0.5NのHClで反応液を中性に調節し、反応液を濃縮した後にpre−HPLCで目的の生成物(13mg、収率15%)を調製して得た。目的の化合物は、1H-NMR (400MHz, DMSO-d6): δ(ppm) : 11.47( s, 0.6 H), 8.92 ( s, 1H),7.50-7.09(m, 5H), 6.70 (s, 1H), 6.28 (s, 1H), 2.72-2.50 (m, 4H),2.50 (m, 3H)。MS: m/z 416.2 [M+1]である。
[実施例13]
反応1
化合物1(102mg、0.016mmоl、合成方法について、XSD3−047 Final reportを参照)をTHF(10mL)に溶解した後、室温で1NのNaOH溶液(0.1mL)を加え、室温で0.2時間撹拌し、LCMSで反応をモニタリングし、反応が終了した後に0.5NのHCl溶液でpHを中性に調節し、目的の生成物52mgを調製して得た。目的の化合物は、1H-NMR (400MHz, DMSO-d6): δ(ppm) : 11.45 ( s, 1H), 8.89 ( s, 1H), 8.24 (m, 1H),7.76-7.77(m, 2H),7.14-7.20(m, 2H), 7.18(s, 1H), 6.31 (s, 1H),3.33-3.67(m,4H),1.44-1.48(m,18H)。MS: m/z 601.2 [M+1]である。
[実施例14]
化合物1(52mg、0.1mmоl、合成方法について、XSD3−048 Final reportを参照)をTHF(10mL)に溶解した後、室温でTFA(0.5mL)を加え、室温で12時間撹拌し、LCMSで反応をモニタリングし、pre−HPLCで目的の生成物15mgを得た。目的の化合物は、1H-NMR (400MHz, DMSO-d6): δ (ppm) : 11.44 ( s, 1H), 10.85 ( s, 1H), 8.91 ( s, 1H), 8.49 ( s, 1H),7.18-7.09(m,3H), 6.78-6.75 (m, 1H), 6.28-6.25(m, 1H),3.33-3.19(m,4H),1.85-1.78(m,2H),1.5(s,3H)である。LC−MSキャラクタライゼーションの結果:m/z 515 [M+1]。
[実施例15]
反応1
化合物1(100mg、0.23mmоl)をアセトン(10mL)に溶解した後、室温で炭酸カリウム(0.276g、2.0mmоl)を加え、室温で0.5時間撹拌し、塩化ベンゼンスルホニルを滴下し、室温で終夜撹拌し、水を入れてクエンチし、酢酸エチルで抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した粗生成物を直接に次のステップに使用した。
反応2
化合物2(120mg、0.5mmоl)をテトラヒドロフラン/水に溶解した後、1NのNaOH(1mL)を滴下し、室温で10分間撹拌し、反応液を濃縮した後にpre−HPLCで目的の化合物20mgを調製して得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6): δ (ppm) : 11.45 ( s, 1H), 8.90 ( s, 1H), 7.75-7.77(m, 2H), 7.46-7.52 (m, 3H), 7.12-7.20(m, 1H), 7.10-7.11(m, 1H), 6.75-6.78(m, 2H), 6.19 (s, 1H),4.25(m, 2H), 3.11-3.19(m, 4H),1.67-1.70(m,2H)。
HPLC purity: @214nm 99.2 %, @254nm 99.3%。
LC-MS: m/z 555 [M+1]。
[実施例16]
反応1
化合物1(106mg、0.25mmоl)をアセトン(10mL)に溶解した後、炭酸カリウム(138mg、1mmоl)を加え、化合物1a(49mg、0.25mmоl)を滴下し、室温で終夜撹拌し、水を入れてクエンチし、酢酸エチルで抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮して粗生成物100mgを得た。
反応2
化合物2(100mg)をメタノールに溶解し、室温で10分間撹拌し、1NのNaOH(1mL)を滴下し、室温で10分間撹拌し、反応液を濃縮した後、pre−HPLCで目的の生成物12mgを調製して得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6): δ (ppm) : 11.45 ( s, 1H),8.90(s, 1H), 7.10-7.21 (m, 2H), 6.76-7.17(m, 4H), 6.28 (m, 1H),3.33-3.40 (m, 4H),2.76(m,2H), 0.98-1.86(m,11H)。
HPLC purity: @214nm93.7%, @254nm 97.6%。
LC-MS: m/z 563 [M+1]。
[実施例17]
反応1
化合物1(110mg、0.25mmоl)をアセトン(10mL)に溶解した後、炭酸カリウム(138mg、1mmоl)を加え、化合物1a(47.5mg、0.25mmоl)を滴下し、室温で終夜撹拌し、水を入れてクエンチし、酢酸エチルで抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮して粗生成物100mgを得た。
反応2
化合物2(100mg)をメタノールに溶解し、室温で10分間撹拌し、1NのNaOH(1mL)を滴下し、室温で10分間撹拌し、反応液を濃縮した後、pre−HPLCで目的の生成物15mgを調製して得た。
1H-NMR (400MHz, CDCl3): δ (ppm) : 9.96 ( s, 1H),7.77-7.79(m, 2H), 6.18-7.32 (m, 9H), 3.31-3.42(m, 4H),2.40 (s, 3H),1.76(m,2H)。
HPLC purity: @214nm98.6%, @254nm 98.9%。
LC-MS: m/z 571 [M+1]。
[実施例18]
反応1
化合物1(96mg、10mmоl)と化合物1a(48mg、0.25mmоl)をアセトニトリル(10mL)に溶解した後、室温で終夜撹拌し、水を入れてクエンチし、酢酸エチルで抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮して粗生成物100mgを得た。
反応2
化合物2(100mg)をメタノールに溶解し、室温で10分間撹拌し、1NのNaOH(1mL)を滴下し、室温で10分間撹拌し、反応液を濃縮した後、pre−HPLCで目的の生成物15mgを調製して得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6): δ (ppm) : 11.76 ( s, 1H), 11.45 ( s, 1H), 8.68-9.04(m, 3H), 7.09-7.20 (m, 2H), 6.73-6.77(m, 1H), 6.33-6.36 (m, 1H), 3.53-3.54 (m, 2H),3.44-3.46(m,2H),1.18(m,1H),
1.00-1.02(m,2H),0.90-0.92(m,2H)。
HPLC purity: @214nm 98.8 %, @254nm 99.8%。
LC-MS: m/z 471 [M+1]。
[実施例19]
反応1
化合物1(96mg、0.25mmоl)と化合物1a(48mg、0.25mmоl)をアセトニトリル(10mL)に溶解した後、室温で終夜撹拌し、水を入れてクエンチし、酢酸エチルで抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮して粗生成物100mgを得た。
反応2
化合物2(100mg)をメタノールに溶解し、室温で10分間撹拌し、1NのNaOH(1mL)を滴下し、室温で10分間撹拌し、反応液を濃縮した後、pre−HPLCで目的の生成物12mgを調製して得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6): δ (ppm) : 11.48 ( s, 1H), 11.28 ( s, 1H), 8.75-8.92(m, 3H), 7.09-7.20 (m, 2H), 6.73-6.77(m, 1H), 6.35-6.38 (m, 1H), 3.53-3.54 (m, 2H),3.44-3.46(m,2H), 3.24-3.28(m,2H), 2.13-2.20(m,3H),1.77-1.98(m,2H)。
HPLC purity: @214nm 97.9 %, @254nm 98.6%。
LC-MS: m/z 485 [M+1]。
[実施例20]
反応1
化合物1(500mg、5.5mmоl)を3mLのジクロロメタンに溶解し、続いてO−(7−アザベンゾトリアゾール)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(128mg、0.336mmоl)、シクロヘキサンカルボン酸(800mg、6.25mmоl)、およびジイソプロピルエチルアミン(1.16g、896mmоl)をこの順で加え、窒素ガスの保護下で室温で終夜反応し、水を入れてクエンチし、酢酸エチル(50mL×5)で抽出し、抽出液を合併して飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下でスピン乾燥して生成物40mgを得て直接に次のステップに使用した。
反応2
化合物2(530mg、2.65mmоl)をアセトニトリル(5mL)に溶解した後、2a(850mg、5.3mmоl)を加え、室温で24時間撹拌し、直接にスピン乾燥させて生成物300mgを得て直接に次のステップに使用した。
反応3
化合物3(300mg、0.99mmоl)をジクロロメタン(10mL)に溶解し、室温で5分間撹拌した後、トリフルオロ酢酸(5mL)を加え、室温で2時間反応してから直接にスピン乾燥させ、200mgの目的の生成物4を得、粗生成物を直接に次のステップに使用した。
反応4
化合物4(200mg、0.99mmоl)をテトラヒドロフランに溶解し、化合物4a(250mg、1.0mmоl)を加え、室温で10分間撹拌し、1NのNaOH(1mL)を滴下し、室温で10分間撹拌し、反応液を濃縮した後、pre−HPLCで目的の生成物3mgを調製して得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6): δ (ppm) : 11.90 ( s, 1H),11.55 ( s, 1H), 8.67-9.12(m, 3H), 7.10-7.20 (m, 2H),6.73-6.77(m, 1H), 6.37 (s, 1H),3.33-3.54(m,4H),2.16-2.21(m,1H),1.56-1.81(m, 6H), 1.15- 1.36 (m, 1H)。
HPLC purity: @214nm 97.7 %, @254nm 98.0%。
LC-MS: m/z511 [M+1]。
[実施例21]
反応1:
化合物1(35mg、0.2mmоl)と化合物2(90mg、0.22mmоl)を10mLのアセトニトリルに溶解し、90℃で16時間撹拌した後、反応液を直接にスピン乾燥させて化合物3を得、粗生成物を直接に次のステップに使用した(100mg)。
反応2:
化合物3(100mg、0.1mmоl)を1.5NのNaOH(2mL)のテトラヒドロフラン(5mL)溶液に溶解し、室温で0.5時間撹拌した後、pre−HPLCで目的の生成物(30mg、収率:30%)を調製して得た。
HNMR(DMSO,400M):11.40(s,1H),11.33(s,1H),9.09(s,1H),8.93(s,1H),8.,7(s,1H), 7.09-7.20(m,2H), 6.73-6.77(m,1H),6.36(s,1H)3.45-3.55 (m, 4H) ,2.31-2.33(m, 2H) , 0.95-0.99 (m,1H), 0.47-0.51 (m, 2H),0.16-0.20(m, 2H)。
HPLC purity: @214nm 98.8 %, @254nm 98.9%。
LC-MS: m/z 483.1 [M+1]。
[実施例22]
反応1:
化合物1(44mg、0.2mmоl)と化合物2(90mg、0.22mmоl)を10mLのアセトニトリルに溶解し、90℃で16時間撹拌した後、反応液を直接にスピン乾燥させて化合物3を得、粗生成物を直接に次のステップに使用した(100mg)。
反応2:
化合物3(100mg、0.1mmоl)を1NのNaOH(4mL)のテトラヒドロフラン(5mL)溶液に溶解し、室温で1時間撹拌した後、pre−HPLCで目的の生成物(35mg、収率:35%)を調製して得た。
HNMR(DMSO,400M):11.40(s,1H),11.33(s,1H),9.18(s,1H),9.02(s,1H),8.78(s,1H, 7.10-7.17(m,2H), 6.73-6.76(m,1H),6.35-6.38(m,1H)3.46-3.65 (m, 4H) ,2.26-2.38(m, 2H) , 1.47-1.69 (m,5H), 0.80-1.22 (m,6H),
HPLC purity: @214nm 96.5%, @254nm 96.5%。
LC-MS: m/z527.2 [M+1]。
[実施例23]
反応1:
化合物1(35mg、0.26mmоl)と化合物2(90mg、0.22mmоl)を10mLのアセトニトリルに溶解し、90℃で20時間撹拌した後、反応液を直接にスピン乾燥させて化合物4を得、粗生成物を直接に次のステップに使用した(110mg)。
反応2:
化合物3(100mg、0.2mmоl)を1NのNaOH(1.5mL)のテトラヒドロフラン(5mL)溶液に溶解し、室温で0.5時間撹拌した後、pre−HPLCで目的の生成物(15mg、収率:15%)を調製して得た。
HNMR(DMSO,400M):12.50(s,1H),11.50(br,1H),9.19(s,1H),8.65-8.91(m,2H)7.12-7.21(m,2H), 6.73-6.77(m,1H),6.36(s,1H)3.24-3.36 (m, 4H) ,1.77-1.84(m, 3H) , 0.90-1.02(m, 4H)。
HPLC purity: @214nm 98.6%, @254nm 98.3%。
LC-MS: m/z481.1 [M+1]。
[実施例24]
反応1:
化合物1(42mg、0.2mmоl)と化合物2(90mg、0.22mmоl)を10mLのアセトニトリルに溶解し、90℃で20時間撹拌した後、反応液を直接にスピン乾燥させて化合物4を得、粗生成物を直接に次のステップに使用した(120mg)。
反応2:
化合物3(110mg、0.2mmоl)を1NのNaOH(5mL)のテトラヒドロフラン(5mL)溶液に溶解し、室温で1時間撹拌した後、pre−HPLCで目的の生成物(35mg、収率:35%)を調製して得た。
HNMR(DMSO,400M):11.44(s,1H),11.35(s,1H),9.06(s,1H),8.92(s,1H),8.64(s,3H), 7.16-7.21(t,1H),7.09-7.11(q,1H), 6.74-6.78(m,1H),6.26-6.29(m,1H),3.23-3.34 (m, 4H) ,2.49-2.50 (m, 1H) , 1.61-1.81(m, 7H),1.17-1.32(m, 5H)。
HPLC purity: @214nm 99.4%, @254nm 99.8%。
LC-MS: m/z527.2 [M+1]。
[実施例25]
反応1:
二つの反応容器を並行させて化合物1(500mg、8.77mmоl)をDCMに溶解し、1a(3.3g、21.93mmоl)、HATU(4.01g、5.52mmоl)、DIEA(3.71g、56.5mmоl)を加え、室温で終夜撹拌した後、水を入れてクエンチし、酢酸エチルで抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、カラムクロマトグラフィーにより生成物128mgを得ることができる。
反応2
化合物2(128mg、0.743mmоl)をACNに溶解し、2a(300mg、0.752mmоl)を加え、90℃で終夜撹拌した後、酢酸エチルで抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮して粗生成物300mgを得ることができる。
反応3
化合物3(300mg)をTHF/HOに溶解し、室温で10分間撹拌し、1NのNaOH(1mL)を滴下し、室温で10分間撹拌し、完全に加水分解したことをLCMSで検測した後、1M HClを滴下して中性まで中和し、EA抽出液で濃縮した後、pre−HPLC(酸法)で目的の生成物25mgを調製して得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6): δ (ppm) : 11.341 ( s, 2H), 8.649-8.923(m, 4H), 6.274-7.188(m, 4H), 3.255-3.324 (m, 4H), 1.694-2.067(m,9H)。
HPLC purity: @214nm99.05%, @254nm 98.1%。
LC-MS: m/z497[M+1]。
[実施例26]
反応1:
化合物1(1.0g、10mmоl)と化合物2(2.7mg、30mmоl)を20mLのDMFに溶解し、室温で撹拌し、HATU(3.8g、10mmоl)、DIEA(6.5g、50mmоl)を加えて10時間撹拌した後、反応液に水60mLを入れ、酢酸エチルで抽出してスピン乾燥させ、カラムクロマトグラフィーにより生成物3(0.4g、収率:24%)を得た。
反応2:
化合物3(35mg、0.2mmоl)と化合物4(90mg、0.22mmоl)を10mLのアセトニトリルに溶解し、90℃で20時間撹拌した後、反応液を直接にスピン乾燥させて化合物5を得、粗生成物を直接に次のステップに使用した(120mg)。
反応3:
化合物3(110mg、0.2mmоl)を1NのNaOH(4mL)のテトラヒドロフラン(5mL)溶液に溶解し、室温で1時間撹拌した後、pre−HPLCで目的の生成物(15mg、収率:15%)を調製して得た。
HNMR(DMSO,400M):11.43(s,1H),11.27(s,1H),9.06(s,1H),8.92(s,1H),8.64(s,3H), 7.16-7.21(t,1H),7.09-7.11(q,1H), 6.74-6.78(m,1H),6.26-6.29(m,1H),3.23-3.35 (m, 4H) ,2.32-2.34 (m, 2H) , 1.80-1.84(m, 2H),0.95-1.01(m, 1H),0.49-0.51(m, 5H),0.18-0.19(m, 2H)。
HPLC purity: @214nm 96.5%, @254nm 97.9%。
LC-MS: m/z497.2 [M+1]。
[実施例27]
反応1:
化合物1(45mg、0.2mmоl)と化合物2(90mg、0.22mmоl)を10mLのアセトニトリルに溶解し、90℃で20時間撹拌した後、反応液を直接にスピン乾燥させて化合物4を得、粗生成物を直接に次のステップに使用した(120mg crude、y>99%)。
反応2:
化合物3(110mg、0.2mmоl)を1NのNaOH(4mL)のテトラヒドロフラン(5mL)溶液に溶解し、室温で1時間撹拌した後、pre−HPLCで目的の生成物(55mg、y=50%)を調製して得た。
HNMR (DMSO,400M): 11.53(s,1H),11.44(s,1H),9.13(s,1H),8.92(s,1H),8.67(s,1H), 7.16-7.21(t,1H), 7.09-7.11(q,1H), 6.74-6.78(m,1H),6.26-6.29(m,1H),3.23-3.34 (m, 4H) ,2.27-2.28 (m, 2H) , 1.66-1.84(m, 8H) ,0.91-1.17(m, 5H)。
LC-MS: m/z 583.2 [M+1]。
[実施例28]
反応1
化合物1(106mg、0.25mmоl)をアセトン(10mL)に溶解した後、炭酸カリウム(138mg、1mmоl)を加え、化合物1a(43.5mg、0.25mmоl)を滴下し、室温で終夜撹拌し、水を入れてクエンチし、酢酸エチルで抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮して粗生成物100mgを得た。
反応2
化合物2(100mg)をメタノールに溶解し、室温で10分間撹拌し、1NのNaOH(1mL)を滴下し、室温で10分間撹拌し、反応液を濃縮した後、pre−HPLCで目的の生成物9mgを調製して得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6): δ (ppm) : 11.48 ( s, 1H), 11.44 ( s, 1H), 8.92-8.95(m, 3H), 7.27-7.34 (m, 5H), 7.09-7.17(m, 2H), 6.74-6.76 (m, 1H), 6.32-6.35 (m, 1H),3.75-3.77(m,2H), 3.50-3.56(m,2H), 3.44-3.46(m,2H)。
HPLC purity: @214nm 97.9 %, @254nm 99.2%。
LC-MS: m/z 521 [M+1]。
[実施例29]
反応1
化合物1(110mg、0.25mmоl)をアセトン(10mL)に溶解した後、炭酸カリウム(138mg、1mmоl)を加え、化合物1a(43.5mg、0.25mmоl)を滴下し、室温で終夜撹拌し、水を入れてクエンチし、酢酸エチルで抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮して粗生成物100mgを得た。
反応2
化合物2(100mg)をメタノールに溶解し、室温で10分間撹拌し、1NのNaOH(1mL)を滴下し、室温で10分間撹拌し、反応液を濃縮した後、pre−HPLCで目的の生成物9mgを調製して得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6): δ (ppm) : 11.64 ( s, 1H), 11.42 ( s, 1H), 9.03-9.07(m, 3H), 7.27-7.34 (m, 5H), 7.09-7.17(m, 2H), 6.74-6.76 (m, 1H), 6.32-6.35 (m, 1H),3.75-3.77(m,2H), 3.14-3.34(m,4H), 1.80-1.84(m,2H)。
HPLC purity: @214nm 96.0%, @254nm 96.0%。
LC-MS: m/z 535 [M+1]。
[実施例30]
反応1
化合物1(330mg、0.75mmоl)をアセトン(30mL)に溶解した後、炭酸カリウム(414mg、3mmоl)を加え、化合物1a(130.5mg、0.75mmоl)を滴下し、室温で終夜撹拌し、水を入れてクエンチし、酢酸エチルで抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮して粗生成物300mgを得た。
反応2
化合物2(300mg)をメタノールに溶解し、室温で10分間撹拌し、1NのNaOH(1mL)を滴下し、室温で10分間撹拌し、反応液を濃縮した後、pre−HPLCで目的の生成物59mgを調製して得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6): δ (ppm) : 11.64 ( s, 1H), 11.42 ( s, 1H), 9.03-9.07(m, 4H), 7.32-7.35 (m, 2H), 7.15-7.32(m, 3H), 7.08-7.11(m, 1H) 6.74-6.77 (m, 1H), 6.25-6.28 (m, 1H),3.75-3.77(m,2H), 3.14-3.34(m,4H), 1.80-1.84(m,2H)。
HPLC purity: @214nm 99.90%, @254nm 99.70%。
LC-MS: m/z569[M+1]。
[実施例31]
反応1
化合物1(330mg、0.75mmоl)をアセトン(30mL)に溶解した後、炭酸カリウム(414mg、3mmоl)を加え、化合物1a(130.5mg、0.75mmоl)を滴下し、室温で終夜撹拌し、水を入れてクエンチし、酢酸エチルで抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮して粗生成物300mgを得た。
反応2
化合物2(300mg)をメタノールに溶解し、室温で10分間撹拌し、1NのNaOH(1mL)を滴下し、室温で10分間撹拌し、反応液を濃縮した後、pre−HPLCで目的の生成物35mgを調製して得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6): δ (ppm) : 11.64 ( s, 1H),11.42 ( s, 1H), 9.03-9.07(m, 4H), 7.32-7.35 (m, 2H),7.15-7.32(m, 3H), 7.08-7.11(m, 1H)6.74-6.77 (m, 1H), 6.25-6.28 (m, 1H),3.75-3.77(m,2H),3.14-3.34(m,4H),1.80-1.84(m,2H)。
HPLC purity: @214nm 99.40%, @254nm 99.25%。
LC-MS: m/z553[M+1]。
[実施例32]
反応1
化合物1(330mg、0.75mmоl)をテトラヒドロフラン(10mL)に溶解した後、炭酸カリウム(414mg、3mmоl)を加え、室温で20分間撹拌し、化合物1a(184mg、1mmоl)のテトラヒドロフラン溶液(1mL)を滴下し、室温で2時間撹拌し、水を入れてクエンチし、酢酸エチルで抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮して粗生成物500mgを得た。
反応2
化合物2(500mg)をテトラヒドロフラン(20mL)に溶解し、室温で5分間撹拌し、1NのNaOH(5mL)を滴下し、室温で30分間撹拌し、反応液に水と酢酸エチルを入れて抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した後の粗生成物をアセトニトリルに溶解し、pre−HPLCで目的の生成物29mgを調製して得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6): δ (ppm) : 11.91( s, 1H),11.43 ( s, 1H), 9.04(s, 1H), 8.90 (s, 1H),8.70(s,2H),7.25-7.23(m, 2H), 7.20-7.16 (m, 1H), 7.11-7.09 (m, 1H), 6.91-6.88(m,2H), 6.78-6.75(m,1H), 6.25(m,1H), 3.73(s,3H),3.68(s,2H), 3.28-3.23(m,4H),1.83-1.80(m,2H)。
HPLC purity: @214nm 99.2%, @254nm 99.7%。
LC-MS: m/z563.2[M+1]。
[実施例33]
反応1
化合物1(150mg、0.47mmоl)をDCMに溶解した後、EtNを加え、室温で1時間撹拌し、水を入れてクエンチし、酢酸エチルで抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮して粗生成物100mgを得ることができる。
反応2
化合物2(100mg、1.08mmоl)をACNに溶解し、2a(120mg、1.06mmоl)を加え、90℃で終夜撹拌し、酢酸エチルで抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮して粗生成物100mgを得ることができる。
反応3
化合物3(100mg)をTHF/HOに溶解し、室温で10分間撹拌し、1NのNaOH(1mL)を滴下し、室温で10分間撹拌し、反応液を濃縮した後、pre−HPLCで目的の生成物8mgを調製して得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6): δ (ppm) : 11.579 ( s, 1H),11.480 ( s, 1H), 8.718-8.917(m, 3H), 6.286-7.187(m, 4H), 3.255-3.324 (m, 4H),2.499-2.507(m, 1H), 1.570-1.843(m,8H)。
HPLC purity: @214nm97.3%, @254nm 98.1%。
LC-MS: m/z497[M+1]。
[実施例34]
反応1
化合物1(500mg、8.77mmоl)をDCMに溶解し、1a(3.3g、21.93mmоl)、HATU(4.01g、5.52mmоl)、DIEA(3.71g、56.5mmоl)を加え、室温で終夜撹拌した後、水を入れてクエンチし、酢酸エチルで抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、カラムクロマトグラフィーにより生成物120mgを得ることができる。
反応2
化合物2(120mg、1.08mmоl)をACNに溶解し、2a(100mg、1.06mmоl)を加え、90℃で終夜撹拌し、酢酸エチルで抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮して粗生成物100mgを得ることができる。
反応3
化合物3(100mg)をTHF/HOに溶解し、室温で10分間撹拌し、1NのNaOH(1mL)を滴下し、室温で10分間撹拌し、反応液を濃縮した後、pre−HPLCで目的の生成物12mgを調製して得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6): δ (ppm) : 12.041 ( s, 1H), 8.649-8.923(m, 3H), 6.274-7.188(m, 4H), 3.255-3.324 (m, 4H),2.509-2.683(m, 2H), 1.594-2.067(m,6H)。
HPLC purity: @214nm95.9%, @254nm 95.4%。
LC-MS: m/z497[M+1]。
[実施例35]
反応1
化合物1(1g、8.77mmоl)をDCMに溶解し、1a(6.3g、21.93mmоl)、HATU(4.01g、10.52mmоl)、DIEA(5.71g、56.5mmоl)を加え、室温で終夜撹拌した後、水を入れてクエンチし、酢酸エチルで抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、カラムクロマトグラフィーにより生成物200mgを得ることができる。
反応2
化合物2(200mg、1.08mmоl)をACNに溶解し、2a(420mg、1.06mmоl)を加え、90℃で終夜撹拌し、酢酸エチルで抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮して粗生成物100mgを得ることができる。
反応3
化合物3(100mg)をTHF/HOに溶解し、室温で10分間撹拌し、1NのNaOH(1mL)を滴下し、室温で10分間撹拌し、反応液を濃縮した後、pre−HPLCで目的の生成物12mgを調製して得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6): δ (ppm) : 11.579 ( s, 1H),11.480 ( s, 1H), 8.718-8.917(m, 3H), 6.286-7.187(m, 4H), 3.255-3.324 (m, 4H),2.499-2.507(m, 1H), 1.570-1.843(m,10H)。
HPLC purity: @214nm91.2%, @254nm 96.8%。
LC-MS: m/z511[M+1]。
[実施例36]
反応1
化合物1(500mg、8.77mmоl)をDCMに溶解し、1a(3.3g、21.93mmоl)、HATU(4.01g、10.52mmоl)、DIEA(5.71g、56.5mmоl)を加え、室温で終夜撹拌した後、水を入れてクエンチし、酢酸エチルで抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、カラムクロマトグラフィーにより生成物120mgを得ることができる。
反応2
化合物2(120mg、1.08mmоl)をACNに溶解し、2a(100mg、1.06mmоl)を加え、90℃で終夜撹拌し、酢酸エチルで抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮して粗生成物100mgを得ることができる。
反応3
化合物3(100mg)をTHF/HOに溶解し、室温で10分間撹拌し、1NのNaOH(1mL)を滴下し、室温で10分間撹拌し、反応液を濃縮した後、pre−HPLCで目的の生成物12mgを調製して得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6): δ (ppm) : 11.441 ( s, 2H), 8.649-8.923(m, 3H), 6.274-7.188(m, 4H), 3.255-3.324 (m, 4H), 1.694-2.067(m,11H)。
HPLC purity: @214nm99.1%, @254nm 99.3%。
LC-MS: m/z511[M+1]。
[実施例37]
反応1
化合物1(110mg、0.25mmоl)をアセトン(10mL)に溶解した後、炭酸カリウム(138mg、1mmоl)を加え、化合物1a(113mg、1mmоl)を滴下し、室温で終夜撹拌し、水を入れてクエンチし、酢酸エチルで抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮して粗生成物100mgを得た。
反応2
化合物2と2a(100mg)をメタノールに溶解し、室温で10分間撹拌し、1NのNaOH(1mL)を滴下し、室温で10分間撹拌し、反応液を濃縮した後、pre−HPLCで目的の生成物XSD3−087(15mg)を調製して得た。
XSD3-087-01 (17 mg)。
XSD3-087 1H-NMR (400MHz,DMSO): δ (ppm) : 11.41 ( s, 1H), 8.90(m, 1H), 6.18-7.32 (s, 1H),7.10-7.21(m, 2H),7.10-7.12 (m, 2H),6.76-6.79(m,1H),6.23(m,1H),3.12-3.23(m,4H),6.76-6.79(m,1H),2.67(s,3H),1.72-1.75(m,2H)。
HPLC purity: @214nm93.5%, @254nm 94.6%。
LC-MS: m/z492 [M+1]。
XSD3-087-01 1H-NMR (400MHz,DMSO): δ (ppm) : 11.43 ( s, 1H),8.90(m, 1H), 8.01 (m, 2H), 7.10-7.20 (s, 2H),6.85 (m, 1H),6.23(m, 1H),3.72-3.76 (m, 2H), 3.40(s,3H),3.24-3.26(m,2H),2.93(s,3H),1.87-1.91(m,2H)。
HPLC purity: @214nm98%, @254nm 98.6%。
LC-MS: m/z570 [M+3]。
[実施例38]
反応1
化合物1(100mg、0.21mmоl)をアセトン(10mL)に溶解した後、炭酸カリウム(78mg、0.55mmоl)を加え、化合物1a(41mg、0.23mmоl)を滴下し、室温で終夜撹拌し、水を入れてクエンチし、酢酸エチルで抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮して粗生成物100mgを得た。
反応2
化合物2(100mg)をTHF/HOに溶解し、室温で10分間撹拌し、1NのNaOH(1mL)を滴下し、室温で10分間撹拌し、反応液を濃縮した後、pre−HPLCで目的の生成物5mgを調製して得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6): δ (ppm) : 11.421 ( s, 1H),8.897(s, 1H), 7.153-7.197 (m, 2H),7.105-7.120 (m, 1H),6.746-7.098(m, 1H), 6.220 (s, 1H),4.078(s, 2H), 3.104-3.129 (m, 4H),2.735-2.761(m, 2H), 1.535-1.853(m, 7H), 0.976-1.202(m, 6H)。
HPLC purity: @214nm99.8%, @254nm 99.3%。
LC-MS: m/z575[M+1]。
[実施例39]
反応1
化合物1(1.0g、3.6mmоl)をアセトン(16mL)に溶解した後、炭酸カリウム(993mg、7.2mmоl)を加え、化合物1a(254mg、2.7mmоl)を滴下し、室温で終夜撹拌し、水を入れてクエンチし、酢酸エチルで抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮して粗生成物300mgを得た。
反応2
化合物2a(100mg)をアセトニトリルに溶解した後、化合物2(40mg、0.27mmоl)を加え、90℃で12時間撹拌し、水を入れてクエンチし、酢酸エチルで抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮して粗生成物80mgを得た。
反応3
化合物3(80mg)をDMFに溶解し、室温で10分間撹拌し、炭酸カリウム(132mg、0.96mmоl)を加え、室温で12時間撹拌し、水を入れてクエンチし、酢酸エチルで抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮して粗生成物60mgを得、pre−HPLCで目的の生成物14.2mgを調製して得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6): δ (ppm) : 11.53 ( s, 1H), 8.91 ( s, 1H), 8.58-8.27(m, 3H), 7.38-7.12 (m, 2H), 6.78(s, 1H), 6.28 (s, 1H), 3.65 (s, 3H),3.28-3.24(m, 4H), 1.79(s, 2H)。
HPLC purity: @214nm 94.5 %, @254nm 95.4%。
LC-MS: m/z 473 [M+1]。
[実施例40]
反応1
化合物1(1.0g、3.6mmоl)をアセトン(16mL)に溶解した後、炭酸カリウム(993mg、7.2mmоl)を加え、化合物1a(294mg、2.7mmоl)を滴下し、室温で終夜撹拌し、水を入れてクエンチし、酢酸エチルで抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮して粗生成物400mgを得た。
反応2
化合物2a(100mg)をアセトニトリルに溶解した後、化合物2(40mg、0.27mmоl)を加え、90℃で12時間撹拌し、水を入れてクエンチし、酢酸エチルで抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮して粗生成物66mgを得た。
反応3
化合物3(66mg)をDMFに溶解し、室温で10分間撹拌し、炭酸カリウム(108mg、0.78mmоl)を加え、室温で12時間撹拌し、水を入れてクエンチし、酢酸エチルで抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮して粗生成物50mgを得、pre−HPLCで目的の生成物26.5mgを調製して得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6): δ (ppm) : 11.47 ( s, 1H), 11.24 ( s, 1H), 8.92(s, 1H), 8.62(s, 2H), 7.21-7.09 (m, 2H), 6.79-6.75 (m, 1H), 6.29-6.25 (m, 1H), 4.25-4.20 (m, 2H), 3.32-3.24(m, 4H), 1.85-1.80(m, 2H), 1.28-1.24(m, 3H)。
HPLC purity: @214nm 97.8 %, @254nm 98.6%。
LC-MS: m/z 487 [M+1]。
[実施例41]
反応1
化合物1(1.0g、3.6mmоl)をアセトン(16mL)に溶解した後、炭酸カリウム(993mg、7.2mmоl)を加え、化合物1a(732mg、6.0mmоl)を滴下し、室温で終夜撹拌し、水を入れてクエンチし、酢酸エチルで抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮して粗生成物360mgを得た。
反応2
化合物2a(100mg)をアセトニトリルに溶解した後、化合物2(45mg、0.27mmоl)を加え、90℃で12時間撹拌し、水を入れてクエンチし、酢酸エチルで抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮して粗生成物51mgを得た。
反応3
化合物3(51mg)をDMFに溶解し、室温で10分間撹拌し、炭酸カリウム(108mg、0.78mmоl)を加え、室温で12時間撹拌し、水を入れてクエンチし、酢酸エチルで抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮して粗生成物50mgを得、pre−HPLCで目的の生成物10.6mgを調製して得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6): δ (ppm) : 11.48 ( s, 1H), 11.18 ( s, 1H), 8.92(s, 1H), 8.60(s, 2H), 7.21-7.09 (m, 2H), 6.79-6.75 (m, 1H), 6.30-6.25 (m, 1H), 4.98-4.91 (m, 1H), 3.32-3.24(m, 4H), 1.83-1.78(m, 2H), 1.28-1.27(m, 6H)。
HPLC purity: @214nm 95.2 %, @254nm 98.0%。
LC-MS: m/z 501 [M+1]。
[実施例42]
反応1
化合物1(1.0g、3.6mmоl)をアセトン(16mL)に溶解した後、炭酸カリウム(993mg、7.2mmоl)を加え、化合物1a(540mg、3.6mmоl)を滴下し、室温で終夜撹拌し、水を入れてクエンチし、酢酸エチルで抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮して粗生成物330mgを得た。
反応2
化合物2a(100mg)をアセトニトリルに溶解した後、化合物2(50mg、0.27mmоl)を加え、90℃で12時間撹拌し、水を入れてクエンチし、酢酸エチルで抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮して粗生成物90mgを得た。
反応3
化合物3(90mg)をDMFに溶解し、室温で10分間撹拌し、炭酸カリウム(132mg、0.96mmоl)を加え、室温で12時間撹拌し、水を入れてクエンチし、酢酸エチルで抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮して粗生成物70mgを得、pre−HPLCで目的の生成物32.5mgを調製して得た。
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6): δ (ppm) : 11.51 ( s, 1H), 11.24 ( s, 1H), 8.91(s, 1H), 8.55-8.27 (m, 3H), 7.21-7.09 (m, 2H), 6.79-6.75 (m, 1H), 6.29-6.25 (m, 1H), 4.25-4.20 (m, 2H), 3.32-3.24(m, 4H), 1.80(s, 2H), 1.57(s, 2H), 1.28(s, 4H), 0.88-0.85 (m, 3H)。
1H-NMR (400MHz, CDCl3): δ (ppm) : 7.23-7.20 (m, 1H), 7.10 (s, 1H), 7.04-7.00 (m, 1H), 6.92-6.88 (m, 1H), 5.85 (s, 1H), 4.09-4.06(m, 2H), 3.58-3.53(m, 2H), 3.38-3.35(m, 2H), 1.98-1.97(m, 2H), 1.70-1.63(m, 2H), 1.38-1.35(m, 4H), 0.91-0.88 (m, 3H)。
HPLC purity: @214nm 98.1 %, @254nm 97.8%。
LC-MS: m/z 529[M+1]
合成方法一および上記実施例を参考にして下記の化合物を合成した。
[実施例55]
インドールアミン2,3−ジオキシゲナーゼ阻害活性の測定およびIC50の測定
ヒトインドールアミン2,3−ジオキシゲナーゼ遺伝子を含むプラスミドの構築、大腸菌での発現、抽出および精製は、いずれもLittlejohnらに報道された方法に従って行われた(Takikawa O,Kuroiwa T,Yamazaki F,et al. J. Biol. Chem. 1988,263,2041−2048)。50mMリン酸カリウムバッファー(pH6.5)、20mMアスコルビン酸塩、20μMメチレンブルー、および精製されたヒトインドールアミン2,3−ジオキシゲナーゼタンパク質を96ウェルプレートで混合し、200μML−トリプトファンと阻害剤を混合物に加えた。37℃で60分間反応し、30%トリクロロ酢酸を添加して反応を停止させ、N−ホルミルキヌレニンがキヌレニンに加水分解するように65℃で15分間インキュベートした。3400gで5分間延伸分離して沈澱したタンパク質を除去し、上清を新たな96ウェルプレートに移し、2%(w/v)p−ジメチルアミノベンズアルデヒドの酢酸溶液に加えて反応させ、反応を25℃で10分間インキュベートし、分光光度計で480nmで数字を読み取った。インドールアミン2,3−ジオキシゲナーゼ阻害剤のない、またはインドールアミン2,3−ジオキシゲナーゼのないものを対照ウェルとして、各化合物のIC50に必要な非線形回帰のパラメータを測定した。非線形回帰とIC50値の測定は、GraphPadPRism4ソフトウェアで行われた。10μM未満のIC50値を有する化合物は、その検定で有効な阻害剤であると認定される。本発明の実施例の化合物は、インドールアミン2,3−ジオキシゲナーゼ阻害活性において優れた阻害活性を有する。
表1 各化合物のIC50
注:INCB024360はインドールアミン2,3−ジオキシゲナーゼ阻害剤であり、その構造は
である。
実施例55に記載の方法で下記化合物のIC50を測定し、その結果を表2に示す。
表2 各化合物のIC50
[実施例56]
インドールアミン2,3−ジオキシゲナーゼ阻害剤のインビボ抗腫瘍活性試験
1.動物の群分けおよび試験方法
対数増殖期のLLC細胞を取り、トリパンブルー染色法により細胞生存率を測定し、生細胞の濃度を1×10細胞/mlに調節し、0.2ml/匹で同種C57BL6マウスに皮下注射した。腫瘍が確立されたら、マウスを腫瘍の重量と体重によってランダムにモデル群、シクロホスファミド(CTX)群、化合物INCB024360群、化合物群3047群に分け、各群10匹とした。CTX群に150mg・kg−1で腹腔注射により投薬し、化合物INCB024360群と化合物3047群に胃内投薬し、モデル群には同量の生理食塩水を同時に投与し、各群の投与頻度は1日1回とした。投与の21日後にテストを終了させた。
最終回の投与の24時間後、動物の体重を測ってから動物を殺処分し、腫瘍を取って重量を量り、平均腫瘍抑制率(inhibition rate,I)を次の式により計算した。
I=(1−投薬群の平均腫瘍重量/モデル群の平均腫瘍重量)×100%
2.データ統計および処理方法
実験データはspss16.0、一元配置分散分析оne way ANOVAで分析され、pが0.05未満の場合、差は統計的に有意である。
3.試験の結果および検討
表3 マウス体内LLC腫瘍に対する化合物の阻害結果
モデル群と比べ、##Pが0.01未満である;
CTX群およびINCB024360群と比べ、Pが0.05未満である。
表3から分かるように、各薬剤投与群の腫瘍重量は、モデル群のそれと有意な差があった(P<0.01);化合物3047群は、シクロホスファミド群およびINCB024360群と有意な差があった(P<0.05)。この結果は、本発明の化合物が腫瘍に対する治療効果は、既存の化学療法薬シクロホスファミドおよび化合物INCB024360が腫瘍に対する治療効果よりも有意に優れていることを示している。
表4 化合物がマウスの体重に対する影響
シクロホスファミド群と比べ、##Pが0.01未満である。
表4から分かるように、化合物3047群は、モデル群との間でマウスの体重に有意な差はなく、CTX群と比較して有意な差があった。この結果は、本発明の化合物が腫瘍成長を制御すると同時にマウスの体重を増加させることができ、薬物の副作用を低減し、マウスの生活の質を有意に向上させたことを示している。臨床的には、患者の生活の質を改善し、患者の服薬コンプライアンスおよび薬剤の有効性を有意に向上させることができる。
また、マウス結腸がんColon26、マウス肝臓がんHepa1−6、マウス乳がん4T1などの細胞株を用いて試験した。その結果、本発明の化合物がこれらの腫瘍に対して有意な阻害効果を有することは示されている。
実施例56に記載の方法で下記化合物のインビボ抗腫瘍活性を測定し、その結果を下記の表に示す。
表5 マウス体内LLC腫瘍に対する化合物の阻害結果
モデル群と比べ、##Pが0.01未満である。
表5から分かるように、各薬物投与群の腫瘍重量は、モデル群のそれと有意な差があり(P<0.01)、この結果は、本発明の化合物が腫瘍に対して顕著な治療効果を有することを示している。
各化合物がマウスの体重に対する影響を考察すると、化合物XSD3−058群および化合物XSD3−079群は、モデル群と比べてマウスの体重には明らかな差がないことは発見された。この結果は、本発明の化合物が腫瘍成長を制御すると同時にマウスの体重を増加させることができ、薬物の副作用を低減し、マウスの生活の質を有意に向上させたことを示している。臨床的には、患者の生活の質を改善し、患者の服薬コンプライアンスおよび薬剤の有効性を有意に向上させることができる。
[実施例57]
モリス(Morris)水迷路によるアルツハイマー病マウスの行動変化の検出
1.動物の群分けおよび試験方法
本発明では、Richardsonらの、ラットの両側海馬のCA3領域内に凝集Aβ1−42の単回注射の方法に従って9か月齢のマウスを選択してADモデルを作り、それらをモデル群、化合物INCB024360群、化合物3047群に分け、各群10匹で雄と雌は5匹ずつとした。Morris水迷路を使用してマウスの行動分析を行った(オランダNoldus社Ethovision XTモニタリング分析ソフトウェア、Morris水迷路システム)。水迷路試験プロセスは、連続5日間の隠しプラットフォーム取得試験と6日目の空間探索試験との二部分に分けられ、各試験の前に試験の群分けと設計剤量によって薬剤を投与した。毎日4回トレーニングし、毎回はマウスを異なるエリアで水に入らせた。水迷路は南東北西において1、2、3、4エリアに分割され、プラットフォームは第5エリアであり、第4エリア内に位置する。毎回の水泳時間は60秒であり、毎回トレーニングの間隔は約1時間であり、マウスがプラットフォームを見つけられない場合に60秒でレイテンシを計算した。隠しプラットフォーム取得試験は、マウスの学習習得能力をテストし、空間探索試験はマウスの空間記憶能力をテストする。
2.データ統計および処理方法
SPSS16.0ソフトウェアを利用して統計分析を行い、隠しプラットフォーム取得試験の脱出レイテンシについて多重測定の分散を利用して学習試験が効果的であるか否かを分析し、空間検索試験の各象限の水泳時間とターゲットを通過した回数について一元分散解析で分析した。データは平均数±標準偏差とされ、差の有意さは両側P=0.05と設定された。
3.試験の結果および検討
表6 各群の動物の隠しプラットフォーム試験でのプラットフォーム検索レイテンシ(s)
モデル群と比べ、Pが0.05未満であり、##Pが0.01未満である;
INCB024360群と比べ、Pが0.05未満であり、※※Pが0.01未満である。
表7 各群の動物のプラットフォームエリアでの滞在時間と回数
モデル群と比べ、Pが0.05未満であり、##Pが0.01未満である;
INCB024360群と比べ、Pが0.05未満である。
表6と表7から分かるように、化合物3047は、動物の学習記憶障害を顕著に改善し、学習習得能力および空間記憶能力を顕著に高めることができ、しかもその効果は化合物INCB024360より優れている。この結果は、アルツハイマー症候群の治療において、本発明の化合物が巨大な開発価値を有することを示している。
実施例57に記載の方法で下記化合物がアルツハイマー病マウスの行動に対する影響を測定し、その結果を下記表に示す。
表8 各群の動物の隠しプラットフォーム試験でのプラットフォーム検索レイテンシ(s)
モデル群と比べ、Pが0.05未満であり、##Pが0.01未満である。
表9 各群の動物のプラットフォームエリアでの滞在時間と回数
モデル群と比べ、##Pが0.01未満である。
表8と表9から分かるように、本発明の各化合物は、動物の学習記憶障害を顕著に改善し、学習習得能力および空間記憶能力を顕著に高めることができる。この結果は、アルツハイマー症候群の治療において、本発明の化合物が巨大な開発価値を有することを示している。
[実施例58]
薬剤処理後のDCにより刺激されたT細胞増殖反応
樹状細胞(Dendritic cell,DC)は最も強力な抗原提示細胞(APC)であり、ナイーブT細胞(naive T cell)を効果的に活性化して増殖させることができることが、DCとその他のAPCとの主な違いである。DCは免疫応答のイニシエーターであり、CD4、CD8T細胞の免疫応答反応における重要な役割により、DCはすでに免疫学研究のホットスポットの一つになっている。現在、主に腫瘍疾患、自己免疫疾患、移植拒絶反応および抗感染症におけるDCの予防と治療作用に研究が焦点を当てている。
1.ヒト末梢血樹状細胞の分離と培養
ヒト末梢血白血球層を採取し、0.01mоl/L PBSで等倍希釈した。リンパ細胞分層液を用いてPBMCを通常に分離し、完全なRPMI1640培地で細胞濃度を3×10ml−1に調整し、6ウェルプレートに入れて、3mLPウェル、5%CO2で、37℃インキュベーターで2時間培養し、PBSで非接着細胞を3回除去した後、IL−4(100U/ml)、GM−CSF(150ng/ml)およびTNF−α(500U/ml)を含む培地を加えて通常に培養し、1日置き培地を半量で入れ替え、8日間培養した後に評定と試験に使用した。
2.T細胞の調製
ステップ1の方法でヒトPBMC層を分離し、接着法でマクロファージを除去し、ナイロンウールカラム法でB細胞を除去し、得られたT細胞に対して細胞濃度を1×10個/mlに調整した。
3.DCの調製
純度99%の成熟DCを遠心分離し、RPMI1640を加えて細胞濃度を1×10、4×10、2×10個/mlに調整し、96ウェルプレートに入れ、各濃度で2つのウェルを設置し、100μl/ウェルとした。それぞれ化合物INCB024360と化合物3047を加え、2日間培養した。
4.T細胞増殖実験(MLR)
上記各薬剤添加群DCにT細胞を100μl/ウェルで添加した。5%CO2、37℃インキュベーターで72時間培養し、培養終了6時間前にウェルごとに培地100μlを軽く吸い取り、MTT(5mg/ml)10μlを加え、インキュベーターに入れて引き続き6時間培養した後、0.01mоl/L HCl−10%SDS100μlを加え、37℃で一晩放置し、マイクロプレートリーダーでA570nm値を測定してT細胞増殖のレベルを示した。
5.実験の結果および分析
表10 DCにより刺激されたT細胞増殖作用に対する化合物3047の影響
対照群と比べ、Pが0.05未満であり、##Pが0.01未満である。
INCB024360群と比べ、Pが0.05未満である。
表10から分かるように、対照群と比べ、化合物3047群およびINCB024360群のT細胞の数は明らかに増え、有意差(P<0.05、##P<0.01)を有し、しかも化合物3047群は、化合物INCB024360群と比べてT細胞の増殖効果がより明らかであり、有意差(P<0.05)を有する。これは、本発明の化合物は、DCがT細胞増殖を刺激することを顕著に促進する作用を有し、しかもその効果は化合物INCB024360より明らかに優れ、さらに腫瘍疾患、自己免疫疾患、移植拒絶反応および感染症疾患の治療に使用することができることを示している。
実施例58に記載の方法で、下記化合物で処理されたDCにより刺激されたT細胞増殖反応を測定し、その結果を下記表に示す。
表11 DCにより刺激されたT細胞増殖作用に対する各化合物の影響
対照群と比べ、##Pが0.01未満である。
表11から分かるように、対照群と比べ、各化合物群のT細胞の数は明らかに増え、有意差(##P<0.01)を有する。これは、本発明の化合物は、DCがT細胞増殖を刺激することを顕著に促進する作用を有し、さらに腫瘍疾患、自己免疫疾患、移植拒絶反応および感染症疾患など、IDOに関連する疾患の治療に使用することができることを示している。

Claims (30)

  1. 式Iで表される化合物またはその薬学的に許容される塩。
    [式中、RとRはそれぞれ独立に、次の置換基、すなわち、H、置換または非置換のC1〜10アルキル、アルデヒド、置換または非置換のカルボニル、シアノ、CF、置換または非置換のC1〜10アルコキシ、置換または非置換のスルホン、置換または非置換のC3〜10シクロアルキル、置換または非置換のC2〜10アルケニル、置換または非置換のC6〜20アリール、置換または非置換のC3〜14ヘテロアリールからなる群より選ばれるものである;
    とRはそれぞれ独立に、次のモノ置換基、すなわち、H、置換または非置換のC1〜10アルキル、置換または非置換のC3〜10シクロアルキル、シアノ、置換または非置換のC1〜10アルコキシ、置換または非置換のスルホン、置換または非置換のC6〜20アリール、置換または非置換のC3〜14ヘテロアリールからなる群より選ばれるものである;
    または、RとRはそれぞれ独立にジ置換基より選ばれるものであり、それによってaまたはb位のC原子と一緒に
    を形成し、その中のCはすなわち、aまたはb位のC原子であり、mは、0〜6から選ばれる整数である;
    nは、0〜6から選ばれる整数である。]
  2. とRはそれぞれ独立に、次の置換基、すなわち、一つ以上のハロゲン,ヒドロキシ,カルボキシ,カルボニル,アルデヒド,シアノ,アミノ,アリール,ヘテロアリール,C1〜6アルキル,C3〜12シクロアルキル,C2〜6アルケニル,C3〜12シクロアルケニルにより置換されたC1〜6アルキル、カルボニル、C1〜6アルコキシ、スルホン、グアニルまたはスルホキシドから選ばれるものであり、その中で、C1〜6アルキル、カルボニル、C1〜6アルコキシ、スルホン、グアニルまたはスルホキシドの置換基としてのカルボキシ、カルボニル、アルデヒド、シアノ、アリール、ヘテロアリール、C3〜12シクロアルキル、C2〜6アルケニル、C3〜12シクロアルケニルは、一つ以上のH,ハロゲン,C1〜6アルキル,カルボニル,C1〜6アルコキシまたはスルホキシドまたはスルホンにより置換され、前記ハロゲンは、F、Cl、Br、Iからなる群より選ばれることを特徴とする、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  3. とRはそれぞれ独立に、次の置換基、すなわち、H、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、RC(O)−、RS(O)x−からなる群より選ばれるものであり、Rは、C1〜10アルキル、C3〜12シクロアルキル、ヒドロキシ,シアノ,C1〜6アルキル,C3〜12シクロアルキル,C1〜6アルコキシ,アリールまたはヘテロアリールにより置換されたC1〜10アルキルまたはC3〜12シクロアルキルから選ばれるものであり、xは1または2であることを特徴とする、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  4. とRはそれぞれ独立に、次の置換基、すなわち、H、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、RC(O)−、RS(O)−からなる群より選ばれるものであり、Rは、C1〜10アルキル、C3〜12シクロアルキル、ヒドロキシ,シアノ,C1〜6アルキル,C3〜12シクロアルキル,C1〜6アルコキシ,アリールまたはヘテロアリールにより置換されたC1〜6アルキルまたはC3〜8シクロアルキルから選ばれるものであり、xは2であり、RとRはいずれもHであることを特徴とする、請求項3に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  5. 式I中のR、R、RがそれぞれHである場合、下記式Iで表される化合物が得られることを特徴とする、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
    [式中、Rは、次の置換基、すなわち、H、アミノ、スルホン、ニトロ、カルボニル、グアニル、C1〜6アルキル、ハロゲン,ヒドロキシ,カルボキシ,カルボニル,アルデヒド,シアノ,アミノ,アリール,ヘテロアリール,C3〜12シクロアルキル,C2〜6アルケニル,C3〜12シクロアルケニルにより置換されたグアニルまたはC1〜6アルキルまたはC1〜6アルコキシまたはカルボニルまたはスルホンまたはスルホキシドから選ばれるものであり、nは0〜6から選ばれる整数である。]
  6. 前記Rは、H、アミノ、C1〜6アルキル、ハロゲン,ヒドロキシ,カルボキシ,カルボニル,アルデヒド,シアノ,アミノ,アリール,ヘテロアリール,C3〜12シクロアルキル,C2〜6アルケニル,C3〜12シクロアルケニルにより置換されたC1〜6アルキルまたはC1〜6アルコキシまたはカルボニルから選ばれるものであることを特徴とする、請求項5に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  7. 前記Rは、H、NH、CN、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、メトキシカルボニル、tert−ブトキシカルボニル、フルオレニルメトキシカルボニル、アリルオキシカルボニル、ベンジル、5−ピリンジンメチルカルボニルからなる群より選ばれるものであることを特徴とする、請求項5に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  8. 前記nは、0または1または2または3または4であることを特徴とする、請求項5に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  9. 式I中のRがHである場合、構造式II
    を得ることを特徴とする、請求項5に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  10. 前記nは、0または1または2または3であることを特徴とする、請求項9に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  11. 式I中のRが、Rにより置換されたカルボニルである場合、下記構造式IIIを得る、ことを特徴とする請求項5に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
    [式中、Rは、H、C1〜6アルキル、ハロゲン,ヒドロキシ,カルボキシ,カルボニル,アルデヒド,シアノ,アミノ,アリール,ヘテロアリール,C3〜12シクロアルキル,C2〜6アルケニル,C3〜12シクロアルケニルにより置換されたC1〜6アルキルまたはC1〜6アルコキシから選ばれるものである。]
  12. 前記Rは、C1〜6アルキル、ハロゲン,ヒドロキシ,カルボキシ,カルボニル,アルデヒド,シアノ,アミノ,アリール,ヘテロアリール,C3〜12シクロアルキル,C2〜6アルケニル,C3〜12シクロアルケニルにより置換されたC1〜6アルキルまたはC1〜6アルコキシから選ばれるものであることを特徴とする、請求項11に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  13. 式I中のRがHである場合、下記式IVで表される化合物が得られることを特徴とする、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
    [式中、Rは、次の置換基、すなわち、H、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、RC(O)−、RS(O)−からなる群より選ばれるものであり、Rは、H、C1〜10アルキル、C3〜12シクロアルキル、ヒドロキシ,シアノ,CF,C1〜6アルキル,C3〜10シクロアルキル,アルコキシ,アリールまたはヘテロアリールにより置換されたC1〜10アルキルまたはC3〜12シクロアルキルから選ばれるものであり、mは1または2である;
    とRはそれぞれ独立に、次の置換基、すなわち、H、C1〜10アルキル、C3〜12シクロアルキル、ヒドロキシ,シアノ,ハロゲン,C1〜6アルキル,C3〜10シクロアルキル,アルコキシ,アリールまたはヘテロアリールにより置換されたC1〜10アルキルまたはC3〜12シクロアルキルまたはC1〜10アルコキシまたはスルホンまたはC3〜14ヘテロアリールから選ばれるものである。]
  14. 前記Rは、次の置換基、すなわち、H、RC(O)−、RS(O)−からなる群より選ばれるものであり、Rは、H、C1〜10アルキル、C3〜12シクロアルキル、ヒドロキシ,シアノ,CF,C1〜6アルキル,C3〜10シクロアルキル,C1〜6アルコキシ,アリールまたはヘテロアリールにより置換されたC1〜10アルキルまたはC3〜12シクロアルキルから選ばれるものであり、mは1または2であることを特徴とする、請求項13に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  15. 前記化合物は、
    から選ばれることを特徴とする、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  16. 下記式で表される化合物の合成方法であって、
    下記のステップ:
    2と3aとが反応してIを得るステップ
    を含み、前記R、R、R、Rおよびnの定義は、請求項1に記載の通りであることを特徴とする、合成方法。
  17. 前記2は、1と2aがアルカリ性条件下で反応してから得られ、
    前記アルカリは、アルカリ金属の水酸化物から選ばれるが、これに限定されず、好ましくは水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化バリウムから選ばれ、前記R、Rおよびnの定義は、請求項1に記載の通りであることを特徴とする、請求項16に記載の合成方法。
  18. 前記2aは、1aが酸化してから得られることを特徴とする、請求項17に記載の合成方法。
  19. 下記式で表される化合物の合成方法であって、
    、前記nは0または1または2または3または4であり、
    下記のステップ:
    1)2と3a’とが反応してIIaを得るステップ、
    2)酸性条件下でIIaは脱保護して、アルカリ性条件下で反応してIIを得るステップ
    を含むことを特徴とする、合成方法。
  20. 下記式で表される化合物の合成方法であって、
    下記のステップ:
    を含み、
    前記nは、0または1または2または3または4であり、式IIaが酸性条件下で反応してII’を得ることを特徴とする、合成方法。
  21. 下記式で表される化合物の合成方法であって、
    下記のステップ:
    1)IIと4aが反応してIIIaを生成するステップ、
    [式中、前記Rは、H、OH、CN、CH3−m、ニトロ、C1〜9アルキル、C1〜9アルコキシ、C3〜9シクロアルコキシ、C3〜12シクロアルキル、C1〜6ヘテロアルキル、3〜12員ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ハロゲン,ヒドロキシ,カルボキシ,カルボニル,アルデヒド,シアノ,アミノ,スルホン,アリール,ヘテロアリール,C3〜12シクロアルキル、C3〜12シクロアルケニルにより置換されたC1〜6アルキルまたはC1〜9アルコキシまたはアリールまたはヘテロアリールまたはカルボニルから選ばれるものであり、mは1または2または3である;]
    2)IIIaがアルカリ性条件下でIIIを生成するステップ
    を含み、上記あらゆるRの定義は、請求項11に記載の通りであることを特徴とする、合成方法。
  22. 前記Rは、H、OH、CN、CH3−m、ニトロ、C1〜9アルキル、C3〜9シクロアルコキシ、C3〜12シクロアルキル、C1〜6ヘテロアルキル、3〜12員ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ハロゲン,ヒドロキシ,カルボキシ,カルボニル,アルデヒド,シアノ,アミノ,スルホン,アリール,ヘテロアリール,C3〜12シクロアルキル、C3〜12シクロアルケニルにより置換されたC1〜6アルキルまたはC1〜9アルコキシまたはアリールまたはヘテロアリールから選ばれるものであり、mは1または2または3であることを特徴とする、請求項21に記載の合成方法。
  23. 前記Rは、H、OH、CN、CF、CHCl、CHCl、ニトロ、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、1−メチルブチル、2−メチルブチル、3−メチルブチル、1,1−ジメチルプロピル、2,2−ジメチルプロピル、1,2−ジメチルプロピル、1−エチルプロピル、ヘキシル、ペンチルメチル、ペンチルエチル、ペンチルプロピル、ペンチルブチル、ヘキシルメチル、ヘキシルエチル、ヘキシルプロピル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロプロピルメチル、シクロプロピルエチル、シクロプロピルプロピル、シクロブチルメチル、シクロブチルエチル、シクロブチルプロピル、シクロペンチルメチル、シクロペンチルエチル、シクロペンチルプロピル、シクロヘキシルメチル、シクロヘキシルエチル、シクロヘキシルプロピル、P−メトキシベンジル(PMB)、ベンジル(Bn)から選ばれるものであり、または、Rは、置換フラン、ピロール、チオフェン、ピラゾール、イミダゾール、オキサゾール、チオフェン、イソオキサゾール、イソチアゾール、ピリジン、ピラン、チオピラン、ピリダジン、ピリジン、ピラジン、ピペラジンからなる群より選ばれるいずれか一つであり、ベンゼン環に二つの箇所で置換する、ことを特徴とする請求項21に記載の合成方法。
  24. 前記式4a中の基
    は、カルバゾール、アクリジン、フェナジン、またはフェノチアジンから選ばれることを特徴とする、請求項21に記載の合成方法。
  25. 請求項1から15のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩と、一つ以上の薬学的に許容される医薬品添加剤とを含む、医薬組成物。
  26. インドールアミン2,3−ジオキシゲナーゼを介したトリプトファン代謝経路を有する病理学的特徴の疾患の治療に使用される薬剤の製造における、請求項1から15のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩またはその医薬組成物の使用。
  27. がん、感染性疾患、神経変性疾患、うつ病、不安症、または加齢に伴う白内障の治療に使用される薬剤の製造における、請求項1から15のいずれか一項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩またはその医薬組成物の使用。
  28. 前記がんは、肺がん、肝がん、結腸がん、膵臓がん、乳がん、前立腺がん、脳がん、卵巣がん、子宮頸がん、精巣がん、腎臓がん、頭頚部がん、リンパ腫、黒色腫または白血病から選ばれる、請求項27に記載の使用。
  29. 前記神経変性疾患は、アルツハイマー病である、請求項28に記載の使用。
  30. 前記感染性疾患は、細菌、真菌、ウイルスまたは寄生虫によって引き起こされる感染症を指す、請求項28に記載の使用。
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