JP2020516394A - アタッチメントコーム、切断ヘッド及び毛切断装置 - Google Patents

アタッチメントコーム、切断ヘッド及び毛切断装置 Download PDF

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Abstract

本開示は、毛切断装置(10)の切断ヘッド(20)のブレードセット(22)用アタッチメントコーム(70)、特に皮膚保護コーム(70)に関し、アタッチメントコーム(70)は、支持フレーム(72)と、一続きに(82、84)に配置されるとともにその上面(124)に皮膚接触領域を画定する複数のコーム歯(74)とを有し、歯(74)は、支持フレーム(72)から延びるとともにその前端部に丸い先端部(116、118)を有し、歯(74)は、一続き(82、84)に沿って不均一であり、一続き(82、84)の側方端部を画定する2つの外側側方歯(76)と、それらの間に配置された中央歯(78)とを有し、側方歯(76)において、中央歯(78)の先端部半径(Rtc)より大きい側方歯先端部半径(Rtl)が存在する。本開示は、さらに、切断ヘッド(20)及び毛切断装置(10)に関する。

Description

本開示は、毛切断装置(hair cutting appliance)の切断ヘッド(cutting head)のブレードセット用のアタッチメントコーム(attachment comb)に関する。より詳細には、限定的な意味で解釈されるべきではないが、本開示は、ボディグルーミング装置(body grooming appliance)用の皮膚保護コームに関する。いくつかの実施態様において、本開示は、多目的毛切断装置のためのアタッチメントコームの改良に関する。さらに、本開示は、毛切断装置用の、特にボディグルーミング装置用の切断ヘッド、及びアタッチメントコームを備えるように構成された毛切断装置に関する。
特許文献1は、電動毛切断装置のブレードセット用の静止ブレードを開示し、ブレードは、第1の壁及び第2の壁を含み、各壁は、第1の表面、第1の表面から離れる方を向く第2の表面、及び複数の横方向に離間した長手方向に延びる突起部を画定する横方向に延びる前縁部を画定し、第1の壁部及び第2の壁部の第1の表面は、少なくともそれらの前縁部において互いに向かい合い、向かい合っている間、第1の壁部及び第2の壁部の前縁部に沿った突起部は、それらの先端部において相互に接続されて、複数の略U字形の歯を画定し、第1の壁部及び第2の壁部の第1の表面は、それらの間のブレードセットの可動ブレード用の横方向に延びるガイドスロットを画定し、第1の壁部の突起部は、第2の壁部の突起部の平均厚さよりも小さい平均厚さを有する。
切断装置は、当該技術分野において知られている。切断装置は、特に、毛切断装置を含むことがある。より一般的な文脈において、本開示は、パーソナルケア装置、特にグルーミング装置を扱う。グルーミング装置は、限定されるものではないが、毛切断装置、特にトリミング装置、シェービング装置、及び複合(二重目的又は多目的)装置を含む。
毛切断装置は、ヒトの毛、ときには動物の毛を切断するために使用される。毛切断装置は、顔の毛を切るために、特にひげ剃り及び/又はひげトリミングのために使用することができる。さらに、切断装置は、頭髪及び体毛を切る(ひげそりやトリミングを含む)ためにも使用される。
トリミングモードでは、毛切断装置は、典型的には、毛切断装置のブレードセットを皮膚から離間させるように配置された、いわゆるスペーシングコーム(spacing comb)を備える。スペーシングコームの有効(オフセット)長さに応じて、トリミング操作後の残りの毛の長さが規定されることができる。
本開示の文脈における毛切断装置は、典型的には、処理ヘッド(processing head)と称されることがある切断ヘッドを有する。切断ヘッドには、ブレードセットが設けられ、ブレードセットは、いわゆる静止ブレードといわゆる可動ブレードとを有する。毛切断装置が作動されるとき、可動ブレードは、静止ブレードに対して動かされ、これは、それぞれの切断エッジ(cutting edges)が互いに協働して毛をカットすることを含み得る。
従って、本開示の文脈では、静止ブレードは、毛切断装置の駆動ユニットが静止ブレードと協働しないような方法で毛切断装置に取り付けられるように構成される。むしろ、駆動ユニットは、典型的には、可動ブレードに結合され、可動ブレードを静止ブレードに対して可動に設定するように構成される。従って、静止ブレードは、いくつかの実施形態では、毛切断装置のハウジングに固定して取り付けることができる。
しかし、代替実施形態では、静止ブレードは、ピボット(枢動)可能(pivotable)な態様で、毛切断装置のハウジングに配置される。これは、例えば、毛切断装置の切断ヘッドの輪郭追従(contour-following)機能を可能にすることができる。従って、本明細書で使用するとき、静止ブレードという用語は、限定的な意味では解釈されないものとする。さらに、言うまでもなく、毛切断装置そのものが移動すると、静止ブレードも移動する。しかし、静止ブレードは、切断作用を引き起こすように能動的に作動されるように配置されていない。むしろ、可動ブレードが、静止ブレードに対して移動するように配置される。
静止ブレードは、ガードブレードとも呼ばれることがある。典型的には、毛切断装置が毛を切るように操作される場合、静止ブレードは、少なくとも部分的に、可動ブレードとユーザの毛又は皮膚との間に配置される。本明細書で使用されるとき、ユーザという用語は、毛が処理又は切られている個人又は対象を指すものとする。言い換えれば、毛切断装置のユーザ及びオペレータは、必ずしも同一人物ではない。ユーザという用語はまた、理容師又は理容店のクライアントを含んでもよい。
いくつかの態様では、本開示は、トリミング動作及びシェービング動作の両方を可能にする毛切断装置に関する。この文脈では、トリミングのために適切に構成された第1のブレードセットと、シェービングのために適切に構成された第2のブレードセットとを含むデュアル切断構成(dual cutting arrangement)を組み込んだ毛切断装置が知られている。例えば、シェービングブレードセットは、可動切断要素と協働する孔あき箔(perforated foil)を含んでもよい。むしろ、トリミングブレードセットは、互いに協働する歯をそれぞれ備える2つのブレードを含んでもよい。原理的には、シェービングブレードセットの静止部分を形成する孔あき箔は、主として強度上の理由から従来の装置ではかなり厚くなければならないトリミングブレードセットの静止ブレードよりもはるかに薄いことがある。
上記の特許文献1は、静止ブレードに2つの壁を設けることを提案し、一方はユーザの皮膚に面し、他方はユーザから離れる方に面している。2つの壁は互いに接続されており、側面視において、可動カッターブレードのガイドスロットを形成するU字形の輪郭を画定している。従って、静止ブレードは二重壁ブレードである。これは、第2の壁が静止ブレードに十分な強度を与えるので、第1の壁をかなり薄く構成することができるという利点を有する。従って、このような構成は、それぞれの歯が静止ブレード及び可動ブレードに設けられ得るので、トリミングに適している。さらに、ブレードセットは、静止ブレードの第1の壁の有効厚さがかなり減少されるので、シェービングに適している。
特許文献2は、コームをトリミング装置に固定するように構成されたベースと、トリミング装置の切断エッジから固定距離を提供するように構成された第1の歯と、毛を切断エッジに対して所定の向きに操作するように構成された第2の歯とを有し、第2の歯が第1の歯の間に配置され、第2の歯は第1の歯より近接した間隔で配置される、ヘアトリミング装置用のコームを開示している。
特許文献3は、ヘアクリッパ用のアタッチメントコームであって、ヘアクリッパを解放可能に係合させるように構成され配置されたベース部と、前記ベース部から延びる複数の歯であって、前記歯の各々は、上周縁端と下周縁端との間に画定されたボディ部と、前記ベース部に隣接した近位端と、ベース部の反対端にある遠位端とを含む、複数の歯とを有し、前記ボディ部は、切断前に前記コーム内に毛を保持するための少なくとも1つの構成(formation)を備え、前記複数の歯は、複数の全歯と複数の中間歯とを含み、前記複数の全歯は、一対の外歯を含み、前記全歯、中間歯及び外歯の各々は、別個の形状を有し、前記中間歯の前記ボディ部の前記本体部は、前記全歯と比較して前記ボディ部の減少した容積を有する、ヘアクリッパ用のアタッチメントコームを開示している。
特許文献4は、一連の歯を有するへクリッパ(hair clippers)用の毛案内アタッチメントを開示している。このアタッチメントの側歯(lateral teeth)は、この特許文献に対する図面の図2の上面図から見て、異なる幅を有する。
特許文献5は、アームを有するフレームの形態のヘアクリッパクセサリに取り付けられたコームを開示している。コームは一連の歯を有する。このアタッチメントの側歯は、この特許文献の図2及び図3の上面図から見て、異なる幅を有する。
特許文献6は、湾曲した歯を有するヘアクリッパのためのアタッチメントを開示している。このアタッチメントの側歯は、その終端を自分自身の上に曲げているが、他の歯はそうではない。
さらに、例えば、特許文献7に開示されているように、ヒンジ式又はピボット式に取り付けられたブレードセットを利用する毛切断装置が知られている。換言すれば、ブレードセットは、現在処理されている皮膚輪郭と整列するように、毛切断装置のハウジングに対して旋回することができる。これは、特に手の届きにくい領域において、毛切断装置のシェービング能力を著しく増加させることがある。コームが取り付けられたときにブレードセットの旋回又はピボット能力を維持することが望ましい場合、保持力、作動力、及びコームの直接取り付けから生じ得るさらなる影響が考慮されるべきである。
しかし、幾つかの用途については、アタッチメントコームの幾何学的形状及び全体的なデザインにおいて、特に、切断性能、毛持ち上げ挙動、皮膚保護及び操作の容易さの間の有益なトレードオフを満たすために、依然として改善の余地があることが観察されている。より詳細には、コームの歯が特定の要件に対して最適化されるときはいつでも、コームの性能は、他の特定の要件に関しては、かなり悪化する可能性が高いことが観察されている。
さらに、グルーミング装置は、顔毛及び/又は頭髪の切断だけでなく、全身のグルーミング用途にもしばしば使用されている。これは、敏感な皮膚領域における、例えば、わきの下及び/又はさらには陰部におけるようなグルーミング操作を含むことがある。これらの領域では、皮膚は比較的柔らかく、刺激及び/又はさらには損傷を受けやすい。
アタッチメントコームを設計する際には、基本的に相反する設計基準を満たさなければならない。これには、例えば、快適さ、毛持ち上げ性能/毛操作性能、皮膚ドーミング(skin doming)、操作速度、スムーズな取扱い、操作力、及び皮膚保護が含まれ得る。さらに、脱毛能力及び破片除去能力が重要な要因である可能性がある。
従って、毛切断装置の改善がの必要性が依然としてある。これは、特に、ユーザの快適性に関連する側面、安全に関連する側面、及び性能に関連する側面を含むことがある。
国際公開2013/150412A1号 米国特許出願公開第2011/0061243Al号 米国特許出願公開第2008/0005908A1号 米国特許第2481097号 米国特許第2882595号 米国特許第1628421号 欧州特許出願公開第2875915A1号
本開示の目的は、毛切断操作のために適切に構成され、毛切断装置のブレードセットに取り付けられるとともにこれから取り外すことができるアタッチメントコームを提供することである。より具体的には、皮膚保護コームとして作動可能であり、特にかなり敏感な皮膚領域において、ボディグルーミング処置を容易にするアタッチメントコームを提供することが望ましい。
好ましくは、アタッチメントコームは、快適性、安全性、速度、及び操作努力のような設計基準の間の有益なトレードオフを提供するように設計される。所定のレベルの快適さと安全性を維持しつつ、トリミング/シェービング速度を最適化し、改善された毛髪切断性能を可能にするように設計されたアタッチメントコームを提示することが望ましい。
好ましくは、本開示は、上述したように、既知の毛切断装置及びアタッチメントコームに固有の少なくともいくつかの欠点に対処する。更に好ましくは、アタッチメントコーム、特に全身グルーミング用途のための皮膚保護コームを備えるように構成された、毛切断装置及び毛切断装置のための切断ヘッドを提供する。
本開示のさらなる目的は、性能及び安全性並びに快適性を考慮しつつ、バランスのとれた動作を確実にするアタッチメントコームの歯のための適切なパラメータのセットを提供することである。
本開示の第1の態様において、毛切断装置の切断ヘッドのブレードセットのためのアタッチメントコーム、特に皮膚保護コームを開示し、アタッチメントコームは:
‐ 支持フレームと、
‐ 一続きに配置され(arranged in a series)るとともに上面に皮膚接触領域を画定する、複数のコーム歯(comb teeth)と、
を有し、
歯は、支持フレームから延びるとともにその前端部(frontal ends)に丸い先端部(rounded tips)を有し、
歯は、一続きに沿って不均一であり、丸い側方歯先端部(rounded lateral tooth tips)を有する一続きの側方端部(lateral ends)を画定する2つの外側側方歯(outer lateral teeth)と、それらの間に配置された丸い中央歯先端部(rounded central teeth tips)を有する中央歯と、を有し、
側方歯は、側方歯を一続きの歯の延設方向(extension direction)に垂直な側面から見るときに、丸い側方歯先端部の湾曲に対応する側方歯先端部半径Rtlを有し、
中央歯は、中央歯を一続きの歯の延設方向に垂直な側面から見るときに、丸い中央歯先端部の湾曲に対応する中央歯先端部半径Rtcを有し、
側方歯において、中央歯の先端部半径Rtcより大きい側方歯先端部半径Rtlが存在する。
本開示の別のより一般的な態様では、毛切断装置の切断ヘッドのブレードセット用のアタッチメントコーム、特に、皮膚保護コームが提供され、アタッチメントコームは:
‐ 支持フレームと、
‐ 一続きに配置され、上側に皮膚接触領域を規定する複数のコーム歯と、
を有し、
歯は、支持フレームから延びるとともにその前端部に丸い先端部を有し、
歯は、一続きに沿って不均一であり、一続きの側方端部を画定する2つの外側側方歯と、その間に配置された中央歯とを有し、
側方歯において、中央歯の先端部半径Rtcより大きい側方歯先端部半径Rtlが存在する。
本開示の主な態様は、特に全身グルーミング用途について、不均一な構成の歯を含むアタッチメントコームが提供されるとき、安全性及び性能が改善され得るという洞察である。より詳細には、一続きの歯の側方端部を画定する側方歯と、その間に介在する中央歯とが、異なる形状を有する。したがって、少なくとも2つの異なる歯のタイプが存在する。側方歯の先端部半径が中央歯の先端部半径より著しく大きいとき、著しい改善が達成されることが観察されている。本明細書で使用されるとき、歯の先端部半径は、アタッチメントコームの側面/側方視における外縁として見ることができるが、歯のそれぞれの主伸長方向/面は、側方視平面(side view plane)に平行である。
言い換えれば、本発明によるアタッチメントコームにおいて、歯は、一続きに沿って不均一であり、丸い側方歯先端部を有する一続きの側方端部を画定する2つの外側側方歯と、その間に配置された丸い中央歯先端部を有する中央歯とを有する。側方歯は、側方歯を一続きのコーム歯の延設方向に垂直な側面で見るときに、丸い側方歯先端部の湾曲に対応する側方歯先端部半径(Rtl)を有する。中央歯は、中央歯を一続きのコーム歯の延設方向に垂直な側面で見るとき、丸い中央歯先端部の湾曲に対応する中央歯先端部半径(Rtc)を有する。外方歯先端部半径Rtlは、中央歯の先端部半径Rtcよりも大きい。
概して、アタッチメントコームの歯は、アタッチメントコームが装着されているとき、装置のブレードセットの歯の「延長」とみなすことができる。アタッチメントコーム歯は、ブレードセットによって処理される毛を調整する(condition)ことができる。従って、アタッチメントコームは、ブレードセットの切断エッジが調整された毛に到達したときに毛が適切な切断方向になるように、ブレードセットの前で毛を持ち上げるように構成されることができる。
概して、アタッチメントコームは、スペーシング機能、すなわち、それぞれのトリミング長をもたらす皮膚のレベルとブレードセットとの間のオフセットを画定すること、を含み得る。しかし、アタッチメントコームは、シェービング操作のために構成されることもでき、コームの主な目的は、ブレードセットと皮膚のレベルとの間の間隔を提供することではなく、シェービング操作の性能、快適さ及び安全性を改善することである。これは、例えば、陰部及び/又は腋の下における、穏やかで滑らかなボディグルーミング/シェービング用途に有益であり得る。
ヒト/動物の体の上には、例えば、頭皮、顔面、身体四肢、腋の下、陰部領域などに異なるタイプの毛が存在する。従って、切断操作の直前に毛をセットアップするためのシェービング用又は低いレベルのトリミング用途でさえも、アタッチメントコームを提供することが有益であり得る。この方法では、1つの同一のブレードセットが、異なる身体領域、例えば、顔、四肢、胸部及び/又は背部、さらには陰部領域においてさえ、シェービング用途のために作動可能であり得る。
コーム歯に異なる形状の先端部半径を設けることは、操作力/移動力及び皮膚の安全性にプラスの効果をもたらす。これは、特に、側方歯の先端部半径が中央歯の先端部半径よりも大きい場合に当てはまる。
いくつかの点では、側方歯の先端部は、中央歯の先端部から外方にオフセットされる、すなわち、上部及び前部への垂直方向及び長手方向にオフセットされる。従って、アタッチメントコームを備えたブレードセットが皮膚に沿って動かされるとき、処理されることになる皮膚領域は、まず、側方歯の先端部によって、続いて、その間に配置された中央歯の先端部によって接触される。従って、側方歯は、中央歯の先端に対して接触力が低減される効果を有するアタッチメントコームに対する側方サポートを形成する。
その結果、側方歯の先端部よりも小さい先端部半径を有する先端部を備えるにもかかわらず、中央歯は、主サポートが側方歯の先端部によって提供されるので、皮膚に深く浸らない。その結果、皮膚の快適性と安全性を維持しながら、毛の持ち上げ、処理速度、及び必要な操作力を改善することができる。
アタッチメントコームの例示的な実施形態では、中央歯には、側面視において、側方歯先端部半径Rtlよりも小さい、均一な中央歯先端部半径Rtcが存在する。すなわち、側方歯は、それらの接触面が増加するため、それらがより大きな荷重を受けることができるので、歯を支持するように作用し得る。その結果、中央歯は、いくらかの点で解放され、皮膚に浸透しにくくなることを伴う。
アタッチメントコームのさらなる例示的な実施形態では、側方歯先端部半径Rtlは、1.0mm〜2.5mm(ミリメートル)の範囲、好ましくは1.2mm〜1.8mmの範囲、より好ましくは少なくとも1.5mmにあり、中央歯先端部半径Rtcは、0.25mm〜0.8mmの範囲、好ましくは0.35mm〜0.7mmの範囲にある。上記の値及び範囲は、特に横から見るときにあてはまる。側方歯の先端部をやや鈍く形成し、中央歯の先端部をより尖って形成することにより、全体的な切断性能を改善する。特定の実施態様では、側方歯先端部半径Rtlは、中央歯先端部半径Rtcよりもわずかに大きいだけである。
概して、いくつかの実施態様では、側方歯先端部半径Rtlは、全ての側方歯に対して同一であり、中央歯先端部半径Rtcは、全ての中央歯に対して同一である。
アタッチメントコームのさらに別の例示的な実施形態では、垂直方向において、側方歯は中央歯を越えて突出する。従って、垂直方向にも、側方歯と中央歯との間にオフセットが存在し得る。
アタッチメントコームのさらなる例示的な実施形態では、垂直方向において、側方歯は中央歯を越えて上面に向かって突出し、側方歯先端部は中央歯先端部に対して上方にオフセットされる。垂直方向の側方歯先端部と中央歯先端部との間のオフセットotopは、0.7mm〜1.2mm、好ましくは約0.9mmであり得る。
別の例示的な実施形態では、長手方向において、側方歯は中央歯を越えて突出し、側方歯先端部は中央歯先端部に対して前方にオフセットされる。長手方向のオフセットoltは、長手方向の0.1mm〜1.5mm、好ましくは0.1mm〜0.3mmの範囲、より好ましくは約0.2mmであり得る。
言い換えると、側方歯の長手方向の延設ltlは、中央歯の長手方向の延設ltc以上であり、側方歯の長手方向の延設ltlは、好ましくは、中央歯の長手方向の延設ltcよりも0.1mm〜1.5mm、より好ましくは0.1mm〜0.3mmの間で大きい。
少なくともいくつかの例示的な実施形態によれば、側方歯の外形は、水平方向及び垂直方向の両方で中央歯の外形からオフセットされている(ずれている)。側方歯は、水平方向と垂直方向の両方で中央歯を越えて突出している。
アタッチメントコームのさらに別の例示的な実施形態では、側方歯の幅wtlは、中央歯の幅wtcよりも大きい。いくつかの実施態様において、側方歯の幅wtlと中央歯の幅wtcとの間の比は、1.25から1.5の間である。より一般的には、さらなる実施形態では、側方歯の幅wtlと中央歯の幅wtcの間の比は、1.0(特に、1.0より大きい、又は>1.0)から1.5の間の範囲内にある。従って、特定の実施形態では、側方歯の幅wtl及び幅wtcは、基本的に同一であるか、少なくともかなり類似している。
概して、幅という用語は、中央歯及び側方歯の側方の延設に対応する。換言すれば、歯の幅は、それぞれの厚さに対応する。便宜上、例えば、抜けこう配(draft angles)のために、幅は、歯の縦方向及び/又は垂直方向の延長にわたって必ずしも一定ではないので、上述の表現は、歯の平均幅を表し得る。
いくつかの実施態様において、一般的な設計ルールに反映される、側方歯及び中央歯の先端部半径の比と幅の比との間の関係が存在する。基本的に、側方歯の先端部半径が中央歯の先端部半径に近づくにつれて、側方歯の幅と中央歯の幅との間の比(差)を増加させることが有益であり得る。逆に、側方歯の幅が中央歯の幅に近づくとき、中央歯先端部半径に対して側方歯先端部半径を増加させることが有益であり得る。
アタッチメントコームのさらに別の例示的な実施形態では、歯スロットが一続きの歯の間に形成され、歯スロットは、1.5mm以下、好ましくは1.2mm以下の幅wtsを有する。歯スロットの均一な幅は、一続きの歯の全てのコーム歯に当てはまり得る、すなわち、側方歯と中央歯との間の外側側方歯スロットの幅も含む。しかし、これは、異なる歯のタイプにおける異なるサイズの歯スロットを実施する代替実施形態を除外しない。概して、歯スロットの幅は、歯間隔とも呼ばれ得る。
アタッチメントコームの別の例示的な構成では、歯は、取り付け状態においてブレードセットに対向する後面と、後面と反対側の前面とを有し、皮膚接触領域が形成される上面は、前面と後面とを接続し、先端部は、前面と上面との間の移行部に形成され、先端部は、凸であり、前面において、凹状湾曲部が先端部に隣接する。上記は、特に側面視に当てはまる。換言すれば、歯の前方外側エッジは、側面図においてS字形であり得る。歯の上側は、概して直線状又は平面状であり得る。
アタッチメントコームの別の例示的な実施形態では、支持フレームは、対向する側方壁を形成し、側方方ラグが、ブレードセットの静止ブレードの上側側方端部バーと接触するように、側方壁から内方に延び、アタッチメントコームの底側において、連結バーが、側方壁の間に延び、歯は、基本的に、連結バーから垂直方向に延びる。換言すれば、連結バーは、歯がそこからその上端部まで延びるアタッチメントコームの底端部を形成する。さらに、側方壁の対向する端部をそれぞれ接続する2つの対向する連結バーが存在し得る。従って、この実施形態による2つの連結バーは、長手方向に互いに離間されている。
アタッチメントコームのさらに別の例示的な実施形態では、側方壁及び側方歯は、アタッチメントコームをブレードセットに取り外し可能に取り付けるために協働するスナップ式取り付け機構(snap-on mounting features)を形成する。換言すれば、側方壁及び側方歯は、ブレードセットのために、特にその静止ブレードのために、上部当接ゾーン及び底部当接ゾーンを一緒に形成し得る。側方壁及び側方歯のいずれも、ブレードセットの挿入を可能にするために少なくともわずかに撓み可能(deflectable)であり得る。換言すれば、スナップ式取り付け機構のために、アタッチメントコームはブレードセットに嵌合し得る。
上記の例示的な実施形態によれば、アタッチメントコームは、ピボット可能に支持されたブレードセットに取り付けられるように構成され得る。従って、アタッチメントコームを毛切断装置のハウジングに直接取り付ける必要はない。その結果、毛切断装置の輪郭追従機構を維持し得る。これは、毛切断性能をさらに改善し得る。
さらに別の例示的な実施形態では、アタッチメントコームは、最小化されたオフセット構成で動作可能であり、取り付け状態では、アタッチメントコームの上面に形成された皮膚接触領域は、ブレードセットの静止ブレードの上面から上方にオフセットされる。好ましくは、オフセット値ocは、かなり小さく、0.05mm〜0.2mmの範囲である。静止ブレード上面とアタッチメントコームの皮膚接触領域との間のわずかなオフセットは、皮膚保護及び全体的な操作の安全性を改善する。上記の実施形態は、アタッチメントコームが動作状態でブレードセットに取り付けられるときに実施され得る。上記は、オフセット値ocが基本的にゼロ(〜0.0mm)である、すなわち、明確ではない又は僅かなオフセットしか存在しない実施形態を除外しない。従って、より一般的な文脈では、オフセット値ocは、0.0mm(より具体的には、少なくとも0.0mmよりわずかに大きい、又は>0.0mm)から0.4mmの範囲にある。
さらに、アタッチメントコームがスペーシングコームとして配置される場合、オフセット値ocは、はるかに大きくなり得、例えば、1.3mm、3.0mm、6.0mm、9.0mmなど、その結果、トリミング目的のための皮膚とブレードセットとの間のそれぞれのオフセットが生じる。
別の例示的な実施形態では、アタッチメントコームは、第1の一続きのコーム歯と、第1の一続きのコーム歯とは反対側の第2の一続きのコーム歯とを有し、第1の一続きのコーム歯と第2の一続きのコーム歯とは、それらの間に毛切断装置のブレードセット用の凹部を画定する。凹部はまた、ブレードセット用のシート又はウィンドウとも称され得る。アタッチメントコームの取り付け状態では、ブレードセットは凹部に収容される。第1の一続きの歯及び第2の一続きの歯は、凹部内のブレードセットの長手方向の位置を規定し得る。アタッチメントコームの側方壁は、ブレードセットの側方位置を規定し得る。側方壁及び側方歯の取り付け機構は、凹部内のブレードセットの垂直位置を規定し得る。
本開示のさらなる態様では、毛切断装置、特に、電動グルーミング装置のための切断ヘッドが提供され、切断ヘッドは:
‐ 静止ブレード及び可動ブレードを有するブレードセットであって、静止ブレード及び可動ブレードは、静止ブレード及び可動ブレードのそれぞれの歯によって共に画定される少なくとも1つの歯付き前縁部を有し、静止ブレード及び可動ブレードの歯は、基本的に長手方向に延び、静止ブレードはさらに、特にその歯に、上面を有し、上面は、動作しているとき、ユーザの皮膚に面するように配置される、ブレードセットと、
‐ 本明細書に記載の少なくとも1つの実施形態によるアタッチメントコームであって、アタッチメントコームは、ブレードセットに解放可能に取り付けられる、アタッチメントコームと、
を有する。
例示的な実施形態では、切断ヘッドはさらに、ブレードセットとハウジング部分とを結合する旋回機構を有し、アタッチメントコームは、取り付け状態で、ハウジング部分に対してブレードセットと共に枢動される(pivoted)ように構成される。従って、アタッチメントコームが取り付けられているときでも、切断ヘッドの輪郭追従機能を維持することができる。
本開示のさらに別の態様では、毛切断装置、特にグルーミング装置が提供され、装置は、ハウジングと、ハウジングの上端に配置された切断ヘッドであって、切断ヘッドには、静止ブレード及び可動ブレードを有するブレードセットが設けられる、切断ヘッドと、本明細書に記載される少なくとも1つの実施形態によるアタッチメントコームと、を有し、アタッチメントコームは、ブレードセットに取り外し可能に取り付けられるように構成される。
本開示のさらに別の態様では、毛切断装置、特に電動ボディグルーミング装置が提供され、毛切断装置は、毛を切るために移動方向に毛を通って移動するように構成され、毛切断装置は、ブレードセット、特にピボット可能に取り付けられたブレードセット、及び本開示の少なくともいくつかの態様によるアタッチメントコームを有する。
本開示のさらに別の態様では、特に、歯の設計及び特徴に関して、本開示の少なくとも1つの態様に従って、構成され、異なる長さでシェービング/トリミング操作を可能にするように、ブレードセットと処理されることになる皮膚表面との間に明確に規定された向き及び/又は相対的位置を提供する、アタッチメントコームのセットが提供される。
本開示のこれら及び他の態様は、以下に記載する実施形態から明らかになり、以下に記載する実施形態を参照して説明される。
本開示によるアタッチメントコームの例示的な実施形態を備え得る例示的な毛切断装置の概略斜視図を示す。 毛切断装置のための切断ヘッド用ブレードセットの斜視上面図である。 毛切断装置の切断ヘッド及びこれに取り付けることができるアタッチメントコームの部分斜視上面図を示し、アタッチメントコームは分離状態で示されている。 アタッチメントコームの取り付け状態における図3の構成の別の図である。 図3及び図4に示すアタッチメントコームの底面斜視図である。 図7の線VI‐VIに沿ったブレードセットに取り付けられた状態におけるアタッチメントコームの断面正面図である。 図6の構成の上面図である。 分離したアタッチメントコームの正面図である。 図8のアタッチメントコームの上面図である。 図9の線X‐Xに沿った断面側面図である。 図9の線XI‐XIに沿った断面側面図である。 図9の線XII‐XIIに沿った断面側面図である。
図1は、簡略化された斜視図において、毛切断装置10、特に電動毛切断装置の例示的実施形態を概略的に示す。毛切断装置10は、ハウジング、より詳細には、ハウジング部分12、ハウジング部分12内の破線ブロック14によって示されるモータ、ハウジング部分12内の破線ブロック16によって示される駆動機構又はドライブトレーンを有し得る。モータ14に電力を供給するために、少なくとも毛切断装置10のいくつかの実施形態では、ハウジング部分12の破線ブロック18によって示される、例えば、再充電可能バッテリ、交換可能バッテリ等のような電気バッテリを設けることができる。しかし、いくつかの実施形態では、切断装置10は、電源を接続するための電力ケーブルをさらに備えることができる。電源コネクタは、(内部の)電気バッテリ18に加えて、又はその代わりに設けることができる。
毛切断装置10は、切断ヘッド20をさらに有し得る。切断ヘッド20において、ブレードセット22が毛切断装置10に取り付けられ得る。ブレードセット22は、切断動作を可能にするために、駆動機構又はドライブトレーン16を介してモータ14によって駆動され得る。図2は、図1に示す毛切断装置10に組み込むことができるブレードセット22の斜視上面図を示す。切断動作は、概して、静止ブレードと可動ブレード(カッターブレード)との間の相対動作とみなすことができ、これについては、以下にさらに説明し、論じられる。したがって、静止ブレード(ガードブレード)及び可動ブレード(カッターブレード)という用語は、限定的な意味で解釈してはならない。
一般に、ユーザは、毛を切るために、切断装置10を把持し、保持し、移動方向30に毛を通って手動で案内し得る。切断装置10は、手動案内又は手動操作の電気駆動装置と見なすことができる。さらに、切断ヘッド20、より詳細には、ブレードセット22は、図1の符号28で示す湾曲した二重矢印を参照してピボット可能な方法で切断装置10のハウジング部分12に接続されることができる。用途によっては、切断装置10を皮膚に沿って動かして、皮膚で成長する毛を切ることができる。皮膚に近いところで毛を切る場合には、基本的には皮膚のレベル(高さ)で毛を切る又は切り刻んだりすることを目的として、シェービング操作を行うことができる。しかし、クリッピング(又はトリミング)操作も想定され得、ブレードセット22を有する切断ヘッド20が、皮膚に対して所望の距離で経路に沿って通される。
毛を通して案内されるとき、ブレードセット22を含む切断装置10は、典型的には、図1の参照番号30によって示される普通の移動方向に沿って移動される。この関連では、毛切断装置10が典型的には手動で案内され、移動されることを考えると、移動方向30は、必ずしも、毛切断装置10とその切断ヘッド20の向きに関して固定された定義と関係を有する正確な幾何学的基準として解釈される必要はないことを指摘する価値がある。即ち、皮膚における切断されることになる毛に対する毛切断装置10の全体的な向きは、いくぶん不安定であると解釈することができる。しかし、例示的な目的のために、(想像上の)移動方向30は、毛切断装置10の構造的特徴を記述する手段として、以下で機能し得る座標系の主中心平面に対して平行(又は略平行)であると、かなり仮定することができる。X軸とY軸は水平面を定義する。
本明細書に示されるいくつかの図において、例示的な座標系は、説明目的のために示される。本明細書で使用されるとき、X軸は、長手方向に割り当てられる。さらに、Y軸が横方向に割り当てられる。従って、Z軸は、垂直方向(高さ方向)に割り当てられる。図示された構成要素のそれぞれの特徴及び伸長部分との軸/方向X、Y、Zのそれぞれの関連は、これらの図から導くことができる。X軸とY軸は、水平面を共に定義する。座標系X、Y、Zは、主として説明目的のために提供されるものであり、本開示の範囲を限定することを意図するものではないことを理解されたい。これは、当業者が、さらなる実施形態、図示及び表示方向のずれに直面したときに、座標系を容易に変える及び変換することができることを含む。また、デカルト座標系の極座標系への変換が、特に円形又は湾曲したブレードセットの文脈において、想定され得る。
図2により詳細に示すブレードセット22は、静止ブレード24と、往復運動で静止ブレード24に対して動くことができる可動ブレード26とを有する。静止ブレード24及び可動ブレード26は、少なくとも1つの歯付き前縁部32、34、好ましくは第1の歯付き前縁部32及び第2の歯付き前縁部34を共に画定し得る。第1の歯付き前縁部32と第2の歯付き前縁部34は、平行な方法で、互いに向き合って配置されている。可動ブレード26は、破線表示で図2に示されている。可動ブレード26は、駆動軸50によって往復式に駆動されることができる。従って、可動ブレード26及び静止ブレード24は、互いに対して往復運動することができ、従って、毛切断装置10が移動方向30に毛を通して移動するとき、静止ブレード24の歯38と可動ブレード26の歯40との間に入る毛を、それぞれの前縁部32、34において切断するように協働することができる。駆動軸50には、駆動ピン60が中心からずれた形で形成されている。

従って、駆動軸50が回転するとき、駆動ピン60は、駆動軸周りに回転し、駆動ブリッジ68によって可動ブレード26に結合されたエントレーナユニット(entrainer unit)66を作動させる(図6に示す)。
図2では、装置10が動作しているときにユーザの皮膚に面している静止ブレード24の上面を36で示す。いくつかの実施態様において、上面36は、X軸及びY軸によって画定される水平面に平行である。
静止ブレード24は、可動ブレード26のためのガードとして配置され得る。静止ブレード24は、可動ブレード26のためのガイドスロットがその間に画定されるように、少なくとも部分的に互いに離間された第1の壁部分と第2の壁部分とを有することが特に好ましく、図6のブレードセット22の断面図も参照することができる。その結果、静止ブレード24は、少なくとも1つの歯付き前縁部32、34において可動ブレード26を覆うこともできる。
すでに上述したように、ブレードセット22は、シェービング及びトリミング動作に特に適している。ブレードセット22が実際の皮膚輪郭に追従することができる場合、シェービング性能及びトリミング性能はさらに改善され得る。従って、ブレードセット22は、ピボット可能な方法で、毛切断装置10のハウジング部分12に取り付け可能であることが特に好ましい。旋回(スイベル)機構(swiveling mechanism)が、参照番号42によって図2に示されている。ブレードセット22は、旋回機構42に取り付けられている。旋回機構42は、ブレードセット22とハウジング部分12との間に介在する切断ヘッド20の一部を形成することができる。旋回機構42は、図1及び図2の湾曲した二重矢印28を参照して、ブレードセット22のためのピボット、又はむしろ仮想ピボットを画定することができる。
ハウジング部分12に対するブレードセット22の最大旋回角を画定するために、旋回機構42は、接触面46と協働して旋回運動の許容範囲を画定することができるリミットストップ(limit stop)44を有し得る。例として、旋回機構42は、4バーリンク機構として構成され得る。この実施形態では、旋回機構42は、ハウジング部分12に取り付けられ得るベースリンク52を有する。第1の側部リンク54及び第2の側部リンク56は、ベースリンク52に結合され得る。上端において、旋回機構42は、第1の側部リンク54と第2の側部リンク56とを接続する上部リンク58を有し得る。それぞれのリンク52、54、56、58の間には、隣接するリンクの間の相対的な回転、したがって、全体の旋回運動を可能にするヒンジ、特にリビングヒンジ(living hinges)が設けられ得る。
一般に、少なくとも一部の実施形態では、切断ヘッド20は、交換可能な及び/又は取り外し可能な切断ヘッドとみなすことができる。この目的のために、切断ヘッド20は、毛切断装置10のハウジング部分12においてそれぞれの受けインターフェースに係合するように構成された取り付けインターフェース48を有し得る。特に、切断ヘッド20は、プラグイン切断ヘッド20として構成され得る。すでに上述したように、ブレードセット22、特にその可動ブレード26は、駆動軸50に結合され得る。駆動軸50は、駆動軸50の長手方向軸の周りに回転することができる偏心部分(ピン60)を有し得る。従って、可動ブレード26を静止ブレード24に対して往復動する方法で駆動するための偏心駆動機構16が設けられ得る。
ブレードセット22の側方(横方向)端部には、いわゆるサイドプロテクタ、即ち側方端部バー62、64が形成されている。図2に示す例示的な実施形態では、側方端部バー62、64は静止ブレード24に成形される。
図2に例示的に示すように旋回機構42に取り付けられるか又は旋回機構の別の例示的実施形態に取り付けられると、切断ヘッド20は、シェービング動作に特に適している。しかし、毛切断装置10は、ヘアトリミング操作にも適していることがさらに好ましい。毛トリミングは、所望の長さで毛を切断することを含み得る。毛の所望の残りの長さは、いわゆるアタッチメントコームによって規定され得る。アタッチメントコームを毛切断装置10に取り付けるとき、ブレードセット22は好ましくはハウジング部分12に旋回自在に取り付けられると考える必要がある。本明細書で論じられる少なくともいくつかの実施形態では、アタッチメントコームがブレードセット22に取り付けられるときに、輪郭追従機能がコームモードでも提供されることが好ましい。
以下では、ブレードセット22用アタッチメントコームの例示的な実施形態が明らかにされ、より詳細に説明される。言うまでもなく、各実施形態に関連して開示された単一の特徴は、分離された態様で、他の実施形態のいずれかと組み合わせてもよく、それによって、本開示の範囲に依然として含まれるさらなる実施形態を形成する。一般に、アタッチメントコームは、皮膚保護コームと称され得る。いくつかの実施態様において、アタッチメントコームは、スペーシング(spacing)アタッチメントコームとして構成される。しかし、いくつかの実施形態では、アタッチメントコームは、ブレードセットを皮膚から離間させない又はブレードセットをわずかにしか離間させない。この例示的な構成では、アタッチメントコームの主要な目的は、毛コンディショニング/持ち上げ及び皮膚保護である。
図3には、図1及び図2に関連して既に説明したように、毛切断装置10の切断ヘッド20から切り離された状態のアタッチメントコーム70が示されている。コーム70は、皮膚保護コームとも呼ばれ得る。
コーム70は、以下により詳細に説明するように、ブレードセット22に解放可能に取り付けられるように構成される。コーム70は、コーム歯74がそこから延びる支持フレーム72を有する。コームの取り付け状態では、コーム歯74は静止ブレード24の歯38に平行に向けられる。コーム歯の不均一な構成を有することが好ましい。つまり、異なる形状のコーム歯74が設けられ得る。コーム歯74は、側方歯76(外歯)及び中央歯78を含む。図3に示される例示的な実施形態では、コーム70のそれぞれの外側端部において、側方歯76が設けられる。側方歯76の間には、中央歯78が形成される。全体として、側方歯76及び中央歯78は、少なくとも1つの一続きの歯82、84を形成する。図3の例示的な実施形態では、互いに反対側にある第1の一続き(series)82及び第2の一続き84が設けられる。第1の一続き82と第2の一続き84は、ブレードセット22のためのウィンドウ又は凹部88をそれらの間に画定する。
コーム70の支持フレーム72は、第1の側方壁90及び第2の側方壁92を有する。連結バー94が、第1の一続き82の側部において、側方壁90と側方壁92とを接続する。連結バー96が、第2の一続き84の側部において、側方壁90と側方壁92とを接続する。
側方壁90、92は、支持フレーム72の側方端部を画定する。連結バー94、96は支持フレーム72の長手方向端部を画定する。側方壁90、92及び連結バー94、96は合わせて、コーム70の四面フレームを画定する。連結バー94、96は、コーム70の底端に配置されている。コーム70の上方端部において、側方ラグ98、100が、側方壁90、92から延びる。側方ラグ98、100は、内側に延び、互いに対向する。
図4及び図5の斜視図をさらに参照する。図4の視点方向は、図3の視点方向と同様であるが、図4では、コーム70が取り付け状態で示されている。図5では、コーム70の斜視底面図が提供される。図4に示すように、取り付け状態では、側方ラグ98、100は、ブレードセット22の側方端部において側方端部バー62、64をカバーし、保持する。
さらに、図5に見ることができるように、側方壁90、92には、取り付け状態においてブレードセット22の側方位置(Y位置)を規定する、内側ガイドリブ104が形成される。図5の例示的な構成では、ガイドリブ104は、生産/成形の理由のために垂直方向に延びる。
側方歯76には、ブレードセット22の静止ブレード24のための取り付け面106が、その後方上部側に形成され、図3及び図5を参照されたい。側方ラグ98、100において、取り付け面108が、側方歯76における取り付け面106に対向して形成され、図5を参照されたい。取り付け面106、108は、それらの間でブレードセット22の静止ブレード24を保持し、固定するように協働する。従って、側方歯76と側方ラグ98、100は、ブレードセット22におけるコーム70の取り付けのためのスナップ式取り付け/ロック機構を一緒に形成する。図3乃至図5の例示的な実施形態では、静止ブレード24が側方歯76の後方側で取り付けランプ110を通過できるように、側方歯76は撓み可能(deflectable)であり、図6も参照されたい。従って、アタッチメントコーム70は、取り付けが容易であり且つ取り外しが容易である。
側方歯76において、先端部116が形成される。中央歯78において、先端部118が形成される。歯76、78の先端部116、118は、コーム70が皮膚に沿って、毛を切断するのに適した向きで移動方向に移動するときに、皮膚係合ゾーンを形成する。歯76、78の間には、歯スロット(溝)120が存在する。
さらに、図6〜図12を参照すると、図6及び図7は、取り付けられた状態でのコーム70を示し、図8、9、10、11及び12のいずれかは、分離された状態でのコーム70を示す。
図8を参照すると、側方歯76の幅がwtlで示されている。中央歯78の幅はwtcで示されている。さらに、歯スロット120の幅が、wtsで示されている。組み立てられた状態では、側方ラグ98、100は、ブレードセット22のための垂直リミットストップを画定する。より具体的には、ブレードセット22の静止ブレード24は、本明細書中で前述したように、側方ラグ98、100及び側方歯76における取り付け面106、108の間で(Z位置に)ロックされる。
図6では、取り付け状態のコーム70の上面が124で示されている。上面124において、コーム70は皮膚に面し、皮膚と接触する。特定の例示的な実施形態では、中央歯78は、静止ブレード24の上面36をわずかに越えて垂直方向Zに突出する。上面36と上面124は必ずしも一致しない。それぞれのオフセットが図6にoで示されている。静止ブレード24の上面36からのオフセットoは、コンポジット70がブレードセット22に取り付けられているときに、必ずしも上面36でない主にコーム70の上面124が皮膚に接触することを確実にする。上面124と反対側のコーム70の底面が、図8において126によって示されている。さらに、図8では、中央歯78の皮膚接触領域が128によって示されている。側方歯76の皮膚接触領域は、140によって示されている。
図6及び図8に示すように、側方歯76は、中央歯78を越えて垂直方向Zに突出している。各オフセットは、図6及び図8において、otopによって示されている。皮膚接触領域140と128との間の(垂直)オフセットotopは、中央歯78の接触圧力が低減されるように、側方歯76が支持歯として作用することを確実にする。
さらに、図10、図11及び図12の横断面図を参照する。断面図の各位置は図9において線X−X、XI−XI、XII−XIIで示されている。
図10を参照して、側方歯76の形状をより詳細に説明する。すでに上述したように、側方歯76の取り付け面106は、側方ラグ98、100の取り付け面108と協働して、取り付け状態においてそれらの間に静止ブレード24を保持する。
側方歯76は、上面(top side)132、後面(rear side)134、及び前面(front side)136を有する。側方歯76は、連結バー94、96のうちの1つから垂直方向Z及び長手方向Xに延びる。上面132は、皮膚接触領域140を画定する。上面132は、後面134と前面136とを接続する。後面134は、静止ブレード24のためのウィンドウ又は凹部88の境界を定め、図9を参照されたい。
後面134と上面132との間の移行部(transition)において、取り付け面106が形成される。上面132と前面136との間の移行部において、先端部116が形成される。先端部半径はRtlで示されている。先端部116は、図10の図において凸形である。先端部116に隣接して、凹状湾曲部(concave curvature)138が形成される。その結果、側方歯76の前面136は、いくぶんS字形である。さらに、後面134において、取り付けランプ110が形成される。
図12を参照して、中央歯78の形状をより詳細に説明する。中央歯78は、上面152、後面154、及び前面156を有する。中央歯78は、連結バー94、96から垂直方向Z及び長手方向Xに延びる。上面152は、皮膚接触領域128を画定する。上面152と後面154との間の移行部において、後方先端部160が形成される。後面154は、ウィンドウ又は凹部88に面し、図9を参照されたい。図7に示すように、取り付け状態では、後方先端部160は、ブレードセット22の静止ブレード24のための長手方向リミットストップを形成する。
上面152と前面156との間の移行部において、先端部118が形成される。先端部半径を図12にRtcで示す。先端部118は、図12の図において凸形である。先端部118に隣接して、凹状湾曲部158が前面156に形成される。全体として、前面156は、いくぶんS字形である。
図11では、側方歯の長手方向の延設をltlで示している。同様に、中央歯の長手方向の延設はltcで示されている。側方歯76と中央歯78との間の長手方向のオフセットは、oltで示されている。
組み合わせて、側方歯76と中央歯78との間のオフセットotop及びoltは、それらの間の(垂直方向Z及び長手方向Xにおける)幾分斜めのオフセットを画定する。側方歯76の先端部116の上部及び前部輪郭は、中央歯78の先端部118の上部及び前部輪郭を越えて突出する。
図3〜図12に示すアタッチメントコーム70の設計のさらなる利点は、その形状が、追加のスライダ及び/又はさらなる追加の成形部品なしに、比較的単純な成形型で形成され得ることである。前述の態様は有益であるが、この設計は限定的な意味で解釈されてはならない。
ここに提示される設計パラメータは、側方歯と中央歯の不均一性を記述する。より詳細には、上述の実施形態によれば、側方歯は、中央歯より露出されるが、同時に、中央歯より滑らかである。
本開示は、図面及び前述の説明において詳細に図示及び説明されているが、このような図示及び説明は、説明的又は例示的であり、限定的ではなく、本発明は、開示された実施形態に限定されない。開示された実施形態に対する他の変形は、図面、開示、及び添付の特許請求の範囲の研究から、当業者が請求項に記載された発明を実施する際に理解し、実施することができる。
請求項において、語「有する、含む」は、他の要素又はステップを除外せず、不定冠詞「1つの(“a”又は“an”)」は、複数を除外しない。単一の要素又は他のユニットは、請求項に記載されたいくつかのアイテムの機能を満たすことができる。特定の手段が相互に異なる従属請求項に記載されているという単なる事実は、これらの手段の組み合わせが有利に利用できないことを示すものではない。
請求項中の引用符号は、その範囲を限定するものと解釈してはならない。
本開示は、毛切断装置(hair cutting appliance)の切断ヘッド(cutting head)のブレードセット用のアタッチメントコーム(attachment comb)に関する。より詳細には、限定的な意味で解釈されるべきではないが、本開示は、ボディグルーミング装置(body grooming appliance)用の皮膚保護コームに関する。いくつかの実施態様において、本開示は、多目的毛切断装置のためのアタッチメントコームの改良に関する。さらに、本開示は、毛切断装置用の、特にボディグルーミング装置用の切断ヘッド、及びアタッチメントコームを備えるように構成された毛切断装置に関する。
特許文献1は、電動毛切断装置のブレードセット用の静止ブレードを開示し、ブレードは、第1の壁及び第2の壁を含み、各壁は、第1の表面、第1の表面から離れる方を向く第2の表面、及び複数の横方向に離間した長手方向に延びる突起部を画定する横方向に延びる前縁部を画定し、第1の壁部及び第2の壁部の第1の表面は、少なくともそれらの前縁部において互いに向かい合い、向かい合っている間、第1の壁部及び第2の壁部の前縁部に沿った突起部は、それらの先端部において相互に接続されて、複数の略U字形の歯を画定し、第1の壁部及び第2の壁部の第1の表面は、それらの間のブレードセットの可動ブレード用の横方向に延びるガイドスロットを画定し、第1の壁部の突起部は、第2の壁部の突起部の平均厚さよりも小さい平均厚さを有する。
切断装置は、当該技術分野において知られている。切断装置は、特に、毛切断装置を含むことがある。より一般的な文脈において、本開示は、パーソナルケア装置、特にグルーミング装置を扱う。グルーミング装置は、限定されるものではないが、毛切断装置、特にトリミング装置、シェービング装置、及び複合(二重目的又は多目的)装置を含む。
毛切断装置は、ヒトの毛、ときには動物の毛を切断するために使用される。毛切断装置は、顔の毛を切るために、特にひげ剃り及び/又はひげトリミングのために使用することができる。さらに、切断装置は、頭髪及び体毛を切る(ひげそりやトリミングを含む)ためにも使用される。
トリミングモードでは、毛切断装置は、典型的には、毛切断装置のブレードセットを皮膚から離間させるように配置された、いわゆるスペーシングコーム(spacing comb)を備える。スペーシングコームの有効(オフセット)長さに応じて、トリミング操作後の残りの毛の長さが規定されることができる。
本開示の文脈における毛切断装置は、典型的には、処理ヘッド(processing head)と称されることがある切断ヘッドを有する。切断ヘッドには、ブレードセットが設けられ、ブレードセットは、いわゆる静止ブレードといわゆる可動ブレードとを有する。毛切断装置が作動されるとき、可動ブレードは、静止ブレードに対して動かされ、これは、それぞれの切断エッジ(cutting edges)が互いに協働して毛をカットすることを含み得る。
従って、本開示の文脈では、静止ブレードは、毛切断装置の駆動ユニットが静止ブレードと協働しないような方法で毛切断装置に取り付けられるように構成される。むしろ、駆動ユニットは、典型的には、可動ブレードに結合され、可動ブレードを静止ブレードに対して可動に設定するように構成される。従って、静止ブレードは、いくつかの実施形態では、毛切断装置のハウジングに固定して取り付けることができる。
しかし、代替実施形態では、静止ブレードは、ピボット(枢動)可能(pivotable)な態様で、毛切断装置のハウジングに配置される。これは、例えば、毛切断装置の切断ヘッドの輪郭追従(contour-following)機能を可能にすることができる。従って、本明細書で使用するとき、静止ブレードという用語は、限定的な意味では解釈されないものとする。さらに、言うまでもなく、毛切断装置そのものが移動すると、静止ブレードも移動する。しかし、静止ブレードは、切断作用を引き起こすように能動的に作動されるように配置されていない。むしろ、可動ブレードが、静止ブレードに対して移動するように配置される。
静止ブレードは、ガードブレードとも呼ばれることがある。典型的には、毛切断装置が毛を切るように操作される場合、静止ブレードは、少なくとも部分的に、可動ブレードとユーザの毛又は皮膚との間に配置される。本明細書で使用されるとき、ユーザという用語は、毛が処理又は切られている個人又は対象を指すものとする。言い換えれば、毛切断装置のユーザ及びオペレータは、必ずしも同一人物ではない。ユーザという用語はまた、理容師又は理容店のクライアントを含んでもよい。
いくつかの態様では、本開示は、トリミング動作及びシェービング動作の両方を可能にする毛切断装置に関する。この文脈では、トリミングのために適切に構成された第1のブレードセットと、シェービングのために適切に構成された第2のブレードセットとを含むデュアル切断構成(dual cutting arrangement)を組み込んだ毛切断装置が知られている。例えば、シェービングブレードセットは、可動切断要素と協働する孔あき箔(perforated foil)を含んでもよい。むしろ、トリミングブレードセットは、互いに協働する歯をそれぞれ備える2つのブレードを含んでもよい。原理的には、シェービングブレードセットの静止部分を形成する孔あき箔は、主として強度上の理由から従来の装置ではかなり厚くなければならないトリミングブレードセットの静止ブレードよりもはるかに薄いことがある。
上記の特許文献1は、静止ブレードに2つの壁を設けることを提案し、一方はユーザの皮膚に面し、他方はユーザから離れる方に面している。2つの壁は互いに接続されており、側面視において、可動カッターブレードのガイドスロットを形成するU字形の輪郭を画定している。従って、静止ブレードは二重壁ブレードである。これは、第2の壁が静止ブレードに十分な強度を与えるので、第1の壁をかなり薄く構成することができるという利点を有する。従って、このような構成は、それぞれの歯が静止ブレード及び可動ブレードに設けられ得るので、トリミングに適している。さらに、ブレードセットは、静止ブレードの第1の壁の有効厚さがかなり減少されるので、シェービングに適している。
特許文献2は、コームをトリミング装置に固定するように構成されたベースと、トリミング装置の切断エッジから固定距離を提供するように構成された第1の歯と、毛を切断エッジに対して所定の向きに操作するように構成された第2の歯とを有し、第2の歯が第1の歯の間に配置され、第2の歯は第1の歯より近接した間隔で配置される、ヘアトリミング装置用のコームを開示している。
特許文献3は、ヘアクリッパ用のアタッチメントコームであって、ヘアクリッパを解放可能に係合させるように構成され配置されたベース部と、前記ベース部から延びる複数の歯であって、前記歯の各々は、上周縁端と下周縁端との間に画定されたボディ部と、前記ベース部に隣接した近位端と、ベース部の反対端にある遠位端とを含む、複数の歯とを有し、前記ボディ部は、切断前に前記コーム内に毛を保持するための少なくとも1つの構成(formation)を備え、前記複数の歯は、複数の全歯と複数の中間歯とを含み、前記複数の全歯は、一対の外歯を含み、前記全歯、中間歯及び外歯の各々は、別個の形状を有し、前記中間歯の前記ボディ部の前記本体部は、前記全歯と比較して前記ボディ部の減少した容積を有する、ヘアクリッパ用のアタッチメントコームを開示している。
特許文献4は、一連の歯を有するへクリッパ(hair clippers)用の毛案内アタッチメントを開示している。このアタッチメントの側歯(lateral teeth)は、この特許文献に対する図面の図2の上面図から見て、異なる幅を有する。
特許文献5は、アームを有するフレームの形態のヘアクリッパクセサリに取り付けられたコームを開示している。コームは一連の歯を有する。このアタッチメントの側歯は、この特許文献の図2及び図3の上面図から見て、異なる幅を有する。
特許文献6は、湾曲した歯を有するヘアクリッパのためのアタッチメントを開示している。このアタッチメントの側歯は、その終端を自分自身の上に曲げているが、他の歯はそうではない。
さらに、例えば、特許文献7に開示されているように、ヒンジ式又はピボット式に取り付けられたブレードセットを利用する毛切断装置が知られている。換言すれば、ブレードセットは、現在処理されている皮膚輪郭と整列するように、毛切断装置のハウジングに対して旋回することができる。これは、特に手の届きにくい領域において、毛切断装置のシェービング能力を著しく増加させることがある。コームが取り付けられたときにブレードセットの旋回又はピボット能力を維持することが望ましい場合、保持力、作動力、及びコームの直接取り付けから生じ得るさらなる影響が考慮されるべきである。
しかし、幾つかの用途については、アタッチメントコームの幾何学的形状及び全体的なデザインにおいて、特に、切断性能、毛持ち上げ挙動、皮膚保護及び操作の容易さの間の有益なトレードオフを満たすために、依然として改善の余地があることが観察されている。より詳細には、コームの歯が特定の要件に対して最適化されるときはいつでも、コームの性能は、他の特定の要件に関しては、かなり悪化する可能性が高いことが観察されている。
さらに、グルーミング装置は、顔毛及び/又は頭髪の切断だけでなく、全身のグルーミング用途にもしばしば使用されている。これは、敏感な皮膚領域における、例えば、わきの下及び/又はさらには陰部におけるようなグルーミング操作を含むことがある。これらの領域では、皮膚は比較的柔らかく、刺激及び/又はさらには損傷を受けやすい。
アタッチメントコームを設計する際には、基本的に相反する設計基準を満たさなければならない。これには、例えば、快適さ、毛持ち上げ性能/毛操作性能、皮膚ドーミング(skin doming)、操作速度、スムーズな取扱い、操作力、及び皮膚保護が含まれ得る。さらに、脱毛能力及び破片除去能力が重要な要因である可能性がある。
従って、毛切断装置の改善がの必要性が依然としてある。これは、特に、ユーザの快適性に関連する側面、安全に関連する側面、及び性能に関連する側面を含むことがある。
国際公開2013/150412A1号 米国特許出願公開第2011/0061243Al号 米国特許出願公開第2008/0005908A1号 米国特許第2481097号 米国特許第2882595号 米国特許第1628421号 欧州特許出願公開第2875915A1号
本開示の目的は、毛切断操作のために適切に構成され、毛切断装置のブレードセットに取り付けられるとともにこれから取り外すことができるアタッチメントコームを提供することである。より具体的には、皮膚保護コームとして作動可能であり、特にかなり敏感な皮膚領域において、ボディグルーミング処置を容易にするアタッチメントコームを提供することが望ましい。
好ましくは、アタッチメントコームは、快適性、安全性、速度、及び操作努力のような設計基準の間の有益なトレードオフを提供するように設計される。所定のレベルの快適さと安全性を維持しつつ、トリミング/シェービング速度を最適化し、改善された毛髪切断性能を可能にするように設計されたアタッチメントコームを提示することが望ましい。
好ましくは、本開示は、上述したように、既知の毛切断装置及びアタッチメントコームに固有の少なくともいくつかの欠点に対処する。更に好ましくは、アタッチメントコーム、特に全身グルーミング用途のための皮膚保護コームを備えるように構成された、毛切断装置及び毛切断装置のための切断ヘッドを提供する。
本開示のさらなる目的は、性能及び安全性並びに快適性を考慮しつつ、バランスのとれた動作を確実にするアタッチメントコームの歯のための適切なパラメータのセットを提供することである。
本開示の第1の態様において、毛切断装置の切断ヘッドのブレードセットのためのアタッチメントコーム、特に皮膚保護コームを開示し、アタッチメントコームは:
‐ 支持フレームと、
‐ 一続きに配置され(arranged in a series)るとともに上面に皮膚接触領域を画定する、複数のコーム歯(comb teeth)と、
を有し、
歯は、支持フレームから延びるとともにその前端部(frontal ends)に丸い先端部(rounded tips)を有し、
歯は、一続きに沿って不均一であり、丸い側方歯先端部(rounded lateral tooth tips)を有する一続きの側方端部(lateral ends)を画定する2つの外側側方歯(outer lateral teeth)と、それらの間に配置された丸い中央歯先端部(rounded central teeth tips)を有する中央歯と、を有し、
側方歯は、側方歯を一続きの歯の延設方向(extension direction)に垂直な側面から見るときに、丸い側方歯先端部の湾曲に対応する側方歯先端部半径Rtlを有し、
中央歯は、中央歯を一続きの歯の延設方向に垂直な側面から見るときに、丸い中央歯先端部の湾曲に対応する中央歯先端部半径Rtcを有し、
側方歯において、中央歯の先端部半径Rtcより大きい側方歯先端部半径Rtlが存在する。
本開示の別のより一般的な態様では、毛切断装置の切断ヘッドのブレードセット用のアタッチメントコーム、特に、皮膚保護コームが提供され、アタッチメントコームは:
‐ 支持フレームと、
‐ 一続きに配置され、上側に皮膚接触領域を規定する複数のコーム歯と、
を有し、
歯は、支持フレームから延びるとともにその前端部に丸い先端部を有し、
歯は、一続きに沿って不均一であり、一続きの側方端部を画定する2つの外側側方歯と、その間に配置された中央歯とを有し、
側方歯において、中央歯の先端部半径Rtcより大きい側方歯先端部半径Rtlが存在する。
本開示の主な態様は、特に全身グルーミング用途について、不均一な構成の歯を含むアタッチメントコームが提供されるとき、安全性及び性能が改善され得るという洞察である。より詳細には、一続きの歯の側方端部を画定する側方歯と、その間に介在する中央歯とが、異なる形状を有する。したがって、少なくとも2つの異なる歯のタイプが存在する。側方歯の先端部半径が中央歯の先端部半径より著しく大きいとき、著しい改善が達成されることが観察されている。本明細書で使用されるとき、歯の先端部半径は、アタッチメントコームの側面/側方視における外縁として見ることができるが、歯のそれぞれの主伸長方向/面は、側方視平面(side view plane)に平行である。
言い換えれば、本発明によるアタッチメントコームにおいて、歯は、一続きに沿って不均一であり、丸い側方歯先端部を有する一続きの側方端部を画定する2つの外側側方歯と、その間に配置された丸い中央歯先端部を有する中央歯とを有する。側方歯は、側方歯を一続きのコーム歯の延設方向に垂直な側面で見るときに、丸い側方歯先端部の湾曲に対応する側方歯先端部半径(Rtl)を有する。中央歯は、中央歯を一続きのコーム歯の延設方向に垂直な側面で見るとき、丸い中央歯先端部の湾曲に対応する中央歯先端部半径(Rtc)を有する。外方歯先端部半径Rtlは、中央歯の先端部半径Rtcよりも大きい。
概して、アタッチメントコームの歯は、アタッチメントコームが装着されているとき、装置のブレードセットの歯の「延長」とみなすことができる。アタッチメントコーム歯は、ブレードセットによって処理される毛を調整する(condition)ことができる。従って、アタッチメントコームは、ブレードセットの切断エッジが調整された毛に到達したときに毛が適切な切断方向になるように、ブレードセットの前で毛を持ち上げるように構成されることができる。
概して、アタッチメントコームは、スペーシング機能、すなわち、それぞれのトリミング長をもたらす皮膚のレベルとブレードセットとの間のオフセットを画定すること、を含み得る。しかし、アタッチメントコームは、シェービング操作のために構成されることもでき、コームの主な目的は、ブレードセットと皮膚のレベルとの間の間隔を提供することではなく、シェービング操作の性能、快適さ及び安全性を改善することである。これは、例えば、陰部及び/又は腋の下における、穏やかで滑らかなボディグルーミング/シェービング用途に有益であり得る。
ヒト/動物の体の上には、例えば、頭皮、顔面、身体四肢、腋の下、陰部領域などに異なるタイプの毛が存在する。従って、切断操作の直前に毛をセットアップするためのシェービング用又は低いレベルのトリミング用途でさえも、アタッチメントコームを提供することが有益であり得る。この方法では、1つの同一のブレードセットが、異なる身体領域、例えば、顔、四肢、胸部及び/又は背部、さらには陰部領域においてさえ、シェービング用途のために作動可能であり得る。
コーム歯に異なる形状の先端部半径を設けることは、操作力/移動力及び皮膚の安全性にプラスの効果をもたらす。これは、特に、側方歯の先端部半径が中央歯の先端部半径よりも大きい場合に当てはまる。
いくつかの点では、側方歯の先端部は、中央歯の先端部から外方にオフセットされる、すなわち、上部及び前部への垂直方向及び長手方向にオフセットされる。従って、アタッチメントコームを備えたブレードセットが皮膚に沿って動かされるとき、処理されることになる皮膚領域は、まず、側方歯の先端部によって、続いて、その間に配置された中央歯の先端部によって接触される。従って、側方歯は、中央歯の先端に対して接触力が低減される効果を有するアタッチメントコームに対する側方サポートを形成する。
その結果、側方歯の先端部よりも小さい先端部半径を有する先端部を備えるにもかかわらず、中央歯は、主サポートが側方歯の先端部によって提供されるので、皮膚に深く浸らない。その結果、皮膚の快適性と安全性を維持しながら、毛の持ち上げ、処理速度、及び必要な操作力を改善することができる。
長手方向において、側方歯は中央歯を越えて突出し、側方歯先端部は中央歯先端部に対して前方にオフセットされる。長手方向のオフセットo lt は、長手方向の0.1mm〜1.5mm、好ましくは0.1mm〜0.3mmの範囲、より好ましくは約0.2mmであり得る。
言い換えると、側方歯の長手方向の延設l tl は、中央歯の長手方向の延設l tc 以上であり、側方歯の長手方向の延設l tl は、好ましくは、中央歯の長手方向の延設l tc よりも0.1mm〜1.5mm、より好ましくは0.1mm〜0.3mmの間で大きい。
アタッチメントコームの例示的な実施形態では、中央歯には、側面視において、側方歯先端部半径Rtlよりも小さい、均一な中央歯先端部半径Rtcが存在する。すなわち、側方歯は、それらの接触面が増加するため、それらがより大きな荷重を受けることができるので、歯を支持するように作用し得る。その結果、中央歯は、いくらかの点で解放され、皮膚に浸透しにくくなることを伴う。
アタッチメントコームのさらなる例示的な実施形態では、側方歯先端部半径Rtlは、1.0mm〜2.5mm(ミリメートル)の範囲、好ましくは1.2mm〜1.8mmの範囲、より好ましくは少なくとも1.5mmにあり、中央歯先端部半径Rtcは、0.25mm〜0.8mmの範囲、好ましくは0.35mm〜0.7mmの範囲にある。上記の値及び範囲は、特に横から見るときにあてはまる。側方歯の先端部をやや鈍く形成し、中央歯の先端部をより尖って形成することにより、全体的な切断性能を改善する。特定の実施態様では、側方歯先端部半径Rtlは、中央歯先端部半径Rtcよりもわずかに大きいだけである。
概して、いくつかの実施態様では、側方歯先端部半径Rtlは、全ての側方歯に対して同一であり、中央歯先端部半径Rtcは、全ての中央歯に対して同一である。
アタッチメントコームのさらに別の例示的な実施形態では、垂直方向において、側方歯は中央歯を越えて突出する。従って、垂直方向にも、側方歯と中央歯との間にオフセットが存在し得る。
アタッチメントコームのさらなる例示的な実施形態では、垂直方向において、側方歯は中央歯を越えて上面に向かって突出し、側方歯先端部は中央歯先端部に対して上方にオフセットされる。垂直方向の側方歯先端部と中央歯先端部との間のオフセットotopは、0.7mm〜1.2mm、好ましくは約0.9mmであり得る。
少なくともいくつかの例示的な実施形態によれば、側方歯の外形は、水平方向及び垂直方向の両方で中央歯の外形からオフセットされている(ずれている)。側方歯は、水平方向と垂直方向の両方で中央歯を越えて突出している。
アタッチメントコームのさらに別の例示的な実施形態では、側方歯の幅wtlは、中央歯の幅wtcよりも大きい。いくつかの実施態様において、側方歯の幅wtlと中央歯の幅wtcとの間の比は、1.25から1.5の間である。より一般的には、さらなる実施形態では、側方歯の幅wtlと中央歯の幅wtcの間の比は、1.0(特に、1.0より大きい、又は>1.0)から1.5の間の範囲内にある。従って、特定の実施形態では、側方歯の幅wtl及び幅wtcは、基本的に同一であるか、少なくともかなり類似している。
概して、幅という用語は、中央歯及び側方歯の側方の延設に対応する。換言すれば、歯の幅は、それぞれの厚さに対応する。便宜上、例えば、抜けこう配(draft angles)のために、幅は、歯の縦方向及び/又は垂直方向の延長にわたって必ずしも一定ではないので、上述の表現は、歯の平均幅を表し得る。
いくつかの実施態様において、一般的な設計ルールに反映される、側方歯及び中央歯の先端部半径の比と幅の比との間の関係が存在する。基本的に、側方歯の先端部半径が中央歯の先端部半径に近づくにつれて、側方歯の幅と中央歯の幅との間の比(差)を増加させることが有益であり得る。逆に、側方歯の幅が中央歯の幅に近づくとき、中央歯先端部半径に対して側方歯先端部半径を増加させることが有益であり得る。
アタッチメントコームのさらに別の例示的な実施形態では、歯スロットが一続きの歯の間に形成され、歯スロットは、1.5mm以下、好ましくは1.2mm以下の幅wtsを有する。歯スロットの均一な幅は、一続きの歯の全てのコーム歯に当てはまり得る、すなわち、側方歯と中央歯との間の外側側方歯スロットの幅も含む。しかし、これは、異なる歯のタイプにおける異なるサイズの歯スロットを実施する代替実施形態を除外しない。概して、歯スロットの幅は、歯間隔とも呼ばれ得る。
アタッチメントコームの別の例示的な構成では、歯は、取り付け状態においてブレードセットに対向する後面と、後面と反対側の前面とを有し、皮膚接触領域が形成される上面は、前面と後面とを接続し、先端部は、前面と上面との間の移行部に形成され、先端部は、凸であり、前面において、凹状湾曲部が先端部に隣接する。上記は、特に側面視に当てはまる。換言すれば、歯の前方外側エッジは、側面図においてS字形であり得る。歯の上側は、概して直線状又は平面状であり得る。
アタッチメントコームの別の例示的な実施形態では、支持フレームは、対向する側方壁を形成し、側方方ラグが、ブレードセットの静止ブレードの上側側方端部バーと接触するように、側方壁から内方に延び、アタッチメントコームの底側において、連結バーが、側方壁の間に延び、歯は、基本的に、連結バーから垂直方向に延びる。換言すれば、連結バーは、歯がそこからその上端部まで延びるアタッチメントコームの底端部を形成する。さらに、側方壁の対向する端部をそれぞれ接続する2つの対向する連結バーが存在し得る。従って、この実施形態による2つの連結バーは、長手方向に互いに離間されている。
アタッチメントコームのさらに別の例示的な実施形態では、側方壁及び側方歯は、アタッチメントコームをブレードセットに取り外し可能に取り付けるために協働するスナップ式取り付け機構(snap-on mounting features)を形成する。換言すれば、側方壁及び側方歯は、ブレードセットのために、特にその静止ブレードのために、上部当接ゾーン及び底部当接ゾーンを一緒に形成し得る。側方壁及び側方歯のいずれも、ブレードセットの挿入を可能にするために少なくともわずかに撓み可能(deflectable)であり得る。換言すれば、スナップ式取り付け機構のために、アタッチメントコームはブレードセットに嵌合し得る。
上記の例示的な実施形態によれば、アタッチメントコームは、ピボット可能に支持されたブレードセットに取り付けられるように構成され得る。従って、アタッチメントコームを毛切断装置のハウジングに直接取り付ける必要はない。その結果、毛切断装置の輪郭追従機構を維持し得る。これは、毛切断性能をさらに改善し得る。
さらに別の例示的な実施形態では、アタッチメントコームは、最小化されたオフセット構成で動作可能であり、取り付け状態では、アタッチメントコームの上面に形成された皮膚接触領域は、ブレードセットの静止ブレードの上面から上方にオフセットされる。好ましくは、オフセット値ocは、かなり小さく、0.05mm〜0.2mmの範囲である。静止ブレード上面とアタッチメントコームの皮膚接触領域との間のわずかなオフセットは、皮膚保護及び全体的な操作の安全性を改善する。上記の実施形態は、アタッチメントコームが動作状態でブレードセットに取り付けられるときに実施され得る。上記は、オフセット値ocが基本的にゼロ(〜0.0mm)である、すなわち、明確ではない又は僅かなオフセットしか存在しない実施形態を除外しない。従って、より一般的な文脈では、オフセット値ocは、0.0mm(より具体的には、少なくとも0.0mmよりわずかに大きい、又は>0.0mm)から0.4mmの範囲にある。
さらに、アタッチメントコームがスペーシングコームとして配置される場合、オフセット値ocは、はるかに大きくなり得、例えば、1.3mm、3.0mm、6.0mm、9.0mmなど、その結果、トリミング目的のための皮膚とブレードセットとの間のそれぞれのオフセットが生じる。
別の例示的な実施形態では、アタッチメントコームは、第1の一続きのコーム歯と、第1の一続きのコーム歯とは反対側の第2の一続きのコーム歯とを有し、第1の一続きのコーム歯と第2の一続きのコーム歯とは、それらの間に毛切断装置のブレードセット用の凹部を画定する。凹部はまた、ブレードセット用のシート又はウィンドウとも称され得る。アタッチメントコームの取り付け状態では、ブレードセットは凹部に収容される。第1の一続きの歯及び第2の一続きの歯は、凹部内のブレードセットの長手方向の位置を規定し得る。アタッチメントコームの側方壁は、ブレードセットの側方位置を規定し得る。側方壁及び側方歯の取り付け機構は、凹部内のブレードセットの垂直位置を規定し得る。
本開示のさらなる態様では、毛切断装置、特に、電動グルーミング装置のための切断ヘッドが提供され、切断ヘッドは:
‐ 静止ブレード及び可動ブレードを有するブレードセットであって、静止ブレード及び可動ブレードは、静止ブレード及び可動ブレードのそれぞれの歯によって共に画定される少なくとも1つの歯付き前縁部を有し、静止ブレード及び可動ブレードの歯は、基本的に長手方向に延び、静止ブレードはさらに、特にその歯に、上面を有し、上面は、動作しているとき、ユーザの皮膚に面するように配置される、ブレードセットと、
‐ 本明細書に記載の少なくとも1つの実施形態によるアタッチメントコームであって、アタッチメントコームは、ブレードセットに解放可能に取り付けられる、アタッチメントコームと、
を有する。
例示的な実施形態では、切断ヘッドはさらに、ブレードセットとハウジング部分とを結合する旋回機構を有し、アタッチメントコームは、取り付け状態で、ハウジング部分に対してブレードセットと共に枢動される(pivoted)ように構成される。従って、アタッチメントコームが取り付けられているときでも、切断ヘッドの輪郭追従機能を維持することができる。
本開示のさらに別の態様では、毛切断装置、特にグルーミング装置が提供され、装置は、ハウジングと、ハウジングの上端に配置された切断ヘッドであって、切断ヘッドには、静止ブレード及び可動ブレードを有するブレードセットが設けられる、切断ヘッドと、本明細書に記載される少なくとも1つの実施形態によるアタッチメントコームと、を有し、アタッチメントコームは、ブレードセットに取り外し可能に取り付けられるように構成される。
本開示のさらに別の態様では、毛切断装置、特に電動ボディグルーミング装置が提供され、毛切断装置は、毛を切るために移動方向に毛を通って移動するように構成され、毛切断装置は、ブレードセット、特にピボット可能に取り付けられたブレードセット、及び本開示の少なくともいくつかの態様によるアタッチメントコームを有する。
本開示のさらに別の態様では、特に、歯の設計及び特徴に関して、本開示の少なくとも1つの態様に従って、構成され、異なる長さでシェービング/トリミング操作を可能にするように、ブレードセットと処理されることになる皮膚表面との間に明確に規定された向き及び/又は相対的位置を提供する、アタッチメントコームのセットが提供される。
本開示のこれら及び他の態様は、以下に記載する実施形態から明らかになり、以下に記載する実施形態を参照して説明される。
本開示によるアタッチメントコームの例示的な実施形態を備え得る例示的な毛切断装置の概略斜視図を示す。 毛切断装置のための切断ヘッド用ブレードセットの斜視上面図である。 毛切断装置の切断ヘッド及びこれに取り付けることができるアタッチメントコームの部分斜視上面図を示し、アタッチメントコームは分離状態で示されている。 アタッチメントコームの取り付け状態における図3の構成の別の図である。 図3及び図4に示すアタッチメントコームの底面斜視図である。 図7の線VI‐VIに沿ったブレードセットに取り付けられた状態におけるアタッチメントコームの断面正面図である。 図6の構成の上面図である。 分離したアタッチメントコームの正面図である。 図8のアタッチメントコームの上面図である。 図9の線X‐Xに沿った断面側面図である。 図9の線XI‐XIに沿った断面側面図である。 図9の線XII‐XIIに沿った断面側面図である。
図1は、簡略化された斜視図において、毛切断装置10、特に電動毛切断装置の例示的実施形態を概略的に示す。毛切断装置10は、ハウジング、より詳細には、ハウジング部分12、ハウジング部分12内の破線ブロック14によって示されるモータ、ハウジング部分12内の破線ブロック16によって示される駆動機構又はドライブトレーンを有し得る。モータ14に電力を供給するために、少なくとも毛切断装置10のいくつかの実施形態では、ハウジング部分12の破線ブロック18によって示される、例えば、再充電可能バッテリ、交換可能バッテリ等のような電気バッテリを設けることができる。しかし、いくつかの実施形態では、切断装置10は、電源を接続するための電力ケーブルをさらに備えることができる。電源コネクタは、(内部の)電気バッテリ18に加えて、又はその代わりに設けることができる。
毛切断装置10は、切断ヘッド20をさらに有し得る。切断ヘッド20において、ブレードセット22が毛切断装置10に取り付けられ得る。ブレードセット22は、切断動作を可能にするために、駆動機構又はドライブトレーン16を介してモータ14によって駆動され得る。図2は、図1に示す毛切断装置10に組み込むことができるブレードセット22の斜視上面図を示す。切断動作は、概して、静止ブレードと可動ブレード(カッターブレード)との間の相対動作とみなすことができ、これについては、以下にさらに説明し、論じられる。したがって、静止ブレード(ガードブレード)及び可動ブレード(カッターブレード)という用語は、限定的な意味で解釈してはならない。
一般に、ユーザは、毛を切るために、切断装置10を把持し、保持し、移動方向30に毛を通って手動で案内し得る。切断装置10は、手動案内又は手動操作の電気駆動装置と見なすことができる。さらに、切断ヘッド20、より詳細には、ブレードセット22は、図1の符号28で示す湾曲した二重矢印を参照してピボット可能な方法で切断装置10のハウジング部分12に接続されることができる。用途によっては、切断装置10を皮膚に沿って動かして、皮膚で成長する毛を切ることができる。皮膚に近いところで毛を切る場合には、基本的には皮膚のレベル(高さ)で毛を切る又は切り刻んだりすることを目的として、シェービング操作を行うことができる。しかし、クリッピング(又はトリミング)操作も想定され得、ブレードセット22を有する切断ヘッド20が、皮膚に対して所望の距離で経路に沿って通される。
毛を通して案内されるとき、ブレードセット22を含む切断装置10は、典型的には、図1の参照番号30によって示される普通の移動方向に沿って移動される。この関連では、毛切断装置10が典型的には手動で案内され、移動されることを考えると、移動方向30は、必ずしも、毛切断装置10とその切断ヘッド20の向きに関して固定された定義と関係を有する正確な幾何学的基準として解釈される必要はないことを指摘する価値がある。即ち、皮膚における切断されることになる毛に対する毛切断装置10の全体的な向きは、いくぶん不安定であると解釈することができる。しかし、例示的な目的のために、(想像上の)移動方向30は、毛切断装置10の構造的特徴を記述する手段として、以下で機能し得る座標系の主中心平面に対して平行(又は略平行)であると、かなり仮定することができる。X軸とY軸は水平面を定義する。
本明細書に示されるいくつかの図において、例示的な座標系は、説明目的のために示される。本明細書で使用されるとき、X軸は、長手方向に割り当てられる。さらに、Y軸が横方向に割り当てられる。従って、Z軸は、垂直方向(高さ方向)に割り当てられる。図示された構成要素のそれぞれの特徴及び伸長部分との軸/方向X、Y、Zのそれぞれの関連は、これらの図から導くことができる。X軸とY軸は、水平面を共に定義する。座標系X、Y、Zは、主として説明目的のために提供されるものであり、本開示の範囲を限定することを意図するものではないことを理解されたい。これは、当業者が、さらなる実施形態、図示及び表示方向のずれに直面したときに、座標系を容易に変える及び変換することができることを含む。また、デカルト座標系の極座標系への変換が、特に円形又は湾曲したブレードセットの文脈において、想定され得る。
図2により詳細に示すブレードセット22は、静止ブレード24と、往復運動で静止ブレード24に対して動くことができる可動ブレード26とを有する。静止ブレード24及び可動ブレード26は、少なくとも1つの歯付き前縁部32、34、好ましくは第1の歯付き前縁部32及び第2の歯付き前縁部34を共に画定し得る。第1の歯付き前縁部32と第2の歯付き前縁部34は、平行な方法で、互いに向き合って配置されている。可動ブレード26は、破線表示で図2に示されている。可動ブレード26は、駆動軸50によって往復式に駆動されることができる。従って、可動ブレード26及び静止ブレード24は、互いに対して往復運動することができ、従って、毛切断装置10が移動方向30に毛を通して移動するとき、静止ブレード24の歯38と可動ブレード26の歯40との間に入る毛を、それぞれの前縁部32、34において切断するように協働することができる。駆動軸50には、駆動ピン60が中心からずれた形で形成されている。従って、駆動軸50が回転するとき、駆動ピン60は、駆動軸周りに回転し、駆動ブリッジ68によって可動ブレード26に結合されたエントレーナユニット(entrainer unit)66を作動させる(図6に示す)。
図2では、装置10が動作しているときにユーザの皮膚に面している静止ブレード24の上面を36で示す。いくつかの実施態様において、上面36は、X軸及びY軸によって画定される水平面に平行である。
静止ブレード24は、可動ブレード26のためのガードとして配置され得る。静止ブレード24は、可動ブレード26のためのガイドスロットがその間に画定されるように、少なくとも部分的に互いに離間された第1の壁部分と第2の壁部分とを有することが特に好ましく、図6のブレードセット22の断面図も参照することができる。その結果、静止ブレード24は、少なくとも1つの歯付き前縁部32、34において可動ブレード26を覆うこともできる。
すでに上述したように、ブレードセット22は、シェービング及びトリミング動作に特に適している。ブレードセット22が実際の皮膚輪郭に追従することができる場合、シェービング性能及びトリミング性能はさらに改善され得る。従って、ブレードセット22は、ピボット可能な方法で、毛切断装置10のハウジング部分12に取り付け可能であることが特に好ましい。旋回(スイベル)機構(swiveling mechanism)が、参照番号42によって図2に示されている。ブレードセット22は、旋回機構42に取り付けられている。旋回機構42は、ブレードセット22とハウジング部分12との間に介在する切断ヘッド20の一部を形成することができる。旋回機構42は、図1及び図2の湾曲した二重矢印28を参照して、ブレードセット22のためのピボット、又はむしろ仮想ピボットを画定することができる。
ハウジング部分12に対するブレードセット22の最大旋回角を画定するために、旋回機構42は、接触面46と協働して旋回運動の許容範囲を画定することができるリミットストップ(limit stop)44を有し得る。例として、旋回機構42は、4バーリンク機構として構成され得る。この実施形態では、旋回機構42は、ハウジング部分12に取り付けられ得るベースリンク52を有する。第1の側部リンク54及び第2の側部リンク56は、ベースリンク52に結合され得る。上端において、旋回機構42は、第1の側部リンク54と第2の側部リンク56とを接続する上部リンク58を有し得る。それぞれのリンク52、54、56、58の間には、隣接するリンクの間の相対的な回転、したがって、全体の旋回運動を可能にするヒンジ、特にリビングヒンジ(living hinges)が設けられ得る。
一般に、少なくとも一部の実施形態では、切断ヘッド20は、交換可能な及び/又は取り外し可能な切断ヘッドとみなすことができる。この目的のために、切断ヘッド20は、毛切断装置10のハウジング部分12においてそれぞれの受けインターフェースに係合するように構成された取り付けインターフェース48を有し得る。特に、切断ヘッド20は、プラグイン切断ヘッド20として構成され得る。すでに上述したように、ブレードセット22、特にその可動ブレード26は、駆動軸50に結合され得る。駆動軸50は、駆動軸50の長手方向軸の周りに回転することができる偏心部分(ピン60)を有し得る。従って、可動ブレード26を静止ブレード24に対して往復動する方法で駆動するための偏心駆動機構16が設けられ得る。
ブレードセット22の側方(横方向)端部には、いわゆるサイドプロテクタ、即ち側方端部バー62、64が形成されている。図2に示す例示的な実施形態では、側方端部バー62、64は静止ブレード24に成形される。
図2に例示的に示すように旋回機構42に取り付けられるか又は旋回機構の別の例示的実施形態に取り付けられると、切断ヘッド20は、シェービング動作に特に適している。しかし、毛切断装置10は、ヘアトリミング操作にも適していることがさらに好ましい。毛トリミングは、所望の長さで毛を切断することを含み得る。毛の所望の残りの長さは、いわゆるアタッチメントコームによって規定され得る。アタッチメントコームを毛切断装置10に取り付けるとき、ブレードセット22は好ましくはハウジング部分12に旋回自在に取り付けられると考える必要がある。本明細書で論じられる少なくともいくつかの実施形態では、アタッチメントコームがブレードセット22に取り付けられるときに、輪郭追従機能がコームモードでも提供されることが好ましい。
以下では、ブレードセット22用アタッチメントコームの例示的な実施形態が明らかにされ、より詳細に説明される。言うまでもなく、各実施形態に関連して開示された単一の特徴は、分離された態様で、他の実施形態のいずれかと組み合わせてもよく、それによって、本開示の範囲に依然として含まれるさらなる実施形態を形成する。一般に、アタッチメントコームは、皮膚保護コームと称され得る。いくつかの実施態様において、アタッチメントコームは、スペーシング(spacing)アタッチメントコームとして構成される。しかし、いくつかの実施形態では、アタッチメントコームは、ブレードセットを皮膚から離間させない又はブレードセットをわずかにしか離間させない。この例示的な構成では、アタッチメントコームの主要な目的は、毛コンディショニング/持ち上げ及び皮膚保護である。
図3には、図1及び図2に関連して既に説明したように、毛切断装置10の切断ヘッド20から切り離された状態のアタッチメントコーム70が示されている。コーム70は、皮膚保護コームとも呼ばれ得る。
コーム70は、以下により詳細に説明するように、ブレードセット22に解放可能に取り付けられるように構成される。コーム70は、コーム歯74がそこから延びる支持フレーム72を有する。コームの取り付け状態では、コーム歯74は静止ブレード24の歯38に平行に向けられる。コーム歯の不均一な構成を有することが好ましい。つまり、異なる形状のコーム歯74が設けられ得る。コーム歯74は、側方歯76(外歯)及び中央歯78を含む。図3に示される例示的な実施形態では、コーム70のそれぞれの外側端部において、側方歯76が設けられる。側方歯76の間には、中央歯78が形成される。全体として、側方歯76及び中央歯78は、少なくとも1つの一続きの歯82、84を形成する。図3の例示的な実施形態では、互いに反対側にある第1の一続き(series)82及び第2の一続き84が設けられる。第1の一続き82と第2の一続き84は、ブレードセット22のためのウィンドウ又は凹部88をそれらの間に画定する。
コーム70の支持フレーム72は、第1の側方壁90及び第2の側方壁92を有する。連結バー94が、第1の一続き82の側部において、側方壁90と側方壁92とを接続する。連結バー96が、第2の一続き84の側部において、側方壁90と側方壁92とを接続する。
側方壁90、92は、支持フレーム72の側方端部を画定する。連結バー94、96は支持フレーム72の長手方向端部を画定する。側方壁90、92及び連結バー94、96は合わせて、コーム70の四面フレームを画定する。連結バー94、96は、コーム70の底端に配置されている。コーム70の上方端部において、側方ラグ98、100が、側方壁90、92から延びる。側方ラグ98、100は、内側に延び、互いに対向する。
図4及び図5の斜視図をさらに参照する。図4の視点方向は、図3の視点方向と同様であるが、図4では、コーム70が取り付け状態で示されている。図5では、コーム70の斜視底面図が提供される。図4に示すように、取り付け状態では、側方ラグ98、100は、ブレードセット22の側方端部において側方端部バー62、64をカバーし、保持する。
さらに、図5に見ることができるように、側方壁90、92には、取り付け状態においてブレードセット22の側方位置(Y位置)を規定する、内側ガイドリブ104が形成される。図5の例示的な構成では、ガイドリブ104は、生産/成形の理由のために垂直方向に延びる。
側方歯76には、ブレードセット22の静止ブレード24のための取り付け面106が、その後方上部側に形成され、図3及び図5を参照されたい。側方ラグ98、100において、取り付け面108が、側方歯76における取り付け面106に対向して形成され、図5を参照されたい。取り付け面106、108は、それらの間でブレードセット22の静止ブレード24を保持し、固定するように協働する。従って、側方歯76と側方ラグ98、100は、ブレードセット22におけるコーム70の取り付けのためのスナップ式取り付け/ロック機構を一緒に形成する。図3乃至図5の例示的な実施形態では、静止ブレード24が側方歯76の後方側で取り付けランプ110を通過できるように、側方歯76は撓み可能(deflectable)であり、図6も参照されたい。従って、アタッチメントコーム70は、取り付けが容易であり且つ取り外しが容易である。
側方歯76において、先端部116が形成される。中央歯78において、先端部118が形成される。歯76、78の先端部116、118は、コーム70が皮膚に沿って、毛を切断するのに適した向きで移動方向に移動するときに、皮膚係合ゾーンを形成する。歯76、78の間には、歯スロット(溝)120が存在する。
さらに、図6〜図12を参照すると、図6及び図7は、取り付けられた状態でのコーム70を示し、図8、9、10、11及び12のいずれかは、分離された状態でのコーム70を示す。
図8を参照すると、側方歯76の幅がwtlで示されている。中央歯78の幅はwtcで示されている。さらに、歯スロット120の幅が、wtsで示されている。組み立てられた状態では、側方ラグ98、100は、ブレードセット22のための垂直リミットストップを画定する。より具体的には、ブレードセット22の静止ブレード24は、本明細書中で前述したように、側方ラグ98、100及び側方歯76における取り付け面106、108の間で(Z位置に)ロックされる。
図6では、取り付け状態のコーム70の上面が124で示されている。上面124において、コーム70は皮膚に面し、皮膚と接触する。特定の例示的な実施形態では、中央歯78は、静止ブレード24の上面36をわずかに越えて垂直方向Zに突出する。上面36と上面124は必ずしも一致しない。それぞれのオフセットが図6にoで示されている。静止ブレード24の上面36からのオフセットoは、コンポジット70がブレードセット22に取り付けられているときに、必ずしも上面36でない主にコーム70の上面124が皮膚に接触することを確実にする。上面124と反対側のコーム70の底面が、図8において126によって示されている。さらに、図8では、中央歯78の皮膚接触領域が128によって示されている。側方歯76の皮膚接触領域は、140によって示されている。
図6及び図8に示すように、側方歯76は、中央歯78を越えて垂直方向Zに突出している。各オフセットは、図6及び図8において、otopによって示されている。皮膚接触領域140と128との間の(垂直)オフセットotopは、中央歯78の接触圧力が低減されるように、側方歯76が支持歯として作用することを確実にする。
さらに、図10、図11及び図12の横断面図を参照する。断面図の各位置は図9において線X−X、XI−XI、XII−XIIで示されている。
図10を参照して、側方歯76の形状をより詳細に説明する。すでに上述したように、側方歯76の取り付け面106は、側方ラグ98、100の取り付け面108と協働して、取り付け状態においてそれらの間に静止ブレード24を保持する。
側方歯76は、上面(top side)132、後面(rear side)134、及び前面(front side)136を有する。側方歯76は、連結バー94、96のうちの1つから垂直方向Z及び長手方向Xに延びる。上面132は、皮膚接触領域140を画定する。上面132は、後面134と前面136とを接続する。後面134は、静止ブレード24のためのウィンドウ又は凹部88の境界を定め、図9を参照されたい。
後面134と上面132との間の移行部(transition)において、取り付け面106が形成される。上面132と前面136との間の移行部において、先端部116が形成される。先端部半径はRtlで示されている。先端部116は、図10の図において凸形である。先端部116に隣接して、凹状湾曲部(concave curvature)138が形成される。その結果、側方歯76の前面136は、いくぶんS字形である。さらに、後面134において、取り付けランプ110が形成される。
図12を参照して、中央歯78の形状をより詳細に説明する。中央歯78は、上面152、後面154、及び前面156を有する。中央歯78は、連結バー94、96から垂直方向Z及び長手方向Xに延びる。上面152は、皮膚接触領域128を画定する。上面152と後面154との間の移行部において、後方先端部160が形成される。後面154は、ウィンドウ又は凹部88に面し、図9を参照されたい。図7に示すように、取り付け状態では、後方先端部160は、ブレードセット22の静止ブレード24のための長手方向リミットストップを形成する。
上面152と前面156との間の移行部において、先端部118が形成される。先端部半径を図12にRtcで示す。先端部118は、図12の図において凸形である。先端部118に隣接して、凹状湾曲部158が前面156に形成される。全体として、前面156は、いくぶんS字形である。
図11では、側方歯の長手方向の延設をltlで示している。同様に、中央歯の長手方向の延設はltcで示されている。側方歯76と中央歯78との間の長手方向のオフセットは、oltで示されている。
組み合わせて、側方歯76と中央歯78との間のオフセットotop及びoltは、それらの間の(垂直方向Z及び長手方向Xにおける)幾分斜めのオフセットを画定する。側方歯76の先端部116の上部及び前部輪郭は、中央歯78の先端部118の上部及び前部輪郭を越えて突出する。
図3〜図12に示すアタッチメントコーム70の設計のさらなる利点は、その形状が、追加のスライダ及び/又はさらなる追加の成形部品なしに、比較的単純な成形型で形成され得ることである。前述の態様は有益であるが、この設計は限定的な意味で解釈されてはならない。
ここに提示される設計パラメータは、側方歯と中央歯の不均一性を記述する。より詳細には、上述の実施形態によれば、側方歯は、中央歯より露出されるが、同時に、中央歯より滑らかである。
本開示は、図面及び前述の説明において詳細に図示及び説明されているが、このような図示及び説明は、説明的又は例示的であり、限定的ではなく、本発明は、開示された実施形態に限定されない。開示された実施形態に対する他の変形は、図面、開示、及び添付の特許請求の範囲の研究から、当業者が請求項に記載された発明を実施する際に理解し、実施することができる。
請求項において、語「有する、含む」は、他の要素又はステップを除外せず、不定冠詞「1つの(“a”又は“an”)」は、複数を除外しない。単一の要素又は他のユニットは、請求項に記載されたいくつかのアイテムの機能を満たすことができる。特定の手段が相互に異なる従属請求項に記載されているという単なる事実は、これらの手段の組み合わせが有利に利用できないことを示すものではない。
請求項中の引用符号は、その範囲を限定するものと解釈してはならない。

Claims (15)

  1. 毛切断装置の切断ヘッドのブレードセットのためのアタッチメントコーム、特に皮膚保護コームであって、前記アタッチメントコームは:
    ‐ 支持フレームと、
    ‐ 一続きに配置されるとともに上面に皮膚接触領域を画定する、複数のコーム歯と、
    を有し、
    前記歯は、前記支持フレームから延びるとともに前端部に丸い先端部を有し、
    前記歯は、前記一続きに沿って不均一であり、丸い側方歯先端部を有する前記一続きのうちの側方端部を画定する2つの外側側方歯と、それらの間に配置された丸い中央歯先端部を有する中央歯と、を有し、
    前記側方歯は、前記側方歯を前記一続きの歯の延設方向に垂直な側面から見るときに、前記丸い側方歯先端部の湾曲に対応する側方歯先端部半径を有し、
    前記中央歯は、前記中央歯を前記一続きの歯の前記延設方向に垂直な側面から見るときに、前記丸い中央歯先端部の湾曲に対応する中央歯先端部半径を有し、
    前記側方歯において、前記中央歯の先端部半径より大きい側方歯先端部半径が存在する、
    アタッチメントコーム。
  2. 前記中央歯には、側面視において、前記側方歯先端部半径よりも小さい、均一な中央歯先端部半径が存在する、
    請求項1に記載のアタッチメントコーム。
  3. 前記側方歯先端部半径は、1.0mm〜2.5mmの範囲、好ましくは1.2mm〜1.8mmの範囲、より好ましくは1.5mm〜1.8mmの範囲にあり、前記中央歯先端部半径は、0.25mm〜0.8mmの範囲、好ましくは0.35mm〜0.7mmの範囲にある、
    請求項1又は2に記載のアタッチメントコーム。
  4. 垂直方向において、前記側方歯は前記中央歯を越えて前記上面に向かって突出し、前記側方歯先端部は前記中央歯先端部に対して上方にオフセットされる、
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載のアタッチメントコーム。
  5. 長手方向において、前記側方歯は前記中央歯を越えて突出し、前記側方歯先端部は前記中央歯先端部に対して前方にオフセットされる、
    請求項1乃至4のいずれか1項に記載のアタッチメントコーム。
  6. 前記側方歯の長手方向の延設は、前記中央歯の長手方向の延設以上であり、前記側方歯の前記長手方向の延設は、好ましくは、前記中央歯の前記長手方向の延設より0.1mm〜0.3mm大きく、より好ましくは前記中央歯の前記長手方向の延設より0.1mm〜1.5mm大きい、
    請求項1乃至5のいずれか1項に記載のアタッチメントコーム。
  7. 前記側方歯の幅は、前記中央歯の幅よりも大きく、前記側方歯の幅と前記中央歯の幅との間の比は、好ましくは、1.0より大きく1.5の間の範囲、より好ましくは1.25から1.5の間にある、
    請求項1乃至6のいずれか1項に記載のアタッチメントコーム。
  8. 歯スロットが前記一続きの歯の間に形成され、前記歯スロットは、1.5mm以下、好ましくは1.2mm以下の幅を有する、
    請求項1乃至7のいずれか1項に記載のアタッチメントコーム。
  9. 前記歯は、取り付け状態において前記ブレードセットに面する後面と、前記後面と反対側の前面とを有し、前記皮膚接触領域が形成される前記上面は、前記前面と前記後面とを接続し、前記先端部は、前記前面と前記上面との間の移行部に形成され、前記先端部は、凸であり、前記前面において、凹状湾曲部が前記先端部に隣接する、
    請求項1乃至8のいずれか1項に記載のアタッチメントコーム。
  10. 前記支持フレームは、対向する側方壁を形成し、側方ラグが、前記ブレードセットの静止ブレードの上側側方端部バーと接触するように、前記側方壁から内方に延び、前記アタッチメントコームの底側において、連結バーが、前記側方壁の間に延び、前記歯は、基本的に、前記連結バーから垂直方向に延びる、
    請求項1乃至9のいずれか1項に記載のアタッチメントコーム。
  11. 前記側方壁及び前記側方歯は、前記アタッチメントコームを前記ブレードセットに解放可能に取り付けるために協働するスナップ式取り付け機構を形成する、
    請求項10に記載のアタッチメントコーム。
  12. 前記アタッチメントコームは、最小化されたオフセット構成で動作可能であり、取り付け状態では、前記アタッチメントコームの前記上面に形成された前記皮膚接触領域は、前記ブレードセットの前記静止ブレードの上面から、好ましくは、0.0mmより大きく0.2mmまでの範囲内のオフセット値だけ、より好ましくは、0.05mmから0.2mmのオフセット値だけ、上方にオフセットされる、
    請求項1乃至11のいずれか1項に記載のアタッチメントコーム。
  13. 第1の一続きのコーム歯と、前記第1の一続きのコーム歯とは反対側の第2の一続きのコーム歯とを有し、前記第1の一続きのコーム歯と前記第2の一続きのコーム歯とは、それらの間に前記毛切断装置の前記ブレードセット用の凹部を画定する、
    請求項1乃至12のいずれか1項に記載のアタッチメントコーム。
  14. 毛切断装置、特に、電動グルーミング装置のための切断ヘッドであって、前記切断ヘッドは:
    ‐ 静止ブレード及び可動ブレードを有するブレードセットであって、前記静止ブレード及び前記可動ブレードは、前記静止ブレード及び前記可動ブレードのそれぞれの歯によって共に画定される少なくとも1つの歯付き前縁部を有し、前記静止ブレード及び前記可動ブレードの前記歯は、基本的に長手方向に延び、前記静止ブレードはさらに、特にその前記歯に、上面を有し、前記上面は、動作しているとき、ユーザの皮膚に面するように配置される、ブレードセットと、
    ‐ 請求項1乃至13のいずれか1項に記載のアタッチメントコームであって、前記アタッチメントコームは、前記ブレードセットに解放可能に取り付けられる、アタッチメントコームと、
    を有する、
    切断ヘッド。
  15. 前記ブレードセットとハウジング部分とを結合する旋回機構をさらに有し、前記アタッチメントコームは、取り付け状態で、前記ハウジング部分に対して前記ブレードセットと共に枢動されるように構成される、
    請求項14に記載の切断ヘッド。
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