JP2020516074A - 改良型磁気装置 - Google Patents

改良型磁気装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2020516074A
JP2020516074A JP2019553565A JP2019553565A JP2020516074A JP 2020516074 A JP2020516074 A JP 2020516074A JP 2019553565 A JP2019553565 A JP 2019553565A JP 2019553565 A JP2019553565 A JP 2019553565A JP 2020516074 A JP2020516074 A JP 2020516074A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
support
iron
cores
int
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019553565A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7353979B2 (ja
Inventor
カルドーネ ミケーレ
カルドーネ ミケーレ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tecnomagnete SpA
Original Assignee
Tecnomagnete SpA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tecnomagnete SpA filed Critical Tecnomagnete SpA
Publication of JP2020516074A publication Critical patent/JP2020516074A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7353979B2 publication Critical patent/JP7353979B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23QDETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
    • B23Q3/00Devices holding, supporting, or positioning work or tools, of a kind normally removable from the machine
    • B23Q3/15Devices for holding work using magnetic or electric force acting directly on the work
    • B23Q3/154Stationary devices
    • B23Q3/1546Stationary devices using permanent magnets
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23QDETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
    • B23Q17/00Arrangements for observing, indicating or measuring on machine tools
    • B23Q17/24Arrangements for observing, indicating or measuring on machine tools using optics or electromagnetic waves
    • B23Q17/248Arrangements for observing, indicating or measuring on machine tools using optics or electromagnetic waves using special electromagnetic means or methods
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25BTOOLS OR BENCH DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, FOR FASTENING, CONNECTING, DISENGAGING OR HOLDING
    • B25B11/00Work holders not covered by any preceding group in the subclass, e.g. magnetic work holders, vacuum work holders
    • B25B11/002Magnetic work holders
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23QDETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
    • B23Q2707/00Automatic supply or removal of metal workpieces
    • B23Q2707/04Automatic supply or removal of metal workpieces by means of grippers also magnetic or pneumatic gripping

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)
  • Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)
  • Soft Magnetic Materials (AREA)
  • Jigs For Machine Tools (AREA)
  • Magnetic Treatment Devices (AREA)
  • Developing Agents For Electrophotography (AREA)
  • Valve Device For Special Equipments (AREA)
  • Inspection Of Paper Currency And Valuable Securities (AREA)
  • Electromagnets (AREA)

Abstract

本発明は、鉄含有エレメント(P1)を磁気的に固着するための磁気装置であって、支持構造(11)を備え、支持構造(11)の厚さ(S)に複数のN個の極ユニット(30A)が収容されており、支持構造(11)は、最大の広がりを有する互いに反対側の面に第1および第2の側面(12,13)を特定しており、複数のN個の極ユニット(30A)はそれぞれ、所定の輪郭の支持体(31)および支持体に巻き付けられた導電性エレメント(32)を有するコイル(30)と、第1の磁気方向に向けられた第1の磁気流れを発生する、第1の保磁値を有する第1の磁気コア(40)と、それぞれが第1の保磁値とは異なる独自の保磁値を有する複数の第2の磁気コア(90A,90B)と、を有している、鉄含有エレメント(P1)を磁気的に固着するための磁気装置に関する。装置の特徴は、複数の第2の磁気コア(90A,90B)の第1の部分(90A)が、第2の磁気方向に向けられた第2の磁気流れを発生し、複数の第2の磁気コア(90A,90B)の第2の部分(90B)が、第3の磁気方向に向けられた第3の磁気流れを発生し、第3の磁気方向は、第1の磁気方向と平行でありかつ第2の磁気方向に関して異なる方向であることである。

Description

本発明は、請求項1の前段による、改良された磁気装置に関する。
特に、本発明は、永電磁装置(electro-permanent magnetic apparatus)、さらにより具体的には、自己固着式モノリシックタイプの永電磁装置に関する。
本明細書の続きにおける永電磁装置という用語は、
−装置自体の内部に適切に配置された永久磁石を備えて形成された磁気装置
−固着ステップでの通常使用の間に電源を必要としないが、活性化および不活性化ステップでは電源を必要とする装置
−強磁性体によって形成された磁気流れを搬送するための極コレクタを必要とする装置
を意味する。
磁気装置自体の幾何学的サイズに影響することなく、より控えめな製造コストを有し、公知の装置に対して磁気性能が等しい磁気装置の要求を満たすという必要性が、特に永電磁タイプの磁気装置の製造者によってますます感じられている。
実際に、より手ごろであるが、特に装置の厚さなどの装置自体の幾何学的サイズを変更することなく同じ磁気固着力を保証する、例えば機械加工される強磁性部品を固着するための市場磁気装置を提案するという一定の探求が存在する。
実際、厚さの増加が特定の作業機械(例えば、フライス盤またはプラスチック材料成形機械など)における使用の可能性を減らすことを考慮すると、厚さは磁気装置におけるますます重要なパラメータである。なぜならば、強磁性部品のための最大有効ストロークは予め決まっているので、磁気装置の厚さが増加すると、固着される強磁性部品を収容するための有効空間が減少するからである。
磁気装置のコストを減らすためには、磁気装置を形成する各極ユニットの固着面のサイズを増大することで十分である。これにより、磁気装置の加工時間が短縮される。なぜならば、より大きな表面サイズを有するより少数の極ユニットを用いて同じ磁力を得ることが可能であるからである。しかしながら、参照する技術分野において周知であり確立されているが、このような解決策は、極ユニットの幾何学的サイズの増加という主な欠点を有しており、これは、磁気装置自体の厚さの不可避な増加を意味する。
したがって、本発明の目的は、製造コストを減らすとともに幾何学的サイズ、特に磁気装置の厚さを不変のまま維持することを可能にし、発生する磁力が等しい、磁気装置を提供することである。
この目的は、下記の請求項1に従って特徴づけられる磁気装置によって達成される。
本発明のおかげで、既知の磁気装置に対して製造コストがより低く、かつその厚さをこのような磁気固着装置に関して不変に維持し、発生することができる固着力は等しい、磁気固着装置を得ることが可能である。
このような結果は、既知の磁気装置の厚さにおいて、既知の磁気装置に設けられた極ユニットのサイズに関してより大きな表面サイズを有する新たな極ユニットを形成することによって達成される。こうすることによって、新たな磁気装置を形成するために必要とされる極ユニットの数を減らすことが可能であり、磁気装置の固着面によって発生する固着力は等しくなる。
ここで、単に非限定的な例として提供されかつ添付の図面に示されるその好ましい実施形態に関連して、本発明がより詳細に説明される。
本発明による、機械加工を受ける部品に関連しているときの磁気装置と、制御ユニットとの斜視図である。 図1の装置の、部分的な断面で示された分解斜視図を示している。 図1の装置の断面側面図を示している。 活性化条件における、図1の装置の断面側面図を示している。 不活性化条件における、図1の装置の断面側面図を示している。 搬送条件における、図1の装置の断面側面図を示している。
添付の図面に示される実施形態は、図式的に描かれており、必ずしも実寸では示されておらず、また様々な形成要素の間で必ずしも比例的に描かれていない。
明示的に示されていないときでも、特定の実施形態に関連して説明される個々の特徴は、付属物として意図されており、かつ/または、他の実施形態に関連して説明される他の特徴と交換可能である。
添付の図面を参照すると、磁気固着装置が全体として10Aで示されている。
好ましくは、この明細書の続きでは、本発明の定義が一般性を失うことなく、永電磁式、自己固着式およびモノリシックタイプの磁気固着装置が説明される。
鉄含有エレメント(ferrous element)P1を磁気的に固着するための磁気装置10Aは、支持構造11を有しており、その厚さS内に、複数のN個の極ユニット30Aが収容されている。
特に、支持構造11は、最も大きな広がりを持つ互いに反対側の面に第1の側面12および第2の側面13をそれぞれ特定している。
好ましくは、第1の側面12および第2の側面13は、それぞれの平面を規定するように互いに平行に延びている。
側面12は、機械加工を受ける鉄含有エレメントP1、すなわち、加工される鉄含有部品が磁気的に固着される平面または表面であることが意図されており、側面13は、例えば、工作機械のベンチなどの別の鉄含有エレメントに磁気的に固着することができる平面または表面であることが意図されていることは、注目に値する。
N個の極ユニット30Aは、構造11内に自由に配置されてもよく、すなわち、いかなる予め定められた幾何学的スキームにも従うことなく配置されてよいことも、注目に値する。
しかしながら、好ましい実施形態によれば、N個の極ユニット30Aは、1つのスキームに従って構造11内に配置されており、このスキームに従って、N個の極ユニット30Aは行列形式で配置されている。
好ましくは、N個の極ユニット30Aのこのような行列構成において、中心は、上述の行列を形成する線および/または列に沿って位置している。
さらに、装置10Aを使用する通常の方法によれば、止り穴15が、N個の極ユニット30Aの中心に形成されてもよい。好ましくは、このような止り穴15は、ヘリコイルなどのねじ込み充填インサートで塞がれたねじ付き止り穴であってもよい。
さらに、特定の用途に対しては、支持構造11は、装置10の第1の側面12に配置された別の複数の止り穴15Aを有していてもよい。特に、止り穴15Aは行列の形式で配置されていてもよく、またN個の極ユニット30Aの間に配置されていてもよい。
各極ユニット30Aは、少なくとも1つのそれぞれの極コレクタ50と、第1の保磁値(coercive value)を有する第1の磁気コア40と、コイル30と、複数の第2の磁気コア90A,90Bとを有しており、各第2の磁気コアは、第1の保磁値と異なる独自の保磁値を有している。
図3を参照すると、ここに例示された実施形態では、第1の極コレクタ50は、支持構造11の一体的部分である。なぜならば、第1の極コレクタ50は、材料の除去など、固体からの機械加工プロセスによって得られるからである。
特に、極コレクタ50の上部50Aが、モノリシックタイプの磁気装置10を得るように第1の側面12の一部を特定する場合、極コレクタ50は、底部50Bを画成しかつ支持構造11と一体的に形成されている。
極ユニット30Aは、第2の極コレクタ60を有しており、最大の広がりを有する第2の極コレクタ60の面60Aは、第2の側面13の一部を特定している。第2の極コレクタ60は、第1の磁気コア40に隣接して配置されており、このような磁気コア40を、第1の極コレクタ50の底部50Bに対して挟む。
第2の側面13の表面を磁気的に活性にするために、すなわち、第2の側面13を介して磁気装置10Aを固着するために十分な磁力の値を有するために、磁気コア40によって発生した磁気流れまたはその大部分を、磁気装置10Aから引き出すように、第2の極コレクタ60のサイズが適していることは、注目に値する。
これは、自己固着およびモノリシック磁気装置を形成する可能性を保証する。
有利には、磁気装置10Aの作動条件、特に、第1の磁気コア40の磁化状態を変更するために、コイル30が、第1の磁気コア40の外側にかつ第1の磁気コア40に配置されている。
一態様によれば、例えば、樹脂注入物70を用いてギャップを充填する工程が、コイル30をカバーし、かつ第2の極コレクタ60と、コイル自体を備える第1の磁気コア40との間の密着を保証するために提供される。
したがって、樹脂70は、上述のエレメントの脱落不可能性を保証することが意図されており、また、コイル30が配置された領域における、不純物および/または液体の漏れに対する不透過性を保証することを目的とする。
有利には、図1も参照すると、装置自体の作動条件を制御するために磁気装置10Aに機能的に接続された制御ユニット100が設けられている。
特に、制御ユニット100は、特定の作動条件に応じて、電気巻線30を制御して磁気コア40の磁化状態を変更するために、電気接続101によって磁気装置10Aに電気的に関連付けられている。
制御ユニット100は、複数のボタン102を有しており、これらの複数のボタン102を押すことによって、オペレータは、作動条件に従って作動するように磁気装置10Aを制御することができる。これは、この明細書の続きでより詳細に示される。
上述の構成部材のより詳細な説明のために、同一出願人による欧州特許第2280803号明細書および欧州特許第2280804号明細書を参照することができ、その内容は、本明細書に一体的に示されることが意図されている。
有利には、磁気装置10Aの厚さSを変更することなく極面の増加を得るために、第1の磁気方向に向けられた第1の磁気流れを発生させるための第1の磁気コア40が設けられているのに対し、複数の第2の磁気コア90A,90Bの第1の部分90Aは、第2の磁気方向に向けられた第2の磁気流れを発生させ、かつ複数の第2の磁気コア90A,90Bの第2の部分90Bは、第3の磁気方向に向けられた第3の磁気流れを発生させる。
特に、第3の磁気方向は、第1の磁気方向と平行であり、かつ第2の磁気方向に対して異なる方向、好ましくは垂直である。
極ユニット30Aにおいてそれぞれの磁石40,90Aおよび90Bによって発生する上述の3つの磁気方向の一例が、磁気装置10Aの異なる作動条件に関して、図3a,図3bおよび図3cに例示されている。
特に、図3a,図3bおよび図3cは、それぞれ活性化条件、不活性化条件および搬送条件における磁気装置10Aの側面断面図を示している。
特に、磁気装置10Aの厚さSを変化させない極面の増加は、第1の保磁値を有する磁石40の磁気流れが同時に、複数の第2の磁気コア90A,90Bの第2の部分90Bによって発生される磁気流れと平行であり、かつ両方とも第1の保磁値と異なる値を有する第2の磁気コア90A,90Bの第1の部分90Aに対して異なる方向に向けられていることによって得ることができる。
厚さSを変更しない極面のこのような増加は、極ユニット30Aにおける複数の第2の磁気コア90A,90Bの第1の部分90Aおよび第2の部分90Bのように、第1の磁気コア40の位置がどこであるかを特定することなく少なくとも最初に達成可能であることも、注目に値する。
実際には、正確には、極ユニット50および60の表面サイズを増加させ、したがって、形成される極ユニット30Aの数を減らすことを可能にする3つの磁気流れを組み合せる可能性があり、発生する磁力は等しい。
言及したように、磁気装置10A、特に、自己固着式永電磁タイプの磁気装置を特徴づける3つの作動条件、すなわち、活性化条件(図3a)、不活性化条件(図3b)および搬送条件(または機械ベンチへの/からの組立て/分解条件)(図3c)が存在する。
図3aおよび図3bに関する最初の2つの条件は公知であり、同一出願人の欧州特許第2280803号明細書および欧州特許第2280804号明細書における説明からその操作を推測することが可能であり、その内容は、本明細書に一体的に示されることが意図されている。
搬送条件(または組立て/分解条件)(図3c)はむしろ、他の2つに対して異なっている。なぜならば、この特定の条件では、側面13、すなわち工作機械のベンチに磁気的に固着される側において、永電磁装置によって発生した磁力を相殺する必要があるからである。
この結果を得るために、複数の第2の磁気コア90A,90Bの第2の部分90Bによって発生した磁気流れと、磁気コア40によって発生した磁気流れとのバランスを保証する必要がある。
この条件は、側面13によって発生した磁気流れを測定することによってこのような条件の制御を可能にする電子制御装置によって保証される。
本明細書のために、磁気装置の第1の作動条件(活性化条件)(図3a)では、第1の磁気コア40によって発生した磁気流れは、複数の第2の磁気コア90A,90Bによって発生した磁気流れと等しいのに対し、磁気装置の第2の作動条件(不活性化条件)(図3b)では、第1の磁気コア40によって発生した磁気流れは、複数の第2の磁気コア90A,90Bによって発生した磁気流れと等しくかつ逆向きであり、最後に、磁気装置の第3の作動条件(搬送条件)(図3c)では、第1の磁気コア40によって発生した磁気流れは、複数の第2の磁気コア90A,90Bの第2の部分90Bによって発生した磁気流れと等しくかつ逆向きであることは、注目に値する。
これは、磁気装置自体の正しい作動を可能にするための磁気流れの間の必要なバランスを保証する。
第1の作動条件(図3a)は、装置10Aの固着作動条件として規定され、この場合、固着力は平面12および13上で発生するのに対し、第2の作動条件(図3b)は、装置10Aの不活性化作動条件として規定され、この場合、平面12上では固着力が発生しない一方、常に平面13上では常に固着力が発生し、最後に、第3の作動条件(図3c)は、装置10Aの搬送作動条件として規定され、この場合、適切な強磁性プレートが配置されている平面12上で固着力が発生する一方、平面13上では固着力が発生しないことも、注目に値する。
ここで図2および図3を参照すると、コイル30は、所定の輪郭の支持体31を提供し、このような支持体に導電性エレメント32が巻き付けられており、このような支持体31が容積Vintを規定していることも、注目に値する。
一実施形態では、磁気装置10の効率を増加させるために、第1の磁気コア40および/または複数の第2の磁気コア90A,90Bの第2の部分90Bが、支持体31によって規定された容積Vint内に少なくとも部分的に配置されることが提供される。
言い換えれば、装置10Aの効率を改善するために、第1の磁気コア40および/または複数の第2の磁気コア90A,90Bの第2の部分90Bは、少なくとも部分的に容積Vint内に配置される。
例えば、第1の磁気コア40および第2の部分90Bの両方が部分的にVintに収容されていてもよいし、第1の磁気コア40および第2の部分90Bの両方が完全にVintに収容されていてもよいし、または、第1の磁気コア40のみが完全にVintに収容され、第2の部分90Bが部分的にVintに収容されるか、またはその逆であってもよい。
特に、支持体31は、第1の磁気コア40および複数の第2の磁気コア90A,90Bの第2の部分90Bを少なくとも部分的に包囲するように成形されている。
磁気装置10Aの最も効率的な実施形態に対応する好ましい実施形態を示す図2および図3では、第1の磁気コア40および複数の第2の磁気コア90A,90Bの第2の部分90Bは、完全に容積Vint内に収容されている。したがって、このような好ましい実施形態では、支持体31は、その容積Vintにおいて、第1の磁気コア40および複数の第2の磁気コア90A,90Bの第2の部分90Bの両方を完全に包囲しており、すなわち、それらは、侵入せず、突出せず、または支持体31によって規定された容積Vintの外側に位置する部分を有していない。
複数の第2の磁気コア90A,90Bの第1の部分90Aのみが、便利には、支持体31によって規定された容積Vintの外側に配置されていることは、注目に値する。
特に、図2および図3に示したように、複数の第2の磁気コア90A,90Bの部分90Aは、第2の磁気方向に向けられた第2の磁気流れを発生するために極ユニット30Aの第1のコレクタ50の周囲に配置されている。
このような第2の磁気方向は、好ましい実施形態では、コア40によって発生する流れの第1の磁気方向に対して垂直である。
前述のように、複数の第2の磁気コア90A,90Bの、第1の部分90Aとは異なる第2の部分90Bは、コイル30の支持体31の容積Vintに少なくとも部分的に収容されており、また、第1の磁気コア40によって発生する磁気流れの第1の磁気方向に平行な第3の磁気方向に向けられた第3の磁気流れを発生するように構成されている。
一態様によると、磁気コア40は、アルニコタイプの磁石で具体化される永久可逆タイプの磁気コアであるのに対し、複数の磁気コア90A,90Bは、フェライト、サマリウムコバルトまたはネオジムフェロボロンで具体化される永久磁化された不可逆タイプの複数の磁気コアであることが提供される。
磁気コア40または複数の磁気コア90A,90Bのためのその他のタイプの材料が提供されてもよい。
したがって、制御ユニット100によって適切に制御されるとき、コイル30は、磁気コア40の磁化状態を変更するという役割を有している。
別の態様によれば、強磁性支持体(図示せず)が、空気ギャップゾーンを形成するなどのためのあらゆる空いたスペースを排除するために、支持体エレメント31の容積Vint内に収容されてもよい。
代替的な実施形態(図示せず)では、第1の磁気コア40が、容積Vint内に部分的または完全に収容されることが提供されるのに対し、複数の第2の磁気コア90A,90Bの第2の部分90Bが、容積Vintの外側に配置されてもよい。このシナリオでは、容積Vint内に部分的または完全に収容された第1の磁気コア40と一緒に、空隙領域を形成するようなあらゆる空きスペースを排除するために、1つまたは複数の強磁性支持体が容積Vint内に収容されることも提供される。
別の代替的な実施形態(図示せず)では、第1の磁気コア40は、2つ以上の磁気部分で形成されてもよく、すなわち、第1の磁気コア40は、互いに異なる形状およびサイズを有する異なる磁気コアを用いて形成されてもよく、同様に、複数の第2の磁気コア90A,90Bの部分90Aおよび90Bの両方も、1つの磁気コアまたはやはり互いに異なる形状およびサイズを有する複数の磁気コアで形成されてもよい。第1の磁気コア40および複数の第2の磁気コア90A,90Bの第2の部分90Bを形成するこのような磁気エレメントは、複数の第2の磁気コア90A,90Bの第2の部分90Bを形成するエレメントが、第1の磁気コア40を形成するエレメントに関して重心であるような形式で、配置されることが好ましい。
好ましい実施態様によれば、図2も参照すると、各極ユニット30Aを形成するエレメントは、実質的に円形またはディスク状のエレメントで具体化されている。特に、極コレクタ50、複数の第2の磁気コア90A,90Bの第1の部分90A、複数の第2の磁気コア90A,90Bの第2の部分90B、第1の磁気コア40、コイル30および極コレクタ60は、軸線X−Xに沿って同軸かつ対称である。
実際、支持体31は、厚さS’および内径D’intの環状輪郭を有しており、これにより、容積Vintは、支持体31の厚さS’についての内径から計算された容積である。
特に、支持体31の輪郭は、導電性エレメント32(図2には示されていない)が挿入される溝33(内側容積Vintの位置と反対側)を画成している。
さらに、第1の磁気コア40は1つの磁気コアを有しており、複数の第2の磁気コア90A,90Bの第2の部分90Bも1つの磁気コアを有している。
特に、第1の磁気コア40は、孔41、好ましくは貫通孔を画成するように、外径D1および内径D1’を有する、厚さS1の環状輪郭を有している。第1の磁気コア40は、平坦でかつ互いに平行な、最大の広がりを有する2つの面40’および40’’を規定する。
好ましくは、貫通孔41は、第1の磁気コア40の表面40’,40’’に関して中央位置に配置されている。
最大効率の条件で第1の磁気コア40が容積Vintに収容される場合、厚さS1が、最大でも支持体31の厚さS’と等しいことは、注目に値する。
有利には、この好ましい実施形態では、複数の第2の磁気コア90A,90Bの第2の部分90Bは、厚さS2および直径D2の中実の円柱として具体化されており、貫通孔内に、ひいては支持体31の厚さS’内にも完全に収容されるように、このような貫通孔41に配置される。
言い換えれば、第1の磁気コア40および複数の第2の磁気コア90A,90Bの第2の部分90Bが、厚さS’内に一体的に収容されるとすると、厚さS’は、厚さS1および厚さS2のうちの大きい方以上でなければならない。
したがって、好ましい実施形態では、第1の磁気コア40は、外径D1と、内径D1’と、厚さS1とを有するトロイドの形式で成形されているのに対し、貫通孔41に挿入される、複数の第2の磁気コア90A,90Bの部分90Bは、直径D2および厚さS2を有する中実の円柱のように成形されている。
したがって、磁気装置10Aの厚さSを増加させないために、複数の第2の磁気コア90A,90Bの第2の部分90Bは、第1の磁気コア40の内側に導入された。
再び、好ましい実施形態によれば、
複数の第2の磁気コア(90A,90B)の第1の部分90Aは、外径D3、内径D3’および高さS3の環状エレメントで具体化されており、
第2の極コレクタ60は、直径D4および厚さS4の中実の円柱で具体化されている。
第2の極コレクタ60は、最大の広がりを有する2つの対向する平行な表面60Aおよび60Bを規定していることは、注目に値する。
好ましい実施形態に関して上述したものに関連して、新たな磁気装置10Aは、背景技術と同じ厚さSを使用して側面12において同じ磁気表面性能を有するが、必要な極の数はより少なく、このような側面12で発生する磁力は等しい。
このような削減は、1つの極ユニットの固着面の増大と正比例する。したがって、固着のために必要とされる磁気性能を保証するために標準的な磁気装置において100個の極(すなわち、直径が70mmの極)を形成する必要がある場合、本発明によれば、同じ厚さSの磁気装置を形成することが可能である。なぜならば、40%大きな極面を持つ1つの極ユニット(すなわち、直径が90mmの極)を構成することができるからである。
これにより、40%少ない極数によって同じ前の磁気性能を得ることができる。
明らかに、偶発のかつ特定のニーズを満たすために、当業者は、上述の磁気装置に対していくつかの変更および改良を行ってもよいが、全ては、以下の請求項によって規定される本発明の保護範囲に含まれる。
開示は、請求項1の前段による、改良された磁気装置に関する。
特に、本開示は、永電磁装置(electro-permanent magnetic apparatus)、さらにより具体的には、自己固着式モノリシックタイプの永電磁装置に関する。
本明細書の続きにおける永電磁装置という用語は、
−装置自体の内部に適切に配置された永久磁石を備えて形成された磁気装置
−固着ステップでの通常使用の間に電源を必要としないが、活性化および不活性化ステップでは電源を必要とする装置
−強磁性体によって形成された磁気流れを搬送するための極コレクタを必要とする装置
を意味する。
磁気装置自体の幾何学的サイズに影響することなく、より控えめな製造コストを有し、公知の装置に対して磁気性能が等しい磁気装置の要求を満たすという必要性が、特に永電磁タイプの磁気装置の製造者によってますます感じられている。
実際に、より手ごろであるが、特に装置の厚さなどの装置自体の幾何学的サイズを変更することなく同じ磁気固着力を保証する、例えば機械加工される強磁性部品を固着するための市場磁気装置を提案するという一定の探求が存在する。
実際、厚さの増加が特定の作業機械(例えば、フライス盤またはプラスチック材料成形機械など)における使用の可能性を減らすことを考慮すると、厚さは磁気装置におけるますます重要なパラメータである。なぜならば、強磁性部品のための最大有効ストロークは予め決まっているので、磁気装置の厚さが増加すると、固着される強磁性部品を収容するための有効空間が減少するからである。
磁気装置のコストを減らすためには、磁気装置を形成する各極ユニットの固着面のサイズを増大することで十分である。これにより、磁気装置の加工時間が短縮される。なぜならば、より大きな表面サイズを有するより少数の極ユニットを用いて同じ磁力を得ることが可能であるからである。しかしながら、参照する技術分野において周知であり確立されているが、このような解決策は、極ユニットの幾何学的サイズの増加という主な欠点を有しており、これは、磁気装置自体の厚さの不可避な増加を意味する。
したがって、本発明の目的は、製造コストを減らすとともに幾何学的サイズ、特に磁気装置の厚さを不変のまま維持することを可能にし、発生する磁力が等しい、磁気装置を提供することである。
この目的は、下記の請求項1に従って特徴づけられる磁気装置によって達成される。
開示のおかげで、既知の磁気装置に対して製造コストがより低く、かつその厚さをこのような磁気固着装置に関して不変に維持し、発生することができる固着力は等しい、磁気固着装置を得ることが可能である。
このような結果は、既知の磁気装置の厚さにおいて、既知の磁気装置に設けられた極ユニットのサイズに関してより大きな表面サイズを有する新たな極ユニットを形成することによって達成される。こうすることによって、新たな磁気装置を形成するために必要とされる極ユニットの数を減らすことが可能であり、磁気装置の固着面によって発生する固着力は等しくなる。
ここで、単に非限定的な例として提供されかつ添付の図面に示されるその好ましい実施形態に関連して、本開示がより詳細に説明される。
本発明による、機械加工を受ける部品に関連しているときの磁気装置と、制御ユニットとの斜視図である。 図1の装置の、部分的な断面で示された分解斜視図を示している。 図1の装置の断面側面図を示している。 活性化条件における、図1の装置の断面側面図を示している。 不活性化条件における、図1の装置の断面側面図を示している。 搬送条件における、図1の装置の断面側面図を示している。
添付の図面に示される実施形態は、図式的に描かれており、必ずしも実寸では示されておらず、また様々な形成要素の間で必ずしも比例的に描かれていない。
明示的に示されていないときでも、特定の実施形態に関連して説明される個々の特徴は、付属物として意図されており、かつ/または、他の実施形態に関連して説明される他の特徴と交換可能である。
添付の図面を参照すると、磁気固着装置が全体として10Aで示されている。
好ましくは、この明細書の続きでは、本発明の定義が一般性を失うことなく、永電磁式、自己固着式およびモノリシックタイプの磁気固着装置が説明される。
鉄含有エレメント(ferrous element)P1を磁気的に固着するための磁気装置10Aは、支持構造11を有しており、その厚さS内に、複数のN個の極ユニット30Aが収容されている。
特に、支持構造11は、最も大きな広がりを持つ互いに反対側の面に第1の側面12および第2の側面13をそれぞれ特定している。
好ましくは、第1の側面12および第2の側面13は、それぞれの平面を規定するように互いに平行に延びている。
側面12は、機械加工を受ける鉄含有エレメントP1、すなわち、加工される鉄含有部品が磁気的に固着される平面または表面であることが意図されており、側面13は、例えば、工作機械のベンチなどの別の鉄含有エレメントに磁気的に固着することができる平面または表面であることが意図されていることは、注目に値する。
N個の極ユニット30Aは、構造11内に自由に配置されてもよく、すなわち、いかなる予め定められた幾何学的スキームにも従うことなく配置されてよいことも、注目に値する。
しかしながら、好ましい実施形態によれば、N個の極ユニット30Aは、1つのスキームに従って構造11内に配置されており、このスキームに従って、N個の極ユニット30Aは行列形式で配置されている。
好ましくは、N個の極ユニット30Aのこのような行列構成において、中心は、上述の行列を形成する線および/または列に沿って位置している。
さらに、装置10Aを使用する通常の方法によれば、止り穴15が、N個の極ユニット30Aの中心に形成されてもよい。好ましくは、このような止り穴15は、ヘリコイルなどのねじ込み充填インサートで塞がれたねじ付き止り穴であってもよい。
さらに、特定の用途に対しては、支持構造11は、装置10の第1の側面12に配置された別の複数の止り穴15Aを有していてもよい。特に、止り穴15Aは行列の形式で配置されていてもよく、またN個の極ユニット30Aの間に配置されていてもよい。
各極ユニット30Aは、少なくとも1つのそれぞれの極コレクタ50と、第1の保磁値(coercive value)を有する第1の磁気コア40と、コイル30と、複数の第2の磁気コア90A,90Bとを有しており、各第2の磁気コアは、第1の保磁値と異なる独自の保磁値を有している。
図3を参照すると、ここに例示された実施形態では、第1の極コレクタ50は、支持構造11の一体的部分である。なぜならば、第1の極コレクタ50は、材料の除去など、固体からの機械加工プロセスによって得られるからである。
特に、極コレクタ50の上部50Aが、モノリシックタイプの磁気装置10を得るように第1の側面12の一部を特定する場合、極コレクタ50は、底部50Bを画成しかつ支持構造11と一体的に形成されている。
極ユニット30Aは、第2の極コレクタ60を有しており、最大の広がりを有する第2の極コレクタ60の面60Aは、第2の側面13の一部を特定している。第2の極コレクタ60は、第1の磁気コア40に隣接して配置されており、このような磁気コア40を、第1の極コレクタ50の底部50Bに対して挟む。
第2の側面13の表面を磁気的に活性にするために、すなわち、第2の側面13を介して磁気装置10Aを固着するために十分な磁力の値を有するために、磁気コア40によって発生した磁気流れまたはその大部分を、磁気装置10Aから引き出すように、第2の極コレクタ60のサイズが適していることは、注目に値する。
これは、自己固着およびモノリシック磁気装置を形成する可能性を保証する。
有利には、磁気装置10Aの作動条件、特に、第1の磁気コア40の磁化状態を変更するために、コイル30が、第1の磁気コア40の外側にかつ第1の磁気コア40に配置されている。
一態様によれば、例えば、樹脂注入物70を用いてギャップを充填する工程が、コイル30をカバーし、かつ第2の極コレクタ60と、コイル自体を備える第1の磁気コア40との間の密着を保証するために提供される。
したがって、樹脂70は、上述のエレメントの脱落不可能性を保証することが意図されており、また、コイル30が配置された領域における、不純物および/または液体の漏れに対する不透過性を保証することを目的とする。
有利には、図1も参照すると、装置自体の作動条件を制御するために磁気装置10Aに機能的に接続された制御ユニット100が設けられている。
特に、制御ユニット100は、特定の作動条件に応じて、電気巻線30を制御して磁気コア40の磁化状態を変更するために、電気接続101によって磁気装置10Aに電気的に関連付けられている。
制御ユニット100は、複数のボタン102を有しており、これらの複数のボタン102を押すことによって、オペレータは、作動条件に従って作動するように磁気装置10Aを制御することができる。これは、この明細書の続きでより詳細に示される。
上述の構成部材のより詳細な説明のために、同一出願人による欧州特許第2280803号明細書および欧州特許第2280804号明細書を参照することができ、その内容は、本明細書に一体的に示されることが意図されている。
有利には、磁気装置10Aの厚さSを変更することなく極面の増加を得るために、第1の磁気方向に向けられた第1の磁気流れを発生させるための第1の磁気コア40が設けられているのに対し、複数の第2の磁気コア90A,90Bの第1の部分90Aは、第2の磁気方向に向けられた第2の磁気流れを発生させ、かつ複数の第2の磁気コア90A,90Bの第2の部分90Bは、第3の磁気方向に向けられた第3の磁気流れを発生させる。
特に、第3の磁気方向は、第1の磁気方向と平行であり、かつ第2の磁気方向に対して異なる方向、好ましくは垂直である。
極ユニット30Aにおいてそれぞれの磁石40,90Aおよび90Bによって発生する上述の3つの磁気方向の一例が、磁気装置10Aの異なる作動条件に関して、図3a,図3bおよび図3cに例示されている。
特に、図3a,図3bおよび図3cは、それぞれ活性化条件、不活性化条件および搬送条件における磁気装置10Aの側面断面図を示している。
特に、磁気装置10Aの厚さSを変化させない極面の増加は、第1の保磁値を有する磁石40の磁気流れが同時に、複数の第2の磁気コア90A,90Bの第2の部分90Bによって発生される磁気流れと平行であり、かつ両方とも第1の保磁値と異なる値を有する第2の磁気コア90A,90Bの第1の部分90Aに対して異なる方向に向けられていることによって得ることができる。
厚さSを変更しない極面のこのような増加は、極ユニット30Aにおける複数の第2の磁気コア90A,90Bの第1の部分90Aおよび第2の部分90Bのように、第1の磁気コア40の位置がどこであるかを特定することなく少なくとも最初に達成可能であることも、注目に値する。
実際には、正確には、極ユニット50および60の表面サイズを増加させ、したがって、形成される極ユニット30Aの数を減らすことを可能にする3つの磁気流れを組み合せる可能性があり、発生する磁力は等しい。
言及したように、磁気装置10A、特に、自己固着式永電磁タイプの磁気装置を特徴づける3つの作動条件、すなわち、活性化条件(図3a)、不活性化条件(図3b)および搬送条件(または機械ベンチへの/からの組立て/分解条件)(図3c)が存在する。
図3aおよび図3bに関する最初の2つの条件は公知であり、同一出願人の欧州特許第2280803号明細書および欧州特許第2280804号明細書における説明からその操作を推測することが可能であり、その内容は、本明細書に一体的に示されることが意図されている。
搬送条件(または組立て/分解条件)(図3c)はむしろ、他の2つに対して異なっている。なぜならば、この特定の条件では、側面13、すなわち工作機械のベンチに磁気的に固着される側において、永電磁装置によって発生した磁力を相殺する必要があるからである。
この結果を得るために、複数の第2の磁気コア90A,90Bの第2の部分90Bによって発生した磁気流れと、磁気コア40によって発生した磁気流れとのバランスを保証する必要がある。
この条件は、側面13によって発生した磁気流れを測定することによってこのような条件の制御を可能にする電子制御装置によって保証される。
本明細書のために、磁気装置の第1の作動条件(活性化条件)(図3a)では、第1の磁気コア40によって発生した磁気流れは、複数の第2の磁気コア90A,90Bによって発生した磁気流れと等しいのに対し、磁気装置の第2の作動条件(不活性化条件)(図3b)では、第1の磁気コア40によって発生した磁気流れは、複数の第2の磁気コア90A,90Bによって発生した磁気流れと等しくかつ逆向きであり、最後に、磁気装置の第3の作動条件(搬送条件)(図3c)では、第1の磁気コア40によって発生した磁気流れは、複数の第2の磁気コア90A,90Bの第2の部分90Bによって発生した磁気流れと等しくかつ逆向きであることは、注目に値する。
これは、磁気装置自体の正しい作動を可能にするための磁気流れの間の必要なバランスを保証する。
第1の作動条件(図3a)は、装置10Aの固着作動条件として規定され、この場合、固着力は平面12および13上で発生するのに対し、第2の作動条件(図3b)は、装置10Aの不活性化作動条件として規定され、この場合、平面12上では固着力が発生しない一方、常に平面13上では常に固着力が発生し、最後に、第3の作動条件(図3c)は、装置10Aの搬送作動条件として規定され、この場合、適切な強磁性プレートが配置されている平面12上で固着力が発生する一方、平面13上では固着力が発生しないことも、注目に値する。
ここで図2および図3を参照すると、コイル30は、所定の輪郭の支持体31を提供し、このような支持体に導電性エレメント32が巻き付けられており、このような支持体31が容積Vintを規定していることも、注目に値する。
一実施形態では、磁気装置10の効率を増加させるために、第1の磁気コア40および/または複数の第2の磁気コア90A,90Bの第2の部分90Bが、支持体31によって規定された容積Vint内に少なくとも部分的に配置されることが提供される。
言い換えれば、装置10Aの効率を改善するために、第1の磁気コア40および/または複数の第2の磁気コア90A,90Bの第2の部分90Bは、少なくとも部分的に容積Vint内に配置される。
例えば、第1の磁気コア40および第2の部分90Bの両方が部分的にVintに収容されていてもよいし、第1の磁気コア40および第2の部分90Bの両方が完全にVintに収容されていてもよいし、または、第1の磁気コア40のみが完全にVintに収容され、第2の部分90Bが部分的にVintに収容されるか、またはその逆であってもよい。
特に、支持体31は、第1の磁気コア40および複数の第2の磁気コア90A,90Bの第2の部分90Bを少なくとも部分的に包囲するように成形されている。
磁気装置10Aの最も効率的な実施形態に対応する好ましい実施形態を示す図2および図3では、第1の磁気コア40および複数の第2の磁気コア90A,90Bの第2の部分90Bは、完全に容積Vint内に収容されている。したがって、このような好ましい実施形態では、支持体31は、その容積Vintにおいて、第1の磁気コア40および複数の第2の磁気コア90A,90Bの第2の部分90Bの両方を完全に包囲しており、すなわち、それらは、侵入せず、突出せず、または支持体31によって規定された容積Vintの外側に位置する部分を有していない。
複数の第2の磁気コア90A,90Bの第1の部分90Aのみが、便利には、支持体31によって規定された容積Vintの外側に配置されていることは、注目に値する。
特に、図2および図3に示したように、複数の第2の磁気コア90A,90Bの部分90Aは、第2の磁気方向に向けられた第2の磁気流れを発生するために極ユニット30Aの第1のコレクタ50の周囲に配置されている。
このような第2の磁気方向は、好ましい実施形態では、コア40によって発生する流れの第1の磁気方向に対して垂直である。
前述のように、複数の第2の磁気コア90A,90Bの、第1の部分90Aとは異なる第2の部分90Bは、コイル30の支持体31の容積Vintに少なくとも部分的に収容されており、また、第1の磁気コア40によって発生する磁気流れの第1の磁気方向に平行な第3の磁気方向に向けられた第3の磁気流れを発生するように構成されている。
一態様によると、磁気コア40は、アルニコタイプの磁石で具体化される永久可逆タイプの磁気コアであるのに対し、複数の磁気コア90A,90Bは、フェライト、サマリウムコバルトまたはネオジムフェロボロンで具体化される永久磁化された不可逆タイプの複数の磁気コアであることが提供される。
磁気コア40または複数の磁気コア90A,90Bのためのその他のタイプの材料が提供されてもよい。
したがって、制御ユニット100によって適切に制御されるとき、コイル30は、磁気コア40の磁化状態を変更するという役割を有している。
別の態様によれば、強磁性支持体(図示せず)が、空気ギャップゾーンを形成するなどのためのあらゆる空いたスペースを排除するために、支持体エレメント31の容積Vint内に収容されてもよい。
代替的な実施形態(図示せず)では、第1の磁気コア40が、容積Vint内に部分的または完全に収容されることが提供されるのに対し、複数の第2の磁気コア90A,90Bの第2の部分90Bが、容積Vintの外側に配置されてもよい。このシナリオでは、容積Vint内に部分的または完全に収容された第1の磁気コア40と一緒に、空隙領域を形成するようなあらゆる空きスペースを排除するために、1つまたは複数の強磁性支持体が容積Vint内に収容されることも提供される。
別の代替的な実施形態(図示せず)では、第1の磁気コア40は、2つ以上の磁気部分で形成されてもよく、すなわち、第1の磁気コア40は、互いに異なる形状およびサイズを有する異なる磁気コアを用いて形成されてもよく、同様に、複数の第2の磁気コア90A,90Bの部分90Aおよび90Bの両方も、1つの磁気コアまたはやはり互いに異なる形状およびサイズを有する複数の磁気コアで形成されてもよい。第1の磁気コア40および複数の第2の磁気コア90A,90Bの第2の部分90Bを形成するこのような磁気エレメントは、複数の第2の磁気コア90A,90Bの第2の部分90Bを形成するエレメントが、第1の磁気コア40を形成するエレメントに関して重心であるような形式で、配置されることが好ましい。
好ましい実施態様によれば、図2も参照すると、各極ユニット30Aを形成するエレメントは、実質的に円形またはディスク状のエレメントで具体化されている。特に、極コレクタ50、複数の第2の磁気コア90A,90Bの第1の部分90A、複数の第2の磁気コア90A,90Bの第2の部分90B、第1の磁気コア40、コイル30および極コレクタ60は、軸線X−Xに沿って同軸かつ対称である。
実際、支持体31は、厚さS’および内径D’intの環状輪郭を有しており、これにより、容積Vintは、支持体31の厚さS’についての内径から計算された容積である。
特に、支持体31の輪郭は、導電性エレメント32(図2には示されていない)が挿入される溝33(内側容積Vintの位置と反対側)を画成している。
さらに、第1の磁気コア40は1つの磁気コアを有しており、複数の第2の磁気コア90A,90Bの第2の部分90Bも1つの磁気コアを有している。
特に、第1の磁気コア40は、孔41、好ましくは貫通孔を画成するように、外径D1および内径D1’を有する、厚さS1の環状輪郭を有している。第1の磁気コア40は、平坦でかつ互いに平行な、最大の広がりを有する2つの面40’および40’’を規定する。
好ましくは、貫通孔41は、第1の磁気コア40の表面40’,40’’に関して中央位置に配置されている。
最大効率の条件で第1の磁気コア40が容積Vintに収容される場合、厚さS1が、最大でも支持体31の厚さS’と等しいことは、注目に値する。
有利には、この好ましい実施形態では、複数の第2の磁気コア90A,90Bの第2の部分90Bは、厚さS2および直径D2の中実の円柱として具体化されており、貫通孔内に、ひいては支持体31の厚さS’内にも完全に収容されるように、このような貫通孔41に配置される。
言い換えれば、第1の磁気コア40および複数の第2の磁気コア90A,90Bの第2の部分90Bが、厚さS’内に一体的に収容されるとすると、厚さS’は、厚さS1および厚さS2のうちの大きい方以上でなければならない。
したがって、好ましい実施形態では、第1の磁気コア40は、外径D1と、内径D1’と、厚さS1とを有するトロイドの形式で成形されているのに対し、貫通孔41に挿入される、複数の第2の磁気コア90A,90Bの部分90Bは、直径D2および厚さS2を有する中実の円柱のように成形されている。
したがって、磁気装置10Aの厚さSを増加させないために、複数の第2の磁気コア90A,90Bの第2の部分90Bは、第1の磁気コア40の内側に導入された。
再び、好ましい実施形態によれば、
複数の第2の磁気コア(90A,90B)の第1の部分90Aは、外径D3、内径D3’および高さS3の環状エレメントで具体化されており、
第2の極コレクタ60は、直径D4および厚さS4の中実の円柱で具体化されている。
第2の極コレクタ60は、最大の広がりを有する2つの対向する平行な表面60Aおよび60Bを規定していることは、注目に値する。
好ましい実施形態に関して上述したものに関連して、新たな磁気装置10Aは、背景技術と同じ厚さSを使用して側面12において同じ磁気表面性能を有するが、必要な極の数はより少なく、このような側面12で発生する磁力は等しい。
このような削減は、1つの極ユニットの固着面の増大と正比例する。したがって、固着のために必要とされる磁気性能を保証するために標準的な磁気装置において100個の極(すなわち、直径が70mmの極)を形成する必要がある場合、本発明によれば、同じ厚さSの磁気装置を形成することが可能である。なぜならば、40%大きな極面を持つ1つの極ユニット(すなわち、直径が90mmの極)を構成することができるからである。
これにより、40%少ない極数によって同じ前の磁気性能を得ることができる。
明らかに、偶発のかつ特定のニーズを満たすために、当業者は、上述の磁気装置に対していくつかの変更および改良を行ってもよいが、全ては、以下の請求項によって規定される本発明の保護範囲に含まれる。

Claims (14)

  1. 鉄含有エレメント(P1)を磁気的に固着するための磁気装置であって、支持構造(11)を備え、該支持構造(11)の厚さ(S)に複数のN個の極ユニット(30A)が収容されており、前記支持構造(11)は、最大の広がりを有する互いに反対側の面で第1および第2の側面(12,13)を特定しており、前記複数のN個の極ユニット(30A)はそれぞれ、
    所定の輪郭の支持体(31)および該支持体に巻き付けられた導電性エレメント(32)を有するコイル(30)と、
    第1の磁気方向に向けられた第1の磁気流れを発生する、第1の保磁値を有する第1の磁気コア(40)と、
    それぞれが前記第1の保磁値とは異なる独自の保磁値を有する複数の第2の磁気コア(90A,90B)と、
    を有している、磁気装置において、
    前記複数の第2の磁気コア(90A,90B)の第1の部分(90A)は、第2の磁気方向に向けられた第2の磁気流れを発生し、前記複数の第2の磁気コア(90A,90B)の第2の部分(90B)は、第3の磁気方向に向けられた第3の磁気流れを発生し、前記第3の磁気方向は、前記第1の磁気方向と平行でありかつ前記第2の磁気方向に対して異なる方向を有していることを特徴とする、鉄含有エレメント(P1)を磁気的に固着するための磁気装置。
  2. 前記第3の磁気方向は、前記第2の磁気方向に対して垂直である、請求項1記載の鉄含有エレメント(P1)を磁気的に固着するための磁気装置。
  3. 前記コイルの前記支持体(31)は、容積(Vint)を規定しており、前記第1の磁気コア(40)および/または前記複数の第2の磁気コア(90A,90B)の前記第2の部分(90B)は、前記支持体(31)によって規定された前記容積(Vint)内に少なくとも部分的に配置されている、請求項1記載の鉄含有エレメント(P1)を磁気的に固着するための磁気装置。
  4. 前記複数の第2の磁気コア(90A,90B)の前記第1の部分(90A)は、前記支持体(31)によって規定された前記容積(Vint)の外側に配置されている、請求項3記載の鉄含有エレメント(P1)を磁気的に固着するための磁気装置。
  5. 前記複数の第2の磁気コア(90A,90B)の前記第1の部分(90A)は、前記第1のコレクタ(50)の周囲に配置されている、請求項4記載の鉄含有エレメント(P1)を磁気的に固着するための磁気装置。
  6. 前記第1の磁気コア(40)および/または前記複数の第2の磁気コア(90A,90B)の前記第2の部分(90B)は、前記支持体(31)の輪郭によって規定された前記容積(Vint)に完全に収容されている、請求項3記載の鉄含有エレメント(P1)を磁気的に固着するための磁気装置。
  7. 前記第1の磁気コア(40)および/または前記複数の第2の磁気コア(90A,90B)の前記第2の部分(90B)はそれぞれ、互いに分離された2つ以上の磁気部分を有する、請求項1から6までのいずれか1項記載の鉄含有エレメント(P1)を磁気的に固着するための磁気装置。
  8. 前記複数の第2の磁気コア(90A,90B)の前記第2の部分(90B)の前記2つ以上の磁気部分は、前記第1の磁気コア(40)の前記2つまたは3つ以上または複数の磁気部分に関して重心に配置されている、請求項6記載の鉄含有エレメント(P1)を磁気的に固着するための磁気装置。
  9. 前記第1の磁気コア(40)は、互いに平行な、最大の広がりを有する2つの表面(40’,40’’)および該2つの表面(40’,40’’)の間の貫通孔(41)を規定する1つの磁気コアを含み、かつ前記支持体(31)の厚さ(S’)以下の厚さ(S1)を有しており、
    前記複数の第2の磁気コア(90A,90B)の前記第2の部分(90B)は、前記貫通孔(41)に配置されかつ前記支持体(31)の厚さ以下の厚さ(S2)を有する1つの磁気コアを有する、
    請求項1から6までのいずれか1項記載の鉄含有エレメント(P1)を磁気的に固着するための磁気装置。
  10. 前記支持体(31)は、所定の厚さ(S’)および内径(D’int)を有する環状の輪郭を有しており、前記容積(Vint)は、前記支持体(31)の前記所定の厚さ(S’)について前記内径(D’int)から計算された容積である、請求項1記載の鉄含有エレメント(P1)を磁気的に固着するための磁気装置。
  11. 前記第1の磁気コア(40)は、磁気的に可逆の材料から成り、前記複数の第2の磁気コア(90A,90B)は、不可逆の磁気材料から成る、請求項1から10までのいずれか1項記載の鉄含有エレメント(P1)を磁気的に固着するための磁気装置。
  12. 前記コイルの前記支持体(31)は、容積(Vint)を規定しており、前記第1の磁気コア(40)は、前記支持体(31)によって規定された前記容積(Vint)内に少なくとも部分的に配置されているのに対し、前記複数の第2の磁気コア(90A,90B)の前記第2の部分(90B)は、前記支持体(31)によって規定された前記容積(Vint)の外側に配置されている、請求項1記載の鉄含有エレメント(P1)を磁気的に固着するための磁気装置。
  13. 前記磁気装置の前記第1および/または第2の側面(12,13)の磁化、消磁および/または搬送条件を制御するために前記少なくとも1つの極ユニット(30A)に機能的に接続されたコマンドおよび制御ユニット(100)を備える、請求項1から12までのいずれか1項記載の鉄含有エレメント(P1)を磁気的に固着するための磁気装置。
  14. 前記極ユニット(30A)は、第1の極コレクタ(50)および第2の極コレクタ(60)を有しており、前記第1の極コレクタ(50)の上面(50A)は、固着平面(12)を形成しており、その側面(60A)は、前記磁気装置の支持平面(13)を形成している、請求項1記載の鉄含有エレメント(P1)を磁気的に固着するための磁気装置。
JP2019553565A 2017-03-28 2018-03-19 改良型磁気装置 Active JP7353979B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
IT102017000033967 2017-03-28
IT201700033967 2017-03-28
PCT/IB2018/051822 WO2018178801A1 (en) 2017-03-28 2018-03-19 An advanced magnetic apparatus

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020516074A true JP2020516074A (ja) 2020-05-28
JP7353979B2 JP7353979B2 (ja) 2023-10-02

Family

ID=59683733

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019553565A Active JP7353979B2 (ja) 2017-03-28 2018-03-19 改良型磁気装置

Country Status (8)

Country Link
US (1) US11072048B2 (ja)
EP (1) EP3600759B1 (ja)
JP (1) JP7353979B2 (ja)
KR (1) KR102510025B1 (ja)
CN (1) CN110505936B (ja)
ES (1) ES2954443T3 (ja)
PL (1) PL3600759T3 (ja)
WO (1) WO2018178801A1 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3808501A4 (en) * 2018-06-13 2022-03-30 Pascal Engineering Corporation MAGNETIC CLAMPING DEVICE AND MAGNETIC FORCE GENERATION MECHANISM FOR MAGNETIC CLAMPING DEVICE
CN110834213B (zh) * 2019-12-20 2024-09-27 金焕澄 节能断电自吸合磁吸工作台
DE202020101768U1 (de) * 2020-04-01 2021-07-05 C. & E. Fein Gmbh Magnetfuß
CN114400125A (zh) * 2021-12-31 2022-04-26 昆山圆运升传动科技有限公司 一种实心柱型磁体阵列及制备方法
CN115383492B (zh) * 2022-09-16 2023-12-22 湖南千豪机电技术开发有限公司 一种模块化电永磁模板
CN116259476A (zh) * 2023-05-12 2023-06-13 包头市英思特稀磁新材料股份有限公司 一种提高磁铁耐温性的方法及磁组件

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4090162A (en) * 1974-10-16 1978-05-16 Michele Cardone Magnetic anchoring apparatus
JPS60130106A (ja) * 1983-12-16 1985-07-11 Sumitomo Special Metals Co Ltd 永電磁型吸着装置
JPS6328537A (ja) * 1986-07-21 1988-02-06 Fuji Jikou Kk 電磁制御型永久磁石チヤツク
JPS63114109A (ja) * 1986-07-28 1988-05-19 テクノマグネチカ・ディ・カルドン,グランディ−ニ,ツァラメラ・エ・チ・エッセ・ア・エッセ 磁気保持装置
JP2005305565A (ja) * 2004-04-19 2005-11-04 Tsudakoma Corp 永電磁式マグネットチャック
KR20080103239A (ko) * 2007-05-23 2008-11-27 장찬오 자기력을 이용한 공작물 파지장치
JP2009534209A (ja) * 2006-04-24 2009-09-24 ヨング リー マグネチックチャック
JP2010538852A (ja) * 2007-09-14 2010-12-16 テクノマグネーテ ソチエタ ペル アツィオーニ 磁気保持装置のための一体型多極プレート、該プレートの製造方法、および該プレートを使用した磁気装置
JP2011519733A (ja) * 2008-04-22 2011-07-14 テクノマグネーテ ソチエタ ペル アツィオーニ 一体型磁気装置および該一体型磁気装置の製造方法
JP2011519734A (ja) * 2008-04-22 2011-07-14 テクノマグネーテ ソチエタ ペル アツィオーニ 自己締着型磁気装置および該磁気装置制御用のコントロールユニット

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6489871B1 (en) * 1999-12-11 2002-12-03 Simon C. Barton Magnetic workholding device
ITMI20011886A1 (it) * 2001-09-10 2003-03-10 Tecnomagnete Spa Paletta magnetica di ancoraggio di pezzi ferromagnetici per la lavorazione da macchine utensili ad asse dell'utensile orizzantale
FR2902361B1 (fr) * 2006-06-16 2008-08-08 Staubli Faverges Sca Dispositif de bridage magnetique, machine de moulage par injection equipee d'un tel dispositif et procede de fabrication d'un tel dispositif
US9843249B2 (en) * 2014-04-16 2017-12-12 Nucleus Scientific Inc. Magnetic position coupling and valve mechanism
CN104907242B (zh) * 2015-05-08 2016-06-08 哈尔滨工业大学 磁场跟踪补偿的长永磁管向心励磁圆柱形封闭磁场式电磁振动台磁路结构
CN204936041U (zh) * 2015-07-28 2016-01-06 徐明达 双面电永磁吸盘
CN205497069U (zh) * 2016-01-26 2016-08-24 绍兴徐业模具有限公司 一种用于轮胎模具铣床的固定机构

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4090162A (en) * 1974-10-16 1978-05-16 Michele Cardone Magnetic anchoring apparatus
JPS60130106A (ja) * 1983-12-16 1985-07-11 Sumitomo Special Metals Co Ltd 永電磁型吸着装置
JPS6328537A (ja) * 1986-07-21 1988-02-06 Fuji Jikou Kk 電磁制御型永久磁石チヤツク
JPS63114109A (ja) * 1986-07-28 1988-05-19 テクノマグネチカ・ディ・カルドン,グランディ−ニ,ツァラメラ・エ・チ・エッセ・ア・エッセ 磁気保持装置
JP2005305565A (ja) * 2004-04-19 2005-11-04 Tsudakoma Corp 永電磁式マグネットチャック
JP2009534209A (ja) * 2006-04-24 2009-09-24 ヨング リー マグネチックチャック
KR20080103239A (ko) * 2007-05-23 2008-11-27 장찬오 자기력을 이용한 공작물 파지장치
JP2010538852A (ja) * 2007-09-14 2010-12-16 テクノマグネーテ ソチエタ ペル アツィオーニ 磁気保持装置のための一体型多極プレート、該プレートの製造方法、および該プレートを使用した磁気装置
JP2011519733A (ja) * 2008-04-22 2011-07-14 テクノマグネーテ ソチエタ ペル アツィオーニ 一体型磁気装置および該一体型磁気装置の製造方法
JP2011519734A (ja) * 2008-04-22 2011-07-14 テクノマグネーテ ソチエタ ペル アツィオーニ 自己締着型磁気装置および該磁気装置制御用のコントロールユニット

Also Published As

Publication number Publication date
CN110505936A (zh) 2019-11-26
US11072048B2 (en) 2021-07-27
US20200376617A1 (en) 2020-12-03
EP3600759B1 (en) 2023-06-07
PL3600759T3 (pl) 2023-12-04
EP3600759A1 (en) 2020-02-05
KR20190132377A (ko) 2019-11-27
JP7353979B2 (ja) 2023-10-02
ES2954443T3 (es) 2023-11-22
WO2018178801A1 (en) 2018-10-04
KR102510025B1 (ko) 2023-03-15
CN110505936B (zh) 2021-07-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7353979B2 (ja) 改良型磁気装置
US11837402B2 (en) Electromagnet-switchable permanent magnet device
US6816048B2 (en) Electromagnet and actuating mechanism for switch device, using thereof
CN102015204B (zh) 自锚定磁性设备和用于控制所述磁性设备的控制单元
US20140049347A1 (en) Variable field magnetic holding system
KR20110002486A (ko) 모놀리식 자기 장치 및 이 모놀리식 자기 장치의 제조 방법
US10882159B2 (en) Control valve for shot peening
US5028902A (en) Permanent magnet field sources of radial orientation
JP3217116U (ja) 磁気吸着装置
KR100622057B1 (ko) 영·전자 마그네틱 리프트
CN112334289B (zh) 磁性紧固装置
KR100568121B1 (ko) 영구자석 전자석 복합 마그네트
JP3904663B2 (ja) 磁気吸着保持装置
JP2017213650A (ja) 永電磁式磁気吸着装置
KR102040049B1 (ko) 영전자 척
JP2530842B2 (ja) 永久磁石式電磁チヤツク
EP1542244B1 (en) Magnetic circuit with opposing permanent magnets and method for adjusting magnetic field thereof
JP3007492B2 (ja) 内面閉磁路型異方性磁石
JP3035864B2 (ja) 磁気吸着装置
CN210919183U (zh) 一种滤清器磁化装置
TWM643301U (zh) 排線型永磁式電控磁盤
JPS6329811B2 (ja)
KR20020035935A (ko) 마그네틱 리프트
KR20240003409A (ko) 전자석 유니트
JPH0547557A (ja) 永久磁石の着磁方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191001

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20190927

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210302

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220324

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220509

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220809

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20221021

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20221021

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230105

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20230323

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20230605

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230703

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230822

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230920

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7353979

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150