JP2020513068A - 布地柔軟剤組成物 - Google Patents

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Abstract

第四級アンモニウムエステル布地柔軟剤化合物と、特定のヌクレアーゼ酵素、ガラクタナーゼ酵素、及びマンナナーゼ酵素から選択される酵素と、を含む、布地柔軟剤組成物。また、洗濯工程と、任意のすすぎ工程と、本組成物を含む水性すすぎ液で布地を処理するすすぎ処理工程と、を含む、布地を処理する方法。

Description

本発明は、酵素を含む柔軟剤組成物に関する。
微生物は、一般に多くの自然環境中の表面に付着して生存している。細菌の副生成物は、生体高分子及び巨大分子を含む細胞外物質を含むことがあり、これは、粘液性の残留物を含む汚れ、すなわちバイオフィルム汚れを生じる。このような粘液性の残留物(バイオフィルム汚れ)は、洗濯物から除去することが困難であり、粒子などの他の汚れの付着が特に問題となることがある。更に、汚れのひどい洗濯物を汚れの少ない洗濯物と一緒に洗浄する場合、洗浄液中に存在する汚れは粘液性の残留汚れに付着することがあり、それによって一部の洗濯物は洗浄後に更に「汚れる」ことさえある。経時的な汚れの蓄積は、有色及び白色の布地の両方にとって望ましくないが、白色又は淡色の布地、例えば、洗浄が不完全な襟及び袖の周囲において特に顕著であり得る。これらの汚れは、悪臭を悪化させることがあり、悪臭は、洗濯物の使用後に特に発生することがあり、例えばスポーツウエアにおいて特に問題となることがある。
国際公開第2011/098579号(University of Newcastle)及び同第2014/087011号(Novozymes A/S)は、デオキシリボヌクレアーゼ化合物及びそれらの使用に関する。国際公開第2016/176282号は、ヌクレアーゼ酵素を含む組成物が、布地ケア組成物を付着させた布地の洗浄において特に有効であることが見出されていることを記載している。
国際公開第2011/098579号 国際公開第2014/087011号 国際公開第2016/176282号
本発明は、布地柔軟剤組成物に関し、この布地柔軟剤組成物は、(i)2〜50重量%の、以下の式を有する第四級アンモニウムエステル化合物を含む布地柔軟剤化合物であって、
{R (4−m)−N−[X−Y−R}A
式中、
mは、1、2又は3であり、ただし、各mの値は同一であり、
各Rは、独立して、ヒドロカルビル基又は分枝状ヒドロカルビル基であり、好ましくは、Rは直鎖状であり、より好ましくは、Rは、部分不飽和直鎖状アルキル鎖であり、
各Rは、独立して、C〜Cアルキル基又はヒドロキシアルキル基であり、好ましくは、Rは、メチル、エチル、プロピル、ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシプロピル、1−メチル−2−ヒドロキシエチル、ポリ(Cアルコキシ)、ポリエトキシ、ベンジルから選択され、
各Xは、独立して、(CH)n、CH−CH(CH)−又はCH−(CH)−CH−であり、
各nは、独立して、1、2、3又は4であり、好ましくは、各nは2であり、
各Yは、独立して、−O−(O)C−又は−C(O)−O−であり、
A−は、独立して、塩化物、硫酸メチル、及び硫酸エチルからなる群から選択され、好ましくは、A−は、塩化物及び硫酸メチルからなる群から選択され、
ただし、Yが−O−(O)C−であるとき、各Rにおける炭素数は13〜21個、好ましくは13〜1個である、布地柔軟剤化合物と、(ii)汚れ弱化酵素であって、(a)配列番号1〜107のいずれかに示されるアミノ酸配列と少なくとも60%、又は少なくとも80%、又は少なくとも90%、又は少なくとも95%の同一性を有するヌクレアーゼ酵素、(b)配列番号108、配列番号109、及び配列番号110のいずれかに示されるアミノ酸配列と少なくとも60%、又は少なくとも80%、又は少なくとも90%、又は少なくとも95%の同一性を有するガラクタナーゼ酵素、及び(b)配列番号111、配列番号113、配列番号114、及び配列番号115のいずれかに示されるアミノ酸配列と少なくとも60%、又は少なくとも80%、又は少なくとも90%、又は少なくとも95%の配列同一性を有するマンナナーゼ酵素、並びに配列番号112と少なくとも81%の配列同一性を有するアミノ酸配列、並びに(d)これらの混合物から選択される、汚れ弱化酵素と、を含む。
好ましいヌクレアーゼは、デオキシリボヌクレアーゼ酵素及びリボヌクレアーゼ酵素から選択される。
布地柔軟剤成分は、カチオン性柔軟剤成分、シリコーン柔軟剤成分、パラフィン、ワックス、分散性ポリオレフィン、及びこれらの混合物からなる群から選択される。好ましい柔軟剤成分は、カチオン性柔軟剤成分を含み、最も好ましくは第四級アンモニウム成分を含み、最も好ましくは第四級アンモニウムエステル柔軟化成分を含む。好ましくは、布地柔軟剤組成物は液体である。
本発明はまた、布地を処理する方法も提供し、この方法は、(i)洗濯工程において、0.1g/L〜5g/Lの界面活性剤を含み、好ましくはアニオン性及び/又は非イオン性界面活性剤を含む、水性洗浄液で布地を処理する工程と、(ii)任意に、織物を水で1回又は2回以上すすぐ工程と、(iii)すすぎ処理工程において、(a)配列番号1〜107のいずれかに示されるアミノ酸配列と少なくとも60%、又は少なくとも80%、又は少なくとも90%、又は少なくとも95%の同一性を有するヌクレアーゼ酵素、(b)配列番号108、配列番号109、及び配列番号110のいずれかに示されるアミノ酸配列と少なくとも60%、又は少なくとも80%、又は少なくとも90%、又は少なくとも95%の同一性を有するガラクタナーゼ酵素、及び(b)配列番号111、配列番号113、配列番号114、及び配列番号115のいずれかに示されるアミノ酸配列と少なくとも60%、又は少なくとも80%、又は少なくとも90%、又は少なくとも95%の配列同一性を有するマンナナーゼ酵素、並びに配列番号112と少なくとも81%の配列同一性を有するアミノ酸配列、並びに(d)これらの混合物から選択される汚れ弱化酵素から選択される、汚れ弱化酵素と、布地柔軟剤成分とを含む、水性すすぎ液で布地を処理する工程と、(iv)布地を乾燥させる工程と、を含む。工程(iii)と工程(iv)との間に更なる追加のすすぎ工程を提供してもよいが、工程(iii)の直後に布地を乾燥させることが好ましい場合がある。
定義
本明細書で使用するとき、用語「アルコキシ」は、C1〜C8アルコキシ、及びブチレンオキシド、グリシドールオキシド、エチレンオキシド又はプロピレンオキシドなどの繰り返し単位を有するポリオールのC1〜C8アルコキシ誘導体を含むことを意図する。
本明細書で使用するとき、別途記載のない限り、用語「アルキル」及び「アルキル末端保護」は、C1〜C18アルキル基、又は更にはC1〜C6アルキル基を含むことを意図する。
本明細書で使用するとき、別途記載のない限り、用語「アリール」は、C3〜C12アリール基を含むことを意図する。
本明細書で使用するとき、別途記載のない限り、用語「アリールアルキル」及び「アルカリール」は等価であり、それぞれ、典型的にはC1〜C18アルキル基及び一態様ではC1〜C6アルキル基を有する、芳香族部分に結合しているアルキル部分を含む基を含むことを意図する。
本明細書において、用語「エチレンオキシド」、「プロピレンオキシド」及び「ブチレンオキシド」は、それぞれ、これらの典型的な表記である「EO」、「PO」及び「BO」で示される場合がある。
本明細書で使用するとき、用語「洗浄及び/又は処理組成物」は、別途記載のない限り、顆粒、粉末、液体、ゲル、ペースト、単位用量、バー形態及び/又はフレークタイプの洗浄剤及び/又は布地処理組成物を含み、布地を洗濯するための製品、布地用柔軟化組成物、布地強化組成物、布地フレッシュニング組成物、及び布地をケア及びメンテナンスするための他の製品、並びにこれらの組み合わせが挙げられるが、これらに限らない。このような組成物は、洗浄工程の前に用いるための前処理組成物であっても、すすぎ添加用組成物、並びに漂白添加剤及び/又は「シミ取りスティック」、又は前処理組成物、又は乾燥機添加用シートなどの基材を有する製品などの洗浄助剤であってもよい。
本明細書で使用するとき、「セルロース基材」は、100重量%のセルロース、又は少なくとも20重量%、若しくは少なくとも30重量%、若しくは少なくとも40重量%、若しくは少なくとも50重量%、若しくは更には少なくとも60重量%のセルロースを含む任意の基材を含むことを意図する。セルロースは、木材、綿、亜麻布、黄麻及び麻布に見出すことができる。セルロース基材は、粉末、繊維、パルプの形態、並びに粉末、繊維及びパルプから形成される物品の形態であってよい。セルロース繊維としては、綿、レーヨン(再生セルロース)、アセテート(酢酸セルロース)、トリアセテート(三酢酸セルロース)及びこれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。典型的には、セルロース基材は、綿を含む。セルロース繊維から形成される物品としては、布地などの織物製品が挙げられる。パルプから形成される物品としては、紙が挙げられる。
本明細書で使用するとき、用語「極大吸光係数」は、400ナノメートル〜750ナノメートルの範囲における吸収極大の波長(本明細書では極大波長とも称する)におけるモル吸光係数を表すことを意図する。
本明細書で使用するとき、「平均分子量」は、分子量分布によって求めたときの平均分子量として記録し、製造プロセスの結果、本明細書に開示するポリマーは、そのポリマー部分に繰り返し単位の分布を有し得る。
本明細書で使用するとき、用語「変異体」とは、野生型又は参照配列とは異なるアミノ酸配列を含有するポリペプチドを指す。変異体ポリペプチドは、参照又は野生型ヌクレオチド配列に対するヌクレオチドの欠失、挿入又は置換によって、上記の野生型又は参照配列とは異なり得る。参照又は野生型配列は、完全長ネイティブポリペプチド配列又は完全長ポリペプチド配列の任意の他の断片であってよい。ポリペプチド変異体は、一般的に、参照配列と少なくとも約60%、又は少なくとも約65%、又は少なくとも約70%のアミノ酸配列同一性を有するが、参照配列と75%のアミノ酸配列同一性、参照配列と80%のアミノ酸配列同一性、参照配列と85%のアミノ酸配列同一性、参照配列と86%のアミノ酸配列同一性、参照配列と87%のアミノ酸配列同一性、参照配列と88%のアミノ酸配列同一性、参照配列と89%のアミノ酸配列同一性、参照配列と90%のアミノ酸配列同一性、参照配列と91%のアミノ酸配列同一性、参照配列と92%のアミノ酸配列同一性、参照配列と93%のアミノ酸配列同一性、参照配列と94%のアミノ酸配列同一性、参照配列と95%のアミノ酸配列同一性、参照配列と96%のアミノ酸配列同一性、参照配列と97%のアミノ酸配列同一性、参照配列と98%のアミノ酸配列同一性、参照配列と98.5%のアミノ酸配列同一性、又は参照配列と99%のアミノ酸配列同一性を含んでいてもよい。
本明細書で使用するとき、特許請求の範囲において使用される「a」及び「an」などの冠詞は、特許請求又は記述されるものが1つ以上であることを意味すると理解される。
本明細書で使用するとき、用語「含む(「include/s」及び「including」)」は非限定的であることを意味する。
本明細書において使用するとき、用語「固体」は、顆粒、粉末、バー及び錠剤の製品形態を含む。
本発明で使用する場合、用語「流体」は、液体、ゲル、ペースト及び気体の製品形態を含む。
別途記載のない限り、成分又は組成物の濃度は全て、当該成分又は組成物の活性部分に関するものであり、かかる成分又は組成物の市販の供給源に存在し得る不純物、例えば、残留溶媒又は副生成物は除外される。
全ての百分率及び比率は、特に指示がない限り、重量で計算される。全ての百分率及び比率は、特に指示がない限り、全組成物に基づいて計算される。
洗浄及び/又は処理組成物は、ヌクレアーゼ酵素に加えて、以下に記載するように、このような洗浄及び/又は処理組成物からの追加の補助物質のいずれかを含むであろう。
汚れ弱化酵素
汚れ弱化酵素は、(a)配列番号1〜107のいずれかに示されるアミノ酸配列と少なくとも60%、又は少なくとも80%、又は少なくとも90%、又は少なくとも95%の同一性を有するヌクレアーゼ酵素、(b)配列番号108、配列番号109、及び配列番号110のいずれかに示されるアミノ酸配列と少なくとも60%、又は少なくとも80%、又は少なくとも90%、又は少なくとも95%の同一性を有するガラクタナーゼ酵素、及び(b)配列番号111、配列番号113、配列番号114、及び配列番号115のいずれかに示されるアミノ酸配列と少なくとも60%、又は少なくとも80%、又は少なくとも90%、又は少なくとも95%の配列同一性を有するマンナナーゼ酵素、並びに配列番号112と少なくとも81%の配列同一性を有するアミノ酸配列、並びに(d)これらの混合物から選択される汚れ弱化酵素から選択される。
好ましい汚れ弱化酵素は、ヌクレアーゼ酵素を含む。
汚れ弱化酵素は、好ましくは、布地柔軟剤組成物中に、組成物中の活性タンパク質の重量に基づいて0.0001〜0.5重量%、又は組成物の活性タンパク質の重量に基づいて0.001〜0.3重量%若しくは0.002〜0.2重量%の量で存在する。好ましくは、汚れ弱化酵素は、水性すすぎ液中に、ヌクレアーゼ酵素の活性タンパク質に基づいて0.01ppm〜1000ppm、又は0.05若しくは0.1ppm〜750若しくは500ppmの量で存在する。任意に、汚れ弱化酵素は、水性洗浄液中に、典型的には酵素の0.01ppm〜1000ppmの量で存在してもよい。
ヌクレアーゼ酵素
ヌクレアーゼ酵素は、核酸のヌクレオチドサブユニット間のホスホジエステル結合を切断することができる酵素である。本明細書におけるヌクレアーゼ酵素は、好ましくは、デオキシリボヌクレアーゼ若しくはリボヌクレアーゼ酵素又はこれらの機能的断片、又はこれらの混合物である。機能的断片又は部分とは、DNA骨格におけるホスホジエステル結合の切断を触媒するヌクレアーゼ酵素の部分を意味し、したがって、触媒活性を保持する当該ヌクレアーゼタンパク質の領域である。したがって、それは、その機能が維持されている酵素及び/又は変異体及び/又は誘導体及び/又はホモログの、切頭されているが、機能的なバージョンを含む。
好ましくは、ヌクレアーゼ酵素は、好ましくは、以下の分類のいずれかから選択されるデオキシリボヌクレアーゼである:E.C.3.1.21.x(式中、x=1、2、3、4、5、6、7、8又は9である)、E.C.3.1.22.y(式中、y=1、2、4又は5である)、E.C.3.1.30.z(式中、z=1又は2である)、又はE.C.3.1.31.1、及びこれらの混合物。
分類E.C.クラスE.C.3.1.21.xのヌクレアーゼは、3’ヒドロキシルで切断して、以下のとおり5’ホスホモノエステルを遊離させる。
Figure 2020513068
分類E.C.3.1.21.x由来のヌクレアーゼ酵素、特に、x=1のものが特に好ましい。
分類E.C.3.1.22.y中のヌクレアーゼは、5’ヒドロキシルで開裂し、3’ホスホモノエステルを遊離させる。
分類E.C.3.1.30.z中の酵素は、DNA及びRNAの両方で作用し、5’−ホスホモノエステルを遊離させるため、好ましい場合がある。ヌクレアーゼの好ましい分類は、分類E.C.3.1.31.2のヌクレアーゼを含み、例えば、米国特許出願公開第2012/0135498(A)号に記載されているような、その中の配列番号3の変異体などである。このような酵素は、c−LECTAからDENARASE(登録商標)酵素として市販されている。分類E.C.3.1.31.1由来のヌクレアーゼ酵素は、3’ホスホモノエステルを生成する。
好ましくは、ヌクレアーゼ酵素は、微生物の酵素を含む。ヌクレアーゼ酵素は、真菌又は細菌起源であってよい。細菌ヌクレアーゼが最も好ましい場合がある。真菌ヌクレアーゼが最も好ましい場合がある。
微生物ヌクレアーゼは、バチルス、パエニバチルス、Fictibacillus、ストレプトミセス、Exiguobacterium、ストレプトコッカス、Jeotgalibacillus細菌から得ることができる。
バチルス種から得ることができる又はその変異体である微生物ヌクレアーゼが好ましい場合があり、例えば、バチルス リケニフォルミス(Bacillus licheniformis)、バチルス サブティリス(Bacillus subtilis)、バチルス sp−62451、バチルス ホリコシー(Bacillus horikoshii)、バチルス sp−62520、バチルス sp−16840、バチルス sp−62668、バチルス sp−13395、バチルス ホルネキアエ(Bacillus horneckiae)、バチルス sp−11238、バチルス シビ(Bacillus cibi)、バチルス sp−18318、バチルス イドリエンシス(Bacillus idriensis)、バチルス アルギコーラ(Bacillus algicola)、バチルス ビエトナメンシス(Bacillus vietnamensis)、バチルス ヒュワジンポエンシス(Bacillus hwajinpoensis)、バチルス インディカス(Bacillus indicus)、バチルス マリスフラビ(Bacillus marisflavi)、バチルス ルシフェレンシス(Bacillus luciferensis)、バチルス sp.SA2−6、バチルス sp−62738、バチルス プミラス(Bacillus pumilus)、バチルス sp−62490、バチルス sp−13390、バチルス sp−62738、バチルス sp−62599、バチラス アキバイ(Bacillus akibai)が挙げられ、細菌ヌクレアーゼが好ましい場合がある。
他の真菌ヌクレアーゼとしては、Aspergillus oryzae RIB40、Aspergillus oryzae 3.042、Aspergillus flavus NRRL3357、Aspergillus parasiticus SU−1、Aspergillus nomius NRRL13137、Trichoderma reesei QM6a、Trichoderma virens Gv29−8、Oidiodendron maius Zn、Metarhizium guizhouense ARSEF 977、Metarhizium majus ARSEF 297、Metarhizium robertsii ARSEF 23、Metarhizium acridum CQMa 102、Metarhizium brunneum ARSEF 3297、Metarhizium anisopliae、Colletotrichum fioriniae PJ7、Colletotrichum sublineola、richoderma atroviride IMI 206040、Tolypocladium ophioglossoides CBS 100239、Beauveria bassiana ARSEF 2860、Colletotrichum higginsianum、Hirsutella minnesotensis 3608、Scedosporium apiospermum、Phaeomoniella chlamydospora、Fusarium verticillioides 7600、Fusarium oxysporum f.sp.cubense品種4、Colletotrichum graminicola M1.001、Fusarium oxysporum FOSC 3−a、Fusarium avenaceum、Fusarium langsethiae、Grosmannia clavigera kw1407、Claviceps purpurea 20.1、Verticillium longisporum、Fusarium oxysporum f.sp.cubense品種1、Magnaporthe oryzae 70−15、Beauveria bassiana D1−5、Fusarium pseudograminearum CS3096、Neonectria ditissima,Magnaporthiopsis poae ATCC 64411、Cordyceps militaris CM01、Marssonina brunnea f.sp.「multigermtubi」MB_m1、Diaporthe ampelina、Metarhizium album ARSEF 1941、Colletotrichum gloeosporioides Nara gc5、Madurella mycetomatis、Metarhizium brunneum ARSEF 3297、Verticillium alfalfae VaMs.102、Gaeumannomyces graminis変種tritici R3−111a−1、Nectria haematococca mpVI 77−13−4、Verticillium longisporum、Verticillium dahliae VdLs.17、Torrubiella hemipterigena、Verticillium longisporum、Verticillium dahliae VdLs.17、Botrytis cinerea B05.10、Chaetomium globosum CBS 148.51、Metarhizium anisopliae、Stemphylium lycopersici、Sclerotinia borealis F−4157、Metarhizium robertsii ARSEF 23、Myceliophthora thermophila ATCC 42464、Phaeosphaeria nodorum SN15、Phialophora attae、Ustilaginoidea virens、Diplodia seriata、Ophiostoma piceae UAMH 11346、Pseudogymnoascus pannorum VKM F−4515(FW−2607)、Bipolaris oryzae ATCC 44560、Metarhizium guizhouense ARSEF 977、Chaetomium thermophilum変種thermophilum DSM 1495、Pestalotiopsis fici W106−1、Bipolaris zeicola 26−R−13、Setosphaeria turcica Et28A、Arthroderma otae CBS 113480、及びPyrenophora tritici−repentis Pt−1C−BFPのDNA配列によってコードされているヌクレアーゼが挙げられる。
好ましくは、ヌクレアーゼは、単離ヌクレアーゼである。
ガラクタナーゼ
本発明の組成物は、配列番号108、配列番号109、又は配列番号110に示されるアミノ酸配列と少なくとも60%、又は少なくとも80%、又は少なくとも90%、又は少なくとも95%の同一性を有するβ−1,6−ガラクタナーゼ酵素を含み得る。用語「エンド−β−1,6−ガラクタナーゼ」又は「エンド−β−1,6−ガラクタナーゼ活性を有するポリペプチド」は、3より高い重合度(DP)を有する1,6−3−D−ガラクトオリゴ糖、及び4−O−メチルグルコシルウロネート又はグルコシルウロネート基を非還元末端に有する酸性誘導体の、加水分解開裂を触媒するエンド−β−1,6−ガラクタナーゼ活性(EC3.2.1.164)を意味する。
本開示の目的のために、エンド−β−1,6−ガラクタナーゼ活性は、国際公開第2015185689号に記載されているアッセイIの手順に従って決定される。分類EC3.2.1.164からの好適な例は、国際公開第2015185689号に記載されており、例えば、本明細書に記載される成熟ポリペプチド配列番号110である。好ましくは、ガラクタナーゼ酵素は、グリコシドヒドロラーゼ(GH)ファミリー30から選択される。
好ましくは、エンド−β−1,6−ガラクタナーゼは、微生物の酵素を含む。エンド−β−1,6−ガラクタナーゼは、真菌又は細菌起源であってよい。細菌エンド−β−1,6−ガラクタナーゼが最も好ましい場合がある。真菌エンド−β−1,6−ガラクタナーが最も好ましい場合がある。
細菌エンド−β−1,6−ガラクタナーゼは、Streptomyces、例えば、Streptomyces davawensisから得ることができる。好ましいエンド−β−1,6−ガラクタナーゼは、本明細書における配列番号108に規定されるStreptomyces davawensis JCM 4913、又はその変異体、例えば、それらと少なくとも60%、又は70%、又は75%、又は80%、又は85%、又は90%、又は95%、96%、97%、98%、99%又は100%の同一性を有するものから得ることができる。
他の細菌エンド−β−1,6−ガラクタナーゼとしては、本明細書における配列番号109によるStreptomyces avermitilis、又はその変異体、例えば、それらと少なくとも60%、又は70%、又は75%、又は80%、又は85%、又は90%、又は95%、96%、97%、98%、99%又は100%の同一性を有するものから得ることができるものが挙げられる。
真菌エンド−β−1,6−ガラクタナーゼは、Trichoderma、例えば、Trichoderma harzianumから得ることができる。好ましいエンド−β−1,6−ガラクタナーゼは、本明細書における配列番号110に規定されるTrichoderma harzianum、又はその変異体、例えば、それらと少なくとも60%、又は70%、又は75%、又は80%、又は85%、又は90%、又は95%、96%、97%、98%、99%又は100%の同一性を有するものから得ることができる。
他の真菌エンド−β−1,6−ガラクタナーゼとしては、Ceratocystis fimbriata f.sp.Platani、Muscodor strobelii WG−2009a、Oculimacula yallundae、Trichoderma viride GD36A、Thermomyces stellatus、Myceliophthora thermophiliaのDNA配列によってコードされるものが挙げられる。
好ましくは、ガラクタナーゼは、単離されたガラクタナーゼである。
マンナナーゼ
本発明の組成物は、マンナナーゼを含んでいてもよい。マンナナーゼは、例えば、本明細書における配列番号111に規定されるようなAscobolus stictoideus、又はその変異体、例えば、それらと少なくとも60%、又は70%、又は75%、又は80%、又は85%、又は90%、又は95%、96%、97%、98%、99%又は100%の同一性を有するものから得ることができ得る。マンナナーゼは、例えば、本明細書における配列番号112に規定されるようなChaetomium virescens、又はそれと少なくとも81%、又は82%、又は85%、又は90%、又は95%、96%、97%、98%、99%又は100%の同一性を有するその変異体から得ることができ得る。
マンナナーゼは、例えば、本明細書における配列番号113に規定されるようなPreussia aemulans、又はそれと少なくとも75%、又は80%、又は85%、又は90%、又は95%、96%、97%、98%、99%又は100%の同一性を有するその変異体から得ることができ得る。マンナナーゼは、例えば、本明細書における配列番号114に規定されるようなYunnania penicillata、又はそれと少なくとも65%、又は70%、又は75%、又は80%、又は85%、又は90%、又は95%、96%、97%、98%、99%又は100%の同一性を有するその変異体から得ることができ得る。マンナナーゼは、例えば、本明細書における配列番号115に規定されるようなMyrothecium roridum、又はそれと少なくとも75%、又は80%、又は85%、又は90%、又は95%、96%、97%、98%、99%又は100%の同一性を有するその変異体から得ることができ得る。
本開示の目的のために、マンナナーゼ活性は、国際公開第2015040159号の実験の節に記載されている還元エンドアッセイを使用して決定されてもよい。分類EC3.2.1.78からの好適な例は、国際公開第2015040159号に記載されており、例えば、本明細書に記載される成熟ポリペプチド配列番号111である。好ましくは、マンナナーゼは、単離されたマンナナーゼである。
好ましい汚れ弱化酵素は、配列番号1〜115に示されるポリペプチドから得られるもの及び/又はその変異体及びこれらの混合物から選択される。例えば、
1.)配列番号1に示されるポリペプチドの変異体
2.)配列番号2に示されるポリペプチドの変異体
3.)配列番号3に示されるポリペプチドの変異体
4.)配列番号4に示されるポリペプチドの変異体
5.)配列番号5に示されるポリペプチドの変異体
6.)配列番号6に示されるポリペプチドの変異体
7.)配列番号7に示されるポリペプチドの変異体
8.)配列番号8に示されるポリペプチドの変異体
9.)配列番号9に示されるポリペプチドの変異体
10.)配列番号10に示されるポリペプチドの変異体
11.)配列番号11に示されるポリペプチドの変異体
12.)配列番号12に示されるポリペプチドの変異体
13.)配列番号13に示されるポリペプチドの変異体
14.)配列番号14に示されるポリペプチドの変異体
15.)配列番号15に示されるポリペプチドの変異体
16.)配列番号16に示されるポリペプチドの変異体
17.)配列番号17に示されるポリペプチドの変異体
18.)配列番号18に示されるポリペプチドの変異体
19.)配列番号19に示されるポリペプチドの変異体
20.)配列番号20に示されるポリペプチドの変異体
21.)配列番号21に示されるポリペプチドの変異体
22.)配列番号22に示されるポリペプチドの変異体
23.)配列番号23に示されるポリペプチドの変異体
24.)配列番号24に示されるポリペプチドの変異体
25.)配列番号25に示されるポリペプチドの変異体
26.)配列番号26に示されるポリペプチドの変異体
27.)配列番号27に示されるポリペプチドの変異体
28.)配列番号28に示されるポリペプチドの変異体
29.)配列番号29に示されるポリペプチドの変異体
30.)配列番号30に示されるポリペプチドの変異体
31.)配列番号31に示されるポリペプチドの変異体
32.)配列番号32に示されるポリペプチドの変異体
33.)配列番号33に示されるポリペプチドの変異体
34.)配列番号34に示されるポリペプチドの変異体
35.)配列番号35に示されるポリペプチドの変異体
36.)配列番号36に示されるポリペプチドの変異体
37.)配列番号37に示されるポリペプチドの変異体
38.)配列番号38に示されるポリペプチドの変異体
39.)配列番号39に示されるポリペプチドの変異体
40.)配列番号40に示されるポリペプチドの変異体
41.)配列番号41に示されるポリペプチドの変異体
42.)配列番号42に示されるポリペプチドの変異体
43.)配列番号43に示されるポリペプチドの変異体
44.)配列番号44に示されるポリペプチドの変異体
45.)配列番号45に示されるポリペプチドの変異体
46.)配列番号46に示されるポリペプチドの変異体
47.)配列番号47に示されるポリペプチドの変異体
48.)配列番号48に示されるポリペプチドの変異体
49.)配列番号49に示されるポリペプチドの変異体
50.)配列番号50に示されるポリペプチドの変異体
51.)配列番号51に示されるポリペプチドの変異体
52.)配列番号52に示されるポリペプチドの変異体
53.)配列番号53に示されるポリペプチドの変異体
54.)配列番号54に示されるポリペプチドの変異体
55.)配列番号55に示されるポリペプチドの変異体
56.)配列番号56に示されるポリペプチドの変異体
57.)配列番号57に示されるポリペプチドの変異体
58.)配列番号58に示されるポリペプチドの変異体
59.)配列番号59に示されるポリペプチドの変異体
60.)配列番号60に示されるポリペプチドの変異体
61.)配列番号61に示されるポリペプチドの変異体
62.)配列番号62に示されるポリペプチドの変異体
63.)配列番号63に示されるポリペプチドの変異体
64.)配列番号64に示されるポリペプチドの変異体
65.)配列番号65に示されるポリペプチドの変異体
66.)配列番号66に示されるポリペプチドの変異体
67.)配列番号67に示されるポリペプチドの変異体
68.)配列番号68に示されるポリペプチドの変異体
69.)配列番号69に示されるポリペプチドの変異体
70.)配列番号70に示されるポリペプチドの変異体
71.)配列番号71に示されるポリペプチドの変異体
72.)配列番号72に示されるポリペプチドの変異体
73.)配列番号73に示されるポリペプチドの変異体
74.)配列番号74に示されるポリペプチドの変異体
75.)配列番号75に示されるポリペプチドの変異体
76.)配列番号76に示されるポリペプチドの変異体
77.)配列番号77に示されるポリペプチドの変異体
78.)配列番号78に示されるポリペプチドの変異体
79.)配列番号79に示されるポリペプチドの変異体
80.)配列番号80に示されるポリペプチドの変異体
81.)配列番号81に示されるポリペプチドの変異体
82.)配列番号82に示されるポリペプチドの変異体
83.)配列番号83に示されるポリペプチドの変異体
84.)配列番号84に示されるポリペプチドの変異体
85.)配列番号85に示されるポリペプチドの変異体
86.)配列番号86に示されるポリペプチドの変異体
87.)配列番号87に示されるポリペプチドの変異体
88.)配列番号88に示されるポリペプチドの変異体
89.)配列番号89に示されるポリペプチドの変異体
90.)配列番号90に示されるポリペプチドの変異体
91.)配列番号91に示されるポリペプチドの変異体
92.)配列番号92に示されるポリペプチドの変異体
93.)配列番号93に示されるポリペプチドの変異体
94.)配列番号94に示されるポリペプチドの変異体
95.)配列番号95に示されるポリペプチドの変異体
96.)配列番号96に示されるポリペプチドの変異体
97.)配列番号97に示されるポリペプチドの変異体
98.)配列番号98に示されるポリペプチドの変異体
99.)配列番号99に示されるポリペプチドの変異体
100.)配列番号100に示されるポリペプチドの変異体
101.)配列番号101に示されるポリペプチドの変異体
102.)配列番号102に示されるポリペプチドの変異体
103.)配列番号103に示されるポリペプチドの変異体
104.)配列番号104に示されるポリペプチドの変異体
105.)配列番号105に示されるポリペプチドの変異体
106.)配列番号106に示されるポリペプチドの変異体
107.)配列番号107に示されるポリペプチドの変異体
108.)配列番号108に示されるポリペプチドの変異体
109.)配列番号109に示されるポリペプチドの変異体
110.)配列番号110に示されるポリペプチドの変異体
111.)配列番号111に示されるポリペプチドの変異体
112.)配列番号112に示されるポリペプチドの変異体
113.)配列番号113に示されるポリペプチドの変異体
114.)配列番号114に示されるポリペプチドの変異体
115.)配列番号115に示されるポリペプチドの変異体
116.)それらの混合物が挙げられる。
汚れ弱化酵素は、組成物中にマイクロカプセル内で存在してもよい。本発明の液体組成物は、酵素を含むことができ、酵素は、ヌクレアーゼ、ガラクタナーゼ、及び/又はマンナナーゼ含有マイクロカプセルであってもよく、マイクロカプセルの膜は、分子量が1kDaを超える多分岐ポリアミンの架橋によって生成されている。カプセル内部の水分活性(液体柔軟剤組成物に添加する前)が液体柔軟剤組成物中よりも高い半透膜を有するマイクロカプセル中に酵素を封入すると、カプセルは、柔軟剤組成物に添加されたときに(部分的に)崩壊を受け、したがってより濃縮されてより粘稠な酵素がカプセル内部に包含されて残るであろう。膜の崩壊はまた、透過性の低下をもたらすことがある。
これは、安定剤/ポリマー、特に膜を透過できないものを添加することによって、更に利用することができる。崩壊及び結果として生じる粘度の増加は、敵対成分(例えば、界面活性剤又は隔離剤)のカプセル内への拡散を低減/阻害し、したがって柔軟剤組成物中のヌクレアーゼなどの酵素の保存安定性が高まるであろう。酵素に感受性のある柔軟剤組成物中の成分(例えば、酵素の基質として作用する成分)もまた、酵素による分解から保護される。使用時に柔軟剤組成物は水で希釈され、したがって水分活性が高まる。水は、ここでカプセル内に拡散するであろう(浸透作用)。カプセルは膨潤し、膜が酵素に対して透過性になり、したがってカプセルが残り得るか、又は膜が単純に破裂して、この場合は酵素を放出するであろう。この概念は、柔軟剤組成物中の敵対成分に対する酵素の安定化において非常に効率的であり、また逆に柔軟剤組成物中の酵素感受性成分を酵素から保護する。
酵素に感受性があり、かつ酵素により分解され得る成分の例としては(カッコ内は関連酵素)、キサンタンガム(キサンタナーゼ)、エステル結合を有するポリマー(リパーゼ)、硬化ヒマシ油(リパーゼ)、香料(リパーゼ)、メチルエステルスルホネート界面活性剤(リパーゼ)、セルロース及びセルロース誘導体(例えば、CMC)(セルラーゼ)、並びにデキストリン及びシクロデキストリン(アミラーゼ)が挙げられる。
また、感受性成分を本発明のマイクロカプセル中に封入してもよく、したがって安定化することができる。感受性成分は、保存中に分解しやすい。このような感受性成分としては、漂白化合物、漂白活性化剤、香料、ポリマー、ビルダー、界面活性剤などが挙げられる。
一般に、マイクロカプセルを使用して、洗剤中の不適合な成分/化合物を分離することができる。
洗剤へのマイクロカプセルの添加は、洗剤製品の外観に影響を与えるために使用することができ、例えば、不透明化効果(小型マイクロカプセル)、又は明確に見える粒子の効果(大型マイクロカプセル)が挙げられる。マイクロカプセルはまた、有色であってもよい。
マイクロカプセルは、酵素製品の取り扱い及び製造中に酵素の塵埃濃度を低減するために使用することができる。
マイクロカプセル:典型的には、酵素及び封入される任意の他の物質が水相中に存在する油中水型エマルジョンを形成し、その後、架橋剤を添加して界面重合により膜を形成することによって、マイクロカプセルを製造する。最終的に硬化させた後、カプセルを回収し、更にすすぎ、当該技術分野において既知の方法によって配合することができる。カプセル製剤は、その後、洗剤に添加される。
架橋剤(1種又は複数)は、典型的には、その後、直接エマルジョンに添加されるか、又はより典型的には、連続相に可溶性の溶媒で架橋剤の溶液を調製することによってエマルジョンに添加される。本明細書のエマルジョン及び架橋剤又は溶液は、当該技術分野で使用される従来の方法によって、例えば、単純な混合によって、又はインラインミキサーによりエマルジョン及び架橋剤溶液の流れを慎重に制御することによって、混合することができる。
カプセルは、例えば、国際公開第99/01534号に記載されているように、洗剤中の粒子の凝集を阻害又は低減するために、成分を膜上に反応させることによって事後修飾されてもよい。
製造されたカプセルは、当該技術分野において既知の方法によって、例えば、カプセル分散液の濾過、遠心分離、蒸留、又はデカンテーションによって、単離又は濃縮され得る。
得られたカプセルは、例えば、保存、輸送、及び後の取り扱い、並びに洗剤への添加のために、所望の特性を製品に付与するように界面活性剤を添加することにより、更に配合されてもよい。他のマイクロカプセル配合剤としては、レオロジー変性剤、殺生物剤(例えば、Proxel)、pH調整用の酸/塩基(マイクロカプセル内部も調整するであろう)、及び水分活性調整用の水が挙げられる。
カプセル形成プロセスは、以下の工程を含むことができる。
−最初の水相及び油相の調製、
−油中水型エマルジョンの形成、
−界面重合による膜形成、
−任意の事後修飾、
−任意の単離及び/又は配合、
−洗剤への添加。
プロセスは、バッチプロセス、又は連続若しくは半連続プロセスのいずれかであってもよい。
マイクロカプセルは、その周囲に均一な膜を有する小型水性球体であり得る。マイクロカプセル内部の物質が、コア、内部相、又は充填物と称されるのに対して、この膜は、時としてシェル、コーティング、又は壁と称される。マイクロカプセルは、典型的には0.5μm〜2ミリメートルの直径を有する。好ましくは、マイクロカプセルの平均径は、1μm〜1000μmの範囲であり、より好ましくは5μm〜500μmの範囲、更により好ましくは10μm〜500μmの範囲、更により好ましくは50μm〜500μmの範囲、最も好ましくは50μm〜200μmの範囲である。あるいは、マイクロカプセルの直径は、0.5μm〜30μmの範囲であり、又は1μm〜25μmの範囲である。マイクロカプセルの直径は、重合完了後に油相中で測定される。カプセルの直径は、周囲の化学環境の水分活性に応じて変化し得る。
酵素のマイクロカプセル化は、界面重合によって実施することができ、重合反応中の2つの反応物質は、界面で接触して急速に反応する。この方法の基本原理は、ポリアミンと、架橋剤として作用する酸誘導体(通常は酸ハロゲン化物)との反応である。ポリアミンは、好ましくは実質的に水溶性である(遊離塩基形態の場合)。適切な条件下では、薄い可撓性膜が界面で急速に形成される。重合を実施する1つの方法は、酵素及びポリアミンの水溶液を使用することであり、この水溶液は非水溶媒(及び乳化剤)で乳化され、酸誘導体を含有する溶液が添加される。アルカリ剤は、反応中に形成される酸を中和するために、酵素溶液中に存在してもよい。ポリマー(ポリアミド)膜は、エマルジョン液滴の界面で瞬時に形成される。マイクロカプセルのポリマー膜は、典型的にはカチオン性の性質であり、したがってアニオン性の化合物と結合/錯体化する。
マイクロカプセルの直径は、例えば撹拌速度によって制御される、エマルジョン液滴のサイズによって決定される。
ポリアミン:膜の剛性/可撓性及び透過性は、主にポリアミンの選択によって影響を受ける。本発明によるポリアミンは、多分岐ポリアミンである。各分岐(好ましくは末端に一級アミノ基を有する)は、膜ネットワークにおける係留点として機能し、それによって本発明の有利な特性を付与する。本発明による多分岐ポリアミンは、2つより多い分岐点及び2つより多い反応性アミノ基(架橋剤と反応できる、すなわち一級及び二級アミノ基)を有するポリアミンである。多分岐ポリアミンは、エマルジョンを調製する際に出発原料として使用される−エマルジョンは、他の出発原料からはそのままで形成されない。魅力的な特性を得るために、ポリアミンの多分岐構造は、出発原料として存在しなければならない。
一級アミンは常に分岐の末端に位置するであろうことから、分岐点の数と一級アミンの数との間には密接な関係がある:直鎖アミンは、2つの一級アミンのみを含み得る。各分岐点について、このような直鎖ジアミンに仮定的に導入されると、1つ以上の一級アミンが導入分岐の末端に導入されるであろう。この文脈において、一級アミノ基は、分岐の一部、すなわち分岐の終点として理解される。例えば、トリス(2−アミノエチル)アミン及び1,2,3−プロパントリアミンの両方は、1つの分岐点を有する分子とみなされる。ポリアミンは、好ましくは少なくとも4つの一級アミンを有する。分岐点は、例えば、3,3’−ジアミノベンジジン中などの、不飽和炭素結合からの脂肪族炭化水素鎖から、又はN,N,N’,N’−テトラキス−(2−アミノエチル)エチレンジアミン中などの、三級アミノ基から導入され得る。
分岐点の数に加えて、反応性アミノ基の緻密度は非常に重要である。例えば、N,N,N’,N’−テトラキス−(12−アミノドデシル)エチレンジアミンなどの物質は、好適ではないであろう。酵素などのペプチド又はタンパク質はいずれも、膜形成に好適ではないであろう。したがって、多分岐ポリアミンは、ペプチド又はタンパク質ではない。
反応性アミノ基は、好ましくは多分岐ポリアミンの分子量の少なくとも15%、例えば20%超、又は25%超を構成する。好ましくは、多分岐ポリアミンの分子量は、少なくとも1kDaであり、より好ましくは、多分岐ポリアミンの分子量は、少なくとも1.3kDaである。
多分岐ポリアミンは、2つより多い分岐点及び2つより多い反応性アミノ基を有するポリエチレンイミン(PEI)及びその修飾体であってもよく、ここで反応性アミノ基は、PEIの分子量の少なくとも15%、例えば20%超、又は25%超を構成する。好ましくは、PEIの分子量は、少なくとも1kDaである。
異なる多分岐ポリアミンの組み合わせをマイクロカプセルの調製に使用してもよい。
マイクロカプセルの有利な特性(例えば、酵素保存安定性、酵素漏出の低減、洗剤成分の流入の低減)は、1kDa未満の分子量を有する1つ以上の小さなアミンを添加することによって向上され得る。小さなアミンは、好ましくは実質的に水溶性であり(遊離塩基形態の場合)、エチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、ヘキサンジアミン、ジエチレンテトラミン、エチレンテトラミン、ジアミノベンゼン、ピペラジン、テトラメチレンペンタミン、又は好ましくはジエチレントリアミン(DETA)などの物質であり得る。マイクロカプセルの調製時に、小さなアミンは、小さなアミン及び多分岐ポリアミンの総含有量の50重量%以下、好ましくは40重量%以下、30重量%以下、20重量%以下、10重量%以下、又は5重量%以下の量で添加されてもよい。
架橋剤:本発明で使用される架橋剤は、アミンと反応して共有結合を形成することができる少なくとも2つの基/部位を有する分子である。
架橋剤は、好ましくは油溶性であり、酸無水物又は酸ハロゲン化物、好ましくは酸塩化物の形態であり得る。例えば、架橋剤は、アジピン酸クロリド、セバシン酸クロリド、ドデカン二酸クロリド、フタル酸クロリド、テレフタル酸クロリド、イソフタル酸クロリド、又はトリメソイルクロリドであってもよいが、好ましくは、架橋剤は、テレフタル酸クロリド又はトリメソイルクロリドである。
上記のように、マイクロカプセルは、0.0001%〜5%(w/w)の活性酵素タンパク質(AEP)に相当する量で柔軟剤組成物に添加されてもよく、好ましくは0.001%〜5%、より好ましくは0.005%〜5%、より好ましくは0.005%〜4%、より好ましくは0.005%〜3%、より好ましくは0.005%〜2%、更により好ましくは0.01%〜2%、最も好ましくは0.01%〜1%(w/w)の活性酵素タンパク質に相当する量で添加されてもよい。
マイクロカプセルは、参照により本明細書に援用される国際公開第2014/177709号に更に記載されている。
第四級アンモニウムエステル化合物
本発明の布地柔軟剤組成物は、組成物の2.0重量%〜50重量%の、第四級アンモニウムエステル柔軟化活性物質(布地柔軟化活性物質(Fabric Softening Active)、「FSA」)を含む布地柔軟剤化合物を含む。好ましい布地柔軟剤組成物では、第四級アンモニウムエステル柔軟化活性物質は、当該組成物の、3.0重量%〜30重量%、より好ましくは3.0重量%〜18又は20重量%、更により好ましくは7.0重量%〜15重量%の濃度で存在する。第四級アンモニウムエステル柔軟化活性物質の濃度は、当該組成物(希釈又は濃縮組成物)中の全柔軟化活性物質の所望の濃度、及び他の柔軟化活性物質の有無に依存し得る。ディスペンサ残留物のリスクは、特に、高いFSA濃度で存在する。他方、非常に高いFSA濃度では、粘度はもはや経時的に安定ではあり得ない。
好適な第四級アンモニウムエステル柔軟化活性物質としては、以下に限定されないが、モノエステルクワット、ジエステルクワット、トリエステルクワット及びこれらの混合物からなる群から選択される物質が挙げられる。好ましくは、モノエステルクワットの濃度は、全第四級アンモニウムエステル柔軟化活性物質の2.0重量%〜40.0重量%であり、ジエステルクワットの濃度は、40.0重量%〜98.0重量%であり、トリエステルクワットの濃度は、0.0重量%〜25.0重量%である。
当該第四級アンモニウムエステル柔軟化活性物質は、以下の式の化合物を含んでよく、
{R (4−m)−N−[X−Y−R}A
式中、
mは、1、2又は3であり、ただし、各mの値は同一であり、
各Rは、独立して、ヒドロカルビル基又は分枝状ヒドロカルビル基であり、好ましくは、Rは直鎖状であり、より好ましくは、Rは、部分不飽和直鎖状アルキル鎖であり、
各Rは、独立して、C〜Cアルキル基又はヒドロキシアルキル基であり、好ましくは、Rは、メチル、エチル、プロピル、ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシプロピル、1−メチル−2−ヒドロキシエチル、ポリ(Cアルコキシ)、ポリエトキシ、ベンジルから選択され、
各Xは、独立して、(CH)n、CH−CH(CH)−又はCH−(CH)−CH−であり、
各nは、独立して、1、2、3又は4であり、好ましくは、各nは2であり、
各Yは、独立して、−O−(O)C−又は−C(O)−O−であり、
A−は、独立して、塩化物、硫酸メチル、及び硫酸エチルからなる群から選択され、好ましくは、A−は、塩化物及び硫酸メチルからなる群から選択され、
ただし、Yが−O−(O)C−であるとき、各Rにおける炭素の合計は13〜21、好ましくは13〜19である。
本明細書の布地柔軟剤組成物は、好ましくは液体布地柔軟剤組成物である。
液体布地柔軟剤組成物
本明細書で使用するとき、「液体布地柔軟剤組成物」は、布地、例えば家庭用洗濯機内で衣類を柔軟化することができる液体を含む、任意の処理組成物を指す。組成物は、好適に細分された形態の固体又は気体を含んでいてもよいが、組成物全体は、例えば錠剤又は顆粒などの全体として非液体である製品形態を除外する。液体布地柔軟剤組成物は、好ましくは、任意の固体添加剤を除くがなんらかの気泡が存在する場合はそれを含んで、0.9〜1.3g.cm−3の範囲の密度を有する。
水性液体布地柔軟化組成物が好ましい。このような水性液体布地柔軟剤組成物では、含水量は、液体布地柔軟剤組成物の5重量%〜97重量%、好ましくは50重量%〜96重量%、より好ましくは70重量%〜95重量%の濃度で存在し得る。
未希釈布地柔軟剤組成物のpH(方法の項を参照されたい)は、典型的には、第四級アンモニウムエステル柔軟化活性物質の加水分解安定性を改善するために酸性であり、pH2.0〜6.0、好ましくはpH2.0〜4.5、より好ましくは2.0〜3.5であってよい。
布地柔軟剤組成物の相安定性を維持するために、布地柔軟剤組成物の20℃における動的降伏応力(方法の項を参照されたい)は、0.001Pa〜1.0Pa、好ましくは0.002Pa〜0.9Pa、より好ましくは0.005Pa〜0.8Pa、更により好ましくは0.010Pa〜0.5Paである。一方では、動的降伏応力がないことにより、特に布地柔軟剤組成物が、封入された有益剤又は粒子を含むとき、相不安定性につながる場合がある。他方では、非常に高い動的降伏応力は、ボトルに布地柔軟剤組成物を充填している間に望ましくない空気の閉じ込めを引き起こすことがある。
布地柔軟剤組成物の注ぎ性を維持しながら濃厚な外観を提供するために、布地柔軟剤組成物の粘度(方法の項を参照されたい)は、20℃で200mPa.s〜1000mPa.s、好ましくは250mPa.s〜900mPa.s、より好ましくは300mPa.s〜800mPa.s、更により好ましくは350mPa.s〜700mPa.sである。
液体布地柔軟剤組成物は、即効性組成物での使用に好適である補助成分を含み得、例えば、顔料及び染料を用いる場合と同様に、組成物の審美性を改善するために、望ましくは本発明の特定の態様に組み込まれ得る。更に、不飽和第四級アンモニウムエステル柔軟化活性物質を含む液体布地柔軟剤組成物は、ある程度のUV光及び/又は酸化を受け、これによって、布地柔軟剤組成物の黄変及び処理された布地の黄変のリスクが増大する。しかしながら、特に染料の存在下では、任意のディスペンサの残留物がより目立つようになる。液体布地柔軟剤組成物は、組成物の0.0001重量%〜0.1重量%、好ましくは0.001重量%〜0.05重量%の染料を含み得る。好適な染料は、ビスアゾ染料、トリスアゾ染料、酸性染料、アジン染料、疎水性染料、メタン塩基性染料、アントラキノン塩基性染料、及び酸又は塩基性の染料をポリマーに結合させることによって形成される染料結合体を含むリストから選択される。
好ましい液体布地柔軟剤組成物では、第四級アンモニウム布地柔軟化活性物質を形成する親脂肪酸のヨウ素価は、0〜100、より好ましくは10〜60、更により好ましくは15〜45である。
好適な第四級アンモニウムエステル柔軟化活性物質の例は、KAO ChemicalsからTetranyl AT−1及びTetranyl AT−7590という商品名で、EvonikからRewoquat WE16 DPG、Rewoquat WE18、Rewoquat WE20、Rewoquat WE28及びRewoquat 38 DPGという商品名で、StepanからStepantex GA90、Stepantex VR90、Stepantex VK90、Stepantex VA90、Stepantex DC90、Stepantex VL90Aという商品名で市販されている。
これらのタイプの薬剤及びそれらの一般的な製造方法は、米国特許第4,137,180号に開示されている。
セルロース繊維:
任意に、本発明の組成物は、セルロース繊維を含んでもよい。これらは、布地柔軟剤組成物を増粘し、構造化するのに有用であり得る。これらは、ディスペンサ残留物の形成を最小限に抑えるのに有用であり得る。存在する場合、セルロース繊維は、典型的には、組成物の0.01重量%〜5.0重量%、より好ましくは0.05重量%〜1.0重量%、更により好ましくは0.10重量%〜0.75重量%の量でセルロース繊維が存在する。
セルロース繊維とは、本明細書ではセルロースマイクロフィブリル又はセルロースナノフィブリルを意味する。セルロース繊維は、細菌又は植物起源のものであってよく、すなわち、発酵によって生成され得るか、野菜、植物、果物、又は木材から抽出され得る。セルロース繊維の供給源は、レモン、オレンジ、及び/又はグレープフルーツなどの柑橘類の皮;リンゴ、バナナ、及び/又はナシなどの果物;ニンジン、エンドウマメ、ジャガイモ、及び/又はチコリなどの野菜;竹、黄麻、アバカ、亜麻、綿、及び/又はサイザルなどの植物、穀物、並びに、トウヒ、ユーカリ、及び/又はオークなどの様々な木材供給源からなる群から選択され得る。好ましくは、セルロース繊維供給源は、木材又は植物、特に、トウヒ、ユーカリ、黄麻、及びサイザルからなる群から選択される。
セルロース繊維中のセルロースの含有量は、繊維の抽出に適用される供給源及び処理に応じて変動し、典型的には、セルロース繊維の15重量%〜100重量%の範囲、好ましくは30重量%超、より好ましくは50重量%超、更により好ましくは80重量%超のセルロースである。
このようなセルロース繊維は、ペクチン、ヘミセルロース、タンパク質、リグニン、並びに灰、金属、塩、及びこれらの組み合わせなどのセルロース系材料供給源に固有の他の不純物を含み得る。セルロース繊維は、好ましくは非イオン性である。このような繊維は市販されており、例えば、FiberstarのCitri−Fi 100FG、HerbafoodのHerbacel(登録商標)Classic、及びBorregaardのExilva(登録商標)がある。
セルロース繊維は、10nm〜350nm、好ましくは30nm〜250nm、より好ましくは50nm〜200nmの平均直径を有し得る。
非イオン性界面活性剤
布地柔軟剤組成物は、布地柔軟剤組成物の総重量に基づいて、例えば、0.01%〜5%、好ましくは0.1%〜3.0%、より好ましくは0.5%〜2.0%の非イオン性界面活性剤を含むことが好ましい場合がある。非イオン性界面活性剤は、布地柔軟剤組成物中に香料を有効に分散させ、布地柔軟剤組成物の全体的な水への分散性を改善するのに役立つ。
好ましい液体布地柔軟剤組成物では、非イオン性界面活性剤は、アルコキシル化非イオン性界面活性剤、好ましくはエトキシル化非イオン性界面活性剤である。好ましくは、アルコキシル化非イオン性界面活性剤は、少なくとも3、好ましくは5〜100、より好ましくは10〜60の平均アルコキシル化度を有する。
好ましくは、エトキシル化非イオン性界面活性剤、より好ましくは8〜18の疎水性親油性バランス値を有するエトキシル化非イオン性界面活性剤である。
好適な非イオン性界面活性剤の例は、BASFから商標名Lutensol AT80(BASF製の平均エトキシル化度80のエトキシル化アルコール)として、Clariantから商標名Genapol T680(平均エトキシル化度68のエトキシル化アルコール)として、Sigma Aldrichから商標名Tween 20(平均エトキシル化度20のポリソルベート)として、Dow Chemical Companyから商標名Tergitol 15−S−30(平均エトキシル化度30のエトキシル化分枝状アルコール)として市販されている。
分散香料
本発明の液体布地柔軟剤組成物は、心地よい匂いを提供するために分散香料組成物を含み得る。分散香料とは、本明細書では、布地柔軟剤組成物中に自由に分散しており、封入されていない香料組成物を意味する。香料組成物は、1つ以上の香料原材料を含む。香料原材料は、香料組成物を作製するのに使用される個々の化学物質である。香料原材料の種類及び数の選択は、最終的な所望の香りに依存する。本発明の状況では、任意の好適な香料組成物を使用することができる。当業者は、香料組成物において使用するのに好適な相溶性の香料原材料を認識し、所望の香りを得るための成分の組み合わせを選択する方法を理解するであろう。
好ましくは、分散香料の濃度は、組成物の総重量に対して0.1%〜10.0%、好ましくは0.5%〜7.5%、より好ましくは0.8%〜5.0%の濃度である。
香料組成物は、香料組成物の総重量に対して2.5%〜30%、好ましくは5%〜30%の、3.0未満のlogP及び250℃未満の沸点を特徴とする香料原材料を含んでいてよい。
香料組成物は、香料組成物の総重量に対して5%〜30%、好ましくは7%〜25%の、3.0未満のlogP及び250℃超の沸点を有することを特徴とする香料原材料を含んでいてよい。香料組成物は、香料組成物の総重量に対して35%〜60%、好ましくは40%〜55%の、3.0超のlogP及び250℃未満の沸点を有することを特徴とする香料原材料を含んでいてよい。香料組成物は、香料組成物の総重量に対して10%〜45%、好ましくは12%〜40%の、3.0超のlogP及び250℃超の沸点を有することを特徴とする香料原材料を含んでいてよい。
粒子
本発明の液体布地柔軟剤組成物は、粒子もまた含み得る。液体布地柔軟剤組成物は、液体布地柔軟剤組成物の総重量に基づいて、0.02%〜10%、好ましくは0.1%〜4%、より好ましくは0.25%〜2.5%の粒子を含み得る。当該粒子としては、ビーズ、真珠光沢剤、有益剤封入体、及びこれらの混合物が挙げられる。
封入有益剤:
液体布地柔軟剤組成物は、0.05重量%〜10重量%、好ましくは0.05重量%〜3.0重量%、より好ましくは0.05重量%〜2.0重量%の封入有益剤を含み得る。有益剤は、香料組成物、保湿剤、加熱剤又は冷却剤、昆虫/蛾忌避剤、微生物/カビ/白カビ制御剤、柔軟化剤、帯電防止剤、抗アレルギー剤、UV保護剤、日焼け防止剤、色相染料、追加の酵素、及びこれらの組み合わせ、移染防止剤、漂白剤、及びこれらの組み合わせなどの色保護剤からなる群から選択される。香料組成物が好ましい。
有益剤は、例えば、1つ以上のカプセルにおいてコアの一部として封入される。このようなコアは、希釈剤、溶媒、及び密度バランス調整剤などの他の材料を含み得る。
カプセルは、コアを含む有益剤を少なくとも部分的に、好ましくは完全に取り囲む壁を有する。カプセルの壁材料は、メラミン、ポリアクリルアミド、シリコーン、シリカ、ポリスチレン、ポリ尿素、ポリウレタン、ポリアクリレート系材料、ポリアクリレートエステル系材料、ゼラチン、スチレン無水マレイン酸、ポリアミド、芳香族アルコール、ポリビニルアルコール、レゾルシノール系材料、ポリ−イソシアネート系材料、アセタール(1,3,5−トリオール−ベンゼン−グルタルアルデヒド及び1,3,5−トリオール−ベンゼンメラミンなど)、デンプン、酢酸フタル酸セルロース、及びこれらの混合物からなる群から選択され得る。
好ましくは、カプセルの壁は、メラミン、ポリアクリレート系材料、及びこれらの組み合わせを含む1つ以上の壁材料を含む。
当該メラミン壁材料は、ホルムアルデヒドで架橋されたメラミン、ホルムアルデヒドで架橋されたメラミン−ジメトキシエタノール、及びこれらの組み合わせからなる群から選択され得る。
当該ポリアクリレート系材料は、メチルメタクリレート/ジメチルアミノメチルメタクリレートから形成されるポリアクリレート、アミンアクリレート及び/又はメタクリレート並びに強酸から形成されるポリアクリレート、カルボン酸アクリレート及び/又はメタクリレートモノマー並びに強塩基から形成されるポリアクリレート、アミンアクリレート及び/又はメタクリレートモノマー並びにカルボン酸アクリレート及び/又はカルボン酸メタクリレートモノマーから形成されるポリアクリレート、並びにこれらの組み合わせからなる群から選択され得る。
当該ポリスチレン壁材料は、ジビニルベンゼンで架橋されたポリスチレンから選択され得る。
ポリ尿素カプセルは、架橋及びコロイド安定剤として、少なくとも2つのイソシアネート官能基を含む少なくとも1つのポリイソシアネートと、少なくとも1つのアミン、好ましくは多官能性アミンとの間の重合の反応生成物であるポリ尿素壁を含み得る。
ポリウレタンカプセルは、架橋剤及びコロイド安定剤として、多官能性イソシアネートと多官能性アルコールとの反応生成物であるポリウレタン壁を含み得る。
好適なカプセルは、Encapsys(Appleton,Wisconsin,USA)から入手することができる。布地柔軟剤組成物は、異なるカプセル、例えば、異なる壁材及び/又は有益剤を有するカプセルの組み合わせを含んでいてもよい。
前述のように、香料組成物は、好ましい封入有益剤である。香料組成物は、香料原材料を含む。香料組成物は、精油、悪臭低減剤、臭気制御剤、及びこれらの組み合わせを更に含み得る。
香料原材料は、典型的には、カプセルの10重量%〜95重量%、好ましくは20重量%〜90重量%の量で存在する。
香料組成物は、香料組成物の総重量に対して2.5%〜30%、好ましくは5%〜30%の、3.0未満のlogP及び250℃未満の沸点を特徴とする香料原材料を含んでいてよい。
香料組成物は、香料組成物の総重量に対して5%〜30%、好ましくは7%〜25%の、3.0未満のlogP及び250℃超の沸点を有することを特徴とする香料原材料を含んでいてよい。香料組成物は、香料組成物の総重量に対して35%〜60%、好ましくは40%〜55%の、3.0超のlogP及び250℃未満の沸点を有することを特徴とする香料原材料を含んでいてよい。香料組成物は、香料組成物の総重量に対して10%〜45%、好ましくは12%〜40%の、3.0超のlogP及び250℃超の沸点を有することを特徴とする香料原材料を含んでいてよい。
封入有益剤と分散香油との比
液体布地柔軟剤組成物は、1:1〜1:40、好ましくは1:2〜1:20、より好ましくは1:3〜1:10の、香油封入体と分散香油との重量比を有し得る。
更なる布地柔軟化活性物質
本発明の液体布地柔軟剤組成物は、0.01%〜10%、好ましくは0.1%〜10%、より好ましくは0.1%〜5%の更なる布地柔軟化活性物質を含み得る。好適な布地柔軟化活性物質としては、非エステル第四級アンモニウム化合物、アミン、脂肪酸エステル、ショ糖エステル、シリコーン、分散性ポリオレフィン、多糖類、脂肪酸、軟化油、ポリマーラテックス、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される物質が挙げられるが、これらに限定されない。
非エステル第四級アンモニウム化合物:
好適な非エステル第四級アンモニウム化合物は、以下の式:
[R(4−m)−N+−R1m]X−
(式中、各Rは、水素、短鎖C1〜C6、一態様においてはC1〜C3アルキル基又はヒドロキシアルキル基、例えば、メチル、エチル、プロピル、ヒドロキシエチル、ポリ(C2〜3−アルコキシ)、ポリエトキシ、ベンジル、又はこれらの混合物のいずれかを含み、各mは、1、2又は3であり、ただし、各mの値は同一であり、各R1における炭素の合計はC12〜C22であり得、各R1は、ヒドロカルビル基又は置換ヒドロカルビル基であり、X−は、任意の柔軟剤相溶性のアニオンを含み得る)の化合物を含む。柔軟剤相溶性のアニオンは、塩化物、臭化物、硫酸メチル、硫酸エチル、硫酸塩、及び硝酸塩を含み得る。柔軟剤相溶性のアニオンは、塩化物又は硫酸メチルを含み得る。
非限定的な例としては、ジカノーラジメチル塩化アンモニウム、ジ(ハード)タロージメチル塩化アンモニウム、ジカノーラジメチルアンモニウム硫酸メチル、及びこれらの混合物などのジアルキレンジメチルアンモニウム塩が挙げられる。本発明で使用可能な市販のジアルキレンジメチルアンモニウム塩の例は、Witco Corporationから商品名Adogen(登録商標)472として入手可能なジオレイルジメチル塩化アンモニウム、及びAkzo NobelからArquad 2HT75として入手可能なジハードタロージメチル塩化アンモニウムである。
アミン
好適なアミンとしては、アミドエステルアミン、アミドアミン、イミダゾリンアミン、アルキルアミン及びこれらの組み合わせからなる群から選択される材料が挙げられるが、これらに限定されない。好適なエステルアミンとしては、モノエステルアミン、ジエステルアミン、トリエステルアミン、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される材料が挙げられるが、これらに限定されない。好適なアミドアミンとしては、モノアミドアミン、ジアミドアミン、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される材料が挙げられるが、これらに限定されない。好適なアルキルアミンとしては、モノアルキルアミン、ジアルキルアミンクワット、トリアルキルアミン、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される材料が挙げられるが、これらに限定されない。
脂肪酸
液体布地柔軟剤組成物は、布地柔軟化活性物質としての遊離脂肪酸などの脂肪酸を含み得る。用語「脂肪酸」は、本明細書では、脂肪酸の非プロトン化又はプロトン化形態を含むように、最も広い意味で使用されている。当業者は、脂肪酸がプロトン化されているか、プロトン化されていないかが、ある程度、水性組成物のpHによって決まることを容易に理解するであろう。脂肪酸は、その非プロトン化形態、又は塩形態であり、カルシウム、マグネシウム、ナトリウム、カリウムなどが挙げられるがこれらに限定されない対イオンを伴い得る。「遊離脂肪酸」という用語は、別の化学部分に結合(共有結合又は別様に結合)していない脂肪酸を意味する。
脂肪酸としては、12個〜25個、13個〜22個、又は更には16個〜20個の総炭素原子を含有し、かつ脂肪部分に10個〜22個、12個〜18個、又は更には14個(ミッドカット)〜18個の炭素原子を含有しているものを挙げることができる。
脂肪酸は、以下のものに由来し得る:(1)動物脂肪及び/又は部分水素添加動物脂肪、例えば牛脂、ラードなど、(2)植物油、及び/又は部分水素添加植物油、例えば、キャノーラ油、ベニバナ油、ピーナッツ油、ヒマワリ油、ゴマ種子油、ナタネ油、綿実油、トウモロコシ油、ダイズ油、トール油、米ぬか油、パーム油、パーム核油、ココナッツ油、その他の熱帯パーム油、アマニ油、キリ油、ヒマシ油など、(3)熱、圧力、アルカリ異性化及び触媒処理を介したアマニ油又はキリ油などの加工及び/又は増粘油(bodied oils)、(4)飽和脂肪酸(例えばステアリン酸)、不飽和脂肪酸(例えばオレイン酸)、多不飽和脂肪酸(リノール酸)、分枝状脂肪酸(例えばイソステアリン酸)又は環状脂肪酸(例えば、多不飽和酸の飽和又は不飽和α二置換シクロペンチル又はシクロヘキシル誘導体)を生じさせるための、上記のものの組み合わせ。
異なる脂肪源由来の脂肪酸の混合物を使用することができる。
不飽和脂肪酸のシス/トランス比が重要である場合があり、(C18:1材料の)シス/トランス比は、少なくとも1:1、少なくとも3:1、4:1以上又は更には9:1以上である。
また、酸化に対してのみならず結果として生じる色及び臭気の質の悪化に対してより安定であり得るので、イソステアリン酸などの分枝状脂肪酸もまた好適である。
脂肪酸は、0〜140、50〜120、又は更には85〜105のヨウ素価を有し得る。
多糖
液体布地柔軟剤組成物は、布地柔軟化活性物質としてカチオン性デンプンなどの多糖類を含み得る。本組成物で使用するのに好適なカチオン性デンプンは、Cerestarから商品名CBOND(登録商標)として、及びNational Starch and Chemical Companyから商品名CATO(登録商標)2Aとして市販されている。
ショ糖エステル
液体布地柔軟剤組成物は、布地柔軟化活性物質としてショ糖エステルを含み得る。ショ糖エステルは通常、ショ糖及び脂肪酸から誘導される。ショ糖エステルは、そのヒドロキシル基のうちの1つ以上がエステル化されているショ糖部分で構成されている。
ショ糖は、以下の式を有する二糖である。
Figure 2020513068
あるいは、ショ糖分子を式M(OH)(式中、Mは二糖主鎖である)によって表すことができ、この分子内には合計8個のヒドロキシル基がある。
したがって、ショ糖エステルは、以下の式:
M(OH)8−x(OC(O)R
(式中、xは、エステル化されているヒドロキシル基の数であり、他方、(8−x)は、未変化のままであるヒドロキシル基であり、xは1〜8、あるいは2〜8、あるいは3〜8、又は4〜8から選択される整数であり、R部分は、独立して、C〜C22アルキル又はC〜C30アルコキシから選択され、直鎖又は分枝鎖であり、環式又は非環式であり、飽和又は不飽和であり、置換又は非置換である)によって表すことができる。
部分は、独立して選択され、様々な鎖長を有する、直鎖アルキル又はアルコキシ部分を含み得る。例えば、Rは、直鎖アルキル又はアルコキシ部分の混合物を含み得、直鎖の20%超がC18であり、あるいは直鎖の50%超がC18であり、あるいは直鎖の80%超がC18である。
部分は、飽和及び不飽和アルキル又はアルコキシ部分の混合物を含み得る。本明細書に用いるのに好適なショ糖エステルのヨウ素価(IV)は、1〜150、又は2〜100、又は5〜85に及ぶ。R部分を水素添加して、不飽和度を低減させてもよい。より高いIV、例えば、40〜95が好ましい場合、オレイン酸、並びにダイズ油及びキャノーラ油に由来する脂肪酸が好適な出発材料である。
不飽和R部分は、不飽和部位について「シス」型と「トランス」型との混合物を含み得る。「シス」/「トランス」比は、1:1〜50:1、又は2:1〜40:1、又は3:1〜30:1、又は4:1〜20:1の範囲であり得る。
分散性ポリオレフィン及びラテックス:
一般的に、布地柔軟化効果をもたらす全ての分散性ポリオレフィンは、本発明において布地柔軟化活性物質として使用することができる。ポリオレフィンは、ワックス、エマルジョン、分散液又は懸濁液の形態であり得る。
ポリオレフィンは、ポリエチレン、ポリプロピレン、又はこれらの組み合わせから選択されてよい。カルボキシル、アルキルアミド、スルホン酸又はアミド基などの様々な官能基を含有するように、ポリオレフィンを少なくとも部分的に修飾してもよい。ポリオレフィンは、少なくとも部分的にカルボキシル修飾、すなわち言い換えれば、酸化されていてもよい。
布地柔軟化活性物質の非限定的な例としては、分散性ポリエチレン及びポリマーラテックスが挙げられる。これらの剤は、エマルジョン、ラテックス、分散液、懸濁液などの形態であり得る。一態様においては、これらはエマルジョン又はラテックスの形態である。分散性ポリエチレン及びポリマーラテックスは、次の範囲を含むがこれらに限定されない、広範な粒径直径(χ50)を有することができる:1nm〜100μm;あるいは10nm〜10μm。したがって、分散性ポリエチレン及びポリマーラテックスの粒径は、限定するものではないが、通常はシリコーン又は他の脂肪油よりも小さい。
一般に、ポリマーエマルジョンの作製又はポリマーラテックスの乳化重合に好適な任意の界面活性剤は、本発明において布地柔軟剤活性物質として使用されるポリマーエマルジョン及びラテックスに対する乳化剤として使用することができる。好適な界面活性剤としては、アニオン性、カチオン性、及び非イオン性界面活性剤、並びにこれらの組み合わせが挙げられる。一態様において、このような界面活性剤は、非イオン性及び/又はアニオン性界面活性剤である。一態様では、布地柔軟化活性物質中の界面活性剤とポリマーとの比は、それぞれ1:5である。
シリコーン:
液体布地柔軟剤組成物は、布地柔軟化活性物質としてシリコーンを含み得る。有用なシリコーンは、任意のシリコーン含有化合物であり得る。シリコーンポリマーは、環状シリコーン、ポリジメチルシロキサン、アミノシリコーン、カチオン性シリコーン、シリコーンポリエーテル、シリコーン樹脂、シリコーンウレタン、及びこれらの組み合わせからなる群から選択され得る。シリコーンは、ポリジアルキルシリコーン、代替的にポリジメチルシリコーン(ポリジメチルシロキサン、すなわち「PDMS」)、又はこれらの誘導体であり得る。シリコーンは、アミノ官能性シリコーン、アミノ−ポリエーテルシリコーン、アルキルオキシル化シリコーン、カチオン性シリコーン、エトキシル化シリコーン、プロポキシル化シリコーン、エトキシル化/プロポキシル化シリコーン、第四級シリコーン、又はこれらの組み合わせから選択され得る。
更なる香料送達技術
液体布地柔軟剤組成物は、処理された基材への香料成分の付着及びその基材からの香料成分の放出を安定化及び強化する1つ以上の香料送達技術を含み得る。このような香料送達技術を使用して、処理された基材から香料が放出される寿命を延長することができる。香料送達技術、特定の香料送達技術を作製する方法、及びこのような香料送達技術の使用は、米国特許出願公開第2007/0275866(A1)号に開示されている。
液体布地柔軟剤組成物は、0.001重量%〜20重量%、又は0.01重量%〜10重量%、又は0.05重量%〜5重量%、又は更には0.1重量%〜0.5重量%の香料送達技術を含み得る。当該香料送達技術は、プロ香料、シクロデキストリン、デンプン封入アコード、ゼオライト及び無機担体、並びにこれらの組み合わせからなる群から選択され得る。
アミン反応生成物(Amine Reaction Product、ARP):本出願の目的では、ARPは、プロ香料のサブクラス又は種である。アミン官能基が1つ以上のPRMと予備反応してアミン反応生成物(ARP)を生成する「反応性」ポリマーアミンを用いてもよい。典型的には、反応性アミンは、一級及び/又は二級アミンであり、ポリマー又はモノマー(非ポリマー)の一部であり得る。また、このようなARPを追加のPRMと混合して、ポリマー支援型送達及び/又はアミン支援型送達の効果を提供することもできる。ポリマーアミンの非限定的な例としては、ポリエチレンイミン(PEI)などのポリアルキルイミン、又はポリビニルアミン(PVAm)に基づくポリマーが挙げられる。モノマー(非ポリマー)アミンの非限定的な例としては、ヒドロキシルアミン、例えば、2−アミノエタノール及びそのアルキル置換誘導体、並びに芳香族アミン、例えば、アントラニレートが挙げられる。ARPは、香料と予混合しておいてもよく、リーブオン用途又はリンスオフ用途では別個に添加してもよい。例えば、酸素、硫黄、リン、又はセレンなどの、窒素以外のヘテロ原子を含有する物質を、アミン化合物の代替物として使用してもよい。上述の代替化合物をアミン化合物と併用してもよい。1つの分子が、アミン部分と、代替ヘテロ原子部分、例えば、チオール及びホスフィンのうちの1つ以上と、を含んでいてもよい。その効果としては、香料の送達向上に加えて、香料の放出制御を挙げることができる。
付着助剤
液体布地柔軟剤組成物は、液体布地柔軟剤組成物の総重量に基づいて、0.0001%〜3%、好ましくは0.0005%〜2%、より好ましくは0.001%〜1%の付着助剤を含み得る。付着助剤は、カチオン性又は両性のポリマーであってよい。カチオン性ポリマーは、カチオン性アクリレートを含み得る。一般に、カチオン性ポリマー及びその製造方法は、文献において公知である。付着助剤は、粒子と同時に、又は液体布地柔軟剤組成物中に直接添加することができる。好ましくは、付着助剤は、ポリビニルホルムアミド、部分的にヒドロキシル化されたポリビニルホルムアミド、ポリビニルアミン、ポリエチレンイミン、エトキシル化ポリエチレンイミン、ポリビニルアルコール、ポリアクリレート、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される。
ポリマーの重量平均分子量は、屈折率(Refractive Index、RI)検出を用いてポリエチレンオキシド標準物質に対してサイズ排除クロマトグラフィーによって測定したとき、500〜5000000、又は1000〜2000000、又は2500〜1500000ダルトンであり得る。一態様では、カチオン性ポリマーの重量平均分子量は、500〜37500ダルトンであり得る。
方法
本発明はまた、布地を処理する方法も提供し、この方法は、(i)洗濯工程において、0.1g/L〜5g/Lの界面活性剤を含み、好ましくはアニオン性及び/又は非イオン性界面活性剤を含む、水性洗浄液で布地を処理する工程と、(ii)任意に、布地を水で1回又は2回以上すすぐ工程と、(iii)すすぎ処理工程において、(i)ヌクレアーゼ酵素、(ii)配列番号111、配列番号112、又は配列番号113に示されるアミノ酸配列と少なくとも60%、又は少なくとも80%、又は少なくとも90%、又は少なくとも95%の同一性を有するガラクタナーゼ酵素、及び(iii)配列番号114と少なくとも60%の配列同一性を有する、又は配列番号115と少なくとも81%の配列同一性を有するマンナナーゼ酵素、並びに(iv)これらの混合物から選択される汚れ弱化酵素と、布地柔軟剤成分とを含む、水性すすぎ液で布地を処理する工程と、(iv)布地を乾燥させる工程と、を含む。工程(iii)と工程(iv)との間に更なる追加のすすぎ工程を提供してもよいが、工程(iii)の直後に布地を乾燥させることが好ましい場合がある。
洗濯工程は、任意の従来の布地洗浄工程であってもよい。洗剤組成物を使用して、洗濯に使用するための水性洗浄液を形成することができる。洗剤組成物は、界面活性剤及び任意の追加の補助剤を含むであろう。
界面活性剤系
界面活性剤系は、アニオン性界面活性剤及び/又は非イオン性界面活性剤を含み、アニオン性界面活性剤の非イオン性界面活性剤に対する重量比は、1.5:1〜1:10、好ましくは1.2:1〜1:5、より好ましくは1:1〜1:4である。
洗浄組成物中の総界面活性剤濃度は、好ましくは5〜80重量%、又は10〜50重量%、より好ましくは15〜45重量%である。
アニオン性界面活性剤
アニオン性界面活性剤は、1つの界面活性剤、又は典型的には2つ以上の界面活性剤の混合物を含み得る。好ましいアニオン性洗浄性界面活性剤は、アルキルベンゼンスルホネート、アルコキシル化アニオン性界面活性剤、又はこれらの組み合わせである。好適なアニオン性洗浄性界面活性剤としては、サルフェート洗浄性界面活性剤及びスルホネート洗浄性界面活性剤が挙げられる。
特に好ましいアルキルベンゼンスルホネートは、直鎖アルキルベンゼンスルホネート、特にC8〜15の炭素鎖長を有するもの、又はC10〜13アルキルベンゼンスルホネートである。好適なアルキルベンゼンスルホネート(LAS)は、市販の直鎖アルキルベンゼン(LAB)をスルホン化することによって得ることができるか、又は更には得られる。好適なLABとしては、商標名Isochem(登録商標)としてSasolによって供給されているもの又は商標名Petrelab(登録商標)としてPetrsaによって供給されているものなどの低2−フェニルLABが挙げられ、他の好適なLABとしては、商標名Hyblene(登録商標)としてSasolによって供給されているものなどの高2−フェニルLABが挙げられる。別の好適なアニオン性洗浄性界面活性剤は、好ましくは8〜15個の炭素鎖長を有する、DETAL触媒プロセスによって得られるアルキルベンゼンスルホネートである。他の合成経路、例えばHFも好適であり得る。
好適なサルフェート洗浄性界面活性剤としては、C8〜18アルキルサルフェート、又は主にC12のアルキルサルフェートなどのアルキルサルフェートが挙げられる。アルキルサルフェートは、ココ及び/又はタローなどの天然源に由来していてよい。あるいは、アルキルサルフェートは、C12〜15アルキルサルフェートなどの合成源に由来してもよい。
界面活性剤組成物は、追加のアニオン性界面活性剤として、アルキルアルコキシル化サルフェート、例えば、アルキルエトキシル化サルフェート、又はC8〜18アルキルアルコキシル化サルフェート、又はC8〜18アルキルエトキシル化サルフェートを更に含むことが好ましい場合がある。好ましくは、アルキル鎖長は、12〜16個の炭素原子であってよい。アルキルアルコキシル化サルフェートは、0.5〜20、又は0.5〜10、又は0.5〜7、又は0.5〜5、又は0.5〜3の平均アルコキシル化度を有し得る。例としては、主に、1モル当たり平均3モルのエチレンオキシドでエトキシル化されたC12ナトリウムラウリルエーテルサルフェートが挙げられる。
アルキルサルフェート、アルキルアルコキシル化サルフェート、及びアルキルベンゼンスルホネートは、直鎖であっても分枝鎖であってもよく、置換されていても非置換であってもよい。
アニオン性洗浄性界面活性剤は、中鎖分枝状アルキルサルフェート及び/又は中鎖分枝状アルキルベンゼンスルホネートなどの中鎖分枝状アニオン性洗浄性界面活性剤であってよい。中鎖分枝鎖は、典型的には、メチル基及び/又はエチル基などのC1〜4アルキル基である。
別の好適なアニオン性洗浄性界面活性剤は、アルキルエトキシカルボキシレートである。
アニオン性界面活性剤は、典型的にはその塩形態で存在し、典型的には好適なカチオンと錯体化している。好適な対イオンとしては、Na+及びK+、C1〜C6アルカノールアンモニウムなどの置換アンモニウム、例えば、モノエタノールアミン(MEA)、トリエタノールアミン(TEA)、ジエタノールアミン(DEA)、及びこれらの任意の組み合わせが挙げられる。
洗浄組成物において、アルキル(任意にエトキシル化)サルフェートが存在する場合、好ましくは、直鎖アルキルベンゼンスルホネートのアルキルサルフェート及び/又はアルキルアルコキシル化サルフェートに対する重量比は、20:1〜1:2、より好ましくは5:1〜1:1である。典型的には、アニオン性界面活性剤は、洗浄組成物中に、5〜30重量%のアニオン性界面活性剤、又は少なくとも8重量%若しくは少なくとも10重量%のアニオン性界面活性剤の量で存在する。
本明細書では、脂肪酸は界面活性剤とみなされない。
非イオン性界面活性剤
好適な非イオン性界面活性剤は、C〜C18アルキルエトキシレート(例えば、Shellから販売されるNEODOL(登録商標)非イオン性界面活性剤)、C〜C12アルキルフェノールアルコキシレート(アルコキシレート単位は、エチレンオキシ単位、プロピレンオキシ単位、又はこれらの組み合わせとすることができる)、エチレンオキシド/プロピレンオキシドブロックポリマーとの、C12〜C18アルコール及びC〜C12アルキルフェノール縮合物(例えば、BASFから販売されるPluronic(登録商標);C14〜C22中鎖分枝状アルコール、C14〜C22中鎖分岐状アルキルアルコキシレート(典型的に1〜30の平均アルコキシル化度を有する);アルキル多糖、一態様では、アルキルポリグリコシド、ポリヒドロキシ脂肪酸アミド;エーテル末端保護ポリ(オキシアルキル化)アルコール界面活性剤及びこれらの混合物からなる群から選択される。
好適な非イオン性洗浄性界面活性剤としては、アルキルポリグルコシド及び/又はアルキルアルコキシル化アルコールが挙げられる。
アルキルアルコキシル化アルコールが存在する場合、好ましくは、これらは、C8〜18アルキルアルコキシル化アルコール、例えば、C8〜18アルキルエトキシル化アルコールから選択される。好ましくは、アルキルアルコキシル化アルコールは、1〜80、好ましくは1〜50、最も好ましくは1〜30、1〜20、又は1〜10の平均アルコキシル化度を有する。好ましい非イオン性界面活性剤は、1〜10、1〜7、更には1〜5、若しくは3〜7、又は更には3若しくは2未満の平均アルコキシル化(好ましくはエトキシル化)度を有する、C8〜18アルキルアルコキシル化(好ましくはエトキシル化)アルコールであり得る。アルキルアルコキシル化アルコールは、直鎖であっても分岐鎖であってもよく、置換されていても非置換であってもよい。
好適な非イオン性界面活性剤としては、商品名Lutensol(登録商標)(BASF)が挙げられる。
典型的には、非イオン性界面活性剤は、洗浄組成物中に、4〜40重量%のアニオン性界面活性剤、又は少なくとも8重量%以上若しくは少なくとも10重量%以上、又は12 10重量%以上の非イオン性界面活性剤の量で存在する。
洗剤組成物は、任意の好適な形態、例えば、粉末洗剤などの固体、若しくは液体、又は単位用量形態であってもよい。液体は、外部構造化された水性等方性液体洗濯洗剤組成物であることが好ましい場合がある。
洗浄液は、0.1g/L〜5g/Lの界面活性剤系を含む。
洗剤組成物補助物質
更に好適な補助剤は、例えば、洗浄性能を支援若しくは強化するためのもの、又は香料、着色剤、非布地陰影染料等と同様に洗剤組成物の審美性を変化させるためのものであってよい。好適な補助物質としては、界面活性剤、ビルダー、キレート剤、分散剤、酵素及び酵素安定剤、触媒物質、漂白活性化剤、過酸化水素、過酸化水素源、予形成過酸、ポリマー分散剤、粘土汚れ除去/再付着防止剤、追加の増白剤、抑泡剤、染料、色調染料、香料、香料送達系、構造弾性化剤、布地柔軟剤、担体、ヒドロトロープ、加工助剤、溶媒、追加の染料及び/又は顔料(これらのうちの一部については、以下により詳細に論じる)が挙げられるが、これらに限定されない。以下の開示に加えて、このような他の助剤の好適な例及び使用レベルは、参照によって本明細書に組み込まれる米国特許第5,576,282号、同第6,306,812(B1)号及び同第6,326,348(B1)号に見出される。
一般的に、有効量のこのような組成物を、例えば従来の布地用自動洗濯機内で水に添加して、水性洗浄液を形成する。このように形成された水性洗浄液を、次に、典型的には攪拌下で、洗濯する布地と接触させる。水に添加して水性洗濯溶液を生成する洗剤組成物の有効量は、水性洗浄液中に約500〜25,000ppm若しくは500〜15,000ppmの組成物を生成するのに十分な量を含んでいてよく、又は約1,000〜3,000ppmの本明細書の洗剤組成物が水性洗浄液に供給される。
典型的には、洗浄液は、洗浄液中の洗剤の濃度が0g/L超〜5g/L、又は1g/L以上4.5g/L以下、又は4.0g/L以下、又は3.5g/L以下、又は3.0g/L以下、又は2.5g/L以下、又は更には2.0g/L以下、又は更には1.5g/L以下になるような量で、洗剤を洗浄水と接触させることによって形成される。布地又は織物製品を洗濯する方法は、トップローディング式又はフロントローディング式自動洗濯機で行ってもよく、又は手洗い洗濯用途で用いてもよい。これら用途では、形成される洗浄液、及び洗浄液中の洗濯洗剤組成物の濃度は、主洗濯サイクルのものである。洗浄液の容積を決定するとき、いかなる任意のすすぎ工程中のいかなる水の投入量も含まない。
洗浄液は、40リットル以下の水、又は30リットル以下、又は20リットル以下、又は10リットル以下、又は8リットル以下、又は更には6リットル以下の水を含み得る。洗浄液は、0リットルを超えて15リットルまで、又は2リット以上12リットル以下、又は更には8リットル以下の水を含み得る。典型的には、洗浄液1リットル当たり0.01kg〜2kgの布地を当該洗浄液に投入する。典型的には、洗浄液1リットル当たり0.01kg以上、又は0.05kg以上、又は0.07kg以上、又は0.10kg以上、又は0.15kg以上、又は0.20kg以上、又は0.25kg以上の布地を当該洗浄液に投入する。任意に、50g以下、又は45g以下、又は40g以下、又は35g以下、又は30g以下、又は25g以下、又は20g以下、又は更には15g以下、又は更には10g以下の組成物を水に接触させて、洗浄液を形成する。かかる組成物を、典型的には、溶液中約500ppm〜約15,000ppmの濃度で使用する。洗浄溶媒が水である場合、水の温度は通常約5℃〜約90℃の範囲であり、部位が布地を含む場合、水対布地の比は通常約1:1〜約30:1である。典型的には、本発明の洗剤を含む洗浄液のpHは3〜11.5である。
洗濯工程に続いて1回以上の任意のすすぎ工程を行ってもよい。その後のすすぎ処理工程(iii)において、布地は、(i)ヌクレアーゼ酵素、(ii)配列番号108、配列番号109、又は配列番号110に示されるアミノ酸配列と少なくとも60%、又は少なくとも80%、又は少なくとも90%、又は少なくとも95%の同一性を有するガラクタナーゼ酵素、及び(iii)配列番号114と少なくとも60%の配列同一性を有する、又は配列番号115と少なくとも81%の配列同一性を有するマンナナーゼ酵素、並びに(iv)これらの混合物から選択される汚れ弱化酵素と、布地柔軟剤成分とを含む、水性すすぎ液で処理される。これは、本明細書に記載される柔軟剤組成物を、手洗い処理又は洗濯機すすぎ工程のいずれかですすぎ水に添加することによって達成することができる。この工程は、好ましくは、布地を乾燥させる直前の最終すすぎ工程である。所望であれば、すすぎ処理工程と布地の乾燥工程との間にすすぎ工程を行ってもよい。
布地の乾燥は、機械乾燥であろうと戸外乾燥であろうと、家庭環境又は工業環境のいずれかの任意の従来手段によることができる。布地は、一般消費者の使用条件又は業務用条件で洗濯することができる任意の布地を含んでいてよく、本発明は、特にポリエステル及びナイロンなどの合成織物製品に好適であり、特に合成及びセルロース系布地及び/又は繊維を含む混紡布地及び/又は繊維の処理に好適である。合成布地の例は、ポリエステル、ナイロンであり、これらは、セルロース系繊維、例えば、ポリコットン布地との混紡布に存在し得る。水温は、典型的には約5℃〜約90℃の範囲であるが、60℃以下、又は40℃以下、又は30℃以下の低い水温が有用である。水の布地に対する比は、典型的には、約1:1〜約30:1である。
方法
布地柔軟剤組成物に適用される各方法については、視覚的に均質なサンプルが使用される。布地柔軟剤組成物が視覚的に均質でない場合、代表的なサンプリングを確実にするためにサンプリング前に空気の閉じ込めを回避する方法で布地柔軟剤組成物全体を均質化する。
粘度及び動的降伏応力の測定方法
粘度及び動的降伏応力は、20℃で60mm平行プレート及び500マイクロメートルのギャップサイズを使用して、制御された応力レオメーター(Thermo Scientific製のHAAKE MARS又は等価物など)を使用して測定される。粘度及び動的降伏応力は、剪断速度範囲にわたって対数的に分布した25点を選び、10s−1から出発して10−4−1までの範囲の剪断速度の関数として準定常状態の剪断応力を測定することによって得られる。準定常状態は、所定の剪断速度で少なくとも30秒後かつ最大60秒後に経時的な剪断応力の変動が3%未満であると、剪断応力値として定義される。経時的な剪断応力の変動は、3秒間にわたって測定された平均剪断応力の比較によって連続的に評価される。特定の剪断速度で60秒間測定した後、剪断応力値が3%を超えて変化する場合、最終剪断応力測定値は、計算目的のために準状態値として定義される。布地柔軟剤組成物の粘度は、測定された剪断応力を10s−1の適用剪断速度で除したものとして定義される。
次いで、剪断応力データを、Herschel−Bulkleyモデルに従って剪断速度の関数として対数空間において最小二乗法を使用して当てはめる。
Figure 2020513068
式中、τは、適用された各剪断速度
Figure 2020513068
において測定された平衡準定常状態剪断応力であり、τは、当てはめられた動的降伏応力である。k及びnは、フィッティングパラメータである。
布地柔軟剤組成物のpHを測定する方法
pHは、取扱説明書に従って較正されたゲル充填プローブ(例えば、Toledoプローブ、部品番号52 000 100)を備えるSartarius PT−10P pHメータを用いて、未希釈の布地柔軟剤組成物で測定される。
CatSO3滴定による布地柔軟剤活性物質の測定方法
布地柔軟剤活性は、ISO2871に記載されているとおりカチオン性CatSO滴定によって測定される。
具体的には、カチオン性布地柔軟剤活性物質を含有するサンプルに、カチオン性及びアニオン性染料で構成される混合指示薬を、水−クロロホルム系中で撹拌しながら添加する。カチオン性布地柔軟剤活性物質−アニオン性染料複合体は、青色かつクロロホルム可溶性であるが、赤色カチオン性染料は水相に溶解したままである。アニオン性界面活性剤(標準化ドデシル硫酸ナトリウム、「NaLS」)で滴定すると、クロロホルム中の青色染料−界面活性剤複合体が壊れ、無色のカチオン性布地柔軟化活性物質−アニオン性滴定剤複合体が形成されるが、遊離した青色染料は水相に戻る。クロロホルム層における青色から灰色への色変化が、滴定終点を示す。過剰なアニオン性界面活性剤は、赤色カチオン性染料と複合体を形成して、クロロホルム層にピンク〜赤色を与える。
計算:
カチオン性SO3当量%=[(VN)]0.080100/W
式中、
V=NaLS標準溶液(mL)
N=NaLS標準溶液の規定度
0.080=SO3のミリ当量
W=サンプル重量(g)
ディスペンサ残留物を測定する方法:
フォローイングセットアップを使用して、洗濯機のディスペンサにおける最後のすすぎサイクルをシミュレートする。
Miele Novotronic W986洗濯機に対応するディスペンサ引き出しPP−T40を水平位置に固定する。次いで、25グラムの布地柔軟剤組成物を、ディスペンサ引き出しの布地柔軟剤組成物区画に添加する。
ディスペンサ区画の2.5cm上方に水平にかつその区画に対して平行に配置された「円筒形ノズル」を使用することによって、硬度2.5mmol/Lの水3.47kgの合計流量を、20℃で80秒間ディスペンサを通して流す。直径4cm及び長さ12.8cmのこのような円筒形ノズルは、ディスペンサ引き出しの布地ケア組成物区画のオリフィスに対応して配置された直径0.5cmの3つのオリフィスを有する。
布地ケア組成物を含有するすすぎ水を、硬度2.5mmol/Lの水5kgを含有するバケツに回収し、水の流れが終了した後、450rpmで1分間、R 2302四枚刃付プロペラ撹拌器を備えるIKA EURO−ST P VCで均質化する。ディスペンサ残留物試験の終了時に得られるすすぎ水の総質量は、8.47kgである。
CatSO3滴定を用いて測定される布地柔軟剤活性は、ディスペンサに添加された布地柔軟剤組成物及びすすぎ水の測定値である。
%で表される分注残留物は、以下のように計算される:
Figure 2020513068
(式中、
CatSO3(布地柔軟剤組成物)は、布地柔軟剤組成物のCatSO3滴定によって決定されたカチオン性SO3当量%であり、
CatSO3(すすぎ水)は、ディスペンサ残留物試験の終了時に回収されたすすぎ水のCatSO3滴定によって決定されたカチオン性SO3当量(%)である)。
Figure 2020513068
Figure 2020513068
Proxel GXL、1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オンの20%ジプロピレングリコール水溶液、Lonzaにより供給。
N,N−ビス(ヒドロキシエチル)−N,N−ジメチルアンモニウムクロリド脂肪酸エステル。この材料の親脂肪酸のヨウ素価は、18〜22である。Evonikから得られる材料は、遊離脂肪酸の形態の不純物、N,N−ビス(ヒドロキシエチル)−N,N−ジメチルアンモニウムクロリド脂肪酸エステルのモノエステル形態、及びN,N−ビス(ヒドロキシエチル)−N−メチルアミンの脂肪酸エステルである。
MP10(登録商標)、Dow Corningにより供給、8%活性
米国特許第8,765,659号に記載のとおり、100%封入香油として表される
Rheovis(登録商標)CDE、BASFによって供給されたカチオン性高分子増粘剤
Exilva(登録商標)、マイクロファイバーセルロース、100%乾物として表され、10%水分散液としてBorregaardによって供給
配列番号1〜107のいずれかのヌクレアーゼ酵素の変異体
配列番号108〜110のいずれかのガラクタナーゼ酵素の変異体
配列番号111〜115のいずれかのマンナナーゼ酵素の変異体
Figure 2020513068
Figure 2020513068
1:1.5〜1:2のモル比範囲での、メチルジエタノールアミンと脂肪酸との反応生成物であり、塩化メチルで完全に又は部分的に四級化されている。脂肪酸は、約35〜55%飽和のC18鎖、10〜25%モノ不飽和C18鎖からなる鎖長分布を有し、ヨウ素価が約20である。Evonikから入手可能な材料。
1:1.5〜1:2のモル比範囲での、トリエタノールアミンと脂肪酸との反応生成物であり、ジメチルサルフェートで完全に又は部分的に四級化されている。脂肪酸は、約35〜55%飽和のC18鎖、15〜25%モノ不飽和C18鎖からなる鎖長分布を有し、ヨウ素価が約40である。Stepanから入手可能な材料。
1:1.5〜1:2のモル比範囲での、メチルジエタノールアミンと脂肪酸との反応生成物であり、塩化メチルで完全に又は部分的に四級化されている。脂肪酸は、約35〜55%飽和のC18鎖、10〜25%モノ不飽和C18鎖からなる鎖長分布を有し、ヨウ素価が約56である。Evonikから入手可能な材料。
エタノール又はイソプロパノールなどの低分子量アルコール。
元Appleton Papers,Inc.から入手可能な香料マイクロカプセル。
ジエチレントリアミン五酢酸又はヒドロキシルエチリデン−1.1−ジホスホン酸。
商品名ProxelとしてLonzaから入手可能な1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オン(BIT)。
商品名DC2310としてDow Corning(登録商標)から入手可能なシリコーン消泡剤。
ポリマー1は表1から選択され、ポリマー2は表2から選択される。
商品名Bardac(登録商標)2280としてジデシルジメチルアンモニウムクロリド、又は商品名Arquad(登録商標)HTL8−MSとしてAkzo Nobelから入手可能な水素添加タローアルキル(2−エチルヘキシル)ジメチルアンモニウムメチルサルフェート。
商品名Lutensol(登録商標)XL−70としてBASFから入手可能な非イオン性界面活性剤。
TWEEN 20(商標)又はLutensol AT25(平均エトキシル化度が25のタローエトキシル化アルコール、BASFから販売)などの非イオン性界面活性剤。
商品名DC346(登録商標)としてDow Corningから入手可能なポリジメチルシロキサンエマルジョン。
1:1.5〜1:2のモル比範囲での、メチルジイソプロパノールアミンと脂肪酸との反応生成物であり、ジメチルサルフェートで完全に又は部分的に四級化されている。脂肪酸は、10%未満飽和のC18鎖、約20〜30%のモノ不飽和C18鎖、約50〜70%のC16鎖からなる鎖長分布を有し、ヨウ素価が約35である。Evonikから入手可能な材料。
Lutensol AT80(平均エトキシル化度80のエトキシル化アルコール、BASFから販売)又はGenapol T680(平均エトキシル化度68のエトキシル化アルコール、Clariantから販売)などの非イオン性界面活性剤。
Berol R648(平均エトキシル化度15、Akzo Nobelから販売)又はVariquat K1215(平均エトキシル化度15、Evonikから販売)などのエトキシル化カチオン性界面活性剤。
BASFから市販されているRheovis CDE(登録商標)。
1:1.5〜1:2のモル比範囲での、メチルジイソプロパノールアミンと脂肪酸との反応生成物であり、ジメチルサルフェートで完全に又は部分的に四級化されている。脂肪酸は、約35〜55%飽和のC18鎖、10〜25%モノ不飽和C18鎖からなる鎖長分布を有し、ヨウ素価が約20である。Evonikから入手可能な材料。
配列番号1〜107のいずれかのヌクレアーゼ酵素の変異体
配列番号108〜110のいずれかのガラクタナーゼ酵素の変異体
配列番号111〜115のいずれかのマンナナーゼ酵素の変異体
本明細書で開示する寸法及び値は、列挙された正確な数値に厳密に限られるとして理解されるべきではない。その代わりに、特に指示がない限り、こうした寸法はそれぞれ、列挙された値とその値を囲む機能的に同等な範囲との両方を意味することが意図されている。例えば、「40mm」として開示される寸法は、「約40mm」を意味するものとする。

Claims (11)

  1. 布地柔軟剤組成物であって、(i)2〜50重量%の、以下の式を有する第四級アンモニウムエステル化合物を含む布地柔軟剤化合物であって、
    {R (4−m)−N−[X−Y−R}A
    式中、
    mは、1、2又は3であり、ただし、各mの値は同一であり、
    各Rは、独立して、ヒドロカルビル基又は分枝状ヒドロカルビル基であり、好ましくは、Rは直鎖状であり、より好ましくは、Rは、部分不飽和直鎖状アルキル鎖であり、
    各Rは、独立して、C〜Cアルキル基又はヒドロキシアルキル基であり、好ましくは、Rは、メチル、エチル、プロピル、ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシプロピル、1−メチル−2−ヒドロキシエチル、ポリ(Cアルコキシ)、ポリエトキシ、ベンジルから選択され、
    各Xは、独立して、(CH)n、CH−CH(CH)−又はCH−(CH)−CH−であり、
    各nは、独立して、1、2、3又は4であり、好ましくは、各nは2であり、
    各Yは、独立して、−O−(O)C−又は−C(O)−O−であり、
    A−は、独立して、塩化物、硫酸メチル、及び硫酸エチルからなる群から選択され、好ましくは、A−は、塩化物及び硫酸メチルからなる群から選択され、
    ただし、Yが−O−(O)C−であるとき、各Rにおける炭素数が13〜21個、好ましくは13〜1個である、布地柔軟剤化合物と、(ii)汚れ弱化酵素であって、
    (a)配列番号1〜107のいずれかに示されるアミノ酸配列と少なくとも60%、又は少なくとも80%、又は少なくとも90%、又は少なくとも95%の同一性を有するヌクレアーゼ酵素、
    (b)配列番号108、配列番号109、及び配列番号110のいずれかに示されるアミノ酸配列と少なくとも60%、又は少なくとも80%、又は少なくとも90%、又は少なくとも95%の同一性を有するガラクタナーゼ酵素、及び
    (c)配列番号111、配列番号113、配列番号114、及び配列番号115のいずれかに示されるアミノ酸配列と少なくとも60%、又は少なくとも80%、又は少なくとも90%、又は少なくとも95%の配列同一性を有するマンナナーゼ酵素、及び配列番号112に示されるアミノ酸配列と少なくとも81%の配列同一性を有する配列、並びに(d)これらの混合物から選択される、汚れ弱化酵素と、を含む、布地柔軟剤組成物。
  2. 前記酵素がヌクレアーゼ酵素を含む、請求項1に記載の布地柔軟剤組成物。
  3. 前記酵素が、微生物の酵素、好ましくは細菌の酵素である、請求項1又は2に記載の布地柔軟剤組成物。
  4. 前記酵素が、バチルス種、例えば、バチルス リケニフォルミス(Bacillus licheniformis)、バチルス サブティリス(Bacillus subtilis)、バチルス sp−62451、バチルス ホリコシー(Bacillus horikoshii)、バチルス sp−62520、バチルス sp−16840、バチルス sp−62668、バチルス sp−13395、バチルス ホルネキアエ(Bacillus horneckiae)、バチルス sp−11238、バチルス シビ(Bacillus cibi)、バチルス sp−18318、バチルス イドリエンシス(Bacillus idriensis)、バチルス アルギコーラ(Bacillus algicola)、バチルス ビエトナメンシス(Bacillus vietnamensis)、バチルス ヒュワジンポエンシス(Bacillus hwajinpoensis)、バチルス インディカス(Bacillus indicus)、バチルス マリスフラビ(Bacillus marisflavi)、バチルス ルシフェレンシス(Bacillus luciferensis)、バチルス sp.SA2−6、バチルス sp−62738、バチルス プミラス(Bacillus pumilus)、バチルス sp−62490、バチルス sp−13390、バチルス sp−62738、バチルス sp−62599、バチラス アキバイ(Bacillus akibai)から得ることができるヌクレアーゼ酵素又はその変異体、細菌ヌクレアーゼを含む、請求項3に記載の布地柔軟剤組成物。
  5. 配列番号108、配列番号109、又は配列番号110に示されるアミノ酸配列と少なくとも60%、又は少なくとも80%、又は少なくとも90%、又は少なくとも95%の同一性を有するガラクタナーゼ酵素を含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載の布地柔軟剤組成物。
  6. 前記酵素が、配列番号111、又は配列番号113、又は配列番号114、又は配列番号115と少なくとも60%の配列同一性を有するマンナナーゼ酵素を含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載の布地柔軟剤組成物。
  7. 前記酵素が、配列番号112と少なくとも81%の配列同一性を有するマンナナーゼ酵素を含む、請求項1〜6のいずれか一項に記載の布地柔軟剤組成物。
  8. 布地を処理する方法であって、(i)洗濯工程において、0.1g/L〜5g/Lの界面活性剤を含み、好ましくはアニオン性及び/又は非イオン性界面活性剤を含む、水性洗浄液で布地を処理する工程と、(ii)任意に、布地を水で1回又は2回以上すすぐ工程と、(iii)すすぎ処理工程において、バイオフィルム汚れ弱化酵素及び第四級アンモニウムエステル布地柔軟剤化合物を含む水性すすぎ液で布地を処理する工程と、(iv)布地を乾燥させる工程と、を含む、方法。
  9. すすぎ処理工程(iii)から得られた前記布地が、工程(iii)の後で乾燥され、工程(iii)と工程(iv)との間にすすぎ工程がない、請求項8に記載の方法。
  10. 工程(i)と工程(iii)との間にすすぎ工程がない、請求項8又は9に記載の方法。
  11. 前記すすぎ処理工程(iii)において、前記水性すすぎ液が、請求項1〜7のいずれか一項に記載の組成物を水に添加することによって形成される、請求項8〜10のいずれか一項に記載の方法。
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