JP2020511352A - 改良されたステアリング機構を有する、2つのフロントステアリングホイールを備えたモータビークル - Google Patents

改良されたステアリング機構を有する、2つのフロントステアリングホイールを備えたモータビークル Download PDF

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Abstract

モータビークル(4)は、少なくとも一つのリアホイール(8)と、少なくとも2つのフロントホイール(12,16)と、ハンドルバー(20)を有する。フロントホイール(12,16)は、横ステアリング角(a1,a2)に沿って横ステアリング軸(L1,L2)を中心に回転可能である。ハンドルバー(20)は、中央ステアリング軸(C)を定義するコラム(32)を中心に、中央ステアリング角(β)に沿って回転可能である。フロントステアリングホイール(12,16)は、トランスミッション手段(36)によって、ハンドルバー(20)に連結されている。トランスミッション手段(36)は、横ヒンジ(52,56)で、二つの横ステアリングサポート(44,48)にピボットされたステアリングバー(49)を有する。横ステアリングサポート(44,48)は、対応するフロントホイール(12,16)に連結されている。トランスミッション手段(36)は、ステアリングバー(40)の中心線(M−M)をステアリングコラム(32)に、中央ステアリング軸(C)を中心に回転可能に連結する、少なくとも一つの第1の連結ロッド(60)を有する。第1の連結ロッド(60)は、ハンドルバーと一体に回転する第1のピボットヒンジ(64)を介して旋回軸(B−B)を中心に旋回可能に連結されている。旋回軸は、中央ステアリング軸(C)に垂直な平面上に位置し、中央ステアリング軸(C)とは交差していない。トランスミッション手段(36)は、ステアリング手段(40)と第1旋回ヒンジ(64)との間に回転と相互移動を許容するように、連結方向(T−T)に沿って第1連結ロッド(60)とステアリングバー(40)の間に相対回転移動手段(68)を有する。

Description

本発明は、改良されたステアリング機構を有する、2つのフロントステアリングホイールを備えたモータビークル(自動車両)に関する。
2つのフロントステアリングとローリング又はチルティング(傾斜)ホイールを有するモータビークルが知られている。このモータビークルは、フロントシャーシにローリング運動機構(一般には、関節接合された四辺形構造)を有する。これにより、曲線路では傾斜し、フロントステアリングホイールを地面に確実に支持させることができる。
これらチルティングとステアリングの動作が組み合わされることにより、ステアリング機構が非常に複雑になる。実際、ホイールとフレームのあらゆる揺れ条件やローリング条件に対して、フロントホイールのステアリングを修正する必要がある。そのため、あらゆるドライブコンディションにおいてステアリングを修正できるように、上述の運動学液機構を構成する種々のロッドの回転を保証するステアリングジョイントの構造が必要になる。
したがって、長い一連のコンポーネントと相対的な誤差が発生し、これにより、特にローリングと揺れが組み合わされた条件では、ステアリング動作に問題を伴う。ホイールがスライドすることにより、例えば外側に開いたこぶが存在すると、ホイールは予想外の方向に進み、それに応じてハンドルバーには力が作用することを意味する。
したがって、2つのフロントステアリングホイールを有するモータビークルのために改良され且つ長時間に亘って精確で信頼性のある運転を保証するステアリング機構を提供することが要求されている。
そのような要求は、請求項1に係るモータビークルによって得られる。
本発明の好ましい実施形態に係る以下の説明から、本発明の更なる特徴と関連する利点がさらに明らかになる。
図1は、本発明の実施形態に係るモータビークルの斜視図を示す。 図2は、図1のII方向から見た拡大詳細図を示す。 図3は、異なる角度から見た、図1のモータビークルの斜視図を示す。 図3のIV方向から見た拡大詳細図を示す。 図5は、本発明に係るモータビークルのフロントフレームの前方斜視図を示す。 図6は、内部のコンポーネントが見えるようにホイールを取り除いた、図5のフロントフレームを示す。 図7は、ホイールの無い、本発明に係るモータビークルのフロントフレームの斜視図を示す。 図8は、図7におけるフロントフレームの、中心面に沿った断面図を示す。 図9は、図7に矢印IXで示す側から図7のフロントフレームを見た側面図を示す。 図10は、図7に矢印Xで示す側から図7のフロントフレームを見た背面図を示す。 図11は、本発明の別の実施形態に係るモータビークルのフロントフレームの斜視図を示す。 図12は、追加のホイールを有する、図11のモータビークルのフロントフレームの図を示す。 図12に矢印XIIIで示す側から図12のモータビークルのフロントホイールを見た側面図を示す。 図14は、図11に矢印XIVで示す側から図11のモータビークルのフロントフレームを見た側面図を示す。 図15は、図14の断面XV−XVに沿った、図14のフロントホイールの断面図を示す。
以下に説明する実施例に共通する要素は同じ参照符号で示す。
図面を参照すると、符号4は、大略、本発明に係るモータビークルの全体図を示す。
モータビークル4は、少なくとも一つのリアホイール8と、ハンドルバー20に運動学的に連結された少なくとも2つのフロントステアリングホイール12,16を有する。
モータビークル4はフレーム24を有する。フレーム24は、フロントステアリングホイール12,16を有するフロントシャーシ26と、リアホイール8を支持するリアスイング(揺)アーム(図示せず)を有するリアアクスル(車軸)28を有する。
リアスイングアーム24とフレーム24は共に、任意の形状と大きさを有し、例えば格子型、箱型、金型鋳造品等であってもよい。
フレーム24は、一体型であってもよいし、複数の部分で構成してもよい。典型的には、リアスイングアーム30に接続するフレーム24の一部は、ドライバシート及び/又は同乗者シートを支持する。リアスイングアーム30は、少なくとも一つのヒンジピンに関して、モータビークル4のフレーム24の上記部分にヒンジ結合してもよい。スイングアームとフレーム24の連結は、直接行ってもよいし、直的ヒンジで行ってもよいし、又は、クランク機構及び/又は中間フレームを介在して行ってもよい。
フロントフレーム26に関して、フロントステアリングホイール12,16は、横ステアリング軸L1,L2を中心に横ステアリング角α1、α2に従って回転可能である。
ハンドルバー20は、中央ステアリング軸Cを中心に、中央ステアリング角度βに従って回転可能である。
フロントステアリングホイール12,16は、トランスミッション手段36によって、ハンドルバー20に運動学的に連結されている。トランスミッション手段36は、横ステアリング角α1、α2と中央ステアリング角βの間の比によって定義されるトランスミッション比Tを形成する。
トランスミッション手段36は、ステアリングバー40を有する。ステアリングバー40は、ハンドルバー20に運動学的に連結されており、フロントステアリングホイール12,16を直接連結する。
実施形態によれば、トランスミッション手段36は、2つの横ステアリングサポート44,48を有する。これら横ステアリングサポート44,48はそれぞれ、対応するフロントホイール12,16に運動学的に連結されており、そこでは、ステアリングバー40が横ヒンジ52,56で横ステアリングサポート44,48に旋回可能に連結されている。
横ステアリングサポート44,48は、横ステアリング軸L1,L2を定義するヒンジを有する。
トランスミッション手段36は少なくとも第1の連結ロッド60を有する。第1の連結ロッド60は、ステアリングバー40の中央線Mをステアリングコラム32に、中央ステアリング軸Cを中心に回転自在に連結する。
第1の連結ロッド60は、中央ステアリング軸Cに垂直な平面上にある旋回軸B−Bを中心にハンドルバー20と一体的に回転する第1のピボットヒンジ64を介してヒンジされている。
換言すれば、第1の旋回ヒンジ64は、一定の位置に無く、中央ステアリング軸Cを中心に中央ステアリング角βだけステアリングコラム32と共に回転する。
実施形態によれば、第1のピボットヒンジ64は、中央ステアリング軸Cに垂直な平面上に位置し且つ中央ステアリング軸Cから所定ピッチだけ離れて交差しない旋回軸B−Bを定義するような形状をしている。
さらなる実施形態によれば、第1のピボットヒンジ64は、中央ステアリング軸Cに垂直な平面上に位置し且つ中央ステアリング軸Cに交差する旋回軸B−Bを定義するような形状を有する。
トランスミッション手段36は、ステアリングバー40と第1のピボットヒンジ64との間で回転と相互移動できるように、第1の連結ロッド60とステアリングバー40との間に、連結方向T−Tに沿って、相対回転移動手段68を有する。
例えば、回転移動手段68は円筒ヒンジ72を有する。円筒ヒンジ72は円筒端部74を有する。円筒端部は、第1の連結ロッド60に一体化されており、連結方向T−Tに沿って傾斜した状態で、対応する形状の円筒キャビティ76に挿入されて回転移動可能に連結されている。
例えば、円筒キャビティ76は、ステアリングバー40にヒンジ結合されたブッシング78内に形成されている。
実施形態において、円筒ヒンジ72には、円筒端部74と円筒キャビティ76との間の回転移動を促進するように構成されたベアリング80が設けられている。
例えば、そのようなベアリング80は、低摩擦係数のローラ及び/又はブッシュを有する。
特に、円筒ヒンジ72は、ステアリングバー40と第1の連結ロッド60との間で、係合方向T−Tに平行な移動と、連結方向T−Tを中心とする回転を許可するものでなければならない。このような2つの自由度を有する運動学的連結は、円筒端部74と円筒キャビティ76との間の連結によって得られ、その円筒形状により、相対的回転が可能である。また、摺動により、それら2つの部品の間の相対的移動が可能となる。相対的な摺動および移動の量は、ホイールのステアリング構造、ローリング構造、及び揺れ構造に依存する。
ブッシング78は、ステアリングバー40に垂直な中央ヒンジ軸X−Xに沿ったステアリングバー40の中心線Mに対してヒンジされている。
中央ステアリング軸X−Xは横ヒンジ軸Y−Yに平行である。横ヒンジ軸Y−Yは、ステアリングバー40を横ステアリングサポート44,48に連結する横回転ヒンジ84によって定義される。
好ましくは、回転移動手段68は、連結方向T−Tが中央ヒンジ軸X−Xとの間に15度から90度の連結角88を形成するように、形作られている。その角度範囲にの両端の値は含まれる。
実施形態によれば、連結角は15度と35度の間である。好ましくは、連結角88は25度に等しい。
特に、これらの角度の値により、例えば円筒端部74と円筒キャビティ76との間の回転移動手段68の相対移動が数ミリメートルのオーダーに収まる。これにより、従来の方法に比べて、摩耗が著しく減少する。
ブッシング78は、ステアリングバー40を横断するように該ステアリングバー40の中心線Mに形成された分岐部92に挿入されている。
別の実施形態において、回転移動手段68は第2の連結ロッド96を有する。第2の連結ロッド96は第1の端部98と第2の端部104を有する。第1の端部98は、第1のピボットヒンジ64に平行な第2のピボットヒンジ100によって、第1の連結ロッド60にヒンジされている。第2の端部104は、ステアリングバー40にヒンジされたブッシング78にヒンジされている。
一つの実施形態において、フロントステアリングホイール12,16とハンドルバー20の間のトランスミッション比Tは、ハンドルバー20の中央ステアリング角βが変化すると、変化する。
一つの実施形態において、トランスミッション比Tは、ステアリング角βがゼロのとき、ハンドルバー20の中央位置近傍で最大となり、前記中央位置に対するハンドルバー20の回転が大きくなるにしたがって減少する。
可能性のある一つの実施形態によれば、トランスミッション比Tは、40度よりも大きな中央ステアリング角βの場合、実質的に一定である。一つの実施形態によれば、横ステアリングサポート44,48は、互いに等しい横ステアリングアーム108,110を形成する。ここで、ステアリングバー40は、横ステアリングアーム108,110に対して、より小さな長さの中央ステアリングアーム112を受けるような形状を有する。
横ステアリングアーム108,110は、横ステアリング軸L1,L2の間の距離及び対応する横ヒンジ52,56の間の距離だけ離れている。一方、中央ステアリングアーム112は、回転移動手段68と中央ステアリング軸Cとの間の距離だけ離れている。この距離は、中央ステアリング軸に垂直な突出面上で測定した値である。
好ましくは、まっすぐなフロントステアリングホイール12,16の構造に関して、横ステアリングアーム108,110は中央ステアリングアーム112よりも大きい。
これにより、トランスミッション比Tは、中央ステアリング角βがゼロの場合、ハンドルバー20の中央位置近傍で最大となり、中央位置に対するハンドルバー20の回転が大きくなるにしたがって、小さくなる。
上述のように、モータビークル4は、傾斜しており、フロントシャーシ26に関節接合された四辺形構造を有する。この四辺形構造は、一対の上下横部材117,118を有する。上下横部材117,118は、互いに平行な横ローリング軸Y−Yを形成する横ローリングヒンジ122によって、縦部材119,120でそれぞれの端部に連結されている。
上下横部材117,118は、互いに平行な中央ローリング軸W−Wを形成する中央ローリングヒンジ124によって、フレーム24の中央線でヒンジされている。
好ましくは、横ローリング軸Y−Yと中央ローリング軸W−Wは互いに平行である。
図面から分かるように、本発明により、従来の問題が解消される。
特に、本発明により、長期間に亘って正確で且つ信頼性のある運転性能を有するステアリング用運動学的機構が得られる。
実際、上述の構成により、回転移動手段によって、正確にホイールを駆動できるとともに、大きなスライドが無くなる。
これにより、ステアリング機構の摩耗が減少する。
また、本発明により、球形連結の使用が無くなる又はその使用が制限され、ステアリング性が実際の部品形状に左右されなくなる。
さらに、本発明により、ホイールのスライドが制限される。すなわち、ステアリングによって与えられる理論上のステアリングと個々のホイールの実際のステアリングとの間の差が減少する。
さらにまた、本発明により、ステアリング、ローリング、及びサスペンションの圧縮動作と、それに起因するホイールとが最大限に分離される。
そのために、ステアリングバーは、一つの部材からなり、ステアリングホイールの近くの横端部から吊り下げられる。ビークルの垂直中央面に対するその運動は、第1と第2の連結ロッドを用いて、又は、スライド部材を有する円筒ヒンジ等の、第1連結ロッドと回転移動手段を用いて、達成される。
換言すると、第1の形態では、一定の長さを有する2つのセグメント(連結ロッド)が使用される。これらのセグメントは、一定の長さを有し、2つの可変角度(一つは、ステアリングコラムの連結に関し、他方はセグメント間に含まれるものである。)を有する。第2の形態では、可変長さを有する一つのセグメントだけが使用され(すなわち、円筒端部でスライドする)、それは可変角度によってステアリングコラムに連結される。
上述のように、ステアリング比を「1」に近づける運動学的機構を用いてステアリング比を変え、これにより、ゼロ近くの柔らかな運動学的機構に剛性を与えることができる。
特に、ダウンステアリングの場合、Uターンする際にハンドルバーを大きく回転することをなくすことが重要である。これは、人間工学的には好ましいことではなく、ビークルのコーティング/フェアリングに制約を課すものである。
動作上、ダウンステアリングの際にモータビークルの著しく改善された敏捷性を経験することが確認されており、ドライバはハンドルバーをホイールの回転角度と同じ角度にする必要が無くなる。
したがって、本発明によれば、高価で複雑な機構を用いることなく、ハンドルバーのステアリング比を自動的に且つ効率的に変えることができる。
本発明はまた、モータビークルのフロントフレームの重量化を防止する。
可変式ダウンステアリングによって、ハンドルバーを軽量化し、ステアリング角が大きくなるにしたがってステアリング比が「1」に近づく。
このようにステアリング比がゼロに近づくと、すなわち、ホイールが実質的にまっすぐなると、ステアリングホイールが軽くなり、それにより、ハンドルバーに大きな力を加える必要が無くなるので、回転な操作性が得られる。
さらに、中心位置に対するハンドルバーの角度が著しく大きくなると、ステアリング比の変化によってダウンステアリングが減少し、ハンドルバーとシャーシ部品及び/又はビークル構造体との緩衝が無くなる。
換言すると、ステアリング比が変化することによって、快適なステアリング操作が得られ、大きさに起因する問題が解消される。
また、ステアリング角が大きくなると、ダウンステアリングが自動的に減少するため、ステアリングが硬くなる。このように、カーブに入ると、ステアリングの感度と硬さが必要に応じて大きくなる。
本発明に係るモータビークルにより、ステアリング装置のコスト・重量・寸法を大きくすることなく、快適性とドライブ性が良くなる。
当業者は、特定の要求やその時々の要求に答えるために、上述した装置に変更や調整を加えることができ、そのような変更や調整は本発明の範囲に属するものである。

Claims (19)

  1. 少なくとも一つのリアホイール(8)、少なくとも2つのフロントステアリングホイール(12,16)、及びハンドルバー(20)を備えており、
    前記フロントホイール(12,16)は、横ステアリング軸(L1,L2)を中心として横ステアリング角(a1、a2)の回転が可能であり、
    前記ハンドルバー(20)は、中央ステアリング軸(C)を定義するコラム(32)を中心として中央ステアリング角(β)の回転が可能であり、
    前記フロントステアリングホイール(12,16)は、トランスミッション手段(36)によって前記ハンドルバー(20)に運動学的に連結されており、
    前記トランスミッション手段(36)は、横ヒンジ(52,56)で、対応するフロントホイール(12,16)に運動学的に連結された2つの横ステアリングサポート(44,48)に対して旋回するステアリングバー(40)を有し、
    前記トランスミッション手段(36)はさらに、
    前記コラム(32)に関連付けられた第1の旋回ヒンジ(64)と、
    前記少なくとも一つのステアリングバー(40)に関連付けられた前記第1の旋回ヒンジ(64)に垂直な第2の旋回ヒンジ(78)と、
    前記第1の旋回ヒンジ(64)と前記第2の旋回ヒンジ(78)との間に配置された円筒ヒンジ(72)とを備えており、
    前記トランスミッション手段(36)により、前記少なくとも一つのステアリングバー(40)と前記第1のヒンジ(64)との間に、回転と相互移動を許可する、モータビークル(4)。
  2. 前記ステアリングバー(40)の中心線(M−M)を前記ステアリングコラム(32)に前記中央ステアリング軸(C)を中心に回転可能に連結する少なくとも第1の連結ロッド(60)を備えており、
    前記第1の連結ロッド(60)は、前記第1の旋回ヒンジ(64)を介して、前記中央ステアリング軸(C)に垂直な平面上にある旋回軸(B−B)を中心に前記ハンドルバーと一体に回転するようにヒンジされている、請求項1のモータビークル(4)。
  3. 前記円筒ヒンジ(72)は円筒端部(74)を有し、
    前記円筒端部は、前記第1の連結ロッド(60)に一体化されて、対応する形状の円筒キャビティ(76)に回転移動連結によって挿入されており、
    前記円筒キャビティ(76)は、連結方向(T−T)に傾斜しており、前記ステアリングバー(40)にヒンジされたブッシング(78)内に形成されている、請求項2のモータビークル(4)。
  4. 前記円筒ヒンジ(72)は、前記円筒端部(74)と前記円筒キャビティ(76)との間の回転移動を促進するように構成されたベアリング(80)が設けられている、請求項3のモータビークル(4)。
  5. 前記ブッシング(78)は、前記ステアリングバー(40)に垂直な中央ヒンジ軸(X−X)に沿った前記ステアリングバー(40)の中心線(M−M)にヒンジされている、請求項3又は4のモータビークル(4)。
  6. 前記中央ステアリング軸(X−X)は、前記ステアリングバー(40)を前記横ステアリングサポート(44,48)に連結する横回転ヒンジ(84)によって形成された横ヒンジ軸(Y−Y,Y−Y)に平行である、請求項5のモータビークル(4)。
  7. 前記回転移動手段(68)は、前記連結方向(T−T)が前記中央ヒンジ軸(X−X)と共に15度から90度の間の連結角(88)を形成するように形作られている、請求項5又は6のモータビークル(4)。
  8. 前記連結角(88)が15度から35度である、請求項7のモータビークル。
  9. 前記連結角(88)が25度に等しい、請求項7又は8のモータビークル(4)。
  10. 前記ブッシング(78)が、前記ステアリングバー(40)と交差するように前記ステアリングバー(40)の中心線(M−M)に形成された分岐部(92)に挿入されている、請求項3〜9のいずれかのモータビークル(4)。
  11. 前記第1のピボットヒンジ(64)は、前記中央ステアリング軸(C)に垂直な平面上に位置し且つ前記中央ステアリング軸(C)から離れて交差しない旋回軸(B−B)を定義するように形作られている、請求項1〜10のいずれかのモータビークル(4)。
  12. 前記第1のピボットヒンジ(64)は、前記中央ステアリング軸(C)に垂直な平面上に位置し且つ前記中央ステアリング軸(C)に交差する旋回軸(B−B)を定義するように形作られている、請求項3〜10のいずれかのモータビークル(4)。
  13. 前記回転移動手段(68)は第2の連結ロッド(96)を有し、
    前記第2の連結ロッド(96)は、前記第1のピボットヒンジ(64)に平行な第2のピボットヒンジ(100)によって前記第1の連結ロッド(60)にヒンジされた第1の端部(98)と、前記ステアリングバー(40)にヒンジされたブッシング(78)にヒンジされた第2の端部(104)を有する、請求項1〜12のいずれかのモータビークル(4)。
  14. 前記横ステアリングサポート(44,48)は、互いに等しい横ステアリングアーム(108,110)を定義しており、
    前記ステアリングバー(40)は、前記横ステアリングアーム(108,110)よりも短い中央ステアリングアーム(112)を受けるような形状を有し、
    前記横ステアリングアーム(108,110)は、前記横ステアリング軸(L1,L2)と対応する横ヒンジ(52,56)との間の距離として定義されており、
    前記中央ステアリングアーム(112)は、前記回転移動手段(68)と前記中央ステアリング軸(C)との間の距離として定義されている、請求項1〜13のいずれかのモータビークル(4)。
  15. 前記横ステアリングアーム(108,110)は、フロントステアリングホイール(12,16)を真っ直ぐな状態に保持し、前記中央ステアリングアーム(112)よりも大きい、請求項14のモータビークル(4)。
  16. 前記中央の運動学的機構(62)は、前記中央ステアリング角(β)が変化すると、前記中央ステアリングアーム(112)の長さが変化するような形状を有する、請求項14又は15のモータビークル(4)。
  17. 前記モータビークル(4)は、前記フロントシャーシ(26)に、関節接合された四辺形構造を有し、
    前記四辺形構造は、互いに平行な横ローリング軸(Y−Y)を定義する横ローリングヒンジ(122)によって前記垂直部材(119,120)の端部に連結された一対の上部と下部の横部材(117,118)を有する、請求項1〜16のいずれかのモータビークル(4)。
  18. 前記上部と下部の横部材(117,118)は、互いに平行な中央ローリング軸(W−W)を形成する中央ローリングヒンジ(124)によって前記フレーム(24)の中心線でヒンジされている、請求項17のモータビークル(4)。
  19. 前記横ローリング軸(Y−Y)と前記中央ローリング軸(W−W)は互いに平行である、請求項1〜18のいずれかのモータビークル(4)。
JP2019548871A 2017-03-20 2018-03-19 改良されたステアリング機構を有する、2つのフロントステアリングホイールを備えたモータビークル Active JP7236387B2 (ja)

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