JP2020510033A - 化学組成物 - Google Patents

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Abstract

低分子量ヒアルロン酸画分および高分子量ヒアルロン酸画分を含む、縮れ防止ヘアケア組成物。

Description

本発明は、ヘアケア組成物、前記組成物を含むヘアケア用消費者製品、ヘアトリートメント、特に縮れ防止処理のためのそれらの使用、および毛の縮れを低減する方法に関する。
哺乳類および特にヒトの毛は、一般に3つの主要な構成要素で構成されている:キューティクル(外側の保護層)、コルテックス(毛の塊状コア)、およびメデュラ(太い毛、特に白い毛によく見られる中央の柔らかいタンパク質コア)。これらの構造の主な構成成分は、硫黄が豊富なタンパク質、脂質、水、メラニン、および微量元素である。
キューティクルはケラチンで構成され、通常、6〜8層の平坦に重なった細胞からなる。各細胞は複数の層を含有する。各キューティクル細胞の最上部の構造は、脂質層で覆われた薄いタンパク質膜、表皮またはf層、を含有する。この層の脂質は、繊維の表面に共有結合する。エピキューティクルは疎水性である。キューティクルの複雑な構造は、毛が膨らむにつれて滑ることを可能とし、f層はかなりの程度の耐水性を与える。毛を保護すること、および水分の流入と流出に対する耐性を持たせることが重要である。通常のキューティクルは滑らかな外観を有し、光の反射を可能にし、毛幹間の摩擦を制限する。これは、毛のつやおよび質感に主に関与する。キューティクルは、哺乳類の毛繊維のコルテックスを取り囲む化学的に耐性のある領域である。キューティクルは、環境、機械、化学、および熱源によって損傷を受ける可能性がある。特にブリーチまたはパーマ中の酸化による、f層の化学的除去は、最初の疎水性防御を排除し、毛をより多孔質および脆弱にする。キューティクルが損傷している場合、毛の引張特性にほとんど変化はないが、保護機能は低下する。
コルテックスは、毛のほとんどすべての機械的特性、特に強度と弾力性に貢献する。コルテックスは、ケラチン鎖を構成するプロトフィラメントを形成するためにペアになった400〜500のアミノ酸残基を含むケラチンフィラメントが豊富な、密に詰まった紡錘形の細胞からなる。これらは毛幹の長軸に平行に配向しており、高硫黄タンパク質の非晶質マトリックスに埋め込まれている。ケラチン鎖は、多数の硫黄含有システイン結合を有し、これは隣接する鎖間に強力なクロスリンクを作り出す。これらのいわゆるジスルフィド結合は、毛幹に形状、安定性、および弾力性を付与する上で重要であり、パーマまたはリラキシング(relaxing)のために使用されるような外用の酸化化学物質によってのみ破壊される。弱い水素結合は、ケラチンポリペプチド鎖をつなげる。これらの弱い結合は水で簡単に断たれ、カールした毛を一時的にまっすぐにする。強力なジスルフィド結合および弱い水素結合は、毛の健康にとって重要である。コルテックスはメラニン顆粒を含有し、これが繊維の色の原因となる。
メデュラは、より太く白い毛に存在する、柔らかいタンパク質性のコアである。ヒトにおける機能は知られていない。
ヘアケア組成物は何十年もの間、多くの異なる用途に使用されてきた。例えば、ヘアクレンジング組成物、ヘアコンディショニング組成物、およびヘアスタイリング組成物がある。知られているこれらの組成物の多くは水ベースの配合物である。
ヘアクレンジング組成物は、一般に毛から汚れを除去するのに効果的である。汚れは、頭皮からの自然な滲出物、環境因子、およびスタイリング製品を含む。汚れは、毛および頭皮を覆うか、またはこれらに堆積することがある。かかる汚れで覆われた毛は、典型的には、感触および外観が脂っこく、触ると重く、おそらく悪臭があり、一般に所望のスタイルを維持することができない。既知のクレンジング組成物は、典型的には、水と、石鹸または合成界面活性剤などの界面活性成分との組み合わせを含み、デンプンの非水性ブレンドも含み得る。水と界面活性剤との組み合わせは、毛および頭皮から汚れを乳化し、洗い流すことを可能とする。
クレンジング組成物はまた、水ですすぐ間に毛および頭皮に付着するコンディショニング剤を含んでもよい。かかるコンディショニング剤は、ポリマー、オイル、ワックス、タンパク質加水分解物、シリコーン、およびそれらの混合物および誘導体を含み得る。加えて、コンディショニング組成物は、クレンジング組成物とは別個の異なる製品であり得る。
当該技術分野で知られているコンディショニング組成物は、典型的には水ベースの配合物である。しかしながら、シリコーン;動物油、鉱物油または植物油;ワックス;ペトロラタム;およびグリースの少なくとも1つを含むコンディショニング組成物も知られている。水ベースのコンディショニング組成物は、典型的には、置換カチオンワックス、脂肪アルコール、カチオンポリマー、加水分解タンパク質およびそれらの誘導体、および香料を含む。かかるコンディショニング配合物は、処理した毛に櫛通りおよび扱いやすさを与え、それによりスタイリングプロセス中の破損を最小限にし、光沢があり、健康で、扱いやすい毛をもたらす。コンディショニング組成物は、毛に潤いを与えるのにも効果的である場合がある。後続の乾燥およびスタイリングプロセスは、空気乾燥または加熱を含む。
毛はしばしばダメージを引き起こす可能性のある多種多様な攻撃を受ける。これらは、シャンプー、すすぎ、乾燥、加熱、コーミング、スタイリング、パーマ、カラーリング、自然の力への曝露を含む。したがって、毛はしばしば、毛の表面の摩耗、および毛の自然の油およびその他の自然なコンディショニングおよび保湿する構成成分の除去により、乾燥した、ざらざらした、つやのない、または縮れた状態になる。さらに、毛は、毛を縮れた状態とし得る湿度の変化など、天候に関連した変化にさらされる。
特に、カールした毛は、高湿度条件または周囲湿度レベルの変化に曝露されると、縮れて、ボリュームが大幅に広がる傾向がある。毛の形状とボディのこれらの変化は、毛包への水の取り込みの増加に起因すると考えられている。
毛の縮れはさまざまな形態をとり得る。それは、視覚的に見ることができる繊維がバルクから離れるか、または所望のヘアスタイルパターンの整列から外れたときに発生する可能性がある。縮れは、湿度の変動および静電気の蓄積などの環境の変化により、および毛の繊維がずれたり絡み合ったりする可能性のある人の日常の通常の動きおよび活動の結果として生じる。
毛の繊維の配列も、毛の光沢のある外観に影響を与え得る。互いに平行に配置された毛の繊維は、光の最小散乱ならびに増加した鏡面反射を示す。毛の繊維によく付着し、隣接する繊維の間に橋を作ることができる材料は、かかる整列をもたらし、したがって、光沢のある毛の外観を改善する。
縮れは、しばしば、広がった手に負えない毛を生じさせ、ヘアスタイルを制御することを困難にする。よく揃えられた毛を望む消費者にとって、かかる広がった手に負えない毛は望ましくない。本明細書において使用される「縮れ制御」という用語は、毛の縮れを制御すること、すなわち、毛の縮れを低減すること、または毛が縮れるのを防ぐことを意味する。
毛の縮れを緩和するために、さまざまなアプローチが開発されてきた。これらは、一時的にストレートにするため熱処理、毛の永久的な再構築を目的とした反応性化学的アプローチ、および毛に重みを掛けるための油性リーブオン製品の適用が含まれます。
加熱された器具の使用は、毛幹内での分子の再配列を可能とする。毛線維のケラチンの構造は、毛の特徴的な構造を作り出すために結合に依存する。ケラチン繊維内の結合は、システイン結合、塩結合、および水素結合を含む。塩および水素結合は、毛の中の水の存在に影響される。これらの結合はシステイン結合よりもはるかに弱いため、ケラチン構造内での移動を可能とし、高湿度条件への曝露による毛の縮れを可能にさせる。縮れは、張力下でのスタイリング、たとえば、ブラシまたは櫛での引っ張りと組み合わせたブロードライヤーなどの熱器具の使用により、またはフラットまたはラウンドの加熱されたアイロンと組み合わせた張力スタイリングと組み合わせて一時的に軽減できることが知られている。湿気の存在ならびに熱および張力の影響により、弱い塩および水素結合の再配列が可能になり、一時的ではあるが、ストレートな毛のスタイルを新しくする。再スタイルプロセス中に新しいスタイルを維持する何らかの手段が存在しない限り、典型的に、毛の元の構成へ戻る。
反応性化学物質の使用は、永続的な縮れ低減の利点を提供する。しかしながら、反応性化学の方法および組成物は、毛の構造に厳しいものであり、毛に割れまたは壊れを引き起こし得、毛の光沢を失わせ得る。反応化学法で使用される比較的過酷な化学物質による皮膚および/または眼の刺激も一般的である。
典型的に、リーブオンコンディショナータイプのヘアケア配合物は、より永続的な縮れ低減アプローチよりも利点を提供する。例えば、リーブオン配合物は、典型的に毛へのダメージが少ない。また、消費者はいつでも製品を使用し、1回の洗浄で毛から製品を洗い流すことができるため、リーブオン配合物はより便利である。別の利点は、縮れ防止の恩恵を最も必要とする毛の部分に製品を適用できることである。
ポリマー材料の使用は、ストレートな立体構造から毛の元の構成にすぐに戻ることを防ぐことができる。毛の動きを外部から制限し、ストレートな立体構造を強化するセメントまたは接着剤のような層で毛の表面を被覆する、既知のポリマー配合物、例えば固定ポリマーがある。ポリビニルピロリドンおよびその誘導体、またはアクリル酸ベースのポリマーおよびその誘導体は、固定ポリマーとして広く使用されてきた。これらのポリマー組成物は、湿気に耐えるように配合されているが、縮れの開始を防止するための吸水に対する十分な疎水性バリアを提供しない。
一般的に、ヘアコンディショニングの恩恵は、カチオン界面活性剤、カチオンポリマー、シリコーンコンディショニング剤、炭化水素および他の有機油、および脂肪アルコールなどの固体脂肪族などのヘアコンディショニング剤の使用により提供される。これらのコンディショニング剤は、当技術分野で周知である(例えば、シャンプー組成物におけるコンディショニング剤の使用を記載しているWO 97/35542、WO 97/35545、またはWO 97/35546を参照)。しかしながら、かかるコンディショニング剤は、毛の縮れを低減するために必要な大量での使用に関して、しばしば実用的ではない。毛をコーティングし、重みを掛けることで毛の縮れを制御するように働く大量のコンディショニング剤を使用すると、一般的に、毛の清潔さおよび毛の感触の知覚が悪くなり、例えば、毛および手に粘着性があり、汚い感じが残る。
シリコーン、例えば、ジメチコーンおよびシクロメチコーンなどの疎水化剤、またはフッ素ベースのポリマーは、毛の表面に疎水性バリアを提供することが知られている。それらの分子特性により、疎水化剤は毛に光沢、潤滑性、および耐水性も与える。しかしながら、シリコーンおよびフルオロポリマーは典型的に、本質的に油性であり、除去が困難であり、毛における蓄積に寄与し得る。さらに、シリコーンは潜在的な毒性および環境への悪影響について認識されている。
いくつかの異なる縮れ防止剤が先行技術に記載されている:
WO 01/91707およびUS 2001/0043912の両方は、選択されたジメチコンコポリオール縮れ制御剤、および/または選択されたPEG変性縮れ制御剤を、ポリシロキサン樹脂、脂質ビヒクル材料、およびカチオン界面活性剤ビヒクル材料と組み合わせて含む、良好なコンディショニング、光沢、毛の感触、および外観を維持しながら、縮れを制御するためのヘアケア組成物を記載する。
US 2002/0197227は、高湿度環境において天然にカールした毛のための、縮れ制御を提供し、ボリュームを維持するヘアケア組成物を記載する。これらの組成物は、高粘度の柔軟なポリジメチルシロキサンポリマーおよび、揮発性および不揮発性キャリア流体の混合物を含む。
US 2011/0265810は、揮発性炭化水素含有構成成分;不揮発性炭化水素含有構成成分;および油溶性ポリマー構成成分を含むヘアケア組成物に関する。前記組成物は、毛を水分吸収に対して実質的に耐性にするために、毛に疎水性バリアを形成するために使用される。
WO 2015/035164は、光沢、縮れ制御、および一時的なスタイリングの恩恵を提供するためのヘアケアおよびスタイリング組成物を記載する。前記ヘアトリートメント組成物は、水性担体または水と有機またはシリコーン担体との混合物中に粘弾性粒子を含む。
しかしながら、縮れ防止の恩恵を主張するほとんどの市販の組成物は満足のいくレベルで機能せず、消費者は、希望する外観を達成するためにナビゲートしなければならない長期にわたる性能、感触、および外観の間のトレードオフについて不満を述べている。
したがって、本発明の課題は、縮れ防止効果を提供すると同時に、毛を光沢があり、十分に保湿した状態に保つ、改善されたヘアケア組成物を提供することである。
この課題は、請求項1に記載のヘアケア組成物、請求項8に記載のヘアケア用消費者製品、請求項12に記載のヘアトリートメントのためのそれらの使用、および請求項13に記載の毛の縮れを低減する方法によって解決される。好ましい態様は、従属クレームの主題である。
第1の側面において、本発明は低分子量ヒアルロン酸画分および高分子量ヒアルロン酸画分を含むヘアケア組成物を提供する。前記低分子量ヒアルロン酸画分は、50kDa未満の重量平均分子量Mを有するヒアルロン酸またはその塩または誘導体を含む。前記高分子量ヒアルロン酸画分は、1MDaより大きい重量平均分子量Mを有するヒアルロン酸またはその塩または誘導体を含む。
重量平均分子量Mは、SEC-MALLS(サイズ排除クロマトグラフィーと多角度レーザー光散乱との組み合わせ)を使用するか、またはMark Houwink方程式により固有粘度を分子量に変換することで計算される。
低分子量ヒアルロン酸画分および高分子量ヒアルロン酸画分の両方は、好ましくは1〜2の分散度Dを有することが好ましく、Dは、方程式D=M/Mで定義され、式中M重量平均分子量であり、Mは数平均分子量である。
第2の側面において、本発明は、本発明のヘアケア組成物を含む、ヘアケア用消費者製品を提供する。
第3の側面において、本発明は、前記ヘアケア組成物または消費者製品のヘアトリートメントのための使用に関する。
第4の態様において、本発明は、本発明のヘアケア組成物または消費者製品の有効量を毛に提供することにより、毛の縮れを低減する方法を提供する。
驚くべきことに、本発明のヘアケア組成物の毛繊維への適用が、毛の表面のコーティングをもたらすことが見出された。より正確には、毛繊維の微細構造分析によって明らかにされたように、ヒアルロン酸はエピキューティクルの脂質層を覆う。この被覆は、機械的ストレスによるキューティクルの浮き上がりを防ぐ(以下の例5を参照)。それにより、毛の光沢が改善され、毛の破損および毛のもつれが減少する。
特に、異なるカールレベルを有する毛束におけるインビトロ研究により示されたように(例7を参照)、本発明の組成物は、著しい縮れ防止効果を有し、高湿度条件下においても、より長い間、毛をストレートに保つ。
さらに、エピキューティクルの脂質層、つまりf層が保護される。この層は、毛を保護し、水分の流入および流出を調節するのに重要である。したがって、本発明のヘアケア組成物は、水輸送シールドとして機能する。
全体として、本発明のヘアケア組成物は、毛の美しさを改善し、毛を健康に感じさせる。
本発明のヘアケア組成物は、低分子量ヒアルロン酸画分および高分子量ヒアルロン酸画分の両方を含む。
本明細書において使用される「毛」は、頭皮毛、顔面毛、および体毛、特にヒトの頭および頭皮上の毛を含む哺乳類の毛を意味する。
本明細書において使用される「ヒアルロン酸」は、特に明記しない限り、ヒアルロン酸自体、ならびにその塩または誘導体を含むことを意味する。略語「HA」は同じ意味で使用される。
本明細書において使用される「誘導体」は、これらに限定されないが、所定の化合物のアミド、エーテル、エステル、アミノ、カルボキシル、アセチル、酸、および/またはアルコール誘導体を含む。
本明細書において使用される「ポリマー」は、同じであっても異なっていてもよい2つ以上のモノマーの重合から形成される化学物質を意味する。本明細書において使用される用語「ポリマー」は、モノマーの重合によって作られたすべての材料、ならびに天然ポリマーを含むべきである。1種のモノマーのみから作られたポリマーは、ホモポリマーと呼ばれる。2種以上の異なるタイプのモノマーから作られたポリマーは、コポリマーと呼ばれる。異なるモノマーの分布は、統計的またはブロック単位である。特に明記しない限り、本明細書において使用される用語「ポリマー」は、ホモポリマーおよびコポリマーを含むあらゆるタイプのポリマーを含む。
用語「ヘアケア用消費者製品」は、シャンプー、スプレー、ローションなど、リーブオン製品およびウォッシュアウトの両方を含む。より詳細な例を以下に示す。
本明細書において使用する「化粧品として許容される」は、記載された組成物、配合物または構成成分が、過度の毒性、不適合性、不安定性、アレルギー反応などを伴わずにヒトのケラチン組織と接触する使用に適していることを意味する。ケラチン組織に直接適用する目的を有する本明細書に記載のすべての組成物は、化粧品として許容されるものに限定される。
特に明記しない限り、「%」で示される濃度は、本出願全体を通じて「重量%」を指す。
本発明のヘアケア組成物および消費者製品の効果を、いくつかのインビトロおよびインビボ研究で研究した(以下の例を参照)。これらの研究のいくつかは、熱機械的ストレスまたは高湿度の毛への適用を伴った。本発明のヘアケア組成物および消費者製品は、毛の光沢(+9.6%)および毛繊維の強度を改善し、脆い毛(−65%)およびキューティクルの浮き上がりを低減し、さらに水分を与え、およびアスペクト(縮れが少なく、ボリュームが多い)を著しく改善することが見出された。インビボ研究において、本発明のヘアケア組成物および消費者製品は、毛により多くのボリュームおよび柔らかさ、およびより均質な外観を提供することが実証された。
全体として、本発明のヘアケア組成物および消費者製品は、光沢、水分を与え、強度、ボリューム、柔らかさを増し、平らな面を避けることにより、毛をより美しくすることが見出された。特に、当該組成物および製品は、自然なボリュームの向上、縮れ防止の保護、機械的および熱的保護、ストレートにすること、毛の抵抗の増加、毛の光沢の強化、生物学的に毛に水分を与えること、および毛の柔らかさの増強を提供する。
本発明のヘアケア組成物の低分子量ヒアルロン酸画分は、50kDa未満の重量平均分子量Mを有するヒアルロン酸またはその塩または誘導体を含む。
好ましい態様において、低分子量ヒアルロン酸画分は、1〜50kDa、好ましくは10〜50kDa、最も好ましくは20〜50kDaの重量平均分子量Mを有するヒアルロン酸またはその塩または誘導体を含む。
本発明のヘアケア組成物の高分子量ヒアルロン酸画分は、好ましくは1〜2の分散度Dを有する、1MDaより大きい重量平均分子量Mを有するヒアルロン酸またはその塩または誘導体を含む。
好ましい態様において、高分子量ヒアルロン酸画分は、1〜20MDa、好ましくは1〜5MDa、最も好ましくは1〜2MDaの重量平均分子量Mを有するヒアルロン酸またはその塩または誘導体を含む。
好ましい態様において、本発明のヘアケア組成物は、50kDaより大きく、1MDa未満である重量平均分子量Mを有する、中分子量のヒアルロン酸またはその塩または誘導体を含まないか、実質的に含まない。
本発明のヘアケア組成物は、毛の処理のためにそのまま用いても、使用前に希釈してもよい。好ましくは、本発明のヘアケア組成物は、希釈および/または他の有効成分と混合し、使用前に消費者製品を形成することを意図する濃縮物である。
好ましい態様において、本発明のヘアケア組成物は、少なくとも0.1重量%の低分子量ヒアルロン酸画分、好ましくは1重量%〜10重量%、より好ましくは2重量%〜5重量%、最も好ましくは2.5重量%〜3重量%を含む。かかる組成物は、典型的には希釈および/または他の有効成分と混合し、使用前に消費者製品を形成する。
好ましい態様において、本発明のヘアケア組成物は、少なくとも0.1重量%の高分子量ヒアルロン酸画分、好ましくは0.1重量%〜5重量%、より好ましくは0.2重量%〜2重量%、最も好ましくは0.5重量%〜1重量%含む。かかる組成物は、典型的には希釈および/または他の有効成分と混合し、使用前に消費者製品を形成する。
好ましい態様において、低分子量ヒアルロン酸画分の高分子量ヒアルロン酸画分に対する重量比は、1:1〜10:1、好ましくは2:1〜6:1、より好ましくは3:1〜5:1である。
好ましい態様において、本発明のヘアケア組成物は、約2%〜5%のヒアルロン酸混合物、約2%までの80%酪酸、および約3%までのフェノキシエタノールを含み、ここで、ヒアルロン酸混合物は、約0.6%〜0.9%の高分子量ヒアルロン酸および約2.4%〜約2.7%の低分子量ヒアルロン酸を含む。特に好ましい態様において、それは約3.3%のヒアルロン酸混合物、約1%の80%酪酸、および約1.2%のフェノキシエタノールを含む。残りは好ましくは純水であるが、適切な添加剤および/または溶媒を含んでもよい。
好ましい態様において、本発明のヘアケア組成物は、カチオンコンディショナー、特にヒドロキシプロピルグアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリドをさらに含む。これは、毛への付着を改善する。適切な他のカチオンコンディショナーを使用することもできる。好ましくは、本発明のヘアケア組成物は、約0.01〜約0.5重量%のヒドロキシプロピルグアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリドを含む。
代替的に、ヒドロキシプロピルグアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリドまたは適切な他のカチオンコンディショナーを、本発明のヘアケア組成物または消費者製品に使用前に添加してもよい。
それ故に、他の側面において、本発明は、カチオンコンディショナーを、ヒアルロン酸を含有するヘアケア組成物または消費者製品、特に本発明のヘアケア組成物または消費者製品に添加する、毛へのヒアルロン酸の付着を改善する方法も提供する。好ましくは、ヒドロキシプロピルグアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリドを添加する。
特に好ましい例として、本発明の組成物は、例えば2.4〜2.7%の低分子量ヒアルロン酸画分、0.6〜0.8%の高分子量ヒアルロン酸画分、0.8%の乳酸(そのまま(neat))、および水(qsp 100)を含んでも良い。より好ましくは、組成物は、2.4〜2.7%の低分子量ヒアルロン酸画分、0.6〜0.8%の高分子量ヒアルロン酸画分、0.8%の乳酸(そのまま)、1.2%のフェノキシエタノール、および水(qsp100)を含有する。
最も好ましくは、すぐに使える消費者製品は、約1.5〜3%のかかるヘアケア組成物を含有するであろう。
本発明は、前記ヘアケア組成物を含む、ヘアケア用消費者製品をさらに提供する。
好ましくは、消費者製品は、少なくとも1重量%の本発明によるヘアケア組成物、好ましくは1重量%〜5重量%、最も好ましくは1.5重量%〜3.5重量%含む。
本発明の消費者製品は、典型的にヘアケアのために使用されるあらゆる製品であってよく、これらに限定されないが、シャンプー、コンディショナー、スプレー、トリートメント、マスク、強化剤、プレシャンプー、ローション、セラム、クリーム、フォーム、ムース、およびゲルを含む。特に好ましくは、消費者製品は、シャンプー、縮れ防止ヘアスプレー、美容ヘアマスク、ヘア光沢セラム、ヘアコンディショナー、ヘア強化剤プレシャンプー、またはヘア保護ローションである。
本発明による消費者製品は、担体、溶媒、界面活性剤、増粘剤、スタイリングポリマー、抗ふけ活性物質、抗菌材料、皮膚および頭皮活性物質、ビタミン、塩、緩衝液、育毛剤、コンディショニング材料、毛固定ポリマー、香料、着色料/着色剤、染料、顔料、乳白剤、真珠光沢補助剤、オイル、ワックス、防腐剤、感覚剤、日焼け止め剤、医薬剤、泡立ち防止剤、抗酸化剤、バインダー、生物学的添加剤、緩衝剤、増量剤、キレート剤、化学添加剤、フィルム形成剤または材料、pH調整剤、噴射剤、酸化剤、および還元剤からなる群から選択される1以上の材料をさらに含んでもよい。
すべての添加剤は、ヘアケア組成物または消費者製品の必須構成成分と物理的および化学的に適合しなければならず、その他の点では、安定性、美観または性能を過度に損なってはならない。最も重要なこととして、それらもまた、化粧品として許容されるものでなければならない。
ヘアケア製品は、典型的に、約20wt%〜約99wt%のレベルで存在する担体を含む。担体は、水、有機溶媒(水と混和性または非混和性)、シリコーン溶媒、および/またはそれらの混合物を含んでもよい。溶媒は皮膚科学的に許容されるものでなければならない。担体は、通常、約2重量%を超える不揮発性溶媒を含まない、これは濃度が著しく高いと、毛の重み掛けおよび油っぽい感触が増すためである。250℃以下の沸点を有する、水、有機およびシリコーン溶媒は、揮発性溶媒と見なされる。適切な担体は、典型的には、水、および1〜6個の炭素を有する一価アルコールなどの低級アルキルアルコール(例えば、エタノールおよび/またはイソプロパノール)の水溶液、およびグリコール、グリセリン、および他のジオールなどの多価アルコールを含む。
増粘剤として、ヘアケア組成物または消費者製品は、感触、使用中の特性および懸濁安定性を改善するために、レオロジー調整剤を含んでもよい。例えば、レオロジー特性は、組成物または製品がその保管および輸送中に均一のままであり、使用中に身体の他の領域、衣類または家庭用家具に不必要に垂れないように調整することができる。あらゆる適切なレオロジー調整剤を使用することができる。典型的には、約0.01〜約3wt%の増粘剤が含まれる。適切な増粘剤の例は、WO 2015/035164およびUS 2001/0043912に開示されており、この点での内容が、参照により本明細書に組み込まれる。
本発明の組成物および製品は、要望に応じて、あらゆる適切な任意成分をさらに含むこともできる。かかる任意成分は、組成物または製品の構成成分と物理的および化学的に適合しなければならず、その他の点では、安定性、美観または性能を過度に損なってはならない。The CTFA Cosmetic Ingredient Handbook, Tenth Edition(the Cosmetic, Toiletry, and Fragrance Association, Inc., Washington D.C.によって出版)(2004)は、本発明の組成物および製品に添加できる多種多様な非限定的な材料を記載する。
例えば、本発明の組成物および製品は、スタイリングポリマーを含むことができる。スタイリングポリマーは、アクリレートポリマーおよびそれらのエステル、メタクリレートポリマーおよびそれらのエステル、アクリレートコポリマーおよびそれらのエステル、メタクリレートコポリマーおよびそれらのエステル、ポリウレタンポリマーおよびコポリマー、ポリビニルピロリドン(PVP)、PVT−ポリ酢酸ビニルコポリマー、PVP−ポリビニルアルコールコポリマー、ポリエステル、および他のポリマーからなる群から選択してもよい。
本発明のヘアケア組成物および消費者製品は、感覚剤を含んでもよい。本明細書において用いられる、用語「感覚剤」は、皮膚に適用されると、例えばこれらに限定されないが、加熱、冷却、リフレッシュなどの条件の変化の知覚を引き起こす物質を指す。感覚剤は、好ましくは、消費者製品の約0.001〜約10wt%のレベルで用いられる。適切な感覚剤の例は、カンファー、メントール、L−イソプレゴール、エチルメンタンカルボキサミド、およびトリメチルイソプロピルブタンアミドを含む。
本発明のヘアケア組成物および消費者製品は、物理的および性能特性を改変する任意の構成成分も含んでもよい。かかる構成成分は、界面活性剤、塩、緩衝液、増粘剤、溶媒、乳白剤、真珠光沢助剤、防腐剤、香料、着色剤、染料、顔料、キレート剤、日焼け止め剤、ビタミン、および医薬剤を含む。本明細書において有用であるものの中にある任意の構成成分は、US 4,387,090に開示されており、この点での内容が、参照により本明細書に組み込まれる。
本発明の組成物および消費者製品はまた、抗菌活性を提供するためのふけ防止剤を任意に含んでもよい。ふけ防止剤は粒子状または可溶性であってもよい。好ましいふけ防止剤は、これらに限定されないが、硫黄、硫化セレン、およびピリジンチオンの重金属塩などの粒子状結晶ふけ防止剤を含む。特に好ましいのは、亜鉛ピリジンチオンである。ケトコナゾールなどの可溶性ふけ防止剤も当該技術分野において知られている。ふけ防止剤は、好ましくは約0.1〜4wt%の濃度で存在する。
本発明の組成物および消費者製品はまた、亜鉛ピリジンチオンなどの育毛剤を任意で含有してもよい。本発明の組成物および消費者製品はまた、毛の成長および喪失を調節するために有用な化合物を任意で含有してもよい。当該技術分野で知られているかかる化合物は、ルピナストリテルペンおよびその誘導体、オレアナントリテルペンおよびウルサントリテルペンの誘導体、ならびにそれらの塩および混合物、ミノキシジル(6−(1−ピペリジニル)−2,4−ピリミジンジアミン3−オキシド)、またはフィナステリドを含む。
本発明の組成物および消費者製品はまた、レオロジーを改変するために、塩および/または緩衝液を任意に含んでもよい。例えば、塩化カリウムおよび塩化ナトリウムなどの塩は、約0.001〜約1wt%のレベルで添加しても良い。クエン酸またはリン酸緩衝液などの緩衝液も使用してもよい。好ましくは、本消費者製品のpHを、約3〜約10、好ましくは約3〜約7のpHに改変する。
本発明の組成物および消費者製品はまた、追加のコンディショニングポリマー、特にカチオンコンディショニングポリマーを任意に含有してもよい。存在する場合、これらは、好ましくは約0.5〜約10wt%のレベルで用いられる。適切なカチオンコンディショニングポリマーは、例えば、US 2001/0043912に開示されており、この点に関する開示は参照により本明細書に組み込まれる。
多種多様な他の追加の構成成分を、本組成物および消費者製品に配合することができる。これらは以下を含む:加水分解コラーゲン、ビタミンE、パンテノール、パンテニルエチルエーテル、加水分解ケラチン、タンパク質、植物抽出物、栄養素などの他のコンディショニング剤;両性、非イオン、カチオン、およびアニオン固定ポリマー、およびシリコーングラフトコポリマーなどの毛固定ポリマー;ベンジルアルコール、メチルパラベン、プロピルパラベン、イミダゾリジニル尿素などの防腐剤;グルタミン酸、クエン酸、クエン酸ナトリウム、コハク酸、リン酸、乳酸、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウムなどのpH調整剤;酢酸カリウムおよび塩化ナトリウムなどの一般の塩;着色剤;過酸化水素、過ホウ酸塩、および過硫酸塩などの毛酸化(ブリーチ)剤;チオグリコレートなどの脱毛剤;香料;およびエチレンジアミン四酢酸二ナトリウムなどの金属イオン封鎖剤;サリチル酸オクチルなどの紫外線および赤外線遮蔽および吸収剤;およびこれらの混合物。
追加の任意成分は、これらに限定されないが、皮膚および頭皮の活性物質、オイル、ワックス、泡立ち防止剤、抗酸化剤、バインダー、生物学的添加剤、増量剤、キレート剤、化学添加剤、フィルム形成剤または材料、および噴射剤を含む。
本発明の消費者製品は、一般に、ヘアケアに典型的に使用されるあらゆる形態であってよい。特に、WO 2015/035164のセクションF、“Composition Form”(17〜19頁)に記載されるように提供することができ、この点に関する開示は参照により本明細書に組み込まれる。
本発明の消費者製品は、配合に応じて、濡れた毛または乾いた毛のいずれかに適用することができる。
本発明はまた、ヘアケア組成物または消費者製品のヘアトリートメントへの使用に関する。この目的のために、ヘアケア組成物または消費者製品は、濡れたまたは乾いた毛に適用してもよい。任意に、処方に応じて、適用の後に、例えば水で、毛をすすいでもよい。
本発明はさらに、上記のヘアケア組成物または消費者製品の有効量を毛に適用することにより、毛の縮れを低減する方法を提供する。
未処理の毛束の透過型電子顕微鏡画像である。 シャンプーAで処理した毛束の透過型電子顕微鏡画像である。 シャンプーCで処理した毛束の透過型電子顕微鏡画像である。 シャンプーAでの処理前後の毛束の走査電子顕微鏡画像である。 シャンプーBでの処理前後の毛束の走査電子顕微鏡画像である。 シャンプーCでの処理前後の毛束の走査電子顕微鏡画像である。 水、シャンプーA、BおよびCで処理した毛束の写真である。 シャンプーA、C、DおよびEで処理した毛束の写真である。 シャンプーA、C、FおよびGで処理した毛束の写真である。
本発明を以下の非限定的な実施例によってさらに説明する:
例1: 低および高分子量ヒアルロン酸の混合物を含むヘアケア組成物
基本的なヘアケア組成物を、以下の構成成分を混合することによって得た。
例2: シャンプー形態においてテストした製品
例1からの基本的なヘアケア組成物を、テストのために、シャンプーの形態の多くの製品に組み込んだ。
それぞれの配合された製品のINCI組成を以下に説明する:
シャンプーA(プラセボ): アクア/水、ラウレス硫酸ナトリウム、コカミドプロピルベタイン、塩化ナトリウム、フェノキシエタノール、ヒドロキシプロピルグアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド、香料、クエン酸、水酸化ナトリウム、ヘキシルシンナマル、ブチルフェニルメチルプロピオナール、シトロネロール、アルファイソメチルイオノン、ヒドロキシイソヘキシル3−シクロヘキセンカルボキサルデヒド。
シャンプーB(1.5%HA混合物およびグアー入り): アクア/水、ラウレス硫酸ナトリウム、コカミドプロピルベタイン、1.5%の例1からの組成物、塩化ナトリウム、フェノキシエタノール、ヒドロキシプロピルグアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド、香料、クエン酸、水酸化ナトリウム、ヘキシルシンナマル、ブチルフェニルメチルプロピオナール、シトロネロール、アルファイソメチルイオノン、ヒドロキシイソヘキシル3−シクロヘキセンカルボキサルデヒド。
シャンプーC(3%HA混合物およびグアー入り): アクア/水、ラウレス硫酸ナトリウム、コカミドプロピルベタイン、3%の例1からの組成物、塩化ナトリウム、フェノキシエタノール、ヒドロキシプロピルグアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド、香料、クエン酸、水酸化ナトリウム、ヘキシルシンナマル、ブチルフェニルメチルプロピオナール、シトロネロール、アルファイソメチルイオノン、ヒドロキシイソヘキシル3−シクロヘキセンカルボキサルデヒド。
シャンプーD(3%HA混合物入り、ただしグアーなし): アクア/水、ラウレス硫酸ナトリウム、コカミドプロピルベタイン、3%の例1からの組成物、塩化ナトリウム、フェノキシエタノール、香料、クエン酸、水酸化ナトリウム、ヘキシルシンナマル、ブチルフェニルメチルプロピオナール、シトロネロール、アルファイソメチルイオノン、ヒドロキシイソヘキシル3−シクロヘキセンカルボキサルデヒド。
シャンプーE(3%LMW HAおよびグアー入り): アクア/水、ラウレス硫酸ナトリウム、コカミドプロピルベタイン、低分子量ヒアルロン酸、塩化ナトリウム、フェノキシエタノール、ヒドロキシプロピルグアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド、香料、クエン酸、水酸化ナトリウム、ヘキシルシンナマル、ブチルフェニルメチルプロピオナール、シトロネロール、アルファイソメチルイオノン、ヒドロキシイソヘキシル3−シクロヘキセンカルボキサルデヒド。
シャンプーF(3%HMW HAおよびグアー入り): アクア/水、ラウレス硫酸ナトリウム、コカミドプロピルベタイン、高分子量ヒアルロン酸ナトリウム、塩化ナトリウム、フェノキシエタノール、ヒドロキシプロピルグアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド、香料、クエン酸、水酸化ナトリウム、ヘキシルシンナマル、ブチルフェニルメチルプロピオナール、シトロネロール、アルファイソメチルイオノン、ヒドロキシイソヘキシル3−シクロヘキセンカルボキサルデヒド。
シャンプーG(0.8%乳酸および0.2%グアー入り): アクア/水、ラウレス硫酸ナトリウム、コカミドプロピルベタイン、乳酸、塩化ナトリウム、フェノキシエタノール、ヒドロキシプロピルグアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド、香料、クエン酸、水酸化ナトリウム、ヘキシルシンナマル、ブチルフェニルメチルプロピオナール、シトロネロール、アルファイソメチルイオノン、ヒドロキシイソヘキシル3−シクロヘキセンカルボキサルデヒド。
すべてのシャンプーを50mlの瓶に入れて提供し、光を避けて周囲温度で保存した。これらのシャンプーを、さらなる例において説明する研究において使用した。
例3: スプレー形状においてテストした製品
例1からの基本的なヘアケア組成物を、テストのために、スプレー形態の多くの製品に組み込んだ。
それぞれの配合された製品のINCI組成を以下に説明する:
スプレーA(プラセボ): アクア/水、アルコール、フェノキシエタノール、香料、ブチルフェニルメチルプロピオナール、D−リモネン、アルファイソメチルイオノン、リナロール。
スプレーB(3%HA入り): アクア/水、アルコール、3%の例1からの組成物、フェノキシエタノール、香料、ブチルフェニルメチルプロピオナール、D−リモネン、アルファイソメチルイオノン、リナロール、水酸化ナトリウム。
製品を、光を避けて周囲温度で保存した。これらのヘアスプレーをさらなる例において説明する研究において使用した。
例4: 顕微鏡による毛繊維への製品堆積の評価
この研究のために、ヨーロッパ人の天然毛の3つの同一の束(全長51cm、重量:120g、色:ブロンド)を選択した。1つの束は未処理のままとし(比較例)、他の2つの束は、シャンプーA(比較例)およびシャンプーCでそれぞれ処理した。
未処理の毛束を水で洗い、ブルーアルシアンで染色した。
2つのシャンプー処理毛束は、200mlの水で15秒すすぎ、次いで、毛2gあたり0.5gのシャンプーを適用した。シャンプーを適用したら、毛束を2分間放置する前に穏やかなマッサージを行った。このように処理された毛束を、それぞれ200mlの水で15秒間、3回、十分にすすいだ。その後、毛束を紙で、これに続けて3分間ヘアドライヤーで乾燥した。
すべての毛束をブルーアルシアンで染色した。この染色技術を、固定化およびパラフィン包埋せずに、毛繊維サンプルに適合した。ブルーアルシアンは、グリコサミノグリカンおよびヒアルロン酸などの酸性多糖類の染色に使用される。この目的のために、1%のブルーアルシアンの溶液(American masterTech、ref KTABP2.5)を3%の酢酸で希釈した。この溶液で毛束を20分間染色し、そして蒸留水で数回すすいだ。
そして、3つのサンプルを光学顕微鏡および透過型電子顕微鏡で観察した。
光学顕微鏡下では、シャンプーCで処理したサンプルでのみ、ブルーアルシアン染色が強く見られた。したがって、シャンプーCに含まれるヒアルロン酸が、毛繊維表面に留まり、毛繊維の周りに一種のフィルムを形成したと結論付けられた。
透過型電子顕微鏡を使用して、超微細構造レベルで毛繊維を調査することができた。結果をそれぞれ図1(未処理)、図2(シャンプーA)、および図3(シャンプーC)に示す。
興味深いことに、シャンプーCで処理した毛は、サンプル調製プロセスに対してより耐性があることがわかった。特に、キューティクルはより厚く、少なくとも6層の平らな細胞を有していた。それとは対照的に、未処理およびプラセボ処理のサンプルでは、キューティクルはより薄く、細胞の層が2つしか有していなかった。また、キューティクルは、比較例に関して、しばしば破損していた。
例5: 光沢、脆性および顕微鏡研究
これらの研究のために、ヨーロッパ人の天然毛の61の同一の毛束(全長20cm、自由毛18cm、色:6/0)を選択した。1つの束は未処理のままとし(比較例)、各々20の毛束をシャンプーA(比較例)、シャンプーB、またはシャンプーCでそれぞれ処理した。
濡れた毛束に、毛2gあたり0.5mlのシャンプーを適用した。1分間穏やかなマッサージを行った後、毛束を30秒間、水で十分にすすいだ。
光沢
光沢を評価するために、非偏光写真を使用した。この技術は、再現可能な照明条件で、毛束の高解像度写真を得ることから成る。取得は、高解像度カメラで行った。使用したレンズは、フィルターを装備したNikkor 60 mmであった。照明は2つのフラッシュによって提供した。フラッシュヘッドには、偏光ゲル(HN32 Sarelec、フランス)を保持するためのフィルタースロットを取り付けた。非交差偏光写真を得るために、カメラフィルターを偏光位置に対して90°に切り替えた。評価を、モニターされた温度(21±1℃)および相対湿度(45±5%)下の暗い部屋において行った。写真を取得する前に、毛束を5回コーミングした。それらを、黒い背景のクリップに配置した。取得条件の良好な再現性を確保するために、クリップをSpincontrol「Visio-Face(R)」によって特別に開発された光学測定ベンチに固定した。
各毛束について、シャンプー適用の前後に非交差偏光写真の取得を行った。写真は彩度のカートグラフィに変換され(比色空間HSLの「S」軸)、これにより光沢の点で写真のコントラストを強調することができた。得られた彩度のカートグラフィは、0〜255のグレーレベルでコード化した。グレーレベルの強度を、彩度の各カートグラフィについて計算した。このパラメーターは、毛の光沢に直接相関関係がある。強度は単位なしで表す。
光沢研究の結果を下記表において比較する:
Shapiro-Wilk検定で分布の正規性を1%でチェックした後、5%のペアグループのスチューデントのt検定にしたがって結果を分析した。本発明のヒアルロン酸混合物を含有するシャンプー(すなわち、シャンプーBおよびC)では、プラセボのシャンプーAと比較して、毛の光沢の発現に有意な差が見られた。
脆性
脆性を評価するために、毛束の処理のために特別な装置を開発した。この装置には、円筒状の混合ブレードに取り付けられた2つのベントブラシが装備されている。回転数および速度(1分あたりの回転数:rpm)が調整可能である。本研究のために、装置を75rpmに設定した。同時に、回転中にブラシに対して毛が保持されるように置かれたブロードライヤーからの熱風に毛をさらした。
毛束を1時間処理し、これは、およそ9000回のブラシストロークに対応する。処理の後、それぞれの毛束を3つの部分に分け、5回別々にコーミングしました。各コーミングの後、脆い毛を集つめ、数えた。
脆性研究の結果を下記表において比較する:
Shapiro-Wilkによる分布の正規性を1%でチェックし、Fisher検定による分散の均一性を5%でチェックし、そして5%でのMann-Whitneyテストにしたがって結果を分析した。統計分析は、プラセボ群と比較して、本発明のシャンプー(すなわち、シャンプーのBおよびC)で処理された毛束のグループ間の脆い毛の数の有意差を示している。
顕微鏡研究
脆性研究のために上述したように回転ブラッシングおよび加熱処理を適用した後、毛の表面も高解像度画像を提供する走査電子顕微鏡法(SEM)によって研究した。この分析は、ZEISS DSM 982 GEMINI-Probe EDS NORANの走査電子顕微鏡を使用して行った。
毛束を、(a)シャンプーを行った後、処理前および(b)シャンプーを行った後、処理後に調査した。
顕微鏡研究の結果を、次の6つの図に示す:
これらの図は、キューティクルの浮き上がりによって具体化される毛繊維の変化を示し、これは考慮すべき最も関連するパラメーターである。顕微鏡画像は、上記のコーミング装置での処理が毛を変化させ、キューティクルの浮き上がりを引き起こすことを示す。この効果は、本質的にキューティクルの浮き上がりが観察されなかった本発明のシャンプー(すなわち、シャンプーのBおよびC)と比較して、プラセボシャンプーAに対してはるかに顕著である。
例6: 水分を与える研究
この研究のために、市販されている、ヒト由来のストレートで、天然の茶色い毛束を用いた、毛束の長さは15cmであった。
毛をそれぞれ10gの15の束に分け、別々に中性シャンプーで洗浄した。洗浄手順の後、束にタオルを軽くあて、そしてヘアドライヤーで乾燥した。その後、濡れた毛束に2mlのシャンプーを提供し、20秒間こすり、30秒間すすぐことにより、テストするシャンプーで処理した。シャンプー適用後、毛束をヘアドライヤーで乾燥した。
毛の水分含有量を、Tewameter TM 300(Courage + Khazaka、electronic GmbH)を使用して間接的に測定し、水分蒸発の密度勾配を測定した。毛からの水分損失を、1時間連続的に測定した。定量的評価のために、既知の量の水(0、10、50、100、200、400、および600μl)で検量線を作成した。
テストされた実験条件下で、シャンプーBおよびCは、プラセボシャンプーCと比較した場合、両方とも毛の水分含有量を増加させた。毛の水分含有量を次の表にまとめる。

したがって、水分含有量はシャンプーに存在するヒアルロン酸の濃度と相関する。
例7: 縮れ防止研究
研究を異なるカールレベルの毛束において行った。コンディション毎に10の毛束をテストした。
t0で、異なるカール度(ウェーブからカール)を有する10の毛束を選択した。それぞれの毛束を、カール度に関して均等な分布を有するように、同等の部分に分けた(2つの処理部分および1つの非処理部分)。洗浄の前に写真を撮影した。
毛束を水(比較例)またはシャンプーAからGのいずれか1つ(上記の例2を参照)で洗浄した。すべての毛束を外気で乾燥させた。洗浄および乾燥後に写真を撮影した。
次に、毛束をストレートヘアアイロンで滑らかにした。毛のスムージングの直後に写真を撮影した。
次に、毛束を極端な湿度の条件下(相対湿度80%±10%RH)の部屋に置いた。極端な条件で4時間(T4h)および8時間(T8h)後に毛束の写真を撮影した。
Photoshop(R)を使用して写真を分析し、極端な湿度条件の前、および4時間および8時間後の毛束の長さを測定して縮れ防止効果を研究した。使用したデジタルカメラは、Nikon D7100型であった。毛束の写真は、標準化された間接光で撮影した。カメラの開口、速度、距離も標準化した。各時点で、Photoshop(R)を使用して毛束の長さを判断した。
図7は、以下の配置にしたがって、水およびシャンプーA、BおよびCでの処理について撮影した写真の例を示す:
− 上から下へ、4つの行が、シャンプーCで;シャンプーBで;プラセボシャンプーAで;および水でそれぞれ処理した毛束を示す。
− 左から右へ、5つの列が、処理前(t0);シャンプー処理後;ストレートヘアアイロンでのスムージング後;極端な湿度条件で4時間後(t4h);極端な湿度条件で8時間後(t8h)の毛束をそれぞれ示す。
図8は、以下の配置にしたがって、シャンプーA、C、DおよびEでの処理について撮影した写真の例を示す:
− 上から下へ、4つの行が、シャンプーDで;シャンプーEで;プラセボシャンプーAで;およびシャンプーCでそれぞれ処理した毛束を示す。
− 左から右へ、5つの列が、処理前(t0);シャンプー処理後;ストレートヘアアイロンでのスムージング後;極端な湿度条件で4時間後(t4h);極端な湿度条件で8時間後(t8h)の毛束をそれぞれ示す。
図9は、以下の配置にしたがって、シャンプーA、C、FおよびGでの処理について撮影した写真の例を示す:
− 上から下へ、4つの行が、シャンプーFで;シャンプーGで;プラセボシャンプーAで;およびシャンプーCでそれぞれ処理した毛束を示す。
− 左から右へ、5つの列が、処理前(t0);シャンプー処理後;ストレートヘアアイロンでのスムージング後;極端な湿度条件で4時間後(t4h);極端な湿度条件で8時間後(t8h)の毛束をそれぞれ示す。
t4hおよびt8hでの各毛束の長さを、スムージング直後のそれと比較し、スムージング率を判断した。結果を次の表に示す:
したがって、極端な湿度条件で4時間と8時間の両方の後、シャンプーBおよびCで処理された毛束は、シャンプーAまたは水で処理された毛束よりも大幅に長い長さ、したがってより滑らかさを示したが、シャンプーD、E、F、およびGは悪化した。
例8: 通常の生活条件での毛の美しさに及ぼすシャンプーの影響の評価
この研究には、光沢がない、乾燥している、ボリュームが不足しているなどのダメージヘアを有する白人女性(18歳以上)が参加した。研究は、二重盲検および並行群間研究であった。23人のボランティアがシャンプーA(比較例)を受け取り、シャンプーBおよびCがそれぞれ24人のボランティアに提供された。研究に参加したすべての被験者は、研究の開始時にインフォームドコンセントに署名した。
ボランティアは、シャンプーを週に2回頭皮および毛に適用した。彼女らは濡れた毛に少量の製品を適用し、頭皮および毛の全体をマッサージした後、製品を水ですすいだ。0、14、28日目に、美容師が、毛の柔らかさ、光沢、およびスケールを使用してボリュームを評価した。さらに、28日目に、製品の特性、グローバルな有効性、および将来の使用に関する主観的なアンケートに回答するように被験者に求めた。
各訪問(D0、D14、およびD28)で、美容師は3つの異なる美容パラメーターを使用して、全体的な毛の美しさと毛の外観を評価し、各パラメーターを、10段階の尺度で評価した:
− 光沢については、1に近い値は光沢のない毛を意味し、10に近い値は光沢のある毛を意味する。
− 柔らかさについては、1に近い値は荒れた硬い毛を意味し、これに対し10に近い値は柔らかく、弾力性のある、しなやかな毛を意味する。
− ボリュームについては、1に近い値はボリュームの不足を意味し、10に近い値は大量のボリュームを意味する。
3種類すべての製品で14日間および28日間使用した後、毛の外観が明らかに改善されたことがわかった。しかしながら、シャンプーBおよびCは、プラセボシャンプーAよりもボリュームが大幅に増加し、柔軟性が大幅に改善した。
アンケートの結果を、次の表にまとめる:
例9: ハンマーム条件での毛の美しさに及ぼすシャンプーの影響の評価
この研究には、ストレートヘアアイロンで毛を滑らかにする習慣を持つ9人の白人女性(18歳以上)が参加した。この研究は単純な盲検研究であった。すべてのボランティアは、プラセボシャンプーAおよびシャンプーCの両方をテストした。研究に参加したすべての被験者は、インフォームドコンセントを与えた。
ボランティアは、臨床センターにおいて、それぞれのシャンプーで毛を洗浄し、水ですすぎ、乾燥させ、髪を滑らかにした。その後、ボランティアは43℃、100%RHの部屋で20分間、ハンマームセッションを行った。
研究は、テストした各製品で1日で実施した。毛の写真を異なる時間に撮影した:
− T0: それぞれのシャンプーで濡れた毛を洗浄した後
− T1: スムージング後、ハンマームセッション前
− T2: ハンマームセッションの直後
写真に基づいて、シャンプーCは髪のボリュームと均質性を提供することで毛の美しさを改善するのに対し、シャンプーAは髪をもつれた状態にすることわかった。
例10: ハンマーム条件での毛の美しさに及ぼすヘアスプレーの影響の評価
この研究は、ストレートヘアアイロンで髪を滑らかにする習慣を持つ8人の白人女性(18歳以上)が参加した。研究は単純な盲検研究であった。すべてのボランティアが、スプレーAおよびスプレーB(上記の例3を参照)の両方をテストした。研究に参加したすべての被験者は、インフォームドコンセントを与えた。
ボランティアは臨床センターにおいて、頭皮および毛に通常のシャンプーを適用して毛を洗浄した。毛をすすいだ後、技術者は濡れた毛にそれぞれのヘアスプレーをスプレーした。その後、毛を乾かし、滑らかにした。ボランティアは、43℃、100%RHの部屋で少なくとも30分間、ハンマームセッションを行った。
研究は、テストした各製品で1日で実施した。毛の写真を異なる時間に撮影した:
− T0: 濡れた毛に通常のシャンプーを行った後、製品をスプレーする前
− T1: 製品のスプレー後、毛の乾燥およびスムージング前
− T2: 毛のスムージング後、ハンマームセッション前
− T3: ハンマームセッション直後
写真に基づいて、スプレーBは毛にボリュームを与え、均一な外観を与えることで髪の美しさを改善するのに対し、スプレーAは毛にもつれた平らな外観を残すことがわかった。

Claims (15)

  1. 低分子量ヒアルロン酸画分および高分子量ヒアルロン酸画分を含むヘアケア組成物であって、低分子量ヒアルロン酸画分が50kDa未満の重量平均分子量Mを有するヒアルロン酸またはその塩または誘導体を含み、高分子量ヒアルロン酸画分が1MDaより大きい重量平均分子量Mを有するヒアルロン酸またはその塩または誘導体を含む、前記ヘアケア組成物。
  2. 低分子量ヒアルロン酸画分が、1〜50kDa、好ましくは10〜50kDa、最も好ましくは20〜50kDaの重量平均分子量Mを有するヒアルロン酸またはその塩または誘導体を含む、請求項1に記載のヘアケア組成物。
  3. 高分子量ヒアルロン酸画分が、1〜20MDa、好ましくは1〜5MDa、最も好ましくは1〜2MDaの重量平均分子量Mを有するヒアルロン酸またはその塩または誘導体を含む、請求項1または2に記載のヘアケア組成物。
  4. 50kDaより大きく、1MDa未満である重量平均分子量Mを有する、中分子量のヒアルロン酸またはその塩または誘導体を含まないか、実質的に含まない、請求項1〜3のいずれか一項に記載のヘアケア組成物。
  5. 少なくとも0.1重量%の低分子量ヒアルロン酸画分、好ましくは1重量%〜10重量%、より好ましくは2重量%〜5重量%、最も好ましくは2.5重量%〜3重量%を含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載のヘアケア組成物。
  6. 少なくとも0.1重量%の高分子量ヒアルロン酸画分、好ましくは0.1重量%〜5%重量%、より好ましくは0.2重量%〜2重量%、最も好ましくは0.5重量%〜1重量%を含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載のヘアケア組成物。
  7. 低分子量ヒアルロン酸画分の高分子量ヒアルロン酸画分に対する重量比が、1:1〜10:1、好ましくは2:1〜6:1、より好ましくは3:1〜5:1である、請求項1〜6のいずれか一項に記載のヘアケア組成物。
  8. 約2%〜5%のヒアルロン酸混合物、好ましくは約3.3%;約2%までの80%乳酸、好ましくは約1%;および3%までのフェノキシエタノール、好ましくは約1.2%を含み、ここで、ヒアルロン酸混合物が約0.6%〜0.9%の高分子量ヒアルロン酸および約2.4%〜約2.7%の低分子量ヒアルロン酸を含む、請求項1〜7のいずれか一項に記載のヘアケア組成物。
  9. カチオンコンディショナー、特にヒドロキシプロピルグアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリドをさらに含む、請求項1〜8のいずれか一項に記載のヘアケア組成物。
  10. 請求項1〜9のいずれか一項に記載のヘアケア組成物を含む、ヘアケア用消費者製品。
  11. 少なとも1重量%の請求項1〜9のいずれか一項に記載のヘアケア組成物、好ましくは1重量%〜5重量%、最も好ましくは1.5重量%〜3.5重量%含む、請求項10に記載のヘアケア用消費者製品。
  12. シャンプー、コンディショナー、スプレー、トリートメント、マスク、強化剤、プレシャンプー、ローション、セラム、クリーム、フォーム、ムース、およびゲルからなる群から選択される、請求項10または11に記載のヘアケア用消費者製品。
  13. 担体、溶媒、界面活性剤、増粘剤、スタイリングポリマー、抗ふけ活性物質、抗菌材料、皮膚および頭皮活性物質、ビタミン、塩、緩衝液、育毛剤、コンディショニング材料、毛固定ポリマー、香料、着色料/着色剤、染料、顔料、乳白剤、真珠光沢補助剤、オイル、ワックス、防腐剤、感覚剤、日焼け止め剤、医薬剤、泡立ち防止剤、抗酸化剤、バインダー、生物学的添加剤、緩衝剤、増量剤、キレート剤、化学添加剤、フィルム形成剤または材料、pH調整剤、噴射剤、酸化剤、および還元剤からなる群から選択される1以上の材料をさらに含む、請求項10〜12のいずれか一項に記載の消費者製品。
  14. 請求項1〜9のいずれか一項に記載のヘアケア組成物または請求項10〜13のいずれか一項に記載の消費者製品の、ヘアトリートメントのための使用。
  15. 有効量の請求項1〜9のいずれか一項に記載のヘアケア組成物または請求項10〜13のいずれか一項に記載の消費者製品を毛に提供することによって、毛の縮れを低減する方法。
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