JP2020509491A - 学際的疾患管理システム - Google Patents
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Abstract
ミドルウェアデバイスまたはソフトウェアが、1つ以上の検査機器および研究室情報システムと通信して設置され得る。サンプルが患者から採取され、検査機器を用いて検査されると、検査結果は、ミドルウェアを通り、特定の結果が容認可能であるかどうか、再検査が必要とされるかどうか、追加のサンプル採取または検査が必要とされるかどうか、および現在注文されている検査が依然として必要であるかどうかを決定するために、患者履歴、検査機器履歴、およびサンプルの他の検査からの検査結果等の他のデータとの関連で分析される。ミドルウェアが追加の検査または再検査の必要性を決定する場合、それは、そのような検査の注文を自動的に作成し、検査結果の手動精査の遅延を低減させ得る。
Description
開示される技術は、医療処置および/または監視中の患者からのサンプルの採取および検査を管理するためのシステムに関連する。
病状の診断および治療は、多くの場合、患者からの血液または組織等の生物学的サンプルの採取および分析を伴う。複数のサンプルが、入院時、患者から収集され得、または、複数のサンプルが、経時的に、およびそれらが必要とされることを臨床医が決定するとき、収集され得る。多種多様のサンプルが任意の1人の個人から収集される場合、いくつかの推定は、1つのサンプルセットが、検査結果の80もの、またはさらに多くの組を生成し得ることを示す。結果は、各サンプルを検査するために必要とされる特殊機器から生成され得、サンプルは、ある特性に関して多くの検査技師のうちの1人によって(またはさらに複数の研究室において)別個に検査され得る。そのような機器および人員の専門化は、向上した検査結果を可能にするが、多くの場合、知識の細分化の犠牲となり、知識の細分化は、患者の健康に関する情報の全体論的考慮を妨げ、またはそれを遅延させ得る。
例えば、2人の技師が、同じ患者からのサンプルを検査し得るか、または、2人の技師が、一緒に観察した場合、患者が重篤な症状を有すること、または有していないこと(または将来に糖尿病等の症状を発症する素因を有すること、または有していないこと)を示す結果を別個に決定し得る。従来の研究室情報システム(「LIS」)および病院情報システム(「HIS」)では、これらの結果は、多くの場合、種々のシステムおよび手動精査のレベルを通してゆっくりと伝わり、それらの両方が、それらを全体論的様式で解釈するための専門知識を有する個人に利用可能かつ閲覧可能になるまで、時として、より時間がかかり得る。結果として、貴重な時間が、患者を診断および治療することにおいて失われ得る。
加えて、前の検査または検査の組み合わせの中のある結果は、多くの場合、サンプルの再検査およびサンプルの追加の検査の必要性を生じさせる。例えば、サンプル検査のある結果が、稀な重篤な病状、良好に保存されていないこと、または時機を失して送達されたサンプルのいずれかを示すことが公知であり得る。そのような場合、重篤な病状を反映する結果と、サンプルの保存または送達に関する問題を反映する結果とを区別するために、患者からの物質の1つのサンプルに実施された検査の結果を同じ個人からの他の物質に実施された検査と比較することが望ましくあり得る。しかしながら、従来のアプローチの場合、全ての検査結果が集められ、LISにおいて手動で考慮される後まで、このタイプの検査間比較を行うこと、または反射検査の必要性が識別されることは、可能ではないであろう。
したがって、高速の効率的かつ包括的な様式でサンプル検査の結果を管理し、それに反応するための改良されたシステムの必要性が存在し得る。したがって、高速の効率的かつ包括的な様式でサンプル検査の結果を管理し、それに反応するための改良されたシステムを提供することが、いくつかの実施形態の目的であり得る。前に説明されたように、多くの場合、異なる体液の検査からの全ての結果(「総合患者結果」と呼ばれる)に目を通す第1の場所は、LISレベルであろう。異なる測定検査手順および測定時間に起因して、注文(例えば、反射検査)の追加が必要である場合、そのような必要性を早く検出し、サンプル経年劣化を回避することが非常に有益であり得る。故に、いくつかの実施形態では、ミドルウェアレベルにおける役割ベースの知能は、応答時間を自動的に加速し、手動、半自動、または完全自動プロセス研究室環境におけるサンプル経年劣化を低減させ得る。いくつかの実施形態では、この目的は、さらなる実施形態が従属請求項に組み込まれる独立請求項の主題によって果たされ得る。
以下に続く図面および発明を実施するための形態は、単に例証的であることを意図しており、本発明者らによって考慮されるような本発明の範囲を限定することを意図していない。
本発明者は、例証の目的のために、医療検査結果からのデータの管理との関連で適用されるような本明細書に開示される新規の技術を考案した。本発明者の技術の開示される用途は、医療検査結果からのデータの管理の技術分野内の長年にわたるが満たされていない必要性を満たすが、本発明者の技術は、本明細書に記載される精密な様式で実装されることに限定されないが、本開示を踏まえて当業者による必要以上の実験を伴わずに他の様式で実装され得ることを理解されたい。故に、本明細書に記載される例は、例証的にすぎないものとして理解されるべきであり、限定的として扱われるべきではない。
第1の側面によると、医療検査を管理するための情報システムが、提供され得る。そのような情報システムは、少なくとも1つの研究室機器および少なくとも1つの外部患者データ情報システムと情報を交換するように構成されたコンピューティングサーバを備え得る。そのような情報システムは、コンピューティングサーバと通信可能に結合された機器通信インターフェースをさらに備え得、コンピューティングサーバと少なくとも1つの外部研究室機器との間のデータ通信を提供および/または確立するように構成され得る。そのような情報システムは、コンピューティングサーバと通信可能に結合された情報システムインターフェースをさらに備え得、コンピューティングサーバと少なくとも1つの外部研究室機器との間のさらなるデータ通信を提供および/または確立するように構成され、少なくとも1つの外部患者データ情報システムは、検査注文の組および履歴データセットのうちの少なくとも1つを備えている患者データセットを維持するように構成され得、および/または、維持する。いくつかの実施形態では、情報システムのコンピューティングサーバは、機器通信インターフェースを介して少なくとも1つの外部研究室機器から機器データセットを受信するように構成された第1の受信セクションを備え得る。いくつかの実施形態では、情報システムのコンピューティングサーバは、情報システムインターフェースを介して少なくとも1つの外部患者データ情報システムから履歴データセットを受信するように構成された第2の受信セクションをさらに備え得る。いくつかの実施形態では、コンピューティングサーバは、少なくとも1つの外部研究室機器から受信された機器データセットに基づいて、かつ少なくとも1つの外部患者データ情報システムから受信された履歴データセットに基づいて、検査管理データセットを構築および/または生成するように構成された検査管理セクションをさらに備え得る。いくつかの実施形態では、情報システムのコンピューティングサーバは、検査管理規則の組を検査管理データセットに適用し、検査タスクを生成するように構成された規則エンジンおよび/または規則セクションをさらに備え得る。故に、いくつかの実施形態では、規則エンジンおよび/またはコンピューティングサーバは、検査管理規則の組を検査管理データセットに適用することに基づいて、検査タスクを生成するように構成され得る。いくつかの実施形態では、情報システムのコンピューティングサーバは、検査タスクに基づいて、少なくとも1つの外部患者データ情報システムによって維持された患者データセットの検査注文の組を更新するように構成された更新セクションをさらに備え得る。いくつかの実施形態では、更新セクションおよび/またはコンピューティングサーバは、例えば、情報システムインターフェースを介して、検査タスクに関連付けられた更新情報および/または更新データを少なくとも1つの外部患者データ情報システムに提供するように構成され得る。ここで、機器データセットは、患者に関連付けられた検査結果を備え得、履歴データセットは、患者に関連付けられた生体情報および履歴情報のうちの少なくとも1つを備え得る。
概して、いくつかの実施形態では、情報システムは、データを管理すること、および/または、1つ以上の研究室機器および/または少なくとも1つの外部患者データ情報システムからの検査結果に反応することを行うように構成され得る。一例として、いくつかの実施形態では、情報システムは、添付図面を参照して詳細に説明されるようなミドルウェアハブと称され得る。さらに、いくつかの実施形態では、情報システムは、全ての機能が1つの場所で実施され得る集中型システムであり得る。代替として、いくつかの実施形態では、情報システムは、異なる機能が異なる場所で実施され得る分散型システムであり得る。一例として、情報システムは、クラウドコンピューティング環境内に常駐し得、および/または、情報システムは、1つ以上のデータネットワーク内に1つ以上のサーバを備え得る。ここで、各サーバは、サーバの集合を指し得る。代替として、情報システムは、独立型コンピューティングデバイスであり得る。情報システムは、1つ以上のソフトウェアモジュールに少なくとも部分的に組み込まれ得、1つ以上のソフトウェアモジュールは、実行され、および/または、例えば、研究室情報システム(LIS)および/または病院情報システム(HIS)等の1つ以上の別個のデバイスを起動し得る。
いくつかの実施形態では、機器通信インターフェースは、情報システムのコンピューティングサーバがコンピューティングサーバと少なくとも1つの外部研究室機器との間のデータ通信を確立することを可能にするハードウェアコンポーネントおよび/またはソフトウェアコンポーネントを備え得る。そのような機器通信インターフェースは、コンピューティングサーバが少なくとも1つの外部研究室機器と通信することを可能にし得る。故に、いくつかの実施形態では、機器通信インターフェースは、例えば、情報を交換するために、および/またはデータを交換するために、コンピューティングサーバを少なくとも1つの外部研究室機器および/または共通データネットワークに接続するための物理的インターフェース等の適切なハードウェア手段を備え得る。代替として、または加えて、機器通信インターフェースは、例えば、データ転送のためのあるデータプロトコルを使用して、情報を交換するための、および/またはデータを交換するための適切なデータプロトコルセクション等のソフトウェア手段を備え得る。ここで、機器通信インターフェースによって提供されるデータ通信は、無線および/またはテザリングされたデータ通信を指し得る。
同様に、いくつかの実施形態では、情報システムインターフェースは、情報システムのコンピューティングサーバがコンピューティングサーバと少なくとも1つの外部研究室機器との間のさらなるデータ通信を確立することを可能にするハードウェアコンポーネントおよび/またはソフトウェアコンポーネントを備え得る。情報システムインターフェースは、コンピューティングサーバが少なくとも1つの外部研究室機器と通信することを可能にし得る。故に、情報システムインターフェースは、例えば、情報を交換するために、および/またはデータを交換するために、コンピューティングサーバを少なくとも1つの外部研究室機器および/または共通データネットワークに接続するための物理的インターフェース等の適切なハードウェア手段を備え得る。代替として、または加えて、情報システムインターフェースは、例えば、あるデータプロトコルを使用して、情報を交換するための、および/またはデータを交換するための適切なデータプロトコルセクション等のソフトウェア手段を備え得る。ここで、情報システムインターフェースによって提供されるさらなるデータ通信は、無線および/またはテザリングされたデータ通信を指し得る。
いくつかの実施形態では、機器通信インターフェースおよび情報システムインターフェースの両方は、組み込まれ得、および/または、それらの両方は、情報システムのインターフェース配列の一部であり得る。換言すると、情報システムは、コンピューティングサーバと少なくとも1つの外部研究室機器との間のデータ通信を提供するための、およびコンピューティングサーバと少なくとも1つの外部患者データ情報システムとの間のさらなるデータ通信を提供するためのインターフェース配列を備え得る。
いくつかの実施形態では、コンピューティングサーバは、概して、コンピューティングデバイス、コンピューティング回路、処理デバイス、および/または処理回路を指し得る。しかしながら、コンピューティングサーバは、複数のコンピューティングデバイスも指し得る。コンピューティングサーバの特徴、機能、特性、機能性、および/または機能モジュールは、少なくとも部分的にソフトウェアモジュールに組み込まれ得る。特に、いくつかの実施形態では、コンピューティングサーバの第1の受信セクション、第2の受信セクション、検査管理セクション、規則エンジン、および/または更新セクションは、コンピューティングサーバの機能モジュールを指し得る。これらの機能モジュールのうちの1つ以上のもの、すなわち、第1の受信セクション、第2の受信セクション、検査管理セクション、規則エンジン、および/または更新セクションのうちの1つ以上のものは、それぞれ、プログラムされたソフトウェアモジュールまたは手順として少なくとも部分的に実装され得る。しかしながら、これらの機能モジュールのうちのいずれかは、完全または部分的にハードウェアで実装され得る。
外部研究室機器は、例えば、患者の体液サンプルおよび/または組織サンプル等の患者のサンプルを検査および/または分析するための任意のデバイスを指し得る。ここで、用語「外部」は、研究室機器が必ずしも情報システムの一部ではないこともあることを示し得る。外部研究室機器は、研究室情報システム(LIS)の一部であり得、および/または、例えば、適切なデータネットワークを介してそれに接続され得る。
さらに、外部患者データシステムは、患者データセットを維持するように構成される任意のデバイスを指し得る。ここで、用語「外部」は、患者データシステムが必ずしも情報システムの一部ではないこともあることを示し得る。一例として、外部患者データシステムは、LISおよび/または病院情報システム(HIS)の一部であり得、および/または、例えば、適切なデータネットワークを介してそれに接続され得る。
いくつかの実施形態では、患者データセットは、検査注文の組と、患者の履歴データセットとを備え得る。ここで、履歴データセットは、患者に関連付けられた、および/またはそれに関する生体データおよび履歴データのうちの少なくとも1つを備え得る。故に、いくつかの実施形態では、履歴データセットおよび/または履歴データセットの生体情報は、例えば、患者の身長、体重、年齢、および/または性別等の患者の身体的特性に関するデータ、および/またはそれに関連付けられたデータを備え得る。さらに、いくつかの実施形態では、履歴データセットおよび/または履歴データセットの履歴情報は、例えば、以前の診断および/または手技等の患者の過去の病歴、ならびに、例えば、患者の疾患、処方箋、および/またはアレルギー等の患者の病歴を説明する他の情報に関するデータ、および/またはそれに関連付けられたデータを備え得る。さらに、いくつかの実施形態では、患者データセットの検査注文の組は、例えば、現在、過去、および/または将来等に、患者の任意のサンプルに実施される任意の検査に関するデータ、および/またはそれに関連付けられたデータを備え得る。いくつかの実施形態では、検査注文の組は、例えば、患者から収集されるサンプルの経過時間および/または患者に実施される手技に関するデータ、および/またはそれに関連付けられたデータをさらに備え得る。
いくつかの実施形態では、機器データセットは、患者および/または患者のサンプルに関連付けられた検査結果を備え得る。機器データセットおよび/または検査結果は、例えば、サンプルの識別、サンプルタイプ、サンプルに実施された検査のタイプ、数値的検査結果、特定の検査に関する任意のカスタム注記、研究室機器の識別、検査に使用された試薬の識別、および研究室機器によって出力される任意のデータのうちの少なくとも1つに関するデータ、および/またはそれに関連付けられたデータを備え得る。さらに、いくつかの実施形態では、機器データセットは、例えば、研究室機器の識別、研究室機器の場所、研究室機器へのアクセスを有する人員、研究室機器のモデル、研究室機器のシリアル番号、研究室機器の製造業者、研究室機器のソフトウェアバージョン、研究室機器のハードウェアバージョン、研究室機器の保守日、および/または研究室機器の較正記録に関するデータ、および/またはそれに関連付けられたデータを備え得る。
検査管理データセットは、概して、機器データセットと履歴データセットとを備えている、および/またはそれに関連付けられた、包括的、組み合わせられた、および/またはマージされたデータセットを指し得る。したがって、いくつかの実施形態では、検査管理データセットは、診断および/または治療(分析)に関連し得る特定の患者のために利用可能な任意の情報および/またはデータを含み得る。したがって、いくつかの実施形態では、検査管理データセットを生成および/または構築することは、包括的データセットを提供することを可能にし得、ひいては、患者の疾患の包括的分析および/または診断および/または治療(分析)において講じられるさらなるステップの分析を可能にする。検査管理データセットは、現在、過去、および/または将来の手技の検査結果に関するデータ、および/またはそれに関連付けられたデータを備え得る。さらに、検査管理データセットは、手技を実施するために、および/またはサンプル採取を実施するために使用され得る研究室機器に関するデータおよび/または情報を備え得る。
いくつかの実施形態では、検査管理データセットが、検査管理規則を適用するために入力として規則エンジンに提供され得る。いくつかの実施形態では、規則エンジンは、検査管理規則を実装するように、および/または検査管理規則を適用することによって検査管理データセットを評価するように構成され得る。いくつかの実施形態では、検査管理規則を検査管理データセットに適用することによって、情報システムは、例えば、再検査が要求されるかどうか、追加の検査が要求されるかどうか、現在注文されている検査が修正されるべきであるかどうか、および/または、現在注文されている検査が取り消されるべきであるかどうかを決定し得る。
いくつかの実施形態では、検査管理規則は、規則エンジンを用いて検査管理データセットに適用され得、例えば、ある発生の観点から検査管理データセットを検討および/または評価するためのブール規則の組であり得る。そのような発生は、例えば、不適切な経過時間、サンプルの不適切な貯蔵、サンプル検査の特定の特性、サンプル検査の特定の結果に関し得る。いくつかの実施形態では、検査管理データセットへの検査管理規則の各々の適用は、それぞれの検査管理規則の値をもたらし得る。一例として、検査管理規則の各々は、真または偽の値を評価され得る。ある場合、単一の検査管理規則を真または偽として評価することは、例えば、不正確な検査結果に起因して、検査結果が容認可能ではなかったことを示し得る。他の場合、真または偽としての複数の検査管理規則の複数の評価は、検査結果が容認可能ではなかったことを示し得る。一例として、いくつかの実施形態では、規則エンジンおよび/またはコンピューティングサーバは、検査管理規則を検査管理データセットに適用することによって、サンプルが検査されたときに古すぎたこと、およびサンプルが検査前に不適切に貯蔵されていたことを決定し得る。故に、いくつかの実施形態では、情報システムによって、対応する検査結果が容認可能ではないこともあることが決定され得る。
概して、用語「検査タスク」は、新しい検査注文、新しい検査注文および新しいサンプル注文、検査注文修正、検査注文取り消し、治療薬剤(治療薬または医薬品)監視、クレアチニンクリアランス検査、多重抗生物質治療(分析)、特定の抗生物質治療(分析)、および血中フェリチン血清検査のうちの少なくとも1つを指し得る。故に、いくつかの実施形態では、情報システムのコンピューティングサーバは、新しい検査注文、新しい検査注文および新しいサンプル注文、検査注文修正、検査注文取り消し、治療薬剤(治療薬または医薬品)監視、クレアチニンクリアランス検査、多重抗生物質治療(分析)、特定の抗生物質治療(分析)、および血中フェリチン血清検査のうちの少なくとも1つから成る群から検査タスクを選択するように構成され得る。
いくつかの実施形態では、情報システムおよび/または情報システムのコンピューティングサーバは、少なくとも1つの外部研究室機器から、および/または外部研究室機器の組から機器データセットを受信するように構成され得る。故に、いくつかの実施形態では、コンピューティングサーバは、複数の外部研究室機器から複数の機器データサブセットを受信するように構成され得、コンピューティングサーバは、複数の機器データサブセットに基づいて機器データセットを生成するように構成され得る。そのようなコンピューティングサーバは、情報システムのデータ記憶装置の中に機器データセットを記憶するように構成され得る。さらに、いくつかの実施形態では、情報システムおよび/またはコンピューティングサーバは、少なくとも1つの外部患者データ情報システムから、および/または外部患者データ情報システムの組から履歴データセットを受信するように構成され得る。故に、いくつかの実施形態では、コンピューティングサーバは、複数の外部患者データ情報システムから複数の履歴データサブセットを受信するように構成され得、コンピューティングサーバは、複数の履歴データサブセットに基づいて履歴データセットを生成するように構成され得る。コンピューティングサーバは、情報システムのデータ記憶装置の中に履歴データセットを記憶するように構成され得る。さらに、いくつかの実施形態では、コンピューティングサーバは、例えば、履歴データセットおよび機器データセットをマージする、リンクする、および/または組み合わせることによって、検査管理データセットを生成するように構成され得る。コンピュータサーバは、検査タスクを生成するために、検査管理規則を生成された検査管理データセットに適用するようにさらに構成され得る。コンピューティングサーバは、生成された検査タスクに基づいて、少なくとも1つの外部患者データ情報システムによって維持される検査注文の組を更新するようにさらに構成され得る。換言すると、コンピューティングサーバは、生成された検査タスクに関する、および/またはそれに関連付けられた更新情報および/または更新データを少なくとも1つの外部患者データ情報システムに提供するように構成され得る。更新情報は、例えば、検査注文の修正、検査注文の取り消し、新しい検査注文に対する要求、および/または新しいサンプル注文に対する要求を指し得る。故に、検査管理データセットは、患者の任意の利用可能な情報および/またはこの患者のサンプル検査に関する任意のデータを含む、包括的データセットを指し得る。この検査管理データセットは、次いで、検査管理規則を適用することによって包括的に評価され得、検査注文の組のための対応する更新情報は、生成された検査タスクに基づいて、生成され、および/または少なくとも1つの外部患者データ情報に提供され得る。
本明細書に記載されるように、いくつかの実施形態では、医療検査を管理するための情報システムを用いて、サンプルと診断との間の新しい関連性が、認識され得る。これは、特に、包括的検査管理データセットおよび検査管理データセットへの検査管理規則の適用に起因し得、それは、ある患者のために利用可能な任意のデータを包括的に分析することを可能にし得る。ひいては、これは、初期サンプルの採取から特定の患者のための最終検査および診断の完了までの短縮された所要時間につながり得る。さらに、多くの体液および組織サンプルの感度および不安定な性質に起因して、この短縮された所要時間は、検査結果の正確度および精度を向上させ、潜在的に、向上した診断および患者転帰、ならびに検査の非効率性の低減につながり得る。
第1の側面の第1の実施形態によると、情報システムは、ディスプレイインターフェースをさらに備え得、ディスプレイインターフェースは、受信デバイスによってレンダリングされると、グラフィカルユーザインターフェースを表示するデータを提供するように構成され、グラフィカルユーザインターフェースは、検査注文の組の更新の説明を備えている。これは、グラフィカルユーザインターフェースのユーザが検査注文の組の更新を視覚的に分析することを可能にし得る。
第1の側面または第1の実施形態の第2の実施形態によると、コンピューティングサーバの規則エンジンは、検査管理データセットの変更に応答して、検査管理規則の組を検査管理データセットに適用するようにさらに構成され得る。ここで、検査管理データセットの変更は、少なくとも1つの外部研究室機器から受信される機器データセットにおける新しい検査結果、少なくとも1つの外部患者データ情報システムから受信される履歴データセットにおける新しい患者診断、検査注文の組における変更、および検査管理規則の組における変更のうちの1つ以上のものに関連付けられている。換言すると、情報システムのコンピューティングサーバは、検査管理データセットを動的に修正および/または更新するように構成され得る。さらに、コンピューティングサーバは、検査管理データセットの変更および/または修正を決定するように、かつ規則エンジンを使用して、決定された変更に応答して、検査管理規則を検査管理データセットに適用するように構成され得る。一例として、検査管理データセットは、連続的に、および/またはある時間間隔後に、更新され得、コンピューティングサーバは、履歴データセット、機器データセット、および/または検査管理データセットの任意の変更をチェックし得る。これは、情報システムが検査管理データセットの任意の変更に包括的かつ迅速に反応することを可能にし得る。
第1の側面または第1の実施形態もしくは第2の実施形態のうちのいずれかの第3の実施形態によると、規則エンジンは、検査管理データセットにおける新しい検査結果に基づいて、検査タスクを生成するように構成され得、検査注文の組における変更は、新しい検査注文および反復検査注文から成る群から選択される。換言すると、コンピューティングサーバは、検査注文の組における変更に関連付けられた検査管理データセットの変更を決定するように構成され得、その検査注文の組における変更は、新しい検査注文および反復検査注文のうちの少なくとも1つである。さらに、コンピューティングサーバおよび/または規則エンジンは、検査管理データセットの変更および/または検査注文の組における変更を決定することに応答して、検査タスクを生成するように構成され得る。
第1の側面、または第1、第2、および第3の実施形態のうちのいずれかの第4の実施形態によると、規則エンジンは、検査管理データセットにおける新しいデータに基づいて、検査タスクを生成するように構成され得、検査タスクは、新しい検査注文、新しいサンプル、および検査注文から成る群から選択される。換言すると、コンピューティングサーバは、検査管理データセットにおける新しいデータを決定するように構成され得、コンピューティングサーバの規則エンジンは、それに応答して、新しい検査注文および/または新しいサンプルならびに検査注文を生成するように構成され得る。新しいデータは、例えば、少なくとも1つの外部研究室機器および/または少なくとも1つの外部患者データ情報システムにおいて臨床医によって入力されている新しいサンプル検査注文を指し得る。新しいデータは、例えば、作成または更新されている患者医療記録、少なくとも1つの外部研究室機器において生成されている検査結果、ソフトウェア更新、および/または検査管理規則の更新も指し得る。
第1の側面、または第1から第4の実施形態のうちのいずれかの第5の実施形態によると、規則エンジンは、検査管理データセットにおける新しいデータまたは検査注文の組における変更に基づいて、検査タスクを生成するように構成され得、検査タスクは、検査注文修正および検査注文取り消しから成る群から選択される。換言すると、コンピューティングサーバは、検査管理データセットにおける新しいデータを決定するように構成され得、規則エンジンは、検査注文を修正するように、および/または検査注文を取り消すように構成され得る。
第1の側面、または第1から第5の実施形態のうちのいずれかの第6の実施形態によると、規則エンジンは、患者年齢、患者身元、および患者の現在の病状のうちの少なくとも1つに基づいて、検査タスクを生成するように構成され得、検査タスクは、治療薬剤(治療薬または医薬品)監視である、
第1の側面、または第1から第6の実施形態のうちのいずれかの第7の実施形態によると、規則エンジンは、血清クレアチニンレベルおよび患者の過去の病状のうちの少なくとも1つに基づいて、検査タスクを生成するように構成され得、検査タスクは、クレアチニンクリアランス検査である。
第1の側面、または第1から第7の実施形態のうちのいずれかの第8の実施形態によると、規則エンジンは、微生物学的検査結果および血液培養検査結果のうちの1つ以上のものに基づいて、検査タスクを生成するように構成され得、検査タスクは、多重抗生物質治療(分析)および特定の抗生物質治療(分析)のうちの1つ以上のものである。
第1の側面、または第1から第8の実施形態のうちのいずれかの第9の実施形態によると、規則エンジンは、a)患者の医療診断、b)B12、EPO、またはフェリチンのうちの1つ以上のものを備えている患者の以前の検査結果、c)患者の人口統計学的情報、およびd)血液凝固状態のうちの1つ以上のものに基づいて、検査タスクを生成するように構成され得、検査タスクは、血中フェリチン血清検査である。
第1の側面、または第1から第9の実施形態のうちのいずれかの第10の実施形態によると、規則エンジンは、患者の温度、患者の脈拍、患者の血液酸素化、またはPCT、IL−6、CRP、もしくはESRのうちの1つ以上のものを備えている患者の以前の検査結果のうちの1つ以上のものに基づいて、検査タスクを生成するように構成され得、検査タスクは、敗血症を検出することまたは敗血症を監視することである。
第1の側面、または第1から第10の実施形態のうちのいずれかの第11の実施形態によると、規則エンジンは、治療薬物監視、クレアチニンクリアランス検査、多重抗生物質分析、特定の抗生物質分析、または血中フェリチン血清分析から成る群から検査タスクを生成するように構成され得る。
第1の側面、または第1から第9の実施形態のうちのいずれかの第10の実施形態によると、情報システムは、分析コンポーネントをさらに備え得、分析コンポーネントは、コンピューティングサーバから性能データの組を受信するように構成されている。ここで、性能データの組は、規則エンジンの入力および出力を説明する情報を備え、分析コンポーネントは、性能データの組に基づいて修正を規則エンジンに提供するようにさらに構成されている。性能データは、例えば、情報システム、少なくとも1つの研究室機器、および/または少なくとも1つの患者データ情報システムの性能を示すデータを指し得る。とりわけ、性能データは、検査管理規則の組を作成および/または改訂する、および/または、例えば、それぞれの研究室機器の中の試薬を置換することによって、更新される必要があり得る研究室機器を識別するために、使用され得る。概して、これは、患者処置および/またはサンプル検査における新しい開発を反映するために、性能データに基づいて経時的に情報システムを変更および/または更新することを可能にし得る。
第1の側面、または第1から第10の実施形態のうちのいずれかの第11の実施形態によると、コンピューティングサーバは、クラウドベースのコンピューティング環境、専用サーバ、多機能サーバ上のソフトウェアプロセスから成る群から選択され得る。故に、いくつかの実施形態では、情報システムは、具体的必要性に従って、種々の方法で実装され得る。
第2の側面によると、医療検査を管理するための学際的システム(cross−discipline system)が、提供され得る。学際的システムは、本発明の第1の側面を参照して、および/または第1の側面の第1から第11の実施形態のうちのいずれかを参照して、上および下で説明されるような情報システムを備え得る。学際的システムは、少なくとも1つの研究室機器と、検査注文の組と履歴データセットとを備えている患者データセットを維持するように構成された少なくとも1つの患者データ情報システムとをさらに備え得る。ここで、少なくとも1つの研究室機器は、情報システムの機器通信インターフェースを介して、情報システムのコンピューティングサーバに通信可能に結合され得、少なくとも1つの患者データ情報システムは、情報システムの情報システムインターフェースを介して、情報システムのコンピューティングサーバに通信可能に結合され得る。
本発明の第1の側面を参照して、および/または第1の側面の第1から第11の実施形態のうちのいずれかを参照して、上および下で説明されるような情報システムの特徴、機能、特性、要素、機能性、および/または機能モジュールは、上および下で説明されるような学際的システムの特徴、機能、特性、要素、機能性、および/または機能モジュールであり得ることに留意されたい。逆も同様に、上および下で説明されるような学際的システムの特徴、機能、特性、要素、機能性、および/または機能モジュールは、本発明の第1の側面を参照して、および/または第1の側面の第1から第11の実施形態のうちのいずれかを参照して、上および下で説明されるような情報システムの特徴、機能、特性、要素、機能性、および/または機能モジュールであり得る。
第3の側面によると、医療検査を管理するための情報システムを動作させる方法が、提供され得、情報システムは、コンピューティングサーバと、少なくとも1つの外部研究室機器と通信可能に結合された機器通信インターフェースと、少なくとも1つの外部患者データ情報システムと通信可能に結合された情報システムインターフェースとを備え、その外部患者データ情報システムは、検査注文の組と履歴データセットとを備えている患者データセットを維持するように構成される。そのような方法は、
a)コンピューティングサーバを用いて、および/またはコンピューティングサーバの第1の受信セクションを用いて、機器通信インターフェースを介して少なくとも1つの外部研究室機器から機器データセットを受信するステップと、
b)コンピューティングサーバを用いて、および/またはコンピューティングサーバの第2の受信セクションを用いて、情報システムインターフェースを介して少なくとも1つの外部患者データ情報システムから履歴データセットを受信するステップと、
c)コンピューティングサーバを用いて、および/またはコンピューティングサーバの検査管理セクションを用いて、受信された機器データセットに基づいて、かつ受信された履歴データセットに基づいて、検査管理データセットを構築および/または生成するステップと、
d)コンピューティングサーバを用いて、および/またはコンピューティングサーバの規則エンジンを用いて、検査管理規則の組を検査管理データセットに適用することに基づいて、検査タスクを生成するステップと、
e)コンピューティングサーバを用いて、および/またはコンピューティングサーバの更新セクションを用いて、生成された検査タスクに基づいて、少なくとも1つの外部患者データ情報システムによって維持された患者データセットの検査注文の組を更新するステップと、
を含み得る。ここで、用語「更新するステップ」は、更新情報を少なくとも1つの外部患者データ情報システムに提供するステップを指し得る。
ここで、機器データセットは、患者に関連付けられた検査結果を備え、履歴データセットは、患者に関連付けられた生体情報および履歴情報のうちの少なくとも1つを備えている。
a)コンピューティングサーバを用いて、および/またはコンピューティングサーバの第1の受信セクションを用いて、機器通信インターフェースを介して少なくとも1つの外部研究室機器から機器データセットを受信するステップと、
b)コンピューティングサーバを用いて、および/またはコンピューティングサーバの第2の受信セクションを用いて、情報システムインターフェースを介して少なくとも1つの外部患者データ情報システムから履歴データセットを受信するステップと、
c)コンピューティングサーバを用いて、および/またはコンピューティングサーバの検査管理セクションを用いて、受信された機器データセットに基づいて、かつ受信された履歴データセットに基づいて、検査管理データセットを構築および/または生成するステップと、
d)コンピューティングサーバを用いて、および/またはコンピューティングサーバの規則エンジンを用いて、検査管理規則の組を検査管理データセットに適用することに基づいて、検査タスクを生成するステップと、
e)コンピューティングサーバを用いて、および/またはコンピューティングサーバの更新セクションを用いて、生成された検査タスクに基づいて、少なくとも1つの外部患者データ情報システムによって維持された患者データセットの検査注文の組を更新するステップと、
を含み得る。ここで、用語「更新するステップ」は、更新情報を少なくとも1つの外部患者データ情報システムに提供するステップを指し得る。
ここで、機器データセットは、患者に関連付けられた検査結果を備え、履歴データセットは、患者に関連付けられた生体情報および履歴情報のうちの少なくとも1つを備えている。
第3の側面のいくつかの実施形態では、検査タスクは、サンプルに検査を実施することであり得、サンプルに実施される検査は、敗血症を検出することまたは敗血症を監視することである。同様に、第3の側面のいくつかの他の実施形態では、検査タスクは、サンプルに検査を実施することであり得、サンプルに実施されるべき検査は、1つ以上の炎症マーカのための検査であり、該炎症マーカは、ESR、CRP、IL−6、およびPCTから成る群から選択される。
本発明の第1の側面を参照して、および/または第1の側面の第1から第11の実施形態のうちのいずれかを参照して、上および下で説明されるような情報システムの特徴、機能、特性、要素、機能性、および/または機能モジュールは、上および下で説明されるような第3の側面による方法の特徴、機能、特性、要素、機能性、機能モジュール、および/またはステップであり得ることに留意されたい。逆も同様に、第3の側面を参照して上および下で説明されるような方法の特徴、機能、特性、要素、機能性、機能モジュール、および/またはステップは、本発明の第1の側面を参照して、および/または第1の側面の第1から第11の実施形態のうちのいずれかを参照して、上および下で説明されるような情報システムの特徴、機能、特性、要素、機能性、および/または機能モジュールであり得る。同様に、上および下で説明されるような、本発明の第2の側面による学際的システムの特徴、機能、特性、要素、機能性、および/または機能モジュールは、上および下で説明されるような方法の特徴、機能、特性、要素、機能性、機能モジュール、および/またはステップであり得、逆も同様である。換言すると、第1、第2、および第3の側面のうちのいずれかを参照して上および下で説明されるような任意の特徴、機能、特性、要素、機能性、機能モジュール、および/またはステップは、上および下で説明されるような本発明の任意の他の側面の特徴、機能、特性、要素、機能性、機能モジュール、および/またはステップであり得る。
第4の側面によると、本発明の第1の側面による、および/または第1の側面の第1から第11の実施形態のうちのいずれかによる、医療検査を管理するための情報システムのコンピューティングサーバ上で実行されると、第3の側面による方法のステップを実施するようにコンピューティングサーバに命令するコンピュータプログラム要素が、提供され得る。
第5の側面によると、第4の側面によるコンピュータプログラム要素が記憶されたコンピュータ読み取り可能な媒体が、提供され得る。
本発明のこれらおよび他の側面は、添付図面を参照して本明細書の以降で説明される例示的実施形態から明白となり、それを参照して解明されるであろう。
本明細書に開示される技術は、サンプル検査の効率を向上させるために実装され得る。医療検査を管理するための情報システム、および/または、例えば、ソフトウェア駆動型学際的検査結果解釈および患者結果管理システム等の医療検査を管理するための学際的システムは、検査管理規則の組を使用し、新しいまたは古いサンプルの追加の採取および検査を再起動すること、反射すること、再検査すること、または別様に実施することを行うためのタスクの作成を自動化し得、それは、必要であるとき、既存のタスクの取り消しまたは修正も自動化し得る。検査管理規則、医療検査を管理するための情報システムの規則エンジンおよび/またはコンピューティングサーバは、検査注文の作成または修正が起こるべきであるときを決定するために、種々の入力データを受信し得る。入力データは、例えば、サンプル品質インジケータ(例えば、脂肪血症、溶血性、短いサンプル、血漿対血清、およびその他)、サンプル年齢、関連付けられた検査注文(例えば、そのサンプルまたはその患者のために別の機器から注文されている学際的検査)の作成または修正、患者履歴および人口統計学的因子、手動または自動フラグ付けもしくは検証、新しい患者診断、ならびに他のデータを含み得る。検査管理規則、医療検査を管理するための情報システムの規則エンジンおよび/またはコンピューティングサーバを使用することは、そのようなデータを受信および処理し得、サンプルと診断との間の新しい関連付けが、認識され得、初期サンプルの採取から特定の患者のための最終検査および診断の完了までの向上した所要時間につながる。多くのヒト体液および組織サンプルの感度および不安定な性質に起因して、この向上した速度は、結果の正確度および精度を向上させ、より良好な診断および向上した患者転帰、ならびに検査の非効率性の低減につながる。
いくつかの実施形態では、いくつかの異なる流体であり得るサンプルが、1つ以上の研究室機器の検査を実施するために患者から採取され得る。いくつかの実施形態では、要求が、少なくとも1つの検査が臨床医および/または検査技師によってサンプルに実施されるために受信され得、検査は、所定のパラメータの組に関連付けられており、そのパラメータは、臨床医によって設定される技術的パラメータであり得る。いくつかの実施形態では、選択された検査に基づいて、検査を実施するであろう研究室機器とミドルウェア等の外部システム(例えば、LISまたはHIS)との間に位置する中間層は、検査を実施し、結果を中間層/ミドルウェアに報告するように構成された複数の研究室機器にサンプルをルーティングし得る。いくつかの実施形態では、そのような中間層/ミドルウェアは、LISとインターフェースをとられ、中間層/ミドルウェアは、それがインターフェースをとられる研究室機器およびこれらの機器が実施し得る検査を示す、情報を維持し得る。いくつかの他の実施形態では、複数の研究室機器から取得される結果は、それらが複数のパラメータの規定範囲外であるかどうかを決定するために、ミドルウェアによって比較され得る。そのようなパラメータは、閾値限界の組を有し得、そのような限界は、特定の基礎的研究室機器および/または履歴データの分析に基づき得る。いくつかの実施形態では、検査結果を分析することにおける使用のための規定範囲は、中間層/ミドルウェアの中の所定のパラメータの組によって成り得る。いくつかの実施形態では、中間層/ミドルウェアは、検査の結果を研究室情報システムまたは他の外部システム(例えば、HIS)に報告するように構成され得る。さらに、いくつかの実施形態では、検査結果が規定範囲外である(例えば、範囲の最小値もしくは最大値未満であるか、またはそれを上回るか)と決定される場合、中間結果/ミドルウェアは、その結果に対応する患者が感染症/疾患にかかりやすくあり得ることを予測するように構成され得る。代替として(または加えて)、いくつかの実施形態では、結果が規定範囲外であるとき、ミドルウェアは、最初の検査を実施した機器と異なる研究室機器にサンプルをルーティングするように、かつそのような機器に反射検査をサンプルに実施させるように構成され得る。いくつかの実施形態では、研究室機器は、反射検査の結果をミドルウェアに報告するように構成され得、(最初の検査または反射検査のいずれかもしくは両方の)所定の範囲外の値は、フラグを付けられ得る。いくつかの実施形態では、結果は、反射検査が実施された後にミドルウェアから研究室情報システムに送信され得る。
(I.学際的検査結果管理システム)
ここで図1を参照すると、図1は、医療検査を管理するための例示的情報システム100および/または医療検査を管理するための例示的学際的システム500の概略図を示す。例示的情報システム100および/または例示的学際的システム500は、1つ以上の検査機器からの検査結果を管理し、それに反応するように構成され得、1つ以上の検査機器は、単一の研究室内に、単一の組織内の異なる研究室(例えば、単一の病院内の異なる研究室)の中に、または、全て異なる場所に(例えば、複数の外部研究室に)位置し得る。図1では、ミドルウェアハブ100は、機器通信インターフェース101を通して1つ以上の研究室機器106、108、110に接続され、これらの機器から検査結果を受信するように構成されている。ここで、ミドルウェアハブ100は、医療検査を管理するための情報システム100を指し得る。ミドルウェアハブ100の1つ以上のコンピューティングサーバ107は、規則エンジンおよび他の処理規則を使用して、検査結果および他のデータを処理し、取り扱うことにおいて役立つように構成される。少なくとも1つのコンピューティングサーバ107は、第1の受信セクション107aと、第2の受信セクション107bと、検査管理セクション107cと、規則エンジン107dと、更新セクション107eとを備えている。非限定的例として、ミドルウェアハブ100は、クラウドコンピューティング環境内に常駐することができ、1つ以上のデータネットワーク内の1つ以上のサーバを備え得る。サーバは、サーバの集合であり得る。1つの非限定的例では、サーバのうちの1つ以上のもの上のデータベースは、データベースの集合であり得る。代替として、ミドルウェアハブ100は、検査機器106、108、110と同一のネットワークに直接接続されるか、または、それに接続されたサーバ等の独立型デバイスであり得るか、または、ミドルウェアハブ100は、研究室情報システム(「LIS」)102等の別個のデバイス上で起動するソフトウェアであり得、研究室情報システム102は、患者データ情報システム102を指し得る。独立型デバイスとして実装された場合、ミドルウェアハブ100は、分析サーバ104(1つ以上のサーバとして実装され得る)等の他のサーバと通信し得るか、または利用可能なリソースを使用して、分析サーバ104もしくはコンピューティングサーバ107のタスクを実施し得る。多くの従来の研究室システムでは、研究室機器106、108、110は、ネットワークを経由してLIS102に直接接続され得、機器によって生成されるデータは、LIS102に直接進む。開示される技術のいくつかの実装では、ミドルウェアハブ100は、機器106、108、110とLIS102との間の通信パス上でこのデータフローの中に挿入され得(または研究室機器が異なる外部研究室に位置する実施形態等で、ミドルウェアハブ100は、研究室機器の各々とそのそれぞれのLISとの間の通信パス上に位置し得)、情報システムインターフェース105は、LIS102とミドルウェアハブ100との間の通信を可能にする。いくつかの実装では、ミドルウェアハブ100は、機器106、108、110が実行すべき検査注文を作成すること、取り消すこと、または修正することを行うために、追加の命令を機器106、108、110に提供し得る。
LIS102と研究室機器106、108、110との間の通信パス内のその設置に基づいて、ミドルウェアハブ100は、研究室機器106、108、110からの検査結果をLIS102に提供する前、それらを処理するようにも構成され得る。特定の実装に応じて、ミドルウェアハブ100は、修正を伴わずにほぼリアルタイムで全ての検査結果データをLIS102に提供し得るか、または、ミドルウェアハブ100は、検査結果報告の効率を向上させるために、LIS102へのデータのフローを優先し得る。例えば、ミドルウェアハブ100が、第1の患者の第1の検査結果を受信すると、その患者の第2の検査結果も、研究室機器のうちの1つによって現在生成されていることを決定する場合、ミドルウェアハブ100は、これらの関連付けられた結果が実質的に同時にLIS102に到着するように、それらの配信を調整し得る。これは、LIS102において結果を見る技師が、より良好な診断を可能にし得る状況で結果を一緒に見ることを可能にし得る。これは、それらが不完全な状況を提供するときでさえも、結果が到着すると、技師が多数の患者からの結果をLIS102上で検討し得る場合、特に当てはまる。ミドルウェアハブ100は、検査注文が作成され、取り消され、または修正されるようにする命令をLIS102に提供するように構成され得る。
いくつかの実装では、ミドルウェアハブ100は、分析サーバ104も有し、またはそれに接続され、ミドルウェアハブ100は、システムの性能を示すデータを提供するように構成され得、このデータは、検査管理規則セットを作成または改訂するために、(例えば、検査においてこれらの機器によって現在使用されている試薬を置換することによって)更新される必要があり得る研究室機器を識別するために、または、システムに他の変更を行うために使用され得る。例えば、分析サーバ104は、ソフトウェア更新を1つ以上のミドルウェアハブ100に提供するために使用され得、ソフトウェア更新は、データを処理し、取り扱うための追加のまたは改訂された規則または論理を含み得る。これは、患者処置またはサンプル検査における新しい開発を反映するために、ミドルウェアハブ100の動作が経時的に変更されることを可能にし得る。これは、検査機器または検査供給品についての重要な情報が広められ、作用されることも可能にし得る。例えば、検査機器の特定の組または試薬の特定のバッチに欠陥があることが決定される場合、分析サーバ104は、影響を受けたサンプルを再検査するために、または別様におそらく誤りのある検査結果もしくは機器に依拠することを回避するために使用され得るそのようなデータまたは改訂ソフトウェアプロセスをミドルウェアハブ100に提供し得る。
ミドルウェアハブ100は、情報システムインターフェース105を介して病院情報システム(「HIS」)103にも接続され得る。病院情報システム103は、患者データ情報システム103を指し得る。ミドルウェアハブ100は、患者病歴、アレルギー、処方箋、患者人口統計学的データ、対応可能な検査技師等の従業員データ、検査研究室および種々の検査研究室において利用可能であり得る検査機器のタイプ等の施設データ、ならびに他の類似データ等の情報をHIS103から受信し、またはそれにアクセスし得る。そのようなデータは、例えば、患者履歴および人口統計に基づいて、追加の検査手順もしくは診断を識別するために、または複数の検査機器および複数の技師を横断して検査注文をより効率的に作成し、割り当て、および修正するために使用され得る。他のシステムおよびデバイスが、図1に示されるものに追加され得、本開示に照らして当業者に明白であろう。これらのデバイスは、例えば、バックアップまたは記憶ドライブ、ディスプレイデバイス、通信デバイス、および通知、アラーム、もしくは技師、臨床医、ならびに他の人員との他の相互作用を作成するための音声デバイス、バックアップ電力供給源、バックアップネットワークおよび通信デバイスならびにチャネル、および他のデバイスを含み得る。
ミドルウェアハブ100は、ディスプレイインターフェース109を介して1つ以上のグラフィカルユーザインターフェース111に接続され得る。グラフィカルユーザインターフェース111は、ミドルウェアハブ100の構成を管理するために、ミドルウェアハブ100によって取り扱われる検査結果もしくは他の情報を見るために、または他の情報および結果を見るために、ユーザによって使用され得る。
以下では、いくつかの実施形態では、医療検査を管理するためのミドルウェアハブ100および/または情報システム100によって提供される主要機能性が、簡潔に要約される。医療検査を管理するためのミドルウェアハブ100および/または情報システム100は、コンピューティングサーバ107の第1の受信セクション107aを用いて、機器通信インターフェース101を介して、研究室機器106、108、110のうちの少なくとも1つから機器データセットを受信するように構成され得る。さらに、ミドルウェアハブ100および/または情報システム100は、コンピューティングサーバ107の第2の受信セクション107bを用いて、情報システムインターフェース105を介して患者データ情報システム102、103のうちの少なくとも1つから履歴データセットを受信するように構成され得る。さらに、コンピューティングサーバ107の検査管理セクション107cは、機器データセットおよび履歴データセットに基づいて、検査管理データセットを生成するように構成され得る。さらに、コンピューティングサーバ107の規則エンジン107dは、検査タスクを生成するために、検査管理規則の組を検査管理データセットに適用するように構成され得る。さらに、コンピューティングサーバ107の更新セクション107eは、患者データ情報システム102、103のうちの少なくとも1つによって維持される患者データセットの検査注文の組を更新するように構成され得る。
いくつかの実施形態では、研究室機器106、108、110は、技術的検証を提供し、特定の検査結果を解釈するための情報にフラグを付け得る。この情報は、技術的性能監視のためのサービスパラメータに加えて、またはその代替として、試薬ロット番号、および開封安定性、ならびに異なる検査レベルに対する個々に実施された品質制御結果であり得る。いくつかの実施形態では、そのような情報は、研究室機器106、108、110において記憶され得、LIS102に転送されないこともある。いくつかの実施形態では、拡張ミドルウェアソリューションが、患者人口統計についてのデータ、サンプル材料および条件、および/または、分野を横断した以前の結果とともに、このタイプのデータを維持し得る。これは、LIS102の能力を超えた結果解釈を可能にし得る。いくつかの実施形態では、これは、ミドルウェアソリューション(例えば、ミドルウェアハブ100)が、LIS102によって使用され得るより限定された通信プロトコルとは対照的に、研究室機器106、108、110との相互作用のための知的な動的通信プロトコルを使用し得るので、サポートされ得る。
いくつかの実施形態では、HIS103は、潜在的に、患者の人口統計学的データ、疾患診断書、および他の情報とともに、検査要求をLIS102に送信し得る。LIS102は、検査要求を伴う関連データをミドルウェアに送信し得る。いくつかの実施形態では、ミドルウェアは、研究室機器106、108、110の各々からの情報を有し得る。この情報は、各分析上で利用可能である検査、各研究室機器(分析器)上で較正される検査、各分析器上の各試薬の状態等を含み得る。この情報が存在するいくつかの実施形態では、ミドルウェアハブは、各分析器/研究室機器のための作業リストを作成するためにそれを使用し得、次いで、それを適切な分析器に送信し得る。そして、完全自動分析器の場合、これは、分析器上のトラックを介して実装され得るか、または、独立型環境では、手動作業リストが、分析器のオペレータのために提供され得る。研究室機器が複数の部屋の中に位置する実施形態では、ミドルウェアは、機器間に仮想ブリッジを提供することができ、学際的反射検査を開始することができる。他の実施形態では、これは、ハブアンドスポークネットワークレイアウトを使用して実装され得る。いくつかの実施形態では、ミドルウェアは、分析器と直接通信し、特定の検査要求を適切な検査を実施するであろう分析器に送信し得る。分析器は、次いで、検査結果をミドルウェアに返信し得る。いくつかの実施形態では、結果が定義された参照範囲外である場合、または、それが特定のフラグを有する場合、ミドルウェアは、別の分析器上で参照検査を開始し得る。そのような反射検査は、最初の検査を提供した分析器を有する同じトラック上の別の分析器におけるものあり得るか、または別個の場所における別の分析におけるものであり得る。この反射検査の結果は、検査を実施する分析器によってミドルウェアに返信され得、その結果は、ひいては、ミドルウェアからLISおよび/またはHISに送信され得る。
(II.学際的検査結果管理の方法)
図2−6は、検査結果等の利用可能になる新しいデータが1つ以上の研究室機器106、108、110、HIS103からの患者データ、LIS102からの注文データ、および/または分析サーバ104からのソフトウェア構成変更によって生成されると、それを管理し、それに反応するために、ミドルウェアハブ100、医療検査を管理するための情報システム100、医療検査を管理するための学際的システム500、コンピューティングサーバ107、および/またはミドルウェアハブ100として動作するように構成される任意の他のデバイス等の構成されたデバイスによって実施され得るステップおよび方法を示す。
図2は、新しいデータが利用可能になると、それに反応し、それを分析するために、ミドルウェアハブ100、医療検査を管理するための情報システム100、および/または医療検査を管理するための学際的システム500等のデバイスによって実施され得るステップの1つの例示的組を示す。図2−6に示されるステップのうちのいくつかは、新しい検査結果または他のデータの到着の直後に起こるものとして議論され得るが、新しい検査が必要とされるか、または現在スケジュールされている検査が取り消されるべきかどうかに影響を及ぼし得るデータセットが、常に変化し得るので、ステップのうちの多くは、継続中の様式で実施され得ることを理解されたい。実際のシステム性能は、特定のミドルウェアハブ100がサービスを提供する患者および研究室機器の数、ならびにミドルウェアハブ100がデータにアクセスし、それを操作し得る速度等の因子に大いに応じて、変動し得るが、少なくともある場合、ミドルウェアハブ100が、新しい検査データの到着等のいくつかの高い優先度の発生に反応し得る一方で、取り消しのための既存の研究室注文を精査すること等の他の低い優先度のタスクは、処理サイクルが利用可能になるときにのみ実施され得ることを理解されたい。故に、開示されるシステムは、そのようなデータの優先度または処理時間の利用可能性に基づいて、異なる時間にあるタイプの新しいデータを取り扱うことに加えて、またはその代替として、ミドルウェアハブ100への新しいデータの到着または利用可能性に応答するように種々に構成され得ることを理解されたい。
動作中、ミドルウェアハブ100のデバイスまたはコンポーネントのうちの1つ以上のもの(例えば、LIS102、HIS103、検査機器106、108、110、および/または分析サーバ104)は、ミドルウェアハブ100に提供され、または、それによってアクセスされ得る新しいデータを生成し得る。新しいデータは、例えば、LIS102において臨床医によって手動で入力される新しいサンプル検査注文、HIS103において作成または更新される患者医療記録、研究室機器106、108、110において生成される検査結果、または分析サーバ104からのソフトウェア更新、検査管理規則セット更新、もしくはデータセットリフレッシュ命令を含み得る。
このデータが生成され、LIS102、HIS103、または他の病院システムで利用可能になると、このデータならびに他のデータは、ミドルウェアハブ100に提供され、またはそれによってアクセスされ、それが関連付けられ得る検査結果もしくは患者に対して維持され得る202。そのような維持は、データを新しい記憶場所にコピーすること、または、後により容易にアクセスされ得るように既存の場所におけるデータ間の関連付けを作成することを含み得る。新しい患者のための検査管理データセットは、若干疎であり得、患者の履歴、人口統計、および現在の医療事象についての情報のみを含み得る。しかしながら、他の患者に対して、検査管理データセットは、種々の過去および現在の手技のサンプル検査結果、これらの手技を実施するために使用された検査機器についての情報、これらの手技に関するサンプル採取および貯蔵情報、ならびに他の情報を含み得る。
検査管理データセットが維持され、より多くの情報が利用可能になるにつれて時間と共に進化すると、検査管理データセットは、規則エンジンに入力として提供され得、規則エンジンは、検査管理規則を実装し、サンプル再検査204が必要とされるかどうか、追加の新しい検査が必要とされるかどうか206、および、現在注文されている検査が修正され得るか、または取り消され得るか208を決定するように構成されている。例えば、検査管理データセットおよびサンプルに関連付けられた現在注文されている検査に基づいて、さらなる検査が特定のサンプルに必要とされないことを決定した後、サンプルがアーカイブに保管され得ること210を示す通知が、LISにおいて、ミドルウェアハブ100によって、および/または、ミドルウェアハブ100によってLIS102もしくは別のシステムに提供される対応する信号に応答して、生成され得る。一例として、ミドルウェアハブ100は、信号をLIS102および/またはHIS103に提供するように構成され得、その信号は、例えば、LIS102および/またはHIS103において出力される通知メッセージのためのメッセージ情報を備え得る。
検査管理データセットを構築するために使用される特定のデータおよびステップは、実装によって変動し得るが、図3は、ミドルウェアハブ100、医療検査を管理するための情報システム100、および/または医療検査を管理するための学際的システム500が、検査管理データセットを構築および維持するために実施し得るステップの1つの例示的組を示す。図3のステップは、議論のために1つの順序で示されるが、これらのステップは、多くの異なる順序で、またはデータが利用可能になると並行して起こり得ることを理解されたい。したがって、例えば、検査管理データセットは、新しいデータが利用可能になるとほぼリアルタイムで修正され得、または、それは、スケジュールに基づいて1時間あたり1回修正され得、または、それは、処理時間もしくはデータベース時間が利用可能になるとき、改訂のためにフラグを付けられ、または改訂され得、それらのうちの任意のものは、データセットイベントと称され得る。例えば、研究室機器がデータを生成すると、ミドルウェアハブ100は、患者サンプル検査の結果を示す検査機器106、108、110からの出力を受信し得る。そのような新しいデータの利用可能性は、データセットイベントの発生300としてミドルウェアハブ100によって認識され得る。結果データまたは結果データのサブセットは、以降のアクセスのためにミドルウェアハブ100によって保持され、または書き留められ得、次いで、結果データは、通常の記憶のためにLIS102に伝えられ得る。ミドルウェアハブ100によって保持され、または書き留められる結果データは、例えば、サンプルの識別、サンプルに実施される検査のタイプ、検査の数値的結果、検査中に技師によって入力された任意のカスタム注記、研究室機器の識別、検査中に使用された試薬または供給品のロット識別子、および検査機器106、108、110によって出力され得る他の類似情報を含み得る。起こり得る他のデータセットイベント300は、例えば、HIS103から入手可能である新しい患者データ、LIS102から入手可能である新しい注文、試薬のバッチが欠陥品としてフラグを付けられているという分析サーバ104からの指示、1人以上の患者もしくは1つ以上のサンプルに関連付けられたデータセットのためのスケジュールされたデータセットリフレッシュ時間の発生、または1人以上の患者もしくは1つ以上のサンプルに関して前もって受信されたデータにアクセスし、それを処理するためのデータ処理能力の利用可能性を含み得る。
データセットイベントが起こると300、ミドルウェアハブ100は、データセットイベントに関連付けられた患者について利用可能な患者データのコピーまたは参照を識別し、保持し得る302。患者データは、身長、体重、および性別等の患者の身体的特性、以前の診断および手技等の過去の病歴、ならびにHIS103または別の病院システムで利用可能であり得、病状(例えば、疾患を発症する傾向の識別)を診断する、または検査の必要性を決定することにおいてに役立ち得る患者を説明する他の情報を含み得る。ミドルウェアハブ100は、患者が受けている現在の手技のために利用可能な手技データのコピーまたは参照も識別し、保持し得る304。これは、患者の現在の場所、入院の理由、患者から収集されるサンプルの経過時間、患者に実施される手技、および入院以降患者に起こったことを示す他の類似情報等のHIS103または別の病院システム上に記憶されたそのような情報を含み得る。
ミドルウェアハブ100は、患者のために利用可能なサンプルデータのコピーまたは参照を識別し、保持し得る306。これは、収集される各サンプルの識別、サンプルのタイプ、各サンプルのための採取の時間、各サンプルの現在の場所、およびサンプル採取以降に起こったこと、ならびにサンプルが依然として生存しているかどうかを示し得る他の情報を含み得る。そのようなデータは、LIS102、HIS103、または別の病院システム上で利用可能であり得る。ミドルウェアハブ100は、患者のためのサンプルに関連付けられた検査機器データのコピーまたは参照も識別し、保持し得る308。これは、検査機器の識別、検査機器の場所、検査機器にアクセスした人員、検査機器のモデル、シリアル番号、および製造業者、検査機器のためのソフトウェアまたはファームウェアバージョン、検査機器のための保守日および較正記録または設定、検査中に使用された試薬、検査機器、または他の検査供給品のロット番号およびリコール状態、ならびに特定の検査機器からの結果の正確度または精度を示し得る他の情報を含み得る。そのようなデータは、機器106、108、110自体によって、および/またはLIS102、HIS103、分析サーバ104、もしくは別の病院システム上で提供される結果の中で利用可能であり得る。
このデータがミドルウェアハブ100に利用可能になると、ミドルウェアハブ100は、検査管理データセットが、新たに利用可能なデータまたはデータセットイベントに関連付けられた患者またはサンプルのためにすでに存在しているかどうかを決定し得る310。検査管理データセットは、特定のシステムの能力に応じて、種々の方法で一意に識別され得、例えば、各一意の患者は、その患者に関連付けられたデータを含む検査管理データセットを有し得、サンプル関連データは、一意の患者の部分対象である。代替として、検査管理データセットは、各一意のサンプルが、そのサンプルに関連付けられたデータを含む検査管理データセットを有し、患者データがその一意のサンプルの部分対象であるように、編成され得る。特定の検査管理データセットがすでに存在していることが決定される場合310、既存のデータセットは、新たに利用可能なデータに基づいて改訂および/または更新され得る314。新しい検査管理データセットが作成されるべきであることが決定される場合310、それは、新たに利用可能なデータに基づいて作成され得る312。
図4は、サンプルが再検査される、または新たに採取されるべきであるという指示を迅速に提供するために、ミドルウェアハブ100、医療検査を管理するための情報システム100、および/または医療検査を管理するための学際的システム500によって実施され得るステップの1つの例示的組を示す。新しい検査結果等の新しいデータが利用可能になると、サンプルが、システムによって識別され得400、それは、そのサンプルに関連付けられた検査管理データセットまたはそのサンプルに関連付けられた患者も識別し得る。サンプル結果および新たに利用可能な情報を反映する更新された検査管理データセットに関し、検査管理規則を適用するように構成された規則エンジンが、呼び出され得404、規則エンジンは、サンプル結果およびサンプル結果に関連付けられた検査管理データセットに基づいて、サンプル結果が精密かつ正確である可能性が高いかどうかを決定する。
検査管理規則は、例えば、サンプルの不適切な経過時間もしくは貯蔵、または関連付けられたサンプル検査からの特定の特性もしくは結果等の特定の発生のため検査管理データセットを検討するブール規則の組であり得る。ある場合、真として評価する単一の特性または発生は、検査機器情報が不正確な結果に寄与した可能性が高い致命的ソフトウェアエラーを示す場合等、検査結果が容認可能ではないことを示すが、他の場合、2つ以上の発生に対する真または偽のいくつかの評価が、検査結果を容認不可能としてマークするために要求され得る。例えば、ある場合、規則エンジンは、検査結果が容認可能ではないという決定を行うために、検査されたサンプルが検査されたときに古すぎたこと、および検査サンプルが採取と検査との間で貯蔵または保存されていなかったこととの両方を決定しなければならないこともある。
規則エンジンが、検査の結果が容認可能であると決定する場合406、検査結果は、コミットされ得408、それは、容認可能として結果にフラグを付けること、結果をLIS102にパスすること、結果を分析サーバ104にパスすること、または検査結果が新たに利用可能であるときの他のアクション、もしくは他の新たに利用可能なデータに基づいてチェックされたときにチェックおよび検証されたものとして以前の検査結果にフラグを付けることのうちの1つ以上のものを含み得る。結果が容認不可能であると決定された場合406、結果は、拒否され得410、それは、ある方法で容認不可能として結果にフラグを付けること、および結果をLIS102、分析サーバ104、または別のシステムのうちの1つ以上のものにパスすることを含み得る。検査結果を拒否した後410、サンプルのタイプ、サンプルの経過時間、サンプルのための貯蔵手順、および新しいサンプルの採取のための患者の利用可能性に基づいて、前もって採取されたサンプルが再検査のために依然として使用可能であるかどうかが、決定され得る412。新しいサンプルが必要とされないこと、または、別様にそれが利用不可能であることが決定される場合、以前のサンプルの再検査が、ミドルウェアハブ100によって自動的に注文され得る416。再検査は、例えば、以前または同一のサンプルの再現性能を含み得るが、新たに利用可能な情報を踏まえて以前の検査から生成されるデータまたは結果を再解釈することも含み得る。例えば、LIS102または分析サーバ104からのデータが、特定の検査機器106がある特性を一貫して高く測定していることを示す場合、検査結果は、この既知の不正確度を調節するように再処理され、新たに生成され得る。新しいサンプルが必要とされることが決定される場合、新しいサンプルおよび再検査が、ミドルウェアハブ100によって自動的に注文され得る414。ミドルウェアハブ100は、記録を作成すること、またはLIS100と直接、検査機器106、108、110のうちの1つ以上のものと直接、またはモバイルデバイスもしくは他の通信チャネルを介して1人以上の人員と直接通信することによって、新しい採取および新しい検査を注文し得る。
図5は、ミドルウェアハブ100、医療検査を管理するための情報システム100、および/または医療検査を管理するための学際的システム500が、追加の検査が必要とされるときを決定するために実施し得るステップの1つの例示的組を示す。最初に、システムは、追加の検査の必要性に影響を及ぼし得る新たに利用可能なデータを識別し得る500。これは、例えば、新しい検査結果、血圧読み取り値もしくは心拍数読み取り値等の新しい患者データ、新しい医療事象もしくは医療手技、または治療の経過中に利用可能になり得る他の類似データを含み得る。システムは、次いで、新たに利用可能なデータに関連付けられた検査管理データセットを識別し得る502。例えば、新しいデータが別の検査の検査結果である場合、システムは、新しい検査結果が関する患者、およびその患者に特有である検査管理データセットを識別し得る502。規則エンジンが、次いで、新たに利用可能なデータおよび関連付けられた検査管理データセットに基づいて、呼び出され得504、追加の検査が必要とされるかどうかを決定する506。
この決定は、規則エンジンによって利用可能なデータに適用されている1つ以上の検査管理規則に基づいて行われ得る。例えば、1つの規則は、新たに利用可能なデータが、患者における高い白血球数を示す検査結果であり、検査管理データセットが、患者が感染症歴を有することを示す場合、追加の検査の必要性を示し得る。追加の検査が現在必要とされていない場合、システムは、追加のデータの導入を待ち508、現時点では、他の措置を講じないこともある。追加の検査が必要とされる場合506、システムは、現在利用可能なサンプル、または追加のサンプルが患者から採取されなければならないかどうかに基づいて、その検査が実施され得ることを決定し得る。この決定は、サンプルの経過時間および貯蔵条件等の利用可能なサンプルデータに基づいて行われ得る。新しいサンプルが必要とされない場合510、追加の検査が、利用可能なサンプルを使用して注文され得る512。新しいサンプルが必要とされる場合510、追加のサンプル採取および検査が、注文され得る514。先の例と同様に、注文は、LIS102、検査機器自体106、108、110、またはパーソナルモバイルデバイスのうちの1つ以上のものと通信することによって、ミドルウェアハブ100によって作成され得る。
例として、1つのシナリオでは、第1の特性のための血液検査結果が、ミドルウェアハブ100において受信され、他の現在利用可能なデータに影響を及ぼす、またはそれによる影響を受け得る新しいデータとして識別され得る500。システムは、次いで、検査管理データセットから、新しいデータに影響を及ぼす、またはそれによる影響を受けるデータを識別し得る502。これは、第1の特性のための以前の血液検査、他の特性のための以前の血液検査、他のサンプルもしくは体液の検査、患者病歴、患者人口統計学的情報、または患者もしくは患者に実施される検査に関連付けられた他の情報を含み得る。そして、規則エンジンが、入力として新たに利用可能なデータを含む識別されたデータセット502を使用して、呼び出され得る504。このようにして、第1の特性のための新たに利用可能な血液検査は、そのサンプルもしくは結果の追加の検査が必要とされるかどうか、または任意のタイプの追加の検査が必要とされるかどうかを決定するために、全ての前もって利用可能なデータとの関連で検討され得る。
例えば、第1の特性を示す血液検査結果は、それ自体が、臨床医または患者監視デバイスもしくはツール等の自動プロセスに主要な関心事ではないこともある。しかしながら、規則エンジンは、この第1の特性を分析し、データセットが第1の特性のための以前の血液検査からの結果を含むので、以前の血液検査から現在検査までの第1の特性の変化が、アラームまたは追加の検査の原因であり得ることを決定し得る。同じことは、尿サンプル、組織サンプル、または他の採取されたサンプル等の1つ以上の他のサンプルからの検査結果との関連で、または、第2の特性、第3の特性、もしくは両方等の同一のサンプルからの他の特性の検査結果との関連で第1の特性の検査結果を検討する様式でも起こり得る。追加の検査が必要とされるという決定は、例えば、血液検査が第1の特性のために再検査されるべきこともしくは第2の特性に関して新たに検査されるべきことを決定すること、または、第1の特性についての新たに利用可能なデータを踏まえて以前の検査結果を再解釈すること、および、別のサンプルまたは特性の検査が新たに実施または反復されるべきことを決定することを含み得る。
図6は、ミドルウェアハブ100、医療検査を管理するための情報システム100、および/または医療検査を管理するための学際的システム500が、現在注文されている検査が修正されるとき、または取り消され得るときを決定するために実施し得るステップの1つの例示的組を示す。修正または取り消しのための現在の検査注文の監査は、例えば、スケジュールに基づいて、利用可能な処理時間に基づいて、または他の類似データセットイベントに基づいて、分析サーバ104もしくは他のシステムによって指図されるように、新しいデータがシステムに利用可能になると、起こり得る。最初に、新たに利用可能なデータのための現在の検査注文が、システムによって識別され得600、それらの検査注文に関連付けられた検査管理データセットが、識別され得る602。規則エンジンが、呼び出され得604、規則エンジンは、検査管理データセットおよび新たに利用可能なデータへの検査管理の組の適用に基づいて、現在の検査注文が理想的であるかどうかを決定する606。例えば、白血球数のための追加の血液検査のための検査注文は、検査が注文された後に患者が異なる症状を提示し始める場合、無関係になり得る。現在無関係である検査を実施することの費用を回避することに加えて、検査を取り消すことは、依然として患者転帰に関連する検査の実施のために貴重な検査機器および技師の時間を解放することによって、検査の効率を全体的に向上させ得る。
新たに利用可能なデータに関連付けられた現在の検査注文が、依然として理想的である場合606、システムは、任意の検査注文を修正する前、または取り消す前、いかなる変更も行わず、追加のデータを待ち得る610。現在の検査注文が理想的ではない場合606、システムは、それらが修正される必要があるか、または取り消される必要があるかを決定し得る612。新しい症状または新たに利用可能な検査結果が注文された検査を完全に無関係にする場合612、システムは、無駄な時間および材料を防止するために、単純に検査注文を取り消し得る614。他の場合、検査注文のパラメータを修正すること616が、診断に対するその価値を増加させるために十分であり得る。例えば、いくつかの状況では、新しい検査結果または新しい患者データは、血液サンプルの白血球検査にもはや関連性がないが、コレステロール値が、現在、患者転帰にとってある価値を有し得ることを示し得る。そのような場合、システムは、血液サンプルが、コレステロール値を検査する能力を有する場所にすでに存在していることを決定し、検査を完全に取り消し、血液サンプルがアーカイブに保管され、または破棄され、新しいサンプルを要求し得る代わりに、むしろ、検査注文を修正し616、要求される検査のタイプを変更し得る。
(III.学際的検査結果管理事例研究)
上で説明されるような疾患間管理システムが、検査の効率を向上させることによって治療の質および患者転帰を向上させ得る種々のシナリオが存在する。
(鬱病の診断および治療)
リチウムが、躁鬱病の治療で広く使用されている。炭酸リチウムとして投与されると、それは、消化管によって完全に吸収され、ピーク血清濃度が、経口投与の2〜4時間後に発生する。血清中の半減期は、48〜72時間であり、腎臓を通して一掃される(排出がナトリウムのそれに匹敵する)。腎臓機能の低下は、クリアランス時間を延長させ得る。リチウムは、中枢神経系への鎮静作用を生じる神経伝達物質の取り込みを増進することによって作用する。血清リチウム濃縮は、本質的にコンプライアンスを確実にするように、かつ毒性を回避するように実施される。中毒の早期症状は、無気力、不活発、眠気、倦怠感、言語障害、不規則な振戦、間代性筋けいれん性単収縮、筋力低下、および運動失調を含む。1.5mmol/L(投与の12時間後)よりも高い濃度は、中毒の有意な危険性を示す。
鬱病は、ますます一般的となっている診断である重篤な疾患である。鬱病がある患者の治療は、医療システムおよび提供者に大きな影響を及ぼす。効果的な薬剤が、利用可能であり、長期入院治療は、稀であるが、薬剤は、非常に密接に監視される必要がある。患者が鬱病に対する薬剤を受けている場合、患者は、最適には約1.2〜1.5mmol/lである、ある血清リチウム濃度を有する。血清中のリチウム濃度は、イオン感受性膜を通して測定される。リチウム濃度が血清中の1.2〜1.5mmol/lの参照範囲回廊を下回る場合、または上回る場合、患者が臨床医の薬剤ガイダンスに従っていないか、または、選定された治療(治療手段)がこの特定の患者のために効果的ではないことを示す。量が入院中に定義された参照範囲を下回る場合、患者は、治療(治療手段)から除去され得、量が範囲を上回る場合、患者がある方法で自己治療していること、または治療(治療手段)への予測不可能な反応を有していることを示し得る。
治療薬剤(治療薬または医薬品)監視(「TDM」)検査が高価であるので、患者が参照範囲を下回る場合、検査の成果は、「カットオフを下回る」であり、臨床医は、研究室結果からいかなる利益も獲得することができない。参照レベルが上回る場合、患者が現場で他の薬物を使用しているか、または投与量が高すぎるので、緊急TDM検査の必要性を示し得る。その患者の治療は、意図的な過剰摂取の試行のインジケータであり得るので、厳密に制御されるべきである。
同様に、身元不明の若年患者が、事故またはアルコール乱用に起因して来院し得る状況では、鬱病治療薬物(例えば、アンフェタミン、鎮痛剤)が、凝固状態に影響を及ぼし得るいくつかの娯楽薬物(例えば、エクスタシーまたはMDMA)の代わりに添加薬物が使用され得るので、薬物乱用をチェックするためにリチウムに対して自動的に検査され得る。この検査は、TDM検査および測定が、そのような患者が到着し得るときに夜勤検査プロファイルの通常の一部ではないこともあり、POCT検査等の典型的に使用される夜勤検査プロファイルが、娯楽薬物乱用を決定するために十分に信頼性または感受性がないこともあるので、要求され得る。エクスタシーは、他の薬物とのいくつかの既知の協調的相互作用を有し、治療の早い段階で検出されなければ、患者にとって重篤かつ危険な医学的状況を引き起こし得、それは、臨床医または病院にとって法的責任または無駄につながり得る。
上で説明されるようなミドルウェア学際的管理システムは、ある検査管理規則を実行し、説明される状況に対処するように構成され得る。例えば、1つの検査管理規則は、検査管理データセットが、患者がMDMAの過去の使用を示す以前の検査結果を有することを示す場合、TDM検査の注文が自動的に作成されるようにし得る。別の検査管理規則は、TDM検査が要求され、リチウムが欠落している場合、検査注文が作成されるようにし得る。別の検査管理規則は、若年患者がアルコール乱用または中毒の症状を呈していること等の検査管理データセットの中に存在するある患者人口統計および診断に基づいて、検査注文が作成されるようにし得る。別の検査管理規則は、患者が検査管理データセットの中に薬物乱用または過剰摂取の履歴または他の危険因子を有する場合、検査注文が作成されるようにし得る。本ユースケースに対処するための他の検査管理規則は、本明細書の開示を踏まえて当業者に明白であろう。
(クレアチニンクリアランス尿)
学際的疾患管理システムのための別のユースケースは、薬物乱用患者における腎不全、心不全、および薬物効果の特性のための効率的な検査および監視である。腎機能不全または心不全の高信頼診断は、治療中の種々の間隔で患者から採取されている尿サンプルおよび血液サンプルの両方を要求し得る。クレアチニンクリアランス検査は、腎臓が機能している程度についての情報を提供することに役立つ。検査は、尿中のクレアチニンレベルを血液中のクレアチニンレベルと比較する。クレアチニンは、身体がエネルギーを筋肉に供給するために作製する化学物質であるクレアチンの化学老廃物である。尿中のクレアチニンレベルを血液中のクレアチニンレベルと比較することは、糸球体濾過量(「GFR」)の指示を提供する。GFRは、腎臓が機能している程度、特に、糸球体と呼ばれる腎臓の濾過機能の測定値である。
クレアチニンは、腎臓によって完全に身体から除去または一掃される。腎臓機能が異常である場合、より少ないクレアチニンが尿を通して放出されるので、クレアチニンレベルは、血液中で増加する。クリアランスは、多くの場合、ミリリットル毎分(ml/分)として測定され、参照範囲が、男性では97〜137ml/分、女性では88〜128ml/分である。血清中クレアチニン参照範囲は、男性では0.6〜1.2mg/dlまたは53.1〜106.2μmol/l、女性では0.5〜1.0mg/dlまたは44.3〜88.2μmol/lに変動し得る。3mg/dlを上回る血清クレアチニンがある患者は、連続透析を要求し得る。薬物中毒または薬物乱用患者は、検査結果をより低く歪曲するために、極端な量の水を飲むことによって、そのサンプルを希釈することによって検査または診断を捏造し得る。
上で説明されるようなミドルウェア学際的管理システムは、ある検査管理規則を実行し、説明される状況に対処するように構成され得る。例えば、1つの検査管理規則は、検査管理データセットが、血清クレアチニンが3mg/dlを上回ることを示し、患者履歴または診断が腎臓または心臓疾患を示すとき、クレアチニンクリアランス検査のための検査注文を作成し得る。別の検査管理規則は、TDM検査が要求される場合、追加注文としてクレアチニンクリアランス検査のための検査注文を作成し得る。このユースケースに対処するための他の検査管理規則は、本明細書の開示を踏まえて当業者に明白であろう。
(敗血症診断)
学際的疾患管理システムのための別のユースケースは、手術後の敗血症のための効率的な検査および監視である。麻酔後の覚醒期間中、患者は、非常に密接に監視される。そのような監視は、脈拍、温度、および血液酸素化の非侵襲性監視を含む。監視の結果に基づいて、臨床医は、患者が集中治療室もしくは通常治療室の中にいるべきかどうか、または患者が完全に退院され得るかどうかを決定し得る。正常回復の1つの早期インジケータは、体温である。体温が上昇する場合、赤血球沈降率(ESR)およびC反応性タンパク質(CRP)値を含む血液ガスおよび血球数が、定期的にチェックされるであろう。これらのパラメータは、外傷反応または細菌性もしくはウイルス性炎症に基づく敗血症を識別し得る炎症前インジケータである。これらのパラメータが、それらを引き起こす症状への遅い応答時間、例えば、約12時間を有し得るので、結果解釈は、極めて困難であり得る。
正常CRP範囲が、10mg/l未満であり得る一方で、10〜50mg/lのレベルは、おそらく局所感染症または術後外傷によって引き起こされる低いまたは中程度影響を伴う感染症を示し、50〜100mg/lのレベルは、根本的原因分析および即時対応が要求される高い感染症を示す。CRP値が迅速に増加する場合、臨床医は、遅い応答時間に起因して、敗血症のますます重大な危険性に気付かないこともある。ICU部門または術後監視からの患者の正常な検査結果に基づいて、上で説明されるようなミドルウェア学際的管理システムは、検査管理規則を実行し、値が約30分〜2時間の短い間隔内で増加するにつれて、インターロイキン−6(IL−6)およびプロカルシトニン検査の測定に関して自動的に監視し、必要な抗生物質治療(分析)のためにいかなる遅延も回避するように、または抗生物質を用いた予防的であるが不必要かつ高価な治療(分析)を回避するように臨床医を誘導するように構成され得、それは、より良好な患者転帰につながり得る。
IL−6は、血球数中の増加する白血球集団を活性化し、患者の熱が臨床医によって検出される前でさえも、これから起こる感染症を事前警告し得る。IL−6およびプロカルシトニン検査の検査結果は、臨床医が細菌性感染症と慢性疾患に起因する自己免疫反応とを区別することを可能にし得る。臨床医のために、この情報は、非常に重要であり、細菌性炎症の場合、プロカルシトニン値が増加する一方で、ウイルス性感染症の場合、プロカルシトニン値が大部分は正常範囲内であるので、理想的にはプロカルシトニン検査によって密接に監視されるであろう。炎症の指示がある患者の臨床医監視は、抗生物質を用いた治療を開始する前、微生物学的検査のための血液培養のために血液サンプルが採取されることを要求する。血清中のプロカルシトニンが、監視中に増加している場合、それは、細菌性感染症を示す。
任意の細菌性感染症は、院内感染の高い危険性に起因して、さらなる調査を要求する。危険性に起因して、臨床医は、定期的な微生物学的検査を実施し、多剤耐性黄色ブドウ球菌(「MRSA」)によって、または他の細菌によって引き起こされる院内感染症を区別する必要があり得る。これは、ミドルウェアシステムが、未検出または誤診炎症の危険性を低減させ得、不必要な患者処置および費用を防止または削減することによって、より良好な患者転帰に非常に影響が強くあり得る早期指示として、患者プロファイルに対してIL−6およびプロカルシトニンの術前および術後監視を補助する検査管理規則を伴って構成されるための機会を提供する。そのようなミドルウェアシステムは、追加の検査注文が多重抗生物質治療(分析)から特定の抗生物質治療(分析)まで可能な限り早く作成され、非効率的かつ不必要な治療を削減し得るように、細菌成長に対して微生物学的検査および血液培養検査を密接に監視するための検査管理規則で構成され得る。
細菌性敗血症の他の潜在的指示は、好中球および単球量を含む。いくつかの実施形態では、ミドルウェアシステムは、細菌性敗血症がなかった患者で予期されるであろう、好中球および/または単球値の範囲を示すパラメータを含み得る(すなわち、規定範囲内の好中球または単球量がある患者は、細菌性敗血症がないものとして確信を持って扱われ得る)。そのような実施形態では、規定範囲を上回る好中球または単球量が検出されたとき、範囲外読み取り値が検出されたサンプルは、細菌性敗血症の潜在的診断を確認または否定するように、反射検査のために別の分析器にルーティングされ得るという規則が存在し得る。加えて、いくつかの実施形態では、反射検査が適用されるべきであるかどうかを決定することにおいて使用される範囲は、関連患者に関するコンテキストデータに同調され得る。例えば、ある場合、患者が、より敗血症のより高い危険性があると見なされた場合(例えば、外科的治療を最近受けた場合)、別様に正常として扱われ得る量測定が、代わりに、潜在的細菌性敗血症を識別するように反射検査をトリガし得る。このユースケースに対処するための他の検査管理規則は、本明細書の開示を踏まえて当業者に明白であろう。
(赤血球数)
学際的疾患管理システムのための別のユースケースは、赤血球数、ヘモグロビン値、およびEDTA血中フェリチン血清中で測定される平均赤血球容積(「MCV」)値の効率的な検査および監視である。血液中に含まれる赤血球は、肺を通した体内のガス交換に関わる。赤血球の内側のヘモグロビンは、肺を通した身体の中への酸素および身体の外へのCO2のための担体として使用される。計数された赤血球値が正常であるが、ヘモグロビン値が低い場合、肺を通したガス交換能力が減少する。応答して、患者は、1分あたりの換気率を増加させ、身体の中に十分な酸素を入れ、身体の外にCO2を出す。ヘモグロビンの酸素化能力が低下する場合、患者は、集中的であり得、人体内の血液循環が主要な機能に限定され、血液が脳と心臓との間のみで循環しており、手および脚のような末梢身体部分が支援されないことを意味する。
ヘモグロビンの参照範囲は、女性では12〜15.5g/dl、男性では14〜15.5g/dlであり得る。赤血球の参照範囲は、女性では3.9〜5.0Mio/μl、男性では4.3〜5.6Mio/μlであり得る。MCVの参照範囲は、約84〜98flであり得る。赤血球あたりの平均赤血球容積ヘモグロビン値(「MCH」)の参照範囲は、約24〜34pgであり得る。平均赤血球ヘモグロビン量の参照範囲は、約32〜36g/dlであり得る。複数の理由が、参照範囲外のヘモグロビン結果に関連し得る。
例えば、低いヘモグロビン値は、内出血によって、または人体内の癌に起因して、示され得る。内出血と癌とを区別するために、血清フェリチン値は、内出血の場合のように、診断経路を支援することができ、血清フェリチンは、正常範囲内であり、エリトロポエチン(EPO)血清レベルは、骨髄中の増加する網状赤血球産生に起因して高い。低い赤血球値と組み合わせた低いヘモグロビン結果は、内出血を示すことができ、この場合、MCV値は、計算値として正常範囲内であり、血清フェリチンレベルも正常であるが、血液凝固(クエン酸管)の結果は、異常を示す。正常な赤血球数を伴う低ヘモグロビン結果は、最終的には低いMCV値となり、患者に、血清中で測定されるビタミンB12が不足していることを示し得る。検査の再実行は、臨床医が患者転帰を向上させるために必要とされる措置を講じることに役立たないこともある。
上で説明されるようなミドルウェア学際的管理システムは、ある検査管理規則を実行し、説明される状況に対処するように構成され得る。例えば、1つの検査管理規則は、データ管理セット、特定の臨床医、部門、もしくは診断コーディングにリンクされる情報、または患者の以前の結果検査に基づいて、追加の血液検査の必要性を検出し、応答して、検査注文が自動的に作成されるようにし得る。別の検査管理規則は、患者人口統計学的情報、LISによって提供される診断およびリクエスタ、ビタミンB12、EPO、もしくはフェリチン結果のうちの1つ以上のもの、または血液凝固状態を含む検査管理データセットに基づいて、検査注文が作成されるようにし得る。このユースケースに対処するための他の検査管理規則は、本明細書の開示を踏まえて当業者に明白であろう。
発明者らの技術のさらなる変形例および特徴は、本開示を踏まえて当業者に即時に明白であり、当業者によって必要以上の実験を伴わずに実践され得る。故に、本書によって、または本書に関連する任意の文書によって与えられる保護を本明細書に明示的に開示される資料に限定する代わりに、保護は、標識「明示的定義」の下に列挙される、これらの請求項の中の用語が、その中に記載される明示的定義を与えられ、残りの用語が、汎用辞書によって示されるようなそれらの最も広義の合理的解釈を与えられるとき、存在する場合、本明細書または関連文書に記載される請求項によって定義されると理解されるべきである。上記開示に基づいて、そのような請求項に与えられるであろう解釈が、「明示的定義」に基づいて与えられるであろう解釈および汎用辞書によって提供されるような最も広義の合理的解釈よりも多少狭いという程度まで、「明示的定義」によって提供される解釈および汎用辞書によって提供されるような最も広義の合理的解釈が優先するものとし、本明細書または優先文書内の用語の一貫していない使用には、有効ではないものとする。
(明示的定義)
請求項で表出するとき、何らかのものが他の何らかのものに「基づく」という記述は、何らかのものが、少なくとも部分的にそれが「基づく」として示されるものによって決定されることを意味すると理解されるべきである。何らかのものが、そのものによって完全に決定されることを要求される場合、それは、そのものに「排他的に基づく」として説明されるであろう。
請求項で使用されるとき、「構成される」は、「構成される」ものが、具体的目的のために適合、設計、または修正されることを意味すると理解されるべきである。コンピュータとの関連で「構成すること」の例は、コンピュータが行うように「構成される」具体的行為を実施することにおいて使用され得る特定のデータ(命令を含み得る)をコンピュータに提供することである。例えば、コンピュータ上にMicrosoft(登録商標) WORDをインストールすることは、ワードプロセッサとして機能するようにコンピュータを「構成し」、それは、オペレーティングシステムおよび種々の周辺機器(例えば、キーボード、モニタ等)等の他の入力と組み合わせて、Microsoft WORDのための命令を使用することによって行う。
請求項で使用されるとき、「決定すること」は、何らかのものを生成すること、選択すること、定義すること、計算すること、または別様に規定することを指すと解釈されるべきである。例えば、分析の結果として出力を取得することは、その出力を「決定すること」の例であろう。第2の例として、可能性な応答のリストから応答を選定することは、応答を「決定する」方法であろう。第3の例として、外部ソース(例えば、マイクロホン)から受信されるデータをあるものとして識別することは、そのものを「決定すること」の例であろう。
請求項で使用されるとき、「組」は、それが指すタイプのゼロまたはそれを上回るオブジェクトを含む集合を指すと理解されるべきである。したがって、例えば、「整数の組」は、複数の整数値を含むオブジェクト、単一の整数値のみを含むオブジェクト、およびいかなる整数値も全く含まないオブジェクトを含む、整数値を含むように構成されるオブジェクトを説明する。
Claims (21)
- 医療検査を管理するための情報システムであって、前記システムは、
a.少なくとも1つの研究室機器および少なくとも1つの外部患者データ情報システムと情報を交換するように構成されたコンピューティングサーバと、
b.前記コンピューティングサーバと通信可能に結合され、前記コンピューティングサーバと前記少なくとも1つの外部研究室機器との間のデータ通信を提供するように構成された機器通信インターフェースと、
c.前記コンピューティングサーバと通信可能に結合され、前記コンピューティングサーバと前記少なくとも1つの外部患者データ情報システムとの間のさらなるデータ通信を提供するように構成された情報システムインターフェースと
を備え、
前記少なくとも1つの外部患者データ情報システムは、検査注文の組と履歴データセットとを備えている患者データセットを維持するように構成され、
前記コンピューティングサーバは、
i.前記機器通信インターフェースを介して前記少なくとも1つの外部研究室機器から機器データセットを受信するように構成された第1の受信セクションと、
ii.前記情報システムインターフェースを介して前記少なくとも1つの外部患者データ情報システムから履歴データセットを受信するように構成された第2の受信セクションと、
iii.前記少なくとも1つの外部研究室機器から受信される前記機器データセットに基づいて、かつ前記少なくとも1つの外部患者データ情報システムから受信される前記履歴データセットに基づいて、検査管理データセットを構築するように構成された検査管理セクションと、
iv.検査管理規則の組を前記検査管理データセットに適用し、検査タスクを生成するように構成された規則エンジンと、
v.前記検査タスクに基づいて、前記少なくとも1つの外部患者データ情報システムによって維持された患者データセットの検査注文の組を更新するように構成された更新セクションと
を備え、
前記機器データセットは、患者に関連付けられた検査結果を備え、
前記履歴データセットは、前記患者に関連付けられた生体情報および履歴情報のうちの少なくとも1つを備えている、システム。 - ディスプレイインターフェースをさらに備え、前記ディスプレイインターフェースは、受信デバイスによってレンダリングされると、グラフィカルユーザインターフェースを表示するデータを提供するように構成され、前記グラフィカルユーザインターフェースは、前記検査注文の組の更新の説明を備えている、請求項1に記載のシステム。
- 前記コンピューティングサーバの前記規則エンジンは、前記検査管理データセットの変更に応答して、前記検査管理規則の組を前記検査管理データセットに適用するようにさらに構成され、前記検査管理データセットの前記変更は、
a.前記機器データセットにおける新しい検査結果、
b.前記履歴データセットにおける新しい患者診断、
c.前記検査注文の組における変更、
d.前記検査管理規則の組における変更
のうちの1つ以上のものに関連付けられている、請求項1に記載のシステム。 - 前記規則エンジンは、前記検査管理データセットにおける新しい検査結果に基づいて、前記検査タスクを生成するように構成され、
前記検査注文の組における変更は、新しい検査注文および反復検査注文から成る群から選択される、請求項3に記載のシステム。 - 前記規則エンジンは、前記検査管理データセットにおける新しいデータに基づいて、前記検査タスクを生成するように構成され、
前記検査タスクは、新しい検査注文、新しいサンプル、および検査注文から成る群から選択される、請求項1に記載のシステム。 - 前記規則エンジンは、前記検査管理データセットにおける新しいデータまたは前記検査注文の組における変更に基づいて、前記検査タスクを生成するように構成され、
前記検査タスクは、検査注文修正および検査注文取り消しから成る群から選択される、請求項1に記載のシステム。 - 前記規則エンジンは、
a.患者年齢と、
b.患者身元と、
c.患者の現在の病状と
に基づいて、前記検査タスクを生成するように構成され、
前記検査タスクは、治療薬または医薬品の監視である、請求項1に記載のシステム。 - 前記規則エンジンは、
a.血清クレアチニンレベルと、
b.前記患者の過去の病状と
に基づいて、前記検査タスクを生成するように構成され、
前記検査タスクは、クレアチニンクリアランス検査である、請求項1に記載のシステム。 - 前記規則エンジンは、
a.微生物学的検査結果と、
b.血液培養検査結果と
のうちの1つ以上のものに基づいて、前記検査タスクを生成するように構成され、
前記検査タスクは、多重抗生物質分析および特定の抗生物質分析のうちの1つ以上のものである、請求項1に記載のシステム。 - 前記規則エンジンは、
a.前記患者の医療診断と、
b.B12、EPO、またはフェリチンのうちの1つ以上のものを備えている前記患者の以前の検査結果と、
c.患者の人口統計学的情報と、
d.血液凝固状態と
のうちの1つ以上のものに基づいて、前記検査タスクを生成するように構成され、
前記検査タスクは、血中フェリチン血清検査である、請求項1に記載のシステム。 - 分析コンポーネントをさらに備え、前記分析コンポーネントは、前記コンピューティングサーバから性能データの組を受信するように構成され、
前記性能データの組は、前記規則エンジンの入力および出力を説明する情報を備え、
前記分析コンポーネントは、前記性能データの組に基づいて修正を前記規則エンジンに提供するようにさらに構成されている、請求項1に記載のシステム。 - 前記コンピューティングサーバは、
a.クラウドベースのコンピューティング環境と、
b.専用サーバと、
c.多機能サーバ上のソフトウェアプロセスと
から成る群から選択される、請求項1に記載のシステム。 - 医療検査を管理するための学際的システムであって、前記システムは、
請求項1に記載の医療検査を管理するための情報システムと、
少なくとも1つの研究室機器と、
検査注文の組と履歴データセットとを備えている患者データセットを維持するように構成された少なくとも1つの患者データ情報システムと
を備え、
前記少なくとも1つの研究室機器は、前記情報システムの前記機器通信インターフェースを介して、前記情報システムの前記コンピューティングサーバに通信可能に結合され、
前記少なくとも1つの患者データ情報システムは、前記情報システムの前記情報システムインターフェースを介して、前記情報システムの前記コンピューティングサーバに通信可能に結合されている、システム。 - 医療検査を管理するための情報システムを動作させる方法であって、
前記情報システムは、コンピューティングサーバと、少なくとも1つの外部研究室機器と通信可能に結合された機器通信インターフェースと、少なくとも1つの外部患者データ情報システムと通信可能に結合された情報システムインターフェースとを備え、前記情報システムの前記外部患者データ情報システムは、検査注文の組と履歴データセットとを備えている患者データセットを維持するように構成され、
前記方法は、
前記コンピューティングサーバを用いて、前記機器通信インターフェースを介して前記少なくとも1つの外部研究室機器から機器データセットを受信するステップと、
前記コンピューティングサーバを用いて、前記情報システムインターフェースを介して前記少なくとも1つの外部患者データ情報システムから履歴データセットを受信するステップと、
前記コンピューティングサーバを用いて、前記受信された機器データセットに基づいて、かつ前記受信された履歴データセットに基づいて、検査管理データセットを構築するステップと、
前記コンピューティングサーバを用いて、検査管理規則の組を前記検査管理データセットに適用することに基づいて、検査タスクを生成するステップと、
前記コンピューティングサーバを用いて、前記生成された検査タスクに基づいて、前記少なくとも1つの外部患者データ情報システムによって維持された患者データセットの検査注文の組を更新するステップと
を含み、
前記機器データセットは、患者に関連付けられた検査結果を備え、
前記履歴データセットは、前記患者に関連付けられた生体情報および履歴情報のうちの少なくとも1つを備えている、方法。 - 医療検査を管理するための情報システムのコンピューティングサーバ上で実行されると、請求項14に記載の方法のステップを実施するように前記コンピューティングサーバに命令するコンピュータプログラム要素。
- 請求項15に記載のコンピュータプログラム要素が記憶されたコンピュータ読み取り可能な媒体。
- 健康管理のための方法であって、前記方法は、
− 検査を実施するために患者からサンプルを採取することと、
− 前記サンプルに実施されるべき前記検査のための要求を受信することであって、前記検査は、所定のパラメータの組に関連付けられている、ことと、
− 前記要求された検査に基づいて、ミドルウェアを介して前記サンプルを第1の研究室機器にルーティングし、前記第1の機器上で前記検査を実施し、前記検査の結果を前記ミドルウェアに報告することと、
− 前記ミドルウェアにおいて、前記結果が前記要求された検査に関連付けられた前記所定のパラメータの組からの規定範囲を超えているかどうか、および前記結果が前記規定範囲外であるかどうかを決定することであって、前記ミドルウェアは、前記サンプルに反射検査を実施するために前記サンプルを第2の研究室機器にルーティングする、ことと、
− 前記ミドルウェアにおいて前記第2の研究室機器から前記反射検査の結果を受信することと、
− 前記ミドルウェアから前記反射検査の前記結果を研究室情報システムに送信することと
を含む、方法。 - 前記検査タスクは、前記サンプルに検査を実施することであり、前記サンプルに実施されるべき前記検査は、敗血症を検出することまたは敗血症を監視することである、請求項14に記載の方法。
- 前記検査タスクは、前記サンプルに検査を実施することであり、前記サンプルに実施されるべき前記検査は、1つ以上の炎症マーカのための検査であり、前記炎症マーカは、ESR、CRP、IL−6、およびPCTから成る群から選択される、請求項14に記載の方法。
- 前記規則エンジンは、治療薬もしくは医薬品の監視、クレアチニンクリアランス検査、多重抗生物質分析もしくは特定の抗生物質分析、または血中フェリチン血清分析から成る群に基づいて、前記検査タスクを生成するように構成されている、請求項1に記載のシステム。
- 前記規則エンジンは、
a.患者の温度と、
b.患者の脈拍と、
c.患者の血液酸素化と、
d.PCT、IL−6、CRP、またはESRのうちの1つ以上のものを備えている前記患者の以前の検査結果と
のうちの1つ以上のものに基づいて、前記検査タスクを生成するように構成され、
前記検査タスクは、敗血症を検出することまたは敗血症を監視することである、請求項1に記載のシステム。
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