JP2020506532A - 積層体を形成するための方法および積層体 - Google Patents

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Abstract

以下のステップ:電気を伝導することができる第1の層(2)を形成するステップと、第1の層(2)上に関心層(3)を形成するステップであって、前記関心層(3)は少なくとも1つの自由体積を含む、ステップと、少なくとも1つの修復要素(7)を形成するステップであって、各修復要素は、関心自由体積と呼ばれる自由体積を少なくとも部分的に充填し、修復要素(7)は、少なくとも1つの絶縁層を含み、前記少なくとも1つの自由体積の外側に位置する第1の層(2)と反対側の、関心層(3)の上表面(31)を自由にしておく、ステップと、関心層(3)上に、電気を伝導することができる第2の層(20)を形成するステップであって、第2の層(20)は、修復要素(7)および自由表面(31)を覆う、ステップとを含み、修復要素(7)を形成するステップは、以下のステップ:関心層(3)上に、関心自由体積内に少なくとも部分的に延在する層(4)を形成するステップと、関心体積内に位置する緩衝層(4)の少なくとも一部を充填層(5)で覆うステップであって、前記緩衝層(4)および充填層(5)は、異なる材料で作られている、ステップとを含む、積層体を製造するための方法。

Description

本発明は、電子デバイスで使用されるように意図された薄層積層体における欠陥を修復するためのプロセスに関する。
問題のデバイスは、例えば、トランジスタ、例えば電界効果トランジスタ、電流整流ダイオード、太陽電池、光検出器セル、コンデンサ、レーザダイオード、センサ型デバイス、メモリ、あるいは発光ダイオード、受動部品(インダクタ、コンデンサ、抵抗器)、圧力センサまたは温度センサとすることができる。それは特に、剛性または可撓性(プラスチック)基板上の有機電子デバイスの問題である。これらのデバイスは、独立した構成部品または互いに接続される構成部品の形をとり得る。積層体は、単一デバイスまたは複数のデバイス、例えばデバイスのマトリクスアレイの形をとるように意図されてもよい。
本発明は、より詳細には、有機ダイオードの積層体の分野、および有機太陽電池または有機光検出器で使用される積層体に適用される。
これらの積層体は、従来、電気を伝導することができる2つの層の間に介在する、薄く、有機、部分的に有機または無機であり、絶縁性、半導体または導電性の、関心層を含む。
従来技術の既知のデバイスで、複数のタイプのトポロジー製造欠陥が関心層に出現することが分かる。これらの欠陥は自由体積タイプのものである。それらは、関心層における貫通孔である場合があり、それらはそのとき、活性層の両側に現れる。それは、同様に、関心層の残りの部分におけるよりも、活性層と導電層との間のより大きい自由体積の区域の問題とし得る。関心層の残りの部分における自由体積の区域は、例えば、導電層のうちの1つだけに開口するブラインドホールである。それは、変形形態として、積層体が製造される方向に予め設定された公称厚さよりも小さい厚さを活性層が有する区域の問題とし得る。
より大きい自由体積のこれらの区域は、薄層の堆積の瞬間に表面上の粒子によって、表面上のトポロジー欠陥もしくはピーク、または異なる表面張力を有する区域などの基板欠陥の存在によって、活性層が液体処理によって堆積されるとき溶液中の粒子(未溶解物質)の存在によって、または堆積表面からの活性層の局所的なディウェッティングによって、などで生じ得る。これらの孔は、1ナノメートル〜数百ミクロンの横寸法を有し得る。それらは薄層の形成中に発生する。
これらの欠陥区域は、デバイスの製造中に発生する。より大きい自由体積のこれらの区域は、電気リーク(電流が2つの電極間により容易に流れることになる区域)を発生させる場合がある。寄生リーク電流は、特に有機ダイオードの場合に、関心薄膜が導電性電極を形成する導体を電気的に隔離することになっている電子デバイスに出現する場合がある。したがって、活性層における貫通孔の存在は、2つの導電性電極を局所的に短絡させることにつながる場合がある。
これらの寄生リーク電流は、有機光検出器または電流整流ダイオードで起こるとき非常に不利である。具体的には、この場合、ダイオードの逆バイアス領域および暗所における電流は、(1nA/cmのオーダで)非常に低くなければならない。したがって、関心層における欠陥を通した最もわずかな電気リークは、この電流を桁違いに増加させ、ダイオードの性能を劇的かつ不可逆的に低下させる場合がある。
これらの寄生リーク電流は、有機太陽電池で同様に不利であるが、比較的程度は低い。このようなデバイスでは、ダイオードのリーク電流が低いほど、太陽電池は低照度に良好に応答することができるようになる。
ブラインドホールまたはより大きい自由体積の区域は、同様に、電気的破壊に陥りやすい。これらの区域は、それらが電界の下でより容易に劣化する傾向があるという意味で、より脆弱である。ここで、フォトダイオードで2つの電極を分離する有機層(光変換層)が少なくとも1つの厚さ不足タイプの欠陥を含有する場合、電界は、厚さ不足の領域で増加し、それをより電気的破壊に陥りやすくさせる。この電気的破壊が起こった場合、光変換層を通して読み取られる電流が増加し、したがってフォトダイオードの性能が低下する。
したがって、積層体の活性層における寄生リーク電流を限定するため、および電気的破壊のリスクを限定するための解決策がすでに提案されている。第1のタイプの提案された解決策は、そのような活性層における欠陥の数を限定することを目指す。活性層の厚さを増加させること、溶液の堆積前に溶液を濾過して活性層を形成すること、欠陥をほとんど含有しない基板を使用すること、活性層を堆積させる前に基板の表面を洗浄すること、またはクリーンルームで作業することによって周囲空気中の粒子の数を限定することが特に提案されている。
しかしながら、提案された解決策は、それぞれ欠点を有する。具体的には、活性層の厚さの増加が大きすぎると、例えばデバイス性能が低下しがちである。それゆえ、活性層の厚さは、一般に約1nm〜数百ナノメートルである。そのうえ、濾過は、溶解度の良好な溶液を必要とし、これは、活性層のために現在使用されるすべての材料に当てはまるわけではない。加えて、濾過ステップは、工業規模で実施するのが難しい。ほとんど欠陥を含有しない基板は、平面性に関して良好な特性を有する基板であり、高コストである。基板洗浄に関しては、それにもかかわらず、ある特定のサイズの粒子を後に残す場合がある。クリーンルームで作業することは高価である。
二重活性層を使用することが同様に提案されている。しかしながら、特に湿式処理によって実施される、二重層の概念は、第2の活性層の堆積中に第1の活性層が溶解するのを妨げないために、選択的溶媒が使われる複雑な技術または架橋結合された層を使用することを必要とする。
活性層における欠陥を修復することを目指す、第2のタイプの解決策が同様に提案されている。国際公開第2013/182970号パンフレットという公開番号の下で公開された国際特許出願で、その上に活性層が形成される第1の導電層を有機層中の孔を通して局所的にエッチングし、したがって、第1の導電層と活性層上に形成される第2の導電層との間の接触を防ぐことが特に提案されている。この技術は、あらゆるタイプの第1の導電層で機能するわけではないという欠点を有する。特に、この技術は、第1の導電層の材料がウェットエッチングするのが難しいとき機能しない。
米国特許出願第2012/0126277号明細書で、第1の導電層を形成し、第1の導電層上に活性層を形成し、それから、活性層中の貫通孔タイプの自由体積に絶縁層が浸透するように、活性層上に絶縁層を形成することが同様に提案されている。孔の内側の絶縁層を残しつつ活性層の自由表面を出現させるために、孔の外側に位置している絶縁層の部分は、それから除去される。電気を伝導することができる第2の層がそれから活性層および絶縁層上に形成される。このプロセスは、導体/活性層/導体タイプの積層体の活性層を通した寄生電気リーク電流を限定することを可能にし、積層体を用いて製造されるデバイスの性能の低下を防ぐ。それと対照的に、この方法は、いくつかの欠点を有する。絶縁層を形成する材料の選択範囲は限定される。具体的には、絶縁層は、孔を充填し、活性層上に形成され、活性層を攻撃することなく自由表面を出現させるように活性層から除去されることができなければならない。
国際公開第2013/182970号 米国特許出願公開第2012/0126277号明細書
本発明の1つの目的は、前述の欠点の少なくとも1つを限定することである。
これを目指して、本発明の1つの主題は、以下のステップ、すなわち、
− 電気を伝導することができる第1の層を形成するステップと、
− 第1の層上に関心層を形成するステップであって、前記関心層は少なくとも1つの自由体積を含む、ステップと、
− 少なくとも1つの修復要素を形成するステップであって、各修復要素は、関心自由体積と呼ばれる自由体積を少なくとも部分的に充填し、修復要素は、少なくとも1つの絶縁層を含み、第1の層の反対側で、かつ前記少なくとも1つの自由体積の外側に位置する、関心層の上表面を自由にしておく、ステップと、
− 関心層上に、電気を伝導することができる第2の層を形成するステップであって、第2の層は、修復要素および自由表面を覆う、ステップと
を含み、修復要素を形成するステップは、以下のステップ、すなわち、
− 関心層上に、関心自由体積内に少なくとも部分的に延在する緩衝層を形成するステップと、
− 関心自由体積内に位置する緩衝層の少なくとも一部分を充填層で覆うステップであって、前記緩衝層および充填層は、異なる材料から作られている、ステップと
を含む、積層体を製造するための方法である。
有利には、充填層は、少なくとも1つの関心自由体積に浸透する。
有利には、緩衝層は、関心層と充填層との間のいかなる物理的接触も防ぐ。
有利には、本方法は、関心層の自由表面を出現させるように、かつ関心自由体積内に緩衝層の残部を残すように、過剰の緩衝層および過剰の充填層を除去するステップを含む。
有利には、充填層は、少なくとも1つの関心自由体積に浸透し、除去ステップは、前記関心自由体積内に充填層の残部を残すように実行され、前記残部は、緩衝層の残部を少なくとも部分的に覆う。
有利には、緩衝層は、絶縁材料で作られた層である。
変形形態として、緩衝層を形成するステップは、導電材料で作られた層を堆積させるステップと、導電材料で作られた層を酸化させる第1のステップとを含む。
有利には、過剰の緩衝層および充填層を除去するステップの後に、緩衝層の残部の自由表面を酸化させる第2のステップが続く。
1つの実施形態によれば、充填層は絶縁性である。変形形態として、充填層は電気を伝導することができる。
有利には、積層体の積層方向における、緩衝層の厚さと自由体積の外側での充填層の厚さとの合計は、自由体積の外側での関心層の公称厚さe以上である。
有利には、緩衝層は絶縁性金属酸化物である。
有利には、充填層は、SU−8タイプのレジストであるか、またはパリレンで作られている。
緩衝層は、有利には原子層堆積によって、真空蒸着させることができる。
充填層は、湿式処理によって堆積させることができる。
有利には、除去ステップは、以下のステップ、すなわち、
− 修復層の自由表面を出現させるように、過剰の充填層を除去するステップと、
− 活性層の自由表面を出現させるように、過剰の緩衝層を除去するステップと
を含む。
有利には、過剰の緩衝層を除去するステップは、関心層を攻撃することなく緩衝層を除去することを可能にする選択的除去ステップを含む。
有利には、過剰の充填層を除去するステップは、緩衝層を除去することなく充填層を除去することを可能にする選択的除去ステップを含む。
本発明は、同様に、
− 電気を伝導することができる第1の層と、
− 少なくとも1つの自由体積を含む、関心層と、
− 関心自由体積と呼ばれる自由体積を少なくとも部分的に充填し、絶縁材料で作られた少なくとも1つの層を含み、前記少なくとも1つの自由体積の外側に位置する関心層の上表面を自由にしておく、修復要素と、
− 修復要素および上表面を覆う、電気を伝導することができる第2の層と
を連続して含み、修復要素は、緩衝層と、関心体積内に位置する緩衝層の一部分を少なくとも部分的に覆う充填層とを含み、緩衝層および充填層は異なる材料から作られている、積層体に関する。
本発明の他の特徴および利点は、添付図面を参照して非限定的な例として与えられる、以下の詳細な説明を読めば明らかになるであろう。
本発明による積層体を製造する連続したステップで得られる製造物を示し、矢印は、これらのさまざまな製造物を得るために実行されるステップを表す。 本発明による積層体を製造する連続したステップで得られる製造物を示し、矢印は、これらのさまざまな製造物を得るために実行されるステップを表す。 本発明による積層体を製造する連続したステップで得られる製造物を示し、矢印は、これらのさまざまな製造物を得るために実行されるステップを表す。 本発明による積層体を製造する連続したステップで得られる製造物を示し、矢印は、これらのさまざまな製造物を得るために実行されるステップを表す。 修復要素を形成することを可能にする連続したステップで得られる製造物を示す。 修復要素を形成することを可能にする連続したステップで得られる製造物を示す。 修復要素を形成することを可能にする連続したステップで得られる製造物を示す。 修復要素を形成することを可能にする連続したステップで得られる製造物を示す。
すべての図で、同じ要素は同じ参照符号で参照されている。
図1a〜1dは、層の積層体100を製造するためのプロセスのさまざまなステップと、これらのステップの終わりに得られるさまざまなステップとを例示する。積層体100のさまざまな層は、積層方向zに積層される。
本出願で、伝導性(conductive)によって意味されることは、導電性(electrically conductive)であり、絶縁によって意味されることは電気絶縁である。
本発明によるプロセスの第1のステップ101は、基板1上に第1の層2を形成するステップである。ステップ101は、例えば基板上に第1の層2を堆積させるものである。
第1の層2は、電気を伝導することができる。それは、半導体または導電材料で作ることができる。それは、例えば第1の電極/活性層/第2の電極タイプの有機光検出器および有機太陽電池の場合、電極を形成することができる。
基板1は、どんな性質のものでもよい。それは、例えばガラス製の剛性基板または可撓性基板、例えばプラスチック、例えばPETまたはPENで作られたものであってもよい。
第2のステップ102は、第1の層2上に、図1bに示される活性層3を形成するものである。活性層3は、有利には薄層の形で堆積される。それは、例えば1nm〜数ミクロンの間に含まれる厚さを有する。
活性層3は、例えばポリマー、オリゴマー、デンドリマ―または小さい有機分子などの有機性である少なくとも1つの材料を含み得る。それは、例えば、酸化ケイ素、窒化ケイ素、アルミナ、または量子ドットなどの少なくとも1つの無機性の材料を含み得る。それは、ペロブスカイト族に由来する少なくとも1つの材料を同様に含み得る。
有機光検出器および有機太陽電池の場合、活性層3は、光変換層とすることができる。
活性層3は、有利には電子ドナー材料および電子アクセプタ材料の混合物を含む。ドナー半導体は、分子、オリゴマーまたはπ共役有機ポリマー、すなわち単結合と二重結合の交互の反復を持つ有機ポリマーとすることができる。従来使用されている混合物は、レジオ規則性ポリ(3−ヘキシルチオフェン)(RR−P3HT)および(6,6)−フェニル−C61酪酸メチルエステル([60]PCBM)の対である。場合によっては、他の広バンドギャップのドナーポリマー(PFB、TFB、PTAA、PCDTBTなど)または狭バンドギャップのドナーポリマー(PDPP3T、PCPDTBT、Si−PCPDTBT、PDDTTなど)を有利に使用することになる。同じく、アクセプタ材料に関しては、C60、C70もしくはC80の誘導体(PCBM、インデン−C60、インデン−C60ビス付加体)、カーボンナノチューブ、アセンジイミドの分子、またはポリマー(F8BT、N2200)などの、他の材料を有利に使用することができる。アクセプタ材料は、同様に、TiOまたはZnOのナノ粒子などの無機性のものとすることができる。
したがって、活性層3は、複数の基本活性層の積層体の形をとる、電子ドナー材料および電子アクセプタ材料のヘテロ接合とすることができる。活性層は、同様に、バルクヘテロ接合を含む単一層の形をとることができる。それはそのとき、バルクヘテロ接合を形成する2つの材料の混成物、すなわちナノスケールでの2つの材料の緊密な混合物を含む。
図で、活性層3は、単一層、すなわち単一の基本活性層の形で示されている。この活性層3は、第1の層2と接触する。
活性層3の構成材料は、溶液の形で堆積させることができる。これらの溶液は、凝集物の存在を限定するように濾過することができる。これは、同様に、活性層における欠陥の生成を限定することを可能にする。
任意選択的に、活性層3の前に第1の層2上に界面層を堆積させることができる。換言すれば、界面層は、第1の層2と関心層3との間に介在する。この層は、図1bに示されていない。この界面層は、例えば、PEDOT:PSS、グラフェン、ポリフルオレン誘導体、テトラキス(ジメチルアミノ)エチレン(TDAE)、ポリエチレンオキシド、エトキシル化ポリエチレンイミン(PEIE)、分岐ポリエチレンイミン(PEI)、WO、MoO、LiF、NiO、V、TiO、ZnOまたはCsCOから、あるいは導電性電極の表面上の自己組織化単分子膜(SAM)を使用して、形成することができる。
この界面層により、第1の層2および活性層3の仕事関数を調節することが可能になる。例えば、ITOが4.6eVの仕事関数を有する場合、その表面にZnOの薄層を使用することにより、基板に垂直に導電性電極の導電率をあまり大きく変更することなく(電極/活性層界面における)その表面仕事関数を4.3eVに調節することが可能になる。
前述の通り、関心層3には、自由体積30を含有する少なくとも1つの区域が含まれている。この自由体積30は、図1bの非限定的な実施例で貫通孔からなる。自由体積は、第1の層2と垂直に位置している。
一般に、自由体積または欠陥は、ミクロンサイズの孔、または積層方向zに活性層の予め設定された望ましい厚さeよりも小さい厚さを有する区域からなる場合がある。それは、多孔度あるいはポリマー鎖によって満たされていない体積の問題とすることができる。それは、1nm〜数ミリメートルの間に含まれる寸法を有する。
自由体積は、関心層における欠陥である。これらの欠陥は、既存のものである。換言すれば、これらの自由体積または欠陥は、関心層の形成中に形成される。
本発明によるプロセスは、図1cに示される修復要素7を形成するものである修復ステップ103を含む。修復要素7は、関心体積と呼ばれる少なくとも1つの自由体積30を少なくとも部分的に、そして好ましくは完全に充填する。
修復要素7は、活性層3の表面31のエリア、すなわち活性層3の上表面の一部分、すなわち第1の層2に面して位置する活性層の表面33の反対側にある活性層3の表面の一部分を自由にしておく。表面31は、任意の自由体積30の外側に位置している。
修復要素7は、少なくとも1つの電気絶縁層を含む。
積層体100を製造するためのプロセスは、修復要素および関心層3の上に、電気を伝導することができる、図1dに示される第2の層20を形成するステップ104をさらに含む。それは、半導体または導電性材料で作られた層の問題とすることができる。それは、例えば第1の電極/活性層/第2の電極タイプの有機光検出器および有機太陽電池の場合、導電性電極を形成することができる。
有利には、第2の層20は、修復要素7および自由表面31を覆う。それは、有利には連続的である。第2の層20は、修復要素7および自由表面31と接触する。
少なくとも1つの絶縁層を含み、自由体積30の内部を少なくとも部分的に充填し、2つの層2および20の間に介在する修復要素7により、2つの層2および20間の物理的および電気的接触のリスクを限定することが可能になり、したがって自由体積30を通した短絡およびリーク電流を限定することが可能になる。
有利には、修復要素7は、関心自由体積30を通した第1の層2と第2の層20との間のいかなる物理的および電気的接触も防ぐように構成され配置される。それは、この物理的および電気的分離を確実にする少なくとも1つの絶縁層を含む。修復要素7により、自由体積を通したリーク電流の増加を可能な限り限定すること、および自由体積がブラインドホールタイプのときの電気的破壊のリスクを限定することが可能になる。
修復要素7は、z軸に沿って、図2dに示されるようにz軸に沿った自由体積の深さ以上の厚さを有してもよく、または実際に自由表面31と同一平面であってもよく、または実際にz軸に沿った自由体積の深さよりも小さい厚さを有してもよい。それは、同様に、z軸に沿って一定の厚さを有してもよく、または図2dに示されるように一定でない厚さを有してもよい。
修復要素そしてその構造を形成するプロセスについて、ここでより詳細に説明する。
本発明によれば、修復要素7を形成するステップ104は、図2aおよび2bに示される以下のステップ、すなわち、
− 緩衝層4が関心自由体積30内に少なくとも部分的に延在するように、活性層3上に緩衝層4を形成するステップ111と、
− 関心体積30内に位置する緩衝層4の少なくとも一部分を覆う、いわゆる充填層5を形成するステップ112とを含む。図の実施形態で、充填層は緩衝層4を完全に覆う。
そのうえ、緩衝層4および充填層5は、異なる材料から作られている。
異なる材料の使用により、層4および5を形成するために使用可能な材料の選択範囲が増加し、それらのそれぞれの形成プロセスの選択範囲が増加する。
本発明によるプロセスによって、活性層3および/または第1の層2のインテグリティを少なくとも部分的に保持すること、ならびに自由体積30が良好に充填されることを確実にすることができるようになる。活性層3は、充填層5を堆積および/または処理するステップにおいて緩衝層4によって保護されるので、自由体積が良好に充填されることを確実にするが、その堆積プロセスおよび/または除去プロセスは、下記により詳細に説明するように、活性層3を悪化させるおそれがある充填層5を選ぶことが特に可能である。したがって、活性層3を悪化させることなく堆積および/または除去することができるが、その代わりに自由体積を充填することに関しては必ずしも良好な特性を有さない層4を選ぶことが可能である。
有利には、緩衝層4は充填層5と活性層3との間に介在する。
有利には、ステップ111および112は、緩衝層4が充填層5と活性層3との間のいかなる物理的接触も防ぐように製造される。したがって、活性層3全体の保護が確実になる。したがって、緩衝層4は、有利には、自由体積30の境界を定める表面32全体を覆う。これによって、活性層3の最大の保護を確実にしつつ、修復層5を用いた体積30の最大の充填を確実にすることができるようになる。
緩衝層4上に形成または堆積される充填層5は、実際には十分なサイズの自由体積30、すなわち緩衝層4を用いて完全に充填されていない自由体積30に浸透する。活性層3上に堆積される緩衝層の所与の厚さに対して、より小さいサイズの体積は、緩衝層4によって完全に充填される。それにより、それらの体積を充填するのに十分に厚い層の形で緩衝層4を堆積させることができない場合であったとしても、これらの大きな自由体積を良好に充填することが可能になる。有利には、充填層5は、関心自由体積のうち1つの関心自由体積を少なくとも部分的に充填するように形成される。
図2a〜2bに示されるプロセスで、層4および5は、自由体積30内および表面31の上に延在する。より一般には、層4および5は、任意の自由体積30の外側に位置する活性層3の上部自由表面の上に延在することができる。
修復要素7を形成するステップは、有利には、図2cおよび2dに示される除去ステップ113、114を含む。このステップで、過剰の各層4、5は、活性層3の、図2dに示される自由表面31を出現させるように、かつ緩衝層4の残部40を保持するように除去され、前記残部40は、自由体積30に少なくとも部分的に浸透する。このプロセスは、簡単かつ迅速である。それは、層4および5を単独で自由体積30内にこれと垂直に堆積させるのに十分な精度を必要としない。
図2cおよび2dに示されるプロセスで、修復層5の残部を保持するように除去ステップが実行され、この残部50は、体積30に少なくとも部分的に浸透し、緩衝層4の残部を少なくとも部分的に覆う。
層4および5は、有利には連続層の形で形成される。層4は、自由体積30内に、および表面31に面して部分的に延在する。層5は、部分的に自由体積30に面し、表面31に面して延在する。変形形態として、これらの層のうちの少なくとも1つは、不連続層の形で形成される。
変形形態として、層4および5は、自由体積30の少なくとも1つに単独で局所的に堆積される。この場合、プロセスは除去ステップを何も含まないか、または除去ステップは体積30の周りからの除去を含まない。層4および5はそのとき、それぞれ、修復要素7を形成する層40および50である。この実施形態は、上述の好ましい実施形態よりも遅くかつ高価である。
図2dの非限定的な実施形態で、修復要素7は、除去ステップ113、114の終わりに層4および5の残部40、50によって形成される。層4の残部および層5の残部は、それぞれ、残存緩衝層40および残存充填層50を形成する。
図の実施形態で、緩衝層4は活性層3と隣接している。
図の実施形態で、充填層5は緩衝層4と隣接している。
有利には、層4は、電気絶縁材料で作られている。それは、したがって、要素7の電気絶縁機能のすべてまたは一部を行うことを可能にする。有利には、残存緩衝層40は、電気を伝導することができる層2および20の間、ならびに層2と残存修復層50との間のいかなる物理的接触も防ぐ。したがって、修復要素7により、電気絶縁修復層5または50を使用する必要なく、層2および20間のいかなる物理的接触も防ぐことが可能になる。したがって、この層5または50を製造するために使用され得る材料の選択範囲は、より広い。これを目指して、残存緩衝層40は、必ずしもそうとは限らないが、有利には、自由体積が貫通孔タイプのとき、自由体積30が開口する第1の層2の表面の部分21を覆う。
変形形態として、緩衝層4は、電気絶縁酸化物を形成するように酸化させることが可能な導電材料の層と、導電材料の層を覆う前記酸化物の層とを含む。緩衝層4を形成するステップは、そのとき、導電材料の層を堆積または形成するステップと、絶縁層を形成するようにこの層の表面を酸化させる第1のステップとを含む。この処理は、非常に単純に、数分間の曝気、または高圧酸素プラズマ(最小100mTおよび200〜500Wの間の電力)中での酸化処理からなる。
層40および50を形成することを視野に入れて過剰の層4および5が除去されるとき、酸化物層は、層4および5間の界面を越えて除去される。それから、除去ステップ113、114の後に、有利には、最終的な緩衝層40を得るように、緩衝層4の残存部分の表面を酸化させてそれを絶縁性にするための第2の酸化ステップが続く。これにより、絶縁層40を得ること、およびリーク電流を可能な限り限定することが可能になる。変形形態として、プロセスは、この酸化ステップを含まない。
有利には、充填層5は、電気絶縁材料で作られている。2つの層4および5(または40および50)が絶縁性であるとき、実施形態は、2つの導電層2、20間、すなわち関心層が間に挟まれている層間の絶縁材料の量を最大にすることを可能にするので最適である。2つの導電層2、20間の距離は、修復要素7のすべての外側面(すなわち積層体の方向に垂直な平面内の表面)にわたって最大であり、これにより、欠陥の内部における電界の値を可能な限り限定することが可能になり、この電界の値は、電極間の距離に反比例する。
それほど有利でない変形形態で、充填層5または最終的な充填層50は、電気を伝導することができる半導体または導電材料で作られた層である。換言すれば、充填層5は、電気を伝導することができる。
緩衝層4または40が形成される絶縁材料は、例えば、以下の絶縁材料、すなわち、例えばアルミナ(Al)などの絶縁性金属酸化物、パリレン、ポリイミド、PMMA、ポリスチレン、ポリビニルピロリドン、ポリビニルフェノール、ポリビニルアルコール、ポリアリルアミン、フルオロポリマーCYTOP、およびOrthogonal(登録商標)によって販売されるフッ素化されたフォトレジストOSCoR 4001の中から選ばれる。金属酸化物は優良な電気絶縁体であり、薄層(通常<100nm)に堆積され得るので、例えばアルミナなどの絶縁性金属酸化物の使用は、有利である。これの利点は、真空技術、特に原子層堆積(ALD)で緩衝層を堆積させることが可能であるということであり、原子層堆積(ALD)により、非常にコンフォーマルな層または非常に良好な被覆率を達成する層を堆積させることが可能になる。
これらの層4、40が形成される導電材料は、例えば金属、例えばアルミニウム、Cr、またはTiである。
有利には、緩衝層4または層40は、原子層堆積によって形成されるか、または層の真空蒸着のステップを含む。原子層堆積またはALDは、フランス語で「depot par couche atomique」と呼ばれる。この堆積プロセスにより、自由体積の境界を定める表面に適合する堆積物を製造することが可能になり、これにより、自由体積の境界を定めるすべての表面を覆うことが可能になる。そのうえ、この堆積が十分に低い温度(約150℃以下)で実行される場合、この技術は、有機活性層を損傷しない。しかしながら、この堆積技術は高価である。さらに、それは、大きい厚さの堆積物を製造することを可能にしない。具体的には、製造される堆積物は、通常、0.1nm〜300nmの間に含まれる厚さを有する。300nmよりも大きい厚さを有する堆積物を形成することは可能であるが、その場合堆積時間は極めて長く(約数時間に)なる。このように製造された堆積物は、自由体積の境界を定める表面に適合するが、わずかに平坦化している。したがって、充填層5の堆積により、ALDによってそれらを完全に充填することが可能であるにはサイズが大きすぎる自由体積を充填することが可能になる。
一般に、層4または層40は、有利には真空蒸着によって形成されるか、または層の真空蒸着のステップを含む。この堆積は、例えば以下の技術、すなわち、化学蒸着(CVD)、プラズマ強化化学蒸着(PECVD)、ALD、熱蒸着、電子ビーム蒸着、プラズマ重合のうちの1つを使用して実行される。真空蒸着技術は、良好に覆い、自由体積の境界を定める表面32全体を覆うことを可能にし得るコンフォーマルな堆積物をもたらす場合が多い。加えて、活性層3は溶媒に溶解性であるから、真空技術は、活性層を悪化させる傾向がある溶媒の使用を回避する。
充填層5または絶縁層50は、例えば、以下のリストの絶縁材料、すなわち、パリレン、エポキシ樹脂SU−8およびSU−18などのフォトレジスト、別のエポキシ樹脂またはポリエポキシド、ポリスチレン、ポリイミド、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、ポリビニルピロリドン、ポリビニルフェノール、ポリビニルアルコール、ポリアリルアミン、フルオロポリマーCYTOP、Orthogonal(登録商標)によって販売されるフッ素化されたフォトレジストOSCoR 4001、ならびにPEDOTから選択される、選択された材料から作られている。変形形態として、充填層5または層50は、例えばPEDOT:PSSまたはポリアニリン(PANI)などの導電性材料の層である。パリレン、例えばパリレンCの使用は、それが良好な表面被覆率特性を持つので有利である。それは、その表面を平坦化しつつ、欠陥を充填し活性層の表面上に堆積することになる。しかしながら、このタイプの層は、プラズマエッチングによって除去されなければならない。この技術は、活性層をエッチングする傾向がある。緩衝層4(図2a)により、関心層3をこのタイプのエッチングから保護することが可能になる。
レジストSU−8は、非常に厚い層に堆積させることができる粘性ポリマーなので、SU−8レジストの使用は同様に有利である。
充填層5または層50は、関心層3と同じ材料の層であってもよい。それは、例えば有機材料で作られている。
それは、スピンコーティング、ディップコーティング、スロットダイコーティング、レーザ印刷、写真製版法、フレキソ印刷、インクジェットコーティング、スプレーコーティングなどの技術を使用して湿式処理によって堆積させることができる。これらの堆積技術は、厚い堆積物を製造することを可能にし、真空蒸着よりも大きい平坦化効果を有する。
有利には、パリレンは、例えば熱蒸着技術を使用して、真空または部分的真空の下で堆積される。
もちろん、層4および40を湿式処理によって堆積させてもよく、層5および50を真空蒸着によって堆積させてもよい。
有利には、欠陥区域30の外側で積層方向zにおける、緩衝層4および充填層5によって形成される修復層6の厚さEは、関心層3の公称厚さe以上であり、好ましくは関心層3の公称厚さの1.5倍以上であり、好ましくは関心層3の公称厚さの2倍に等しい。関心層3の公称厚さeは、自由体積30の外側でz軸に沿った、関心層の厚さである。これにより、修復層の層の平坦化が促進され、欠陥の内部に修復層の一部分を残しつつ、特にエッチングによる過剰の修復層の除去を容易にすることが可能になる。具体的には、欠陥区域における修復層の厚さE’は、欠陥区域30の周りの修復層の厚さEよりも大きい。
より一般には、修復層の厚さは、有利には、不動態化するべき欠陥の横(すなわちzに垂直な平面内の)寸法および(z方向の)深さに応じて細かく調節される。
関心層3の自由表面31を自由体積3の外側に出現させるように、かつ自由体積30内に修復層6の少なくとも一部分を残すように過剰の修復層6を除去するステップ113、114についてここで説明する。
有利には、図2cおよび2dに示されるように、除去ステップ113、114は、以下のステップ、すなわち、
− 緩衝層4の自由表面41を自由体積30の外側に出現させるように、かつ有利には充填層5の残りの部分を残すように、過剰の充填層5を除去するステップ113と、
− 関心層3の自由表面31を出現させ、かつ緩衝層4の残りの部分を残すように、過剰の緩衝層4を除去するステップ114と
を含む。
層40を形成するステップは、そのとき、ステップ111および113を含み、層50を形成するステップは、ステップ112および114を含む。
有利には、図に示されるように、自由表面31は、修復層6と接触する、関心層の表面の一部分である。変形形態として、過剰の修復層6、または過剰の緩衝層を除去するステップは、自由表面31を出現させるように関心層3の一部を除去する。
有利には、自由表面41は、充填層5と接触する、緩衝層の表面の一部分である。変形形態として、過剰の充填層5を除去するステップは、自由表面41を出現させるように緩衝層4の一部を除去する。
2つの除去ステップ113および114は、有利には、異なる除去技術を用いて実行される。変形形態として、このステップは、同じ除去技術を用いて実行されてもよい。
有利には、過剰の充填層5を除去するステップ113は、緩衝層4を除去することなく過剰の充填層5を除去することを可能にする選択的除去ステップである。この技術は、自由体積30の外側で充填層5と接触する緩衝層4のまさに表面の部分で、過剰の充填層5を除去するステップを制御可能に停止する必要性を回避する。そのうえ、それにより、緩衝層4を用いて充填層5を除去するために使用されるプロセスから関心層3を保護することが可能になる。
有利には、過剰の緩衝層4を除去するステップ114は、関心層3を除去することなく緩衝層4をエッチングすることを可能にする選択的除去ステップである。変形形態として、過剰の緩衝層4を除去するステップ114は、関心層3の電気的および/または光学的および/または機械的特性に影響を及ぼすことなく、すなわち関心層3を攻撃することなく、過剰の緩衝層4を除去することを可能にする選択的除去ステップである。これらの技術によって、活性層3のまさに自由表面31で、緩衝層4を除去するステップを制御可能に停止する必要性を回避することができるようになる。
除去ステップは、例えば、エッチング技術、好ましくはウェットエッチング技術を使用して、すなわちエッチング液との接触を介して達成される。ある特定の場合には、この除去は溶媒で達成される。しかしながら、本明細書の残りの部分で一般に使用するのは、「エッチング液」という表現である。
過剰の緩衝層4を除去するために使用されるエッチング液は、関心層3の電気的、光学的および機械的特性を低下させないように選ばれなければならない。関心層3の電気的特性は、その導電率の増加または減少のために、あるいは活性層における内因性または外因性の電気トラップの発生のために低下する場合がある。関心層3の光学的特性の低下は、例えば望ましい波長における光吸収特性の減少をもたらす場合がある。最後に、機械的特性の低下は、特に、剥離、亀裂または活性層の柔軟性の喪失を引き起こす場合がある。したがって、一般に、使用されるエッチング溶液は、選択的であることになり、すなわちそれは、一方で関心層3をエッチングまたは攻撃することなく緩衝層4をエッチングすることができることになる。
同じく、有利には、過剰の充填層5をウェットエッチングによって除去するとき、有利には、エッチング液は選択的であることになり、すなわちそれは、一方で緩衝層4をエッチングまたは攻撃することなく充填層5をエッチングすることができることになる。
一般に、エッチング液は、酸、塩基または中性溶液を含むことになる。それは場合によって、純粋であるか、または水もしくは活性層に直交する溶媒、すなわち活性層を攻撃または溶解する傾向がない溶媒中にさらに希釈されることになる。有機活性層に直交する溶媒は、例えば、非限定的にメタノール、エチレングリコール、酢酸n−ブチルとすることができる。なされる選択は活性層の性質に依存する。
エッチング液は、活性層の全面に塗布してもよく、または局所的に塗布してもよい。
変形形態として、除去ステップ113、114のうちの少なくとも1つは、例えばイオンもしくはプラズマエッチング(RIE:ディープ・イオン・エッチング、RIE−ICP(プラズマトーチもしくは反応性イオンエッチングなど))、または2つの組み合わせもしくは交替などの、ドライエッチングによって実行される。ドライエッチングにより、全面にわたるエッチングの均一性をより良好に制御することが可能になる。同様に、エッチング速度を細かく制御し、したがってエッチングの終わりをより良好に制御することが可能である。変形形態として、除去は、例えば曝露、レーザアブレーション、研削またはラップ仕上げによって達成される。
ある特定の場合には、関心層3の表面は、場合によって、活性層の欠陥への修復層の浸透を容易にすることを目的とした穏やかな物理的または化学的処理(例えばプラズマ処理)によって活性化されることになる。
本発明は、例えば薄膜トランジスタ、すなわち有機薄膜トランジスタ(OTFT)としてより一般に知られているものなどの、有機トランジスタの分野に同様に適用される。このタイプの導体では、第1の層2は、ソース電極およびドレイン電極の上に堆積された半導体で作られた層であり、第2の層20は、ゲート電極である。活性層または関心層は、ゲート電極と第1の層2を形成する半導体層との間に介在するゲート誘電体層の層である。
1つの変形実施形態で、活性層3は、複数の基本活性層を含む。少なくとも1つの修復層7を形成するステップは、そのとき基本活性層のうちの1つに適用することができる。プロセスは、1つまたは複数のそれぞれの基本活性層内に少なくとも1つの充填修復要素を形成する1つまたは複数のステップを含み得る。各層2または20は、そのとき、例えば電極または実際に別の基本活性層を形成するように意図された層とすることができる。
本発明は、本発明によるプロセスで得られる積層体に関する。
本発明は、同様に、
− 電気を伝導することができる第1の層2と、
− 自由体積30を含む関心層3であって、関心自由体積と呼ばれる、自由体積の少なくとも1つは、修復要素7を用いて少なくとも部分的に充填される、関心層3と、
− 修復要素と任意の自由体積30の外側の関心層の区域とを覆う、電気を伝導することができる第2の層20と
を連続して含む積層体を含む積層体に関する。
修復要素7は、自由体積30内に少なくとも部分的に延在する少なくとも1つの残存緩衝層40と、関心自由体積30内に位置する緩衝層4の少なくとも一部分を覆う残存充填層50とを含む。残存充填層50は、残存緩衝層40を少なくとも部分的に覆う。これらの層は、異なる材料から作られている。
これらの層は、有利には連続的である。
残存緩衝層40は、有利には、関心層3および/または第1の層2と残存充填層50との間に介在する。有利には、残存緩衝層40は、自由体積30の境界を定める表面を完全に覆う。

Claims (21)

  1. 積層体(100)を製造するための方法であって、以下のステップ:
    − 電気を伝導することができる第1の層(2)を形成するステップ(101)と、
    − 前記第1の層(2)上に関心層(3)を形成するステップ(102)であって、前記関心層(3)は少なくとも1つの自由体積を含む、ステップ(102)と、
    − 少なくとも1つの修復要素(7)を形成するステップであって、各修復要素は、関心自由体積と呼ばれる自由体積を少なくとも部分的に充填し、前記修復要素(7)は、少なくとも1つの絶縁層を含み、前記第1の層(2)の反対側で、かつ前記少なくとも1つの自由体積の外側に位置する、前記関心層(3)の上表面(31)を自由にしておく、ステップと、
    − 前記関心層(3)上に、電気を伝導することができる第2の層(20)を形成するステップ(104)であって、前記第2の層(20)は、前記修復要素(7)および前記自由表面(31)を覆う、ステップ(104)と、
    を含み、
    前記修復要素(7)を形成する前記ステップは、以下のステップ:
    − 前記関心層(3)上に、前記関心自由体積(30)内に少なくとも部分的に延在する緩衝層(4)を形成するステップ(111)と、
    − 前記関心体積(30)内に位置する前記緩衝層(4)の少なくとも一部分を充填層(5)で覆うステップ(112)であって、前記緩衝層(4)および前記充填層(5)は、異なる材料から作られている、ステップ(112)と、
    を含む、積層体(100)を製造するための方法。
  2. 前記充填層(5)は、少なくとも1つの関心自由体積(30)に浸透する、請求項1に記載の積層体を製造するための方法。
  3. 前記緩衝層(4)は、前記関心層(3)と前記充填層(5)との間のいかなる物理的接触も防ぐ、請求項1または2に記載の積層体を製造するための方法。
  4. 前記関心層(3)の前記自由表面(31)を出現させるように、かつ前記関心自由体積内に前記緩衝層(4)の残部を残すように、過剰の前記緩衝層(4)および過剰の前記充填層(5)を除去するステップ(113、114)をさらに含む、請求項3に記載の積層体を製造するための方法。
  5. 前記充填層(5)は、少なくとも1つの関心自由体積(30)に浸透し、前記除去ステップは、前記関心自由体積内に前記充填層(5)の残部を残すように実行され、前記残部は、前記緩衝層(4)の前記残部を少なくとも部分的に覆う、請求項4に記載の積層体を製造するための方法。
  6. 前記緩衝層(4)は、絶縁材料で作られた層である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の積層体(100)を製造するための方法。
  7. 前記緩衝層(4)を形成する前記ステップは、導電材料で作られた層を堆積させるステップと、前記導電材料で作られた層を酸化させる第1のステップと、を含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載の積層体を製造するための方法。
  8. 前記過剰の前記緩衝層(4)および前記充填層(5)を除去する前記ステップの後に、前記緩衝層(4)の前記残部の自由表面を酸化させる第2のステップが続く、請求項7に記載の積層体を製造するための方法。
  9. 前記充填層(5)は絶縁性である、請求項1〜8のいずれか一項に記載の積層体を製造するための方法。
  10. 前記充填層(5)は電気を伝導することができる、請求項1〜8のいずれか一項に記載の積層体を製造するための方法。
  11. 前記積層体の積層方向(z)における、前記緩衝層(4)の厚さと前記自由体積(30)の外側での前記充填層(5)の厚さとの合計は、前記自由体積(30)の外側での前記関心層(3)の公称厚さe以上である、請求項1〜10のいずれか一項に記載の積層体を製造するための方法。
  12. 前記緩衝層(4)は絶縁性金属酸化物である、請求項1〜11のいずれか一項に記載の積層体を製造するための方法。
  13. 前記充填層(5)は、SU−8タイプのレジストであるか、またはパリレンで作られている、請求項1〜12のいずれか一項に記載の積層体を製造するための方法。
  14. 前記緩衝層(4)は真空蒸着される、請求項1〜13のいずれか一項に記載の積層体を製造するための方法。
  15. 前記緩衝層(4)は、原子層堆積によって堆積される、請求項14に記載の積層体を製造するための方法。
  16. 前記充填層(5)は、湿式処理によって堆積される、請求項1〜15のいずれか一項に記載の積層体を製造するための方法。
  17. 前記除去ステップは、以下のステップ:
    − 前記修復層(4)の自由表面(41)を出現させるように、前記過剰の前記充填層(5)を除去するステップ(113)と、
    − 前記活性層(3)の前記自由表面(31)を出現させるように、前記過剰の前記緩衝層(4)を除去するステップ(114)と、
    を含む、請求項2または請求項2に従属する請求項3〜16のいずれか一項に記載の積層体を製造するための方法。
  18. 前記過剰の前記緩衝層(4)を除去する前記ステップは、前記関心層(3)を攻撃することなく前記緩衝層(4)を除去することを可能にする選択的除去ステップを含む、請求項17に記載の積層体を製造するための方法。
  19. 前記過剰の前記充填層(5)を除去する前記ステップは、前記緩衝層(4)を除去することなく前記充填層(5)を除去することを可能にする選択的除去ステップを含む、請求項17または18に記載の積層体を製造するための方法。
  20. 前記自由体積は欠陥である、請求項1〜19のいずれか一項に記載の積層体を製造するための方法。
  21. 積層体であって、
    − 電気を伝導することができる第1の層(2)と、
    − 少なくとも1つの自由体積(30)を含む関心層(3)と、
    − 関心自由体積(30)と呼ばれる自由体積を少なくとも部分的に充填し、絶縁材料で作られた少なくとも1つの層を含み、前記少なくとも1つの自由体積の外側に位置する前記関心層(3)の上表面(31)を自由にしておく、修復要素(7)と、
    − 前記修復要素(7)および前記上表面(31)を覆う、電気を伝導することができる第2の層(20)と、
    を連続して含み、前記修復要素(7)は、緩衝層と、前記関心体積(30)内に位置する前記緩衝層の一部分を少なくとも部分的に覆う充填層と、を含み、前記緩衝層および前記充填層は異なる材料から作られている、積層体。
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