JP2020502516A - 質量流量を広範囲で検証するための方法および装置 - Google Patents

質量流量を広範囲で検証するための方法および装置 Download PDF

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Abstract

【課題】加工システムにおいて大きな面積を占めることなく流体搬送システムの精度を幅広い流量域にわたって検証できる質量流量検証装置を提供する。【解決手段】質量流量検証装置は、流体を収容するチャンバと、その上流でチャンバと直列に接続された臨界ノズルと、チャンバ内の流体の圧力を検出する第1の圧力センサと、臨界ノズルの上流の流体の圧力を検出する第2の圧力センサと、コントローラとを備え、該コントローラは、(i)第1の流量域では、第1の圧力センサにより検出された流体圧力の上昇率に基づいて第1の流量を測定することにより流体の流量を検証し、第1の圧力センサにより検出された圧力と第2の圧力センサにより検出された圧力とに基づいて流体のガス特性関数を決定し、(ii)第2の流量域では、第2の圧力センサにより検出された圧力と決定されたガス特性関数とに基づいて第2の流量を測定して、流体の流量を検証するように構成される。【選択図】図2

Description

関連出願
本願は、2016年12月15日付出願の米国特許出願第15/380,682号の継続出願である。上記出願の全教示内容は、参照をもって本明細書に取り入れたものとする。
質量流量検証装置(MFV)は、流体搬送・計測システムの精度を検証するために用いられる。このようなシステムには、例えば、半導体製造システムや他の材料加工システムにおける、質量流量コントローラ(MFC)、質量流量比コントローラ(FRC)、質量流量計(MFM)等が含まれる。
半導体製造過程は、複数の加工工程にわたって複数種の様々なガスやガス混合物を様々な量で搬送することを伴う場合がある。一般に、ガスは加工工場のタンクに貯蔵されており、タンクから化学気相成膜リアクタ、真空スパッタマシン、プラズマエッチャーなどの加工ツールへと定量のガスを搬送するには、ガス計量システムが用いられる。他に、バルブ、圧力調整器、MFC、FRC、MFM、MFVなどの付属品が、ガス計量システム又はガス計量システムから加工ツールへの流路に備わっていてもよい。MFC、FRC、MFM、MFVなどの付属品は、プロセスガスの正確な搬送を確実とするために設けられている。このような加工システムではしばしばスペースの確保が大事であるので、付属品は出来る限り小型であるか又は省スペースのものであることが望ましい。
加工システムにおいて大きな底面積を占めることなく流体搬送システムの精度を幅広い流量域にわたって検証することのできる質量流量検証装置が求められている。
質量流量検証装置は、流体を収容するように構成されたチャンバと、前記チャンバと接続された臨界ノズルと、第1および第2の圧力センサと、コントローラと、を備える。前記第1の圧力センサは前記チャンバ内の流体の圧力を検出し、前記第2の圧力センサは前記臨界ノズルの上流での流体の圧力を検出する。前記コントローラは、第1の流量域では、前記第1の圧力センサにより検出された前記流体の圧力の上昇率に基づいて第1の流量を測定することによって、前記流体の流量を検証するように構成されている。前記コントローラは、さらに、第2の流量域では、前記第2の圧力センサにより検出された圧力に基づいて第2の流量を測定することによって、流体の流量を検証するように構成されている。前記臨界ノズルは、前記チャンバと直列に接続されていてもよく、前記チャンバの上流に配置されていてもよい。
流量を検証する方法は、第1の流量域における流量については:流体を前記質量流量検証装置のチャンバ内へと導入する過程、およびチャンバ内の流体の圧力を経時的に検出する過程、を備える。前記第1の流量は、チャンバ内の流体の圧力の上昇率に基づいて算出される。この方法は、さらに、第2の流量域における流量については:前記質量流量検証装置の臨界ノズルの上流における流体の圧力を検出する過程、および検出された上流における圧力に基づいて前記第2の流量を算出する過程、を備える。
ときには、試験対象のガス又はガス混合物が未知の場合もあるので、未知のガス又はガス混合物(あるいは、ガス以外の流体や流体混合物)の流量を検証し得る質量流量検証装置も所望されている。このような場合、臨界ノズルを通過する流量が、質量流量検証装置のチャンバ内で、ガス又はガス混合物の、ガス特性関数を得るために検出される流量と同一であると見なしてもよい。ガス又はガス混合物が既知の場合にも、ガス特性関数を決定し得る質量流量検証装置は、臨界ノズル法を用いて行われる質量流量検証の精度を向上させることができる。
質量流量検証装置のコントローラは、さらに、第1の流量域内の流量の検証時に、第1の圧力センサおよび第2の圧力センサにより検出された圧力に基づいて流体のガス特性関数を決定するように構成されていてもよい。前記コントローラは、第2の流量域では、第2の圧力センサにより検出された圧力と決定されたガス特性関数とに基づいて第2の流量を測定するように構成されていてもよい。
流量を検証する方法は、さらに、第1の圧力センサおよび第2の圧力センサにより検出された圧力に基づいて、流体のガス特性関数を決定する過程を備えていてもよい。この方法は、さらに検出された上流での圧力と決定されたガス特性関数とに基づいて、第2の流量を算出する過程を備えていてもよい。
質量流量検証装置の検証可能な流量域を拡大する方法は、低流量については、上昇率法を用いて流体の流量を測定する過程を備える。この方法は、さらに、中流量については、上昇率法を用いて流体の流量を測定する過程、および流体のガス特性関数を決定する過程、を備える。この方法は、高流量については、臨界ノズル法および決定されたガス特性関数を用いて流体の流量を測定する過程、を備える。
質量流量検証装置のコントローラは、さらに、継続して流体の流量を検証するために、上昇率測定値と臨界ノズル測定値から選択して取得を行うように構成されていてもよい。例えば、コントローラが、低流量については上昇率測定値を選択して取得し、かつ/あるいは、高流量については臨界ノズル測定値を選択して取得するように構成されていてもよい。低流量には約1sccm〜約1000sccmの流量域を含むことができ、高流量には約1000sccm〜約50000sccmの流量域を含むことができる。
質量流量検証装置のコントローラは、さらに、上昇率測定に従って第1の流量Qを算出するように構成され得る。上昇率測定値は、下記の式1により記述できる。
Figure 2020502516
式中、Vはチャンバの容積であり、Pはチャンバ内の流体の検出される圧力であり、Tは検出される流体の温度である。
コントローラは、さらに、流体の温度と臨界ノズルの既知の形状とに基づいてガス特性関数を算出するように構成されていてもよい。例えば、コントローラは、流体の分子量Mと比熱比γとに基づくガス特性関数f(M,γ)を、下記の式2に従って決定するように構成されていてもよい。
Figure 2020502516
式中、Pは臨界ノズルの上流で検出される流体の圧力であり、C’は臨界ノズルの流出係数であり、Aは臨界ノズルのスロート部(最狭部)の断面積である。
第2の流量Qは、臨界ノズル測定法に従って、算出できる。この臨界ノズル測定法は、下記の式3により表記できる。
Figure 2020502516
第1の流量域と第2の流量域とは、重複する流量を含んでもよい。質量流量検証装置は、さらに、チャンバの出口に設置された下流バルブを備えてもよく、コントローラが、前記下流バルブを閉じてチャンバ内の流体圧力を上昇させるように構成されていてもよい。さらに温度センサが、質量流量検証装置に備わっていてもよく、検出された流体の温度にも基づいて、第1及び第2の流量を求めてもよい。質量流量検証装置のチャンバの容積は、約3L以下又は約1L以下であってもよい。チャンバには、複数の臨界ノズルが、並列して接続されていてもよく、そのうち少なくとも2つの臨界ノズルが、異なるスロート部断面積を有してもよい。コントローラは、さらに、選択した一つの臨界ノズルに対応する上流バルブを開き、他の臨界ノズルに対応する上流バルブを閉じることによって、複数の臨界ノズルから選択した一つの臨界ノズルを選択的に駆動するように構成されたものであってもよい。臨界ノズルは、さらに、例えば第1の流量の上昇率測定時に、外部体積に依存しないように構成されていてもよい。コントローラは、臨界ノズルを通過する流体の流量が略一定で、かつチャンバ内の圧力の変動の影響を実質的に受けない臨界流期間内に、第1の流量を測定するように構成されていてもよい。
流量を検証する方法は、継続して流体の流量を測定するために、上昇率測定と臨界ノズル測定値とから選択的に取得を行う過程を備えていてもよい。例えば、比較的低流量については上昇率測定値を選択でき、比較的高流量については臨界ノズル測定値を選択できる。この方法は、さらに継続して流体の流量を測定するために、複数の臨界ノズルから、臨界ノズルを選択する過程を備えていてもよい。流体は、未知のガス又はガス混合物であってもよい。チャンバ内の流体の圧力の検出は、外部体積の影響を実質的に受けない上昇率測定値が得られるように、臨界流期間内に行ってもよい。
前述の内容は、添付の図面に示す、本発明の例的な実施形態についての以下のより詳細な説明から明らかになる。異なる図をとおして、同一の参照符号は同一の構成部分を指すものとする。図面は必ずしも縮尺どおりではなく、むしろ、本発明の実施形態を図示することに重点が置かれている。
上昇率方式の流量検証時における、圧力対時間の応答を示すグラフである。 従来技術における質量流量検証装置の概略図である。 臨界ノズルおよびチャンバ空間を備える、質量流量検証装置の概略図である。 2つの臨界ノズルおよびチャンバ空間を備える、質量流量検証装置の概略図である。 臨界ノズルを持たない流路、臨界ノズルを持つ2つの流路およびチャンバ空間を備える、質量流量検証装置の概略図である。 上昇率測定法および臨界ノズル測定法を含む、流量検証方法のフローチャートである。 ガス特性関数を決定する過程を含む、流量検証方法のフローチャートである。
以下、本発明の例的な実施形態について説明する。
上昇率(ROR)測定法と臨界ノズル(CFN)測定法との両方を利用した質量流量検証装置(MFV)が提供される。後述のように、MFVは、ROR測定に使用されるチャンバ空間と、CFN法で使用される臨界ノズルとを備えることができる。MFVには、ROR測定法とCFN測定法との双方で共有され得る圧力センサが備わっている。
ROR測定法は、技術分野において知られており、既知の容積を有する空間内に導入されたガスについて、図1Aに示すような圧力(P)対時間(t)応答100を利用する。図1Bに、従来技術のMFV110の一例を示す。従来技術のMFVは、例えば質量流量コントローラ(MFC)等の被検装置(DUT)150からのガスの流量を検証するため、容積既知のチャンバ140、チャンバ140の上流に設置されたバルブ160、およびチャンバ140の下流に設置されたバルブ180を備えていた。
始めに、装置110は、上流バルブ160を閉じて下流バルブ180を開き、真空ポンプを作動することによりパージしてもよい(図1Aのステップ102)。装置110のパージが終わると、ガス流(Q)を装置110に導入するため、上流バルブ160及び下流バルブ180を開くことができる。この過程は、DUT150からのガス流を設定値で安定させるための初期化期間も含む(図1Aのステップ104)。ついで、下流バルブ180を閉じて(図1Aのステップ106)、所定時間(Δt)ガスをチャンバ140内に充填させると共に圧力を変化(ΔP)させる。この時間のあいだ、圧力センサ120と温度センサ130とによって圧力及び温度の測定値が取得される。下流バルブ180を開くと(図1Aのステップ108)、ガス流(Q)が装置110から出て、DUTから加工ツールへの通常のガスの搬送が再開する。
ROR試験中に取得された圧力測定値及び温度測定値は、ガスの流量を下記の式4で算出するために使用される。
Figure 2020502516
式中、QはMFVに流入するガス流量、VはMFVのチャンバの容積、Tstpは標準温度(273.15°K)、Pstpは標準圧力(1.01325×10Pa)、Pは測定されるチャンバ内の圧力、Tは測定温度である。ROR測定法および装置は、米国特許第7,461,549号及び米国特許第7,757,554号(これらの全内容は、参照をもって本明細書に取り入れたものとする)に詳述されている。
ROR測定の方法および装置では、一定時間のあいだガスの流入を溜め込むための十分大きな容積を有するチャンバが使用されるので、この方法及び装置の実用性は、比較的低流量(例えば、約1000標準立方センチメートル毎分(sccm)N当量以下の流量)を扱う用途にしばしば限定される。流量が高くなるほど大きなチャンバ容積が必要となるが、これはスペースの制約上、多くの加工システムにおいては実用性に欠ける場合がある。仮に大きなチャンバ容積を有するMFVを収納するスペースが加工システムにあったとしても、大きなチャンバの使用は、比較的低い流量については精度の低下につながる可能性がある。そのため、ROR法を利用したMFVは、比較的狭い範囲内の流量を検証するようにしばしば調整されている。
また、MFVが、通常のように、その場(in situ)で流量検証を行うように用いられた場合、加工ツールへのガス流が一定時間中断されることになる。加工ツールへのガス流が中断される期間は、図1Aに示すように、ラインをパージすることで最初にチャンバ空間を空にするために要する時間、ガス流を安定させるための時間、および測定値を取得する時間(すなわち、Δt)を含む。大きなチャンバ容積は、加工時間の中断が長くなり得るので、そのことからも比較的低い流量に対しては望ましくない場合がある。
しかし、測定対象となる具体的なガス又はガス混合物に関する知識がなくても利用できる点は、ROR測定法の利点である。チャンバ空間におけるマスバランスと、理想気体の状態方程式の適用とから導き出された式4は、ガス種によらず、圧力(P)、温度(T)及び体積(V)の3種類の状態変数にもとづき、測定されるガスの挙動を記述できる。
臨界ノズル(流量絞りや音速ノズルとしても知られる)は、技術分野において知られており、ガス流をチョーク流れとするために用いられる。チョーク流れでは、ノズル下流での圧力が減少してもガスの質量流量が増加しない。
チョーク流れ条件を適用するには、上流圧力(P)に対する下流圧力(P)の比を臨界圧力比未満としなければならない。この臨界圧力比は、臨界ノズルを通って流れるガスの特性により、下記の式でもとめられる。
Figure 2020502516
式中、γはガスの比熱比である。比熱比は、γ=C/C(Cは定圧でのガスの熱容量、Cは定積でのガスの熱容量である。)として定義される。
臨界ノズルは、流量検証技術で用いられてきたものである。例えば、臨界ノズルは、米国特許第7,474,968号及び米国特許第7,757,554号に記載されているように、MFVチャンバ内への一定の流量を維持しDUTに対する下流圧力の撹乱を小さくすることでROR測定の精度を向上させるために用いられてきた。
CFN法および装置は、ガス又はガス混合物の特性が判明しているときに、RORベースの方法や装置とは独立して流量を検証するために用いることができる。チョーク流れノズルを通過する流量(Q)は、下記の式6により記述できる。
Figure 2020502516
式中、C’はCFNの流出係数、AはCFNの断面積、Rは普遍気体定数、Mはガスの分子量、Tはガスの温度である。
別に式6は、以下に再掲する式3によっても記述できる。
Figure 2020502516
式中、f(M,γ)は、その気体固有のパラメータである分子量(M)及び比熱比(γ)に基づくガス特性関数である。
式3から分かるように、臨界ノズルを通過するガスの流量(Q)は、臨界ノズルの形状及びガス特性が判明している場合には、測定された上流でのガス圧力(P)と測定されたガスの温度(T)とに基づいて算出できる。
加工ツールへのガスの流れを中断することなく測定値を高速で得られる点は、CFN測定法の利点である。また、臨界ノズルは一般的に小型なので、加工システムにおいて大きなスペースを必要としない。しかし、CFN法は、段階的に断面積を減少させた複数の臨界ノズルを用いたとしても、比較的低流量の範囲内でのガス流量測定を行うためには理想的ではない。ガス流量が低下するにつれ、チョーク流れ条件の維持は難しくなる。そのため、CFN法は通常、ガス又はガス混合物が判明している場合に、比較的高流量域におけるガス流量を測定するために利用される。
図2に示すMFV200は、CFN測定法で用いる臨界ノズル202と、ROR測定法で用いるチャンバ204との両方を備え、これによって低流量域から高流量域までの用途に適用できる。MFV200は、さらに、バルブ206,208、圧力センサ210,212、および温度センサ214を備え、これらはそれぞれ、コントローラ230に接続されている。上流バルブ206はチャンバ204の入口216と接続されており、下流バルブ208はチャンバ204の出口218と接続されている。
第1の流量域内の流量の場合、流量QはMFV200により、図1Aに示すROR法を用いて式1(再掲)に従って求めることができる。
Figure 2020502516
式中、Vは既知のチャンバ204容積、Pは圧力センサ212で得られた圧力測定値、Tは温度センサ214で得られた温度測定値である。
第2の流量域の流量の場合、臨界ノズル200を通過する流量QをMFV200により、CFN法を用いて式3(再掲)に基づいて求めることができる。
Figure 2020502516
式中、Pは圧力センサ210で得られた圧力測定値、Tは温度センサ214で得られた温度測定値、f(M,γ)は試験対象のガス又はガス混合物について既知のガス特性関数である。
運転時には、必要に応じ、ROR法又はCFN法による測定に先立って、コントローラ230によって上流バルブを閉じ、下流のポンプその他の手段によりMFV200から流体を除去することにより、初期排気(真空化)工程を実施してもよい。次いで、上流バルブ206及び下流バルブ208がコントローラ230により開かれると、ガスは被検装置(DUT)250(例えば、被検MFC)から流れ出てチャンバ204の入口216及び出口218を通って流れることができる。
ROR法により流量を検証するには、次に下流バルブ208を閉じて、チャンバ204内の圧力を所定の時間にわたって上昇させながら、温度(T)及び圧力(P)の測定値を取得すればよい。流量検証を行うのに十分な時間が経つと、下流バルブ208をコントローラ230で開き、ガスをチャンバ204から放出して、通常のDUT205からのガス流を再開すればよい。あるいは、CFN法を用いる場合、圧力測定値(P)及び温度(T)測定値が取得される。これらの圧力及び温度の測定値はコントローラ230に送信され、コントローラ230で流量の検証値を算出できる。
第1の流量域は、比較的低い流量を含むことができる。その場合、例えば、ROR法のほうが高精度となり得、かつ/またはガス特性関数が未知のために、CFN法が実行できない場合がある。第2の流量域は、比較的高い流量を含むことができる。その場合、例えばCFN法のほうが高精度となり得、かつ/または、ガス特性関数が知られる場合がある。
第1の流量域と第2の流量域に含まれる流量は、重複していてもよく、MFVは流量検証過程において、ROR測定値とCFN測定値とから選択を行うことができる。例えば、ガス特性関数が既知の場合には、CFN測定値のほうがROR測定値よりも高速で取得でき、ガス搬送の中断もないので、MFVはROR測定値よりもCFN測定値のほうを選択すればよい。
図5に示すように、ホストコントローラから流量検証指令が発行されると(ステップ510)、ターゲット流量を、例えば、低(例えば、ROR法が適切)、中(例えば、ROR法またはCFN法が適切)、および高(例えば、CFN法が適切)のいずれか一つとして分類できる(ステップ520)。マルチインレット装置(図3及び図4)の場合、さらに、ターゲット流量に基づいて、適切な入口および/または適切な寸法を有する臨界ノズルを選択できる(ステップ525)。流量を安定させてから(ステップ530)、ROR法とCFN法とのいずれかにより、流量検証過程を開始できる(ステップ540)。
ROR法を選択した場合、MFVの下流バルブを閉じることができ、MFVチャンバ内の流体の圧力及び温度の測定値が得られ、流体の圧力の上昇率に基づいて流量を算出できる(ステップ550)。これらの測定値を得た後、下流バルブを開いて、流体をMFVから排出することができる(ステップ570)。CFN法を選択した場合には、MFVの臨界ノズルより上流での流体の圧力測定値を取得して、流量を算出することができる(ステップ560)。ついで、ROR法又はCFN法により検証された流量は、ホストコントローラに送信される(ステップ580)。
前述のように、CFN法による流量の検証は試験対象のガス又はガス混合物の特性に依存するが、特性は、判明していない場合もあれば、判明していたとしても不正確な場合がある。CFN測定時に与えられたガス特性情報が不正確であると、流量検証測定値も同様に不正確なものとなる。
好適には、MFV200は、臨界ノズル202を通過する流量をチャンバ204内のROR測定で得られる流量と同一であると見なして、試験対象のガスのガス特性情報を取得することができる。具体的には、臨界ノズル202の形状が判明しているとして、ノズル202を通過する流量(Q)をチャンバ204内の流量(Q)と同一であると見なすことにより、試験対象のガスのガス特性関数を、式2(再掲)で示されるように決定できる。
Figure 2020502516
第1の流量の質量流量検証時には、ROR測定で得られる圧力(P)及び温度(T)に加え、臨界ノズル202上流での圧力(P)を取得することができる。このようにして、第1の流量の初期流量検証で、ガス特性関数f(M,γ)を決定することができ、これ以後に行われる同じ流量域又は第2の流量域における流量の検証において、このガス特性関数f(M,γ)をCFN法とからめて(例えば、式3に従って)利用することができる。そこで、後続の質量流量検証過程は、より高速で実行することができ、試験対象のガス又はガス混合物の知識が別途なくとも、CFN法の利用が可能となる。
図6に示すように、ガス特性関数が未だ不明の場合や、検証済みのガス特性関数を得ることが望ましい場合には、ホストコントローラからの初期流量検証指令(ステップ610)により、ターゲット流量がROR測定に適した第1の流量域内であるか否かについての判定を行うことができる(ステップ620)。このターゲット流量が第1の流量域外であるため、用意されたMFVでROR法を用いては、ターゲット流量を確認できない場合には、ホストコントローラに報告される(ステップ630)。その他の場合、MFVのチャンバを通過する流量を安定させることにより、検証過程を開始できる(ステップ640)。流量が安定すると、MFVにおける下流バルブを閉じて、温度測及び圧力の測定値が取得される(ステップ650)。そして、これらの取得された温度及び圧力の測定値は、試験対象のガスの普遍ガス特性関数(ステップ660)の算出と、流体の圧力の上昇率に基づく流量(ステップ670)の算出のために利用できる。流量が算出された後は、下流バルブが開いてガスがMFVから排出(ステップ680)され、検証された流量はホストコントローラに送信される(ステップ690)。
図6に関して上述した過程を経たガス又はガス混合物については、それ以後の検証過程では、図5に示すようにROR法とCFN法の選択を行うことができる。
所定の範囲内の流量についてチョーク流れ条件を付与するためには、臨界ノズルは、その流量域に合わせて適切に寸法決めされたものでなければならない。そこで、MFVの流量検証可能域を広げるために、複数の臨界ノズルをMFVに備えることができる。例えば、それぞれ異なる断面積を有する複数の臨界ノズルをMFVに備えても良い。ターゲット流量に応じて、MFVの適切な臨界ノズルを選択し、検証過程に利用することができる。
図3に、複数の臨界ノズル202,302と上流バルブ206,306とを備えるMFV300を示す。上流バルブ206,306のそれぞれに、チャンバ204の入口216,316が対応付けられている。図3には2つの臨界ノズル202,302を備えたMFVが示されているが、3つ以上のノズルが備わっていてもよい。例えば、MFVに、3、4、5又は6以上の臨界ノズルが備えられていてもよい。また、図3では各バルブ206,306がそれぞれの臨界ノズル202,302の上流に設置されているが、バルブ206,306はチャンバ204への流路において臨界ノズル202,302の後側すなわち下流に設置されてもよい。
温度センサ214、圧力センサ210,212、バルブ206,208,306、および臨界ノズル202,302は、コントローラ330に接続できる。流量検証過程ではコントローラ330が、ターゲット流量と、わかっている場合には、既知のガス種(gas type)とに基づいて適切な上流バルブ(例えば、上流バルブ306)を選択できる。それ以外の全ての上流バルブ(例えば、上流バルブ206)は、流量検証過程では閉じておけばよく、これによってDUT250から出たガスを、選択された臨界ノズル(例えば、ノズル302)を通してチャンバ204へと流すことができる。
図3に示すように、圧力センサ210,212と温度センサ214は、臨界ノズル202,302とチャンバ空間204との双方で共有できる。これにより、各センサは、CFN法とROR法との両方で使用される測定値を提供するために用いることができる。あるいは、各構成部分に、別々の圧力センサや温度センサが対応付けられていてもよい。
また、図2〜図4に示すように、適切な臨界ノズルを選択し、かつ/或いは圧力及び温度のデータを受信するように構成されたコントローラを、MFV内部に配置してもよい。コントローラ230,330は、MFVに設けられた任意の数の圧力センサ及び温度センサから圧力及び温度の信号を受信するよう構成されてもよく、任意の数のバルブの動作を制御するように構成されてもよい。コントローラ230,330は、ガス計量又は監視システムと接続されたホストコントローラと通信するものであってもよい。
図4に示すように、MFV400は、CFN法が必要とされない流量検証(例えば、過渡解析等)用に、臨界ノズルを持たない流路を備えていてもよい。上流バルブ406を備える流路は、チャンバ204の入口416に接続され、上流バルブ406を開いたときに、DUT250から直接チャンバ204へガスを流すことができる。上流バルブ206,306と同じく、上流バルブ406もコントローラ330に接続でき、コントローラ330により駆動できる。
一般的にMFVは、第1の流量域内の流量について、ROR法を用いた流量の検証とガス特性関数の取得を行うように構成できる。第1の流量域には、例えば、約1sccm〜約1000sccmの流量が含まれる。MFVは、さらに、第2の流量域内の流量について、CFN法を用いた流量の検証を行うように構成できる。第2の流量域には、例えば、約1000sccm〜約50000sccmの流量が含まれる。
ただし、ROR法とCFN法のいずれかが用いられる流量域は、MFV内のチャンバの容積、MFVに含まれる臨界ノズルの数や寸法などの要因に応じて変わり得る。MFVは、約1L、約2L、約3L又は約4Lの容積を有するチャンバを備えてもよい。MFVは、約0.25mm、0.50mm又は0.75mmの寸法を有する臨界ノズルを備えてもよい。また、ROR法とCFN法とのいずれもが適切な範囲として、中流量の重複範囲を設定しもよい。例えば、約3Lのチャンバ空間及び1つの臨界ノズルを備えるMFVの場合には、低流量域が約1sccm〜約500sccmの流量を含むように定義され、中流量域が約100sccm〜約2000sccmの流量を含むように定義され、高流量域が約1000sccm〜約50000sccmの流量を含むように定義される。このようなMFVでは、低流量域または中流量域のターゲット流量に対し、初期にはROR法を選択できる。
MFVの臨界ノズルの寸法は、低流量域内の流量での使用には適さなにことがあり、そのため低流量の流量検証過程ではガスの特性関数を取得できない場合がある。一方、ターゲット流量が中流量域内であれば、ガス特性関数を取得できる。一旦、ガス特性関数が取得されると、ターゲット流量が中流量域および/または高流量域内である場合、以後の検証にはCFN法を選択できる。CFN法は高速で測定でき、ガス流の中断を必要としないので、ガスの特性が判明すれば、CFN法のほうがROR法よりも好適になり得る。
MFV200,300,400は、流量検証範囲を広げること(例えば、1sccm〜50000sccm)に加えて、外部体積の影響を受けないものとすることができる。これについては、米国特許第7,474,968号及び米国特許第7,757,554号(これらの全内容は、参照をもって本明細書に取り入れたものとする)に詳述されている。
具体的には、ROR測定時において、臨界ノズル(例えば、臨界ノズル202,302)が、ノズルを通過するガスの流量を一定に維持するよう構成され、これによってDUTに対する下流圧力の撹乱を最小化し、MFVを、MFVとDUTとの間の外部体積の影響を実質的に受けない構成とすることができる。チャンバ圧力(P)と臨界ノズルの上流での圧力(P)との比が臨界圧力比未満(式5)であるかぎりにおいて、ROR測定時にDUTの下流圧力がチャンバ内の圧力上昇の影響を受けなくなる。このような条件下ではROR測定の精度が向上し、外部体積の決定及び補正(時間がかかるプロセスである)が不要となる。
ガス種がわかっており、複数の入口を備えるMFV(例えば、MFV200,300)が用意されている状況下では、コントローラ230,330は、ROR測定期間のあいだ
に用いる適切なサイズの臨界ノズルを選択し、ROR測定期間にわたって、チャンバ圧力(P)と上流圧力(P)との比が臨界圧力比を超えないようにできる。
他方、最初ガス種が未知で、かつ/或いは単一の入口を備えたMFV(例えば、MFV100等)が用いられる状況下では、臨界ノズルが、少なくとも短時間の臨界流期間のあいだは、大半のガスに対して臨界流を付与し得る寸法とすればよい。そして、短時間の臨界流期間のあいだに、未知のガスについての初期ROR測定を実行できる。米国特許第7,474,968号に詳述されているように、臨界流期間とは、下流バルブが完全に閉じられた瞬間と上昇するチャンバ圧力が臨界圧力比を上回った瞬間との間の期間として定義できる。つまり、ROR測定の検証時間が臨界流期間内に収まる場合、上昇するチャンバ圧力がDUTの下流圧力に影響を及ぼさずノズルを通過する流量が一定となり、外部体積に左右されないものとなる。SFなどの分子量の大きなガスは、He,Hなどの分子量の小さなガスよりも臨界流期間が長いことが知られている。よって、MFVは、小さな寸法を有する臨界ノズルと、分子量が小さいガスについても臨界流期間内に収まる短時間の検証期間のあいだに初期ROR測定値を取得するように構成されたコントローラとを備えるものとすることができる。
一旦、ガス特性関数が決定されると、複数の入口を備えるMFVでは、後続のROR測定を異なる寸法の臨界ノズルを用いて実行し、臨界流期間をより長いものとして、流量検証の精度をさらに向上させることができる。
本明細書で引用したあらゆる特許、特許出願公開公報及び刊行物の全教示内容は、参照をもって本明細書に取り入れたものとする。
本発明を例的な実施形態を参照しながら具体的に図示・説明したが、当業者であれば、添付の特許請求の範囲に包含される本発明の範囲を逸脱しない範疇で、形態や細部に様々な変更が施されてもよいことを理解するであろう。
110、200、300、400 質量流量検証装置(MVF)
120、210、212 圧力センサ
130,214 温度センサ
140、204、 MVFチャンバ
150、250 被検装置
160、206、306、406 上流バルブ
180 下流バルブ
202、302 臨界ノズル
218 チャンバ出口
230 コントローラ
216、316、416 チャンバ入口

本発明を例的な実施形態を参照しながら具体的に図示・説明したが、当業者であれば、添付の特許請求の範囲に包含される本発明の範囲を逸脱しない範疇で、形態や細部に様々な変更が施されてもよいことを理解するであろう。
なお、本発明は、実施の態様として以下の内容を含む。
〔態様1〕
流体を収容するように構成されたチャンバと、
前記チャンバの上流でチャンバと直列に接続された臨界ノズルと、
前記チャンバ内の流体の圧力を検出する第1の圧力センサと、
前記臨界ノズルの上流での流体の圧力を検出する第2の圧力センサと、
コントローラとを備え、
前記コントローラは、(i)第1の流量域では、前記第1の圧力センサにより検出された前記流体の圧力の上昇率に基づいて第1の流量を測定し、前記第1の圧力センサにより検出された圧力と前記第2の圧力センサにより検出された圧力とに基づいて前記流体のガス特性関数を決定し、(ii)第2の流量域では、前記第2の圧力センサにより検出された圧力と決定された前記ガス特性関数とに基づいて第2の流量を測定することにより、前記流体の流量を検証するように構成されたものである、
質量流量検証装置。
〔態様2〕
態様1に記載の質量流量検証装置において、前記コントローラが、さらに以後の前記流体の流量を検証するために、上昇率測定値と臨界ノズル測定値とから選択して取得を行うように構成されている、質量流量検証装置。
〔態様3〕
態様2に記載の質量流量検証装置において、前記コントローラが、低流量域の流量については前記上昇率測定値の取得を選択するように構成されている、質量流量検証装置。
〔態様4〕
態様3に記載の質量流量検証装置において、前記低流量域が、約1sccm〜約1000sccmの流量範囲を含む、質量流量検証装置。
〔態様5〕
態様2に記載の質量流量検証装置において、前記コントローラが、高流量域の流量については前記臨界ノズル測定値の取得を選択するように構成されている、質量流量検証装置。
〔態様6〕
態様5に記載の質量流量検証装置において、前記高流量域が、約1000sccm〜約50000sccmの流量範囲を含む、質量流量検証装置。
〔態様7〕
態様1から6のいずれか一態様に記載の質量流量検証装置において、前記第1の流量域と前記第2の流量域とが、重複する流量を含む、質量流量検証装置。
〔態様8〕
態様1から7のいずれか一態様に記載の質量流量検証装置において、前記コントローラが、さらに、前記流体の温度と前記臨界ノズルの既知の形状とに基づいて前記ガス特性関数を算出するように構成されている、質量流量検証装置。
〔態様9〕
態様1から8のいずれか一態様に記載の質量流量検証装置において、前記コントローラが、上昇率測定に従い、下記の式で与えられる前記第1の流量Q を算出するように構成されている、質量流量検証装置。
Figure 2020502516
式中、Vは前記チャンバの容積、P は前記チャンバ内の前記流体の検出された圧力、Tは前記流体の検出された温度である。
〔態様10〕
態様9に記載の質量流量検証装置において、前記コントローラが、さらに、前記流体の分子量Mと比熱比γとに基づく前記ガス特性関数f(M,γ)を、下記の式に従って決定するように構成されている、質量流量検証装置。
Figure 2020502516
式中、P は前記臨界ノズルの上流で検出された前記流体の圧力、C’は前記臨界ノズルの流出係数、Aは前記臨界ノズルのスロート部の断面積である。
〔態様11〕
態様10に記載の質量流量検証装置において、前記コントローラが、臨界ノズル測定に従い、下記の式で与えられる前記第2の流量Q を算出するように構成されている、質量流量検証装置。
Figure 2020502516
〔態様12〕
態様1から11のいずれか一態様に記載の質量流量検証装置において、さらに前記チャンバの出口に設置された下流バルブを備え、前記コントローラが、さらに、前記下流バルブを閉じて前記チャンバ内の流体圧力を上昇させるように構成されている、質量流量検証装置。
〔態様13〕
態様1から12のいずれか一態様に記載の質量流量検証装置において、さらに温度センサを備え、前記第1及び第2の流量が、検出された前記流体の温度にも基づいたものである、質量流量検証装置。
〔態様14〕
態様1から13のいずれか一態様に記載の質量流量検証装置において、前記チャンバの容積が、約3L以下である、質量流量検証装置。
〔態様15〕
態様1から14のいずれか一態様に記載の質量流量検証装置において、前記チャンバの容積が、約1L以下である、質量流量検証装置。
〔態様16〕
態様1から15のいずれか一態様に記載の質量流量検証装置において、さらに前記チャンバと接続された、互いに並列する複数の臨界ノズルを備え、少なくとも2つの前記臨界ノズルのスロート部が、異なる断面積を有している、質量流量検証装置。
〔態様17〕
態様16に記載の質量流量検証装置において、前記コントローラが、さらに、前記複数の臨界ノズルのうちの一つの臨界ノズルを、該臨界ノズルに対応付けられた上流バルブを開いて他の臨界ノズルに対応付けられた上流バルブを閉じることによって選択的に駆動するように構成されている、質量流量検証装置。
〔態様18〕
態様1から17のいずれか一態様に記載の質量流量検証装置において、前記臨界ノズルが、前記第1の流量の測定時に外部体積の影響を受けないように構成されている、質量流量検証装置。
〔態様19〕
態様1から18のいずれか一態様に記載の質量流量検証装置において、前記コントローラが、臨界流期間内に前記第1の流量を測定するように構成されている、質量流量検証装置。
〔態様20〕
流量を検証する方法であって、
流体を質量流量検証装置のチャンバ内へと導入する過程と、
前記チャンバ内の前記流体の圧力を経時的に検出する過程と、
前記チャンバ内の前記流体の圧力の上昇率に基づいて第1の流量を算出する過程とを備える、第1の流量域内の流量検証プロセスと、
前記第1の圧力センサにより検出された圧力と前記第2の圧力センサにより検出された圧力とに基づいて、前記流体のガス特性関数を決定するプロセスと、
前記質量流量検証装置の臨界ノズルの上流での前記流体の圧力を検出する過程と、
検出された前記上流での圧力と、決定された前記ガス特性関数とに基づいて第2の流量を算出する過程とを備える、第2の流量域内の流量検証プロセスと、
を備える方法。
〔態様21〕
態様20に記載の方法において、前記流体が、未知のガス又はガス混合物である、方法。
〔態様22〕
態様20または21に記載の方法において、さらに、
前記流体の後続の流量を測定するために、上昇率測定値と臨界ノズル測定値とから選択して取得を行うプロセス、
を備える、方法。
〔態様23〕
態様22に記載の方法において、低流量については上昇率測定値の取得が選択され、比較的高流量については臨界ノズル測定値の取得が選択される、方法。
〔態様24〕
態様20から23のいずれか一態様に記載の方法において、さらに、
複数の臨界ノズルから、前記流体の後続の流量を測定するための臨界ノズルを選択する過程、
を備える、方法。
〔態様25〕
態様20から24のいずれか一態様に記載の方法において、前記チャンバ内の前記流体の圧力を検出する過程が、臨界流期間内に行われる、方法。
〔態様26〕
質量流量検証装置の検証可能流量域を拡大する方法であって、
低流量については、上昇率法を用いて流体の流量を測定する過程と、
中流量については、上昇率法を用いて前記流体の流量を測定する過程、および前記流体のガス特性関数を決定する過程と、
高流量については、決定された前記ガス特性関数を利用した臨界ノズル法を用いて前記流体の流量を測定する過程と、
を備える、方法。
〔態様27〕
流体を収容するように構成されたチャンバと、
前記チャンバと接続された臨界ノズルと、
前記チャンバ内の流体の圧力を検出する第1の圧力センサと、
前記臨界ノズルの上流での流体の圧力を検出する第2の圧力センサと、
前記流体の流量を、(i)第1の流量域では、前記第1の圧力センサにより検出された前記流体の圧力の上昇率に基づいて第1の流量を測定することにより、(ii)第2の流量域では、前記第2の圧力センサにより検出された圧力に基づいて第2の流量を測定することにより、検証するように構成されたコントローラと、
を備える、質量流量検証装置。
〔態様28〕
流量を検証する方法であって、
第1の流量域内の流量を検証するために、
流体を質量流量検証装置のチャンバ内へと導入する過程と、
前記チャンバ内の前記流体の圧力を経時的に検出する過程と、
前記チャンバ内の前記流体の圧力の上昇率に基づいて第1の流量を算出する過程とを備え、
第2の流量域内の流量を検証するために、
前記質量流量検証装置の臨界ノズルの上流での前記流体の圧力を検出する過程と、
検出された上流での前記圧力に基づいて第2の流量を算出する過程とを備える、
方法。

Claims (28)

  1. 流体を収容するように構成されたチャンバと、
    前記チャンバの上流でチャンバと直列に接続された臨界ノズルと、
    前記チャンバ内の流体の圧力を検出する第1の圧力センサと、
    前記臨界ノズルの上流での流体の圧力を検出する第2の圧力センサと、
    コントローラとを備え、
    前記コントローラは、(i)第1の流量域では、前記第1の圧力センサにより検出された前記流体の圧力の上昇率に基づいて第1の流量を測定し、前記第1の圧力センサにより検出された圧力と前記第2の圧力センサにより検出された圧力とに基づいて前記流体のガス特性関数を決定し、(ii)第2の流量域では、前記第2の圧力センサにより検出された圧力と決定された前記ガス特性関数とに基づいて第2の流量を測定することにより、前記流体の流量を検証するように構成されたものである、
    質量流量検証装置。
  2. 請求項1に記載の質量流量検証装置において、前記コントローラが、さらに以後の前記流体の流量を検証するために、上昇率測定値と臨界ノズル測定値とから選択して取得を行うように構成されている、質量流量検証装置。
  3. 請求項2に記載の質量流量検証装置において、前記コントローラが、低流量域の流量については前記上昇率測定値の取得を選択するように構成されている、質量流量検証装置。
  4. 請求項3に記載の質量流量検証装置において、前記低流量域が、約1sccm〜約1000sccmの流量範囲を含む、質量流量検証装置。
  5. 請求項2に記載の質量流量検証装置において、前記コントローラが、高流量域の流量については前記臨界ノズル測定値の取得を選択するように構成されている、質量流量検証装置。
  6. 請求項5に記載の質量流量検証装置において、前記高流量域が、約1000sccm〜約50000sccmの流量範囲を含む、質量流量検証装置。
  7. 請求項1から6のいずれか一項に記載の質量流量検証装置において、前記第1の流量域と前記第2の流量域とが、重複する流量を含む、質量流量検証装置。
  8. 請求項1から7のいずれか一項に記載の質量流量検証装置において、前記コントローラが、さらに、前記流体の温度と前記臨界ノズルの既知の形状とに基づいて前記ガス特性関数を算出するように構成されている、質量流量検証装置。
  9. 請求項1から8のいずれか一項に記載の質量流量検証装置において、前記コントローラが、上昇率測定に従い、下記の式で与えられる前記第1の流量Qを算出するように構成されている、質量流量検証装置。
    Figure 2020502516
    式中、Vは前記チャンバの容積、Pは前記チャンバ内の前記流体の検出された圧力、Tは前記流体の検出された温度である。
  10. 請求項9に記載の質量流量検証装置において、前記コントローラが、さらに、前記流体の分子量Mと比熱比γとに基づく前記ガス特性関数f(M,γ)を、下記の式に従って決定するように構成されている、質量流量検証装置。
    Figure 2020502516
    式中、Pは前記臨界ノズルの上流で検出された前記流体の圧力、C’は前記臨界ノズルの流出係数、Aは前記臨界ノズルのスロート部の断面積である。
  11. 請求項10に記載の質量流量検証装置において、前記コントローラが、臨界ノズル測定に従い、下記の式で与えられる前記第2の流量Qを算出するように構成されている、質量流量検証装置。
    Figure 2020502516
  12. 請求項1から11のいずれか一項に記載の質量流量検証装置において、さらに前記チャンバの出口に設置された下流バルブを備え、前記コントローラが、さらに、前記下流バルブを閉じて前記チャンバ内の流体圧力を上昇させるように構成されている、質量流量検証装置。
  13. 請求項1から12のいずれか一項に記載の質量流量検証装置において、さらに温度センサを備え、前記第1及び第2の流量が、検出された前記流体の温度にも基づいたものである、質量流量検証装置。
  14. 請求項1から13のいずれか一項に記載の質量流量検証装置において、前記チャンバの容積が、約3L以下である、質量流量検証装置。
  15. 請求項1から14のいずれか一項に記載の質量流量検証装置において、前記チャンバの容積が、約1L以下である、質量流量検証装置。
  16. 請求項1から15のいずれか一項に記載の質量流量検証装置において、さらに前記チャンバと接続された、互いに並列する複数の臨界ノズルを備え、少なくとも2つの前記臨界ノズルのスロート部が、異なる断面積を有している、質量流量検証装置。
  17. 請求項16に記載の質量流量検証装置において、前記コントローラが、さらに、前記複数の臨界ノズルのうちの一つの臨界ノズルを、該臨界ノズルに対応付けられた上流バルブを開いて他の臨界ノズルに対応付けられた上流バルブを閉じることによって選択的に駆動するように構成されている、質量流量検証装置。
  18. 請求項1から17のいずれか一項に記載の質量流量検証装置において、前記臨界ノズルが、前記第1の流量の測定時に外部体積の影響を受けないように構成されている、質量流量検証装置。
  19. 請求項1から18のいずれか一項に記載の質量流量検証装置において、前記コントローラが、臨界流期間内に前記第1の流量を測定するように構成されている、質量流量検証装置。
  20. 流量を検証する方法であって、
    流体を質量流量検証装置のチャンバ内へと導入する過程と、
    前記チャンバ内の前記流体の圧力を経時的に検出する過程と、
    前記チャンバ内の前記流体の圧力の上昇率に基づいて第1の流量を算出する過程とを備える、第1の流量域内の流量検証プロセスと、
    前記第1の圧力センサにより検出された圧力と前記第2の圧力センサにより検出された圧力とに基づいて、前記流体のガス特性関数を決定するプロセスと、
    前記質量流量検証装置の臨界ノズルの上流での前記流体の圧力を検出する過程と、
    検出された前記上流での圧力と、決定された前記ガス特性関数とに基づいて第2の流量を算出する過程とを備える、第2の流量域内の流量検証プロセスと、
    を備える方法。
  21. 請求項20に記載の方法において、前記流体が、未知のガス又はガス混合物である、方法。
  22. 請求項20または21に記載の方法において、さらに、
    前記流体の後続の流量を測定するために、上昇率測定値と臨界ノズル測定値とから選択して取得を行うプロセス、
    を備える、方法。
  23. 請求項22に記載の方法において、低流量については上昇率測定値の取得が選択され、比較的高流量については臨界ノズル測定値の取得が選択される、方法。
  24. 請求項20から23のいずれか一項に記載の方法において、さらに、
    複数の臨界ノズルから、前記流体の後続の流量を測定するための臨界ノズルを選択する過程、
    を備える、方法。
  25. 請求項20から24のいずれか一項に記載の方法において、前記チャンバ内の前記流体の圧力を検出する過程が、臨界流期間内に行われる、方法。
  26. 質量流量検証装置の検証可能流量域を拡大する方法であって、
    低流量については、上昇率法を用いて流体の流量を測定する過程と、
    中流量については、上昇率法を用いて前記流体の流量を測定する過程、および前記流体のガス特性関数を決定する過程と、
    高流量については、決定された前記ガス特性関数を利用した臨界ノズル法を用いて前記流体の流量を測定する過程と、
    を備える、方法。
  27. 流体を収容するように構成されたチャンバと、
    前記チャンバと接続された臨界ノズルと、
    前記チャンバ内の流体の圧力を検出する第1の圧力センサと、
    前記臨界ノズルの上流での流体の圧力を検出する第2の圧力センサと、
    前記流体の流量を、(i)第1の流量域では、前記第1の圧力センサにより検出された前記流体の圧力の上昇率に基づいて第1の流量を測定することにより、(ii)第2の流量域では、前記第2の圧力センサにより検出された圧力に基づいて第2の流量を測定することにより、検証するように構成されたコントローラと、
    を備える、質量流量検証装置。
  28. 流量を検証する方法であって、
    第1の流量域内の流量を検証するために、
    流体を質量流量検証装置のチャンバ内へと導入する過程と、
    前記チャンバ内の前記流体の圧力を経時的に検出する過程と、
    前記チャンバ内の前記流体の圧力の上昇率に基づいて第1の流量を算出する過程とを備え、
    第2の流量域内の流量を検証するために、
    前記質量流量検証装置の臨界ノズルの上流での前記流体の圧力を検出する過程と、
    検出された上流での前記圧力に基づいて第2の流量を算出する過程とを備える、
    方法。
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