JP2020205024A - 予約オーダー処理システム、予約オーダー処理方法およびソフトウエア - Google Patents
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Abstract
Description
このような飲食店では、POSレジやキッチンプリンタを含むオーダー処理システムが導入されており、飲食物の注文(オーダー)を受けた時に、キッチンプリンタから調理指示伝票が印刷されるようになっている。
しかし、メモ欄の記載を見落としたり、店内での注文(通常オーダー)と予約オーダーが重なったりして、予約オーダーの効率的な処理が必ずしも実現されていない。
図1は、実施形態の予約オーダー処理システム1の構成例を示す模式図である。
図2は、予約オーダー処理システム1の主要なハードウエア構成を示す図である。
図3は、データテーブルを示す図であって、(a)品目情報、(b)調理人特性情報、(c)注文情報である。
ハードディスク123は、品目情報を集約したメニューデーターベースを有する。
品目情報には、品目、価格、調理時間等が含まれる(図3(a)参照)。
調理時間は、各メニューの品目(飲食物)の標準的な調理時間である。この調理時間情報は、店舗の管理者等が任意に設定(増減)することができるようになっている。
調理人特性情報には、調理担当者番号、勤務時間、担当品目、熟練度等が含まれる(図3(b)参照)。
担当品目は、その調理担当者が調理を担当する飲食物名である。
調理担当者の熟練度は、例えば3段階評価される。熟練度が高くなるにしたがってレベルの数値が大きくなる。この調理人特性情報は、店舗の管理者等が任意に設定(追加・修正・削除)できるようになっている。
調理指示情報は、顧客が注文した品目情報等をキッチンの調理担当者に指示する通知情報である。
調理指示情報には、伝票番号、品目、数量、受付時間、予約時間、調理担当者番号、調理開始時刻等が含まれる(図3(c)参照)。
KDサーバー3は、オーダーステーション2から調理指示情報を受信して、キッチンディスプレイ4に調理指示情報を表示させる。
キッチンディスプレイ4は、調理指示情報を表示する表示装置である。キッチンディスプレイ4は、KDサーバー3からオーダー情報を受信して、調理指示情報を表示する。
例えば、KDサーバー3は、キッチンディスプレイ4に表示した調理指示情報の表示色を区別したり、キッチンディスプレイ4における調理指示情報の表示領域を変更(移動)したりして、調理待ちや調理済み状況等をリアルタイムに通知する。これにより、キッチンの調理担当者に調理状況等が情報伝達される。
KDサーバー3とキッチンディスプレイ4は、キッチンプリンタ5と同様に、出力部として機能する。
無線通信ユニット7は、店舗の天井などに設置されて、ハンディターミナル9と無線通信を行う。
ハンディターミナル9は、演算処理部191、メモリ192、操作部193、表示部194、通信部135等を備える。
ハンディターミナル9には、注文品目、数量などのオーダー情報が入力される。ハンディターミナル9に入力された情報は、オーダーステーション2に送信される。
また、ハンディターミナル9には、予約オーダーが入力される場合もある。予約オーダーとは、受取時刻を指定した注文である。
オーダーステーション2には、本部管理サーバー12を介して予約オーダーが入力(送信)される場合もある。つまり、予約オーダー処理システム1では、飲食物のネット予約も可能である。具体的には、本部管理サーバー12は、予約用Webサイトを有し、この予約用Webサイトに入力された予約オーダーをオーダーステーション2に送信する。
図4は、一実施形態の予約オーダー処理方法を示すフローチャートである。
図5は、ハンディターミナル9の予約入力画面の例を示す図である。
図6は、キッチンプリンタ5から出力される調理指示伝票であって、(a)通常オーダー時、(b)予約オーダー時、(c)予約オーダー実行時である。
最初に、通常オーダー処理、すなわち店舗内での注文の受付処理について説明する。
店舗内での注文は、ハンディターミナル9を介して予約オーダー処理システム1が受け付ける(ステップS1)。
具体的には、店舗において、店員が来店した顧客から直接注文を聞き取る。店員は、注文内容をハンディターミナル9に入力する。ハンディターミナル9に入力された情報(オーダー情報)は、オーダーステーション2に向けて送信される。
図5に示すように、ハンディターミナル9の表示部194には、注文画面Dが表示される。注文画面Dには、現在時刻を表示する領域D1や予約時間(受取時刻)を入力する領域D2が設けられる。領域D1には、例えば「10:50」と表示される。
通常オーダーの場合には、店員は、予約時間を入力する領域D2を空欄(未入力)にしたまま、オーダーステーション2に向けてオーダー情報を送信する。
通常オーダーの場合には、オーダー情報に予約時間が含まれない(ステップS2:No)。このため、オーダーステーション2は、オーダー情報から調理指示情報を生成し、この調理指示情報をKDサーバー3やキッチンプリンタ5に向けて送信する。この調理指示情報には、予約時間(受取時刻)、調理担当者番号、調理開始時刻は含まれない。
調理指示伝票Haの領域H1には、注文品の受取時刻が記載される。通常オーダーの場合には、即時に調理を開始する必要があるため、領域H1は空欄(不記載)である。
また、調理指示伝票Haには、出力された時間を表示する領域H2が設けられる。領域H2には、例えば「2019年8月29日 10:51」と記載される。
さらに、調理指示伝票Haには、伝票番号を表示する領域H3、調理担当者を表示する領域H4、注文品名と注文数を表示する領域H5が設けられる。領域H3には、例えば「99999」と記載される。領域H4は、は空欄(不記載)または例えば「XXX」と記載される。領域H5には、例えば「AAA 10」と記載される。
キッチンプリンタ5から調理指示伝票Haが印刷されることにより、キッチンの調理担当者に調理指示が伝達される。
これにより、キッチンの調理担当者に調理指示が伝達され、したがって、調理担当者は、調理指示に従って調理を開始する。
次に、予約オーダー処理、すなわち受取時刻を指定した注文の処理について説明する。受取時刻を指定した注文(予約)とは、例えば持ち帰り弁当の販売予約が該当する。
予約受付は、ハンディターミナル9や本部管理サーバー12が提供する予約用Webサイトを介して、予約オーダー処理システム1が受け付ける(ステップS1、注文受付工程)。
具体的には、顧客が店外から店舗に入電し、店員が顧客から直接注文を聞き取る。店員は、注文内容をハンディターミナル9に入力する。このとき、店員は、顧客から持ち帰り弁当等の注文品を受取時刻も併せて聞き取り、この受取時刻をハンディターミナル9に入力する。
このように、予約オーダーは、受取時刻を指定する点で、通常オーダーとは異なる。
そして、現在時刻が例えば10:50のときに、ハンディターミナル9に入力された情報(予約オーダー)がオーダーステーション2に送信される。
スマートフォン等の情報端末13のディスプレイには、予約時間を入力する欄が表示される(不図示)。顧客は、予約時間の欄に受取時刻を入力して、現在時刻が例えば10:50のときに、オーダーステーション2に向けてオーダー情報を送信する。
顧客が予約用Webサイトに入力した情報(オーダー情報)は、本部管理サーバー12からインターネットNを介してオーダーステーション2に送信される。
予約オーダーの場合には、オーダー情報に予約時間が含まれる(ステップ2:Yes)。
オーダーステーション2は、ハードディスク123に記憶された調理人特性情報を参照して、注文品を調理する調理担当者を選定する。特に、調理人特性情報のうちの勤務時間と担当品目を参照して、調理担当者を選定する。
オーダーステーション2は、調理担当者を選定すると同時に、予約オーダー実行時(調理開始時刻)を求める。予約オーダー実行時については、後述する。
そして、この調理指示情報をKDサーバー3やキッチンプリンタ5に向けて即時に送信する(出力工程)。この調理指示情報には、予約時間(受取時刻)、調理担当者番号、調理開始時刻が含まれる。
調理指示伝票Hbの領域H1には、注文品の受取時刻が記載される。予約オーダーの場合には、領域H1予約時間(受取時刻)が記載される。調理指示伝票Hbの領域H1には、例えば「予約時間 12:30」と記載される。
また、調理指示伝票Hbには、出力された時間を表示する領域H2が設けられる。領域H2には、例えば「2019年8月29日 10:51」と記載される。
さらに、調理指示伝票Hbには、伝票番号を表示する領域H3、調理担当者を表示する領域H4、注文品名と注文数を表示する領域H5が設けられる。領域H3には、例えば「9999」と記載される。領域H4には、例えば「XXX」と記載される。領域H5には、例えば「AAA 10」と記載される。
キッチンプリンタ5から調理指示伝票Hbが印刷されることにより、キッチンの調理担当者に、予約オーダーを受けたことおよび注文品の受取時刻が伝達される。
キッチンディスプレイ4は、KDサーバー3の指示に基づいて、調理指示情報を表示する(ステップS5)。この調理指示情報には、受取時刻(予約時間)が含まれる。
これにより、キッチンの調理担当者に、予約オーダーを受けたことおよび注文品の受取時刻が伝達される。
これにより、調理担当者は、予約オーダーの存在を意識することができる。
予約オーダー実行時でない場合(ステップ6:No)、オーダーステーション2は、予約オーダー実行時まで待機する。
そして、オーダーステーション2は、予約オーダー実行時になる(ステップ6:Yes)と、調理指示情報を再度、KDサーバー3やキッチンプリンタ5に向けて送信する。この調理指示情報には、予約時間(受取時刻)が含まれる。2度目の調理指示情報は、リマインダーとして機能する。
オーダーステーション2は、この調理開始時刻に調理指示情報をKDサーバー3やキッチンプリンタ5に向けて送信する。
これにより、予約オーダーされた飲食物が受取時刻に遅れることなく確実に調理されて、顧客に提供することが可能となる。
これにより、受取時間には、注文品AAAの調理が完了し、顧客に確実に提供できる
この調理指示伝票Hcは、予約オーダーされた飲食物の調理開始を知らせる調理開始伝票である。
調理指示伝票Hcの領域H1には、注文品の受取時刻が記載される。予約オーダーの場合には、領域H1に予約時間(受取時刻)が記載される。調理指示伝票Hcの領域H1には、例えば「リマインダー 12:30」と記載される。
また、調理指示伝票Hcには、出力された時間(調理開始時刻)を表示する領域H2が設けられる。領域H2には、例えば「2019年8月29日 12:00」と記載される。
さらに、調理指示伝票Hcには、伝票番号を表示する領域H3、調理担当者を表示する領域H4、注文品名と注文数を表示する領域H5が設けられる。領域H3には、例えば「99999」と記載される。領域H4には、例えば「XXX」と記載される。領域H5には、例えば「AAA 10」と記載される。
キッチンプリンタ5から調理指示伝票Hcが印刷されることにより、キッチンの調理担当者(XXX)に、予約オーダーされた飲食物の調理開始時刻(予約オーダー実行時)が伝達される。
キッチンディスプレイ4は、KDサーバー3の指示に基づいて、調理指示情報を再度表示する(ステップS7)。この調理指示情報には、表示時刻(調理開始時刻)と受取時刻(予約時間)が含まれる。
これにより、キッチンの調理担当者に、予約オーダーされた飲食物の調理開始時刻(予約オーダー実行時)が伝達される。
これにより、調理担当者は、予約オーダーされた飲食物の調理を忘却することなく、適時に開始することができる。
オーダーステーション2は、予約時間、注文品の標準的な調理時間および調理人特性情報(熟練度情報)に基づいて、調理担当者に対応する予約オーダー実行時(調理開始時刻)を求める。
オーダーステーション2には、品目情報と調理人特性情報が記憶されている。品目情報には、各品目(飲食物)の標準的な調理時間情報が含まれている。調理人特性情報には、調理担当者の熟練度情報が含まれている。
オーダーステーション2は、調理担当者の熟練度情報に応じて標準的な調理時間を補正して、この調理担当者が注文品を調理するに要する時間を求める。
上述した例では、受取時刻(12:30)の35分前(11:55)に調理指示情報が、キッチンプリンタ5等に向けて送信される。つまり、調理熟練度がレベル2の調理担当者XXXの場合よりも5分早く調理指示伝票Hcが印刷される。
調理指示伝票Hcの領域H1には「リマインダー 12:30」、領域H2には「2019年8月29日 11:55」と記載される。領域H3には「99999」、領域H4には「YYY」、領域H5には「AAA 10」と表示される。
上述した例では、受取時刻(12:30)の25分前(12:05)に調理指示情報がキッチンプリンタ5等に向けて送信される。つまり、調理熟練度がレベル2の調理担当者XXXの場合よりも5分遅く調理指示伝票Hcが印刷される。
調理指示伝票Hcの領域H1には「リマインダー 12:30」、領域H2には「2019年8月29日 12:05」と記載される。領域H3には「99999」、領域H4には「ZZZ」、領域H5には「AAA 10」と表示される。
また、調理人特性情報は、飲食物の品目毎に任意設定可能である。調理時間が調理担当者の調理熟練度に影響されやすい品目では調理熟練度を多段階に設定し、影響されにくい品目では調理熟練度を1〜2段階に設定するなどしてもよい。
このように、オーダーステーション2が、各調理担当者の特性(調理人特性情報)に基づいて調理開始時刻を求めるので、飲食物(予約品)の提供を適時に行うことができる。
すなわち、ハンディターミナル9(または顧客所有のスマートフォン等の情報端末13)は、飲食物のオーダーを受け付けてオーダーステーション2にオーダー情報を送信する。オーダーステーション2は、飲食物の品目情報と調理人特性情報を有し、オーダー情報を受信して調理指示情報を送信する。キッチンプリンタ5(またはKDサーバー3およびキッチンディスプレイ4)は、調理指示情報を受信して印刷する。そして、ハンディターミナル9は、受取時刻を指定したオーダー情報を送信する。オーダーステーション2は、受取時刻、品目情報および調理人特性情報に基づいて調理開始時刻を求め、調理開始時刻に調理指示情報を送信する。
これにより、調理担当者は、予約オーダーされた飲食物の調理開始を忘却することなく、適時に調理を開始することができる。また、飲食物の提供が安定して、提供遅れが減少する。
また、調理人特性情報(調理熟練度)は、飲食物の品目毎に任意に設定可能である。例えば、品目AAAに対しては調理熟練度を5段階に設定し、品目BBBに対しては調理熟練度を2段階に設定する。
これにより、飲食物の提供がさらに安定して、提供遅れをなくすことができる。
2 オーダーステーション(コンピュータ)
3 KDサーバー
4 キッチンディスプレイ(出力部)
5 キッチンプリンタ(出力部)
6 POSレジスタ
7 無線通信ユニット
8 通信回線
9 ハンディターミナル(注文受付部)
11 ターミナルアダプタ
12 本部管理サーバー
13 情報端末
N インターネット
Claims (5)
- 飲食物のオーダーを受け付けて、オーダー情報を送信する注文受付部と、
前記飲食物の品目情報と調理人特性情報を有し、前記オーダー情報を受信して、前記オーダー情報に基づく調理指示情報を送信するオーダーステーションと、
前記調理指示情報を受信して表示または印刷する出力部と、
を備え、
前記注文受付部は、受取時刻を指定したオーダー情報を送信し、
前記オーダーステーションは、前記受取時刻、前記品目情報および前記調理人特性情報に基づいて調理開始時刻を求め、前記調理開始時刻に前記調理指示情報を送信する、予約オーダー処理システム。 - 前記調理人特性情報は、調理人毎に任意設定可能である、請求項1に記載の予約オーダー処理システム。
- 前記調理人特性情報は、飲食物の品目毎に任意設定可能である、請求項1に記載の予約オーダー処理システム。
- 飲食物のオーダーを受け付けてオーダー情報を生成する注文受付工程と、
前記オーダー情報に基づく調理指示情報を生成する調理指示生成工程と、
前記調理指示情報を表示または印刷する出力工程と、
を有し、
前記注文受付工程において、受取時刻を指定したオーダー情報を生成し、
前記調理指示生成工程において、前記飲食物の品目情報と調理人特性情報に基づいて調理開始時刻を求め、
前記出力工程において、前記調理開始時刻に前記調理指示情報を表示または印刷する、予約オーダー処理方法。 - コンピュータを、
飲食物の品目情報と調理人特性情報を集約すると共に、受取時刻を指定した飲食物のオーダー情報を受け付ける注文集約手段と、
前記受取時刻、前記品目情報および前記調理人特性情報に基づいて調理開始時刻を求める調理開始時刻算出手段と、
前記オーダー情報に基づく調理指示情報を生成して、前記調理開始時刻に前記調理指示情報を表示または印刷させる出力制御手段と、
して機能させるためのプログラム。
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- 2019-09-20 JP JP2019172157A patent/JP2020205024A/ja active Pending
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